ジャン「ミカサをマジで攻略したい」 (61)

ある晩の隊舎

ジャン「おい、なんでだよ」
エレン「は?」
ジャン「なんで・・・なんでお前ばっかり・・・」
エレン「突然なにいってんだ?」
ジャン「俺は決めたぜ、エレン」
エレン「?」
ジャン「ミカサを俺に振り向かせる!どんな手段を使ってもな!」
エレン「勝手にしてくれ、おれは寝るぞ・・・」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367861507

〜次の晩の隊舎〜

ジャン「というわけでアルミン、何か策はあるか?」
アルミン「そんなものあるわけないよ!」
ジャン「ちゃんと考えてくれよ!!」
アルミン「ジャンには悪いけどミカサはエレンのことしか見えてないんだ。」
ジャン(訓練兵一の軍師でもダメなのか!?)
アルミン「まぁ、エレンはミカサに対して恋愛感情なんて抱いてないからしばらくは何もないと思うけど・・・」
ジャン「だから手遅れになっちまう前に何とかならないか!?」
アルミン「うーん・・・」
ジャン ジー
アルミン「わかったよ、どうやら今回のジャンは本気みたいだし。」
ジャン「お!さすがは座学トップのアルミン先生!」
アルミン「調子良いんだから。とにかく出来ることからやっていこうよ。」
ジャン「ああ、よろしく頼むぜ!」

〜次の日の食堂〜

ジャン(まずは日常のスキンシップからだな)

ジャン「よ、よぉ、ミカサ!」

ミカサ「ジャン、おはよう」

ジャン「と、隣いいか?」

ミカサ「隣はエレンが座る・・・だから空けておいて」

ジャン「そ、そうだったか、わりぃな(隣に座ることすら許されないのか・・・!)」

ミカサ「ジャンは正面に座ればいい」

ジャン「お、おう(別に俺のことを避けてるわけじゃないのか)」

エレン「珍しいな、お前らが近くの席に座るなんて」

ミカサ「あっ、おはよう、エレン。私のとなり空いてる///」ポンポン

エレン「おう、ありがとな」

ミカサ「別に感謝することじゃない///」

ジャン(ヤバい、早くも自信なくなってきた・・・)

〜その日の晩 隊舎〜

ジャン「このままちんたらやってても何も変わらないんじゃねーか?」

アルミン「まずは外堀から少しずつ埋めていこうと思ったけど、確かにこのままじゃ何も出来ずに卒業かも」

ジャン「なんか、もっとこう劇的に状況を変化させるアイディアはないのかよ!?」

アルミン「そうだなぁ、それじゃぁ・・・」

ジャン「・・・」

アルミン「1つ思いついたんだけど・・・」

ジャン「どんな作戦だ?」

アルミン「明日になればわかるよ」

〜次の日の訓練中〜


ジャン(アルミンの野郎、まだ何も起きねぇじゃねぇか・・・)

ミカサ「ジャン」

ジャン「ど、どうした!?(これは?)」

ミカサ「対人格闘訓練、私とやろう」

ジャン「の、望むところだぜ!全力でこいよ!(アルミンの仕業か?)」

ミカサ「手加減などしない」
    
    バギッボコッゴキ



ミカサ「大丈夫?」

ジャン「あれ?」

ミカサ「あなたは訓練中、気絶した」

ジャン「え?(せっかく手合せできたのに・・・!)」

ミカサ「だからここは救護室。私があなたをここまで運んだ。」

ジャン「そ、そうか(ミカサがおれを運んだって!?)」

ミカサ「そういえば」

ジャン「な、なんだ?(会話が続いてるぞ!)」

ミカサ「今日の夕食後、少しだけ時間もらえる?」

ジャン「構わねぇが」

ミカサ「ありがとう。それじゃぁ、私は訓練に戻る。」タタッ

ジャン(え?マジでなんなのこの展開?)

〜その日の夕食 食堂〜

ジャン「おい、アルミン」ガシッ

アルミン「!?」

ジャン「(なんだかよくわからんが、ミカサから俺に話しかけてきたぞ!)」

アルミン「よ、良かったじゃないか!」

ジャン「さすがはアルミンだな!どんな手を使ったんだ?」

アルミン「えっと、それはね・・・」

エレン「何だか楽しそうだな、お前ら。最近よく一緒にいるし。」

ジャン「まぁな!特に今日は楽しいぜ!」

エレン「昼間、ミカサには派手にやられてたみたいだが?」

ミカサ「私の話?」ササッ

エレン「おっと、いたのか!」

ミカサ「ところでジャン、この後のことだけど」

ジャン「お、おお!(一体なんなんだ!?)」

ミカサ「隊舎の裏に来て。そこで待ってる。」

ジャン(まさか・・・)

初スレです。最初のほう改行すら出来てませんでした。出直してきます。

ちょっと書き溜めたのを投下

〜夕食後 隊舎裏〜

ジャン「来たぜ」

ミカサ「ありがとう」

ジャン「急にどうしたんだ?」

ミカサ「ジャンに確かめたいことがあったから」

ジャン「そ、そうか(ヤバい、二人きりになって見るとさらにかわいい)」

ミカサ「ジャンは、その・・・私に好意を抱いていると聞いた」

ジャン「え?(待て待て待て待て!)」

ミカサ「違う?

ジャン「いやー、そのなんていうか」

ミカサ「?」

ジャン「嫌いじゃないというか、104期生の中では一番マシというか・・・」

ミカサ「だから?」

ジャン「だから、その、好意を持っているといっても過言ではないかもな・・・(もうどうにでもなれ・・・)」

ミカサ「そう」

ジャン「確かめたいことはそれだけだったのか?」

ミカサ「うん」

ジャン「そうか、それじゃぁ俺は部屋に戻るぜ、教官に見つかると面倒だからな(ミカサに期待した俺が馬鹿だったか)」

ミカサ「待って!」

ジャン「ん?」

ミカサ「私にもジャン、あなたに伝えたいことがある」

ジャン「お、おう(今度はなんだ?)」

ミカサ「私と・・・付き合おう・・・付き合うべき!///」

日付変わったのでID変わってますが>>1です

ジャン「え?」

ミカサ「だから、あなたは私の恋人になるべきだと言ったつもりだけど・・・」

ジャン「ちょ、ちょっと待った!なんか間違ってないか!?」

ミカサ「問題ない」

ジャン「大体お前、エレンのことが好きなんだよな?」

ミカサ「そう、私はエレンが好き」

ジャン「じゃぁ問題大ありじゃねぇか!!」

ミカサ「今朝、アルミンとこんなことを話した」

ジャン「ん?(やはりアルミンの策か)」

〜その日の朝 食堂〜

アルミン「ミカサ、ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?」

ミカサ「なに?」

アルミン「少し悩んでることがあって」

ミカサ「アルミンの悩み?話してみて」

アルミン「ありがとう。実は今、恋愛相談をジャンから受けているんだけど」

ミカサ「ジャンから?」

アルミン「そう、しかもジャンのその意中の相手というのはミカサ、君なんだ!」

ミカサ「ジャンが私を?」

アルミン「やっぱり気づいてなかったんだね・・・」

ミカサ「ジャンのことなら私も好きだ」

アルミン「それは仲間としてだろう?」

ミカサ「何か間違ってる?」

アルミン「いや、もちろん間違っているわけじゃないんだ」

ミカサ「なら、アルミンは何に悩んでるの?」

アルミン「その前に、ミカサ。ミカサはエレンのことが好きなんだよね?」

ミカサ「エレンのことはどうしても放っておけない。それを恋愛感情と呼ぶならそういうことだと思う。」

アルミン「でもね、ミカサ、落ち着いて聞いてほしいんだ。」

ミカサ「なに?」

アルミン「エレンはミカサのことを恋愛対象として捉えていない。」

ミカサ「え?」

アルミン「それどころか異性としてすら認識していないのかもしれない。」

ミカサ「・・・」

アルミン「ミカサ自身もそう思う節はあるんじゃないのかな?」

ミカサ「・・・」

アルミン「僕はそんなミカサを見ているのがたまらなくつらいんだ」

ミカサ「でも、放っておくわけにはいかない!エレンと私はずっと一緒だった!だからこれからも!」ガタ

アルミン「落ち着いてくれミカサ」

ミカサ「ごめん。少し取り乱した。」

アルミン「いいんだ。ミカサのエレンを想う気持ちは痛いほどにわかるから。」

ミカサ「ありがとう。」

アルミン「ただ、この先ずっとミカサとエレンとのすれ違いを見続けるのはやっぱりつらい。」

ミカサ「・・・」

アルミン「それにこの先、エレンにも意中の相手が現れるかもしれない。」

ミカサ「・・・」

アルミン「そしたら、ミカサはエレンのためを思って素直に応援できる?」

ミカサ「・・・たぶん無理」

アルミン「やっぱり、ミカサのエレン依存はいつかは克服しなくちゃならないものだと思うんだ。」
ミカサ「そう・・・かな?」

アルミン「もちろん、エレンがミカサに恋心を抱いているなら何の問題もない」

ミカサ「ただ、現実はそうじゃない・・・」

アルミン「残念だけど・・・」

ミカサ「なんとなくわかった。私はエレンの将来のためにエレン依存を克服しなくちゃならない。」

ミカサ「それで、私は何をするべき?」

アルミン「うん、僕からの提案は一度、ミカサとエレンが距離を置くっていうこと」

ミカサ「耐えられる自信がない」

アルミン「そこで、ジャンに登場してもらうってわけ」

ミカサ「ジャンに?」

アルミン「そう、ミカサがジャンと恋仲になるんだ」

ミカサ「どうして?」

アルミン「ミカサは誰かから好かれたことは?」

ミカサ「ない」

アルミン「ところがジャンはミカサ、君のことが本当に好きらしい。ミカサがエレンのことを思うくらいに」

ミカサ「本当に?」

アルミン「ああ。隊舎ではいつもミカサのことばっかり話してるよ。挙句の果てにはミカサを振り向かせるための作戦会議まで開いたんだ!」

ミカサ「そう・・・わかった。ジャンと恋仲になってもいい。」

アルミン「本当かい!?」

ミカサ「構わない」

アルミン「よかった!もしかしたらミカサもそのままジャンのことを好きになるなんてこともあるかも!」

ミカサ「わからない。でも、エレン離れのための一歩にはなると思ったから。」

アルミン「うん」

ミカサ「ただ・・・」

アルミン「ただ?」

ミカサ「ジャンを利用しているみたいで」

アルミン「申し訳ない?」

ミカサ コクッ

アルミン「大丈夫!ジャンにもこのことは伝えるから」

ミカサ「?」

アルミン「つまり、ミカサがエレン離れのためにジャンと付き合うっていうことをジャン本人にも伝えるんだ」

ミカサ「それ、大丈夫?」

アルミン「きっとね。」

ミカサ「・・・わかった。」

アルミン「なら善は急げだ、今日ミカサから告白するんだ!」

ミカサ「私が!?」

アルミン「ミカサのエレン依存克服のために付き合ってもらうんだろう?」

ミカサ「確かにそう・・・」

アルミン「なら!」

ミカサ「わかった・・・緊張する・・・」

〜隊舎裏〜

ミカサ「というわけで付き合ってほしい・・・///」カーッ

ジャン「なるほど。そういう事情があったのか。(アルミンの野郎、こんなお誘い断れるわけねーじゃねーか!ってかミカサも恥じらいみたいなものは感じるんだな・・・)」

ミカサ「返事は・・・?」

ジャン「しゃーねー!そういうことなら付き合ってやるか!(よし、ここからマジでミカサの心を掴んでみせる!)」

ミカサ「よ、よろしく」モジモジ

ジャン(ミカサかわいいよミカサ)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom