悟空「進撃の巨人?」(157)

界王(つい、口を滑らせてしまったの~・・・)

悟空「巨人がいる星なんか? いってみて~」

界王「悟空よ。お主程の力がその星に干渉すれば、その星の生態系だけでなく歴史も変えてしまう恐れがある。行きたいのは分かるがくれぐれも(ry」

悟空「分かってるって界王様~! ちょっと見てくるだけだからさ」

悟空。額に指を当てて瞬間移動のポーズをとる。

悟空「・・・・・・」

界王(ゴクッ)

悟空「いっけね! その巨人の気わかんなかったんだ!」

界王「ドテッ」

悟空「どうすっかな~・・・」

界王「いつつ。瞬間移動も不便じゃの~」ムクッ

悟空「! あっ界王神様なら!」

シュン

界王「お、おいゴ(ry」

界王「いってしもうた・・・ワシなんて界王神様に会う事すら無理なのに・・・」


大界王神「フンフンフ~ン。地球のギャルはかわいいの~」

シュン

悟空「おっす!」

大界王神「フンフンフ~ン。もうちょっと足をあげんかい!みえんじゃろうが!」

悟空(聞こえてね~のか?)

悟空「すぅ・・・」

悟空「大界王神様~~~~!!!!!」

大界王神「ぎゃああああああ!!!」

大界王神「な、なんじゃ悟空か。久しぶりじゃの~」

悟空「じっちゃんも変わらね~な~」

大界王神「あたりまえじゃ! ワシは全宇宙の頂点に立つ大界王神じゃぞ!」フンス

悟空「所でよ~。」

~ゴクウ説明中

大界王神「ふむ。そういえば、地球と環境は似ているが文明レベルの発達が著しく遅い星があるんじゃが」

大界王神「その文明の発達を阻害しているのが巨人による、オリジナリティーヒューマンタイプの駆逐にあるんじゃな」

悟空「お・・・おりぢなりてーって何だそれ?」

大界王神「百聞は一見に如かずじゃ。ほれこの水晶で見てみろ」コロコロ

悟空「ありがて~」

ブワン
水晶にその星の光景が映りだす

悟空「映った映った・・・!!」

界王神「あ、悟空さん! どうしたんですが?」タタタ

悟空「こ・・・これは・・・」

界王神「何を見て・・・ウッ」

悟空「界王神のじっちゃん!」

大界王神「皆まで言わんでもお主のいいたいことはわかっとる。だが、今回は駄目じゃ」

悟空「な、何でだ!?」

界王神「悟空さん。今回はブウの時とは事情が違うのです。
ほおっておけばブウは全宇宙の生物を破壊つくす人工生物ですが。彼ら巨人は人類であり、
その星内だけで争っている為干渉する事はその星の歴史を変えてしまう事になるのです」

悟空「じゃあここで指を加えて人類がやられていく所を見てろって事なんか!?」

界王神「残念ながら・・・」

悟空「くっ・・・」

大界王神「・・・・・・」

大界王神「だが、その星の支配者にお灸をすえる事も必要かもしれんの」

悟空「えっ?」

大界王神「あやつらの思考はあくまでも仮想敵を作った内政結束的政治手法じゃなからの~」

大界王神「もし、星内統一をした後の数千年後宇宙に勢力を伸ばそうとした時、同じような殺戮を起こす可能性も十分に考えられる」

ゴクウ「???」

大界王神「そこで、宇宙には自分たちよりも遥かに強い生物がいると分かれば、勢力の拡大を自粛。という思考も生まれよ~て」

ゴクウ「じゃあ・・・!」

大界王神「宇宙を何度も守ってきたお主だからこその特例じゃぞ」

ゴクウ「ああ!」

大界王神「だが、これだけは守るよ~に!」ビシッ

ゴクウ「なんだ?」

大界王神「巨人以外には決して攻撃しない事じゃ。何があってもな」

ゴクウ「ああ、もちろんだ!」

大界王神「界王神。悟空を案内してやってくれ」

界王神「分かりました!」

界王神「ではゴクウさん行きましょう!」

シュン

~ウォールローゼ

エレン「またか・・・また俺は何も守れないのか・・・」

アルミン「エレン・・・エレン・・・エレン・・・」ガタガタ

アルミン(僕が、僕が助けてないと・・・)ガチガチ

バギィ

エレン「ぎゃあああああああ!!」

エレン(足を・・・左足を持ってかれたぁ!!)

エレン「うはははははははは」

アルミン「!!」

エレン「人間なんて人間なんて人間なんてなんて無力だははははははは」

そう、俺は己の無力をとことん悔いて悔いて悔みぬいた。その数秒間に。
だが、無力の果てには何もない事を知っている。
その双眸は涙で答えた。

悟空「はぁぁぁ!」

濡れそぼった双眸には、人類の希望のオレンジが広がっていた。

ミカサ「!!」

「どうしたミカサ?」

ミカサ「いえ・・・」

ミカサ(エレンの・・・声?)



ヒュウウウウウ



俺は
俺は助かったのか?

エレン「いた!」ズキィ

助かったには助かったが・・・足は無い。夢じゃないという事か。
じゃあどうやって助かったのか・・・

・・・「・・・レン・・・エ・・・・ン!」

遠くから声が聞こえる・・・よく知っている声だ
そしてやけに騒がしい。誰か兵士が戦っているのか?

これ悟空が助けてエレン巨人化しなかったら
脚なくなったままだよね?

悟空「・・・・・・」

なんだあのオレンジ色の服を着ている男は?
ミカサの友人?
あいつ何を踊っているんだ?
煙を上げるくらい踊ってるぞ

アルミン「エレン!良かった!気がついたんだね!」

エレン「! 俺は気絶していたのか?」

エレン「!! おい! 巨人はどうなった!!!」

アルミン「え!? きょ、巨人は・・・あ・・・あそこに」ビクッ

目を疑った
立体機動も剣も使わずに
巨人数十体を 破壊 している人間を見た
誰も信じまい

ゴクウ「ふ~。巨人はもういね~のか?」

汗一つもかかずに全滅させたなんて

オレンジ色の男が近づいてくる
武道家か?
昔、カラテを習っていた友人があんな服を着ていた気がする

ゴクウ「おっす。おめ~兵士って奴か?」

エレン(ヘイシ? 兵士ってことか)

エレン「ああ、そうだ。というかあんたがアノ巨人をやったのか?」

ゴクウ「ん? ああそうだ。案外て~した奴じゃなかったな」

エレン(大したことない?)イラッ

エレン「俺たちはあいつらを殺すために何万という犠牲を払ってきたんだ!」

アルミン「え、エレン。傷に触るよ」オロオロ

エレン「ぐっ・・・」ズキズキ

エレン(足さえ食われてなきゃ・・・)

悟空「足をやられたのか・・・見せてみろ」スッ

エレン「! さ、触るな!」

悟空「うん。これなら大丈夫だ。これ食ってみろ」ゴソゴソ

エレン「こ、これは何だよ」

悟空「仙豆って奴だ。騙されたと思って食ってみろ」

エレン「何言って・・・むぐぅ」

アルミン「」

ゴクウ「いいからいいから」ガッ

エレン「ごっくん」

~後衛部
ミサカ「行きます」

「は?」

ミサカ「エレンが呼んでる」ダッ

仙豆で脚生えるのかよ!

~前衛
エレン「足が・・・なおった」

ゴクウ「おめ~の足が見つかんなかったら危なかったけどな。間に合ってよかった」

エレン「所であんた何者だ?」

ゴクウ「オラか? う~ん何て言おう。 ! オラは宇宙人だ」

エレン&アルミン「う、宇宙人???」

エレン「ぶっ!ははははははは」

エレン「まぁいいや。あんたがどこの国の出身で何者だろうと命を助けてくれたのは変わりない」

ゴクウ(嘘じゃね~ンだけどな~)タハハ

心の臓に腕を重ねた敬礼ポーズを取るエレン。

エレン「訓練兵エレン・イェーガー。貴殿の巨人掃討駐屯兵団に代わり感謝の意を表します」

ゴクウ「いいっていいって! オラ堅苦しいの苦手だかんな」

ブォオオオオオオオオオオオオ

ゴクウ「───それより」

突然の熱風
恐怖が数時間前の記憶が蘇る
忘れられない記憶
忘れえない記憶
トラウマ、絶望、怒り
五感を通して吹きあげる
ヤツの熱風の如く

ゴクウ「あれが巨人の親玉か?」

エレン「・・・・・・」

アルミン「あああ・・・ああああああ・・・・・・あ・・・・あ」ガクガク

今度は屈しない

エレン「ああ・・・あれがボスだ」

壁を立体軌道をよじ登るエレンとアルミン

エレン「! アルミンは下がってろよ!」

アルミン「嫌だ! 僕はエレンの為にこの身を捧げる! エレンがそうしてくれただろう?」

エレン「アルミン・・・後悔してもしらねぇぞ!」



ミカサ「あれは・・・!」

ミカサ「急がないと!」グッ



大型巨人「・・・・・・」シュオオオオオオオオオ

ダッ
エレン「よぉ・・・、5年ぶりだな」

右足を振りかぶる大型巨人

大型巨人「・・・・・・」グォォォォ

エレン「まさか!? こいつ、また壁を・・・!」

5年前の悪夢が甦る。
だが、あの時とは違う

俺は

エレン(俺は、兵士だ!)ダダダダダダ
アルミン「エレン!!!」

大型巨人の首筋にワイヤーを突き刺すエレン

エレン(刺さった! こいつも他の巨人と肉体の強度は同じだ!)シュバ


ブォン!


エレン「グッ!」

大型巨人が右腕を振り回す
大き過ぎる右腕から発生する最大瞬間風速は
小人のエレンを振り払うのには十分だった
それはハエの如く

エレン(くっ! なめるなぁぁぁぁ!)シュバ

すぐ様空中で体制を整え振り回した大型巨人の右腕に
ワイヤーを突き刺す。

ガシャ

エレン(よしっ!)

大型巨人「・・・・・・」グォォォォォ

大型巨人は突き刺された右腕とエレンに視線を向ける。
だが、動体視力とはうらはらに肉体の速度は遅い。

エレン(やはり動作は遅い)ダッ

エレン「目標は首筋!」ダダダダダ

乗った右腕から巨人の首筋へ一目散に駆け上がる。
巨人の視線は相変わらずエレンへ向けられる

ダダダダダダ

首筋まで後数Mまで到達。
そう、あと数Mで歴史が変わる・・・・・・



どちらの?




そう───

グオオオオオオオオオオ

アルミン「エレン危ない!!!!」

エレン(巨人 嘘 左手 俺 死 潰される 負ける ?)

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオ


この世界に例えるなら大砲か爆弾か?

周囲に人が認識するには巨大な破裂音が木霊した


大型巨人「・・・・・・」グオオオオオオオオオオオ

アルミン「そんな・・・エレン・・・嘘でしょ・・・」ドタッ

その音のせいか否か、へたり込むアルミン。
それは絶望するに相応しい格好だった

大型巨人「・・・・・・」グォォォォォ

ゆっくりと右腕に載せた左手を上げる大型巨人。
それは一動作の一つの様に。

何者にも動じない大型巨人。

大型巨人「・・・・・・」

その大型巨人の動きが止まる。

エレン「うぅ・・・」

元々鈍いから?



そこに不確定要素が存在しえたからだ。

悟空「おめぇは危なっかしいやっちゃな~」

そう、孫悟空という存在が。

悟空「オラが助けに入らなかったら死んでたぞ」

エレン「悟空・・・さん?」

一瞬気絶していたのか、半開きの目で大型巨人の左手を片手で支える
孫悟空を見上げるエレン。

大型巨人「・・・・・・」グオオオオオオオオ

エレン「悟空さん・・・巨人の手を・・・えっ?えっ?」ズキッ
エレン「ぐっ!」

孫悟空「おめぇ、今度は足を捻ったみたいだな。まぁちょっとまってろ」

ガシッ
大型巨人の左手に、もう片方の右手を添える悟空

悟空「まずはこれをどけるから」

エレン「どけるって・・・まさ───」

悟空「はああああああああ!」

バアアアアアアン

悟空の叫びと同時に大型巨人の左腕が空に跳ね上がる。

いや・・・・・・

大型巨人の左腕は根元から千切れていた。

ドオオオオオオオオオン

左腕が壁の前の草原へゆっくりと落ちていった。

エレン(う・・・そだろ?)

エレンにはそう見えた。
それが信じられない衝撃の為だったのかは定かではない。


大型巨人「グオオオオオオオオオオオオオ」


その瞬間咆哮が起こる。
大型巨人の叫び。
それは悔しさかそれとも・・・

グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

エレン「巨人が叫んでる・・・」

悟空「エレン! オラにつかまれ!」

エレン「えっ?」

悟空「早く!」

エレン「あ、ああ」

悟空の腕に掴まるエレン。

シュバ

ドサッ

尻餅をつくエレン。
エレン「いたっ!」

エレンは困惑した。1秒前まで巨人の皮膚の上にいたのが
硬い壁の頭頂部にいるのだから。

アルミン「エレン大丈夫!?」タタタタ

エレンの元に駆け寄るアルミン。
エレンはアルミンの姿を見て、やはり今いるのは壁の上だと
再認識した。

エレン「ここって壁の上? だよな?」
アルミン「う、うん・・・そうだけど」

悟空「ギャグを飛ばしている暇はねえぞ!」

すぐ横から胴着を着た男が立っている。
あ、そうだこの人はマジシャンだ。
そうに違いない

大型巨人「グオオオオオオオオオオオオオオオ」ブォン!

アルミン「エレン!目の前!」

エレン「大型巨人!?」

エレン(そうだ、俺は大型巨人と戦闘して───)

大型巨人の残った右腕が
エレン達3人のいる壁のうえに


ドオオオオオオオオオオオオオオオン

振り下ろされた

ヤムチャ「へっ、こんなの朝飯前だぜ!」ドヤァ

プーアル「ヤムチャさん後ろ!!」

ヤムチャ「へ?」

プチッ

こんな感じか

悟空「エレン、他の事に気を取られていたら死ぬぞ」

エレン「はっ!?」

エレン「ここは??」

アルミン「う、う~ん・・・」

エレン(今度は俺・・・空中に浮いてる???)

エレン「って! 何で空飛んでるんだ俺!?」

悟空「舞空術だ」

エレン「ご、悟空さんの!?」

悟空「ああ───って質問してる時間はねえぞ!」シュン

大型巨人の第二撃。
空中に浮かぶ悟空めがけて拳を突き上げる。

エレン「うわわわわ」

次々と巨人の攻撃をかわす悟空。
これだけ攻撃されているのに慌てる様子を見せない
悟空。

エレン(す、すげぇ・・・)

抱えられながら、それを間近で見ていたエレンは単純に思う。
この男の様になりたいと。


ザワザワ
民A「お、おい・・・なんか大型巨人が暴れてるぞ」
民B「見てみろ! 大型巨人の周りを人が飛んでる!!!」
民C「嘘つけ! ってあれぇ!???」

逃げ惑う人々もその男の姿を遠めから見守る。
いや、男かどうかも定かでないが、巨人と戦っている
兵士を逃げるのをやめて見入る。
子供も女も男も老人も民を守る兵士も

そして───

ミカサ(あの男・・・空を飛んでる!?)

大型巨人の近くまで来たミカサも又気づく。
孫悟空という存在に。

ミカサ(!! あれはエレン!?それとアルミン)



悟空(どうすっか。このまま攻撃してもいいが、そしたらエレン達も巻き添え食っちまう)
悟空「!?」

シュン

ミカサ「消えた!?」

シュン

悟空「よお!」

ミカサ(!!)

ミカサの目の前にオレンジ色の服を着た
ツンツン頭の男が現れた。
エレンとアルミンを抱えて。

ミカサ(私が上を見ていたから気づかなかった? いや・・・周りには人はいなかった・・・)

ミカサ「!! エレン! とアルミン」

エレン「よ、よぉ・・・」スタッ

エレン(何かかっこ悪いな)

抱えていた2人を放す悟空。

悟空「知り合いか? なら丁度いいや。おめぇ、エレンとアルミンと一緒に逃げろ」

エレン・アルミン「!! そ、そんな!」

ミカサ「お言葉ですが、私達は巨人を倒すための兵士です。それを逃げるなんて───」



悟空「おめぇ達じゃ足手まといだ」


エレン「!!」グッ
アルミン(エレン・・・)

ミカサ「何を根拠───」

シュン

目の前から消えるオレンジ色の胴着の男。
今度は錯覚ではない。
目の前から消えたのだ。

ミカサ(どこに───)
悟空「───後ろだ」

ミカサ「!!」

一瞬でミカサの背後に周ったこの男。
ミカサも体術で負けたことはない。もちろん男にも。
それが簡単に後ろを取られた。息をするように。

悟空「分かったろ? 悪いことはいわねぇ、逃げたほうがおめぇ達の為だ」スタスタ

そのまま、大型巨人へ向かう悟空。

アルミン「ミカサ分かったでしょ? あの人は僕達とは違うんだ。それに───」

悟空のせいなのか?
それともエレンに全てを捧げたミカサにも一つまみのプライドが存在したのか。

ミカサ「・・・・・・」ギリッ

腰に提げた対巨人用に製作された剣を悟空の背後へ振りかざしたミカサ。

エレン「ミカサ! やめろ!」
ミカサ「!!」ハッ

エレンの言葉に正気を取り戻したミカサだったが。
一足遅かった。

ガッ

ミカサ「しまっ───」

崩れたガレキに足を取られ、体勢を崩したミカサに
振り上げた剣を止める猶予は無かった。

そのまま───

エレン「悟空さんあぶない!」

───突き刺さる。

訳が無かった。

ガキィン!

悟空「な? オラを倒せないのにあのデカイ巨人になんか勝てねえぞ」

エレン「何者なんだ、悟空さんって・・・」

悟空「さっきいったろ? オラは宇宙人だ」ニカッ

人差し指で剣2本を笑みを浮かべながら受け止めた悟空は
大らかに言った。
まるで冗談に聞こえる。

ミカサ「すいません・・・・・・」

悟空「気にすんなって。誰だって失敗の一つや二つある」ポンッ

ミカサの頭に手を優しく載せた。

悟空「あ、まだ名前言ってなかったな。オラの名は孫悟空ってんだ。おまぇの名は?」

ミカサ「ミカサ。ミカサ・アッカーマン」

悟空「ミカサか、いい名前だ。それによ───」

ミカサ「?」

悟空「おめぇ達はまだ若い。今あいつに勝てなくても、修行をしていればいつか勝てるようになる。
    それまで、世界を守るのはオラ達おっさんの仕事だ」

エレン「分かったよ! 俺もっと鍛えて・・・いづれ、いづれあいつを駆逐できるくらいになってやるよ!」

悟空「ああ、その意気だ!」ニコッ

しかし次の瞬間ーーーーーー

悟空の体が爆散した

エレン「え?」

ミカサ「うっそーん」



人類は滅びた






悟空さんと別れた俺達は、通常の巨人との小競り合いはあったものの、
他部隊との合流地点までたどり着くことができた。

そして、あの大型巨人は・・・


民D「きょ巨人が!! あの馬鹿でかい巨人の頭が吹っ飛んだ!!」
民E「巨人が倒れていくぞ!!」
民F「あのオレンジ色の服の奴がやったのか!?」




悟空さんの手によってあっけなく倒された。

ミカサ「エレン・・・」
エレン「俺、あの大型巨人に何もできなかった・・・」グッ

アルミン「でも、エレンは精一杯やったじゃないか!」

エレン「アルミン・・・」

アルミン「悟空さんも言ってた、もっと僕達が強くなって」

アルミンの顔を見つめながらエレンは、アルミンの顔が
高揚しているのかな、とこの有事の最中ふと思った。

アルミン「悟空さんに頼らなくても立派にこの世界を守れるようになればいんだよ!」

アルミンの目にうっすらと涙が浮かんでいた。
それを見て俺も少し泣きそうになったのは内緒だ。

エレン「ああ! これは人類の反抗への第一歩だ!」

翌日


少し前の絶望も、大型巨人との戦闘も
足首の痛みも過去の物みたいだ。

ウォールマリアに攻め入った巨人達は掃討され
復興への第一歩が開始された。


アルミン「悟空さん戻ってこなかったね・・・」
エレン「ああ・・・」


翌々日も1週間後も
孫悟空は戻ってこなかった。

ある時、悟空さんが冗談で言ったと思った
「オラか?オラ宇宙人だ!」
が頭をよぎる。

エレン(悟空さんは一体・・・?)

憧れの人は汗一つかかず人類の敵を蹴散らして見せた
圧倒的な力を見せつけられ、半ば放心状態になっていた

ミカサ「エレン。 しっかりして」

エレン「お、おう・・・」

ミカサ「とにかくここを離れよう、まだアイツを信用したわけじゃない」

アルミん「あっ! こっちにくるよ!!!」

悟空「おし! これで一件落ty」

刹那ーーーーー
悟空の体が空中で爆散した


エレン「は?」

ミカサ「うっそーん」

人類は滅びた


そして、この言葉もエレンの体内に深く刻まれている

エレン「おめぇ達はまだ若い。今あいつに勝てなくても、修行をしていればいつか勝てるようになる」
エレン「・・・か」

リヴァイ「おい、糞ガキども今日の壁外はいつもと違うからな。死ぬ気で励めよ」
エレン、クリスタ、ライナー「イエッサー!」



エルヴィン「今回の壁外遠征の目的は唯一つ! エレンの実家の地下にある巨人の謎を解明するためである!」

エレン(やってやる)

エルヴィン「諸君らの検討に期待する!」



エレン「俺達が世界を守るんだ」

ナッパ「あれがカカロットか……? ずいぶんデカくなったじゃねぇか」

ベジータ「いくらなんでもデカすぎる。あれはこの星の人間ではないのか」

ナッパ「しかし戦闘力はあるな。調査してみ… ベジータ「避けろ、ナッパ!」

ナッパ「うおぉっ!? なんだ、いきなり攻撃して来たぞ!」

ベジータ「はっ!」バシュッ!

ベジータ「死ぬと体が溶けていくのか… 変わった生き物だな」

ナッパ「他にも高い戦闘力を持ったヤツがいる。この生物の仲間ですかね」

ベジータ「群れが北へ向かっているようだな。カカロットもそこに現れるかもしれん。行ってみよう」


ベジータ編も頼む

エレン「目標、超大型巨人! これはチャンスだ!」

 ザッ
エレン「五年ぶりだな……」

超大型「」

 ボッ!

ベジータ「まったく、醜い野郎だ」

ナッパ「なんだ、普通の人間もいるのか?」

エレン「あ、あなたたちは……?」

ベジータ「あのデカい原始人どもを殺さねばならんのだ」

ナッパ「あんなのが住んでちゃこの星が売り物にならないんでな」

エレン「ダメです、ヤツはまだ生きてますよ!」

ベジータ「なんだと? 確かに脳天を吹き飛ばしたはず… !!」

超大型「!!!」ブンッ

エレン「立体機動でどうにかかわせた…」

サシャ「弱点を狙わないと巨人はたおせないんです」

ベジータ「どこだ? 教えろ!」

エレン「ここです。うなじのあたりを削いでください!」

ベジータ「よし、一撃で仕留めてやる!」

 ズオォォ…!!

コニー「すげぇ… 超大型が……」

エレン「よし、後は下の穴を塞ぐぞ!」

ベジータ「まだ何かあるのか?」

サシャ「この壁に穴をあけられたんです! 早く塞がないと、また巨人が入って来ちゃいますよ!」

ベジータ「ちっ 仕方ない」

ナッパ「助ける気ですか!? どうせこいつらだって」

ベジータ「原始人どもの生態にはこいつらの方が詳しそうだ。あとで情報を聞き出すぞ!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom