菫「しかし、何故それを私に伝える」
智葉「あんたんとこは西東京が島で、うちんところが東東京。これはずっと変わらない、お互いを刺激せず、互いの利益を尊重してきた」
智葉「そこへしゃしゃりでてきたのが関西最大の清水谷組。最近やつらは私達の島を荒らし始めた」
智葉「これは確かな情報だが、長野の龍門渕家と手を組んで関東の利権を奪おうって話だ」
菫「つまり、うちの…西東京の利権もそいつらは奪いたいって考えてるわけとお前は言いたいんだな?」
智葉「ああ、そうだ」
菫「だから、私達に手を組めと?」
智葉「飲み込みが早くて嬉しいよ弘世、つまりそういうことだ」
菫「ふむ、で、具体的に私に何をして欲しいと?兵隊でも出してそいつらの関係者でも襲えとでも?」
智葉「いや、お前がそういうのが好かんってのは知っている、実は、もうすでにひとつの話が上がっているんだ」
菫「なんだそれは?」
智葉「麻雀だよ」
菫「麻雀だと?」
智葉「ああ、4つの陣営が5人の代表者を出して麻雀で利権を取り合うんだ」
遅筆だけど許してくれ
菫「…。」
智葉「来週、清水谷竜華と龍門渕透華が関東に来る、その時に具体的な条件を決めることになっている」
智葉「それにだ弘世、もうこれは私達だけの問題ではなくなっている可能性すらあるんだ」
菫「どういう事だ?」
智葉「先日…」
PURUUUUU
菫「電話?私か?」
智葉「…。どうぞ」
菫「すまない」ピッ
『スミレ!助けて!スミレ!』
菫「淡!?」
淡『スミレ!タカミとテルがっ!誰かに連れて行かれてっ!せーこが!追いかけたんだけどっ!どうしよう…せーこが…せーこが…うぅっ…』
菫「落ち着け淡!誠子がどうしたんだ!?」
淡『撃たれたっ!鉄砲で!せーこがしんじゃうよ…血が…すごいでてるよっ…スミレっ助けてスミレっ!!」
菫「なんだと…」
菫「淡、よく聞け、救急車は呼んだか!?今どこにいる!?」
淡『救急車呼んだよっ!!!場所は…学校の近く…せーこ…すごい苦しそう…嫌だよ…死なないでよせーこっ!!!』
菫「わかった、すぐに行く、救急車が着たらまた連絡をくれ、すれ違いになったら困るから救急隊員の人にどこの病院に運ぶか聞いて教えてくれ」
淡『うんっ…わかった…はやくきてスミレ…私…わたし…」
菫「大丈夫だ、亦野はきっと助かる、だからお前は自分のできることをやるんだ?いいな?」
淡『っ…。わかったっ…」
ピッ
菫「辻垣内…。話は大体伝わったか?私はこれから行かねばならない」ガタッ
智葉「ああ…」
菫「すまない、それじゃ…」カツカツ
智葉「弘世!」
菫「…。」ピタ
智葉「実は、先週私の友人が一人誘拐された、犯人は分かってはいないが…おそらく…」
菫「…。言いたいことは分かった。勝負の話は前向きに考えておく」
智葉「ああ…頼むよ…」
病院
菫「淡!」
淡「スミレ…スミレぇぇぇ!!!」抱きつき
菫「淡…もう大丈夫だ」頭ポンポン
淡「ぐすっ…うぇぇぇぇんっ!!!」
菫「いったい何が…何があった?」
淡「わからない…4人で…歩いてたら…突然黒い車が止まって…中から二人…人が出てきて…せーこが…戦ったんだけど…撃たれて…テルとタカミが…連れて行かれちゃったよぉ…」
菫「…。そうか…」
淡「せーこ…死んじゃったりしないよねっ?嫌だよっ…私っ…」
菫「…。ああ、私も同意見だ…。」
淡「それにっ…テルとタカミだって…どうしてこんなことにっ…」
菫「…。心配するな…淡。私の命に変えても…二人を助け出すから…」
淡「っ…。何よそれ…。スミレにっ…どうやって助け出せるのよ…」
菫「大丈夫、大丈夫だから…淡…。だから今は…亦野の無事を祈ろう…」
淡「っ…。うんっ…」
日後 都内某所
菫「すまない、待たせた」
智葉「いや、いい。こないだの事はどうなった?」
菫「ああ、幸いにも撃たれた人間は命があったが…誘拐された方は未だに何ら手がかりがない」
智葉「そうか…」
菫「これから、来るのか?」
智葉「ああ」
「失礼します」
智葉「着たか」
「お初にお目にかかります、私、清水谷竜華の代理で来ました末原と申すものです」
菫「…。こっちは頭が揃っているのにそちらは代理人とは…清水谷さんも不義理な人ですね…」
恭子「申し訳ありません。何分最近は物騒なものですから、現段階でこちらに来ることは控えさせて頂きたいとの事です」
智葉「まぁいい、さて、後は龍門渕か…」
「失礼」ガラッ
「今日はお集まりいただき、誠にありがとうございます」お辞儀
菫「君は…?」
「龍門渕透華の代理、天江衣申す」
智葉「また、代理か」
衣「申し訳ない、透華は体調が優れないゆえ、この席にはこれなんだ」
菫「…。まぁいい。それはそうと、あなた達に聞きたいことがある」
恭子「何でしょうか?」
菫「先日、私の友人が何者かに襲撃、誘拐された、一人は生死を彷徨い、二人は未だに行方を掴めてない、これはあなた方どちらかによって起きたことと捉えていいのか?」
衣「…。」
恭子「…。」
智葉「弘世、これを見てくれ…」写真渡す
菫「これはっ!?照に尭深!?おまえが何故これを!?」
智葉「先日も言ったように、私の友人も誘拐された、先日その友人が換金されている写真が届いたのだが、それと一緒にこれも入っていた」
菫「…。そうか…。お二方…もう一度聞く、心当たりはないのか…?」
恭子「…。こういったことはしたくはなかったのですが…」
恭子「今回の話を円滑に進めるために、やむを得ず…」
菫「そうか…」
菫「…。これだけは…言っておこう…もし、二人に…なにか危害を加えたら…私は…お前たちを決して許さない…生まれてきたことを後悔させてから、私はお前たちを殺す」
衣「なんとも、酷い話じゃが…話をさせてもらっても構わんかね?」
智葉「…。ああ、」
衣「ここにいる4人は…それぞれ大規模に展開する利権を持っておる…私達龍門渕家、そして清水谷組は関東の利権を欲している、ここまでは理解していただけたか?」
智葉「ああ」
菫「…。」
衣「…。その沈黙は、理解したと捉えさせてもらう。私達としてもそれだけ広範囲の利権をタダで得られるとは考えていない、いづれ血で血を洗う争いが起きるものと理解している」
衣「そこで、その利権を、麻雀で奪おうと私たちは考えた、それであれば血は流されずに済むと考えたからだ」
衣「まぁ、実際は…荒っぽい関西人どもの手によって血は流されてしまったわけだが…これに答えてしまえばそれこそ戦争が起きてしまうというのは…弘世さん、辻垣内さん、あなた達は理解しているようで良かった」
衣「話がそれてしまったが…私達の要求は西東京、東東京の利権だ」
衣「勿論、あなた達が勝てばあなた達の要求もこちらは飲むつもりだ」
衣「今日、それらすべてを決めてもらえれば…あなた達の友人たちは開放される…ですよね、清水谷の代理人さん?」
恭子「ええ、そのつもりで私は今日はここにいます」
衣「だそうです。さて、あなた方の要求を聞きたいのですが?もう決まっていますか?」
智葉「…。弘世…。ここは、私に一任させてくれないか?何か決めてきているのであれば聞くが…」
菫「誘拐の指示を出した者と私の友人を撃った者の処遇」
智葉「…。だそうだ…。私からの要求は今後一切の関東圏への手出しの無用と20億の現金だ。これで飲めるか?」
恭子「…。わかりました。私どもはその条件を飲みましょう…」
衣「それでは…話は決まった。私達が勝った時は東京の利権、そちらが勝ったら20億と東京から手を引く、そして弘世さんの友人を襲撃した首謀者と実行者の処遇。皆さんこれで同意ということで間違いはないかな?」
三人「ああ」
衣「よろしい、では、具体的な勝負のルールについてだが…」
智葉「最初に言っておくが、卓と牌は私が用意したものを使っていただく」
恭子「信じてもよろしいのですか?」
智葉「信じるも何も、私は勝負は公平にしたいと考えている。だからこそ…」
智葉「私がわけの分からない能力が使えない卓と牌を用意させる」
衣「ふふっ…なるほど…それは至極公平な麻雀が打てそうじゃの…」
菫「それで、ルールは?」
衣「ふむ、まず、各陣営それぞれ5人打つ人間を用意してもらう」
衣「初めは、5半荘勝負のポイント制と考えたが。それでは興が冷めてしまうと考えた」
衣「そこで、だ、脱落制にしてみてはどうかの?」
菫「脱落?」
衣「そうじゃ、まず最初に各陣営4人が打ち始める。25000点持ちでな。そして、持ち点が0になったものは後ろに控えてる次の者と交代する。これを繰り返し5人目の持ち点が0になったらその陣営は敗北ということじゃ」
衣「もし、1つの陣営が敗北した場合には5人目にはその場に残ってそのまま打ってもらう。そして、今度そのものが失点した時はもう一方の味方の陣営の者の点数が減っていくということとする」
衣「そして、もうひとつの特殊なルール付けとして、上がってもそれで得た点数は自分や味方の点数に加算することはできない、つまり点数が増えるということはないということじゃ」
衣「ここまでは理解してもらえたかの?」
菫智葉「ああ」
衣「よろしい、あと、なにか付け加えたいルールとかはありますか?」
みんなに聞きたいなんかある?
智葉「思ったんだが、もし、一人目が3000点持ちで満貫に振り込んだ場合どうするんだ?」
衣「ああ、忘れておった、それは次の人間の持ち点から自動的に引かれるという風に考えておる」
菫「もし、1000点持ちで役満に振り込んだら二人目もその場で飛んでしまうんじゃないのか?そこはいいのか?」
衣「そうじゃの…それこそ興が冷めてしまうの…どうしたものか…」
恭子「ふふっ、皆さんは…役満に振り込んでしまうような人しか集められないということですか?」
恭子「私共の陣営にはそんな人間はおりませんので、25000点持ちでもいいですがね」ニコ
菫智葉「…。」
衣「ふふっ、そうじゃの杞憂じゃなこれに関しては、では今行った通りのルールで行おうか」
恭子「お二方、異存はありませんね?」
菫智葉「ああ」
衣「これできま」
菫「満貫縛り」
衣「ん」
菫「満貫縛りはどうだ?そして満貫以下は点数に変化はなく場が流れるだけというのは?」
衣「うむ。私は良いと思うが」
恭子「異存ありません」
衣「これで、もうよいな?では確認する」
衣「勝負は各陣営5人1名づつの脱落戦、25000点を失ったものから書く陣営2番手3番手へと交代していく、箱下を割ってしまったら次のものの点数からその分を引く」
衣「満貫以下の点数は変動なし、場が流れるだけ、上がっても点数の加算は無し、5人目が飛んだらそのまま5人目が卓に着き、失点した場合はもう一方の味方の陣営の点数が減る」
衣「両陣営の点数がなくなったら決着」
衣「我々が勝ったら東京の利権」
衣「そちらが勝ったら現金20億とこちらの東京利権放棄、そして弘世さんの友人を襲撃した首謀者と実行者の処遇」
衣「以上で決定してよいか?」
衣「よろしい、日取りは…7日後でどうかの?」
三人「ああ」
衣「それでは…今日はこれにて解散という事で」
恭子「それでは、弘世さんの友人を開放させるよう手配します」
菫「…。ああ」
つまんねーのwwwwwwwwwwwww
菫「しかし、何故それを私に伝える」
智葉「あんたんとこは西東京が島で、うちんところが東東京。これはずっと変わらない、お互いを刺激せず、互いの利益を尊重してきた」
智葉「そこへしゃしゃりでてきたのが関西最大の清水谷組。最近やつらは私達の島を荒らし始めた」
智葉「これは確かな情報だが、長野の龍門渕家と手を組んで関東の利権を奪おうって話だ」
菫「つまり、うちの…西東京の利権もそいつらは奪いたいって考えてるわけとお前は言いたいんだな?」
智葉「ああ、そうだ」
菫「だから、私達に手を組めと?」
智葉「飲み込みが早くて嬉しいよ弘世、つまりそういうことだ」
菫「ふむ、で、具体的に私に何をして欲しいと?兵隊でも出してそいつらの関係者でも襲えとでも?」
智葉「いや、お前がそういうのが好かんってのは知っている、実は、もうすでにひとつの話が上がっているんだ」
菫「なんだそれは?」
智葉「麻雀だよ」
菫「麻雀だと?」
智葉「ああ、4つの陣営が5人の代表者を出して麻雀で利権を取り合うんだ」
智葉「思ったんだが、もし、一人目が3000点持ちで満貫に振り込んだ場合どうするんだ?」
衣「ああ、忘れておった、それは次の人間の持ち点から自動的に引かれるという風に考えておる」
菫「もし、1000点持ちで役満に振り込んだら二人目もその場で飛んでしまうんじゃないのか?そこはいいのか?」
衣「そうじゃの…それこそ興が冷めてしまうの…どうしたものか…」
恭子「ふふっ、皆さんは…役満に振り込んでしまうような人しか集められないということですか?」
恭子「私共の陣営にはそんな人間はおりませんので、25000点持ちでもいいですがね」ニコ
菫智葉「…。」
衣「ふふっ、そうじゃの杞憂じゃなこれに関しては、では今行った通りのルールで行おうか」
恭子「お二方、異存はありませんね?」
菫智葉「ああ」
衣「これできま」
菫「満貫縛り」
衣「ん」
菫「満貫縛りはどうだ?そして満貫以下は点数に変化はなく場が流れるだけというのは?」
菫「それで、ルールは?」
衣「ふむ、まず、各陣営それぞれ5人打つ人間を用意してもらう」
衣「初めは、5半荘勝負のポイント制と考えたが。それでは興が冷めてしまうと考えた」
衣「そこで、だ、脱落制にしてみてはどうかの?」
菫「脱落?」
衣「そうじゃ、まず最初に各陣営4人が打ち始める。25000点持ちでな。そして、持ち点が0になったものは後ろに控えてる次の者と交代する。これを繰り返し5人目の持ち点が0になったらその陣営は敗北ということじゃ」
衣「もし、1つの陣営が敗北した場合には5人目にはその場に残ってそのまま打ってもらう。そして、今度そのものが失点した時はもう一方の味方の陣営の者の点数が減っていくということとする」
衣「そして、もうひとつの特殊なルール付けとして、上がってもそれで得た点数は自分や味方の点数に加算することはできない、つまり点数が増えるということはないということじゃ」
衣「ここまでは理解してもらえたかの?」
菫智葉「ああ」
衣「よろしい、あと、なにか付け加えたいルールとかはありますか?」
みんなに聞きたいなんかある?
>>34
ルール書き忘れ
特殊な卓と牌で変な能力は使えない
恭子「…。こういったことはしたくはなかったのですが…」
恭子「今回の話を円滑に進めるために、やむを得ず…」
菫「そうか…」
菫「…。これだけは…言っておこう…もし、二人に…なにか危害を加えたら…私は…お前たちを決して許さない…生まれてきたことを後悔させてから、私はお前たちを殺す」
衣「なんとも、酷い話じゃが…話をさせてもらっても構わんかね?」
智葉「…。ああ、」
衣「ここにいる4人は…それぞれ大規模に展開する利権を持っておる…私達龍門渕家、そして清水谷組は関東の利権を欲している、ここまでは理解していただけたか?」
智葉「ああ」
菫「…。」
衣「…。その沈黙は、理解したと捉えさせてもらう。私達としてもそれだけ広範囲の利権をタダで得られるとは考えていない、いづれ血で血を洗う争いが起きるものと理解している」
衣「そこで、その利権を、麻雀で奪おうと私たちは考えた、それであれば血は流されずに済むと考えたからだ」
衣「まぁ、実際は…荒っぽい関西人どもの手によって血は流されてしまったわけだが…これに答えてしまえばそれこそ戦争が起きてしまうというのは…弘世さん、辻垣内さん、あなた達は理解しているようで良かった」
衣「話がそれてしまったが…私達の要求は西東京、東東京の利権だ」
衣「勿論、あなた達が勝てばあなた達の要求もこちらは飲むつもりだ」
衣「今日、それらすべてを決めてもらえれば…あなた達の友人たちは開放される…ですよね、清水谷の代理人さん?」
日後 都内某所
菫「すまない、待たせた」
智葉「いや、いい。こないだの事はどうなった?」
菫「ああ、幸いにも撃たれた人間は命があったが…誘拐された方は未だに何ら手がかりがない」
智葉「そうか…」
菫「これから、来るのか?」
智葉「ああ」
「失礼します」
智葉「着たか」
「お初にお目にかかります、私、清水谷竜華の代理で来ました末原と申すものです」
菫「…。こっちは頭が揃っているのにそちらは代理人とは…清水谷さんも不義理な人ですね…」
恭子「申し訳ありません。何分最近は物騒なものですから、現段階でこちらに来ることは控えさせて頂きたいとの事です」
智葉「まぁいい、さて、後は龍門渕か…」
「失礼」ガラッ
菫「しかし、何故それを私に伝える」
智葉「あんたんとこは西東京が島で、うちんところが東東京。これはずっと変わらない、お互いを刺激せず、互いの利益を尊重してきた」
智葉「そこへしゃしゃりでてきたのが関西最大の清水谷組。最近やつらは私達の島を荒らし始めた」
智葉「これは確かな情報だが、長野の龍門渕家と手を組んで関東の利権を奪おうって話だ」
菫「つまり、うちの…西東京の利権もそいつらは奪いたいって考えてるわけとお前は言いたいんだな?」
智葉「ああ、そうだ」
菫「だから、私達に手を組めと?」
智葉「飲み込みが早くて嬉しいよ弘世、つまりそういうことだ」
菫「ふむ、で、具体的に私に何をして欲しいと?兵隊でも出してそいつらの関係者でも襲えとでも?」
智葉「いや、お前がそういうのが好かんってのは知っている、実は、もうすでにひとつの話が上がっているんだ」
菫「なんだそれは?」
智葉「麻雀だよ」
菫「麻雀だと?」
智葉「ああ、4つの陣営が5人の代表者を出して麻雀で利権を取り合うんだ」
恭子「…。こういったことはしたくはなかったのですが…」
恭子「今回の話を円滑に進めるために、やむを得ず…」
菫「そうか…」
菫「…。これだけは…言っておこう…もし、二人に…なにか危害を加えたら…私は…お前たちを決して許さない…生まれてきたことを後悔させてから、私はお前たちを殺す」
衣「なんとも、酷い話じゃが…話をさせてもらっても構わんかね?」
智葉「…。ああ、」
衣「ここにいる4人は…それぞれ大規模に展開する利権を持っておる…私達龍門渕家、そして清水谷組は関東の利権を欲している、ここまでは理解していただけたか?」
智葉「ああ」
菫「…。」
衣「…。その沈黙は、理解したと捉えさせてもらう。私達としてもそれだけ広範囲の利権をタダで得られるとは考えていない、いづれ血で血を洗う争いが起きるものと理解している」
衣「そこで、その利権を、麻雀で奪おうと私たちは考えた、それであれば血は流されずに済むと考えたからだ」
衣「まぁ、実際は…荒っぽい関西人どもの手によって血は流されてしまったわけだが…これに答えてしまえばそれこそ戦争が起きてしまうというのは…弘世さん、辻垣内さん、あなた達は理解しているようで良かった」
衣「話がそれてしまったが…私達の要求は西東京、東東京の利権だ」
衣「勿論、あなた達が勝てばあなた達の要求もこちらは飲むつもりだ」
衣「今日、それらすべてを決めてもらえれば…あなた達の友人たちは開放される…ですよね、清水谷の代理人さん?」
恭子「ええ、そのつもりで私は今日はここにいます」
衣「だそうです。さて、あなた方の要求を聞きたいのですが?もう決まっていますか?」
智葉「…。弘世…。ここは、私に一任させてくれないか?何か決めてきているのであれば聞くが…」
菫「誘拐の指示を出した者と私の友人を撃った者の処遇」
智葉「…。だそうだ…。私からの要求は今後一切の関東圏への手出しの無用と20億の現金だ。これで飲めるか?」
恭子「…。わかりました。私どもはその条件を飲みましょう…」
衣「それでは…話は決まった。私達が勝った時は東京の利権、そちらが勝ったら20億と東京から手を引く、そして弘世さんの友人を襲撃した首謀者と実行者の処遇。皆さんこれで同意ということで間違いはないかな?」
三人「ああ」
衣「よろしい、では、具体的な勝負のルールについてだが…」
智葉「最初に言っておくが、卓と牌は私が用意したものを使っていただく」
恭子「信じてもよろしいのですか?」
智葉「信じるも何も、私は勝負は公平にしたいと考えている。だからこそ…」
智葉「私がわけの分からない能力が使えない卓と牌を用意させる」
衣「ふふっ…なるほど…それは至極公平な麻雀が打てそうじゃの…」
恭子「…。こういったことはしたくはなかったのですが…」
恭子「今回の話を円滑に進めるために、やむを得ず…」
菫「そうか…」
菫「…。これだけは…言っておこう…もし、二人に…なにか危害を加えたら…私は…お前たちを決して許さない…生まれてきたことを後悔させてから、私はお前たちを殺す」
衣「なんとも、酷い話じゃが…話をさせてもらっても構わんかね?」
智葉「…。ああ、」
衣「ここにいる4人は…それぞれ大規模に展開する利権を持っておる…私達龍門渕家、そして清水谷組は関東の利権を欲している、ここまでは理解していただけたか?」
智葉「ああ」
菫「…。」
衣「…。その沈黙は、理解したと捉えさせてもらう。私達としてもそれだけ広範囲の利権をタダで得られるとは考えていない、いづれ血で血を洗う争いが起きるものと理解している」
衣「そこで、その利権を、麻雀で奪おうと私たちは考えた、それであれば血は流されずに済むと考えたからだ」
衣「まぁ、実際は…荒っぽい関西人どもの手によって血は流されてしまったわけだが…これに答えてしまえばそれこそ戦争が起きてしまうというのは…弘世さん、辻垣内さん、あなた達は理解しているようで良かった」
衣「話がそれてしまったが…私達の要求は西東京、東東京の利権だ」
衣「勿論、あなた達が勝てばあなた達の要求もこちらは飲むつもりだ」
衣「今日、それらすべてを決めてもらえれば…あなた達の友人たちは開放される…ですよね、清水谷の代理人さん?」
ssスレは滅んで欲しい
キモオタのオナニーなんか見たくねーんだよ
数時間後
菫「照!尭深!」
照「菫!」 尭深「弘世先輩!」
菫「大丈夫か?怪我はないか?」
照「私たちは大丈夫…でも、誠子が…」
菫「あいつは大丈夫だ…今入院してる」
尭深「よかった…」ポロポロ
「あああああああああああああ!!!!」
淡「テルー!タカミー!!!」抱きっ
照「うわっ」 尭深「きゃ」
淡「よがっだぁぁあぁlー、ふだりどもぶじでよがだあああ」ボロボロ
照「心配かけてごめんね淡」なでなで
尭深「淡ちゃん、心配してくれてありがとう」なでなで
淡「ふええええええ!!!」ボロボロ
菫「ふぅ…」
私は3人にこれまでの経緯を話した
菫「というわけだ…私のせいで…本当に済まなかった…」
照「…。それは…菫が悪いわけじゃない…」
淡「そーだよ!菫はぜんっぜん悪くない!!!悪いのはその清水だよ!」
尭深「清水谷だよ…淡ちゃん…」
淡「あーもう!そんなんどうでもいいの!菫!私その麻雀参加するから!」
菫「なっ!?」
照「私も」
尭深「私も…参加させて下さい…誠子ちゃんの敵を討ちたいんです」
菫「だ、ダメに決まっているだろう!どんなことをしてくるかわからない連中なんだぞ!!!」
照「じゃあ、菫は、どうやって5人集めるつもりなの?知り合いに私達より麻雀強い人いるの?」
菫「そ、それは…」
淡「よし!けってー!」ババーン
菫「だめだ!」
照「菫、私たちの決意は硬いから…もし、私達より麻雀上手い人間がいるのならば私たちは引く、でも、そんな人そうはいないでしょ?」
菫「くっ…」
照「菫…その反応正直すぎ…」
淡「そーだよ!チーム虎姫で関西人なんてボッコボコにしてやる!!!」
尭深「でも…。誠子ちゃんが…」
淡「あ…」しゅん
照「そうだね…確かに一人足りない…あっ」
淡「ん?どうしたの?テルー」
照「一人…いた」
尭深「それなら…私も一人…でも、そうなると…私は用済みかな…」
淡「?」
菫「どういうことだ…?」
2日後
照「というわけで、妹です」
咲「あ、あの、いつもおねーちゃんがお世話になってます」ペコリ
菫「」
淡「テルー!スミレ-!連れてきたよー!!!」
「ちょ、ちょっと待って下さい!何ですか!」
尭深「この人が出てくれるなら…私は身を引きます…」
菫「おい…そのひとって…」
淡「じゃじゃーん!私よりちょっとよわっちぃ多治比真祐子ちゃんです!!!」ババーン
照「淡、淡の能力を封じられたら確実に多治比さんのほうが強いよ…」
淡「ええっ!!?」ガーン
尭深「私がハーベストタイムできないとしたら…この人に打って貰いたいです…」
真祐子「なんなんですか一体!!!あっ、ちょっとどこ触ってるんですか大星さん!」
淡「くそぉ~、真祐子のくせにー!!!」こちょこちょ
菫(どうしてこうなった…)
説明後
真祐子「なるほど…」
咲「そんなことがあったんですか…」
菫「二人共済まない…こんなことには巻き込みたくはないんだが…」
真祐子「いえ…私は麻雀を打つだけなら…その…力になりたいですよ?」
咲「私も…大丈夫だよおねーちゃん」
照「よし!流石私の妹!」
淡「よし!流石私の真祐子ちゃん!」
菫「こら、淡」
真祐子「ああ、いいんです。こーゆー人なんでしょうから」
菫「すまない」
照「じゃあ、ちょっとまってね…」カキカキ
淡「?」
照「これが、能力抜きにしての自力の比較」
咲>照>>>真祐子>菫>淡>>>尭深
淡「えええええ!!なにこれ!!!私、菫よりも下手くそのなの!?」
咲「おねーちゃん…」
照「私は何一つ嘘はついていない、これが真実」
尭深「やはり、私は足手まといのようですね」
菫「…」
真祐子「あー、やっぱり能力者って怖いわ…」ガクブル
照「挑むとしたら、やはり、尭深を除いた5人」
照「ちなみに能力有りだったら菫が抜けることになるから」
菫「そうか…本当に…みんないいのか…?」
淡「何を今更!!!」
照「上に同じ」
尭深「私も、参加はできませんがサポートさせてもらいますから」
咲「私も、お力になりたいです」
真祐子「私も、強い人と打てるなら大歓迎ですから」
菫「…。すまない…。甘えさせてもらう…」
当日
衣「本日はお集まりいただき誠にありがとうございます」お辞儀
衣「条件は、各々、承知のものとして、早速始めさせて頂きます」
衣「それでは、各々、一人目の方卓について下さい」
衣「各陣営、味方の後ろでの見物は自由です」
淡「照!頑張って!終わらせちゃってもいいから!」
照「どうだろう…周りを見る限りそれは無理だと思うけど…」
「あら?チャンピョンやないかい、よろしゅーな!」
照「…。憩」
「まさか、こんなところでいつぞやの再現をすることになるとはな…」
照「智葉…」
「あはは、僕は場違いだよねーこのメンツじゃ…」
照「誰?」
ごはん
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