勇者「仲間が出来た!」 (63)



勇者「王様!酒場ではみんな魔王を怖がって断られたけど、何とか仲間を見つけました!」

王様「う……うむ、そっそれは良かった」

勇者「じゃあ魔王退治に行ってきます」

王様「う……うむ、行くのじゃ勇者よ」

勇者「はい!じゃあ行こうかみんな」

死神「クックック、邪魔な魔物は全てこの鎌で刈り取ってやる」ギラリ

魔神「魔王……破壊……魔物……殲滅」ゴゴゴ

犬「ワンワンッ(僕頑張るねご主人様!)」

勇者「よししゅっぱーつ」

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勇者「まずは北の町を目指そう」テクテク

スライム「ピキー……え?」

死神「早速魔物か?クックック」

魔神「魔物……殲滅」

犬「ワンッ(噛み付いてやる)」

勇者「魔物め!退治してやる」

スライム「いやマジで?何このメンズバッ

死神「クックック、無駄口は死を招くぞ」

勇者「死神さんつよーい!」

犬「ワンワンッ(頼りになるね)」

魔神「……殲滅……破壊」

勇者「よし!この調子で行こうか」




魔物達「……」ガタガタブルブル



勇者「あれから魔物に会わなかったなぁ」

死神「クックック、残念だったな魔神」

魔神「……人間……町……守護」

犬「ワンッ(お腹へったな)」

勇者「早く着いたしお店でも見て回ろうか」テクテク

死神「クックック」フワァ

魔神「……物資……調達」ズンズン

犬「ワンッ(何か食べようよ)」トテトテ



店主達(えっあれ勇者?本物?て言うか買い物するの?あのメンツで?)

宿屋(ウチ来るのかな?あの大きい人(?)入るかな?つかウチペット禁止なんだけど)



勇者「えっと……死神さんの使える武器は……鎌がないね」

死神「クックック、仕方あるまい、あまり使われないからな」

勇者「魔神さんは素手だし」

魔神「……鉄拳……滅殺」

勇者「シュトルテハイムⅧ世は牙と爪があるもんね」

犬「ワンッ(ご主人様ーお腹へったよー)」

勇者「うーん……武器はいいか、防具を見に行こう」テクテク

死神「クックック、防具もサイズがあるかどうか、なあ魔神」フワァ

魔神「……不要……不可」ズンズン

犬「ワンッ(お肉食べたいな)」トテトテ

武器屋「ありがとうございました……ふう」



勇者「魔神さんが入る鎧がないね」

魔神「……極小」

死神「クックック、ボロ布も当然ないな」

犬「クゥーン(見えないよー、お肉はー?)」

勇者「しょうがないか、もう宿屋に行ってご飯にしよう」テクテク

死神「クックック、食事も必要ないがな」フワァ

魔神「……食物……不要」ズンズン

犬「ワンッ(ご飯?今ご飯って言ったよね?)」トテトテ

防具屋「ありがとうございました……あー緊張した」



勇者「いただきます」

犬「ワンッ(いただきます)」

死神「クックック、しっかり食べておけ」

魔神「……栄養……摂取」

勇者「2人とも本当に要らないの?」モグモグ

死神「クックック、死神に食事は不要」

魔神「……魔神……食物……不要」

犬「ワフフ(美味しい!)」ガツガツ

勇者「こらシュトルテハイムⅧ世!あんまり勢いよく食べると、喉につまるよ?」

犬「ワンッ(はーい)」ガツガツ



勇者「おいでシュトルテハイムⅧ世、じゃあ2人ともお休み」バタン

死神「クックック、よく寝るといい」

魔神「……睡眠」

死神「クックック、……あ、もういいかな?」

魔神「いいんじゃない?勇者部屋に行ったし」

死神「私たちも部屋行こうか」フワァ

魔神「待って、狭くて歩きにくいよここ」ズンズン

死神「だからダイエットしろって言ったのに」

魔神「そういうレベルじゃないよこれ、自分は人間サイズだからって、他人事みたいにあ痛!」ゴン

死神「他人事だもん、しかしあのキャラ疲れるなぁ」

魔神「そもそもあのクックックってなんなの?」

死神「いやまあ、死神って言ったらニヒルとかクールとかかなー?って思って」

魔神「何それ?大体死神は女の子じゃん」

死神「それ言ったら自分だって変なキャラ作ってるじゃん」

魔神「だって……冗談半分であの喋り方したら、勇者が真に受けて、引っ込みがつかなくて」

死神「あまり延ばすと益々引っ込みがつかなくなるよ?」

魔神「そうだけどでも……」

死神「ほら勇者っていい人っぽいし、気にしないって」

魔神「うんそうだね、じゃあこれからは普通に話してガチャ

勇者「あっ言い忘れてたけど、明日は北の山に向かうよ」

死神「クックック、いいだろう」

魔神「……了承」

勇者「うんじゃあお休み」パタン

死神「……魔神?」

魔神「だっていきなりはないよ!無理だよ!ビックリしたなぁもう」

死神「まったく、もう寝ようか」

魔神「うんお休み」



『翌朝』

勇者「おはよう2人ともはやいね」

犬「ワンッ(おはよう)」

死神「クックック、やっと起きたか」

魔神「……起床」

死神(え?ちょっと?何でそのキャラ?)

犬「ワンッ(キャラ作るのやめたんじゃないの?)」

魔神(あー!やっちゃった!どうしよう……本気で引っ込みが……)

勇者「朝ご飯何にしようかな?」

死神「クックック、なんなら魔神が選んでやったらどうだ?(ほら!普通に話して!)」

犬「ワンワンッ(ナイスアシスト!)」

勇者「じゃあお願い魔神さん」

魔神「……了承(何で私が選ぶの?人間の食事なんてよく分からないよー)」チラッ

勇者ワクワク

魔神(めちゃくちゃワクワクしてる!何で?あーもうこれでいいか)

魔神「……海鮮……野菜」

勇者「あっこの海鮮サラダの事だね?すいませーん海鮮サラダとパンで、あとシュトルテハイムⅧ世にお肉を」

死神「クックック、ゆっくりと食べるがいい(ダメかぁ)」

犬「ワンッ(お肉だー)」

魔神(……あっそうか、今の普通に話せって事か……ごめん死神!焦って気付かなかったよぉ)

勇者「ふふっ楽しみだなぁ」

どうも1です。
急に止まってすみません、ちょっと書けませんでした。
とりあえずトリは付けときます。



勇者「美味しいねシュトルテハイムⅧ世」モグモグ

犬「ワンッ(ウマウマ)」ガツガツ

死神「クックック、それは良いことだ」

魔神「……重畳」

勇者「うーん……2人は食べ物を食べないんだよね?」

死神「クックック、その通りだ」

勇者「なのに死なないの?」

死神「クックック、我々と人間では体の造りが違う、人の常識で我々をはからぬ事だ」

魔神「……(えっと何かないかな?あー言葉が思い付かない)」

犬「ワンッ(ごちそうさま!)」

勇者「へえー、2人共すごいんだね」

死神「クックック」

魔神「……」

勇者「ごちそうさま!じゃあ北の山に行こうか」

死神「クックック、我が鎌の餌食がいるといいが」

魔神「……了承……魔物……灰燼」

犬「ワンッ(かいじん?なんだろ?)」

勇者(かいじん?怪人が出るのかな?)

死神(灰燼って……)

魔神(あれ?勇者と犬が首傾げてる?何か間違った?)



勇者「やっぱり魔物があんまりいないね」テクテク

犬「ワフッ(居ても気付いた途端逃げてましたよご主人様)」トテトテ

死神「クックック、畏れをなしたか?」フワァ

魔神「……魔物……殲滅」ズンズン

勇者「あれが北の山か、確か魔物が住み着いたとかなんとか」

犬「ワンッ(やっつけよう)」

死神「クックック、手応えがあればよいが」

魔神「……滅殺」



魔物(えっ……何あれ?何であんな強そうなのが山に来るの?勇者がくるんじゃなかったの?)



勇者「……魔物いないね」

犬「ワフッ(ニオイはするけど)」クンクン

死神「クックック、隠れているようだな」

魔神「……」

勇者「よし、手分けして探そうか、僕とシュトルテハイムⅧ世はあっちを、死神さんと魔神さんはあっちをお願い」

死神「クックック、いいだろう」

魔神「……了承」

勇者「じゃあまたあとでね」テクテク

犬「ワンッ(ご主人様は僕が守るよ)」トテトテ

死神「……行ったね、さて……ここの魔物はどこに行ったかな?」キョロキョロ

魔神「ねえ……勇者と犬だけで大丈夫かな?」

死神「……ちょっと心配だけど、……うん心配だね、私こっそり見てくる」フワァ

魔神「行ってらっしゃい、私はこっちを見てくるね」

死神「勇者も犬も弱そうだしなぁ……襲われてなければいいけど」フワァ

今日はとりあえずここまで。
何か質問とかありますか?あったらご自由にどうぞ。
ではまた次回に。


犬の見た目はどんな感じ?
小型犬とかキラーパンサーとかかな

>>22
大きめの小型犬サイズです、体長40~50位の。


年齢はどの程度かと

>>24
勇者のかな?とりあえず全員分書きます。

勇者13
死神300
魔神100
犬2

位かな?

マジもんだったのか…
てっきり一般人が魔神とかのモノマネしてるのかと

どうも1です。
>>27その発想はなかった。
とりあえずちょっと書きます。



死神「えっと勇者はどこかな?あっいたいた……ん?あれって……」フワァ

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勇者「どう?分かる?」

犬「ワフフ(近くに居ると思うけど)」クンクン

勇者「一体どこに居るんだろう?」

犬「ワンッ(あっちかな?)」クンクン

勇者「死神さん達がもう見つけたかな?」



魔物「……しめしめ、うまい具合にばらけたな、あの強そうな2人がいなけりゃどうにでもできるぜ」ニヤリ

??「クックック、どうするつもりだ?」

魔物「ああまずはあの弱そうな奴らを叩きのめして、人質にするんだ」

??「クックック、人質か」

魔物「仲間が人質にされたら、いくら強くても何もできねえはずだからな」

??「クックック、確かに手出しできんな」

魔物「そうすりゃああとは楽勝よ、一方的にいたぶるだけさ」

??「クックック、なるほどなぁ、いい作戦だが問題が1つあるな」

魔物「問題だぁ?つうか誰……」クルッ

死神「クックック、人質をとる前にバレてしまっては、どうしようもあるまい」

魔物「……」

死神「クックック、さて……まずはどうするんだったかな?」

魔物「えっと……まずは精一杯謝ります、まだ人質にしてないし、そうすれば許して「もらえると思うか?」デスヨネー」

死神「クックック」

魔物「あは……あはは」

死神「ふん!」ブンッ

魔物「あぎゃ……」ズバッ

死神「クックック、これでよしと」



勇者「あっ死神さんと魔神さん!そっちはどうだった?」

死神「クックック、見つけて滅したさ」

魔神「……滅殺」

勇者「なんだそっちにいたのか、でも倒せて良かったよ」

犬「ワンッ(僕たちも戦いたかったよ)」

死神「クックック、たまたまさ」

魔神「……偶然……必然」

勇者「それじゃあ町に帰ろうか」

犬「ワンッ(ご飯食べたい)」

死神「クックック、証拠を忘れるなよ」

勇者「あっそうだね、じゃあ首取ってもっていこう」ガシッ

死・魔「「え?」」

勇者「あれ?どうかした?というか今の」

死神「クックック、何でもない、だが首を持って行くのか?(いきなり首って)」

勇者「一番分かりやすいし」ザシュ

魔神「……し……然り(首切ってるよー!えっ?何?勇者って意外とワイルドなキャラ?)」

犬「ワンッ(ご主人様!首だけじゃみんなビックリするよ!)」

勇者「よっと、よし取れたじゃあ帰ろうか」プラン

死神「クックック、そうだな(えっ?生首そのまま?)」

魔神「……了承(怖いよ!せめて何かの袋にいれようよ)」

犬「ワンッ(ご主人様!隠して!お願いだから!)」

勇者「しゅっぱーつ」テクテク

死・魔・犬(((そのままいったー!)))



勇者「報告もしたし、もう一晩泊まったら次の町を目指そう」

死神「クックック、それがいい(結局町の入口までそのままって、もう少し常識をさぁ)」

魔神「……了承(町に入る前に、門番さんが止めてくれて良かった、袋もくれたし)」

犬「ワフゥ(ご主人様にはビックリだよ)」

勇者「それじゃあ宿屋に行こう」テクテク

死神「クックック(まあ次は大丈夫だよね)」フワァ

魔神「……(何か同じ単語ばかりだなぁ、もう少し単語増やさないと会話が)」ズンズン

犬「ワンッ(お肉食べたい!)」トテトテ



勇者「じゃあお休み2人共、おいでシュトルテハイムⅧ世」パタン

死神「クックック、……あー疲れた……まさかいきなり首持ってくとはねぇ」フワァ

魔神「驚いたよね、普段そんなことしなさそうなのに」ズンズン

死神「ちょっと常識とかが足りないのかな?だとしたら少し勉強させないとね」フワァ

魔神「そうだねあ痛!またぶつけた」ヒリヒリ

死神「少し縮んだら?」

魔神「魔神はそんな便利な種族じゃないよ、そりゃ変身位は出来るけど、体格はそんなに変わらないよ」

死神「そうなの?魔神のお姉さんがいつも、普通の人間の姿になってたけど」

魔神「姉さんは元々小さいの、魔神なのに2メートルもなかったから」

死神「そうなんだ、変身した姿しか見てないから知らなかった」

魔神「私ももう少し、せめて2メートルちょっとなら、人間に変身しても変じゃないのに」ハァ

死神「ちなみに変身するとどの位?」

魔神「2メートル30位かな?」

死神「あー確かにデカいね、人間にしてはね……と、そろそろ寝ようか」

魔神「うん、あーあ……もう少し大きなベッドで寝たいなぁ」

死神「あはは、仕方ないね」

とりあえずこの辺で。
犬の名前は勇者が付けました。
ではまた次回に。

もしかして前に途中まで書いたことある?

>>43
この話はこの間考えて書き始めましたが、覚えがあるなら他の人の似た話かと。



勇者「おはよう」ファァ

犬「ワンッ(おはよう)」

死神「クックック、ねむそうだな」

魔神「……睡眠……不足」

勇者「うん……夜に変な時間に目が覚めちゃって」ゴシゴシ

死神「クックック、次の町でゆっくりするといい」

勇者「うんそうするよ」

魔神(寝不足かぁ……私も気を付けなきゃ)

犬「ワンッ(お腹すいた)」

勇者「朝ご飯食べたら、出発しようか」

死神「クックック、分かった」

魔神「……了承(御意……は何か違うよね?私部下じゃないし)」

犬「ワンッ(ごはーん)」



勇者「うーん魔物いないなぁ」テクテク

死神「クックック、鎌が錆び付きそうだ」フワァ

魔神「……(うーん何かないかな?)」

犬「ワフッ(あっ鳥飛んでる)」

勇者「次の町はどんな町かな?」

死神「クックック、行けばわかるだろう(何か名物とかあるのかな?)」

魔神(いいなぁ死神は普通に会話ができて、あー本当になんでこんな喋り方しちゃったのかな?)

犬「ワンッ(みてみて!おっきい鳥!魔神さん位ありそう!)」



勇者「あっこの宿屋おっきいお風呂あるんだって」

死神「クックック、丁度よさそうだな、ゆっくり休むといい」

魔神「……(お風呂かぁ、私たちも後で入ろう)」

犬「ワンッ(お肉食べたい!)」

勇者「じゃあここに泊まろうか、おじさーん」テクテク

死神「クックック」フワァ

魔神(お風呂楽しみだなぁ)ズンズン

犬「ワンッ(ねえねえお肉は?お肉食べたい!)」トテトテ



死神「あー疲れた……まあ敵が出ない分は楽だけど」

魔神「そうだね……ねえねえ、私たちもお風呂いこうよ」

死神「うんそうだね、せっかくだしゆっくり入ろうか」

魔神「ねえ死神、前から気になってたんだけど」

死神「何?」

魔神「その布の下ってやっぱり骨なの?」

死神「違うよ?普通に体があるよ」

魔神「じゃあ頭と両手だけ骨って事?」

死神「いや……じつはこれお面と手袋なの」

魔神「えっ!?そうなの?でもどうみても骨にしか」

死神「そういう魔法がかかってるの、外したら普通に顔と手があるんだよ」

魔神「へえー見たいなぁ」

死神「お風呂で見れるって」

魔神「それもそっか」

死神「むしろ魔神はどうするの?」

魔神「私?私は普通に人間に変身するよ」

死神「今60位だっけ?」

魔神「いや……もう少し伸びて2メートル70位」

死神「あーまあ、それなら2メートル30でも許容範囲かな?」

魔神「もう少し低ければなぁ」

死神「まあまあ、とりあえずお風呂行こう」

魔神「うん」



死神「さてさて、早速お見せしましょう」

魔神「おー」

死神「よっと」スポッ

魔神「……髪青かったんだ、しかも長髪」

死神「切るの面倒で」

魔神「へえー」

死神「よいしょとじゃあ魔神も変身してよ」

魔神「えいっ、これが私の人間の姿だよ」フフン

死神「……デカい」ジー

魔神「うっ言ったじゃない、2メートル30だって」バイン

死神「うん……そこじゃないけど……」チョイン

魔神「?」

死神「……まだまだこれからよ、私まだ子供だし、まだ成長の余地が」

魔神「死神?」

死神「くっ……とりあえず入るわよ」

魔神「うん、あれ?他の人の服?」

死神「そりゃあ他の客もいるでしょ」ガラッ

魔神「それもそうだね」

??「フンフーン」

死神「あっこんにち……は」

魔神「こん……に……」

勇者「あっこんにちは」

死・魔「「勇者!?」」

勇者「あれ?お姉さん達僕を知ってるの?」

魔神「えっそれはモガッ」ムームー

死神「そっそりゃあもう、何せ勇者だし!」

勇者「そうかな?」

死神「そうそう、あはは……じゃあ先に体洗おうね」ズリズリ

魔神「ムームー」ズルラレ

勇者「フンフーン」

一旦ここまで。
また後で書けたら書きにきます。

混浴か、勇者が僕っ娘なのか…

どうも1です。
結局昨日は他のスレやら家でなんやらやらされて来れませんでした。
今からちょっと書きます。
>>52さて……どっちかな?



魔神「ちょっと死神!なんで勇者が?」

死神「うん……ビックリしたけど、まあ答えは一つだね」

魔神「え?……!まさか」

死神「勇者が女の子とは気付かなかった……」

魔神「いや確かに線が細くて、顔つきも柔らかくて、全体的に丸みを帯びてるけど」

死神「うん……むしろ何で気付かなかったんだろう、って思えてきた」

魔神「だって自分の事僕って」

死神「……まあいいわ、問題はそこじゃない」

魔神「え?」

死神「多分……いやまず間違いなく、勇者は私たちに気付いてないよ」

魔神「そうなの?」

死神「だっていつもと姿が違いすぎるでしょ、普段魔神と骨よ?」

魔神「骨って……うんまあそうだね、確かにそうかも」

死神「一応さりげなく探りをいれてみよう」

魔神「分かった」



死神「ちょっと失礼します」チャポン

魔神「どうも」チャポン

勇者「あっどうも」

死神「あーあの勇者さんって、女の子だったんですね、私たちてっきり男の子かと」

勇者「うーんよく間違えられるんです、見た目とか言葉遣いのせいなのかな?」

死神「なるほど、えっとお仲間はご存知で?」

勇者「あーそういえば、言ってない気がする、ビックリさせちゃうかなぁ」

魔神「現在進行形でビックリしてるよ」

勇者「え?」

死神「私たちがビックリしてるから、きっと仲間の人たちも驚くだろうなって」トスッウッ

勇者「やっぱりそうかな?じゃあ黙っておくほうがいいかな?」

魔神「そ……そうかもね」

死神「あはは……仲間の人たちは今は?」

勇者「部屋で休むか、男湯にいるんじゃないかな?」

魔神「いやここヘブッ」バシャン

勇者「えっ!?いきなり沈んでどうしたんですか?」

死神「気にしないで、ちょっと大きなお風呂で、テンション上がってるだけだから」ググッ

勇者「ああなるほど」

魔神「ぷはっ」バシャン

死神「余計な事言わなくていいから、今はまだ黙っておきましょ」ボソボソ

魔神「う……うん分かった」

勇者「気持ちいいなぁ」



犬「……」

犬「……」

犬(ご主人様遅いな、退屈だなぁ)

犬「……ワフゥ(眠いや)」

犬「……」

犬「……スゥスゥ」

一旦ここまで。
ではまた

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