ジン「趣味はなんですか?」コナン「読書です」(307)

ジン「読書ですか。どのようなジャンルがお好きで?」

コナン「はい、ミステリーをよく読みます」

コナン「父が、推理小説家をやっていまして」

ジン「ほう。差し支えなければお名前を聞かせていただきたい」

ジン「私も、よく推理小説を読むもので」

コナン「父は工藤優作です」

ジン「なんとあの有名な。しかし、あなたの名前は江戸川と・・・」

コナン「はい、僕の本当名前は工藤新一です」

コナン「あなたの薬で小さくなったので、名前も変えとこうかなと知り合いにアドバイスをいただきました」

ジン「なるほど」

ジン「しかし、工藤新一は殺したと思っていました」

ジン「組織のデータベースにも、あなたは死亡者になっていましたから」

コナン「それもそのはず。当時組織に勤めていた宮野志保、コードネーム《シェリー》さんがそのように改竄したのですから」

ジン「なるほど」

ジン「面接はこれで終わりです。後日こちらから連絡を入れます」

コナン「わかりました。ありがとうございます。失礼します」

翌日

コナン『もしもし』

ジン「あ、こちらブラックカンパニー日本支部のジンです」

コナン『あ、どうも』

ジン「あなたの採用が決定しました」

コナン『本当ですか!?ありがとうございます』

ジン「任務の内容はメールでやり取りを行います」

ジン「ですので、メールをお待ちください」

コナン『わかりました!ありがとうございます!!失礼します』ガチャ

ジン「ふむ。ウォッカ!」

ジン「Mサイズの黒服を工藤邸に送れ」

ウォッカ「了解」



コナン「おい灰原!就職決まったぞ!!」

灰原「あら、おめでとう」

灰原「ねぇ工藤くん、なんていう会社に入ったの?」

コナン「ブラックカンパニー日本支部さ!世界に支部をいくつも持つデカイ会社だぜ」

灰原「ブラックカンパニー?聞いたことないけど」

灰原「まぁなんにしても良かったわね」

コナン「おう!そうだ灰原、今日はトンカツが食べたい」

灰原「博士が太るからダメ」

コナン「博士はひじきでいいだろ!なぁトンカツ!」

灰原「はいはい。わかったわよ、もう・・・」

コナン「じゃあ俺帰るわ」

コナン「工藤家に」ガチャ

灰原「えぇ、仕事頑張ってね」

コナン「おう!」バタン

コナン「あー早くメール来ねーかなー」

ピロリン

コナン「まさか!!」

メール『シェリーと知り合いだと聞いた。まずはソイツを消せ』

メール『制服と武器はジンに工藤邸に送るよう言っておいた。届いているはずだ、確認しろ』

コナン「灰原を殺す!?」

コナン「いきなりの任務が幼馴染みで隣人の殺害とは、簡単すぎる。なめられてるのか?」

コナン「いや・・・試されてるんだ」

コナン「了解・・・っと」ポチポチ

コナン「さて、着替えてから殺りにいくか!」

コナン「お?届いている」

コナン「えーっと黒のコートに黒のシャツ、黒のズボンか」

コナン「帽子もあるな。これは銃か。サイレンサーまであるぞ」

ガサゴソ ガサゴソ

コナン「おぉ!黒の組織って感じがするぜ!」

コナン「これでやっと俺も社会人だ!」

コナン「さぁ、灰原・・・いや、裏切り者のシェリーを殺るぞ」

コナン「邪魔をするなら博士、てめぇも・・・」ジャキ

ピンポーン

灰原「はい」

コナン「あ、俺だけど」

灰原「どうしたの?って、なにその格好」

コナン「い、いやー実はさ?」

灰原「なぁに?もしかして怖くて寝れない・・・とか?」

コナン「ばっ!!ちげーよ!!」

灰原「クスッ、一緒に寝る?博士、さっき出掛けたし」

コナン「寝る」

ジン「シェリーを仕留め損ねたそうだな」

コナン「・・・すみません、邪魔が入りまして」

ジン「邪魔だと?誰だソイツは」

コナン「小嶋元太っていう、俺の同級生だった男です」

ジン「消せるか?」

コナン「はい」





コナン「ごめん元太、灰原とセックスして殺すの忘れただなんて言えない」

コナン「折角就職できたんだ!元太!俺の犠牲になってくれ!死んでくれ、俺のために!」

元太「ようコナン!」

コナン「よー元太!相変わらず元気そうだな」

元太「おう!毎日ウナギ食ってるからな!」

コナン「毎日ウナギって、金持つのかよ」

元太「なんとかなるもんさ!それより、どうしたんだ?急に呼び出して」

コナン「なぁ元太・・・」

元太「?」

コナン「ウナギが食えなくなるか、友達を自らの手で失うか」

コナン「どっちが怖い?」

元太「ウナギに決まってんだろ」

元太「ウナギ食えねーとか地獄もいいとこだ」

元太「ウナギのためだったら誰でも殺せるぜ?」

コナン「ははは!だろうな、言うと思ったよ」

コナン「そう、人間はいつだって欲望に忠実さ」

コナン「逆らうことなんか出来やしない・・・」

元太「何が言いてぇんだ?」

コナン「お前を殺せば、俺は職を失わない」

コナン「ただの、人の欲さ・・・」バァン...

元太「カハッ・・・」

コナン「安らかに眠れ、俺のために」

ウォッカ「小嶋元太ってのは工藤・・・いや、江戸川コナンの友人だった男ですよね?」

ジン「そう聞いてるが、それがどうした・・・?」

ウォッカ「あいつ、本当に友人を撃ちましたぜ?」

ジン「それくらい出来なければ話にならん。それより、この江戸川という男」

ジン「どうも警察やFBIとも繋がりがあったらしい」

ウォッカ「なるほど、江戸川を使ってサツ共を崩せば・・・」

ジン「仕事がやりやすい。シェリーは後回しだ、ボスに伝えとけ」




コナン「あー腹へった、とりあえず博士ん家行こう」

コナン「おーい、灰原いるか?」

灰原「工藤くん?晩御飯でも食べに来たの?」

コナン「あぁ、食べたい!よっこいしょっと、ふー!仕事っていうのは疲れるな!」

灰原「仕事のあとの一杯は格別らしいわよ、飲む?」

コナン「飲む!」

コナン「ゴクゴクゴク、プハーッ!うめー!!」

灰原「で、あなたの会社ってどんな仕事してるの?」

コナン「だいたい殺人みたい」グビグビ

灰原「へぇ、殺人」



灰原「殺人・・・?」

灰原「殺人ってあんた・・・なに言ってるの?」

コナン「そうだ!さっき元太殺してきたんだよ!」

コナン「あいつ変わってなくてさー!良い歳こいてまだウナギって言ってたよ」

灰原「小嶋くんをって、ちょっと工藤くん・・・?」

灰原「さっきから何を言ってるの?」

コナン「おっとメール。こんな時間にも仕事か」

コナン「でも、仕事だからしょうがない!」

灰原「工藤くん!まだ話が終わってないわ!」

コナン「帰ったらいくらでも聞いてやるよ」

コナン「じゃ、行ってくる」

灰原「ちょっと!待ちなさい!」

バタン...

灰原「工藤くん、あなた・・・一体何をしてるの?」




コナン「毛利探偵を殺せか。結構簡単な任務ばかりだな」

コナン「最初だからか?まぁなんにせよ」

コナン「早くボスに認めて貰わないとな・・・頑張ろう」

小五郎「あー、ヤク切れ」

小五郎「てめぇ全部使いやがったな?」

歩美「良いじゃない別に・・・」

歩美「それよりも、気持ちいいうちに早くやろうよ」

小五郎「俺は全然気持ちよくねーんだよ」

歩美「じゃあ気持ちよくしてあげるからぁ、早くパンツ脱いで?」

小五郎「ったく、しょうがねぇな」カチャカチャ

歩美「んッ・・・」チュパ...ジュボッ...

小五郎「次、あの売人いつ来るって言ってたかな・・・」

歩美「もう我慢できない・・・早く入れて」

小五郎「フェラ短すぎんだろ、ったく」

コナン「探偵事務所も久しぶりだな」

コナン「っても、探偵はやめたんだったな」

コナン「待てよ・・・おっちゃんは探偵をやめて、組織への脅威はないはず」

コナン「なのになぜ、おっちゃんを狙うんだ?探偵やめたこと知らないのか?」

コナン「なんでも良いか、殺すのは一瞬だ。考えるのはよそう」

コナン「インターフォンはっと」ピンポーン




小五郎「あん?誰だこんなときに」

歩美「はぁ!はぁッ・・・んッ・・・んぁ・・・!!」

コナン「おじさーん。いないのー?」

コナン「開けてよー」





小五郎「コナンか・・・」

歩美「コナンくん・・・?」ハァハァ

小五郎「歩美、隠れてろ」

歩美「え?」

小五郎「早くしろ」キリッ

歩美「う、うん」


小五郎「悪いコナン、今開ける」

コナン「うん!」

コナン「やぁおじさん。久しぶりだね」

小五郎「あぁそうだな。何のようだ?金ならない」

コナン「」パァン...

小五郎「・・・っ!!?」

ドサリッ

コナン「任務完了、じゃあな、おっちゃん」

コナン「人の死ってのはあっけないもんだぜ」




歩美(こ、コナン・・・くん!??)ガクブル

コナン「さーって、今日はもう仕事ないだろ」

コナン「寝て、明日に備えよう」

コナン「明日はどんな仕事かなー、仕事楽しいなー!アッハハハハハ!!」





歩美「・・・」ドクンドクン

歩美「行ったみたいね」

歩美「は、早くこの事を警察に!って警察はまずいよね。私打ったばっかだし」

歩美「取り合えず哀ちゃんに!!」

コナン「誰にって?」ジャキ

歩美「ひぃ!!」

コナン「よう歩美、しばらくじゃねぇか」

歩美「・・・!!」ガタガタガタガタ

コナン「どうした?再会が嬉しくて声にならねぇか?」

コナン「オメーおっちゃんと出来てたんだな。まぁ俺には関係ねーけど」

歩美「た、助けて・・・っ!!」ガクガクブルブル

コナン「やーだねっ」パァン...

コナン「目撃者は消す、組織の掟だ」

コナン「しかし、また灰原に話すネタが増えたな!あー早くこのこと話したいぜ!ハハハハハ!!」

ジン「江戸川の業績がだいぶ伸びているな」

ウォッカ「ノルマの二倍を達成するなんて只者じゃないですぜ・・・」

ジン「こりゃ、近いうちに幹部だな」

ジン「警察とFBIも江戸川のお陰でだいぶ片付いた」

ウォッカ「赤井秀一の剥製も完成したそうですぜ」

ジン「そいつは楽しみだ」



灰原「あら、お帰りなさい」

コナン「もしかしてハンバーグか!?やったぜ!!」ドタドタ

灰原「もう、家の中で走らないで。ハンバーグは逃げないわよ」

コナン「わーってるけど、ついな!うっまそー!」

灰原「まったく・・・」

博士「おぉ新一」

コナン「よぉ博士!相変わらず元気だな」

博士「君も元気そうじゃの。仕事はどうじゃ?」

コナン「あぁ、順調だよ」

灰原「最初は小嶋くんを殺したとかなんとかいってビックリしたわ」

コナン「あはは!」

コナン「(くそー!組織に口止めされちゃあ言いたいことも言えない)」

灰原「どうしたの?」

コナン「なんでもねーよ!いただきます!」

博士「ワシも食べるとしよう」

コナン「はー食った食った!」

博士「アイタタタ、腰が・・・」

コナン「おう博士、マッサージしてやるよ」

博士「そうか、すまんのう」

灰原「クスッ」

灰原「工藤くん、今日は泊まってくの?」

コナン「いや、まだ帰ってから書類纏めなきゃいけねーし帰るよ」

灰原「そ、あんまり無理しちゃダメよ」

コナン「あぁ、サンキュー」

博士「ほえぇー」

コナン「さーってと」

コナン「書類ってのはどーも好きになれねぇな」

コナン「現場で殺ってるほうが楽なんだけどな。後処理やってくれるし」

コナン「下っ端の辛いとこか・・・まぁ頑張ろう!」






コナン「zzz...」






?1「やっと眠ったみたいやな」

?2「ですね・・・」

コナン「う、うーん・・・」

コナン「!!?」

コナン「(手枷に足枷!?そしてこれは・・・)」

コナン「三角木馬!?」

?1「お目覚めのようやな工藤」

?2「お久し振りですね、コナンくん」

コナン「お、お前たちは!?」

コナン「服部!?光彦!?」

服部「覚えとってくれたんかい、そら涙もんや」

光彦「今あなたがしている愚行、放っておく訳にはいきません」

コナン「・・・何が目的だ?」

服部「俺はお前の地位を奪うため・・・」

光彦「僕は灰原さんの処女を貰うため・・・」

服部「互いに協力してるっちゅー訳や」

コナン「目的は違えどやることは同じって訳か・・・」

コナン「だが残念だったな光彦」

光彦「?」

コナン「灰原は処女じゃない」

光彦「なっ・・・!?」

光彦「ふ、ふんだ!」

光彦「ぼ、っぼぼぼ僕に嘘は通じませんよ!!」

コナン「・・・俺が貰った」

光彦「・・・え?」

コナン「いまやアイツは俺の虜さ」

光彦「な、何を言ってるんですかコナンくん!?殺しますよ!?」

コナン「殺ってみろよ」ニヤニヤ

服部「あかんソバカス!ここでコイツを殺っても意味がない!」

光彦「それはあなたの都合でしょう!?」

服部「互いに協力者っちゅうことを忘れんなって言うてんねん!」

光彦「ウルサイ!こいつを殺せれば僕はなんでもいいんです!引っ込んでて下さ━━━━━っ!!」パァン...





服部「交渉決裂やな。なに、後は一人で十分や」

コナン「」ニヤニヤ

光彦「がっ・・・はぁ・・・っ!!」

服部「まだ息があんのか?ま、放っといても時期に死ぬやろ」

光彦「フシュー!フシュー!」

コナン「で、俺を何処かへ連れていくのか?」

服部「さすが、察しがええやないか」

コナン「バーロー、さっき自分で「ここで殺しても意味がない」って言ってたじゃねーか」

服部「そやったかいの?最近物忘れがひどーてな」

コナン「で、どうする気だ?」

服部「場所を変えよう、ここやとフシューフシューうるさいしな」

コナン「そうだな」

光彦「フシュー!フシューんぐっ!」

服部「キレーな月やな工藤、満月や」

コナン「とっとと用件を話せ。三角木馬からおろせ」

服部「注文ばっかやな工藤。まぁええ」

服部「俺は組織に入りたい」

コナン「?」

服部「で、俺は考えた。下っ端からでもええけど、どうせならある程度認められて入社したほうが出世の道は早いってな」

コナン「俺を殺して、首をもって面接にでも行くつもりか?」

服部「よくわかってるやないか」

服部「工藤の家でお前を殺せば血が大量に出る」

服部「でも外なら・・・」

コナン「明日降る予定の雨が血を全部流してくれるってか?」

服部「デュフフ」

服部「さ、お前と話すことはもうない」

服部「死にさらせや工藤」

コナン「くくく・・・」

服部「何がおかしい」

コナン「神はいつまでも俺の味方ってことさ」

服部「なんやて?」





ブスッ




服部「はっ・・・カハァッ!」

光彦「よくも、僕を撃ちましたね・・・ケホッ」

服部「おのれソバカスゥウ・・・」バタ

光彦「あは、アハハ・・・」

コナン「」メガネキラッ

コナン「光彦!灰原のとこへ案内する!」

光彦「な、何を言ってるんですかコナンくん」

光彦「あなたもここで死ぬんですよ!」

コナン「さっきはからかってすまなかった!あれは全部嘘だ!」

光彦「嘘?」ハァハァ

コナン「あぁ、俺は灰原に手は出してない」

コナン「それに、博士達も引っ越したんだ。案内するよ」

コナン「信じろ、俺を。オメーの止血も済ませねぇとな」

光彦「わかりました。今ほどきます」

コナン「(バカな子・・・)」ニヤ

アナウンサー『昨夜、都内で刺殺された男性の遺体と、全裸で三角木馬に乗せられたアへ顔ソバカスの男性の遺体が見つかりました』

アナウンサー『警察は、殺人事件として━━━━』プツン

コナン「俺が幹部に?」

ジン「あぁそうだ。貴様の働きは見事なものだからな」

ジン「貴様も知っている通り、組織の幹部にはコードネームが与えられる」

ジン「それはボスから言い渡されるだろう」

コナン「ありがとうございます!!」





コナン「(俺が組織の幹部・・・か)」

キッド「名探偵・・・」

キッド「落ちるとこまで落ちたじゃねーか」

キッド「俺との戦いは、もう眼中にすらないってか?」

キッド「俺が、目覚まさしてやるよ。工藤新一」







灰原「博士!?返事をして博士ぇ!!」

博士「」(老衰)

灰原「博士・・・」

コナン「そんなに泣くな。立派に生きたよ博士は」

灰原「・・・あなたが一番我慢してるくせに」

コナン「が、我慢なんかしてねぇよ!」

コナン「じゃ、俺もう行くから!」タッタッタ

灰原「(・・・バカ)」

コナン「・・・博士」グスッ

キッド「ほう、人殺しにも涙はあるんだな」

コナン「・・・!?その声は」

コナン「キッド!?」ブッ

キッド「久しぶんぐっ」






コナン「・・・キッド!?」

キッド「久しぶりだな、名探偵」

ポツ...ポツポツ......ザー

キッド「雨か、急に強くなったな」

コナン「何しに来た、キッド」

キッド「つれないねぇ、久しぶりだっていうのに」

コナン「今、俺のこと何て言った?」

キッド「あん?人殺しってか?」

コナン「」ジャキ

キッド「おいおい、物騒なもん向けるなよ」

コナン「俺のことを《知ってる》みたいだな」

キッド「俺にわからないことなんてないさ」

コナン「・・・何が目的だ」

キッド「お前を元に戻すこと・・・って言ったら?」

コナン「元に?」

キッド「・・・探偵にだよ」

コナン「探偵?」

コナン「プックク・・・」

キッド「?」

コナン「アーッハッハハハ!!」

コナン「探偵に戻すだって?笑わせんじゃねぇ」

コナン「この俺の完璧な頭脳は難解な事件を作るにあらず・・・」

コナン「誰にも解けねぇ事件を作ることのほうが、性にあってんのさ。キッド」

キッド「・・・見ない間に、随分腐っちまったみてぇだな」

キッド「哀ちゃんが泣くぜ?」

コナン「アイツは関係ないだろ・・・」

キッド「1つだけ、良いことを教えてやろう」

コナン「あ?」

キッド「毛利蘭が今どこで何をしているか」

コナン「蘭・・・?」

キッド「俺はお前の足止めに過ぎない」

コナン「足止めだと?」

キッド「蘭ちゃんは今・・・」





キッド「ブラックカンパニー日本支部にいる」

コナン「・・・まさか?」

キッド「オメーの仲間は、全滅だな」

コナン「・・・くっ!!」

ジン「はぁ、はぁ・・・」

園子「あら、しぶといのねー」

園子「そういう男は嫌いじゃないけど、今は死んどいて?」

ジン「おのれぇ!!」




園子「うわっ、脳ミソついた・・・」

園子「もう最悪~・・・」

園子「蘭!そっちはどう!?」

蘭「ハイ、ゼンブカタヅキマシタ」

園子「そう、これで、キッド様との約束は果たせたわね」

蘭「ソウデスネ、ソノコサン」

園子「じゃ、帰ろ!あ、そうだ蘭」

蘭「ナンデスカ?」

園子「あんまり日サロ行かない方がいいわよ?」

蘭「ワカリマシター、キヲツケマス」

コナン「組織本体を狙ったのか・・・」

コナン「だが、ジンがそう簡単に侵入を許すとは思えねぇな」

prrrr

キッド「おっと、メールだ」

コナン「」ジャキ

キッド「見ても?」

コナン「変な真似したらすぐに撃つ」

キッド「へいへい」ピッ




キッド「」ニヤリ

コナン「なんだ?文面を見せろ」

キッド「ほらよ」

園子《キッド様(人´∀`)作戦は成功です!!コナンくんの頭脳があったらヤバかったかもですけど、なんとか潰せました(°∀°)♪》

キッド「どうした、名探偵」

コナン「殺す」

コナン「俺は無慈悲なんだぜ?」

キッド「撃ってみろよ」

コナン「」パァン...




コナン「言ったろ、無慈悲だって・・・」

灰原「く・・・工藤くん・・・カハッ」バタン

コナン「え?灰原・・・?」

灰原「」バタ

コナン「灰原!」

コナン「おい!灰原!な、なんでお前がここに・・・」

キッド「くくくっ、お前はどうも、さらに上をいく外道に会ったことがないらしい」

コナン「キッドォォォ!!」

キッド「お前と喋ってたのはずっと、お前の無実を信じてた灰原哀だよ」

コナン「てめぇ!」

キッド「蘭ちゃんが哀ちゃんに喋っちまってな、でも哀ちゃんは江戸川くんがこんなことしてるはずがないって最後まで言ってたらしいぜ?」

キッド「だからこの役も買って出たらしい」

キッド「まぁ俺は、その嬢ちゃんが死のうが関係ねーけどな」

コナン「ゼッテー殺す!」

キッド「早く殺ってみろよ(笑)」

コナン「くそがぁ!!」


パァンパァン!!




 

キッド「うっ!」

パァンパァンパァンパァン

キッド「ガッカハァッ!」

コナン「死ねぇ!!」

キッド「なーんて」

コナン「え・・・?」




キッド「効かねぇな?」

コナン「な、なに!?なんで・・・」


バサッ(マントを脱ぎ捨てる音)


コナン「!?」

蘭「大きくなったわね、コナンくん」

コナン「蘭・・・ねーちゃん・・・?」

蘭「銃が私に効くわけないって知ってるでしょ?コナンくん」ニコ

コナン「な、なんで蘭ねーちゃんが・・・」

蘭「キッドは協力者なの、勿論今は別のところで動いてるわ」

蘭「私の変装も、哀ちゃんの変装もキッドのお陰なのよ?」フフフ

コナン「俺が聞いてるのはそこじゃない!!なんで蘭ねーちゃんが裏社会のイザコザに出てくるんだ!?」

蘭「新一のせいじゃない」

コナン「え?」

蘭「新一が、死んだって聞いたから・・・知りたくなっただけ。ただ、それだけよ」

コナン「蘭・・・」

蘭「あなたを探った先が今ここなだけ。なにか変?」

蘭「あなたはなんで、こんなことをしているの?」

━━━━━咲き誇る花は━━━━━

コナン「就職難・・・だったんだ。時代は変わったんだよ。やりたいこと、選べる時代じゃない」

━━━━━散るからこそに美しい━━━━━

蘭「だからって、人を殺すような会社に入るの?見損なったわ、コナンくん・・・いえ、新一」

━━━━━ソイヤッ━━━━━

コナン「だから、選んでられねぇんだよ!?てめぇらにはわかんねぇだろうがな!」

蘭「もういいわ、死になさい新一」

蘭「あなたを殺して、私も死ぬ」

蘭「あの世で、幸せになりましょ?」

コナン「嫌だ」

蘭「嫌?」

コナン「付き合ってもいねぇのに超束縛のは相変わらずみてぇだな、蘭」

蘭「新一?」

コナン「灰原が俺の今の仕事を望まないなら俺はニートに戻る」

コナン「だがその前に、俺がこの仕事をしてたって知ってる連中だけは殺さねぇとな」

蘭「ここで死ぬのはあなt━━━━」ドゴォォォォン





コナン「グレネードだ」ニヤリ

コナン「灰原!生きてるか?おい!」

灰原「」ハァハァ

コナン「息はあるな、早く病院に連れて行かねーと!」





コナン「とりあえず、灰原は安心だ」

コナン「蘭の協力者は解る限りで、園子、キッド」

コナン「もう一人くらい居そうだな・・・」

コナン「まぁいい、とにかく消そう」

園子「あた、あたし、あたしの眼はどこ・・・」

キッド「うまい!」

キッド「いやー、やっぱ女の目玉はウメーや」

キッド「てめぇは微妙だったけどな」

蘭もどき「アハ、アハハ・・・」

キッド「死ね」グシャァ

蘭もどき「」

園子「眼・・・眼・・・」

キッド「あぁもううるさいな!」グシャァ

園子「」ピクピク

キッド「いい感じで頭潰れたじゃねーか!アハハハ!」

キッド「あーもっと若い目玉が食べたい」

キッド「俺の知ってる限りじゃあの灰原って女が一番若いか?」





キッド「食っとくか。三半規管の唐揚げもいいな」

コナン「何を食うって?キッド」

キッド「へぇ、生きてたのか。名探偵」

コナン「今死んだら、俺は犯罪者扱いになっちまうんでね」

コナン「英雄は死んでも英雄じゃなきゃいけねーのさ」

キッド「珍しく意見があうじゃねーか」

キッド「ここで決めとくか?」

コナン「あぁ、どちらが日常に帰れるか」

キッド「帰るのは俺だけどな?」

コナン「馬鹿言え。オメーの敗北は決まってんだよ」

キッド「なに!?」

ウー!ウー!

高木《警察だ!怪盗キッド、殺人の容疑で逮捕する!》

キッド「貴様ァ!」

コナン「キッド・・・」




コナン「頭は使うためにあるんだぜ?」ニヤリメガネキラ

コナン「キッドは無事逮捕され、毛利のおっちゃんから蘭達に至るまでの殺人容疑を頑張って被せた」







コナン「スー、スー」

灰原「工藤くん」ツンツン

コナン「うぅん・・・」

灰原「可愛い顔しちゃって・・・クスッ」





 

コナン「じゃ、行ってくるよ」

灰原「えぇ、面接頑張ってね」

コナン「行ってきまーす」

コナン「あ、そうだ灰原!」

灰原「?」

コナン「もし、面接に受かったら・・・聞いてほしいことがあるんだ」

灰原「え・・・う、うん」

灰原「早く聞きたいから、頑張って///」

コナン「おう!」



ウォッカ「見つけたぞ・・・裏切り者の工藤新一・・・」ナイフキラン

コナン「失礼します!!」

コナン「なかなか、いい手応えだったんじゃないのこれ?」

コナン「お、そういえば今日は31日」

コナン「駅前のあの店が安い日だ」

コナン「買って帰ろう。灰原、喜ぶぞ!」



ブスッ



通行人A「キャー!!」

通行人B「うわー!刺したぞこいつ!」




コナン「・・・あぁ、やっぱり?」ハァ...ハァ...

ウォッカ「自分だけ、幸せになれるとでも思うなよ?」

コナン「ハァハァ」ドサッ

ウォッカ「死ね!死ね!」

警察A「貴様!止めるんだ!!」

警察B「確保ぉ!」









灰原「暇ね・・・」

灰原「そうだ、レモンパイでも作ろうかしら」

コナン「血、血が止まらねぇ」

コナン「俺は死ぬのか・・・」

コナン「この俺が?」


何もかもがうまくいっていた。女と幸せに、就活も順調に
なのに、終わるのか

犯罪者は、幸せになってはいけないのか・・・?

コナン「灰・・・ば・・・」







優作「償いもしない者が幸せを語るなんて、ヘドが出るよ。新一・・・」


えんど

誤字脱字がいっぱいあったけど、ごめん。おやすー

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom