カーズ「エアホッケーをしよう」ワムウ「はッ」(57)

まことに勝手ながら、本日店主義手の調整中のため休業させていただきます ナチスラーメン

ワムウ「ヌウウ・・・ラーメンはやっておらぬようですな」

カーズ「3時間も歩かせてどういうことだワムウ・・・」ギリギリ

ワムウ「カーズ様!お言葉ながら、義手の調整中はとてもラーメンなど作っておれませぬぞ!店主を責めないでいただけませんか!」

カーズ「店長じゃあなく貴様を責めているのだワムウよ!」

ワムウ「しかしカーズ様、私を信用してついてきたのはカーズ様ではありませんか」

カーズ「何だと貴様ッ!」ジャキィ

エシディシ(もう帰りたい)

ワムウ「カーズ様、別の店に入ることにいたしましょう・・・とはいえ、このあたりはよく知らないのですが・・・」キョロキョロ

カーズ「」イライラ

ワムウ「MU!カーズ様、ゲームセンターがあります!どうかそこで・・・」

カーズ「何でラーメンの代わりがゲーセンなのだ貴様ァァアアッ!!」

ワムウ「カーズ様!店主は義手の調整中ですぞ!」

カーズ「だから!!ラーメンが無理なら別の飲食店だろう普通はァッ!」

ワムウ「エシディシ様もゲームセンターに行きたいですよね!?」

カーズ「完全にラーメンだよなァ!?」

エシディシ(帰りたい)

ワムウ「もう我慢できませぬ・・・ゲームセンターで!決着をつけましょう!」

カーズ「フン・・・今までは貴重な戦力だから見逃していたが・・・!戦闘のない日常に退屈していたところだ・・・ゲーセンで決着をつけるッ!」

エシディシ「仲いいな貴様ら」

ウィーン ワイワイ ザワザワ

エシディシ(しかしゲームか・・・1万年前にカーズが作ったのを暇つぶしでやったことがあったな)

エシディシ(気に入ったのはもぐら叩きだったな・・・兜を被った吸血鬼を木の枝で叩くゲーム・・・少々ハッスルしてしまった)

エシディシ(結果、吸血鬼は全部死んだ)

エシディシ(一度叩いた穴から吸血鬼が再び出ることはなかった)

エシディシ(当時は潜伏する敵を殲滅する戦闘訓練だと思っていたからな・・・枝を脳天に突き刺してかき回し、溶岩弾のような俺の血液をぶちまけていた)

エシディシ(あとはパチンコでトンビを撃ち落としたりもしたが・・・いつやっても百発百中、しかも血管針で仕留める方が早いから1日でやめた)

ワムウ「フン!人間め!この程度のハンドルさばきでこのワムウに勝てるとでも思ったか!・・・あッ、抜かれた!」

エシディシ「・・・レーシングゲームか?」

ワムウ「MU!?この車、右にいかぬぞ!」

エシディシ「ワムウ、まずは金を入れろ」

期待させてもらう・・・・・・

ワムウ「エシディシ様、まさかこの機械、壊れているのでは・・・」

エシディシ「壊れているのは貴様の頭だ・・・ん?」

カーズ「最高にハイ!って奴だアアアアアアアハハハハハハハーーーーーーーッ!!!頂点は常に1人ッ!生物の頂点には、天敵などおらぬことを教えてやる・・・」バン バン ドン

エシディシ「シューティングゲームか?」

カーズ「フハハハハハハハハ!!!もう遅いッ!回避不可能よォッ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァッ!」バン バン

カーズ「このカーズはッ!新しい流法を手に入れ・・・」ピク

エシディシ「お前・・・自分だけ流法が近距離だからって・・・」

カーズ「・・・え、いや、そんなことはないッ!そんなことはないぞォッ!!」

ワムウ「フフ・・・して、どの機で決着をつけますかな?」

カーズ「笑ったな?・・・まあ、貴様とならどんなゲームでも勝てるが・・・そうだな」

カーズ「近いしそこの「難問・奇問クイズゲーム」とか言うのにするか」

エシディシ「勝つ気マンマンだな」

ワムウ「しかしカーズ様、距離で言うならばこのパンチングマシーンが1番かと・・・」

カーズ「なッ・・・」ビク

エシディシ「やっちまったな」

カーズ「や、やはりエシディシに決めてもらおう・・・」

ワムウ「カーズ様、どんなゲームでも勝てると豪語なさっていたのは・・・」

カーズ「い、いや、無論どのゲームでも勝てるが、フェアじゃあないと言われても困るのでな・・・」

カーズ「どれでもいいぞエシディシ!クイズとかクイズとかクイズとか・・・」

エシディシ(くだらんことに巻き込むなよ・・・)

エアホッケー・・・盤上で鋼鉄製の円盤(パック)をマレットという器具で打ちあうゲーム。パックを相手のゴールに9回入れたほうの勝利

ワムウ「かつて無数の波紋戦士を葬ったこの儀式・・・久方ぶりに!楽しませていただきますカーズ様・・・」

カーズ「ワムウよ・・・寝言は寝ていうことだな・・・」ニヤ

カーズ(しかし・・・相手は体力バカのワムウ・・・なめてかかると負ける、いや死ぬ!)

カーズ(直線に打つのが1番早いが、戦闘の天才ワムウには防がれるだろう・・・)

エシディシ「何やってんだ早く打て」

カーズ「ここは外壁を使って翻弄する!」クワッ

エシディシ「普通だな」

カーズ「この攻撃が貴様に見切れるかァワムウッ!」カッ

ゴオッ

ワムウ「ワムウゥ!!!」バグァアアッ

カーズ「何ィ!?」ガゴォォオオン

カーズ(は、早すぎて全く見切れなかったぞ・・・)ガクガク

カーズ:0ポイント ワムウ:1ポイント

エシディシ(ウーム、適当に選んだがワムウに有利すぎたか・・・運動神経じゃカーズに勝ち目はないからな)

カーズ「く・・・」カッ

ワムウ「ヌゥ?ずいぶんと弱い攻撃ですな・・・ヌッ!?」

カーズ「ダブルマレットォ!!」ドォーン

ワムウ「マ・・・マレットが2つ!?」

カーズ「そう・・・このホッケー台は2対2の対戦もできるようマレットが2つある!それを使用すれば防御力は2倍ッ!これが鉄壁のダブルマレット!」バァーン

エシディシ(ドヤ顔かましてるが完全に反則だ)

風を読んで遠くの鉄球の位置探れるくらいだしやばくね

カーズ「な!?」ズパァァアン

エシディシ(そして難なく破られたな)

カーズ「こッ・・・このカーズの!ダブルマレットがァァ・・・!!」

ワムウ「フフ・・・」プルプル

カーズ「ワムウ!」ギロ

ワムウ「失笑でした、カーズ様」キリッ

カーズ:0ポイント ワムウ:2ポイント

カーズ(くッ・・・何か打開策を・・・!!)

カーズ「!」

カーズ(これだ・・・!)ニヤァ

カーズ「おいワムウ・・・パレットが落ちてこんぞ。貴様が馬鹿力で打つから・・・」

カーズ「貴様の方に行っていないか?」

ワムウ「何ですと?フーム・・・いえ、落ちておりませんね・・・」

カーズ「今だァァァアアアアア!!!」スパァアン

ワムウ「!?」カコォオン

カーズ「クックックッ・・・やはりパックはそっちにあったようだなァワムウよ」ドォーン

エシディシ(きたねぇ)

カーズ:1ポイント ワムウ:2ポイント

エシディシ(まぁいいか・・・これくらい見逃さないと一方的になってしまう)

エシディシ(カーズがすねたら石仮面全部持って家出されてしまうし)

あの図体と格好でゲーセン居んの・・・

ワムウ「では・・・」スォオ

カーズ「」ニヤ…

ワムウ「ッ!?」ビク

ワムウ(何だ・・・!?あのカーズ様の不敵な笑みは?)

カーズ「フフ・・・なぜこのカーズが笑っていられるのか・・・知りたいか?知りたいのかァ?ワムウ・・・」ニヤァ…

カーズ「ならば教えてやろう!これがこのカーズがつい先ほど思いついた防御策!」スゥ…

カーズ「名付けて!トリプルマレット!!」ドォーン

エシディシ(またか)

ワムウ「・・・」シパァァアン

カーズ「何だとォォォオオオ」スコォオーン

カーズ:1ポイント ワムウ:3ポイント

カーズ「くゥ・・・」ギリギリ

ワムウ「さぁカーズ様・・・」

カーズ「ヌウ・・・ん?」

ワムウ「?」

カーズ「あれ・・・もしかして黒騎士ブラフォードじゃあないか?」

ワムウ「何ィ!?」バッ

カーズ「」コン カコォン

ワムウ「あッ!?」

カーズ「ツメが甘いぞ・・・ワムウ」ドヤ

カーズ:2ポイント ワムウ:3ポイント

カーズ(しかし・・・こちらが点を入れるということは向こうにパックを渡すということでもある・・・用心しなくては!)

エシディシ(今のところ、点を入れたら次には入れられている状況だな・・・つまりは泥試合だ)

ワムウ「SHAAAHHHHH!!!」バクァアアアン

カーズ「フン!このカーズが更なる対抗策を考えていないとでも思ったか?バカがァ~」

ワムウ「!」

カーズ「トリプルマレットand石仮面!」バァーン

バギィ! ギャルギャルギャル

ギャルギャルギャル… スン

カーズ「フフ・・・石仮面でパックを防ぐ!完璧な作戦よォッ!」

エシディシ(まぁ確かに石仮面はそれなりに頑丈だが・・・もう使えなくなったな。もったいない)

光を操るカーズ様ならきっといい試合をしてるんだろうな…(クリック

オアーwwwwwwwww

カーズ「そしてこのパックをそのまま打ち込む・・・ん?」

カーズ「パックが石仮面に当たった衝撃で割れてしまったな・・・店員を呼ぶか」

ワムウ「そうですか・・・」ス

カーズ「今だッ!」スパァ

ワムウ「その手には引っかかり・・・!?」

ワムウ「パ、パレットが2つ・・・!?」バァーン

スコン スコォーン

ワムウ「あ、ああ・・・」オロオロ

カーズ「フン・・・2度も同じ手を使うカーズではない!輝彩滑刀でパックを綺麗に真っ二つに切断!貴様を翻弄すると同時に、2ポイントが加算されるというわけだァ!」ドォーン

カーズ:3ポイント ワムウ:3ポイント

エシディシ(へぇ、カーズもまともに反則してるじゃん)

ワムウ「ヌウウ・・・」スオオオオオ

カーズ「来るかァ~?ワムウ!来いッ!」ピッ

ワムウ「こちらも流法を使わせていただきます・・・」ガキン ボコ

ワムウ「透明化の応用ッ!管から空気を放出!」ボシュウウウウウウ

カーズ「なッ・・・しかしこっちには、新しく防御用の石仮面を・・・!」

カッ

フワァッ

カーズ「何ッ」

エシディシ(パックが・・・浮いた?)

カーズ(風で・・・操っているのか!?鋼鉄製のパックを!?)

フワァアアア…

ギュンッ

スコォオオーッン

カーズ「な・・・」ピク ピク

ワムウ「これが風の流法・・・如何なる障害物もこれの前には無意味・・・」

エシディシ(ついにワムウも反則するようになったか)

カーズ:3ポイント ワムウ:4ポイント

ワムウ「ヌ・・・?何ッ!?なぜパックは半分に切れたままなのに1ポイントしか加算されていないのだ・・・!?」

エシディシ「それなら貴様がパックを浮かせている間に溶接させてもらったぞ」

カーズ「GJエシディシ」

ワムウ「~ッ」ギリィ

カーズ2点から3点にしか増えてなくね?

どっかで見たことあるなと思ったら
吉良吉影の如く目立ちたがらない超能力者のマンガか

>>20
本当でした・・・すみません
カーズ:4ポイント ワムウ:4ポイント でした。

>>21
そうです。登場人物を柱に変えて書いています。

カーズ「さて・・・」

ジャキィ

ワムウ「!」

ワムウ(おそらく、パックの切断はしない・・・したとしても、風で吹き飛ばしてゴールに入れればそれでよい)

ワムウ(ということは目くらまし・・・光で視界を悪くし、そこを攻めるかッ!ならば・・・)

カーズ「光の流法ッ!」ブウウウウウウン

ワムウ「机の脚をッ!」バギアッ

ガクン

カーズ「!?」

カーズ(そ、そうか!机の脚を破壊することで盤を傾け、このカーズのゴールにパックを入れるつもりだな!?しかも、破壊時には机の下に入るので強烈な光を見なくて済む!)

カーズ(発想のスケールで・・・負けた・・・)グラァ

カーズ「だがッ!」ガッ

ジャギィ

カーズ「脚のサーベルで机を固定!」ガンッ

カーズ「さらに!さらにィ!!石仮面でゴールを塞ぐッ!」ゴッ

バギャアアッ!

バギバギバギ… スン

カーズ「止まった、か・・・」フウ

ワムウ(しかし、ここからどう動く!?)ニヤ

カーズ(このままでは・・・机の脚を折られた以上、この姿勢を維持したまま続行するしかない・・・!もし固定を解けば机は傾き、ワムウのゴールにパックを入れられぬ・・・!!)

エシディシ(反則の塊みたいな試合なのに、全く反則だという気がしないな。まずい、感覚がマヒしてる)

一方その頃サンタナは一人で音ゲーをしていた

これぞ、ジョジョ流っ!

カーズ「くッ」ダァアン

グワシャ

ワムウ「ヌウウ!」

ワムウ(石仮面を粉みじんにして破片ごとパックを榴散弾のように飛ばしてくるとはッ!)

ワムウ「だが・・・」ギャロン

ブワァアアアアアアア

ワムウ「神砂嵐の応用ッ!右腕だけを回転させることで、神砂嵐と比べ弱い風を発生させる・・・パックは鋼鉄製!石仮面の破面よりも重いので、風を受けても吹き飛ばん!」

ワムウ「石仮面の破片は風で押し返し、パックはマレットで弾き返すッ!」グオッ

カーズ「ほう・・・そうはいくかな、ワ・ム・ウ?」

ワムウ「!?」

カーズ「」ジャギィ

ビカァ!

ワムウ「!」

ワムウ「MUU!!」サッ

カーズ「かかったなアホが!」ニッ

ワムウ「しまッ・・・」

カコォオン

…バラバラ

ワムウ(目くらましをすることで風を中途半端にさせ、破片が到達する前に落下させたか!そのうえ、パックをゴールに・・・)

エシディシ(なんでエアホッケーでこんな本気になってんだこいつら)

カーズ:5ポイント ワムウ:4ポイント

ワムウ「ヌウウ・・・!」ググッ

カーズ「!」

カーズ「こ・・・この筋肉の緊張はッ!1万2000年の間で初めて見るッ!」

エシディシ(そりゃお前は世話を俺に任せて遊んでたからな)

カーズ「ワムウとサンタナの世話はこのカーズがすべてやっていたというのに・・・!」

エシディシ「人の手柄を堂々と奪うな」

ワムウ「FOOOOHHHHHHHHHHHHHHHHHH・・・」ググッ

ワムウ「」バッ

ギラリ

カーズ「!!!」

ワムウ「真の戦闘とは・・・周囲の状態を見極め、そこにあるものをなんでも駆使し勝利すること!その際、正々堂々と戦わねばならぬ・・・」

ワムウ「現にカーズ様!貴方は周りの環境を既に使っており、こちらが同じ手を使えど、同じ土俵に立っていることとなる」

ワムウ「こちらも・・・新たな攻撃に出るッ!」

カーズ「そ、それはッ!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・

カーズ「バドミントンのラケット!!」バァーン

ワムウ「このラケットは何者かが忘れていった物の様だ・・・使わせてもらおうッ!」グッ

ポイッ

ワムウ「闘技!バドミントンアタック!!」バギャァァァアアアッ!

ドギュン

カーズ「うおおおおおおッ!!」ガコォォォオオオン

カーズ「何・・・だとォ・・・!!」ガクッ

エシディシ(いやガクッじゃないだろ。普通に反則だろ)

カーズ:5ポイント ワムウ:5ポイント

カーズ「しかし・・・驚いたぞ・・・」パシ グググ

カーズ「ワムウ!貴様が同じことを考えていたとはなァ!」ドッギャァーン

ワムウ「何ッ・・・それは・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・

ワムウ「卓球のラケット!!!」ドォーン

カーズ「フハハハハハハーーーーッ!!」スパァン

ワムウ「何とッ!」カコォーン

エシディシ(もうやだここ)

カーズ:6ポイント ワムウ:5ポイント

ワムウ(バドミントンのラケットは柄が長い!それが仇となったか・・・!!)パシ

ワムウ「ならば」クワッ

ワムウ「風のプロテクターをッ!」ボシュウウウウウウ

カーズ「!」

ワムウ「姿を完全に消し・・・動きの予測を不能にする!」スゥ

カーズ「くッ・・・」

カーズ「見えるのはパックとマレットの動きのみ・・・!ワムウがどのような体勢でどこに居るのかッ!全く分からんッ!」

カッ カコッ カッ カカカッ カッ

シババババババババババババ

カーズ「は、速い!」

バシュッ

ガコォォオオオオン

カーズ「な・・・」

ワムウは、なんと盤上に立っていた!盤上で仁王立ちをしていた!

マレットを足の指でつかみ、それを使いパックを蹴り飛ばすことで、腕でする以上の速度と破壊力をもたらした!

姿を消すことで、予想以上の速度と威力を叩き出す!カーズは完全に翻弄されていたのだ!

エシディシ(もはや何でもありだな)

カーズ:6ポイント ワムウ:6ポイント

カーズ「くゥ・・・!」

カーズ(今の速度・・・!しかも、今は脚を机の固定に使っていて立てない!この状況では・・・ッ!!)

カーズ(しかし、なんとか姿勢を元に戻せても、ワムウには風の流法がある・・・ワムウ有利の状況は変わらぬ)

カーズ「・・・と来れば!」

カーズ「ワムウ側の机の脚を切断するッ!」ブンッ

ワムウ「!」

ザンッ

カンカラン

ワムウ「ヌウ~ッ!」グラァ

カーズ「机の脚を切断した・・・脚で机を支えねば、貴様の圧倒的不利になるぞワムウ~!」

ワムウ「HA!」ドガッ

ギシ… ピタァ

ワムウ()

カーズ「かかったなァ~ッ!」

このマウス俺の操作が・・・・・ぜんぜん効かないッ!
はっ!!
なるほどうわはははははははこれは誤作動起こしたマウスでしたァぁぁぁ
いつの間にかぁぁぁー

ワムウ(GUU・・・しかしこの体勢はカーズ様も同じ!しかもこちらの流法は風だ!)

カーズ「かかったなァ~ッ!ま・さ・かワムウ・・・このカーズと『同じ体勢』だなんて思っていないだろうなァ?」

ワムウ「!?」

カーズ「このカーズは既にッ!剣を体から切り離し、支えに使っていたのだッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・

カーズ「したがってこのカーズ!既に既に既にィィッ!!直立しているのだァァァァアアアッ!!」ドォォオーン

ワムウ「なぬ・・・」

カーズ「逆にワムウ!貴様はその机にロックされた・・・姿は見えずとも、位置はおおむね推測できるぞォォ・・・」ス

カーズ「ゴールへパックをブチ込むッ!」カッ

ワムウ「くッ・・・風の流法!」ギュオオ

一方その頃サンタナは音ゲーを極め周囲に人だかりを作っていた

ワムウ「これでパックを逆にゴールへ入れるッ!」

カーズ「フン!甘いなワムウ!よォーく見ろッ!床に散らばった石仮面の破片をッ!」

シュッ シュバッ

ワムウ「!」

ワムウ「石仮面の破片が・・・突っ込んでくるッ!風に引き寄せられてッ!!」

ギュイイイ

ワムウ「ま、まずい!風を止めなくてはッ!」ボシュン

カコォン

ワムウ「し、しまったッ!」

カーズ:7ポイント ワムウ:6ポイント

カーズ「フッフッフッ・・・このカーズは後2得点で勝利!フフフ・・・」

ワムウ(大半の風の流法は使えないか・・・!)ギリ

ワムウ「ならば、柱の男の基礎能力でッ!」バギィ

カーズ「!」

ワムウ「フフフ・・・」ブチブチ ベリベリ

カーズ「・・・!」

ドサドサドサッ

ワムウ「肉の壁を作り上げました・・・これで防衛は完璧ッ!」グギギ

ワムウ「さらに、太ももの骨を砕き長くすることで、ほぼ台から離れることができる・・・風のプロテクターは解除せざるを得ないが」

ワムウ「もう失点はないッ!」ドォーン

カーズ「・・・!!」

ワムウ「一直線で仕留めるッ!」バグアッ

ギュンッ

カーズ「くッ・・・」ブン

ガイン

カーズ「がッ・・・!」ベッ

カーズ「逆に・・・逆に腕が弾かれたッ!」

カコォーン

カーズ:7ポイント ワムウ:7ポイント

カーズ「GUUUUUU・・・!」ギリギリ

ワムウ「・・・」

一方サンタナは秋葉原の達人としてマスコミに取材を受けていた

期待

サンタナがどんどん進化してるww

カーズ「くッ・・・」カチャ

カーズ(落ちつけ・・・あと2得点で勝ちだッ!)ギッ

カーズ(問題はあの肉の壁・・・輝彩滑刀で切断してもキリがなさそうだ・・・)

カーズ「チッ」グンッ

バンッ

ワムウ「!」

カーズ「ならば!上から打ち込むまでッ!」スパァアン

ワムウ「フン!上からの攻撃なら、バドミントンラケットの独壇場ッ!」スパァアアアン

カーズ「!打ち返され・・・ッ!!」

エシディシ(エアホッケーってなんだっけ?)

カーズ「だが、このカーズが卓球のラケットしか持っていないと思ったか!」クワッ

ワムウ「!?」

カーズ「これをッ!」ドォーン

ワムウ「そ、それはッ!」

ワムウ(野球のバット!コントロールは悪くなるが、威力は比較にならぬ!!)

カーズ「輝彩滑刀を自在に操るこのカーズにィッ!バットをコントロールできんと思ったかァッ!」カッッキィイイイイン

ワムウ「MMMMMMMMMMMUUUUUU!!!」カッコォオオオオオオン

エシディシ(もう帰ろうかなオレ)

カーズ:8ポイント ワムウ:7ポイント

ワムウ「こんな方法があるとは・・・不覚ッ!」ギリ

ワムウ「しかし・・・」ニヤ

ワムウ「パックを下から通すという方法もあるのですよカーズ様・・・」ニヤァ

カーズ「なッ」

ワムウ「風を台の下へ!」ドウ

ワムウ「そしてその風の上にパックを!!」ボン

ワムウ「パックは風で運ばれ、そして一気に上昇ッ!」ギュンッ

カーズ「ヌウウッ!!」

カーズ(パックが台の下にあるため軌道が予測できぬ!)

ワムウ「盤上にパックを落とし、そのままシュート!」カコォオオン

カーズ「ヌゥゥゥウウウ~ッ!!」ギリギリギリ

カーズ:8ポイント ワムウ:8ポイント

エシディシ(何でもありかこいつら・・・)

カーズ「ワムウ・・・1つ提案がある」パシ

ワムウ「・・・提案?」

カーズ「このカーズ、もう流法にも能力にも道具にも頼らぬ・・・正式ルールに則り、最後の点を決めるつもりだ・・・」ポイ カンカラン

カーズ「ワムウ、貴様もそうしないか。人間どものルールで、最後は楽しもうではないか・・・」

ワムウ「・・・」

ワムウ「・・・そうですな。肉片をどけましょう・・・」ズズ

ワムウ「ラケットも捨て・・・」ポイ

カーズ「石仮面の破片もどけよう」ポイ ポイ

ワムウ「・・・だいぶ片付きましたな」

カーズ「うむ。では・・・」

カーズ「ファイナルマッチ、スタァァアーーーーートォッ!!!」カッ

ワムウ「フン!」カコン

カーズ「ヌウッ!」カコッ

カッ カコッ カッ カッ カコン カッ カコッ カッ カコッ

カーズ「今だァッ!」バガッ

ギュンッ

ワムウ「フフ・・・」

カーズ「!」

ワムウ「それを待っていた!その強烈な一打をッ!」

ワムウ「もう有無を言わせぬ・・・!秘儀!」

ワムウ「ギザギザアタック!!」ドガァッ

エシディシ(センス)

ドガガガガガガガ

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

カーズ「は、速いッ!全く見切れ・・・」ガガガガガ…

カーズ「・・・あ、見切れる」カ… カ…

エシディシ「勢いが死んだな」

カーズ「もらったァ!」ブンッ

カーズ「あ」カスッ

ワムウ「空振りか・・・いただきますぞカーズ様!」

カーズ「フン・・・かかったなアホが!」

ワムウ「!?」

カーズ「追え!マレット・バレット!」バシュ

ワムウ「何ィィィイイ!!」ガッ カコォオーン

エシディシ(お前・・・)

カーズ:9ポイント ワムウ:8ポイント

ゲームセット WINカーズ

カーズ「フン!このカーズの勝利だッ!おっとォ、汚いとか言うんじゃあないぞォ!どんな手を使ってでも最終的にィ・・・」

ワムウ「ハハ・・・完敗です、カーズ様」

カーズ「・・・え?」

ワムウ「周囲の状況をうまく使い、相手の隙を突く・・・それが真の戦闘。カーズ様は、正式ルールに則ると思い込んでいた私の隙を上手く突いたにすぎませぬ」

ワムウ「それを、なぜ汚いということがありましょうか!カーズ様は、このワムウよりも戦士として高みに立ったのです」

カーズ「あ、ああ・・・」

カーズ(何だ・・・この罪悪感は・・・!罪悪感で頭痛がする、吐き気もだ・・・な・・・なんてことだ・・・)

カーズ(このカーズが・・・罪悪感で気分が悪いだと?このカーズがワムウに罪悪感をプッシュされて・・・開き直ることが・・・できないだと!?)ガクガクガク

カーズ「き、貴様もなかなかだったぞ・・・」

ワムウ「何をおっしゃいます、カーズ様の天才的な思考には及びませぬ・・・」

カーズ「お、俺もギリギリ・・・」

ワムウ「フフ・・・世事はいりませぬ、カーズ様」

カーズ「い、いや!この勝負はドローだ!」

ワムウ「カーズ様・・・」

エシディシ(ワムウの勝ちだな)

ワムウ「エシディシ様、プリクラという物を撮りましょう!」

エシディシ「なぜそうなる」

カーズ「ほう、こうなっているのか・・・ンン?ちょっと待てワムウ、なぜ貴様が真ん中なのだ」

ワムウ「カーズ様、写真という物は真ん中ほど魂を抜かれやすい物で・・・」

カーズ「そんな嘘に騙されるか!2列になれ!このカーズが半分しか写っていない!!」

ワムウ「恐れながら、それはカーズ様の身長が低いからと・・・」

カーズ「貴様!この栄養泥棒がァアァアアアッ!!勝ったのはこのカーズだぞッ!依然変わりなくッ!」

ワムウ「引き分けでいいとおっしゃったのはカーズ様でしょう!!」

カーズ「そんな馬鹿なことがあってたまるか!俺の圧勝だァ!!」

ワムウ「決闘を侮辱するのですかカーズ様!!!!!」

エシディシ(・・・)

エシディシ(・・・駄目だこいつら)



胴体しか写んなさそう


続編期待

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