一夏「気が早くないか?」
箒「そんなことはない。日本の法律では16歳からの婚姻が認められている」
シャル「そうそう。もうそんな歳なんだよね」
一夏「あれ? でも箒は日本人だからいいとして他の国のみんなは……」
シャル「フランスは15歳から」
一夏「えー……じゃあ今すぐでもできるんだな」
シャル「したい相手はまだムリだけどね」
一夏「え? なんか言ったか?」
シャル「な、なんでもないよ」
セシリア「イギリスは男女ともに16歳」
一夏「じゃあ、もうすぐなんだな」
セシリア「はい。それまでに篭絡させたいところです」
一夏「おぅ。頑張れ」
セシリア「……」
ラウラ「ドイツは18歳だ。日本人男性と同じだな。というわけで嫁よ……」
一夏「ん?」
ラウラ「そ、その時には私のお、夫に……」ボソボソ
一夏「で、中国は?」
鈴「……」
鈴「20歳……」
一夏「はぁ!?」
鈴「な、なによ!?」
一夏「いや、20歳って老化が始まってる年齢で結婚ってアホかよ……」
一夏「さすがに土人国家なだけあるわw」
鈴「くっ……!」
箒「女は若さこそすべてなのだ。20ではもう日本では碌な男を捕まえられないだろう」
シャル「そうだね。20歳では優良物件はムリだろうね」
セシリア「それだけでなく、反日国家。これでは……ねぇ」
ラウラ「まったくだ。発展途上国だしな。爆発しかとり得のないガラクタ国家だしな」
鈴「……」
鈴「20歳……」
一夏「そっか、じゃあ20歳まで待つよ」
こうなると思ったのに!
一夏「日本人で中国人と国際結婚ってマイナスイメージ強いしなぁ」
箒「そうだな。そういう見方をする人間は多いだろう」
セシリア「その点私達は白人ですから、国際結婚された日本人男性の株は上がりますわ」
シャル「そうだね。これからの時代は国際化だからね。ホワイトトロフィーって言葉もあるし」
ラウラ「さぁ、一夏! お前ならばどうする?」
箒「ここは世界で人気の大和撫子を選ぶべきだ」
シャル「……尻が軽いだけのイエローキャブ?」
セシリア「名誉白人(爆)」
一夏「いや待てよ、なんで俺が選ばなくちゃいけないんだよ」
一夏「議題はみんながどんな男と結婚するかってことだろ?」
一夏「それでなんで俺が選ばなくちゃいけないんだ?」
全員「……」
一夏「まぁ俺もそんなに付き合いが長いわけじゃないから想像しかできないけど」
一夏「みんなにどんな男が合うのか、くらいは分かるかもしれないな」
箒「……そうか、ならばしかたあるまい。お前の思う私像を語ってもらおう」
セシリア「そうですわね。少し話が脱線してしまいましたわね」
ラウラ「よし。じゃあ話してみろ」
一夏「まず箒」
箒「は、はい!」
一夏「なんだ? 畏まって」
箒「い、いや。なんでもない」
一夏「まず、箒は綺麗だ。黒くて太い髪もきちんと手入れされてて」
一夏「色も白くて、顔も整ってる。外見は清楚美人だ。おまけにスタイルもいい」
箒「なんだと!?」
一夏「え?」
箒「……い、いやすまん。続けてくれ」コホン
一夏「家元も確かで、裕福だ」
一夏「文字に起こしてみると、改めてとてつもなく優良物件だと思う」
箒「は、はい!」
一夏「しかし……」
箒「?」
一夏「なんというか……近寄りがたい。冗談も通じるような感じではないし」
箒「え?」
一夏「箒は素で結婚するまでセックスは禁止とかいいそうだ」
一夏「それはやはり同世代の遊びたい盛りには辛いだろう」
一夏「おまけに手が早くて短気と来た」
一夏「以上のことから箒は5歳以上年上の男性、もしくは年下の男と結婚するのがいいと思う」
箒「……」
一夏「尊敬が出来て敬える年上男性か、もしくは姉さん女房が向いてる気がする」
一夏「同級生夫婦、友達夫婦は成立しないと思う」
箒「こ、こんな時間だ……へ、部屋に戻る」
一夏「え? まだ7時だぞ?」
箒「うるさい!!」
一夏「なに切れてんだ? 箒のやつ」
シャル「さぁ?」
セシリア「わかりませんわね」
ラウラ「さぁ話を続けよう」
一夏「よし、じゃあ次はセシリアかな」
一夏「セシリアも生まれがいいだけあって綺麗だ」
一夏「ブロンドの髪に碧眼しかしそれでいて小さめの背丈」
一夏「マニアにはたまらないだろうな」
セシリア「そんな……一夏さんったら」
一夏「それでいて、亡き両親の遺産を守ろうと勉強したり、努力家だ」
一夏「少し自信過剰だけど常に向上心をもって、目的をもって生きてる」
一夏「そういうアグレッシブさはやはり、日本の女性とは違うと思う」
一夏「すごいよ。素直に尊敬する」
セシリア「一夏さん……私のことをそんな風に」
一夏「……しかし」
セシリア「?」
一夏「あの料理の腕は一体なんだ?」
セシリア「は、はい?」
一夏「料理が下手な奴は、自分の直感を第一だと思ってる」
一夏「レシピ通りに作れば、食えないものなんて出来ない」
一夏「俺が何をいいたいか、わかるか?」
一夏「さっきも言ったが、お前は自分を過大評価しすぎている」
一夏「確かにセシリアはすごいよ。大抵のことはそつなくこなすしな」
一夏「しかしすべてに置いて完璧な人間なんていないんだ。間違いだってする」
一夏「その時にセシリアはそのプライドの高さから、自ら謝ることが出来ないだろう」
一夏「そしてセシリアには両親がいない」
一夏「以上のことから、セシリアには10歳以上年上の抱擁力のある」
一夏「なんでも笑って許してくれる上に自身も努力家の人間と結婚したほうがいい」
一夏「間違っても同級・年下は辞めておくんだな、意地の張り合いになるだけだ」
セシリア「……」
一夏「どうした?」
セシリア「あなたのいう通り完璧な人生ってないんですのね……」
一夏「?」
セシリア「部屋に戻ります……」
一夏「……なんだぁ?」
シャル「一夏って本当は鈍感なフリしてるだけじゃないの?」
一夏「え? なにが?」
シャル「はぁ……」
ラウラ「zzz」
一夏「なんか俺、変なこといってるか? 今日はもうお開きにするか?」
シャル「いやいや、待ってよ! 僕のことも教えてよ!」
一夏「シャルか……」
一夏「シャルは……とにかく賢いな」
一夏「自分の事がよく分かっているし、周りのことも良く見えている」
一夏「シャルとパートナーを組むとそれが良く分かる」
一夏「周りと同化するのが上手いんだ。一番精神年齢も高いと思う」
シャル「うん。僕の生い立ちからいってそう成らざるおえなかったんだよ」
一夏「そうは言っても、それに奢るような言動も見せないし大したもんだよ。ホント」
一夏「外見は綺麗だし、前の二人に劣らない存在だと思うよ」
シャル「ホント? じゃあ……」
一夏「しかし……」
シャル「はいきたー!」
一夏「え?」
シャル「なんでもないよ」
一夏「……」
一夏「正直、俺から見たシャルは得体の知れない存在だ」
シャル「……」
一夏「メタ認知力が高すぎて、シャルという人間の感情が感じられない」
一夏「常に正しい答えを選ぶ機械のようで……なにかが引っかかる」
一夏「さっきのセシリアのような人間味が感じられないんだ」
シャル「……」
一夏「今だって、自分の立ち位置から正しい返答を考えてる」
一夏「自分の思ったことじゃなくて、だ」
シャル「……」
一夏「以上のことを踏まえてだが」
一夏「シャルはとにかく、頭が悪い金持ちと結婚するべきだ。人柄は関係ない」
シャル「……」
一夏「そう、そしてまさしくお前にとってそういう存在は俺だっただろう」
一夏「鈍感なふりも疲れるぜ……」
シャル「!」
シャル「……」
一夏「妾の子。心の底では恋愛ごっこになんて興味もないんだろ?」
シャル「でも……少しだけそういう人を見つけられた気がしたんだ……」
一夏「残念だったな。だが、初めてシャルの本心を見れた気がするよ」
シャル「さようなら……」
ラウラ「zzz」
一夏「……ラウラ寝るなら、自分の部屋に行くんだ」
ラウラ「んー嫁よ……他の奴の姿が見えないが話は終わったのか?」
一夏「まぁな」
ラウラ「そうか……じゃあ私の結婚相手について教えてくれ」ぼりぼり
一夏「ラウラか……」
一夏「ラウラほど、素直な奴を俺は今までみたことがない」
一夏「人間には本音と建前があって、それを使い分けるものだが」
一夏「ラウラにはそんな考えがないんだ」
ラウラ「? よく分からんが、貶されてるのか?」
一夏「全く持って違うぞ。むしろ褒めてる」
ラウラ「そうか」//
一夏「一途な気持ち、強者を恐れぬ強さ」
一夏「夫婦として暮らしていくために必要なものだと思う」
一夏「外見は合法洋ロリで妖精みたいだ」
ラウラ「嫁よ……」
一夏「しかし……ラウラ、お前の純真さは無知なだけだ」
一夏「産まれたときから軍隊に入れられ、人間がどういうものか本当の意味でわかっていない」
一夏「ラウラ……お前は綺麗だが」
一夏「人間は本来汚いものであるべきなんだ」
ラウラ「……」
一夏「ラウラ、君はまだ本当の意味で人間になれていない」
一夏「色んな人と出会い、色んな考えを学ぶんだ」
一夏「恐怖を覚え、狡さを身につけ、賢くなるんだ」
一夏「結婚っていうのは現実だ。夢物語じゃない」
一夏「自分が何者かわかった時に、自ずと答えはでるさ」
ラウラ「……」
一夏「ただし、処女は大事にするんだぞ」
ラウラ「元々処女じゃないぞ。拷問訓練で貫通した」
一夏「……」
ラウラ「よくわからないが嫁よ。私はいずれお前を迎えに行くぞ」
一夏「……楽しみにしてるよ」
一夏「……さてと」
鈴「……」じー
一夏「なんだよその目は」
鈴「一夏、あんたって酷い奴ね」
一夏「……否定はしない」
鈴「……」
一夏「わかったよ。最後に鈴の結婚相手だな?」
一夏「知ったこっちゃねえよ。適当にそこらの男に腰でも振って媚びてろ」
鈴「」
END
一夏「鈴は、暴力的でISを展開した状態で俺に暴力を振るうし」
一夏「嫉妬深いし、すぐ怒るよな?」
鈴「全部あんたが原因でしょ?」
一夏「そうやって人のせいにして、絶対に謝らない」
鈴「……」
一夏「でもそうだよな。これもすべて鈴が俺のこと好きってことの裏返しだもんな」
鈴「あんたねー!」
一夏「でも事実だろ?」
鈴「う……」
一夏「俺を追いかけて日本に戻ってきたりして、愛情のレベルも想ってた期間も他の4人とは違う」
一夏「嫉妬深いけど世話焼きで、料理も上手くて、根性あって……」
一夏「鈴は可愛くていいお嫁さんになれると思うぞ?」
鈴「一夏……」
一夏「鈴、最期まで悪いけど、お前の口から聞かせて欲しい」
鈴「えっ? う、うん……」//
鈴「あのね……一夏。私その……一夏のことがす……す、す」
鈴「好き!! そ、その!! 私が20になったら結婚してください!!」
一夏「むり」
鈴「え」
一夏「むり」
鈴「……」
一夏「むり」
鈴「」
鈴「」
鈴は爆発した。一夏は他人と暮らすことが嫌だったのである。
すなわち一夏は千冬と近親相姦カップルになったのだ。
近親相姦は気持ちいいから是非やってみよう。
実際他人と暮らすくらいなら自分の妹か姉とセックスすることは賢い選択である。
完
このSSまとめへのコメント
最後の終わり方が雑すぎるwww