美希「よしよし……いい子だから……ね？　雪歩……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

雪歩「うぅ……美希ちゃん……美希ちゃん……」ｸﾞｽﾝ

伊織（……あの二人……レズピアンなの？　雪歩がそういう気がしないでもなかったけど……）


美希「落ち着いた？　雪歩」

雪歩「うん……ありがとう、美希ちゃん」ﾖｲｼｮ

美希「……美希の胸を支えにして起き上がるのはやめてほしいの……」

雪歩「私ね、美希ちゃんに、その、嫉妬しちゃったんだ、恥ずかしい話なんだけど」

美希「嫉妬？　なんで雪歩が美希に嫉妬するの」

雪歩「やっぱり……そうだね、真ちゃんのことかな」

美希「真くん？　雪歩、真くんと仲いいのに、なんで？」

雪歩「うん、仲いいからだよ」

美希「仲いいから？」

雪歩「美希ちゃんと真ちゃんが仲良くしてるのを見ると……いやな気持ちで胸がいっぱいになっちゃうんだ……」

美希「雪歩……」

伊織（雪歩が美希の足にまたがっておでこをくっつけ合ってしゃべってる……）

雪歩「バカだよね……私は美希ちゃんより三つも学年が上なのに……嫉妬しちゃうなんて……」

美希「雪歩はバカなんかじゃないよ！」

雪歩「美希ちゃん……？」

美希「好きな人がほかの人と仲良くしてたらイヤ～なカンジになるのって、当たり前だと思うな」

美希「だから雪歩がそんなの気にすることないの……」

雪歩「美希ちゃん……」ｺﾂﾝ

美希「えへへ……雪歩☆」ｺﾂﾝ

伊織（いい加減注意したほうがいいのかしら……）

美希「今日は……雪歩の悩み全部ミキが聞いてあげるから、ちゃんと喋ってね？」

雪歩「み、美希ちゃん……うれしい」ｷﾞｭｯ

美希「ちょっと……そんなにくっついちゃったら苦しいよ……」

伊織（ついに抱き合ったわね）

雪歩「ご、ごめん……」ﾊﾟｯ

美希「もう……今からスキンシップは禁止なの、『ミキのお悩み相談』の時間だよ、あはっ☆」

雪歩「美希ちゃんの……お悩み相談……」ｺﾞｸﾘ

伊織（離れちゃったわね……何かいい争いでもしたのかしら……）ﾜｸﾜｸ

美希「なんか、ヘンなこと、考えちゃダメだよ？」

雪歩「……！　そ、そんなこと考えてないよ！　私はただどんなことを相談しようかなって思って……」

美希「うん！　ゆっくり考えてね！　ミキも雪歩のためにいっぱい考えるから！」

雪歩「美希ちゃん……ありがとう……」

伊織（なんか二人とも黙り込んで……深刻そうな表情になっちゃったわね……）

伊織（痴話喧嘩でもはじめたのかしら……）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

美希「それじゃあ萩原雪歩さん！」

雪歩「は、はい！　なんですか美希先生！」

美希「み、美希先生はやめてほしいの……は、恥ずかしいよ」

雪歩「ご、ごめんね、普通にするから」

美希「あはっ☆……雪歩ってヘンなところでノリがいーんだね」

雪歩「うん……お母さんにはすぐ調子に乗っちゃうっていわれたりするんだけど」

美希「もーう！　そうやって後ろ向きに考えちゃダメだよ！」

雪歩「ダ、ダメなのかな」

美希「ダメ！　雪歩の悪い癖なの！　ノリがいいって考えればアイドルとして強いって思うな」

雪歩「そうなのかな……」

美希「そうだよ！　バラエティ番組だってノリのいー子がいっつも注目されてるよ？」

雪歩「あ……たしかに」

美希「だから雪歩ももっとそういう所、みんなの前で出していったほうがいいって思うな」

雪歩「うん……ありがとう、美希ちゃん」

伊織（なんか雪歩が美希に怒られてるわね……美希に怒られるってどんな気持ちなのかしら……）ｳｽﾞｳｽﾞ

美希「他にお悩みはないですか？　萩原雪歩さん」

雪歩「えっと……そうだな、あ……」

美希「なにか心あたりが？」

雪歩「うん、千早ちゃんのことなんだけど……」

美希「千早さんがどうかしたの？」

雪歩「その……私も千早ちゃんに名前で呼ばれたいなぁって……」

美希「あぁ、そういえば真くんも春香も千早さんに名前で呼ばれてるもんね」

雪歩「うん……私だけ距離を感じるっているか……」

美希「でも、それなら簡単だよ？」

雪歩「え？」

美希「名前で呼ばれてるヒトの前をしてみればいーんだよ」

雪歩「そんなの……私にできるかな？」

美希「うーん、やってみるしかないって思うな！」ｶﾞｼｯ

雪歩「きゃっ！　美希ちゃんどこ行くの！？」

美希「そんなの千早さんのところに決まってるの！　早く行くよ！」ﾀﾀﾀｯ

伊織（行っちゃったわね……なんか美希が手握ってたみたいだけど……）

伊織（私も様子見にいってみようかな……別に美希が雪歩と仲良くしてたらちょっと気になるじゃない）

伊織（……って何考えてるのよ……ただ見せ物を見る感覚で見にいくだけじゃない。……しっかりしなさいよね、伊織）


千早「……」ﾍﾟﾗｯ

美希「あ……千早さんいたよ」ﾋｿﾋｿ

雪歩「うん……でも、どうやって話しかければいいのかな？」

美希「うーん、雪歩にミキっぽいのは似合わないかなぁ……そうだ！　春香の真似！」

雪歩「春香ちゃん？」

美希「うん！　春香の真似なら簡単なの！」

雪歩「どうするの？」

美希「まず千早さんの前まで手を振りながら走っていくの」

美希「それで千早さんの前でわざと転んで……」

美希「千早さんに手を貸してもらうの！　これなら自然にスキンシップが取れると思うな。あはっ☆」

雪歩（完璧な作戦だ……）

雪歩「ありがとう……美希ちゃん。私行ってくるね」

美希「雪歩……頑張って……」

雪歩「ち、ちはやちゃぁあああああん！」ﾀﾀﾀｯ

千早「は、萩原さん！？」

雪歩「お、おっはよぉおおおおおお！！！」ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ

美希（やったの！）

千早「だ、大丈夫！？　萩原さん」ﾊﾟｯ

雪歩「うん……ありがとう、千早ちゃん」ﾊﾟｼｯ

雪歩（やった……千早ちゃんの手……握れたよ、美希ちゃん）

雪歩（あれ……私、何のために転んだんだっけ……？）


伊織（なにあれ……雪歩と千早が手を繋いでるじゃないの……）

伊織（ど、どうして……雪歩にばっかりみんな……私だって……あんな風にしたいわよ）ﾜﾅﾜﾅ


美希（雪歩……頑張って……）


千早（萩原さん……捻挫とかしてないかしら……）

千早「……それで萩原さん……なんの用だったの？」

雪歩「えっと……」

雪歩（どどどどうしよう～なんにも話題考えてないよ～）

雪歩（このままじゃ……千早ちゃんに嫌われちゃうよ……）ｸﾞｽﾝ

千早「もしかして、次のライブの相談？」

雪歩「……え？」

千早「萩原さんがソロで歌う曲……テンポも独特でピッチも撮りづらそうだったから、私に相談してくれたのかなって」

雪歩「う、うん。そうだよ！」

千早「……はぁ、よかった」

雪歩「……え？　どうしたの？　千早ちゃん」

千早「だって……いきなり『歌の相談にきたの？』なんて聞いてもし違ったら恥ずかしいじゃない」

雪歩「あ……千早ちゃんもそんなこと考えたりするんだ」

千早「もう……萩原さん、私のことなんだと思っているの？」

雪歩「ご、ごめん。千早ちゃんって自分の考えを強く持ってるっていうか……我が道を歩けるタイプっていうか……」

千早「うん……そんな風に自分自身のことを捉えてた時もあったんだけれど」

千早「みんなと出会えて考え方がかわったわ」

雪歩「千早ちゃん……」

千早「だから次のライブはみんなでいいものにしたいの」

雪歩「そうだね、私も……頑張らなきゃ」

千早「萩原さんは綺麗な声をしてるから大丈夫よ、だからあの歌を歌うときはこんな風に……」♪ﾗｰﾗｰﾗｰ

雪歩「こ、こうかな？」ﾗｰﾗﾗｰ

千早「ちょっとテンポが狂ってる。こうよ」♪ﾗｰﾗｰﾗｰ

雪歩「こんな感じ？」♪ﾗｰﾗｰﾗｰ

千早「うん、今の感じ」

美希（なんか歌の練習はじめちゃったの……雪歩、大丈夫かなぁ）

伊織（そういえば……美希がひとりで突っ立ってるじゃないッ……）

伊織（これはチャンス……なのかしら）

伊織（ううん……弱気になっちゃダメよ、伊織。ここで逃げたら……水無瀬家の恥、当たって砕けろだわ）

伊織（私は美希に……アプローチをかける！）

ダメ……眠いの
明日の朝残ってたら続き書くの
おやすみなの

まだあったの……
今から書くから待っててほしいの

伊織「美希！」

美希「でこちゃん、どうしたの？」

伊織「え……えい！」ﾊﾟｲﾀｯﾁ

美希「きゃっ！　うぅ……でこちゃんまで……なにするの？」

伊織「」ﾊﾟｽﾝ　ｸﾞﾘｸﾞﾘ

美希「やめて……もうやめてよぉ……なんでミキばっかりみんなにおっぱい触られなきゃいけないの……」

伊織「やめてほしかったら私のことデコちゃんって呼ぶの……やめなさいよ……」

美希「……え？」

伊織「私だって……美希にちゃんと名前で呼ばれたいじゃない……」ｸﾞｽﾝ

美希「デコちゃん……」

伊織「あー！　もう、デコちゃんなんて美希の口から聞きたくないのよ！」

伊織「どうして雪歩のことは撫でてあげたくせに……私には指一本ふれくてくれないのよ……名前で呼んでくれないのよ……」

美希「デコちゃ……ううん、その……いおりん？」

伊織「なんで、亜美真美みたいな呼び方なのよ……もう」

美希「え、えへへ。その方がデコちゃん喜ぶかなって思ったんだよ？」

伊織「もう、しょうがないわね……いおりんでいいわよ、まったく」

美希「ありがとう……デコ……いおりん」

春香（伊織と美希が抱き合いながら立ってて……千早ちゃんと雪歩がデュエットで歌の練習してる……）

春香（なんなんだろう……この疎外感……）

千早「萩原さん、大分良くなったわね」

雪歩「ホ、ホント？」

千早「ええ。萩原さんの透き通るような歌声が、今回の曲によくマッチするようになったと思うわ」

雪歩「えへへ、これも千早ちゃんのおかげかなぁ」

千早「そんなことないわよ。萩原さん、元々歌は上手なんだから」

雪歩「そ、そうかなぁ……私の歌じゃ、あんまりお客さん楽しそうじゃなくて……」

千早「もっと自信をもって、萩原さん」

千早「地力はあるんだから、ちゃんとそれを発揮できれば、大丈夫よ、ね？」

雪歩「ち、千早ちゃん……ありがとう」

千早「ふふ、どういたしまして」

雪歩「でも……千早ちゃんに、その、私の名前読んでもらえたら……もっと自信持てるかなぁ……」ﾎﾞｿｯ

千早「萩原さん？　いまなんて？」

雪歩「う、ううん！　なんでもないよ！　千早ちゃん」

春香「雪歩はね、千早ちゃんに名前で呼んでほしいっていったんだよ、ね？　雪歩」

雪歩「は、春香ちゃん！？　いつの間に……」

春香「さっき事務所についたところ……あ～暑かったから喉渇いちゃったなぁ……」ﾁﾗｯ

雪歩「う、うん。私お茶いれてくるね……」ｿｿｸｻ

千早「あ、萩原さん……行っちゃった……」

春香「千早ちゃんも大変だねぇ」

千早「大変って……なんのこと？」

春香「いや、雪歩に好かれちゃって、ってこと。雪歩、時々面倒なところがあるから、あんまり頼られるとちょっと……」

千早「萩原さんは……面倒な性格なんかじゃないわ、撤回して、春香」

春香「う、うん。そうだよね……私たちみんな、仲間だもんね……」

雪歩「……」ｶﾞｼｬｯﾊﾟﾘｰﾝ……ﾀﾀﾀｯ

千早「は、萩原さん！？　待って！」ﾀﾀﾀｯ

春香（あちゃ～、聞かれちゃったか……なにやってるんだろう、私……）

春香（千早ちゃんが私以外の子と仲良くしてたからって……あんなこといっちゃうなんて……）

春香（最低だ……私って……）ｿﾌｧｰﾆﾌﾃﾈ

美希「いおりん……そろそろ、ね？」

伊織「え、なに？」

美希「胸触るの、やめてほしいの」

伊織「あ……」

伊織（私ったらずっと美希の胸に手置いてたの！？　これじゃあ、あのヘンタイを笑えないじゃないの……）


伊織「わ、悪かったわね……ずっと触っちゃって」ﾊﾟｯ

美希「ううん、いおりんの触り方、その……優しかったって、思うな」

伊織「美希……」

美希「だから、いおりんさえ良かったら……セクハラさん対策の練習、一緒に考えよ？」

伊織「セクハラさん対策？　それってどういう……？」

美希「……こういうことだよ」ﾊﾟｲﾀｯﾁ

伊織「あ……」

美希「ね？　一緒に練習するの！　あはっ☆」

春香（千早さんたち……戻ってこないな……美希と伊織はなんかちちくりあってるし……）

春香（大丈夫かな、雪歩……私に心配する資格、ないか）

春香（はぁ……私もやっぱり探しにいかないと、ダメだよね、よいしょっと）ｿﾌｧｰｶﾗｵﾘﾙ

春香（ちゃんと雪歩にあやまらなきゃ……）

美希「じゃあ……美希から、いくよ？」

伊織「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。まだ心の準備が……」

美希「えいっ」ﾊﾟｲﾀｯﾁ

伊織「あっ……ん……」

伊織（なんなの、この気持ち……なんだか、全ての人に優しくしてあげたくなるような……暖かい気持ちは……）

伊織（そう……これが……母性なのね。。。）

美希「いおりん、ダイジョウブ？」ｱｾﾘ

伊織「ﾌﾌﾌ……」

美希（デコちゃんには刺激が強すぎたの……かな？）

美希「デコちゃん！　正気に返ってなの！」ｵﾃﾞｺﾊﾟﾁｰﾝ！

伊織「きゃっ！　なにすんのよ！」

くぅ～Tired This is in complete！
The acting was talking about when I actually began to Netaresu
I did not really talk seed←
I am willing to challenge the story of fashion I so can not afford to waste your kindness
Please leave a message below our Madoka

Madoka「Thank you for everyone to see　Do not worry I've seen some places a little sinister！」

Sayaka「Well thank you！　Did my cuteness convey enough？」

Debu「That sounds a little embarrassed, but I'm glad to see me･･･」

Kyouko「So glad to see such！It's true my feelings！

Homura「･･･Thank you」fasa

then

Madoka Sayaka Debu Kyouko Ore「Thank you for everyone！」

End

Madoka　Sayaka　Debu　Kyouko「tte nande orekun ga！？

It really is the end

お昼食べてくるの
書くの遅くてごめんなさいなの

伊織「うぅ……ひどい……ひどいわ……」

美希「ご、ごめんなさいなの……デコちゃん、遠くに行っちゃったのかと思って……」

伊織「また……デコちゃん……ッ！」ﾀﾀﾀｯ

美希「あっ！　デコちゃん……行っちゃったの……」

美希「はぁ、ミキ、もう抱えきれないよ……うぅ……」ｸﾞｽｯ

屋上

雪歩「……また調子に乗っちゃった、春香ちゃんに、嫌われちゃったかな……」

春香「……やっぱりここにいたんだね、雪歩」

雪歩「春香ちゃん……」

春香「雪歩、前はいつもそうだったよね。トラブルがあったらすぐ泣いて、屋上に逃げて」

雪歩「……うん」

春香（あれ……謝らなきゃいけないのに……なんで私こんなこと……）

春香「そうやって相手をワルモノにして、自分ばっかり被害者だって思い込むのは……ずるい、ずるいよ」

雪歩「私、そんなつもりじゃ……」

春香「雪歩は黙ってて！　今は私が話をしてるの！」

雪歩「ご、ごめんなさい……」

春香「雪歩はさ、人の心のスキマに入り込むのが上手なんだよ」

春香「真に対してだってそう。ボーイッシュな容姿を気にしてる真に、一人だけちゃん付けで呼んで、媚売って……」

春香「それで真に飽きたら今度は千早ちゃん？　それとも美希が代わり？

雪歩「私はそんな風には思ってな……」

春香「じゃあなんで！　なんで私じゃないの！？」

雪歩「は、春香ちゃん？」

春香「私だって雪歩の相談に乗ったよ」