穂乃果「VSシリーズ」 (75)

「VS絵里 50m走」

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絵里「言っておくけど。こう見えて私は足は速いのよ?」

穂乃果「知ってるよ。μ’s内でも1,2を争うだろうね」

希「えりちは運動神経抜群やからな」

絵里「希だって結構速いんじゃないの?」

希「まあね。でも、えりちには敵わんかな」

絵里「そう。で?どうするの?やっぱりやめる?」

穂乃果「確かに穂乃果でも希ちゃんでも絵里ちゃんには敵わない。でも、こっちには凛ちゃんがいる」

絵里「だと思ったわ」

凛「…」

絵里「でも、凛が相手でも負ける気しないわよ?」

凛「…」

絵里「凛が負けたら約束通り一週間真面目に過ごすのよ?」

穂乃果「分かってるよ。凛ちゃんが勝ったら絵里ちゃん家の月間フリーパス貰うからね?」

希「覚悟するんや」

絵里「覚悟するのはそっちよ」


穂乃果「凛ちゃん頑張ってね?」

凛「…」

穂乃果「凛ちゃん?」

凛「凛は子供の頃から走るのが大好きだった」

穂乃果「うん?」

凛「走る前のこの感じ…スタートが待ちきれなくて今にも走り出したくなる」

穂乃果「うん。フライングはしないでね?」

凛「凛の細胞が…風を浴びたいってウズウズしてるのが分かる」

穂乃果「いや、何が言いたいの?」

凛「要するに…。凛は絶好調にゃ」

穂乃果「凛ちゃん!!」

絵里「だったら、私はそれ以上を行くだけだわ」

希「それじゃあ、二人とも。位置について」

凛「…」ザッ

絵里「…」ザッ

希「ヨーイ」

凛「…」

絵里「…」

希「ドン」

パァーン

絵里「…」ダッ

凛「にゃあ」ドテッ

穂乃果「うわっ。凛ちゃんこけた!?」

希「靴の紐が解けてるやん。お決まりすぎるよ」

穂乃果「って言うか絵里ちゃん速っ!!!」


「VSにこ オセロ」

穂乃果「……」

にこ「……」

希「なぁ?早く置いたら?」

穂乃果「待って。今考えてるから」

希「考えてるって…置ける所一箇所しかないやん」

穂乃果「え?嘘?じゃあ、ここだけ?」

パチッ

にこ「ちょっと。何助言してんのよ」

希「助言って言うか…教えてあげないといつまでも終わりそうにないやん。凛ちゃんなんか寝てしもうたし」

にこ「はあ…」

穂乃果「にこちゃん。早くしてよ」

にこ「ちょっと待ちなさいよ。今考えてるんだから」

希「え?何を考える事があるん?角取ればええやん」

にこ「でも…角取って大丈夫かしら?」

希「いや…オセロってそう言うもんやろ?」

穂乃果「希ちゃん!助言は禁止だってば」

希「だから、まあ…そうか。今のは助言か」


にこ「じゃあ…」

パチっ

希「え?何でそこに置いたん?角って言ったやん」

にこ「いや…なんか違う様な気がしてきた。そんな都合よく行くのは怖いわ」

希「何を言っとるん?オセロやからな?怖いってなんや」

穂乃果「ん~……ここだ」

パチン

希「ええ?なんでそこに置くんや?そんなとこに置いたら次角とられちゃうやろ?」

穂乃果「あっ、そうか」

にこ「よし。じゃあ…いや、でも…これって罠じゃ…」

希「いや、深読みし過ぎや。穂乃果ちゃんはそこまで考えてないって」

にこ「よしっ。ここだ」

パチン

希「だからなんで角を取らないんや」

穂乃果「それじゃあ…穂乃果は」

パチン

希「穂乃果ちゃんは先を読むって事が出来んの?」

穂乃果「出来たら苦労しないよ」

希「そっか…」

にこ「ん~…じゃあ、にこは…」

希「この二人のオセロ程見ててつまらんもんはないなぁ」


VS暇 ジェンガ

希「……」スッ

シーン

希「あっ…あっぶない」

シーン

希「ふぅー。倒れるところやった」

シーン

希「はあ…。よしっ」スッ

シーン

希「ウチは一人で何してるんやろ」スッ

シーン

希「暇やからって一人でジェンガなんて…ウチもいよいよやなぁ」スッ

シーン

希「昔は一人が当たり前やったのになぁ。ウチが寂しがり屋になっちゃったのも全部えりちやμ’sの皆んなのせいや」スッ

絵里「一人で何をしてるのよ…」

希「え?」

ガッシャーン

希「あっ…あ~。せっかくここまできたのに」

絵里「一人でジェンガして楽しい?」

希「楽しいわっ!なんなん?って言うか人ん家に勝手に入るって非常識やからな。ピンポンくらい押すやろ普通」

絵里「押したわよ。なのに反応がないから…。中で何かあったら大変だと思って」

希「あ~大変やわ。全く。お陰でウチの努力は水の泡や」

絵里「まあ、いいじゃない。ちょうど寂しかったんでしょ?」

希「そんな事は」

絵里「別にいいじゃない。今は二人だけなんだから強がらなくても」

希「……そうやな。もう、すっごい寂しかったんやから。来るならもっと早く来てくれれば良かったのに~」

絵里「ごめんなさい。希と夕飯でも食べようと思って。買い物してたの。それと…」

穂乃果「いや~そっかぁ。希ちゃんさみしかったんだぁ」

希「なぁ!?なんで?」カァァァ

凛「希ちゃん照れてるにゃ~」

ことり「希ちゃん可愛い」

希「騙したなぁ?」

絵里「ふふっ。偶然三人に出くわしてね」

穂乃果「まあまあ、希ちゃんの本音も聞けたし。ジェンガでもやる?」

希「もう…仕方ないなぁ」

「VSことり ぷよぷよ」

絵里「穂乃果、次来るわよ?」

穂乃果「わ、分かってるよ」

ことり「えい」

穂乃果「あっ。嘘?ことりちゃん酷い…」

ことり「ごめんね。穂乃果ちゃん」

穂乃果「うぅ…もう…ここでいいや」

絵里「どうしてそこに置くのよ」

穂乃果「いや、だって。消せるのないし」

絵里「目の前にある物を消そうとするんじゃないの」

海未「そうですよ。連鎖を狙うのでしょう?このゲームは」

穂乃果「別にいいじゃん。やってるのは穂乃果なんだから。海未ちゃんなんてさっきまでルールも知らなかった癖に」

凛「そのルールも知らない海未ちゃんにも穂乃果ちゃん負けてたけどね」

穂乃果「凛ちゃんだって負けてたじゃん。海未ちゃんの飲み込みが早いんだよ」

ことり「えい」

穂乃果「あーーーー。また…ことりちゃんどうしてそんなに連鎖を狙えるの…」

ことり「ん~…なんでだろう?なんとなくここに置いたら次はここかなって感じで」

穂乃果「え?そんな適当な感じなの?考えながらやってるんじゃないの?」

ことり「全く考えていない訳じゃないけど」

希「穂乃果ちゃんはもうちょっと考えた方がええよ?」

穂乃果「分かってるよ。集中出来ないから黙っててよ」

凛「凛も?」

穂乃果「凛ちゃんが一番ダメ…ってあーーーー!!」

バタンキュー

穂乃果「負けちゃった…」

海未「やはりことりの勝ちですね」

ことり「えへへ。勝っちゃいました」

希「って言うか…ことりちゃん可愛い顔してエグい勝ち方するなぁ。16連鎖って…」


「VS真姫 しりとり」


凛「暇にゃ~」

穂乃果「暇だね~」

凛「ねえねえ真姫ちゃん」

真姫「嫌。無理。忙しい」

凛「まだ何も言ってないけど…忙しそうに見えないし」

穂乃果「即拒否って…普段真姫ちゃんに何してるの?」

凛「え~それは言えないにゃ。真姫ちゃんと凛の二人だけの秘密なんだから」

穂乃果「え?何それ?」

真姫「ちょっと。誤解される様な事言わないでよ」

凛「やっとこっちの話に興味を持ってくれたにゃ」

穂乃果「おお!凛ちゃん賢い」

真姫「賢くないわよ。だから馬鹿丸出しって言われるのよ。二人とも」

穂乃果「言われてない。少なくとも穂乃果は言われてない。なんで穂乃果も含まれてるの?言ったのは凛ちゃんなのに…」

凛「ふ~ん。真姫ちゃんはそんな事言うんだ」

真姫「なによ?」

凛「じゃあ、真姫ちゃんは凛よりも賢いんだね?」

真姫「はあ?何が言いたいのよ?」

凛「もし、凛と穂乃果ちゃんにしりとりで負けたら真姫ちゃんもお馬鹿だよね?」

真姫「だったら何よ?」

凛「しりとりで勝負にゃ」

真姫「なんでそうなるのよ。私はやらない」

凛「もしかして…負けるのが怖いの?」

真姫「なっ、そんな事ある訳ないでしょ?いいわ、やってやろうじゃない」

凛「じゃあ、穂乃果ちゃんから」

穂乃果「いつの間にか巻き込まれてるし。でも、負けないけどね。しりとりのりだから、りんご」

凛「ゴリラ」

真姫「ラフランス」

穂乃果「そこはラブライブじゃない?」

凛「ねえ?」

真姫「別にいいでしょ。ほら?スよ」

穂乃果「スイカ!」

凛「貝」

真姫「カルパッチョ」

凛「カルパッチョ?そんな言葉あったっけ?」

穂乃果「あれじゃない?色の種類とか」

真姫「違うわよ。料理の名前だから」

穂乃果「ふ~ん。次は…よかぁ。よ…よ…ヨーグルト」

凛「真姫ちゃんごめんね?トマト」

真姫「なんで謝るのよ。トーテムポール」

穂乃果「トーテムポールってしりとりの序盤で出てくる言葉じゃないよね?」

凛「うん。最後の方でも出てこないにゃ」

真姫「何がいけないのよ?」

穂乃果「いや…いけなくはないけど。ルビー」

貝→カルパッチョ?

>>26
間違えました。
貝→貝塚にでもしておきます。

凛「ルビーって最後小さいイ?それともビ?ルビーなの?ルビィなの?」

穂乃果「普通ビじゃない?」

真姫「普通って何よ」

凛「じゃあ、ビタミンC。しだよ!」

真姫「シカゴ」

穂乃果「シカゴ?」

凛「…果物だっけ?」

真姫「違うわよ。イリノイ州にある都市よ」

凛「イリノイシュー?」

穂乃果「シュー…クリームの仲間?」

真姫「なんでそうなるのよ。都市だって言ってるでしょ」

穂乃果「え~じゃあ、なんだっけ?ゴだっけ?えっと…ゴジラ!」

凛「ラップ!」

真姫「プルメリア」

穂乃果「え?何?プル?」

真姫「プルメリアだってば」

凛「聞いた事ないにゃ」

真姫「さっきからあんた達何も知らないじゃない」

穂乃果「あんたって…」

凛「だって真姫ちゃんさっきからわざわざ難しい言葉ばっかり使って」

真姫「そんな事ないわよ。二人以外には通じるから」

穂乃果「そうだよね?もっと簡単な言葉がいっぱいあるのにね?もしかして賢く見せようとしてるとか?」

真姫「違うわよ」

凛「ぷから始まる言葉なんてもっと簡単なのいっぱいあるのに」

真姫「いいわよ。プリン!プリンなら分かるでしょ?」

穂乃果「まぁ…でも、んがついたよ?」

真姫「え?」

凛「真姫ちゃんの負けにゃ。という事は凛達の方が」

真姫「…やらない」ボソッ

凛「え?」

真姫「もう凛と穂乃果としりとりなんか絶対にやらないから」

穂乃果「え?え?真姫ちゃん?」

真姫「帰る」

凛「真姫ちゃん?凛達の負けでいいから。真姫ちゃーーーーん」

「VS海未 イメトレ」

穂乃果「……」

希「……」

凛「……」

にこ「何やってんのよ。あんた達…」

海未「寝ているのでしょうか?」

にこ「あぐらかきながら寝る人間なんて居ないでしょう?」

海未「穂乃果ならあり得ない話ではないですよ?」

穂乃果「よしっ!」

凛「にゃ~」

希「よしちゃうやろ」

にこ「あっ!起きてた」

海未「穂乃果?何をしているのですか?」

穂乃果「え?あっ!海未ちゃんとにこちゃん!来てたの?」

にこ「何?本当に気がついてなかったの?」

穂乃果「うん。ちょっと集中してて」

海未「集中?」

希「イメージトレーニングをしてたんよ」

海未「イメージトレーニング?」

凛「うん。頭の中で三人で組手してたの」

にこ「はあ?何それ?もしかして、悟飯とクリリンがやってたやつ?」

希「うん。それや!」

海未「ご飯と栗と凛が?」

にこ「いや…実際に出来るわけないでしょ。そんな事」

穂乃果「いや~これがやってみると出来るんだよ」

凛「うんうん。さっきも凄まじい戦いだったにゃ。凛の圧勝だったけど」

穂乃果「え?穂乃果の勝ちだったでしょ?」

にこ「…馬鹿馬鹿しい。お互い頭の中で勝手に妄想してるだけじゃない」

希「まあ、楽しければいいんよ。ウチはな」

海未「なるほど。確かにイメージトレーニングは大事だと思います。次は私も混ぜてください」

にこ「はあ?」

穂乃果「え?海未ちゃんも?」

海未「はい」

穂乃果「……やる?」

凛「別にいいけど」

穂乃果「じゃあ…目を瞑って」スッ

凛「うん」スッ

海未「…」スッ

にこ「何?あんたはやらないの?」

希「ウチはもういいかな」

にこ「そっ」

穂乃果「……」

凛「……」

海未「……」

穂乃果「んぐっ…」

凛「にゃ…」

海未「……」

穂乃果「うわぁぁぁ」

凛「にゃぁぁぁ」

にこ「な、何よ?」

穂乃果「はあ…はあ…だ、ダメだ。イメージでも海未ちゃんに勝てる気がしない」

凛「手も足も出なかったにゃ」

にこ「あんた達の中でどんだけ海未は強いのよ」

海未「……」

にこ「って言うか海未はまだ続けてるし」

「VS A-RISE 卓球」

ツバサ「まさか…あなた達と卓球で勝負する事になるとはね」

穂乃果「私もビックリです」

英玲奈「言っておくが…卓球でも私は手を抜かないぞ」

凛「望むところにゃ」

花陽「うぅ…A-RISEの皆さんとこんな所で遭遇して卓球で勝負する事になるなんて」

穂乃果「じゃあ、誰から行く?」

花陽「え?私は卓球なんて出来ないよ?」

凛「大丈夫だよ。凛も殆どやった事ないもん」

穂乃果「穂乃果も二人と一緒だよ」

英玲奈「こっちは私とツバサのペアで行く」

穂乃果「じゃあ、先ずは穂乃果と凛ちゃんで行こう」

凛「うん」

あんじゅ「二人とも頑張って~」

英玲奈「任せろ」

ツバサ「私達は負けないわ」

穂乃果「よし!凛ちゃん行くよ」

凛「うん」

ツバサ「サーブは私からね」

ポンッ

穂乃果「きっ、来た。思ったよりも普通のサーブだ。えいっ」

スカッ

凛「え?」

穂乃果「あり?」

凛「穂乃果ちゃん…頼むにゃ」

穂乃果「ご、ごめん」

ツバサ「ふふっ。行くわよ?」

ポンッ

凛「にゃあ」

ポンッ

穂乃果「おおっ!凛ちゃんナイス」

ツバサ「…くっ」

英玲奈「任せろツバサ」

スパンッ

穂乃果「……え?」

英玲奈「ふっ」

凛「み、見えなかったにゃ」

0-2

穂乃果「よし。穂乃果のサーブだ!はあっ…えいっ」

花陽「えっと…ネット?」

0-3

英玲奈「くらえ!」

スパンッ

凛「見えたにゃ!」

パンッ

ツバサ「え?」

英玲奈「何?私の球を返しただと?」

凛「こっちだって負けっぱなしじゃないにゃ」

1-3

英玲奈「はっ!」

シュッ

穂乃果「えいっ!」

ポンッ

穂乃果「返せた!」

英玲奈「いやっ」

花陽「あ、アウトです」

穂乃果「あり?」

凛「穂乃果ちゃん…」

4-10

凛「にゃあ」

スパンッ

ツバサ「甘いわ」

ポンッ

穂乃果「この球なら返せる」

ポンッ

英玲奈「ふんっ」

シュッ

凛「にゃあ」

スパンッ

ツバサ「えいっ」

ポンッ

穂乃果「わっ。えいっ」

凛「あっ!そんな山なりの球を…」

英玲奈「終わりだ!」

シュパンッ

凛「にゃぁぁぁ」

花陽「げ、ゲームセット」

穂乃果「くっ。勝てなかった」

凛「悔しいにゃ」

ツバサ「ふふっ。楽しかったわ」

英玲奈「どうする?次は小泉花陽が出て来るか?」

花陽「え?わ、私?私は…」

英玲奈「それならこっちは」

あんじゅ「あっ、私はパスで」

英玲奈「…だそうだ」

穂乃果「花陽ちゃん。仇を取って」

凛「このまま終わるのは悔しいにゃ」

花陽「わ、私は。無理だよぉ。ダレカタスケテェェェェ」

???「流石はA-RISEね」

穂乃果「え?この声は?」

絵里「ふふっ。派手にやられたわね、穂乃果。でも、大丈夫。後は私達に任せなさい」

穂乃果「絵里ちゃん?」

希「今日に限っては先輩後輩復活やな」

凛「希ちゃん!」

英玲奈「絢瀬絵里…東條希…」

にこ「ウチの可愛い後輩が世話になったわね。覚悟しなさい!A-RISE!」

ドンッ

花陽「にこちゃん!!!」

ツバサ「ふふっ。これは面白くなりそうね、矢澤にこさん」

にこ「あなたは私の憧れだったけど。今日は負けないわ」

英玲奈「東條希、絢瀬絵里。一度手合わせしたいと思っていた」

絵里「それは光栄だわ」

あんじゅ「……」

希「そうやな。でも、ウチ等は手強いよ」

英玲奈「ふふっ。それでこそやり甲斐がある」

あんじゅ(なんなのかしら?このノリ…)



「VS花陽 大食い」

花陽「ほ、本当にやるの?」

穂乃果「うん。今日はいい勝負が出来ると思うんだよね」

花陽「私の方が無理だよ。穂乃果ちゃんと凛ちゃんの二人掛かりなんだよね?」

凛「当たり前にゃ。かよちん相手ならこれくらいハンデを貰わないと」

花陽「私だって二人が思ってるよりも食べれないよ?」

穂乃果「そうなの?」

花陽「そうだよ。だって人間だもん。限界があるよ」

穂乃果「まあ、いいじゃん。負けても罰ゲームとかないからさ。食べ放題に来たんだし普通に食べてると思えば」

花陽「う~ん。それだった…」

穂乃果「じゃあ今からスタートね?」

凛「負けないにゃ~」

穂乃果「はむっ。ん~美味しい。やっぱりお肉だね」

凛「うん。凛もお肉大好きにゃ~」

花陽「うん。お肉って白米もすすむよね」

穂乃果「はむっ。ぜんっぜんまだまだ食べれるよ。まだ恐竜一匹分はいけるよ」

凛「凛はラーメン行こうかな」

花陽「もぐもぐ」

穂乃果「いやぁ、美味い。美味いよ~」

凛「やっぱりラーメンにゃ~」ズルズル~

花陽「もぐもぐ」

凛「にゃ~ラーメン美味しかったにゃ~。凛はもう終わりかなぁ」

穂乃果「え?凛ちゃん?終わり?」

凛「ラーメン食べたらお腹いっぱいになっちゃった」

穂乃果「当たり前だよ。どうしてラーメンなんてお腹にたまるもの食べてるのさ。炭水化物ってお腹にたまるんだよ?」

凛「だって、好きなんだもん。それにかよちんだってご飯食べてるにゃ」

花陽「もぐもぐ」

穂乃果「そうだけどさぁ。相手は花陽ちゃんなんだからさぁ」

凛「穂乃果ちゃんファイトだよ!!」

穂乃果「それは穂乃果の決め台詞だよ」

花陽「もぐもぐ」

穂乃果「んぐっ。穂乃果もそろそろお腹いっぱいになって来た…」

花陽「もぐもぐ」

凛「穂乃果ちゃん頑張って」

穂乃果「凛ちゃんも少しは頑張ってよ。どうして穂乃果一人で食べなきゃいけないのさぁ」

花陽「もぐもぐ」

穂乃果「うぅ…もう食べれない。食べれないよぉ。あれ?凛ちゃん?」

凛「はい。お肉待って来たよ。穂乃果ちゃんの好きなお肉」

穂乃果「え?無理。無理だよ。ひっく…うぅ…食べれないってばぁ」

花陽「もぐもぐ」

穂乃果「認める。認めるよぉ。本気の花陽ちゃんには二人掛かりでも勝てないからぁ。もう勘弁してぇ」

凛「え~、もうギブアップ?」

穂乃果「凛ちゃんだってすぐにギブアップした癖にぃ」

凛「やっぱりかよちんには敵わないんだなぁ」

花陽「もぐもぐ…普通に食べてるだけなんだけどなぁ…」

「VS真姫 マジカルバナナ」

凛「暇だにゃ~」

穂乃果「暇だね~。なんでみんな遅いのかなぁ」

凛「真姫ちゃ~ん」

真姫「無理。嫌。他を当たって」

凛「まだ何も言ってないよ?」

穂乃果「最早条件反射だね」

凛「ねぇ、真姫ちゃん。マジカルバナナやろうよ」

真姫「嫌よ。もう、凛と穂乃果とはそう言うのやらないって決めたんだから」

凛「もしかして真姫ちゃん負けるの怖いの?」

真姫「まさか」

凛「じゃあ」

真姫「その手には乗らないわよ」

凛「え?」

真姫「そう言えば私がやると思ったら大間違いよ。同じ轍は踏まないわ」

穂乃果「おぉ。真姫ちゃん耐性がついてる」

凛「真姫ちゃんはそんなに凛達と遊ぶのが嫌なの?」

真姫「そう言う事。分かったら」

凛「うぅ…」じわっ

真姫「え?」

凛「真姫ちゃんに嫌われた…」

真姫「り、凛?」

凛「真姫ちゃんに嫌われたぁぁぁ。うわぁぁぁん」

穂乃果「ちょっ、凛ちゃん?」

凛「うわぁぁぁん。嫌われたにゃぁぁぁ」

真姫「ち、違うってば。嫌ってなんか無いわよ」

凛「うわぁぁぁん」

真姫「凛。ねえ?聞いて!嫌ってなんかないから」

凛「じゃあ、真姫ちゃんは凛の事好き?」

真姫「ええ?」

凛「うぅ…」

真姫「わ、分かった。好きよ。好きだから」

凛「じゃあ、マジカルバナナもやってくれる?」

真姫「なっ、それとこれとは」

凛「うっ…うわぁぁ」

真姫「分かったわよ。やるから。マジカルバナナやりたいなぁ~」



凛「じゃあ、やるにゃ」ケロ

真姫「は?」

穂乃果「凛ちゃん女優だなぁ」

凛「人聞きの悪い言い方しないで欲しいにゃ」

真姫「だ、騙された…最悪だわ」

凛「じゃあ、始めるにゃ。マジカルバナナ~。バナナと言ったら黄色」

穂乃果「黄色と言ったら凛ちゃんだよぉぉぉぉ」

真姫「凛と言えばバカ」

穂乃果「うわぁぁ。根に持ってる」

凛「ストップ。ストップにゃ。真姫ちゃん、ちゃんとやってよ」

真姫「ちゃんとやったじゃない。間違ってないでしょ?」

凛「間違いだよ。凛バカじゃないもん」

真姫「バカよ」

穂乃果「真姫ちゃんもしかして怒ってる?」

真姫「ふん、まさか」

穂乃果「なるほど。すっごい怒ってるんですね」

真姫「じゃあ、私からでいいの?マジカルバナナ~。バナナと言ったら黄色」

凛「黄色言ったらり~ん」

穂乃果「凛ちゃんと言えば元気~」

真姫「元気と言えばあほのか」

凛「あほのかと言ったら…」

穂乃果「ちょっと待って。ストップ、ストップ」

真姫「何よ?」

穂乃果「あほのかってもしかして穂乃果の事?」

真姫「そうよ。いつもアホみたいに元気じゃない」

穂乃果「いやいや、アホじゃないし。なんで穂乃果にまで牙を剥くの?悪いのは全部凛ちゃんなのに…」

凛「一蓮托生にゃ」

穂乃果「何それ。意味わからないよ」

真姫「はあ…まだやるの?」

凛「もちろん。まだ始まったばかりだもん。穂乃果ちゃんからだよ」

穂乃果「え~…マジカルバナナ。バナナと言ったら果物」

凛「果物と言ったら甘い!」

真姫「甘いと言ったら穂乃果と凛の考え方」

穂乃果「ストップ」

真姫「何よ?間違った事言ってないでしょ?何をするにもツメが甘いじゃない」

穂乃果「間違ってるよ!マジカルバナナって相手を攻撃する為のゲームじゃないから!」

凛「凛は別にツメは甘くないにゃ」

真姫「文句があるならやめるけど?」

凛「じゃあ、いいよ。分かったにゃ。続けるにゃ」

穂乃果「もうやめようよ…」

凛「今度は真姫ちゃんからね」

真姫「マジカルほ~の~か。穂乃果と言ったら」

穂乃果「ストップ。マジカル穂乃果?え?最初から悪口言う気満々じゃん」

真姫「何よ。また文句?だいたい最初に喧嘩を売ってきたのは」

穂乃果「じゃあ、せめてそこは穂乃果じゃなくて凛ちゃんにしてよ。何で穂乃果なのさ」

凛「マジカル凛じゃ語呂が悪いからじゃない?」

真姫「そう言う事よ」

穂乃果「もう、嫌だ。真姫ちゃんとはマジカルバナナ絶対にやらないもん」

真姫「へ?」

穂乃果「海未ちゃんに言いつけてやるぅぅ」

ガチャ

凛「ちょっとやり過ぎたんじゃないの?」

真姫「諸悪の根元が何言ってるのよ…」

「VS海未」

海未「と言う事で…穂乃果が泣きついて来たのですが?」

穂乃果「うぅ…」

凛「ごめんね、穂乃果ちゃん」

真姫「…」

海未「まあ、穂乃果から話は聞きましたが…元を辿れば穂乃果と凛が悪いので真姫の気持ちも分かりますが…」

穂乃果「え?海未ちゃん?穂乃果の話本当に聞いてた?穂乃果何もしてないんだよ?」

海未「ですが、真姫も少し言い過ぎだったのではないですか?」

真姫「だって…」

海未「確かに穂乃果はズボラでガサツで単純で粗忽者な上にお気楽でズボラで悪ふざけはするし寝坊はするし宿題は忘れるしで」

真姫「いや、そこまでは言ってない…」

穂乃果「海未ちゃん…しかも、ズボラ二回言ったよ…」

海未「でも、穂乃果だってそんな事言われたら傷付きます」

真姫「…分かってるわよ。少し言い過ぎたなって…反省はしてる。それに…それ以上に穂乃果の良い所は知ってる…つもり…」

穂乃果「真姫ちゃん…」

海未「はあ。じゃあ、仲直りして下さい」

真姫「穂乃果…言い過ぎたわ。ごめんね」

穂乃果「ううん。穂乃果の方こそ…ごめん」

凛「うんうん。雨降って地固まるにゃ」

海未「凛?あなたの事はまだ何も終わってないのですが?」

凛「え?」

「VS絵里 花札」

穂乃果「勝負!」

絵里「え?え?勝負?」

穂乃果「いえーい。この月も穂乃果の勝ちだよ」

絵里「ちょっと待って。せめてもうちゃっとルールを教えて」

穂乃果「え?説明したじゃん。ねえ?」

凛「うん」

絵里「じゃあ、凛は理解出来た?」

凛「…うん」

絵里「嘘つきなさい。絶対理解してないじゃない」

穂乃果「そんな事言われてもなぁ…。絵里ちゃんの理解力に問題があるんじゃないの?」

絵里「違う。絶対違う。穂乃果の説明が雑なのよ。ゲームの説明するのに擬音が多いっておかしいでしょ」

穂乃果「そうかなぁ。まあ、やってれば覚えるよ」

絵里「いい加減なんだから」

穂乃果「よし!じゃあ、3月行くよ」

絵里「ええ?」

穂乃果「はい」シュ

絵里「えっと…」シュ

穂乃果「はい」シュ

絵里「…」シュ

穂乃果「はい!来た!花見酒!」

絵里「花見酒?」

穂乃果「勝負!」

絵里「え?もう?」

ガチャ

海未「御機嫌よう」

凛「あっ!海未ちゃん!」

海未「何をしてるんですか?」

穂乃果「花札だよ。昨日部屋の掃除をしてたら出て来たの」

海未「穂乃果が部屋の掃除ですか?珍しい」

穂乃果「え?くいつくのそこ?」

絵里「ねえ?海未は花札分かるの?」

海未「ええ…。まあ……こいこいですか?」

絵里「こいこい?」

海未「そこからですか?」

絵里「穂乃果にルールを教えて貰ったんだけど全然意味が分からなくて…」

海未「なるほど…こいこいはですね…」

凛「海未ちゃんに教えて貰ってるよ?穂乃果ちゃん大丈夫?」

穂乃果「大丈夫だよ。海未ちゃん花札弱いもん」

凛「ふ~ん」

穂乃果「ねえ?もういい?」

絵里「ええ。海未、ありがとう」

海未「理解出来ました?」

絵里「大方」

穂乃果「よし!じゃあ、穂乃果が親だから穂乃果からね。はい」シュ

絵里「はい」シュ

穂乃果「ほい」シュ

絵里「…」シュ

穂乃果「はい」シュ

絵里「…」シュ

穂乃果「あれ?えっと…」シュ

絵里「…」シュ

穂乃果「あっ!絵柄揃った!絵里ちゃんは全然みたいだけど」

絵里「それで?」

穂乃果「え?ああ…こいこい」

絵里「そう」シュ

穂乃果「絵里ちゃん絵柄が全然揃わないねぇ。えいっ」シュ

絵里「…」シュ

穂乃果「はい」シュ

絵里「…」シュ

穂乃果「え?嘘?猪鹿蝶?揃ったの?」

絵里「こいこい」

穂乃果「こいこい?なんで?勝負しないの?」

絵里「そうね。まだよ」

穂乃果「そう。…あれ?穂乃果の方が揃わない?あれ?なんで?」

絵里「さあ。準備は出来たわ」

穂乃果「え?何の?」

絵里「ふふっ」

穂乃果「ええ?」

海未「絵里…。もう勝負師の顔になっていますね」

凛「ねえ?海未ちゃんは花札弱いの?」

海未「はい。穂乃果にも負けます」

凛「へ~」

「VSテキ屋の親父」

ほのか「もう一回」

親父「あいよ。それじゃあ、引いてね」

ほのか「えいっ」

親父「はい。残念賞」

ほのか「そんなぁ。うぅ…もう一回」

ゆきほ「お姉ちゃん。もういいよ。諦めようよ」

ほのか「ダメだよ。だって、ゆきほはあれが欲しいんでしょ?」

ゆきほ「そうだけど。お小遣いなくなっちゃうよ?お母さんに怒られちゃうって」

ほのか「大丈夫だって」

ゆきほ「でも…」

親父「どうするの?もう一回やるの?」

ほのか「やるよ。おじさんもう一回」

親父「毎度」

ほのか「えいっ」

親父「ん?」

ほのか「そんなぁ」

親父「また残念賞だね」

ほのか「これ当たり入ってないんじゃないの?」

親父「そんな事ないよ」

ほのか「本当に?」

親父「本当だよ」

ほのか「じゃあ、もう一回」

ゆきほ「お姉ちゃん…もういいよぉ…」

ワイワイガヤガヤ

亜里沙「ねえねえ、雪穂。あのお店見て?」

雪穂「当てくじ?」

亜里沙「うん。あのお店に並んでるキーホルダーって亜里沙が付けてるキーホルダーと同じだね」

雪穂「え?ああ…そうだね」

亜里沙「あのお店で買ったの?」

雪穂「買ったって言うか…当たったと言うか…ハズレだと言うか…もう何年も前の話だけど…」

亜里沙「そうなんだ。何年も前の…気に入ってるんだね」

雪穂「う~ん…気に入ってる…のかな?」


穂乃果「おじさん!今年こそ一等貰うよ」

親父「おっ!今年も来たね」

穂乃果「一等当たるまで毎年来るよ」

海未「またお小遣いなくなりますよ?」



亜里沙「穂乃果さん達も来てたんだね?」

雪穂「うん。またこのキーホルダーが増えちゃうなぁ。って言うか何年使い回してるんだろ…」

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