P「……」
P「誰もいない深夜の事務所でひとり、何をやっているんだ俺は…」
P「てか日付変わったしね」
P「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
P「しごわた」
P「帰ろう…」
P「松屋でなんか食って帰るか…」
その辺の松屋
P(客はデミ定食くってるいつものオッサンと登山家スタイルの東南アジア人だけか)
P(相変わらずしけた店だ)
店員「牛丼並ですね~」
P「オナシャス」
Pは茶をすすった。
店員「牛丼並オマシャター」
P「ウィス」
P(深夜にぼっちで松屋の牛丼並盛とか底辺臭ハンパねぇ)
もぐ… もぐ…
P(いつも以上に油ギトギトしてんなぁ)
ティローン
店員「いら射精ー」
P(!)
デミ定食のおっさん「!」
若い男「腹減ったわマジで」
若い女「なにたべよ」
P(こんな日のこんな時間にアベックで松屋とかなんやこいつら…)
P(どんだけ選択肢が無いんだ)
松屋にもデミたまバーグ定食とデミきのこバーグ定食があるのです
若い男「俺デミきのこにすっかなw」
デミ定食のおっさん「!?」
若い女「めっちゃ食べるじゃんw私はビビン丼にしよw」
P(ヴァレンタインの深夜にアベックで松屋とか憐れすぎんだろ)
P(いや…憐れなのは…俺か)
登山家スタイルの東南アジア人「ハムッwwwwwハフハフッwwwwハフフwwwwwwww」ガツガツ
デミ定食のおっさん「……」もぐもぐ
P(ぼっちで580円のデミたま定食を食っているところに女連れで650円のデミたま定食を頼む若造が現れたが…)
P(このおっさんの心境は今どんなものだろうか)
デミ定食のおっさん「……」もぐもぐ
デミ定食のおっさん「ごっそさん」
店員「あしゃしたー」
P(そのまま食って立ち去るのみか。仕方のないことだ…)
P「…ふう」
P(食い終わったし俺もかえろ)
P「ごっさんした」
店員「あしゃしたー」
登山家スタイルの東南アジア人「ハムッwwwwwハフハフッwwwwハフフwwwwwwww」ガツガツ
P宅(マンションの一室)前
P「は~しけた一週間だった」
P「土曜は昼から千早の唄の作曲歌と打ち合わせか~」
P「プロデュサーとは名ばかりで、俺自身はクリエイティブさのかけらも無いただマネージャーだよなぁ」
P「はー死にて」
P「ただいまー」ガチャ
佐久間まゆ「おかえりなさい…待ってました」
P「えっ」
P「え?」
P「えっ、だっ誰っ」
P「誰ですてかなんで俺んちに?えっ」
まゆ「うふふ…そんなに驚かないでくださいよ」
まゆ「まゆとプロデューサーさんの仲じゃないですかぁ」
P「えっえっ」
P「し、知り合いなんです?いや知らない」
まゆ「そんな照れなくてもいいですよぉ」
まゆ「プロデューサーさん言ってくれたじゃないですか、まゆみたいな子がタイプだって」
まゆ「まゆも、プロデューサーさんみたいな人をずっと探していたんですよ?」
P「ちょ、ちょっとちょっと待って」
P「てか誰」
P「てかなんで俺んちに」
まゆ「ふふっ…それさっきも言いましたよプロデューサーさん?」
まゆ「ほら昨日、事務所合同企画の打ち合わせのとき」
P「…?」
P「あ…モバプロさんとこの…」
まゆ「はい」
P「モバプロさんとこのアイドルがどうして俺の家に?」
まゆ「だからプロデューサーさんに逢いたくて」
P「??????」
このまゆのキャラとか性格がわかるような詳細と画像クレクレ
>>32
http://dic.pixiv.net/a/%E4%BD%90%E4%B9%85%E9%96%93%E3%81%BE%E3%82%86
まゆ「愛し合う二人はバレンタインデーに結ばれるんです」
P「あの」
まゆ「それってとってもロマンチックだと思いません?」
P「ま、待って」
まゆ「さあ…」
P「ヒィッ…こ、来ないで」
まゆ「え」
P「け、警察呼びますよ」
まゆ「どうして…」
まゆ「どうしてそんなこと言うんですか」
まゆ「まゆはこんなにもプロデューサーさんが好きで、プロデューサーさんもまゆが好きなのに」
P「前提がおかしい」
まゆ「え…?」
まゆ「プロデューサーさんはまゆのことが好きじゃない…?」
P「そうだよ」
まゆ「どうして」
P「え、どうしてって」
まゆ「どうして」
P「こ、こっち来るな」
まゆ「そんな…」
まゆ「どうしてそんなこと言うんですか…?」
まゆ「どうして…!」ゴソッ
P「な、ナイフ…!?」
P「ヒイィッ」
まゆ「そんな反応しないでください」
まゆ「まゆがプロデューサーさんを傷つけるわけないじゃないですか」
まゆ「まゆはプロデューサさんを困らせるものが許せないだけなんですから」
P「???」
まゆ「プロデューサーさん、見ててくださいね…?」
P「え、ちょ、手首にそんなの当てたらあぶ…」
シュッ
パタタッ
P「ヒャーッ」
まゆ「うふ…」
まゆ「これはプロデューサーさんを困らせてしまったまゆへの罰です」
P「ち、ち、血が」
まゆ「まゆはこの傷を戒めにします」ダラダラ
P「ちょ、血が」
まゆ「この傷を見ることで今日のことを思い出します」
まゆ「もっとプロデューサーさんにまゆのことを知ってもらえるように」
まゆ「もっとプロデューサーさん好みの女の子になれるように」
まゆ「まゆは頑張りまりからね」
P「ち、血が垂れてる」
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