阿笠博士「うーむ、今度の発明品は失敗だったようじゃな」
コナン「一体何を作ろうとしたんだ?」
阿笠博士「小型嘘発見器じゃ。ワシらはよく事件に巻き込まれるからのう。あれば便利だと思って」
コナン「バーロ!俺は謎を解くのが好きなんだよ」
阿笠博士「乳輪が圧迫されてヒリヒリしてきたぞい…早く引っこ抜いてくれ!」
コナン「俺の小学一年生の力じゃ無理だ…」
阿笠博士「痛い痛い!痛い痛い痛い痛い痛い!あーあ早くしてくれ新一!」
コナン「早いとこ黒の組織の謎を解き明かして元の身体に戻らねぇと…」
阿笠博士「頼むぞ新一!」
コナン「というわけで協力してくれ灰原」
灰原「なるほどね。私たちが元の身体に戻れば2人を阿笠博士の陥没乳首から引き抜ける。合理的な発想だわ」
コナン「とにかく時間がねぇ。何か策はないか?」
灰原「とにかく黒の組織が現れそうな場所に行って張り込むしかないわね。時計型麻酔銃さえあればなんとかなると思うわ」
コナン「張り込みかぁ…蘭が許してくれねーだろな」
灰原「じゃあ私に任せて」
コナン「お前が夜中一人で出歩いてたら変態にレイプされちまうよ。他の策を考えよう」
灰原「ところで2人は生きてるの?」
阿笠博士「ときおりワシの乳首に刺激があるでな。おそらく母乳を吸ってわずかばかりの栄養を摂取しているようじゃ」
灰原「ぼ、母乳が出てるの?」
阿笠博士「歳を取ったりこう太ったりすると身体のバランスが崩れて母乳が分泌される事があるんじゃよ。」
灰原「そう…生きているのならひとまず安心ね」
阿笠博士「でもヒリヒリ痛いんじゃ!そう長くは待てんぞ!」
コナン「2人の首もつらそうだしな。これもなんとか改善してやんねーとなぁ」
阿笠博士「あー痛い痛い痛い痛い!早くなんとかしてくれー哀くん新一!」
灰原「博士の胸の高さまであるベッドを作ってそこに2人を寝かせる形にするのがよさそうね。」
阿笠博士「なんでもいいから早くしてくれー!まったく誰のための発明でこうなったと思ってるんじゃよー!」
コナン「うるせーなぁー」
歩美「おはよーコナン君、灰原さん」
コナン「おう、おはよう」
灰原「おはよ」
コナン「灰原、吉田には例の事秘密だぞ。さすがに刺激が強すぎる」ヒソソ
灰原「わかってるわ」
歩美「光彦君と元太君遅いね。昨日、阿笠博士の研究を手伝いに行くって言ってたけど」
コナン「風邪でも引いたんじゃねーの」
先生「皆おはよう。光彦君と元太君は阿笠博士の陥没乳首に頭が埋まってしまったためしばらくお休みします。」
歩美「えっ!?ええええっ!?」
コナン「ぶっ!?」
灰原「!?」
クラスメイトA「キャアアアアアアアアア!!」
クラスメイトB「陥…没…乳首…!?」
クラスメイトC「先生!2人は、2人は無事なんですか!」
クラスメイトD「怖い、怖いよぉおおおお!」
先生「昨日の夜、阿笠博士から連絡があり、光彦君と元太君のご両親と共に阿笠博士の研究所へ行きました。命に別状はありません。」
クラスメイトE「イイイイヤァアアアアアア!!!!」
クラスメイトF「助けてぇええええ!」
クラスメイトG「ママああああああ!」
歩美「そんな…そんな…光彦君、元太君…」
先生「皆、皆落ち着いて!」
コナン「博士のヤロー、いらねー事しやがって」
灰原「でも2人のご両親が捜索届けを出したりなんかしたら厄介な事になるもの。賢い判断だったかもしれないわ」
コナン「でも小学一年生にはインパクト強すぎるぜ」
歩美「コナン君、灰原さん、知ってたんだ…」
コナン「ごめんな。びっくりすると思って」
歩美「ううんいいの。歩美に手伝える事があったらなんでも言って。」
コナン「じゃあ2人のベッドを作るのを手伝って欲しいんだ。」
歩美「わかった!学校が終わったら皆でふっかふかのベッド作ろう!」
灰原「助かるわ。吉田さん」
コナン「おーっす博士。どうだい具合は」
阿笠博士「相変わらず乳輪がヒリヒリするわいー!お前らはいいのぉー小学一年生の授業なんて受けて楽じゃのー!」
コナン「いじけてんじゃねーよ。今日はとりあえず2人のベッドを作るからさ」
歩美「元太君…大好きなうな重が食べられなくて可哀想…」グスン。。
コナン (やっぱり小学一年生にはキツイ光景だよな…早く元の身体に戻らねーと…)
灰原「とりあえず博士には座ってもらってベッドを胸の高さに合わせましょう」
コナン「灰原、土台にするの雑誌じゃ不安定じゃねーか?」
灰原「適当なものが雑誌くらいしかないもの。とりあえず急場をしのぐしかないわ」
阿笠博士「ワシのベッドじゃないか!哀くんのベッドにしておくれよー!」
灰原「アンタいい加減にしなさいよ」
灰原「いいわ。蹴り上げて江戸川くん」
コナン「いっけぇー!」
ドッゴオオーン!コナンはベッドを蹴り上げた!
灰原「吉田さん!」
歩美「うん!」
サッ!と2人はベッドの足の下に雑誌を滑り込ませる。
ちょうどよい具合にベッドが坂になり、光彦と元太の首の安定は保たれた。
コナン「ひとまず安心だな」
阿笠博士「早く早く黒の組織を壊滅させてワシの乳首を救ってくれー!」
コナン「しかし、いい案が思い浮かばねーぜ」
服部「困っとるようやな工藤」
コナン「服部!」
コナン「マジでいい所にきてくれたな!」
服部「…工藤。ワイはお前が期待してる程の働きはでけへんで」
コナン「どういう事だ?早く2人を博士の陥没乳首から救ってくれよ!」
阿笠博士「大阪人をワシの乳首に触れさせるなぁー!!!!」
コナン「えっ!?」
服部「そういう事や工藤。ワイはお前に黒の組織探しについてのアドバイスしかでけへんねん」
コナン「そっか…」
阿笠博士「カァーッ!」
服部「ワイの情報によると商店街の八百屋にたまにウォッカとジンが買い出しに来るようや」
コナン「でも俺と灰原は張り込みができねーんだよ。お前やってくんねーか?」
服部「今日の夜に高速バス予約してもうたんや。すまんが自分らでなんとかしてくれ」
コナン「そっか」
そんなこんなで一週間が過ぎた
灰原「博士、ご飯ができたわ」
阿笠博士「哀くん…黒の組織はまだ見つからないのか…」
灰原「学校帰りとかに八百屋に行ってみてるけどなかなか現れないわね。」
阿笠博士「乳輪がヒリヒリするんじゃよ…」
灰原「大変ね」
阿笠博士「オロナインを塗っても塗ってもヒリヒリするんじゃよ…」
灰原「頑張って」
阿笠博士「なんじゃ、なんじゃその態度は!ワシはお前らのために小型嘘発見器の研究をしてこんなハメになぁー!ワシがこんな苦しい思いをしてるのにお前らは…」
灰原「…いい加減にしなさいよ!!」
阿笠博士「ビクッ!」ビクッ!
灰原「一番つらいのは円谷くんとおにぎりなのよ!!あんた大人でしょ!!今、2人の体を預かってるのよ!!自覚を持ちなさいよ、自覚を!!」
阿笠博士「哀くん…」
灰原「だいたい、江戸川くんはそんな発明頼んでないって言うじゃない!責任転嫁も甚だしいわ!」
阿笠博士「でも…痛いんじゃ…」
灰原「あんたのその気持ち悪い姿を毎日見てる私の目の方が痛いわよ!!!!」
阿笠博士「そんな…」
灰原「ったく…」
阿笠博士「確かにな…ワシは2人の親代わりにならなきゃならんのじゃよな…」
灰原「分かったら弱音吐くのやめなさいよ」
阿笠博士「うん…」
歩美「おはよー灰原さん。2人の様子はどう?」
灰原「おはよう。相変わらずね」
歩美「そっか…」
灰原「でも何とか解決してみせるわ」
歩美「うん。歩美また2人に会えるの待ってる」
灰原「その時は、私と江戸川くんが皆の前から消える事になるけどね…」
歩美「えっ…?どういうこと…?」
灰原「クスッ、冗談よ、冗談…。」
歩美 (灰原さん、さみしい顔をしてる…)
コナン (そうか…2人が博士の陥没乳首から抜け出す時イコール、俺たちが皆と別れる時…)
コナン (もう、少年探偵団が一同に介する事はねーんだな…)
歩美 (コナン君…コナン君も悲しい顔してる…一体どうしたんだろう…)
歩美「2人とも…」
コナン、灰原「?」
歩美「歩美ね、少年探偵団を結成してから毎日楽しいんだ。事件に巻き込まれたりして怖い事もあるけど、私、ずっと皆と一緒にいたいよ」
コナン「うん…」
歩美「また5人で遊びたいよ…」グスッ
コナン「………」
灰原「吉田さん…」
カラス「カァー、カァー」
コナン「なぁ灰原」
灰原「何?」
コナン「俺は今まで、元の身体に戻ったらどうなるんだろうなんて考えてなかった」
灰原「………」
コナン「最初は小学生とつるむなんてバカバカしくて嫌だったけど、ずいぶん仲良くなっちまった」
灰原「そうね」
コナン「なぁ本当に元の身体に戻らなきゃ博士の陥没乳首から2人を引き抜く事はできねーのかな?」
灰原「私も色々考えてるけど、その方法以外に思いつかないわ。」
コナン「そっか…」
灰原「2人が助からなくても、助かっても、吉田さんは寂しい思いをする事になるわね」
コナン「そうだな……」
灰原「ただいま」
阿笠博士「おかえり哀くん」
灰原「ずいぶんおとなしくしてるのね」
阿笠博士「ワシは今、2人の母親なのじゃ。痛みに負けておれん」
灰原「立派ね」
阿笠博士「どうした哀くん。浮かない顔をしておるが」
灰原「博士…私…私…」
灰原「皆と離れ離れになりたくない…」
灰原の目から涙がこぼれ落ちる
阿笠博士「泣きなさい。ワシの方がつらいけど、思う存分泣きなさい。」
灰原「うわあああああああん!!」
灰原は肩をふるわせて泣いた。もう少年探偵団5人が顔を合わせる事はできない。
初めてできた友達。初めて心を開く事ができた友達。
冷酷だった自分が、人との別れを受け入れられず泣くなんて。
灰原は戸惑っていた……。
その時、光彦と元太の体が動いた。
光彦は片手で、ピースサインを作った。
元太も片手で、親指を立てた。
灰原は2人からこんな気持ちが伝わってきた。
"離れ離れになっても、少年探偵団は永遠だ"…
灰原「円谷くん…おにぎり…」
阿笠博士「哀くん。ワシはこの長い人生、数々の出会いと別れを経験してきた。」
阿笠博士「じゃがな、君ら少年探偵団同士のような親友にはついぞ出会えなかった」
阿笠博士「出会いがそれだけつらいのなら、それだけよい友に出会えたということじゃ」
阿笠博士「2人を救ってそんな思いができるということは、とても幸せな事なのじゃよ」
灰原「博士…」グスッ
阿笠博士「少年探偵団の皆は哀くんの心を盗んでしまったんじゃのう、はっはっは」
灰原「クスッ、そうね…。ん?盗む…」
灰原「博士…それよ…その手があったわ!!」
阿笠博士「は?」
コナン「怪盗キッドに阿笠博士を盗ませる!?」
灰原「ええ。これしかないわ」
コナン「確かにキッドが阿笠博士を盗むとすると、光彦と元太までは盗まないから2人を陥没乳首から救い出す事ができる」
灰原「そう。博士だけを盗ませるのよ」
コナン「なるほどな…」
灰原「問題は、どうやって博士を盗む気にさせるかだけど…」
コナン「でも、これが成功すれば俺たち少年探偵団は解散せずに済む!!」
灰原「ええ。」
服部「困っとるようやな工藤」
コナン「服部!」
服部「ワイの情報によればキッドはパンドラって宝石を探しとるらしいで」
コナン「へぇ」
服部「つまり阿笠博士をパンドラにしてしまえばええちゅうこっちゃ」
コナン「このきたねーおっさんが宝石?冗談も大概にしろよ」
服部「俺が協力できるのはここまでや。頑張れよ工藤」
コナン「お前なんでいちいち東京来てんだよ」
灰原「とにかく博士を宝石に偽装するしあないってわけね」
コナンと灰原は入念な議論の末、ある作戦を打ち立てた。
そして貼り紙を作って町中に貼った
パンドラあります 阿笠研究所
↓
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∠--_、__,. , ---\
/:∠二、 ´_二二_'ヽ
__/ / ,. ― ミヽ /,. ―-、ヾ,マ、_
__/,、匸:| { ● }}={{ ● } |::] ,、ヽ__
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V: : : : : :`| ({{ : : : : : : ≧≦: : : : : : : }}) |: : : : : ノ、
` ヾ: :_ -ヽ  ̄マ ̄ ̄  ̄ ̄タ ̄ / :: : : :}
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` ー .____, -
パンドラ
そして一週間が経ち、二週間が経った頃
灰原の元に怪盗キッドから予告状が届いた
"本日の夜12時、パンドラをいただきに参ずる"
灰原「江戸川くん、キッドから予告状が届いたわ」
コナン「よっしゃーチョロいぜ!」
そして夜…
阿笠研究所を囲う警備隊!!!!
灰原「江戸川くん、これあなたが呼んだの?どうして?」
コナン「キッドはこれぐらい張り合いがなきゃ動かねーのさ」
灰原「そうなの?」
時計の針が12時をさした、その時…
風が吹いた。そして、外の警備隊がパタパタと眠りに落ちてゆく
コナン「来やがったな、キッド!」
阿笠博士「怖いのう」
目暮警部「どこからでもかかってこい!」
コナン (目暮警部が予想外の活躍をしてキッドを捕まえちゃったらどうしよう…)
その時、停電が!!
ガシャン!パリパリリン!!
目暮警部「キッドォオ!!」
目暮警部は阿笠博士の腕を掴む!
そして、電気が点く!!
そこにあったのは、右乳首に元太が埋まった、博士の姿と、
"パンドラはいただいた"の置き手紙であった
コナン「み、光彦ぉおおおおおおっ!!!!」
コナン「どういう事だ!?貼り紙には確かに、博士の顔写真にパンドラって書いて…」
コナン「ちくしょおおおおおお!!!!」コナンは駆け出した!!
目暮警部「こ、こうしちゃおれん、若い少年の命が!!」目暮警部も駆け出した!!
灰原「円谷くん………」
キッド「さて、邪魔者はいなくなったか」
ヌポッ
元太の頭が阿笠博士の陥没乳首から外れる
その顔は元太ではなく、怪盗キッドであった
灰原「変装……!」
キッド「パンドラはいただくぜ、お嬢ちゃん」
阿笠博士「2人を…」
キッド「え?」
阿笠博士「光彦くんと元太くんをどこへやったぁああああああ!!!!」
ドゴォ!!!!
阿笠博士はキッドの顔面を殴る殴る!!最早キッドに反撃の余地はない!!
キッド「ゲボォー!?パ、パンドラ、宝石に殴られるなんて!?」
阿笠博士「ワシはパンドラなどではない!!光彦くんと元太くんの母親じゃあーーーー!!!!」
ドゴバキィ!!
キッド「ギャアア!!そ、そこのクローゼットの中に!クローゼットの中で眠ってるよォ!!」
阿笠博士「光彦くん!元太くんー!」
ガチャ!!
そこにはスヤスヤと眠る2人の姿があった
ズボ!ズボ!
阿笠博士は2人の頭を自らの陥没乳首へと再び突っ込んだ!!!
阿笠博士「キェエエエイ!!」
灰原「何をしてるの博士!?」
阿笠博士「2人は、2人はワシが守り抜く!!」
キッド「その2人は目的じゃねーよ!!」
阿笠博士「ガオオオオオ!!!!」
キッド「うわあああああ!!」
灰原「この数週間で、博士の母性が目覚めたんだわ……!」
シャッ!!阿笠博士は外へ飛び出した!!
キッド「ま、待てパンドラ!!必ず破壊してやる!!」バッ!!
灰原「ま、待ちなさい!!」ダッ!!
コナン「光彦、光彦ーーーー!」
目暮警部「光彦くーーーーん!!」
阿笠博士「ウオオオオオオオ!!」ドドドドドドドド
コナン「!? 阿笠博士、え、光彦!?」
ドドドドドドドド
コナン「おいおいおいおい待てって博士、博士ーーーー!!」
キッド「待ちやがれーーーー!!」
コナン「キッド!?」
目暮警部「待てキッドォオ!!」
灰原「博士、落ち着いてーーーー!!」
各々それぞれ想いを胸に秘め走り続けた!!
それはさながら愛のレース!!
コナン「クソッ、こうなったら!」
コナンは時計型麻酔銃をピシュッ!!
阿笠博士「ぐぁ!!」
阿笠博士「ぐ、ぐぐ…」
阿笠博士「ウオオオオオオオ!!!!!」
阿笠博士の暴走は止まらない!!目覚めた母性は、止まらない!!
そう、今日は2013年5月12日第二日曜日、母の日!!!!
皆さんお母さんを大切に!!!!
母性に目覚めた52歳のおっさんは子ども2人を陥没乳首に抱え走り続けた!!
阿笠博士「ウオオオオオオオーーーー!!!!」
"えらくもないし"
キッド「俺は、俺は親父の仇を取るんだぁぁー!」
"りっぱでもない"
コナン「頼むキッド、博士を盗んでくれぇー!」
"わかってるのは胸のドキドキ"
目暮警部「私が、私がこの街の平和を守り抜く!!」
"答えでもない本当でもない"
灰原「やっと出会えた本当の友達、この作戦は必ず成功させてみせる…!」
"信じてるのは胸のドキドキ"
"胸のドキドキだけ"
歩美「コナンくんと灰原さん、転校なんてしないよね…」
キッド「しめた!坂道だ!」
空まで飛んでけパラグライダー!!
キッドはパラグライダー、パラグライダーではない!!ハングライダーで飛び立った!!
阿笠博士「ウオ!?」ガシッ!!
キッド「捕まえたぞパンドラ!!」
コナン「よしっ!!よくやったキッド!!」
キッドは手早く光彦と元太を博士の陥没乳首から抜き取り、飛んで行った!!
キッド「確かにいただいたぞ!!今度こそ俺の勝利だなぁー!名探偵さんよぉ!!」
コナン「いつか捕まえてみせるからな、キッドォー!!」
朝日が昇る
照らされたコナンの顔は、清々しい笑顔であった
元太「おっはよー!」
光彦「おはようございます!」
歩美「光彦くん、元太くん!!」
光彦「心配かけてしまって申し訳ありませんでした!」
歩美「ううん、2人が無事でよかった!」
元太「この通りピンピンしてるぜ、昨日は久々だったからうな重3杯も食べちまったよ!」
歩美「もー、元太くんてば食べすぎ!あはは!」
歩美「あ…そういえば…コナンくんと灰原さんは…?」
コナン「呼んだか?」
灰原「おはよう」
歩美「あ……」
灰原「意味深な事言っちゃってごめんね」
歩美の頬に、安堵の涙が伝った
園子「怪盗キッド、伝説のビッグジュエル、パンドラを盗むだって!ねぇ蘭読んだこの記事!?」
蘭「その宝石ね、阿笠博士の事なのよ…」
園子「???」
蘭「私になよくわからないんだけど……」
誰にもよくわからないのであった
灰原「ところで江戸川くん、阿笠博士の事なんだけど」
コナン「あー、よく考えてなかったな」
灰原「ま、ひとまずは少年探偵団の存続が保たれた事を喜びましょう」
コナン「そうだな」
キッド「さて、どうやって破壊したもんか…」
阿笠博士「ヒィー!助けてくれぇー!」
服部「困っとるようやな博士」
キッド「邪魔をするな!!パンドラは、パンドラは俺の…」
服部「それはパンドラやない。本物のパンドラはこれや」チラリ
キッド「なんだと!?」
服部「欲しかったら捕まえてみぃやー!」
キッド「ま、待てえー!」
阿笠博士「やれやれ、まさかあいつに助けられるとはな…」
こうして一連の事件は収束した
少年探偵団の今後の活躍をお楽しみに
元太「な、なぁコナン…」
コナン「おい、元太…」
元太「光彦の頭が俺の肛門にはまって抜けなくなっちまった…」
灰原「」クラッ
歩美「」クラッ
完
えらくもないし
りっぱでもない
わかってるのは胸のドキドキ
答えでもない本当でもない
信じてるのは胸のドキドキ
*くりかえし
提供
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小学館
トヨタ自動車
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