-かよちんバス乗車中-


花陽「……」

花陽「……」ｳﾄｳﾄ

花陽「ハッ…！」

花陽「いけない…寝ちゃったら乗り過ごしちゃう」

花陽「ちゃんと起きてなきゃ…我慢我慢」

花陽「……」

花陽「ｽﾔｧ…」Zzz…



-そして-

花陽「ハッ！？ね、寝ちゃってた！？」

花陽「ここどこ…あ、まだ二つ目のバス停かぁ…よかったぁ」

運転手「お客さん、もう二往復してるけど何処で降りるの？」

花陽「ﾅ゛ﾝ゛ﾃ゛ｵ゛ｼ゛ｴ゛ﾃ゛ｸ゛ﾚ゛ﾅ゛ｲ゛ﾉ゛ｫ゛⁉」

真姫「真姫ちゃん可愛い～？」

穂乃果「かきくけこ！」

真姫「真姫ちゃん好き好き～？」

穂乃果「さしすせそ！」

真姫「真姫ちゃんにこにこ～？」

穂乃果「なにぬねの！」

真姫「真姫ちゃんハメハメ～？」

穂乃果「五千円！」

海未「えっ」

にこ「ちょっと！安過ぎるじゃない！？せめて五万って言いなさいよ！」

海未「えぇ…」

凛「ガソリンスタンドの、洗車する大っきな機械あるじゃん？」

ことり「うんっ」

凛「凛あれじみに好きなんだよねー。何かこう、異世界の扉が開かれるみたいな感じ？」

ことり「あっ、それちょっと分かるかも」

ことり「洗車する大っきなブラシがガラスに引っ付いて、うるさい音と一緒に暗い中をくぐり抜けるときでしょ？」

凛「そうそう！何かね、『うわぁぁぁ吸い込まれるぅぅぅぅ！』って感じになっちゃって！」

ことり「で、洗車が終わったら『こ、ここは…元の世界！？』って思っちゃったりして！」

凛「うわぁ～！分かってくれる人がいてくれて嬉しいにゃー！」









真姫「まったくー、洗車ごときでよくあれだけ盛り上がれるわよね」

絵里「ホント、あれ痛いだけなのに」

真姫「えっ」

海未「三本の矢という、かの毛利元就が残した名言があります」

海未「一本の矢では折すぐに折れてしまいますが、三本あると折れにくくなります」

海未「これはつまり、1人ひとりの力は弱くても、三人が力を合わせればどんな困難でも乗り越えていけるという意味です」

海未「なので私達はいつまでも三人で一つですよ。穂乃果、ことり」









穂乃果「そんな事言ったって…」

ことり「ドリンクバー全入れジュースジャンケン負けたの海未ちゃんだし、言い出しっぺも海未ちゃんだし」

海未「ちくしょう」

ことり「幸せは～、歩いてこないっ」

ことり「だーから空飛んでいっくんだね～♪」ﾊﾞｻｧ

ことり「一日1キロっ三日も飛んだらっ♪」

ことり「はーねが折れちゃって飛べないちゅん♪」ﾁｭﾝ









穂乃果「ことりちゃん…本当に鳥になりたかったんだね…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

海未「鳥人間コンテスト決勝戦…！ことり！あなたは今とても輝いています！」

ことり「園田ァ！今何キロ！？」ｷｺｷｺ

‐柔軟中‐


凛「ニャ　ニャ　ニャ　ニャ　ニャ」

凛「……」

凛「ニャ　ニャ　ニャ　ニャ　ニャ」

凛「……」










凛「ニャッキィ！」ｸﾞｲｯ

花陽「凛ちゃん、真面目に柔軟しようね」

希「カップ焼きそばのお湯捨てるやで～♪」

希「…ハッ！？」ｷｭｯｷｭ　ｼﾞｬｰ!!

希「ふふふ…こうやってあらかじめ水を溜めておけばボコォッ！って言わずに捨てれるんよ」

希「頭はちゃんと使わんとね♪」

希「じゃあお湯捨てるで～」




ﾍﾞﾘｯ　　ﾎﾞﾄｯ　　ﾍﾞｯﾁｬ




希「……」ﾌﾟｶﾌﾟｶ

希「うん…そっちは予想してなかった…ウチの負けや…」

穂乃果「終わらないパーティってさ」

花陽「うん」

穂乃果「苦痛じゃないかな」

花陽「そ、そうかな…？」

穂乃果「だっていつまで経っても家に帰れないんだよ？穂乃果疲れてヘトヘトになるかも」

花陽「じゃあ、終わらない～。で苦痛じゃないものって何だろう？」

穂乃果「うーん、終わらない日曜日とか？」

花陽「な、なんだか無職の人みたいで嫌かな…」

穂乃果「そっかぁ、いいと思ったんだけどなぁ」











希「ウチも思い付いたで！終わらない絶t」

にこ「はーい同人誌に帰りなさーいそこから出て来るなー」

真姫「なによ！！！」

絵里「なんなのよ！！！」

真姫「だからなによ！！！」

絵里「知らないわよ！！！」

真姫「じゃあ何で怒ってるのよ！！！！」

絵里「雰囲気よ！！！！」

真姫「イミワカンナイ！！！！」

絵里「うるさいわよ！！！！！」

真姫「そっちがうるさいわよ！！！！！」









海未「あの二人は何を…」

穂乃果「…きっとvipのスレ観たんだろうなぁ」

海未「？？？」

真姫「コーヒーって、何でブラックで飲んでると大人振ってるって思われるんのかしら」

にこ「どーせ自分が飲めないから貶してるだけでしょー」

真姫「缶コーヒーはともかく、お店のブレンドとか苦いだけじゃなくて美味しいのに」

にこ「そうよねー」

真姫「にこちゃんはブラック飲めるの？」

にこ「あったりまえじゃなーいオシャレなカフェじゃいつもブラックよ」

真姫「ふーん」













-次の日-

真姫「私アメリカンをブラックで」

にこ「メロンソーダー下さい」

真姫「……」

ことり「っちゅんっ！」

穂乃果「あははっ、ことりちゃんくしゃみ可愛い～」

ことり「この時期は辛いよぉ～」ｽﾞﾋﾞ

穂乃果「そういえば雪穂ったら昨日凄く品の無いくしゃみしたんだよー？ぶぇっくしっ！みたいな感じで！」

ことり「あはは、きっと家だから気を抜いてたんだね」

穂乃果「全く、家だからってもうちょっと取り繕いを持って欲しいよ」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

ことり「そうだねぇ～」













理事長「ぶえええっしょおおおおぉいっちくしょおおおおぃっ！！！」ｽﾞﾋｽﾞﾊﾞｯ

ことり(ホント…そう思うよ…)

凛「海未ちゃんってさ」

海未「はい」

凛「何でいつもPVで投げキッスするの？」

海未「い、いけないですか？」

凛「ううん、可愛いと思うにゃー」

海未「ならいいじゃないですか」

凛「たまには違うアピールもしてみるといいんじゃないかな？意外性を見せるとか！」

海未「そうですか？うーん…」












海未「この味は！、、、嘘をついている味だぜ、、、小泉花陽」ﾚﾛﾚﾛ

花陽「ピャア！？」

凛「意外過ぎるわボケ。おいやめろ」

-飛行機、機内-


「間も無く離陸致します、シートベルトの着用をお願い致します」


穂乃果「………」

海未「………」


ｺﾞｵｫｫｫｫｫ…


穂乃果「うっ…！」

海未「ぐっ…！」

穂乃果「う、海未ちゃん…！」ｷﾞｭｯ

海未「ほ、のか…！」ｷﾞｭｯ







ﾎﾟｰﾝ


「当機は離陸致しました、シートベルトをお緩めになって下さい」



穂乃果「う、海未ちゃん！やった…やったよ！」

海未「はいっ…！実験は成功です！」

花陽(この二人何してるんだろう)

ことり「聞いてアロエリーナ♪」

にこ「ちょっと言いにくいんだけどっ♪」

ことり「聞いてアロエリーナ♪」

にこ「希ちゃんが偽乳だって気付いたの～♪」

ことり「聞いてくれてありがとうアロエリーナ♪」











希「」

穂乃果「ミス！」

ことり「聞いてアロエリーナ♪」

にこ「ちょっと言いにくいんだけどっ♪」

ことり「聞いてアロエリーナ♪」

にこ「希ちゃんが偽乳だって気付いたの～♪」

ことり「聞いてくれてありがとうアロエリーナ♪」









希「どう？この柔らかさは偽乳じゃ出せんと思うよ？」ﾐﾁﾐﾁ

にこ「」ﾋﾞｸﾝ…ﾋﾞｸﾝ…

ことり「やめてぇ！それ以上パフパフしたらにこちゃん窒息死しちゃうよぉ！」

凛「ハァハァ…」

穂乃果「あれ？凛ちゃん」

凛「穂乃果ちゃん！凛今忙しいからまたね！」

穂乃果「う、うん…？」







凛「ハァハァ…！」

穂乃果「凛ちゃん？」

凛「い、今さっき凛を見なかった！？」

穂乃果「え？ついさっき話してt」

凛「ばかもーん！そいつがルパンだ！追えー！」

穂乃果「えぇ！？」








海未「…何ですかあれ」

絵里「ルパンごっこね。本当にする人初めて見たわ」

真姫「……」

真姫「…敵が隙を見せた！」

真姫「せいっ！！」

真姫『ぐわっ…て、てめぇ！』

真姫「今よみんな！逃げて！」

真姫『ま、真姫ちゃん！？』

真姫「私の事はいいから早く！」

真姫『このクソアマ！何しやがる！』ｶﾐｸﾞｲｯ

真姫「うあっ…！」

真姫『手荒なマネはしたくなかったんだがなぁ！？どうやら死にたいらしいなぁ！』

真姫「こ、こんな事して…この真姫ちゃんが…怖気付くと思って…？」ｷﾞﾁｷﾞﾁ

真姫『調子乗ってんじゃねぇ！』ﾄﾞｶｯ

真姫「あうっ！」ｶﾞﾀﾝｯ

真姫『俺たちの恐ろしさを知らないみてぇだな…覚悟しろ』

真姫「そっちこそ、私から距離を置いた事を後悔しなさい」

真姫「やぁ！」ｶﾞﾁｬﾝ

真姫『なっ…！？こ、これは！』

真姫「催眠ガスよ…しばらく寝てなさい」

真姫『ぐっ…て、てめぇ…』ﾊﾞﾀﾝｯ

真姫「…は、はは、あはは…やった…テロリストを…やっつけたわよ…」

真姫「この…真姫ちゃんに…かかれば…こんな…もの…よ」

真姫「ガクッ」















希「で、その後テロリストどうなったのかな？」

真姫「やめて」

希「そもそも、テロリストなのに一人しかないないっておかしくない？」

真姫「やめて」

希「薬品で撃退するってのは真姫ちゃんらしいけど、そもそも一発で眠らせる催眠ガスってあるんかいな？」

真姫「お願いもうやめて」

穂乃果「ふんふ～ん」ﾁｬﾘﾝ ﾋﾟｯ

穂乃果「あぁっ！」ｶﾞｺﾝｯ

穂乃果「うぅ…やられたぁ…一円トラップだ」ｵｼﾙｺｰ

絵里「穂乃果？おしるこなんて珍しいじゃない」

穂乃果「違うよ…ボタンの所に一円が挟まっててお金を入れた瞬間おしるこが出てきたの…」

絵里「誰がそんなイタズラを…」

穂乃果「もう！穂乃果にこんな熱くてドロドロしてる物飲ませるなんて！」

ことり「穂乃果ちゃんもう一回」

穂乃果「穂乃果にこんな熱くてドロドロしてる物飲ませるなんて！」

海未「もっと恥ずかしそうに」

穂乃果「ほ、穂乃果にこんな…あ、熱くて…ドロドロしてる物を…飲ませるなんて…」









穂乃果「…何してるの？」

ことうみ「学園物に一回は必ずあるあざといシーンの撮影を…」

絵里「腹ショー」

穂乃果「御手洗いにいってきまーす」

海未「はい」








絵里「御手洗いでいってきまーす」

海未「はい」

海未「…はい？」

中々ネタが思いつかねぇ
すまぬ…

海未「位置について」

穂乃果「あいせーーーい」

海未「よーい」

穂乃果「ヘイ！ヘイ！ヘイ！」

海未「どん」

穂乃果「スタートッダッシュ！」ｷﾞｭﾝｯ！








真姫「…何あれ？」

にこ「クラウチングスタートの語呂合わせ、どうしてもあのリズムでやりたいんだって」

穂乃果「うぶげのことりぃぃぃたちぃぃもぉぉぉ！！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

真姫「……」

-お餅もお米-


穂乃果「かよちゃーん」

花陽「穂乃果ちゃん？」

穂乃果「これ、良かったら食べて」

花陽「お餅？」

穂乃果「うんっ、かよちゃんお米好きだからと思って…お店のつきたてだよ！」

花陽「わぁ…！美味しそう…ありがとう、穂乃果ちゃん」

穂乃果「ううんっ！まだいっぱいあるからまた渡しに行くね！」








真姫「かよちんが死んだ…」

海未「どうしてっ…お餅をおかずにお餅を食べて…呼吸困難に…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果(…あれ？これ穂乃果のせい？)

穂乃果「…ねぇ海未ちゃん」

海未「何ですか」

穂乃果「もう3月終わっちゃうよ」

海未「そうですね」

穂乃果「春休みも残り少ないんだよ！？もっと楽しまないと！」

海未「楽しむって何をするのですか」

穂乃果「色々あるじゃん！ほらっ…！」












穂乃果「春の陽気に浸りながらお昼寝とか！お饅頭食べるとか！寝るとか！」

海未「うん、4月でも出来ますよねそれ」

働きたくない
えみつんの脇ずっとくんかくんかしてたい

花陽「……」

にこ「あーもー」

海未「どうしたのですか」

にこ「いや、今日ことりと買い物行く約束してたのだけど」

花陽「」ﾋﾟｸｯ

海未「でも肝心のことりがいないじゃありませんか」

花陽(駄目だっ…まだ言うなっ…堪えるんだっ…！)

にこ「それがさ～さっきことりに電話したら…」

花陽(今だあっ！)







海未「えっ？ことりが？」

花陽「ｲ゛ｴ゛ﾆ゛ｶ゛ｴ゛ｯ゛ﾁ゛ｬ゛ｯ゛ﾀ゛ﾉ゛ｫ゛⁉︎」

にこ「いや寝坊しただけだから」

凛「掲示板にスレ建てよーっと」ｶﾀｶﾀ

凛「にこ『だめ…にこ…まだ生えてないからぁ…』っと」

凛「本文は、ようこそっと…」

凛「暇つぶしはこれに限るにゃー」











穂乃果「あれ？真姫ちゃんちょっと身体つき良くなった？」

真姫「そう？最近毎日のように腹筋してるから…してるから」

凛(うわぁ)

絵里「やっと性春のはーじまり！」

希「こーの快感をあーげーたい！」

絵里「何処まぁでも！伸びていくー！(意味深)誇らーしさ！(意味深)」

絵里「やっと性春のはーじまり！」

希「こーの快感が好ーきーだよ！」

絵里「本当にきーみーがーいーてー」(すーてきさーいーつもー)ｲﾐｼﾝ

希「本当のきーみーのーたーめー」(避妊的な意味で)










絵里「素敵な曲ね」

希「思春期の男女を描いた歌詞だって分かるなぁ」

にこ「おい今すぐ作詞家に謝ってこい今すぐにだ」

ことり「うー…」ﾋﾟﾘﾘﾘﾘ

絵里『ねぇ、まだ着かないの？』

ことり「この道順で合ってるはずなんだけど～」

絵里『もう予定より30分過ぎてるわよ？いくらなんでも遅すぎるわ』

ことり「ふえぇぇんどーしてー？ちゃんと穂乃果ちゃんからメモ貰ったのに…」

絵里『…ねぇ、そのメモ読んでくれる？』







ことり「えっとね…『最初の交差点を右に曲がって、そこから道なりにまっすぐ進んで、次の曲がり角を右に曲がったらその先に信号があるから右に曲がって、そしたらまっすぐ進むと曲がり角があるからそこを右に曲がって進んでね！』　だって」

絵里『右に4回曲がったら元の場所に戻るでしょ！？気付きなさいよっ！！』

凛「一発芸やりまーす！」ﾎｯﾄｹｰｷﾊﾟｸｯ

凛「CDプレーヤー」ﾇﾛｫ

海未「凛、はしたないですよ」

凛「じゃあ海未ちゃんはお上品な一発芸できるの？」

海未「も、もちろん出来ますよ？」

凛「ほんとぉ？やってみせてよー！」

海未「…わ、ワンタン」ﾐﾐﾋﾟﾄｯ

凛「あーっ！テレビのパクリだにゃー！」

海未「し、仕方ないじゃないですか！いきなり言われても思いつきません！」







希「…リンゴの断面ｚ」くぱぁ

海未「ふんっ！！」ｹﾞｼｯ

希「あかん、あかんて蹴りはやめて蹴りは」

－証明写真－


ことり「うーん何だか変な感じだなぁ」

穂乃果「700円も払うんだからもっと可愛く撮ってくれてもいいよねー」

ことり「うんうんっ。でも他の人からこんな風に見えてるんだなぁって分かっちゃうよね」

穂乃果「うぅ…穂乃果もうちょっと髪長くしたほうがいいかなぁ」

ことり「穂乃果ちゃんはそのままで十分可愛いよ～」

穂乃果「うーん…あ、海未ちゃん終わった？」

海未「……」

ことり「海未ちゃん？」








海未「ダメなんです…いくら撮り直しても……死んだカエルの様な目にっ…！」ｶﾞｸｯ

穂乃果「あー…うん。いるよね、そういう人…」

－コンタクト－


花陽「…あ、あれ？」ｸｲｯ

花陽「うぅ…やっぱりレンズ入れるの時間かかるなぁ…」

花陽「目に物を入れるのって、何だか怖いし…うーん」

花陽「ふー…思いっきり目を開けて…」

花陽「ふんっ…！」ｸﾜｯ！








真姫「ねぇ、花陽ここ歌詞の事なんだけど」

花陽「ふんっ…！？」ギロリ

真姫「ひっ！？」