さやか「えへへ、ごめんごめん」

まどか「最近よく聞くよね、パズドラって」

ほむら「そうなの？」

さやか「若干流行りは過ぎたけどねぇ、でも面白いよ」

まどか「私もやってみようかな」

さやか「お、一緒にやろうよ、アドバイスするよ」

ほむら「まどかがやるなら私もやらないわけにはいかないわ」

さやか「はいはい」

まどか「ダウンロード終わったよ」

さやか「まずはチュートリアル通りに進めてみなよ、わからないことがあったら教えるから」

まどか「うん…さやかちゃん、この3匹ってどれ選べばいいの？」

さやか「あー…好きなので大丈夫だよ、最初のほうしか使わないし」

まどか「そうなんだ、じゃあ赤いのにしよ」

ほむら「私も」

まどか「こう…かな」

さやか「もっと派手に動かしていいよ、こんな感じで」

まどか「さやかちゃんすごい、6コンボだって」

さやか「ま、こんなもんですよ」

ほむら「ぐぬぬ…（3コンボしかできないわ…）」

さやか「ほむらは真剣だねぇ」

さやか「二人とももうチュートリアル終わりだね」

まどか「わぁ、ガチャガチャひけるって」

ほむら「強いモンスターを出してみせるわ」

さやか「とりあえず金の卵じゃないと微妙だよ」

まどか「やった、金色だ」

さやか「おお、クシナダヒメだ、初めてなのにいいひきだよ」

まどか「ほんと！」

ほむら「私は…金ではないけど、星がついてるわ」

ほむら「レアだわ！水の魔剣士…強いかしら」

さやか「あちゃー」

さやか「ほむらはリセマラしたほうがいいかもね」

ほむら「リセマラ？」

さやか「そ、強いモンスターが出るまでチュートリアルをやり直すの」

ほむら「そんなの面倒じゃない！！」

さやか「でもモンスターを選べるのは最初だけだからさ、あとあと後悔することになるよ」

ほむら「くっ…仕方ない」

まどか「ほむらちゃんがんばって！」

さやか「アンインストールしてダウンロードし直しね」

ほむら「わかったわ…ちなみに、水の魔剣士ってそんなに弱いの？」

さやか「まあ金ガチャで出る中じゃ、雑魚だね」

ほむら「はぁ…美樹さやかのようね」

さやか「なんだと！！」

さやか「まどかはクシナダヒメで始めていいと思うよ、コンボするたびに攻撃が強くなるから」

まどか「コンボ苦手だけど頑張るよ、さやかちゃんは何で始めたの？」

さやか「あたしはこれ、イシスだよ」

さやか「ドロップの火、水、木とか属性を3種類以上消すと攻撃が3倍から4倍まで上がるんだ」

まどか「へえ、強そうだね」

さやか「そうでもないんだけどね…まどかのは4倍どころか10倍以上になるよ」

まどか「そうなの！？」

さやか「コンボできればね」

まどか「そっかぁ」

さやか「他にも、ラーとかがね…」

ほむら「金が出たわ！これはすごい！！」

さやか「どれどれ…」

ほむら「神龍よ！！名前からして確実に強いわ！！」

さやか「ええっと…金の中でもいろいろあってですね…」

ほむら「…弱いの？」

さやか「正直使う機会はないかなぁ」

ほむら「…やり直すわ、なんど繰り返すことになっても！！」

さやか「はい、がんばってください…」

杏子「おっす、パズドラやってんじゃん」

さやか「杏子、まどかとほむらが今始めたんだ」

杏子「へえ、どんな感じ？」

まどか「まだ全然進んでないよ」

さやか「ほむらはリセマラ中」

杏子「そうか…まどかはクシナダで始めたのか」

まどか「うん、杏子ちゃんもやってるの？」

杏子「おう、あたしのはホルス、最強だぜ」

さやか「何を！あたしの光ラーだって強いぞ！！」

杏子「火力が思ったよりないけどな」

さやか「ぐぬぬ…」

ほむら「銀ね…やり直しだわ」

杏子「ほむらもがんばってんな、今ゴッドフェスやってたっけ？」

さやか「確か…和神と新話神のゴッドフェスだよ、（っていう設定で）」

杏子「じゃあリーダーとして使えるのはオオクニとかか」

さやか「サブならヨミとか強いよね、まさにほむら用のモンスターって感じだし」

杏子「確かにほむらにぴったりだな」

まどか（全然わからないなぁ）

ほむら「来た！また金だわ！！」

杏子「来たな、あたしが見てやろう」

ほむら「どう…執行者メタトロンって」

杏子「闇メタじゃん！！最強だぞ！！」

さやか「えっ闇メタ！？」

ほむら「そ、そんなに強いの？」

さやか「いや、確かに強いんだけど…」

杏子「そいつ超強いパーティー作れるぞ！！あたしもめっちゃ闇メタほしいし！！」

ほむら「ほんと！？すごいのをひいてしまったのかしら…」

杏子「あたしは一番強いと思うぜ！！」

ほむら「そう、何度も繰り返したかいがあったのね…これでやっと先に進める」

杏子「羨ましいなぁ、闇メタ」

ほむら「ふふふ、みんなんすぐに追い抜いてしまうかもね」

まどか「いいなぁ、ほむらちゃん」

さやか「いいのかなぁ」

さやか「ちょっと杏子」

杏子「あん？」

さやか「闇メタってサブ揃わないと強くないじゃん」

杏子「あぁ…確かに」

さやか「あんたは半蔵とフィンがいるから羨ましいのかもしんないけど、リセマラで選ぶようなモンスターじゃないでしょ」

杏子「運よけりゃ揃うんじゃね？あたしだって揃いかけてるし」

さやか「揃うまで進められないじゃない、そもそも課金者用のモンスターなのよ！闇メタは！」

杏子「そうかぁ？あたしはいいと思うけどな…それに」

ほむら「ふふふ…闇メタ…最強…」

杏子「もう引き返せないだろ…あいつ」

さやか「あんたのせいでしょ！！知らないからね、あたし」

杏子「大丈夫大丈夫、なんとかなるって」

まどか「もうこんな時間だ」

さやか「ほんとだ、そろそろ解散したほうがいいね」

ほむら「…」ｽｯｽｯ

さやか「ほらほむら、帰る時間だよ」ﾄﾝ

ほむら「あぁっ！！今のでずれたじゃない！！！」

さやか「あ、ごめん…」

杏子「ハマりすぎだろ」

まどか「私もう時間だ、帰らないと」

さやか「あたしらも一緒にいくよ、置いてくからね、ほむら」

ほむら「…」ｽｯｽｯ

ほむら「よし、クリアしたわ」

ほむら「さやか、ここは……あれ？」

ほむら「誰もいない…」

ほむら「いつの間にか暗くなってるし、気づかないうちに帰ったのね」

ほむら「声くらいかけてくれればよかったのに」

ほむら「よし、家に帰ってパズドラについて調べよう、闇メタのことも」

翌日

まどか「おはよーさやかちゃん、杏子ちゃん」

さやか「おはよっ」

杏子「おう」

さやか「まどか、昨日はパズドラ進んだ？」

まどか「うーん、私にはちょっと難しくて、もうやめちゃった」

杏子「なんだ、やめちまったのかよー」

さやか「そっか、まどかには向いてなかったかぁ」

まどか「色々教えてもらったのにごめんね」

さやか「仕方ないって、面白いか面白くないかは人それぞれだし」

杏子「ほむらは昨日めっちゃハマってたよな」

さやか「あー、あいつはどうなったのかなー」

まどか「あ、ほむらちゃん向こうにいるよ！」

さやか「ほんとだ、声かけてみるか」

さやか「おはよ、ほむら」

ほむら「あら、待っていたわ」

杏子「パズドラやったか？」

ほむら「もちろんよ、見なさいこの闇メタパを！！」ﾊﾞﾊﾞｰﾝ

さやか「なっ！？」

杏子「すげー！！テンプレ揃ってんじゃん！！」

さやか（半蔵もフィンもアレスも赤ソニアもいる！？でも、どれも全く育ってない…）

さやか「あんたどんだけ課金したのよ！！！」

ほむら「○○万円よ」ﾌｧｻｧ

さやか「うわ……（あたしは悪くないから）」

ほむら「見て？まどか、どう？闇メタパ」

まどか「う、うん…すごいね…」

ほむら「そうでもないわよ、まどかはどう？」

まどか「えっとね……やめちゃったの、ごめんね？」

ほむら「え…？」

杏子「課金するなんてあほだなー、ほむら」

さやか「杏子、もうふれないであげて」