モバP「光に女を教えるのはどうだろう」(155)

ちひろ「今までお疲れ様でしたプロデューサーさん」

P「まあ待ってください、早とちりは良くありません」

ちひろ「もう一度言ってくれません?」

P「光に女を教えてやろうと思いましてね」

ちひろ「早苗さーん」

P「やめて下さい」

ちひろ「何か言い残す言葉はありますか?」

P「とりあえず話を聞いてください」

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南条光(14)

光『おはようプロデューサー!』

P『おっすおはよう…ってお前その格好』

光『やっと暖かくなってきたからな!』

P『そ、そうか、でもアクションするのはちゃんとレッスン着に着替えた後で』

光『ふふん駄目だね、何たって』

P『ビュッッババッ(決めポーズ)アタシはこの春に訪れに燃えたぎってるからなっ!今日もバリバリだぜ!』
こたぷーん

P『…………』

光『お?どうしたのプロデューサー?』
こたぷーん

P『(上目使いの上にシャツの隙間からアレがががッ)』

P『これ以上やられると気持ちよくなっちゃうもうやめよヤバイヤバイ』

光『んんん?』

P「とまあ危険なんですよ」

ちひろ「……………」

P「無防備すぎですってアイツ」

ちひろ「……………」

P「ちひろさん?どうしましたか」

ちひろ「一つ言わせもらいたいんですけど」

P「は、はい」

ちひろ「確かに光ちゃんの胸が不相応に大きくて、無自覚だとしても」

ちひろ「あの光ちゃん相手に反応するプロデューサーさんもプロデューサーさんかと」

P「……………」

ちひろ「前々から怪しいと思ってましたけど、ひょっとしてロリコ」

P「違います!」

P「趣味や服装に喋り方にガキみたいで面白い奴だなって思ってました」

P「アイツも相棒といってくれるし俺もそういうノリでよく遊んでました」

P「毛ほどもやらしい目で見た事なんて無かったんです」

ちひろ「過去形なのがまたアレですねえ」

P「…しかしそんな時に気づいてしまったんです」

P「光っておっぱい大きいなと」

ちひろ「は?」

P「初めにも言いましたが意識しなければ光が巨乳、もっといえば女かどうかともぱっと見わかりません」

P「本当全てが少年みたいな感じですから」

ちひろ「光ちゃんはそういう所が人気ですから」

P「ええ、幅広い層からファンがいて嬉しい限りですよ」

ちひろ「で、そんな光ちゃんに今何と?」

P「…レッスンに付き添ったり特撮ごっこの相手をしたり」

P「ファンが見ないような所で光と触れ合ったりすると解ってしまうんですよ、そして気づいてしまってからは手遅れです」

P「あの破壊力サイズが!あの光にあるという事実!この落差に!ギャップに気づいてしまって!俺はもう…っっ!」

ちひろ「おっやばいですね、110番だ」

P「という事で危険なんですよ、男は皆おっぱいが大好きなんですから」

ちひろ「単にプロデューサーさんが危険なだけじゃないかと」

P「という訳で光に胸が大きい事を自覚をさせてガードを固くしてやろうと思ったんです、あいつのために…後俺のために」

ちひろ「プロデューサーさんに僅かでも良心が残っていたみたいで嬉しいです」

ちひろ「…つまり始めに言ったあの犯罪臭い台詞は」

ちひろ「『お前のに胸が気になるからどうにかしてくれ』って事ですか、やっぱり通報します」

P「だから違いますって、それにそんな直接すぎる風には言いませんよ」

P「…勘違いされやすいけど光ってヒーローみたいなでまっすぐな性格ではあっても」

P「男勝りという訳ではないですよね、普通に女の子してますし」

P「…そこがまた可愛いんですが」

ちひろ「さっさと話進めてください」

P「釣れないですね、つまりは直接そういう事言ったら…恥ずかしがらせちゃうかなーって」

ちひろ「今更何言ってるんです?」

ちひろ「で、結局どうするんです?下手な考えでしたらこの場で通報しますけど」

P「…協力者を探します」

P「幸いにもここはアイドル事務所」

P「同年代の少女がたくさんです、きっと知恵を貸してくれますよ」

ちひろ「それはいいですね、間違いがあっても止めてくれるでしょうから」

P「今日はいつにもまして冷たいですねちひろさん」

ちひろ「大丈夫ですよ、色々アレだとは思ってますが、アイドルを泣かす真似はしないって思うくらいには信頼してます」

P「ありがとうございます、最高の褒め言葉です」

………
……



P「さて、相談するのは誰がいいだろうか」

P「(下手に勘ぐられて痛い…いや、痛くない懐探られるのも嫌だし)」

P「(上手いところ話を誤魔化せて、光を説得できそうな奴は…ん?)」


ムフ…ムフ………ムフフ

P「この笑い声…」

日菜子「むふ…むふふふぅ…」

P「(日菜子か)」

P「自他共に認める妄想好き」

P「ファンからの二つ名は妄想プリンセス、個性派揃いの家らしい仲間の一人だ」

P「しかしその要素だけ注目されて忘れられがちだが」

P「あいつは服のセンスがとてもいい」

P「おそらく普段着の可愛さは数いる家のアイドルの中でも一、二を争うだろう」

P「…うん、あいつなら光に合うのをきっと見繕ってくれるかも」

P「いつもの妄想が暴走して女の子らしい服装を着せてくれたらさらにベネ」

P「それに下手に詮索はされない………だろうな、お気楽な奴だし」

………
……


P「おっすおっすおはよう」

日菜子「…あっ、おはようございますプロデューサーさん…今日もいい妄想日和ですね、むふふ」

P「おう、どんな日和かはさっぱりだが元気そうで何よりだ」

日菜子「はい~」

P「ところでだ、折り入って相談したい事があるんだけどいいか?」

日菜子「…日菜子にですかぁ?珍しいですねぇ」

P「ああ、できれば他人には聞かれたくないんだ」

日菜子「え?え…え……?」

P「向こうの部屋で話するからさ、ちょっと付き合ってくれな…日菜子?」

日菜子「…プロデューサーさんったらこんな…朝から…駄目……」

日菜子「他人には聞かれたくない何て…一体日菜子に何する気ですかぁ…?」

P「日菜子ー?」

日菜子「…もうすぐ他の皆だってきちゃうのにぃ…あはぁ、え?皆がいるからこそ?…それってぇ…」

日菜子「もぉープロデューサーさんったらそんな変態さんだったんですかぁ…」

P「違うよ全然ちがうよ」

日菜子「日菜子幻滅ですぅ…でもそんなプロデューサーさんも…むふ…むふふふふ…♪」

P「(人選ミスったかなあ)」

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喜多日菜子(15)

P「…という訳だ」

日菜子「光ちゃんをですかぁ」

P「お前は服のセンスいいし相談に乗ってくれるかと思ってな」

日菜子「…ありがとうございます」

日菜子「でもぉ…うーん」

P「…どうした?」

日菜子「プロデューサーさん…本当にそう思ってますぅ?」

P「え゛っ?そりゃそう思ってないとこんな相談は」

日菜子「確かに光ちゃんは可愛いのに男の子みたいな格好してて勿体無いなあって思いますけどぉ」

日菜子「日菜子的にはそれでこそ光ちゃんらしくて似合ってるなーって思ってます」

P「う…」

日菜子「それに日菜子がそういう服進めても…光ちゃんきっとうんって言いませんよぉ?」

P「だ、だが、そうでもしないとアイツはこの先ずっとこのままで」

日菜子「…無理しても意固地になっちゃいますよ、きっと」

P「……………」

日菜子「服って…好きな物を着るのが一番です」

日菜子「身だしなみをしっかりして清潔でいるのは当然ですけど」

日菜子「そこからのお洒落は…人それぞれで理由は違いますし~」

日菜子「それは好きな何かだったり流行だったりで」

日菜子「やっぱり…大事なのは自分が好きかどうか…だと日菜子は思います」

P「」

日菜子「プロデューサーさんらしくないですよぉ?」

P「そうだった、な」

P「(完全に論破された)」

日菜子「プロデューサーさんもそういう面を押し出して光ちゃんプロデュースしてるのに」

日菜子「今更急に女の子らしくしろだなんて………」

P「いや、それは…その…方向転換もたまにはいいかなーって」」

日菜子「…………じー」

P「…………」

日菜子「…………じー」

P「…………」

日菜子「…………じー」

P「口で言うなよ」

日菜子「むふふ」

日菜子「ねぇ…プロデューサーさぁん…」

P「お、おう」

日菜子「ナニか………隠してますよねぇ?」

P「…………はい」

日菜子「むふ♪」


………
……





P「………………」

日菜子「……………」

P「(結局全部話してしまった)」

P「……………」

日菜子「……………」

P「あ、あー…すまんな変な話して」

日菜子「………………」

P「できれば忘れてくれ、結局は俺の問題だし自分で考えるからさ、うん」

日菜子「…待って下さい」

P「えっ、だけどこんな話は」

日菜子「大丈夫ですよぉ、ちょっとびっくりしてただけですから~」

P「いやしかしだな」

日菜子「それにせっかくのプロデューサーさんの相談なんですもん」

日菜子「日菜子頑張っちゃいますよ~むふふ~」

P「…ありがとう、そこまで言うなら頼む」

日菜子「はい~日菜子にお任せですぅ」

P「ただ自分で言うのもなんだがこんな相談無理に乗ってくれなくてもいいんだぞ」

日菜子「そんな事ありませんよぉ、日菜子にも考えがあったから相談を受けたんですよぉ?」

P「えっ?どんな考えがあるって…」

日菜子「むふ、まずは落ち着いてくださいプロデューサーさん」

P「お、おう」

日菜子「妄想にはちゃんとした気持ちに挑まないと駄目ですからぁ…むふ」

P「……………妄想?」

日菜子「はい~日菜子の作戦ですけど…説明するより妄想した方がプロデューサーさんに伝わると思うんです」

P「わざわざそんな事しなくても…」

日菜子「いえいえ、こういう事はイメトレが大事なんですよぉ?しっかり日菜子の言うとおり妄想して下さいね~」」

P「あ、ああ…とにかくやってみる」

日菜子「むふ、言いお返事ですプロデューサーさん…」


日菜子「…それではまず光ちゃんがいつものようにレッスン場にいたと考えてください」

P「おうよ」

日菜子「その日…プロデューサーさんは…」

P「……………」


………
……

「…おはよう光」

「あっ、おはようプロデューサー!」

今日も俺を太陽の様な笑顔の光
毎日と変わらない輝く顔

「相変わらず元気だな」

「ああ!アタシはいつでも全開だぜ!」

この屈託の無い様子
こうして付き合うだけでも不思議と元気が沸いてくる
しかし…その顔も今日は…
 
「でも珍しいなプロデューサーがレッスン場まで来るなんて」

「今日は俺と光だけなんだ」

「え?トレーナーさんもいないのか?」

「実はな…今から始めるのは所謂秘密の特訓なのさ」

そう秘密のな

「何ィ!?プロデューサー!それは本当か!」

「おうとも、光そういうの好きだろ?」

「勿論だぜ!ふっふっふプロデューサーもアタシの好みを解ってきたな!」


そう言って光は無邪気に笑う
俺の事を心の底から信じてくれているのだろう
コレを今から俺が好きにできる
そう考えるだけで、腹の奥が熱くうずくような感覚が沸いてくる

「プロデューサー?」

「なんでもない、すぐにでも始めよう」

「おうっ!」

………
……



「光は体が柔らかいなー」

「………あっ…うん」

「よく運動してるからかね、羨ましい…な」

「……っ……!…」

光の体に力みが入る
…今くらいのがアウトか?
まあ今やろうとしてる事じたいアウトなんだから誤差の範囲内か

「…ん?どうした光?」

「………ね、ねえ、プロデューサー」

「何だ?」

「どうもしてないけど…えっと…そのさ」

「……………」

「…………うう」

押し黙る、光にしては実に珍しい
まあ言いたい事が言いたい事だろうから当然かもしれない

「何も無いなら続けるぞ」

「ま、待って!」

「…………」

「…何か、変、じゃない?」

「………何かって?」

オウム返しに聞いてやる
今はまだだ、だからこそ光に言わせておきたい

「何かって…そりゃ……」

「ただのストレッチじゃないか、そんなに変だったか?」

「それはそうだけどさ…」

「もしかして何処か痛いのか?それとも俺は下手だったか?問題があるなら早く言ってくれ、お前の体調が一番だから」

あくまでとぼけたままだ
素直な光だ、こう言われてはまだまだ強くは出れないだろう

「あ、うん…痛くも無いしプロデューサーは下手じゃないよ…でも…その…」

「………………」

「…………だから…さ…」

「なんなんだかなー俺にはさっぱり解らんよ」

「………………」

「光らしくないな、歯切れが悪いぞ?」

「う、うっがー!」

「なんだ、いきなりどうした」

「あー!もー!プロデューサーのバカッ!」

「アタシだってこんなに触られたら恥ずかしいんだって!!」

「えー…」


本当は当然解っていた
単純に俺が柔軟の相手をしているのが気になっていたのだろう
学校でやるような簡単な物ではなく
普段のレッスンでやるような本格的なものだ
トレーナーさんやアイドル相手にともかく
男の俺にやられるのは当然恥ずかしいだろう


「…おいおいコレは柔軟だぞ?そんな事言ってもしょうがないだろ」

「そ、それにプロデューサーの触り方何か変だし!」

「普通にやってるだけだって、そういう風に考える光がの方こそ…」

「わあああああ!?そ、そんな事言うなよ!!プロデューサーの変態!!」

勿論嘘だ。
かなり際どい事をしてたしな、おかげで堪能させて貰った

「ははははは」

「うう…もうやだ…」

赤い顔でうなだれている
この初々しい反応だけでも今日の機会を用意した甲斐はあったな

「そうだな、お前も女の子だもんな、悪かった」

「…ふん、気付くのが遅いぞ」

「だからちゃんと女の子扱いしてやらないとな」

「えっ?」

けれど今日の本当の目的の前にはまだ前菜にすぎないんだよ光

「……………」

「あ………え?

後ろから抱きすくめてやる
小さすぎる体は俺の腕の中にすっぽり納まる

「んー本当にちっこいなお前」

「プロ、デューサー?」

「んんん…」

「………あ……えっと…」

今のうちに匂いも嗅いでおく
あっけにとられて動けないうちに味わっておこう

「ち、ちっちゃくない…よ…140はあるんだから…」

「それを世間では小さいって言うんだよ」

「そっかあ…うん」

「こうして腕の中に収まるくらいだもんな」

「あ、ああ………ってプロデューサー!!!」


我に返ったのかじたばたと光が暴れだす
本気ではないだろうが、それでも非力すぎる光の腕力が可愛い

「暴れるなって触りにくいじゃないか」

「暴れるよ!!何してるのさ!!」

「何って…そりゃ、こういう事だよ」

するりと手を体に這わせ
シャツの上から体を撫で回す

「わっ!?ちょ…ど、何処触って…」

「何処って何処だ?」

「そんなの…そこはアタシの…っあ」

抗議は最後まで聞かなかった
背は低いが服の上からでも光の発育具合が良く解る、素晴らしい

「プロデューサー!!じょ、冗談は止めてって!さっきからおかしいぞ!!」

「ん?」

「こ、こんな事駄目だ!幾ら冗談でもやって良い事と悪いことが…」

「悪かった」

「え?」

すぐに手を止めてやる
体は押さえつけたままにしているが
少しだけ力は抜けたようだ

「悪かったよ」

「あ、ああ、解ってくれたならいいさ」

「そ、それよりもう離れてよね!!こんな事はしたら駄目で」

「お前がまだ冗談と思ってたなんて」

「え?」

「光、俺は本気だよ」

「プロデューサー…?」

「………………」

「…っっ?!?!」

胸をわしづかみにしてやる
ただ力を入れすぎないように、痛くしたら可哀想だ
それに体はアイドルの資本だ、下手な真似をしないよう気をつけないと

「……んんっ…!?…やっ…あ」

「おっ…なんだ、お前もいい声が出せるじゃないか」

「あ…え…?」

「嫌がってるだけじゃつまらないからな」

「ち、違…アタシは…そんな」

「それとも痛いのか?ちゃんと注意はしてんたがごめん」

「それも違う…でも、そんな」

「光はわがままだなあ」

「…え…あ?ごめんなさい」

「安心しろ、ちゃんと気持ちよくしてやるから」

「あ、え?え?違う違う、おかしいよ、違わないのに、違う、こんなの…」


………
……

「どうしてさプロデューサー…」

「……………」

「アタシ達、相棒だろ?」

「相棒?」

「そ、そうだよ、こ、こういう事はアタシ達みたいな間でする事じゃ」

「…俺はずっと我慢してたんだ」

そう、お前の体をな

「え、で、でもアタシまだ子供だよ…あ、あはは、冗談だよね、そうだよね?

「こんな大きな胸もか?」

「っ…っく…!?」

止めていた動きを再開する

「お、良い反応だな、今のは良かったんじゃないか?」

「…し、らないよ!プロデューサーのバカ!」

「そうか、じゃあ解るまで続けよう」

「…………っ」

「口ではそうじゃなくても体は…ってのは寒すぎるかな」

「あ…アタシだってこんな胸…!」

「そうだな、お前がもっと体を気にして女の子らしくしていて、ガードが固ければこんな事にはならなかったのにな」

「…っ!……んんっ!!」

「……………」

もう手は止まらない、いや止められない
ここまで来てしまったんだ

「やめて、よ、こんなの…嫌だ」

「そんなに嫌ならもっと拒めばいい、流石に泣き喚いて暴れられたら俺も止めるさ」

もし止められるなら、そう光が心から俺を

「………………」

「………………」

「できないよ、プロデューサーにそんな事」

「…そうか、やっぱり良い子だなお前は」

「でも、違う…嫌…じゃない…けど…絶対おかしいよ…っ!」

「おかしくてももう俺は止まらない…もう止められないんだ」

「プロデューサー…」

「…ごめん」

「何で…謝るんだよ…!」

「…ごめん」

もう言葉にするのは最後にしよう
服の中に手を滑り込ませる
光の息の漏れる声が聞こえ光の体の強張りが強くなったが…気づかなかったことにした



……
………




日菜子「…これがきっかけで光ちゃんはすっかり女の子らしく」

P「却下」

お風呂に入ります、日付が変わる前に終わりたかったのに半分もいってない、何で

保守ありがとうございました




日菜子「えー?」

P「お前は俺を何だと思ってる」

日菜子「アイドルが大好きなケダモノさん♪」

P「あのさぁ…」

日菜子「女の子の恥じらいを覚えさえたいのなら一番なのにぃ」

P「荒療治にもほどがあるわ」

日菜子「でもいい作戦だと…」

P「OK日菜子…お前さ、もしコレと同じ事を自分がされたらどう思う?」

日菜子「それは……」

P「嫌だろ?幾ら何でもいきなりこんな事されて都合良くだなあ!」

日菜子「………………素敵…ですね、むふ」

P「」

日菜子「密かに淡い思いを抱いていた相手」

日菜子「二人きりでレッスンという甘い時間」

日菜子「それなのに豹変し自分にケダモノの様に衝動をぶつけてくる」

日菜子「嫌な気持ちとうれしい気持ちに混ざり合って」

日菜子「せめてもう少し時間がほしい、少しでいいから…っ」

日菜子「しかし男の手は獣欲のまま幼い体に手を伸ばし」


P「もういい」

日菜子「え~」

日菜子「むふふ………妄想のレギュラーになりそうですよぉ」

P「ありがとうとても参考になったこれで光の対応も大丈夫だそれじゃ俺はもう行くからお疲れさま」

日菜子「あーん待ってくださーい」

P「そう言われてもなあ」

日菜子「もーしょうがないですねぇ、じゃあ次はもう少し真面目なのいきますよ」

P「…お前解ってやってるだろ」

日菜子「ではでは♪」


………
……

「っん………あ……やっ……」

「……………ふふ」


アイドル達のレッスン場
普段は彼女達の熱いトレーニングの音が響く場所だ
しかし今日は女の嬌声が響…いや、違うか
そんなアレな言葉はコイツには似合わないか

「んっ……あっ…そこ……は」

「そこは?」

「……………っ」

相変わらず抵抗する姿勢は解かない
しかし体の反応だけは変わってきている

「そうか、いいのか」

「あ…………」

「すっかりお前も慣れたみたいで嬉しいよ」

「…っ!プロデューサーのせいだろ…!」

「そうだな、責任取るよ」

「や…そうじゃなくて…」

なし崩しに関係を持ってしまった俺達
あの後光に通報でもされれば俺の人生は終わりだった
しかし光はそれをしなかった

「やっぱりお前も楽しんでくれないとな、そうでないとやる気が出ない」

「…馬鹿っ!」

「そうだな、たぶん大馬鹿だ」

「そういえばコレも何回目くらいだろうな、覚えてるか?」」

「…覚えてない」

「そうか俺は数えてるぞ」

「……………」

「随分経ったよな…」


あれきりで終わる何て事は勿論できず
時間を見つけては光とイチャつく日々
光もはっきりと拒む事はせず、曖昧なままで俺に流される
だからこそこうしてまた…


「プロデューサー?」

「あ…すまん、ぼーっとしてた」

「そっか…あ、いや別にいいんだけど」

「…なんだ、相手して欲しかったのか悪いな」

「ち、違う!そんなんじゃない!」

「ただ…」

「うん?」

「……………こうしてさ」

「…一緒にくっついてるだけなら…そ、そんなに悪くないかなって」

「………………」

「あ、あー!やっぱり駄目!今日はもう終わり!」

「いやそりゃ無理だ」

強めに引き止めて押倒す

「プロ…デューサー」

「そんな事言われたら、滾るだろうが」

「………くっ…あ……もう…」

………
……



「…そろそろ解ったか?自分の体がどれだけイヤらしいのかを」

「そんな事…!…っか…!?」

「…………胸の先は結構強めでもいいんだってさ、すぐに慣れる」

「う、うー……」

「いい顔だな光…目を閉じて」

「んっ…」

………
……


「はいそれじゃ光繰り返してくれ」

「アタシの……胸も………プロデューサーの………」

「もっとしっかり」

「………本当に言わないと駄目か?」

「駄目」

「……………解ったよ」

「ア、アタシの…胸も…体も…プロデューサー専用…だ」

「良し良し、良くやった光、可愛いぞ」

「…やっぱり変態だよねプロデューサーって」

後おそらく二時間くらいで終わるので許して下さい



「プロデューサー…どうしてそんなにアタシに言わせるんだ?」

「………………」

「こんな事して…楽しいのか?」

「…楽しいね」

「えっ…」

「光の口から聞いてみたいんだ」

「光は俺の相棒だろ?つまりパートナーだ」

「う、うん、相棒だよ…アタシはプロデューサーの相棒…」

「だからさ」

「あっ…」

腿に這わしていた手をつけねに伸ばす

「………光」

「そ、そこは本当に」

「大丈夫だって、これだけ慣らしたんだ」

「あ…ああ…」

「力、抜いて


……
………


P「おらっ」
ハラパンッ

日菜子「ああん」

P「悪化してるだろ、というかさっきと何が違う」

日菜子「さっきのは少女漫画で今のは少女小説って感じです」

P「官能小説にしか見えないんですけどそれは大丈夫なんですかね」

日菜子「プロデューサーさん…女性向けの世界って、怖いんですよぉ?」

日菜子「つまり半端なのよりやれる所までやっちゃえばいいんですよぉ」

P「お前は俺を社会的に抹殺したいのか?」

日菜子「いえいえ、こうしてしっかり調教しちゃえば」

日菜子「後はすっかりプロデューサーさんに言いなりです」

日菜子「バレなければいいんです、むふふ…何も不都合な事はありませんよ?」

P「社会的に死ななくても人として死んでるっての」

日菜子「…でもプロデューサーさんも結構ノリノリでしたよねぇ」

P「…健全な男の子ですから、が!あくまで妄想だからだ!光にんな真似できるか!!」

日菜子「むふ、流石プロデューサーさんです、ちゃんと解ってるみたいで日菜子嬉しいです」

P「………お前な」

日菜子「こういうのは妄想だから楽しいんですよねぇ」

日菜子「もしプロデューサーさんが本当に試す何て言ったら日菜子びっくりでしたよぉ」

P「やっぱ相談に乗る気は無かったんだな」

日菜子「あはっ♪」

P「ったく」

日菜子「…怒らないんですか?」

P「元々駄目元の相談だったからな、内容が内容だし…まさかここまでからかわれるとは思わなかったが」

日菜子「……………」

P「馬鹿な話ができて少し気が楽になったよ、ありがとな」

日菜子「んー違いますよぉ」

P「…ん?」

日菜子「日菜子はずっと真面目でしたよぉ?」

P「そりゃ妄想に関してはお前は真面目だろう」

日菜子「ううんそうじゃありませんよぉ」

P「んんん???だからどういう」

日菜子「真面目に考えた上で、相談に乗らなかったんです」

P「………は?」

日菜子「プロデューサーさん、解ってます?」

P「解ってるって…何をだよ」

日菜子「光ちゃんが魅力的で手を出したくなるのを抑えたい…そんな相談したんですよぉ?」

P「そんな事言った覚えは無い」

日菜子「意味は違ってないですよね?」

P「それは…いや………そう、なるかもしれんが、だが光相手にそこまで本気でだな」

日菜子「初めに相談された時も光ちゃんの胸の事は言いませんでしたし」

日菜子「…後ろめたい気持ち…あったんじゃないですかぁ?」

P「…………そう、だったんだろうか」

日菜子「…まだ気付いてなかったんですか」

日菜子「呆れちゃいますねぇ~」

P「す、すまん、言い訳するなら自分でも気づいてなかったんだ」

日菜子「ええ、解ってますよ、プロデューサーさんはにぶちんですからぁ」

日菜子「日菜子に相談したのも意地悪でも何でもないのも解ってます」

日菜子「…でもこんなの聞かされたら…妬けちゃいます」

P「本当にすまん、だから」

日菜子「鈍い上にデリカシーも無い…意地悪だってしたくなりますよ」

P「…えっと」

日菜子「日菜子は都合の良い女なんですねぇ~悲しいです」

P「あの」

日菜子「日菜子の胸ももうちょっと大きかったら気にかけてもらえたのかなぁ」






P「…怒ってる?」

日菜子「むふ」

P「(初めから素直に…違う、そもそも相談するべきではなかったのか)」

P「(お気楽そう…じゃない、そう見えるだけで日菜子だって考えてるよな)」

P「今更何言っても遅いかもしれないが、ごめん」

日菜子「………………」

P「……………」

日菜子「……………むふ、いいんですよ」

日菜子「日菜子別に怒ってなんかいませんし男の人はみんなケダモノさんだって知ってますからぁ」

P「…いや、もういい、誤魔化さなくても」

日菜子「いーえ誤魔化してなんかいません…はじめに言ったじゃないですかぁ」

日菜子「プロデューサーさんに頼られて嬉しかった…って、むふ」

P「」

日菜子「ああ、王子様をただただ支えお姫様…健気ですねぇ…むふ」

P「(罪悪感で死にそう)」

日菜子「…もープロデューサーさん、本当怒ってなんかいないですからぁ」

P「ソウネ」

日菜子「(…ちょっと苛めすぎちゃったかなぁ?)でも凹んでるプロデューサーさんもいいですねぇ…ふふふふふ」

ガチャッ


P「…ん?」

日菜子「…あらぁ?」

光「~♪熱血~フンフフーン~♪」


P「(…光か)」

日菜子「来たみたいですねえ光ちゃん」

P「そ、そうだな…」

日菜子「じゃあ行きましょ♪」
グイッ

P「え、いやお前、今の俺に何をさせ」

バタンッ


光「…うん?あれ、二人ともそんな所で何してたのさ?」

P「」

日菜子「むふ、秘密です…おはよう光ちゃん」

光「うんおはよ…って秘密特訓!?」

日菜子「むふふ」

光「くっ…なんて心が躍るんだ…なあプロデューサー!アタシも秘密特訓したいぞ!」

P「いやお前にはまだ早」

日菜子「いいですよぉ?それじゃ今度は光ちゃん本人にさっきの続きを」

P「ごめんなさい、やっぱり怒ってるんですよね日奈子様」

日菜子「何のことでしょうかぁ?」

光「んー?」

あの後日菜子は光を連れて何処かに行ってしまった


P「……何だかなあ」

P「(怒ってるのか怒ってないのか結局解らずじまいだったな)」

P「(あのニヤケ面を結局崩さなかったし)」

P「(…でも悪い事しちゃったのは間違いないな、ちゃんとお詫びしよう)」


P「しっかし今度からもっと考えて行動して」

バタンッ

光「プロデューサー!!!」

P「お、おう?」

光「……………」

P「……………」

光「……………え、えっとだな」

P「は、はい」

光「ひ、日菜子さんから聞いたんだけど…」

P「っ!?」

光「…うっ……だ、駄目だ駄目だ!アタシの柄じゃないっ!」

P「どうしたんだ、アイツに何を聞いて」

光「コレを見て!」
ガバッ

P「え、いやお前がシャツ捲り上げとか嬉しいけどんな事したらモロ………あっ」

P「(…ブラ、それもスポーツブラっ)」

光「……どう?」

P「あ、うん、いいと思うぞ、お前に合ってる」

光「そ、そっか!良かった…っていつまで見てるんだ!エッチ!」
バッ

P「お前から見せたんだろ…不可抗力だっての(…もう少し見せてくれてもいのに)」

光「うー…馬鹿…でも、ありがとうプロデューサー」

P「え?お礼言うのはこっちなのに」

光「…今日のプロデューサーはどっかおかしいぞ」

………
……


日菜子『プロデューサーさん、光ちゃんにブラして欲しいんだって』

光『え…ア、アタシはまだそういうのは』

日菜子『駄目ですよぉ、女の子はちゃんとそういう事しないと』

日菜子『…それにプロデューサーが言うには、光ちゃんみたいに良く動く子だと胸がね…』

光『む、胸が…』

日菜子『………………むふ、心配だって』

光『…心、配?』



光「…アタシの胸って結構大きいらしくて」

P「(結構ってかかなりなんだけどな))」

光「それなのにブラしてなかったのをずっと気にしてたんだよな」

光「このままだと体に悪いし…か、型崩れ?もするとかなんとか…」

P「………………」

光「でもプロデューサーからだと言いにくいからってずっと悩んでたって…」

P「そう聞いたのか」

光「違った?」

P「…いや、違ってはいない」

P「(そう違っては無いが…アイツ、誤魔化してくれたのか)

P「(…何から何まで頼りっぱなしだな)」

光「ちょっと恥ずかしかったけどさ、つけてみるといいもんだね!動いても揺れないし凄く快適だ!」

P「そりゃ何より」

光「へへっ…」

P「(こんな事なら普通に言っておくべきだったかも)」

光「…でもさプロデューサー」

P「ん?」

光「……………」

P「どうした、まだ何か」

光「…っもう!アタシに言わせたいのか!」

P「なんだよ…話が解らんぞ」

光「………日菜子さんから全部聞いたって言ったじゃないか」

P「…………えっ?」

………
……


日菜子『…というのは建前でぇ…あ、建前は違うかなぁ』

日菜子『ちゃんと心配もしてましたし、光ちゃんの事を思ってる…』

日菜子『でもきっとそれ以上に…光ちゃんの胸が気になって仕方が無いんだってぇ…むふふ♪

光『えええええ!!!』

日菜子『さっきの秘密の特訓も…むふ、ふふふふふふ』

光『ちょ、ちょっと日菜子さん!それって何なのさ!!』

日菜子『むふ、光ちゃんには刺激が強いからぁ…むふふ、あ、でも一個だけ…』

光『う…うん』



P「」

光「さ、さっきのもさ…凄い恥ずかしかったけど…プ、プロデューサーさんは見せてあげたらすっごい喜ぶ…って」

P「(アイツ…誤魔化したんじゃなくて、全部言いやがったのか)」

光「う…ぐ…思い出したらまた顔が熱いぜ…」

P「…そ、そうか、悪い」

光「…いいさ、さっきのは今までプロデューサーに迷惑かけてた侘びなんだから…っ!」

P「(かわいい)」

P「………………」

光「………………」


P「(落ち着いたらすっごい気まずい)」

P「ま、まあ、余り気にするなよ?」

光「……………」

P「別に今までと同じに接してくれたらいいからさ」

光「……プロデューサー」

P「ん?どうした」

光「…んな事!出来るわけないだろ!!」
ドゴッ

P「おぶっ!?」

光「ほんっとにアレだなプロデューサーは!!」

光「日菜子さんに全部聞いたんだから…ア…アタシの事…その…そういう目で見てた…のかな」

光「とにかく!プロデューサーの事は嫌いじゃないけどさ!アタシまだ駄目だから!解んないから」

光「…もうアタシレッスン行く!また今度な!!」

タタタタタタタ

P「……………」

………
……



ちひろ「プロデューサーさん、去勢でもしてもらったら如何ですか?」

P「笑顔で何を言ってるんですか」

ちひろ「そのほうが世のためになるかと」

P「まだ見ぬ息子のためにもそういうわけにはいきませんよ」

ちひろ「息子ならもう見慣れてるじゃないですか、さあスパっとやっちゃいましょう」

P「ふえぇ…怖いよぉ…」

P「ただ結果オーライですが、光も女の子らしくなりました」

P「女の子らしい服はまだ先ですが、ガードは固くなりましたし良かったです」

ちひろ「…そうなんですか?私が以前見たときは前と変わりありませんでしたよ?」

P「え?あれからは俺に対してはそういう態度を撮るようになったんですけど…おかしいですね」

ちひろ「あっ(察し)」




おしまい

支援や保守ありがとうございました
…次はもっと光がちゃんと活躍する話にしたいです

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