ミカサ「正妻力を高める」(105)
ミカサ「高める!」
サシャ「あの、ミカサ? 何で起き抜けにそんな事を?」
ユミル「というか、制裁力? お前誰かを襲うつもりかよ」
ミカサ「……そのセイサイじゃない」
ミカサ「私の言っていることはつまり、妻としての度量の話」
クリスタ「妻? 奥さんの事?」
ミカサ「そう」
ミカサ「今日の夢で大切なことを思い出した」
ミカサ「私とエレンは既に夫婦同然だったということを!」
女子一同「!!!」
ザワ... ザワ...
ミカサ「よって私は焦る必要はない」
ミカサ「何故なら私はエレンの妻であるから」
ミカサ「だから、私はどっしりと構えておけばいい」
クリスタ「ね、ねえ、ミカサとエレンが夫婦ってどういうことなの?」
ミカサ「聞きたい?」フフ
アニ「……」イラッ
ユミル「よせクリスタ。いつもの発作だ」
クリスタ「でも……」
ミカサ「私は既にエレンと親公認で婚約を結んでいたということ」
ミカサ「そして、それは私の15歳の誕生日に自動的に受理される……」
アニ「……馬鹿馬鹿しい」
アニ「それが、アンタの狂言であるっていう可能性のほうが高そうだ」
ミカサ「そう思いたければそう思っておけばいい」
ミカサ「でも貴方がどう思おうと事実は覆らない……!」ゴゴコ
アニ「……へぇ」ゴゴゴ
サシャ「ヒィィィイイイ!」
クリスタ「もう! 二人共ここで喧嘩は止めようよ! ほら、ご飯の時間が迫ってるってば!」
クリスタ「後、ミカサ。この話を詳しく聞きたいから今日はエレン達の横で食事したら駄目だからね!」
ミカサ「わかった」
アルミン(皆さん、おはようございます。アルミン・アルレルトです)
アルミン(エレンと少し遅れて食堂に来たら、ミカサを中心に大半の女子が円陣を組んで食事を摂っていました……)
ライナー(おい、アルミン)ヒソヒソ
アルミン(分かってるよ、ライナー。ミカサ関連ってことは十中八九エレン関係のことだしね……)
ライナー(頼むぞ、俺は今日こそ穏便に事が進むことを祈る)ホロリ
アルミン(ライナー……)
エレン「珍しいな、ミカサが女子の方で食べるなんて」
ジャン「ほぉ、どうやらとうとうミカサもお前に呆れちまったようだなエレン?」
エレン「……何が言いたい」
コニー「おいおい、朝食ぐらいゆっくりしようぜ」
マルコ「二人共、席について。教官が来ちゃうかもしれないし」
ジャン「チッ」
エレン「フンッ」
アルミン(マルコは兎も角、コニーまでこのよく分からない空気を読むなんて……)
アルミン(それに、ミカサの様子も)
女子モブ「そう、なら彼の気持ちも同じだと思うな!」
ミカサ「うん、私もそう思う」フフ
アルミン(何だか余裕のある笑みが逆に怖いよ、案の定、ジャンが鼻の下を伸ばし始めたし)
ベルベルト「はは、何だか今日は女子たちがいやに活気づいているよね……」
エレン「? ああ、そういえばそうだな。ミカサに何か用でもあるのか?」
エレン「まぁアイツは成績がいいからな。慕われても可笑しくわねえ」
アルミン「そうだと、いいね」チラッ
ミカサ「」<●> <●> ジィィ
アルミン「」
アルミン(これは……こっちに来いってことだよね)キリキリ
サシャ「あ、アルミンが来ましたよ」
ミカサ「丁度良い、アルミン、説明して」
アルミン「え、何を」アセ
ミカサ「私とエレンが既に婚約の契を既に交わしているということを」
アルミン「」
ヤハリナ ソンナミカサガ マアソウダヨネ
ザワ... ザワ...
エレン「はぁ!?」
ジャン「」
エレン「おい、ミカサ。どういうことだよ!」
ミカサ「五年前の私の誕生日」
アルミン「!!!」
ミカサ「お父……いえ、グリシャさんから聞かされたはず」
ミカサ「私とエレンが許嫁だったということを!」
エレン「……」
アルミン「……」
回想
グリシャ「誕生日、おめでとうミカサ」
カルラ「ふふ、まるで実の娘の成長を祝うみたいで嬉しいわ」フフ
ミカサ「ありがとう///」
グリシャ「そういえば、エレンはどうした?」
カルラ「エレンならアルミンを迎えに行っていますよ」
グリシャ「成る程な、エレンはミカサ以外の友達は彼しか居ないからな」ハァ
ミカサ「……」
カルラ「心配ねぇ、ミカサ、あの子の事、宜しく頼むわね」
ミカサ「はい」
グリシャ「それにしても遅いな、日も暮れてきた」
カルラ「……! 丁度いいわ。貴方。ミカサも十歳の誕生日だしあの約束を伝えてもいいんじゃないかしら」
グリシャ「! だが、ミカサの両親は既に……」
カルラ「いいのよ、それに最終的な判断はこの子たちに委ねようというのが両家の見解だったじゃない」
グリシャ「……確かにな」
ミカサ「えっと、何の話ですか」
グリシャ「ミカサ、よく聞きなさい」
グリシャ「君は女の子だから男より成長が早い。特に精神面ではな」
グリシャ「だから、エレンより先に君に話しておくべきだと思う」
ミカサ「?」
グリシャ「君とエレンは君たちが生まれる前から許嫁……」
グリシャ「つまり、以前からイェーガーとアッカーマン家の間で結婚が決まっていたんだよ」
ミカサ「!!!」
ガタッ
ミカサ「」チラッ
エレン「」
アルミン「」
グリシャ(エレンとアルミンが家の外で聞き耳を立てていたか……)
エレン「なぁ、アルミン、許婚ってなんだ?」
アルミン「えっと……僕もよく分からないけど」
アルミン「エレンとミカサがずっと家族でいることをグリシャさんとカルラさんだけじゃなくて」
アルミン「ミカサの両親も認めてたってことだと思う」
エレン「ふーん、ということは最初からあいつとは家族になる予定だったってことだな」
アルミン「たぶんね」
――――――――
―――――
――
―
エレン(当時の俺はただ単にあの出来事をミカサと家族としてずっと過ごせるだけと思った)
エレン(だから、忘れていた)
エレン(あれが、かなり俺の人生を左右する話だったって事を!)
ミカサ「エレン、思い出した?」
エレン「」ハッ
アルミン(エレン……)
エレン(食堂の中の全ての視線が俺とミカサに集中していた)
エレン(ある者は興味深げに)
エレン(また、ある者は心配そうに)
ミカサ「エレン、答えて」
エレン「あ……ああ」
ミカサ「そう、良かった」
ミカサ「アルミンも当然、覚えているよね」ジロッ
アルミン「ぼ、僕は……」
ミカサ「……」
アルミン(確かに、ミカサの言っていることに嘘、偽りはない)
アルミン(だけど、今確実に)
アルミン(僕の次の言葉で、エレンのこれからの人生が決まってしまう!)
アルミン(どうすべきなんだ、僕は……)
アルミン(僕は二人を一番身近に見てきたと言っても過言じゃない)
アルミン(だから、ここは慎重に……)
悪魔アルミン(考えることなんてないだろ、ミカサが幸せになって僕は胃痛から開放される、何のデメリットが有る?)
天使アルミン(駄目だよ、僕たちはまだ自分の人生を決めるのには若すぎる!)
天使アルミン(それに許嫁なんて今更無効になってる!)
アルミン(ぐううぅぅぅ、どちらも正論だ)
ミカサ「アルミン!」ドン
アルミン「ヒィィィ!」
アルミン「ミカサが言っていることは、全て……」
アルミン「じ、事実だよ」
マジカー ヒューヒュー バカフウフガモウヒトクミフエルノカ
ザワ... ザワ...
エレン「」
ミカサ「」ホクホク
コニー「許嫁ってまるでお伽話の中だけかと思ってたが、嘘みたいだな!」キラキラ
ユミル「妄言じゃない、だと!?」
ジャン「」
サシャ「んー」モグモグ
ミカサ(この空気…イケる!)
ミカサ「私、ミカサ・アッカーマンはここに宣言する!」ドン
ミカサ「私は正妻…貴方達よりエレンにより近い存在」
ミカサ「…ので私はどんな恋敵(ライバル)が現れても蹴散らすことが出来る、一人でも」
ミカサ「だけど」
ミカサ「雌狐たちが私のエレンに近づくことを私は阻まない。何故なら私は正妻だから!」ドヤァ
アルミン(圧倒的、圧倒的に意味不明だよ、ミカサ……)
アニ「要約すれば、奪えるものなら、奪ってみろって事か」スタッ
エレン「……」クチパクパク
ベルトルト「アニ、何故エレンに近づいて……」
アニ「……」スタスタ
アニ「エレン……」グィ
エレン「ふぇ?」
チュッ
エレン「!!!!!!!!!!!!!!!」
ミカサ「!!!」
アルミン(ああ、一番最悪な事態が起こってしまった!)
アニ「……まぁ」
アニ「私のファーストキスだ」
アニ「アンタにとっては違うかもしれないけど、私なりの気持ちを行動で示したつもりだよ///」
エレン「アニ……お前……」
アルミン(確かに厳密に言えばエレンのファーストキスはミカサが相手だ)
アルミン(だけど、アレは五年前の……まだ子供だった時だし)
アルミン(なによりミカサの方から事故だったと申告してノーカンになったやつだ!)
ミカサ(つまり、“エレンの感覚”としては、アレはただのハプニング)
ミカサ「アニ……やはり、私の前に立ちはだかるのはお前か」
ミカサ「―――、お前は私の前で調子に乗りすぎた」
アニ「へぇ……?」
ミカサ「だが」
ミカサ「無意味っ!」グィ
エレン「ふぃ!?」
ズキュウウウン!!!
20分ほど出かけます
帰宅 今日暑いね
エレン「!?!?!?」
ミカサ「エレン、ふぇれん」レロレロ
エレン(俺の口の中でミカサの舌が動きまわったり、俺の舌を吸ったり甘咬みしたり……)
エレン(ああ…何かきもちいいぞ……)
エレン「……」チラッ
ミカサ「……」ニコリ
エレン(もう、どうでもいいか……)
アルミン(うわぁ、エレン完全に体をミカサに預けちゃってる……)ドキドキ
コニー「凄い…舌まで入ってるのか!?」
エレン「―――んぅ」トロン
ミカサ「このように!」プハァ
ミカサ「私は!」
ミカサ「いつでも!」
ミカサ「エレンを好きなようにできる」
ミカサ「その権利が私には、ある!!」ドーン
アルミン(とうとう、ミカサのリミッターが外れてしまった)
アルミン(エレンは、いや僕達はいったいどうなってしまうんだ!)ガタガタ
ギィィィイイ
キース「今しがた、大きな音が聞こえたんだが」
キース「その原因はなんだ」
ライナー(こ、このタイミングで、教官だと!?)
アルミン(今日ばかりは教官に感謝だね)ホッ
マルコ(だけど、何だか胸騒ぎがする)
ミカサ「……」ドヤァ
アニ「」イライラ
エレン「」
クリスタ「……」
クリスタ「……」スゥ
キース「どうした、レンズ」
クリスタ「私が……」
クリスタ「私が、エレンに告白してそれにエレンが驚いて、転けてしまった音です!」
ユミル「」
ライナー「」
ベルトルト「」
アルミン「」
アニ「」
ミカサ「……」チッ
エレン「……はぁ!?」
キース「そ、それは本当か、ブラウン」
ライナー「」
アルミン(残酷! ここでライナーに聞く教官は鬼畜だ)ガタガタ
クリスタ「ライナー」ウルウル
ライナー(女神……結婚したい)
ライナー(だが、彼女の想い人はエレンなんだろう)ホロリ
ライナー(ならばせめて)
ライナー(その思いを叶えてやる事が俺の出来る事!)
ベルトルト(ライナー、やるんだな、今!)
ライナー「……」プルプル
ライナー「はい、事実です……」
ミカサ(ライナー・ブラウン、お前には相応の報いを与える……)
アニ(明日の演習で使うサンドバックが決まったようだね……)
アルミン(ライナー、君ってやつは!)
ユミル「」
キース「そ、そうか」アセ
キース「野暮なことは言わんが訓練生としての節度を弁えて交際しろ、イェーガー、レンズ」
クリスタ「は、はい!」
エレン「ちょっ、え!?」
アルミン(……エレンあまりの展開の速さに頭が付いていってないんだね)
アルミン(僕達の天使まで惑わすなんて、本当に君は大したものだよ……)
クリスタ「ミカサ! アニ!」
ミカサ「なに?」
アニ「……」
クリスタ「私、負けないから」
アルミン(はは、食堂の天井に死兆星が見えるや)
就寝時間後
廃材置き場
エレン「ちょ、ミカサ落ち着け!」
エレン「どうしたんだよ突然、こんなところまで引っ張って来て!」
ミカサ「……どうして」
エレン「なんだよ……」
ミカサ「どうして、あの時否定の言葉をあの二人に言わなかったの」
ミカサ「私の気持ちは知ってたはず」
ミカサ「なのに……何故」
エレン「何故って、そりゃ……」
ミカサ「確かに、あの一連の出来事はインパクトがあった」
ミカサ「それでも」
ミカサ「私はエレンの正妻だけど、不安になることも、ある」
エレン「……」
エレン(俺だって馬鹿じゃない)
エレン(ミカサが俺と許婚だったってことに満更でもない感情を持ってることは分かる)
エレン(だけどよ……!)
エレン「勝手すぎるだろ!」
ミカサ「!?」
エレン「お前も、アニもクリスタも! みんな自分勝手だ!」
エレン「俺だって自分の気持ちを整理したい時だってある!」
エレン(なんたって、今日はアルミンも含めてみんな白い目で俺を見やがる!)
エレン(訓練に身が入らないっていうレベルじゃねーぞ!)
エレン「ミカサ、俺達の本分を忘れちゃいないか」
エレン「俺は言ったはずだ。巨人を駆逐する」
エレン「母さんの敵をとって、外の世界に行くってな!」
ミカサ「……それは分かってる」
エレン「つまり、ミカサは他の二人とは違って俺の目的を分かった上で、こ、告白をしたってことだな!」
ミカサ「? エレン?」
エレン「つまりだな……えーっと、お前が俺とこれからも戦うためには俺が側に居ないといけないってことだよな!」
ミカサ(そこまでは言ってない、いや……)
ミカサ「うん」キリッ
ミカサvsアニは面白いけどクリスタ絡めるハーレムは食傷気味だな
と思ったけどエレンがミカサとの事をちゃんと考えているので許す
エレン「な、なら仕方ねえな。お前はなんたって逸材の中の逸材らしいからな!」
エレン「そんな、お前が100%以上の力で戦えないなら、それは人類の損失だからな!」
ミカサ「……」
エレン「……そもそも、親が勝手に決めたことに従うのは嫌だ」
エレン「だけどよ」
エレン「……」
エレン「お前は、母さんが認めた女だからな」
ミカサ「エレン、耳が赤い……嘘を付いてる」
エレン「う、五月蝿い!」
エレン「どうでもいいけどな! 俺は許嫁なんて認めないからな!」
エレン「ただ、お前とのその……」
エレン「関係は進展させたいと思ってる」
ミカサ「エレンっ!」ダキッ
エレン「ちょ、ミカサ! 気が早いって!」
ミカサ「エレンの気持ちは分かってる」
ミカサ「望まない未来になるような過ちは冒さない」ガサゴソ
エレン「お前、俺の服を弄って、何を……」
ミカサ「大丈夫、痛くしないから」ニコリ
エレン「」キュン
アルミン(こうして、エレンを賞品として始まった女子三人による争いは激化していった)
アルミン(僕たちはその時の出来事を総括してこう呼んだ)
アルミン(第一次エレン正妻戦争……と)
ミカサ「エレン……いいよね、もう、辛抱できない」
エレン「ちょ、ミカサ発情すんな! オルオさんが見てるだろうが!」
オルオ「」
アルミン(調査兵団に入ってからよりいっそ、ミカサの挙動は可笑しくなった)
アルミン(恐らく、再びエレンに命を助けられたせいだろう)
アルミン(所構わず外聞をまったく考慮せず、ミカサはエレンとの一時敵接触を求めるようになった)
ミカサ「はあっ……はあ、はーっ……」
ミカサ「今日もいっぱいエレン分を補給できた」ニコリ
オルオ(何だよこれ……マジで、聞いてねぇぞ……)
エレン「」ボケー
アルミン(憲兵団に入ったアニは旧調査兵団本部に祝日のたびに潜入してエレンを拉致)
アルミン(そして翌日の朝には猿轡をしたエレンが無造作に門の前に置き去りにされていた……)
リヴァイ「あー、エレンよ。どうでもいいが、そういう趣味はあまり長続きせんぞ?」
エレン「んーん~んん~!!」ブンブン
ハンジ「ははっ、そうだ! エレンが巨人状態でも性欲があるかどうか実験しよう!」キラキラ
リヴァイ「……その方がまだ有意義かもな」
エレン「ひぃーんん~~ん!!!!!」ポロポロ
アルミン(第二次エレン正妻戦争にハンジ分隊長が加わったのは当然の帰結だった)
アルミン(だけど、僕はエレンに一切同情しなくなった)
アルミン(何故なら僕達の天使の想い人はエレンなのだから)
エレン「ちょ、クリスタ。俺舞踏会なんてどうすればいいか分からないぞ!?」
クリスタ「エレンは私に合わせてくれればいいよ」
クリスタ「それに、ここではクリスタじゃなくて、ヒストリアだよ?」
エレン「あ、ああ!」
アルミン(何かの取引をして、クリスタは貴族籍に復帰)
アルミン(そして催しのたびにエレンを同伴させた)
マダム「まぁ! 貴方がエレン・イェーガーね! 噂は聞いてますわよ」
エレン「はぁ」
マダム「わたくし、応援してますわ!これから二人でレイス家を盛り立てなくてはね!」
クリスタ「まぁ! 叔母さまったら!」
マダム「ふふ、名付け親と後見人の事は心配しなくてもいいからね!」
エレン「」
アルミン(露骨に外堀を埋めるクリスタが一番腹黒い正妻力を発揮しているのは偶然ではないだろう)
ジャン「なぁアルミン、ライナー」
アルミン「なんだい、ジャン」
ライナー「相談か?」
ジャン「最近、エレンの野郎を羨ましいとはあまり思わなくなった……」
アルミン(ジャンは失恋してから任務活動に傾倒していった)
アルミン(そんな彼が言った言葉は何故か酷く僕の心を打った)
ライナー「確かに、クリスタもよくよく考えれば遠い存在だしな……」
アルミン「それは言わない約束だよ、ライナー……」
ジャン「まぁ、俺は……そこまでクリスタに執着してなかったからな」
ライナー「……」
アルミン「……」
ジャン「なぁ」
ジャン「正直、今のエレンは幸せなのか?」
ジャン「一見、今の奴の状態は官能小説にあるような所謂ハーレムな状態だ」
ジャン「だが、俺は奴のやつれていく様をみて思うんだ」
ジャン「女は怖い」
ライナー「……それは真理かもな」
アルミン「だね」
ジャン「だから、今日は飲むぞ! 男だけで飲むほうが気兼ねなくいける!」
ライナー「ああ! ベルトルトやコニー、マルコも呼ぼう!」
アルミン「うん!」
ジャンさんが深い台詞を吐いた
アルミン(こうして僕達はエレンを尻目に親睦を深めていった)
アルミン(エレン)
アルミン(君がどういう結末を受け入れても)
アルミン(僕は君の一番の友達だから!)
――――――――
―――――
――
―
ミカサ「アニ、違う。エレンの性感帯はそこじゃない」サワサワ
エレン「もう、ひかさぁ~ やめ! っ……んっ」
クリスタ「あはっ、エレン可愛い反応!」
アニ「まったく、今回の共同研究は有意義になりそうだ!」
ミカサ「直接的な刺激は重要ではない、必要なのはそこまで持ち込む仕込みにある――!」
エレン「や……ミカサァ……もう、じらす、なよぉ……」ドキドキ
アニ「くっ、流石は自称正妻さまだね、よく分かってるようだ……!」
クリスタ「ま、負けないんだから!」
エレン「精々、励むことね」フッ
アルミン(こうして、旧調査兵団の地下室からは、よなよなエレンの切なげ声が漏れ出ていたそうだ)
アルミン(エレンが最終的に誰を伴侶としたのかはまた別のお話)
アルミン(ただ……)
アルミン(エレンの最初の子供は東洋人の特徴を持ってて)
アルミン(母親にもメンチを切るファザコンに育ったのは言うまでもないことだった)
完
アルミンヒロインのSS増える
↓
エレンヒロインでもいいやん!
↓
いつ書くの!?
↓
今
ミカサとエレン、オンリーの純愛を期待してた人には大変申し訳無い
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、104期訓練生ガールズ達のみんなへのメッセジをどぞ
ミカサ「みんな、見てくれてありがとう
ちょっとヤンデレなところも見えちゃったけど・・・気にしないでほしい・・・」
クリスタ「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
サシャ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいですね・・・」
ユミル「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
アニ「・・・ありがと」ファサ
では、
ミカサ、クリスタ、サシャ、ユミル、アニ、俺「皆さんありがとうございました!」
終
ミカサ、クリスタ、サシャ、ユミル、アニ「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません