穂乃果「音ノ木坂情報局ON AIR!!」 (1000)

穂乃果「こんにちは!私立音ノ木坂学院でアイドルグループ、μ'sのリーダーをやらせていただいている高坂穂乃果です!」

穂乃果「このスレッドは音ノ木坂情報局と称して、みんなの疑問質問や、その場で思いついたことを形にしちゃうラジオ番組…」

穂乃果「…風の安価SSスレです!」

穂乃果「今はまだ具体的な目標やコーナー案すら決まってないので、意見があったらじゃんじゃん言ってくださいね!!」

穂乃果「みんなで叶える物語、ってね!」

穂乃果「…で、コーナー案はまだ考えてない、って言ったけど、このスレッドには前スレってのがあって…」

穂乃果「まぁ西木野☆星空クリニックって言うんだけど、その中でやっていたことも引き続きこのスレでやっていきたいと思ってます!」

穂乃果「本音言っちゃえばラジオ番組って形にすればなんか型に縛られずにいろんなこと出来て楽しいかな!って考えた結果だよ!」

穂乃果「そんなこんなで方向性もブレブレの音ノ木坂情報局だけど、やっていくうちにきっと慣れていくと信じて!」

穂乃果「しばらくの間、お付き合いください!」




前スレ
凛・真姫「西木野☆星空クリニックにようこそ!」
凛・真姫「西木野☆星空クリニックにようこそ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388761108/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391956401

穂乃果「改めまして、パーソナリティの高坂穂乃果です」

穂乃果「…で、ついに見切り発車で始めてしまったわけなんだけど」

穂乃果「ホントにホントに何やるか決まってないんだよね」

穂乃果「一番最初に思いついたのは、ラジオ番組と言えば普通のお便り、略してふつおただよね」

穂乃果「ふつおたと言えば視聴者さんが穂乃果に対する疑問質問を送ってきて、穂乃果がそれに答える、って形だけど…」

穂乃果「…でも安価スレで疑問質問を安価するのも難しいかな、って思った挙句…」

穂乃果「穂乃果ってば思いついちゃったの!」

穂乃果「だったらいろんな疑問質問は穂乃果たちμ'sのメンバーが考えて、それに視聴者の皆さんが答えてくれればいいんだよ!」

穂乃果「そうすれば安価もスマートにできるし!うわぁ、穂乃果ってあったまいいー」

穂乃果「という訳で考えました!今疑問に思ってること!」

穂乃果「今日って2/9だよねー。2/9と言えば何があった日でしょう…?」

穂乃果「答えはそう!我らμ'sの4th loveliveの二日目!ENDLESS PARADEが終わっちゃった日だよ!!」

穂乃果「きっと今もみんなの心に私たちの勇姿が刻み込まれているはずだよね。そんなライブの終わり、についてなんだけど…」

穂乃果「一度ライブが終わったと思ったら、アンコール!アンコール!ってあるじゃん!」

穂乃果「それだけ私たちの音楽を求められてる、って嬉しくなれるんだけど…、アンコールって本当に必要なのかなぁ?」

穂乃果「だって今のアンコールは明らかにこっち側から、しろよ!絶対アンコールしろよ!ってフリがあってのアンコールだよね」

穂乃果「心の底から終わってほしくないなら閉場のアナウンス中にでもアンコールしてよ!ってちょっぴり思っちゃったりするんだよねー」

穂乃果「まぁそんなわけで今回の穂乃果の疑問は『アンコールが必要な理由』!もちろん真面目に答えてくれてもいいし、ボケてくれてもいいよ!」

穂乃果「教えて!>>3さん!」

場の雰囲気を盛り上げるため

穂乃果「場の雰囲気を盛り上げるため…?」

穂乃果「確かに一度終わったと思ったライブがまた始まったら最高に盛り上がるよね!」

穂乃果「まさか新規アニメーションが流れるとは思わないし!ってこれはうちだけか」

穂乃果「いやでもでも!アンコールが知れ渡ってない時はそうなんだろうけど!」

穂乃果「今は『はいはい、どーせアンコールあるんでしょー知ってますよー』ってなるよね!?」

穂乃果「それこそ新規アニメーションのようなサプライズでもないと予定調和だよ!」

穂乃果「アンコールが知れ渡ってしまった現在!アンコールが場の雰囲気を盛り上げるために存在しているのだとしたら…」

穂乃果「もうそれは時代遅れです!よってアンコールに変わる何か劇的な終わり方をここで考案しようと思うの!」

穂乃果「あぁ、終わっちゃったなぁ…、って気持ちにさせることなく、いつまでも終わりない、夢心地気分…」

穂乃果「終わらないパレードをいつまでも楽しめるような終わり方を!」

穂乃果「こればっかりは全部他人任せにしてもいけないと思うから…よし!」

穂乃果「なんでもいいからキーワードをちょうだい!それを元に新しいライブの終わり方を穂乃果が考えてみるね!」

穂乃果「お願い!>>5-7さん!」

トラック

穂乃果「トラックに、エリーチカに…、爆破…!?」

穂乃果「なんか物騒な単語が紛れ込んじゃってるけど…これで斬新な終わり方を考えるとなると、う~ん…」

穂乃果「ライブの最後には必ず絵里ちゃんを暴走トラックに乗せてラストは爆破!」

穂乃果「…ってそれ一回しか使えないよ!絵里ちゃん死んじゃう!」

穂乃果「お客さんにも楽しかった気分よりも後味の悪さが残っちゃうし…」

穂乃果「みんなが楽しめる終わり方かぁ…、意外と難しいね…」

絵里「ただ考えているだけでは進まないでしょう?実際にやってみるのが手っ取り早いわよ」

穂乃果「うーん、そうだよねぇ…、…ってうわぁぁあぁぁっ!?絵里ちゃん!?ど、どうして…」

絵里「穂乃果一人じゃラジオ番組なんて任せられないでしょ?急遽二人目のパーソナリティとして来てあげたってわけ」

絵里「と、いうわけで、μ'sのグラビア担当、かしこいかわいいエリーチカこと、絢瀬絵里よ。よろしくね」

穂乃果「おお!絵里ちゃんがいれば百人力だよ!…で、実際にやってみる、っていうのは…?」

絵里「実はこのラジオ局には妄想を実現するブースが存在するの!そこならどんな現実離れした提案でも実現可能なのよ!」

穂乃果「な、なんと都合のいい装置が…!じゃあダメもとで試しにさっき上で挙げた暴走トラックに絵里ちゃん縛り付けて爆破エンドをやってみよう!」

絵里「え…!?そんな事提案してたの…?なんて暴力的な…」

穂乃果「じゃあ早速やってみよー!」


~ここから妄想~


穂乃果「届けてプリーズ…」

パチパチパチパチ

穂乃果「はぁっ…、はぁっ…!みんな、ありがとー!惜しいけど、今日のライブはこれでおしまいだよー!」

海未「では、最後にお別れの挨拶を…、手をつないで…」ギュッ

ことり「うんっ!じゃあ、みんな!本当に…」

μ's「ありがとうございましたー!!」

穂乃果「じゃあね!」


ザワザワ… ザワザワ…


穂乃果「…みんな!終わりかと思った!?残念!まだでした!」

穂乃果「みんなにお送りする本当の別れの挨拶はこれだよ!」


絵里「むぐー!むぐぐー!!」


穂乃果「この暴走トラックは1分以内に止まらないと爆発しちゃう仕掛けなんだよ!そして止められるのはお客さんのみんなだけ!」

穂乃果「さぁ!その身を呈して絵里ちゃんを救い出せるかな!?」

絵里「むぐぐー!!」


~妄想終了~


穂乃果「うん!やっぱりダメだったね!」

絵里「なんてハッピーの欠片もないエンドなのよ…」

絵里「第一、アンコールが存在する理由なんて、簡単じゃない」

穂乃果「え!絵里ちゃんわかるの!?」

絵里「もちろんよ。それはね…」

絵里「アンコールがないと>>9>>10しちゃうからよ」

見に来てくれた人達

グッズをその場に捨てて帰る

絵里「アンコールがないと見に来てくれた人達がグッズをその場に捨てて帰るからよ」

穂乃果「えぇっ!?なんで!?」

絵里「なぜならアンコールとは本来暴徒と化す人間の心を抑えるためのものだからよ!」

穂乃果「え、えぇっ!!?どういう意味…?」

絵里「アンコール…、その語源は暗凍留(あんこおる)と言って、唐の時代に存在した修行法から取られているの…!」

穂乃果「知っているの絵里ちゃん!?」

絵里「それを言うタイミングはすこし遅い気がするけど…、この暗凍留という修行は人間の心に巣食う悪の化身を押さえ込むもので…」

絵里「暗く冷たい洞窟の奥で体が凍りつくまでその場に留まることから名がつけられたのよ!」

絵里「そうすることにより、人間の心に巣食う悪の化身を沈めることが出来るの…」

絵里「悪の化身は時代を追うごとにその身を潜めていったのだけれど…、あくる日!それを呼び起こしてしまう儀式が発覚してしまったのよ!」

絵里「それがライブ…!ライブの語源は『羅威舞』という見たものの修羅を呼び覚ます儀式から取られているの…!」

絵里「これにより身を潜めていた悪の化身はライブが終わった直後に人を暴徒へと変貌させて、グッズを破棄させたり、身の回りの物を破壊させたりするのよ…!」

穂乃果「なにそれこわい」

絵里「それに対抗するために生み出されたのが暗凍留の力を音楽に秘めたもの…、それがアンコールなのよ」

穂乃果「な、なるほど…!すごいよ絵里ちゃん!なんでも知ってるんだね!」

絵里「なんでもは知らないわ、知ってることだけよ。昔家にあった本に書いてあったわ。確か名前は民明…」

穂乃果「ってことは…、もしアンコール以外の終わり方なんてやっちゃった日には…」

絵里「それはもう大変なことになるでしょうね」

穂乃果「よ、よかった…!じゃあもうアンコール以外の終わり方を考えるのはやめよう!!」

絵里「それがいいわね…、それに、これは持論なのだけれど…」

穂乃果「ん?」

絵里「アンコールが存在するのはね、終わりを楽しむためよ」

穂乃果「終わりを、楽しむ…?」

絵里「始まったものは、いつしか終わる…、終わらないパーティでもパレードでも、それは何にでも言えることよ」

絵里「だけど…、殆どのものははじまりも終わりも一度しか存在しない…。きっと、それじゃつまらないって誰かが思って…」

絵里「だから、終わりを2回、作ったのよ。寂しい気持ちは半分に、楽しさは2倍にするために、ね」

穂乃果「おお…!なんかそれっぽいこと言ってる!」

絵里「そう考えたほうが夢があって楽しいじゃない。うん、こういうのは考えることに意義があるのよ。正解を導き出すことよりもね」

穂乃果「そんなわけで引き続き絵里ちゃんにもパーソナリティを手伝ってもらいます」

絵里「ハラショー。頼りない穂乃果のサポートをしていっちゃうわよ」

穂乃果「それで絵里ちゃん…。この番組全然コーナーが決まってないんだよぉ~、なんかアイデア頂戴?」

絵里「そんな打ち合わせみたいなの公共の電波に流していいの…?はぁ、仕方ないわねぇ…」

絵里「ちょっと考えるから漫談して場をつないで」

穂乃果「はぁ!?え、ちょっ…」

穂乃果「…あー」

穂乃果「じゃあこの間>>13に行った時に>>14しちゃった話でもしようかなー…」

鴨川

にこちゃんの家

穂乃果「えーっと…、鴨川に行ったときに水切りした話でも…」

穂乃果「ほらほら!鴨川ってその名の通り鴨がたくさんいるでしょ!うわー、かわいいなーって思ってたんだけど…」

穂乃果「次第に鴨肉の燻製のことを考えちゃってお腹がすいてすいて仕方なくなっちゃったんだよね!」

穂乃果「だからそこの河原に落ちてた手頃な石で水切りして鴨を仕留めようとしたんだけど…」

穂乃果「最初はてんでうまくいかなかったんだけどやってるうちに慣れてきて、気付いた時に鴨の首を打ち落とすくらいに鋭い石が投げられるようになったの!」

穂乃果「やった!仕留めた!って喜んでた穂乃果だったんだけど、その時重大なことに気がついちゃったんだ…!」

穂乃果「穂乃果って…!」

穂乃果「燻製の作り方知らないよ!って!!」

穂乃果「…」

穂乃果「…終わり、です」

穂乃果「…」

穂乃果「…絵里ちゃん、マダー?」

絵里「…おまたせ、穂乃果。面白い実体験ね」

穂乃果「実体験なわけないでしょ!鴨川なんて行ったことないよ!それに鴨を仕留めるなんてかわいそうなこともしないし!」

絵里「だったら普通に実体験話せばいいのに…」

穂乃果「で!絵里ちゃん何か思いついたの?」

絵里「いいえ、穂乃果の話に夢中になって全然考えてなかったわ」

穂乃果「こらー!それただ穂乃果に無茶ぶりしただけじゃん!!ひどいよ!」

絵里「はぁ…、こんなの一介の女子高生がポンポン思いつく訳ないじゃない」

絵里「こういう時こそキーワードをもらってコーナーを考えましょう」

穂乃果「うぅ…、とんだ役立たずだよぉ…。じゃあまたなんでもいいからキーワードを頂戴!」

穂乃果「お願い!>>18,19さん!」

片思い

穂乃果「片思いと、嫉妬かぁ…」

絵里「これはまた、重いテーマが来てしまったものね」

穂乃果「片思い…、嫉妬…」

穂乃果「う~ん、そうだなぁ…」

穂乃果「…よし!思いついた!」

絵里「へぇ、どうするの?」

穂乃果「意見固定のディベートをしよう!」

絵里「え、どういうこと…?」

穂乃果「最初に設定を決めるの!登場人物は必ず3人以上で…」

穂乃果「仮にA,B,Cがいたとして、AとBが特定の関係のとき、Cが行動を起こす…」

穂乃果「この時Cがとった行動は片思いによるものか、それとも嫉妬に駆られたものか…」

穂乃果「それを穂乃果たちは最初からどっち側につくかを決めてから議論するの!」

穂乃果「絵里ちゃんがどれだけ『いやぁ…、これはどう考えても嫉妬やでぇ…』って思ってても、片思い側って決めたらどんな屁理屈を使っても片思いだって決め付けるんだよ!」

絵里「いや、なんで関西弁…希じゃあるまいし…」

穂乃果「よし決まった!じゃあまずは穂乃果が片思いね!で、絵里ちゃんが嫉妬!」

絵里「はぁ…、わかったわよ」

穂乃果「じゃあ登場人物はテキトーに…」

穂乃果「にこりんぱなの3人ということで!!」

絵里「また先入観の強そうな三人をえらんだわね…」

穂乃果「じゃあ順番的に…にこちゃんと凛ちゃんが特定の関係、花陽ちゃんがそこに突っ込む、って設定ね」

穂乃果「じゃあみんな!どんな関係か、どんなアクションを起こすか、それを考えて教えてね!」

穂乃果「にこちゃんと凛ちゃんは>>21って関係だったんだけど、そんななか花陽ちゃんは(>>22のコンマ偶数・にこ、奇数・凛)ちゃんに>>22するの!」

お笑いコンビ

手刀

穂乃果「にこちゃんと凛ちゃんはお笑いコンビ『アホーズ』を結成してたんだけど…」

絵里「そのネーミングセンスはどうなの…」

穂乃果「二人が漫才の練習中に、突然花陽ちゃんが現れ凛ちゃんに手刀を一撃!」

穂乃果「さて、これは片思いによるものか、嫉妬によるものか…」

絵里「嫉妬側からすればこれは簡単ね。花陽は凛に嫉妬していたのよ」

絵里「自分もにことお笑いコンビを組みたい…。だけどそれには凛が邪魔…、だから排除しようとしたのね」

穂乃果「ふっふっふ…。違うよ絵里ちゃん!花陽ちゃんは片思いしてたの…!」

穂乃果「それも凛ちゃんに!」

絵里「凛に…?手刀をかました相手よ?むしろ恨まれそうなものだけど…」

穂乃果「そうじゃないんだよ絵里ちゃん。にこちゃんと凛ちゃんの関係を考えてみて…」

絵里「関係?…先輩と、後輩、ってところかしら」

穂乃果「うん、それ!にこちゃんは先輩で、凛ちゃんは後輩…。それはいい…」

穂乃果「じゃあ絵里ちゃん。二人がお笑いコンビだとして、どっちがボケでどっちがツッコミだと思う?」

絵里「えっ…、うーん…、そうね、いっつも凛がにこにちょっかいをかけて突っ込まれてるイメージがあるから、にこがツッコミ、凛がボケじゃないかしら」

穂乃果「そうでしょ!きっと凛ちゃんもそうしたかったはず…、でもね…」

穂乃果「にこちゃんはプライドが高いから、日頃おちょくられてる関係でも人前ではそんなの見せたくない、って考える…!」

穂乃果「だからにこちゃんは先輩という立場をここぞとばかりに利用して、ボケとツッコミを入れ替えたんだよ!」

絵里「ええ…!?つまり、にこがボケで、凛がツッコミ…?」

穂乃果「うん、にこちゃんの作ったキャラはボケることに特化してるからね。自分のキャラをこよなく愛するにこちゃんは自分がボケをやりたいって思うはず!」

穂乃果「でも、凛ちゃんからしてみれば自分はツッコミの才能がない、それに比べてにこちゃんはキレのあるツッコミをこなす…」

穂乃果「にこちゃんがどれほどボケをやりたくても、きっと自分がボケの方が総合的に受けはいいと日々葛藤してたの!」

絵里「なんか…、すごい方向に向かってきてるわね…」

穂乃果「そしてその葛藤を親友の花陽ちゃんにもこっそりと愚痴ってたんだ…」

絵里「やっと花陽がでてきたわね…それで?」

穂乃果「ここで花陽ちゃんの片思い設定が活きてくるの!花陽ちゃんは凛ちゃんに恋をしているの、だけど…」

穂乃果「花陽ちゃんって奥手な性格じゃん?たぶん困ってる凛ちゃんを助けたくてもにこちゃんに直接口出しする、なんてできなかったの」

穂乃果「そこで花陽ちゃん考えた!先輩のにこをどうにかするのは無理でも、同級生の凛ちゃんにならなんでもできる…!」

穂乃果「だから二人が漫才の練習中、にこに凛ちゃんがボケをやりたがっている、そう間接的に伝えるため…!」

穂乃果「凛ちゃんに手刀を繰り出したの!『なんでやねーん!』って叫びながら!」

絵里「手刀ってツッコミのことだったの!?」

穂乃果「その結果、凛ちゃんの葛藤をにこちゃんに伝えることができて、ボケとツッコミは入れ替わって凛ちゃんは喜び、喜ぶ凛ちゃんを見て花陽ちゃんも喜ぶ!ってわけ!」

絵里「長々とまぁくだらない話を…、で、このディベートがなんになるって言うの…?」

穂乃果「どっちの話に賛同できたかをみんなに聞いて、選ばれた方が勝者!」

絵里「そ、そう…、じゃあ早く決めて頂戴…」

穂乃果「うん!じゃあみんなに聞くよ!」

穂乃果「どっちの話が説得力あった?答えて!>>24さん!」

チカ

穂乃果「し、勝者…絵里ちゃん!!」

絵里「…やっぱり設定に無理があったんじゃない?」

穂乃果「おかしい!時代が変わったの!?」

絵里「なんの時代なんだか…」

穂乃果「くぅ…、悔しい!18行も使ってこじつけたのにぃ~!」

絵里「ていうかこれ聞いてる方は楽しいのかしら…?」

穂乃果「これだけ穂乃果がバカみたいな暴論言ってるのにつまんないって言われたらどうしたらいいのさ!泣くよ!?」

絵里「ま、まぁ、穂乃果が楽しいのならみんなも楽しんでくれるんじゃない…?たぶん…」

穂乃果「はぁ…、第一回『嫉妬と片思い』コーナーは穂乃果の惨敗に終わってしまいました…」

穂乃果「次回は絶対に勝ってやるんだから…」

絵里「次回があるんだ…」

穂乃果「…まぁ、ラジオのコーナーとしてはなくはないかな、って思ったしアリかなって…」

穂乃果「おや!そろそろいい時間になってまいりましたね!」

絵里「いきなり本筋に戻るのね…、ていうかまだコーナー二つしかやってないし…」

穂乃果「いいの!ラジオって形式をとったのはいつでも終われるからだよ!もっとやるときもあればふつおた?だけで終わる時もあるよ!」

穂乃果「さて、情報局って名前が付いてるからにはμ'sの宣伝もしとかないと!」

穂乃果「μ's 5th loveliveが2015年1月31日、2月1日に開催決定!場所は今年と同じさいたまスーパーアリーナ、しかもスタジアムモードだよ!」

絵里「SSAに行けなくて渋々LVに行ったって人も、今度はもしかしたら生でμ'sのみんなに会えるかもね?」

穂乃果「そして2014年4月からTOKYO MX他にてテレビアニメ2期がスタート!少しだけネタバレしちゃいますと実はにこちゃんが留年…」

絵里「いや、しないから…。いやしないとも限らないんだけど!私たちは知らないでしょ!」

穂乃果「おおう!そうだった!そしてCD情報!ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル専用曲、タカラモノズ/PARADICE LIVEのシングルが絶賛発売中!」

穂乃果「お求めは各CDショップやアニメショップで!…でも今行っても売り切れてるかもね」

絵里「こちら側としては嬉しい限りね。再販のものにも初回限定盤のシリアルコードが封入されているから慌てなくても大丈夫よ」

穂乃果「さらにさらにィ!豪華特典…、じゃなくて、μ'sのメンバー一人ひとりがソロで歌うラブライブ! Solo Live! IIが2014年4月2日に発売予定!」

絵里「ラブライブ! Solo Live! collection Memorial BOX IIは完全生産限定なのでお求めの場合は予約をお早めにね」

穂乃果「おぉ…、こうやって宣伝するとほんとにラジオ番組みたい…!公式でもないのに」

絵里「ラジオ番組ですらないんだけどね」

♪ED PARADICE LIVE



穂乃果「もうお別れの時間となってしまいました。長かったような、早かったような」

穂乃果「絵里ちゃんも今回でお別れ、ということで、また寂しくなっちゃうね…」

絵里「なんか二人が意味のわからないことを喋り倒しただけで終わっちゃったけど、これでよかったのかしら…」

穂乃果「いいのいいの!ラジオ番組なんて大抵どこでもそんなもんなんだから!」

絵里「言っちゃっていいの?そんなこと…」

穂乃果「でも次回はまた新しい穂乃果のサポート役が来てくれます!誰かというと…」

穂乃果「その時までナイショだよ!未定とも言う!」

絵里「…ただ決まってないだけじゃない」

穂乃果「来てくれてありがとね、絵里ちゃん。楽しかった?」

絵里「まぁ、私はそこそこに楽しかったけど…、こんなの電波に流していいかが不安で…」

穂乃果「平気平気!機会があったらまた来てね!じゃあお相手はμ's、高坂穂乃果役の新田…」

絵里「違う違う!役じゃないから!」

穂乃果「おおっと!ついうっかり!ごほんごほん…、えーっと、μ's、高坂穂乃果と!」

絵里「かしこいかわいいエリーチカの絢瀬絵里でした」

穂乃果「次回の音ノ木坂情報局もよろしくね!ばいばーいっ!」




第一回 音ノ木坂情報局   おわり






あとがき

お疲れ様でした
ちょっと前から構想はあったけどやることは何も思いつかないままぶっつけ本番で建てたので楽しんでいただけたか些か不安です
簡単な感想でいいんで書いていってもらえると励みや反省点になります
基本情報局→うろライブ!→クリニックのローテーションでやる予定です うろライブ!早めに終わらせたい時は飛ばす可能性はあるけど
それでは今日はこの辺で ほなな!

あ、今更だけど>>22コンマ偶数なのに凛ちゃんに手刀入れてるし…
やっちまったぜ

ぅ、あとParadise Liveの綴り間違えてるし全部大文字じゃないし…
うろ覚えで宣伝はやっぱあかんね

みなさんお待ちかね(?)のうろライブ!続きやっていくよー
相変わらずこのコーナーだけは分割二回なのは安定

穂乃果「みなさんこんばんわ!スクールアイドルの高坂穂乃果です!」

穂乃果「今晩はうろ覚えラブライブ!通称うろライブ!をお送りしたいと思います!」

穂乃果「ここでうろライブ!をまだ知らない人にどういうものかを簡単に説明すると…」

穂乃果「前スレ、西木野☆星空クリニックで唐突に始まった企画で、凛ちゃんが作った物覚えが悪くなってしまうお薬をμ'sのみんなに服用させて…」

穂乃果「さらに真姫ちゃんの不思議なパワーでμ'sのみんなが出会う前の世界にタイムリープしちゃったの!」

穂乃果「今まで以上にお馬鹿になっちゃった穂乃果たちが織り成す本来のストーリーとはちょっと違った世界はハチャメチャ!」

穂乃果「さらに毎話ごとの忘却安価や、本文中での安価などでいろんな設定が後から後からついてくるから扱いきれなくて困る…、ってこれは関係ない話か」

穂乃果「そんなわけで今日は前スレに引き続き、第7話をやってしまいます!」

穂乃果「第7話といえば…、タイトルのラブライブ!が何か明らかになった回だったよね。そして絵里ちゃんの過去も…」

穂乃果「微シリアスが入った回だったけど一体どうなってしまうのか!私も今からドッキドキだよー!」

穂乃果「そして前回の忘却安価のおさらいだけどー、忘れちゃうのは基本各話3人ずつで、今回は確か絵里ちゃん、凛ちゃん、にこちゃんだったね」

穂乃果「絵里ちゃんは妹の亜里沙ちゃんの性別を忘れて、さらにうちの雪穂と亜里沙ちゃんを双子の弟だと思っちゃう!…って」

穂乃果「またまた更なる信頼の崩壊が垣間見えそうだよ…。で、凛ちゃんはというと、花陽ちゃんがご飯好きということを忘れちゃう、か」

穂乃果「ま、まぁ、これはまだマシ、なのかな…?うん。で、最後ににこちゃんだけど…、キャラ作りを忘れる、ね…」

穂乃果「にこちゃんがもうアイドルできなくなっちゃうよこれじゃ!…で、でも!忘れてもまた思い出させればいいんだよ!キャラ作りを!」

穂乃果「あー…、そんなこんなでいつもどおり暗雲立ち込める雰囲気を醸し出すうろライブ!ですが、やっていこうと思います!」

穂乃果「それでは、うろライブ!第7話、はじまりはじまりー!」

前回のラブライブ!



凛「凛って語尾だけ不安定とかなんかみんなと比べてキャラ薄いわほー」

凛「ボケともツッコミとも言えない中途半端なキャラ位置だしー…」

凛「え、ここ愚痴言うところじゃないの?はぁ、そうなんですか…」




アイドル部部室


花陽「おおかわです!!」

凛「かよちんは大変って言いたいみたいです」

花陽「ラブライブです!!ラブライブがひらもよされることになりました!」

穂乃果「また新語が…」

凛「かよちん、慌てると漢字の読みが滅茶苦茶になっちゃうから…。ちなみに開催って言いたいみたい」

穂乃果「ほほう、そしてラブライブとな…」

穂乃果「…ラブライブ!?」

穂乃果「…って何?」

海未「ってまたですか…。いい加減思い出してください」

穂乃果「え、また穂乃果忘れちゃってる…?」

海未「えぇ、いいですか、ラブライブというのは…。というのは…」

海未「…なんでしたっけ」





うろ覚えラブライブ! Forgotten Idol Project





第七話「カンニング」



花陽「スクールアイドルの>>35、それがラブライブです!」

百合ん百合ん

花陽「スクールアイドルのひゃくあいんひゃくあいん、それがラブライブです!!」

穂乃果「なにそれ新しいMSか何か?」

海未「ハンマ・ハンマやビギナ・ギナ的な…、いえ、もう突っ込むのも面倒なので続けてください」

花陽「エントリーしたグループの中から、このスクールアイドルランキングの上位20位までがライブに出場…!」

花陽「ナンバー1を決める大会です!!…と、ここの詳細欄に書いてました!読める漢字ばかりで助かりました!」

花陽「うう、噂には聞いていましたけど…、ついに始まるなんて…!」

穂乃果「ほぇ~」

海未「スクールアイドルは全国的にも人気ですし…」

凛「盛り上がること間違いナシだべー!」

ことり「え、いきなり訛るの…?」

花陽「今のアイドルランキングから上位20組となると…、1位のA-RISEは当然出場として、2位3位はぁ…」

花陽「まさに夢のイベント…!チケット発売日はいつでしょうか…初日特典は…!!」

穂乃果「って花陽ちゃん、見に行くつもり?」

花陽「」キッ

花陽「当たり前でぃべらんめぇこんちきしょう!!こいつぁあいどる史に残る一大いべんとでぃ!!」

花陽「見逃せるわきゃぁねぇだろうがぁっ!!」

穂乃果「だ、誰っ!?」

真姫「アイドルのことになるとキャラ変わるわね、この子…」

凛「さすがにこのかよちんは好きじゃないなぁ」

穂乃果「な、なんだ…、私てっきり出馬目指して頑張ろうっていうのかと…」

海未「いつ私たちが馬になったのですか…」

花陽「うへぇぇええぇぇぇぇ!!?そ、そんな、私たちが出場なんて恐れ多いですっ!!」

真姫「…キャラ変わりすぎ」

凛「凛は真姫ちゃんの事好きだよ」

ことり「でも、スクールアイドルやってるんだもん!目指してみるのも…」 真姫「えっ、今なんか…」

穂乃果「いやいやー、無理だよー私たちなんて二流以下のアイドルじゃぁ…」

ことり「なんでそんなネガティブなの…」

海未「いえ、確かに先週ランキングを見たときは、とてもそんな大会に出られるような順位では…」カタカタ

海未「はっ!穂乃果、ことりさん!これ…」

穂乃果「えっ、どれどれ…?はっ、しょごい!」

ことり「順位が上がってる!」

真姫「ウソォ!?」 凛「どれどれー!」

ことり「急上昇のピックアップスクールアイドルにも選ばれてるよ!」

穂乃果「ほんとだ!ほらコメントも!」

穂乃果「>>38、かっこよかったです!、>>39増えたんですね!いつも>>40が伝わってきて大好きです!だって!」

サテライトキャノン

背後霊

マイクロウェーブ

穂乃果「サテライトキャノン、かっこよかったです!」

海未「月が出ているような夜にPVを撮ったことはないと思いますが…」

穂乃果「背後霊増えたんですね!」

ことり「増えた、って…、元々私たち3人の中に背後霊持ちがいたの…!?しかも増えたの!?」

穂乃果「いつもマイクロウェーブが伝わってきて大好きです!だって!」

真姫「それはまぁ…、無線使ってれば伝わって来るでしょうけど…。私たち関係ないし…」

凛「ていうかそんなコメントどこにも書いてないよ…」

穂乃果「えっ!」

海未「ついに幻覚まで…、まぁ応援してくれているコメントはたくさんありますが…」

花陽「と、いうことは…、もしかして私たち、人気者に…!?」

真姫「…そのせいね。最近…」



~回想~


モブ中学生「あ、あの…、写真、いいですか…?」

真姫「ふぇっ…!?」

真姫(中学生…!!?しかもなかなか可愛い…、じゃなくて!)

真姫「い、いや…私は…」

真姫(わ、私には穂乃果お姉ちゃんがいるから…、ごめん名も知らぬ少女たち…、恨むならお姉ちゃんの美貌を恨んで…)

モブ中学生「え、えぇっ…あぅ…」ショボーン

真姫「う、うぅ…!(か、かわいい…それになんか申し訳ない…)」

真姫「あ、い、一枚だけなら…」


~回想おわり~



ことり「出待ち!?」

穂乃果「うっそぉっ!!真姫だけ宅配のお寿司を…!?羨ましい…」

海未「それは出前です」

ことり「私全然ないよ…クソがっ」ガンッ

花陽「そ、そういうこともあります!アイドルとは残酷な格差社会でもありますから!」

ことり「万年下位のかよが何偉そうに5thセンターの私に説教してるわけ?」

花陽「うっ…それを言われると…」

凛「でも写真なんて真姫ちゃんも随分かわいい…、変わったじゅー!」

真姫「わ、私は別に…」

凛「あ、赤くなったふにー!」

真姫「む、むぅ…!!えいっ!」バキッ

凛「ふぇっ!!い、痛いよー、>>44するなんて!」

刺殺

凛「ふぇぇっ!!い、痛いよー!刺殺、するなんて…ガクッ」

穂乃果「うわぁっ!!?真姫が人殺しに…!?じ、自首しよう!」

真姫「いや刺殺なんてしてないわよっ!?」

花陽「で、でも、確かに…、真姫ちゃんが刀で凛ちゃんのこと…!」

真姫「刀は刀でも手刀だから!致死力はないから!!」

凛「なーんだ、じゃあ大丈夫だね」スクッ

真姫「こ、こいつ…!」


バタンッ


にこ「みんな!聞きなさいっ!!重大ニュースよ!」

穂乃果「あれ、小学生…?こらこら、ここは小学生が入ってきちゃいけないところなんだよ!」

穂乃果「中学生になってから来ようね!」

海未「…にこ先輩は高校生ですし、ここは高校だから中学生になっても来られませんよ」

穂乃果「え…、こう、こう…?」

ことり「…それで、重大ニュースというのは?」

にこ「ふっふっふ…、聞いて驚くんじゃないわよ!今年の夏、ついに開かれることになったのよ…!!」

にこ「スクールアイドルの祭天!ラブライブが!」

穂乃果「ラブ、ライブ…!?」

穂乃果「って、なんだっけ…?」

海未「ってまたですか…。いい加減思い出してください」

穂乃果「え、また穂乃果忘れちゃってる…?」

海未「えぇ、いいですか、ラブライブというのは…。というのは…」

海未「…なんでしたっけ」

にこ「知らないなら説明してあげるわ!ラブライブというのは…」




理事長室前


穂乃果「…う」ゴクリ

真姫「…どう考えても、答えは見えているわよ」

凛「が、がっこ、がっきょうのきょきゃぁ?みちょっ、みとめりゃれにゃいわぁ」

海未「…それはさすがにやりすぎな気がします」

穂乃果「…でも、今度は間違いなく>>47>>48できると思うんだけどなぁ」

ロシア

ハラショー

穂乃果「今度は間違いなくロシアをハラショーできると思うんだけどなぁ」

ことり「それは一体どういう状況を指す言葉なの…?」

穂乃果「あの生徒会長ロシアかぶれっぽいしなんかそれっぽい言葉で繕えば…」

海未「かぶれどころかクォーターなのですが…」

にこ「どっちにしろ、あの生徒会長は私らを目の敵にしてるんだから、どうせ断るに決まってるわよ」

花陽「ど、どうして私たちばかり…」

にこ「それは…、あっ!もしかしてが」真姫「それはないわ」ガラガラ

にこ「ツッコミ早すぎ!!最後まで言わせ」真姫「」バタン

真姫「もう、許可なんて取らずに勝手にエントリーしちゃえばいいんじゃない?」

花陽「ダメだよ!エントリーの条件にちゃんと学校に許可を取ることってあるもん!」

真姫「じゃあ、直接お姉ちゃん可愛い理事長に頼んでみるとか」

穂乃果「えっ、なんか今変な言葉が…」

海未「確かに、部の要望は原則…」

海未「…」

海未「…」

ことり「長いセリフへの拒絶反応で気絶してる…」

真姫「…まぁ、なんとかなるわよ。雛鳥もいることだし」

ことり「誰が雛だよ」

穂乃果「…う」ゴクリ

穂乃果「長話してたたせいか更に入りにくい緊張感が…!」

穂乃果「ええいっ、ままよ!(ことりちゃんのお母さんだけに)」


ガチャッ


穂乃果「おわぁっ!?」

希「あら、お揃いでどうしたん?」

絵里「…」

穂乃果「わぁ…、生徒会長…!」

絵里「…なんのようですか」

海未「相変わらず喋りがすごいゆっくりです」

真姫「…理事長にお話があってきました!」

絵里「かくぶのりじちょうへのしんせいは、しぇいとかいを…」

真姫「ぶふっ」

凛「ゆっくりなのに噛んだし…」

絵里「…せ い と か い を と お す き ま り よ 」

ことり「今度は一文字一文字ゆっくり…」

真姫「申請とは言ってないわ、ただ話があるの…!」

穂乃果「…真姫、>>51だよ」

絵里を誘惑して篭絡する

穂乃果「真姫、生徒会長を誘惑して篭絡しちゃいなよ」

真姫「えっ」

絵里「えっ」

穂乃果「生徒会長が真姫にメロメロになったらこっちの言うこと聞かせ放題だよ」

穂乃果「真姫の可愛さならいけるって」

真姫「いや、そんな…、お姉ちゃん以外に色目なんて…」

絵里「…それ以前にもう聞こえてるし」


コンコン


理事長「…どうしたの?さっきから変な話をして…」

穂乃果「はっ!?ことりちゃん…、いつの間にそんな成長して…」

理事長「えっ」

ことり「私はここにいるよ…」




理事長室


理事長「…へぇ、ラブライブ、ねぇ」

海未「はい、ネットで全国的に中継されることになっていま…うっ」

穂乃果「わぁ!海未ちゃんが倒れた!」

希「長ゼリフへの耐性がどんどんなくなってきよるね」

ことり「もし出場できれば、学校の名前をみんなに知ってもらえることになると思うの!」

穂乃果「…ことりちゃん、理事長だよ。敬語使おう」

ことり「親子だよ!」

絵里「私は変態です!」

ことほのうみ「ブッ」

理事長「いきなり何を言い出すの」

絵里「…失礼、私は反対と言いたかったんです。理事長は、学校のために学校生活を犠牲に…」

絵里「すーっ、はぁーっ…、犠牲にするようなことはすべきではないとおっしゃいました!よし言えた!!」

希「喜ぶのはいいけど声に出すのは失礼に値すると思うよ」

理事長「そうねぇ…、でもいいんじゃないかしら。エントリーするくらいなら」

穂乃果「本当ですか!?」

理事長「えぇ」

絵里「ちょっ、ちょっとまっちぇくらさい!どょぼじできゃにょにょたひのからをもちゅんでしゅ!!」

希「えりち、慌て過ぎで舌が回ってないのレベル超えてる」

絵里「どうして彼女たちの肩を持つんです!!?」

理事長「別に、そんなつもりはないけど…」

絵里「だったら、生徒会も>>54させてください!!」

サバゲー

絵里「だったら、生徒会もサバゲーさせてください!このオトノキはサバゲーに適した地形で…!」

理事長「それは…、えぇ、どう考えてもダメね。というか許可する必要はないから別の場所でやって」

絵里「…意味がわかりません。なんで…!?」

理事長「そう…?簡単なことよ」

絵里「う、ぐぬぬ…!」スッ

希「あ、えりち…」


バタンッ


にこ「ふんっ、ざまあみろってのよ!なによサバゲーって…」

理事長「ただし…、条件があります」

にこ「え、条件…?」


ざわ… 
      ざわ…


穂乃果(何…?この嫌な感じっ……!?)


理事長「勉強が疎かになってはいけません」


海未(ま、まさかっ……!!)


理事長「今度の期末試験で一人でも赤点を取るようなことがあったら…」


ことり(それを口にしたら……戦争だろうがっ……!!)


理事長「ラブライブへのエントリーは認めませんよ?」



その時、穂乃果たちに電流走るっ……!
明るく開かれた道が、急に闇に閉ざされたかの衝撃っ……!
圧倒的……!圧倒的絶望感っ……!



理事長「わ か り ま し た ね ?」


穂乃果「そんな……!あんまりだ……!」

アイドル部部室


一同「…」

穂乃果「…ことりちゃん」

ことり「…なに?」

穂乃果「最近の小テストの成績、どう?」

ことり「…ふふ、それ、マジで聞いてる?」

穂乃果「…ううん」

ことり「…」

穂乃果「…」

海未「…どう、しましょう」

海未「おそらく、ここにいる全員が…」

海未「テストで赤点回避など…、夢のまた、夢…!」

真姫「…おかしい。受験は結構楽勝だった気がするのに、ここに入学してから成績がからっきしで…」

凛「凛は…、もともと英語はダメダメだったけど…、その他の教科もボロボロで…」

花陽「うぅ…、私は英語も国語も全然読めないよぉ…」

にこ「はっ!私なんか…、数学どころか、算数すらまともに…最近は足し算をど忘れするレベルで…」

穂乃果「穂乃果に至っては!…全教科0点取る自信満々だよ!!ちくしょう!!」

海未「穂乃果の成績が悪いのは小学校の頃から知っていますが…、まさか私までこんなことになるとは…」

ことり「どうする…?今から、猛勉強する…?」

海未「…断言しましょう。私たちがそれでどうにかなったとしても、穂乃果は間違いなくどれだけ勉強しても無理です」

花陽「メモしたこと自体も忘れちゃうくらいだもんね…」

真姫「…やっぱり、ラブライブ出場なんて無理だったのね」

穂乃果「そう…、だね…。無理だったんだよ…。ラブライブに出るなんてこと…」

にこ「あんたそれ、本気で言ってる…!?」

穂乃果「にこ…、先輩…?」

にこ「そんなの…!許さないわよ!にこはね、あんたが本気だと思ったから!本気でアイドルをやりたいんだって思ったからアネックス1号に入ったのよ!」

にこ「ここに賭けようって思ったのよ!!…それを、こんなことくらいで諦めるの!?こんなことくらいでやる気をなくすの!?」

真姫「…なんだか、私が先輩に抱きつかなきゃいけない気がする…」

穂乃果「いや、もうこれに至ってはどうしようもないし…。なんとか理事長を説得して…」

にこ「…いえ、その必要はないわ」

海未「…え?」

ことり「どういう、こと…?」

にこ「…救いだったのは、穂乃果はメモに書いてることなら、少なくとも読めるし、書ける…」

にこ「だったら…、いける…っ!!」

花陽「も、もしかして…!?」

真姫「まさか…!」

凛「それって…!?」

にこ「…えぇ、そうよ。どんなバカでも、どんな不登校児でも…」

にこ「赤点を確実に回避する方法が、一つだけ、ある…ッ!!!それはっ…!」


にこ「カンニングよ!!!!」

海未「カン…、ニング…!?」

にこ「…」

ことり「そ、それは…」

にこ「…いけないことだってことくらい、にこでも分かってる…!でも、それしか方法は…」

穂乃果「…カンニング!?」

穂乃果「…って何?」

海未「…」

海未「ググれ」

花陽「ついに検索エンジン任せに!?」

真姫「…でも、私はまだしも、花陽やにこ先輩、それに穂乃果先輩レベルのおバカじゃ、参考書の写し程度じゃカンニングにすらならないわ」

真姫「理解ができない訳だし…」

にこ「…だったら答えを丸写しすれば済む話でしょ」

真姫「…どうやって?」

にこ「それは…」

真姫「…ほらね。私たちの頭じゃどうやったってそんな方法…」


ガチャ


希「…あるで」

にこ「の、希っ!?」

穂乃果「あ、ある、って…どういうこと…ですか…!?」

希「回答を丸写しする方法は、少なくとも3種類…、存在するって話や…」

海未「希先輩までカンニングの…!?」

希「ひとつ、友人に頼んでテスト中にこっそり回答を覗かせてもらう」

希「ひとつ、職員室からテストのコピーを拝借する」

希「ひとつ、他人の回答をどうにか覗いて写す。この三つや」

希「…そしてこのうちのひとつ、テストのコピーの拝借ができる学年が一つだけある」

希「それは…、>>62年生や!」

2

希「…それは、二年生や!」

ことり「なっ、なんで!?」

希「…実はな、この学校はテストを作り終えるとその学年の担当主任が一度まとめて保管するんやけど…」

希「今年の2年の担当主任である……先生の保管方法だけ雑なの。鍵のかかっていないロッカーに放置して、夜もそのまま」

希「…そしてテストのチェックが終われば、また各教科担当の先生に返される。それが、明日」

希「やるなら、今日しかないで」

海未「ちょっ…!な、なんでそんなことを希先輩が…!?」

希「実は、うち…、常習犯やねん…」

海未「…!?」

希「去年、この方法を同級生の子に教えてもらって、それ以来二年の間はずっと…」

にこ「ど、道理でにこの学力☆☆☆より学力が低い☆☆の癖ににこより点数が良かったわけだわ…!」

希「で、どうする…?職員室の鍵を盗めるのも、今しかないで?」

海未「ど、どうすると、言われても…!」

穂乃果「…」

穂乃果「…なんで、希先輩は協力してくれるんですか」

希「…え?」

穂乃果「生徒会の人は私たちの活動に反対的じゃないですか!もし、これが私たちをはめる罠だとしたら…!」

希「…えりちが君たちの活動に反対なんは、理由があるんよ。それは、うちの口から言えることじゃないけど…」

希「うちが君たちに協力的なのは、単に君たちに羽ばたいて欲しいから。こんなところで終わってほしくないからよ」

希「それに、うちもカンニング常習犯やってバラしたんやし、少しくらい信用してくれてもええんやない?」

ことり「確かに…ど、どうする…?」

穂乃果「…」

穂乃果「…やります」

海未「ほ、穂乃果!」

穂乃果「やるしかないよ、海未ちゃん。ここで止まるわけには行かないんだから」

海未「し、しかし…、危険すぎます!もし見つかればアネックス1号の解散どころの騒ぎでは…!」

海未「もう、廃校を阻止することもできなくなるかもしれないんですよ!?」

ことり「そ、そうだよ!ラブライブに出場しなくても、地道にやって行けばきっと廃校は…!」

穂乃果「…ごめん。海未ちゃん、ことりちゃん。でも、私、やりたいんだ」

穂乃果「ラブライブに出場したい。出場して、たくさんの人の前でライブがしたいの!」

穂乃果「…そのためには、悪魔に心を売り払っても構わない」

海未「…ほ、穂乃果」

ことり「…本気、なんだね」

穂乃果「…うん」

穂乃果(廃校ってなんのことだかわからないなんて言える空気じゃない)

海未「…でしたら、私もそれに付き合います」

ことり「…穂乃果一人だけ頑張っても仕方のないことだしね。地獄の底まで、一緒に行こう?」

穂乃果「海未ちゃん…、ことりちゃん…」

希「ほな、決定、やな…。決行は今夜0時、校門前で集合や。それで、残りの2学年は…」

花陽「回答を見せてくれる友達なんてまだできてないよ…」

凛「凛もかよちんもどっちも頼りないし…」

真姫「…私も」

にこ「にこも、ね…」

希「うちも、やな…。それなら最後の手段…。他人の回答を覗く、これしかない!」

にこ「でも…、覗くったって…、普通の方法じゃまともに回答を見ることなんて…!」

希「いや、これも方法がひとつだけある…、それは…!」

希「>>66>>67するんや!」

エリチカ

拝み倒す

希「実は…、答案がどうしても見つからなかった時は、えりちに回答を見せて欲しいと頼んでて…」

にこ「はぁっ!!?あんた…、自力で解く気ゼロなのね…」

真姫「というか、あの生徒会長さんがよく見せてくれる気になったわね…」

希「うちもえりちの恥ずかしい秘密握ってるから…」

凛「てかそれは友達の回答をこっそり見せてもらう方法の部類に入るんじゃ…」

希「それは言わないお約束やで」

希「あと、にこっちにはこれをあずけとく、ほれ」

にこ「な、なによこれ…。耳栓…?」

希「小型通信機や。そしてうちのシャーペンの端っこにも同じのが付いてる」

希「これでえりちから教えてもらった回答をにこっちに伝えられるいうわけよ」

にこ「な、なるほど…。あ!で、でも…、あの生徒会長の成績は…?」

希「それなら大丈夫。滑舌はかなりおかしなことになってるけど、えりちの学力に関しては問題ないはずや」

にこ「そ、そう…。ならいいけど…」

真姫「よくないわよ!それじゃ私たちはどうにもならないじゃない!」

凛「そ、そうだよ!凛たちはどうすればいいの!?」

希「…確実性はないけど、花陽ちゃん以外は読み書きや理解に関して問題ないなら、参考書の写しを用意して…」

希「その回答を花陽ちゃんに見せる、くらいしかないやろなぁ…」

真姫「う…、もう、それしかないか…」

凛「かよちんの席は凛の隣だからなんとかなるかも!」

穂乃果「よ、よし!これで準備は出来たね!」

穂乃果「みんな、必死に頑張ろう!とりあえず条件はふたつ!」

穂乃果「赤点を逃れる事と、絶対に見つからないこと!!」

穂乃果「行くぞぉぉぉおおお!!!おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおお!!!!」

一同「おおおおおおおおおおおおおおォォォォォォォォオオォォォ!!!!!」



海未「今までで一番のまとまりを見せているのが悲しいです…」

穂乃果「おっと!今日のうろライブ!はここまで!」

穂乃果「私たちの記憶力がズタボロになっちゃったせいでこんなことになっちゃうなんて…」

穂乃果「みんなはカンニングなんてしちゃダメだよ!穂乃果とのお約束!」

穂乃果「余談だけど、このカンニングネタは4話くらいの頃からずっと書きたかったらしくて…」

穂乃果「考えていた割には結構gdgdになっちゃって悲しいらしいよ」

穂乃果「完全オリジナルだとどこを安価にしていいか迷っちゃうね…」

穂乃果「実はテストの答案を盗む学年は2年以外ならどっちでもいいや!って思ってたら2年になっちゃって難儀した裏話もあるよ!」

穂乃果「続きはおそらく今日のいつかになりそう…、かな」

穂乃果「これからどうなってしまうのか…。それは書いてる本人にもわからない!」

穂乃果「そんなわけで今日の音ノ木坂情報局、うろライブ!編はこれでおしまい!」

穂乃果「お相手はみんなの高坂穂乃果でした!おやすみなさい!」

続きやってくでー

生徒会室


絵里「…」

絵里(…なんであの子達だけ認められて、生徒会はダメなの…?)

絵里(…簡単なことって、どういうことなのよ…)


ヴィーヴィー


絵里「あ、携帯が…」ポチッ

絵里「…もしもし」

希『あ、えりちー?うちうち』

絵里「…これはいま噂のうちうち詐欺かしら」

希『すぐにお金が必要やから今すぐ口座に…、って違うから!』

希『あのー…、そのー…、なんていうかやねんけど…』

希『今度のテスト…、答案見せてくれへんかなぁ、って…』

絵里「…学年が上がってコピーが入手できないからって、今度は私を頼るつもり?」

絵里「あなたのためにならないわ。お断りよ」ポチッツーツー

絵里「…はぁ」


ヴィーヴィー


絵里「ま、また…」ポチッ

絵里「…はい」

希『もう、切るなんてひどくない?』

絵里「何度頼まれてもお断りはお断りよ」

希『へぇ~、そんなこと言っててええん?』

絵里「な、なによ」

希『えりちの恥ずかしい秘密…、アネックス1号のみんなに言いふらしてもいいんやで~?』

絵里「…っ!?は、恥ずかしい秘密ですって…!?な、なんのことよ…!」

希『もちろん…、実はえりちは>>74>>75をこっそり>>76してるってことやん♪』

ありゆき

真姫ちゃん

3人とも虜に

希『えりちには妹の亜里沙ちゃんがおったよなぁ…?』

絵里「…妹?まぁ、亜里沙はいるけれど…、それが…?」

希『たしか亜里沙ちゃんは穂乃果ちゃんの妹の雪穂ちゃんと仲が良くて、よくえりちの家まで遊びに来てくれるって聞いたけど?』

絵里「え、えぇ…」

絵里(…遊びに、というか…、二人は私のきょうだいなのだけど…。高坂さんの妹…?情報の食い違いかしら…?)

希『その二人はアネックス1号の真姫ちゃんの大ファンだそうやね?』

絵里「あ、あぁ、そうね…、よくあの子の話をしているわね…」

希『それを知ったえりちが…』


絵里「アネックス1号の西木野真姫?あぁ、あの子はもう既に私にメロメロよ。学内では『エリー様』って呼ばせてるくらいなんだから」


希『…と吹聴して二人の気を引いている、ってこと、みんなに言ってもええんやで?』

絵里「…な、なんでそのことを…!?い、いえ!そんなこと言った覚えなんて…!」

希『ふふ…、こっちにはちゃんと音声もあるんやで…?ほーれ、ポチッ』


『真姫だけじゃなくて園田海未や小泉花陽も既に私の手玉なのよ、オッホッホ』『お、お姉ちゃんすごーい!』『カッコイイです絵里さん!』


絵里「い、いつの間に…!?」

希『こんな音声、アネックス1号のみんなに渡しちゃったら、今までえりちに妨害されたみんながどんな手段に出るか…。かしこいえりちなら解るやろ…?』

絵里「くっ…!公開、されうる…!」

希『今まで築き上げてきた生徒会長の地位は崩壊、これからは妹に嘘を吹聴する最低の姉というレッテルを貼られ…』

絵里「わ、わかったわよ!!テストの答案くらいいくらでも見せてあげるわ!」

絵里「…そのかわり、その秘密は絶対に墓まで持っていくことね」

希『了解やっ!ほなよろしくね~』


プツッ、ツーツー…


絵里「くっ…、なんで、こんなことに…」


ヴィーヴィー


絵里「…今度は、亜里沙、から…?」ポチッ

亜里沙『あ、お姉ちゃん?実は…』

絵里「…ごめん、ごめんね…、こんな、お姉ちゃんで…、ごめんなさい…」

亜里沙「えっ…!?」



アイドル部部室


凛「うぅ~…、参考書写すだけでもかなりの労力もふ~…、辛いよぉ~…」

真姫「これくらい我慢しなさい!穂乃果お姉ちゃんの夢がかかってるんだから!」

花陽「わ、私は何もできないけど…、頑張ってね、凛ちゃん!」

凛(…ていうか~…、穂乃果先輩の夢なんか凛には関係ないし…)

凛(…どうせ赤点回避したところでラブライブには出場できずに終わっちゃうにきまってるよ!)

凛(そう考えたら無性に嫌になってきた…。…よし、嘘で二人の気を引いて逃げ出すっきゃない!)

凛「あっ!あんなところに>>78が浮いてる!!」

にこ先輩

凛「あっ!あんなところににこ先輩が浮いてる!!」

真姫「にこ先輩ならいっつも私たちから浮いてるでしょ!今は写しに集中しなさい!」

凛「えっ、その反応なの!?」

花陽「ええっ!?ごはんっ!?」

凛「どう聞き間違えたらそうなるのっ!?」

花陽「タキタテナノカー」

凛(かよちんってご飯好きだったんだ…。初めて知った…)



希「…そしてテストをコピーして脱出…、と。これが今回の作戦の手順。わかった?」

穂乃果「おお…、さっぱりわからん」

海未「でしょうね」

ことり「穂乃果にはもう期待してないよ…」

希「そう言っても、この作戦には人手が必要やからね。穂乃果ちゃんにも手伝ってもらうよ?」

穂乃果「うぅ…、夜の学校…、怖すぎるよぉ…」

ことり「あ、安心して!私も怖いから!」

希「…まぁ、とりあえずこのくらいで。時間は午前0時、場所は校門前。覚えといてな?」

希「じゃ、解散ということで…。うちはにこっち待たせてるから先帰るね」

海未「…私も、弓道部の方に顔を見せなくてはいけないのでこれで」




校門前


モブ弓道部「じゃねー」

海未「ごきげんよう」


「…ふふふんふふふーんふふーんふーん」


海未「ん…?この曲…」


???「…おおきなつよいーつばーさーでー、と・ぶっ」


海未「こ、この曲…!」

海未「なんて…、心に響く歌詞なのでしょう…!作詞者はまさに神、もしくは悪魔と呼んでも差し支えないような…」

海未「…あ、これ私が作詞したんでした、てへ☆」

海未「ということは私たちの曲を誰かが聞いている…?いったい誰が…」


???「ふふふんふふふーん…」


海未「あの子、でしょうか…?とても綺麗な子ですが…」

海未「小型の動画プレーヤーで…、こ、これは…、サイトに上がっていないところの映像…!?どこでこんなもの…」

???「…ん?う、うわぁっ!!」

海未「うへぇっ!?あ、ご、ごめんなさい!」

???「あっ!そ、園田海未さんですよね!アネックス1号の!」

海未「あ…、え…、その…!!」

海未「>>84

音量でかくない?難聴?

海未「音量…、大きくないですか…?音漏れとかいうレベルの聞こえ方ではなかったのですが…」

海未「難聴ですか?」

???「え…?」

海未「あ…、す、すみません…、配慮不足でした…」

海未「難聴ですか!!!!!?」

???「わっ!?き、聞こえてますよ!難聴じゃないです!」

海未「あぁ、そうですか…。耳を壊しますからあまり大きな音で聴くのは推奨しませんよ?」

???「あ、はい…。すみません…。あ…、それで…、園田海未さんですよね…?」

海未「え…、あぁ…、まぁ、巷ではそう呼ぶ人も少なからずは…」

???「あぁ!やっぱり!」

海未「そ、それより…、その映像なんですが…」

???「はい!ライブの映像です!亜里沙はいけなかったんですけど、お姉ちゃんが撮影してきてくれて…」

海未「お姉ちゃん…?」

亜里沙「はいっ!」



絵里「亜里沙…、はっ!!あ、あれは…、園田…海未…!?」

亜里沙「あ、お姉ちゃんっ!!」

海未「え…、生徒会長…?」

絵里「エリー様とお呼びなさいっ!!」

海未「えっ」



ラブライブ!(アイキャッチ)



公園


海未「…そうですか。あなた、家ではそんな…」

絵里「…お願いだから他のメンバーには内緒にしていてください」

海未「いえ…、人間誰しも隠したい汚点は存在します。私にも覚えがありますし…」


亜里沙「お待たせしました!」タッタッタッ

海未「ありがとう…。」

海未「…おでん?」

絵里「ごめんなさい。向こうの暮らしが長かったからまだ日本に慣れていないところがあって」

海未「向こう?」

絵里「ええ、>>88>>90人なの」

実家

ロシア

ちゃんとしててわろた

絵里「実家がロシア人なの」

海未「…あなたの実家は人だったのですか…。巨人の体内に住んでいるのですね」

絵里「え…、あ、違うの!祖母がロシアに建っていて…」

海未「あなたの祖母は建立されているのですか!?」

亜里沙「…最近、お姉ちゃんの言うことが支離滅裂になってきてしまって…。ごめんなさい…」

海未「いえ…、慣れているので平気です」

絵里「…これは最近の十代がよく発症する病気なのよ。仕方のないことなの」

亜里沙「そ、そうなんだ…」

絵里「で、そのおでん缶は飲み物じゃないわ。別なの買ってきて」

亜里沙「ハラショー…。うん、わかったっ」タッタッタッ



海未「…そういえば、あの映像。あれを撮影してアップしたのは、あなただったんですね」

絵里「…記憶にはないのだけれど、気づいたらPCの中にあって…」

絵里「そして気づいたらネットにアップされていたわ」

海未「あの映像がなければ、私たちは今こうしていなかったと思うんです」

海未「あれがあったから、見て、くれ、る、人、も、ふえ、た、し…」

絵里「…喋るのが嫌ならやめてもいいのよ?」

海未「…はい」

絵里「…あれは、別にあなたたちのためにやったことじゃないと思うわ」

絵里「おそらく、むしろ逆ね。あなたたちの歌やダンスが、いかに人を惹きつけられないものか、活動を続けても意味がないか、知ってもらおうと思ったのよ、たぶん」

絵里「…だから、今のこの状況は想定外。なくなるどころか、人数が増えるなんて」

絵里「でも、私はみちょめない」

海未「…っ!」

絵里「…なによ、笑いなさいよ。順調に行ってたと思ったらいい所で噛んだ私を笑えばいいじゃない!」

絵里「あーっはっはっはっはって!!」

海未「…つ、続けてください」プルプル

絵里「…」

絵里「人に見せられるものになっているとは思えない。そんな状態で、学校の名前を背負って活動して欲しくないの」

海未「あなたに言われたくないです」

絵里「」イラッ

絵里「話はそれだけ!じゃあね!」

海未「待ってください!…じゃあ、もし私たちが上手くいったら…、人を惹きつけられるようになったら…」

海未「…認めてくれますか」

絵里「…無理よ」

海未「どうしてです」

絵里「私にとっては、スクールアイドル全部が>>92にしか見えないの」

絵里「一番実力があるというA-RISEも…、せいぜい>>93にしか見えない…」

あれぇ…、更新したはずなのに…
下二つで

絵里「私にとっては、スクールアイドル全部が私の可愛い仔猫ちゃんにしか見えないの」

絵里「一番実力があるというA-RISEも…、せいぜい私の嫁にしか見えない…」

海未「…あなたは女子に対する征服欲というか、支配欲というか…そういうのがあるのですね…」

海未「そんなだから妹に私たちが虜になっているだのなんだのと…」

絵里「うるっさい!私の仔猫は仔猫らしく膝下で転がっていればいいのよ!」

絵里「それに…、亜里沙は妹じゃなくて弟だから!可愛くてよく間違えられるけどね!」

海未「えっ…!?いや…、着てるの女子高の制服…」

亜里沙「あっ、お姉ちゃんごめんね」タッタッタッ

絵里「もう話は終わったからいいわ。帰りましょう」スタスタ…

海未「あっ…」

亜里沙「あ、海未さんっ…」タッタッタッ

亜里沙「これ…、飲みますか?コーヒーです」

海未「あ…、はい…」

海未「え、コーヒー…?分かっているなら、何故…」

亜里沙「…あの」

海未「はい?」

亜里沙「…今は、お姉ちゃんおかしくなっちゃって、学園中のみんなを虜にしてるとか、亜里沙が弟だとか、雪穂ちゃんも妹だとか変なこと言ってますけど…」

亜里沙「ホントは、亜里沙の自慢のお姉ちゃんなんです。可愛くて、賢くて、頼りがいのある、優しいお姉ちゃんで…」

亜里沙「お姉ちゃんが元に戻るまで、亜里沙がしっかりしなきゃいけないんです!だから…お願いです」

亜里沙「アネックス1号…、海未さんたちで…、お姉ちゃんを正気に戻してあげてください!」

亜里沙「私の大好きだった、あの頃のお姉ちゃんに…!お願いしますっ!」タッタッタッ

海未「ぁ…」



亜里沙「…おまたせ、お姉ちゃん」

絵里「…海未は変なこと言ってなかった?あの子ってば二人きりでないと忠誠を見せなくて困っちゃうわ」

亜里沙「うぅん、『エリー様は私たちでは手の届かない頂におられるのですね』って感服してたよ」

絵里「ふふ…、そうでしょうね。あの子も次第にわかってきたじゃないの」

亜里沙「…うん」カパッ

亜里沙「あ…、スジ肉大きめだ…」

絵里「亜里沙、おでんは飲み物ではないのよ、知ってる?カレーは飲み物だけれど…」

亜里沙「…すごい、物知りだね、さすが亜里沙のお姉ちゃん」

絵里「あはは、もっと称えなさいな!あっはっはっはっは!」



亜里沙「…」 

ハンバーガーショップ


希「で、ここがスピーカーになってて、ここから音声が…」

にこ「へぇ、なるほどねぇ…。すごいもん持ってるわね、あんたも」

希「…」

希(おかしい…。いつものにこっちならこの辺で…)

希(「えぇ~、にこってば全然わかんないぃ~!もっとわかりやすく教えてよぉ~」みたいなおふざけが入るはずやのに…)

希(このままやとうちお得意のわしわしが披露できないやん…)

にこ「でもこの構造だとずっと耳に手を当てておかないといけないから疑われる確率も…」

希「…」

にこ「…なによ、なにジロジロこっち見てるの?」

希「あ、いや…」

にこ「あ、もしかしてにこに惚れたの?まぁにこは構わないけど見返りを求められても困るわよ~?」

にこ「にこには今狙ってる子がいるんだから~」

希「…」

にこ「ど、どうしたのよ…、何も言わないと逆にこっちが不安になってくるじゃない」

希(…ふざけないにこっちなんて…、ロースカルビ塩タンハラミホルモン全般キムチサンチュナムルサラダライス大にアイスのない焼肉と同レベル…)

希(寂しすぎる…)

希(せや!うちがふざけたらにこっちも一緒になってふざけてくれるんじゃ…)

にこ「ど、どうしたのよ希?なんか言いなさいよぉ…」

にこ「もしかして本当ににこにガチ惚れしてて、間女は嫌だから怒ってるとか…?」

希「にこっち!!」

にこ「は、はいっ!?」

希「…のっぞのっぞのー!にこっちのハートにのぞのぞのー!スピリチュアル届ける東條希でーす!」

希「のんたんって覚えてラブのぞっ!!」

にこ「…」

希「…ど、どう?」

にこ「…>>102

素晴らしいわ!最高じゃない!!

にこ「…素晴らしいわ!最高じゃない!!」

希「せ、せやろ!」

にこ「なによそれ!そんなの隠し持ってたなんて…!あぁ!なんでにこが先にそれ思いつかなかったの!悔しい!」

希「いや、これにこっちのネタやし…」

にこ「にこの…?え、どういうこと…?」

希「…たぶん、また忘れてるんとちゃうかな。アイドル部の時みたいに」

希「これが本来の、にこっちのキャラやってんで」

にこ「にこが、これを…?」

希「そう。にこっち、今の真似して、やってみて?」

希「自分が、思うままに」

にこ「…」ゴクリッ

にこ「わかったわ。や、やるわよ…」

にこ「すーっ…」

にこ「にっこにっこにー!みんなのハートににこにこにー!笑顔届ける矢澤にこにこっ!」

にこ「にこにーって覚えてラブにこっ!!」

希「…っ!!」

にこ「こ、これ…っ!!そうよ!これよ!!思い出したわ!!これが…、にこのキャラっ…!!」

にこ「これが矢澤にこそのものだったじゃない!!」

希「そうやでにこっち!それがないとにこっちって言えへんやろ!!」

にこ「そうだった…、どうして忘れていたの…?あ、ありがとう希!にこににこを思い出させてくれて!!」

希「ううんっ…、こちらこそや…、帰ってきてくれてありがとう…、にこっち!!」

にこ「のぞみー!!」ギュッ

希「にこっちー!!」ギュッ


海未「…盛り上がっているところ申し訳ないですが、聞きたいことがあります」

にこ「あっ!海未ちゃーん!にこにぃー、会いに来てくれたのぉ~?」

海未「あなたではなく…」

希「よっ、にこっち!大統領~~!!」

海未「…そこのあなたです」



神田明神


希「…そう、えりちにそんなこと言われたんや」

海未「まぁ…、A-RISEを私の嫁扱いする厚顔無恥さはおいておくとして…」

海未「先ほど部室で、生徒会長が私たちの活動に反対的なのは理由があると仰っていましたね」

海未「自分の口からは言えない、とのことでしたが…、教えていただけませんか。これほどまでに生徒会長が私たちを毛嫌いする理由」

希「…えりちが正気なら、きっとA-RISEのこと、素人同然、とか言ったんやろうね」

海未「な、どういうことですか…?それはいくらなんでも…」

希「いや、そう言えるだけのものが、えりちにはある」

海未「え…?」

希「…知りたい?」

海未「…」コクリ

翌日 屋上



穂乃果「…それでね、ことりちゃんが警備員の股間にバットを打ち付けた隙に…」

凛「うんうんっ!!」

にこ「それからそれからっ!?」

穂乃果「希ちゃんがすかさず職員室の鍵を開けてっ…、あぁっ!あの手際をみんなにも見せてあげたかったよ!」

にこ「くぅ~!にこも一緒に行けばよかったわ!」

凛「ちゃっかり自分たちだけテストのコピーゲットしちゃってるしさ~。こっちは写しで大変だっていうのに…」

ことり「あんまり大声で言うと他の誰かの耳に入っちゃうよ…?」

穂乃果「はっ!そうだった!でもあの時の興奮が忘れられなくてさぁ~」

希「いつもは大事なこと忘れちゃうのにそんなことばっかり覚えてるんやね」

穂乃果「そういえば何げに海未ちゃんもファインプレーで…、海未ちゃん?おーい、海未ちゃんっ」

海未「…」

海未(…まさか、あの生徒会長が…)

海未(>>109経験者だったなんて…)

fripSideのボーカル

海未(あの生徒会長が…、fripSideのボーカル経験者だったなんて…)

海未(しかも私や穂乃果がよく歌うあの「only my railgun」や「sister's noise」を歌っていたのが生徒会長だったなんて…)

海未(ひと晩開けた今でも、信じられません…。ですが今聞き返してみると、確かに声は似ているような…)

海未(だとすれば、私たちのようなアマチュアを軽蔑するのは当たり前なのかもしれません…)

穂乃果「おーい、海未ちゃーんっ」

穂乃果「ま、まさか…、死んでる…!?」

希(…海未ちゃん、昨日見たえりちのバレエダンスの映像がそんなに…)

希(ちょっとショックが強すぎたかな…)

海未「…すみません、私はこれで…」

穂乃果「おわっ、生きてた!?どこ行くのー?」

海未「…」バタンッ

凛「行っちゃったし…、海未先輩どうしちゃったのかな?」

ことり「さぁ…」




生徒会室前


海未「…」

希「順番があるんやないの?」

海未「…っ、希先輩…」

希「ショック受けたんやろ?えりち(の踊り)に…」

海未「…自分たちが今までやってきたものはなんだったんだろうって思いました」

海未「…悔しいですけど、生徒会長にとって私たちが素人以下だと言いたくなる気持ちも分かりました。長ゼリが言えるくらいには」

希「だから謝ろう思ったん?」

海未「…いえ」

海未「>>112と思いました!」

エリー様は私たちでは手の届かない頂におられるのですね

海未「エリー様は私たちでは手の届かない頂におられるのですね、と思いました!」

希「えっ」

海未「やはりあの方は素晴らしい…、あぁ、今すぐあの方のお膝下で丸くなりたい…」

希(い、いかん…。ショックが強すぎて錯乱状態になってる…)

希「ていうか海未ちゃん…。女の子に心酔しちゃうパターン多いね…」

希「このままやとあのイカレえりちに傅いてしまう…!目を覚まさせてあげな!」

希「あれを出すのは今しかない…!ここまでにこっちにも誰にも使うことのなかった伝家の宝刀っ!!」

希「海未ちゃんっ…!少しの間の辛抱やで…っ!!それっ、わしわしわしっ!!!」ワシワシワシ

海未「きゃぁぁぁぁぁああぁぁぁ~~~~~~~!!!!!」




希「目、覚めた?」

海未「…はい、そういえば見たのはバレエダンスでした…。何をトチ狂ってfripSideのボーカルなどと勘違いを…」

海未「ですが…、生徒会長の衝撃が強かったのは事実です…。下手をすれば、さっきみたいに心酔してしまうほどに…」

海未「…ならば、私はそれをあえて受け入れたい」

希「…?」

海未「彼女の下で、ダンスを教わりたいと思いました」

海未「…もし今のみんなが先輩の半分でも踊れるようになったら、人々を心酔、とまでは行かなくとも…」

海未「もっと、人を惹きつけられるようになれるでしょうから…!」

希「でも…、今のえりちは正気じゃない…。もし君たちが先にえりちに魅入られてしまったら、引き返せないよ…?」

海未「…そのときは、私たちがそれまでの存在だったということです」

希「そ、か…。ふふ、うちがにらんだ通りやな、君たちは…」

海未「希先輩…」

希「でも、それなら先にやることがあるんと違う?…せめて、海未ちゃんの大事な人がえりちに惑わされんように」

海未「…」




海未「穂乃果っ!!」バタッ

穂乃果「ほぇ?海未ちゃん、どしたの?」

海未「今日から穂乃果の家に泊まり込みますッ!!」

穂乃果「えぇっ!!?な、何、する気…?」

海未「>>114ですっ!!」

ことりと2人でいちゃいちゃ

海未「ことりさんと二人でいちゃいちゃします!」

ことり「ええっ!!?海未が私と!?」

海未「それを穂乃果に見せつけて穂乃果を嫉妬させるという高等プレイングを…」

ことり「とんだ拷問だよ…」

穂乃果「うーん、お泊りかー…、いいよ!ことりちゃんもいいよね!」

ことり「え、えぇ…」

穂乃果「うわー…、三人でお泊り会なんてなっつかしー!昔を思い出しちゃうね!」

海未「そういえばそうですね…。そうか…、私は覚えていませんが私と穂乃果の隣にはことりさんもいたのですね…」

ことり「そう、だね。一緒にお泊り、楽しかったなー…」

穂乃果「よし!私たちはテストも安泰だし、存分にお泊り会しよう!おー!」

凛「うぅ…、ずるいよぉ…」




絢瀬家


絵里「はい、元気にやっていますわ、おばあさま」

絵里「もちろんです。おばあさまの母校ですもの。私が必ず守ってみせましゅ」

絵里「え、いえ…、すこし電波が悪くて…、そう聞こえただけではないでしょうか…」

絵里「ええ…、最近は亜里沙が女装趣味に目覚めたのか女子の制服を…、雪穂もうちに帰ってくることが少なくなって…」

絵里「え?亜里沙は女…?雪穂のことも知らない…?嫌だわおばあさま…、今すぐ病院へ行かれたほうがよろしいのでは…」

絵里「え、ええ…、はい…、おやすみなさい…」

絵里「ふぅ…、まさかボケたおばあさまから逆に病院を薦められるなんて…、困ったものね」

数日後 テスト返却日


キーンコーンカーンコーン


真姫「ど、どうだった…?」

海未「私とことりさんと穂乃果は大丈夫でした…。さすがに…」

ことり「一瞬コピーの答案が見つかりそうになってヒヤヒヤしたけど…」

にこ「にこも…、希からの伝達のおかげで何とか赤点は回避できたわ…」

凛「凛とかよちんも…、ギリギリだけどセーフだったよ!」

花陽「ごめんね、凛ちゃんばっかり頑張らせちゃって…」

真姫「…私も、思いのほか取れたわ」

穂乃果「て、ことは…!?」

花陽「ラブライブ、出場できるんですね!?」

真姫「ま、まだ目指せるって決まっただけよ!うう、やったわね、真姫っ!!」

穂乃果「や、やったぁっ!!ラブライブだよ、ラブライブ!!」




理事長室前


穂乃果「しゃららーんっ!よっしゃぁ!早速報告だ!」コンコン

穂乃果「あれ…?返事がない、ただのドアのようだ…」


ガチャッ


絵里「そんな!説明してくださいっ!!」


穂乃果「およっ…!?」


理事長「ごめんなさい…、でもこれは決定事項なの」

絵里「…っ!!」

理事長「音ノ木坂学院は、来年より生徒募集をやめ…」


理事長「廃校とします」



穂乃果「えっ…!?」

穂乃果「廃、校…!?」



穂乃果「や、やばいよ!編入試験のための勉強しないと…!ま、またカンニングだっ!!」

海未「いえ、ですから…」

ことり「理事長室前でカンニングって言葉はアウトだよぉ…」




第七話  完

穂乃果「うろライブ!第七話をお送りしました。どうでしたか?楽しめましたでしょうか」

穂乃果「廃校が決定した、って聞いたときはびっくりしたよね…。これから、って時なのに全部終わっちゃったかと思うと…」

穂乃果「本当はオープンキャンパスの結果が悪ければ、ってことだったんだよね。だからその日までに穂乃果たちはなんとかしようと画策するんだけど…」

穂乃果「次回のうろライブ!第八話ではどうなってしまうんでしょうか?穂乃果もドキドキしてきちゃったよ…」

穂乃果「でー、さて!実は前回の最後で忘却安価を出すときに、上手く話に絡ませられなければもう辞める!って話を真姫ちゃんがしていたんだけど…」

穂乃果「どう、だったかな?そこそこ絡められたかなぁ、って私は思ったんだけど…、まぁ、凛ちゃんの花陽ちゃんの好物がお米忘却はどうしようもなかったけど…」

穂乃果「まぁ、なんだかんだ言ってもこの作品のコンセプトみたいなところでもあるし…、続けて行ってもいい、のかな…?」

穂乃果「そんなわけで忘却安価、続けちゃいます!まだ一回も忘れていない人もいるわけですし…」

穂乃果「そして今回の三人は~…?じゃじゃんっ!」

穂乃果「絵里ちゃん!希ちゃん!そして~…」

穂乃果「海未ちゃんですっ!あらら~…、現時点で海未ちゃん最多忘却数になっちゃったよ…」

穂乃果「うーん、でも今回も海未ちゃんが忘れてないのが不思議なくらいピックアップされてたし…」

穂乃果「物語の軸が穂乃果たち仲良し三人組だから仕方ない!偏りが出るのも仕方ない!」

穂乃果「そして次回はー…、遠くお空に浮いたクリニックから、未練がましく真姫ちゃんと凛ちゃんがお届けしてくれます!」

穂乃果「その名も『西木野☆星空クリニックインザスカイ』!!何か変化はあるのか、それともこれまでどおりのカオスなのか…!」

穂乃果「お楽しみにね!それでは皆様、思いがけなく遅くなってしまいましたが、今日の音ノ木坂情報局はこれにて終了とさせていただきます!」

穂乃果「…2時超えたらみんな寝ちゃうこともわかったしね。今回に限っては追加された話が多かったのもあるけど…」

穂乃果「お相手は、いつもニコニコあなたの隣に高坂穂乃果、でした!まったねー!」




絵里が忘れること >>118
希が忘れること >>119
海未が忘れること >>120

親鳥が理事長であること(ただのおばさんだと思い込む)

忘れるということ

自分が弓道部だということ

続きやっていきますよん
どうせならラジオ番組らしく11時ジャストくらいから始めるんだぜ

穂乃果「みなさんこんばんわ。高坂穂乃果です」

穂乃果「今晩は予告通り『西木野☆星空クリニックインザスカイ』をお届けしたいと思います」

穂乃果「ここで西木野☆星空クリニックについて少しばかり説明を!」

穂乃果「真姫ちゃんが院長、凛ちゃんがナースを務める、前はこのラジオ局があるところに経っていた病院で…」

穂乃果「凛ちゃんが連れてきた患者、主にμ'sのメンバーにデタラメな病気を吹き込んでいけないお薬を飲ませてどんな効果があるか反応を見る…」

穂乃果「そんな悪趣味なコーナーです!時には未曾有の大災害に発展したり地球が消滅したこともあったけどね」

穂乃果「噂によると今度の西木野☆星空クリニックは今までとはすこし趣きが違うとかなんとか…?」

穂乃果「はてさて、一体どうなってしまうんでしょう!では、あとは真姫ちゃんと凛ちゃんにお任せします!」

穂乃果「西木野☆星空クリニックインザスカイ、スタートでーっす!」

真姫「ハロー、お久しぶりね。西木野☆星空クリニック院長、ドクター真姫こと西木野真姫役ぱい…」

凛「勢い余って変なこと口走りそうになってるよ真姫ちゃん!!」

真姫「おっと、失敬。西木野真姫よ。中の人などいないわ」

凛「西木野☆星空クリニック、薬剤師兼受付兼ナース兼助手の凛こと、星空凛だにゃ!」

真姫「まさかのスレを跨いで続行などという蛮行をやっちまった訳だけれど…、いいのかしらね」

凛「せっかくこんな大きいクリニックを宙に浮かせてまでやったことなんだからもう吹っ切れるしかないにゃ」

真姫「まぁ、そうね。そうそう!そういえばこのクリニックは宙に浮いているのだったわよね」

凛「そうだよ!穂乃果ちゃんのムチャクチャな提案がなぜか実現して、よくわからない技術でこのクリニックは浮翌遊しているんだにゃ!」

真姫「そしてただ浮翌遊出来るだけでもなくなったんだけれど…、これは後で言うとして…」

真姫「早速、凛に患者を呼んできてもらいたいところなのだけれど…」

凛「ふふふ…、実は今回からこのクリニックはただ人を呼ぶための場所だけではなくなったのだ!」

真姫「そうなのよね。まったく、我ながらとんでもないものを開発してしまったものだわ」

凛「どういうことか説明するとね!ある日真姫ちゃんがこんなことを言いだしたの!」

凛「『着陸して患者を招き入れるとか言ったけど、こんな高いところからわざわざ着陸するのめんどくさいわ』」

凛「『だったらもうここから誰かの体内に薬をワープさせる装置でも作っちゃえばもっと面白くなるのに』って」

真姫「無駄にクオリティの高いモノマネをありがとう。そうなの。そして作ってしまったの。そう…」

真姫「人物を指定するだけでその人の体内に薬をワープさせてしまう装置をね!」

凛「おおう…、なんと恐ろしい…」

真姫「この装置で安全かつ内密にアブナイ薬を服用させることができ、私たちは高みの見物が可能になった、ってわけね」

凛「そしてそしてー!変わったのはそれだけじゃないんだにゃー!このクリニック自体にもとんでもない機能が!」

凛「その機能とは…」

真姫「あらゆる世界線、時間軸に、これまたワープ渡航出来る機能よ!」

真姫「これにより、あらゆるシチュエーション、例えば私たちがアイドル以外のことでオトノキを盛り上げようとしている世界、とかにも移動することができるようになったわ」

真姫「また、ただほんの少し未来、もしくは過去にも移動できるの。穂乃果やことり、海未が出会ったあの感動的な日にもワープできるのよ」

凛「しかもその日に移動してやっちゃうことは、ヤバイお薬を投与しちゃうっていう…」

真姫「つまるところ色んなシチュエーションで色んなお薬を試して楽しもう、って魂胆ね」

凛「世界線、時間軸を移動しているから、今まではできなかった真姫ちゃんや凛への投与も可能にゃ!」

真姫「もうこの機能が付いたからにはここをクリニックとは呼べないわね…。よし!」

真姫「今からここを『西木野☆星空スターゲイザー』と名付けるわ!」

凛「うわ、ダサッ…。まあ便宜的にコーナー名は西木野☆星空クリニックインザスカイで通すけどね」

真姫「それじゃ早速時空間移動の旅へ出発進行ね!今日は…どこへ行こうかしら…?」

凛「最初なのでお手柔らかに、凛や真姫ちゃんがこんなことやってない、いわゆる普通の世界へワープするにゃー!」

真姫「ほうほう…、屋上で練習しているところに薬剤投与…。どんなことになるか楽しみね」

真姫「それじゃあ行くわよ!西木野☆星空スターゲイザー、発進!!」

世界線変動率 2.52521%


真姫「うっ…、こ、ここは…?」

凛「ふぅ…、ワープの際には結構な圧力がかかるみたい…。ふらふらにゃ~…」

真姫「でも…、どうやら世界の移動には成功したみたいね。この地上が見渡せる超望遠モニターで見てみると…」

凛「あっ!ラジオ局がなくなってるにゃ!つまりここは…」

真姫「クリニックもラジオもなかった世界、ってことね。おそらく私たちは真面目にアイドル活動をやっていることでしょう」

凛「じゃあ早速凛たちを探してそのうちの誰かにお薬を投与してみるにゃ!」

真姫「私たちが居そうなところというと…、やはり…>>134かしら?」

トイレ

真姫「やはり…、トイレかしら?」

凛「え、なんでトイレ…?」

真姫「それはまぁ、人間だし…、9人もいればトイレしている人がひとりくらいはいるでしょ」

真姫「…にこちゃんの排泄が見たいとかそんなやましい気持ちは一切ないわ」

凛「おぉ…、変態だったにゃ…。まぁ、一応見てみよっか。オトノキでいいんだよね?」

凛「このカメラは建物内部も自由に透視できるんだにゃ!どれどれ…?じー…」

凛「おおっ!まさかの排泄中のμ'sメンバーがいたにゃ!」

真姫「な、なんですって!?だ、誰なのよ!」

凛「これは…>>136かにゃ?」

かよちん

凛「これは…か、かよちんだにゃ!!」

真姫「なんだ…、花陽か…」

凛「お、おっほぉぉぉおぉっ!!リアルタイム排泄を見るのは初めてだにゃぁ…、かよちん…ハァハァ…」

真姫「人のこと言えない変態じゃない…。しかもリアルタイムは初めてって…、そうでないのはあるの…?」 

凛「あっ…、くっ!どうやらちょうどし終わったところみたい…。もっと長く観たかったにゃ~」

真姫「…で、今教室に戻っていってるところね。時間的に考えて…6時間目前の休み時間、ってところかしら」

凛「じゃあ今から授業にゃ?」

真姫「そうでしょうね。一番眠たくなる時間ね」

凛「よしっ!だったら授業中に投与してみるにゃ!」

真姫「うわ…、エグいこと考えるわね、あんた。まぁ、面白そうだけど」

真姫「…で?誰になんの薬を投与するの?」

凛「うーん、それなんだけど…、まずは誰に、より先になんの薬を投与するかを決めるにゃ!」

凛「それによって誰に投与したら一番面白そうか判断してね!」

真姫「じゃあ今回投与するお薬はどんなお薬にするのかしら?」

凛「ふっふっふ…、今回はインザスカイ第一回目ということでおとなしめのにしてみました!その名も!」

凛「>>140しようとすると>>142がこっそり>>144してしまうお薬にゃ!」

発声

心臓が

キュンキュンしちゃう

凛「発声しようとすると心臓がこっそりキュンキュンしちゃうお薬にゃ!」

真姫「心臓がキュンキュン、って…。具体的にそれはどういう状態になるのかしら?」

凛「いわゆるー、胸キュンっ!って感じになるにゃ。可愛いものを見たときとか恋をした時に感じるアレと一緒ね」

真姫「ほうほう…、それはまた実に私好みの薬ね。そういう人の反応を楽しむ系、好きよ」

凛「真姫ちゃんの好みとかはどうでもいいんだけどー、これを誰に投与するか、だよねー」

真姫「ふふ、これに関してはもう私は誰でもいいわ。早く試して反応を見たい」

凛「わぁ、真姫ちゃんがゾクゾクしてるにゃ。じゃあ凛の独断と偏見でー…」

凛「>>146にするにゃ!」

まき

凛「真姫ちゃんにするにゃ!」

真姫「…」

凛「あれ、どしたの?さっきまでのゾクゾク具合はどこに」

真姫「…自分が対象にされ得ることをすっかり忘れていたわ」

真姫「自分がキュンキュンしてるところなんて見たくないわよ!」

凛「そんなこと言ったって決まっちゃったもんは仕方ないにゃー。そーれお薬送信だにゃー」ポチッ

真姫「あぁっ!」

凛「ふふふ…、これで真姫ちゃんの体内にキュンキュン薬が投与されちゃったにゃ。さて、どうなるか様子を見てみるにゃー」

真姫「くぅ…、不覚…」




1年教室 授業中



教師「…で、あるからしてー」



真姫(…はぁ、退屈ね。学校の授業の内容はもう全部頭に入ってるし…)

真姫(…これなら花陽と凛と遊んでいたほうがはるかに有意義だわ。でも、あの子たちには授業がないとダメなのよね…)

真姫(ジレンマって辛いわね…。なにかして暇でも潰そうかしら…)

真姫「…はぁ」キュンッ

真姫「…っ?」

真姫(今の感覚…、何?胸が…、いやいや…、そんなそんな…。私に限ってそんなわけ…)

真姫(無視しましょう。そうよ、暇つぶしの方法を考えていたのだったわね。何か先生にバレない方法で…)

真姫(>>149でもしてみようかしら)

小声で歌う

真姫(…そういえば、小さい頃、歌を歌っているとあっという間に時間が経っていったわね)

真姫(誰にも聞こえない位小さな声で歌えば、バレずにこの時間を過ごせるかも…)

真姫(決まりね。…で、なんの歌を歌おうかしら…?)

真姫(Music S.T.A.R.T!!…?でも自分のセンター曲は歌い飽きるほどに歌ってるし…)

真姫(一応作曲は全部私がこなしてるから…、メロディは全曲頭に入ってるけど…)

真姫(…そうね。だったら私が歌ったことない曲…、primtempsやliliy white…、もしくはデュオトリオ…)

真姫(他人のソロ曲でもいいかしら。この際だし歌ってみちゃいましょう。この場限りの真姫ちゃんバージョンよ)

真姫(じゃあ…、まずは>>151を歌っちゃおうかしら)

夏終わらないで

真姫(…最初に思い浮かんだのは、夏、終わらないで。だったけど…)

真姫(これBiBiの曲じゃない!歌ったことあるっつーの…)

真姫(まぁいいわ…。小声で歌うにはちょうどいい曲調だし…最初の一曲位いいでしょ…。せーのっ…)

真姫「…ためいきのなぎさー…、ひとりきーりー…」キュンキュンッ

真姫「…ッ!?」

真姫(また…っ!?何この感覚…!)

真姫(…あぁっ!ウソウソっ!こんなの気にしないっ!続き続きっ!!)

真姫「くりかえすのはー…、なつーかしーえがおー…」キュンキュンッ

真姫「ためいきがーゆーれてー…、せつなーくてー…」キュンキュンッ

真姫「なつのおわりはー…、ぁぅ…、こいーのおーわりーなの…」キュンキュンッ

真姫(はぁぁぁぁぁんっ!!なによ!!なんなのよこの気持ち…!?)

真姫(歌えば歌うほど…、胸がキュンキュンする…?)

真姫(で、でも…、癖に、なりそう、かも…///)

真姫「ふ、ぅ…っ。た、たのしーくて、たのしーくて、まいにち、きせきだったぁ…///」キュンキュンッ

真姫「い、いつのーまに、あきかーぜが、ふいてたのぉ…///」キュンキュンッ

真姫(か、歌詞も相まって…、ヤバイ…。マジで恋してるみたいな感覚に…)

真姫(あうぅ…、なんなのよぉ…。これじゃあ発情期の牝猫…、…いやいや!違う違う!)

真姫(あぁ…!もうパス!この曲がダメなのよ!次は…!)

真姫(>>153を歌うわよ!)

アネモネ

真姫(Anemone heart…、なんでこんな失恋ソングというか、片思いソングというか…、こんなのばっかり思いつくんだろ…)

真姫(ま、まぁ…、さっきのよりヤンデレ風味だし…、私そんなのじゃないから、きっとこの曲でキュンキュンすることなんて…)

真姫(…い、行くわよ)

真姫「ろ、ろんりーまいらー、ろんりーまいはー、つぼみじゃーないっ…」キュキュンッ

真姫「うひっ」キュンッ


教師「ん…?どうした西木野?変な声出して、具合でも悪いか?」


真姫「あ、いえ…、大丈夫…です」キュンキュンッ

真姫(ふ、普通に喋ってもキュンキュンする…!?歌に共感してたわけじゃなかったの…?)

真姫(で、でも…、普通に喋ってキュンキュンするより…、歌いながらキュンキュンしたほうが、なんか…)

真姫(…気持ち、イイ)

真姫「…やさしさにーあこーがーれー…、ぁふぅ…、やさしさにーきずーついてー…」キュンキュンッ

真姫「…もてあますーこのーきもちー、しりたくなーかったー…」キュンキュンッ

真姫(あぁぁぁぁっ!!む、胸がぁ…っ!!掻き毟りたくなってくるような…、甘酸っぱい痒みが…)

真姫(でも…、この痒みが…、堪らない…。やめられないィ…!!)




西木野☆星空スターゲイザー内


凛「ほうほう…、どうやら真姫ちゃんはキュンキュンにハマってしまったようですにゃぁ」

真姫「…自分がキュンキュンに悶えてるのみると、無性に恥ずかしくなってくるわね…」

凛「いいよいいよー。この感じ、みんなに見せつけるとどうなっちゃうのか楽しみにゃー」

凛「そろそろ授業が終わりそうな時間だし…、続きはどうかにゃ?」




キーンコーンカーンコーン


真姫「…はぁっ、…はぁっ」キュンキュン

真姫(…結局、あれから色んな歌を歌って…、胸のキュンキュンを愉しんでしまった…)

真姫(授業中に…、まるで隠れて自慰をしているような背徳感…、こんなの癖になったら…、ダメ、なのに…)

真姫(…でも、サイコーに、気持ちイイ…。こんなの…、やめられるわけ、ない…)

真姫「…はぁ、…はぁ」キュンキュン


「…大丈夫、真姫ちゃん?机に突っ伏して…、さっきから辛そうだけど…」


真姫「あ…、>>156(りんぱなのどちらか)…」

ぱなの真似をした凛

真姫「花陽…?」キュンッ

真姫(…鏡を見るまでもなく、顔真っ赤だってわかるから…、頭上げられないけど…)

真姫(…声を聞く限り、花陽、かしら…?)

「む、無理してるなら保健室いこ?花陽も一緒について行ってあげるから…」

真姫「いや…、大丈夫、だから…っ」キュンキュン

「大丈夫じゃないよっ!真姫ちゃん、辛いでしょっ?ほら、花陽と一緒に…」

真姫「だ、だからっ!大丈夫だって言ってるでしょ、花陽っ!!」ガバッ

真姫「あれ…」キュンッ

凛「きゃぁっ、ごめんなさい真姫ちゃんっ。花陽、怖いよぉ…」

真姫「…凛?」キュン

凛「…なんちゃってー!真姫ちゃん、まんまと騙されちゃった?似てたでしょっ」

真姫「…はぁ。」キュン

凛「もー、なんか言ってよぉー!似てた?ねぇねぇ、似てたんでしょ?どうして目そらすのー?」

真姫(…今、あんたの方向いたら…、勘違いしちゃいそうだからよ…!)

真姫(…こんな顔、あんまり見られたくないし…)

凛「…およ?真姫ちゃん、顔赤い…?どうしたの?やっぱり風邪なんじゃ…」

真姫「え…、あっ、いや…、これは…」キュンキュン

真姫「別に…っ、>>158なだけよ!!」キュンキュン

マズイ状態

真姫「別に…っ、マズイ状態なだけよ!!」

真姫「ここに座るだけでもわかるの!」

凛「え…、なんでいきなりBeat in Angel…、って!マズイ状態ならそれこそ保健室だよー!」

真姫「いや…、だから…っ!いいの!それより今日の練習のこと考えときなさいよっ!!」

凛「ううっ…今日の真姫ちゃんなんか鬼気迫って怖いにゃー…」

真姫「あ、あうぅ…」

真姫(…く、くぅっ…、誰かと喋ってるだけで胸のキュンキュンが止まらない…っ)

真姫(こんなのがずっと続けば…、きっと私、おかしくなる…)

真姫(…今にも、凛を襲いたくなってるくらいなのに…)




西木野☆星空スターゲイザー内


凛「うわぁ…、真姫ちゃんエロいにゃー…。まさに発情してるみたいだね」

真姫「ううっ…!…もういい加減やめなさいよ!いいでしょもう!」

凛「まだまだ!メンバーへのお披露目が住んでないでしょ?」

真姫「こんな姿、にこちゃんやみんなに見せろっての…!?」

凛「別に同じ姿をした別人だって思えば全然なんてことないにゃー」

真姫「なわけ無いでしょ!みんなと話すたびキュンキュンしてちゃ、きっといつか…」

真姫「ここじゃ見せられないようなピンキーな世界へご招待だわ!それだけは何としてでも阻止しなきゃ…!」

凛「あーあー、仕方ないにゃー。そこまで言うんだったら…」

真姫「おっ!効果を止めてくれるのね!?」

凛「別の誰かに違う薬を投与して注目度合いを分散させるにゃー!」

真姫「…」

凛「今度はちょっとビックリなやつにしてみれば、きっと真姫ちゃんがキュンキュンに構う心の余裕もなくなるよ!」

真姫「…そうね」

凛「よーし、それじゃあっ…」

凛「>>161が生えて、念じると>>162から>>163が発射される体になるお薬を投与するにゃー!」

夜空を切り取るレーザービーム

凛「羽が生えて、念じると目から夜空を切り取るレーザービームが発射される体になるお薬を投与するにゃー!」

真姫「もはや化物じゃない…。ていうかまた羽…、トラウマが蘇るからあまり見たくないんだけど」

凛「大丈夫大丈夫!今度の羽は悪魔っぽい羽だから!そして全女子の憧れ、目からビームを搭載!!」

真姫「いつ誰が憧れたっていうのよ…」

凛「えー、凛、子供の頃にデジ○ゃらっと見てすっごい憧れたんだけどなー」

凛「あ!でも夜空を切り取る専用だから致死性はないけどね!」

真姫「夜空を切り取ったら一体どうなるのか気になるけど…まぁいいわ。それで誰にそれを投与する気?」

凛「真姫ちゃん以外の誰かにするつもりなんだけどー…。さっき凛が決めたから真姫ちゃんが決めていいよ!」

真姫「え…、じ、じゃあ…」

真姫「>>167にしようかしら」

ことり

真姫「ことり、かな…。飛ぶことに憧れてそうだし」

凛「おっけー、ことりちゃんね。送信、っと」ポチッ

凛「さてさて、どうなりますことやら…、ぬふふふふ…」

真姫「実に楽しそうで羨ましいわね」






屋上


海未「…では、今日の練習を始めたいと思います。まずは準備運動から…」


真姫(うぅ…、胸のキュンキュンはまだ治らないし…、もし大きな声で発声して今まで以上のキュンキュンがやってきてでもしたら…)

真姫(…痴態を晒しかねない…!なんとか気を確かに持たないと…!)


穂乃果「いっちに!さんしっ!ごーろくっしちはちっ!」

真姫「…っちに、さんし、ごーろく、しち、はち…」

真姫「…うぅっ」


海未「真姫!声が出ていませんよ?もっと大きな声で!」


真姫「わ、わかってるわよっ!!い、いっちに!!さんしっ!!」

真姫「…は、うぅ…っ!!」

凛「あっ…」

凛「海未ちゃん!今日の真姫ちゃん、ちょっと具合悪いみたいだから、少し声が小さくても許してあげてくれないかな?」

海未「え…、そうなのですか?真姫」

真姫「あ…、うぅ、じ、実は…、えぇ、ごめんなさい…」

海未「そうですか…。ですが具合が悪い時は事前に言っていただかないと、ほかの人の迷惑にもなりますし…」

絵里「そうね。自らの体調管理をこなすこともスクールアイドルの立派な仕事の一つなんだから」

にこ「一番最後に入ってきたくせにー、偉そうにスクールアイドル語ってるわねー」

絵里「ちょっ…!そういうこと言わない!」

ことり「まぁまぁ、二人共…、今はそんな」


バサッ


ことり「…え」


花陽「わ、わぁぁぁああっ!!?ことりちゃんの背中から…」

希「羽が生えたっ!!?」


ことり「…」

ことり「>>171


海未「そ、それはつまりっ…!?」

海未「>>172ということですかっ!!?」

悪魔でもぴゅあぴゅあ

ことりは悪魔だった

ことり「…」

ことり「悪魔でもぴゅあぴゅあ~♪」


海未「そ、それはつまり…!?」

海未「ことりは悪魔だったということですか!!?」


ことり「…実は、そうだったの」

ことり「実はことりは…人に隠れて生活している悪魔の末裔だったのです」



真姫『とんだ大嘘をつき始めたけれど…、副作用かしら』

凛『想定外のことはよくあることにゃー』



穂乃果「そ、そんなっ…!?嘘でしょ、ことりちゃん!」

ことり「うぅん…、今なぜかいきなり急に突然突拍子なく突発的になんの脈絡もなく悪魔の血が騒ぎ出して…」

ことり「みんなにはずっと内緒にしておきたかったのに…、ごめんね」

希「い、いや…、そんなこと言われても…、やっぱりドッキリやろ?よくできた羽根やけど…」

にこ「そ、そうよ!あんたの服飾デザインセンスを最大限発揮して作ったやつでしょ!次のライブの衣装案のつもりね!」

ことり「いやだから違うって…。うーん…、そうだなぁ…」

ことり「こうすれば、信じてもらえるかな?えいっ!」ビー

凛「わ、わぁっ!!目からビームがっ!!?で、で○子みたいにゃっ!」

海未「こんな人外じみたことをやってのけられては…、さすがに信用しないわけにはいかなくなってしまいました…!」

絵里「どうする、つもりなの…?今まで悪魔だって隠して来たってことは、何か隠さなきゃいけない理由でもあったんじゃないの」

穂乃果「そ、そうだよ!ことりちゃんが悪魔だったとしても、きっとことりちゃんならみんなに打ち明けてもいいはずだよね!?どうして…」

ことり「絵里ちゃんの言うとおり…、実は…、悪魔だって普通の人にバレちゃったら…」

ことり「>>174しなくちゃいけないの…」

髪の毛が赤くて巻き毛な人の愛してるばんざーいフルコーラスを聞かないと半径1000kmを破壊する

ことり「髪の毛が赤くて巻き毛な人の愛してるばんざーいフルコーラスを聞かないと半径1000kmを破壊しなくちゃいけないの…」


一同「!?」


真姫『!?』

凛『!?』


真姫「…えっ」


ことり「あぁー、どこかに髪の毛が赤くて巻き毛の歌が上手な子がいたらなぁ~」

ことり「半径1000km破壊なんてしなくて済むんだけどなぁ~~」


真姫「え…、あの…」


絵里「…真姫、ご指名よ」

真姫「えっ」

花陽「真姫ちゃん、頑張って!」

にこ「真姫ちゃんなら余裕でしょ!」

海未「…μ'sの、人類の運命が、あなたにかかっています」

希「最高の歌声、聞かせてあげて?」

凛「調子悪いかもしれないけど、一曲だけだから!」

穂乃果「…ファイトだよっ!!」

真姫「え、えぇーーーー!!?」

真姫「あ、あぅっ…」

真姫(こ、このキュンキュンしたハートの中でみんなに見つめられたら…)

真姫(や、やめて…、私をそんな目で見ないで…っ!!こ、恋に…)

真姫「恋に落ちちゃうでしょっ!!」

花陽「えっ…」

凛「違うよ真姫ちゃん!歌うのはキミのくせにじゃなくて愛してるばんざーいだから!」

真姫「わ、わかってるわよっ…!歌います!歌えばいいんでしょっ!」

ことり「おぉー、ぱちぱちぱち」

真姫「はぁー…っ」

真姫(…きっと歌い終わったら…、胸の高鳴りは最高潮を迎える…)

真姫(そんな時、ことりに見つめられたら…、きっと、私…)

真姫(…いえ、もうそんなこと考えてる余裕なんかないわ。ただ、歌えばいいの。歌うのよ)

真姫(μ'sのアイドル、西木野真姫として!)

真姫「…よし、行くわよっ」

真姫「すーっ…」





真姫「ららららららららら~…」


穂乃果「おおー!ブラーヴァ!すごいよ真姫ちゃん!」

希「なんか…いつもより色っぽかったっていうか…」

にこ「聴いてるだけでこっちまで興奮してきちゃった…」




ことり「…真姫ちゃん」

ことり「>>178


真姫「…ことりっ!」

真姫「>>179!!」

ことりのおやつになって?

よろこんで

ことり「…真姫ちゃん」

ことり「ことりのおやつになって?」


真姫「…ことりっ!」

真姫「よろこんで!!」




西木野☆星空スターゲイザー内


真姫「…」

凛「…」



ことり『ほらっ!ここが気持ちいいでしょっ?こうやって…、激しくするのがっ!!』

真姫『ああぁっんっ!!気持ちイイっ!!もっと…、もっと胸のキュンキュン高めさせてぇっ!!』

ことり『あは♪もうこんなにおやつ溢れさせちゃって…、こんなに出したら本番の時痛くn』


プチュンッ



凛「あっ…、いいところだったのに…」

真姫「…」

凛「真姫ちゃんって思ってたより処理してなかったね」

真姫「…それ以上言ったら」

真姫「私が悪魔になるけど、いいの?」

凛「…ごめんなさい」





おわり

穂乃果「おぉー、しょごい…」

穂乃果「…えっ、もうお返しされてる!?おっとっと…」

穂乃果「はい、お送りしましたのは、西木野☆星空クリニックインザスカイでした!」

穂乃果「いやー…、すごかったですね!なんかもう、色々と…、ね!」

穂乃果「あー、っと…2時過ぎたら人少なくなるの分かっておきながらオチがつけられないってのは良くないですね…」

穂乃果「髪の毛が赤くて~…、の安価の人には盛大な感謝を送りたいと思います。あなたのおかげでオチがつけられました!!」

穂乃果「さて、次回のことですが…」

穂乃果「やっと一周したよ!これで音ノ木坂情報局二回目が出来る!」

穂乃果「穂乃果、映像見てるだけじゃ喋り足りなくてウズウズしちゃうね」

穂乃果「そんなわけで次回は喋りまくっちゃうんだから!」

穂乃果「コーナーは…、どうしよ。あのままでいいのかなぁ…」

穂乃果「でも色んなコーナー試したい気持ちもあるしなぁ…。何も思いついてないけど…」

穂乃果「まぁそれは次回までに考えておけばいっか!もうこんな時間だしね!」

穂乃果「それでは、約4時間にも及ぶながーい放送に付き合ってくださってありがとうございました!」

穂乃果「お相手は、振り向けば奴がいる…、高坂穂乃果でした!おやすみぃっ!」

やることなんも思いついてないけどもう惰性で書いていくよ!
あんまり間開けたくないしね gdgdかもだけどお付き合いくだしあ

穂乃果「みんなー!こんばんわー!今日はチョコレートいくつもらったかなー?」

穂乃果「穂乃果はー…、いち、にー…、んーと、いっぱい!μ'sのモテ女こと高坂穂乃果です!」

穂乃果「いやー…、ついに始まってしまいましたー、二回目!完全ノープランなままですよ!」

穂乃果「なんか書いてるうちに思いついたらいいなー、とかスタッフ?は考えてたみたいですけど…、思いつきじゃ難しいね!」

穂乃果「でもいいの!きっとみんなはこうやって穂乃果が喋ってるだけで喜んでくれるんだもんね!ね!?…なんて」

穂乃果「えーっと…、今日もゲストが来てくれています。前回は絵里ちゃんだったけど今日は誰でしょうねー」

穂乃果「ヒントはー…、今日はバレンタインデー!ここまで言えばみんなならわかるよね!」

穂乃果「バレンタインデーってなわけで!チョコレートとか甘酸っぱい恋の話とか、いっぱいしていきたいと思います!」

穂乃果「今日も穂乃果と楽しい時間をお付き合いくださいっ!」



穂乃果「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りします。…って見えてないよ!」

穂乃果「改めまして、高坂穂乃果です。穂乃果だよー」

穂乃果「えー…、一人じゃ話題も限りがあるので、さっそく!ゲストを呼んじゃいましょう!」

穂乃果「あ!ちょっと待ってね…、まだ…。えー、おほん!ではゲストを呼ぶ前フリをひとつ…」

穂乃果「う、うわぁっ!こんなブースにひとり放り出されてパーソナリティを努めろだなんて…、無茶ぶりすぎるよぉ~!」

穂乃果「こんなの穂乃果一人じゃこなしきれない!だ、だ、だ…」

穂乃果「誰か助けて~~!!」

花陽「ちょっと待っててー!…って、だからこれ花陽が言う方じゃないってば!!」

穂乃果「おおぅっ!いきなり鋭いツッコミ!いやー一度言ってみたかったんだよねこれ!」

穂乃果「という訳で今回のゲストは…、μ'sチョコレートガールにも選ばれたμ'sの甘いもの食いしん坊担当!小泉花陽ちゃんです!」

花陽「あ…、こんばんわ。小泉花陽です。みんなには花陽ちゃんとかかよちゃんとか…、稀にぱなよちゃんって呼ばれたりも…」

穂乃果「みんなが好きな呼び方で呼んでくださいね!それより早速花陽ちゃんとお話していきたいんですけど…」

穂乃果「花陽ちゃんは今日チョコレートいくつもらった?」

花陽「えぇ…、いきなり?えーと…、多分μ'sのみんなからと…、ファンの子からのを合わせて…、うぅ、わかんないです…」

穂乃果「おお!花陽ちゃんもモッテモテだね!やっぱりアイドルやってるとモテるのかなー?」

花陽「確かに…、アイドルやる前のバレンタインデーは凛ちゃんと交換し合った一個くらいしか貰えなかったし…むしろ渡す側でもあったから…」

穂乃果「え!花陽ちゃんチョコレート渡したことあるの!?だ、誰!?」

花陽「え、えーと…、ナイショ、かなぁ…」

穂乃果「もー!もったいぶっちゃってずるいずるい!後で楽屋で教えてよね!」

花陽「は、恥ずかしいよぉ…」

穂乃果「まー穂乃果たちのチョコレート事情はここまでとしておいて…、画面の前のあなた!あなたはチョコレート幾つ貰えましたか?」

穂乃果「特に意味はないけど教えて!>>193さん!」

3個

穂乃果「おお、3個!甘いの3個…、いやしんぼだね!」

花陽「え、なんでいやしんぼ…?」

穂乃果「甘いのを3個貰う人はいやしんぼだってネタがあるんだよ!今度漫画貸してあげるから!」

花陽「あ…、うん、ありがと」

穂乃果「という訳で東京都のP.N妖怪ボタンむしりさんはチョコレート3個も貰ったんだって!やだーモテモテ!もしかしてアイドルやってる?」

花陽「穂乃果ちゃん、勝手にペンネームつけちゃダメだよ…。多分アイドルもやってないと思うしやってたらもっと貰ってるし…」

花陽「なんか今日テンション高くないかなぁ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「えへ、バレた?いやー、ずっとここにいてこんなにしゃべるの久々だからつい舞い上がっちゃってさぁ」

花陽「もう少し抑え目でいこ!リスナーのみんながついていけなくなっちゃうよ!」

穂乃果「おぅ…、了解です!んーと、じゃあチョコの話はこれぐらいで…、次はコーナーに行っちゃおっか」

花陽「聞いたところによるとコーナーが殆ど決まってないって話だけど…、本当?」

穂乃果「んー、どうなんだろ…。いや!一応あるけどー…、すごい軸がフラフラっていうかなんていうか…」

穂乃果「も、もう少しやればコツが掴めるって信じてるから!だから続けます!」

花陽「本当なのかなぁ…」

穂乃果「えーと…、最初は穂乃果たちが疑問をみんなに投げかけて、それをみんなに回答してもらうコーナーだよ!」

穂乃果「花陽ちゃん、何か疑問に思ってることとかない?リスナーさんへの質問でもいいけど」

花陽「え、疑問…。そうだなぁ…」

花陽「あ、じゃあこれなんてどう?バレンタインデーって、どうしてチョコレートをあげる習慣が着いたのか…」

花陽「外国では男女関係なくプレゼントを渡す日だって聞いたんだけど…、なんで日本だとチョコレートに定着しちゃったのかなぁ、って」

穂乃果「あ!それ知ってるよ!日本ではチョコレート業界がセールス戦略として…」

花陽「穂乃果ちゃんが答えたらコーナーとして成り立たないよ!」

穂乃果「ああっ!そうだった…。いや…、でもリスナーさんならきっとすっごい面白い答えをババーンと出してくれるはず!」

花陽「さっきから無茶ぶりがすごいね…」

穂乃果「えー…、じゃあこれで!なぜ日本ではバレンタインにチョコレートを渡す習慣が広まったの?」

穂乃果「教えて!>>196さん!」

あんこが人気過ぎて、チョコが売れなくなったためチョコ企業の策略

穂乃果「…ほうほう、なるほど!つまりこういうことですかな!」

穂乃果「チョコレートが日本に輸入され始めた当時、日本ではスイーツと言えばあんこを使ったものが主流だった…」

穂乃果「外国産の真っ黒なよくわからない物体なんか買い求める人はいなかったって訳だね!」

穂乃果「いやこれじゃヤベェと思ったチョコを輸入した人は一計を案じた…。だったら年一でもいいから大量に買ってもらう日を作ろう、と!」

穂乃果「チョコの味さえ知ってもらえれば古臭いあんこに負けるはずがない…。だから味を知ってもらう一回の機会さえ作れれば…、そう考えたんだね!」

穂乃果「でもいきなりチョコレートデーなんて作ってもなんだそれになっちゃうから、以前からあったバレンタインデーにチョコ買ってみてはどうですか、と、そう宣伝し始めたんだね!」

花陽「本当に喋り足りなかったんだね…。びっくりするくらいしゃべりだしてビビるよ…」

穂乃果「ん…?ってことは…、チョコレート企業が参入してなかったら今頃日本は和菓子が大ブーム!?」

穂乃果「穂むらも今以上に売上が伸びて穂乃果んちは豪邸に…!!?おのれチョコレートめ!ゆるさん!」

花陽「それだと多分競争が激化して生き残れなかったパターンもあるんじゃないかなぁ…」

穂乃果「おぉ…、なるほど…。花陽ちゃん頭いいー。やっぱり今のままが一番だね」

花陽「そ、そだね…。花陽は穂乃果ちゃんの急激なテンションの差についていけないよ…」

穂乃果「じゃあ疑問質問コーナーも終わったことだし、次のコーナーに行こう!」

花陽「え、一問だけ…?それってコーナーとしていいの…?」

穂乃果「だって次また無茶ぶりしても回答に10分かかっちゃったら大変でしょ!無茶ぶりは一回で十分だよ!」

花陽「あぁ…、自分でも無茶ぶりだったってわかってるんだね」

穂乃果「で、次のコーナーはー…、『嫉妬と片思い(仮)』だね!ルールは…」

穂乃果「A,B,CがいるとしてA,Bが特定の関係のなか、Cが起こしたアクションが嫉妬か、片思いによるものか…」

穂乃果「それを最初から意見を固定させてディベートするコーナーです!」

穂乃果「花陽ちゃんがどれだけ『いやいや!これは片思いでんがな!』って思ってても嫉妬側だったら嫉妬で決め付けないといけないの!」

花陽「なんで関西弁なの!?しかもエセだし…」

穂乃果「でー、花陽ちゃんはどっちがいい?嫉妬?それとも片思い?」

花陽「えー…、じゃあ片思いの方がソフトっぽいからそっちがいいかな」

穂乃果「よし!じゃあ今度は穂乃果が嫉妬側ね!そして登場人物だけど…、花陽ちゃん、次は誰か二人、思いついた人をテキトーに挙げてくれる?」

花陽「思いついた人?えー…、じゃあ真姫ちゃんと凛ちゃん、かなぁ」

穂乃果「穂乃果はなぜか海未ちゃんでした!じゃあ真姫ちゃんと凛ちゃんが特定の関係、そこに海未ちゃんが何かしらする、という感じで!」

穂乃果「じゃあみんな!どんな関係か、どんなアクションを起こすか、それをなんでもいいから教えて!」

穂乃果「真姫ちゃんと凛ちゃんは>>198って関係で、そこに海未ちゃんは(>>199のコンマ偶数真姫、奇数凛)ちゃんに>>199するの!」

義姉

愛の告白

穂乃果「真姫ちゃんと凛ちゃんは色々家庭の事情が複雑に絡み合って義理の姉妹となってしまいました」

花陽「西木野家と星空家に一体何が…」

穂乃果「ここでは仮に真姫ちゃんがお姉さんとして…、妹の凛ちゃんに海未ちゃんが告白!うっわどうなっちゃうのこれ!」

花陽「昼ドラ以上にドロドロとした関係だよぉ…。あ、でも片思い設定なら楽だね!海未ちゃんは凛ちゃんに片思いしてて…」

穂乃果「それじゃあディベートがつまんないよ!告白した方に片思いしてる、なんて当たり前だもん!ということで…」

穂乃果「花陽ちゃんは海未ちゃんが片思いしている相手は真姫ちゃんだということにして意見を主張してください!」

花陽「ほわっつ!?な、なんてことを…」

穂乃果「そして穂乃果は考えました!海未ちゃんは嫉妬しているのです!凛ちゃんに!」

花陽「え、えぇ…?告白した相手を嫉妬…?わけわかんないよ…」

穂乃果「どういうことか、それはこの妄想を実現するブースにて説明を!こういうことです!」


~ここから妄想~


真姫「…まさか、あなたが妹になるなんてね。人生何があるかわかったものじゃないわ」

凛「そう、だね。でも凛は真姫ちゃんの妹になれて嬉しいよ。お姉ちゃんっ」

真姫「こ、こらぁ…、やめなさいよ…。もぅ…、可愛いんだから…」


海未「…くっ、園田家の復興の糧として西木野家に取り入ろうとしましたが、星空家にそれも阻まれてしまいました…」

海未「妬ましい…!西木野家と兄弟の契りを交わした星空家が…、その娘である凛が…!!」

海未「この妬みをどこかにぶつけられないでしょうか…!…っ!ふふ…、いい方法を思いつきました…」

海未「西木野家も星空家も、メチャクチャにしてあげますよ…ふっふっふ…」


真姫「な、なんですって!?海未に告白された!?」

凛「そ、そうなの…。家のいざこざは関係なく、本当に愛しているので付き合ってくれないか、って言われちゃって…」

真姫「それで…、なんて答えたの…?」

凛「考えさせて、って。ねぇ…、ど、どうしよう…」

真姫「…わ、私は…、別に、凛が海未のこと好きになれるなら…、それでもいいと思うけど…?」

凛「え…?」

真姫「家のこと、関係ないって言ってるんでしょ。だったらただの二人の女性として付き合っちゃえばいいじゃない」

凛「あ…、うん…、そう、だね…」

真姫(…何言ってるんだろ、私…。ホントは私も凛のこと好きなはずなのに…)

真姫「…それとも、付き合いたくない理由でもあるの?」

凛「え…、う、ううんっ!海未ちゃんには日頃お世話にもなってるし、女性としてすごい憧れてる面も多いし…」

凛「…そうだね。付き合わない理由、ないし…」

真姫「…お似合いだと思う、けど?」

凛(…真姫ちゃんのことが好きだなんて言えない…。だって、凛たちは義理といえども姉妹なのに…)


~ここまで妄想~


穂乃果「凛ちゃんに告白することによって二人が内に秘めた互いへの恋心を自覚させ、そこから更なる家を巻き込んだ大騒動へと…」

花陽「昼ドラだこれ!?」

穂乃果「穂乃果はこういうストーリーだと考えました!さて、花陽ちゃんはどうかな?」

花陽「私が考えたのはこんなドロドロとしたストーリーじゃなくて、もっとのほほんとした感じなんだけど…」

穂乃果「ほほー!どんな風なのか教えてもらおうじゃないですか!」

花陽「えーと…、こんな感じです。どうぞ…」



~ここから妄想~


穂乃果「…というわけで、今度μ'sのみんなで寸劇をやることになりました!」

ことり「シンデレラだよシンデレラ!ドレス頑張って作っちゃうんだー!」

絵里「…それで、役職の配置なんだけど…」



凛「…ほんとにいいのかにゃー?凛なんかがシンデレラ役だなんて…」

花陽「うん、凛ちゃんならきっと似合ってるよ。もっと胸張っていいんだよ」

真姫「そうそう。せっかく選ばれたんだから自信持ちなさいって」

真姫「…」

凛「うわー、ワクワクするにゃー。お姫様、かぁ…」

海未「…少し、いいですか。凛」

凛「にゃ?」

花陽「海未ちゃん?どうしたの?」

海未「大変申し上げにくいのですが…、そのシンデレラの役…」

海未「真姫に替わってあげることはできないでしょうか」

凛「え?」

花陽「…はい?」

真姫「な、何言ってるのよ!私にシンデレラだなんて…!私には意地悪な義姉がお似合いでしょ!」

海未「…先ほどシンデレラ役の立候補の時、あなたは恥ずかしそうに手を上げるのをやめていましたね」

真姫「え、な、なんでそんなこと…?」

海未「ずっと、見ていましたから、あなたのこと」

真姫「え…?」

海未「…やりたい気持ちがあるのなら、やるべきだと思います。せめて凛と相談すべきかと思って…」

凛「いいよ!」

真姫「え、凛…?」

凛「真姫ちゃん、普段はそんな自分から手を上げようとする素振りなんて全然見せないでしょ?それが自分がやりたいことだったとしても」

凛「そんな真姫ちゃんが一度は手を上げかけたくらいだもん。きっとすごいやりたかったんだよね?だったら凛はそうした方がいいにゃー!」

真姫「あ…、えっと…、そんな…」

凛「その代わり凛は真姫ちゃんのお姉さんになって真姫ちゃんをいじめまくるんだからね!おりゃおりゃー!」

真姫「あ、ちょっ…、やめなさいよ!…ふふ、ありがと、凛。…それに、海未」

真姫「…お姫様、ずっと憧れていたから。一度、やってみたいって思ってて」

真姫「それに気づいてくれて、ありがとう」

海未「…いえ、礼には及びません」

海未(…あなたは、私の恋心には気づいてくれないのですから)

海未(…いえ、気づいてくれない方が、いっそ幸せかもしれませんが)

凛「ほらほらかよちんも!おりゃ、つんつんっ」

花陽「えぇっ!?う…、つんつん!」

真姫「ちょっ…!花陽、結構強めじゃない…。あー、もうっ、やったわね!仕返しよ!」

海未(…私には、この笑顔を傍目から眺めていることが、楽しくなってきているのですから)



~ここまで妄想~


花陽「こんな感じ、かな…。えへへ…」

穂乃果「ほうほう…、告白を愛の告白として取ったんじゃなくて真姫ちゃんがお姫様やりたがっていることに関しての告白としたんだね!」

花陽「だ、ダメ?かな…」

穂乃果「ううんっ!いいよいいよ!穂乃果には一生かかってもできない発想だね!少女マンガチックな淡い恋心的な…」

穂乃果「それじゃあどっちのディベートにより説得力があったか選んでね!」

穂乃果「答えて!>>204さん!」

かよちん

穂乃果「勝者、花陽ちゃん!ぱちぱちぱちー!」

花陽「あ、ありがとうございます。えへへ、考えた甲斐があったよ」

穂乃果「いやー、あの無理難題を見事にこなしたのは驚きだよ!これには穂乃果も負けを認めざるを得ないね!」

穂乃果「あれ…、穂乃果二連敗…?以上『嫉妬と片思い(仮)』でした…」



花陽「えっと…、それでー…、今日はもうおしまい?なのかなぁ?」

穂乃果「うーん…、終わるにしても微妙な時間帯だし…どうしよっか…」

花陽「特に何もないならフリートークで場を繋ぐ?」

穂乃果「あー、でもでも、新コーナーも欲しいし…」

花陽「…どうする?」

穂乃果「…あ!そうだ!思いついた!」

花陽「ん?何なに?」

穂乃果「所詮素人の穂乃果たちに新コーナーの提案なんか無理だったんだよ!」

花陽「開き直り!?」

穂乃果「だから、ここは偉大な先人様に倣うことにしちゃいます!」

花陽「…つまり、既存のラジオからコーナーをパクる、ってことだね」

穂乃果「あぁっ!そんな元も子もない!」

花陽「身も蓋もない、だよ」

穂乃果「そうそう、それそれ!で、なんのコーナーをパクるかというと…」

穂乃果「人物、シチュエーション、最後に言うセリフを決めてエチュードしてもらうコーナーです!」

穂乃果「元ネタ知ってる人がいたら嬉しいな~」

花陽「エチュードっていうのは即興の寸劇、ってことだよね?」

穂乃果「うんうん、それを本来は声だけで表現するんだけど…」

穂乃果「都合よくここには妄想を実現するブースが存在します!そこでちょっとしたSSを演じてもらいます!」

花陽「SSを演じる、って、字面だけだと意味不明だよね…」

穂乃果「よし!コーナーも決まったし早速安価だ!」

穂乃果「この場合の登場人物は役職、種族、もしくは固有名詞などなんでも構いません!穂乃果が海未ちゃんを演じるとかでもアリだよ!」

穂乃果「その際形容詞とかも付けてオッケー!○○な海未ちゃん、みたいなね!」

穂乃果「シチュエーションは~~してる時、とか場所を指定するのもアリ!最後に言うセリフはもうなんでもいいよ!」

穂乃果「本来は一人なんだけどどうせだし二人共やっちゃおう!」

穂乃果「まず穂乃果が演じる人物は>>206、花陽ちゃんが演じるのは>>207、シチュエーションが>>208、最後に言うセリフは>>209です!」

真姫

絵里

ライブ直前

恋人といる時の雪って特別な気分に浸れて私は好きです

穂乃果「穂乃果が真姫ちゃんっ!そして花陽ちゃんが絵里ちゃん!シチュエーションがライブ直前で、セリフが…」

穂乃果「『恋人といる時の雪って特別な気分に浸れて私は好きです』ね!隣ではわわ!ってなってるのが誰か気になるね!」

花陽「このセリフってどっちが言うの?」

穂乃果「うーん、どっちでもいいからここぞ!って思ったときに言えばいいんじゃないかな!」

穂乃果「そして…、ふふ、まさかのどっちもメンバー…、これは思いがけなくにこりんぱなチックに…」

穂乃果「じゃあ行くよ!二人が別人に憑依しちゃってる世界へ!レッツゴー!」



~ここから妄想~


海未「…り、…えり」

絵里(花陽)「う、うぅ…」

海未「絵里!起きてください!」

絵里(花陽)「はっ!え、えーっと…海未、ちゃん?」

海未「…はい?えぇ、私ですが」

絵里(花陽)「こ、ここは…?」

海未「寝ぼけているのですか?今はライブ前ですよ、しゃきっとしてください!」

絵里(花陽)「あ、そっか…そうだったね、そういえば…」

絵里(花陽)「…ってライブ!?な、何を歌うのかさっぱりわからない…」

海未「…本格的に大丈夫なんですか、あなた…?喋り方もおかしいですし…」

絵里(花陽)「え、あ、うん…。だ、大丈夫…」

絵里(花陽)(…ていうかこれもうエチュードじゃないよぉ…)

絵里(花陽)「ね、念のために聞きたいんだけど…、最初に歌う曲ってなんだったっけ…?」

海未「本気で言っているんですか…?まったく…、最初に歌う曲は…」

海未「>>212ですよ」

ソルゲ

海未「ソルジャーゲームです」

絵里(花陽)「え、トリオ曲が最初なんだ…。珍しい…」

絵里(花陽)「…って、ソルジャーゲーム…?」

絵里(花陽)(…歌詞、わかんない…)

海未「それではそろそろ準備に…」

絵里(花陽)「ちょっ!待って待って!」

海未「なんなんですかさっきから…。緊張し過ぎにも程がありますよ?」

穂乃果「う、海未ちゃん!大変だよ!」

海未「はい?なんですか穂乃果」

絵里(花陽)「あ、穂乃果ちゃん!助けて!わ、私…」

穂乃果「え、絵里、ちゃん…?なんか感じ違うね…」

絵里(花陽)(あ、そっか…。今穂乃果ちゃんは真姫ちゃんになってるんだった…。じゃあ真姫ちゃんはどこに…?)

穂乃果「それより真姫ちゃんの様子がおかしいの!ちょっと来て!」

絵里(花陽)「うぇぇっ!?」

海未「ど、どうしたんですか!?」



真姫(穂乃果)「ふぇぇぇ…、無理だよぅ…」

穂乃果「こんな様子なんだ…」

海未「こ、これは…」

真姫(穂乃果)「あ、海未ちゃん!いきなりライブとかハードル高いよぉ…」

海未「…何言ってるんですか。ライブの予定はだいぶ前からあったでしょう」

絵里(花陽)「ま、真姫ちゃん…」

真姫(穂乃果)「あ!も、もしかして…花陽ちゃん…?」

絵里(花陽)「…」コクン

真姫(穂乃果)(ど、どうしよう…、思ってたよりこの状況ドキドキするよ…!)

絵里(花陽)(わ、私も…。ソルジャーゲームの歌詞わかんないし…)

海未「二人共!最初の出番は私たちなのですから、早く準備を…」

真姫(穂乃果)「ま、待って!」

真姫(穂乃果)「先に、>>215してから…」

まじえんじぇ~な薬をキメてから

真姫(穂乃果)「先に、まじえんじぇ~な薬をキメてから…」

海未「なにバカなことを言っているんですか!そんな悪趣味な冗談はやめてください!」

凛「あれ、なんかまじえんじぇ~な歌詞が聞こえた気が…」

海未「もう時間がないのですから!行きますよ!」

絵里(花陽)「あ、あうぅ…どうしよう…」

真姫(穂乃果)「あ、アレだね…、アイドルがよく見るっていう何歌うかわからないライブに駆り出される悪夢と似てるね…」

絵里(花陽)「くっ…、こうなったら!」

絵里(花陽)「海未!提案があるわ!」

海未「提案…、ですか…?こんな土壇場で…?」

絵里(花陽)「ええ…、土壇場も土壇場なのだけれど…」

絵里(花陽)「先にMCを入れさせてもらえないかしら」

海未「MC…?なぜそんないきなり…?」

絵里(花陽)「…それは」

真姫(穂乃果)「さ、最初がトリオ曲って珍しいじゃない!だったら歌う前にMCをいれるもっと珍しい展開もアリなんじゃないかって…」

真姫(穂乃果)「さっき二人で突然思いついたのよね!」

絵里(花陽)「そ、そうなの…ええ…」

絵里(花陽)(…さ、先にMCをして最後のセリフを言う流れに持っていけばわからない歌を歌わされる悪夢は回避できる…!)

真姫(穂乃果)(お願い海未ちゃん!オッケーって言って!)

海未「…それは」

海未「>>217ですね」

なしですね

海未「ナシですね」

真姫(穂乃果)「」

絵里(花陽)「」

海未「いきなり変えられるわけないでしょう。バカなこと言ってないで早く行きますよ」

真姫(穂乃果)「ねぇ海未ちゃん!」

海未「は、はいィ?あなたがちゃん付けとは、珍しいですね…」

真姫(穂乃果)「恋人といる時の雪ってどう!?」

海未「は…?なんですかいきなり…」

絵里(花陽)「これは大事な質問なの!真面目に答えて!!」

海未「な、なにか鬼気迫るものを感じます…。分かりました…」

海未「恋人といるときの雪、ですか…」

海未「恋人といるときの雪は>>219です」

切なくて穂乃果のことを思うとxxxしちゃう

海未「恋人といるときの雪は切なくて穂乃果のことを思うとxxxしちゃうのです」

真姫(穂乃果)「この変態っ!!」バキッ

海未「おぶふぅっ!!!!?」

海未「」バタッ

絵里(花陽)「…気絶させちゃった」

真姫(穂乃果)「…あ、ごめん。つい…。ど、どうしよう…これじゃ…」

絵里(花陽)「…ってよく考えたら流れも何も関係なく最後のセリフ言っちゃえばそれでいいんじゃ…」

真姫(穂乃果)「…あ」

絵里(花陽)「…ば、バカだね、私たち…」

真姫(穂乃果)「…で、どっちが言う?」

絵里(花陽)「じ、じゃあ私が…」

絵里(花陽)「恋人といるときの雪って特別な気分に浸れて私は好きです」

真姫(穂乃果)「はわわっ」


~ここまで妄想~



花陽「…ひどかったね」

穂乃果「もう時間押してるから強制終了しか手がなかったんだよ!」

花陽「こんなのでいいのかな…」

穂乃果「いいのいいの!でもコーナーとしてはアリだと思うから今度もやっていこう!」

花陽「ゲストなのに辱めを受けた気分です…」

穂乃果「今日はもう宣伝はナシ!時間ないからね!」

♪ED Paradise Live



穂乃果「えー、エンディングです…。どうでしたか?」

花陽「…色々大変でした」

穂乃果「穂乃果もね!もうこんな時間だし!」

花陽「えぇ…、穂乃果ちゃんがキレるの…?」

穂乃果「そんなこんなで花陽ちゃんとはここでお別れです!ごめんね、こんなgdgdで…」

花陽「まぁ、ある程度予想はしてたから平気だよ、うん…」

穂乃果「機会があったらまた呼ぶから!じゃあ終わるよ!」

穂乃果「お相手は、一人なあなたの夜のお供に、高坂穂乃果と!」

花陽「なんかやらしいよその言い方!」

穂乃果「え…?や、やらしい…?」

花陽「…なんでもないです」

花陽(自爆した…)

花陽「だ、ダレカタスケー、チョットマッテテーの、小泉花陽でした…」

穂乃果「次回も多分あると思うからよろしく!ばいばーいっ!」





第二回 音ノ木坂情報局  おわり


あとがき

お疲れ様ですた
かよちんは口調が一番掴みづらいっすね 多分俺の作品で最も口数少ないと思う…
あと音ノ木坂情報局は完全に迷走しているけどいつかいい感じになると思います、たぶん
あ、前回の最後に感想を書いてくださった方々、ありがとうございました
正直前回もそこそこ迷走してたんで楽しんでいただけているとわかると気が楽になります あと励みにもなります
それでは今日はこの辺で ほなな!

うろライブ!第8話やってくよー
こっちはあまり迷走する心配がなくて安心できるぜ

穂乃果「ども!パーソナリティの高坂穂乃果です!」

穂乃果「今回はうろライブ!第八話ということで…、ついに絵里ちゃんとの決着がつく回だね!」

穂乃果「こっちの絵里ちゃんは精神状態がほかの人と比べてもかなり不安定みたいだけど…、心配だよー」

穂乃果「さて、前回の忘却安価についてのおさらいだけど…」

穂乃果「まず絵里ちゃんは…、理事長のことをただのおばさんだと思っちゃう…、か」

穂乃果「もう絵里ちゃんが傍から見れば完全にご乱心だね…。どうなるんだろう…」

穂乃果「そして海未ちゃん!自分が弓道部だということを忘れる!か…」

穂乃果「この回って弓道部云々絡んできてたっけ…?またまたストーリーに上手く絡ませられなくなっちゃうかも…」

穂乃果「で、最後に希ちゃんなんだけど…、忘れるということを忘れる…?これってつまりどういう…」

真姫「そこはこの私が説明するわ!」

穂乃果「おわっ!?真姫ちゃん!?いつの間に…」

真姫「ハーイ、μ's今期センターの西木野真姫よ。よろしくね。それで今回の希の忘却についての説明ね」

真姫「凛が開発した忘れ薬の効果によって私たちの記憶は砂上の楼閣のように脆いものとなってるわけだけど…」

真姫「これはこの薬に含まれる成分が体内に残り続け、服用者に忘れろ、という命令を出すことによって忘れる仕組みなのよ」

真姫「そして今回忘れることは『忘れる』ということ…。これはつまり薬そのものの存在意義を失わせる命令だわ」

真姫「存在意義を失った薬は命令を放棄、そのまま死ぬ、という訳。そして体内の薬が死亡した希がどうなるかと言うと…」

穂乃果「ど、どうなるの…?」

真姫「今まで絶えず命令を出してた薬が死亡した…、それはつまりもう何も忘れることはない。そして…」

真姫「今まで忘れていた記憶も取り戻す、ということよ。初めての忘却安価がこれなのはある意味旨みがないわね」

穂乃果「な、なるほど…。でも希ちゃんはそれほど深刻な忘れ方をしてなかったわけだし、ただ普通に戻るってだけでいいのかな…」

真姫「それが…、そうとは限らないかも。うろライブ!の世界は私の力で過去をもう一度やり直しているわけなんだけど…」

真姫「これはただ時間軸を過去に遡ったわけではなく、記憶を消して過去にタイムリープしている仕組みなのよ」

穂乃果「…??だ、だから…?」

真姫「だからつまり、何も覚えてはいないけれど、私たちは皆一度同じことを経験している、ってこと」

真姫「やってないんじゃなくて、忘れているだけ。これがどういう意味かわかる?」

穂乃果「…はっ!ってことは、忘れることを忘れた希ちゃんは…!」

真姫「そう、もし薬の力が薬で忘れたこと以外にも及ぶのだとしたら、希は過去の記憶だけでなく、未来の記憶も思い出すことになるわ…」

真姫「…まさに、この時点では未来予知が出来る、ってわけ」

穂乃果「はわわ…!希ちゃんが神様レベルの力を持っちゃったよ…!」

真姫「そう、ね…。そしてこの希は普通の希なわけだから、一般的な判断力も持っている…。下手をすると希に未来を書き換えられかねないわね」

真姫「μ'sがラブライブに出場した未来、とかにね」

穂乃果「な、なんか壮大な話になってきちゃったぽい…?と、とにかく始めていこう!タイトルコール、真姫ちゃんよろしく!」

真姫「オッケー!うろライブ!第八話…、ミュージック…、スタート!!」

理事長「音ノ木坂学院は、来年より生徒募集をやめ…」

理事長「…廃校とします」


絵里「…っ!!」


穂乃果「廃、校…!?」

穂乃果「い、今の話、本当ですかっ!?」ガタッ

絵里「…!?あなた…!」

穂乃果「本当に廃校になっちゃうんですか!?」

ことり「ほ、穂乃果…!」

海未「いつもよりまともですね…」

理事長「えぇ…、本当よ」

ことり「お母さん!そんなこと全然聞いてないよ!」

穂乃果「お願いします…!もうちょっとだけ待ってください!!」

穂乃果「一週間…いや一日、二日…、ダメなら一分でも!」

穂乃果「真姫の金の力で何とかしますから!!」

海未「結局他人頼りなんですか…」

理事長「い、いえ…、あのね?廃校にするというのはオープンキャンパスの結果が悪かったらの話よ?」

穂乃果「お、おーぷんきゃんぱす…?何語…?」

ことり「たぶん英語だと思うけど…」

穂乃果「う、海未ちゃん、ヘルプ!」

海未「え、私ですか!?え、えーと…、たしか…オープンキャンパスとは…」

海未「>>238のことです」

公開[田島「チ○コ破裂するっ!」]

海未「あー…、オープンというくらいですし…おそらく」

海未「…公開オナ ことり「言わせねーよ!?」

絵里「…一般の人に見学に来てもらう、ってことよ。ですよね?理事長」

理事長「ええ…、見学に来てくれた中学生にアンケートをとって、結果が芳しくなかったら廃校にする」

理事長「そう絢瀬さんに言っていたの」

穂乃果「な、なんだぁ…、話は理解できなかったけどなんか大丈夫そうだね」

絵里「大丈夫なわけないでしょ。…オープンキャンパスは二週間後の日曜日」

絵里「そこで結果が悪かったらガンギマリってことよ」

穂乃果「がんぎまり…?」

海未「あぁ、これはわかります。いわゆるマリファナでハイに… ことり「アウトだよ!」

絵里「失礼…、噛んだだけだから。理事長!オープンキャンパスのときのイベント内容は…」

絵里「…うっ!?」

穂乃果「…せ、生徒会長?どうしたの…?」

絵里「…だ、誰ですかあなたは!なんで理事長の席に…、理事長はどこ!?」

理事長「…え?」

絵里「私は理事長に話があるんです!どこなんですか!?理事長を出して、早くっ!!」

理事長「お、落ち着いて綾瀬さん…!取り乱す気持ちもわかるけど…」

海未「そ、そうですよ…!どうしたんですか、いきなり…?」

絵里「黙りなさい!まさか…、あなたが理事長を…!?う、うあああああああっ!!!」

理事長「き、きゃあぁっ!!?だ、誰か!この子を連れ出して!!あなたたちも手伝って…!」

穂乃果「ほぇっ!?」

ことり「う、うんっ…!!」




絵里「はぁっ…!はぁっ…!」

穂乃果「ど、どうしたの生徒会長…?穂乃果でもあの人が生徒会長だって覚えてるのに…」

絵里「そんな…、ウソ、でしょう…?」

海未「本当です。あの人がことりの母でありこの学園の理事長ですよ」

絵里「わ、私はとんでもないことを…!今すぐ謝りに行かないと…!」

ことり「今はタイミング悪いと思うから、後にしたほうがいいよ…」

絵里「う…、そ、そうね…。なんで、こんなことに…」

絵里「私は、ただこの学院がなくなって欲しくないだけ、なのに…」

穂乃果「生徒会長…」



希「…」





うろ覚えラブライブ! Forgotten Idol Project

生徒会長じゃねえ!…理事長だ!>穂乃果でも知ってるやつ
ピンポイントでボケやらかしてもたで

第八話「槍太鼓とは…?」



花陽「そ、そんなぁっ!!」

凛「じゃあ凛たちやっぱり下級生がいない高校生活で先輩たちや同級生とイチャラブ百合百合AVG!?」

にこ「なにそのにこのストライクゾーンど真ん中なゲームジャンル。…後半は置いといて、だいたいそんな感じね」

真姫「…ま、私は穂乃果お姉ちゃんがいればどっちでもいいけど」

穂乃果「とにかく、オープンキャンパスでライブをやろう!」

穂乃果「この機に乗じてアネックス1号の名前を少しでも売るしかないよ!」

ことり「なんのためにアイドルやってるんだっけ、私たち…」

海未「…まぁ、名前を売ることが結果的に入学希望者を増やすことに繋がるかもしれませんが」




生徒会室


希「…これより生徒会は独自に動きます」

希「何とかして廃校を食い止めるよ」

モブ生徒会A「あ、あのー…、生徒会長は…?」

希「…理事長への暴行未遂でオープンキャンパスへの会議には原則出席不可となりました」

希「よって副会長のうちがこの会議の議長を務めます。何か言いたいことがあったらなんでもどうぞ」

モブ生徒会B「…あの生徒会長が?」

モブ生徒会C「確かに最近様子がおかしかったけど…」

希「今は私語よりオープンキャンパスにしたいことの提案を。なんかない?」

モブ生徒会A「あ、だったら…」




絵里「…」

白アルパカ「どったん嬢ちゃん?なんかやらかしたんか?」

絵里「…はぁ。どうして私はこんなところに…」

絵里「最近はやることなすこと空回りすぎね。頭を冷やさないと…」

絵里「このアルパカを眺めながら>>249でもしてみようかしら」

シャドーボクシング

絵里「アルパカを眺めながらシャドーボクシングをしましょう」

絵里「ふっ!ふっ!」シュッシュッ

白アルパカ「おいおい嬢ちゃん、腰が甘いで。それじゃあ世界は目指せんなぁ」

絵里「はぁっ!!」シュシュッ

茶アルパカ「おお、思ったよりいいフック放つやないか。鍛えたら化けるで」

絵里「…ふぅ」


花陽「…生徒会長?」

絵里「うわぁっ!!?あ、あなたたち、スクールアイドルの…。い、いつからいたの…?」

凛「ふっ!ふっ!」シュッシュッ

絵里「最初からじゃない!ああ、恥ずかしい…」

モブ生徒会A「あ、いた!あなたスクールアイドルの子よね!」

絵里「あ、あなた…」

花陽「え、あ、はい…」

モブ生徒会B「探してたんだ!今度オープンキャンパスであなたたちにライブをしてもらおうかって話に…」

絵里「ま、待ちなさい!誰がそんな…」

モブ生徒会B「あ、生徒会長…」

絵里「…いえ。私にはなんの権限もないのだったわね。でも…」

絵里「…」





屋上


穂乃果「わんとぅーすりーふぉー、ふぁいしっせぶえいっ!」

海未「…」パンパン

穂乃果「よしっ!みんな完璧!!」

ことり「穂乃果先頭だからなにも見てないでしょ…」

にこ「でも、これならオープンキャンパスにも間に合いそうね」

真姫「今回はあの生徒会長も絡んでこれないし、安心ね」

ことり「うん、それにちゃんとした部活紹介の時間もあるし、その時に…」

海未「まだですー」

にこ「ッ!?なんか海未ちゃん、声高くない…?」

海未「すいません、間違えました…。まだです…」

海未「まだ>>252がずれています…」

にこ「え、にこ…?にこの何が…」

海未「いえ、にこ先輩だけでなくみんなの>>252がずれて…」

にこ「み、みんなのにこにーだなんて…///た、たしかにー、にこにーはみんなのものだけどねっ!」

海未「ああ鬱陶しいっ!!だったら>>253がずれてるんですっ!!」

穂乃果「おお、キレなすった…」


海未「まだ>>253がずれています!」

ブラジャー

おっぱい

海未「まだおっぱいがずれています…」

花陽「おっぱいのずれって何!?」

海未「ステップのキレが悪く個人の揺れのタイミングに差が出ているということです」

海未「ついでににこ先輩はブラがずれています。無理して大きめのサイズをつけるのはやめてください」

にこ「な…!?なんという審美眼…!将来はショップ店員になるべきだわ…!」

穂乃果「…わかった。もっかいやろう!」




穂乃果「わんっとぅーすりーふぉー、ふぁいしっせぶえいっ!」

海未「…」パンパン

穂乃果「カンペキー!!」

真姫「そうね。穂乃果お姉ちゃん最高」

にこ「やっとにこのレベルまでみんな追いついたわねー」

凛「胸のレベルは周回遅れだけどね」ボソッ

にこ「…」

海未「…まだだめです」

一同「えっ?」

凛「うう…、もうこれ以上はにこ先輩の胸は大きくなりようがないへぷー…」

海未「だめです、それでは全然…」

花陽「凛ちゃんの言ってること聞いてないし…」

真姫「何が気に入らないのよー!ハッキリ言って!!」

海未「…>>255出来ないんです」

パイズリ

海未「…パイズリ出来ないんです、にこ先輩の胸では…」

花陽「あ、聞いてた」

にこ「さっきからよってたかってにこへのdisりひどすぎるでしょ!?」

凛「海未先輩も人のこと言えないですけどね」

海未「…あと感動できないんです。私たちのダンスでは…」

ことり「あ、流した」




その日の夜… 電話にて


まきりんぱな「ええー!?生徒会長にー!?」

穂乃果「うん、海未ちゃんがスタンス・オブ・オッズワルドって…」

海未「ダンスを教わろうです…。あの人のバレエを見て思ったんです、私たちはまだまだだって…」

にこ「話があるってそんなこと?」

花陽「でも、生徒会長、私たちのこと…」

凛「嫌ってるよねー、ぜったーい!」

にこ「つーかShitしてるのよShit!うんちようんち!」

凛「うんちはにこちゃんでしょ」

にこ「…」

海未「私もそう思ってました。でも…、あんなに踊れる人が私たちを見たら、否定したくなる気持ちも分かるのです」

ことり「そんなにすごいんだ…」

穂乃果「生徒会長の腰つき…」

海未「それはもうイヤらしい…、いやそんな踊りじゃないですからね!?」

真姫「…私は反対。今の生徒会長はオープンキャンパスにおける権利を失ってるんでしょ?そんな人を招き入れなんかしたら…」

真姫「きっとフラストレーションも溜まってるだろうし、憂さ晴らしに潰される可能性だってあるわ」

ことり「今の生徒会長ならありえなくないって思えるのが怖いね…」

にこ「そうね、3年生はにこg」凛「生徒会長怖いもんね!ね、かよちん?」

花陽「え、うん…。楽しいのがいいよね…」

にこ「…なんなの?にこをdisっていくポジションについたの、凛?」

海未「…そうですよね」

穂乃果「私はいいと思うけどなー」

一同「ええっ!?」

にこ「あんた何言ってんのよ!」

穂乃果「だって>>258人が近くにいて、>>260なりたいから>>261したいって話でしょ?」

エッチ

偉大なる人

希ちゃんを勧誘

穂乃果「だってエッチな人が近くにいて、偉大なる人になりたいから希先輩を勧誘したいって話でしょ?」

海未「そうですが…」

にこ「ツッコミを放棄するな!全然違うでしょうが!」

凛「あ、でも希先輩を勧誘っていうのはいいかもね。頼りになりそうだし」

にこ「え…、三年生はにこ一人で…」

ことり「それはどうでもいいとして…、今はダンスを教わろうって話をしてるんだよ」

穂乃果「あ、そうなの?だったら賛成かな!頼むだけ頼んでみようよ!」

にこ「ちょっと待ちなさいよ!あんた本当に理解して…」

ことり「でも…」

にこ「うん…?」

ことり「生徒会長のダンス、ちょっと見てみたいかも…」

花陽「そ、それは私も!」

穂乃果「よぉーしっ!早速明日聞いてみよう!!」

にこ「…にこの話も聞きなさいよね」




絢瀬家


亜里沙「…」

絵里「…まぁそうは言うけどね。放課後になったらあの子たちったらじゃれつくように甘えてくるんだから」

絵里「特に西木野真姫なんかは私のことお姉ちゃん呼ばわりもしてくるし、頭を撫でたらごろにゃ~ん、なんて…」

雪穂「おおっ!あの真姫さんをそんな手玉に!絵里さんやっぱりすごいです!」

絵里「そ、そうかしら?ゆ、雪穂、あなたも私の妹なんだからもうそんな他人行儀な呼び方なんてやめて…」

雪穂「えぇっ、マジっすか!?じ、じゃあ…、お、お姉ちゃんっ」

絵里「なに?雪穂っ」

雪穂「う、うわぁっ!感動だぁっ!!あの女とはわけが違う、これぞ姉の魅力ってなもんですよ!」

絵里「ふふ、そうでしょう?なにせ全生徒の憧れの的、麗しの生徒会長なんだから…」

亜里沙「…だったら、なんでここでこんな話をしているの?」

雪穂「え」

絵里「亜里沙…?」

亜里沙「生徒会長なら、来たるオープンキャンパスに向けてやることがたくさんあるはずでしょう?自慢話なんてしている暇はないはずよ」

雪穂「ち、ちょっと…!」

絵里「それは…、全部副会長以下がやってくれて…」

亜里沙「…じゃあお姉ちゃんは、音ノ木坂のためにやりたいことはないの?全部他人に任せて、お姉ちゃんはそれでいいの?」

亜里沙「…それとも、こうやって亜里沙たちの前で、あることないこと話すのが、お姉ちゃんのやりたいこと…?」

絵里「…っ!!亜里、沙…」

生徒会室


絵里「…」

希「…なんか、暗い顔してるね、えりち」

絵里「ふふ…、そう見える?そう、ね…」

絵里「色々、あったのよ…」

希「…えと、確か」

希「…廃校をなんとか阻止しなきゃって、無理しすぎてるんやない?」

絵里「希…?いきなり何を言い出して…、廃校を阻止しようとしているのは、今はあなたたちでしょう…?」

希「…これは、いつかのうちが、えりちに言った言葉よ」

希「その時、えりちはこう返した…、『私はただ、学校を存続させたいだけ』って…」

絵里「…な、なにそれ。意味がよくわからないわ…」

絵里「それに…、希…?」

絵里「あなた…、タロットカードは…?」

希「あぁ、あれ?もう要らないの」

希「あんなの無くても、うちには全部わかるから」

絵里「…?」

希「そうやね…、もうそろそろ、来る頃かな…」

絵里「な、なにが…」


コンコン


絵里「…っ!?」

希「ほら、出て?」



穂乃果「お願いします!」

絵里「私に、ダンスを…?」

穂乃果「はい、教えていただけないでしょうか!」

穂乃果「私たち、上手くなりたいんです!」

絵里「…」

絵里「…」チラッ

海未「…」

絵里「…わかったわ」

穂乃果「本当ですか!?」

絵里「…あなたたちの活動は理解できないけど、人気があるのは間違いないようだし、引き受けましょう」

絵里「でも…、やるからには>>264まで頑張ってもらうわよ!!いい?」

死ぬ

絵里「でも…、やるからには死ぬまで頑張ってもらうわよ!!いい?」

穂乃果「お、おう!頑張ります!」

ことり「さすがに比喩表現だよ、ね…?」

海未「そうであるといいのですが…(ヒユ・ヒョゲーンって…なんでしょう)」


にこ「うぅ…、嫌な予感しかしないシリーズ…」


希「ここまでは問題なし、か…」



ラブライブ!(アイキャッチ)



絵里(…子供の頃、そう、私が幼かった頃…)

絵里(そういえば私は、バレエをやっていたのだったわね)

絵里(最初にやりたいって思ったのは、おばあさまの若い頃の写真を見たとき…)

絵里(とても美しくて、可憐で…、映画やドラマに出てくるどんな女優よりも輝いて見えた…)

絵里(だから私もそうなりたくて…、そしておばあさまに恥じないような女性で居続けたくて、始めたのだったかしら…)

絵里(バレエをやってる時は、ほかの何をしているときよりも楽しかった…。練習がハードだったり、つま先が痛くてしょうがない時もあったけれど…)

絵里(それでも…、それを全部忘れられるほど、バレエが好きだった。だから、こそ…)

絵里(オーディションで負けた時は、悲しかった。悔しかった。でも、それより、なにより…)

絵里(おばあさまのようになれない自分が情けなくて、そんな自分が申し訳なくて…、いつも泣いていた)

絵里(気にしなくていい、と慰められていたけれど…、そんな風には考えられなかった…)

絵里(それほど…、私はバレエに情熱を燃やしていた。…はず、なのに…)

絵里(どうして、忘れていたのかしら。好きだった、はず。楽しかった、はず。…なのに)

絵里(それとも…、本当は、そんな、だったのかしら。…えぇ、そうなんでしょうね)

絵里(…こうも簡単に、忘れられるくらいなのだから)




屋上


凛「あわわぁっ!!」ドッスーン

花陽「り、凛ちゃんっ!」

凛「いったー」

絵里「全然ダメじゃない!よくこれでここまで来られたわね!」

穂乃果「さ、さーせん…」

凛「昨日はバッチリだったのにー!!」

海未「いや、昨日もそんな…」

絵里「基礎ができていないからムラが出るのよ。足開いて?」

凛「あ、足を開く…!?凛に何をする気…!?」

絵里「なにって、もちろん…」

絵里「>>267に決まってるでしょ」

おおう…、なんてタイミング…
下やで

穂乃果「おやおや!残念ですが今日はこの辺でお開きということで!」

穂乃果「後半にはライブシーンが入ってるから、実質半分以上は書き終わったしね!」

穂乃果「ここ以降は真面目なシーンが多くなるから、あんまりボケとか入れづらくなるのが難点だね!」

穂乃果「でも、個人的にはいいシーンをそれっぽく改変するのが一番楽しいらしいよ!」

穂乃果「そういえば希ちゃんがすっごい神々しい雰囲気を醸し出してたけど…、未来を知る人間って悟っちゃうものなのかな…」

穂乃果「でも一人だけ覚えている、っていうのは物語的にもいいスパイスになるから安価とってくれた人はサンクス!」

穂乃果「しかもそれが希ちゃんってのがまたいいよね!第三者視点からアドバイスする立ち回りだから扱いやすいし面白くしやすい!」

穂乃果「これが絵里ちゃんだったら今回の話ただただ本編なぞってるのと同じだもんね!つまんないにも程があるよ!」

穂乃果「えー、さて…、じゃあそろそろお時間です!お相手は、容姿端麗頭脳明晰質実剛健魑魅魍魎前途洋洋子々孫々な高坂穂乃果でした!」

穂乃果「まったねー!ばいばーい!」

ごめん…、ただタイトルが思いつかなかっただけで槍太鼓は伏線でも何でもないんや…
やりたいことは→やり たいこ とは→槍 太鼓 とは→槍太鼓とは…? だからね 期待されてもなんていうか、その、困る

帯の結び方とかさっぱりちゅん!
てなわけで再開します 今から書きますしばしお待ちを

絵里「関節破壊に決まってるでしょ」

凛「え、関節…?」

絵里「オラァッ!!」ゴリュンッ

凛「ごげぇっ」バキョッ

凛「…」

絵里「…えー、このように足が開いた状態でお腹が床につくようにならないと話になりません」

花陽「凛ちゃんが魚の開きみたいになったまま動かなくなっちゃった…」

真姫「人間として出しちゃいけない類の声を出していたしね…」

絵里「柔軟性を上げることは全てにつながるわ!すなわちローマには体の柔らかい人しかいないの!」

海未「この人は一体何を言っているのでしょう」

絵里「まずはこれを全員できるようにして」

ことり「本格的に殺しにかかってるよぉ…」

にこ「嫌な予感的中…」


ことり「こ、殺されてたまるか…、えいっ!」ウニュッ

穂乃果「おおっ!ことりちゃん体柔らかいっ!」

海未「ほ、本当に…柔らかいですね…、いえ、そこの関節とか逆方向に曲がってるように見えるのですが…」

絵里「感心してる場合じゃないわよ!みんな出来るの!?ダァ↑ンスで人を魅了したいんでしょ!!」

絵里「このくらいできて当たり前!!」ゴリュンッ

真姫「へぼぉっ」バギョッ

真姫「…」

花陽「つ、次は私…!?」



数十分後…


絵里「ラストもうワンセット!」

凛「か、片足バランス…、キッツイよぉ…」

花陽「お、と、っと…」グラッ

花陽「ひょえっ…!!」バタリ

凛「かよちんっ!大丈夫!?」

凛「あぁ…、かよちんのふくよかな体に傷が付いちゃう…」

花陽「大丈夫…、だけどふくよかとかいうのはやめて」

絵里「もういいわ、今日はここまで。最近イライラしてたのが若干スッキリしたし」

一同「…っ!?」

にこ「ちょっ…、なにそれ!?」

真姫「私たちはストレス発散のおもちゃだったってこと…!?」

絵里「やるべきことはきちんとやったつもりよ。この程度でいきがっていたあなたたちに実力を知らしめることが出来てスッキリしたってことよ」

絵里「…今度のオープンキャンパスには学校の存続が掛かってるの。中途半端になるくらいならやめて。これ以上悪評を広めたくないから」スタスタ

穂乃果「…待ってください!」

一同「…」

絵里「…何?」

穂乃果「>>283!!」

謝ってください!!

穂乃果「謝ってください!!」

絵里「は…?」

穂乃果「花陽ちゃんはむっちり体型なのを気にしてるんです!なのにふくよかとかひどいじゃないですか!」

花陽「えっ」

海未「それを言ったのは凛ですよ…」

絵里「え…、私、無意識のうちにそんなこと言ってしまったの…!?ごめんなさい…、悪気はなかったの…」

ことり「あ、意外と素直に謝るんだ」

凛「わぁ、なんか罪を転嫁できたよ、ラッキー」

穂乃果「あ、あと練習に付き合ってくれてありがとうございました、明日もどうぞご贔屓によろしくお願い致します、それではお疲れ様でした」

絵里「え、えぇ…、どうもご丁寧に…」

絵里「…調子狂うわ」




夜 絢瀬家


亜里沙「さーむでーいいーつーのーひかー…」


ガチャッ


絵里「…亜里沙」

亜里沙「あ、お姉ちゃんっ」

絵里「…そのイヤホン、貸して」

亜里沙「え、うん…」ヒョイッ

絵里「…」スポッ

絵里「…」

亜里沙「…私ね、アネックス1号のライブ見てると、胸がカァーって熱くなるの」

亜里沙「…一生懸命で、めいっぱい楽しそうで…」

絵里「…全然、なってないわ」

亜里沙「昔の、お姉ちゃんに比べればそうだけど…でも、すごく元気がもらえるんだっ!」

絵里「昔の、って…」

絵里(…いや、その通りかもしれないけど)

絵里(今の私も…、全然だし、ね…)

翌日 早朝 屋上


穂乃果「おはよー!」

ことり「おはよー」

海未「そこにいるのー」

穂乃果「おぉ、海未ちゃん声高っ!」

海未「…昔の癖でつい」

穂乃果「まぁいいや!今日もがんばろー!」



絵里「…」

真姫「…ん?覗き見ですか?」

絵里「あ、…いえ」

凛「あー!関節殺しー!」

絵里「なっ…!?」


絵里「わぁっ…!ちょっと…!」

凛「ほらほらー!遠慮せずにどーぞっ!」グイグイ

穂乃果「あっ!おはようございますっ!」

絵里「え、えぇ…」

ことり「まずは関節破壊ですよね!」

にこ「一人だけゴムみたいな関節持ってるからってイキイキしてるわね…」

絵里「…辛くないの?」

一同「…えっ?」

絵里「昨日あんなにやって、今日また同じことをするのよ…?」

絵里「…第一、上手くなるかどうかもわからないのに」

絵里(バレエやってた頃の練習とか全然覚えてないからテキトーに指示だしてるし…)

穂乃果「いやぁ、別に昨日何してようが寝たら記憶の隅っこっていうか…」

海未「…そういうことを言うとそれこそ忘れられないようなひどい目に合わされてしまいますよ?」

穂乃果「ほわっ!?そ、そうなの…?じゃあ真面目に取り繕わなきゃ…」

絵里「全部聞こえてるから…」

穂乃果「大丈夫です!きっとそれもすぐに忘れると思いますから!」

絵里「…おい」

穂乃果「えーっと…、こんな時のために用意しておいた真面目っぽいセリフ…、なんだったっけ…、確か…そう!」

穂乃果「>>287からです!」

喉から

穂乃果「喉からからです!」

絵里「水飲んでこい」



穂乃果「…ぷはぁっ、朝から水分補給欠かしてたんだよねー、ついうっかり」

ことり「うっかりしてない方が少ないと思うけど…」

絵里「…で、質問への答えは?」

穂乃果「え!えーっと…、なんでしたっけ…?」

海未「絶対言うと思ってました」

絵里「毎日同じことやって辛くないのかって聞いてるのよ!…上手くなる保証もないのに」

穂乃果「あぁ!そんなの簡単です!」

穂乃果「やりたいからです!」

絵里「えっ…!?」

真姫「ヤ、ヤりたいって…///お姉ちゃんったら、こんなところで大胆ね…///」

海未「すいません真面目なシーンなので少し黙っていただけないでしょうか」

穂乃果「確かに、練習はすごくキツいです!体中痛いです!昨日病院行ったら複雑骨折と言われました!」

凛「だよねー」

花陽「え、じゃあなんで私たち今立ててるんだろう…?」

にこ「…十代の女の子は治りが早いのよ、うん」

穂乃果「でも、アイドルをやって目立ちたいって気持ちは誰にも負けません!あ、あとついでに廃校阻止も!」

ことり「もう穂乃果の中では廃校阻止はついでなんだね…、目標のはずだったのに…」

穂乃果「だから今日も、よろしくお願いしますっ!!」

一同「お願いしますっ!!」

絵里「…っ!!」

絵里「どいて…っ!!」スタスタ

凛「ほわぁっ…!?」

穂乃果「生徒会長っ!」


バタンッ


穂乃果「あれぇ…、なんか怒らせるようなこと言ったかなぁ…?」

ことり「たぶん廃校阻止がついで扱いなのが気に障ったんじゃない…?」

廊下


絵里「…」


(亜里沙「それとも、これがお姉ちゃんのやりたいこと…?」)


(穂乃果「やりたいからです!」)


(亜里沙「…私ね、アネックス1号のライブ見てると、胸がカァーって熱くなるの」)

(亜里沙「…一生懸命で、めいっぱい楽しそうで…」)


絵里「…やりたい、こと…」


希「…うちな」

絵里「…っ!…希」

希「…えりちと友達になって、生徒会やって、ずっと思ってたことがあるんや」

希「えりちは本当は何がしたんやろう、って…」

絵里「えっ…?」

希「えりちが頑張るんは、いつも誰かの為ばっかりで、…だから、いつも何かを我慢してるようで全然自分のことは…」

希「…」

絵里「え、なんで急に黙るの…?」

希「なんか自分で言うてて、違うなーって思ってもて…。そやね…、この、えりちは…、ちょっと違うもんね」

絵里「はぁ…?」

希「…でも、自分の地位に酔ってて、妹の前では見栄を張りたがる、たちの悪い子供みたいな今のえりちでも…」

希「学校を存続させようっていう、生徒会長の義務感は忘れてなかった」

希「子供みたいなえりちのくせに、根っこのところはなにも変わってない。堅物で、真面目な子。…を演じてる、って言ったらいいのかな」

希「…うぅん、アイドルやってる『今の』えりちを見てると…、もしかしたらこっちのえりちの方がもともとに近いのかもね」

絵里「希…、会話が異次元過ぎて何を言っているのかさっぱり理解できないわ…。私はここでどんな表情をしていればいいの…?」

希「ごめん、変なこと言ってもたね。…じゃあ、最後にひとつ」

希「…えりちの、本当にやりたいことは?」

希「生徒会長という肩書きをかざして、真面目ぶって廃校を阻止しよう、なんて言うことが、やりたいことなん?」

絵里「…っ」


ホラッモウイッカイイクヨー!! ワンツースリーフォー…


絵里「…」

絵里「…ッ」

絵里「…なによ」

絵里「生徒会長なんだからしょうがないじゃない!!」

希「…」

絵里「真面目で、優等生で…、みんなの憧れで…!私はそうありたいって思ってたのよ!!」

絵里「自分がホントはバカで、見栄っ張りの意地っ張りで、不器用で不誠実で、子供の頃よりガキっぽいっていうのは分かってる!」

絵里「それでも…、憧れだったのよ…。可憐で、完璧な女性…。自分のやりたいことなんて律することのできる、大人の女の人に…!」

絵里「あんな…、アイドルをやりたいなんて…、バカバカしいこと…、思っちゃいけない、のに…っ!」ダッ

希「…」

3年教室


絵里(…私だって、楽しいことをしたい)

絵里(みんなから、バカだって笑われるような、おかしなことも、いっぱい)

絵里(でも、それじゃあ、ダメなのよ…。私は、頼りがいのある、完璧な女の人になりたかったんだから…)

絵里(…どうして?)

絵里(どうして、そう思ったんだろう。きっかけは、おばあさまの昔の姿に憧れた、から、だと思う)

絵里(でも、バレエをやってることすら忘れてたのに、今もなお完璧な女性で居続けようとしたのは、なんで…?)

絵里「…」

絵里「…そっか」

絵里(…思い出した。私がどんなに辛くても、痛くても、バレエを続けようとした訳を)

絵里(バレエが楽しかった。…だって、妹が、亜里沙が、笑ってくれていたから)

絵里(綺麗で、かっこいいお姉ちゃんが好き、って、言ってくれたから)

絵里(いつまでも、いつまでも、亜里沙の憧れでいたかったから)

絵里(…だから、バレエを辞めてからも、綺麗で、かっこいい女の子であり続けようとしたんだっけ)

絵里(こんなどうしようもなくダメな私を、姉と慕ってくれる妹のためにも)

絵里(…だから、こんなにもイライラしてたんだ。今は、憧れの対象が私じゃなく、あの子達だから…)

絵里(憧れであり続けようとすればするほど、そこから離れていってしまう矛盾、ジレンマに…)

絵里「ふふ…、私って、ホントバカね」

絵里「こんな私が、生徒会長になれるなんて…、冗談にも程があるわ」

絵里「外面を取り繕うことしかできない、無能なのに…」

絵里「…」


スッ


絵里「…ん?」



穂乃果「…」ニパー

一同「…」ニコニコ

絵里「あ、あなたたち…」

穂乃果「生徒会長…、いや、絵里先輩」

穂乃果「お手」

絵里「殴るわよ」

穂乃果「もとい、お願いがあります!」

絵里「…練習のこと?あれは全部テキトーだから、むしろ今までどおり…」

穂乃果「絵里先輩」

穂乃果「>>296

おこなの?ねぇ、おこなの?

穂乃果「おこなの?ねぇ、おこなの?」

絵里「」ヒュッ

穂乃果「」パシィッ

絵里「この子、シャドーで鍛え上げた私の拳を軽々と…!?」

穂乃果「絵里先輩、アネックス1号に入ってください!」ググ…

絵里「えっ…!?」グ…

穂乃果「一緒にアネックス1号で歌ってほしいです!」グググ…

穂乃果「スクールアイドルとして!」ブンッ

絵里「んなっ!?力比べでも負けるなんて…!」

絵里「って、スクールアイドル…!?私がそんな事するわけないでしょ!バカバカしい…」

海未「さっき希先輩から聞きました」

絵里「えっ…?」

にこ「もっとバカやりたいなら正直になりなさいよっ」

真姫「にこ先輩が言うと説得力あるわね」

絵里「ちょっと待って…!別にやりたいなんて…!」

絵里「大体…、私がアイドルなんておかしいでしょ…!?」

希「せやな。おかしいよ」

絵里「え、否定なし…!?」

希「おかしいからこそやってみよ。今まで堅物面なえりちが満面の笑みで踊ってるところなんて想像してみ?」

希「めっちゃ笑えるやん?」

絵里「…まぁ、そうね」

希「…どんなくだらないことがきっかけでもいい。やりたいからやってみる」

希「本当にやりたいことって、そんな感じで始まるんやない?」

絵里「…あ」


穂乃果「…」スッ


絵里「…」

絵里「…うん」ギュッ


絵里「…よろしくね」

穂乃果「え、絵里さん…!」

ことり「これではちに 希「いや9人や!うちをいれて!」

穂乃果「え 希「なんせうちはこのグループの名付け親やからな!」

穂乃果「そうなんですか!?」

ことり「なんでセリフを遮ってまで…」

希(…強引にでも入っとかんとネットで『加入の仕方がヌルッとしすぎ』とか言われかねんからな)

海未「え、あの名前はあなたが…!?どういう意図でアネックス1号なんて…」

希「え、そ、それは…」

希(たぶんあの時のうちはなんも考えなしに名づけたと思うけど…そんなん言うたら信用ガタ落ちやし…)

希「うちがアネックス1号って名付けたんは…」

希「>>301いう意味があるんや!」

宇宙にいても捕まえちゃうぞ~☆

希「宇宙にいても捕まえちゃうぞ~☆がお~、みたいな?」

穂乃果「あぁ…、そうなんですか…」

海未「思ってたより浅い気持ちでつけたネーミングなんですね…」

ことり「アリとか思ってた自分が恥ずかしいよ…」

希「…」

希(アカン。これは前よりアカン。ひどくなってる)

希「…なぁ、今から改名せぇへん?実はいい名前が… 絵里「希ったら…、呆れるわね」

希「あ、次はうちが遮られた…」

絵里「…私はその名前、嫌いじゃないけどね」スタスタ

海未「あっ、どこへ…」

絵里「アレをするの」

一同「アレ?」

絵里「…決まってるでしょ」

絵里「合体よっ!!」

穂乃果「おおっ、なんか知らんけどかっこいいっ!」

海未「アネックス1号のはずが次はグ○ン団に…」




オープンキャンパス当日


穂乃果「みなさんこんにちは!」

穂乃果「私たちは…、えーっと…」

ことり「音ノ木坂学院のスクールアイドル、アネックス1号です!えー…」

海未「私たちは、この音ノ木坂学院が大好きです!それから…」

真姫「…この学校だから、このメンバーと出会い…、あー…」

凛「この9人が揃ったんだと思います!で、なんだっけ…」

花陽「これからやる曲は、私たちが9人になって…、なって…」

にこ「9人になって初めてできた曲です!…あとは任せた」

絵里「私たちの…、くっ…よりによってここだけ覚えてない…」

希「スタートの曲、やろ?」

絵里「そう、それっ!」

穂乃果「聞いてくださいっ!!」



「僕らのLIVE 君とのLIFE!!」




http://youtu.be/biH6DEmhGQs

絵里「はぁっ…!はぁっ…!」


パチパチパチパチ


亜里沙「お姉ちゃんっ…!お姉ちゃんが…!」

亜里沙「私の大好きなお姉ちゃんが帰ってきた!!」

雪穂「ほぇ?」


絵里「亜里沙…!」

絵里(亜里沙が、喜んでくれている…!)

絵里(ありのままの私を見て…、亜里沙が笑ってるっ…!!)

絵里(優等生ぶった仮面の私なんかじゃなく…、本当の私を…!)

絵里(こ、こんなの…、こんなのって…)

絵里(幸せすぎるっ!!!)

絵里「亜里沙ーーっ!!!!」


亜里沙「ほぇっ!?お、お姉ちゃん!?」




絵里「大好きよ、亜里沙ーーーーーーーーー!!!世界で一番、大好きーーーーーーーーーーー!!!!」




穂乃果「お、おぉぅ…」

海未「えらく情熱的な告白ですね…、実の妹に…」

真姫「でも、ちょっと憧れちゃうかも…」


亜里沙「お、お姉ちゃんったら、恥ずかしいよ…///」

雪穂「…あれ、完全に私忘れられてる…?」



絵里「あぁ、弟マジ最高だわ」

海未「まだ弟だと思ってたんですか…」





第七話  完

穂乃果「ご覧頂きましたのは、うろライブ!第八話でした」

穂乃果「いやぁ、二転三転としましたが、一応綺麗にまとまったのかな…?」

穂乃果「どうやらこの絵里ちゃんの行動原理の大半は亜里沙ちゃんのようですね。いつの間にかシスコンキャラになっちゃったよ」

穂乃果「一度は妹だって言ってるのに気を抜くとすぐ忘れちゃうみたい。絵里ちゃんも、そしてこれを書いている人も」

穂乃果「でも真面目なところで亜里沙ちゃんのこと弟とか言い出してもそれはそれでどうよなんでまぁ…、うん…」

穂乃果「正直一個前の忘却安価すらうろ覚えだよ…。いつか出さなきゃと思ってるにこちゃんのパソコンダメ設定もいっつも忘れちゃうし…、弓道部も覚えていられるか…」

穂乃果「とと、これは穂乃果が悩んでいいことじゃないのでした!穂乃果はただ眺めてるだけだもんね!」

穂乃果「んで、まぁ、次の忘却安価なんですけれども」

穂乃果「次回はことりちゃんメインの回!ワンダーゾーン!アキハバラだよ、アキハバラ!!ってなわけで」

穂乃果「一人目はことりちゃん!これはまぁ当然だよね。で、二人目以降はー…」

穂乃果「この回は穂乃果たち2年生組が友情を確かめ合う回でもあるから、やっぱり残りの2年生、ってことにすると…」

穂乃果「必然的に十一話以降も2年生が忘れることが多いからこれは避けたいんだよねー。じゃあどうするか…」

穂乃果「じゃあ、次々回のことも照らし合わせて考えてみよう!」

穂乃果「次々回、『先輩禁止!』にフォーカスが当たるのは真姫ちゃんと希ちゃん、だけど…」

穂乃果「もう希ちゃんの中には薬は残ってないから無理、として…、うーん、この二人以外はみんな平行線だよなぁ…」

穂乃果「あー、もうめんどくさいっ!だったら…」

穂乃果「今回はことりちゃん、真姫ちゃん、希ちゃんを除いた6人の中からランダムとします!」

穂乃果「で、どうやって決めるかというと…、ここにサイコロがあります!」

穂乃果「出た目が1なら穂乃果、2なら海未ちゃん、3なら凛ちゃん、4なら花陽ちゃん、5ならにこちゃん、6なら絵里ちゃんとして…」

穂乃果「2回振って出た目の人が今回の忘却対象とします!」

穂乃果「じゃあ早速振っていくよー、せーのっ…、えいっ!」コロコロ

穂乃果「6!6が出ました!3回連続だよ絵里ちゃん!新記録!」

穂乃果「あ、これヤラセとかじゃなくてガチで振ってるからね!もし被ったら忘れるのは2個、ということで!」

穂乃果「さて次は…!やぁっ…!!」コロコロ

穂乃果「…やべぇ、ホントに被っちゃった…。事前に説明したせいでマジでヤラセだと思われちゃうよ…」

穂乃果「えー…、というわけで、今回、忘れるのはことりちゃん、そして絵里ちゃんが二個、となりました!」

穂乃果「せめて絵里ちゃんはこれ以上ポンコツにしないようにしてあげてほしいです…。と、そろそろお時間となってしまいました!」

穂乃果「お相手は、みんなの心のセンターボーカル、高坂穂乃果でした!それではー!」



穂乃果「ん、待てよ…?たしか穂乃果、『被ったら忘れるのは二個』って言ったよね…」

穂乃果「そしてこれはラジオ…、本来ならみんなに字は伝わっていない…」

穂乃果「忘れるのは…、にこ…」

穂乃果「というわけで6が二回被ってしまったので、最後の忘却はにこちゃんになりました!」

穂乃果「いやぁ、これで絵里ちゃんがポンコツから多少遠のいたね。にこちゃんは最初からポンコツだしいいでしょ!」

穂乃果「これが言いたかっただけ!じゃあねー!」



ことりが忘れること >>308
絵里が忘れること >>309
にこが忘れること >>310

水着

シスコン(妹:真姫)になる

すまないが、~になる、だけだと忘れるというコンセプトに反してるので受け付けられないんDA
~を忘れて、代わりに~を~だと思い込む、ならいいんだけどね
亜里沙を忘れさせるのも考えたけどなんか個人的にやりたくなかったんで再安価します ごめんね

絵里が忘れること >>314

女であること

お、おおぅ…、それは最初の忘却で穂乃果が忘れて扱いきれんかったやつと一緒や…
女であることを忘れることの活かし方がさっぱりわからん… 口調を変えるのは一番やりたくないし…
というわけでちょろっと出るだけの一発ネタになる可能性大ですご了承ください
まあ大体の忘却はちょろっとしか出ないんだけどね

こんばんわ やっと復旧したね
といってもリアルがかなり忙しくなってきて翌日にしばらく書けませんって言おうとした時期にちょうど規制が来てたんである意味ベストなタイミングだったけれど
やっと一息付いたところで復旧してこれは俺に対するSSなんて書いてないで集中しろという神の警告か何かだったんだろうか
まぁそんなわけで書ける余裕も微妙に戻ってきたんでリハビリがてら書いていこうと思います 用を足してから

規制じゃなくて鯖落ちか
文章見直す癖も思い出さないと…

穂乃果「こんばんは!スクールアイドルμ'sのリーダー、高坂穂乃果です!」

穂乃果「今日はサイクル通り西木野☆星空クリニックインザスカイをやっていく予定…、なんですが」

穂乃果「…その前に皆さんに謝らなければならないことがあります。それは…」

穂乃果「音ノ木坂学院は私立じゃなくて国立です!ごめんなさい!」

穂乃果「LV行った日のノリでぶっ立てたせいか慌てて確認を怠った結果がこれだよ…」

穂乃果「…実は今まで全然気づいてなくて、某所で指摘されててドキッってしてたんだよね」

穂乃果「えーと…、まぁそんなわけで…、みんなも気をつけるようにね!」

穂乃果「じ、じゃあ早速!真姫ちゃんと凛ちゃん、よろしく!」



西木野☆星空スターゲイザー内


真姫「オッケー、穂乃果。ここからは私たちに任せて頂戴」

凛「ってなわけで!改めて自己紹介にゃ!」

真姫「西木野☆星空クリニック院長、ドクター真姫こと西木野真姫よ」

凛「ナース兼以下省略、星空凛だよ!」

真姫「ふぅ、久々過ぎて自分のキャラがどんなのだったかさっぱり覚えてないわ。こんな口調で良かったんだっけ?」

凛「あー、うん、いいんじゃないかな。凛は大体にゃーにゃー言ってればわかってもらえるし平気平気」

真姫「語尾だけでキャラを定着させようとするのはそれはもうダメだと思うわ」

凛「もともとダメダメだもーん。凛は一向にかまわんにゃ」

真姫「…はぁ、まぁいいわ。話すことも時間もないし、とっとと始めるわよ」

凛「んにゃっ!それじゃー、タイトルコール…、って何言うんだっけ?」

真姫「…覚えてないけど、たぶんこんな感じ!」

真姫「西木野☆星空スターゲイザー、発進よ!!」

凛「このコーナー一応西木野☆星空クリニックって名前なんだけどなー」

真姫「さて、始まったわけだけれども…、何をするんだったかしら?」

凛「簡潔にまとめるとー…、いろんな世界の凛たちにいろんなお薬を投与して反応を見る、ってコーナーだよ!」

真姫「あぁ、そんなんだったわね。改めて考えると趣味悪すぎじゃないかしらこれ」

凛「何を今更」

凛「前スレの段階でじゅーぶん悪趣味全開だったにゃー。気にしないの!」

真姫「そうね、気にしないわ。それじゃあまずは…、何をすればいいのかしら」

凛「このまま空中に漂ってるだけじゃお話は進まないから…、とりあえず!」

凛「時空を移動するにゃ!」

真姫「この世界とは違う私たちの世界へワープするのね」

真姫「…で、どんな世界に行くつもりなの?」

凛「そうだねー…、まだ二回目だし今回もそんなにぶっ飛んだ世界線は遠慮しておいて…」

凛「うん、決めた!今回はμ'sのみんながアイドルではなく、ほかのことで学校を盛り上げようとしている世界線に行くにゃ!」

真姫「へぇ、アイドル以外、ね…。全然想像がつかないわね」

真姫「で、何してる世界に行くの?」

凛「全部凛にばっかり決めさせないで最後くらい真姫ちゃんが決めなよー!」

真姫「え…、めんどくさい…」

凛「…やる気のかけらもないにゃ」

真姫「はっ!いいわよ、決めてやろうじゃない!」

真姫「…安価で!」

凛「そんなこったろうと思ったにゃ」

真姫「もともと安価スレなんだもの。有効活用しない手はないでしょう?」

真姫「今回行く世界は…」

真姫「アイドルではなく、>>327で学校を盛り上げようとする世界よ!」

遊戯王

真姫「遊戯王で学校を盛り上げようとする世界よ!」

凛「ゆ、遊戯王…」

真姫「え、何?知らないの?遊戯王。KONAMIから発売される世界ナンバーワンのシェアを誇るカードゲームで…」

凛「…いや知ってるけど、なんでよりにもよって…」

真姫「いいじゃない。4月から新番組も放送されるしタイムリーでしょ?」

凛「真姫ちゃん、決闘者だったんだね…」

真姫「よーし、そうと決まればワープ開始ね!やぁっ」ポチッ



世界線変動率 5.738181%



真姫「…おぇ、ワープの圧力にはいつまで経ってもなれそうにないわね」

凛「耳キーンってするにゃ…」

真姫「さて、と…、ちゃんとワープできてるかしら?モニターは…」

凛「うーん…、パッと見じゃわかりづらいね…」

真姫「そうね、じゃあまずは部室に誰かいるか見てみましょうか」

凛「了解にゃ…、って、部室、ってアイドル部の部室でいいのかな…?」

真姫「たぶんそれでいいと思うけど…。どうまかり間違ったらアイドルオタのにこちゃんがカードゲームのために部室を貸してくれたのかしら」

凛「もしかしたらこの世界のにこちゃんも決闘者だったりして…」

凛「…あ!いたにゃ!アイドル部の…、正確には凛たちの世界ではアイドル部であろう部室にいるμ'sメンバー!」

凛「これは…、まさかデュエル中かにゃ?」

真姫「ほほぅ、誰と誰がデュエルしてるのかしら?」

凛「えーっと…、これは…」

凛「>>331>>332みたいだにゃ!」

理事長

凛ちゃん

凛「理事長と凛が部室でデュエルしてるにゃ!」

真姫「何やってんだ理事長」

凛「どういう状況かしばらく様子を見てみるにゃ」



部室


理事長「…本当にいいのね?あなたが相手で…」

凛「凛を舐めないで!…それより」

凛「このデュエルに勝ったら、女性カードゲーマーの祭典、ラブデュエルへのμ'sの参加…」

凛「認めるって約束、忘れてないですよね?」

理事長「…えぇ、約束は守ります。勝てれば、の話ですが」



真姫『…なんかすごい状況になってるわね。ラブデュエルってなによ』

凛『凛たちの世界のアイドルの需要がそのまま遊戯王に置き換わった世界なのかな?』



ガチャッ


穂乃果「も、もう始まってる!?」

凛「今からだよ、穂乃果先輩」

理事長「そうね、うるさくならないうちに始めましょう」


「「デュエル!!」」


真姫「…くっ、一足遅かったようね」

海未「凛!なぜ先走るような真似を…!?」

凛「理事長にはこの間の借りがあるから…!どうしても凛が決着をつけたかったの!」

ことり「凛ちゃん…、そんなにあのことに責任を…」

凛「先行は凛がもらうよ!ドロー!」

理事長「…いいでしょう」

凛「凛は手札からフィールド魔法、昇華する紋章を発動!」

凛「昇華する紋章の効果発動!手札の紋章獣レオを捨て、デッキから蘇生紋章を手札に加える!」

凛「墓地の紋章獣レオの効果発動にゃ!デッキから紋章獣アバコーンウェイを手札に加える!」

凛「手札からさっき加えたアバコーンウェイを召喚!更に魔法カード、蘇生紋章を発動!」

凛「墓地から紋章獣レオを特殊召喚!そして2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

凛「現れよ、No.18!紋章祖プレイン・コート!守備表示にゃ!」

凛「凛は二枚伏せてターンエンドにゃ!」


真姫『どうしよう、ガチデュエルが始まっちゃったけど…』

凛『どうやら天がノリノリらしいからもう少し様子をみるにゃ』

理事長「私のターン、ドロー!」

理事長「…先行を取ってくれたことを感謝します」

凛「何…っ!?」

理事長「おかげでこのカードを発動できるのですから…。私は魔法カード、炎王の急襲を発動!」

理事長「このカードはデッキから炎属性の鳥獣族、獣族、獣戦士族モンスターのうち一体、効果を無効にして特殊召喚する!」

理事長「私はデッキから、炎王神獣ガルドニクスを特殊召喚!」

凛「んにゃっ!?」

にこ「鳥は使うと思っていたけれど…、これまた面倒なのがきたわね…」

理事長「親鳥だからね」

凛「こ、攻撃翌力2700…、しかも効果で破壊された次のターン自己再生して、さらにフィールドのモンスター全破壊…」

凛「させないにゃ!罠発動!鳳翼の爆風!手札の紋章獣ツインヘッドイーグルを捨ててモンスター一体をデッキトップにバウンスにゃ!」

理事長「…なにもないわ。受けましょう」

凛「こ、これで安心にゃ…」

理事長「…それはどうかしら?」

凛「!?」

理事長「私はもう一枚の炎王の急襲を発動!デッキから特殊召喚するのは…」

理事長「炎王神獣ガルドニクス!」

凛「そ、そんなのってないにゃ…!」

花陽「姑息な真似を…(炊飯器のご飯をよそいながら)」

理事長「さらに私は炎王獣バロンを通常召喚!さぁ、バトルよ!」

理事長「炎王神獣ガルドニクスでプレイン・コートを攻撃よ!」

凛「ぐ、食らうにゃ…!」

理事長「これでフィールドはガラ空き…、バロンでダイレクトアタック!!」

凛「その前に墓地のプレイン・コートとレオの効果を発動!レオ効果により手札にアバコーンウェイを加える!」

凛「そしてプレインコートの効果で紋章中ユニコーンとアバコーンウェイを墓地に送るにゃ!」

理事長「…もういいかしら?バロンでダイレクト…」

凛「甘いにゃ!罠発動!紋章変換!手札からアバコーンウェイを特殊召喚し、バトルフェイズを終了させるにゃ!」

理事長「…やるわね。私は3枚セットしてターンエンドよ」



凛『…なにがなんだかさっぱりにゃ。あんな黒いカードなんてあったっけ…?』

真姫『あれはエクシーズモンスターといって同じレベルのモンスター2体を…』

凛『いやいや、説明はいいから…。とにかくどっちが勝つかまでは見守るとするにゃ…』

数分後…


理事長「こちらのフィールドにはガルドニクスとS・H・Ark・Knightの二体。対してあなたのフィールドはガラ空き…」

理事長「私のライフは残り4000、あなたはたった300、手札もなし…、この圧倒的な差をどう覆すのかしら?」

凛(くっ…、あのカードさえ来てくれれば…)

ことり「諦めないで凛ちゃん!信じればカードは応えてくれるよ!」

凛「ことりちゃん…」

理事長「ことり…」

凛「そ、そうだね…。心からデッキを信じる、それが凛のかっとビング!いくよ!」

凛「最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえも想像する!」

凛「シャイニングドロー!」シュバッ

海未「普通に引いただけじゃないですか」

凛「…き、来たっ!」

凛「凛は墓地の紋章獣ユニコーンの効果を発動!墓地に存在するNo.69 紋章神コート・オブ・アームズを特殊召喚!」

理事長「たかが2600打点…、破壊耐性持ちのアークナイトとガルドニクスには敵いませんよ?」

凛「それはどうかな?」

理事長「…何ですって?」

凛「凛は手札から魔法カード、RUM-リミテッド・バリアンズ・フォースを発動にゃ!」

理事長「なっ…!」

凛「このカードによりランク4のエクシーズモンスターをランクアップさせる!」

凛「1体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!」

凛「現れよ、CNo.69!紋章死神カオス・オブ・アームズ!」

凛「コート・オブ・アームズを素材に持つカオス・オブ・アームズの効果発動!」

凛「素材を取り除きエクシーズモンスター一体と同じ名前、効果を得、さらにそのもともとの攻撃翌力分、攻撃翌力がアップする!」

凛「凛はアークナイトを選択にゃ!これで攻撃翌力は6100!アークナイトに攻撃すればそのダメージはちょうど4000!これで終わりにゃああああああああああああああああ!!!」

理事長「くっ…、負けたわ…」

凛「やったにゃ!ガッチャ!楽しいデュエルだったにゃ!」



凛『…やっと終わった…。結構長かったにゃ…』

真姫『架空デュエルは前からちょっと書きたくてテンションが上がっちゃったそうよ』

真姫『知らない人には申し訳ないことをしたわね』

真姫『長くなっちゃったし今日はもうこれぐらいにして…』

凛『ちょっ…、まだ本題に入ってないよ!!』

真姫『え、本題…?』

凛『薬だよ薬!投与するんでしょ!』

真姫『あぁ、そういえばそんなだったような…』

凛『しっかりして欲しいにゃ…。茶番はこれくらいにして次からはちゃんと本題に入るよ…』

急襲は1ターン1度じゃなかったっけ?

>>344
本当だ…忘れてた
あ、アニメ効果だから(震え声)

西木野☆星空スターゲイザー内


凛「はぁ…、すっかり遅くなっちゃったけど、やっとお薬の話に入れるにゃ…」

真姫「本格的なデュエルSSは別のところでやるべきね」

凛「それじゃあ時間をちょっとすっとばして普通に部室でデュエルやってるところに薬を投与してみることにするにゃ」

真姫「私はもう満足したしあとは凛の好きにすればいいんじゃない?」

凛(ぶん殴ってやろうかこいつ)

凛「もう!凛たちの本業忘れないでよね!」

凛「…だったらもう凛が好きに決めてやるにゃ。とびっきりアレな感じのやつで…」

凛「これにするにゃ!」

真姫「念の為に聞いておくけどそれはどんな薬なのかしら?またただの毒だったら話が終わっちゃうわよ?」

凛「さすがに今度毒だったら最安価しちゃうにゃ!今回はねー…」

凛「>>347されると、性格が>>348になって最終的には>>349しちゃうお薬にゃ!」

胸を鷲づかみ

Ⅳ=トーマス

悔しいでしょうねぇ

凛「胸を鷲掴みされると、性格がⅣになって最終的には悔しいでしょうねぇしちゃうお薬…」

凛「…????な、何を言ってるんだ私は…」

真姫「あら、あなたもアニメ見てたんじゃない。知らないふりしていやらしいわね」

凛「え!?いや…、そんなこと…、おかしいにゃ…、こんな薬選んだ覚えないのに…」

凛(謎の電波が凛にそう言えと囁いているのかにゃ…!?)

真姫「そんな面白そうな薬なら私もやる気が出てきたわ!誰に投与しようかしら!」

凛「え、えっと…、じゃあ…」

真姫「待ちなさい!今の凛に任せると私に投与されそうな気がするわ!」

真姫「ここは私に選ばせなさい!」

凛「うぐ…、読まれてたにゃ…」

真姫「そうねぇ…、誰がいいかしら…ふふふふふ…」

凛「うわぁ…、かつてない黒い笑いをしてはるにゃぁ…」

真姫「よし!>>351に投与しちゃうわよ!」

まきちゃん

真姫「よし!真姫ちゃんに投与…」

真姫「…!?!??!????な、なんで私自ら私を…!?」

凛「真姫ちゃんも謎電波食らってるみたいだにゃ…」

真姫「す、するわけ無いでしょ!別の人に…」ポチッ

凛「…残念だけど真姫ちゃんの体は既に真姫ちゃんに薬を投与しちゃってるにゃ」

真姫「うわぁぁぁぁぁやってしまったぁぁぁぁぁ!!」

真姫「…ま、まぁいいわ…、胸を鷲掴まれなければどうということはないのだから…」

凛「そううまくいくもんかにゃ~…?」




部室


真姫「…じゃあ私はブラスター・ブレードをライドして…」

花陽「わ、わぁ…それは…」

にこ「ちょっと!なにそんなクソゲーやってんのよ!遊戯王しなさいよ遊戯王!」

海未「そのセリフをにこ先輩が口にすると非常にダメな気がします…」

真姫「別に私が何したっていいでしょ?」

にこ「よかないわよ!私の遊戯王の相手になることを条件にこの部室を貸したんだから!」

にこ「遊戯王以外のことなんてにこが許さないんだからね!」

凛「相変わらずめんどくさいにゃー」

真姫「…はぁ、いいわ。だったらデュエルで決着をつけましょう」

真姫「負けた方は勝った方に文句は付けない。これでいいわよね?」

穂乃果「おぉっ!なんか面白そう!」

にこ「ふふ…、決闘者にはふさわしい決着の付け方ね!いいわ、やってやろうじゃない!」


「「デュエル!!」」


真姫「まず私の先行!ドロー!私は手札から…」


希「お、何やってんのー?おもしろそうやんっ」


真姫「現れよ!神竜騎士フェルグラント!」

にこ「くっ…、いきなり…」


希「なーなー、うちも混ぜてー?」


真姫「2枚伏せてエンドよ」

にこ「にこのターン、ドロー!」


希「え、無視ってひどくない?」

希「だったら無理矢理にでも気を引いちゃうんやから!」

希「>>356してみよか!」

にこの乳首をこねる

希「にこっちの乳首を…こねる!」コネッ

にこ「にこは手札から…うひゃぁっ!!?」

真姫「いきなり何気持ちわるい声をあげてるんですかにこ先輩」

にこ「いや、こいつが…!なにやってんのよ希ぃ!今は真剣なデュエル中なのよ!」

希「だって構ってくれへんのやもんー。な?うちとバディファイトしよ?」

にこ「そんなクソゲー中のクソゲーやってられるか!」

ことり「いやぁ…、その発言もダメなんじゃないかなぁ…」

にこ「…だったらあっちのツリ目の妨害もしてきなさい!そしたら後でやってあげなくもないわ!」

希「りょーかいっ!真姫ちゃんやったっけ?」

真姫「ちょっ…、何する気…!?」

希「それはもちろん…、うちの十八番の~…」

希「わしわしわしっ!!」ワシワシ

真姫「き、きゃぁぁぁっ!!なにす…、…っ!?」



凛『あーあ、結局揉まれちゃったにゃ』

真姫『…うぅ、見たくない見たくない』メカクシ



真姫「…」

希「わしわし…、ん?真姫ちゃん、どうしたん?あ、胸揉まれるの嫌やったとか…?」

真姫「…」

真姫「…いえ、気にしていません」

希「およ?」

真姫「胸を揉ませるのもファンサービスの一環でもありますから」

穂乃果「なんか真姫ちゃん…、口調変…?」

真姫「良かったら、希先輩も一緒にやりませんか?ルールはバトルロイヤル、ハートピースはオールインで」

花陽「なんか知らない単語が出てきたんだけど…」

希「お、ええのん?うち遊戯王は初心者なんやけど」

真姫「ええ、構いません。私は希先輩にも知ってほしいんです。デュエルの無限の可能性を!」

真姫「初心者にだって、経験者を倒せるかも知れない。それがデュエルなんだって!」

希「そこまで言うならやったげてもええよ~」

にこ「…なんか、どこかで聞いたことのあるセリフのような…」

海未「ところで希先輩、初心者と言ってましたがどんなデッキを使うのですか?」

希「うち?うちが使うんは…」

希「>>360やで」

征竜

希「征竜やで」

凛「ガチ中のガチじゃねーか!!」

ことり「…初心者ってなんなのかなぁ」

にこ「ふふ…、でもそんな希が戦列に加わるならこれほど頼もしいものはないわ」

にこ「一緒にぶっ倒して真姫ちゃんからぐうの音も出ないようにするわよ!」

希「お、やる気やねにこっち。ほなやろか」

希「…えーと、最初は何枚引くんやったっけ?」

にこ「…」


数分後


にこ「にこは牙王でフェルグラントに攻撃よ!」

真姫「まさか…、こうもあっさり私のフェルグラントが…、にこ先輩はなんて決闘者なの!?」

にこ「なんか…、わざとらしいわね…」


希「…墓地のタイダルを特殊召喚!除外したブラスターとタイダルの効果で…」

真姫「エクセレント!征竜は1ターンに何度も効果を使えるのですか…、というかこれはマズイ…」

にこ「…希、タイダルは特殊召喚したターンサーチ効果は使えないわよ」

希「…あれ?」


にこ「ふふ…、これだけモンスターを並べられたらもう手も足も出ないんじゃない?観念することね!」

真姫「…わかってるわ。…そろそろ受けてもらおうかしら?私の本当のファンサービスを」

にこ「え?」

真姫「希望を与えられ、それを奪われる。その瞬間こそ人間は一番美しい顔をする。それを与えて上げるのが、私のファンサービスよ!!」

真姫「私のターン、ドロー!あなたたちのデュエルは素晴らしかった!コンビネーションも戦略も!!」

真姫「だが、しかし!まるで、全然!この私を倒すには程遠いんだよねぇ!!」

真姫「魔法発動!パペット・リチューアル!墓地からマグネ・ドールとナイトメアを特殊召喚!!」

真姫「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!!」

真姫「現れろ、No.15!運命の糸を操る地獄からの使者、漆黒の闇の中より舞台の幕を開けるがいいわ!」

真姫「ギミック・パペット-ジャイアントキラー!ORUを二つ使い効果発動!希先輩の征竜を二体破壊っ!!そしてその攻撃翌力分のダメージを与える!!」

希「え、うそん…、死んだ?」

にこ「ノーエクストラなのが悪いんでしょ!…な、なんか真姫ちゃんもキャラ変わってるし…。で、でも!牙王は突破できないでしょ!」

真姫「まだまだ…本気のファンサービスはこれから!私は手札からRUM-ヌメロン・フォースを発動!!」

真姫「ジャイアントキラー一体でオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!」

真姫「現れろ、CNo.15! 人類の英知の結晶が、運命の糸を断ち切る使者を呼ぶ! ギミック・パペット-シリアルキラー!」

真姫「ヌメロン・フォースの効果で牙王の効果は無効よ!シリアル・キラーの効果で牙王を破壊っ!!攻撃翌力分のダメージを受けなさい!」

にこ「うわぁっ!?にこの牙王が!」

真姫「これで終わりよ…!ダイレクトアタック!」

にこ「ちょっ…、タンマタンマ!」

真姫「…なによ?命乞いでもする気?」

にこ「えーと…、その…」

にこ「>>364するから…、このデュエルなかったことにしてくれない…?」

真姫ちゃんにちゅ・・・ちゅう

にこ「ま、真姫ちゃんにちゅ…、ちゅうしてあげるから…、このデュエルノーコンテストということに…」

にこ(な、何言っちゃってるのよ私ー!?出会って日の浅い女の子にちゅーしてあげるとか…あっちは私のこと敬遠してるきらいもあるし…)

にこ(食いついてくるわけ…)

真姫「え、ちゅ、ちゅう…?それは…ど、どうしようかな…///」

にこ(あれ、意外と好反応!?い、行けるかも…!)

にこ「そ、そうそう!ほっぺでも唇でも、好きなとこにしてあげるから!…ね?」

真姫「そんな…、唇なんて…/// そ、そうねぇ…だったらドローってことにしておいてあげても…」

にこ「お、おおっ…!?」



真姫「なんて言うとでも思ったか!お前はまだまだだ!!」

にこ「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」

真姫「シリアルキラー、ダイレクトアタック!しねぇええええええええええええええええええ!!」

にこ「うわあああああああああああああああああああああああああああああああ」

真姫「まだだ!私のファンサービスはまだ終了してないわ!くらえリアルダイレクトアタック!!」バキッ

にこ「ぐへぇっ!!は、腹パンはダメ…おぐぅっ!!」

真姫「ほらほら!いい加減沈めよ、沈めぇ!!」バキバキッ

海未「ほ、穂乃果っ!傍観してる場合ではありません!真姫を…!」

穂乃果「う、うんっ!もうやめて、真姫ちゃん!にこ先輩のライフはとっくにゼロだよぉっ!!」ガシッ

凛「やめるにゃっ!!」ガシッ

真姫「放しなさいっ!!ムカつくわあなたたち!!私のファンサービスをことごとく邪魔して!」

真姫「なんで私に気持ちよく腹パンさせないのよ!私はにこ先輩が苦しむ姿を見ていたいの!!」

ことり「何なのこの子…」

真姫「あ?…そんな口きいていいんですかァ?6th投票最下位の不人気アイドルことり先輩がぁ?」

ことり「てめぇ!」

真姫「おやおや暴力はいけません。ですが笑えますねぇ、かつてセンターだったあなたは今は最下位、一方私は徐々に順位をあげて大人気に」

真姫「随分と差がつきましたぁ、悔しいでしょうねぇ」

ことり「イラッっとくるちゅん!」



西木野☆星空スターゲイザー内


凛「うわぁ…、部室が大乱闘の嵐にゃ…。これはひどい」

真姫「も、もういいでしょ!帰りましょう!」

凛「…」

真姫「…凛?」

凛「凛~?誰それ、俺ベクター☆ 鈍いな、俺も視聴者だよ!」

真姫「」

凛「さぁて真姫ちゃーん、既に3時越えという時間でどうするつもりだぁ~ぃ?せいぜいあがいて見せろや!」

凛「どのみちここから生きては帰れねぇんだから!それもこれも真姫ちゃん、お前が招いた結果なんだよぉ!関係ねぇデュエルまで書き込んでなァ!」

凛「お前にしてみりゃ、良 か れ と 思 っ て、やったんだろうけどなぁ~~!!ヒャッハッハッハハハ!!!」

真姫「ナニコレ、イミワカンナイ!!」


おわり

穂乃果「…すごいことになって終わっちゃったね」

穂乃果「えーっと…、お送りしました、西木野☆星空クリニックインザスカイ、どうだったでしょうか…」

穂乃果「遊戯王知らない人にはつまらない内容となってしまって申し訳ありません…。つい、好きなものが出てきてテンションが…」

穂乃果「おっと!別に穂乃果が書いてるわけじゃないし!穂乃果悪くないもん!強いて言うならあの世界の人たちが悪いの!」

穂乃果「…うん、今度から自重するのでなかったことにしておいてください。ほ、ほっぺにちゅ…ちゅう、してあげるから…」

穂乃果「う、ウソウソ!しないよ!台本にそう書いてあって…!言わされたの!」

穂乃果「はぁ…、えー、需要があったら別のところで架空デュエルSSやるかも、やらないかも、とのことです…」

穂乃果「それじゃあ時間も時間なので今日はこの辺で…、お相手は、テーマデッキならジュラックとエヴォル推し、高坂穂乃果でした!」

穂乃果「ばいばーい!おやすみなさい!」





お疲れ様でした
リハビリのつもりが安価のせいでとんでもないことに…、いえ俺のせいですごめんなさい
またいつ書けなくなるかもわからないですが暇な時だけでもお付き合いください
それではまたね ほな~

そこらへんは昨日寝る前に気づいたけど言うのが億劫だったんでスルーしてたんだぜ 短い間に何回プレミすんねん俺
デュエルSSはこのスレが終わってからやろうかなと考えて今メンバーのデッキ構築してるところです 誰がどんなデッキ使うか案を思いついたら教えてくれてもいいのよ
今日は普通に音ノ木坂情報局やるよ!眠たいけど

穂乃果「へいよーちぇけら!昨日は意味不明だったよって人もそうでなかった人もこんばんは!」

穂乃果「音ノ木坂情報局の時間だYOー!いぇー!」

穂乃果「…DJ風に始めたはいいもののイマイチ合ってないね。どうも、高坂穂乃果です」

穂乃果「前回、前々回は一応話のネタがあったけど今回って何について話したらいいんだろう…」

穂乃果「え?女の子の日?え、ちょっ!?そ、そんなのラジオで話せるわけ…!」

穂乃果「え、違う?桃の節句…?あ、ひな祭り…。あー、そうですか…。うん、そうだよね…、当たり前だよね」

穂乃果「そうだったよ!うちの実家でもひな祭りムードだったのすっかり忘れてた!いやー失敬失敬!」

穂乃果「和菓子屋にとっては一大イベントと言っても過言ではない今日ですけど、皆さんはどうお過ごしだったでしょうか?」

穂乃果「きっと彼女さんや彼氏さんと一緒にひな祭りを存分に楽しんだに違いないよね!」

穂乃果「そして、今回もゲストが来てくださっています!いえーい!パチパチ!」

穂乃果「今日はひな祭り!ひな祭りといえば甘いお菓子、ってなわけで!今日もあまーい恋のお話でもしていっちゃおうかな、なんて!」

穂乃果「それでは、しばらく穂乃果と夢の時間をお付き合いください!」



穂乃果「この番組はブシロード、ランティス、角川文庫、その他諸々の企業さんの提供は受けていません。ですよねー」

穂乃果「はい、改めましてこんばんわ!高坂穂乃果です!」

穂乃果「いやー、昨日も久々だったけどこの番組も久々過ぎて何やるか忘れちゃったよー」

穂乃果「ま、それはおいおい思い出すとして…、とりあえずゲスト、呼んじゃおうかな」

穂乃果「今日のゲストはー…、うちの実家、穂むらの熱狂的なファンでもあるこの人!」

穂乃果「園田海未ちゃんです!いぇいっ!拍手っ!」パチパチパチ

穂乃果「…」

穂乃果「…海未ちゃーん?どしたの、ほら!ラジオなんだから喋らないと!自己紹介自己紹介!」

海未「あ…、うぅ…、園田、海未です…、以後よろしくお願いします…」

穂乃果「あれー?海未ちゃん元気ないねー。なにか辛いことでもあった?」

海未「いえ…、そうではなく…、その…」

穂乃果「海未ちゃん声が小さいよ!もっとはっきり言わないとリスナーさんに聞こえないよ!」

海未「う…、すみません…。実は…、その…、こういったことは初めてですので…、緊張してしまっていて…」

穂乃果「えっ、ライブでお客さんと対面することには慣れてる海未ちゃんが緊張!?二人きりのラジオなのに?」

海未「そ、そうなのですが…、この放送は公共の電波に流れているのですよね?二人きりだと思って不用意な発言をしてしまわないか心配で…」

海未「もしとんでもないことを口走ってしまったらと思うと…」

穂乃果「だ…、大丈夫だよ!心配性だなー、海未ちゃんは。穂乃果と二人きりだとしてもそんな危ない発言なんてあんまりしてないでしょ?」

海未「まぁ…、確かに。そ、そうですね。日頃から聞かれて困るような会話なんてあまりしていませんし…。そう思うと気が楽になってきました」

穂乃果「そう?いやー、よかったよかった!海未ちゃんの緊張もほぐれたところでフリートークに入っていこうと思うんだけど…」

穂乃果「海未ちゃんは今日何してた?」

海未「今日…、ですか?普通に屋上で練習をしていましたね。…もうすぐ卒業のはずの3人も一緒に」

穂乃果「あー、そういえば穂乃果も練習してたよ。一緒にいたんだから聞くまでもなかったよね」

海未「…昔は、ことりと穂乃果と、3人で私の家でひな祭りをしていましたね。懐かしいです」

穂乃果「おぉ、そうだったね!今じゃやらないようになったけど、昔は一ヶ月くらい前からひな祭りが楽しみで…、海未ちゃんちのひな人形ってばすごいんだよ!」

穂乃果「うちにも一応あったけど…、あれには勝てないなぁ…」

海未「母も雛人形が好きだったらしく、昔から使っているのをそのまま受け継いでいるのでかなり使い古されていますが、結構な高級品であったと思います」

穂乃果「うわぁ…、こんな話してたらひな祭りやりたくなってきたよ…。やればよかったね」

海未「雛人形を押入れから出してくるだけでも一苦労ですけどね…。ですが、一度今の9人でひな祭りをやるのもいいかもしれません」

海未「時期は少しずれますが、休日で時間があるときにみんなでひな祭り、やってみます?」

穂乃果「お、いいね!やろうやろう!いやー…、今から楽しみだよー」

穂乃果「あー、っと…、それでですね!ひな祭りといえば甘いお菓子、と冒頭でも言ったんですけど…、ゲストの海未ちゃん、好きな甘いお菓子って何かある?」

海未「甘いお菓子…、それはもちろん穂むらのほむまんですね。私の中であれに勝る和菓子は存在しません」

穂乃果「おぉ、嬉しいこと言ってくれるね!んーと、それじゃあリスナーのそこのあなた!あなたが好きな甘いお菓子って何ですか?和菓子でも洋菓子でもオッケー!」

穂乃果「教えて!>>375さん!」

熱い緑茶とともに食べる大福は至高

穂乃果「熱い緑茶とともに食べる大福…うっ…」ゴクリ

穂乃果「な、なんてこと言ってくれるの!もう深夜なのに大福が食べたくなってきちゃったじゃん!」

海未「太りますよ」

穂乃果「わかってるよ!うぅ…、よだれが…。えーと、海未ちゃんは大福のあんは粒あん派?それともこしあん派?」

海未「え、あぁ…そうですね、粒あんも好きなのですが、大福の柔らかな舌触りに合うのはやはりこしあんではないかと」

穂乃果「おお!穂乃果もこしあん派だよ!昔は粒あん大好きだったんだけど食べ過ぎちゃってさー。飽きたんだよね」

海未「穂乃果はあんこ全般飽きているでしょう」

穂乃果「まぁそうなんだけど…。どっちかっていうとね」

穂乃果「えーと、まあフリートークはこのくらいにしておいて、次のコーナーいってみようか」



穂乃果「はい、このコーナーは…、特に名前ないけど私たちの疑問にみんなが答えてくれるコーナーだよ!」

海未「えらくふわっとしていますね。名前が無いところが特に」

穂乃果「いいのいいの!はい!海未ちゃんなんか疑問に思ってることとかない!?」

海未「そんな大声で聞かなくても…、疑問に思っていること…、えーっと…」

穂乃果「もう今までの話の流れ無視していいから!なんでも聞いちゃって!」

海未「え…、あー、それでしたら…」

海未「私はもともと弓道部に所属しているのですが…、アイドル活動の方でもそれを生かしたいと最近考え始めていて…」

海未「弓を用いた振り付けなど面白いのでは、と思いまして…」

穂乃果「ほぇー、そうなんだ。初めて聞いたよ」

海未「はい、まだ考えている途中ですので皆に話す段階ですらないのですが…」

海未「イマイチ形をつかめず迷っていたところを友人にとある番組を紹介されまして…」

穂乃果「番組?どんな?」

海未「えぇ、そこでは弓を用いたアクションがあるから参考にしたらどうか、と言われたのですが…、その番組というのが…」

海未「その…、仮面ライダー、なのです」

穂乃果「うわぁ…、予想外の単語が飛び出してきたよ」

海未「今作の仮面ライダーは色々な武器を用いて戦うのですが、その中でも弓を用いて戦うライダーは複数人もいるらしくて…」

海未「少し前の主人公と敵女幹部との弓での打ち合いは目を見張るものがあり、年甲斐もなく熱中してしまったのですが…、ここで疑問に思っていることがひとつ」

穂乃果「ほうほう、なになに?ストーリーが難解だったり?」

海未「あ、そういうことではなく…、実はそのライダーは…、その…、果物で変身、するのです」

穂乃果「え?」

海未「正確には、果物の形を模したアイテムをベルトに装着して変身ポーズをとり、後に頭上から果物の形を模した鎧が降ってきて頭から被り変身するのです」

穂乃果「なにそれ意味わかんない」

海未「はぁ、私もこれの意味がよくわからなくて…、何を思って企画者は果物で変身なんてさせようと考えたのか…」

穂乃果「な、なるほど…、なんでもいいとは言ったけれでまさかそんなことだとは…」

穂乃果「えーっと…、それじゃあ今回の疑問は『なんで今年の仮面ライダーは果物で変身するの?』ってことで!」

穂乃果「どんな答えでもいいから考えてね!それじゃあ、教えて!>>377さん!」

人は誰だって返信できるのさ、海未ちゃんだって鏡の前でラブア・・・ゲフンゲフン

穂乃果「人は誰だって変身できる…?だから何!答えになってないよ!」

穂乃果「なんで果物で変身するのかって聞いてるんでしょ!こんな答えじゃ満足できないよね?海未ちゃん」

海未(な、なぜラブアローのことを…!?確かに鏡の前でいろんな可愛いポーズをとったりしてはいますが…)

海未(それはお風呂上がりで全裸の時にもやっていること…!つまりこの人は私が全裸でラブアローシュートしているところを見たことが…!?)

穂乃果「…海未ちゃん?おーい、どしたー?」

海未「い、いえ!そ、そうですね!納得しました!人は誰でも変身できる…、いい言葉です!」

穂乃果「えっ」

海未「私の悩みはまるっと解決しました!さぁ、次のコーナーへ行きましょう!早く!」

海未(怖くてもう関わりたくないです…)

穂乃果「え…、あ、あぁ…、わかった…。じゃ、じゃあ次のコーナーはこちら!」



「みんなで叶える夢劇場~・ぱられる!」


穂乃果「えー、このコーナーは前回花陽ちゃんとやった別のラジオのコーナーをパクったやつを改良したコーナーです」

海未「堂々とパクったとか言わないでください…。嫉妬と片思いはどうしたんですか?」

穂乃果「え、あー、あれね。考えるの面倒だからボツになりました」

海未「…そうですか」

穂乃果「で、このコーナーなんですけど…、みんなで叶える夢劇場、と聞けば、ラブライバーのみなさんならピンと来るんじゃないでしょうか」

穂乃果「そう!にこりんぱなの3人、正確にはその中の人がやっているラジオのコーナーのひとつ!」

穂乃果「前回の元ネタはこれじゃないんだけど、偶然にも私たちがほかのメンバーを演じる、という点において似通ったため名前をお借りしました!」

穂乃果「で、どういうルールかと言いますと、まず私たちが私たち以外のμ'sメンバーとして妄想の世界へ飛び込む、そして安価5回の間に予め用意されたセリフを自然に言えたらクリア!」

穂乃果「もし5回以内に言えなかったり、不自然なタイミングで安価でそのセリフを言わされたりするとアウト!ということになります!」

穂乃果「この5回の安価で自然に言えるようなシチュエーションに導いてくださいね!」

海未「なるほど、理解しました。どうでもいいですがこのスレの物語は全てパラレルワールドネタを使っていますね。引き出しが少ないんでしょうか」

穂乃果「…そういうメタなところには触れないでいただきたいなぁ。では早速安価を出していきます!」

穂乃果「穂乃果がなるμ'sメンバーは>>380、海未ちゃんは>>381、妄想世界のシチュエーションは>>382、最後に言うセリフは>>383、です!」

にこにー

エリチカ

VIPに建ってたやつか?

安価なら風呂場で洗いっこ

ことりちゃんがどんな思いでそれを決断したのかあなたはわかってるの!?

穂乃果「なるほどー、穂乃果はにこちゃんに、海未ちゃんは絵里ちゃんに、シチュエーションはお風呂で洗いっこ、かぁー」

穂乃果「シチュエーションはなるべく3人以上出ているほうがやりやすいのでこの場合は銭湯にみんなで、ってことでいいかな?」

穂乃果「そして最後に言うセリフは…、なんだこれ」

海未「難易度が高そうなのが来ましたね…。なるべくことりに話しかけるようにしましょうか」

穂乃果「そうだね!よし、それでは行ってみよう!みんなで叶える夢劇場・ぱられる!スタート!」



~ここから妄想~



絵里(海未)「う…、本当に銭湯ですね…。一体どんな技術を使えばこんなことが…」

穂乃果「やっほー!温泉温泉っ!久しぶりー!」

海未「穂乃果…、いくら他に利用客がいないからといってはしゃがないでください」

穂乃果「あぅ、ごめんなさい…」

ことり「あと、ここは温泉じゃないからね?」

絵里(海未)「うわ、私がいます…。自分がもうひとりいるなんてなんか気持ち悪いですね…」

希「えりち?どうしたんさっきからぼそぼそと。はよ脱ご?」

絵里(海未)「わっ、希…。え、ええ、そうですね。お風呂ですものね…」

絵里(海未)(ぬ、脱ぐ…、いくら妄想の世界とは言え、少し恥ずかしいような…)

希「…?えりち、なんでうちに敬語?ふふ、なんか初めて会った頃思い出すね、その喋り方」

絵里(海未)「え、あぁ…、そ、そうね…、い、今はそんなことどうでもいいじゃない!お風呂に入りましょう!」

希「んん~?なんやつれないなぁ…。まぁええけど…。よいしょっ」ヌギッ

絵里(海未)(ぬおっ!?そ、そんな近距離でいきなり上半身を露出されては…!お、大きい…!)

希「…、そんなにジロジロ見られると恥ずかしいんやけど。いくらえりちとは言え…」

絵里(海未)「あ、あぁっ!ごめんなさい…!わ、私は、その…、にこのところで着替えてくるわね!じゃっ!」

希「…なんか今日のえりち変なの」


にこ(穂乃果)「ちょっ…、やめてよ凛ちゃん!」

凛「今日のにこちゃん反応が初々しいにゃー。ほらほら~、次はパンツですよ~」ヌギッ

にこ(穂乃果)「うひゃぁっ!!ちょっとー!自分で脱げるからぁ…!」

絵里(海未)「…何、しているのですか」

花陽「うわぁっ!え、絵里、ちゃん…」

凛「え、と…、これはー…、にこちゃんのお着替えを手伝ってたっていうか…」

にこ(穂乃果)「凛ちゃんが私の服を無理やり脱がしてきたの!ひどくない!?」

凛「ご、ごめんなさい!先お風呂入ってくるね!」ダッ

花陽「あっ…、待ってよ凛ちゃん…」スタスタ

絵里(海未)「…全く、凛は仕方がないですね…。平気ですか?穂乃果」

にこ(穂乃果)「うぅ…、にこちゃんはこんな辱めを受けてたんだね…。今度注意しないと…」

絵里(海未)「体験して初めてわかることもあるのですね…。…さて、まず何からしましょうか」

にこ(穂乃果)「…うーん、そうだなぁ。だったら>>388ちゃんと>>389してみよう!」(1回とカウント)

ことり

サウナ耐久対決

にこ(穂乃果)「ことりちゃんとサウナ耐久対決をしてみよう!」

絵里(海未)「既に洗いっこですらないのですが…、この場合シチュエーションをクリアできなかったらこれもダメなのでしょうか」

にこ(穂乃果)「うーん…、たぶんアウトだと思う…。でも!サウナで汗をかいたあとで体を洗いっこすればいいんだよ!」

絵里(海未)「まぁ、それならいいでしょう、おそらく」



にこ(穂乃果)「あのー…、ことりちゃん?」

ことり「ほぇ?なに?にこちゃん」

穂乃果「どしたのにこちゃん?絵里ちゃんも。ことりちゃんに何か用?」

絵里(海未)「えーと…、ことり。あなたとサウナ耐久対決がしたいのだけれど…」

海未「サウナ耐久…?まだ体も洗ってないじゃないですか…。なぜいきなり」

絵里(海未)「いや…、それは私も重々承知なのですが…、ほの…、にこが言い出したことで…」

ことり「えーっと…、なんで私、なのかなぁ?」

にこ(穂乃果)「な、なんとなくだよなんとなく!ことりちゃんとサウナに入りたくなったの!」

ことり「は、はぁ…、そうなんだ…。うーん…、サウナ、かぁ…」

穂乃果「いいじゃんいいじゃん!穂乃果もサウナ行きたい!一緒に行ってもいいよね?」

にこ(穂乃果)「え…、うん。いいけど…」

ことり「ごめん…、私は、パス、かなぁ…。3人で行ってきてよ」

絵里(海未)「あ、あぁ…、わかったわ…」



サウナ内


穂乃果「あっつー…、うーん、いい汗が出るねー」

にこ(穂乃果)「…結局ことりちゃんには断られちゃったね…」

絵里(海未)「何かサウナに入りたくない理由でもあるのでしょうか…」

穂乃果「そんなにことりちゃんとサウナに行きたかったの?も、もしかして…」

穂乃果「二人はことりちゃんを取り合おうとしている!?サウナで火照った体と体を寄せ合って…」

絵里(海未)「そんなわけ無いでしょう!」

穂乃果「なんだ、びっくりした。…ふぅ、もうそろそろいいかなぁー」

穂乃果「ね!3人で洗いっこしない?いっつも海未ちゃんとことりちゃんとだから、にこちゃん絵里ちゃんとやるのは新鮮だと思って!」

にこ(穂乃果)「あ、いいね!いい感じに汗もかいたことだしそろそろ…」

絵里(海未)「ごめんなさい。洗いっこが二人でお願いします」

穂乃果「うぇ!?な、なんでよー、一緒にしよー?」

絵里(海未)(…なんとしても自然に最後のセリフを言うためにはことりと接触し続ける必要があります)

絵里(海未)(洗いっこは穂乃果たちに任せておいて、私だけでもことりのもとへ…)

絵里(海未)「…私はことりと一緒に>>391しようと思っていますので」

息止め対決

絵里(海未)「私はことりと一緒に息止め対決しようと思っていますので」

穂乃果「…絵里ちゃん小学生?」



風呂場


絵里(海未)「ことり!ちょっといいかしら」

ことり「ん?また何か?サウナはちょっと遠慮したいんだけど…」

絵里(海未)「いえ、そうではなくて…、お風呂で息止め対決、なんてどうかしら?」

絵里(海未)「童心を思い出さない?」

ことり「え…。息止め…。あー、うん、それならいいかも。昔穂乃果ちゃんとよくやってたし」

絵里(海未)「あぁ…、あの頃は穂乃果がいっつも一番長く息を止めていましたね」

ことり「え?なんで知ってるの?」

絵里(海未)「あ、いや…、サウナの中で穂乃果に聞いて…、それで思いついたっていうか…」

ことり「ふぅん。よぉし!負けないんだから!」


数分後…


絵里(海未)「ぷはぁっ!はぁ…、はぁ…、これが限界です…」

絵里(海未)「ことりは…、まだ止めてますね…」

ことり「…ぷはっ!ふぅ…、やった!私の勝ちだね!」

絵里(海未)「すごいですねことり…、あの頃よりも長く…あ、いえ…、なんでもないわ」

絵里(海未)「それにしても…、息止めには乗り気だったのに…、なぜサウナには入ろうとしなかったのですか?」

絵里(海未)「子供の頃はよく3人でサウナに…、行っていたと穂乃果から聞いたのだけれど」

ことり「え…、あ、うん…。実は…サウナ、苦手になっちゃったんだ…」

絵里(海未)「…?なぜ?」

ことり「小学生くらいのこと、だったかな…。家族でお風呂に行ったんだけど…」

ことり「誰もいないサウナに一人でいつまで耐えられるか、ってやってて…」

ことり「でも…、やりすぎたせいか私、中で気絶しちゃって…、気づいたときには救急車で病院に…」

ことり「少し遅かったら死んじゃってたかも、って…、それ以来サウナが怖くて…」

絵里(海未)(…ことりにそんな過去が。いえ、ならばなおさら…)

絵里(海未)「…だったら、なおさら入っておくべきじゃない?」

ことり「え…?」

絵里(海未)「このままだと一生サウナに入れないままになっちゃうわよ?そんなの寂しいじゃない」

絵里(海未)「怖いことなら、今のうちに克服しておくべきじゃないかしら?」

ことり「あ…」

絵里(海未)「どう?入るの?入らないの?」

ことり「私は…」

ことり「>>393

用事あるの忘れちゃってたから…先に家に帰るね

ことり「ごめん…用事あるの忘れちゃってたから…先に家に帰るね」スタスタ

絵里(海未)「えっ…あ、ちょっと!」

絵里(海未)「本当に帰ってしまいました…。それほどサウナにトラウマが…」

にこ(穂乃果)「体洗いおわったよー。いやー、穂乃果って穂乃果の気持ちいいとこ完璧に熟知してるわー、すごいなー」

にこ(穂乃果)「あれ?ことりちゃんは?」

絵里(海未)「それが…」



にこ(穂乃果)「どうするのー!?ことりちゃん帰っちゃったらあのセリフ自然に言うなんてもう無理だよ…」

絵里(海未)「ど、どうしましょう…。もう、諦めましょうか…?」

にこ(穂乃果)「う、うぅ…、それもやむなしだけど…」

にこ(穂乃果)「でもまだあと二回安価は残ってる!諦めるには早いよ!」

絵里(海未)「では…、どうするというのです?」

にこ(穂乃果)「そうだなぁ…」

にこ(穂乃果)「こうなったら>>395するしかないよ!」

今すぐ追いかける

にこ(穂乃果)「今すぐことりちゃんを追いかけるしかないよ!」

絵里(海未)「追いかける、って…、それでどうするのですか…」

絵里(海未)「ことりにあのセリフを行っても意味不明ですし…、ことり以外の誰かがいなければ…」

にこ(穂乃果)「ふふ…、いるじゃない!ここに!」

絵里(海未)「えっ…?」

にこ(穂乃果)「ことりちゃんがどう思ってようが関係ない…、自然に言えるまで二人で小芝居すればいいの!」

にこ(穂乃果)「つまり、こういうこと!ごにょごにょ…」



ことり「はぁ…、つい勢いで帰っちゃったけど…、帰るほどのことでもなかったかも…」

ことり「やっぱり、戻ろうかな…」

絵里(海未)「ことり!」

ことり「絵里ちゃん…!?な、なんで…」

絵里(海未)「よかった…、追いついた…。ことり、帰るなんてやっぱりいけないわ。一緒にサウナに入りましょう」

ことり「え、えぇ…、それは…」

絵里(海未)「数分だけでもいいから、一度入ってしまったほうがあなたのためなのよ!」

ことり「え…、そ、そこまでいうなら…」

にこ(穂乃果)「待ちなさい!」

ことり「ほぇ!?にこちゃん!?」

にこ(穂乃果)「絵里、その手を放しなさい」

絵里(海未)「にこ…、どういうことかしら?手を放せ、だなんて」

にこ(穂乃果)「簡単なことよ。ことりちゃんが帰りたいっておもってるんなら、帰らせるべきだわ」

ことり「あの…、私別に戻っても…」

絵里(海未)「ダメよ!これから先、どうしてもサウナに入らなければならない事態になってしまったらどうするの!?」

絵里(海未)「怖いから入れませんで済ませる気!?そんなの社会じゃ通用しないわよ!」

ことり「いや…、どうしてもサウナに入らなければいけない事態なんてそうそう…」

にこ(穂乃果)「確かにそうかもしれない…!でもね!今は帰らせてあげるべきよ!」

にこ(穂乃果)「みんなと一緒に行動するのが好きなことりちゃんが、今はひとりでトボトボと帰ってるのよ!」

にこ(穂乃果)「それほど、サウナに対する恐怖心は大きい…!数分で決断できるほどやわなものじゃないわ!」

ことり「あのー…、二人共…?」

絵里(海未)「でも!無理矢理にでも一度克服させておいたほうがことりのためなの!」

にこ(穂乃果)「違う、そうじゃない!もう一度考え直しなさい!ことりちゃんがひとりで先に帰るなんて、普段はこんなこと絶対しない…!よほどのことなのよ…!」

絵里(海未)(…今です!)

にこ(穂乃果)(うんっ!!)

ことり「え、えーっと…」

にこ(穂乃果)「ことりちゃんがどんな思いでそれを決断したのかあなたはわかってるの!?」


~ここまで妄想~


穂乃果「…力技だったね」

海未「お題が悪かったのだと…、そう思いましょう。あと1レスが長すぎです」

穂乃果「だからメタっぽいのは…、いや、もう止そう…」

穂乃果「えーっと、気を取り直して…、ごほん!次からエンディングです!」

♪ED Paradise Live



穂乃果「エンディングです!」

海未「このラジオ今までスムーズに進行できたことが一度もないのですが…」

穂乃果「スレタイだけ思いついて見切り発車で建てちゃったからね…。もっと安価でやりやすそうなコーナー、考えないと…」

穂乃果「ま、それは置いておいて、海未ちゃん!感想をお願いします!」

海未「あぁ…、えっと、最初に言っていた甘い恋の話とやらを一切していない気がするのですが…、いいんですか?」

穂乃果「いいんです!予定は未定なのですから!」

海未「…穂乃果は平常運転だと分かりました。楽しかったです」

穂乃果「おー、それはよかったよかった!うん!どれだけgdっても楽しければいいんだよ!」

穂乃果「仮に楽しくなくても大きな声出してたらいつの間にか楽しくなっていっちゃうしね!」

海未「…ふふ、そうかもしれませんね」

穂乃果「よし、万事解決!それじゃあ締めるよ?」

穂乃果「お相手は、私もわかりやすいコールアンドレスポンスほしい!高坂穂乃果と~!」

海未「いいですか?私がみんなのハート、打ち抜くぞ!って言ったら、ばぁん!って言ってくださいね?行きますよ…」

海未「みんなのハート、打ち抜くぞ!…、うん!ラブアローシュート!」

海未「これを定着させていきたい園田海未でした。よろしくお願いします」

穂乃果「次回があったらよろしくね!ばいばーいっ!」






第三回 音ノ木坂情報局 おわり




あとがき
相変わらずグッダグダになってしまったんだぜ… 文章を短くできない…
こんな俺がVIPなんかでやれるわけ無いでしょう VIPでスレ立てたことは一度もないよ!
今回もこんな夜中まで安価に付き合ってくださった方には感謝の極みです 次回以降もよろしく
それでは今日はこの辺で おやすみなさい ほなな!

遅くなったけどうろライブ!第九話やっていきます
CM前に切られる可能性大だけど、うん…、大丈夫大丈夫

穂乃果「こんばんは!スクールアイドルの穂乃果だよ!」

穂乃果「今日はうろライブ!第九話をやっちゃいます!」

穂乃果「九話かー…、たしかことりちゃんがバイトしてた、って話だったよねー…」

穂乃果「しかもアキバのカリスマメイド、ミナリンスキーその人だったなんて…、日頃からことりちゃんにはカリスマ性があるって思ってたけど…」

穂乃果「伝説にまでなっちゃうなんてビックリだよ!…なんだけどー…、うろライブ中ではミナリンスキーの名前はかけらも登場してないんだよねー…」

穂乃果「一体どういう扱いになってしまうのか…、今からドッキドキが止まらないね!」

穂乃果「それで、前回の忘却安価のおさらいなんだけど、ことりちゃんが忘れるのは水着…、これは次回に回されそうですね…」

穂乃果「そして絵里ちゃんは自分が女の子だと忘れる…、うーん、デジャヴを感じるねー」

穂乃果「そしてとんでもない巻き添えをくらったにこちゃんは…、服を忘れる…?これは…」

穂乃果「…捕まらないよね?ど、どうなっちゃうんでしょう…」

穂乃果「そして急遽キーパーソンとなってしまった希ちゃん!一人だけ未来を知る彼女がどう立ち振る舞うかにも注目です!」

穂乃果「それでは、うろライブ!第九話…、ミュージック~…、スタート!」

前回のラブライブ!



希「オープンキャンパスの結果如何で廃校になると言われたえりちたち、なんとかしないといけないそんな時、μ'sのダンスコーチを頼まれてん!」

希「厳しいレッスンに誰もついてこれないと思いきや、みんな根性で付いてきた!その姿にえりちも心動かされ…」

希「そしてμ'sはえりちとうちをいれ、九人になった!」

希「…ま、こんなもんやね」




穂乃果「るんるるーん!うっほほーい!」

穂乃果「こっとりちゃーん!海未ちゃーん!!」

ことり「ほぇ?」

海未「ん?」

穂乃果「すごいよ!ビッグジョーズ!」

ことり「は?」

海未「昔の映画でも見たんですか…?」



部室


花陽「オープンキャンパスのアンケートの結果、すたこうのきめさだはもうしょうしさまこを見てからとなったそうです!」

海未「もう何言ってるかさっぱりです」

凛「要約すれば廃校は先送りってことです!」

ことり「つまり…、見に来てくれた子が興味を持ってくれたってこと、だよね?」

穂乃果「うんうん!…でも、それだけじゃないんだよーん」


ガチャッ


穂乃果「ジャジャーン!部室が>>405なりました!!」

なくなり

穂乃果「部室がなくなりました!」

海未「なん…、だと…!?」

ことり「じゃあ私たちがいるここは一体…」

凛「いや、なくなってないから…」

花陽「大きくなったんですよね…?隣の教室も使わせてもらえるようになって」

穂乃果「おお!そうだったそうだった!ほらほらすごい!こんなに広いんだよ!野球だって出来そう!」

海未「いや…、流石にそれは無理でしょう…」

ことり「穂乃果が言うとボケかマジかわからないから怖いよね…」

絵里「安心している場合じゃないわよ?」

海未「せ、生徒会長!?なぜ部室に…!まさか…、自ら直接私たちの部を潰しに…!?」

絵里「前回から私もこの部の一員よ!バカ!」

海未「そ、そうだったんですか…、まさか生徒会長が…、驚きですね」

凛「海未先輩昨日もおんなじ反応してたでそー」

絵里「…生徒がたくさん入ってこない限り、廃校の可能性はまだあるんだから、気を緩めるには早い…、という話をしたかったんだけれど…」

絵里「大丈夫なのかしらこの子たちは…」

海未「くぅ…っ!うれしいです!性格以外はまともなことを言ってくれる人が増えて!」

海未「どんどんツッコミ要因として私たちをまとめあげていってください!」

凛「…自分もまともじゃないって自覚はあるんだね」

希「ほな、練習はじめよか?」

海未「ふ、副会長!?」

凛「もういいよ」

ことり「あ、ごめんなさい…、わたしちょっと…、今日はこれで!」


ガチャッ


にこ「だからー!穂乃果ちゃんにはあんたより絵里のほうがカップリング的には萌えて…」

真姫「そんなのにこ先輩だけでしょ!私はなんと言われようとお姉ちゃんから離れる気は…」

ことり「ごめん!また明日~!」タッタッタッ

にこまき「…?」


穂乃果「どうしたんだろ…、ことりちゃん」

穂乃果「最近>>408だよね」

扇情的

穂乃果「ことりちゃん、最近扇情的だよね」

海未「…っ!?」

絵里「…?どうしたの?そんなに驚いた顔して」

海未「まさか穂乃果が扇情的なんて単語を知っているなんて…」

穂乃果「そのくらい知ってるよ!バカにしないでよね!」

花陽「でも確かに…、最近お肌の艶が良くなってきたような…」

凛「体のラインも妙にエロく感じるふぉー」

海未「もしかして…なにかよからぬバイトでもしているのでは…!?」

穂乃果「そ、そんな~!ことりちゃんに限ってそんなこと、まさかあるはずがないよぉ~!アハハハ!」



希「…まさか、ねぇ…」



うろ覚えラブライブ! Forgotten Idol Project



第九話「WRだったりWZだったりことりが不思議ちゃんだからってセンター曲には絶対にワンダー付けなければいけないってことはないと思うんだけどそこのところどう思って(ry」




屋上


穂乃果「…おー・えす・おー…?おそ?なにこれ、アネックス一号が遅い、つまり時代遅れってこと!?」

海未「…これは050と書いてあるのですよ。つまり今アネックス1号は全国のスクールアイドルの上から50番目にいるということです」

穂乃果「なにそれすごい」

花陽「夢みたいです!ほっぺつねって確かめないと!…あれ、痛くない…!?てことは夢!?」ギュー

真姫「花陽、それ私のほっぺた」

海未「ラブライブに出場できる20位にだいぶ近づきましたね」

穂乃果「らぶ…、らいぶ…?」凛「もうそれはいいから」

絵里「すごいわね…、そんな人気のグループだったなんて」

海未「絵里先輩が加わったことで女性ファンも付いたみたいです」

絵里「え、マジで?そ、そんな…、女の子に見られると緊張しちゃうじゃない…。アソコとか…」

海未「は?」

穂乃果「でも、確かに…」

穂乃果「>>411も高いし、足も>>412だし、美>>413だし、なにより>>414っぽい!」

穂乃果「さすが三年生!」

IQ

8本

絵里ちゃんがエロゲーにでてる

穂乃果「IQも高いし!」

真姫「まぁ…、自力でもテストを突破できるくらいの知能はあるみたいだしね」

穂乃果「足も8本だし!」

花陽「え…、8本なの…?残りの足はどこに…」

絵里「そんなわけないでしょ!どこの化物よ!」

穂乃果「しかも美脚だし!」

凛「美しい8本足の怪物…、想像するだけでもおぞましいにへら…」

穂乃果「なによりエロゲーに出てるっぽい!」

絵里「出てないわよっ!しかも『っぽい』って何よ『っぽい』って!」

穂乃果「なんか声でわかっちゃうんだよね!エロゲーに出てそうな感じが!穂乃果も本職だからそっちの匂いには敏感で…」

海未「それ以上はいけません」

穂乃果「それらを踏まえたうえでさすが3年生だなって!」

絵里「…やめてよ、マジで」

海未「…」ジー

にこ「あ?なに?なにか言いたげな顔ね」

にこ「どうせにこは3年生っぽくないって言いたいんでしょ。ハッ!わかってないわね!時にはこの幼児体型が役に立つことだって…」

海未「いえ、そういうことではなく…」

海未「なぜ下着姿なのかと…」

真姫「…そういえば部室に来る途中で会った時も下着にタオルの奇妙な格好だったわね」

にこ「いや…、だって、別にみんなになら下着見られても構わないけど、クラスメイトに見られるのは恥ずかしいじゃない?」

にこ「下着を隠すことくらい当然でしょ?」

穂乃果「…そういうこと言いたいんじゃなくて、服着ればいいのにってことだと思うよ」

にこ「は?服…?」

海未「次は…あなたですか…」

にこ「…あぁ、みんなが羽織ってたのはおしゃれなタオルなんかじゃなかったのね。にこだけがこの服の存在を忘れて…」

にこ「…恥ずかしすぎるでしょ」

海未「よく朝から今まで注意されなかったものですね」

絵里「3年生っぽくないって思われても当然ね、そんなザマじゃ…」

にこ「う、うっさいわね!忘れてたんだからしょうがないでしょ!」

絵里「周り見れば分かりそうなものでしょ。もっとしっかりしなさいよ」

希「でもえりちもうっかりしてるとこあるよね?この間のライブの時なんかブラのホックが外れて…」

絵里「え?そんなこと…、あったかしら?」

希「…ごめん、これこの間ちゃうわ。ずっと後やったわ」

絵里「…?」

真姫「でも、ここからが大変よ」

一同「?」

真姫「上に行けば行くほど、ファンもたくさんいる」

穂乃果「そうだよねぇ…、20位かぁ…。あれ、なにが20位なんだっけ…」凛「だからもういいって」

絵里「今から短期間で順位を上げようとするなら、なにか思い切った手が必要ね」

穂乃果「足ならいっぱいあるのにね…」絵里「いやないから」

にこ「…その前に、しなきゃいけないことがあるんじゃない?」

一同「?」



アキバ


穂乃果「あのぉ…、これは…?」

にこ「これがアイドルに生きるものの道!有名人なら有名人らしく、街で紛れる格好ってものがあるの!」

絵里「でも、これはちょっと…」

海未「だって…、>>419>>420>>421で変装だなんて…、無理がありすぎませんか…?」

白衣

ガーターベルト

半ズボン

海未「白衣とガーターベルトと半ズボンで変装は…、無理がありすぎるのでは…」

花陽「首から下しか隠せてないしね…」

凛「顔隠さなきゃ変装の意味がないのでは…」

真姫「やだ…///こんな、白衣なんて着たらスーパードクターか何かと間違えられちゃうじゃない…。困るわ…」

穂乃果「はいはい」

にこ「たとえプライベートであっても、常に人に見られてることを意識する!トップアイドルを目指すならば当たり前よ!」

希「…にこっちのこういうところは全然変わらへんなぁ」

にこ「え、なにが?」

<すごーいひゅー!!

穂乃果「ん?」


花陽「うわぁ…!うぅぅぅぅぅううううわわぁぁぁぁああああああああああああぁぁぁ」

凛「かよちんが喜びすぎて声にセルフエコーがかかってる!?」

穂乃果「なにここ?」

にこ「近くに住んでるのに知らないの?」

穂乃果「知ってるの?」

にこ「…知らない」

希「最近オープンした、スクールアイドルの専門ショップ、やったかな」

絵里「こんなお店があったのね…」

にこ「あー、そうそう…、そうだったわね。とはいえ、まだアキバに数件あるくらいだけど」

凛「ねー見てみて!このエロゲに出てる子、声が穂乃果ちゃんにそっくり…」

穂乃果「うわぁー!!?なんでこんなところにエロゲのデモムービーが!?」

凛「こっちは絵里先輩にそっくりだよー!」

絵里「今すぐ即刻この店を潰しなさい!」

海未「いやそんなものないですから…」

花陽「そ、それよりこれ!?これ、アネックス1号のグッズですよ!?」

穂乃果「ウソォ!?う、うううう海未ちゃん!これ私たちだよ!?」

海未「お、おおおお落ち着きななんあななあなあふぉあああああああああああああああ!!!」

真姫「あれ、こういうのを販売するのって許可撮るとき私たちに話行ったりしないのかしら…?」

絵里「それはもう気にしたら負けということで…」

にこ「どきなさい!!あれ!?にこのグッズがない!?そ、そんなこと言って奥には…!ちょっ…、マジでないじゃないの!?どういうこと!?」

凛「幼児体型は人気が出ないんじゃないですかぁ?」

にこ「」イラッ


穂乃果「あれ、これって…」

穂乃果「ことりちゃん…?」


海未「こうやって注目されてるのがわかると…、なんか、アレ、ですよね…」

絵里「えぇ、アレね…、言い表せないけど、アレな感じ…」

希「励みになるねって言いたいんやね」


???「すみません!あの、ここに…、私の生>>424があるって聞いて…!」

???「あれはダメなんです!もう、見られたら人生が一気に崩壊してしまうレベルでアウトな代物なんです!」

えりニー映像

???「ここに…、私のおなにぃしてる映像があるって聞いて!しかも先輩のことを想いながらしちゃったやつ!」

???「あれを見られたらもう…、色々とダメなんです!女の子同士の恋なんて今までないと思ってた私の倫理観が崩壊してしまって…」

店員「いや…、うちではそういうのは取り扱ってないですね…。あなたのなら喉から手が出るほど欲しいんですが」

???「あ…、そうなんだ…。ふぅ、焦らせやがって…」


穂乃果「生写真なら奥にあったよ?ことりちゃん」

???「え、写真!?それもダメ…って、うわぁっ!?」

海未「…ん?どうしたんですか、ことり。そんな、メイドの格好なんてして…」

???「あ、あわ…あわわ…」

???「…っ!」ササッ

???「コトリ!?ホワット!?ドーナタディスカー!?」

凛「あっ!?ナイジェリア人!?」

???「オマエマジフザケンナヨォ~、ナイジェリアジンジャネェヨォ~」

穂乃果「いや、クオリティのひっくいモノマネはいいから…。ことりちゃんだよね?」

???「チガイホーケン!ソリディワ、ゴーキゲーンヨー!」

???「ジョシミッカアワザレバー、カツモクシテミルベシー…」

???「ゼヒモナシッ」シュバッ

ほのうみ「あっ、逃げたっ!!」



???「ふっ…、ふっ…、ふっ…」ダッダッダッ

穂乃果「ことりちゃん待ってよー!もう名前???じゃなくてもいいでしょ!?バレバレなんだから!」

ことり「うるさいっ!ことりじゃないって…、あっ!名前戻っちゃダメだから!」ダッダッダッ

穂乃果「ことりちゃーんっ!!」


ことり「はぁ…、はぁ…、ふふ…、かかったな!穂乃果ッ!これが我が『逃走経路』だ…」

ことり「ここまでくればひとまず安心…これからどうすれば…」

希「みーつけた」

ことり「ひゃっ!?」

希「何遍やっても変われへんねんなー…、当たり前やけど」

ことり「はい…?」

希「あ、逃げたらわしわしやからね」

ことり「う…、ごめんなさい…」


キュアメイドカフェ 店内


一同「えー!?」

花陽「こ、ことり先輩が…このアキバで伝説の将棋打ちの…」

海未「ではなく…、カリスマメイド、ミナリンスキーだったんですね…」

ことり「So death…」

穂乃果「ひどいよことりちゃん!そういうことなら教えてよ!」

穂乃果「言ってくれれば遊びに来て>>427とかしたのに!」

セクハラ

穂乃果「言ってくれれば遊びに来てセクハラとかしたのに!」

ことり「いや…、そういうのはもう客のスケベオヤジ共で間に合ってるんで…」

海未「されてるんですね…」

絵里「じゃあ…、この写真は…?」

ことり「忘れた…。たぶんなんかのイベントの時のアレ…」

穂乃果「なーんだ、じゃあ一人でこっそりソロ活動してたわけじゃないんだね?」

ことり「まぁそれも考えてはいたり…、いやいやそんなことないからね!?ほんとほんと」

海未「でもなぜです?」

ことり「ちょうど3人でアネックス1号を始めた頃…」

ことり「説明が面倒だからここらへんはBDを買って確かめてね☆」

ことり「あっ、ごめーん!第九話が収録されてる5巻は売り切れ中なんだっけ、てへっ☆」

にこ「5巻難民の傷口に塩を塗りこんでいくわね…、ちなみににこにーが表紙だから」

ことり「要約すると穂乃果や海未と違い何もない私を変えたくてやりました」

穂乃果「何もないなんてことないよ!歌もダンスも上手だし!」

海未「衣装も…、まぁセンスは置いておくとして、作ってくれていますし」

真姫「…少なくとも、客観的に見れば二年の中では一番まともね。私の中では穂乃果お姉ちゃんが一番だけど」

凛「アニメのここの真姫ちゃんもっちりしてて可愛い」 真姫「え」

ことり「ううん…、私はただ、二人について行ってるだけだよ…」

穂乃果「…。そういえばさっき店先で先輩のことを想いながらなんとかって言ってたけど…、あれなんだったの?」

ことり「あーあー!聞こえなーい!!」


穂乃果「じゃーねー!」

ことり「うん、バイバイ…、あっ!このことはママには内緒だから!学校では、しー!」

穂乃果「え…、学校でおもらしプレイ…?それはさすがの穂乃果でもレベルが高すぎるなぁ…」

海未「もう何も言うまい」


穂乃果「でも意外だなー、ことりちゃんがおもらしプレイ好きだなんて…」

海未「まだその話題を続けるつもりですか?…私はことりがあんなことで悩んでるのが意外でしたね」

絵里「意外とみんな、そうなのかもしれないわね」

穂乃果「ほぇ?」

絵里「自分のことを優れているなんて思っている人間はほとんどいないってこと」

絵里「だから努力したり…、もしくは自分を飾り偽るのよ」

海未「後半はあなたのことですね」

絵里「そうやって少しずつ成長して、成長した周りの人を見てまた頑張ったり、頑張らなかったり…」

海未「最後はあなたのことですね」

絵里「いちいちうるさいなお前。…ライバルみたいな関係なのかもね、友達って」

穂乃果「…なるほど、友達とは自分の墓地の光属性と闇属性を除外して手札から特殊召喚できるドラゴン族なのか…」

海未「それはライパル…、わからない人はググってください」

絵里「私の話は1ミリも理解されないのね…、じゃあまた明日」

穂乃果「あ、ちーっす。…ね、海未ちゃんって私を見て、もっと頑張らなきゃーって思ったこと、ある?」

海未「あ、理解してたんですね…。それは…」

海未「>>429

穂乃果はいつも私の目標ですよ

海未「…穂乃果はいつでも私の目標ですよ。いつもそう思い励んでいます」

穂乃果「えぇっ!?海未ちゃん何やっても私より上手じゃない!私なんてドジばっかりの忘れてばっかりなのに…」

穂乃果「なんで私なんかが目標なの?」

海未「…悔しいから秘密にしておきます」

穂乃果「えぇー!そんな本編で言いそうなセリフ!」

海未「穂乃果は、私の一番のライバルですから」

海未「…きっと、ことりさんも」

穂乃果「ほぇ?…海未ちゃん」

穂乃果「ふふ、そうだね!」



神田明神


絵里「…」スタスタ

希「…えりち」


希「どうしたん?また戻ってくるなんて」

絵里「ちょっと、思いついたことがあって」

希「…」

絵里「さっき、街を歩いていて思ったの」

絵里「次々新しいものを取り入れて、毎日目まぐるしく変わっていく」

絵里「この街は、どんなものでも受け入れてくれる」

絵里「…一番、ふさわしい場所なのかもな、って」

絵里「…私たちの、シュテージに」

希「…」

絵里「…笑えよ」


希(…多少滑舌と性格に難はあれど、このえりちなら、大丈夫…。みんなを引っ張っていってくれる…)

希(なら、もう一度、目指せるかもしれない…。一度は諦めた、あの、夢の舞台へ…)



ラブライブ!(アイキャッチ)



教室


ことり「…」


ほのうみ「…」ジー


ことり「…」

ことり「…>>432、おいしい」

ことり「>>433がパリパリの>>434、食べたい」

ことり「>>435割れの>>436、かわいい…」

ことり「5本指>>437ックス、気持ちいい…」

穂乃果「ちょうどCMも跨いだことだし、今日はここまで!」

穂乃果「ここに来て若干マジメムードだけど…、果たしてこの先どうなることやら!?」

穂乃果「ボケるネタが思い浮かばなかったとかじゃないんだからね!」

穂乃果「その代わり最後はとんでもない数の安価を用意したから、ワケワカンナイので盛大に笑わしてくださいね!」

穂乃果「後心配なのがこのスレ中にうろライブ終われるかなんだけど…、流石に次スレまで伝播はしない予定だから…」

穂乃果「このまま普通のサイクルで続けて終わらなさそうだったらうろライブを優先していくのでそこのところよろしくね!」

穂乃果「それではみなさんさようなら!お相手は、ホントはそんなにバカじゃないもん!高坂穂乃果でしたー!」

穂乃果「あでゅー!」

アルパカの丸焼き

ティッシュ

鼻セレブ

海未ちゃんちのゴミ箱

ホノカチャン

デト

トロンスレはちょっと前に覗いただけで全然行ってないです
ただの遊戯王好きだよ 強いて言えば実況民
今日はμ'sメンバーのデッキ構築考えてたらこんな時間になっちゃったんでお休みします 明日はやる予定

再開するぞよ
数分お待ちを

ことり「アルパカの丸焼き、おいしい」


海未「食べたことあるんでしょうか…」

穂乃果「眼球の裏に指突っ込むくらいだからありえなくないよね」


ことり「ティッシュがパリパリの鼻セレブ、食べたい」


海未「乾燥した高級ティッシュを食べたがるって…、誰が共感できるんでしょう」

穂乃果「あーあれ甘くて美味しいよね。あんこを包んだりするとなお良し」 海未「…」


ことり「海未ちゃんちのゴミ箱割れのホノカチャン、かわいい」


穂乃果「大変だよ海未ちゃん。ことりちゃんがとうとう意味のわからないこと言い始めてる」

海未「うっ…!」

穂乃果「…海未ちゃん?」

海未「ううぅっ…!ひ、久しぶりにことりさんが人の名前にちゃんをつけているところを見ました…。なんか感激です…」

穂乃果「そうなんだ…」


ことり「五本指デトックス、気持ちいい…」


海未「片手だけで行えるデトックス…、試してみたいものがありますね」

穂乃果「なーんだ、セ[ピーーー]じゃないんだ。期待したのに残念だなー」

海未「こらっ」


ことり「…うぅ」

ことり「思いつかないよー!!」


~回想~


絵里「アキバでライブよ!」

穂乃果「え、それって…」

ことり「路上ライブ?」

にこ「アキバと言えばアライズのお家元じゃない!」

希「お膝元な」

真姫「(今日の穂乃果お姉ちゃんの首筋が)随分と大胆ね」

絵里「アキバはアイドルファンの聖地、だからこそあそこで認められるパホーマンスができれば、大きなアピールになる!」

穂乃果「そ、そんな…///アソコだったり大きなアピール♂だったり…、絵里先輩エロい…」

海未「黙ってなさい」

ことり「私は楽しそうだと思うよ!」

凛「凛も賛成!」

花陽「あ、じゃあ私はアルカリで…」

絵里「決まりね」  花陽「…突っ込んで欲しかったな」

穂乃果「じゃあ早速任天堂…」

海未「マリオでもするんですか…?」

絵里「…日程を決める前に」

絵里「今回の>>442はいつもと違って、>>443のことをよく知っている人にやってもらうべきだと思うの」

ディアハ

ジョジョ

絵里「今回のディアハはいつもと違って、ジョジョのことをよく知ってる人にやってもらいます」

絵里「ことりさん、頼めるかしら」

ことり「頼める以前に頼んでる内容が意味不明だよ…」

穂乃果「ハイハイ!ジョジョのことなら私のほうがよく知ってる自信あるもん!私がやる!」

凛「…サンのスタンド使いの名前は?」

穂乃果「…」

ことり「アラビア・ファッツ」

凛「正解」

穂乃果「あ、ちょっ…、し、ししし、知ってたし!出てこなかっただけだし!」

ことり「…それはいいんだけど、ディアハの意味がよく…」

絵里「あら、知らないの?ディアハとは古代エジプトにおける…」

希「つまりえりちはアキバをよく知ってることりちゃんに作詞して欲しいみたいよ」

ことり「えぇっ!?私が作詞!?」 絵里「え、いやそんなこと…」

希「あの街でずっとバイトしてたんやろ?きとあそこで歌うのにふさわしい歌詞を考えてくれると踏んだんやな」

希(こうでもしないと話進まないから…)

穂乃果「おお!それいい!すごくいい!そんなの思いつくなんて絵里先輩って天才!」

絵里「え…?そ、そう?ま、まあ私にかかればこんなものよ!オッホッホ!」

希(調子ええなえりち)

海未「いいんじゃないでしょうか、あまり聞いてませんでしたが」

凛「凛、ことり先輩の歌詞が思いつかなくて慌てふためく姿が見たいニャス!」

にこ「ちゃんといい歌詞作りなさいよ?アキバのキモオタどもに媚びっこびなドギツイのを」

真姫「え、そんなの歌いたくない…」

ことり「こ、これ…、私が本当にやらなきゃ、ダメ…?」


~回想おわり~


ことり「やってられっかぁ!!なにが作詞だよ!セックスしろオラアアアアアアアアアアア!!」

ことり「大体アキバでバイトしてたのもそんなに長くないしあのメイドカフェ近辺以外の土地柄とか全然知らねえし!」

ことり「こんな大役を作詞経験ない一人に任せて自分はぬくぬくおしゃべりしてやがるんだろ!?そんでできなかったら勝手に失望されるんだろ!?」

ことり「勝手に期待してるのはそっちだろうが!ふざけんなボケエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!」


穂乃果「ことりちゃんすごい…、歌詞に魂がこもってるよ…」

海未「まぁ…、心からの叫びなんでしょうね、あれが。あの歌詞の歌は歌いたくありませんが…」


ことり「うぅ…、海未ぃ…、穂乃果ぁ…」

体育の時間


ことり「ううぇ…、何書いていいかわかんないよぉ…」

穂乃果「考えすぎだよー、海未ちゃんみたいにテキトーな痛い文章絞り出せばいいんだよ」

海未「それ絶対褒めてませんよね。というかどう聞いても貶してますよね」


教師「南、ここんとこ気抜けてるぞ?しっかりしろ」

ことり(クソがっ)

ことり「あ、すいません…」


ことり(クソクソクソクソクソクソクソ)

ことり(ふざけんなよなんで私がこんな目にあいつらのせいでクソ教師にまで怒られたじゃないああもう)


ことり「もう…、これしかないよね…?」スッ

穂乃果「ことりちゃん!」

ことり「…穂乃果?どうしたの…?」

海未「とりあえずその手に持ったパイプは捨ててください」

穂乃果「こうなったら一緒に考えよう!とっておきの方法で!」



キュアメイドカフェ店内


ことり「>>446、ご主人様!」

穂乃果「>>447、ご主人さまっ!」

海未「>>448…、ご主人様…」

パンツは脱がしておきました

パンツは脱がしておきました

連投すまん
下2

ことり「パンツは脱がして起きました、ご主人様!」

穂乃果「私のスタンドはこれだ!ご主人さまっ!」

海未「お帰り下さいませ…、ご主人様…」


ことり「うわー、かわいいっ!さすがノーパンなだけはあるね!」

穂乃果「ねぇ出てた?私のスタンド出てた?」

海未「あれ…、メイドカフェってこんな挨拶でしたっけ…?もう少し穏やかだったような…」

ことり「店長も快く二人を歓迎するって♪」

海未「その手についた赤い液体は一体…」


チリンチリーン


凛「どじゃぁ~~~んっ」

穂乃果「あ、凛ちゃん!」

凛「遊びにきたよっ!」

花陽「えへへ」

絵里「アキバで歌う曲ならアキバで考える、ってことね」

真姫「…ねぇ、にこ先輩。さっきからみんなが言ってるアキバ、ってどういう意味…?」

にこ「…飽きの来ないバカの略よ」

希「ではでは~、早速取材を!」

海未「やめてください!な、なぜみんなが…」

穂乃果「ホントだよ!誰にも言ってないのに!」

希「穂乃果ちゃんから誘われてんけど…」

にこ「それよりも早く接客してちょうだい!」

ことり「うんわかった♪」ペト

にこ「え、今手に何を…」

ことり「アロンアルファだよ」

にこ「えっ、ちょっ!手が机にくっついて…!!接着じゃなくて接客よ!!ってマジで取れないんだけど!?」

真姫「にこ先輩ってアキバね」

花陽「これが、本当にカリスマメイドだったんですか…?」

凛「実際にはアキバの狩修魔冥土・皆躙隙の異名で恐れられる伝説のファイターだったとか…」

ことり「本当のお客様の前ではちゃんとしてるから…」

厨房


穂乃果「海未ちゃん!さっきから洗い物ばっかり!お客さんとお話しなよ!」

海未「ぐ…、穂乃果が正論を…。わ、私はお皿と話しています!」

海未「ほらほら~、どこかおかゆいところはありませんか~?」

穂乃果「うわっ…。あ…、ごめんね海未ちゃん…。無茶なこと言っちゃって…」

海未「本気で心配するのはやめてください!冗談ですよ!」

穂乃果「いいんだよ…、海未ちゃんはお皿とお話してて…」

海未「…」

ことり「海未、これもお願…、うわっ、すごい暗い顔してる…。ダメだよ!ここにいるときは笑顔を忘れちゃダメ!」

海未「笑顔…、笑顔、って…、なんでしたっけ…」

ことり「わからなくてもいいから口角を釣り上げる!そういう心構えが大事なの!」

海未「はぁ…。にぃー…」

穂乃果「うわ、その顔キモっ」

海未「…」

ことり「海未がますます澱んだ表情に…」


穂乃果「ことりちゃん、やっぱりここにいるとちょっと違うね」

ことり「え…?そうかな…」

穂乃果「鉄人みたい!いつも以上にムキムキしてるよ!」

ことり「ウソォ…、そんないつの間に筋肉質に…」

海未「穂乃果は別人のようだ、と言いたいみたいです」

ことり「あぁ…、うん、そうかも…。なんかね、この服を着ているとできる、っていうか…」

ことり「この街に来ると、不思議と勇気がもらえるの」

ことり「もし、思い切って自分を変えようとしても」 穂乃果(…お腹すいたな)

ことり「この街ならきっと受け入れてくれる気がする…」 穂乃果(あ、冷蔵庫の中にあったフルーツこっそりいただいちゃおうかな)

ことり「そんな気持ちにさせてくれるんだ…!」 穂乃果(一個くらいつまみ食いしてもバレないよね)

ことり「だから好き!」

穂乃果「ふふふ…(やばい聞いてなかった、適当なことを言って取り繕おうかな…)」

穂乃果「あっ…、ことりちゃん!」

ことり「ふえ!?い、いきなり何…」

穂乃果「えーっと…」

穂乃果「>>453だよ!」

産卵

穂乃果「産卵だよ!」

ことり「は?」

穂乃果「えーっと…、ことりちゃんは産卵したんだよ!今!」

穂乃果(ついにトチ狂ったか私)

ことり「な、何言って…、…はっ!」

ことり「今、私から生み出されたこの言葉、気持ち…」

ことり「今まで無理やり紡いていだ言葉とは違う、まるで球体のように纏まった本当の言葉…」

ことり「暖かくて、穢れのない、私の心からの気持ち…、それを穂乃果は卵と形容したんだね…」

ことり「そしてその卵を…、何も包むことなく、歌に乗せる…。大地に卵が産み落とされたかのように…」

ことり「穂乃果はそう言いたいんだよね!」

穂乃果「お、おぅ…、ことりちゃんもできるようになったね…」

穂乃果(ものすごい拡大解釈で難を逃れた…)

海未「まぁ穂乃果はとっくにトチ狂ってるんで今更なんですけどね」

ことり「…この街を見て、友達を見て、いろんなものを見て…、私が感じたこと、思ったこと…」

ことり「ただそれを…、そのまま歌に乗せるだけでよかったんだね…!」


キュアメイドカフェ前


ことり「…わんだーぞーんきーみーにーよばれたよーはしってきーたよー」

ことり「以下省略!」


海未「本当にやるのですか!?」

絵里「もろちん」

絵里「次の日曜日、この場所で!」

海未「え、も、モロ…!?人がたくさんいるここで露出ですか!?」

絵里「何言ってんのよ!か、噛んだだけだから…!」

ことり「そうだよ、大体絵里先輩にはチンなんてついてないんだからモロれるわけ無いでしょ?」

絵里「え…、私ってついてないの…?」

ことり「えっ」

絵里「えっ」

海未「えっ」


花陽「この衣装でアキバに!?」

凛「この衣装って…、>>455、だよね…?」

お相撲さんのまわし

凛「お相撲さんのまわし、だよね…、これ…」

ことり「ごめん…、メイド服借りる予定が何の手違いかこれになっちゃって…」

ことり「上はもぎゅっと衣装だからそれで我慢して…」

花陽「だったら最初からもぎゅっと衣装だけでいいんじゃあ…」

凛「ていうかもぎゅっとって何!?」



穂乃果「ライノセックス!ライノセックスはこちらです!」

希「何言ってんのこの子…」

海未「…どうやら犀交尾と言いたいようです…。いらない英単語だけは覚えてしまって…」



亜里沙「海未さんっ!」

海未「き、きゃぁっ!あ、亜里沙ちゃん…。来ていたのですね」

亜里沙「海未さん久しぶりですっ!あれ以来お姉ちゃんの虚言癖も少しは収まってきて…」

亜里沙「みんなみんな海未さんたちアネックス1号のおかげです!ありがとうございますっ!」

海未「わ、わかりましたから…、そんなに引っ付かれると、その…。照れてしまいます…」

亜里沙「?」


絵里(おのれ海未公ォ~~!!私の亜里沙とイチャコラしやがってぇ…!!)

絵里(いつか本当に奴隷にしてやるんだから…!ぐぬぬ…)



穂乃果「お嬢様、オレンジジュースとなります」

雪穂「あ、どうも…」

雪穂(…そういえば最近、お姉ちゃんと全然話してなかったな…)

雪穂(まぁ…、向こうは私を忘れてるみたいだし、仕方ないか…。あっちからすれば他人、だもんね…)

雪穂(…私も、こんなやつのこと、忘れたほうがいっそ…)

穂乃果「ど、どうかな?ゆ、雪穂…」

雪穂「えっ…」

穂乃果「へ、変な衣装、だよね…、えへへ…。お姉ちゃんがこんなんじゃ雪穂も恥ずかしい、かな…」

雪穂「いや…、今、雪穂、って…。お姉ちゃん、って…?」

穂乃果「な、なんかさぁ、希先輩に言われちゃって…。いくら思い出せなくても、形だけでも雪穂に姉として接してあげて、ってさぁ…」

穂乃果「ご、ごめんね…、迷惑、だよね…?雪穂ちゃん…」

雪穂「そ、そんなことないです!…じゃなくて!そんなことないから!」

雪穂「呼び捨てにしていいから!…だ、だから…、い、家でも…、私のお姉ちゃんでいてくれる…?」

穂乃果「え…?う、うん…、雪穂、がいいなら…、私はいいよ!」

雪穂「…っ!」

雪穂「…うぅっ…!!ぐずっ…」

穂乃果「あれ、雪穂…?泣いてる…?」

雪穂「な、泣いてなんかいないわよ!バカお姉!」

にこ「だからぁ…、いい?百合っていうのは…」

真姫「にこ先輩のご高説は聞き飽きたわ。いい加減別の話も…」

ことり「はいお待ちどうさま!」ドンッ

にこ「な、なによこれ…、こんなの頼んでないんだけど…」

真姫「ていうか、これ…。この形、カップルで飲む奴でしょ…?」

ことり「希先輩に『あのふたりにこれ持ってってー、お代はうち持ちでええから~』って」

にこ「の、希…、なんてことしてくれて…」

ことり「それじゃあごゆっくり~」スタスタ

にこ「あ、ちょっ…」

真姫「…」

にこ「…」

真姫「ど、どうする…?これ…」

にこ「どうするったって…、まさか捨てるわけにもいかないし…」

真姫「じゃあ、飲む…?」

にこ「…そ、そうね!真姫ちゃんが全部飲んでいいわよ!」

真姫「こっ、こんな大量、飲みきれるわけ無いでしょ!」

真姫「…ふ、二人で飲めばすぐになくなるわよ」

にこ「でも…、それって…」

にこ「…ぁぅ」

真姫「…べ、別に、いいじゃない。百合営業だと思えば」

にこ「に、にこと真姫ちゃんがぁ!?あ、ありえない…!」

真姫「カプは変幻自在って言ってたのはどこの誰よ。…アリじゃないの?私たちでも」

にこ「だ、だって…、にこは真姫ちゃんみたいな愛想ない子なんて好きじゃないし…」

真姫「あら奇遇ね。私もにこ先輩みたいなうるさい人、嫌いよ」

にこ「なっ…!?だったら私だって…!」

真姫「でも」

真姫「…静かなにこ先輩なら、ちょっとかわいい、って思うかも」

にこ「えっ…」

真姫「…冗談よ。とっとと飲んじゃいましょう」チュー

にこ「え…、あぁ…。うん…」チュー

真姫「…」チュー

にこ「…」チュー


にこ(こうやって一緒に飲むと…、すっごい顔近い…)

にこ(今まであまり近くで見ることなかったけど…、まつげも長いし…、肌もすっごい綺麗だし…)

にこ(…さっきあんなこと言われたから、ちょっと意識しちゃうじゃない…!真姫ちゃんのバカ…!)


真姫(…なんで、あんなこと言っちゃったんだろ。私には穂乃果お姉ちゃんしかないはずなのに…)

真姫(しかも、普通だったら絶対に言わない…。あんな…、面と向かってかわいい、だなんて…)

真姫(今日の私、きっとどうかしてる…。そうよ、熱があるんだわ。顔も信じられないくらい熱いし…)

希(…あんな初々しい二人見るの、めっちゃ久しぶりやな)

希(今じゃ暇さえあればあっちでイチャコラ、こっちでらぶちゅっちゅやからなぁ)

希(ま、これで歪んでいた人間関係も多少は修正できたやろ…)

希(あとは…、合宿で仕上げ…)

希(そして…、その後…。未来を修正できるのは、うちしかおらん…)

希(もう、悲しい思いなんてさせへんよ)


花陽「希先輩、なにか考え事ですか?」

凛「すっごい難しい顔してるね」

希「ん?ううん、何でもないよ。なんか欲しいもんある?うちがおごったるよ」

凛「えぇっ!?いいんですか?じゃあじゃあ…、えっとー、凛はねぇ…」

花陽「ち、ちょっと凛ちゃん…。せめてお礼言わないと…。あ、ありがとうございます」

希「いやいや、どういたしまして」



夕方 神田明神


穂乃果「うまくいってよかったね、今日のライブ。ことりちゃんのおかげだよ」

ことり「うぅん、私じゃないよ。みんながいてくれたから、みんなで作った曲だから」

穂乃果「ま、まぁ、そうかな!」

海未「少しは謙遜を覚えてください」

ことり「うぅん!私もそのほうが嬉しい!」

海未「ことりさん…」

ことり「あ、海未…、ちゃん…」

海未「あ、はい…、って、ちゃん!?どうしたんですか、いきなり…」

ことり「…その、さん、って、もう、やめにしない?私も、海未のこと…、海未ちゃん、って呼ぶから」

ことり「私はなんかぶっきらぼうだし、海未ちゃんは他人行儀だったから…、この際、ね?」

海未「あ…、こ、ことりさんがいいのでしたら…、私は構いませんが…」

海未「こ、ことり…?」

ことり「うん、そうそう!海未ちゃん!」

海未「ことり…。…おかしいですね、まだ、思い出していないはずなのに…、どこか少女の頃を思い出すような…」

穂乃果「海未ちゃんばっかずるいよ!ねぇねぇ、ことりちゃん!穂乃果のこともちゃん付けで呼んでよ!」

ことり「うん、穂乃果ちゃんっ!」

穂乃果「おおっ、いいねいいね!あはははっ!」

ことり「…ねぇ」

ほのうみ「ん?」

ことり「こうやって三人並ぶと、あのファーストライブの頃、思い出さない?」

穂乃果「いやぁ、思い出さないなぁ」

海未「そこは嘘でも思い出すって言いましょうよ…」

ことり「だったら何で思い出すの!?」

穂乃果「えーっと…、ファーストライブかぁ…。ファーストライブで覚えていることと言ったら…」

穂乃果「>>463、かな」

真姫にあえたこと

穂乃果「めっちゃ好みの女の子に会えたことかな!」

海未「真姫のことですか…」

穂乃果「いやぁ、どうやって落とそうかと考えてたら向こうから好きって言われたときはちょっとガッカリだったけどね!」

ことり「っていうかファーストライブよりだいぶ前だよそれ…。曲が決まる前じゃん…」

穂乃果「お、そういえばあの曲、結局誰が作ってくれたんだろうね?今は真姫が作ってるけど…」

海未「ストーカーかとも思いましたが以降は被害もありませんですし…、謎ですね…」

ことり「って、今はそんなことどうでもよくて!…あのさ」

ことり「私たちって、いつまで一緒にいられるのかな?」

穂乃果「どうしたの?急にマジメムードになっちゃって」

海未「シリアスシーンへの布石とかやめてくださいよ。アニメスレが荒れます」

ことり「そんなんじゃないから…。あと二年で高校も終わっちゃうよね、って話!」

ことり「その後、私たちどうなっちゃうのかなぁ、って…」

海未「それは…、しょうがないことですよ」

穂乃果「…」

穂乃果「…うんっ!」

穂乃果「大丈夫だよーっ!!」ダキッ

ことり「うわぁっ!?」

穂乃果「ずーっといっしょ!だって私、ずっとずっと海未ちゃんとことりちゃんと一緒にいたいって思ってるよ!」

穂乃果「大好きだもんっ!」

ことり「ふぇっ!?」

海未「こ、告白っ!?」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん…、嬉しいけど私そっちの気は…」

穂乃果「いやそういうんじゃないし…」

海未「さっき好みの女の子がどうのこうの言ってた人のセリフじゃないですね」

ことり「でもでも!ずっと一緒にいようね!結婚して、お嫁さんになっても、ずっと!」

穂乃果「うんうんっ!約束だよ!」

海未「はい、約束、ですっ!」







うろライブ! 第九話  完

某日 早朝



ことり「くぅ…、くぅ…」




カチャッ ポトッ


「…」


「…誰もみてへん、よな?」


ササッ

スッ


「これ、かな…?縞々の柄、Kotori Minami…、うん、間違いない…」

「ことりちゃんには気の毒やけど…、どうせ行くことはないんやから、一緒…、やんな?」


カチッ ボォォォ


「…これで、大丈夫…。不安要素は大方消した…」


「ありがとう、真姫ちゃん…。うちを戻してくれて」

「今度こそ、きっと」

「うちがみんなを夢の舞台へ連れて行ってあげる」



「絶対に」




次回のうろライブ!



「妹とかお姉ちゃんとか変な語尾とか弟とか禁止!(あと先輩も)」

穂乃果「お送りしましたのは、うろライブ!第九話でした」

穂乃果「今更だけどラブライブ!の話数表示って♯○○なんだけど…、こうした方がいいな、と思いつつ今更変えるのもどうなの、と考えた結果…」

穂乃果「ついに第十話までこの堅苦しい表現のままで来ちゃったね。だから何とは言わないけどさ」

穂乃果「で、九話ですけど…、いやぁ、相も変わらずこの穂乃果はバカだねぇー。にこちゃんの言うところのアキバだね!」

穂乃果「そして、ラスト!ついに本編と明らかな食い違いが生じてきた…、のかな?はてさて、気になる結末やいかに!」

穂乃果「それは誰にもわからない!だってまだ考えてないから!」

穂乃果「今回のだってその場のノリだしね。このスレの98割のストーリーがその前のレスを書き終えてから考えられてるから」

穂乃果「そんなわけでここから先、どんな話になるのかはみんなの安価しだいでもあるのでした」

穂乃果「さて、それじゃあ今回も忘却安価行ってみようか!」

穂乃果「第十話、先輩禁止!にてフォーカスが当たるのは主に真姫ちゃんと希ちゃん、だけど…、希ちゃんはもう忘れられないし…」

穂乃果「若干にこちゃんも、だけど…、にこちゃん今回も忘れちゃったからなぁ…、誰にしよう…」

穂乃果「と考えたところ、思いつきました!今まで忘れた数が少ないやつでやればええやん!と!」

穂乃果「そんなわけで集計してみました!最も忘れた数が少ない二人、それは…」

穂乃果「集計しなくてもわかるよ!1年生の二人だよ!圧倒的だよ!」

穂乃果「ということで次回の忘却は4話以来のまきりんぱなの3人に忘れてもらうこととなりました」

穂乃果「…せっかく希ちゃんが軌道修正しようとしてるのにここに来て致命的なの忘れたりなんかしたら大変だよ?」

穂乃果「まぁ…、この3人ならまだなんとかなるか…。たぶん」

穂乃果「じゃあ忘却する人も決まったことだし、今日はここまで!」

穂乃果「お相手は、ほっのほっのほー!笑顔届ける高坂穂乃果でした!ばいばい!」


穂乃果「ちなみにローマ字入力でhonnohonnoっていれるとほんおほんおになってなんかキモイよ!」



真姫が忘れること >>467
凛が忘れること >>468
花陽が忘れること >>469

矢澤にこという存在

良心

凛ちゃんのことを忘れてそこら辺の野良猫を幼なじみだと思う

偉い邪神さまはこう言いました
「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ」

連続安価取ったって書いてあるけどIDは被ってないからどっちのことかわかんねぇ
仮にかよちんだとしてそのしたのカレーとお米にするとしてもこれもはやネタにすら出来ないよ…
まぁ見た目上は普通だからこのままでもいいかな…って思ってたら
これ全部致命的なやつやないかい 今までのしょうもない忘却は一体どうなってしまったのか
これは次回のんたん…というか俺大変やな

こんな時間やけど西木野☆星空クリニックだしゆるーくやっていくよ
お付き合いください

真姫「西木野☆星空クリニック院長、ドクター真姫よ」

凛「ナース凛ですよ」

真姫「もう穂乃果のアナウンスから始めるのは面倒だから直接スターゲイザー内から始めることにしたわ」

凛「まえがきもレスの無駄遣いな気がしてきたからこのレス中に行く世界を決めることにするにゃ」

真姫「前回はこちら側の趣味が全開で大変だったわね」

凛「おお…、前回と全開をかけた高度なギャグですかな」 真姫「殴るわよ」

真姫「今日は時間もそんなだし10レス程度で終わるように軽くできるといいわね」

凛「努力じゃなくて希望的観測なんだね…」

真姫「盛り上がるとつい長くなることってあるし…、前スレ最終回然り」

真姫「ま、そんなわけだから早めに行く世界を決めてしまいましょう」

凛「おっとっと、その前に今日はゲストがいらっしゃってるんだにゃ!」

真姫「ゲスト?なにそれ、安価で決めるの?」

凛「うぅん、今回は安価じゃなくてこっちから呼んだの。ではどうぞ!」

海未「まさかのラジオの次はこちらですか…」

真姫「なんで海未が…」

海未「何やら今回はどうしてもゲストが必要とのことで…、それで一番扱いやすい私が選ばれただとか…、よくわかりませんが…」

凛「海未ちゃんは喋らせやすいからね!」

真姫「書く方の都合なんだ…」

凛「じゃあ今回は海未ちゃんが行きたい世界を決めていいよ!どんな世界がいい?」

海未「行きたい世界と言われましても…、まだ半信半疑なのですが…、例えばどのような世界ならいいのでしょうか」

真姫「別にどの世界でもいいんだけど…。そうね、だったら決めやすいように縛りをつけましょうか」

凛「おっ、真姫ちゃん縛りが好きだねー。もしかしてM?」

真姫「Makiだからね。…冗談は置いておいて、今回行く世界は○○という常識が○○に置き換わった世界、とかどうかしら」

真姫「服を脱ぐとエロスを感じる、という常識が、服を着るほどエロスを感じる、に置き換わる、みたいな?」

凛「なんか難しくない?それ…」

真姫「仕方ないでしょ、今思いついたんだから。で、海未。何かない?」

海未「そ、そうですね…。でしたら…」

海未「>>479という常識が>>481に置き換わった世界、などどうでしょう」

全ての人が穂乃果を愛する

穂乃果を無視する

海未「全ての人が穂乃果を愛するという常識が穂乃果を無視するに置き換わった世界、などどうでしょう」

真姫「うん、まず常識からして非常識ね」

凛「…これは、どういう世界に行けばいいんだにゃ」

真姫「あー…、だったら、そうね。こっちの世界で穂乃果を好きな人ほど穂乃果を無視する世界、ってことにしましょう」

凛「でも…、こっちの世界で穂乃果ちゃんが好きじゃない人なんて…」

海未「いませんよね」

真姫「あれ…?意外とこの常識正しい…?」

凛「というか海未ちゃんはこの世界で穂乃果ちゃんをどうしたいんだにゃ…」

海未「いや、まぁ、なんとなく嗜虐心が湧いたというか…、穂乃果がみんなから無視されたらどんな反応するか見てみたくて」

真姫「とんだドSね」

海未「Sonodaですので」

凛「まぁいいにゃ!それじゃあ西木野☆星空スターゲイザー、目的の世界へ出発だにゃ!!」




世界線変動率 6.464535%


凛「ついたにゃ!」

海未「おぇぇえええぇぇぇぇえぇ…」オロロロロ

真姫「最初はキツいわよね、これ」

海未「こんなに揺れるなら先に言っておいてください…」

凛「さーて、じゃあまずは穂乃果ちゃんがどこにいるか調べるにゃー」

真姫「この前から虱潰しは不毛だと考えてμ'sメンバーなら即座に発見できる機能を付け加えておいたわ!」

凛「ホント一言言えば実現するから楽だよね。んじゃ穂乃果ちゃんはどこですかー、っと…」

凛「お、いたにゃ」

海未「ど、どうですか、穂乃果の様子は…」

真姫「これは…」

凛「>>483な表情をしているにゃ」

いやらしい

凛「いやらしい表情をしてるにゃ」

真姫「一体何を考えているのかしらね」

海未「…この穂乃果の表情…、どこかで見覚えがあるような…」

凛「え、穂乃果ちゃんあんな顔普段したことあるっけ?」

海未「いえ…、穂乃果はあんな顔しないと思いますが…、何か別の…」

真姫「ところで今穂乃果がいるのってどこなのかしら」

海未「アップすぎて場所が把握しづらいですね。ズームアウトしてみてください」

凛「あいにゃ。よっと…」

海未「あら、ここは…>>487のようですね」

生徒会室

海未「どうやら生徒会室のようですね」

真姫「生徒会室でいやらしい笑みを浮かべて…、一体何を…」

凛「じゃあちょっと様子を見てみるにゃー」



生徒会室


穂乃果「…」

穂乃果「…ふ」

穂乃果「ふふふふ…」

穂乃果「汚してやる…」

穂乃果「だ、誰もいない生徒会室で…ぐふ、こ、こんなことやっちゃうなんて…」

穂乃果「穂乃果、悪い子だなぁ…、ふふふふ…」

穂乃果「雪穂に自慢しちゃおう…、お姉ちゃんこんなこともできるようになったんだぞ、って…」

穂乃果「また最強に近づいちゃったかな…、くふふふふ…」



真姫「…」

凛「…」

海未「…」

真姫「なんか…、気持ちわるいことになってたわね」

凛「おそらく誰からも相手されないせいかネクラに育っちゃったんだね…」

海未「思い出しました…、あの暗い笑み…、とある漫画の女主人公のものにそっくりです…」

真姫「そういえば…、μ'sはどうなってるのかしら」

凛「そっちの様子も見てみるかにゃ」




屋上


海未「わんつーすりーふぉー!」


海未「…では数分の休憩の後、次の練習に入ります!」

にこ「はー、つっかれたー…」

凛「にこちゃん体力なさすぎー!それじゃあダンスのキレが悪いのもうなずけるにゃー」

花陽「ちょ、ちょっと…、それはひどいんじゃ…」

にこ「うっさいわね!…べっつにー!にこは全然元気にこー!凛の方こそ、身体カッチカチなんだからもっと頑張りなさいよね!」

凛「う…、ごもっともですにゃ…」

真姫「まったく…、仲がいいんだか悪いんだか…」

希「ええやん。これが二人のじゃれ合い方やねんて」

絵里「遊ぶのもいいけど休憩も適度に取らないと、疲れがたまって倒れちゃうわよ?」



穂乃果「…なにあいつら。屋上でワーキャーはしゃいじゃってさ。なにが楽しいんだか…。リア充爆発しろ!」

穂乃果「なにがスクールアイドルだよバカバカしい…」

西木野☆星空スターゲイザー内


真姫「…どうやら穂乃果はμ'sに所属できていないようね」

凛「無視されるなら仕方ないにゃ。コミュニケーションを築くほうが難しいにゃ」

海未「でも羨ましがっているようにも見えますね」

凛「じゃあ今回のお薬投与のお時間と行きますかにゃー!」

海未「お薬…、今まで数々の人を地獄に叩き落としてきたとかいう噂の…」

真姫「否定したいけど間違っていない気もするわね。…今回はどんなお薬なの?」

凛「このどうしようもない穂乃果ちゃんを見て今回はこのネクラな性格を改善するためのお薬にすることにしたにゃ!」

真姫「ということは投与する人間は穂乃果確定なのね」

凛「うん。そして肝心のお薬の効果なんだけどー…」

凛「ランダムで性格が>>493になったり>>494になったり>>495になったり>>496になったりするお薬にゃ!」

淫乱

鏡に向かってありがとー!☆って笑顔で手を振るよう

性に積極的

真姫ちゃんみたいに

せやな…、再安価するか

凛「ランダムで性格が淫乱になったり鏡に向かってありがとー!☆って笑顔で手を振るようになったり…」

凛「金に汚くなったり真姫ちゃんみたいになったりするお薬だよ!」

海未「…本当に改善する気があるんですか?」

真姫「なんか間に私と海未が挟まったんだけど…」

凛「そして今回のミッションは!」

真姫「ミッション…?」

凛「この穂乃果ちゃんを何とかしてμ'sに入れることにゃ!」

海未「え、そんなコーナーでしたっけこれ…」

真姫「って…、無理でしょ…。いくら性格が変わったからといって穂乃果にはμ'sに入る意思はおろか私たちに話しかける理由もないんだから」

凛「ちっちっちっ、違うんだにゃ~。確かに穂乃果ちゃん一人ではμ'sに入るのは不可能でしょう…しかし!」

凛「誰かの手助けがあったら…?」

海未「手助け…?」

真姫「…!ま、まさか…凛、あんた…」

凛「そのまさかにゃ!凛たちのうちの一人がこの世界のμ'sの同じ人と入れ替わって、友人として穂乃果ちゃんを紹介すればいいんだにゃ!」

海未「私はそのために呼ばれたのですね…」

凛「別に海未ちゃんとは決まってないけど、スターゲイザーに一人だけじゃ寂しいかな、と思って」

真姫「…その入れ替わった相手方はどうするのよ?この船に拉致するつもり?」

凛「まぁそうかな。そんで暇つぶしに今までに使ってきた薬を次々投与するのも面白いかもね」

海未「鬼畜ですね」

凛「じゃあ入れ替わる人を決めるにゃー…。入れ替わる人は~…」

凛「>>503だにゃ!」

海未ちゃん

凛「海未ちゃんが入れ替わってもらうことになるにゃ」

海未「結局私じゃないですか…」

真姫「穂乃果の友人としてなら妥当なところね。今回も私じゃなくて助かったわ」

凛「それじゃあ穂乃果ちゃんに薬を投与すると同時に…」

凛「あっちの海未ちゃんに利尿剤的なものも投与するにゃ。これでトイレにいったところをすかさずキャプチャーして入れ替わるにゃ」

凛「あとわかりやすいように名前欄にこのシールを貼り付けるにゃ」

海未☆「それでは…、行ってきます」

真姫「いってらっしゃい」



屋上


海未「わんつー…、うっ…!」

ことり「…?どうしたの、海未ちゃん?」

海未「い、いえ…、突然強烈な尿意が…。申し訳ありませんがトイレに行ってきてよろしいでしょうか…」

にこ「ったく…、練習前に済ませなさいよねー。とっとと行ってきなさい」

海未「ありがとうございます…」タッタッタッ


トイレ


海未「…ふぅ、なんとか間に合いました」ショワァァ


シュビッ


西木野☆星空スターゲイザー内


海未「…あれ?」

真姫「ようこそ西木野☆星空スターゲイザーへ」

凛「まずはこの胸がびっくりするほど敏感になる薬をどうぞ」



ところ変わって生徒会室


穂乃果「…なんか虚しくなってきちゃったな。これが賢者タイムか…」

穂乃果「帰ろう…」


ガララッ


海未☆「穂乃果…」

穂乃果「ひえっ!?だ、誰…!?」

海未☆「わ、私は…」

海未☆「私は園田海未と言って…、あなたの>>506です」

親友であり恋人であり伴侶

海未☆「私は園田海未と言って…、あなたの親友であり恋人であり伴侶です」

海未☆(後半は予定ですが)

穂乃果「は…?」

穂乃果(なんかものすごい危ない人に出会ってしまった…、避けて帰らないと…)

穂乃果「ごめんなさい…、失礼します…」

海未☆「ま…、待ってください!」

穂乃果「な、なんなんですか…」

海未☆「その…、アイドルをやる気はありませんか…?」

穂乃果「アイドル…?スクールアイドルのこと…?」

海未☆「はい!あなたのこと、ずっと気になっていて…、歌も上手で、声も綺麗で、それにアイドルみたいに可愛くて」

穂乃果「…っ!?」

穂乃果「な、なにそれ!意味わかんないよ!私帰るね!」

海未☆「ちょ、待って…!せめて皆に紹介だけでも…」

穂乃果「お断りします!」

海未☆(くっ…、どうやら今は真姫モードのようですね…。このまま勧誘するか…、それとも性格が変わった時に勧誘するか…)

海未☆「で、でしたら…!」

海未☆「>>508(してあげますorしてください)!」

せめて、一曲だけでも聴いていってください

海未☆「せめて、一曲だけでも私たちの曲を聞いていってください!」

穂乃果「曲を…?」

海未☆「はい。…それで何も感じなければ、帰っていただいて構いませんので…」

穂乃果「…お金は持ってないですよ?」

海未☆「いえ、取る気はないです」

穂乃果「…じゃあ、なんで私にこんな喋りかけてくれるんですか」

海未☆「え…?」

穂乃果「…今までこんなに私に話しかけてくれた人なんて…、動物か壷売ってる人くらいだったのに…」

穂乃果「私のお金が目当てでなければ、なんでこんなに話しかけてくるんですか…」

海未☆「…それは。…言ったでしょう?私はあなたの親友なんですよ」

海未☆「親友に話しかけるのに、理由がありますか?」

穂乃果「…」

海未☆「行きましょう、屋上に」

穂乃果「…」コクリ


真姫『ほうほう、なかなか順調じゃない』

凛『問題はここからにゃ…。ほかの人たちが穂乃果ちゃんを受け入れてくれるかどうか…』

海未『ご、ごぼうが食べたいです…。だれかごぼうを…』ゲソー


屋上


ことり「あ、おかえり海未ちゃん。遅かったね…、って、誰?その子…」

海未☆「あぁ…、彼女は…」

穂乃果「…」プルプル

海未☆「…私の友人です。μ'sに勧誘してて遅くなりました」

希「いや…、なんか借りてきた猫みたいに震えてるけど…?」

にこ「そんなのでアイドルなんか出来るわけないでしょ?元いた場所に返してきなさい」

真姫「捨て猫じゃないんだから…」

花陽「あ…、でも…、話くらい聞いてあげても…」

海未☆(…思ってたとおり、否定的な意見が多いですね。それに、いくら性格が変わったとは言えこの穂乃果は圧倒的にコミュ力不足…)

海未☆(やはり、人前では縮こまって…)

穂乃果「はぁっ…、はぁっ…」

海未☆「ん…?」

穂乃果「ふ、ふふ…、ひ、人前で…、オナってる…、しかも人の後ろに隠れながら…、ふふ…、最低だ、私…」プルプル

穂乃果「あぁ、イキそう…あっ、あっ…、うぅっ…、く、ぅっ…!!」プシャッ

海未☆「何してるんですかあなたー!!?」

穂乃果「はぁっ…、イったぁ…」プルプル

海未☆(緊張ではなくて…、快楽で震えていたんですかこの人は…)

ことり「え…、どうしたの…?その子、今何してたの…?」

海未☆「え、あ、いや…」

海未☆(正直に言ったらドン引かれるに決まっています…。なんとか取り繕わなければ…)

海未☆「あぁ…、彼女は緊張で>>510していたんですよ…、あはは…」

失神して泡吹いてる

海未☆「彼女は緊張で失神して泡を吹いていたんですよ…。ほら、もう大丈夫ですよね?」

穂乃果「泡っていうか…、潮…?」

海未☆「いらんことは言わなくてよろしい!」

絵里「…緊張して泡吹くほどの人見知りにアイドルは難しいんじゃないかしら。帰ってもらったほうが…」

海未☆「あ、あの!…実は勧誘より先に、彼女に私たちの歌を聴いてもらおうと思って…」

海未☆「私たちの歌を聴いてもらえれば、入る気も出てくるのではと考えたのですが…、いかがでしょう」

花陽「いかがでしょう、と言われても…」

凛「凛はいいけど…」

にこ「…」

にこ「…何やってるのよ。準備しなさい!」

ことり「え…?」

にこ「お客さんが来ているのよ!どんな時間、どんな場所だろうと最高のステージをみんなに届けるのが私たちμ'sでしょ!」

にこ「…たとえその子がμ'sにふさわしくないとしても、お客さんであることには違いないわ。だったら楽しませないと」

希「ふふ…、そうやね。にこっちの言うとおり。さすが先輩や」

真姫「それじゃ、やりますか」

絵里「えぇ、やりましょう」

ことり「見に来てくれたお客さんに、夢の時間を届けるために」

凛「凛たちの精一杯を!」

花陽「私たちの全力を!」

海未☆「どうか、楽しんでいってくださいね!」

穂乃果「え…、あぁ…、はい…」

穂乃果(…帰りたい。リア充してるの見るだけでイライラしてくる)

穂乃果(…でもまぁ、一曲だけなら)

花陽「それで…、何やるの?」

希「せやな…、屋上やし…」

真姫「No brand girlsとかどう?」

にこ「じゃ、それ!行くわよ!」

ことり「μ's、ミュージック~…、スタート!」


真姫『始まったわね…、まさかの穂乃果のいないμ'sのライブ』

凛『初めてじゃないかにゃ?すごい楽しみ!』

海未『真姫っ!!私を抱いてくださいなのんっ!!』



「おーいぇー…」


にこ「ふぅ…」

真姫「ふふ、完璧ね」

海未☆「穂乃果!その…、どうでした?」

穂乃果「え…、あ…」

穂乃果「>>513

んんwww

穂乃果「んんwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

海未☆「えっ」

穂乃果「これはボイブですなwwwwwwwwwwwwwwww役割が持てませんぞwwwwwwwwwwwwwwありえないwwwwwwwwwwww」

海未☆「えっ」


真姫『あれ、あんな性格あったかしら…』

凛『たぶん副作用かなんかにゃ』

海未『麻婆豆腐が食べたいです』


にこ「…どうやら私たちのライブはその子の心には響かなかったようね。残念だわ」

にこ「これ以上その子に掛ける時間はないわ。帰ってもらって」

海未☆「いや、しかし…!」

希「…海未ちゃん」

海未☆「う…!あ、あの!彼女は鏡の前に立つとアイドル性を発揮できるんです!ありがとー!☆ってな感じで笑顔で手を…」

絵里「鏡の前でしか発揮できないなら無理じゃない…?」

海未☆「あぅ…」

ことり「海未ちゃん。次のライブまで時間がないんだし、そろそろ…、ね?」

海未☆「はい…、わかりました…。穂乃果…、校門まで見送ります…」

穂乃果「…うん」


真姫『どうやらミッションは失敗のようね』

凛『初めてにしては上出来にゃ。あの穂乃果ちゃんを屋上まで連れてこられたんだから』

海未『そういえばなぜモニターにも真姫と凛がいてここにもいるのでしょう…。不思議です…。というか私もいる気が…』

校門


海未☆「ごめんなさい…。無理やり誘うなんてこと…」

穂乃果「…」

海未☆「気を害したでしょう。今日のことは忘れてください…」

穂乃果「…」

穂乃果「…うぅん」

海未☆「え?」

穂乃果「…すごく、楽しかった」

穂乃果「ありがとう、園田さん。おかげで、目標ができちゃった」

穂乃果「私、今度は自力でアイドルを目指してみるよ。誰かに誘われるんじゃなくて」

穂乃果「そのために、まずは他の人に話しかける努力から始めないとね」

海未☆「もしかして…、さっきの言葉は、わざと…?」

穂乃果「うん…。人に頼ってアイドルになれても、きっと途中で挫折するって思ったから」

穂乃果「いつになるかわからないけど、いつか自分の力でアイドルになってみせる」

穂乃果「それまで、見守っててよね、園田さん」

海未☆「…はい。わかりました。…そう、言っておきます」

穂乃果「言う…?あはは、変な言い方だね」

穂乃果「あ、それと最後にもう一つ。ね、園田さん」

海未☆「はい?何か…」


チュッ


真姫『っ!?き、キス…!?』

凛『あっれぇ…、もう薬の効き目はなくなっててもいい頃なのに…』

海未『お、女の子同士でキスですと…!?けしからんですね!』


海未☆「…!!??!?」

穂乃果「あれ、ダメ、だった?好きそうだと思ったのに」

穂乃果「だって、恋人でしょ?私たち」

海未☆「い、いえ…、それは冗談というか…、なんというかその…、はい、好きです…」

穂乃果「ふふ、良かった。じゃあね、園田さん。また明日」

穂乃果「私の、初めてのお友達っ」ニコッ


海未☆「あっ…」

海未☆「…やはり、穂乃果には敵いませんね。どんな世界の、どんな性格の穂乃果でも」

海未☆「本当は、ずっと見守っていたいのですが…、すみません。私はこの世界の人間ではないのです」

海未☆「また明日、という言葉…、私は守れそうにありません。ごめんなさい」

海未☆「…ですが、願わくば」

海未☆「あなたのその笑顔が二度と曇りませんように」

海未☆「そして、その笑顔で人を笑顔にできますように」

海未☆「さようなら、穂乃果」


おわり

海未☆「いやぁ、園田さんって呼び方、実に萌えますね!たどたどしい感じがまたグッド!」

真姫「いい感じで締めたあとにそれはないでしょう」

凛「あの最中そんなこと考えてたと思うと台無しだにゃ」

海未☆「私!わかってますね!?絶対に穂乃果を大事にしてあげるんですよ!?」

海未「えっ、私ですか…?そう言われても、初対面以前の方ですし…」

海未☆「今の全部見ていたでしょう!絶対に口裏を合わせなさい!穂乃果をがっかりさせたら許しませんからね!」

海未「は、はぁ…」

真姫「でもこの世界、穂乃果は愛されるほどに無視されちゃうのよね」

海未☆「あ」

凛「やっぱり、アイドルなんて無理なんじゃないかにゃ…」

海未☆「うぅ…、そんなの残酷すぎます…」

真姫「自分で来たくせに何を言っているのか」

海未☆「あの時の私を殴り倒したいです…。あ、でもそうするとさっきの穂乃果には会えないわけで…、くっ!もどかしい!」

海未「この私…、なんか気持ち悪いですね…」

凛「うちの世界のみんなが思ってることにゃ。それでも愛されるすごい子なんだよ」

真姫「ま、でもきっと穂乃果なら何とかするわよ。だって穂乃果なんだし」

凛「そうだね!穂乃果ちゃんだもん!」

海未☆「そう…、ですね。あの穂乃果ならきっと、この世界の理も超越してしまいそうですね」

海未☆「ふふ、そう思うと心配して損しました!」

海未「…ここまで言われるその穂乃果、という人物…。少し興味が湧いてきますね。後でどんな人物か教えていただけますか?」

海未☆「えぇ、後でじっくり。私と同じ記憶を持てるくらいに」

真姫「それじゃあそろそろ締めようかしら。海未、最後のセリフお願いね」

海未☆「はい、わかりました。これを言うのですよ?ゴニョゴニョ…」

海未「…はぁ、どういう意味なのかはわかりませんが、わかりました」

凛「じゃ、行くよ?今日の西木野☆星空クリニックインザスカイはここまで!」

真姫「次に行くのはあなたの世界かもね?」


海未☆「せーのっ…」

海未・海未☆「まじ☆えんじぇー!!」



お疲れ様でした
久々にこの締め方でなんかそんな時間経ってるわけでもないのに懐かしく感じる
10レスで軽くとは一体何だったのか、だけど未来が想像できるような終わり方は好きなので満足してます
それでは遅くなりましたがおやすみなさい ほなな!

二日も開けて申し訳ない
始めます

穂乃果「こんばんわ!穂乃果だよ!」

穂乃果「今日は音ノ木坂情報局を再開…、といきたいところなのですが」

穂乃果「勢いでぶっ立てた結果、度重なる迷走…、もっと考えなしで安価を出せるような企画を考えようと思っていたのに…」

穂乃果「未だになんにも思いつかないよ!…まぁ、そんなわけで後回しすることにしました」

穂乃果「だから今日は繰り上げでうろライブ!第十話をやることにしました!こっちはあんまり考えなしでできるからね!要するに逃げです!」

穂乃果「で、今回忘れることなんだけど…、ちょっと!なにこれ!」

穂乃果「にこちゃんを忘れるだの良心を忘れるだの…、挙句の果てには凛ちゃんの代わりにそこらへんの野良猫を幼馴染だと思う、って…」

穂乃果「今までにないハードな忘却にビックリだよ!…どうしようか」

穂乃果「希ちゃんが張り切ってこのイカレた世界をなんとかしようとしてるのにこれじゃあ…。こんなの絶対おかしいよ…あんまりだよ…」

穂乃果「先輩禁止とか言ってる場合じゃないよね…。と、とにかく!希ちゃんの活躍に期待です!」

穂乃果「そして…、今まで安価するだけして使い所のなかった忘却もおさらいしておかないと…」

穂乃果「花陽ちゃんの箸の使い方、にこちゃんのパソコンの使い方、海未ちゃんの弓道部に所属していること、ことりちゃんの水着…」

穂乃果「…他になかったよね?ほんの少ししか触ってないのもあるけどこれはもう仕方がない」

穂乃果「これらも忘れないようにしないとね…。これ書いてる人が一番忘れっぽいから…」

穂乃果「よし!おさらいも終わったことだしやっていこうか!うろライブ!第十話、ミュージック~、スタート!」

前回のラブライブ!

絵里「…ねぇ、噛むと思ってるんでしょ?私がこういう長い文章を読むときは絶対噛むって思ってるんでしょ?」

絵里「正直に今私が噛むと思った人手を挙げなさい。遠慮しなくていいのよ?さぁ挙げるの、さぁ」

絵里「…私からは見えないけれど相当数いるのでしょうね。でも残念!そんなあなたたちの予想を私は裏切ってあげるの!」

絵里「なぜなら今日この日の為に何十回、何百回とこの台詞を練習して、つい昨日、完璧に噛まずに言えるようになったんだから!」

絵里「そ、それじゃあ行くわよ…。3、2、1…、」

絵里「廃校に待ったをかけたわた…、え!?もう時間ない!?しょんなにょってないれ」



屋上


にこ「あ、暑い…」

穂乃果「そ、そうだねぇ…」

にこ「っていうかバカなの!?バッカじゃないの!?またはアホなの!?この暑さの中で練習とか!」

絵里「そんなこと言ってないで、はやくルェッソーンするわよ」

絵里「おっとつい本場の発音が」

海未「あなたの本場はロシアでしょうが」

花陽「は、はい…ルェッソーンですよね…」

海未「いやわざわざ真似しなくていいですよ」

絵里「花陽…、これからは先輩も後輩もないんだから、ね?」

花陽「はい…」


穂乃果「そうだ!」

穂乃果「>>527行こうよ!」

穂乃果「海行こうよ!」

海未「…!?(え、今ここで絶頂しろと…!?)」

海未(…努力してみましょう。ちょっとえっちなことを考えて…)

にこ「いきなり何言い出してんのよあんた」

穂乃果「あーん。なんでこんないいこと早く思いつかなかったんだろう!」

凛「海行って何するの?」

穂乃果「それはもちろん!泳いだりー、砂場でビーチバレーしたりー、あ!夏場の新PVの撮影なんかもいいかも!それに暑さも吹っ飛ぶし!」

海未(…?あれ、これは…。なんだ…、私に絶頂を求めているわけではなかったのですね。言わなくてよかった)

海未「…海へ行くなら砂場でのトレーニングや水泳は欠かせませんね。体を鍛えるのに最適です」

穂乃果「うぇっ…、それは嫌だなぁ…」

希「…つまり、合宿、ってことやね?」

花陽「合宿かぁ…」

海未「費用はどうするのですか?」

穂乃果「おぉぅ…、それは…」

穂乃果「ま、真姫!お金貸して!」

海未「真姫を当てにするつもりだったんですか…?」

穂乃果「だ、だって…、真姫の家はお金持ちなんでしょ?だったらちょっとくらい…」

真姫「…うちは金持ちだけど、私が使えるお金はそんなに…」

真姫「そのかわり海が近い別荘なら持ってるし自由に使えるけど…」

穂乃果「マジで!?真姫ぃ~、お願ぁ~い、貸してよぉ~」

真姫「いいわよ、お姉ちゃんの頼みを断るわけないでしょ」

絵里「え…、そんなに即決して大丈夫なの…?」

真姫「…たぶん、大丈夫でしょ」

絵里「ならいいけど…」

凛「ってことは…、合宿!?やったー!」

絵里「あ、でも合宿って聞いたらすごいテンション上がってきた。イヤッホォォォォオオオオウウウ!!!!」


希(…さて、これを機に、やってしまおうか)

希(アネックス1号を、μ'sを元通りにする…計画)



うろ覚えラブライブ! Forgotten Idol Project

第十話「妹とかお姉ちゃんとか変な語尾とか弟とか禁止!(あと先輩も)」





穂乃果「えぇー!?」

穂乃果「…上に書いてあるの全面的に禁止…!?」

希「どこの上に今言ったことが…?」

希「…ずっと気になってたんよ。アネックス1号の在り方について」

希「先輩後輩関係の解消も大事だけど、記憶の混濁のせいで呼び方がおかしな子がおるやろ?」

希「一番顕著なのが…、真姫ちゃんの穂乃果ちゃんに対するお姉ちゃん呼びとか」

真姫「そ、それの何が悪いって言うのよ!」

穂乃果「そだよ!穂乃果の中では紛れもなく真姫も私の妹なんだから!」

希「穂乃果ちゃんの中ではそうでも、事実は違う。うちらはスクールアイドルで、その関係性は多くの人に公に見られる」

希「そんな中、血縁関係でもない二人が姉妹のように接してたらファンの人たちはどう思うやろか?」

にこ「新手の百合営業か何かかと思われるかもね…。でもそういったニッチな属性の百合は気味悪がる人も少なくないわ」

希「せやろ?ラブライブに出場するために多くのファンを獲得することにおいて、なるべく人が寄り付かなくなる要素は避けたほうがいいと思うの」

希「みんながみんな、対等に接する。そこには姉妹関係だとか恋愛関係は一切排除したほうがいい」

ことり「確かに…、にこ先輩の言うとおり百合も少しは必要なのかもしれないけど…、過剰すぎると引いちゃうし…」

絵里「先輩、っていうのもなくしたほうがいいわね。今度からは上級生だろうとちゃん付け、もしくは呼び捨てがいいんじゃないかしら」

海未「そうですね…。そのほうが先輩意識も薄れますし」

にこ「そんな意識感じたことないんだけど…」

凛「それはにこちゃんが上級生って感じじゃないからドーン」

にこ「早速にこちゃん呼びだし…、じゃあ上級生じゃなきゃなんなのよ!」

凛「うーん…、>>533?」

穂乃果「っていうか>>534?」

希「>>535やと思ってたわ」

ペット

71cm

本物のアイドル

凛「うーん…、ペット?アネックス1号の牛さん的存在?」

にこ「ペット…?牛…?うっ、何か嫌な記憶が…。頭の中で二作前という単語がリフレインしているわ…」

ことり「ん?何?」

穂乃果「っていうか71cm?」

海未「あぁ…、にこ先輩の日記に書いてあるという…。まだ読んでいないので詳しくは知りませんが」

希「本物のアイドルやと思ってたわ」

にこ「の、希っ!?あ、あんた…、そんな風に思っててくれたの…?ありがとう…!」


真姫「…それより、この人誰…?」


一同「え?」


真姫「凛か花陽の友達が勝手についてきてるのかと思ってたら違うみたいだし…、もしかして二年生?」

絵里「え…、いや…、にこは3年生だし…。うちの…、アネックス1号のメンバーよ…?」

真姫「え…、ウソ…?この子が…?」

海未「え、えぇ…、ま、まさか…、忘れてしまったんですか…?」

にこ「い、いや…、真姫ちゃん!?メイドカフェで一緒にジュース飲んだの忘れたの!?あのおっきいの…最後はお腹パンパンになりながらも飲み干した…」

真姫「…ごめんなさい」フルフル

希「…うそやん」

花陽「あ、あのぉ…、私も…」

希「!?」

穂乃果「もしかして花陽ちゃんも何か忘れていることが!?」

凛「か、かよちん、何を忘れてるの?」

花陽「そ、それが、そのぉ…」

花陽「あなた…、です…」

凛「え…、凛…?」

花陽「うん…、この前から私のことあだ名で呼んできて馴れ馴れしいなぁって思いつつ放課後まで過ごしてたら…」

花陽「まさか練習までついてきてなにこの人と思ってたらほかのみんなも知ってるみたいだったし…、「つい言い出せず…」

絵里「今日まで、ね…」

凛「り、凛はかよちんの幼馴染だよ!?思い出してよ!」

花陽「え、えぇ…?私の幼馴染位といえば…、この子くらいだけど…」

ネコ「にゃー」

にこ「汚いネコね…」

海未「…これはかつてないレベルで重症ですね」

凛「そ、そんなの…!ふざけないでよ!ネコが幼馴染なわけ無いでしょ!?かよちん脳みそ腐っちゃったの!?」

凛「いっそ一回死んじゃおうか!そうだ、殺しちゃおう!猫と一緒にかよちんも死んじゃえば、きっと凛のこと思い出すよ…!」

真姫「ちょっと凛…!何言い出してるのよ!冗談にも程が…」

凛「え…?なにがいけないの…?友達の事忘れたんだから殺してもいいでしょ…?」

凛「あ…、もしかして真姫ちゃんもにこちゃんのこと殺したいって思ってる…?じゃあ凛がついでに…」

ことり「や、やめて!凛ちゃんまでどうしちゃったの…?」

海未「これは…、凛もおかしくなってしまっているようですね…。二人ほど明確ではないのが逆にタチが悪いです…」


希「そ、そんな…、これからって時に…」

数分後…


絵里「なんとか落ち着かせることができたわね」

凛「…ごめんかよちん、凛、ちょっと気が動転してて…」

花陽「う、うぅん…、凛、ちゃんを、忘れちゃった私が一番良くないから…」

真姫「にこ、先輩…、だったわよね…。うぅ…、どうしても思い出せない…、ホントにアネックス1号にいたの…?」

にこ「いたわよ!…すぐにじゃなくていいから、ゆっくり思い出すことね。それと!先輩は禁止!私のことはにこにーとお呼びなさい!」

真姫「いや…、そんな変な呼び方はちょっと…。1年生の私から見ても下級生に見えるし…、にこちゃん、でいいかしら?」

にこ「なんで同級生ですら呼び捨てなのに私だけちゃん付け…」


希「も、もう、ええかな…?そろそろ出発しよか…?」

海未「そうですね…、かなり騒いでしまいましたし…、ほかの人の注目も集めてしまってこれ以上ここにいるのは…」

穂乃果「えぇー!せっかくサプライズを用意してきたのに…、言い出すタイミング失っちゃったよ…」

希「さ、サプライズ…?そんなんあったっけ…?」

絵里「あら、奇遇ね穂乃果。私もみんなが驚くようなもの、持ってきたわ。サプライズのつもりじゃなかったのだけれど」

希(そんなん前はなかったけど…。一体何を…)

花陽「その、サプライズって…?」

穂乃果「え、サプライズがあるの…?誰が!?」

海未「かなり久々に忘れたような気がしますね」

穂乃果「冗談冗談。そろそろ苦しいころだと思うし…。出てきてもいいよ!」ズルズル

にこ「え、バックのジッパーを開けて…、何を取り出す…、ってえぇ!?」

凛「ウソォ!?」

穂乃果「じゃんじゃじゃーん!さ、改めて自己紹介をどうぞ!」

雪穂「えっと…、高坂雪穂、15歳…、お姉ちゃんの妹です!よろしくお願いします!」

希「な、なんで雪穂ちゃんを…?」

穂乃果「えーっと…、希ちゃんがお姉ちゃんらしいことしたほうがいい、って言ってたし…」

穂乃果「一緒に遊びに連れて行ってあげるのもお姉ちゃんらしいことかなーと思って…、やっちゃった!」

雪穂「お姉ちゃんってばこんな狭いバッグの中に押し込んでひどいんですよ!みんなを驚かせたいから、って…もう、仕方ないんだから」

ことり「ま、まぁ…、いいんじゃない…?で、絵里ちゃんは…?」

絵里「私も…その…、まさか被るとは思ってなくて…」

ことり「え?」

亜里沙「あの…、こんにちわ…。お姉ちゃんがお世話になってます」

海未「亜里沙ちゃん…!?…アタッシュケースから頭だけ出すなんて器用ですね…」

亜里沙「お姉ちゃんが連れていきたい連れていきたいって駄々をこねて…、みんなに自慢したかったそうです」

絵里「ふふ、うちの弟、昼間もさる事ながら夜はメチャクチャ可愛いんだから!それを見せたくて、ね」

海未「…まだ弟呼びなんですね…。この際それも今日直してください」

希「えーっと…、まぁ、ええんちゃうかな…、予定にはなかったけど…。じ、じゃあ改めて…」

希「オホン!これより合宿に出発するよ!部長のにこっち、何か一言!」

にこ「うぇっ!?ここでにこに振る!?」

真姫「あなた部長だったのね…」

にこ「え、えーっと…、>>541!!」

にっこにっこにー

にこ「え、えーっと…、に、にっこにっこにー!」


真姫「なにそれ…、寒…」

にこ「うっ…、もう慣れてる頃に言われるとキツいわね…」

希「にこっちはいつもどおりでよかったね」

亜里沙「あっ!それが噂のにっこにっこにーですね!生で初めて見ました!かわいいです!」

にこ「そ、そう…!?亜里沙ちゃん、見る目あるわね!じゃあ一緒にやるわよ!にっこにっこにー!」

亜里沙「えぇっ!いいんですか!?じ、じゃあ…、にっこにっこにー!えへへ、嬉しいです!」

雪穂「あ、雪穂ばっかりずるい!わ、私も…、にっこにっこにー!」

海未「早く行きましょうよ…、無駄に視線を頂いています…」



西木野家別荘前


一同「おー」

穂乃果「すごいよ真姫!」

希「あっ…、どうでもいいけど、穂乃果ちゃん…。真姫ちゃんにもちゃん付けしてあげてくれへん…?」

穂乃果「え、なんで…。呼び捨てでもいいんでしょ?」

希「まぁそうなんやけど…。うーん…、どう言ったらいいか…」

真姫「…そうした方がいいわ。穂乃果」

穂乃果「え…、どうして…?」

真姫「私を呼び捨てにしている限り、それは私を妹として見てる、ってことでしょ?」

真姫「…そんなの、雪穂ちゃんに失礼だわ。やっとお姉ちゃんが帰ってきたのに、でしょ?」

雪穂「え、は、はい…。できるなら私もそうしてくれた方が…、いい、かな…」

穂乃果「…、うん!わかった!今日から真姫は真姫ちゃん!妹でも何でもない、アネックス1号の真姫ちゃん!」

真姫「そういうこと。それはいいから早く入りましょう」

絵里「それが…、さっきからにこが動かなくて…」

花陽「あまりの別荘の立派さに腰を抜かしてしまったみたい…」

にこ「ひょぇぇ…」ガクガク

希「…」


寝室


穂乃果「おおっ!ここ取った!」ボフッ

穂乃果「おぉん…、ふっかふか…、それに広ーい!」

雪穂「じゃあ私はここかな…」

海未「あれ、穂乃果の隣でなくていいんですか?」

穂乃果「いっつも一緒に寝てるから今日くらいいいよねー」

雪穂「ちょっ…!?や、やめてよ他の人の前で言うのは!」

海未「それはまた…、反動のようにデレ始めましたね…」

穂乃果「くかー」

海未「寝てるし…」

雪穂「おぉ…、お姉ちゃんが無防備な体勢に…、き、キスしてもバレないよね…?」

海未「デレの範疇を超えてませんか…?」

キッチン


にこ「り、料理人っ!?」

真姫「そんな驚くこと?」

ことり「驚くよ…、そんな人が家にいるなんて…。すごいよね?」

にこ「へ、へぇ~、真姫ちゃんちもそうだったんだー、にこんちもー専属の料理人がー云々」

真姫「なんだ、にこちゃん先輩もそうだったのね」

にこ「なにその力任せにテニスしそうな呼び方…、先輩禁止だって!」

真姫「まだ先輩取れる間柄でもないし…」

にこ「だったらその関係になるまで一緒に遊ぶわよ!こっち来なさい!」グイグイ

真姫「あ、ちょっ…、引っ張らないで!」


ことり「行っちゃった…」



リビング


絵里「ここなら練習もできそうね」

希「そやね」

亜里沙「わぁー…、お姉ちゃんたちの練習見るの初めて!楽しみだなぁ~…」

絵里「ふふ、期待してなさい。お姉ちゃんの汗なら舐めとってもいいのよ」

亜里沙「いや、それは…」

希「あ、でもせっかくやし外のほうがええんやない?」

絵里「あぁ、それもそうね。外の方が汗の飛び散る量も増えるし…」

亜里沙「お姉ちゃん、汗はもういいよ…」

希「でも外で歌の練習するのは近所の迷惑になるしね!あ、なんで歌の練習もするかというとラブライブ決定枠まであと1ヶ月しかないし…」

絵里「何一人で言ってるのよ…」


凛「ほら見てかよちん。これがこの前のライブの時の写真で…」

花陽「うん、それは覚えてるんだけど…。凛ちゃんがここにいたってことを覚えてなくて…」

凛「う、うぅ…、そうなんだよね…。どうすれば…」

ネコ「にゃー」

花陽「あ、よしよし。寂しかったねー」

ネコ「にゃーにゃー」

凛「う、ううう…!」

花陽「あ…、凛ちゃんごめんなさい…!凛ちゃんの前でこの子と話したら怒るんだよね…?ゆ、許して…」

凛「にゃー!」

ネコ「!?」タッタッタッ

花陽「あ!怖がって隠れちゃった…。な、なんで突然大声を…」

凛「かよちん!…だったら、凛が猫になる!」

花陽「え…?」

凛「あの子の代わりに、凛がにゃーにゃー言ってあげるにゃ!ほら、にゃーにゃー!」

凛「だ、だから…、凛のこと、幼馴染として、見てくれないかにゃ…?」

花陽「あ、凛ちゃん…。…うん、ごめんね。そして、…ありがとう、凛ちゃん」

西木野家別荘前


海未「これが!合宿での練習メニューになります!」


希「おぉ…、減ってない…。さすが海未ちゃんはブレへんなぁ」

ことり「すごい…、こんなにビッシリ…」

絵里「このセリフにエロスを感じた私は死ぬべきかしら」

花陽(…私もとは言えない)

穂乃果「…って>>545は!?」


海未「は…?>>546ですが…」

海未ちゃんとのデート

深夜

穂乃果「海未ちゃんとのデートは!?」

海未「は…?深夜ですが…」

ことり「なんでデートの公約してるのかな…」

にこ「しかもさも当然のごとく『え?深夜に決まってるじゃないですか』みたいな答え方だし…」

穂乃果「あぁ、深夜にあるなら…」

希「いや良くないよ!?恋愛も禁止やからね!」

絵里「それよりいつの間に穂乃果が自ら海未にデートを申し込むような関係に…」

穂乃果「海未ちゃんが一緒にデートしたら十万石まんじゅうをいっぱいくれるって言うから…」

花陽「餌付け…」

凛「言い得て妙だにゃ」

雪穂「ちょっ…!お姉ちゃん!デートなら私も!お饅頭いっぱいあげるから!」

海未「いえ、私のほうが先なのですからそれは…」

にこ「…あんたらの予定は知ったこっちゃないわ!それより海よ!海水浴よ!」

海未「あぁ、それなら…、ほら!遠泳10km!その後ランニング10km!」

穂乃果「死ぬよ!」

にこ「あんたはにこたちにアイドルをやめさせたいの…?」

海未「最近、基礎体力が減ってるからどーたらこーたら」

ことり「久々の海未ちゃんの長台詞アレルギーだ!」

絵里「その練習量はみんな持たないわよ…、ねぇ…」

海未「大丈夫です!熱いハートと折れないハートがあれば!」

凛「うぅ…、まさか海未ちゃんまでおかしくなっちゃった…?」

希(ところがどっこいこれが普通やねんよな)

にこ「な、なんとかしなさいよ穂乃果」

穂乃果「う、うぅ…、…よし!作戦を思いついた!」

にこ「何なに!?聞かせなさい!」

穂乃果「まず凛ちゃんが海未ちゃんの>>548を掴んで引っ張って、あさっての方向に「>>549!」って叫ぶ!」

穂乃果「そして次ににこちゃんが海未ちゃんの>>550を手で押さえながら>>551する!」

穂乃果「その隙に穂乃果たちが海に逃げ込む!これで完璧!」

髪の毛

南無三

吸引

穂乃果「まず凛ちゃんが海未ちゃんの髪の毛を掴んで引っ張って、あさっての方向に「南無三!」って叫ぶ!」

穂乃果「そして次ににこちゃんが海未ちゃんの胸を手で押さえながら吸引する!」

穂乃果「その隙に穂乃果たちが海に逃げ込む!これで完璧!」

凛「いや、それ凛たちメチャクチャ怒られるんじゃ…」

にこ「なるほど…、それなら行けるわ!」

凛「え」

穂乃果「よし!じゃあお願いね!にこちゃんたちの犠牲は無駄にはしない!」

凛「やっぱり犠牲前提…」

にこ「任せなさい!行くわよ凛!」

凛「ああもうなるようになれ」


凛「海未ちゃんごめん!」ギュー

海未「痛い!な、何をするんですか!?」

凛「南無三!」

海未「意味不明すぎます!」

にこ「次はにこね!手で押さえながら胸を…」ポロッ

にこ「あれ…、なんか落ちた…?これって…」

にこ「パえぐおふぇっ!!?!?!?!?」バキィッ

凛「にこちゃんが吹っ飛んだっ!?」


バシャーン


凛「あ、海に入った。結果オーライだね」

海未「…なんてことをしてくれたのですか」ゴゴゴゴゴ

凛「もう凛はダメかもね。誰か助け…」


穂乃果「よっしゃ今のうちー!」ドヒューン


凛「もう誰もいないし」

海未「ご覚悟を」

凛「こんな時にはあのセリフ!」

凛「南無三」


バシャーン


絵里「もうすっかり先輩後輩の垣根はなくなっちゃってるわね。感心感心」

希「どさくさ紛れにうちらも逃げ出してるし…」

希(…まぁ、先輩後輩は驚く程すんなりとけ込めたね…。もともとうちらに上級生としての威厳がないからかな…)

希(さて、一番の問題は…)

真姫「ん?どうしたのよ希。そんなにこっち見て」

希(…真姫ちゃん。…がにこっちを忘れてることだけ、かな)

希(君たちだけは…、ちょっとくらいいい雰囲気になってもらわんと、ね…)




花陽「…なんでことりちゃん全裸なの?」

ことり「え?泳ぐ時って服は脱ぐものじゃないの?」

海未「水着はどうしたのですか…。いえ、もう大方の予想は付きますが…」


絵里「ほら希!もっと撮るの!撮りなさい!亜里沙の超絶美麗な姿を!」

希「いやこれPV用の撮影やから部外者は…」

亜里沙「お姉ちゃん、希さん困ってるよ…。亜里沙はもういいから…」

絵里「PVの撮影なんて後からいくらでも出来るでしょ!でも今、この時間の亜里沙はここにしかいないのよ!」

絵里「わかったら撮影の再開を!さぁ早く!」

亜里沙「お姉ちゃん…」

希(…こっちも問題アリやったかな)


穂乃果「雪穂、もっと右!」

雪穂「み、右…?」

凛「違う違う!左だにゃー!」

雪穂「えぇ…、どっち…?」

穂乃果「こっちこっち!お姉ちゃんがいる方だよ!」

雪穂「よし!そっちだね!わかった!えいっ!」バキッ

穂乃果「おおっ、綺麗に割れた!」

凛「なんでそれならすぐわかるの…」


にこ「…まったく、PVの撮影とはいえ、小悪魔演じるのも大変よね~」

真姫「…ふぅん、普段のにこちゃんとそう変わらないように見えたけど?」

にこ「今の真姫ちゃんは普段のにこなんて全然知らないでしょー。普段のにこはもっと…」

真姫「もっと?」

にこ「…えーっと、そうね…、もっと…」

にこ「もっと>>554な感じよ!」

真姫ちゃんが・・・好き

穂乃果「もう眠たいから今日はここまでかなー」

穂乃果「ここで今明かされる衝撃の真実!ジャンジャジャーン!…アニメの尺的にまだ10分も経っていないっていうね」

穂乃果「忘却消化したり雪穂と亜里沙ちゃん連れてきたり色々追加したせいで長くなっちゃったよ…。明日終われるかな…」

穂乃果「あとちょくちょく書き間違えもしてるけどこればっかりはもうどうしようもないからスルーしてね」

穂乃果「あとやっとにこちゃんが真姫ちゃんのこと意識し始めたみたいだね!」

穂乃果「これを書いてる人はにこまきが大好物だから嬉しいらしいよ!ほのまき派は今まで散々見せてあげたんだから文句言わないでね!」

??「やはり穂乃果にふさわしいのは私ですよね」

穂乃果「それじゃあ今日はこの辺で…、誰だいまの」

穂乃果「えー、気を取り直して…、今日はこの辺でお別れです!」

穂乃果「お相手は、ゆきありもアリかなって最近思ってる高坂穂乃果でした!お友達は大切にね!」

再開します
眠たいけど私頑張る

にこ「もっと…、真姫ちゃんが…すき…、な感じよ!」

にこ(ふわぁっ…!?何言っちゃってんの私…!しかも…、本人の前でなんて…)

真姫「…え?何?聞こえなかったんだけど…」

にこ「…も、もっとクール&スパイシーな感じって言ったのよ!ふふんっ!」

真姫「なにそれ…」

にこ「それよりっ!…お隣、いいかしらんっ」キリッ

真姫「…どうぞ」

にこ「…ん」ドキドキ

にこ(…真姫ちゃんみたいなそっけない子なんてタイプじゃなかったのに…)

にこ(この間の…、ちょっとかわいい発言からなんかずっと意識しちゃって…)

にこ(…気づいたら、すき、になってた…)

にこ(真姫ちゃんはどうかわからないけど…、でもこの合宿で仲を深めて、真姫ちゃんと両思いになれたら、って思ってたのに…)

にこ(まさか存在ごと忘れられるなんて…、ひどすぎじゃない…)

真姫「あはは、こうやって隣になるとにこちゃんってすごいちんちくりんね」

にこ「んなっ…!?だ、誰がちんちくりんよ!」

にこ(…人の気も知らないで、気楽ね、この子は…)

にこ「ふんだ!!だったらこうやって足を伸ばしてぇ~…!!」

真姫「あら?対抗する気かしら。…ふふ、にこちゃんのそういう子供っぽいところ…」

真姫「結構かわいいわね、なんて」

にこ「…!!…ちょっ…、やめてよ…、うぅ…」

真姫「…?」


穂乃果「あの二人なんの話ししてるのかなぁ…」

海未「真姫からしてみればまだ知り合って数時間の人でしょうが…、あの真姫がほぼ初対面の相手と普通に喋るのは珍しいですね」

凛「ね、ね!ちょっとちょっかいかけてみよっか!このビーチボールを…」

希「ううん。そっとしとき」

凛「えー、希ちゃんこういうの好きそうだと思ったのになー」

希(…意外と、二人だけでも結構行けるかも…?)



リビング


穂乃果「かいだし…?魚介のスープでも作るの?」

ことり「貝の出汁じゃなくて…、なんかスーパーが結構遠くにあるらしくて…」

亜里沙「あ、じゃあ私がいきます!後輩ですし…」  雪穂「お、だったら私も!」

真姫「別に私一人で行ってくるからいいわよ?」

穂乃果「うぇ?真姫ちゃんが?」

真姫「私以外、場所わからないでしょ?」

希「だったら真姫ちゃんと一緒にいきたい人が行けばいいんじゃない?」

真姫「うぇっ!?な、何よそれ!もし誰もいなかったら私嫌われてるってことに…」

希「いやいや、それは大丈夫やと思うけど~?ま、多くて4人までってことにして…、じゃ、行きたい人、挙手で!」


手を上げた人数(1~4) >>564
行く人 >>565から下指定した人数

1人

ほのか

にこ「あ、じゃあ…」

穂乃果「はいはいはい!じゃあ私!真姫…、ちゃんと一緒に行く!」

にこ「…」

にこ(…やっぱ、いいか)

真姫「穂乃果だけ?わかったわ、行きましょう。手数も増えて楽だし」

穂乃果「えー!私荷物持ちなだけー!?」

希「…」


道路


穂乃果「おわー!綺麗な夕日!すごいねー…」

真姫「ここは天気がいいとあんなふうに海に沈んでいく夕日がよく見られるのよ」

穂乃果「ふーん…、羨ましいなー、真姫ちゃんこんなところに別荘持ってるなんて」

穂乃果「私も真姫ちゃんちの子供だったら良かったのにねー」

真姫「穂乃果が私と姉妹だったら、ね…」

穂乃果「あ、そっか…。もうそういうのなしなんだっけ…、あはは…、ごめんごめん…」

穂乃果「…」

真姫「…」

穂乃果「ね…」

真姫「うん?」

穂乃果「実を、言うとさ…。まだ、あの子…、雪穂のこと、妹、だなんて思えなくて…」

穂乃果「私の中じゃ、まだ真姫ちゃんのこと、妹だった記憶しかないから…」

穂乃果「昔一緒に遊んで、おんなじ家でご飯食べて、一緒に育った、仲良し姉妹…」

穂乃果「それを、いきなり他人だと思え、なんて言われても…、バカな穂乃果には難しくて…」

穂乃果「それにさ…、仮に他人だとしても…、今度は、私、真姫ちゃんのこと、好きになっちゃいそうだし…」

穂乃果「こんな気持ち、どうしたらいいのかな、って…あはは、ごめんね…。変なこと言って」

真姫「…実を言うと、私もね、穂乃果のこと、好き」

真姫「私は、別に本当に穂乃果のこと、お姉ちゃんだって思ってるわけじゃないから、その葛藤はなかったけど」

真姫「でも、他人として好きな気持ちはずっとずっとあった…。最初に音楽室で会った時から、一目惚れ…」

真姫「だから、できることなら恋人になりたい、って思ってるわ。私も」

穂乃果「え、ホント…?つまり…、両想いってこと…?」

真姫「そう、なんだけど…、でも…」

穂乃果「ん…?」

真姫「…何でもない。今は恋愛禁止だし、関係ないでしょ?誰が誰を好きかなんて…」

穂乃果「うぅん…、そうだけどさ…。うー!穂乃果の頭こんがらがりそうだよ!」

真姫「…だけど、ひとつだけ言えることがあるわ。今はとにかく、雪穂ちゃんを妹だって思ってあげて」

真姫「あの子に…、ちゃんと姉妹としても愛情を注いであげて欲しいの。私は…、同じアネックス1号としての絆もあるし、ね」

穂乃果「う、うん…。わかった、真姫ちゃんがそう言うなら…。でも、真姫ちゃん、昼から雪穂のことすごく気にかけてるけど…、どうして…?」

真姫「…私も、親から親としての愛情を受けられなかったから…。それってとても辛いことなのよ。貰えて当然の愛が貰えないのは」

真姫「きっと、それは姉妹でも一緒。…そう思うと、ね」

穂乃果「そっか。…色々、大変なんだね」

真姫「そうよ。色々、大変なのよ。ホント、バカみたいだけどね…」

ラブライブ!(アイキャッチ)


穂乃果「おー…」

にこ「しょうがないわねー!」トントントン


ことり「ごめんねー…、私が料理当番なのにもたもたしてたから…」

真姫「いや、それはいいんだけど…」

穂乃果「今作ってるの…、何料理?」


にこ「えーっとねー…、今作ってるのはー…」

にこ「>>570よ!そしてさっきまで作ってたのは>>571!さらに最後につくる料理は>>572よ!」

闇鍋

にこの出汁で味を取った水炊き

チーズケーキカレー

にこ「これは闇鍋ね!」

穂乃果「え、闇鍋って暗いところで食べるお鍋だよね…?」

ことり「明るいはずなのに既に中身が真っ黒なんだけど…、素材なんなの…?」

にこ「で、さっき作ったのがにこの出汁で味を取った水炊き!」

真姫「人の出汁…!?」

穂乃果「興味はなくはないけど口を付けるのが怖いよ!」

にこ「最後に作るのがチーズケーキカレーで…」

ことり「あ、それならアリかな」

真姫「よくない!せめて普通のカレーでお願い!」


数分後…


ダイニング


絵里「これ、食べるの…?」

希「う、すごい色…」

凛「怖いのは匂いだけはすごく美味しそうなとこだにゃ…!」

花陽「最悪ご飯とカレーだけ頂ければ…」

海未「もう花陽がカレーとご飯を分けてる事なんてどうでも良くなるほどの事態ですね…」

にこ「さ、召し上がれ!」

絵里「いったい誰がこいつにキッチンを使わせたのよ!」

ことり「すいません…」

希「責任とってことりちゃんに味見してもらわんとな」

ことり「え、えぇ…!?鬼…」

にこ「何よ!にこの料理が食べられないって言うの!?」

真姫「キッチンを使わせた責任として、最初に口を付けるくらいはしてもいいんじゃない?」

ことり「う、うぅ…。ほ、穂乃果ちゃん…、助けて…」

穂乃果「えっ…、う…、うん!わかった!私も一緒に味見するよ!」

雪穂「えっ…、ほ、本気なの…?お姉ちゃん…」

穂乃果「困ってることりちゃんを見過ごせないよ!…でもまだ食べられそうな水炊きをいただくね」

ことり「私は、この…、墨汁と見分けが付かない闇鍋か…」

雪穂「…さよなら、お姉ちゃん。短い間だったけど楽しかったよ…」

亜里沙「アネックス1号は7人になってもきっとやっていけますよ!」

穂乃果「もはや死ぬ前提…。う…!か、覚悟を決めて…!いただきます!」パクッ

ことり「いた、だきます…!」ハムッ

穂乃果「…」モグモグ

ことり「…」モグモグ

海未「ど、どう、ですか…?」

穂乃果「>>577

ことり「>>578

白目を剥いて口から泡を吹く

な、何で媚薬が入ってるの!? あっ…身体が熱く…っ……真姫ぃ……

穂乃果「ゴボゴボゴボ…」シロメゴフゥ

雪穂「お、お姉ちゃーんっ!?」

海未「…ご冥福をお祈りします」

ことり「うっ…、身体が熱く…!?これ、媚薬…!?」

ことり「はぁ、はぁ…、ま、真姫ちゃん…!」

真姫「え、なんで私っ!?」

ことり「い、一番近くにいたから…、なんでもいいから気持ちよくしてぇ…」

真姫「いや、ちょっ…、やめ、あっ、あっ…、ああああああああああっんっ!!」



数十分後


真姫「…はぁっ…、はぁっ…、や、やっと寝た…。危うく貞操を奪われるところだった…」

ことり「むにゃむにゃ…」

穂乃果「あ、ノリで泡吹いちゃったけど意外とイケるね」パクパク

海未「確かに…、なかなかいい出汁が取れていますね…」

真姫「…ってそれより!なんで闇鍋に媚薬が入ってるのよ!」

にこ「えぇっ!?にこそんなの入れてないけど…、もしかしたら調理中にあの薬剤とあの薬剤が混ざって違う効果が…」

絵里「薬剤とはいったい…」

凛「幸いカレーは普通に美味しくてよかったにゃ」

希「花陽ちゃん、なんでわざわざ茶碗にご飯取り分けたのにスプーンでご飯食べてたん…?」

花陽「お箸の使い方、覚えられなくて…」

雪穂「亜里沙、ここに来たの間違いだったかもね」

亜里沙「アネックス1号ってこんな死線をくぐり抜けてきたのね…」


穂乃果「ふぅ、食べた食べた…ぐてー」

海未「食べてすぐ横になると牛になりますよ」 にこ「う、牛!?うっ、股間に違和感が…」

雪穂「お母さんにもよく言われてますよ、それ」

凛「よーし!じゃあ>>585をするにゃー!」

花陽「その前に>>586しなきゃダメだよ!」

海未「そんなことより>>587です!」

そこらへんの野良猫の排除

クランチ

穂乃果は私とデート

凛「よーし!じゃあそこらへんの野良猫の排除をするにゃー!」

隠れていたネコ「!?」

花陽「その前にクランチしなきゃダメだよ!」

絵里「まぁ…、準備体操は大切だけど…。あなたの幼馴染が駆除されそうになってるのよ…?」

海未「そんなことより穂乃果は私とデートです!」

穂乃果「え、まだ深夜には早いんじゃ…」

ことり「も、もう!みんないってることグチャグチャすぎ!」

ことり「まずお皿の片付けだよ!とっとと自分の皿を運ぶ!洗い物はみんなでやる!これでよし!」

希「うん…、ことりちゃん偉いね…。うちも呆気にとられて動けんかったよ…」


皿洗い後…


穂乃果「はぁ、疲れた…。雪穂ー、お茶まだー?」 雪穂「はいどうぞ」 穂乃果「ありがとー…ごくごく」

真姫「じゃあ私はもう眠いし、おやすみ…」

凛「えー、真姫ちゃんも一緒に猫駆除やろうよ!ねーこーくじょーだぜー、つーふーせー…」

海未「いえ、深夜になるまで練習ですね!よく考えたら今日全然してません」

にこ「満腹の今から…?」

凛「そうだよ!今日はみんなで猫駆除!お湯かけるのが快感だよ!」

海未「そういうわけにはいきません。さっきから言ってることも意味不明ですし」

凛「かよちんはどう思う!?」

花陽「え、私は…、お風呂かな…」

にこ「第3の意見!?」

穂乃果「雪穂ー、おせんべいー」 雪穂「はいはい」

希「じゃあ今日はもう寝よか!練習は明日の早朝!猫駆除は明日の夜でね!」

絵里「いや…、猫駆除は一人で勝手にすればいいと思うけど…」

海未「確かに…、練習もそっちの方が効率がいいかもしれませんね」

希「よし決定!はよ風呂入って寝よ!」

ことり「なんか焦ってない…?」

希(これ以上グダグダやとややこしいから…)


お風呂


一同「ふー…」

穂乃果「きもちいねー…」

雪穂「お姉ちゃんと一緒にお風呂入るの何年ぶりだろー…」

海未「はぁっ…、はぁっ…、うっ!…、ふぅ、確かに気持ちいいですね」

ことり「今何してたのかな…?」

絵里「こっちよ、亜里沙。お姉ちゃんの上に座りなさい。そしてお股をいじってあげる。成人コミックでよくある展開のアレよ」

亜里沙「助けてください姉が変態です」

花陽「虚言癖は収まってきたみたいだけど…、変態度が増したね…」

凛「あー早く猫駆除してぇ…」

真姫「…」

にこ「…」

リビング


穂乃果「カバディカバディカバディ」

凛「カバディカバディカバディ」

にこ「カバディカバディカバディ」

海未「三人とも、布団敷くの邪魔なんでカバディは向こうでお願いします」

真姫「…どうして全員同じ部屋じゃなくちゃいけないの」

絵里「合宿といえばこれでしょ!同じ部屋でみんな寝る…、醍醐味だわ」

希「こういうのも楽しいんよ」

絵里「じゃあ寝る場所は…」

希「既にうちが決めました!」

絵里「え」


絵里 亜里沙

にこ 海未

真姫 穂乃果

凛  雪穂
 
花陽 ことり

 
  希

↑こんな感じ


真姫「なんで私こんな真ん中で…」

希「人気者やからねー」

亜里沙「じゃあ電気消しますね」

一同「はーい」

ピッ


穂乃果「ねー、ことりちゃーん…」

ことり「…?どうしたの穂乃果ちゃん…」

穂乃果「なんだか眠れなくて…、えへへ」

雪穂「そうやって私挟んで喋られるとこっちまで眠れないんだけど…」

穂乃果「ご、ごめん…」

絵里「海未なんかもう寝ちゃってるわよ」

海未「くー…」

穂乃果「あ、デートのことすっかり忘れてる…。よかった、のかな…」

真姫「いいんじゃない…?別に…」

絵里「はぁ…、せっかく合宿だってのに…、寝られると困るのよね…」

ことり「は?」

絵里「だって…、電気を消してからが一番の楽しみの始まりじゃない」

亜里沙「…何するの?」

絵里「ふふ…、こういうところですることは一つでしょ…」

絵里「みんな…、好きな人、いるの…?」

にこ・真姫「…!?」

亜里沙「お姉ちゃん…、いきなり何を…」

絵里「亜里沙、これはしきたりなの。修学旅行や合宿の夜は互いに好きな子を言いあう夜って日本の法律で定められているのよ」

穂乃果「ま、マジっすか!?知らなかった…」

雪穂「そんなわけ無いでしょ…」

絵里「じゃあ私から…、ふふ、もちろん私は亜里沙だわ。どうやら弟じゃないとはわかったけれど、妹も好物だから問題ないの」

亜里沙「海未さん…、助けて…。あのお姉ちゃんは私の好きなお姉ちゃんではないんです…」

海未「くー…」

絵里「ふふ…、海未は寝てる…。にこは頼りにならない…。そういう意味でこの場所は今他のみんなから隔離されているのよ…」

絵里「さぁ、亜里沙…。一緒に愛し合いましょう…ぐふふふふ…」

亜里沙「うひぃっ…!?」

にこ「うっさい」ドスッ

絵里「うぐフゥっ!?に、にこ…、見事な、腹キック…、まさに、腹ショー…」ガクッ

にこ「平気だった…?亜里沙ちゃん」

亜里沙「にこさん…!あ、ありがとうございます…」

にこ(なにが好きな人よ…。そんなの…、ここで言えるわけないじゃない…)

にこ(早めに眠らせたのは正解だったわね)

にこ「…ほっときましょう。とっとと寝るわよ」

希「…うーん、それはつまらへんなぁ」

にこ「はぁ?まさかあんたも…」

希「…ええやん、好きな人。言ってこうよ、な?」

花陽「え、えぇ…、そんな…」

穂乃果「お、おぅ…、ドキドキするね…」

希「じゃあまずはうちから~、うちは~…」

希「>>594かな~」

アリチカ

希「うちは亜里沙ちゃん♪」

亜里沙「えっ…、希さんが…?」

凛「なんでなんでー!?」  花陽「凛ちゃん…、声おっきい…」

希「うふ、亜里沙ちゃんかわいいやん。うちのタイプなの」

亜里沙「は、はぁ…、それはどうも…」

希(…ま、ここは部外者の亜里沙ちゃん選んで波風立たんようにしておいて…)

希(目的は他のみんなにも意中の子のこと告白させること…)

希(これで元通り、になればいいけど…、難しいやろな…)

希(ただ…、にこっち。にこっちだけなら…、なんとかなるかもしれんよ…?)

希「さ、うちは言ったし、次は…、ことりちゃん!」

ことり「え、えぇ…!?好きな人…?」

ことり「強いて言えば…、穂乃果ちゃんと、海未ちゃん、かなぁ…」

穂乃果「えっ、二股…?」

ことり「そんなんじゃなくて…、普通に友達として好き、ってことね…」

希「うーん、ことりちゃんは健全やね。じゃ、次、花陽ちゃん」

花陽「あ、あぅ…、やっぱり来るんだ…。私は…、そうだなぁ…」

花陽「アルパカさんが可愛くて好きです…、じゃ、ダメ?」

ことり「あ、それかよちゃんっぽくていいね。それでいいよ」

穂乃果「ぶーぶー、もっと情熱的な好き!はないの~?ぷんぷかぷん!」

希「じゃあ次は…、雪穂ちゃん?」

雪穂「え、私も…!?あ、えっと…、じゃあ…、お姉ちゃんで…。はい次!」

凛「うぇっ!?うーんと…、凛はねー…、真姫ちゃんとかよちん!どっちもだにゃ!」

真姫「わ、私…?そうなんだ…」

花陽「え…、友達、ってこと、だよね…?」

凛「まー…、今はそういうことで!じゃ、次は…穂乃果ちゃん!」

穂乃果「あ、私ですか…。うーん…、私は…」

真姫「…」ドキドキ

穂乃果「…じゃ、真姫、ちゃんで」

にこ「…っ!」

雪穂「うえぇっ!?お、お姉ちゃん…、やっぱり…!?」

穂乃果「あ、い、妹とかじゃなくて…、その…、普通に、一人の女の子としても好き、っていうか…」

真姫「…何言ってるのよ、バカ…」

穂乃果「あはは、ごめんなさい…」

雪穂「そ、そうなんだ…、よかった…。いや良くはないけど…」

希「それじゃ、次は…」

にこ「…私よ」

真姫「え、私は…?いや、別に言いたくはないからいいんだけど…」

にこ「真姫ちゃんは、にこの後…だから」

希「…じゃ、にこっち。どうぞ」

にこ「…にこの」

にこ「にこの好きな人は…」

穂乃果「ごめん…、まぶたがとろんとろんしてきたから今日はここまでです…」

穂乃果「まさかの同じ話が3日続くなんて…、合宿回は自由度高すぎてなんでも詰め込んじゃうね…」

穂乃果「流石に次には終わるはず…、だと思う…」

穂乃果「…あと、ここでいうのもなんだけど実は11話以降のストーリーを昨日思いついたので忘れないうちに12話までやろうと考えてるらしいです…」

穂乃果「しばらくは音ノ木坂情報局も西木野☆星空クリニックもないけどご了承ください、とのことです…」

穂乃果「じゃ、今日はこの辺で…、お相手は…、もう眠くてなんにも思いつかない…、穂乃果でした。おやすみー…、くかー…」

再開します
10話終わったら出来るところまで11話も続けるよ

にこ「にこの好きな人は…」

にこ「…」

穂乃果「…ど、ドキドキ」

凛「緊張するにゃー…」

花陽「誰、なんだろうね…」

ことり「私もなんか…、胸が…」

真姫「…」ゴクリ

希「…」

にこ「…」

にこ「…っていうか」

にこ「希…、恋愛禁止って言ってたのあんたでしょ…?こういうこと話し合って言いわけ…?」


希「えっ…、あー…、ま、まぁ、今はいいやん。夜の間だけやから、ね?」

にこ「…そう言われると」

真姫「だ、ダメよ!」

にこ「え?」

真姫「…言い合うのは夜の間だけでも、一度言われたら、その…、意識しちゃうかも知れないじゃない」

真姫「そしたら希の言う、みんな対等な関係、っていうのも難しくなると思うんだけど…」

希「あー…、うん…、確かにね…」

穂乃果「何言ってんの!そんなこと言って二人が言いたくないだけでしょ!」

凛「そうだよ!凛だって結構恥ずかしかったんだからね!今更逃げるなんて許さないにゃー!」

にこ「いやそんなこと言われてもほふぅっ!?」ボフッ

にこ「だ、誰よ!?今枕投げたのは!」

希「花陽ちゃんあかんやーん。にこっちに枕投げるなんてー」

花陽「え、ええええええええっ!?私!?」

希「いくら逃げようとしてるからってそんなことしちゃ、ダメ、やっ!」ヒュッ

穂乃果「おぶふっ!…や、やったなー!えいっ!」ヒュッ

ことり「うぷっ!…そっちがその気なら…、とりゃっ!うりゃっ!」ヒュンヒュンッ

亜里沙「え、こっちも!?…うぶっ!」

雪穂「はぼぉっ!わ、私まで…、や、やってやろうじゃない!」ヒュンッ


希(にこっちのいくじなし…、ま、今回はお預けってことにしといたげる)

希(でも、あとは全部にこっち次第やからね…?)


ワーヤッタナーエイエイットリャーハヤイッウグゥー


海未「くー…くー…」

海未「ぶふぅっ!!」ボフボフボフッ


一同「あ」


海未「ぐ、ぐぐぐ…!!」ムクッ

穂乃果「あ、あのー…、今のはわざとじゃ…」

海未「…>>606

明日、練習があると言いましたよね?

海未「…どういう、ことですか」

真姫「ち、ちがっ…!ね、狙って当てたわけじゃ…」

穂乃果「そ、そうだよ…!そんなつもりは全然…」

海未「…明日、早朝から練習すると言いましたよね…?」

ことり「う…」

海未「それを…、こんな夜中に…ふふ…」

亜里沙「お、落ち着いてください…、海未さん…」

海未「ふふ、ふふふふふふふふふふふふふふふ」

雪穂「ま、まずくない?これ…」

ことり「海未ちゃん、寝てる時に起こされると、ものすごく機嫌が…」

海未「オラァッ!!」ブンッ

にこ「ぎゃぶっ!!!!?!?」バキッ

凛「に、にこちゃん…!?ダメにゃ…、もう手遅れにゃ…」

花陽「超音速枕…!」

亜里沙「ハルァショー…」

海未「くふふ…、覚悟は出来ていますねぇ…?」

ことり「どうしよう穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「生き残るには戦うしか…、否、戦わなければ生き残れない!」

穂乃果「ファイナルベン…、うぐぅっ!!?」バキッ

亜里沙「ごめんなさい海未さ…、あぎゅっ!!?」バキッ

海未「…」ノッソノッソ

凛「か、かよちん…、辞世の句は用意してる…?」

花陽「や、やめよのしゅん…?なんのことかわからないよ…」

凛「と、とにかく…、た…」

花陽「た…」

りんぱな「「助けてー!!」」



ヒュンヒュンッ


海未「うぶっ!!?ぐふぅ…」バタッ


凛「…?…あ、真姫ちゃん!」

花陽「希ちゃん!」

海未「くー…、くー…」

ことり「も、もう安心、かな…?」

真姫「まったく…、花陽のせいで大変なことになったわ」

花陽「え、私じゃなくて…希ちゃんが…」

希「うちは知らんよー?…ま、それはそれとして…、真姫ちゃん?」

真姫「な、何よ、かしこまって…」

希「まだ聞いてなかったよね?真姫ちゃんの好きな人。結局誰なん?」

真姫「いや…、さっき言ったでしょ!?意識しちゃうから、って…」

希「うちにはお見通しやで?それは建前やって」

希「言いたくない理由、他にあるんやろ?」

真姫「う…」

希「…幸い穂乃果ちゃんは気失ってるし、言ったらどう?」

真姫「…そうね。私の、好きな人か…」

真姫「…まだ、わからない」

希「え?」

真姫「今の私だけなら…、穂乃果が好き、ってはっきり言えるけど、でも…」

真姫「今の私はにこちゃんのことを忘れてる。もし、忘れる前、にこちゃんのことが好きだったとしたら…」

真姫「ありえない、って…、自分でもそう思うんだけど…、でも少しでもその可能性があるなら…」

真姫「…そんな可能性を残したまま、答えを出したくないのよ」

希「ふーん…。忘れる前の感情まで気にするなんて真姫ちゃんって豆やねー」

真姫「いいでしょ、そういう性格なんだから。…ったく、目が覚めちゃったじゃない。顔洗ってくる」スタスタ

希「…わからない、か…。言いくるめられちゃったかな?それとも本心なのか…」

希「なんにせよ、はっきりとした答えが出なくてホッとしたやろ?…にこっち」

にこ「…」

にこ(…バレてたか)

早朝


真姫「…うむぅ、ぐ…、はぁっ…」

真姫「朝か…、起きよ…。ふわぁ~…」ムクッ


海岸


真姫「ん、誰かいる…?」


希「…ん?お、早起きは三文の得。お日様からたっぷりパワーもらおうか」

真姫「…こんな朝早くから元気ね」

希「元気…、か。…実はそうでもないんやけどね」

真姫「え…?」

希「海はいいよねぇ。見ていると大きいと思っていた悩み事が小さく見えてきたり…」

希「…って言いたいところなんやけど、実際はそうでもなかったり…」

真姫「は…?何が言いたいのかあやふやね…」

希「…ねぇ、真姫ちゃん」

真姫「ん?」

希「うちな、μ'sのメンバーのことが大好きなん」

真姫「み、みゅーず…?なんのこと…」

希「うちはμ'sの…、うぅん、アネックス1号の誰にも欠けて欲しくないの。もう、二度と」

真姫「二度…?」

希「うちはずっとずっと穂乃果ちゃんたちのことを見てきた。…アネックス1号の中の誰よりも」

希「辛いことも、悲しいこともあって…、目標も失って…、みんながバラバラになって…」

希「そんなこともあったけど、なんとかやり直せた。…でも、悲しい思い出は消えない」

希「今の穂乃果ちゃんたちが、うちの知ってる穂乃果ちゃんたちと違うとしても…、でも、もう一度同じことを繰り返そうとしているなら…」

希「それを、止めることができるのだとしたら…、私は…」

真姫「希…?いったい何を…」

希「…ちょっと話しすぎちゃったかも。みんなには内緒ね?」

真姫「う、うん…。思ってたより、…その、電波な人だったのね、希」

希「うふ、言われちゃった」


穂乃果「真姫ちゃーん!希ちゃーん!おーい!エンディングだから横一列にならぼー!」


一同「おー…」

ことり「朝日が綺麗だねー…」

海未「そうですね…。あれ…?何か昨日のうちにしておかなければならないことがあったような…」

穂乃果「きのせいきのせい」


希「…ね、真姫ちゃん。もう一つだけ」

真姫「ん…?」

希「…ありがとう」

真姫「…はい?」


第十話  完

穂乃果「うろライブ!第十話、お送りしました!」

穂乃果「希ちゃんが本格的に主人公ポジにつき始めたよ!センター取れないからって必死だね!」

穂乃果「希ちゃんの言う悲しい未来…、果たしてそれを穂乃果たちは回避し、そして万を期して夢の舞台に立つことが出来るのでしょうか!?」

穂乃果「ふふふ…、もしラブライブに参加でもしちゃったらそれの描写が大変なことに…それだけは避けなければ…」

穂乃果「え!?いやいや、何でもない何でもない…、えー、それでは予定通り続けて第十一話、始めたいと思います」

穂乃果「…が、その前に…、いつもどおり忘却をね!」

穂乃果「先に予定を伝えますと、11話、12話の忘れる人はランダムで行います!」

穂乃果「11話以降は完全に穂乃果たち二年生組にスポットが当たるし、それだと本筋がかなり大変なことになっちゃうからね」

穂乃果「そして最終話…、13話は申し訳ないけれど忘却はなしとします!その話中に回収できる気がしないからね!」

穂乃果「つまるところ忘却も後2回…、悔いの残らないようにしないとね!」

穂乃果「それでは引き続き、うろライブ!第十一話、お楽しみください!」



安価対象のコンマ一桁が
1.穂乃果
2.海未
3.ことり
4.真姫
5.凛
6.花陽
7.にこ
8.ヒデコ
9.絵里
0.フミコ



一人目が忘れること >>613
二人目が忘れること >>614
三人目が忘れること >>615

買い物する際にお金が必要だということ

我慢すること

穂乃果「…えー、うん。始める前に忘却のまとめをしようか」

穂乃果「コンマ一桁の数字は上から9,6,2…、つまり忘れるのは絵里ちゃん、花陽ちゃん、海未ちゃん、だね」

穂乃果「そんであれ…、なんだ…。一人目、絵里ちゃんが忘れること、だけど…」

穂乃果「最終回に近づくに連れエグいのが増えたね…。ここ見てる人はSなのかな…?」

穂乃果「絵里ちゃんはどうやら同級生のことを忘れてしまうそうです…。南無…」

穂乃果「そして次は花陽ちゃん、買い物にお金が必要だということを忘れちゃう!あらあら、どこの貴族の娘なんでしょう」

穂乃果「最後に海未ちゃん、我慢を忘れる…、うーん…、あっちの穂乃果の貞操の危機だね。頑張れ、私!」

穂乃果「…結果的に絵里ちゃん以外はまぁなんとかなりそうだし、よかった、のかな…?」

穂乃果「えー、忘却まとめも終わったことなので…、再度、第十一話、どうぞ!」

前回のラブライブ!


にこ「にっこにっこにー!みんなのハートにラブにこっ!にこにーこと、矢澤にこでーす!」

にこ「最近はー、声優さんもすぐに百合営業とかやりだすけどー、にこに言わせれば考え方が少し甘いかなーって」

にこ「だいたいね、百合ってのは表面上の付き合いなんてモンじゃないの。心と心、身体と身体が一体になるほど愛し合う、そうなって初めて百合なのよ!」

にこ「営業だからってただイチャイチャしてるだけじゃ話にならないわ!もっと親密な付き合いを…」

希「…最初はいけると思ったんやけどなぁ」



穂乃果の部屋


穂乃果「ふんふんふーん、ふんふんふーん、たらららら~…、あ、メロディ忘れた…」

穂乃果「まぁリボンは付けられたしよし!」


穂乃果「いってきまーす!!」



私、高坂穂乃果!音ノ木坂学院に通う高校二年!
今、この学校は、少子化による統廃合に危機に瀕している…、そこで私はスクールアイドルを初めて、みんなにこの学校を注目してもらおうと思ったの!
そして、ついについに…、ついにここまで来ることができたんです!



穂乃果「…え、このセリフ言うの…?いや無理でしょ…」

海未「後でオフセリフとして映像に乗っけるものですので台本アリでも大丈夫ですよ」

穂乃果「あぁ、それなら…。まぁそれは置いといて…、今日の朝ランキングを見たらなんと!」

穂乃果「何位だっけ」

ことり「19位だよ!」

穂乃果「うんそれそれ!すごいよね!?」

海未「すごいってものではないですよ!私たちが全国で両の手に入るほどの人気を…」

ことり「海未ちゃんの手の指何本あるの…」

穂乃果「ラブライブに出場できるかもしれないんだよ!」

穂乃果「ラブライブ…、出場できればきっと>>620

芸能界デビューができる

穂乃果「出場できればきっと間違いなく優勝!そして芸能界デビュー!さらにはさいたまスーパーアリーナを我らが手中に!」

海未「テンション上がりすぎもいいですが安価以外も採用するのはやめてください」

ことり「それだけ人気になれば廃校もなくなるよね!」

穂乃果「おおっ!それもそれも!…ラブライブだ!」

穂乃果「ラブライブだー!!!」

穂乃果「さぁカメラが下からグイッとパンしてタイトルロゴがドーン!」

海未「合ってるのが嫌です…」



うろ覚えラブライブ! Forgotten Idol Project
↑↑↑グイッ


ヒデコ「やったじゃん!」

フミコ「クラスで今すっごい話題になってるよ!」

穂乃果「クゥ~ン!」

ミカ「おーよしよし、よく頑張った!」

ヒデコ「穂乃果のことだからすぐ飽きちゃうと思ってたんだけど!」

フミコ「というか存在を忘れちゃうくらい有り得ると思ってたけどね!」

ミカ「ところどころ私たちの出番も忘れられてたしね…。あ、あれは意図的か…」


第十一話「もりたかのライブ!」


フミコ「でもさ!私たちってラブライブにでるアネックス1号の初ライブ見たことになるんだよね!」

ヒデコ「感慨深いねー」

ミカ「うんうん!」



絵里「あ、穂乃果。>>624

穂乃果「絵里ちゃん!>>625!」

穂乃果をレイプしたいですとか言いながら海未が探してたわよ

あとで締めとくから大丈夫

絵里「あ、穂乃果。穂乃果をレイプしたいですとか言いながら海未が探してたわよ」

穂乃果「絵里ちゃん!あとで締めとくから大丈夫!」


ヒ・フ・ミ「ううぇっ!?」


ミカ「ちょっ…、穂乃果、今の…」

穂乃果「ああ!大丈夫大丈夫!先輩後輩やめようって話…」

フミコ「いやそうじゃなくて!その…、レイプがどうとかって…」

穂乃果「やだなぁ、ただの挨拶だよ挨拶!」

ヒデコ「挨拶にしても常軌を逸していると思うけど…」


教室


穂乃果「サイン…?ごめん、ミカの投げる球種がわからないからなんとも…」

フミコ「野球ハマってるの…?」

ミカ「そっちのじゃなくて!これから有名になるんだから記念に一枚書いてよ!」

ミカ「さっき、園田さんにも書いてもらったんだけど…」

海未「!?なぜ先ほど私がトイレでマスを掻いたことをあなたが…!?見てたんですか!?」

ミカ「もうやだこの人たち」

穂乃果「なんか海未ちゃんのサインちっさいね。あ、ところで自分の名前を小さく書く人は自分に自信がないらしいねHAHAHA」

海未「死にます」

ヒデコ「まぁまぁ…」

ミカ「だったら穂乃果はおっきく書いてね!」

穂乃果「よし、任せとけ!」


穂乃果「…なべかんむりで埋まっちゃった」

ミカ「でかすぎだよ!一文字目すら入ってないじゃん!」

ヒデコ「極端にも程があるでしょ…」

海未(穂乃果が部首の名前を知っているとは…、驚きすぎて一瞬心臓が止まりました)

フミコ「…さっき、矢澤先輩にも頼んだんだけど…」



にこ「すいません、今>>627なんで」

ガイアパワーを集めるのに忙くて手が離せないんで

にこ「すいません、今ガイアパワーを集めるのに忙しくて手が離せないんで」



穂乃果「にこちゃんってば地属性モンスターの攻撃翌力を500ポイントアップし守備力を400ポイントダウンさせるフィールド魔法無限回収して何するつもりなんだろう」

海未「たぶんそういうことではないと思いますが…」

ヒデコ「もうあんたらがなんの話ししてるのか全然わかんない」

穂乃果「あれ、そういえばことりちゃんは…?」

海未「まさか海外にある服飾関係の学校からのお誘いが来て留学するかどうかを私たちに言い出せずにいてそれで姿を見せないとかなんじゃ…」

穂乃果「そ、そんなわけないでしょ~!考えすぎだよー!」

海未「ですよねー!」


廊下


ことり「…」

ことり「どうしよう…」



部室


穂乃果「あーん!出場したらここでライブできるんだ!」

凛「すごいにゃー!」

にこ「ね、ねぇ…、その…、パソコン?っていうの?それの使い方…、教えてくれない?」

凛「ねーねー!どんな衣装がいいかな!?」 穂乃果「うーん、そうだなー…」

にこ「…む、無視だなんて…。ぐぬぬ…」

にこ「めげちゃダメ…、ダメなのよ、にこ…!よし、気合入れていくわよ!」

絵里「その通りよ、なんの話ししてたかは聞いてなかったけど」

ほのりんにこ「…?」


穂乃果「七日間連続ライブ!?」

凛「そんなに!?後二話なのに尺大丈夫?」

希「…ラブライブ出場チームは二週間後の時点で20位以内に入ったグループ。どのスクールアイドルも最後の追い込みに必死なん」

にこ「スクフェスのイベント最終日の勢いそのもの、ね!」

真姫「つまり、気を抜いたら一気に抜かれるってことね」

絵里「そういうこと。喜んでる暇はないわ」

穂乃果「よーし!もっと頑張らないと!」

絵里「とはいえ、特別なことを今からやっても仕方ないわ。まずは目の前にある学園祭で精一杯いいステージを見せること!それが目標よ!」

にこ「よし!そうとなったらまずはこの部長に仕事を頂戴!」

絵里「じゃあにこ!うってつけの仕事があるわ、>>630よ!」

校庭30周

絵里「校庭30周よ!」

にこ「わかったわ!行ってくる!」



数十分後


にこ「ぜぇー…、はぁー…、い、行ってきたわよ…。これが人気向上につながるのね…」

絵里「いえ、関係ないわ。ただなんとなく言っただけよ」

にこ「なん…、だと…?」

絵里「まさか本当にやるとは思わなかったわ」

希「ま、まぁ…、運試し前の神聖な儀式やと思おう…」



具体的にはわからないけどおそらく多目的室的なところ


モブS「や、やったよド○ロちゃん!金の玉が出たよ!」

モブD「やだー!さ○ら君ってばキン○マだなんて…、エッチっ!!」ボゴォ

モブS「ぶべるぁっ!!!?!?」ビチャビチャ


モブA「えー…、木工ボンド部、午後三時からの一時間講堂の使用を許可します」


にこ「…あのSって人、頭部が粉々に砕けたように見えるんだけど、気のせい…?」

絵里「というかここ、女子高だったはずよね…?なぜ男子が…?」

穂乃果「木工ボンド部が何か知らないけどなんで講堂が必要なの!?意味わかんないよ!」

にこ「…何はともあれ、くじ引きで講堂の使用許可が決まるなら仕方ないわね…、行くわよ…」


モブB「では続いて、アイドル研究部…きゃぁっ!?」


にこ「ふんっ…!ふんっ…!見てなさい…!!」ドスドス


モブA「うわっ…、が、頑張ってください…」


穂乃果「にこちゃん、頑張って!」

絵里「講堂が使えるかどうかでアレがアレでアレよ!うん!」


にこ「ぬんっ…!いざぁ…!」ガシッ


クルッ


にこ「ぬ、ぬおぉぉぉぉぉおおぉぉおぉぉぉっ」

穂乃果「すろぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉもぉぉぉぉおおおぉぉぉぉしょぉぉぉぉぉぉんんんみぃぃぃたぁぁぁあああぁぁぁいだけど別に普通に喋れるよ」


(壮大な演出カット)


にこ「あわわわわわっ…!」

穂乃果「ど、どうなる…っ!?」




出た玉の色
>>632

銀色

にこ「ぎ、銀色…!?これ、つまり2等よねっ!?どうなの!?講堂は使わせてくれるの!?」

穂乃果「にこちゃん、それ銅じゃないよ、自分で銀って言ってるでしょ」

にこ「そういうこと言ってるんじゃないの!」


モブA「えーっと…、二等は…」

モブB「十万石まんじゅう1ヶ月分です」


穂乃果「えっ、マジで!?やったー!」

にこ「いやそれはいいから…、講堂は!?」

モブA「すいません、アイドル研究部、講堂の使用は認められません…」

モブB「金色以外は講堂使えないんですよ。他の色は賞をつけてなるべく精神的にフォローしようと…」

にこ「どうでもいいわそんなん!ねぇなんとかしてよ!?講堂使わせてよ!アイドル生命がかかってるのよ!」

モブA「はっきり言います…、講堂はナシです!」

にこ「んなっ…!?」

穂乃果「おぉ、なんか懐かしいセリフ」



屋上


穂乃果「もぐもぐ…、どーしよっかねー…、もぐもぐ…」

海未「緊張感の欠片もないですね」

にこ「しょうがないじゃない、くじ引きで決まるなんて知らなかったんだから!」

凛「あー!開き直ったにゃー!この[ピーーー]ボディの[ピーーー]体質が!」

にこ「それちょっと言い過ぎじゃない!?」

花陽「う、ぐぐ…、なんで外れちゃったのぉ…?…あ、ナ゙ン゙デバズレ゙ヂャ゙ッ゙ダノ゙ォ゙!?」

真姫「わざわざ言い直すほど?」

希「…やっぱり、講堂は使えない運命なんやね…」

にこ「う、うるさいっ!悪かったわよ…」

絵里「気持ちを切り替えましょう。講堂が使えない以上、他の所でやるしかないわ。体育館とかいいんじゃない?」

希「運動部が使ってるから…」 絵里「じゃあグラウンド」 希「それも」

海未「ではどこで…」

にこ「…>>634とか?」

穂乃果「>>635は!?」

樹海

屋上、つまりここ

にこ「…樹海とか?」

海未「あー、ヨコハマ大樹海ですかーあそこは広いですしねーでもヨコハマって遠いですしなによりあそこは死体がたくさん、ってなんでですかー」

絵里「な、何を言い出すのあなた…」

ことり「海未ちゃんがおかしくなった!」

海未「気にしないでください」

穂乃果「うーん、じゃあ屋上は!?」

にこ「バカ丸出しね」

穂乃果「にこちゃんがクジ外したから必死で考えてるのにー!」

絵里「あとは…」

穂乃果「じゃあ、ここ!」

一同「え?」

にこ「えっ」

穂乃果「ここに簡易ステージを作ればいいんじゃない?お客さんもたくさん入れるし!」

希「屋外ステージやね」

ことり「確かに人はたくさん入るけど…」

穂乃果「何よりここは私たちにとってすごく大事な場所!ライブをやるのにふさわしいと思うんだ!」

凛「野外ライブ、かっこいいにゃー!」

にこ「あれ、一回否定したと思ったんだけど…、私の思い違い…?」

絵里「でもそれならどうやって屋上にお客さんを呼ぶの?」

海未「たしかに…ここだと、たまたま通りかかるということもないですし…」

真姫「下手すると一人も来なかったりして」

穂乃果「いやいやwwwwwwwwwwwwお客さん一人もこないライブとかないわwwwwwwwwwwwwwwww」

海未「ファーストライブを思い出せ」

穂乃果「だったら大きな声で歌おうよ!」

にこ「はぁー…、そんなk 穂乃果「校舎の中や外を歩いているお客さんにも聞こえるような声で歌おう!」

にこ「ちょっ、割り込むの早すg 穂乃果「そしたら、きっと興味を持って見に来てくれるよ!」

にこ「…」

絵里「ふふ、…穂乃果らしいわ」

穂乃果「ほょ?…ダメ?」

絵里「…いつもそうやって、ここまで来たんだもんね」

絵里「アネッスク一号ってグループは…」

穂乃果「絵里ちゃん…」

穂乃果「…ここで噛むとかないわぁ」

絵里「死ぬわ」

希「まぁまぁ…」

絵里「とにかく決まり!ライブはこの屋上に、ステージを作って行いましょう!」

絵里「各自、歌いたい曲の候補を出してくること!それでは解散!」

海未「申し訳ありませんがまだ練習していないのですが…」

穂乃果「今日はここまでです、おやすみなさい!」

穂乃果「あ、お相手は高坂穂乃果役の高坂穂乃果でした!ばいばい!」

あ、やべぇ忘却すっかり忘却してた
絵里ちゃんは知らない人とでも話を合わせられる偉い子やねん(震え)

締めの挨拶が最近あっさり気味…?
ノンノン、それは違うね
あっさり気味ってのは違う…、そう、ネタ切れなだけさ

あ、再開します

夕方 下校中


ことり「…」

穂乃果「うわー…、ライブ楽しみだなー!ね?ことりちゃ…、ん?どったの?暗い顔して…」

ことり「え…?そ、そう…?暗い顔、してたかな…?あはは、そんなつもりじゃなかったんだけど…」

穂乃果「なにか嫌なことでもあったの?相談があるなら聞くよ?」

ことり「う、うぅん!何もないから!…ライブ、頑張ろうねっ!」

穂乃果「…?…うん!行こ!」

ことり「うん!…」

ことり「…」



ことりの部屋


理事長「…あの子達にはもう、話したの?」

ことり「…」

ことり「…言えるわけ、ないよ」

理事長「…そう」

ことり「お母さん…」

理事長「うん?」

ことり「や、やっぱり…っ!」

ことり「…、うぅん、ごめん…。お母さんも、大変、なんだよね…」

ことり「まだ、こうしていられることだけでも、有難いことなんだよね…」

理事長「…そうね」

ことり「…」



翌日 部室


絵里「えぇっ!?曲を…!?」

穂乃果「うん!昨日ダンテの神曲を読んだらやっぱりこれは中世の人々の死生観に深く関係する…」

海未「いきなりインテリ風に意味不明なことを口走らないでください。色々と焦ります」

真姫「昨日穂乃果に私の新曲を聴かせたらいい感じって言ってくれて、これを最初にやれば盛り上がるんじゃないか、ってさっきまで話してたのはどこへ行ったのかしら」

絵里「なるほど…、大体わかったわ。でも振り付けも歌もこれからよ?間に合うかしら…」

穂乃果「間に合う間に合わないじゃない!間に合わせるの!」

絵里「そんなブラック企業みたいな理念…」

海未「他の曲のおさらいもありますし…」

花陽「私自信ないなぁ…」

穂乃果「アネックス1号の集大成のライブにしなきゃ!ラブライブ出場がかかってるんだよ!?自覚してるの!?」

海未「そんなキレないでください…」

希「まぁ、落ち着いて…、でも、一理あるかもね」

穂乃果「でしょ!?ラブライブは、今の私たちの>>646だよ!」

憎むべきもの

穂乃果「ラブライブは、今の私たちの憎むべきものだよ!」

穂乃果「こんなものがあるから、各地でスクールアイドルによる醜い争いが行われるんだ…!」

穂乃果「こんなもの、ここからなくなってしまえばいいんだ!」

にこ「どうした突然」

海未「昨日の夜にZガン○ム劇場版がやっていたのでその影響でしょう」

穂乃果「まぁそんなこんなでこのまま順位を維持し続ければラブライブに出場できる!」

穂乃果「たくさんのお客さんの前で歌える、踊れる、目立てるんだよ!」

穂乃果「私…、頑張りたい…!そのために、やれることを全部やりたい!」

穂乃果「…ダメかな?」

絵里「…反対の人は?」

一同「…」

絵里「だって」

穂乃果「え、何が『だって』…?」

絵里「アスペか」

真姫「反対意見はナシ、ってことよ」

穂乃果「おぉ、マジ!?みんな、ありがとう!」

絵里「ただし!練習は厳しくなるわよ!…特に穂乃果!」

穂乃果「おぇ!?」

絵里「あなたはセンターボーカルなんだから、みんなの倍はきついわよ!わかってる!?」

穂乃果「あぁ…、そんなにキツイならやめてもいいけど…」

絵里「ナメてんのか」

穂乃果「ウソだよ!ぜ、全力で頑張るから!」

絵里「よろしい」


ことり「…っ」


希「…?」



ラブライブ!(アイキャッチ)



穂乃果の家


雪穂「えぇ?夜も練習してるの?」

穂乃果「うん!」

雪穂「やりすぎよくないよー。いっつも無理するんだから!」

穂乃果「大丈夫!ほら、言いだしっぺの法則ってやつだから!私が一番頑張らないと!あ、あとそのメガネかわいいね!」ガララッ

雪穂「え、そんなんいきなり言われると照れるじゃ…、もういないし」

雪穂「でも、最近は話し方も自然に戻ってきて…、やっと、帰ってきてくれたの、かな。お姉ちゃん」



翌日


穂乃果「おお!この>>651、いい感じだよ!これならきっと、>>652までみんな来てくれるね!」

ほのうみ本

オンリー

穂乃果「おお!このほのうみ本、いい感じだよ!これならきっと、オンリーまでみんな来てくれるね!」

にこ「でっしょー?オンリーイベントの予定はないけどこの出来なら文化祭で売れば結構な収入に…」

ことり「あの…、それより私のポスター…」

穂乃果「よーし!クラスのみんなにも宣伝チラシ配ってくるね!」

ことり「あ…、ちょっ…」

ことり「ポスター…」

海未「あら、ポスターいい感じ…、!?な、なんですかこのほのうみ本!?え、いや、え、そんなところまで…?」

海未「20冊ください」 にこ「ごめんまだ1部しか刷ってないから」

海未「知ったことではありません!今すぐ刷ってきてください!」 にこ「文化祭当日まで待ちなさいよ!」

海未「そんな悠長に待ってられるわけ無いでしょうがぁっ!!」 にこ「だったらこれあげるから我慢しなさい!」

海未「ありがとうございます」

ことり「…」



教室


穂乃果「ほわぁ~…」

海未「ちゃんと寝ているのですか?」

穂乃果「えへへ、つい朝まで>>654のこと考えちゃうんだよねー」

真姫ちゃん

穂乃果「えへへ、つい朝まで真姫ちゃんのこと考えちゃうんだよねー」

海未「先ほどあんなにほのうみの可能性について論じたのにすぐまた別の女の話ですか…」

海未「いいですか?私とならコミカルな流れで終わらせられますがほのまきは割とガチ方面なので冗談にできないんです。理解してください」

海未「しかしガチの方でしか話を展開できないというのはこれすなわち可能性に乏しいということ。さすればあらゆる方面に持っていけるほのうみこそ真にふさわしいカップリングと…」

穂乃果「海未ちゃーん、授業中だよー。先生メチャクチャガン見してるよー」



部室


にこ「子供ねー。時代はやっぱりほのえりでしょ」

穂乃果「もうその話はいいよ!」

にこ(真姫ちゃんとくっつくのだけは何が何でも阻止してみせる)

穂乃果「あ、そうだ!」

一同「?」

穂乃果「よっ、うぅぅぅぅんんっ、えいっ!」シュタッ

穂乃果「どう?昨日徹夜で考えたんだ!」

にこ「いや何がどう?なのか…」

花陽「振り付け変えるつもりなのはわかったけど…、どこの?」

凛「動きだけじゃどの部分かわかりづらいよ…」

穂乃果「あれあれ!全・身・全・霊のとこ!…で、あってるよね…?」

真姫「自分で考えた振り付けなのに場所あやふやなのね…」

穂乃果「あんな地味なステップより絶対こっちのほうが盛り上がるよ!」

海未「あそこ私が考えたんですが…あぁ、地味、ですか…、そうですか…」

穂乃果「昨日思いついたとき、これだ!って思ったんだ!あぁ、私って岡村天斎…!?」

海未「なぜアニメ監督…。…ことり、これは流石に…」

ことり「い、いいんじゃないかな?」

海未「え…」 穂乃果「だよね、だよね!?」

希「ことりちゃん…?」



屋上


にこ「ふぅ…!もう足が動かないよー!」

穂乃果「そんな甘えが通じると思ってんのか!立つのとおっ勃てる事しか能のないクソめ!」グイグイ

にこ「今度はフルメタルジャケットでも見たの!?いやぁっ!立ちたくない!」

海未「私たちはともかく、穂乃果は少し休むべきです」

穂乃果「大丈夫!私>>656から!」

みんなのこと愛してる

穂乃果「大丈夫!私、みんなのこと愛してるから!」

海未「ハーレム狙いだったんですか…。道理で色んな女の話を…」

にこ「今はいいでしょそんなこと!穂乃果なんて夜も練習詰めでしょ!?」

穂乃果「だってもうすぐライブだよ!愛するみんなとお客さん、ひいては全人類のことを想えば疲れなんて…!」

海未「もはやハーレムの域を越えた愛情に…。…ことり」

ことり「え、私…?」

海未「ことりからも言ってやってください」

ことり「私は…」

ことり「…穂乃果ちゃんのやりたいようになるのが、一番だと思う…」

ことり「…ょぅに…」

希「えっ…?」

穂乃果「ほらほら!ことりちゃんもそう言ってるよ!」

海未「え、そんな…」

ことり「あは、は…」

希「えと、うちからもいい?」

海未「希…?」

希「うちは、きちんと休憩を取ることも大事やと思うよ」

希「根詰めすぎて本番当日、…風邪引いて無茶して、ライブ中にバッタリ倒れる、なんてこと、ないとも限らへんやろ?」

穂乃果「えぇ~、そこまではないよ~。大丈夫だって!風邪なんてそうそう…」

希「大丈夫じゃないっ!!」

穂乃果「えっ…」

にこ「の、希…?」

海未「いきなりそんな大声出して…」

希「…ごめん。うち、心配性やから。でも、これだけは約束して」

希「絶対に無茶はしない。あと、適度な休憩をとる。わかった?」

穂乃果「う、うん…。希ちゃんがそこまでいうなら…」

希「…ありがと」

夜 穂乃果の家


穂乃果「いやぁ…、あの希ちゃんがあんなに大きな声出すなんてびっくりだよね…」

穂乃果「ん?ことりちゃん…?んー…、そうかなぁ…」

海未『…私も、確証がある、というほどではありませんが…』

穂乃果「海未ちゃんは何か聞いたの?」

海未『はい、聞こうと思ったのですが…、その前に先生に呼び出されて…、最近弓道の練習に来ないとかどうとかって…』

穂乃果「え、行ってなかったの?」

海未『…実は自分が弓道部であることなどすっかり忘れてしまっていて…、試しに的を射たら百発百中で自分でも驚きました』

穂乃果「うわぁ…、海未ちゃんも私と負けず劣らずポンコツだね…」

海未『…そうですね。認めたくありませんが…』

穂乃果「で…、あれ?なんの話してたんだっけ…」

海未『…なんでしたっけ。まぁ、思い出したときまた言います。明日は本番なので今日は早く寝てくださいね?』

穂乃果「…はいはい」ポチッ

穂乃果「ふぅ…、19位、かぁ…」

穂乃果「スクフェスと一緒…、大丈夫だと思って寝て、起きたら圏外…」

穂乃果「そんなの…、嫌…!」

穂乃果「海未ちゃんは休め、って言ってたけど…!ごめん、やっぱり…!」


ポロンッ


穂乃果「あれ、メールだ…。誰から…?」

穂乃果「希ちゃんから…、え…、『明日は本番やし今日はゆっくりお休み。まさか今から外出ようなんて思ってないよね?』って…」

穂乃果「え、盗聴器でも仕掛けられてる…?こんな状況にぴったりなメールって…」

穂乃果「…で、でも、身体がそわそわして落ち着かないし…、どうしよう…」

穂乃果「二人には悪いけど、少し走ってくるくらい、いい、よね…?」



1.外に出る
2.忠告を聞いて寝る


>>659

2じゃないと意味が無い

穂乃果「…やめよう。そうだよね、自分だけの身体じゃないし…」

穂乃果「今日ゆっくり寝て、明日万全の状態で踊ればなんとかなる!」

穂乃果「圏外でも石溶かしまくれば圏内に到達できるように!」

穂乃果「そうと決まれば今すぐ就寝!雪穂、おやすみ!」ポチッ

穂乃果「ぐー…」



穂むら前


希「…電気、消えたみたいやね」

希「念のため店の前まできてみたけど、いらん心配やったかな」

希「じゃ、帰ろうか。穂乃果ちゃん、おやすみね」


ザー…


希「おっと、傘傘…、よっ、と…」バサッ


希「明日は、雨、か…」



海未「…」

海未「…私も寝ますか」



ことり「…」

ことり「…ついに明日、かぁ」

ことり「ふ、ふふ…、ふふふふふふふふふふふ…」

ことり「…どう、しよっかなぁ…」




翌日 早朝 穂乃果の部屋


ほのママ「穂乃…、あら、起きてたのね」

穂乃果「うんっ!昨日すっごい早く寝たからね!おかげで身体ギンギンだよ!」

ほのママ「その女の子に似つかわしくない表現はやめなさい…」


穂乃果「あーあーあーあーあー」

穂乃果「ウソ…!?」

穂乃果「私の声、可愛すぎ…?」

穂乃果「…」

穂乃果「うん!バッチリ!」

屋上扉前


穂乃果「おわぁ…、やっぱすごい雨だねぇ…」

花陽「お客さん全然いない…」

真姫「この雨だもの、仕方ないわ」

絵里「私たちの歌声で、お客さんを集めるしか、ンないわねっ」キリッ

にこ「なんかその顔と喋り方ムカつく…」



希「ね、ことりちゃん…?」

ことり「え、何…?」

希「もしかしたら…、なんか言い出せないこと、あるんじゃない?」

ことり「えっ?…ど、どうして?」

希「なんか最近、様子がおかしいかな、って思って…?どう…?」

ことり「…どう、と言われても…」

希「…うーん、じゃあ、ね?例えばの話やねんけど…」

希「留学のお誘い、が来ていて…、それを言い出せない、とかじゃない?」

ことり「えっ…、り、留学…?なんで留学…?」

希「あ、いや…、例えば、やねんけど…」

ことり「あ、あはは…、留学かぁ…。確かに憧れている服飾の学校が海外にあるけど…、でも私なんかじゃ難しいと思うよ?」

ことり「お母さんにも色々工面してもらってたけど、結局、無理だったみたい…。連絡も来ないし…」

希「そう、なん…。じゃあ…、大丈夫、かな…」

ことり「え?何が…?」

希「ううん、こっちの話。変なこと言ってごめんね?じゃ、うちはこれで」スタスタ

ことり「あ、うん…」





ことり「…留学、かぁ」

ことり「…留学」

ことり「だったら、良かったのになぁ…」

部室


穂乃果「うおぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉおっ!!早く歌いたい!踊りたい!目立ちたぁい!!」

海未「穂乃果、調子良すぎてキチガイに見えるんですけど…」

穂乃果「昨日早く寝たせいでスタミナが有り余ってるんだよぉっ!!は、早く消費しないとぉっ!!」

凛「スマホゲーじゃないんだから…」

絵里「ま、これくらい元気ならいいパフォーマンスができるんじゃない?」

絵里「希、も、そう思うでしょ?」

希「あ、うん…。せやね」

希「…あと、えりち?…もしかして、やねんけど…」

希「うちのこと、忘れてない?」

一同「えっ?」

絵里「…え、な、なんで?」

希「ちょっと前から、うちのこと呼ぶ前に少し、躊躇い、みたいなんあったから」

絵里「そ、そうなんだ…。すごいのね、希、って…」

にこ「え、じゃあ…」

花陽「本当に?」

絵里「う、うん…。でも、たぶんこれは…、真姫や花陽みたいな症状だな、って思って…」

真姫「その場のノリに合わせた、ってことね」

海未「聡明な絵里だからこそ成せる技ですね…」

絵里「あはは…、ごめんなさい…。バレちゃうなんて思ってなかったわ。私もまだまだね」

希「ま、ええよ。えりちは初めて会った時から根本は変わってないし、そんなに影響もないでしょ」

絵里「それはそれは…、他の人たちとはえらく違うのね」

希「…それだけえりちのこと、信頼してるんよ?」

絵里「それはそれは…、光栄ね」

絵里「…私も、信頼してるわ、希のこと。よく知らないけど、ね?」

希「うん、知ってる。よく知ってるから、ね」

ヒデコ「アネックス1号、ライブイン音ノ木坂、まもなくでーす!」

フミコ「屋上ステージへ、ぜひどうぞー!!」



部室


ザー…


絵里「全然弱くならないわねぇ…」

にこ「ていうかさっきより強くなってない!?」

真姫「これじゃあたとえお客さんが来てくれたとしても…」

絵里「うぬぅ…」


穂乃果「やろう!!!!!!!!!!!!!!」


キーン…


絵里「…穂乃果、声大きすぎ…」

穂乃果「ファーストライブの時もそうだった…」

穂乃果「あそこで諦めずにやってきたから、今のアネックス1号があると思うの…!」

穂乃果「だからみんな…、行こう!」

花陽「そ、そうだよね、そのためにずっと頑張ってきたんだもん」

凛「後悔だけはしたくないにゃ!」

絵里「泣いても笑っても、このライブの後には結果が出る…!」

希「なら思いっきりやるしかないやん!」

真姫「進化した私たちを見せるわよ!」

にこ「やぁって、やるぜぇぇぇっ!!」

海未「ここまで順調だったのになぜあなただけ、どこぞのロボアニメみたいに…」

ことり「…今は、集中、しないと…、ね…」

ことり「…うん!頑張ろう!」



屋上


雪穂「亜里沙ー!」

亜里沙「あ!」

雪穂「よかった、間に合った?」

亜里沙「うん、今始まるとこ!」



穂乃果(…大丈夫、いける、出来る。今までもそうやって頑張ってきた)

穂乃果(出来ると思えば、なんだってやってこられた…!)

穂乃果(あの日の苦しみを、今こそ…!)

穂乃果(100%の喜びで…、塗り替える…!)

穂乃果(絶対に…、絶対に!)



http://youtu.be/VOPs5wTvZJ0

穂乃果(はぁっ…!楽しい!楽しい!楽しい!!)

穂乃果(みんなの前で歌うことが、踊ることが、こんなにも…!)

穂乃果(こんな楽しい時間が、永遠に続けばいいのに…!)

穂乃果(…うぅんっ!続ける!続けてみせる!続けて、続けて…、それで…!)

穂乃果(きっと、気づいたら…)

穂乃果(ラブライブで、優勝、してるんだ…!)



穂乃果「はぁっ…!はぁっ…!」

穂乃果「はいっ!みなさん、お足元の悪い中こんにちは!私たちは――」





部室


穂乃果「やったー!!!大っ、成功ぉっ!!!」

絵里「特にこれといったトラブルもなく、無事に終われたわね」

希「うん…、本当に、よかった…」

にこ「でも気を抜いていられないわよ!?まだラブライブ予選までにはほんの少し時間がある…!」

凛「それまでにどんどんアピールしていかないと、ね!」

花陽「うん!そうでもしないと、A-RISEに立ち向かうなんて出来ないからね!」

真姫「ちょっと、気が早いんじゃない?まだ出られる訳じゃ…、いえ、そうね。それくらいの気概がなくちゃ!」

海未「そうですよ!それに、今はライブの成功を喜びましょう!雨なのにあれほどのお客さんに来ていただいて…」

穂乃果「うんうんっ!最初は、一人もいなかった私たちのライブに…、あんなに人が…!感動もんだよ!」

穂乃果「いやぁ、あの時は海未ちゃんなんて今にも泣きそうだったしね!」

海未「泣きそうだったのは穂乃果の方じゃないですか!」

穂乃果「えー、私は全然平気だったしー!それにことりちゃんも…、あれ?ことりちゃんは…?」

海未「あ、そういえば…、先程から姿がありませんね…。どこへ行ったのでしょう」


ガチャッ


ことり「…」

穂乃果「あ、ことりちゃん!どこ言ってたのー?今ことりちゃんの話…」

ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃん…」

穂乃果「ん?」

海未「はい…?」

ことり「…理事長から、大切な、話があるの」

ことり「一緒に、ついてきて…」

穂乃果「え、私と海未ちゃん…?アネックス1号じゃなくて?」

ことり「うん、二人だけ…、他の人は来ちゃダメ」

海未「わ、わかりました…。一体なんの話でしょう…」

穂乃果「さぁ…?」


ことり「…」

ことり「…ごめん、なさい」

理事長室前


穂乃果「なんだろうねー…、あ、もしかして…、私たちの功績が認められて…」

海未「廃校が白紙に…!?いや、まさか…」

穂乃果「でもでも…、ありえなくないよね!?」

海未「確かに…、でも、それならばなぜ私たちだけ…?」

穂乃果「うーん…、なんでかなぁ…?」


コンコンコン


理事長「…入りなさい」

ことり「はい…」ガチャッ

穂乃果「あ、お邪魔します!」

海未「穂乃果、声大きいですよ…。失礼します」


海未「…それで、話、というのは…?」

理事長「ええ…、そうね。早速始めましょうか」

理事長「…実は、南さんにはもう伝えているのだけれど…」

穂乃果(…自分も南さんじゃん。変なのー)

海未(こら、穂乃果…!)

ことり「…」

理事長「…先日のテストの件についてよ」

穂乃果「え?」  海未「テスト…?」

理事長「ええ。…うちの学校では、生徒の回答を全てデータベースに登録しているのだけれど」

理事長「つい先日、歴史のテストの結果を見返していたところ、ね。全く同じ点数の子が3人いたの」

海未「え、ええ…。それが…?」

理事長「…まぁ、点数が被ることくらいなら、多々あることでしょう。それがどうとは言わないわ」

理事長「…話は変わるけれど、その歴史のテスト、本番直前に刷り直したのよ。なんでか、わかる?」

穂乃果「え?さ、さぁ…」

理事長「…あらかじめ作っておいた問題に、不備が見つかったの。こんな直前に見つかる、なんて本来そうそうないんだけれどね」

理事長「幸い刷り直す時間なら残っていたから、そこの問題だけ直して再度印刷し直したのよ」

穂乃果「はい、それで…?」

海未「…っ!?ま、まさか…」

理事長「…話を戻すわね。先ほどの点数が同じ3人の子、どの子も決まって、一問間違い」

理事長「しかも、不備のあった問題の、直す前の答えを書いて」

穂乃果「…あ」

理事長「三人が三人とも、全く同じ間違いを、しかも誰も知るはずのない訂正前の答えを、三人ともが示し合わせたように書く」

理事長「…これって、どういうことなのかしらね?」

穂乃果「あ、あ、あ…!」



理事長「…単刀直入に言います」

理事長「高坂穂乃果さん、園田海未さん、南ことりさん。あなたたち3名は…」

理事長「カンニングを、しましたね?」

理事長「しかも、ただ他人の回答を覗き見るのではなく、職員室に保管してあった答えを持ち出してのカンニング」

理事長「かなりの計画的犯行ね」

理事長「…そう、犯行」

理事長「これはね、立派な犯罪なんですよ?」

理事長「捕まってもおかしくない、いえ、むしろ捕まるべき犯罪です」

理事長「どれほどのことか、あなたたちにも理解できるわよね?」


穂乃果「え…、いや…、あの、その…」

海未「う…、ぐ、ぅっ…!」

ことり「…な、さい…」

ことり「…ごめん、なさい…」

ことり「ごめん、なさい…!!」

ことり「穂乃果ちゃん…っ、海未ちゃん…っ!!」


理事長「…こちらとしても、事を荒立てたくないのはわかってもらえるかしら」

理事長「本来なら、あなたたちと…、それを教唆した人物には停学…、いえ、退学処分を下すべきなのですが…」

理事長「あなたたちは、この学校に多大なる貢献をしてくれました。…おかげで、廃校回避も夢ではなくなりました」

理事長「…しかし、この罪はそれを補っても有り余るほど大きい」

理事長「ですから、これが…、私と…、ことりが…、なんとか導き出した答えです」

理事長「あなたたちの所属しているアネックス1号、そのスクールアイドルの祭典、ラブライブへの参加を…」

理事長「…辞退とします」

理事長「そして、あなたたち3人のアネックス1号としての活動を、無期限停止処分、とします」

理事長「…これは決定事項です。意見は認められません」

理事長「そして…、最後に、一人の親として、言わせてちょうだい」

理事長「…ごめんなさい。これだけしか出来なくて…、本当に…、ごめんなさい…」


穂乃果「…」

穂乃果「…ウソ」

穂乃果「ウソ、ウソウソウソウソウソウソ嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘ぉっ!!」

穂乃果「こんなのって、こんなの…、嘘だよ…、嘘に決まってるよォッ!!」

ことり「…嘘じゃ、ないよ」

ことり「もう、終わったんだよ。私たちの、アイドル活動は」

海未「…う、う、ぐっ…、くぅっ…!!う、あぁっ!!うあぁぁぁぁっ!!!」

穂乃果「…嫌だ。終わりたくない…、だって、だって…、やっと、喜びに変わったと思ったのに…、ねぇ…?」

穂乃果「あ、あは、あはははははははははははは…」

穂乃果「はぁぁぁ~~~…」バタッ

海未「穂乃果!?」

ことり「穂乃果ちゃん!?」


穂乃果「…私の、輝かしい、ステージが…、私の、夢、が…!」

穂乃果「…」ガクッ



第十一話  完

穂乃果「…」ポカーン

穂乃果「…なにこれ」

穂乃果「え…、いや…、これって…、前より格段に悪化してない…?」

穂乃果「留学なんてレベルじゃねぇぞオイ!」

穂乃果「どうして…、こうなった…。一体何がいけなかったんでしょうか…」

穂乃果「…」

穂乃果「…どうやらこれを書いている人はかなりのど畜生のようです。くたばればいいのに」

穂乃果「ハッピーなエンドは遥か遠くに見えますがまぁ…、うん…、頑張れ私…」


穂乃果「…えー、気を取り直して第十二話の忘却へ移りたいと思います」

穂乃果「花陽ちゃんの買い物云々はまたもや発揮どころを見失ってしまいましたが…、いつか使えるといいね!」

穂乃果「そして最後の忘却ももしかしたら使えずじまいで終わる可能性もなきにしもあらず、だけど…」

穂乃果「あぁもう開き直る!使えようが使えまいが知ったこっちゃないよ!なんとかしろ!」

穂乃果「こんなの見せられて私は不機嫌なの!もう知らないから!あとは勝手にして!」

穂乃果「…それじゃ、お相手は、えーっと…、今夜だけはあなたの胸を貸してください…///、高坂穂乃果でした!」



穂乃果「…誰でもいいからぶん殴らなきゃ気がすまないよ!ぷんぷかぷん!」



お疲れ様でした
今回のお話は10話書いてる途中に思いついて脳汁溢れんばかりに興奮しました
模範解答を盗んだ学年が2年だったことが今回活かせて安価も後々どう生きるかわかんないものだな、と思いました
それにまだまだ思いついた展開は消化しきれてないからね!今回面白い、って思ってくれた人はぜひ期待してください!
あとどうやら自分は幸せの絶頂から絶望のどん底へ落とされるストーリーを考えるのが好きなようで趣味の合う人がいたら悪いこと言わないんで病院へ行くことをおすすめします
それでは今日はこの辺で 続いて12話もお楽しみにね! ほなな!



安価対象のコンマ一桁が
1.穂乃果
2.海未
3.ことり
4.真姫
5.凛
6.花陽
7.にこ
8.雪穂
9.絵里
0.亜里沙



一人目が忘れること >>676
二人目が忘れること >>677
三人目が忘れること >>678

今一番好感度が高いμ'sのメンバー

新しく記憶すること

自分

よ、よかった…ほとんど話に関わってくることがないりんぱなで…
安価周辺のりんぱなラッシュを見るにこれは神様が俺に味方してくれてるんやな
予定外ですがきっと12話以降の凛ちゃんはキチガイとして描かれることでしょう 凛ちゃんファンごめん

安価下にしてもどっちみちかよちん二つ目だし別に再安価するほどでもないし再安価して事故ったらキツイしいいかなって
たぶんどっちにしろ凛ちゃんがキチであることに変わりはないのだろうから…
話数に余裕があればefみたいになんとかしようみたいなストーリーも書けたかもしれないのにね

12話の始まり方を考えてなくてどうしようかと悩んでます
まぁいいやなんとかなるやろ それじゃ始めていきます

真姫「…お久しぶりね、ドクター真姫よ」

凛「ナース凛だにゃ!」

真姫「穂乃果がもうこれ以上見たくないって言うから私たちが急遽仕方なくまえがきを務めることになってしまったわ」

凛「まー…、凛たちも見てたけど…、ひどかったもんね」

真姫「穂乃果が熱を出す以上の不祥事に、ラブライブ出場も結局叶わぬ夢…」

真姫「私たちにとってこれ以上の不幸はないかもね」

凛「しかもしかも!無期限活動停止だよ!?やめます…、私、μ'sやめます…、どころの騒ぎじゃないよ!」

真姫「もうやめてるも同義だものね。その点もどうなっちゃうのかしら」

凛「…まー、実は凛たちもう全部見ちゃって結末知ってるんだけどね」

真姫「最終回近くの煽り文句を言うラジオでの声優さんってきっとこんな気持ちなのね」

凛「それはそうと、忘却安価のおさらいにゃ!」

真姫「対象は花陽、凛、さらに凛、だったわね」

凛「かよちんは今一番好感度が高いμ'sメンバーを忘却しちゃうんだって!大変だね!」

真姫「…へぇ、μ'sメンバーをねぇ…、いいのかしら」

凛「え?どういう意味?」

真姫「あの世界の私たちはアネックス1号なんだけど。それにμ'sというアイドルグループも別にいるし」

真姫「ということはその中の推しメンのことを忘れる、と捉えても問題ない!ってことよね!」

凛「ちょ」

真姫「ここ数話にわたって人物忘却ばっかでうんざりしてたからね!ふふ、これくらいやっても文句ないでしょ!」

凛「いや、あると思うけど…」

真姫「そして問題の凛、だけど…ねぇ…、これは…」

凛「新しく記憶すること、と…、自分、を忘れる…」

真姫「おめでとう。凛は特別学級に進学したわ」

凛「そういうこと言うのやめてよ!た、確かにあの凛はもう…、見てて痛々しくなったけど…」

凛「後々ちゃんと活躍もしたでしょ!」

真姫「おや、そういうこと言っていいのかしら…?本当に活躍できるかどうかはこれを書いている人の記憶力しだいでもあるけれどね」

凛「メタいメタい。んじゃ、長話もこれくらいにしてそろそろおっぱじめるにゃ!」

真姫「ラスト2話にしてまさかの絶望感、本当にハッピーエンドは訪れるのか…。それではうろライブ!第十一話!」

凛「スタートにゃ!」

海未「穂乃果!?」

ことり「穂乃果ちゃん!?」


穂乃果「…」バタッ


ことり「た、大変…、白目むいてる…」

海未「あまりのショックで、気絶…!?」

理事長「は、早く!保健室へ運びましょう!私は救急車を…」



数分後


ピーポーピーポー


理事長「…大事がないといいけれど」

海未「…理事長、一つよろしいですか」

理事長「…ええ、何かしら」

海未「ことりには、先に伝えた、とおっしゃっていましたが…、それはどれだけ前の話なのですか?」

理事長「一週間ほど、前かしら」

海未「その頃には既に私たちがカンニングをした証拠は挙がっていたのですよね?なぜその時に私たちには…」

理事長「それは…」

ことり「…それは、私が言ったの。…せめて、学園祭までは待ってくれないか、って」

ことり「穂乃果ちゃんには最後まで…、全力でアイドルをやっていて欲しかったから…」

ことり「学園祭が終わるその日まで、私たちにアイドルを続けさせて欲しいとも、言ったの」

海未「…そうですか、これほどの重罪です、きっと罰を先延ばしにするのも大変だったのでしょうね」

ことり「うん…、まぁ、ね…」

海未「しかし…、どう、伝えましょうか。こんなことを…、みんなに…」

ことり「…辛いだろうけど、言わないといけないから、ね。穂乃果ちゃんは無理だろうから、二人で…」

海未「えぇ…」



理事長「…ことり」

ことり「何…?」

理事長「あのこと、言わなくていいの…?自分から言うつもり、なのでしょう?」

ことり「…うん。まだ、いいの…」

ことり「言うのは、最後の日、だから」

うろ覚えラブライブ! Forgotten Idol Project




穂むら


絵里「…こんにちは、お邪魔します」

ほのママ「あなたたち…!」


第十二話「さよなら」


ほのママ「あらいらっしゃい!ささ、どうぞ上がってって!」

絵里「え…?」

ほのママ「退屈してるみたいだし、話し相手になってあげて?」

絵里「あの…、穂乃果に大事はなかったんですか?」

ほのママ「ショックで倒れただけで、体に影響はないみたい」

ほのママ「…元気かどうかは、ちょっとわからないけど」

ほのママ「でも、あなたたちが来てくれたら、きっとあの子も喜ぶわよ」

海未「…その、叱ったり、しないのですか?私たちや…、穂乃果を…」

ほのママ「…叱るっていうのは、いけないことをしたと分からせるためのものでしょう?」

ほのママ「事の大事さなら、たぶん、穂乃果やあなたたちが一番わかってることだと思うから」

ほのママ「それに…、こういう心細い時に、一番の味方になってあげるのが母親としての役目だしね」



穂乃果の部屋


海未「…お邪魔します」


穂乃果「あ、海未ちゃん、ことりちゃん!」

ことり「あ、あの…、元気…?」

穂乃果「んー…、その質問は難しいですなー…」

穂乃果「あ、そうだ!みんなにちゃんと言わないと…」

にこ「…もう知ってる。ラブライブ、出場できなくなったんでしょ」

絵里「穂乃果たちも、もうアイドル活動できない、って…」

希「全部、うちのせい…。うちが、あんなこと言わなきゃ…。いくらおかしくなってた頃とは言え…!!」

にこ「もうそれはいい。そんなこと言ったら最初に言いだしたのはにこだし」

にこ「最初に聞いた時のあんたの乱れっぷりは当分忘れられそうにないしね」

穂乃果「そう、なんだ…。知ってるなら…、ごめんね」

絵里「なんで穂乃果が謝るのよ。これは私も含めたみんなの責任じゃない」

にこ「むしろ、アイドル活動できなくなっちゃったあんたたちに謝るべきなのはこっちだし」

穂乃果「まぁ…、心配かけちゃったことについての謝罪、っていうかですね…」

絵里「ふふ、気遣ってくれてるの?穂乃果らしくないわ」

穂乃果「えっ…、ちょっ…」

絵里「はい、これ」スッ

穂乃果「んっ?」

絵里「真姫が>>693>>694出来る曲を弾いてくれたわ。これ聞いてゆっくり休んで」

全裸

びっくりするほどユートピア

絵里「真姫が全裸でびっくりするほどユートピア出来る曲を作ってくれたわ」

穂乃果「え、すごい!そんな曲を…!」

海未「この場合真姫が全裸で曲を作ったのか聞いたほうが全裸でびっくりするほどユートピアできるのか…」

にこ「そんな細かいことどうでもいいから突っ込みなさいよ…」

穂乃果「そうだよ!もっと元気でる曲にしてよ!」

希「穂乃果ちゃんが突っ込むんやね…、なんか珍しい」

絵里「ふふ、それだけ元気なら大丈夫そうね。…私たちを気遣うなんてらしくないわよ、穂乃果」

穂乃果「絵里ちゃん…、ありがと!」



穂乃果「真姫ちゃんもありがとー!びっくりするほどユートピアする気はないから聞かないけど!」


真姫「え、びっくりするほどユートピアって…、何?どういうこと…?」

花陽「中で変なこと言ったんじゃない…?」

凛「ん?二人共なんの話してるの?」

花陽「あ、うん…、さっきね、穂乃果ちゃんが窓から手を…」

凛「え!?穂乃果ちゃん!?どこどこ!?」

花陽「あ、もういなくて…」

真姫「ラブライブ辞退で一番ダメージ受けてるのはこの子かもね…」



にこ「…思ってたより元気で安心したわ」

穂乃果「うん!いつまでも落ち込んでても仕方ないし!今度は応援する側に回ろうかなって!」

希「あぁ…、どおりで色んなスクールアイドルのポスター貼ってあんのやね」

穂乃果「それに、そろそろ落ち着いたし、学校にも行かなきゃな、って話をしてて…」

海未「本当ですか?それは良かったです…」

穂乃果「うん、それで…明日から行くことにしたんだ。アイドルは当分できないけど…、いつ戻っても良いように身体あっためとくから!」

穂乃果「海未ちゃんも、ことりちゃんも!おっけー?」

海未「はい、わかってます!」

ことり「…うん」




花陽「穂乃果ちゃん、意外と元気だったね」

凛「え?かよちん穂乃果ちゃんと会ったの?いいなー凛も会いたかったなー」

真姫「…凛、ちゃんとメモ帳読みなさい」

凛「え、凛って誰?」

真姫「…ごめんなさい。あなたに言ってるの」

花陽「凛ちゃんですらこの調子だし…」

にこ「まぁ…、ある意味一番幸せなのかもしれないけど」

にこ「…はぁ…、もう少し、だったのになぁ…」

穂乃果の部屋


穂乃果「…」


雪穂「お姉ちゃん、ご飯持ってき…」ガラッ


穂乃果「うあああああああああああああああああああああっ!!!なんで!?なんでなんで!?」バゴンッ

穂乃果「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ信じない絶対信じない!私は優勝するんだラブライブに出てみんなの前で歌って華やかな喝采を浴びて!」バキッバキッ

穂乃果「なのになんでおかしいでしょこの私が!?あんたがあんなこと言わなきゃ何も問題なかったのに!!クソ、クソ、クソがぁっ!!!」ビリビリッ

穂乃果「ああああああっ!!うわぁぁぁああああああああぁぁぁっ!!!がぁぁぁあああああああぁぁっっ!!!!!!」ザクッザクッ


雪穂「お姉ちゃん落ち着いて!壁叩いてもお姉ちゃんが傷つくだけだよ!?やめてよ!」


穂乃果「ああああああああああああああっ!!うあああああああああああああああああああああっ!!!!!」

穂乃果「もう…っ!!何日も経ってるのに…!!どうして忘れてくれないの!!?」

穂乃果「色んな大事なことは…、すぐ忘れる頭の癖に…、う、ぐ…、ぐ…、ぐあああああああああああああああ!!!!!」ガンガン


雪穂「だ、だから…、頭叩きつけないで、って…!!ううっ、最近収まってきたと思ったのに…」



穂乃果「はぁっ…、はぁっ…、はぁっ…」

雪穂「大丈夫?もう、すっきりした…?」

穂乃果「…うん、もう…、平気…」

穂乃果「ごめんね…、ダメだって…、わかってるのに…」

穂乃果「あは…、でも…、みんなの前では隠せたし…、よく出来ました…。ぱち、ぱち、ぱち…」

雪穂「お姉ちゃん…」

雪穂「…また、ポスター張り替えておかないと…」

雪穂「こんな痛々しい壁の傷…、他の人には見せられないよ…」

ことりの部屋


ことり「…ついに、明後日、かぁ…」

ことり「明日、みんなに…」


コンコン


ことり「はいっ」

ガチャ

理事長「…明日、言うのよね?」

ことり「うん…、ちゃんと、言わないと…」

理事長「悔いの、ないように、ね…?大切な友達でしょう?」

ことり「うん…」



翌日 登校中



穂乃果「…」トボトボ


「じゃあ辞退しちゃったんだー…なんで?」「さぁ…、理由は明かされてなくて…」


穂乃果「…」

ことり「…事を荒立てたくないからって、私たちの自主的な辞退、ってことになったんだって」

穂乃果「…そっか」

ことり「…ほ、穂乃果ちゃん。落ち込んでても、仕方ない、でしょ…?」

穂乃果「…そだけど、ね…」



希「…相変わらずやね」

にこ「会いに行ったときは元気だったくせに、学校復帰してからずっとあんな感じじゃない!」

絵里「私たちと話していたときは空元気だったのかしらね…。結局、気を遣われてた、ってことかしら」

にこ「…ったく、仕方ないわねぇ…、希?」

希「わかった!穂乃果ちゃんに>>701してくればええんやね!」

にこ「ついでにことりにも>>702かましてきていいわよ!」

穂乃果はPTSDを発症。凛は前向性健忘症と部分健忘を同時発症。元気二人組がこれじゃどうしようもないな

投げっぱなしジャーマン

希「わかった!穂乃果ちゃんに投げっぱなしジャーマンしてくればええんやね!」

にこ「ついでにことりにもかめはめ波かましてきていいわよ!」

絵里「…投げっぱなしジャーマンはコンクリートだと下手すると死ぬから何か別のにしてあげて…」

絵里「かめはめ波は出せるならぜひ見てみたいからお願い」

希「よし!任せて!」


希「わしっ!わしわし!」ワシワシ

穂乃果「お、おわぁぁぁあああああああぁぁぁぁっ!!?希ちゃん!?」

希「ぼんやりしてたら次はアグレッシブなの行くよ~?ロメロスペシャルとか!」

穂乃果「ここで吊り天井固め!?」

希「あとことりちゃん!くらえ、のーぞーみーんーパワー!」バシュウッ

ことり「おぼぉっ!?」バゴォ

にこえり「「ホントに出た!?」」

希「スピリチュアルに不可能はない」キリッ

穂乃果「い、いきなりなんですか…」

にこ「…あんたも諦め悪いわねー。いずれアイドルに復帰できる日まで身体温めておくって言ったのはどこの誰?」

穂乃果「うん…、分かってはいるんだけど…」

にこ「けど?」

穂乃果「けど…」

にこ「希!」 希「オラァッ!!」

穂乃果「おごごごごご…!これ…、パロスペシャルじゃん…!」

絵里「やっぱり、三人だけ罰を受けるのは納得いかない?他のみんなもカンニングしてるのに…」

穂乃果「え…、ううん…、そういうわけじゃ…。みんなが巻き込まれずに済んでよかったと思ってるよ…」

にこ「だったらシャキっとする!今日からアイドル部の練習、見学するんでしょ?そんなテンションで来られたら、メーワクなんだけど!」

穂乃果「…うん、そうだね!いつまでも気にしてちゃ、しょうがないよね!」

絵里「そうよ。それに、私たちの目的は…、この学校を存続させること、でしょ?」

穂乃果「え、そうだっけ…?」 絵里「そうよ!」


屋上


穂乃果「じゃあ絵里ちゃん6人だけでもアイドル活動やっていくの?」

絵里「ええ、廃校を阻止するために少しでもやっていかないと…」

穂乃果「頑張って!穂乃果もボンボン持って応援するから!」

海未「どうせなら3人ずつで別れてユニット活動というのも面白いかもしれませんね」

絵里「ありがとう。穂乃果に応援してもらったら100人力ね」

にこ「お…?ほのえりの兆しか…?」

穂乃果「そういうんじゃないから…」

ドゴォンッ!!

まきりんぱな「「「うわぁっ!!」」」


ことり「ど、どど、どうしたの!?」

凛「た…」 真姫「た…」

花陽「た>>707

かくらけん

あ、ちょっとミスった…
強引に話ねじ曲げるか…

花陽「たかくらけん…」

にこ「はぁ…?」

凛「自分、不器用ですから」

穂乃果「うわめっちゃ似てる!」

海未「一瞬本人かと…」

真姫「そんなことどうでもいいからちょっと来て!…でも本当に似てたから後でもう一回見せて」



廊下


穂乃果「らいねんどにゅうがくしゃうけつけのおしらせ…、これって!?」

花陽「えぇっ!?穂乃果ちゃん読めるんだ…。悔しい…」

真姫「程度の低い争いは置いておいて、中学生の希望校アンケートの志願数が去年よりずっと多くてね」

穂乃果「…ってことは!?」 海未「学校は…!」

希「存続する、ってことやね」

真姫「さ、さささ再来年はわっかんないけどねー!あはっ!」 海未「めちゃくちゃ喜んでますね…」

凛「つまり…、どういうことだってばよ?」

花陽「凛ちゃんはこのメモ帳に書いてあること読んでくれればいいから、ね?」

穂乃果「おおっ!!やったね、ことりちゃん、海未ちゃん!」

穂乃果「やった、やったよ!私たちの行いは無駄じゃなかった!やったよー!」

海未「ええ…、そう、ですね…!」 ことり「うん…、穂乃果ちゃんの喜ぶ顔見れて、私も嬉しい!」

絵里「…ハラショー」



校門前


亜里沙「本当に!?」

絵里「ええ」

亜里沙「嬉しい!やったやったー!」

穂乃果「よかったねー!」

亜里沙「うん!来年から、よろしくお願いします!」

絵里「それには…、まず入試で合格しないとダメね」

亜里沙「うん!がんばる!」

穂乃果「うちの雪歩も入る気マンマンだったよ!」

亜里沙「本当ですか!?やった!」

穂乃果「でも…、次のライブ、どうするの?」

絵里「そうね、大急ぎでやる必要はなくなってしまったわね…」

ことり「…あ、そうだ。亜里沙ちゃんも来る?うち」

亜里沙「え?何するんですか…?」

絵里「ことりの家で学校存続のお祝いパーティするんだって」

穂乃果「明日でもいいじゃん、って言ったら、どうしても今日やりたい、って…」

ことり「うん、それで今から買出しなんだけど…、亜里沙ちゃん、一緒に来ない?」

亜里沙「いいんですか!?行きます、ぜひ!」

近所のスーパー


凛「わぁ~…、こんなに美味しそうなお肉がいっぱい…!今日は誰の誕生日にゃ?」

花陽「ん、今日はね、学校存続のお祝いするんだよ」

凛「え、学校、無くならないの!?本当!?」

花陽「うん、本当。やったよね」

凛「うん、よかった…!…それより、なんでこんなに美味しそうなお肉買ってるの?誰かの誕生日?」

花陽「今日はね、学校存続のお祝いをするんだよ」

凛「え、学校存続するの!?やったぁ!!」



真姫「…花陽、ずっと凛の相手してるけど…、精神的に参っちゃわないかしら…」

にこ「ていうか、あの凛が本当にアイドルやっていけるの…?」

海未「いつか、治ると信じましょう…。と、それも心配ですが…」

海未「なぜことりはこんな急にお祝いをしようなどと…」

にこ「ことりも嬉しくてしょうがなかったんでしょ。わざわざ自分の家を使おうなんて言い出すくらいだし」

海未「…そうだといいのですが」

海未(…なぜでしょう。カンニングの件は既に終わったはずなのに…)

海未(こんなにも、胸騒ぎがするのは…)


ラブライブ!(アイキャッチ)


ことりの部屋


にこ「では、急ごしらえではありますが…、とりあえずー…、にっこにっこにー!」

にこ「みんなーグラスは持っ 一同「かんぱーい!」 にこ「早すぎー!」

穂乃果「うわぁ…、豪華!いいの?こんなに…」

ことり「うん!どうぞ!全部私のおごりだから!」

真姫「ホント今日はどうしたのよ。おごりだなんて…」

ことり「バイト代も余ってるし、今日くらい豪遊しても構わないよね!」

穂乃果「じゃ、遠慮なく…、いただきぃっ!」 にこ「あ、それにこの!」

穂乃果「知らないよ!早く食べないとなくなっちゃうよ!」 にこ「この量なくならせたらびっくりするわ!」

花陽「みんなー!ご飯なら何合でもあるから好きにおかわりしてねー!」 凛「ごーはんごはんっ!」


希「ほっとしたんとちゃう?えりちも」

絵里「ん?…まぁね。肩の荷がおりたっていうか…」

希「アネックス1号、入って良かったでしょ?」

絵里「どうでしょうね…。正直、私が入らなくても…、いえ、そうね…。良かったわ。こんな素敵な子達と出会えて」

希「そやね。アネックス1号は9人、それ以上でも以下でもダメや。たとえ穂乃果ちゃんたちが今はアイドルできなくても、いつかは…」

絵里「えぇ、そうね…」

希(…トラブルはあったけど、ことりちゃんの留学はなくなったんやし、最悪は免れた、と思おう…)

希(なくなったっていうか強制的になくしたんやけど…)


穂乃果「それじゃあ今からにこちゃんが一発芸します!」

にこ「え!?え、じゃあ…、>>711します…」

ことりの考えてることを発表

にこ「じゃあ…、ことりの考えていることを発表します…」

ことり「え?わかるの…?」

にこ「いやわかんないけど…」

穂乃果「わかんないのに発表ってどういうことー!?面白くなーい!」

にこ「う、うっさいわね!ふんだ!当てればいいんでしょ!当てれば!」

ことり「ふーん…、じゃあ、当たらなかったら罰ゲームね?」

にこ「え」

真姫「そうね、びっくりするほどユートピアでいいんじゃない?」

凛「えっ…、そんな、ひどい…」

花陽「あ、でも私は見たいかも!」キラキラ

海未「ちゃんと服も脱いで、ですよ?」

にこ「え、いや…それは…」

絵里「自分から言い出したんだもの。今更ナシ、は通じないわよ?」

希「さ、にこっちのことりちゃんが考えていることの発表まで、3、2、1…」

にこ「え、ええええええっ!?あ、ちょっ…」

にこ「こ、ことりは!…>>713って考えているわ!」

今日重大なことを発表しよう

にこ「こ、ことりは!…今日重大なことを発表しようって考えているわ!」

ことり「おお、して?その内容は?」

にこ「え、内容…?」

ことり「そんな漠然とした答えじゃ認められませんなぁ~」

にこ「いや、それは…」

ことり「はい残念!ぶぶ~!」

にこ「ええっ!?」 花陽「よし!じゃあ脱がせよう!真姫ちゃんそっち持って!」 真姫「任せなさい!」

にこ「いやぁぁぁぁぁ!!」


穂乃果「…ことりちゃん、重大な発表まではあってるの?」

ことり「ん?うん。実はね」

海未「な、なんなんですか?一体…」

ことり「ふふ、まだ内緒♪」

穂乃果「えー!もったいぶらずに教えてよー!」

ことり「最後の最後に発表ですっ」

海未「そう、ですか…。わかりました」

希「…」

希(…え?留学、は…、違うよね?じゃあ、一体…)

希(でも、結構楽しそうやし…、そんな大したことでもないん、かな…?)


にこ「び、びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」パンパン

花陽「あはははははははは!!にこちゃん滑稽~~!!」

真姫「花陽って結構Sっ気あるのね…」

凛「恐ろしいにゃ~…」


1時間後…


穂乃果「あはははは!そんなこともあったねー!」

ことり「うん!そうだねー!懐かしいー!」

真姫「穂乃果、ちょっといいかしら?」

穂乃果「うん?うん、いいよ。ことりちゃんごめん、真姫ちゃんと話すね?」

ことり「いいよ!私は海未ちゃんと話してくるから!」スタスタ

穂乃果「じゃ後で!で、真姫ちゃん、何?」

真姫「ん。いえ…、大したことじゃないんだけど…。穂乃果、今楽しい?」

穂乃果「ほぇ?な、何いきなり…」

真姫「…カンニングがバレて、ラブライブに出場できなくなって、好きなアイドルができなくなって…」

真姫「結構辛いことが続いてるけど、辛くないのかな、って思って」

穂乃果「?…まぁ、辛くない、って言えば嘘になるかな…。実はつい最近まで悲しくて部屋で暴れたりしてたし…」

穂乃果「でも、もう二度とアイドルできない、って決まったわけじゃない!いつか、努力が実ってまたアイドルができるようになるかも知れないし!」

穂乃果「それに、今はみんなとこうして一緒にお話できるのが、すごく幸せ。この9人で、こうやって笑い合えるのが」

真姫「そう…。うん、それならいいの。壁に八つ当たりするくらいだったから、少し心配だっただけ」

真姫「それじゃ、私は凛の世話に戻るわ。花陽一人じゃ大変だろうしね」

穂乃果「うん!あとで私も手伝うよ!」

数時間後…


穂乃果「ほぇ~…、食べた食べた…。もうパンパンだよぉ~…」

海未「すっかり夜も遅くなってしまいましたね…」

ことり「うん…、あぁ~…、今日は楽しかった!」

にこ「ホントね!こんなに広い部屋まで貸してもらっちゃって」

絵里「ええ。…広いといえば、なんでこの部屋、何も置いてなかったの?」

花陽「そういえば!道理で広く感じると思ったわけだ!」

真姫「それは気づいておきなさいよ…」

穂乃果「確かに…、なんで?あ、もしかしてパーティの為にわざわざ片付けてくれたの?」

海未「しかし…、ことりは私たちとずっと買い出しに付き合っていましたし…、わざわざベットを片付けるなんて大層なこと…」

海未「…?あれ…、なんでしょう、この、感じ…。変な…、胸騒ぎが…」

ことり「…じゃ、そろそろ、答え合わせかな?」

穂乃果「答え合わせ?」

ことり「うん。にこちゃんが外しちゃった、ことりの考えていることについての答え合わせ」

ことり「重大発表の内容、かな」

にこ「そ、そうよ!言いなさいよ!ユートピアさせられて恥ずかしかったんだからね!」

絵里「あら、何かしら、重大発表、って」

希「…本当、なんなん、やろうね…」

ことり「…はーい!じゃあみんな注目ー!」

ことり「そろそろパーティもお開きということなので、最後に、ことりからの重大発表です!」

花陽「おお~」パチパチ

凛「んにゃ?なになに?何が始まるの?」

真姫「…さぁ?」

ことり「それではみんな静粛に~!」

ことり「えーっと…、じゃあ、言うね?」

ことり「私、南ことりは…」

ことり「明日をもちまして…」

ことり「音ノ木坂学院を…」

ことり「退学します」





















穂乃果「は…?」

穂乃果「…え、ことりちゃん…?」


ことり「…んー、本当は退学、とはちょっとちがくて…、転校扱いなんだけどね?」

ことり「お母さんの知り合いの人が理事長をやってる学校に転入することになったの」

ことり「少し遠いところにあるから、明日から私、一人暮らし。だから部屋を開けてたの」

ことり「これが…、答え」


一同「…」


ことり「あれ…?なんでみんな黙ってるの?何とか言ってよー」

海未「…こ、ことり…?それは…、冗談、ですよね…?」

ことり「…ううん。本当。ずっと、嘘だって思ってたかったんだけど」

ことり「どうやらそんなわけにも行かなくなって、さ」

希「…なんで、退学なんかに…?」

絵里「そうよ!カンニングの罰はアネックス1号の活動の停止だけじゃなかったの!?」

ことり「…あは、本当に、それだけだと思ってた?」

ことり「職員室に忍び込んで、模範解答を盗む。…こんな大罪を犯して、その罰はただ部活への参加停止だけ?」

ことり「そんなわけ、ないじゃん…」

海未「で、でしたら!その罰は私と穂乃果も受けるべきでしょう!?なぜことり、だけ…!?」

ことり「…私が、海未ちゃんと穂乃果ちゃんの責任を、全部背負ったから」

ことり「この犯行は、私が、二人を無理やり誘って、強要して起こしたこと、だから…!」

にこ「何言ってんのよ!これは、希が主犯で…、あんたこそ巻き込まれみたいなもんじゃない!」

ことり「…だって…、そう、しないと…。もしかしたら…、穂乃果ちゃんや…、海未ちゃんまで…、退学させられるかも、しれないからって…」

ことり「私が全て悪いってことにしておけば…、二人は、部活の不参加だけで、助かる、って…」

ことり「私もね…?最初は、怖かったんだよ…?退学、なんて…、絶対、嫌だ、って…」

ことり「でも、でもね…!?お母さんが…、土下座までして…、なんとか校長先生や、教頭先生の赦しを得たこと、なんだよ…?」

ことり「ここまでしか、できなかったの…。これを逃すと…、穂乃果ちゃんや、海未ちゃんまで、巻き込んじゃうかも、って…、そう思ったら…」

ことり「こう、するしか…、なかった…」

穂乃果「…」

海未「ほ、穂乃果…、穂乃果も、何か…」

穂乃果「…なんで」

穂乃果「どうして、何も、言ってくれなかったの…?」

ことり「…」

穂乃果「それ、私たちに処分を言い渡す前にはもう決まってたことなんでしょ!?だったら…、なんでもう少し早く…!?」

ことり「…言っちゃったら、穂乃果ちゃん、こう、なってた、よね…?私のこと、すごく、心配してくれてたよね?」

ことり「そんなことされたら…、また…、怖くなっちゃう…!退学したくない、って…、穂乃果ちゃんとずっと、一緒にいたい、って、思っちゃう…!」

ことり「…だから、ギリギリまで、言いたくなかった…。決意を、揺らげたくなかった…。それに…」

ことり「私が、いなくなる、寸前まで…、みんなと一緒に居たかったから…」

ことり「最後の、最後まで…、普通に、接して欲しかったから…。何気ない、日常のまま…、色んな話、して…」

ことり「だから…、これは全部、私の、わがまま…。別れが怖かった、私の…、現実逃避、なの…」

穂乃果「…なに、それ…、意味、わかんないよ…?」

ことり「…ごめんなさい。…ごめん、なさい…」

穂乃果「意味わかんないよぉっ!!」

絵里「穂乃果っ!」

穂乃果「ふざけないで!なにが…、わがまま、なの…?ずっと…、隠して…、明日…、いなくなる…?」

穂乃果「そんなことされて…、こっちが、悲しい、って…、思わないとでも…?」

ことり「…」

穂乃果「…ずっと、一緒にいよう、って、言ったよね…?」

穂乃果「嘘、ついたの…?あれは…、嘘、だったの…?」

ことり「…」

穂乃果「ねぇ…、言ってよ…?なんとか…、言ってよ…、ことりちゃん…?友達、じゃん…?一番、最初の、友達…」

穂乃果「…なのに…、なんで…?ねぇ…、答えてよ…、ねぇ…?」

ことり「…」

穂乃果「…」

ことり「…ごめん、なさい」

穂乃果「…っ!!なにが…っ!!」

穂乃果「なにがごめんなさいだよ!謝れば許してもらえると思ってるの!?ふざけないで!!」

穂乃果「ずっと…、ずっと友達だと思ってたのに…、最後の、最後に…、こんな、最低なこと…、されるなんて…」

穂乃果「は、ははっ…、なんだ…、よかったじゃん…。こんな、最低なやつと…、絶交する手間、なくなるし…」

穂乃果「…どこへでも行っちゃえよ!消えてよ!穂乃果の前から!ううん、私の友達の前から消えて!」

穂乃果「もう…、顔も見たくない…!声も、聞きたくない…!そばにいることも、耐えられない…!!」

穂乃果「…さよなら」ダッ


海未「穂乃果っ!?」

ことり「…」

絵里「…確かに、他の二人を巻き込まない為に、一人犠牲になったことは、賢明、だったかもしれない…、でも」

希「…みんなにも、相談すべきやったね…。ことりちゃんにも、思ってたこと、あるんやろうけど…」

にこ「言わなかった理由が、自分が悲しくないように、なんて…、誰だって怒るわよ。…私も、帰る」

花陽「あ…、にこちゃん…。…ことりちゃん、ごめんなさい。私も、帰るね…。凛ちゃん、行こ…?」

凛「ん?帰るの?わかったにゃー!ことりちゃん、また明日ね!」

真姫「…」スタスタ

希「…本当に、お別れ、なんやね…」

絵里「…もっと、楽しくお別れ、したかったわ…。バイバイ、ことり」

海未「…」

ことり「あれ…?海未ちゃんは…、帰らないの…?」

海未「…いえ、帰ります」

ことり「…そう」

海未「…ことり、あなたは…、…っ」

海未「…」スタスタ


ことり「…あぁ」

ことり「…幸せ…、だった、なぁ…、あは、あはははは、あはははははは…」

ことり「あ、あ、ぐ、ぅ…、うぅっ…、う、あぁ…、あぁぁ…、あっ…!!」

ことり「うあああああああああぁぁぁぁっ…!!」

凛「えーっと…、今日はここまでです…」

凛「うわぁ…、相変わらずエグいにゃ…。凛の健忘症…」

凛「え、それじゃない…?ストーリー?」

凛「うん、まさかね…。本編のストーリーに輪をかけて酷いことになってるよね…」

凛「作者さんはこの展開考えて興奮してるみたいだよ。もう変態だよね」

凛「さて…、凛はもう結末知ってるけど…、どうなっちゃうのかにゃ?」

凛「ここからハッピーなんかに、本当にできるのかな…?だってことりちゃん、転校しちゃうんだよ…?」

凛「穂乃果ちゃんが引き止めても、どうしようもない、よね…。それこそ、絶望的、だにゃ」

凛「…色々話したいけど、ネタバレ言いそうになっちゃうから、そろそろ終わるね?」

凛「ん?真姫ちゃん?んー…、どうしたんだろ。既に一回見て結末知ってるから帰っちゃったのかにゃ?」

凛「あ!さては…、最初のタイトルコールで十一話って言っちゃって、それが恥ずかしくて帰っちゃったんだよきっと!」

凛「はぁ~…、真姫ちゃん仕方ないにゃ~…。凛が訂正しておくけど、これは十二話、だからね!」

凛「それじゃあ今度こそこの辺で、おやすみにゃ!」

放置してごめんね
すぐ終わると思うけど再開します

…数分後


ガチャッ

理事長「…みんな、帰っちゃった?」

ことり「…」

理事長「あのこと、話したのね」

ことり「うん…」

理事長「ちゃんと、わかってくれた?」

ことり「…」

理事長「…」

理事長「…早く寝なさい」バタンッ


ことり「…」

ヴィーヴィー

ことり「…メール?」カチャッ

ことり「…これ、穂乃果、ちゃん、から…」


from 穂乃果ちゃん
sub  件名なし


さっきはごめんなさい
ことりちゃんは私たちのために退学になったのに
それを考えずにひどいことをいっぱい言って

今まで黙っていたことはすごく悲しかったけど
もし自分が同じ立場だったらと思うと
もしかしたら同じことしてたかもしれない
退学なんて想像できないくらい怖いし
別のところに行っちゃって離れ離れになるのはもっともっと怖い
みんなに言って慰められたら、勇気を出して決めたことでも揺らいじゃう、と思う
だから、ことりちゃんの気持ち、今ならすこしわかる

もう消えてなんて言わない
ことりちゃんはずっと穂乃果の友達だよ
遠くに行っても絶対メールする 電話する
住所教えてくれたら手紙も出すし遊びにも行く

また 一緒に遊ぼうね

ことりちゃん


ことり「…」パタンッ

ことり「…ふふ、ありがとう、穂乃果ちゃん…。でも…」

ことり「もう、お別れ、なんです…。これ以上、穂乃果ちゃんと触れ合っちゃったら…」

ことり「会えない時間がとても悲しくなっちゃう…。穂乃果ちゃんに、依存しちゃう…」

ことり「だから、私は…、穂乃果ちゃんのこと、全部、忘れるね…」

ことり「みんなのこと、忘れて…、なかったことにして…」

ことり「別の土地で、別のにして友達作って、楽しく、暮らすの」

ことり「やっぱり、私って最低、かな。怖いものから逃げるたび、穂乃果ちゃん、傷つけて」

ことり「でも、怖いんだもん…。穂乃果ちゃんと会えない時間、を作ることが」

ことり「だから…、もう一回、ごめんなさい。私の方こそ、もう、二度と会いたくないから」

ことり「…穂乃果ちゃん」


ことり「さよなら」

穂乃果の部屋


穂乃果「…」

穂乃果「ことりちゃん…」

穂乃果「…」

穂乃果「…私、何やってんだろう…」

穂乃果「ことりちゃんは、悪くないのに…」

穂乃果「全部、全部…、カンニングをしようって決めた、私が悪いのに…」

穂乃果「何も覚えられない、この頭が、悪いのに…」

穂乃果「私って、なんのために、学校行ってるのかな…」

穂乃果「どうせ、行ったって、何も覚えずに帰ってくるのに…」

穂乃果「…」



翌日 二年教室



穂乃果「…」

ヒデコ「おはよー」

ミカ「もう、寝てるし」

穂乃果「…起きてる」

ヒデコ「まったく…」

フミコ「…ことりちゃん、転校しちゃったんだってね」

穂乃果「…うん」

ミカ「なんで、こんな急に…」

穂乃果「…」

ヒデコ「寂しくなるね…」

穂乃果「うん…」

別の日 昼


海未「穂乃果、昼食を…」

穂乃果「…ことりちゃんも、一緒がいい」

海未「…穂乃果、もうことりは…」

穂乃果「一緒じゃなきゃ、嫌…」

海未「…」



放課後 屋上


絵里「わんつーすりーふぉー!…」


穂乃果「…」

穂乃果「…帰るね」スタスタ


にこ「何よ、まだ始めたばっかりなのに…」

希「ことりちゃんがいなくなってから、見学に来る時間もどんどん短くなってきたね…」

絵里「…来てても、私たちの練習なんかちっとも見てないわ」

花陽「まるで、いないはずのことりちゃんを探してるように見えるね…」

海未「見ていて、痛々しいです…」



穂乃果「…」

穂乃果(…何してても、何見てても、全然楽しくない…)

穂乃果(あんなに楽しかった、アイドル活動も…、やる気のひとかけらも湧いてこない…)

穂乃果(ことりちゃんが、いないだけ、なのに…)

穂乃果(…ことりちゃんなら、こんな私見て、なんて言うんだろう)

穂乃果(怒るのかな、それとも慰めてくれるのかな…)

穂乃果(ことりちゃんに会いたい…、声だけでも、聞きたい…)

穂乃果「…そうだ、電話…、電話して、ことりちゃんと相談すれば…」ポチッ

穂乃果「ことりちゃん…!」


『…おかけになった電話番号は、現在使用されておりません。電話番号をお確かめの上…』


穂乃果「え…?なんで…。メールは…!?」ポチポチ

穂乃果「…全部、返ってくる…。メアド、変えたんだ…、電話番号も…」

穂乃果「住所も、わからない…。もう、ことりちゃんと、会えない…?」

穂乃果「…そんな…、そんなの…」

穂乃果「…」

別の日 放課後 屋上


穂乃果「…」ガチャッ


絵里「あ、穂乃果!」

にこ「やっと来たわね!」

希「来ないかと思ったよ」

穂乃果「…海未ちゃんに、絶対来て、って言われたから…」

海未「どうしても話したいことがあったので…」

穂乃果「それで…、話って…?」

絵里「それなんだけど…」


穂乃果「ライブ…?」

絵里「えぇ、海未の提案で今回は二組に別れてライブをしてみようって話になって…」

にこ「いきなり活動できるのが6人になったらファンも戸惑うでしょ?色々嗅ぎつけられてカンニングバレちゃったらまた廃校問題にもなりかねないし」

希「ユニット組んで個別で活動することにした、ってすればメンバー減っても違和感なく受け入れられるかな、って」

穂乃果「それと、私に、なんの関係が…?」

海未「…最近、穂乃果は元気がないので…、ぜひ穂乃果にもライブに参加して欲しいのです」

穂乃果「私に…?」

真姫「もちろん、アイドルとしてじゃなくて、観客として、だけどね」

花陽「穂乃果ちゃんに少しでも元気出してもらえるように、明るい曲をやるつもりだから!」

凛「ね?穂乃果ちゃん!いいでしょ?」

穂乃果「…ライブ、かぁ」

穂乃果「…そんなのやって、なんになるの」

一同「…え?」

穂乃果「もう、学校は存続するんだから、これ以上やってもしょうがないじゃん」

花陽「しょうがない、って…。そんなことないよ!ラブライブにも出場したいし…!」

にこ「そうよ!今回は出場できなかったけど、次こそは…!」

穂乃果「…無理だよ。どれだけ練習したって…、A-RISEみたいにはなれっこない…」

にこ「…あんたそれ、本気で言ってる…?」

穂乃果「…うん。本気だよ」

にこ「んなっ…!?」

穂乃果「…無意味なんだよ。これ以上続けたところで…、廃校もなくなったし…、ラブライブに出られるわけもない」

穂乃果「むしろカンニングがばれるきっかけになるかもしれないんだから、やらないほうがましだよ」

穂乃果「全部、全部…、無意味…」

にこ「あ、あんた…、ホントに…、穂乃果、なの…?」

絵里「…無意味なんかじゃないわ。やりたいことをやって、お客さんを喜ばせる。それが理由じゃいけないの…?」

穂乃果「…やりたい、こと、か」

穂乃果「…だったら、私も、やりたいこと、するね…」

絵里「え…?」


穂乃果「…私、やめる」

穂乃果「オトノキ、やめる」

一同「」


穂乃果「…授業を受けてても、練習を見てても、帰ったら何も覚えてないの」

穂乃果「学校へ行った、っていう漠然とした記憶だけ。誰と話した、とか…全部、忘れてるの」

穂乃果「だったら、さぁ…、学校行っても行かなくても、おんなじじゃない…?」

穂乃果「だから、やめる」

穂乃果「自分の今したいって思ったこと、思ったときにやる。そのほうがずっと有意義だよ」

穂乃果「…とりあえず今は、帰って、寝たい」

穂乃果「だから、帰るね」スタスタ

希「ま、待って!それじゃあ…、うちらとこうして話してるのも、覚えてないの!?」

にこ「そうよ!…ことりがいなくなったら、私たちと話すことも楽しくなくなったって…、そう言いたいの!?」

穂乃果「…楽しい、か…。さぁ…、どう、なんだろ…?…わかんないや」

穂乃果「帰ったら、忘れちゃうから。もう、ことりちゃんがどんな顔だったかすらも、思い出せない」

花陽「そんな…!?」

絵里「これは…、もう…、重症、なんてものじゃないわ…。病院へ行くべきよ…!」

真姫「…」

穂乃果「…もう、いいの。自分すら、どうでもいい…」

穂乃果「やりたいことやって、寝たい時に、寝る…。そうやって、いつか…」

穂乃果「死んじゃったとしても、もう、どうでもいいや…」

一同「…っ!?」

穂乃果「ごめんね、みんな」

穂乃果「楽しかった頃はもう、思い出せないけど」

穂乃果「たぶん、楽しかった。だから…、ありがとう」

穂乃果「…そして」

穂乃果「さよなら」スタスタ



海未「っ!!」ダッ

希「海未ちゃんっ…!待っ…!」

ガシッ

希「…えっ?」



バシィッ!!

穂乃果「あぐぅっ!!」

海未「…あなたが、そんな人だとは思いませんでした」



希「…なんで、うちの手を掴んだの…?止めに行くことが、わかってたみたいに…」



海未「最低ですっ…!あなたは最低です!!」




希「…真姫ちゃん」

希「…なんで、うちの手を掴んだの…?止めに行くことが、わかってたみたいに…」

希「…真姫ちゃん」

真姫「…」

真姫「…わかってたからよ。あそこで、希が海未の腕を掴んで、穂乃果の頬を叩くことを邪魔するのは」

真姫「でも、それじゃダメ。ここで海未が止めないと、ホントに、全部終わっちゃう」

真姫「ことりを探しにあてもなく家を出た穂乃果が、有り金もなくなって彷徨い、そのまま餓死」

真姫「そんな、救いのない、最悪の未来になっちゃう」

希「なんで…、真姫ちゃんが、そんなこと…?」

真姫「…全部、見たのよ。だって、私は…」




真姫「…西木野☆星空クリニック院長の、ドクター真姫だもの」

希「…は?」





第十二話  完

凛「…え、真姫ちゃん?」

凛「しかも…、西木野☆星空クリニック、って言った…?ということは…、今あそこにいる真姫ちゃんは…」

凛「さっきまで凛の横にいた真姫ちゃん、ってことにゃ!?な、なんで過去の世界に…!?」

凛「もしかして…、自分だけスターゲイザーであの世界の真姫ちゃんと入れ替わった…、ってこと…?」

凛「…聞いてないにゃ。まさかこんなことになるなんて…」

凛「なんで真姫ちゃんが過去にタイムスリップしたか、その真相は第十三話で明らかに!…なるのかにゃ?」

凛「それも気になるところではあるけれど、そろそろ音ノ木坂情報局やらないとね!ってことで、次回は穂乃果ちゃんに戻ってきてもらいます!」

凛「やることもまだ漠然としか決まってないけど、まぁなんとかなるにゃ。安価も多用する予定だし」

凛「そしてその次!西木野☆星空クリニックインザスカイをやる予定だったんだけど…、真姫ちゃんがいない今、星空☆クリニックインザスカイになっちゃうね」

凛「まぁ誰かに付き合ってもらえれば問題ないにゃ!前も真姫ちゃん一人でやってたしね」

凛「露骨に十三話を先延ばしにして無駄に期待値をあげようとしているのは内緒にゃ」

凛「リアルタイムで十二話見てた時のモヤモヤ感を少しでも味わってもらえれば幸いだにゃ」

凛「ふぅ、予定も伝えたし今日はこのへんかにゃー」

凛「じゃ、穂乃果ちゃんの真似して…、お相手は、三度のラーメンより四度のラーメンが好き!星空凛ちゃんでした!ばいばいにゃ!」


凛「あ、前にも伝えたけど今回は忘却安価はなしでお願いにゃ」





お疲れ様でした
「穂乃果が音ノ木坂をやめる」「未来の真姫ちゃんが来る」くらいしかここは決めてなかったので話を捻出するのにかなり時間を使ってしまった…
眠い頭で考えたおかげでかなりメチャクチャになってしまって結構後悔してます ことりと穂乃果が本編が及ばぬ程のクズになってるのはご了承くだしあ
十三話はちゃんと朧げに全体のストーリーは考えてるからなんとかなる、かな…海未ちゃんと話すとことか未定だけど
書けるのはいつになるかわかんないけど楽しみに待ってくれると喜びます
それじゃ今日はこの辺で ほなな!

ちょっと考えたけどこれ面白いのか甚だ不安だぜ
まぁいいややっていきます何卒お付き合いくだしあ

穂乃果「こんばんは!音ノ木坂学院でスクールアイドルμ'sのリーダーをやっている高坂穂乃果です!」

穂乃果「だいぶ先延ばしにされてきた音ノ木坂情報局がついにやってきましたよ!やったー!」

穂乃果「うぅ…、めちゃくちゃ待たされたよぉ…。間には意味わからないほど鬱々しいうろライブ!が挟まってくるし…」

穂乃果「そんな暗い雰囲気を吹っ飛ばすためにも明るくやっていくよ!」

穂乃果「それで今日は特にこれといったイベントごともないからそれについて話す予定はないんだけど…」

穂乃果「…今までやってきたコーナーはことごとく1レスが長くて書いてる側がめっちゃ疲れる仕様だったのでどうにかしようと考えた挙句…」

穂乃果「ゲストとgdgd話すだけ!…なんてことになってしまいました…。なんだこれ…」

穂乃果「で、でもでも!なんのテーマもなく話すだけじゃないから!ちゃんとしたお題を軸としてgdgd話すから!」

穂乃果「っていうか大体のラジオなんてパーソナリティがgdgd話してればリスナーは喜ぶんだよ!」

穂乃果「…おっと、これは言ってはいけないことだったか。ここ編集でカットしてね!」

穂乃果「…そして今回は!今までとは違いいっぱいゲストさんに来ていただきました!」

穂乃果「うろライブ!でレス数使いすぎてもうほとんどできなさそうだから救済措置だよ!」

穂乃果「まーそんなこんな色々と大変な試行錯誤はありましたが!今日もゆるりと始めていきますよ!」

穂乃果「改めまして高坂穂乃果です!」

穂乃果「早速ゲストを紹介していくよ!今日のゲストは…」

穂乃果「希ちゃん!にこちゃん!そして凛ちゃんの三人です!どうぞー!」

希「どもー」

にこ「来てやったわよ!」

凛「凛はさっきからずっといたけどね」

穂乃果「じゃ、三人とも!自己紹介を!」

希「はいはいー、それじゃ…。おほんっ、希パワー、たーっぷり注入!はーい、ぷしゅっ!」

穂乃果「いただきましたぁっ!」

希「うふっ!μ'sのスピリチュアル担当、東條希ちゃんでーす!みんな、よろしくね?」

穂乃果「そしてお次はー?」

にこ「んんっ!…にっこにっこにー!みんなのハートににこにこにーの矢澤にこでーす!」

にこ「にこのことはー、にこにー、って覚えてラブにこっ!」

穂乃果「おお、さすがの貫禄ですねー。そして最後にー?」

凛「にゃんにゃんにゃーんっ!凛ちゃんと言えばー?」

穂乃果「イエローだよぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉ!!!」

凛「ありがとー!イメージカラーはターコイズな星空凛だにゃ!」

穂乃果「はいっ、ありがとうございまーす!…というわけで、今日は私を含めたこの四人でお送りしたいと思います」

にこ「いきなり四人って…、どうしたのよ」

希「いつもは二人やったやんな?」

凛「あ、もしかしてー…、二人じゃ話の広げ方に限界を感じてきたんじゃないかにゃ?」

穂乃果「…まぁ、当たらずとも遠からずですね。今日はやりたいことがあったんだよ!」

希「やりたいこと?」

穂乃果「それは後で発表するとして…、よし!早速なんかテキトーにリスナーさんに質問してみよう!」

にこ「なにそれ…」

穂乃果「今日は安価多用する、って決めてるの!なんでもいいから安価出さないと…、じゃ、凛ちゃん!なにか!」

凛「えぇっ、突然過ぎる…。安価出さないとって強迫観念に囚われてるんじゃないかにゃ…。うーんと、じゃあねー…」

凛「じゃあこの中で誰が好き?…みたいなのどうかにゃ?」

にこ「おぉ…、結構恐ろしい質問ぶつけて来たわね…」

希「ま、一人の意見やし…、くじ引き気分で誰が選ばれるか楽しも?」

穂乃果「じゃそれで!私たち4人の中で誰が一番好きですかー?教えて、>>751さん!」

凛ちゃん

穂乃果「おお、凛ちゃんが選ばれました!」

凛「おおー!凛人気者だにゃー!やったね!」

にこ「ぐ…、なんか悔しい…。しかもその下の人も凛って言ってるし…」

希「ま、まぁたかが二人の意見やし(震え声)」

凛「で、これがなんになるにゃ?」

穂乃果「いやまぁ別に何も…」

にこ「ただ単に安価出したかっただけなのね…」

希「先行き不安やね」

穂乃果「いいの!んで、いきなり色々飛ばして今日の趣旨を説明するんだけど…」

穂乃果「実は先日ニコ○コ動画で配信しているある10分程度のアニメを見まして…」

穂乃果「名前ととあるワードだけは聞き覚えがあったんだけど今まで見たことなくてどんなものかな、と思い視聴したところ…」

穂乃果「まー、面白かったの!特に声優さんのアドリブコーナーなんか爆笑ものだね!」

にこ「え、アドリブコーナー…?全編アドリブのコーナーがあるってこと…?」

穂乃果「そーそー!みんな自由に発言してるからそれが面白くて!で、その会話の内容が…」

穂乃果「新しい部活について考えてみよう!って方向性なの!…この時、私の中で最高のアイデアが閃いた!」

凛「嫌な予感しかしないにゃ」

穂乃果「これを私たちもやってみよう!ってね!」

希「やっぱり」

凛「穂乃果ちゃんって基本よそからパクって来るよね」

穂乃果「パクリじゃない!参考にさせてもらってるだけ!というわけで私たちも新しい部活について考えよう!」

穂乃果「ここでの新しい部活、っていうのは、既存の部活を改変して斬新にしてみよう、ってことね!」

にこ「新しい部活ったって…、それで行くとまず何の部活を新しくするか決めないとダメじゃない」

穂乃果「そういうのはやっぱ安価でしょ!そういうわけだからリスナーさん、なんの部活について議論するか決めてね!」

穂乃果「お願い、>>754さん!」

テニス

にこ「テニス部だって」

穂乃果「え、テニス部…?それそのアニメでもう話題になってるし…」

希「いいんじゃない?うちら式でやっていけばええやん」

穂乃果「うーん…、ネタかぶらないかなぁ…」

凛「凛たちはそのアニメの内容知らないからかぶったところで知ったこっちゃないにゃ」

穂乃果「うぬぬ…、ま、いっか。じゃ、まずは各々テニス部についてどういうイメージを持ってるか言っていこう!」

穂乃果「そのイメージを共有したのちに新しい部活について考えるんだよ!じゃあ希ちゃんから!」

希「そやねぇ…、テニス部かぁ…。パッと思いつかへんなぁ…」

穂乃果「ほらほら、うちのテニス部はよく何やってるか、とか思い出して、ね?」

希「オトノキのテニス部かぁ…、それやとあれやね」

希「練習後によく>>756をやってるね」

乱交

希「練習後によく乱交してるね」

穂乃果「してるの!?」

にこ「え、マジ…?」

希「うん。結構有名よ?やりサーならぬやり部、なんて」

凛「知らないうちにそんな爛れた部活になってたんだにゃ、うちのテニス部…」

にこ「廃校にはならなくていいから廃部にして欲しいわね」

穂乃果「…って、あれ?うちってたしか女子高…」

希「だから?」

穂乃果「女子高なのに乱交…?」

にこ「普通でしょ?」

凛「学生ってとこ以外は別にこれといっておかしいところはないにゃ」

穂乃果「…」

穂乃果「じゃ次!にこちゃん!何かテニス部のイメージ!」

にこ「にこはねー、ズバリあれね!道具が特徴的よね!」

凛「え、そう…?」

にこ「そうよ!あんな十字ネットのついた道具を使ったスポーツなんてそうそうないわね!」

希「え、バドミントン…」

穂乃果「しっ、面白いから黙って見てよう」

にこ「ん…?あれ、あの道具、ってなんて名前だったかしら…。こ、ここまでは出てきてるんだけど」

穂乃果「にこちゃん、ジェスチャーしてもリスナーさんには伝わらないよ」

凛「ていうかアレの名前忘れるとかにこちゃんは例の薬でも服用しちゃったのかにゃ…?」

にこ「う、うっさいわね!ど、ド忘れよ!くっ…、なんだったかしら…」

希「あー、あの道具はね、>>758、って言って、>>759、という名前の玉を相手に打ち返すための道具なの!」

希「ちなみにテニスをする場所は>>760、って言うんやで♪」

なんでだよ

くす玉

土俵

希「あの道具は、なんでだよ、って言って、くす玉、という名前の玉を相手に打ち返すための道具なの!」

希「ちなみにテニスをする場所は土俵、って言うんやで」

凛「さすが希ちゃん!にこちゃんと違って物覚えがいいにゃ!」

にこ「なっ…!?ふ、ふんだ!今思い出したわよ!そうよね、あの道具はなんでだよ、って名前だったわね。中学時代はマイなんでだよ持ってたわ」

希「へ、へぇ…、にこっち、おっしゃれー…ぷ、くく…」

にこ「そうでしょそうでしょー?中学時代は結構ならしてたのよー?テニス」

凛「ふ、ぶふっ…、それはまた…、土俵際の戦いをしていたんでしょうなぁ…、ぐふっ…」

にこ「うん、まぁ…。ねぇ穂乃果…、さっきからなんでこの二人はこんなに嬉しそうなの…?」

穂乃果「んー?さぁ…。ま、まぁ、その話は置いておいて…、次は凛ちゃん、テニス部のイメージ、どうですか?」

凛「え、凛ー…、そうだなー、凛はぁ…、よくくす玉割ってるイメージかにゃー!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

希「ちょっwwwwwwあかんwwwwwwwwwwくす玉ってwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwぶふぅっwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

にこ「なんで希はかつてないほど爆笑しているのかしら」

穂乃果「…」(笑いをこらえている)

にこ「穂乃果もすっごい変顔に…」

穂乃果「…そ、それ以外は、ないですか…く、くふぅ…」

凛「え?wwwwwwwwwwwwえっとー、じゃあ…、寄り切り一本wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

希「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

穂乃果「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

にこ「…?」




穂乃果「…えー、気を取り直して凛ちゃん、テニス部のイメージ、何かない?」

にこ「え、さっきまでの質問は…?」

希「にこっちはどれだけボケ倒せば気が済むんやろうね」

凛「うーん、テニス部かー。凛も最初入りたい部活の中でテニス部も候補の一つだったんだよね」

凛「走り回ってボールを打つ!ってシンプルで尚且つ友達とわいわいやれるいいスポーツだと思うにゃ」

希「でもうちのテニス部はやり部やからやめておいてよかったね」

凛「まぁそうなんだけど…、結局候補外になっちゃった理由もあるんだよねー。凛のテニス部のイメージはそれが強いかにゃ」

穂乃果「つまり…、テニス部には悪いところがあって、そのイメージが強い、と?」

凛「うん、そんな感じ。そのテニス部の悪いところ、っていうのがー…」

凛「>>763ってとこだにゃ」

全員理事長の愛人

凛「テニス部は全員理事長の愛人なんだにゃ」

穂乃果「そうなの!?」

にこ「え、マジ…?」

希「あれ、デジャブ」

凛「大マジなんだにゃー、これが。理事長室でテニス部が理事長とアレなことしてるのを偶然目撃しちゃったんだにゃ!望遠鏡で」

にこ「覗く気満々じゃない…」

希「しかもμ's加入したのが春先やったからかなり早い段階で理事長室覗いてたんやね…」

凛「そんなこんなでテニス部はもう淫乱のイメージしか無くてダメだにゃ」

穂乃果「…そう、ですか」

にこ「あれ、なんか暗い顔ね。もしかしてアニメの内容と被ってた?」

穂乃果「被るわけ無いでしょ!そのアニメに比べてテニス部について知ってることがなさすぎるよ!」

穂乃果「しかも大半が音ノ木坂のテニス部についてのことだし!もっと全国のテニス部全体のイメージはなかったの!?」

希「穂乃果ちゃんがうちのテニス部でいいって言ったんやん?」

穂乃果「うちのテニス部が異常すぎるのを知らなかったの!なんだよ乱交だとか理事長ハーレムだとか!どんだけ爛れてるんだよ!」

凛「穂乃果ちゃんがガチギレしてるにゃ…」

にこ「怖いわね…」

穂乃果「はぁ…、もういいです。じゃ、次。現実じゃなくてアニメ、漫画のテニス部についてはどう?」

穂乃果「そのアニメではみんなスラッとしてて大人びている、ていうか老けてる、みたいなネタとか、両利きの選手がいる、とか出てたけど、他にない?」

希「んー、テニスの漫画、といえば…」

凛「テニプリだにゃー!」

穂乃果「こらそこ!固有名詞出さない!一応ラジオという体なんだから!」

にこ「凛はテニプリというかテニミュが好きなのよね」

凛「うん!ホントはーお前の名はバリーだー!」

穂乃果「それニ○動の空耳じゃん…。普通のテニミュファンじゃないんだね…。ていうかもう完璧私の言ってること無視してるし」

希「それも含めて考えると、テニス漫画って意味わからんくらいスピリチュアルな必殺技出てくるよね」

にこ「あぁ、そうね…。2、3人に分身したり…」

希「相手の五>>765を奪ったり…」

凛「>>766(動詞)サーブなんてのもあるにゃ!」

臓六腑

波乗り

希「相手の五臓六腑を奪ったり…」

穂乃果「え、何そのグロテスクなテニス!?なんの漫画だよ!」

凛「相手のなんでだよから触手を生やすサーブなんてのもあるにゃ!」

穂乃果「何それキモイ!」

凛「これを食らった相手は生えてきた触手に身体をまさぐられてアハンなことやオホンなことになっちゃうR18な必殺技なんだにゃ!ひゃー」

穂乃果「どこの成人向けテニス漫画だよ!コミックアンリアルかどこかか!?っていうかなんで私も成人向け漫画の名前なんて知ってるの!?」

にこ「ついに穂乃果が壊れたわね…」

穂乃果「あぁっ!もういい!こんなに訳の分からないこと言えるなら新しい部活案もポイポイポイポポイポイポポーイと出てくるよね!?」

穂乃果「凛ちゃんなんかない!?新しいテニス部!」

凛「はい!あのー…、プレーする前に、お酢で、手を消毒するの!これがホントの…」

穂乃果「手に酢、でしょ!まさかのここに来て被ると思わなかったよ!びっくりだよ!」

にこ「さっきから怒涛の勢いで喋ってるわね…」

穂乃果「そんなにこちゃんの新しいテニス部!どうぞ!」

にこ「えっ、にこ…?うーん、と…、そうね…、ラケットが卓球のラケットだ、みたいな?」

穂乃果「うん、かわいい!そういうの悪くない!」

希「てかにこっち…、ラケットって言ってるし…」

にこ「はっ!そうだった、ラケットだったわね!何よ、なんでだよって!あ、違う。何よ、な゛ん゛でだよ゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛お゛!!って!」

穂乃果「にこちゃんホントはこのアニメ知ってるよね!?てさぐれだけじゃなくて洲○西も聴いてるでしょ!?」

希「あ、じゃあ次うちで最後ね?えーっと、うちはねぇ~…」

穂乃果「うん…、私も言いたかったけど希ちゃんが最後でもういいよ…」

希「うちの考えた新しいテニス部は~…」

希「相手にスマッシュを決めても、その後>>769しないと点数にならない!なんてどう?」

相手の部位破壊

希「相手にスマッシュを決めても、その後相手の部位破壊をしないと点数にならない!なんてどう?」

穂乃果「ど、どういうことですか…?」

希「相手のコートに打ち込んだあとで、相手のコート内に侵入し、ラケットで相手の体のどこかの部位をめっためたに破壊しないと点数にならへんの」

穂乃果「もうそれ2、3点で勝負決まっちゃうよ!一回出場する事に一人の選手生命奪っちゃうよ!?」

希「ちなみに部位破壊したところからは運がよければラケットの素材とかが手に入るんやで」

穂乃果「選手何製だよ!?むしろラケットが人骨や人肉で出来てるの!?」

凛「相手の選手を倒したと思ったら、時々急に別の選手が乱入してきて新しいクエストが始まったりするんだよね」

穂乃果「クエスト!?このテニスは誰かから依頼されてやってるの!?そして倒すのが目的なの!?」

にこ「あー、そのためにステータスの上がる料理とかお風呂とか愛用してるのよね」

穂乃果「それはっ!!……うん、それはなんかありそう…。ステータスは意味わかんないけど料理とかでモチベ上げてそうだよね…」

希「…こんな感じ?」

穂乃果「うん…、もういいや…。ツッコミめちゃくちゃ疲れたよ…」

凛「うろライブ見てると穂乃果ちゃんがツッコミやってるのが珍しく思えるにゃー」

にこ「後半叫びっぱなしだったわね。喉大丈夫?」

穂乃果「叫ばせてるのは誰だよ…。はい、じゃあそろそろ時間なので締めたいと思います…。各自感想どうぞ…」

希「MC適当にやったあかんよー。…んと、感想やね。さっきも凛ちゃん言ってたけど必死な穂乃果ちゃんが見れて面白かった。はい次、にこっち」

にこ「えー…、そうね。私もそれ。穂乃果が面白かったわ。あとてさぐれ!部活もの あんこーる、日本テレビやニコニコ動画で放送中だからよかったら見てみてね」

穂乃果「やっぱり見てるんじゃん…。てさぐれ!ラジオもの、っていうラジオ番組も配信中なんでそちらもどうぞ」

凛「おお…全く関係ないアニメの宣伝をいれていくプレイング…。んーと、凛の感想はねー、これがイマイチ盛り上がらないのはクリニックみたいなカオス方面に持って行きづらいからだと思ったにゃ」

穂乃果「…正確な分析ありがとうございます…。そうだね…、ラジオ番組の型にこだわる以上滅茶苦茶できないのが欠点かもね…」

穂乃果「まぁ、それじゃあそろそろこの辺で…、お相手は、意外とツッコミとしてのポテンシャルも持ってるかも?高坂穂乃果と!」

希「希パワー吸収、はーい、ちゅっ!君のほっぺた、いただきました♪東條希と?」

にこ「あ、フューチャーカード バディファイトの方もよろしくね!矢澤にこと!」

凛「…特に言うこともないにゃ!星空凛でした!」

穂乃果「それじゃあ、…次があるかはわからないけど…、あったらまた会おう!じゃあね!」



第四回 音ノ木坂情報局 おわり



あとがき
というわけで某アニメのネタをまるまるパクった回でした
個人的には前より楽だったし面白かったけど見てる人はどうなんだろう…
やっぱりラジオ内で収めるようにしないといけないと考えるからクリニックよりはっちゃけ辛いのが盛り上がらない原因ですかね
まぁ少しでも楽しんでくれた人がいたなら幸いです 最後に声優の西明日香さんの声が好きです 直球表題二期はよ
それでは今日はこの辺で ほなな!

明日はμ'sニコ生とてさぐれ一挙があって書けそうにないから今日のうちにやっておくんだぜ
正直13話書きたくてウズウズしてるけどこれ以外にもやらなきゃいけないことがいろいろあって胃が痛い
気にせずやっていきます

凛「こんばんはー、ナース凛だにゃー」

凛「今回は真姫ちゃんが過去に行っていていないので凛一人でクリニックをやっていくよ!」

凛「その名も星空☆クリニックインザスカイ!わぁ~、綺麗な夜空を思い起こさせる素晴らしいタイトルだにゃ!」

凛「でもでも~、やっぱり凛ひとりじゃ心細いんだよね。誰か一緒に来て欲しいにゃ」

凛「というわけでゲストを呼んじゃうにゃ!たぶん真姫ちゃん以外ならみんな空いてるはず!」

凛「んーと、じゃあね~…、>>778!来て来て~」

絵里

凛「絵里ちゃんこっち来るにゃー」

絵里「急に呼び出すなんて…、一体何?」

凛「えっとねー、それが…」


絵里「…大体わかったわ。あなたたちも趣味の悪いことしているのね」

凛「う、否定できんにゃ」

絵里「…それで?どういう世界に行くつもりなの?」

凛「うん、それがね」

凛「全く全然これっぽっちも決めてないにゃ!」

絵里「なによそれ…」

凛「今日のうちにクリニックを済ませておきたかったから本当に急ごしらえなんだにゃ」

凛「でもクリニックは比較的その場しのぎでなんとかなるからたぶん大丈夫大丈夫」

絵里「本当に大丈夫なの…?」

凛「大丈夫なの!てなわけで~、凛はな~んにも考えてないから絵里ちゃん、どういう世界がいいか考えて欲しいにゃ!」

絵里「どういう世界がいいか、ねぇ…。いざ考えるとなると悩ましいわね」

凛「絵里ちゃんも別世界に行きたい、とか考えることってあるの?」

絵里「それはもうしょっちゅうよ。色んな世界を旅してみたいって考えるわ」

絵里「…一作前の主人公なんかメールとか電子レンジとかで色んな世界行ったり来たりなのに私のなんかロボットの反逆だし…」

凛「え?何か言った?」

絵里「なんでもないわ。…でもいきなり言え、って言われても急には出てこないものね」

凛「じゃあまるなげしちゃう?」

絵里「…そうしましょう。今回、私たちが行く世界は…」

絵里「>>782な世界よ!」

エリチカの年下ハーレム

絵里「主要人物で年下の子が全て私のハーレムな世界なんてどうかしら」

凛「絵里ちゃんも人のこと言えないくらい趣味悪いね」

絵里「夢だったのよ。みんなに囲まれて女王様気分に浸るの」

凛「…そうなんだ。まぁいいけど」

凛「じゃ、絵里ちゃんのお目当ての世界に発進にゃー!」



世界線変動率 もう考えるのめんどくさくなった%


凛「あ、言い忘れてたけどワープする時は座って何かにしがみついておかないと…」

絵里「おげぇぇぇぇぇええええええ…」

凛「遅かったにゃ…」

絵里「ミキサーに入れられた気分だわ…。頭がぐわんぐわんする…」

凛「はい酔い止め」ヒョイッ

絵里「…ありがとう。頂いておくわ…」ゴクリ

凛「それでこの世界の絵里ちゃんはどこにいるかにゃ~?」

絵里「…どうやら部室にいるようね」

凛「そして他のμ'sメンバー数人に囲まれてるにゃ!」

絵里「これは…>>788>>789>>790かしら?」

海未

最近エリチカが煩悩まみれなスレよく見るなー

絵里「海未と凛と真姫が私の周りにいるわね」

凛「うわ、よりにもよって凛が…。仕方ない、ちょっと様子を見てみるかにゃー」



部室


絵里「…ふぅ、こう雨が続くと外で練習できなくて気が滅入るわね」

海未「そう…、ですか?私は…、その…、絵里とこうしてゆったり出来て、雨も悪くないと思いますが…」

絵里「そう?ふふ、そんなこと言われるなんて嬉しくなっちゃうわね」

絵里「海未、おいで?」

海未「えっ…、あっ…!も、もしかして…」

絵里「ご褒美よ、どこにして欲しい?」

絵里「で、では…、今日は首筋でお願いします!」

絵里「首筋ね、わかったわ。ん…、ちゅっ…。はい、ご褒美よ」

海未「あ、ありがとうございます!はぁ…、幸せです…」

真姫「ちょっと、海未!私を差し置いて絵里にご褒美貰うなんてずるいじゃない!」

凛「そうだよ!ねぇねぇ、絵里ちゃん!凛たちにもご褒美ちょうだいよー!」

絵里「えぇ…?ダメよ、私を喜ばせてくれないとご褒美を与えることはできないわ」

凛「う…、だったら…、絵里ちゃんかしこい!かわいい!」

絵里「そんなお世辞は昔から毎日のように聞いていて聞き飽きたわ。却下」

真姫「うぅ…、私も、雨は絵里とゆったりできるから嫌いじゃないわよ!」

絵里「まんま海未のパクリじゃない。私の喜ぶことを自分で考えないとご褒美は与えられないわね」

凛・真姫「ぐぬぬ…」

絵里「さぁ二人共、何か私のためにしてくれることはないの?私を喜ばしてくれたら好きなところに口付けしてあげるわ、ふふ」

凛「じゃあ凛は>>793をするにゃ!」

真姫「私は絵里のために>>794してあげる!」



凛『…こいつはまたえらく女王様してる絵里ちゃんだにゃ』

絵里『うん…、なかなかいいじゃない。あの私が羨ましいわね』

凛『絵里ちゃん日頃こんなことを凛たちを使って想像してたんだね…。キモイにゃ…』

傘回し

ラブソングを歌う

凛「じゃあ凛は傘回しをするにゃ!」

真姫「私は絵里のために特別に設えたラブソングを歌うわ!」


凛「よっ…、ほっ…!い、いつもより多めに回っておりますにゃ!」

絵里「うん…、傘回しって上に何か乗せて回すものだと思ってたけど…。それじゃ簡単すぎでしょ…」


真姫「笑ってもっとベイベー、無邪気におんまいまいっ」

絵里「…ありがとう。どこかで聞いたことのある歌詞のような気がするけど…」




凛・真姫「どうだった!?」


絵里「…正直、どっちも満足するには至らなかったわね」

凛「そ、そんにゃぁ…」

真姫「一体なにがいけなかったの…!?」

海未「ふふふ、無様ですね二人共」

絵里「まぁでも、私のために必死で頑張ってくれている姿に心打たれたからご褒美はあげましょう」

凛「本当にゃ!?」

真姫「ご、ご褒美、くれるのね!?」

絵里「ええ。二人共、どこでも好きなところに口付けしてあげる。どこがいい?」

凛「凛は>>796がいいにゃ!」

真姫「だったら私は…、>>797にして!」

くち

あなる

凛「凛は口がいいにゃ!」

絵里「わかったわ。凛、目を瞑って?」

凛「うん…、瞑ったよ?」

絵里「じゃ、行くわよ…。んっ…、ちゅぶっ…」

凛「んんっ…、ちゅむぅっ…」

絵里「んふっ…、ぷはぁっ…。ふふ、どうだった?」

凛「…う、うひゅぅ…、の、脳がとろけるにゃ…。あ、お花畑ぇ…」

海未「凛…、だから直接口にしてもらうのはやめておけと日頃から常に言っているのに…」

真姫「ああなったら数日は余韻が残り続けるものね」

絵里「それで…、真姫?あなたはどこがいいのかしら?」

真姫「わ、私は…、アナルにして!」

海未「んなぁっ!?ななな、何を言っているんですかあなたは!」

真姫「だって…、どこでもいいって言ったから…。もっと私の深いところにも口付けて欲しかったの」

海未「ふざけないでください。そんなの絵里が認めるわけ…」

絵里「いいわ、真姫。パンツ脱いでこちらに四つん這いになってお尻を向けなさい」

海未「いいんですか!?」

真姫「ふふ…、やったわ。本当に許可されるとは思ってなかったけど…」

真姫「こ、こうで…、いいかしら…?」ズルッ

絵里「ええ、いい感じ。とっても可愛いアヌスね。ピンク色でそれこそ唇みたい」

真姫「はぁんっ…!え、絵里…、そんなこと言われたら恥ずかしくて耐えられないわ…。は、早く…!」

絵里「もう…、せっかちさんね。それじゃ、真姫のアナル…、いただきます。ん…、ちゅっ…」

真姫「ふやぁぁぁっ!?あ、あふぅっ…」

海未「あの気丈な真姫があんなとろけた表情に…!?それほどのアナルキス…、羨ましい…!今度してもらいましょう…」

絵里「ん、ちゅっ、んぢゅ…、れるっ…」

真姫「は、はやぁっ…!?ら、らめよ、えりぃ…、ひ、ひた…、舌はいれひゃ…、らめなのぉ…。き、たにゃいのぉ…!」

絵里「んれるれるぅっ…、ん、ぷはぁっ…。ふふ、汚いことなんてないわ。真姫の体ならどこだってキスしてあげるわよ」

真姫「絵里ぃっ…!だ、大好きっ!」ギュッ

絵里「こらこら、甘えんぼさんなのね。いけない子」

海未「あ…、絵里…。わ、私も…!」

絵里「ふふ、海未。おいで?私はみんなのエリーチカ、だから」

海未「え、絵里、絵里絵里絵里ぃっ!!」ギュッ

絵里「ほら、凛も…、こっちきて4人で愛し合いましょう…」


西木野☆星空スターゲイザー内


絵里「…や、やべぇ…、鼻血が…」

凛「うおぉ…、真姫ちゃんの肛門があらわに…。一緒に来てなくてよかった…。モニター消されてるところだったにゃ…」

絵里「…も、もう…、我慢できない…!」

絵里「凛!あそこに私を転送しなさい!あいつと替わって年下ハーレムを思う存分満喫してやるの!」

凛「あぁ…、絶対言うと思ってたにゃ…。仕方ないにゃ…。あの空間にいる人間全てを一瞬眠らせる粉末状の薬を散布するにゃ」

凛「そうしてあそこのみんなが寝ている間にあの絵里ちゃんと入れ替わればいいにゃ」

絵里「ふふ、ナイスね凛!用意がいいじゃないの!」

数分後…


凛「はい、これでもうみんな寝ちゃったにゃ。散布された薬の効果もなくなってるだろうし今なら入れ替われるよ」

絵里「よ、よし…、夢にまで見た年下ハーレム…。じゅるり…。はっ、いけない、よだれが…」

凛(ホンットきめぇにゃ…)

凛「…えー、一応判別が付き易いように名前欄にこのステッカーを付けていってほしいにゃ」ペタッ

絵里☆「こ、これでいいのね?わかったわ」

凛「じゃあ転送まで…、5、4、…」

凛「カウントめんどくさいから転送!いってらっしゃい!」

絵里☆「いってきま」シュバッ

凛「ふぅ…、それでこっちにはあの絵里ちゃんを回収、っと…」ポチッ

シュバッ

絵里「くぅ…、くぅ…」

凛「これでよし、と…」

凛「…」

凛「…ふ」

凛「ふふ…」

凛「あははははははははははは!!!うまくいったにゃ!大・成・功!」

凛「まったく怪しまれることなく絵里ちゃんに新開発の薬を飲ましてあちらへ送り込んでやったにゃ…」

凛「ふ、ふふふ…、その夢とやら…、凛が簡単に叶えてやるとでも思ってたかにゃ…?」

凛「甘い甘い激アマだにゃ!夢はかなわないから夢!人の夢は儚いのが現実にゃ!よーく思い知るがいいにゃ!」

凛「え?いつ薬を飲ませたかって?それはね…、さっき渡した酔い止め!あれが実は遅効性のお薬だったのですにゃ!」

凛「絵里ちゃんのことだから絶対に入れ替わりたいって言い出すと思って早めに用意しておいたけど…、こううまくいくと笑いが止まらないってものにゃ」

凛「で、薬の効力なんだけど…、これがまた傑作だにゃ!」

凛「女の子に触れる度>>801の調子が悪くなって、女の子から甘えられれば体中に>>802みたいな怖気が走り…」

凛「女の子と口づけなんかしちゃった時にゃあ、どれだけ嫌でも>>803してしまう特製のお薬にゃ!」

心臓

ゴキを生足で踏み潰した時

キスした子をアルパカに変えてしまう

凛「女の子に触れる度心臓の調子が悪くなって、女の子から甘えられれば体中にGを生足で踏み潰した時みたいな怖気が走り…」

凛「女の子と口づけなんかしちゃった時にゃあ、どれだけ嫌でもキスした子をアルパカに変えてしまう特製のお薬にゃ!」

凛「我ながらとんでもないお薬を作っちまったもんだにゃ…。でも…、くふふ…」

凛「絵里ちゃんがどんな顔をするか今から見ものだにゃー!と、その前に…」

絵里「くぅ…、くぅ…」

凛「この絵里ちゃんはどうしよう…。んー…」

凛「ま!ほっといても大丈夫でしょ!今は絵里ちゃんの動向の方が気になるにゃー。どれどれ…?」



部室


絵里☆「…ふふふ、やっときたわ、この時が…!」


凛「すや、すや…」

真姫「んんっ…、えりぃ…」

海未「あ、そこは…、おしりのあなじゃないほうですよぉ…、むにゃむにゃ…」


絵里☆「あなた達のその夢、私が現実に変えてあげようじゃない!」

絵里☆「一人ずつ起こして相手してあげましょう…。まずは海未から」

絵里☆「海未、起きなさい。理由はないけどご褒美をあげるわよ」ユッサユッサ

絵里☆「ゔっ…!?」ドキッ

海未「ん…?なんですか、絵里…?」

絵里☆(な、なに…?今の心臓の痛みは…)

絵里☆「い、いえ…、何でもないの…」

海未「はぁ。…はっ!ね、寝てしまっていたのですか…。うかつです…」

絵里☆「いいじゃない。海未の寝顔、可愛かったわよ?」

海未「そ、そんな…///絵里ってば」パシッ

絵里☆「おごぉっ…!?」ドキッ

海未「えぇっ!?か、軽く叩いた程度のつもりだったんですが…、痛かったですか…?」

絵里☆「いえ…、だ、大丈夫よ…。うん…」

絵里☆(し、心臓に痛みが…!?なんなのよこれ…)

海未「本当ですか…?具合が悪いようでしたら病院に行ってもらったほうが…」

絵里☆「へ、平気よ平気!」

絵里☆(病院なんかに行ったらみんなとイチャイチャできないじゃない!それだけは阻止しないと…)

絵里☆「そんなことより…、私と>>806しない?」

テニス部で乱交

絵里☆「私とテニス部で乱交しない?」

海未「え、テニス部で、ですか…?」

絵里☆「ええ、この学校のテニス部はやり部と化していて日夜性交渉が行われているってもっぱらの噂よ」

海未「なんと…、それはまたすごいですね…」

絵里☆「だから誰にも咎められることのないテニス部の部室に行ってみんなで乱交パーテーと洒落込みましょうそうしましょう」

海未「まぁ…、確かに魅力的な提案ではありますが…。別にテニス部でなくても良いのでは?」

絵里☆「え?」

海未「だって…、乱交ならいつも部室でやっているではありませんか」

絵里「!?」

絵里☆(え、そうなの!?なんつーことしてるのよこの世界の私っ!?)

海未「絵里の指使いにはいつもイカされっぱなしで悔しいです…。あ、でしたら!」

絵里☆「ん?」

海未「その…、乱交などよりも…。うふふ…」

海未「私と、二人でえっちなこと、しませんか…?たまには私一人だけに集中して欲しいです…」

海未「ちょうど二人も眠っていることですし…、ね?」

絵里☆「そ、そうね!それもいいわね!だったら…」ゾワゾワゾワッ

絵里☆「…っ!??!?!?!?!?!?!!?」

絵里☆「いやぁぁぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁっ!!!!!」

海未「っ!?」

凛「…んっ!?なんにゃ!?地震!?」

真姫「う、んんっ…、いきなり大きな声出して…、どうしたのよ、絵里?」

海未「あ、起きてしまいました…。っと、そうですよ絵里!ど、どうしたのですか…?」

絵里☆(…な、なに今の感覚…!?体中でゴキブリを踏み潰したような不快感…!?)

絵里☆「…あ、う、うぅん…、なんでも…、ない、から…」ブルブル

真姫「な、何でもないってことはないでしょ!?全身青ざめて震えてるじゃないの!」

凛「何かの病気じゃないかにゃ…?大変にゃ!今すぐ病院に!」

絵里☆「び、病院はいいから!今は…、みんなと遊びたいのよ!うん!」

海未「しかし…」

絵里☆「いいったらいいの!ね?だ、大丈夫だってば!あはは…」

凛「本当…?」

真姫「心配だわ…」

絵里☆(…ホントは今すぐ嘔吐したい気分だけど…、それじゃ絶対に身体を心配される…)

絵里☆(どれだけ気分悪くなろうが知ったことじゃないわ!今は何よりもイチャイチャを優先させるの!)

絵里☆「じ、じゃあ…、それだけ心配してくれてるなら、私の気分をよくさせる何か、してくれない…?」

絵里☆「そうしてくれれば、気が楽になるかも知れないし…」

海未「そ、そうですか…?」

真姫「なんか頼み方がいつもの絵里と違うような…。まぁいいけど…」

凛「じゃあ凛は>>808してあげる!」

真姫「じゃあ私と海未はふたりがかりで>>809してあげるわ」

全身愛撫

ストリップショー

凛「じゃあ凛は絵里ちゃんの全身を愛撫してあげるにゃ!えいっ」サワサワッ

絵里☆「おぶっ!?」ドキンッ

凛「肩もみもみ~、首筋もみもみ~、おかゆい所はございませんかにゃ?」サワサワ

絵里☆「お…、ご、ほぉっ…!!」ドキドキドキンッ

真姫「…なんか…、さっきより苦しんでない?」

海未「冷や汗が尋常じゃないほど出てきています…」

絵里☆(し、心臓がぁっ…!!さ、裂けるような痛みがぁ…!!)

絵里☆(でも…、凛に身体を愛撫されるなんて…、こんな幸せ、滅多に味わえない…!)

絵里☆(なれば…、必死で我慢するのよ絢瀬絵里!汗を戻し、笑顔を作れ!ぬおぉぉぉぉぉぉっ!!!)

絵里☆「いえ、とても気持ちいいわ。もっとお願い、凛」ニコッ

凛「おおっ!やったにゃ!じゃあ今度は足の方を…」サスリサスリ

絵里☆「あは、気持ちいい気持ちいい」ドキンドキン

絵里☆(お、おごほぉぉぉぉぉぉぉぉおっ!!じ、じぬ゙ぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!!)

真姫「あら、どうやら気持ちいいみたいね。それならいいわ。だったら私たちは二人で例のアレ、やっちゃいましょう?」

海未「ふふ、ストリップショー、ですね。どちらが絵里を喜ばせられるか、勝負です」

真姫「今度は負けないわよ!」

絵里☆(す、ストリップ…!?マジかよ最高じゃん!この世界の私はなんてうらやまけしからんのだ!それに今度は身体も触られないから安全だし…)

海未「ではまず…、靴下から…」ヌギッ

真姫「私はシャツから行くわ…」ヌギッ

絵里☆「あら、もっと過激でもいいのよ?一気に脱いでもらっても…」ドキンドキン 凛「さすさす」 

真姫「え?絵里はゆっくり焦らすように脱ぐのが好きだったんじゃ…、まぁいいわ…、だったら!」ズルッ!

真姫「あっはぁっ!スカートとパンツ、いっぺんに脱いじゃうんだから!」

絵里☆「おっほぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!き、綺麗な割れ目が…!!た、たまらんっ!!?」ブシュゥッ

海未「鼻血が恐ろしいくらい噴出していますが…。くっ!真姫には負けていられません…では私は…!」ヌギッ!

海未「あえてパンツ残しの裸ワイシャツで勝負です!」

絵里☆「そ、そちらもなかなかにそそるチカあぁぁぁぁぁぁああああぁぁっ!!下品すぎないのがこれまたいいっ!!!!」ブッシュゥッ

真姫「くっ…、その手があったのね…。生殖器を見せることがストリップじゃない、ってこと…!?」

絵里☆(あ、ああぁっ…!未だ心臓の痛みは止むことを知らないけれど…、これを見れただけでも私は、私はぁっ…!)

海未「絵里…、最後のパンツの脱がせるのは、あなたの、や・く・め、ですよっ」

真姫「ほらぁっ…!絵里のために下の毛、処理してきたんだから…/// もっと…、舐めるように見てぇ…!」

絵里☆「」ゾクゾクゾクッ

絵里☆(ぬごぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉっ!!!!?!?またさっきの悪寒がァっ!?!)

凛「あれ、絵里ちゃん鳥肌めっちゃすごくなったにゃ。大丈夫?」

絵里☆(耐えろ、耐えろぉぉぉぉっ!!!この天国を味わいたければもっと耐えるのよ、クソがぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!)

絵里☆「え、ええっ…!二人がエロすぎて寒いぼが立つくらいに興奮してしまっただけだから…うん」

凛「そう!それならよかったにゃ!さすりさすり…」サワサワ

絵里☆(にょごごごおおごごごごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!)

西木野☆星空スターゲイザー内


凛「うっひゃぁっ…、絵里ちゃん大変なことになってるにゃー」

凛「あの必死に耐えてる顔!うぷぷぷぷ…、傑作だにゃー。永久保存決定だね!」

絵里「…ねぇ、凛」

凛「んー?ちょっと今いいところだから!絵里ちゃんは黙ってて!」

絵里「凛っ」

凛「だからいいところって言って…、あれ…。そういえば絵里ちゃんはあっちに…」

絵里「…生意気ね。お仕置きしてあげるわ。んむっ…、ちゅぶっ…!」

凛「んむぅっ!?んぶっ…、れるぅっ…!?」

絵里「…ん、ぬじゅるっ…、ぷはっ…。もう、私のことほっておくなんて…、悪い子なんだから…」

凛「あ、ちょっ…、ま、ま、待つにゃ…!」

絵里「ふふ…、でも、こんな生意気な凛、珍しいわ…。たっぷり調教、し直してあげる…。覚悟してよ?」

凛「は、羽まみれ…、ってそれ真姫ちゃんとの曲…、う、うぎゃああああああああああああああああああああっ!!!!」



部室


絵里☆(はぁっ…、はぁっ…、た、耐え切った…)

海未「どうでしたか?興奮、していただけたでしょうか?」

真姫「今度こそ、私の勝ちよね?」

凛「凛の愛撫も良かったでしょー?」

絵里☆「え、ええ…、みんな最高だったわ…。全員にご褒美、あげる…」

海未「本当ですか!?で、でしたら…、今度は私にもアナルにキスを!」

凛「じゃ凛も!前は何度かあるけど後ろの穴は初めてだにゃ!」

真姫「だったら逆に私は…、前、かしら…///」

絵里☆(…ついに…、待ちに待ったこの時が…!お、お尻とお、おま、おまん…にキス!やべぇ!)

絵里☆「わかったわ…。みんないっぺんにしてあげる…。凛はパンツ脱いで、私はここに寝転がるから…」

絵里☆「私の顔にお尻を乗せなさい。みんないっぺんにキスしてあげるわ」

凛「おおっ!斬新だにゃ!じゃあ凛は脱いで、っと…」ヌギヌギ


海未「…これで、よろしいですか?」

絵里☆「え、ええ…、最高よ…。三人のお尻が…、目の、前…!!」

真姫「ちゃんと…、気持ちよくしてよね?」

絵里☆「ええ…、最っ高に気持ちよくしてあげるわ…。うふ、うっふふふふふふ…」

凛「じゃあせーので座るにゃ!…せーのっ!」

モギュッ

絵里☆「んちゅっ!んちゅっ!んーっ…、ちゅっ!ああっ!私、今しあわむぎゅうぅぅぅぅぅぅうううぅぅ!!!!?!?」

絵里☆(お、重いっ!?いきなり体重が増え…!?なんでっ!?)

真姫アルパカ「ンヴェェェェ」

凛アルパカ「ニャー」

海未アルパカ「ラブアローシュー」

絵里☆(アルパカになってる!?意味わからん…!?あ、い、息が…苦し…う、ぐ…)

数分後…


絵里☆(な、なんとかアルパカ達のお尻から逃げ出せたけど…)

絵里☆「はぁっ!はぁっ!…お、追ってこないでよぉぉぉぉぉっ!!!」ダダダダッ

海未アルパカ「ラブアローシュー」ズダダダ

絵里☆「おごほぉっ!?ま、また身体に怖気がぁ!なんでなのよこれ!?」ダダダダッ

凛アルパカ「ニャーニャー」ズダダダ

絵里☆「アルパカの癖に猫みたいな鳴き声出してんじゃないわよ!ひ、ひぃぃぃぃっ!!」ダダダダッ

真姫アルパカ「ンヴェェェェ」ズダダダ

絵里☆「なにげにあんたが一番素のアルパカに近いかもね、って…、だからぁぁぁぁっ!!!!!」ダダダダッ

絵里☆(はぁ…、はぁ…っ!このままじゃ、いつか追いつかれっ…!そして…、も、もみくちゃに…!!?)

絵里☆「そ、そうなる前に…、凛に回収してもらわないと…!凛!?見てるんでしょ!?た、助け…!」

アルパカ達「ラブニャーヴェェェ」ズダダダ

絵里☆「ひぃぃっ!!助け来ないし…!ど、どうしたら…、あ!そうだわ!そういえば緊急転送用の合言葉があったはず!それを使えば…!」

絵里☆「た、確か…!だ、だ…、誰か助けて~~~~!!!!!」


シュバッ


アルパカ達「…?」



西木野☆星空スターゲイザー内


シュバッ

絵里☆「はぁっ…、はぁっ…、こ、ここは…。よかった…、助かったのね…」

絵里☆「ちょっと凛!ひどいじゃない転送してくれないなんて!危うく死にかけたんだから!…って、凛…?」

絵里「あぁ…、そう…、もっと舌使って…、うん、偉いわ。言うことよく聞く子は好きよ」

凛「んぢゅるっ!ちゅぱぁっ!あはぁっ!絵里ちゃんのお汁、美味しいにゃ!もっともっと舐めて気持ちよくするね!ん、ぢゅぷっ!れるっ!んぐゅっ!!」

絵里☆「り、凛…!?な、何を…」

絵里「あら?…ふふ、面白いこともあったものね。まさか私がもうひとりいるなんて…。でも…」

絵里「そうねぇ…、ちょうどいいわ。この生意気な凛も調教できたことだし…、それに…、そういえばμ'sメンバーで私だけ、まだ調教したことなかったわね…」

絵里☆「え…、それ、それ、って…!?」

凛「んじゅるっ!ぢゅぱぁっ!え、絵里☆ちゃんも絵里ちゃんの調教、受けてみるにゃ!す、すっごく気持ちよくって、凛、何度も何度も絶頂しちゃったにゃ!」

絵里「うふふふふ…、あなたもこの子と同じくらい、いえ…、それ以上に従順にしてあげるわ。おいで…?絢瀬、絵里ちゃん…」

絵里☆「ひっ…!?」


絵里☆「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」




おわり

凛「…ふぅ、危なかった…。咄嗟にこの別次元の凛と時空間転移出来る装置を起動していなければ絵里ちゃんの餌食になっていたところにゃ」

凛「さーて、では今の絵里☆ちゃんの様子は、っと…」ポチッ



絵里☆『あっ、あぁっ!だ、ダメぇ…、そこ、そんなに弄られるとぉ…、お、堕ちちゃうぅっ…!!!』

絵里『いいのよ?気持ちよかったらそれに身体を預けなさい。そして何もかもどうでもよくなって…、やがて…うふふふふ…』

絵里☆『どうでも、よく…、う、ううっ!だ、ダメ…、わ、私は…!絶対に私なんかに負けないんだからっ!』



凛「うん、どうやらもう少しで陥落のようだにゃ。南無」

凛「まぁ絵里ちゃんがどうなろうと凛は知ったこっちゃないにゃ。それじゃこれからの予定について話していくね」

凛「次回はついに最終回!うろライブ!第13話!題名は…内緒だにゃ!」

凛「本編以上にやさぐれちゃった穂乃果ちゃん!ハッピーエンドは本当に訪れるのか!?そしてドクター真姫の真の目的とは!?」

凛「安価はほとんどないかもだけどいつものようにおそらく書きだめはナシだよ!リアルタイムで捻出することにこそ醍醐味があるんだにゃ!」

凛「明日は多分書けないだろうから書くとしたら明後日以降だね!乞うご期待!」

真姫「ただいま」

凛「おかえりー…、ってええっ!?真姫ちゃん!?帰ってきてたの!?帰ってきてたとしても入場がヌルッとしすぎにゃ!」

真姫「あー、もう別にいいじゃない。それより、穂乃果のことだけど…」

凛「おおっ!ど、どうなったんだにゃ…?」

真姫「…さぁ?私にはわからないわ」

凛「えっ?」

真姫「まだ分からない頃に引き上げてきちゃったから。ま、どうなるか決めるのは、穂乃果しだい、ってところね」

凛「な、なんか意味深すぎるセリフにゃ…。無駄にハードルをカチ上げていくっ!」

真姫「それだけ今回のお話には自信があるみたいね。整合性に関しては目をつぶって欲しいけど」

真姫「さて、こんなもんでしょ。じゃ、そろそろお別れのお時間ね」

凛「うん、じゃあ締めるね!今日の西木野☆星空クリニックインザスカイはここまで!」

真姫「次に訪れるのはあなたの世界かもね?」

りんまき「「まじ☆えんじぇー!」」

それじゃあ最終回やっていくぞいや
下手したら1時間スペシャルかってくらい長くなりそうだから2分割不可避 いっぺんにやりたいのは山々だけれど
ともかく始めます

穂乃果「こんにちは!スクールアイドルμ'sの高坂穂乃果です!」

真姫「μ'sの今期センター兼西木野☆星空クリニック院長ドクター真姫こと西木野真姫よ」

凛「μ'sのマラカス担当兼西木野☆星空クリニック専属ナースのナース凛こと星空凛だにゃ!」

穂乃果「今日は…、ついに!うろ覚えラブライブ!最終回!ということでこの3人でお送りしていきたいと思います!」

真姫「前スレ『西木野☆星空クリニックにようこそ!』からおよそ二ヶ月半続いたこのシリーズもついに終わりを迎える時が来たってことね」

凛「え…、もうそんなに…!?やばいにゃ…、人生の大事な時間これでもかと無駄に浪費しちゃってるにゃ…」

穂乃果「もう!そういうこと言わない!創作活動は人生を豊かにしてくれるんだよ!」

真姫「…まぁ、時期が違えばそうなんでしょうけど…。いえ、これ以上はもうやめましょう」

真姫「それにしても、覚悟していたとは言えこれほど長くなるなんてね。一作目のにこちゃんにアレが生える話を書き終えた直後は長編なんて当分書きたくないとか言ってたくせに」

凛「まぁ当初は本編をちょくちょく変えて安価出すだけだったからストーリーを考える上においては楽だろうけどね」

穂乃果「今じゃ本編より取り返しのつかないことになってるけどね…。本当に大丈夫なのか今でも不安だよ…」

真姫「大丈夫でしょ。本編と何より違うのは私が異能の力を使えるってところだし」

凛「あとは西木野☆星空スターゲイザー、いわゆるタイムマシンもあるしね。いざとなれば…」

真姫「ふん、直接外部から干渉を加えるような無粋な真似はしないわ。基本的にあの世界のみんなが活躍するのが見たいんだし」

真姫「ま、間接的な干渉ならちょっとは加えたかもだけど…」

凛「それでいいのかにゃ…」

真姫「だってそうしないとバッドエンドになっちゃうし…」

穂乃果「もう!穂乃果を置いて話進めないでよ!ただでさえ前回見てないから話についていけないってのに!」

真姫「あぁ、ごめんなさい。んー、そうね…。これ以上話したら何か大切なことまで話してしまいそうになっちゃうし、ここまでにしましょうか」

凛「あ、そういえば最後は忘却安価なかったんだっけ?」

真姫「えぇ、たぶん90割くらいはシリアスムードになっちゃうだろうし、変な忘却挟まれても消化できないし流れ的にも萎えると判断してね」

穂乃果「あ、でもまだ使ってない忘却はあるよね。花陽ちゃんの…」

真姫「μ'sメンバーで好感度高い云々はもうめんどくさいから話に絡ませる気はなくなってしまったわ」

凛「えぇ…、ダメでしょ…」

真姫「だってもうそんな流れじゃなくなっちゃったんだもの!書いてる途中であ、いけそう、と思ったら入れる。そうでなかったら全力スルーで行くわ」

真姫「買い物にお金必要ももうこれにします」

凛「結局扱えきれなかったにゃ…。何のためなんだか…」

真姫「忘却に関しては当たり外れが激しかったわね。うまく流れに組み込めた時は気持ちいいんだけど」

穂乃果「うん、やっぱり技量不足だよね…。…あ!もう結構話し込んじゃってるよ!そろそろ始めないと!」

凛「そうだにゃ!じゃ、そろそろ行きますか!タイトルコールは…?」

穂乃果「もちろん!みんなで一斉に!」

真姫「あらあら、結末の先取りしちゃうけど…、いいのかしら」

凛「いいのいいの!じゃ、せーのでいくよ!せーのっ…!」



ほのりんまき「うろ覚えラブライブ!第十三話…、ミュージック~…、スタート!」

穂乃果の部屋


穂乃果「…」

穂乃果(…どうして、かな)

穂乃果(無意識に、ほっぺた押さえちゃう…)

穂乃果(もう、痛くないはずなのに…)

穂乃果(叩かれたのは、何日も前のはずなのに…)

穂乃果「…何日も、前、か…」

穂乃果(…何日も前のこと、まだ…)

穂乃果(覚えてるんだ、私…)

穂乃果(…海未、ちゃん…)



昼頃 学校


ヒデコ「…穂乃果が来なくなってから、何日経ったっけ…」

フミコ「不登校になったのって、海未ちゃんたちとケンカしたのが原因らしいね…」

ミカ「ことりちゃんも転校しちゃうし…、穂乃果、きっと精神的にすごく参っちゃってるんだよ…」

フミコ「アイドルも、…なんか色々あってできなくなっちゃったみたいだしね」

ヒデコ「…じゃ、こういう時こそ私たちの出番でしょ」

ミカ「え?」

ヒデコ「…穂乃果にも訳があるんだろうけど、あいつがいないと学校が静かで落ち着かないからね」

フミコ「穂乃果には悪いけど、出てきてくれないとこっちも困っちゃうからね!…行っちゃおっか?」

ミカ「…うん!行こう!」



放課後 弓道場


海未「…」ヒュッ

パシッ

弓道部の人「最近、随分熱心ね」

海未「…ええ、大会が近いですから」

弓道部の人「スクールアイドルのほうは、ホントにもういいの?練習、見学してたんでしょ?」

海未「…っ」

海未「…」グググ…

音楽室


希「…そっか、そういう事、やってんね」

真姫「…えぇ」

希「凛ちゃんは、この事?」

真姫「…知らないわ。あの子に見せたのは編集したダミーの映像だから」

真姫「あんなショッキングな結末を見るのは私一人で十分だからね」

希「…そう」

希「でも…、うちが海未ちゃんを止めなかった、ってだけで…、本当にその未来は変わるの?」

真姫「さぁ?…でも、あの平手打ちの痛みは、穂乃果の考えを変えるだけの重みはあるはずよ」

真姫「もし、これでまたダメなら…、私は何度でも繰り返すつもりだけど」

真姫「何もかも全ての原因は私にあるんだから。…こんな辛い思いさせちゃった責任は取らないと」

希「…でも、真姫ちゃんって何もかもなかったことに出来る力もあるんじゃ…?」

真姫「確かに、その方法もなくはないわ。…でもね」

真姫「穂乃果がこの辛さを乗り越えて、真の喜びに到達できるなら…、それを感じさせてあげたい、って気持ちもあるのよ」

真姫「リセットしても、悲しかった出来事は遺り続ける。だったら、それを塗り替えられるくらいの喜びも、残したいから」

希「塗り替えられるくらいの、喜び…、か。本当に、できるのかな…?」

真姫「私は、穂乃果を信じることしかできないわ。やれることはもう全て尽くしたのだから」

真姫「…それじゃ、私はそろそろ帰るわね。凛も待ってることだし」

希「え、もう行っちゃうの…?最後まで見届けないの?」

真姫「どうなるかは凛と一緒のビデオ鑑賞まで楽しみにしておく。…それに」

真姫「きっとここにいても、見届けられないのは同じだと思うし」

希「え…?」

真姫「…それじゃ、ここの私によろしくね。バイバイ」

希「あっ…、待って!」

真姫「ん…?何かしら」

希「…合宿の時も言ったけど、もう一回。今度は、言いたかった方の真姫ちゃんに」

希「…ありがとう。もう一度、ラブライブ出場って夢を見させてくれて」

希「にこっちや穂乃果ちゃんのあの頃の気持ちがちょっと分かったかも。あの頃のうちは、どこか遠いところから眺めてた感じ、あったし」

希「改めて、どうにかしてラブライブに出場したい、って必死になれて、色々試行錯誤してもがいて…、まぁ…、結局ダメだったけどね」

希「…それでも、希望に向かって進んでる時は楽しかった。学園祭ライブが成功させられただけでも、うちは幸せ者や」

希「だから…、ありがとう」

真姫「…別に、礼を言われても困るわ。あなたが記憶を取り戻したのはただの偶然なんだし」

真姫「ま、でも…、ありがとうと言われて悪い気はしないわね。どういたしまして、希」

希「…うんっ」

真姫「それじゃ、ホントのホントに、さよならね」

希「うん、さよならやね。バイバイ」



真姫「…そんな風に、思ってくれていたなんてね」

真姫「…本当に、残念だわ」

部室


にこ「…どうする?」

花陽「ど、どうする、って…?」

にこ「アイドルよ、決まってるでしょ」

にこ「…ことりが転校して、穂乃果がオトノキを去って」

にこ「悲しいこと、たくさんあったけど…、あんたたちは、まだ、続けられる?」

凛「え!?こ、ことりちゃんと穂乃果ちゃん、いなくなっちゃったの…?」

花陽「だ、だからぁ…、メモに書いてあるでしょ…?」

にこ「…絵里、あんたは?」

絵里「…当然でしょう。続けるわ」

絵里「穂乃果が導いてくれた、私のやりたいことだもの」

絵里「一人二人いなくなった程度でやめるくらいの覚悟で始めたつもりはないわ」

絵里「なりたかった私に、ようやくなれたんだから」

にこ「…そう。絵里の決意は分かった。…で?花陽、凛。あんたたちはどうなの?」

花陽「…わ、私は…」

花陽(…どう、しよう。これ以上、続けて…)

花陽(意味が、あるのか…、かぁ…)

花陽(…アイドルをやる、意味って…、何なんだろう…)

花陽「…」

凛「んーと…、言ってることはよくわかんないけどー…」

凛「凛はアイドル、やめる気はないよ!絶対に!」

花陽「え…」

凛「もしかよちんが辞めたい、って言っても凛は辞めないにゃ!」

花陽「な、なんで…?凛ちゃん、私の付き添いで入ったようなものなのに…」

凛「え?そうだっけ?んー、でも絶対やめない!だって…」

凛「アイドルって、すーっごい楽しいんだもん!」

凛「最初は成り行きで入ったのかもしれないけど、今はちゃんと自分の意思でアイドルやりたいって思ってるよ!」

凛「だって、楽しいから!ね?かよちんもそうでしょ?」

花陽「あ…」

花陽(…楽しいから。そう、だよね…。それだけで、いいんだ…)

花陽(意味なんて、それだけで十分なんだ…。わかってた、はずなのに…、私も、穂乃果ちゃんも…)

花陽(…こんな簡単なことも、今の穂乃果ちゃんには分からなくなってる…。だったら…!)

花陽「…私も、アイドル続ける!そして…」

花陽「アイドルは楽しいんだ、って…、穂乃果ちゃんに伝えるの!」

にこ「…うん、そうね!あのバカにもう一回、アイドルってのは何か、一から教え直さないとね!」

絵里「ハラショー。それでこそアイドル研究部部長よ、にこ」

にこ「…ふふ、当然。さぁ、練習始めるわよ!」

海未「…」グググ…

海未「…っ!」ヒュッ

パシッ

海未「…」

海未(…穂乃果)

海未(あなたは…)

海未「…」

海未「…」グググ…

海未「…っ!」ヒュッ



穂乃果「…」

穂乃果「…私、私は…」

穂乃果「…」



うろ覚えラブライブ! Forgotten Idol Project



第十三話「        」



昼頃 穂乃果の部屋


穂乃果「…」


「…ーい!」「…のかー!」


穂乃果「…ん?窓の外から…、声?」ガララッ


ヒデコ「おーい!穂乃果ー!」

フミコ「一緒に遊びに行こー!」

ミカ「拒否権なんてないんだからねー!」


穂乃果「ヒデコ…、フミコ…、ミカ…」

穂乃果「ま、まだ学校あるんじゃ…」


ヒデコ「穂乃果と遊ぶために抜け出してきてやったんだっつーの!」

フミコ「あんたが外でたくないって言うんなら私たち毎日ズル休みすることになっちゃうんだけどー?」

ミカ「遊んでくれるまで何度でも来るよー?だからさ、ね?」


穂乃果「三人とも…」

穂乃果「…わかった!すぐ着替えるね!」

穂乃果「…おまたせ」

フミコ「あら、思ってたよりすんなり出てきてくれたじゃん」

ヒデコ「あと数日は覚悟してたつもりなんだけどなー」

穂乃果「三人に迷惑かけるわけにいかないし…。あんな脅しされちゃったら、ね」

ミカ「脅しじゃないよー!」

フミコ「まぁまぁ、出てきてくれたんならこっちは文句ないし!ほら、早く遊びに行こ?」

穂乃果「遊びに、って…、どこ行くの…?」

ヒデコ「んー…、それは特に決めてなかったなぁ」

ミカ「えぇ!?最初に言いだしたのヒデコじゃん…。決めてなかったんだ…」

ヒデコ「あ、だったらさ!穂乃果の行きたいとこ言ってよ!どこでもついてくよ?」

穂乃果「えっ…」

フミコ「流石に都内でお願いしたいけどね」

ミカ「ちょっとくらいの贅沢なら我慢するよ!」

穂乃果「…じゃあ」

穂乃果「…>>828行きたい、かな」



※NGワード・「学校」その他

ゲーセン

穂乃果「…ゲーセン、行きたい、かな」

ヒデコ「おっ、いいねー、近いし!」

ミカ「じゃ、行こう!」



ゲームセンター


フミコ「よし着いた!まず何しよっか?」

ヒデコ「ゲーセンっつったらやっぱりUFOキャッチャーでしょ!」

ミカ「やっぱプリクラも捨てがたいよねー。あ、穂乃果はどうする?」

穂乃果「え、私…?うぅん…、そう、だなぁ…」

穂乃果「…私は、なんでもいいよ」

ヒデコ「穂乃果がゲーセンがいい、って言ったんじゃん!なんでもいいってことないでしょー?」

フミコ「まぁまぁ…、じゃ、まずはUFOキャッチャーからやろっか!私欲しいプライズあるんだー…」



ヒデコ「い、行ける、行ける!もう、すこし…」

ヒデコ「…ぬあー!行けたと思ったのになー!」

フミコ「じゃ、次穂乃果、やってみてよ!もうちょっとでいけそうだし、頑張って!」

穂乃果「…うん」チャリン

穂乃果「…」ポチッ、ポチッ

穂乃果「…」

フミコ「…え?」

ミカ「あれ…?」

穂乃果「…ゴメン、ダメだった」

ミカ「あ…、うん…。じ、じゃあ!次私ね!」



フミコ「よーし、じゃ、撮るよー!入って入って!」

穂乃果「うん…」

ミカ「はいチーズ!ニコッ!」


ヒデコ「おお!なかなかいい感じに撮れてるじゃん!」

フミコ「うんうん、悪くない悪くない」

穂乃果「…うん、そうだね」

ミカ「あ、でも、穂乃果…」

フミコ「あ…」

穂乃果「…」


ミカ(…穂乃果の顔、あんまり笑えてないね…)

ヒデコ(さっきのUFOキャッチャーの時も穂乃果のやつ…、狙ってたやつにカスリもしないで…)

フミコ(…やっぱ、私たちじゃ無理、なのかな…。今の穂乃果、元気づけるなんて…)

ヒデコ「はっ、ほっ!たぁっ!」

フミコ「あっ、やばっ、うわっ、え、ちょっ…」

ミカ「がんばれー!」


穂乃果「…」

穂乃果(…ゲームセンター、最近行ってなかったから、気分が晴れるかと思って言ってみたけど…)

穂乃果(やっぱり、楽しくないや…。何やってても…)

穂乃果(前は、友達といれば何やってても、楽しかった気がするのに…)

穂乃果(…なんで、こうなっちゃったんだろう…)


フミコ「あー!負けたー!」

ヒデコ「へっへーん、楽勝!じゃ、次穂乃果、やってみない?」

穂乃果「えっ…」

ミカ「アポカリプスモード・エキストラって言うんだけど、やったことある?」

穂乃果「あっ…、うぅん。たぶん無い…」

ヒデコ「あれ、じゃあちょっとは手加減してあげなよー?ミカ!」

ミカ「へへ、それはどうかなー?」

穂乃果「…」

フミコ「穂乃果…」


ミカ「よし、行っくよー!」

穂乃果「…」


テテレテレテレーン…


穂乃果「…」

穂乃果「…あっ」

穂乃果(これって…、この、感覚は…)

ミカ「よっ、とっ…」


(海未「ワンツースリーフォー、ファイシッセブエイッ、ワンツースリーフォー…」)


穂乃果「あ…」

ヒデコ「ほ、穂乃果!始まってるって!」

穂乃果「ああっ!え、えっと…、やっ、はっ…!」

穂乃果「おっ、よっ…、とっ…、ふんふんっ…!」

穂乃果「はっ、たぁっ、やぁっ!」

フミコ「あれ…、なんか…」

ヒデコ「さっきより、楽しそう…?」


穂乃果「はぁっ…、へへっ…!」

穂乃果(こうやって、踊ってると…、練習してた頃、思い出すなぁ…)

穂乃果(…思い、出す…?まだ、覚えてる…。あの、みんなで練習してたこと…)

穂乃果(汗まみれで踊ってたことも、喉を枯らして歌ってたことも、足をくじいて痛かったことも、何度も走って苦しかったことも…)

穂乃果(いっぱい、いっぱい、覚えてる…!忘れてなんか、なかった…)

穂乃果「ふっ、はぁっ…、たぁっ!」シュタッ

穂乃果「はぁっ…、はぁっ…」

穂乃果「ふぅ…、思ってたより出来たかも…」

ヒデコ「思ってたより、ってレベルじゃないよこれ…!すごい!」

ミカ「え、初めて、だよね…?こんなスコア、見たことないよ…」

穂乃果「え…、そう、かな…」

フミコ「スタートでミスってなかったら上位ランカー並のスコアだったんじゃ…」

ヒデコ「やっぱりずっとダンス練習してきただけあるねー…!」

穂乃果「あ…」

穂乃果(…ずっと、練習…)

穂乃果(そっか…、そう、だったんだよね…。ずっと練習してきたんだ、私…)

穂乃果(…何も、覚えてないなんて…、そんなことなかった…)

穂乃果(…どうして、私、あんなこと…)



街道


ヒデコ「じゃね!」

穂乃果「うん。今日はありがとう、わざわざ…。楽しかった」

ミカ「よかった!今度は学校で会おうね!」

フミコ「じゃ、バイバーイ!よければまた明日、ね!」

穂乃果「うん、バイバイ…」


穂乃果「…」

穂乃果(…楽しかった頃、忘れてなんかなかった…)

穂乃果(だけど…、これ以上続けたところで…、なんになるの…?)

穂乃果(もう…、意味なんてない、のに…)

穂乃果「…やる、意味…か」

穂乃果「…この言葉、どこかで…」

街頭モニター前


「みんなー!私たちについてきてね!」


穂乃果「あっ、アライズ…」

穂乃果「…きっと、すごいアイドルになるんだろうな」

穂乃果「…」

穂乃果(…今度は、誰も悲しまないことをやりたいな)

穂乃果(どんな結果でも喜べて、急に終わっても後悔しなくて、たくさんの人を笑顔にするために、頑張ることができて…)

穂乃果「…」

穂乃果「…そんなもの、あるのかな」



夕方 神田明神


凛「はぁっ…、はぁっ…!」

凛「ん、やぁっ!」

花陽「凛ちゃん、そこステップ間違ってるよ!右足が先!」

凛「あ…、うん!…右足が、先…、っと」カキカキ


穂乃果「…」トボトボ


花陽「あっ…!穂乃果ちゃん!」

穂乃果「…花陽ちゃん、凛ちゃん。…ここで練習してたんだ」

凛「うん!ねーねー、穂乃果ちゃん!今度凛たちライブすることになって…」

穂乃果「…うん、知ってる」

凛「あ、そうなんだ!穂乃果ちゃん、見に来てくれるよね?」

穂乃果「それは…」

凛「凛、物覚えが前以上に悪くなっちゃったみたいだけど、それでも頑張ってるんだよ!ほら、見てみて!」スッ

穂乃果「ん…?これ、って…?」

凛「ダンスで間違えちゃったところ、ぜーんぶメモ帳にメモしてるの!」

凛「こうやって何度も何度も踊ってると、頭では覚えられなくても体が自然と動くようになってきたんだ!どうどう?すごいでしょ?」

穂乃果「…間違ってるところって…、これ、一冊、全部…!?」

花陽「…うぅん、違うよ。あと、これと、これ」ススッ

花陽「凛ちゃん、何度も何度も、同じところで間違って、その度にメモしてきたから…」

花陽「今で、4冊目かな」

穂乃果「4、冊目…」

凛「えへへ。まだ半分も踊れてないんだけどね…。でも、絶対ライブには間に合わせるから!」

凛「凛たちのライブ、見に来てよね!穂乃果ちゃん!」

穂乃果「な、んで…そこまで…」


にこ「…好きだから」

穂乃果「…にこ、ちゃん」

にこ「…凛も、花陽も、もちろん私も、アイドルが大好きだから」

にこ「だから、どれだけ間違っても、何度も転んで怪我しても、続けたい、って思うの」

穂乃果「…」

にこ「続けることに意味なんて必要ない。ただ、好きだから、楽しいから、やりたいから。それだけで十分なの」

にこ「あんただって、そのくらいわかってるんでしょ?」

穂乃果「…必要、ない…」

花陽「…穂乃果ちゃんがアイドル出来なくて、ことりちゃんがいなくなって苦しい、って感じてるのは、すごく、よくわかるよ…」

花陽「でも、だからって…、アイドルが楽しい、って思ってた自分まで、心の底に閉じ込めちゃダメだよ」

花陽「ましてや…、自分が死んじゃってもいい、なんて…、絶対に思っちゃいけないこと」

花陽「だからね…、穂乃果ちゃんには一歩前に踏み出してほしいな、って…。アイドルが楽しくて、キラキラ輝いてた頃の穂乃果ちゃんに戻ってきて欲しいの」

花陽「だから、私たちと、絵里ちゃんや希ちゃん、真姫ちゃんのライブは…、穂乃果ちゃんの背中を押す、二つの手、になりたくて…」

花陽「私も、凛ちゃんと真姫ちゃんに背中を押してもらって、アイドルを始められたから…、きっと、穂乃果ちゃんにも、出来るよ」

穂乃果「…アイドルに、戻る…」

にこ「少なくともそんなしょぼくれた顔じゃ、アイドルなんてできっこないわ」

にこ「とりあえず、最初はただ笑うだけでいい。それから、また私たちの練習を見に来てくれて、応援してくれるようになってくれたら…」

にこ「…みんなも、喜ぶわよ」

穂乃果「…」

にこ「…それに!あんたがボケてくれないと、こっちもツッコミとしての本領が発揮できないじゃない!」

凛「にこちゃんそんなツッコミしてた記憶ないにゃー。いじられてた記憶はあるけど」

にこ「うるさい!そのいじってたのはあんたでしょうが!」

穂乃果「…ふふっ」

花陽「あ、穂乃果、ちゃん…、今、笑った…?」

穂乃果「…ありがとう。すこし、元気出たよ」

穂乃果「もう、これ以上練習の邪魔しちゃ悪いから、帰るね」スタスタ

花陽「あ!ら、ライブ!見に来てね!お願いっ!」

穂乃果「…うん、行く。…行ってみるね」

にこ「本当!?来週の週末だからね!絶対来なさいよ!」

凛「約束だにゃっ!」

穂乃果「…うん」



穂乃果(…約束、かぁ)

穂乃果「…あ、これ…」

穂乃果「凛ちゃんのメモ帳…、返すの忘れて持って帰ってきちゃった…」

穂乃果「…メモ、か。懐かしいな…」


(穂乃果「大丈夫!ちゃんと言われたことは全部メモ取るようにしたから!」)


穂乃果「…いつからだろ。メモ、取らなくなっちゃったの。もう大丈夫だって、思ってたの」

穂乃果「あはは、やっぱり、まだ全然必要じゃん…。そうだな、とりあえず…」

穂乃果「…今度、凛ちゃんにメモ帳返す、って、手に書いておこう…」カキカキ

穂むら前


亜里沙「あ、これ知ってる!埼玉銘菓十万石まんじゅうだよね!」

雪穂「あ、うん…、よく知ってるね。東京のお菓子じゃないのに…」

絵里「なぜ東京の和菓子屋で埼玉のお菓子が…」

雪穂「あぁ…、これは売り物じゃなくてお姉ちゃんの好物だから…」

雪穂「あ、そうだ!わざわざ家まで送っていただいてありがとうございます。よかったら上がっていってください。お姉ちゃんも喜びます」

絵里「…うん」



穂乃果の部屋


絵里「…ごめんね、急にお邪魔しちゃって」

穂乃果「あ、いえいえ、お気になさらず…。今、お茶入れるね」

絵里「…ありがとう」


絵里「…ずずず、ふぅ、美味しい…」

穂乃果「…あ、そうだ、絵里ちゃん…」

絵里「ん、何…?」

穂乃果「私、にこちゃんたちのライブ、行くことにしたよ」

絵里「えっ…、ほ、本当!?」

穂乃果「…うん、3人に勇気、もらったから…。一歩前に進める勇気」

絵里「ほ、穂乃果…!」

穂乃果「…あ、一歩前、はちょっと違うか…。半歩前、だね」

穂乃果「…残りの半歩は、絵里ちゃんたちから貰わないと、ね」

絵里「あ、そ、それ、って…」

穂乃果「…うん。絵里ちゃんたちの、ライブも見に行きたい。ダメ、かな…?」

絵里「だっ、ダメなわけないでしょう!?これは元々…、穂乃果のためにやりたい、って思っていたことなんだから…」

穂乃果「そう、なんだ…。ありがとう、絵里ちゃん。それに、みんなも…」

絵里「はぁぁ…、よかった…。本当に…、穂乃果が、ダメにならなくて…、良かった…!あ、あうぅ…!」

穂乃果「えっ…、ちょっ…!絵里ちゃん、な、泣かないでよ…!」

絵里「あ、う…、ご、ごめんなさい…。でも、穂乃果が少しでも元気になってくれたのが…、すごく嬉しくて…!」

絵里「穂乃果は…、私の憧れだったから…」

穂乃果「えっ…?ど、どういうこと…?絵里ちゃんが、私を…?」

絵里「…私、穂乃果が羨ましかった。自分の思ったこと、そのまま行動に起こせる姿がすごいなって」

穂乃果「そ、そんなこと…」

絵里「私…、穂乃果と出会うまでずっと自分を飾ってた。こうあろう、こうでなくちゃいけない、って、完璧な姿を求めてた…」

絵里「本当の私は、全然ダメダメな…、見栄っ張りの意地っ張りで、不器用で不誠実で、虚栄心の塊みたいな存在なのに…」

絵里「…だけど、あなたに出会えたおかげで、変われたのよ。飾ることなく、ありのままの自分を出せる人間に」

穂乃果「絵里ちゃん…」

絵里「私はあなたから、大切なものを教わった…。変わることを恐れないで、突き進む勇気」

絵里「…私はあの時、あなたの手に救われた…」

穂乃果「あ…」

穂乃果(…そうだ、思い出した)

穂乃果(アイドルを続ける、意味…。それを最初に問われた時も…、そこに絵里ちゃんがいた)

穂乃果(それに私は…、苦しいから、って答えたんだ…。今、苦しいから…、いつかそれを忘れられるくらい、大きな喜びで塗り替えたい、って…)

穂乃果(…だったら、まだ、私は続けなくちゃならない…。今、こんなに苦しいんだから…)

穂乃果(いつか、この苦しみを忘れられるようになるまで…!)

穂乃果「絵里ちゃん!わ、私…!明日、学校行く!」

絵里「えっ…!?」

穂乃果「それで、練習も見学して…、応援して…!いつかもう一度アイドルが出来るようになるまで…!」

絵里「穂乃果…!…うん!私も応援するわ!なんなら全生徒から署名を集めて…!きっとまたもう一度出来るようになるわよ!」

穂乃果「うん!私…、やる!やるったら、やる!」



絵里「…あぁ、今日穂乃果に会えて本当に良かった…。明日、学校来てくれるのよね?忘れたりしないわよね?」

穂乃果「うん、絶対忘れない!だってほら、ちゃんと手にメモしておいたから!」

絵里「あら本当。なら安心ね。じゃ、そろそろ私は帰るわ。また、明日ね」

穂乃果「…うん!また、明日!あ、ライブも見に行くね!約束!」

絵里「ええ、約束…、あ!約束で思い出したけど…、真姫とも約束していたんだったわ」

穂乃果「え…?真姫ちゃんと…?何の?」

絵里「ええ、確か…、『穂乃果、まだCD、聴いてないんでしょ?』って今度会ったとき言っておいてだとかなんとか…」

穂乃果「CD…、あぁ、この間もらったあれか…、確かにまだ聞いてないけど…、なんで?」

絵里「さぁ、そこまでは…。確かにちゃんと伝えたからね?じゃあ…」

穂乃果「あ、うん…、バイバイ」



穂乃果「CD…、確かここに…、あ、あった!」

穂乃果「えっと…、びっくりするほどユートピア出来るCD、だっけ…?まぁたぶんこれは冗談だと思うけど…、でもわざわざ何なんだろう…」

カチャッ

穂乃果「んと…、再生、っと…」ポチッ

穂乃果「…あれ?音楽流れてこない…、入れ忘れたのかな…」


真姫『…あー、あー…、マイクテス…、っと、ゴホン、えーっと、穂乃果?聞いているかしら』


穂乃果「あ、あれ?真姫ちゃんの声…?音楽じゃなかった…」


真姫『えっと…、音楽じゃなくて私の声が入っていることに戸惑っているかもしれないけれど、まずはこの言葉を聞いて』

真姫『…「ほっぺたは、まだ痛い?」…この言葉にピンと来なければ、今すぐこのCDを聞くことをやめて欲しいの。お願い』


穂乃果「…ほっぺた、って…、海未ちゃんに、ビンタ、されたこと、かな…。…あれ?でも、このCD、ってその日より前に…」


真姫『…もう、いいかしら。いい、わよね?…なら、言うわね。今のあなたは、ことりが転校したことによって、きっと悲しんでいることでしょう』

真姫『アイドルする気も、もうなくなっちゃってるかもしれない。だからこそ、今から私の言う話を、冗談だとは思わず、聞いて欲しいの』


真姫『…過去をやり直したい、って、思わない?』


穂乃果「…え?」

穂乃果「今日のうろライブ!はここまで!」

真姫「あえて今は何も言わないわ。続きをお楽しみにね」

凛「あ、あと思ってたより書けなかったから2分割じゃなくて3分割もありえるかもね」

真姫「実は結構書き溜めてあったのに全部消化しちゃったしね…」

凛「醍醐味とはなんだったのか」

穂乃果「そんなわけだから今日はこの辺で!おやすみなさい!」

あんまり書きためられてないから遅くなるかもしれないけど続きいきます
裏でも書きながら投稿するんでちょびちょび時間おいての放出だけどどうぞごゆっくり
あと最初に1時間スペシャルとか言っておいてあれだけどもしかしたら2時間ほどのボリュームになりかねない…

真姫『…過去をやり直したい、って、思わない?』


穂乃果「…え?ど、どういうこと…?」


真姫『…まぁ、普通冗談だと思うでしょうけど…、でも信じて』

真姫『私は未来から来て、更には過去をやり直せる力を持っている』

真姫『まだことりが転校することも、海未に叩かれる事実も知らないはずの時期にこれを録音している、ってことで信用してもらえないかしら』


穂乃果「お、おぉ…、確かに…。え…、ってことは真姫ちゃん…、未来人!?しょごい!あ!だったらTOTOくじの当選番号とか教えてもらって…」


真姫『…たぶんあなたがこれを聞いている頃には私はもう未来へ帰ってしまっているから、証明はできないんだけど…』


穂乃果「…なんだ」


真姫『…信用してくれた、ということで話を続けさせてもらうわね』

真姫『実はね、穂乃果…、あなたやミュ…、アネックス1号のメンバーの記憶力が著しく悪いのは…』

真姫『…私のせいなのよ』


穂乃果「…へ?」


真姫『物覚えが悪くなる薬をみんなに服用させて、また初めからやり直させたら面白いんじゃないか、って…』

真姫『…そんな、ただ好奇心だけの悪ふざけで始めてしまったことなの。それが、こんな結果になるなんて…』


穂乃果「ま、真姫ちゃんが…?そんな…、ひどいよ…!」

穂乃果「穂乃果や…、みんなの頭が悪いせいで、ことりちゃんが転校しちゃったっていうのに…!本当は、全部…、真姫ちゃんのせい、だったの…!?」

穂乃果「そんなの…、あんまりだよ…」


真姫『…ごめんなさい。私にとっては遊びのつもりでも、あなたは心に深い傷を負うほどの悲しい出来事になってしまったわね』

真姫『謝って許してもらおう、なんて思ってない…、だから…』

真姫『…穂乃果が、もう一度最初からやり直したい、って…、そう思っているなら…、その願いを、叶えてあげたいの』


穂乃果「やり、直す…。最初から…?」

穂乃果「…それってつまり、ことりちゃんに…、また、会える…?」

穂乃果「それだけじゃない!また、アイドルを始められる…!カンニングさえしなければ、ことりちゃんが転校することもない!」

穂乃果「…それに、もしかしたら…!」

穂乃果「ラブライブに出場できるかもしれない…!?」

穂乃果「それなら…!一度は、諦めかけたラブライブが、戻ってくるなら…!」

穂乃果「私…、やり直したい…!!」


真姫『…もし、やり直したい、と…、そう思うなら…、ここから先を聞いて…』

真姫『思わなければ…、このCDを聞くのをやめて、…あとは穂乃果の好きにして』

真姫『…続きは、一分後に話すわ』

一分後…


真姫『…』

真姫『…これを聞いている、ということは、もう一度やり直したい、と、思っている、ってことよね』


穂乃果「…うん」

穂乃果「私…、もう一度、アイドルをやりたい…!」

穂乃果「やり直せたら…、そしたら…!真の意味で、苦しみを100%の喜びで塗り替えられるかもしれないし!」

穂乃果「それに…、みんなが私に思い出させてくれた…!アイドルをやる楽しさを…!」

穂乃果「だから…、私、やり直したいの!」


真姫『…じゃあ、まずやり直すための方法を教えるけれど…、注意点が一つ。ちゃんと聞いてね?』

真姫『方法を教えても、すぐに試そうとはしないで。このCDを最後まで聞いて、もう一度じっくり考えてから、決意して欲しいの』

真姫『わかってもらえたかしら?』


穂乃果「お、おっけー!ちゃんとメモしたよ!最後まで聞いてからやる…、と…」カキカキ


真姫『じゃあ、言うわね。やり直す方法は簡単。そのCDのケース、ちょっと力が必要だけど、バラバラにしてもらえるかしら』

真姫『どうしても開かない、ってときは、もう壊してもらってもいいわ』


穂乃果「ぐぬ…、ぐぬぬぬぬ…!おわっ!」パカッ

穂乃果「あ、開いた…。およ?これ…、って…」


真姫『…開いたかしら?中に、小さな袋に入った錠剤があるのわかる?』

真姫『それを飲んで、ベッドに横たわるだけでいい。あとはすぐ眠気がやってきて…』

真姫『…目覚めた時、穂乃果はあの、アイドルを始めると決意した日へとタイムリープするわ』


穂乃果「え、それだけ…?ふーん、簡単じゃん!じゃあ早速…」

穂乃果「…っと、いけない!最後まで聞いてから、だったよね…。続き続き、っと…」


真姫『…方法は、理解した?わからなかったらCDを真姫戻して理解できるまで聞いてね』

真姫『…それで、ここからが、ある意味一番大事な話』

真姫『もし、今、穂乃果が…、仲間から支えられて、希望の光が見え始めているのだとしたら…』

真姫『この問題について、ゆっくり、考えて欲しいの』


穂乃果「…問題?」


真姫『…その薬は、穂乃果だけを過去に飛ばす力しかない』

真姫『未来からきた、という記憶を、穂乃果しか保持できないの』

真姫『…つまり、他のみんなは、これまでスクールアイドルをやってきた、という記憶は消えてしまう』

真姫『あなたが創り上げてきた絆は…、なかったことになってしまうのよ』


穂乃果「…」

穂乃果「…どゆこと?」

真姫『あなたはこれまで…、スクールアイドルとして活動して、様々な経験をしたでしょう』

真姫『最初は3人で始めたスクールアイドルも、日が経つにつれて6人、7人…、最後には反対してた生徒会長も入れて9人になっちゃったわよね』

真姫『一丸となって成し遂げたこともあれば、涙が出るほど辛いことも、時にはあった』

真姫『でも、それを繰り返す度にあなたたちは…、かけがえのない絆を得ることが出来た…』

真姫『…だけど』

真姫『もし、過去に戻り、やり直す、というのなら…、それは、一度全てなくなってしまう』

真姫『これまで積み上げてきた大切なもの、全部白紙に戻さなきゃならなくなる』


穂乃果「あ…」


真姫『…もちろん、やり直せば、また新しい絆を得ることができるかも知れない』

真姫『…でも、その逆もまた有りうる。次はもしかしたら、海未がアイドルをやってくれないかもしれない』

真姫『私が曲を作らないかもしれない。花陽が決断しないかもしれない。凛が屋上に来ないかもしれない』

真姫『にこちゃんが穂乃果たちを頑なに拒否するかもしれない。絵里が最後まで反対し続けるかも知れない』

真姫『…そういう未来に行き着く可能性だって、0じゃない』

真姫『やり直した未来が、絶望になるか、希望になるかは…、あなたしだいでも、あるの』

真姫『だから、よく考えて欲しい、って、言ったのよ』


穂乃果「…」


真姫『…ことりがいなくなってしまった今を変えたい、と、そう思っているでしょうね』

真姫『…でも、あなたのことを大切に思っている人もいる』

真姫『過去に戻る、っていうことは、その人たちとの絆を手放すことでもある…』

真姫『…その絆は二度と手に入らないものかも知れない。それに、もしかしたらまた、ことりとはこの世界でも出会えるかも知れない』

真姫『もし、今の絆を手放すのが惜しいなら、やり直さない、っていうのも、選択肢の一つとして考えて欲しいの』


穂乃果「…大切な、人たちとの、絆…」

穂乃果「こんな私を元気づけてくれた、みんなとの…」

穂乃果「一度は自分のことも、全部投げ出した私の、背中を押してくれた、みんなとの、絆…」

穂乃果「それを…、捨てる…」

真姫『…それにね、もう一つ。その薬の、効力についてなんだけど…』

真姫『色々試してみたんだけど、私の力を完全にその薬の中に閉じ込めるのはすこし限界があって…』

真姫『一定期間を超えると効力を失ってしまうのよ。それが…○月×日の、夜まで…』


穂乃果「…えっ!?そ、それって…」

穂乃果「明日…!?」


真姫『…それを過ぎれば、この薬は効力を失う。もう、二度と過去へは戻れない』

真姫『だから…、のんびりできるほどの時間はないわ…。それまでに、決断して』

真姫『…それじゃ、私からは以上よ。あとは、穂乃果しだいだから…』

真姫『あと、このCDが自動的に消滅することはないから最後まで聞いたら捨ててもらって構わないわ』

真姫『バイバイ』


穂乃果「…終わった?」

穂乃果「…過去に戻れるのは、明日、まで…」

穂乃果「…あっ!」


(にこ「来週の週末だからね!絶対来なさいよ!」)


穂乃果「ライブ…!にこちゃんたちや、絵里ちゃんたちのライブが…!」

穂乃果「絶対行く、って…、約束、したんだ…」

穂乃果「で、でも…、ライブに行ったら…、もう、ことりちゃんとは…、ラブライブは…!」

穂乃果「あ、あうぅ…!どうすれば…」

穂乃果「…」

穂乃果「…みんな」


(凛「凛たちのライブ、見に来てよね!穂乃果ちゃん!」)


(にこ「とりあえず、最初はただ笑うだけでいい。それから、また私たちの練習を見に来てくれて、応援してくれるようになってくれたら…」)


(花陽「私たちと、絵里ちゃんや希ちゃん、真姫ちゃんのライブは…、穂乃果ちゃんの背中を押す、二つの手、になりたくて…」)


(絵里「…だけど、あなたに出会えたおかげで、変われたのよ。飾ることなく、ありのままの自分を出せる人間に」)


穂乃果「…これまで、いろんな事があったから、こうしてみんなと出会えて、今も、私のことを心配してくれている…」

穂乃果「でも、過去に戻って、最初からやり直したら…、そう、ならないかもしれないんだ…」

穂乃果「もしかしたら、今いるこの世界は、奇跡と言えるほどの確率で作られた、幸せな世界なのかも知れないし…」

穂乃果「次もう一度やり直したとして、同じ風になるって保証はないんだ…」

穂乃果「…」

穂乃果「…あはは、なに、考えてるんだろ。私…」

穂乃果「こんなの、バカな私が一人で考えても、答えなんて出るわけないよね」

穂乃果「…私には仲間がいる。相談し合える仲間が…」

穂乃果「もしかしたらこの世界にいられる最後の日、みんなと話し合って…」

穂乃果「…その結果、過去に戻ろうと、今に留まろうと、後悔はしない」

穂乃果「…よしっ、決めた。説明は難しいかもしれないけど、それでも…!」

翌日 講堂


海未「…」スタスタ


ガチャッ


穂乃果「あっ…」

海未「あ…」

海未「ほの…」


凛「あー!海未ちゃんやっと来たにゃー!」


海未「…え」


真姫「いつまで待たせる気よ」

花陽「そんなに待ってないでしょ…、ほんの5分くらいだよ」

にこ「…大体、なんでこんな朝早くにこんなところに呼び出されなきゃいけないってのよ」

希「…まぁ、色々言いたいこと、あるんじゃない?」

絵里「さて…、全員揃ったことだし…、穂乃果」

穂乃果「…うん。ごめんね、こんな急に呼び出したりして」

絵里「うぅん、学校へ来てくれただけでも嬉しいわ」

穂乃果「ありがと。…えっと…、まず何から話せばいいのやら…」

穂乃果「そうだな…、まずは…」

穂乃果「…ごめんなさい!…前、屋上で、アイドルやる意味ない、なんて言って…」

穂乃果「それに、自分を大事にしなかったこと、あとは、…みんなとの大切な思い出を、忘れちゃった、って言ったこと…」

穂乃果「…あれは、ウソだった…。全然…、忘れてなんか、なかった…」

穂乃果「…ことりちゃんがいなくなったことで気持ちが混乱して…、頭ぐちゃぐちゃで何も考えられなくなってて…」

穂乃果「それに、大好きなアイドルができない悲しみから、つい、言っちゃった言葉だった…。私の本心じゃなかった…」

にこ「…そんなの、みんなとっくにわかってるわ。あの穂乃果が、あんな言葉、言えるなんて思ってないもの」

希「…せやね」

穂乃果「…うん。海未ちゃんも…、私が自暴自棄になってるってわかってたから…、ああやって私の目を覚まさせてくれたん、だよね…」

穂乃果「…ありがとう」

海未「…穂乃果」

穂乃果「…それと、みんなにも。ありがとう、って言いたくて…。凹んでる私のために、ライブで元気づけようとしてくれたんだよね…」

穂乃果「私、こんなに想ってもらえてるんだ、って…、すごく、嬉しくなった。おかげで、前に進む勇気も出てきて…」

穂乃果「今、こうして学校に来て、こうやって話せているのも、全部、みんなのおかげだよ…」

花陽「そ、そんなことないよ…!それは穂乃果ちゃんがもともと強い子だったからで…、ね?真姫ちゃんもそう思うよね?」

真姫「…実は私ここ数日の記憶がなくて…、昨日はじめてことりが転校しちゃったのを知って驚いたくらいなんだけど…」

絵里「え、そうなんだ…。真姫も結構ポンコツだったのね…」

凛「あははー!真姫ちゃんポンコツポンコツ~」

真姫「うるさい」ボカッ  凛「いっ!?痛いにゃ~!」

穂乃果「…それで、ここからが…、本当にみんなと話し合いたかったこと」

穂乃果「説明は長くなるかも知れないけど…、聞いて、欲しい」

数分後…


穂乃果「…という、ことなの」


絵里「過去へ、戻る…」

希「…そういう、こと、か」

にこ「ウソ、ってわけじゃ、…ないのよね」

穂乃果「…こんなところで、嘘つくつもりは、ないよ」

花陽「き、記憶の混濁、ってわけでも、ないんだよね…?」

真姫「私の記憶がないのは、未来の私がいつの間にか私と入れ替わってたから、ってことで、いいのかしら…?」

凛「よくわかんないけど、なんかすごいにゃー」

海未「…」

穂乃果「…みんなと、相談したくて…。過去に戻ってやり直せる期限は、今日まで、だから…」

絵里「…穂乃果は、どうしたいの?過去に戻るか、今に留まるか」

穂乃果「私はっ…!…分からない」

穂乃果「もちろん、過去に戻れば、ことりちゃんにまた、会えるし、アイドルも、またできるし、…何もなければ、戻りたくない理由なんてない」

穂乃果「でも…、今まで築き上げてきたみんなとの関係が…、0になっちゃうんだよ!?」

穂乃果「それだけじゃない…、アネックス1号も、トラブルさえなければランキング上位まで残れる人気のグループになれた…」

穂乃果「でも…!次もそうとは限らない…!ずっとずっと、誰もいない場所で、ライブをやり続ける…。そうなっちゃうかも、しれないんだよ…」

穂乃果「それに…、来週のライブも…、できなく、なっちゃうし…。私のために、みんなが、やってくれたこと、なのに…」

穂乃果「行く、って、約束したのに…、行けなくなっちゃう…」

穂乃果「今以上に悲しい未来が待ってるかも、って思ったら…、今のこの状況でも、十分幸せかも、って、思ったら…、決断、出来なくて…」

穂乃果「…やっぱり、今に残ったほうが、いいの、かな…」

一同「…」




「…フンッ、バカみたい」



穂乃果「…え?」


にこ「…バカみたい、って言ったの。そんなことで悩んでるあんたがね」

にこ「あんたが過去に戻る気がないなら、私がそれ、もらうから」

穂乃果「え、えぇっ!?それは…」

にこ「だってそうでしょ!?…過去を、やり直せるのよ?そんな力もらったら、にこだったら…」

にこ「迷わずすぐに使ってる。にこが穂乃果の立場だったらなおさらよ。不祥事やらかしてアイドルできない。幼馴染ともケンカ別れ」

にこ「そんな最悪な状況をなかったことにして、しかもまたやり直せるのよ?一度は諦めてしまったラブライブへの挑戦権も復活するし…」

にこ「…こんなチャンス、もう二度は来ない。使うべきだわ」

穂乃果「で、でも…、みんなとアイドルできない可能性だって…」

希「…あるかもしれない。でもね?できる可能性だって、それ以上にある」

希「それに、穂乃果ちゃんは記憶も持ったまま、過去に飛べるんやろ?だったら…」

希「その可能性は、自分で掴むことだってできる。そうでしょ?」

穂乃果「可能性を、掴む…」

真姫「っていうか、もともとそれと似たようなものでしょ?凛と私なんて結構無理やり加入させられたようなものだし」

希「いざとなればうちを頼ってくれれば、えりちを無理やり引っ張ってくるくらい簡単よ?」

絵里「ふふ…、そうね、希ならどんな世界でも、穂乃果の味方、しそうだしね」

穂乃果「あ…」

絵里「…それにね、穂乃果。私たちは信じているのよ。穂乃果ならきっと、今以上に幸せな未来だって作れる、って」

絵里「叶わなかったラブライブ出場だって、穂乃果と、やり直した世界での私たちなら、きっとやり遂げられる、ってね」

花陽「過去に戻るっていうことが、今までの記憶を失う、ってことなら…、私たち、結構体験してきてるしね」

花陽「だから、わかるの。どれだけ記憶がなくなっても、その人の本質までは変わらない」

花陽「きっとこの8人…、ううん、9人なら、何度やり直したって、絶対にスクールアイドルになってるよ!」

凛「凛も、よくわかんないけど、かよちんの言うとおりだと思うにゃ!」

凛「凛たちのこと、気にするなんて穂乃果ちゃんらしくないよ?絵里ちゃんもそう言ってたでしょ?メモに書いてあるし!」

穂乃果「み、みんな…!」

海未「…穂乃果」

穂乃果「あ、海未ちゃん…。海未ちゃんは、どう、思うの…?やっぱり、みんなとおんなじ?」

海未「…私は」

海未「いえ、私が言う必要はありません。大事なのは穂乃果、あなたが何をしたいか、ですから」

海未「あなたの本当にしたいこと、もう一度、あなたの口から言ってみてください」

穂乃果「あ…、そ、そっか…」

穂乃果「うん、そう、だね…。私の、したいこと…!」


穂乃果「…私ね、ここでファーストライブやって、ことりちゃんと海未ちゃんと歌った時に思った」

穂乃果「もっと歌いたい、って、スクールアイドルやっていたい、って!」

穂乃果「学校のためとか、ラブライブのためとかじゃなく、私、好きなの!」

穂乃果「目立つのが!」

海未「そこは、歌うのが、とか、踊るのが、にして欲しかったです…」

穂乃果「それだけは譲れない!」

海未「…そうですか」

穂乃果「だから…、私、やり直したい!」

穂乃果「やり直してもきっとみんなに迷惑かける!思ってたよりうまいこと行かないかもしれない!」

穂乃果「だって私不器用だもん!」

穂乃果「でも、追いかけていたいの!」

穂乃果「これが…、私の、本当の気持ち…!!」

海未「…ふ」

花陽「ふふふ…」

凛「あはははは!」

にこ「はははははっ!」

一同「あはははははははっ!」

穂乃果「ひょえぇっ!?な、なんでみんな笑うの!?し、真剣に言ったのに…」

海未「…ごめんなさい。ふふふ…、いえ、それでこそ、穂乃果ですよ。すこし、懐かしくて…」

花陽「うん、そうだね」

絵里「…むしろ、私たちのことを思う、なんてことの方が意外だったわ」

穂乃果「そ、そんな…」

海未「そうですよ。穂乃果には昔っからずっと迷惑かけられっぱなしだったのに。こんな時に限って他人の心配、だなんて」

海未「穂乃果は、穂乃果のしたいことをしてくれればいいんです。周りなんか無視して、ずっと一直線で」

海未「脇道にずれてしまったときは、私やことりや…、みんなが押し戻してくれますから」

海未「そうやって穂乃果に引っ張られ続けて…、気づいたときには…」

海未「連れて行ってくれるんです。私やことりや、他の誰もが、勇気がなくていけないような、すごいところに!」

穂乃果「う、海未ちゃん…!」

真姫「そうね、確かに。私がまさかアイドルなんて…。ふふ、あなたと出会ってなければ、絶対にやることなんてなかったかも」

真姫「だから、過去の私に、もう一度アイドルをやらせてあげなさい。これは命令、だからね」

希「先の見えない道を突き進む、なんてこと、人筋縄で出来ることじゃない。それを穂乃果ちゃんはやってのけて、ラブライブ出場目前まで出来たんよ?」

希「心配なんていらない。うちらを連れて行ってあげて、うちらの知らない世界に!」

穂乃果「…うん!」

にこ「…でも、最後にちょっとワガママ、言わせてもらってもいい?」

穂乃果「ほぇ?」

にこ「薬の期限、っていうのは、今日の夜まで、なんでしょ?だったら…」

凛「今日だけは一緒にアイドルやろう!一日だけならバレないって!そうでしょ?」

にこ「…そういうこと!私たちが満足するまでとことん付き合ってもらうからね!」

穂乃果「…わかった!全力でやろう!」

放課後 屋上


穂乃果「はぁー…!気持ちいいっ!すっごく楽しいよ、練習!」

海未「何日ぶりでしょうか…。ふふ、久しぶりにこんなに身体を動かした気がします」

穂乃果「ここに、ことりちゃんがいれば、良かったのにね…」

海未「心配しなくても、もうすぐ会えますよ」

穂乃果「…うん!そうだね!よぉし!今までの曲のおさらいも頑張って…、過去に戻ったらみんなのコーチしてあげるんだから!」

にこ「そうそう、その意気その意気」

ガチャッ

ヒデコ「お、やってるねー」

海未「あ、あなたがたは…」

フミコ「やっぱ穂乃果と海未ちゃんはアイドルやってる時がいっちばん輝いてるよ!」

穂乃果「えへへ、そうでしょ?」

ミカ「はい、ドリンク!あ、みなさんの分もどうぞ!」

絵里「え、ええ、ありがとう…。でも、どうしてここに…?」

穂乃果「私が呼んだんだ。一日だけ、練習するから来てみない?って」

ヒデコ「穂乃果はまだしも、あの園田さんが禁則を破るって聞いてね」

ミカ「これは珍しい!って思って、つい来ちゃった!」

海未「う、うぅ…、そ、そうですね…。私、やってはいけないことを平然とやってしまっているのですよね…。ば、バレたら…」

真姫「ま、どんな処分になったとしても、私たちに明日は来ないんだから関係ないわね」

フミコ「え…?明日が来ない…?」

花陽「あ、あぁっ!こ、こっちの話こっちの話…」

ヒデコ「お、っと…、それと、私たちのほかにもうひとり、お客さんが…」

にこ「え、もうひとり…?」

穂乃果「ほぇ?誰かほかに呼んでたっけ…」

フミコ「それじゃ、どうぞー!」

ガチャッ

海未「…あ、あなたはっ!」

理事長「…」

希「理事長!?あ、あの、これは…!」

穂乃果「え、えぇと、これはですね!さっき制服に水をぶっかけちゃってそれで仕方なく着替えてこの格好で…!」

理事長「…一体、何の話かしら?」

穂乃果「ほぇ?」

理事長「私はね、ただ…、一つの部活の見学に来ただけ」

ことりママ「…この学校の、元、生徒だった子の、保護者として、ね」

穂乃果「あ…」

ことりママ「本当に、楽しそうで…、きっとことりも、この笑顔が絶えない場所にいて、幸せだったのでしょうね…」

ことりママ「あの子を守ってあげられなくて、本当に、無念だった…。それに、あの子が練習している風景を、あまり見られなかったことも、後悔しているの…」

ことりママ「…だから、ね?今だけは、ただのおばさんで居させて頂戴。あの子が輝いていた場所を、見させて欲しくて…」

穂乃果「…はい!ことりちゃんのお母さん!どうか、最後まで…、見ていってください!」

ことりママ「…ええ、ありがとう…。ありがとう…、穂乃果ちゃん…」

下校中 通学路


穂乃果「…はぁ。あっという間、だったね」

海未「ええ。でもとても短いような、長いような、不思議な時間でした」

穂乃果「…もっと、今のみんなと一緒に居たかったな」

海未「いいえ、私たちはもう十分です。もう、満足です」

海未「次は、ことりを、そして過去の私たちを、迎えに行ってあげてください!」

穂乃果「…うん!」


海未「…それでは、さようなら。穂乃果。お元気で」

穂乃果「さようなら、じゃないよ」

海未「えっ?」

穂乃果「…ずっと、一緒。これからも。でしょ?」

海未「…はい、ずっと一緒です」



穂乃果の家


穂乃果「…ただいまー」


雪穂「あ、おかえりお姉ちゃん!どうだった?久しぶりの学校!」

穂乃果「うん、楽しかったよ!」

雪穂「よかった!じゃあ、明日も行くよね?」

穂乃果「…うん。ずっとずっと、行くつもりだよ」

雪穂「やったー!ねぇねぇお母さん!今日はお姉ちゃんのご飯、豪華にしてあげてね!」

ほのママ「言われなくてもそのつもりよー」


穂乃果(…ごめん、お母さん。晩ご飯、食べられないや)

穂乃果(期限の夜まで、が、いつまでかわからないから…、まだ、夕方の今のうちに、過去に戻らないと)

穂乃果(それに、ことりちゃんに会える、って思うと、体がウズウズして、止まらないし。一刻も早く、会いたいな)

穂乃果(…そうだな、戻ったその晩のご飯、豪華にしてもらうようにおねだりしてみよう、かな)

穂乃果の部屋


穂乃果「…よしっ」

穂乃果「待っててね、ことりちゃん」ゴクリッ

穂乃果「あとはベッドの上で、寝るまで、か…」

穂乃果「…」

穂乃果(…練習が終わったあと、みんなに身体に書いてもらった寄せ書き…、まだよく読んでなかったっけ…)

穂乃果(えっと…、「過去に戻っても頑なな私を勧誘してあげてね。ハラショー」ってこれは…、絵里ちゃんかな)

穂乃果(こっちのは真姫ちゃんの…、「雪穂ちゃんのこと、ちゃんと妹扱いしてあげなさいよ。穂乃果お姉ちゃん」か…。ふふ、私の中では最後まで妹だったな。真姫…)

穂乃果(…で、こっちがにこちゃん…。「アイドル魂、絶対に忘れるんじゃないわよ!」…うん、絶対に、忘れない。もう一度、みんなで、アイドルに…)

穂乃果(「声が小さい私に、勇気をくれてありがとう。穂乃果ちゃん、ガンバッテ!」これは花陽ちゃんか。今じゃ大きな声で歌えるようになったもんね。花陽ちゃん…)

穂乃果(希ちゃんのが…、「ここだけの話、うちも未来のこと知ってたんよ?…カードがうちにそう告げるんや!」あはは、希ちゃんらしいな。…本当に知ってたら、きっと辛かったんだろうな、希ちゃんも)

穂乃果(凛ちゃんは「穂乃果ちゃん!過去に行ってもメモは忘れずに!あ、メモ帳持っていったでしょ!まだ返してもらってない!」え、返したのに…。メモし忘れてるのかな…)

穂乃果(そして、海未ちゃん…。「あなたの最高のワガママを、もう一度、私たちに」か…。そうだね、私のワガママから、始まったことだったもんね)

穂乃果(ありがとう、みんな…。私も、みんなにたくさんの勇気を、貰えたよ)

穂乃果(最後に…、手のひらにみんなで書いてもらった、この言葉…)

穂乃果(「その手で」「明日を掴め!」…明日。もう、ずっと前のように思えるあの日の、遠い過去の明日)

穂乃果(見えているようで、見えない明日を掴み続ける勇気。…みんながいたから、過去に戻る勇気を貰えたんだ)

穂乃果(次は、私が…。みんなに貰った以上の勇気を、みんなに)

穂乃果(みんなに…勇気を…)

穂乃果(…)




・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・



・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・




「…しないで。穂乃果ちゃんが悪いわけじゃないんだから」


声が聞こえる。


「あの、なんの役職についているかわからない金髪の…、…穂乃果?」


次に感じたのは、眩い桃色の光。

舞い散る、桜の花びら。

今の季節じゃ、絶対にありえない、満開の桜が、目の前に。


「穂乃果…。大丈夫ですか?ぼーっとしてますが…」

「私たちの言葉にも無反応だし…。もしかして、寝てる…?」


そしてもう一度、次ははっきりと、聞き取る。

一つは、聴き慣れた声。そしてもう一つは。

すこし、懐かしい、声。


「…まぁ、いいです。今のところ穂乃果のセリフはないですし、続けましょう。えーっと…、なんでしたっけ」

「…なんだっけ?」


穂乃果「…部活として認められなければ、講堂も借りられないし、部室もありません。…だった気がする」

穂乃果「…だよね?海未ちゃん、ことりちゃん」


海未「あぁ!そうでした!では続きを、ことり、どうぞ」

ことり「まったく…、あぁ、これから一体、どうすれな…」

海未「…どうすれば」


穂乃果(…どうすればいいの?だっけ…。ふふ…、懐かしいな)



あの日は、車にぶつかって、披露できなかった。

私たちの、本当の最初の曲。

今度は、ちゃんと、ぶつからないように。



穂乃果「…だってー、可能性感じたんだー、そうだーすすーめー…」

穂乃果「後悔したくない、目ーの前にー、僕らの、道があるー…」



見えない明日に進み続ける私たちへ、私たちから最高の応援歌を。

ススメ→トゥモロウ。




http://www.nicovideo.jp/watch/sm19770069

穂乃果「…」

海未「ふぅ…、まさかいきなり歌うとは…。なぜかうまくいきましたけど…」

ことり「まるで何かに突き動かされたように体が動いたよね…」

海未「というか私とことりは途中でワープしたような…」

穂乃果「…みちゃん…、こと…、ちゃん…」

海未「…はい?呼びました?」

ことり「どうしたの?」

穂乃果「海未ちゃん、ことり、ちゃん…!うっ、うわぁぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁんっ!!」

ことり「え、えぇっ!?なんで泣くの!?」

海未「ゲリラライブがこれ以上ないほどうまくいった感動でしょうか…。もしくは階段から飛び降りる際に足をくじいたとか…」

穂乃果「…うっ、うぅん!なんか…、すごく嬉しくなって…!」

穂乃果「あぁっ…、本当に、ことりちゃん、なんだよね…?ほ、ほっぺた触らせて…」プニプニ

ことり「や、やぁっ…、もー、穂乃果ちゃんっ。ことりはどこにも行かないよー?」

穂乃果「うん、うんっ!絶対にどこにも行かないでよ!約束!」

海未「なんでしょうか…。この鬼気迫る、といいますか…、必死な感じは…」

穂乃果「んー、よしっ!記念写真撮ろう!」

ことり「なぜここで記念写真っ!?」

穂乃果「いいじゃんいいじゃん!なんか撮りたい気分だったの!はい、ことりちゃんカメラ持って!」

ことり「自分で撮るって言っておいて人に持たせるんだ…」

海未「まぁ、穂乃果も嬉しそうですし…、いいじゃないですか」

穂乃果「ほら、もっと寄って寄って!」

ことり「いっくよー?はい、ちゅんちゅん。ぽちっ」




もう、会えないと思っていたことりちゃんに会えて。

自分でも驚く程舞い上がっちゃった。

でも、本番はまだまだこれから。

みんなと、約束したんだから。

絶対に、もう一度みんなとスクールアイドルをやるんだ、って。

だから、この写真は、もう二度と、離れ離れにならないように、

そんな思いを込めた、お守りに。

さぁ、行こう。

もう一度、私たちの夢を叶えに。




穂乃果「私、絶対にやる!やるったらやる!」





#1 「叶え!私たちの夢??」


つづく

今日はここまでです
つべに1話のPVがなかったので仕方なくニコニコにしました
エンディングとしても通用しそうだけどまだまだ続きます 次終わるといいね
最後のタイトルは「#1 「叶え!私たちの夢――」」です コピペしてきたらこんなことになるとは
それではおやすみやで ほなな!

こんばんは 最後は安価SSらしく安価を使わせて貰おうと思ってるのでよろしくオナシャス
本音はこれ以上真面目なストーリーを考えるのは頭がパンクしそうだったって理由なだけです まるまる一本安価ナシで書いてる人はすごいや
頼むから今日終わってくれ それではうろライブ!最終回、ついにクライマックス?です

穂乃果「…あれ?ポケットに何か入ってる…?」ゴソゴソ

穂乃果「メモ翌用紙と…、あと…、これ、何…?」

穂乃果「メモには、えーっと…、なになに…」


いつか使うかもわからないから一応持たせておいてあげる!使い方は自分で考えなさい!
       
                                   ドクター真姫


穂乃果「…こんなことも出来るんだ」

穂乃果「ま、まぁ…、何に使うかわかんないけど…、一応おいておこう…」



#2 「アイドルをはじめよう!」



グループ名募集BOX前


穂乃果(…入ってるかなぁ)パカッ

穂乃果「…よかった。入ってる」



海未「入ってた!?」

ことり「そういえばそんなのあったね」

穂乃果「うん、一枚だけだけどね」

海未「それで…、なんと書いてあるのですか?」

穂乃果「…えーっと、これは…」

穂乃果「…>>863、かな」

スピリチュアル☆のんたん With アネックス1号

穂乃果「…スピリチュアル☆のんたん With アネックス1号、かな」

海未「なんですかそのふざけた名前は…」

ことり「しかも滅茶苦茶長いし…、のんたんって誰…」

穂乃果(…希ちゃん、本当に何も考えずに名前つけたんだな…)

海未「長いので意味不明な上半分は切り捨てて下だけ使わせてもらいましょうそうしましょう」

ことり「じゃあ、アネックス一号…?あれ、どこかで聞いたような…」

穂乃果「ことりちゃんはハリオアマツバメだね」

海未「…何語ですか?」

ことり「じゃ、今日から私たちは…」

穂乃果「うん!アネックス1号だ!」

穂乃果「アネックス、1号、なんだ…!」




音楽室


真姫「…なんのようですか」

穂乃果「やっぱり、もう一回お願いしようと思って」

真姫「…しつこいですね。作曲とかなしに付き合ってください」

穂乃果「…んー、そうしたいのは山々なんだけどねー…」

穂乃果「どうしてもあなたの力が必要なんだ。お願い」

真姫「…そうは言っても…、私、アイドルソングとか全然聞かないから…」

真姫「聞くのは…、>>865、とか…」

讃美歌

真姫「聞くのは…、讃美歌、とか…」

穂乃果「さ、さんびか…?なにそれ…」

真姫「…その程度知らないような人に音楽作るほど私暇じゃないんです。それじゃあ…」

穂乃果「おわぁっ!ま、待って待って…!讃美歌のことは知らないけどさ…」

穂乃果「真姫ちゃ…、西木野さんは、なんでアイドルソング、聴いたりしないのかな、って」

真姫「それは…、軽いからよ。なんか薄っぺらくて、ただ遊んでるみたいで…」

穂乃果「…そうだよねー」

真姫「…え?」

穂乃果「私もそう思ってたんだ。なんかこう、お祭りみたいにパーっと盛り上がって、楽しく歌ってればいいのかな、って」

穂乃果「でもね、結構大変なの…、本当、すごく、大変だった…」

真姫「な、なに…?知ったふうな言い方して…」

穂乃果「ね、真姫」

真姫「ま…、はぁぁっ!?な、なによ、いきなり呼び捨てだなんて…」

穂乃果「意味がわからなくてもいいから、聞いて欲しいんだ」

穂乃果「私は、真姫と一緒にいたい。同じグループとして、アイドルとして」

穂乃果「それで、もう一回…、あの海辺で、夕焼けが見たい…」

穂乃果「どう、かな…?」

真姫「え、えぇ…?どうって言われても…」

穂乃果「…ふふ、ごめんね。変なこと、言っちゃって」

穂乃果「これ、歌詞」

真姫「え…」

穂乃果「一度、読んでみてよ」

真姫「だ、だから、私は…」

穂乃果「読むだけならいいでしょ。今度、聞きに来るから」

穂乃果「その時駄目、って言われても、諦めないけどね」

真姫「なにそれ…、嫌がらせ…?」

穂乃果「ごめんごめん。じゃあ…、駄目だったら、すっぱり諦める。その代わり、もう一回歌を聴かせてよ」

真姫「え?」

穂乃果「私、真姫ちゃんの歌声が大好きなんだ。あの声と歌声を聞いたから、作曲、お願いしたいな、って思ったの」

穂乃果「…毎日、朝と夕方階段でトレーニングしてるから、よかったら遊びに来てよ。じゃあ、またね」


真姫「な、なんだったのかしら…。すごい図々しい人だったけど…」

真姫「…真姫、だなんて…、呼び捨てはダメって、希も言って…」

真姫「…あれ?私、今何を…」

#3 「ファーストライブ」



講堂


海未「う…」

穂乃果「海未ちゃん、慣れないのはわかるけど、ちょっとだから我慢しようね」

海未「はい…」

ことり「パンツのこと忘れる、なんて…、ビックリしたなぁ…」

海未「ことりさんが上級生にタメ口なのも驚きましたよ…」

穂乃果「…ふふっ」

海未「…?どうしたんですか、穂乃果」

穂乃果「うぅん、なんでも。…懐かしいな、って思っただけ」

ことり「…?」

海未「私たちと比べて穂乃果はしっかりしていますね…。自分が情けないです」

穂乃果「…私が?」

ことり「うん。すごく、芯が通ってる、っていうか…、去年までの穂乃果とは全然違うよ。急に成長したみたい」

穂乃果「ふぅん…。そう、なんだ…」

穂乃果「…やっぱり、みんなの、おかげ、なのかな」

海未「…はい?今なんと…」

穂乃果「ん?海未ちゃんやことりちゃんのおかげ、って言ったの!」

海未「しっかりしてる穂乃果に言われても説得力ないですよ。でも、…ふふ、ありがとうございます」

穂乃果「よし、私たちのファーストライブ!最高のライブにしようね!」

ことり「…うん!」

海未「ええ、もちろんです!」

フミコ「…ごめん、頑張ったんだけど」


穂乃果「…」


ことり「…穂乃果」

海未「穂乃果…」


穂乃果「…やっぱ」

穂乃果「そう、上手くはいかない、よね…」


穂乃果「…ふふ」

穂乃果「あはははははは!」


ことり「穂乃果…?」

海未「ど、どうしたんでしょう…、いきなり笑い出して…」

ことり「あまりの悲しさで気が狂っちゃったのかな…」


穂乃果「…なんにも、変わってないな」

穂乃果「でも、変わらないから、いいの」

穂乃果「今はまだ、変わって欲しくない」

穂乃果「だって…、変わってないなら、きっと…!」



花陽「うひゅぅっ!!」ダッ

花陽「はぁっ…!はぁっ…!」



海未「…っ!?だ、誰でしょう…」

ことり「も、もしかして…、お客さん!?」


花陽「あ、あれぇ…?ライブは…?あれぇ…、あれぇ…?」


穂乃果「…よしっ」

穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃん!」

穂乃果「…歌おう、全力で!」




絵里「…どうするつもり?」


穂乃果「…続けます」


絵里「…なぜ、続けるの?」

絵里「これ以上続けても意味があるとは思えないけど」


(穂乃果「…無意味なんだよ。これ以上続けたところで…」)


穂乃果(…無意味なんかじゃ、なかった)


穂乃果「…それは」

穂乃果「苦しいから…、うぅん…、違う…」


(絵里「…無意味なんかじゃないわ。やりたいことをやって、お客さんを喜ばせる。それが理由じゃいけないの…?」)


穂乃果「やりたいからですっ!!」




穂乃果「…いつか私たち、必ずっ…!」

穂乃果「ここを満員にしてみせます!」


穂乃果(次こそは、絶対に…!)


#4 「まきりんぱな」


穂乃果「…小泉さん、スクールアイドル、本気でやってみない?」

花陽「え、えぇっ!?でも、私、向いてないですから…」

海未「わ、私だって人前に出るとき、緊張して…、はわわわ…」

ことり「今も緊張してるし…」

穂乃果「みんな、歌もダンスもうろ覚えだったりするし、私なんかすごいおっちょこちょいで…」

海未「穂乃果…、小泉さんを元気づけようとするのはいいですが嘘はいけませんよ…」

穂乃果「へ…?」

ことり「私たちはおっちょこちょいなんだけど穂乃果はものすごくしっかりしてるよね」

穂乃果「え、いや…、私なんて全然だよ!みんなに、迷惑かけたりするし…」

海未「それはまぁ…、確かに…。強引にアイドルをやらせようとしますし」

穂乃果「ま、そんな感じ!小泉さんにも出来るよ!」

花陽「あぅ…、でも…」

穂乃果「…それにね、花陽ちゃん」

花陽「ふぇ?」

穂乃果「花陽ちゃんはきっと、私たちの誰よりも、アイドルに向いてると思うよ」

花陽「そ、そう…、ですか…?」

穂乃果「うん!」

ことり「ご、ごめんね…。穂乃果、しっかりはしてるんだけど最近電波発言が酷くて…」

海未「私たちとは違う意味で心配になります…」

穂乃果「あ、ごめん…。えーっと…、ゆ、ゆっくり考えて、答え聞かせて!」

花陽「あ、はい…」

屋上


トンッ


凛「…ふふ」

真姫「…うん」

花陽「…!…っ!」

花陽「私!小泉花陽といいます!一年生で、背も小さくて!」

花陽「…漢字も、外国語も読めなくて、人見知りで…、得意なものも何もないです…」

花陽「でも、でも…、アイドルへの思いは誰にも負けないつもりですっ!!だからっ…!」

花陽「アネックス1号のメンバーにしてください!!」


穂乃果「…こちらこそ」

花陽「えっ…?」

穂乃果「よろしくっ!」

花陽「…っ!」

花陽「よろしく…、お願いします…!!」



ことり「それで?ふたりは?」

真姫「わ、私も入るわ!」

海未「えっ」

真姫「な、なんか…、すごく入らなきゃいけない気がするの!…うぅん、入りたいのよ!」

凛「凛も凛も!かよちんの姿に感動したよっ!一緒にやりたいっ!」

穂乃果「うん!二人も歓迎するよ!」

海未(くっ…、メンバー募集中の舞を踊るタイミングを逃しました…)

#5 「にこ、襲来」



アイドル部部室


穂乃果「…歌のパート分けもお願いします、部長っ!」

にこ「んなっ…、こんなことで、押し切れると思ってるの…?」

穂乃果「…押し切る?私はただ、相談しているだけです」

穂乃果「音ノ木坂アイドル研究部所属の、アネックス1号の7人が歌う、次の曲を!」

にこ「7人…?」



#6 「センターは誰だ?」



部室


穂乃果「…じゃあ、いいんじゃないかな、無くても」

一同「えぇっ…!?」

海未「無くても…!?」

穂乃果「…うん。リーダーなしでも、全然平気だと思うよ。うぅん、絶対平気」

穂乃果「ずっと…、そうしてきたし、ね」

真姫「だったら、センターはどうするの?」

穂乃果「ふふ、もちろんそれは…」

穂乃果「みんながセンター!だよ!」



#7 「エリーチカ」



海未「ど、どうしましょう…、このままでは…」

ことり「みんなテストで赤点、そして…」

花陽「ラブライブ出場は、ナシ…!?」

にこ「こ、こうなったら…!カンニ」


穂乃果「勉強しよう!全力で!」


にこ「えっ…」

穂乃果「カンニングは絶対絶対絶対やっちゃいけないこと!ましてや先生の机から模範解答盗むとか重罪だよ!」

にこ「いや誰もそこまでするとは…」


ドアの向こうの希「…ドキッ」


穂乃果「みんなも!いい!?カンニングやそれに類することは、ぜーーーーーったいにやっちゃいけないからね!わかった!?」

海未「は、はぁ…」

ことり「穂乃果、いつもに増して必死すぎない…?」

穂乃果「それじゃ早速勉強しよう!みんなで協力すれば大抵のことはなんとかなるよ!」

#8 「やりたいことは」



3年教室


絵里「あ、あなたたち…」

穂乃果「生徒会長…、いや、絵里先輩、お願いがあります」

絵里「…練習のこと?あれは全部テキトーだから、むしろ今までどおり…」

穂乃果「絵里先輩、アネックス1号に入ってください!」

絵里「>>874

わかったチカ。頑張るチカ。よろしくチカ

絵里「わかったチカ。頑張るチカ。よろしくチカ」

希「…!?なんかえりち…、おかしない?」

絵里チカ「そんなことないチカ。ずっとこんな感じだったチカ」

にこ「名前のとこも変になってきてるし…」

エリーチカ「変とは失礼チカ!親に貰った立派な名前なんだからね!」

穂乃果「まぁ…、オッケーってことでいいですかね…?」

エリーチカ「もちろんだチカ!」

ことり「これで8人になったね」

穂乃果「いや、9人だよ!」

一同「えっ」

希「えっ」

穂乃果「ずっと私たちを見守ってきてくれて、そして、このアネックス1号の名付け親でもある、希先輩」

穂乃果「あなたも入れて。ですよね?」

希「ほ、穂乃果ちゃん…!」

海未「な、名付け親だったんですか…!?じゃあ、な、なぜアネックス1号、などという名前を…」

ことり「その前はスピリチュアルなんとかっていうふざけた名前だったけど…」

希「え?あ、えーっと…、あれは…」

穂乃果「宇宙にいても捕まえちゃうぞ~☆みたいな意味合いですよね?」

希「え…、あ、あぁ…、そんな感じ、かな…」

海未「うわぁ…、思ってたより浅い気持ちでつけたネーミングだったんですね…」

ことり「やっぱりナシだよ…」

希「…」

希(…アレ?フォローされたと思ったら前の加入よりズタボロな気がする…)

それからも、色々あった。

ことりちゃんがアキバでバイトしてたってことを知ったり、真姫ちゃんちの別荘に合宿に行ったり…。

過去に戻ることを不安に思ってたのがバカみたいに、私たちはまた、おんなじ道を歩いてきたんだ。

でも、カンニングはしなかった。これだけは絶対するな、って、忘れないように毎日メモしてたから。

だけど…、思ってたより、私、物忘れしなかった気がする。

みんなは相変わらず、大切なことを忘れては思い出したり、思い出さなかったり、大変だったけど…。

これはもう、私は忘れ物しなくなった、ってこと、なのかな?

でも、未だに雪穂が妹だった頃の記憶はないし、真姫ちゃんと過ごした日々は、記憶に残ってる。

全部を思い出したわけじゃ、ないみたい。

うぅん…、よくわからないけど、だったら、たぶん。

やっぱり、みんなに支えられて、ここまでこられたんだ。

だから、ここからが正念場。

学園祭ライブを成功させて、ランキング上位をキープする。そうすれば、ラブライブに、出場…!

…。



#10 「最高のライブ」



学園祭の数日後。ついに、あの日がやってきました。

ラブライブ出場枠、決定日。

ここで、ランキング上位に食い込めば、ラブライブに出場出来る…!

そんな、みんなが緊張と不安で焦る中。

私は、なぜか落ち着いていました。

もしかしたら、確信していたのかも。

だから、結果を見た瞬間も、私は…。



穂乃果「…」

海未「あ…!」

ことり「これ、って…」

凛「にゃっ!?」

花陽「う、嘘…!」

真姫「あらあら…」

希「ゆ、夢と、違うよね…?」

絵里「た、確かに、現実よ…。間違い、なく…」

にこ「…ってことは、私たち…」



結果は…


にこ「に…」


にこ「21位…」



ギリギリ、ダメでした。

穂乃果「…」

海未「…やはり、どこのスクールアイドルも追い上げに必死だったでしょうからね…」

絵里「その勢いに、一歩及ばなかった、ってことかしら…」

希「残念、やね…」

花陽「うぅっ…!く、悔しいっ…!!」

凛「な、泣かないでかよちん!」

真姫「そうそう。ラブライブなら来年また出場すればいいじゃない」

にこ「ら、来年ってねぇ!?にこたち来年はもういなくなっちゃってるのよ!?私にとっては最後の…!」

真姫「じゃあ留年すれば?」

にこ「できるかー!」


穂乃果「ふふっ…!」

海未「穂乃果…?」  ことり「穂乃果ちゃん…?」


穂乃果「あはははははははっ!」


にこ「ちょっ…、何笑ってんのよぉ!?ラブライブ出場できないのよ!?悔しくないの!?」

穂乃果「…うん、悔しい。すごく、頑張ってきたのに。それでもダメだったのは、とっても悔しい」


でもね。

それ以上に、…なんていうか。

悔しいことが、嬉しい。

私たちは、全力を出し切って。そして、負けた。

それだけのことが、前は出来なかったから。

それに。

辞退もせず。アイドルも続けられて。誰もいなくならない。

これほど嬉しいことは、今の私にはないよ。

もしかして、そのせい?

前にあったことが大変すぎて、こうして普通にアイドルをやれていることが幸せと感じてしまって。

だから、自分でも思ってた以上に気が抜けちゃったんだろうか。

そのせいで、一歩というところで、ラブライブ出場を逃してしまったんだろうか。

…だとしたら、みんなに悪いこと、しちゃったかも。

だけど。


希「でも…、にこっちなら留年、ありえるよね?」

にこ「え゙っ…!」

絵里「そうね、この間のテストの点数、悲惨だったらしいもの」

にこ「い、いや…!赤点はギリギリ免れたし!留年なんてたまったもんじゃないわよ!」

凛「わーい!にこちゃん留年!留年!」

海未「来年は同じクラスだといいですね。にこ」

にこ「ちょっ…、だーかーらー!!」


今もこうして。この9人で。

笑いながら悔しさを分かち合えれば、私は――。

穂乃果「…よしっ!」


やろう。


ことり「ど、どうしたの…?いきなり立ち上がって…」

穂乃果「決まってるでしょ!悔しいんだもん!だったら…!」

にこ「ライブね!」

海未「なぜそこでライブっ!?」

穂乃果「だってラブライブ出場できないんだよ!?鬱憤晴らしたいじゃん!」

希「鬱憤を晴らすためのライブってどうなの…」

穂乃果「…それに!今まで私たちを応援してくれた、みんなのためにも!」

花陽「ありがとうの気持ちを伝えたい、ってこと、だよね!」

穂乃果「そう!そういうこと!」

ことり「…だったら、私賛成!」

絵里「そうね、いいんじゃない?それに、今の私たちなら、そろそろ…、ね?」

凛「そろそろ…?」

絵里「最初のライブの時、言ったでしょ?穂乃果」

絵里「講堂を満員にしてみせる、って」

穂乃果「…言ったっけ?」

絵里「言ったわよ!」

海未「穂乃果が忘れごととは…、珍しいですね」

穂乃果「あ、あはは!冗談冗談!…そだね。約束、まだ果たしてなかったね」

穂乃果「だったら、今こそ…!」

数日後 講堂



花陽「こ、ことりちゃん、まだかな…」

凛「凛たちこのままじゃ制服のままになっちゃうよ!?」

真姫「衣装に気合入れすぎて間に合わない、って…。ま、制服でもスクールアイドルらしくていいんじゃない?」

希「というか…、間に合ったとしても着替える時間が…!」

絵里「お客さんを待たせるわけにもいかないし…」


ことり「やんやんおくれそぉです~~~!!!って言ってる場合じゃないよ!」ダダダダッ…


ことり「遅れましたぁっ!!はぁっ…」ドンッ

穂乃果「ことりちゃん!遅いよ!さ、衣装出して!急いで着替えないと…!」

ことり「え?衣装…?」

にこ「…もしかして」

海未「もしかしなくても、これは…」

ことり「いしょう、って…、何?」

真姫「…やっぱり、この人たちダメかも」

希「ふふ、まぁええやん。じゃ、全員揃ったところで、部長、一言」

にこ「えぇっー!?どどど…、どうすれば…」 希「考えとこうよ…」

穂乃果「よぉーしっ!今日みんなを、一番の笑顔にしよう!」 にこ「おおっ!それいい感じ!」


穂乃果「1!」  海未「2!」 ことり「3!」 真姫「4!」 凛「5!」 花陽「6!」 にこ「7!」 希「8!」 絵里「9!」


穂乃果「よぉし!行こう!」




http://www.nicovideo.jp/watch/sm20507647

今日みんなを、一番の笑顔に。




海未「穂乃果っ!」

ことり「穂乃果ちゃん!」



それは。



穂乃果「はぁっ、はぁっ…!みなさん!今日は本当に、ありがとうございました!」

穂乃果「あっ、そうだ!大事なことを言い忘れてました!」




この世界だけじゃ、収まらない。




一同「…?」



海未「…穂乃果?」

穂乃果「ふふっ…!」

穂乃果「さぁ、みなさん、ご一緒に!」



私の、一番笑顔にしたい人は――。




#13 「アネックス1号ミュージックスタート!」  完

穂乃果「はい、お送りしました!うろライブ!最終回!どうだったでしょうか!」

真姫「最終回だけでかなりのレス数を使ってしまったわね…」

凛「あれ…。もう凛たちの通常営業もそんなにできないんじゃ…」

穂乃果「情報局もだよ!このスレはほとんどうろライブ!のためのものだったんですね…」

真姫「まぁ…、長編ものに短編を挟んでくスタイルだったし、できる機会少なくなるのは仕方ないでしょ」

穂乃果「うぅ…、次スレでもお願いします…」

凛「当分次のスレは建てないって言ってたにゃ」

穂乃果「うごぉっ!…ぐすん」

真姫「最後まで迷走しちゃった情報局からするとあと一回か二回できるか否かっていうのは辛いものがあるんでしょうね」

凛「まぁ、後々のことは今度語るとして…、最終回、どうだった?」

真姫「私の介入はうまいこと言ったみたいで安心したわ。何度も繰り返すなんて真っ平御免だもの」

凛「繰り返させた本人が言うとなんか腹立つね。穂乃果ちゃんはどうだったにゃ?」

穂乃果「私は途中見れてなかったけど…、でも穂乃果が立ち直って過去に戻ることを決意するところはジーンときたよ!」

穂乃果「みんなから身体に寄せ書き、ってなんか…、いいよね!」

真姫「実際やられると洗い流していいものか困っちゃうと思うけどね」

凛「そういうこと言わない…。うん、凛もそこは好きだにゃ!あ、個人的には最終話に1話のPVを持ってこようと思いついたときは鳥肌が立ちました!」

凛「…と、どこかからメールが届いておりますにゃ」

穂乃果「えぇっ!?め、メールアドレス公開してないのに…」

真姫「まぁ、そこまではいいのだけれど…。やり直した世界の描写があまりにもテキトーなのはいかがなものかしら…」

凛「もっとスタイリッシュにパッパッっと書きたかったらしいんだけど思ったようには出来なかったみたいにゃ」

穂乃果「なんか伏線らしいのも何個か残ってるでしょ!」

凛「あぁ…、ああいうのは後々使えればいいな程度で置いてるだけだから無視してくれて構わんにゃ、だそうです」

真姫「さっきから誰のセリフを言っているのかしら…」

凛「気にしない方が身の為にゃ」

真姫「…まぁ、とりあえず、大体は語り尽くしたかしら?」

穂乃果「そう、だね。ついに最終回も終わっちゃったと思うと、寂しいものがあるけど…」

凛「全てのものに終わりは来るものなのだ。じゃ、そろそろお別れにゃ!」

穂乃果「お相手は、みんなも忘れ物には気をつけてね!高坂穂乃果と?」

凛「宿題やったかにゃ!お風呂はいるにゃ!歯磨くにゃ!風邪ひかないでね!星空凛とー?…ん?」

真姫「うろ覚えラブライブ!2期もやってやるんだから!西木野真姫でした!」       凛「…あれ?これ、って…」


穂乃果「それじゃあみんな!ばいばーい!」

音ノ木坂放送局内



真姫「…ねぇ、凛。人がさよなら言ってる時になにか言うのやめてくれる…?」

凛「いや、だって…」

真姫「だってじゃないわよ。ある意味決め台詞みたいなもんなんだからそこに被せるとか考えられないわ。ちょっとスタッフ!今から撮り直し…」

凛「違うの!これ見て、これ!」

穂乃果「…これ、って、どれ?」

凛「これだよ!モニター!」

真姫「モニターがどうし…、あっ」

穂乃果「これって…」

凛「映像…、まだ続いてるにゃ…」

真姫「し、しかも…、これ、って…!?」

穂乃果「間違い、ない、よね…?」

凛「映像流れてる間も、ずーっと、喋ってたから…、何分後の話かはわからないけど…」

凛「ここに映ってる、この、『建物』は…」





凛「西木野☆星空スターゲイザー…だにゃ」








次回のうろライブ!


第十四話「二十一の絆」

そんなわけでまだ続きます
うろライブが13話までだと誰か言ったか…? うん、言ってたね
本当は13話に収めたかったけど昨日は時間的に終わらせるタイミングだったので急遽14話ということにしました
話の内容的にはAパートほどの長さで終わると思うけれどこれが真の最終回になると思います
まぁ今日やるかは微妙だけれど それではお楽しみに

タイトルの二十一ってのはどういう意味か考えてくれると嬉しいんだぜ
当たったらすごい

まさかのほとんど正解なんだぜ… 少し違うけど
流石にうろライブを創作でこれ以上やるのは俺の発想力では不可能だと思うんで2期が終わったらまたやります
もとい、やる予定、やらないかもしれない
そんなこんなで今日やる気になったんで、ホントのホントに間違いなく最終回、やっていきたいと思います
…綺麗な終わり方を思いつかないが勢いでなんとかなると思う 頑張れ俺

真姫「…な、なんで…、西木野☆星空スターゲイザー、が…?」

穂乃果「もしかして…、盗まれたんじゃ!?」

凛「ええ!?だ、だとすると…、いったい誰が…」

真姫「…いえ、違うわ」

凛「ほぇ?」

真姫「この映像はあくまで過去の映像、だもの。リアルタイムで流れているわけじゃない」

真姫「そして、西木野☆星空スターゲイザーを動かせるのは私か凛の二人だけ」

真姫「…これらの情報から導き出される答えは、つまり…」

穂乃果「つまり…?」

真姫「ふ、ふふ…」

凛「にゃ?」

真姫「なんてこと…、あの子…」

真姫「『アレ』の使い方、理解してた、ってわけ…ね…」

穂乃果「『アレ』…?ど、どういうこと?私たちにもわかるように説明してよ!」

凛「そうだにゃ!自分たちだけ楽しそうにしてるなんてずるいにゃ!」

真姫「そうね…、なら映像を少し真姫戻すの。ちょうど講堂でのライブが終わったあと、くらいかしら」

凛「り、了解にゃ!」ポチッ

穂乃果「い、いったい…、何があったの…?」



部室


絵里「…ふぅ、講堂でのライブも盛況でよかったわね」

海未「これまでの私たちの積み重ねが形になって、講堂を満員にできたと思うと…」

ことり「心に、くるものがあるね…!」

にこ「感動しすぎて失禁するかと思ったわよ…!」  凛「汚いにゃー」

希「ま、なんにせよ…、無事終わって…」


穂乃果「…まだ、だよ」


花陽「…え?」


穂乃果「まだ、終わってない」


真姫「ど、どういうことよ…。ライブはもう終わったじゃない」

凛「もしかして…、アンコール!?ど、どうしよう…、凛練習してないよー!」

にこ「いや…、アンコールにしてももう講堂にお客さんはいないわよ…。みんな帰っちゃったし…」

海未「…穂乃果。どういう意味で、終わってないなどと…?」

穂乃果「…私はまだ、一番笑顔にしたい人を笑顔にできてないから」

一同「?」

ことり「えっと…、誰のことを言ってるの?」

穂乃果「それは、ね…」



穂乃果「…ことりちゃん」

ことり「…はい?」

花陽「え、えーっと…」

海未「穂乃果…、ついにあなたの電波発言にもついていけなくなってきました…」

絵里「ことりなら十分笑顔じゃない…?何が不満なの?」

穂乃果「うん…、ごめん。私の言ってることがみんなには理解できないだろう、っていうのはわかってるけど…」

穂乃果「でも!あとちょっとすれば、みんなにも理解してもらえる…、かも知れないから!」

希「な、何を言ってるのかさっぱりやねんけど…」

穂乃果「あぁ…、うん。じ、じゃあ…、ちょっと大きな声出すから、耳塞ぐか身構えるかしててね」

にこ「え、大声…?」

穂乃果「すぅーーーーー…」

穂乃果「…まっきちゃーーーーーーーーーーーーーーーーんん!!」

真姫「ヴぇええええええええええ!?な、ナニヨ!?」

穂乃果「真姫ちゃーん!見てるんでしょ!?見てるんだよねー!」

穂乃果「迎えに来て!真姫ちゃーんっ!」

真姫「む、迎えに…?」

凛「穂乃果ちゃんイミフすぎるにゃー」



音ノ木坂放送局内


凛「こ、これ…、もしかして…」

穂乃果「こっちに話しかけてる、ってこと、かな…」

真姫「そういうこと、でしょうね」

穂乃果「え…、ってことは、あっちの穂乃果は、私たちが見てるって気づいてたのかな…」

凛「流石にあれだけ小型カメラ飛ばしてたら気づかれちゃうかー」

真姫「つまるところ、あっちの穂乃果は私たちを呼んでなにかしたい訳ね」

凛「えー…、そんなことされると逆に行きたくなくなるにゃー」

穂乃果「あ、もし私たちが行かなかったらどうなっちゃうの?過去が変わっちゃう、のかな…」

真姫「それはないわね。さっき映像にスターゲイザーが出てた時点でもうその過去は決定しちゃってるもの」

真姫「私たちが今行かなくても、いつか行く未来はすでに確定ってわけ」

凛「なんかドラ○もんの映画でそんなんあった気がするにゃ…」

真姫「ま、後回しにしても仕方のないことだし、ふふ、行っちゃいましょうか」

穂乃果「そうだね、続きも気になるし!」

凛「うー、面倒くさいけどやってやるにゃー!それじゃあ緊急転送用の言葉、いっくよー!せーのっ…」

ほのりんまき「誰か助けてー!!」

シュバッ


西木野☆星空スターゲイザー内


凛「よっしゃ着いた!それじゃあ早速行くにゃ!」

真姫「きっちり捕まっておきなさいよ!」

穂乃果「わ、わかった!」

凛「西木野☆星空スターゲイザー、目的の世界に向けて発進にゃ!」

うろ覚えラブライブ! Forgotten Idol Project


第十四話「二十一の絆」



過去の世界


真姫「つ、着いた…。うっ…、頭が…」  穂乃果「フラフラするよぉ~…」

凛「えっと…、穂乃果ちゃんたちの座標は…、っと」

真姫「あんたは平気なのね…」

凛「もう慣れたにゃ。通常航行はワープ程一瞬じゃ行えないから少し時間がかかるにゃ」

真姫「酔いを覚ますにはちょうどいいわ」

凛「…それにしても、あんなお薬で穂乃果ちゃんを過去に送るくらいなら、スターゲイザーで直接送ってあげたら良かったんじゃないかにゃ?」

真姫「ダメよ。穂乃果にはちゃんと自分で決断して、過去に行って欲しかったから」

真姫「そしてこれも、穂乃果が決断したこと。…だったら、私が来ない理由もないでしょ?」

凛「そんなもんなのかにゃ~?」

真姫「えぇ、そんなもんよ。ありもしない薬の期限まで嘯いて無理やり決断させたんだもの」

凛「えぇっ!?あ、あれ…、ウソだったの…?」

真姫「うん、もちろん。天才ドクターの私にかかれば自分の力を100%錠剤に閉じ込めることなんか訳ないわ」

凛「じゃああの時は穂乃果ちゃんの決断を煽るために…?もともと自分に責任があるからその償いのつもりだったんじゃ…」

真姫「誰がそんなこと言ったのよ。私は安定した『今』をとるか、可能性の『過去』をとるか、葛藤する穂乃果の反応が見たかっただけよ」

凛「ってことは…!反省なんてこれっぽっちもしてなかった、ってこと!?うっわ…、趣味悪すぎじゃないかにゃ…」

真姫「…私の趣味が悪いのは今更でしょ。そう、このクリニックが大地に建っていた頃から、ずっとね」



部室


穂乃果「…ってこと、なんだ。長くなっちゃったけど、これが真実」

海未「ほ、穂乃果…、電波が恐ろしい方向に突き進んでしまったんですね…」

穂乃果「だから本当なんだって!私は未来からタイムリープしてきたの!」

希「…たぶん、穂乃果ちゃんの言ってることは本当、やと思う」

希「実は…、うちも少しは未来の記憶を持ってたの」

絵里「そう、だったの…!?」

希「うん…、でもうちの知ってる未来は…、穂乃果ちゃんが無理しすぎて学園祭で倒れて、そのせいでラブライブを辞退しなきゃいけなくなった未来」

希(あとはことりちゃんが留学する、って話もあるけど…、これ言ったら大変なことになるから胸にしまっておこう…)

希「だから、穂乃果ちゃんの言ったような、ことりちゃんが転校する話じゃなかった…」

穂乃果「…ことりちゃんが転校する原因になったのは…、真姫ちゃんが作った記憶力を低下させる薬のせいだったみたい」

真姫「え…、私が?それはまた…、ひどいことをする私もいたものね」

穂乃果「記憶力が悪くなったせいでテストの赤点回避が難しいと判断した私たちは、カンニングするんだけど…」

にこ「あっ、にこが提案しようとしたら頑なに拒否したやつね!」

穂乃果「そう、しかも職員室に忍び込んで、模範解答をコピーする、っていう手の込んだカンニングをやっちゃったの」

希(…うちが去年までやってたやつやん…) 絵里(…希が去年までやってたやつね)

穂乃果「…それが学校側にバレて、アネックス1号はラブライブを強制辞退、私と海未ちゃんはアイドル活動の無期限休止、そしてことりちゃんは…」

ことり「…退学。表向きには、違う学校に転校しちゃった、んだよね…」

海未「…それが本当だとしたら、辛いにもほどがありますね」

凛「ラブライブ辞退だけでも悲しいのに、ことりちゃんまでいなくなるなんて…」

希(そこまでやったらうちの知ってる未来でもおんなじやけどね)

花陽「そして、悲しみに暮れていた穂乃果ちゃんは、精神的に大きなダメージを負って…」

にこ「不登校児に、ってことね。まぁ…、気持ちはわからなくもないけど…」

穂乃果「でも、そんな私を元気づけようと、活動できるアネックス1号のメンバーのみんなが3人ユニットを結成して、私を元気づけてくれようとしたの」

ことり「みんなの言葉でアイドルをやる意味を思い出した穂乃果ちゃんは、元気を出してみんなのライブに行こうとするんだけど…」

真姫「…そこで、私の登場、ね。その未来の私でも、今の私でもない、もうひとりの私」

希「うちらの記憶力をズタボロにして、過去をやり直させた、まぁ…、ある意味元凶とも言える真姫ちゃんやね」

穂乃果「うん…、さっきの私の叫びは、その真姫ちゃんを呼ぶためのものだったの。なぜなら…」

絵里「その真姫は、未来から過去に飛べる能力を持っていたから、ということね」

穂乃果「そう。そして、こんなことをしてしまったお詫びとして、過去をやり直させてくれる力を与えてくれたの」

海未「…しかし、過去をやり直すとなると、穂乃果以外のみんなの記憶は、なくなってしまう」

ことり「今まで築き上げてきた絆を手放すか、それとも現状を維持するか、次はその選択を迫られちゃったわけだね」

穂乃果「うん…、でも、そのことで悩んでいた私に、みんなは勇気をくれたんだ。もう一度、ことりちゃんと出会い、アイドルを再び始める勇気」

花陽「みんな、穂乃果ちゃんを信じてたからこそ、記憶が消えてもまた、こうしてみんなでスクールアイドルをやれる、って思ってたんだね」

穂乃果「そして、その思いは本当に叶えられた。今度は、みんな離れ離れになることなく、アイドルを続けられる未来に修正できたの」

にこ「…なるほどね。よくわかったわ」

凛「まるで十話から十三話までの総集編みたいな喋り口だったにゃー」

絵里「それじゃあここからなんだけど…、どうしてその未来の真姫を呼んだの?なにか、目的が…」

穂乃果「うん、それは…」

ことり「ん…?な、なにあれ!?窓の向こうに…!」

花陽「び、病院、っていうか…、診療所が…」

凛「飛んでるにゃー!?」

穂乃果「あ、たぶんあれだよ!あれに真姫ちゃんが乗ってるんだ!迎えに来てくれたんだよ!」

海未「運動場の方に着陸しそうですね…。では、私たちも向かいましょうか?」

穂乃果「あ!その前にこれ!じゃじゃーん!」スッ

真姫「なによこれ?☆型の…、ステッカー?」

穂乃果「私が過去に来る際に真姫ちゃんが渡してくれたの!たぶん…、こうやって使うんじゃないかな。えいっ」ペタッ

真姫☆「き、きゃぁっ…、なにす…、ってナニコレ!?私の名前が…」

穂乃果「おおっ!やっぱり!よしみんな!これを名前のところにくっつけて!真姫ちゃんの元に向かうのはそれから!」ペタッ

海未☆「いや、これの原理も気になるところですが…、これをくっつけてどうするんですか…?」

穂乃果「それはね…、ややこしくならないように!だって…」ペタッ

穂乃果☆「これからもうひとりの私たちに会いに行くんだから!」

運動場


穂乃果☆「う、おぉ…、近くで見ると結構大きいね…」

絵里☆「こ、こんなものが本当に空を飛んでたの…?」

海未☆「にわかには信じ難いですが…」


ガチャッ


凛☆「おぉっ!ドアが開いたにゃ!」

花陽☆「ど、ドキドキ…」


真姫「…こんにちは。アネックス1号のみなさん。私はスクールアイドルグループ、μ'sの西木野真姫よ。よろしくね」


真姫☆「ほ、本当に私が…。そ、そっくりだわ…」

にこ☆「そっくりっていうより…、まんまじゃない…」

真姫「それはまぁ…、まんまなのは当たり前ね。記憶が違うだけの同じ存在なんだもの」

希☆「…真姫ちゃん、でいいんよね?クリニックやってた…」

真姫「ええ、そうね。あなただけは覚えているわよね、希。これを浮かせる手伝いをしてくれてありがとう」

ことり☆「あ、あの…、それで、これからどうす…」

真姫「それは、中で話しましょう。他の生徒にも見られていることだし」



西木野☆星空スターゲイザー内


海未☆「中はいたってシンプルな内装ですね…」

凛☆「見るからに普通の部屋にゃ…。こんなのでも空飛ぶなんて不思議だね…」

凛「こんなのとは失礼な凛だにゃー。このスターゲイザーには人類の叡智が詰め込まれてるんだからね!」

花陽「えぇっ!?り、凛ちゃんも、ふたり…!?」

穂乃果「あ、私もいるよー」

穂乃果☆「おぉっ!?す、すごい…!私だ!」

海未☆「ほ、ほほ、穂乃果がふたり…、じゅるっ…」

真姫☆「何考えてるのかしら、この人は…」

真姫「…ふぅ、それで?穂乃果、貴女が私をここに呼んだ訳を、教えてもらえるかしら?」

凛「おおっ!凛もそれが知りたかったんだにゃ!」

穂乃果☆「ふふ、真姫ちゃんはもう、わかってるんじゃないの?だって…」

穂乃果☆「過去に飛ぶときに、見分けがつきやすいように区別できるステッカーを渡すくらいだもん」

穂乃果「えっ…?そ、そうなの?真姫ちゃん…」

真姫「まぁ、そうね…。穂乃果なら、きっとそうするでしょう、と思って、オプションとしてつけてあげたけど…」

真姫「…正直、使い方はわからないだろう、と思っていたわ。そう、成長したのね、穂乃果…」

穂乃果☆「…うん、みんなから、勇気をもらったから」

穂乃果「な、なんか…、あのヘッポコ穂乃果がかっこよく見えるよ…!」

凛「すでに追い抜かれたんじゃない?」

穂乃果「ぐ、ぐぬぬ…」

穂乃果☆「それじゃあ、言うね…。真姫ちゃんを呼んでまで、私がしたかったこと、それは…」

穂乃果☆「…私が過去に戻る前の世界の、ことりちゃんを笑顔にしたいの」

ことり☆「あっ…、だから、あの時…」

海未☆「ことりを、笑顔にしたいと…、言ったのですね」

穂乃果☆「うん…、過去に戻る前のことりちゃんは、悲しみに暮れたまま私たちの前からいなくなった…」

穂乃果☆「…だから、過去に戻れる力を持った真姫ちゃんなら、私が過去に戻る前にも戻れると思って…」

穂乃果☆「ことりちゃんを笑顔にしたいの!ど、どうかな…?できる…?」

真姫「…」

凛「…穂乃果ちゃん、あ、いや…、穂乃果☆ちゃん…、それは…」

真姫「…無理ね」

穂乃果☆「…えっ?」

真姫「言ったはずよ。錠剤を飲む前に、CDの中で」

真姫「これを飲めば、全て白紙になる、って…」

穂乃果☆「う、うん…、でもっ…!」

真姫「残念だけど…、あなたが過ごしてきた過去に戻る前の世界は…」

真姫「…戻ったあとの世界に上書きされてしまったのよ」

穂乃果☆「…えっ?」

真姫「このスターゲイザーは、過去や未来の時間軸だけじゃなく、他の世界を旅することもできるけれど…」

真姫「あなたが過去に戻る前の世界は、別の世界じゃない。同じ世界をそのまま、やり直した、ってこと」

真姫「言うなれば、三つ編みね。長く長く織っていった三つ編みを、穂乃果は一度解いたのよ」

真姫「そして、もう一度、今度は違う編み方でまた織っていく。もう、前の編み方には、戻れないの」

穂乃果☆「そ、そう、なんだ…」

ことり☆「ほ、穂乃果ちゃん…、いいじゃない。今の私は、元気なんだし…」

海未☆「そうですよ。このことりは笑顔なんですし…」

穂乃果☆「そう、だ、けど…、うん、そう、だよね…。私は、ことりちゃんを笑顔にするために過去に戻ったんだから…」

穂乃果☆「…わざわざ、悲しい世界に戻ってまで、ことりちゃんを元気づける必要は…、ない、のかな…」

穂乃果「…穂乃果☆」

穂乃果「…本当に、そう、思ってる?」

穂乃果☆「…え?」

穂乃果「…真姫ちゃんは、過去に戻る前の世界の希ちゃんに、こう言ってた」

穂乃果「『リセットしても、悲しかった出来事は遺り続ける。だったら、それを塗り替えられるくらいの喜びも、残したいから』」

穂乃果「…私なら、きっとこう思ってるはずだよ。あんな悲しい顔をしたことりちゃんがいたなら、それを塗り替えられるくらいの笑顔をあげたい、って!」

穂乃果「そうでしょ!?」

穂乃果☆「そ、そう、だけど…、でも、もうあのことりちゃんは、いないし…、だったら、別に…」

真姫「…いえ、今も悲しんでいることりなら、いるかも」

穂乃果☆「…え?」

真姫「言ったでしょう。世界っていうのは可能性で成り立っているの。…穂乃果が過去に戻った世界が存在するのなら…」

真姫「…過去に戻らなかった世界だって、存在する」

穂乃果☆「あ…!」

真姫「その世界のことりは、きっと今も、他のアネックス1号のみんなと会えなくて、悲しい顔をしているでしょうね」

真姫「…だったら、そのことりを笑顔にしてあげるのが…」

穂乃果「…私の役目、だよね!」

真姫「…どうするの?行く?それとも…、行かない?」

穂乃果☆「え、えっと…、みんなは…?どう、する…?」

一同☆「…」

穂乃果☆「あ…、あぅ…」


一同☆「はぁ…」


穂乃果☆「え、えぇっ!?な、何!?今の深い溜息!?」

海未☆「…みんな、呆れているんですよ」

穂乃果☆「な、何に…?」

ことり☆「ここに来て穂乃果ちゃんが私たちに確認をとってること!」

真姫☆「今まで散々無理やり引っ張ってきたくせに…」

凛☆「ここに来て弱気になっちゃって、らしくないにゃー!」

にこ☆「…あんたはね、私たちが、イヤ、って言っても、そんなの知るか!行く!で貫き通してくれればいいのよ」

花陽☆「今までだって、そう、だったもんね」

絵里☆「それに、穂乃果も言ってたじゃない。今日のアネックス1号は…」

希☆「みんなを、一番の笑顔にする。それは、この世界のみんなだけ?違うやん」

真姫「…あらゆる世界のみんなを笑顔にしてこそ、私たち。そうでしょ?」

穂乃果☆「…みんな」

穂乃果「…行こう。穂乃果☆。私も、真姫ちゃんも、凛ちゃんも、それに、アネックス1号のみんなも気持ちは同じだよ!」

凛「世界のどこかの誰かが、悲しんでるかも知れないなら放っておけない!だよね?」

一同「うん!」

穂乃果☆「…」

穂乃果☆「…ありがとう。みんな」

真姫「決まりね。それじゃあ…」

凛「穂乃果ちゃんが過去に戻らなかった世界!そこに…」

穂乃果「出発だーっ!」



ラブライブ!(アイキャッチ)

穂乃果が過去に戻らなかった世界



真姫「…着いたみたいね」

穂乃果「…ふぅ、今回は平気、かな…。あ、み、みんなは…?」


一同☆「おろろろろろろぉ…」


凛「うわぁ…、吐瀉物まみれにゃ…」

穂乃果☆「先に…、言ってよ…」

絵里☆「こんなに…、揺れるなんて…、聞いてない…」

にこ☆「乗り物が揺れるというより…、身体の中身をシェイクされたような、気持ち悪さが…」

真姫「申し訳なかったわね。目的地への到着には少し時間がかかるから、それまでの間に酔いを覚まして頂戴」

真姫「…っと、あと、これ。よっ、と」ペタッ

凛★「ん、何を…、ってえぇっ!?なんで凛にも…。あ!凛はナース凛の方だよ!」

穂乃果★「ほわぁっ!?わ、私にまで…!あ、私はμ'sの方の穂乃果だからね!」

真姫★「こうしないとややこしいでしょ?」

凛★「え?そ、そうかなぁ…。じゃあ、早速、ことりちゃんが転校した学校に…」

真姫★「いいえ、違うわ」 凛★「にゃ?」

真姫★「私たちが、まず向かうべき場所は…」



ライブハウス


花陽「たべてー!」  凛「飲んでー!」  にこ「笑ってー!」


にこ「ふぅ…、聞いていただいたのは私たちの新曲!after school NAVIGATORSでした!」


穂乃果「うおおおおおおおお!!にこちゃんたちかっこいいいいいいいい!!!!」


花陽「え、えっと…、それじゃあ…、今日のスペシャルゲストを紹介するね…」

凛「もうすでに周りのお客さんはお気づきかと思われますが…」

にこ「今日はお客さんとして、この子に来ていただいてます!どうぞ!」


穂乃果「あ、はーい!穂乃果で…」


穂乃果★「そのライブ…」

穂乃果☆「…ちょっと待ったーー!!!」


穂乃果「え…?」


にこ「え…、ほ、穂乃果が…」

凛「さ、三人もいるにゃ!?」

花陽「なんのサプライズ!?」


穂乃果☆「にこちゃん!凛ちゃん!花陽ちゃん!あと私!お願い!理由は後で言うから今は黙って付いてきて!」

穂乃果★「あ!あのー…、ライブは途中で切り上げちゃうんですけど…、お客さんも、よかったら…」

穂乃果★「ついてきます…?」

真姫★「ぬ、ぬおおおっ…!狭い!こんなに人入る程スペースないわよ!」


「うわぁっ!真姫ちゃんがふたりいる!?」「穂乃果ちゃんに至っては3人も!?」


真姫★「なんでファンの人も連れてきてんのよ!?アホなの!?」

穂乃果★「だ、だって…、途中でライブ終わるなんて嫌でしょ…?」

にこ☆「まぁ…、確かにその気持ちはわからなくもないけど…」

穂乃果「な、ナニコレ!?ど、どういうこと!?」

にこ「もう、なにがなんだか…」

花陽「穂乃果ちゃんが…、3人…、真姫ちゃんが、ふたり…りんちゃんが~~~~」

凛「あぁっ!かよちんがぶっ倒れた!」

真姫☆「えっと…、説明はあっちでするから…」

凛☆「ねぇ?トイレってどっちにゃ?」

穂乃果「いや、私に聞かれても…」

花陽☆「その穂乃果ちゃんはこの世界の穂乃果ちゃんだから!」

穂乃果★「あ、えっと…、トイレはあっち!だ、だよね…?」

凛「えぇっ!?凛に聞くの!?」

海未☆「ほ、穂乃果が三人…!これならひとり位いたずらしても…!やっ!」

穂乃果☆「う、海未ちゃん!なんで服を脱がして!?」

ことり☆「海未ちゃん…、それ私たちの世界の穂乃果ちゃんだよ…」



真姫★「…よし、じゃ、次は絵里たちを迎えに行くわよ!」

凛★「もうめっちゃくちゃにゃ…」

海未「…これは、いったい…」

真姫「ナニコレ…」

絵里「意味、わかんない…」

希「もう、言葉もないわ…」


真姫★「…ごめんなさい、狭いけれど我慢してもらえないかしら」

真姫☆「あ、説明はあっちの部屋で…」

真姫「なんで私がふたりいるのよ!?」

希「真姫ちゃん、二人やない、三人や」

海未☆「穂乃果!あなたは私たちの世界の穂乃果ではありませんよね!?」

穂乃果★「うわぁっ!?なんで靴下脱がせようとするの!?」

海未「あちらで私が変態行為を行おうとしているのですが…」

絵里☆「あら、ついに私が来たのね。さぁ、親睦を深め合いましょう」

絵里「…どういう集まりなのかしら?これは…」

絵里☆「まぁいいじゃない。それより亜里沙の素晴らしさについて存分に語り合いましょう」 絵里「乗った!」

希「…おいおい」

花陽「おわぁっ!?こ、今度は希ちゃんも二人になってる!?」

希☆「そんな驚かんでも…」

にこ☆「こ、これだけ女の子がいるとカップリングの豊富さに逆に困っちゃうわね…」

にこ「確かに…、同名同士のカップリングもアリね…」

凛「こっちは既に馴染んでるにゃ…」

凛★「まーまー、凛も次第に慣れてくるにゃー。ね?凛☆もそうでしょ?」

凛☆「う、うわぁっ!?凛が三人になってるにゃ!?」

穂乃果☆「…そうだった。この凛ちゃん、すぐ忘れるんだったね…」

凛★「あれ、正常な凛って凛だけ…?」

花陽☆「う、うぅ…。もう知ってる人と知らない人の区別がつかない…」

ことり☆「私はまだいないから安心できるけど…。あ、かよちゃんは☆のほうのかよちゃんだよね?」

穂乃果「☆のほう、ってなによ…」

穂乃果★「はぁっ…、はぁっ…、別世界の私だと知ったとたん海未ちゃんが凶暴に…」

穂乃果☆「…ごめん、私がなんとかしなきゃいけないのに…」

穂乃果「わぁ…、私が3人…、この状況慣れないなぁ…」


真姫★「…総勢二十人になっちゃったわね…。誰が誰かさっぱりだわ…」

凛★「ま、でも…、これはこれで結構楽しいにゃ!」

穂乃果★「うん…、今まで9人だったμ'sとアネックス1号が、今だけ、二十人、だなんて…」

凛★「滅茶苦茶すぎて面白い!」

真姫★「そうね。…私たちの出来事に、滅茶苦茶じゃなかったことなんてないのだから。…それに」

真姫★「…今からもうひとり、増えるんだもの!もっと大変なことになるわよ!」

凛★「うん!それじゃ、目的地にレッツゴー!だにゃ!」

○○県立××高等学校


ことり「…」ボー


モブA「ねぇ、南さん」


ことり「…」ボー


モブA「南さん?」


ことり「…え?呼んだ?」

モブA「さっきから呼んでるわよ。プリント、早くとってよ」

ことり「あ、あぁ…、ごめんなさい…」

モブA「…あなた、そのボーッとする癖、治したほうがいいわよ」

ことり「あ、うん…、うん…」


ことり(…ボーっとする、癖、かぁ…)

ことり(…そんなの、今までなかったのに、なぁ…)

ことり「…はぁ」

ことり(…穂乃果、ちゃん)

ことり(…やっぱり、やっぱり…)

ことり(会いたい、よぉ…!!)



「な、なんだあれ!?おい、窓の外見てみろよ!」「お、大きい鳥…!?」


ことり「…え?」


「い、いや…、飛行機じゃね?」「あんな形の飛行機があるかよ!」


ことり「…な、なに、あれ…」


「じゃあUFO…?」「…いや、あれは…」


ことり「…く、クリニック?」



「…ーい!こと…ゃーん!」



ことり「…えっ?」



「おーい、ことりちゃーん!」



ことり「この、声…、まさか…!?」



穂乃果「おーい!ことりちゃーん!」



ことり「穂乃果、ちゃん…!?」

穂乃果「こっとりちゃーん!会いに来たよー!」



ことり「穂乃果ちゃん!?な、なんで…」



穂乃果☆「おおっ!ことりちゃん!ことりちゃんだよ!」

穂乃果★「おおーっ!違う制服も似合ってるね!」



ことり「なんで3人いるの!?」



真姫★『えー…、ゴホンゴホン…。元国立音ノ木坂学園生、南ことりさん、南ことりさん』

真姫★『いたら即刻そこから出てきて1分以内に運動場にまで来なさい。以上』


ことり「え、えぇ…!?」

モブA「…南さん、あれ…、南さんの知り合い…?」

ことり「え、あ…、はい…」

モブA「…そう」

モブA「…先生ー!南さん、今朝からお腹の調子が良くないみたいなんですー!」

ことり「…えっ?」

モブA「早退させてあげてはくれないでしょうかー?」

教師「…南、そうなのか?」

ことり「え、あ、え、っと…、は、はいぃ…?」

教師「…わかった。南、お前は今すぐ帰れ。一分以内にな」

ことり「え…」

モブA「…ほら、行ってきなよ。よくわからないけど」

モブA「…きっと、大事なお友達、なんでしょ?」

ことり「あ…っ!…う、うん!ありがとう!」

モブA「…気にすんな、もう、私もあなたの友達だから」

ことり「うん、うんっ…!行ってきます!またあした!」



ことり「み、みんなぁっ!」


穂乃果「ことりちゃんっ!」

穂乃果☆「ことりちゃん!!」


穂乃果ズ「「会いに来たよーっ!!」」



ことり「ほ、穂乃果ちゃあああああああああんっ!!!!!」

ことり「穂乃果ちゃん!会いたかった、会いたかったよぅ…!!」

穂乃果「うん、うんっ!私も、私も会いたかった!なんで連絡してくれないの!?」

ことり「だ、だって!連絡しちゃったら…、穂乃果ちゃんに依存しちゃうから…!」

穂乃果「そんなの気にしなくていいのに!離れ離れでも、ずっとずっと私たちはトモダチだよ!」

ことり「…うん、うん!ごめんね、ごめんね…!そう、だね…、私たちは、トモダチ、だよね…!」

穂乃果☆「…ふふ、よかった」

穂乃果「あ、もうひとりの穂乃果…」

ことり「そ、そうだ!なんで穂乃果ちゃんがふたり…?っていうかもうひとりいたよね?」

穂乃果☆「あ、えーっと…、これには深い理由がありまして…」

穂乃果「ね!穂乃果☆も一緒にハグしよ!穂乃果☆が、一番やりたかったことでしょ?」

穂乃果☆「え…、あ…」

穂乃果「ほら!ことりちゃんも!ぎゅーっ!」ギュッ

ことり「え、えぇぇっ!?あ、ぎゅ、ぎゅっー?」

穂乃果☆「おわぁっ…!?も、もぎゅっとされてる!?」

穂乃果「どうよ?私も嬉しいんでしょ?泣いてもいいんだよ!」

穂乃果☆「そ、そんな…、泣くほどじゃ…」

ことり「穂乃果、ちゃん…?」

穂乃果☆「あ、あ、あぅ…!こ、ことり、ちゃん…!」

穂乃果☆「う、ううっ…!うあぁぁぁっ…!よかった…!ことりちゃんが、もう一度笑顔になれて…!」

穂乃果☆「ことりちゃんっ!ことりちゃんっ!!う、うわぁぁぁぁんっ!!」

ことり「あ、えっと…、よしよし、頑張ったね、穂乃果ちゃん…」ナデナデ

穂乃果☆「うわぁぁぁぁんっ!ありがと、ぐずっ、ありがどぉぉぉぉっ!!!うわぁぁぁぁぁぁぁんんっ!!!」



真姫★「…はぁ。もうすっかり笑顔になっちゃったじゃない。これじゃ二十一人集めた甲斐がないわね」

凛★「んーん、そんなことないにゃ」

穂乃果★「そうそう、今日だけのスペシャルライブ、見せちゃおうよ。総勢二十一人の滅茶苦茶なライブを!」

凛★「きっとこの学校の生徒は凛たちのこと知ってる人の方が少ないにゃ!だったら…」

真姫★「知らしめてやらなくちゃね。東京秋葉原には、こんなすごいアイドルがいるんだ、ってこと」

穂乃果★「…人数勘違いされかねないと思うけど…」

真姫★「ま、そのときはその時!穂乃果が抱え込んできたライブハウスのお客さんと一緒に、特等席で見せてあげようじゃない!」

真姫★「行くわよみんな!準備しなさい!」


一同&一同☆「うんっ!!」

真姫★「西木野☆星空スターゲイザー…、オープンッ!」


ガチャーンッ


穂乃果★「お、おおっ!?クリニックが開いて…、ステージに!?しかも結構豪華な!」

凛★「いつの間になんて機能をつけてるんだにゃ…」

真姫★「さぁ、始めるわよ!終わらないパーティを!」


絵里☆「…まさか、異世界に来てまで、やることはライブ、だなんてね」

希☆「実にうちららしいやんっ!」

海未☆「そうですね。いつ、どこででも、誰かを喜ばせる、それが、私たちですものね」

海未「わ、私も歌っていいのでしょうか…。学校から禁止されているのですが…」

にこ「ここでアイドルやって、それをオトノキにいうやつなんて誰もいないわよ。平気平気!」

花陽☆「うぅっ…、緊張するなぁ…。っていうかポジショニングどうするの…?」

凛「その場のノリでなんとかなるなる!ね?凛っ」

凛☆「そうそう!だって凛たちだもん!チームワークは誰にも負けないよ!」

ことり☆「ふふ、凛ちゃんたちはこんな状況でもマイペースだね。かよちゃん、私たちも頑張ろう!おー!」

花陽「お、おー…!ふふ…、不思議…、こうしていると、勇気が湧いてくる…!」

希「うちも。ふふ、スピリチュアルの力やね」

真姫☆「あんたそればっかりね…。否定する気はないけど」

絵里「希は他の人にパワー注入してあげれば?有り余ってるでしょ?」

にこ☆「そうね、たっぷり詰まってそう。それでも足りなかったらにっこにっこにー!をお見舞いしてやるわ!ほら、真姫ちゃんも!」

真姫「ヴぇええええ!?に、にっこにっこにー!も、もうっ!ヤケクソよー!」



穂乃果☆「…みんなの準備、できたみたいだね」

穂乃果「…うん。ねぇ、ことりちゃん?ことりちゃんは、何、歌いたい?」

ことり「わ、私…?うーん…、そうだなぁ…」

ことり「じゃあ…、No brand girlsがいい…。あの時、ずっと暗い気持ちで歌ってた曲だから…」

ことり「今なら、最っ高に気持ちよく歌えそう!」

穂乃果「…うん、わかった!よしっ、やろう!曲は…!」

穂乃果☆「No brand girls!!」




さぁ、はじめよう。

どんなに物覚えが悪い人でも。

一度見ちゃえば、絶対に忘れられない。

そんな、100%の喜びのステージを。




うろ覚えラブライブ! Forgotten Idol Project


おわり

真姫★「…ついに、やっとこさ終わったわね」

真姫「あ、もうこれいらない」ペラッ

凛「長かったにゃ…。もう締め方クソ適当になっちゃったにゃ…」

真姫「いいのよ。過程さえよければ終わり方なんて」

凛「過程もよかったのかどうか…」

穂乃果「良かったじゃん!二十一人だよ!あんなにμ'sメンバーが揃ったSSなんてほかにないよ!」

真姫「揃ったって言っていいのかしら、それは…」

穂乃果「ううー!感動したなー!ことりちゃんと穂乃果と穂乃果☆が抱き合ってるシーン!他じゃ絶対ありえない組み合わせだもんね!」

凛「まぁ…、それに関しては絶対的に誇れる気がするにゃ…」

真姫「私と凛と穂乃果が同時に3人ずついるようなSSが他にあったら拝見してみたいわ…」

真姫「…まぁ、終わった企画のことを長々と話していても仕方ないわ。次の話をしましょう」

凛「次、といいますと…、お!クリニックかにゃ!?」

真姫「そうね、残ったレスでクリニックやりましょう。運がよければ情報局も」

穂乃果「…無理な気しかしないよ」

真姫「すぐ終わるようにすればギリギリ入るわ。たぶん」

凛「…で、このスレが終わったあとの話なんだけど…」

真姫「ちょっと前に言ったと思うけど、遊戯王の架空デュエルSSを書こうと思ってるらしいわね」

凛「…ただ、たぶんこれも安価使わない系だと思うから考えるのに時間かかりそうだにゃ」

穂乃果「だからいつになるかわからない、ってことだね」

真姫「そゆこと。遊戯王好きな人は期待せずに全裸で正座待機していなさい」

凛「それただの拷問なんじゃ…」

真姫「じゃ、今日はこの辺でいいわね。もう疲れたわ」

凛「今日は2回ワープした上にライブまでやっちゃったしね…」

穂乃果「いや、アネックス1号☆を元の世界に送り届けた分とこの世界に戻ってくる分合わせたら4回だよ…」

真姫「とりあえず今日はとっとと寝てクリニックに備えるわよ。じゃ、穂乃果、締めて」

穂乃果「うん!今日はここまで!お相手は、私が3人いたらどの私を選ぶ?高坂穂乃果とー?」

凛「凛が3人いたら一緒に遊びたいにゃ!星空凛と?…ん?これは!?」

真姫「もうそういうのいいから。…私が3人いたら…、うん、面倒くさそう。西木野真姫でした」

穂乃果「それじゃ、まったねー!」





あとがき(俺)

お疲れ様でした。
こんなに長くなるとは予想してなかったよ…。一応綺麗に締められた、のかな…。
実は14話(仮)を書く気はもともと無くて、過去に戻り一周してスタダ歌って終わりでいいかな、って思ってたんだけど、
全キャラが二人ずつ以上いる状況を思うとすごいカオスで面白そうだったんでついやっちゃったZE
こういうお祭りって感じのノリがだいしゅきで仕方がない 共感してくれる人がいれば万々歳です
それでは今までお付き合いいただきマジ感謝です 誰かの心に少しでも残る作品になれたのならば幸いです
ほなな!

あと一応描いたにも関わらず使いどころをスルーしてしまったススメ→衣装の三人です
スキャナ使いたかったけどうちにスキャナないんで写メ画質です またスキャナ使える日が来たら使って上げます

http://i.imgur.com/j4wQPEy.jpg

こんばんは おそらくこれがこのスレ最後のお話になると思います
というかなんとか埋めたい 安価いっぱい出すと思うので付き合ってください
あと遊戯王はラブライブキャラです デッキは作ったんであとはお話を書けるのがいつになるか…

上の画像スキャンしてきました 左右反転はしないでね
http://i.imgur.com/tLqUwNP.jpg

真姫「こんばんは、ドクター真姫よ」

凛「べーたかよちん!ナース凛だにゃ」

真姫「懐かしいわねその挨拶」

凛「うん…、だってこれ、正真正銘最後の最後の西木野☆星空クリニックでしょ?ちょっとくらい昔を振り返ろうと思って」

真姫「…そうね、これ、最後なのよね。思えば色々なことがあったわね」

凛「…死んだり、殺したり、殺されたり…」

真姫「間違ってないけどそれじゃとんだスプラッタSSだわ。もっと色々あったでしょ?」

凛「うーん…、色々ありすぎて逆に何も思い出せない現象が発動中だにゃー」

真姫「はぁ…、仕方ないわね。だったら今回は…」

真姫「今までのSS全てを舞台にお薬を投下していくわよ!」

凛「…は?」

真姫「今まで西木野☆星空スターゲイザーは過去に戻る能力があるにも関わらずあまり多用されなかったからね」

真姫「今回は世界は変えず、ひたすらタイムスリップオンリーで行くわ!」

凛「それが…、このスレの過去のSSに戻る、ってこと?」

真姫「ふふふ…、このスレだけじゃないわ!前スレである凛・真姫「西木野☆星空クリニックにようこそ!」も含めちゃうわよ!」

凛「え、えぇっ!?そっちも!?」

真姫「なんならその前のにこちゃんにアレが生えちゃったのも追加してもいいわ」

凛「いやそれは…、凛たちほとんど関係ないし…」

真姫「安価でこのスレのどこかにタイムスリップして、その状況をぶち壊してしまうようなお薬を投下していくのよ!」

真姫「指定方法はどのスレかを指定してから、タイムスリップさせたい状況のレスに安価してもらう、という形でいきましょう」

真姫「ふふふ…、こうすれば一度だけしか見られないSSも自然に見返させることができる…。気づかれなかった伏線とかに反応してもらえるかも…」

凛「見返すのが面倒だって人は適当なスレ選んで適当に安価してくれたらその近くのレスから始めるにゃー」

真姫「ちょっ…、まぁいいわ。うまく物語を運べるかはわからないけれどはじめて行きましょうか」

凛「じゃあまずは>>928にでも行っちゃうかにゃー!」




具体的な指定方法

矢澤にこ「朝起きたらアイドルとしてあるまじきものが生えてた」
矢澤にこ「朝起きたらアイドルとしてあるまじきものが生えてた」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1387/13870/1387027106.html)
or
凛・真姫「西木野☆星空クリニックにようこそ!」
凛・真姫「西木野☆星空クリニックにようこそ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1388/13887/1388761108.html)
or
このスレ のどれかを選んで安価してください

スレの選択方法は「朝起きたら~」なら安価前に「にこ」、「西木野☆星空~」なら「真姫」、このスレなら「穂乃果」とつけるか無記入でおながいします
わざわざ見に行くのがめんどくさい人は適当でいいです

真姫ちゃん

真姫「あっ…、世界指定だけじゃなくて安価も出して欲しいのよね」

凛「指定例出してないからこういうことになるんだにゃ」

真姫「そうね…。『真姫>>○○』といった風に出して欲しかったわ」

凛「じゃ、スレは西木野☆星空クリニックの世界として…、レス番だけ最安価!>>930に行くにゃ!」

>>162

凛「お、来たにゃ!162番…、ってどこだろ?」

真姫「番号だけ見せられてもいまいちピンと来ないわね」

凛「だったら行ってみるのが一番にゃ!西木野☆星空スターゲイザー、はっしーんっ!」



西木野☆星空クリニック上空


凛「着いたにゃ」

真姫「とりあえずクリニックの中を覗いてみましょう」



西木野☆星空クリニック内


真姫「あー…、暇ね…」

真姫「話し相手がいないとこれほど退屈だなんて…、LP回復もあと5時間は待たないといけないし…」

真姫「ちなみに私は無課金派よ。石はこないだの11連で尽きちゃったわ!」

真姫「…誰に話してるんだろう、私」

真姫「あー、どうしようかしら…」



西木野☆星空スターゲイザー内


真姫「あぁ…、この日は…」

凛「地球が消滅した日にゃ」

真姫「まぁ…、確かにそうね…。あんたがクリニックサボったせいでね」

凛「ひとりの怠慢が世界滅亡につながることもある…、それが分かった日だったね…」

真姫「さて…、気は乗らないけどこの私に薬を投下することになっちゃうわね」

凛「一人しかいないしね」

真姫「…どんな薬にしようかしら」

凛「もうそれも最後だし丸投げにしてあちら側に好き勝手してもらうにゃ」

真姫「あちら側って…、じゃあそれで」

凛「おっけー!じゃ、今回投与する薬はー…」

凛「>>932って薬だにゃ!」

真姫「…」

凛「…」

真姫「…来ないわ、反応が」

凛「日を開けちゃったからみんな興味なくなっちゃったのかにゃ…」

真姫「いえ、丸投げ安価だと考える必要があるから面倒くさいだけよ!そうに違いないわ!」

真姫「もしくはうろライブ!が神すぎてみんな燃え尽きちゃって参加する気が起こらないとかそんなんよ!」

凛「真姫ちゃんポジティブすぎでしょ…。まぁ丸投げだったのがいけないと判断して…」

真姫「安価内容変更して再安価ね」

凛「だったら…、>>933するたび>>934>>935しちゃう薬、というテンプレ安価で行くにゃ」

真姫「なんでもいいから書き込んで欲しいわね」

眼球をクリクリ

凛への愛情

時空を超える

凛「ほうほうなるほど…、眼球をクリクリするたび凛への愛情が時空を超える薬、かにゃ…」

凛「一言いいですかー」

凛「意味わからん」

真姫「ふふ…、いいじゃない…。久々に安価SS特有のイミフ安価がきたわ…!」

真姫「これをどうこなすか…、そこに天の真価が問われるってことよ!」

凛「忘却安価も扱いきれなかったようなのが無理安価凌げるなんて思えねぇにゃ」

凛「大体眼球をクリクリってなんすか?うろことりちゃんみたいにアルパカのまぶたから指を突っ込んで…」

真姫「いえ、そうじゃないわ。アレよ。眠たい時によくまぶたを擦るやつ。アレすると眼球もクリクリしてることになるでしょ?」

凛「え、いいのそれで…」

真姫「いいのよ!幸い今の私は退屈すぎて眠気もバリバリだからね。眼球クリクリするのには困ってないわ」

凛「じゃあ凛への愛情が時空を超えるのは…」

真姫「それはやってからのお楽しみね!それじゃ、この薬を私に投下ね!」

凛「…不安しか感じられないにゃ」



西木野☆星空クリニック内


真姫「…ふぅ、課金なんてするもんじゃないわ。さて、次は何を…」

真姫「ふわぁぁ…、退屈で眠たくて仕方ないわ…。ねむ…」クリクリ

真姫「…はふぅ」



真姫『…?何も起こらないわね』

凛『やっぱり眼球クリクリ、っていうのが違うんじゃないかにゃ…?』

真姫『うぅ…、じゃあもうどうしようもないわ…』

凛『え、諦めるの早くね…?真価が問われるとはなんだったのか』

真姫『え、えぇいっ!無理難題はスルーして別の過去へ行っちゃうわよ!』

凛『…これでまたこのスレを見てくれている人が減っちゃったにゃ』

真姫『次は>>939へ行くわ!』

ほの>>25

真姫「このスレの25番…、おそらく音ノ木坂情報局ね」

凛「本当にさっきの置いておいていいのか不安だけど…、とにかくワープだにゃ!」



音ノ木坂放送局上空


真姫「…さて、何をしているところか見てみましょう」



音ノ木坂放送局内


穂乃果「し、勝者…絵里ちゃん!!」

絵里「…やっぱり設定に無理があったんじゃない?」

穂乃果「おかしい!時代が変わったの!?」

絵里「なんの時代なんだか…」

穂乃果「くぅ…、悔しい!18行も使ってこじつけたのにぃ~!」

絵里「ていうかこれ聞いてる方は楽しいのかしら…?」

穂乃果「これだけ穂乃果がバカみたいな暴論言ってるのにつまんないって言われたらどうしたらいいのさ!泣くよ!?」

絵里「ま、まぁ、穂乃果が楽しいのならみんなも楽しんでくれるんじゃない…?たぶん…」

穂乃果「はぁ…、第一回『嫉妬と片思い』コーナーは穂乃果の惨敗に終わってしまいました…」

穂乃果「次回は絶対に勝ってやるんだから…」



西木野☆星空スターゲイザー内


凛「どうやら二回でポシャった企画、『嫉妬と片思い』の結果発表をやってるみたい」

真姫「大方のコーナーが二回くらいしかできてないけれどね。このあとこれまた一回しかやってない宣伝のコーナーね」

凛「じゃ、次はなんのお薬行っちゃう?」

真姫「あ、その前に…。今回は二人いるから、服用させる人も同時に決めちゃいましょう」

凛「おっけー。じゃ、お薬を投下するのは(>>942のコンマ偶数絵里、奇数穂乃果)ちゃんで、今回投下するお薬は…」

凛「他の人が>>942すると思わず>>943って言っちゃうお薬!さらに無意識に>>944をいじっちゃうおまけつき!」

目と目が合う

愛してる

くりとりす

凛「えっと…、服用者は穂乃果ちゃんで、お薬は…」

凛「他の人と目と目が合うと思わず愛してるって言っちゃうお薬!そして…、無意識に…、その…」

真姫「その?」

凛「え、えっと…、く、くり…、くりとり…、えっと…」

真姫「なによ、もっとはっきり言いなさい。何言ってるかわからないじゃない」

凛「う、うぅ…、恥ずかしいにゃ…」

凛「む、むぅ…!く、クリトリスを無意識にいじっちゃうおまけつきにゃ!」

真姫「ほほぅ…、なるほどね」

凛「あ、あはは…、く、くりとりす、って、何なんだろうね~…。モンブランとかの栗と動物のリスさんのことかにゃ~?」

真姫「はぁ?陰核のことに決まってるでしょ。哺乳類のメスの性器、つまりおま○こについてる突起よ。男性でいうところのペニス、いわゆるちん○んに相当する部分ね」

真姫「一般的に胎内で性別が決定した際に男性だとペニスとして成長するところがクリトリスになるらしいわね」

真姫「成人女性だと大きさが大体3~5ミリ程みたいだから穂乃果のクリはそれより少し小さめかしら。性的刺激が長時間加わるとオーガズムが発生して…」

凛「知ってるよ!真姫ちゃんには恥じらいってものがないの!?」

真姫「なんだ。知らないと思ったから細々と説明してあげたんじゃない。医者が人体を語るときに恥じらいなんか持っていても仕方ないでしょ」

凛「だからといって性器の俗称を言う必要はないと思うにゃ…」

真姫「ま、クリトリスの説明はこれくらいにしておいて…、そろそろこの薬を穂乃果に投下ね」

凛「オーガズムとやらに達するか見ものだにゃー」



音ノ木坂放送局内


穂乃果「…もうお別れの時間となってしまいました。長かったような、早かったような」コリコリ

穂乃果「絵里ちゃんとも今回でお別れ、ということで…、ん?あれ…?」コリコリ

絵里「な、何…?話途中で止められると反応に困るんだけど…」

穂乃果(…なんか股間に違和感…、なんでだろ…、まいっか…)コリコリ

穂乃果「えっと…、どうでした?感想は!」

絵里「うーん、そうね…、意味のわからないことを喋り倒しただけで終わっちゃって良かったのかしらね?」

穂乃果「愛してる」

絵里「はぁっ!?」

穂乃果「えっ…!?」

絵里「い、いきなり何言い出してるの…!?放送中なのに…!」

穂乃果「いや、私もなんで今そんなこと言ったのか…」

絵里「き、気を抜いているからいけないのよ!もぅ…、ちゃんとしなさい!わかった?」

穂乃果「愛してる」

絵里「ーッ!?ほ、穂乃果ぁっ…!!やめてよぉ…、そんなこと言うの…」

穂乃果「え、えぇ…?なんで…?私…」

絵里(こ、こんなみんなに聞かれている前で穂乃果が告白してくるなんて…、これは…)

絵里(穂乃果ってば…、相当本気なのね…。だ、だったら!私もそれに応えないと…!)

絵里(ここは>>946をして穂乃果に応えるわよ!)

もぎゅっと

絵里(こんな情熱的な告白をしてきた穂乃果にはもぎゅっとを以て応えてあげるのが筋ね!)

絵里「ほ、穂乃果っ!」モギュッ

穂乃果「え、え、ええええええ絵里ちゃんっ!?そんなっ、急に抱きしめられたら…!」コリコリコリコリ

絵里「穂乃果ぁっ!私も…、私も穂乃果のこと、愛してるわっ!」モッギュー

穂乃果「お、お、おおぅっ…、え、えりっ、えりちゃ…、あっ、い、いぐっ…、あ、あんっ、あ、あ、あああっ…!!」コリコリコリコリ

穂乃果「あきゅううううぅぅぅんっ!!!!」ビクンビクンッ

絵里「穂乃果…!?穂乃果、どうし…」

穂乃果「あ、あひっ…、おまた、きもぢ、い…。えりちゃん…、あったかいよぉ…」コリコリプッシャー

絵里「き、きゃぁっ!?何してるのよ穂乃果!?なんで股ぐらいじって…、あっ!もう放送止めて!今のナシ!」

穂乃果「えりちゃ、…あ、あいっ…、あいしてりゅぅ…。うぅっ…」ガクッ

絵里「ほっ、穂乃果ぁーーーーーーーーーっ!!」




西木野☆星空スターゲイザー内


凛「見事にオーガズムに達したにゃ」

真姫「抱きしめられた途端に指の早さがヒートアップしてたけど…、あれは心臓の鼓動に比例して指が動くのかしら?」

凛「うぅん…、薬のメカニズムは凛にもよくわかってないから断言できないけど…、そうなんじゃないかにゃ?」

真姫「…それより、生放送で全国のみなさんに穂乃果の絶頂声聞かせちゃったけど大丈夫かしら、情報局…」

凛「放送事故なんてレベルじゃないにゃ。こりゃ続きはなくなっちゃったかもね」

真姫「…未来が変わらないことを願っておくわ。じゃ、次の過去ね」

凛「次は次は~…、>>948だにゃ!」

にこ>>649

真姫「にこちゃんのスレの649番…、ついに来てしまったわね」

凛「しかも番号的にこれは…、かなり佳境の方だにゃ…」

真姫「そしてハッピーエンドに差し掛かる前、といったところかしら。つまり…」

凛「淫語だらけなんじゃあ…」

真姫「まぁ…、とにかく行ってみましょう」



音ノ木坂学院上空


真姫「部室にいるようだけど…、部活中かしら?」

凛「どれどれ、様子は、っと…」



部室



にこ「んんギギぃいいいいいいぃぃい!!!おちんぽミルク噴射しゅるのぉおぉおおおおおほおおお!!でりゅっ!でりゅうううううっ!!」ビュクッビュクッ!!

ことり「は~い、よしよし、濃いのがいっぱい出ましたね~、はい、海未ちゃん、搾りたてだよ♪」

海未「はい、ありがとうございます。練習のあとのにこのミルクは格別ですね」

穂乃果「ねぇ、ことりちゃ~ん、穂乃果のはまだー?薄くなっちゃう前に早く早く~!」

ことり「あ、待ってて、すぐに出してあげるからね~、はい、おりゃっ」ズリュッ

にこ「あキヒぃいいいぃぃいぃいい!!!イったばかりの敏感ちんぽしごかれてまた射精しちゃうぅぅっ!!尿道バカになるぅうううううっ!!!」




西木野☆星空スターゲイザー内


真姫「…Oh」

凛「こいつぁまた見事に…、みさくらにゃんこつかと見紛うほどの淫語っぷりにゃ…」

真姫「ここにお薬投入ね…。何してやろうかしら…」

凛「これだけ濃いときっと見てる皆も色々やりたいことがあると思うにゃ…。だから今度こそ丸投げで行くにゃ…」

真姫「なるほど…、でもにこちゃんと他のみんなとでは状況が違うからね…。一度人物安価してから薬安価すべきかしら」

凛「そだね!じゃ、投与する人物は>>951、そしてお薬の内容は~…」

凛「>>953ってな感じだにゃ!」

ことり

ラブにこスティックが生える

凛「ラブにこスティックが生える…!き、来たにゃ…!」

真姫「正確にはにこにこスティックね。もっと正確に言えばペニス、つまりおちんぽよ」

凛「ホントに恥ずかしくないの…?」

真姫「いいじゃない、あっちのにこちゃんも連呼してるんだし。凛も言っちゃいなさい。リピートアフターミー、おちんぽ。おちんぽ」

凛「英語の授業みたいに言われたって言わないもんは言わないにゃ。それにしてもことりちゃんにアレが生えるとなると…」

真姫「ナニが生えるって?」

凛「…にこにこスティック」

真姫「それはすなわち?」

凛「…そんなに言わせたいの?」

真姫「うん」

凛「…おちんぽ」

真姫「恥じらいが足りないわね。それじゃわたしのクリトリスは疼かないわ」

凛「…話を続けるにゃ。ことりちゃんにおちんぽが付いたとなるとにこちゃんと同じ状態になっちゃうにゃ」

真姫「ことりはおちんぽがついたにこを人間以下、もとい、家畜以下のゴミ、とまで侮蔑していたものね」

凛「そんなことりちゃんにおちんぽが生えて、みんながどういった反応を見せるか、気になるにゃ」

真姫「気になるといえば、これを書いているヤツは私たちにおちんぽ言わせたいがためにこんな長々といらんこと書いているのかしら」

凛「死ねばいいのにね」



部室


ことり「ほら、にこちゃん。これで最後だから、穂乃果ちゃんのためにいっぱい出そうね?」

にこ「あぎゅぅっ!!うぎゅっ!!おちんぽザーメンっ!おちんぽザーメンこないぃぃっっ!!!」

穂乃果「ねぇ、おかわり!もっと頂戴よぉ~!」

にこ「ふぎゅううううううっっ!!イっでる゙ぅっ!!イっでるのに゙ィィっ!!チンポザーメンでない゙の゙オォォオォ!!もう空っぽなのぉぉぉっ!!!」

ことり「あは、ごめんね。もうにこちゃん出せないみたい。また、明日…」


ズキュゥゥゥゥゥンッ


ことり「…へ?」

穂乃果「こ、ことりちゃん…、それ、って…!?」

エリーチカ「ことりにもにこにこスティックが生えてるチカァッ!?」

ことり「え…、嘘…。そんな…!?」

穂乃果「あ、ってことは…、ことりちゃん…?」

ことり「え…、な、何、かなぁ…、穂乃果ちゃん…。そんな…、怖い、顔、して…」

穂乃果「まだ、ミルク、出せるよね…?」

ことり「あ、そ…、そんな…、い、イヤっ…!!やめて、穂乃果ちゃん…、パンツ…脱がしちゃ…!?」

海未「…ことり、にこに突然にこにこスティックが生えた以上、あなたにもその可能性はあった…」

海未「それをわかっていながらにこをここまで陥れた…、その、報いです。存分に、気持ちよくしてあげますよ」

ことり「や、やめ…、にこちゃん…っ!助けて、たすけてぇっ!なんでも言うこと聞くから、こ、こんなからだだけは、嫌ぁっ!!」

にこ「あ、あはぁ…、ことりちゃん…。ことりちゃんのおちんぽぉ…、にこといっしょにこぉ…。おいしそう…」

ことり「ひっ…!」

にこ「いっただき、まぁ~~~すっ…」

にこ「んぶぅっ…、んじゅるっ…、ちゅぷぅっ…」

ことり「あ、あぁっ…、にこちゃんのおくち…、きもち、いぃ…。ダメ、なのに…、う、ぁっ…」

穂乃果「あ、ことりちゃん…、にこちゃんのスティックとはちょっと違う…。こんなの生えてるよ?」

ことり「ふぇぇ…?な、なにが生えて…?」

エリーチカ「おやおやこれは…、睾丸、チカね…。キンタマって言われる部分チカ」

凛「ことりちゃんにはたまたまも付いてるの?へぇ…、それって…」

花陽「…にこちゃんより、気持ち悪いね」

ことり「…っ!?」

希「せやなぁ…、今まで散々バカにしてたにこっちよりエグいもん、ついちゃったしなぁ…」

花陽「ことりちゃんも、それなりの扱いしてあげないと、ね…?」

ことり「や、やぁっ…!それだけは…、やめぇっ…!?」

海未「…安心してください、ことり。直ぐにあなたも、にこと同じようにしてあげます」

海未「気持ちいい以外考えられない、最低のゴミ、に…」



数分後


ことり「おっほぉぉぉぉっ!!おキンタマぁっ!キンタマお口の中でころころきもちいいいいいいっ!!」

ことり「でちゃいますっ!ことりのおちんぽくちばしからみんなにおいっしい餌ミルク、ぶぴゅぶぴゅふきだしましゅぅうううううう!!!!」

ことり「おぉぉぉぉぉぉおぉおぉおぉっんっ!!だめぇぇっ!にこちゃんのチンズリ気持ちよすぎィっ!!おちんぽとおちんぽでセックスしちゃってるんですぅっ!!」

ことり「あはぁっ!でてるでてるぅっ!ザーメンもおしっこもうんちもみーんなでちゃってるぅんっ♪ことりってばぁっ、最っ低ですっ♪」

ことり「にこちゃんのおぢんぼォォ、ことりのオチンボに入っでぎでるぅぅぅ!!生えたばっかなのにィィィ…、ご、ごわれ゙ルゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」




にこ「…ことり、ちゃん」

ことり「なぁに?にこちゃん…?」

にこ「にこ、ことりちゃんといっしょにいられて、しあわせにこぉ…」

ことり「うふ…、ことりも、にこちゃんといっしょに、さいていになれて…、うれしい…」

ことり「そっか…、これが…」

ことり「しあわせ…、なんだ、ね…」


海未「…二人共、戸締まりと…、諸々の掃除、頼みましたよ」


ガチャンッ


HAPPY END?



西木野☆星空スターゲイザー内


凛「…なんか真のエンドを仄めかす感じのエンディング的に終わっちゃったにゃ」

真姫「そんなに長くないながらもめっちゃエグい内容になってしまったわね…」

凛「こんな時だけ天のやる気が満ち溢れちゃうんだから」

真姫「さて、次、とっとと行きましょう」

凛「じゃ、次は…、>>だにゃ!」

凛「間違えた、>>957だにゃ」

真姫「変なとこでやる気出しすぎてダメになっちゃってるわね…」

りんまき>>227

真姫「西木野☆星空クリニックのスレの227番…、どこかしら」

凛「…あぁ、あそこかな」

真姫「え、どこ?」

凛「行けば分かるにゃ…」

真姫「あ、ああ…、そう…。じゃあ行くわね」



路上上空


真姫「…あ、ここは…、もしかしてあれかしら…」

凛「まぁ、とにかく様子を見るにゃ」



路上


凛「あっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!大爆笑ものだにゃ!唖然とした真姫ちゃんの顔ぉっ!!!」

真姫「…え」

凛「もしっ、もしかしてぇ~…、凛が忘れ薬飲んじゃったって…、そう思ったぁ?」

凛「ぷふぅっ!!じゃんねぇ~ん!凛そんなアホじゃないにゃぁ~」

凛「今日はただ単にクリニック行くのクソだるかったからかよちんと遊んでただけにゃぁ~」

凛「そしたら偶然真姫ちゃんに見つかっちゃってやべぇって思って…」

凛「とっさにとぼける演技したら…、ぐふっ!真姫ちゃんったら、いつものあれを凛でやり始めるなんて…」

凛「しかも…、スクフェスの練習のように、って…、虚構と現実の区別くらい付けて欲しいもんにゃぁ~~!!うっぷっぷっぷ!」



西木野☆星空スターゲイザー内


真姫「…早く避難するわよ。もうすぐこの星は消滅する」

凛「誰のせいだと思ってるんだにゃ…」

真姫「そんなこと言ってもこんなギリギリならもう爆発を止める方法なんて…」

凛「ふふふ…、こんなこともあろうかと!」

凛「地上にある錠剤とここにある錠剤を入れ替える装置も作っておいたにゃ!」

凛「これで眼鏡をかけると全世界の眼鏡が同時爆発する薬7粒が凛の体内に入る瞬間別の薬に変えれば…」

凛「爆発は防げるにゃ!」

真姫「今ちょうど入りそうだけど」

凛「ほぇぇっ!?じゃ、じゃあ適当なお薬を…っ!えいっ!」

真姫「安全な薬を選ぶ暇すらなかったわね…。あの薬、なんなの?」

凛「え、えっと…、たしか…」

凛「眼鏡をかけると>>959>>960する薬、だった気が…」

真姫「こんなのに限って発動条件が眼鏡をかける、なのね…」

酸素

要らなくなる

凛「眼鏡をかけると酸素が要らなくなる薬、だったような…」

真姫「地上じゃ使い道ないわね…」

凛「と、とにかく!爆発は免れたにゃ!」


路上


真姫「7粒同時、これは初めてよね」

真姫「一体、どうなっちゃうのかしら」

真姫「あなたが見ることはないのでしょうけれど、ね」

凛「…」

真姫「…」

凛「…へ?」

真姫「あ、あれ…?爆発しない…?ど、どうしてよ…」

凛「な、なんか知らんが助かったにゃ…」

真姫「くっ…!だったらこの薬を…!」スッ


真姫の声『凛かわいいっ!抱きしめてぎゅっってしてあげたいわ!』


真姫「…っ!?」

凛「へ…?な、何…?今の声…?」



凛『今のは、いったい…』

真姫『…あ!ま、まさか…!』

真姫『凛への愛情が時空を超える薬…』

凛『あぁっ!一見効果が無いように見えたアレ!?』

真姫『あの薬の効果が時空を超えてここにやって来たってわけね…』

凛『…まぁ、時空って言ってもその薬服用から数時間後なんだけどね…』



真姫「い、いや…、今のは…」


真姫の声『凛がいないなんて寂しすぎるわ…。凛、会いたいよ…』

真姫の声『凛が帰ってきたら一緒にゲームしたい!凛の笑ってる顔が見たいの!』

真姫の声『凛、大好き!凛がいない人生なんて考えられないわ!』


凛「え、これ…、真姫ちゃんの…?」

真姫「う…、うぅ…っ!」カァァァッ

凛「こんなふうに、思っててくれたんだ…。真姫ちゃん…」

凛「…ごめん!クリニックズル休みなんかして…。凛がいなくて寂しい思い、させちゃったんだよね…」

凛「それに、きっと心配もしてくれて…。凛そんなことも知らずに、かよちんと…」

真姫「…い、いいわよ別に!これ以上ここにいたらまた恥をかきかねないわ!か、帰るわよっ!」

凛「うんっ!帰ったら一緒にゲームするにゃ!存分に笑顔になってあげる!」

真姫「う、うん…。そうしてくれると…、ありがたい、わね…。ふふふ…」



真姫の声『凛っ、これからもずーっと、一緒に居ましょうね!』

凛「うぅっ…、いい話だにゃ…」

真姫「これからもずっと、一緒に…、ね」

凛「ねぇ、真姫ちゃん。今もその気持ち、変わってないんだよね?」

真姫「…えぇ、もちろんよ。高校を卒業しても、凛とはずっと一緒にいたいって思っているわ」

真姫「あなたがいるだけで、わたしの人生が笑顔200%増になるから、ね。ふふっ」

凛「ま、真姫ちゃぁ~~んっ…!凛も大好きにゃっ!ほっぺすりすりをくらえっ!」スリスリ

真姫「あ、やぁっ…、もう…。言っておくけど、友達として、だからね!?恋愛感情とか…、そういうんじゃないんだから…」

凛「わかってるー。真姫ちゃんはにこちゃんが好きなんだよねー。でも真姫ちゃんは渡さないんだから~、すりすり~」

真姫「あぁ…、もぅ…、はぁ…、なんだろ…、なんも言えないわ…」

凛「にゃ~…」



凛「…ふぃ~、ひととおり満足したにゃ」

真姫「そ、わたしの白衣には抜け毛が大量に付いてしまったけどね」

凛「いや猫じゃないんだから…。っと、それじゃあ時間も時間だし、最後の西木野☆星空クリニックもこれでおしまいかにゃ…」

真姫「…は?何言ってるの?」

凛「え」

真姫「このスレが終わるギッリギリまで、西木野☆星空クリニックは続けるわよ」

真姫「だいたいhtml申請とかめんどくさいからしたくないの。このスレが1001でdat落ちしてるところも見たいし」

凛「そ、そうなんだ…」

真姫「そうなの。ここまで来たんだから最後まで突っ走らないと損でしょ」

凛「…うん、確かに!じゃ、また今度もつづく、ってことでいいんだよね!」

真姫「ええ、最後は最後まで終わらせないわよ!」

穂乃果「…ってちょっと!余ってるんなら情報局に残しといてよ!?なんのスレだと思ってるの!?」

真姫「あ、穂乃果。いたのね」

穂乃果「いたよ!ずっとここで『あ、結構レス余りそう。よっしゃ!』とか思ってたのにそりゃないぜ!」

凛「じゃあじゃあ、穂乃果ちゃんもここから一緒に参加すればいいにゃー」

真姫「なんなら過去の世界に下ろすのもいいわね」

穂乃果「え…、いや、それは…」

真姫「よし決定!残りのレスは穂乃果も一緒に参加するわよ!」

凛「それじゃ次回もお楽しみに!お相手は~?」

穂乃果「え、私!?えーっと…、んと…、情報局を楽しみにしてくれた人、ごめんね!高坂穂乃果と!」

凛「スレが終わっても凛とみんなはずっと一緒にゃ!星空凛と!」

真姫「次にワープするのは、あなたの上空かもね?西木野真姫、でした」

穂乃果「それじゃ、せーのっ…」


ほのりんまき「「「まじ☆えんじぇーっ!」」」

始めますえ
流石に今日には終われると思うぜ 
今度こそ正真正銘最後のクリニック、どうぞお付き合いくだしあ

穂乃果「…ねぇ、ホントに情報局やらないの?期待してくれてる人もいるみたいなんだけど…」

真姫「やらないわ。だってめんどくさいし。安価も少ないからもしかしたら下手すると今日終わらない可能性だって…」

穂乃果「だからって…」

凛「ふっ、二人共ー!もう始まってるにゃ!準備して!」

真姫「えっ…、あ、ああ!えっと…、ハーイ、ハローピーポー、アイアムドクターフロムニシキノホシゾラクリニック、ドクターマキ、イェア」

凛「真姫ちゃん慌てすぎて英語喋ってるし…。しかも文法メチャクチャの…」

穂乃果「えー…、みんなの夜のオカズ、高坂穂乃果です…」

凛「もうそれ完全アウトだよね」

真姫「今日も前回に引き続き今までのSSの世界を振り返っていきたいと思ってるの」

穂乃果「もう情報局はできないんですね…、くぅ、悲しい…」

凛「ま、まぁまぁ…、ほら!情報局の世界にも行けるかもしれないし、いいじゃん!」

真姫「もう一回情報局は行ってるし、また行かないとも限らないでしょ?」

穂乃果「どうせ過去の振り返りなんだよなぁ…、はぁ」

真姫「いけない、穂乃果のやる気が史上稀に見るほどローだわ」

凛「もうにこちゃんスレにアレ生やして置き去りにでもしちゃおうか」

真姫「え、アレって?」 凛「もうそれはいいから」

真姫「とにかく…、穂乃果がローテなのは仕方ないとして…、とっとと始めちゃいましょう」

凛「なんか面白いことになったら穂乃果ちゃんも元気になるかもしれないしね!じゃあ出発するにゃ!」

真姫「まずは>>972から行ってみるわよ!」


前回の続きです
指定方法は>>927>>929参照

にこ252

凛「にこちゃんスレの252番だね」

真姫「どんなのだったかしら。とりあえず行ってみるわよ」

凛「それじゃ、ワープにゃ!あ、穂乃果ちゃんちゃんと捕まっとかないと危ないよ!」

穂乃果「はーい…」ギュッ



屋上上空


真姫「ついたわね。さて、252番は、と…」


252 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/12/19(木) 23:48:35.37 ID:i5z6Ozsw0 [4/4]
かよちんとえっちしたいにゃー


凛「レスだったにゃ…。しかも凛のセリフ安価…」

穂乃果「この場合最も近いSSから始めるんだっけ」

真姫「そうね、252番に最も近いSSとなると…、251番のこれかしらね」



真姫「花陽!絶対きちゃダメ!こんな女のいうことになんか耳を傾けないで!」

ことり「真姫ちゃん、ひどいなぁ。こんな女、だなんて。それでも友達?」

真姫「…あなた、どの口がそんなこと言えるの!?やっぱり、ホントに狂ってるのはあんたの方ね!」

花陽「あ、あうぅ…、やめてよぉ、争わないで…」

エリーチカ「花陽!行っちゃダメチカ!こんなのおかしいって分かってるでしょ!」

希「そうや!惑わされたらあかん!」

海未「え…、あ…、だ、ダメ、ですよ?」

穂乃果「はわわ…、なにがなんだか」

花陽「う、うん、わかってる、わかってるけど…」

花陽「でも、凛ちゃんの意見も聞かないと…」

真姫「…!?な、何言ってるの花陽!?凛は今正気じゃないのよ!?」

花陽「う、うん、でも…、凛ちゃんだから…」

花陽「ねぇ、凛ちゃん?凛ちゃんはどう思う…?」



凛「おぉ…、こんな感じになってますにゃー」

真姫「凛がにこちゃんのフェロモンのおかげで発情しちゃってにこちゃんを押さえつけているところね」

穂乃果「それで、ことりちゃんが花陽ちゃんにも一緒ににこちゃんをいじめないか、って誘って、その判断を凛ちゃんに仰いでるところ、だね」

真姫「そういえばここの花陽はとっくに狂ってた、って発言、特に後々回収されていないから、トゥルーエンド後も花陽は狂人扱いなのよね」

凛「まーかよちんは凛にべったりんこだからね!ある意味凛狂いといっても過言じゃないにゃ!だから間違ってない!」

真姫「あぁ…、そう。じゃあここに投与する薬を…、穂乃果、あなたが選んで?」

穂乃果「ふぇっ!?わ、私…?こんなシリアスチックなところで…」

真姫「いいじゃない。このシリアスな雰囲気が穂乃果のえらんだ薬で一気にぶっ壊れるかも知れないのよ?」

穂乃果「う、そっか…。まぁ、どうせどの薬も効果わからないんだしテキトーに…、これ!」

凛「おっ、いいね!その薬はね…」

凛「>>974>>975から生えて、最初に自分の名前を呼ばれた人に>>976したくなるお薬だにゃ!」

羽毛

背中

レッドブルを飲ませる

凛「羽毛が背中から生えて、最初に自分の名前を呼んだ人にレッドブルを飲ませたくなるお薬にゃ!」

真姫「また珍妙なお薬を…。しかも羽じゃなくて羽毛なのね…。服着てる人に与えちゃったら全く見えないわよ」

穂乃果「ていうか、レッドブルなんて常備してないと思うけど…。持ってなかったら一体どんなことに…」

真姫「わけのわからないお薬を選んじゃったのはしょうがないわ。とりあえず飲ませちゃいましょう」

穂乃果「えっと…、誰に?」

凛「それも穂乃果ちゃんが決めるにゃ!さ、誰でもどうぞ!」

真姫「今なら屋上にμ's全員いるしね」

穂乃果「え、えっと…、じゃあ>>979に」

真姫

穂乃果「真姫ちゃんにしよっかな」

真姫「ほほう…、あそこにいる私は今ことりに羽交い締めにされて動けない状態…」

真姫「…なるほど、いい人物を選んだわね、穂乃果」

穂乃果「えっ…?別にそんなつもりは…」

凛「そんじゃ、お薬転送にゃ!」


屋上


花陽「い、今行くね、凛ちゃん!」スタスタ

凛「やったにゃ!かよちんがなかまになったにゃ!」


真姫「ぐっ…、放しなさいことり!あなた、自分が何をしてるか分かって…」

ことり「うふ♪じゅーぶんわかってるよっ。だからこそ放したりなんてしないんだから♪」

真姫「くっ…」

真姫(ことりの腕さえ、どうにかなれば…。…んっ?背中が…、何か、違和感…?)

真姫(こ、これは…!?)

真姫「う、うわぁぁぁぁぁぁっ!!!」バリバリバリッ

ことり「ふえぇぇぇっ!!?」

海未「なっ…!?」

にこ「ま、真姫ちゃんの背中から…」

エリーチカ「大量の羽毛が生えてるチカ!すげぇ!」

穂乃果「羽毛!?真姫ちゃんすごい!まるで恐竜さんみたい!」

希「え、恐竜って羽生えてるの…?」

ことり「うっ…!」

ことり(しまった…、あまりにも大量の羽が生えてきたせいで腕を掴んでられない…!)

真姫「…にこちゃん」

にこ「へ…?」

真姫「あなたに翼をさずけてあげる。行くわよ」

にこ「え…、ど、どこに…」

真姫「どこか遠いところ。レッドブルの置いてある、ね」

凛「ちょっ…、にこちゃんは凛たちのものだよ!真姫ちゃんは…」

真姫「…あ゙?」

凛「スイマセンスイマセンスイマセン」

海未「あの凶暴だった凛を一瞬で…」

真姫「さぁ、行くわよにこちゃん!」ギュッ

にこ「え、えぇっ!?にこ、まだ下履いてない…」

真姫「知ったこっちゃないわ!レッドブルは待ってはくれないのよ!」

にこ「いや、そんな…、ちょっ…、う、うわぁぁぁぁぁぁ…」


ダダダダッ


エリーチカ「行っちまったチカ…」

ことり「に、逃げられた…」

自販機前


にこ「ごく、ごく…、ぷはぁっ…。はぁっ…、た、助かった…」

真姫「どうにこちゃん、レッドブルのお味は」

にこ「はぁ…、よくわかんない…。今はことりから逃げ出せてほっとしてるわ」

真姫「さて…、これからどうする?もう、アイドルできそうにないわよ?」

にこ「ことりがこの身体のこと、拒否し続ける限りはμ'sにはいられないわね…」

真姫「…だったら、その身体の治し方がわかるまで、付き合ってあげる」

にこ「え…?」

真姫「何時間でも、何日でも、何週間でも、何ヶ月でも。にこちゃんがまたアイドルができるようになるまで」

にこ「そ、そんなことしたら真姫ちゃんもアイドル…、できなく、なるわよ?」

真姫「私のことは…、いいの!きっと私より、にこちゃんの方がアイドルやりたい!って気持ちは大きいだろうし…」

真姫「私がアイドル出来て、にこちゃんがアイドルできないのなんて、おかしいわよ。だから、私はいいの。にこちゃんがアイドルできるようになれば」

にこ「ま、真姫、ちゃん…!」

真姫「いい?私はいつまでもにこちゃんの味方だから。ことりに何言われようと私は絶対ににこちゃんを応援する。それだけはわかってほしい」

にこ「…うん。ありがとう、真姫ちゃん。…でも、このワイシャツ一枚で街を闊歩するのにも限界が…」

真姫「どこかで服を買ってこないとね…。その前にどこか休めるところに…」

真姫「そうね…、あのお城みたいな建物、いいんじゃないかしら」

にこ「えっ…、あれ、って…」

真姫「…いいじゃない。せっかく生えたんだから使わないと損よ」

にこ「ま、真姫ちゃん…」

真姫「今夜は…、楽しみましょう…」



おわり



西木野☆星空スターゲイザー内


凛「また別エンドっぽく終わっちまったにゃ」

真姫「今回はらぶらぶえっちエンドって感じかしら。なにげに本編じゃ最後までなかったわね」

凛「レイプは最後にしてたけどね」

穂乃果「まさかレッドブルからこんなことになるとは…。しかも『にこちゃんを守る』とか言ってる最中背中から羽毛モッサモッサしてる光景は…」

真姫「なかなかにシュールだったわね。どこぞの金持ちお嬢様にも見えたけれど」

凛「間違いなく真姫ちゃんは金持ちお嬢様なんだけどね」

真姫「そうね、それは間違いないわね。…さて、じゃあ次、レス数も少ないしどんどん行くわよ!」

凛「穂乃果ちゃん決めるにゃー」

穂乃果「また私…。もう自分たちで決めるの面倒くさくなってるよね絶対…」

真姫「なんのことかしらね」

凛「さっぱりだにゃ」

穂乃果「…まったく…、んーと、じゃあねー…、>>982にする!」

ほの>>365

穂乃果「このスレの365番だね!」

真姫「穂乃果でわっしょい365番ね…、なんだったかしら…」

凛「なにその歌のタイトルみたいな…」

穂乃果「私もよくは分からないけどもしかしたら情報局やってるかも!って思って…」

真姫「なるほどね。そうだったらいいわね。じゃ、行きますか」

凛「出発にゃー!」


部室上空


穂乃果「…もうこの時点で絶対違うよね」

真姫「クリニックで過去に来たところかしら。残念だったわね」

凛「どの世界だっけ…。見てみるにゃー」



部室


真姫「シリアルキラー、ダイレクトアタック!しねぇええええええええええええええええええ!!」

にこ「うわあああああああああああああああああああああああああああああああ」

真姫「まだだ!私のファンサービスはまだ終了してないわ!くらえリアルダイレクトアタック!!」バキッ

にこ「ぐへぇっ!!は、腹パンはダメ…おぐぅっ!!」

真姫「ほらほら!いい加減沈めよ、沈めぇ!!」バキバキッ

海未「ほ、穂乃果っ!傍観してる場合ではありません!真姫を…!」

穂乃果「う、うんっ!もうやめて、真姫ちゃん!にこ先輩のライフはとっくにゼロだよぉっ!!」ガシッ

凛「やめるにゃっ!!」ガシッ

真姫「放しなさいっ!!ムカつくわあなたたち!!私のファンサービスをことごとく邪魔して!」

真姫「なんで私に気持ちよく腹パンさせないのよ!私はにこ先輩が苦しむ姿を見ていたいの!!」

ことり「何なのこの子…」

真姫「あ?…そんな口きいていいんですかァ?6th投票最下位の不人気アイドルことり先輩がぁ?」

ことり「てめぇ!」

真姫「おやおや暴力はいけません。ですが笑えますねぇ、かつてセンターだったあなたは今は最下位、一方私は徐々に順位をあげて大人気に」

真姫「随分と差がつきましたぁ、悔しいでしょうねぇ」

ことり「イラッっとくるちゅん!」



西木野☆星空スターゲイザー内


凛「うわぁ…、遊戯王の世界にゃ…」

真姫「私のファンサービスのせいで部室が大乱闘しちゃった時ね」

穂乃果「よりにもよってなんて世界を選んでしまったんだ私…」

凛「そんじゃ、ここに投下しちゃうお薬、考えるにゃ」

穂乃果「もうなんでもいいよ…。これよりひどい状況もそうそうないでしょ…」

真姫「そんな状況をよりひどくするのが西木野☆星空クリニックってなもんよ。さ、凛。とびっきりのを頂戴」

凛「わかったにゃ。じゃあ…」

凛「性格が>>985化し、人を一撃で>>986できる能力を得て、何か言う度にこちゃんの>>987が吹っ飛ぶお薬をにこちゃん以外の>>988に服用させるにゃ」

穂乃果「にこちゃんに一体何の恨みが…」

聖人

欲情

成仏

レズ

凛「>>987だけはもうどうしようもないから再安価にゃ」

真姫「これ以上レス使いたくないけどしょうがないわよね」

穂乃果「このレスの下でお願い!」

凛「性格が聖人と化し、一撃で人を欲情させる能力を持ち、何か発言するたびににこちゃんの髪留めが吹っ飛ぶお薬にゃ」」

凛「それをあそこにいるにこちゃん以外のレズに飲ませるにゃ」

穂乃果「え、今あの場にいるなかでレズというと…」

真姫「ことりと海未ね」

凛「それしかないにゃ」

穂乃果「いや、でも真姫ちゃんも結構…」

真姫「3人以上わけのわからない薬服用しちゃったらそれこそ手がつけられないわ」

凛「とにかく二人で行ってみるにゃ。おりゃ!」



部室


凛「この戦い、バリニャンが制す!んにゃーっ!!」

希「最強のギャラクシー決戦っ!(半ギレ)」

穂乃果「うぅっ…、真姫ちゃん以外も暴れだしちゃったよ…、もう手がつけられない…」

海未「やめてください、みんな」 にこ「あれ、髪留めが吹っ飛んだっ!?」

ことり「そうだよ、争いは良くないよ」 にこ「ひゃぁっ、こっちもっ!?つ、付け替えないと…」

穂乃果「え…、最初に真姫ちゃんと争ったのことりちゃんだったよね…?いきなりどうしたの…?」

ことり「気づいてしまったの。人と争うことの虚しさ、愚かさに」 にこ「うぇっ!?付けてもつけても…」

海未「愛は許すことから生まれます。さぁ真姫、あなたももう争わないでください」 にこ「ぜ、全部吹っ飛ぶっ!?」

真姫「なっ…、ふんっ!知ったことじゃないわ!私はにこ先輩にファンサービスをしているだけで…」

海未「言ってもわからないものにはこうするしかありませんね…。はぁっ…!!」バシュゥッ

真姫「んはぁっ…!?あ…、あぁ…っ、な、なに、この、気持ち…!にこ、先輩…」

にこ「え、なに…また腹パン…!?」

真姫「あぁ…、髪留め外したにこ先輩も…、素敵…」

にこ「えぇっ!?い、一体何を…!?」

真姫「思い出して、あなたの一番のファンの顔をっ!んんんっ!!ちゅっ、ちゅっ!」

にこ「ひぃっ!!?真姫ちゃんがいきなり発情した!?ちょっ、あっ、あんっ、そこは…」

穂乃果「ひょ、ひょえーっ!?ダメだよこんな真昼間からそ、そんなハレンチな…」

ことり「穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃんも一緒に…、ね?」

海未「気持ちよくなりましょう。それが、愛、というものですから…、ね?」

穂乃果「ね?じゃないよ!そんなの無理に決まって…、希先輩からも何か…」

希「ん…、ちゅぱぁっ…、あはぁ…凛ちゃんのここ…すごく蜜が溢れて…、美味しいわぁ…」

凛「はぁ…、じゅるっ…、ぢゅぢゅっ…、希先輩のおまた、えっちぃ匂いで凛の頭クラクラにゃぁ~…」

穂乃果「おわぁっ!?もっと大変なことにぃっ!?」

海未「さぁ、穂乃果…、共に、愛の世界へ…」

ことり「女の子同士だからこそ味わえる、深い深い楽園へ…」

穂乃果「ひ、ひ、ひ…っ」

穂乃果「だ、だれか助けて~~~~~~!!!!」



トイレ


花陽「…?なんか呼ばれたような…」

西木野☆星空スターゲイザー


穂乃果「今回もエッチな感じで終わっちゃったよ…」

真姫「欲情、とかその類いの単語が入ったらもうそっちにしか考えられないのかしらね」

凛「いったい誰の話をしてるんだにゃ…」

真姫「さて、じゃあ時間もないし次の世界に…」

ガガガッシャーン!!!

穂乃果「な、何の音っ!?」

ガラガラッ

真姫「スターゲイザーが揺れて…、きゃぁっ…!!」

凛「い、いったいなにが…!?計器の故障かにゃ!?」

真姫「ケーキに胡椒!?そんなのマズイに決まってるわ!」

凛「うん、かなりまずいことにゃ…」

真姫(あれ、渾身のボケが突っ込まれない…)

凛「えっと、えっと…、何がどうなって…、あ、ああああああああっ!!!な、なんてことだにゃ…」

穂乃果「ど、どうしたの!?」

凛「い、今、このスターゲイザーは…、以前この世界にやってきたもう一つのスターゲイザーと衝突しちゃってるにゃ!」

真姫「は、はぁっ!?なによその…、ドルベみたいな状況は!?」

凛「多分…、あっちが元の世界へワープしようと移動を始めたとき、ちょうどこの船がその動線上にあったんだにゃ…」

凛「おそらくモニターを見つつの移動だったせいで前にあるこの船に全く気付かなかったんだにゃ!」

真姫「なによそれ!ちゃんと前向いて運転しなさいよ!どこのどいつよ、そんな脇見運転する阿呆は!」

穂乃果「いや、真姫ちゃんなんだけどね…。でもまさか同じ時間にもう一隻の西木野☆星空スターゲイザーがあるなんて思いもしないでしょ…」

凛「そ、そんな悠長にバカ話してる場合じゃないにゃ…。このままだと…」

まきほの「「このままだと…?」」

凛「…この船は、墜落にゃ」

真姫「え、えぇぇぇぇっ!!?嘘、でしょ!?」

凛「ガチだにゃ」

穂乃果「え、えっと…、じゃああっちの真姫ちゃんたちも!?」

凛「いや…、あっちは正面からの追突に対し、こっちは横っ腹…。しかもちょうど浮.遊エンジンのあるところにぶち当たられたにゃ…」

凛「あっちはどうってこと無いだろうけど、こっちは…、もう、持たないにゃ…」

真姫「ちょっ…、持たないにゃ、じゃないわよ!ど、どうするの…、このままじゃ私たち、3人とも…」

穂乃果「お、おおおお、お陀仏だよ!なにか生き残る方法はないの…!?」

凛「…ひとつだけ方法が残ってるにゃ。それは…」

凛「…この船に残った時空転移の力を借りて、凛たちだけ別の世界へ飛ぶ方法にゃ」

真姫「た、確かにそれなら墜落は免れる…、けど、それじゃあ…!」

凛「うん…、船を失った凛たちは、自力じゃ元の世界に帰れない…」

穂乃果「え…、だったら…、その後どうすれば…」

凛「もう時間がないにゃ!後のことは後で考えればいいの!今は飛ぶしかない!行くよ!」

まきほの「「う、うんっ!!」」

凛「これが…、最後の転送にゃああああああああああああっ!!!!!」ポチッ


シュバッ

別の世界 音ノ木坂学院 校庭


シュバッ

ほのりんまき「…ぁぁぁぁぁああああああああああっ!!」グシャッ


真姫「…いたたた…、結構な高さにワープしちゃったわね…」

凛「生きてるだけマシにゃ…。ふぅ…、でも…」

穂乃果「西木野☆星空スターゲイザー、なくなっちゃったね…」

真姫「みんなの血と汗と涙とその他もろもろの体液が染み付いた、あの病院が…」

凛「せっかく潰されないように、空にまで浮かべたのに…、う、うぅっ…」

凛「うぁぁぁあぁあああぁっ…、西木野☆星空スターゲイザー…、悲しいお別れだにゃ…」

真姫「…仕方ないわよ。どんなものにもいずれ別れは来るものだわ。それをちょっと引き伸ばしていただけよ」

真姫「まぁ…、どんな時でも別れは寂しいもの、だけどね…」

穂乃果「悲しみに浸ってるのもいいけど…、ここはいったい…。見た感じ、音ノ木坂学院だけど…」

真姫「人の気配が、ない…?休日かしら…?」

凛「うぅん…、わかんないけど…、とりあえず中、入ってみる?」


校内


真姫「お、お邪魔しま~す…」

凛「…凛たちに見つかったら面倒なことになるにゃ、慎重に…」

穂乃果「でも…、本当に静か…、だね。休日でも、だれか一人くらい…」

凛「ほ、穂乃果ちゃん、一年の教室、ちょっと、覗いてきてよ!」

穂乃果「あ…、うん。分かった…」


一年教室前


穂乃果「よっ…、だ、だれか、いませんか~…」

穂乃果「…えっ?これ…、どういう、こと…?」


凛「あ、戻ってきた!だ、だれかいた…?」

穂乃果「うん、いたには、いたけど…」

真姫「…なにその曖昧な返事。どういう意味?」

穂乃果「とりあえず、来て。そうすれば、私の気持ちがわかると思うから」


真姫「…こ、これはっ…」

凛「なに、これ…。みんな、いる…。のに…」

真姫「誰も、何も話していない…。ただ虚ろに席に座っているだけだわ。先生も…、だた立ってるだけ…」

穂乃果「まるで、凛ちゃんたち1年生そっくりの、人形みたいだよね…。これ、いったい…」


ゴーンゴーンゴーン…、ゴーンゴーンゴーン…


真姫「な、なに!?チャイム…!?」

凛「いやいや…、こんなチャイムの音あるわけないにゃ…。でも一体これは…」

穂乃果「あ…、あ、ああっ…!?み、見て…、これ…!」

真姫「え…、ん、なぁっ…!?」  凛「嘘…、嘘だ、こんな…!?」

一年教室内


真姫『あはぁっ!!凛っ、イイわよ凛っ!もっと突いて!そんなんじゃ…、足りないわぁっ!!んはぁっ!!』

凛『真姫ちゃん…、この極太ディルド、奥まですっぽり食べちゃうなんて…、あはは、だったらお尻にも特大の…』

花陽『あぁっ、ずるいよ二人だけで…、ねぇ、見てみて。花陽も拡張してきたんだ。ほら、もう腕なんか軽々…』



真姫「あ、あ…、なに、これ…、イミ、ワカンナイ…!?」

凛「さっきまで一切無反応だった凛たちが…、一転…、その…、すごいことに…」

穂乃果「こ、これって…、どういう世界なの…!?」

真姫「わからない…、と、とにかく他の教室も回ってみるわよ!」



穂乃果『もー、海未ちゃん、ダメでしょ?おしっこはちゃんとトイレって言ったのに!』

海未『わんっ!わんわんっ!はぁっ…、はぁっ…』

ことり『ダメだよ、穂乃果ちゃん。こういう悪い子には口だけじゃなくて、ちゃんと体で分からせないと…えいっ』バシッ

海未『わぎゃぁっ!!んはぁっ!!うぎぃっ!!』

穂乃果『あはははっ!!海未ちゃん喜んでる!バカみたい!あははははははっ!!』


希『にこっち…、美味しいよにこっちの…んぐっ…、んぐっ…』

にこ『あはぁっ…、希ぃっ…、私が終わったら、次は、希の…』ジョロロロロ…

希『うん…、にこっちに、いーっぱい、うちのキタナイもの、飲ませて…、食べさせてあげるな…♪ふふ、ふふふ…』



真姫「なに、なに…、なんなのこれっ!?みんな…、狂ってる…!?」

凛「こういう、世界なの…!?それにしたって…、おかしすぎる…」

穂乃果「…あれ、そういえば、3年の教室…、絵里ちゃん、いなかったような…」

真姫「あっ…、そ、そういえば…、ってことは…」

凛「絵里ちゃんだけは正気の可能性が…、あるってこと!?」

穂乃果「そ、そうかも!探してみよう!」

凛「うんっ!!」


真姫「この、狂った世界で、正気…?」

真姫「つまり、それって…」


凛「真姫ちゃん、早く早くっ!!」



真姫「…えぇ、今行くわ」

数分後 屋上前扉


穂乃果「はぁ、はぁ…、校内探し回って…、残ってるのは、あと、ここだけ…」

凛「屋上、だにゃ…。ここに、絵里ちゃんがいれば…」

真姫「…」

穂乃果「…真姫、ちゃん?どうしたの…?」

真姫「…いえ、もう、考えても仕方のないことだから…」

凛「あ、開けるよ!えいっ!」ガチャッ



絵里「…」  亜里沙「…」


凛「あ、いたにゃ!絵里ちゃんと…、え、亜里沙ちゃん…?」

穂乃果「なんか、話してるけど…」


絵里「…亜里沙、どうかしら。この光景、この嬌声…、最高だと思わない…?」

亜里沙「…うん、最高だよ…。みんな、本能のままに、快楽を求めている…」

亜里沙「これこそ…、私の夢見た世界…。ありがとう…、お姉ちゃん…」

絵里「…いえ、亜里沙が喜んでくれれば、こんな学校一つ…、いくらでも操ってあげるわ…」


凛「…えっ」

穂乃果「今の話…、えっ…?」

真姫「…逃げるわよ、二人共っ!」


絵里「…逃がさないわ」


女子生徒A「…」ヌッ  女子生徒B「…」ヌッ


真姫「ぐっ…、退路を、断たれた…」

絵里「…どういうことかしら?真姫、凛、そして穂乃果…、あなたたちには強力な催眠をかけておいたはずだけれど…」

凛「さ、催眠…?ナニソレ?」

絵里「…よくわからないけど、再教育が必要なようね」

真姫「…ッ!!穂乃果ぁっ!!あなただけでも逃げてっ!!!」

穂乃果「え、えぇっ!!?」

真姫「いいから、はやくっ!!!」バキッ  女子生徒A「ウグッ!!」

穂乃果「わ、わかった!!ごめん、真姫ちゃん!っ!」ダダッ


絵里「あら、逃げられてしまったわ。ま、一人くらい問題ないでしょ…。あなたたち、その二人を捕らえなさい」

女子生徒ズ「…」ガシッ

真姫「…くっ、何を、する気…!?」 凛「ひ、ひぇぇっ~~~…」

絵里「大丈夫…、少し、眠ってもらうだけだから…。今度はさらに念入りに…」

絵里「そして目が覚めた時には、私の傀儡となるのよ…ふふふ…」

絵里「じゃあ、おやすみなさい…」スッ


リンリンリンッ…、リンリンリンッ…


つづく

お疲れ様でした
続きものにする気はなかったけど次スレに続きます 全く別のお話として

絵里「催眠の力を手に入れてしまったわ」
絵里「催眠の力を手に入れてしまったわ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396363635/)

今日のお話は完全ノリで書いたんで本当にこの流れになるかは未定です 興味があればどうぞ
あと2レスどうか埋めて頂ければ初1001達成できますどうかよろしく
こっち埋まったら次スレの方に感想とか書いてくれてもいいのよ(チラッチラッ
向こうのほうは日を空けてしまったせいか安価SSなのに人がこなさすぎて泣けるんで安価だけでも参加していただけると喜びます
それでは今日はこの辺で 次スレでお会いしましょう ほなな!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月22日 (土) 21:44:26   ID: EDz6dBRs

音ノ木坂学院は国立なんだが……

2 :  SS好きの774さん   2014年03月05日 (水) 18:59:46   ID: Q9wBuT6E

頑張って下さい!

3 :  SS好きの774さん   2014年04月13日 (日) 06:51:03   ID: NHJa6hI2

面白かったが作者がくせえ
くぅ疲やんけ

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