-12月-

コンビニ前

侍「寒いでござるな」

晴「寒いのは侍の財布の中身だろ」

侍「晴殿は手厳しいでござる」

晴「当たり前だ。いつまでありささんのひもを続けるんだよ」

侍「うーひもとか申すなでござる」

晴「実際そうだろ」

侍「……」

晴「ったくちゃんと職探しているのか？」

晴「あー、いや。ちゃんと探してはいるんだったな」

晴「毎回外に出るたびに人助けをしていてその人助けをしていると一日が過ぎているってパターンなんだろ？」

侍「御意」

晴「なんでもかんでも人の助けてを受け入れてるからそうなるんだよ」

晴「侍の前職はきっと正義の味方かなにかだったんだろうな」

侍「いやいや、そんな」

晴「皮肉だ、バカ」

侍「おそらく一つのことに没頭しておればこんなにも人助けはしないはずでござる」

侍「しかし、今は何分暇なためどうしても小さな緊急信号にも反応してしまうでござるよ」

侍「いやはや困ったものでござる」

晴「そうだな」

晴「まぁ、百歩譲って、女児誘拐犯を捕まえたり、ゲーセンにたむろしていた学生をしばいたり、ひったくりを捕まえたり、麻薬の密売現場に遭遇して密売人を全員捕まえたのはいいとするぜ？」

晴「でも、ばあちゃんの荷物持ちを手伝ったり赤ん坊の面倒を見たりミカンの皮をむいてあげる作業はいらないだろ!」

侍「とんでもないでござる!　どれもこれも人に役立っているでござるではないか」

晴「いや、でも限度ってもんがあんだろーよ!」

晴「とくに女絡み」

侍「……」

晴「女が絡んだときは普段よりも何倍も頑張るよな」ｼﾞﾄ

晴「侍っていがいに女大好きなんだよな」

侍「いや、おなごに優しくするのは当然でござる!」

侍「拙者がやっていることは間違ってはおらぬ」

侍「それに不埒な気持ちでおなごを助けているわけではないでござる」

晴「ま、そういうことにしておいてやるよ」

離脱

どのタイミングになるかはわかりませんが一応安価で出して欲しいアイドル一人決めたいと思います。

構想的にちょっと後の方になってしまうかもしれませんがそこは勘弁してください。

たまにはこういうのもいいよね

>>11

そして、今日はここらへんで。

また行方不明になったらごめんよ

珠美

侍「い、意地悪しないでほしいでござる」

晴「意地悪なんてしてねーよ」

晴「ほら、友紀さんレジでビールの会計済ませてるからそろそろいくぜ」

侍「御意でござる」

侍「……」

侍(む？　いま怪しげな男が店に入ったな)

侍(どうにも気になるでござるな)

侍(杞憂に終わればいいでござるが……)