八幡「今日も特に依頼はなしか」 (10)

八幡「もう6時だし、帰るわ」

雪乃「ちょっと待って」

八幡「ん?」

雪乃「私も一緒に出るわ」

八幡「お、おう」

雪乃「職員室に鍵を返しに行ってくるから」

雪乃「待っててもらえる?」

八幡「どういう風の吹き回しだ」

八幡「あいつと帰るのなんて、始めてだぞ」

雪乃「待たせたわね、帰りましょう」

八幡「別に待っちゃいねえよ」

八幡「でもいいんのか?」

雪乃「何が?」

八幡「俺と一緒に帰ってたら変な噂になんるぞ」

雪乃「噂というのは、どういうことかしら」

八幡「こういうときは、鈍いんですねえ。雪ノ下さん」

八幡「ほら、あれだよ。男女二人だと恋人みたいに見えんだろ」

雪乃「ちょっと照れてるのが、気持ち悪いのだけれど...」

八幡「お前...」

雪乃「大丈夫よ、私は全く気にしないから」

雪乃「さあ、行きましょう」

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