モバP「統一性のない短編集」 (18)

1スレ消費するにしては短すぎる短編を集めました
もっとも短いSSを4つ集めたところで短いものは短い
こずえが当たり前のようにエスパーなので一応注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392648255

「柚といちゃつくだけと思って書いていたらオチがズゴックになった」


P「腹が減った……」

ちひろ「ご飯抜きなんですか?」

P「そうです。そもそもどの口が言うんですか、ガチャの回し過ぎで、ですよ……」

ちひろ「ああ、なるほど」

ちひろ(あると使っちゃうタイプだから絞るように搾取してたんですがさすがにやりすぎでしたか)

ちひろ(結婚するのは簡単なんですけど幸せな生活のためなら結婚費用、育児費、生活費がかかりますからねえ)

ちひろ(浪費家のPさんを貯金させるにはPさんからガチャで巻き上げたお金を私が貯金するガチャ貯金しかありません)

ちひろ(それにガチャで恐怖を刷り込んでおけば結婚した際にPさんは私に敵わないと思い込み尻に敷かれる)

ちひろ(そして鬱憤が溜まって、それを晴らすように行為の時激しく求めてくれて……♥)

こずえ(ふわぁ……つきあってもいないのに……このもうそうりょく……あたまだいじょうぶ?)

ちひろ(黙りなさい)

P「どうしたんですか、日菜子みたいな顔してたかと思ってたらいきなり般若みたいな顔になって……」

ちひろ「いえ、なんでもありません。昼食、奢ってあげてもいいんですよ」

ちひろ(こずえちゃんめ……いいもん!こうして二人きりでご飯食べて親睦を深めてそれでいつか、Pさんと……むふ、むふふ……)

P「うぐっ、すごく奢られたくない……けどお腹空いてるからなあ」

P「ん?何だかいい匂いがする」スンスン

P「引き寄せられる~」スタスタ

ちひろ「ちょ、ちょっと待ってください!」

ジュージュージュー

柚「ナ~ポリタン! 懐かし響き!」

柚「そのあまーい 香りにみんなイチコロ~」

P「」フラフラ

柚「あ、Pサン!今、炒飯作ってたんだけど食べる?」

P「食べる」

柚「へへっ、そろそろお腹空いてるかなと思って女子寮に置いておいた材料で作り始めたんだ。Pサンの胃袋の状況を的確に把握出来るだなんてまさに胃袋を掴む!だよね?」

P「全然違う。けどそんな人がお嫁さんにほしい」

柚「えへへっ!」

ちひろ(なんですかこのバカップル成立直前の男女感は……!ナポリタンの歌を歌いながら炒飯を作っていたことにさえ突っ込むことさえ出来ない……!)

柚「出来た!皿に盛りつけて……たーんと召し上がれ」

柚「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!……うまい!」

P「召し上がれと言った本人から食べ始めてどうする」

柚「Pさんも召し上がれ?」

P「……モグモグ……おいしいぞ!」

柚「えへへ」ニコニコ

ちひろ(もはや結婚費用の話どころじゃない!妬ましい……!妬ましい!どうしたらあんな間柄になれる……!?)

ちひろ(はっ!さっき胃袋を掴む女がお嫁さんにほしいって……こうしちゃいられない!)



翌日

ちひろ「というわけで腕をズゴックに付け替えました」

P「は?」

ちひろ「これでPさんの胃袋をガッチリと……」キュィィィン

P「勘弁してください」


おわり

「俺は4体の登場人物でダイレクトマーケティングを構築!」


菜々「何を読んでるんですか?」

P「魔法陣グルグル2の一巻ですよ」

菜々「魔法陣グルグルですか。懐かしいですねえ……2?」

P「はい。発売から結構経ってたけど本屋さんで見かけたから買ってきました」

菜々「ぞ、続編ですか!?」

P「キャッチコピーは『おかえりニケ、おかえりククリ』ですね」

菜々「お、おおお!後で読ませてもらってもいいですか?」

P「実はもう全部読んであるんですけど菜々さんが読みそうだから事務所に持ってきたんですよ。どうぞ」

菜々「ありがとうございます!」




菜々「読み終わりました!笑いをこらえるのが大変でしたよ……」

菜々「とても懐かしい気分に浸れました……でも昔のも読みたくなってきちゃいましたよ……」

P「そんなあなたに2月22日発売の魔法陣グルグル新装版1~2巻」

菜々「再販するんですか!?」

P「さらにさらにぃ~!アニメイトなどで新装版とその同時発売の魔法陣グルグル2・2巻を一冊購入ごとに店ごとに違う限定グッズを手に入れられてしまうんだ!」

菜々「な、なんということでしょう……でも三冊しか買わないし限定グッズを全部集められる気がしません……」

P「アニメイトの特典だけはグルグル外伝の舞勇伝キタキタ(全七巻)でも一冊にカウントされますよ!」

菜々「舞勇伝キタキタ!そういうのもあったんですか!?」

P「ええ、これはニケとククリの物語ではなくてキタキタおやじとニケにチキとルウという新キャラが主役の物語ですね」

菜々「え、あの半裸で腰みのしか身に着けてないキタキタおやじがですか?」

P「はい、あの半裸で腰みのしか身に着けてないキタキタおやじが主人公です」

P「正直ガンガンオンラインを見ている人か、本屋に行く人ぐらいしか知りませんからねえ」

奈緒「魔法陣グルグル?」

P「おお、奈緒も知っているのか?」

奈緒「確か最終回で魔王を前にして帰る奴だな。尺が無さすぎるからどうなるのかと思ったらあのラストは印象的すぎるよ」

P「アニメ版か、確かにあれは唐突だった」

ちひろ「魔法陣グルグルの話ですよね」

P「ちひろさんも知っているんですか!?」

ちひろ「家にビデオありましたから。……ところで気になることが一つあるんですが」

P「なんでしょう」

ちひろ「魔法陣グルグルは90年代の作品ですよね」ニヤニヤ

P「あっ」チヒロノイトサッシ

P「90年代……となると世代は大体三十代ですよね」ニヤニヤ

菜々「あ゙っ」

菜々「あ、ああああ、あああああ!」

奈緒「お、おい、ちょっと待て!菜々さんは……」

P「それだとグルグルを知ってる奈緒は何歳サバを読んでるって言うんだ……!」

奈緒「どうしてそうなる!」

ちひろ「新疑惑・奈緒ちゃん三十歳以上……」

P「そういえば聞いたことがある……ある学校には黒い三年生という何年もダブっている生徒が居ると……!」

奈緒「私じゃないから!菜々さんも何か言ってくださいよ!」

ガシッ

奈緒「え、握手?菜々さん一体何を……」

菜々「そうだったんですか!でもナナはそういうの気にしませんからね!」キラキラ

奈緒「アンタは何で信じちゃうんだよ!」バシーン


おわり

「超能力」


こずえ「ゆっこー……ちょうのうりょくみせてぇ……」

裕子「」ジーン

こずえ「?」

裕子「ついにエスパーユッコの超能力を信じてくれる人が現れましたか!」

裕子「見せてあげましょう!エスパーユッコの超能力を!」

裕子「さいきっく・スプーン曲げ!」

グニャ フワッ

こずえ(すぷーんまげて…そのまげたとき、おきたびみょうなかぜでほこりがぷろでゅーさーのほうにむかったぁ……?)

こずえ(しかもらいのういるすつきのほこりー?) ※風邪を引き起こすウイルス

P「はぁ~、この仕事の量はきついな……」

こずえ(ふわぁ……いま、ぷろでゅーさーのくちにほこりがはいったのー)

こずえ(いまのでぷろでゅーさーはひろうもたたってかぜになるのー……ぷろでゅーさーをかぜにするちょうのうりょくぅー?)


裕子「どうでしたか!?今のはほんの序の口!」

こずえ「いまのって、ぷろでゅーさーをかぜにするちょうのうりょくなのぉー?」

裕子「え!?違います、全然違いますよ!なんでそうなるんですか」

こずえ(ちがったみたい……もっと、さきがあるのかもー…みらいをみてみよう……)

――――――――――――――――――――――――


P「はっくしょん!鼻水とくしゃみががとまらん……風邪引いちゃったかー。昨日無茶したからなぁ」

P「ちひろさんに仕事休むって電話して、その後今日は飛鳥にも休みだって電話しないと……」




プルルルルルル

飛鳥「プロデューサーから電話……?なんだろう」

ピッ

飛鳥「プロデューサー、どうしたんだい?」

P『すまん。酷い風邪みたいで、お前達にうつすわけにもいかないし今日は休むわ』ハァハァ

P『今日の俺の個人レッスンは中止だから仕事もないし事務所にこなくてもいいぞ』

飛鳥「わかったよ。しっかり休んでくれ」

P『すまない』

ガチャ

飛鳥(つまり今日は暇ってことだね。このままぐーたらしててもいいんだろうが、友情もなにも生まない非生産的な時間はなるべく過ごしたくない)

飛鳥(元々仕事の予定だったから友達と遊ぶ約束もしていないし、今日はそんな気分じゃないな)

飛鳥(となると……)

飛鳥「漫画、続き描こうっと」




飛鳥(ええと、前回作っておいたプロットは……)

飛鳥(Formula91 第20話 友よさらば)

飛鳥(そこまで順調に主人公とともに強力な敵達と善戦していたビルギットだったが、敵の新兵器バグに殺されてしまう)

飛鳥(新兵器の強さを表すために今まで強かった人物をかませにする。王道な演出だが、そこが却っていいんだ)

飛鳥(でも殺すのは少しやりすぎじゃないか?敵を強くしすぎると主人公たちを勝たせるのが難しくなってしまう)

飛鳥(この前だって、後々殺したキャラクターを今頃使いたくなって手遅れになったじゃないか)

飛鳥(じゃあ、ビルギットは死なない程度にボコボコにして、その戦いの後で生きてたよって出てこさせるってことでいいか)



飛鳥「よし、完成だ。ネットに投稿しよう」




光「ありす!タブレットで何やってるんだ?」

ありす「…………」ジー

ありす「ふぅ、生きていましたか……死んだかと思てショック受けましたよ……」

光「何の話?」

ありす「うわっ、光さん、居たんですか?」

光「いや、さっき話しかけたよ……」

ありす「すみません。WEB漫画読んでたんです。好きなキャラクターが死んだかと思って食い入るように見ちゃいまして」

光「そうなのか。邪魔しちゃったかな……そもそもWEB漫画って何?」

ありす「ネットでなんと無料で読めてしまう漫画のことです。もはやわざわざ雑誌やコミックを買う必要なんてないんですよ」ドヤァ

光「なんだそれ!すごいな!あたしにも見せてくれ!……実際の漫画に比べると絵がなんかおかしいような……」

――――――――――――――――――――――――

こずえ(べつのみらいもみてみたのー……)

こずえ(もしー…あすかがしごとしてたらぁ……こころがわりしなくてー、ぷろっとのへんこうははなくてびるぎっとはしんでたのー)

こずえ(そうしたらありすがしょっくでれっすんがみにつかなくて……まわりにおいてかれてたぁ……)

こずえ(なるほどぉー、ありすのこころとあいどるとしてのれんど、りょうほうをすくったのー……)

こずえ「ふわぁ…すごいちょうのうりょくなのぉー」

裕子「ふっふーん!わかってくれましたか!まだまだ序の口ですよー!」

こずえ「……ありすをー…たすけてくれてありがとぉ……」

裕子「えっ?どういうことですか?」

こずえ「なんでもないのー……じゃあぷろでゅーさーのかぜはげんこうかんせいご、こずえがなおしておくよー?」

裕子「う、うん?」

裕子(何を言ってるのかわからない……)



こずえちゃんの長文は書くほうも読むほうもつらい!
多分こんな風にちょっとほこり吸い込んだぐらいじゃ風邪にならないよ!

おわり

「いやあ15日は手のひら返しが激しいインターネッツでしたね」


P「はぁ……」

ちひろ「どうしたんですか?悩みがあるんでしたら聞きますけど」

P「いや、いいです。こんなこと誰にも言えませんし……」

ちひろ「プロデューサーさん。事務所を立てた時、どんな時も二人三脚で行きましょうっていいましたよね」

ちひろ「私は健やかなる時も病める時もプロデューサーさんに尽くします。出来るだけ私を頼ったり、甘えてくれてもいいんですよ……?」

P「……わかりました、そこまで言われたら言うしかありませんね」

P「その、全員ではないんですがアイドルの子達ってスキンシップが激しい子いますよね?」

ちひろ「ナターリアちゃんとかですね」

P「俺って女性慣れしてないじゃないですか、だから抱きれた際にその……性的な意味で興奮してしまって、アイドルのしかもまだ結婚出来ない歳の子に……そんな自分が嫌になって……」

ちひろ「えいっ」

ぎゅっ~~~

P「な、何をしてるんですか!?」

ちひろ「プロデューサーさんだって男の人だからしょうがないですよ」

P「で、ですが……」

ちひろ「プロデューサーが選んできてる自慢の子達じゃないですか。他の人でもそうなってしまいますよ」

ちひろ「それにほら、誘惑されても大丈夫なようにこうやって私で慣れていけばいいですから……」テレッ

P「え、それって……」

ちひろ「こういうのでいいんでしたら私はいつだって、付き合いますよ」ニコッ

P「あ、ありがとうございます!」

数日後

P「ぐずっ……」

ちひろ「Pさん、泣いてるんですか?」

P「ちひろさんに特訓してもらったのにまたアイドルで興奮してしまって……俺は猿かって、むなしくなって……」

ちひろ「事務員がこんな事言うのもあれですけど、全国の男の子を姿だけで興奮させてしまうとんでもない女の子達なんですから」

ちひろ「いくら見慣れてるPさんでも興奮してしまうのは当たり前だと思いますよ。ほら、元気出してください」

P「ちひろさぁん……」

ちひろ「さ、特訓しましょう!今日は何をすればいいんですか?」

P「ミニスカでそこらへん飛び回ってください」

ちひろ「それは無防備すぎると警告するように注意したほうが早いですね」マガオ

P「あ、はい」

またまた数日後

P「ゔゔゔゔゔゔゔゔゔ」

ちひろ「そ、そんなに泣いてどうしたんですか!?」

P「ぢびろ゙ざぁん……俺はも゙ゔ駄目です……」

ちひろ「とりあえずティッシュとハンカチどうぞ」

P「ありがとうございます……千枝が、千枝が俺の膝の上に乗ってもぞもぞ動いたんですよ」

P「そしたら、そしたら……俺の、俺の……こ、股間が反応して……ゔわ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙」

ちひろ「お、落ち着いてください!話はわかりました!また特訓やりましょう!プロデューサーさん座ってください!」

P「ぐずっ……」

ちひろ「ど、どうですか?」

P「その、ちひろさんが密着してくれてるから落ち着きはしました」

ちひろ「そ、それは……ありがとうございます」テレテレ

P「でも、でも……今回は直接刺激されてるからどうしようもないんです……」

P「男は柔らかくってすべすべで温かい女の人に股間を刺激されると為す術もないんです……」

P「意識してなければ大丈夫だったんですけど、千枝が『おっきくなあれ』とか言って跳ね上がるものですから……」

P「そういうことをチラリと頭に浮かべてしまったならばそれが例え、まだ11歳の女の子だとしても……ぐずっ……」

ちひろ「酷いですね。誰が千枝ちゃんにそんなことを教えたんでしょうか。見つけ次第叱っておきます」

ちひろ「それにしても男のPさんが言うんだから今回はばっかりはどうしようも……あっ!?」

ちひろ「……ひ、一つだけ手がありました!」

P「えっ……もしかしてきょ、去勢ですか!?一応考えてみたんですがまだ覚悟は出来てませんよ……」

ちひろ「違いますよ!とにかく、明日から毎日仕事始まる三時間前に事務所に来てください!」

P「に、三時間も前に……一体何をやるんですか!?」

ちひろ「~~~~~っ!言えませんよこんなこと!私は仕事に戻ります!」

P「……?」






翌朝

P「凛、おはよう」ニヤニヤ

凛「おはようプロデューサー。……なんかニヤニヤしてない?」

P「そうかなあ……ニヘヘ」ニヤニヤ

ちひろ「おはよう凛ちゃん」ツヤツヤ

凛「ち、ちひろさんはツヤツヤしてる……一体どうなってるの?」

ちひろ「少しいいことあっただけですから」ツヤツヤ

P「そう。いいこと、がね……」ニヤニヤ

凛「今日の二人なんか気持ち悪い」


おわり

以上です
正直ようやく雪かきが終わって興奮して勢いで書いた感は否めない
だがちひろが可愛いことだけは確か

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