火憐「とか色々と妄想をしてるんだけど、最近じゃぁ妄想だけの世界ではどーも満足出来ねぇんだよな」
火憐「兄ちゃんや兄ちゃんの彼女には迷惑はかけなくはないけど、これ以上不満が蓄積しつづけると何れ風船が容量オーバーで弾け飛ぶように兄ちゃんや兄ちゃんの彼女に大きな迷惑をかけてしまう…」
火憐「弾け飛んじまったら最後、あたしの場合は兄ちゃんを間違って殺しちゃうかもな…」
火憐「なら、ここは欲求不満が爆発する前に小まめに欲求不満を解消しておかないとマズイと思うんだ!」
火憐「ファイヤーシスターズの兄ちゃんなんだから正義の為に力を貸してくれるに決まってるっ」
火憐「つーことで…」
火憐「うおぉぉっ!にぃぃぃちゃぁぁぁんっ!!!その身体舐めさせてくれっ!」ダダっ!
阿良々木(なんだろう、この感じ…僕はなにか特別な力をもっている訳でも無く超能力者でもないのだが、今ここで断言できることが一つある)
ダダっ!
阿良々木(なにか僕の身にとてつもない危険が迫っているのであり、その場から一刻も早く逃げ出さなければいけないということだ)
その予感は見事に的中するのである
何故、部屋の窓から逃げずに家の階段を降り玄関から逃げようとしたのか小一時間、数秒前の自分に問いただしたい所だが…
まさか、その危険というの我が愛すべき妹、デッカい方の妹、火憐ちゃんだとは思わなかったのだ
火憐「にぃぃちゃあああああんっ!今すぐあたしと大人の階段登ろうぜっ!!!」
完全に目は猛獣が獲物を捉えた時のそれであり、我が愛すべき妹、火憐ちゃんこそがさっき僕が感じたとてつもない不吉の元凶であることをわかりすぎるほどわかったのである
阿良々木「ど、どうした火憐ちゃん?待てはやまるな、落ちつけ」
火憐「兄ちゃんっ!あたしは決めたんだっ、兄ちゃんと子作りして兄ちゃんのお嫁さんになるって」
阿良々木「勝手に決められても困るぞ、そーいうの双方の合意がないと成り立たないものなんだ、誰がお前なんかと子作りなんかするものか」
火憐「だけどよ、兄ちゃん!それだと兄ちゃんはあたしに殺されてしまうことになってしまうんだ」
阿良々木「どーゆー理屈でそうなるんだよ、ていうか妹と子作りを拒絶することで殺されてしまう理屈があってたまるか」
火憐「あたしは日頃から暇あれば頭ん中で兄ちゃんと彼氏ごっこしてた、でもそれだけじゃあ満足できなくなっちまったんだ、妄想で不満や欲求を誤魔化してきたけどそれでは解消できるわけもなかったんだ」
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