仗助「スパゲッティーを食べに行こう」(297)

仗助「なあ、康一ィ、おめーここら辺でパスタがうまい店なんて知ってるか?」


康一「パスタ?うーん、トニオサンの店以外じゃあわかんないなぁ~」



仗助「うーん、そうか・・・」


億泰「パスタがどうかしたってのかよぉ~ッ」

仗助「いやよ、昨日承太郎さんから電話があってよぉ~・・・」


康一「承太郎さんから?」


仗助「そんでよ、ジジイのヤツがまたここにくるらしいんだわ」


康一「ショースターさんがッ!?」

承太郎『・・・久しぶりだな。仗助』


仗助「そうッスね~、今日はいったいどうしたんスか?」


承太郎『お前に折り入って頼みがあるんだが・・・聞いてくれねーか』

仗助「頼みッスかぁ~?  おれにできるコトならいいッスけどねぇ~・・・」

仗助「また、スタンド使いの動物を狩りに行くってのはカンベンして下さいよォ~」
   (承太郎さんの頼みってのは・・・たまにスッゲェやっかいなコトがあるからなぁ~・・・)

承太郎『なに、難しいことじゃあない。急で悪いんだが・・・ジジイ、ジョセフ・ジョースターがそちらに向かうことになった』

仗助「えっ!?  そうなんスか?」

承太郎『ああ・・・静の親をもう一度、一応ではあるが探してみよう・・・という話になってな』

仗助「静ちゃん元気にしてるんスか?」

承太郎『ああ、元気にすごしている・・・ジジイがいないと泣きわめいて周りを透明にしてしまう以外はな・・・』

仗助「ハハ、大きくなったらグレートなスタンド使いになりそうッスねェ~」

承太郎『悪い方向に走らなきゃあいいんだがな・・・ま、そういうわけで、ジジイがそちらに向かう予定だ・・・、よろしく頼む』

仗助「いいんスけどォ~、ホテルとかはとってるんスか?さすがにおれん家には泊めらんねーしよぉ~」

承太郎『ああ、それはもう予約してある・・・安心してくれ・・・」

承太郎『そして・・・ついでなんだが・・・今回ジジイはパスタ・・・スパゲッティーが食いたいらしい・・・杜王町で美味い店を紹介してやってくれ』

仗助「え~、おれもあんまり知らないッスよぉ!?トニオさんとこじゃあダメなんッスか?」

承太郎『駄目というわけではないんだが・・・トニオの店は何度も行ったからな・・・まあ、もし見つからなければそこでかまわない』

仗助「まあ、探してみるッスけどねェ~」

承太郎『・・・・・・よろしく頼む』

仗助「っつーワケなんだけどよ、どこかしらねーかぁ?」

康一「うーん、最近僕らもドゥ・マゴかトニオさんの店しか行かないもんね・・・」(オネーチャンナラシッテルカモ)

億泰「ム、ナイスアイデアひらめいたぜッ!おれがジョースターさんにスパゲティーを作ってやりゃあいいんじゃあねーかッ!」(オレッテアタマイイ~)

仗助「おお、その手があったぜ!  おめーはスパゲティーなんかも作れんのかよぉ~!スゲェーなぁ」

康一「・・・・・・!!  もっといいことを思いついたよッ!!  仗助くんが作ったらどうかなぁ!?」

仗助「はぁ~!?なにいってんだよぉ~、康一ィー!おれは料理なんてからっきしだぜぇ~!」

康一「そこはまあ、億泰くんに教えてもらいながら何とかする感じで・・・」

億泰「それじゃあ、おれが作った方が早ぇじゃあねーかよぉ」

康一「もう、バカだな億泰くん!今回だけはねー」

康一「仗助くんが作るから、いいんじゃあないか・・・・・・」

億泰「??」(ナンデ?ネ?ナンデヨ?)

仗助「・・・!  ま、まあ、おれはかまわね~けどよぉ~・・・」

康一「よしッ!決まりだねッ!」

億泰「???」

億泰「??」(ナンデ?ネ?ナンデヨ?)

仗助「・・・!  ま、まあ、おれはかまわね~けどよぉ~・・・」

康一「よしッ!決まりだねッ!」

億泰「???」

康一「じゃあ、億泰くん、仗助くんにパスタの作り方教えてあげてよ」

億泰「まあ、それはいいケドよぉ~」(ナンデオレガツクッチャダメナンダ?)

仗助「でも、スパゲッティーつってもよぉ~、たくさん種類があるよなぁ~」

康一「うーん、なにがいいかなぁ・・・」

億泰「それじゃあよぉ、作るのを教えるついでに、イロイロ作って食べ比べて考えてみっかぁ~」

億泰ホーム


億泰「よし、材料は用意したぜぇ~」ドッサリ


仗助「おいおい、いくら何でも買いすぎじゃあねーかッ!いったい何品作るつもりなんだよぉ~」


億泰「まあ、いいじゃあねーかよッ」

康一「それで、億泰くん、最初はなにを作るの?」


億泰「まあ、最初はカルボナーラでもつくってみっかぁ~」

仗助&康一「か、カルボナーラ!?」

仗助「おめーそんなモンまで作れんのかよぉ~!」

億泰「用意する物はこれだぜっ!」
(一人分)

パスタ     1人分  
生クリーム  70~80cc   
白ワイン   30cc   
粉チーズ   適量(大さじ1くらい)

黒コショウ  適量
卵黄     2分の1個分
ベーコン   2枚くらい
オリーブオイル 適量
にんにく    お好みで



正直、二人分作ったほうが分量的に楽かも・・・え?一緒に食べる相手がいないって?
>>1も一緒だよ  冷蔵庫にしまっちゃおうね

億泰「まずはよぉ、鍋でパスタを茹でていくぜッ!」

億泰「その間によぉ~、オリーブオイルでベーコン(とにんにく)を炒めてよぉ~」フライパン

康一「ベーコンをカリッと焼くとおいしいよねッ!」


億泰「次にそこに白ワインを入れて少し沸騰させるぜッ!」

億泰「白ワインが沸騰したら、次は生クリームを入れて、また沸騰させるんだぜぇーッ!」

仗助「おお、イイにおいがしてくるじゃあねーかッ!」

(生クリームは全部入れずにちょっと残しておいてね)

泰「さて、ここに茹で上がったパスタをいれてっと・・・」

康一「うう、もうすでにおいしそうなんだけど・・・」

億泰「そこに残しておいた生クリーム、卵黄、チーズにコショウを入れてよぉーッくかき混ぜるんだぜッ!」

(事前に混ぜておいた方が楽かも)

億泰「あとは皿に盛りつけたら完成だぜッ!」


康一「ああ~、喫茶店で食べるカルボナーラみたいだぁ~!!」

仗助「おおぉ!この味の濃厚さ!マジでうめーなぁ~ッ!」

億泰「ちょっぴり物足りなかったら、さらにチーズをかけてもいいぜェ~ッ!」

康一「ふう、おいしかった」


億泰「次はよぉ、さっき使った生クリームで・・・トマトクリームスパゲッティーなんてのはどうだぁ~?」

仗助「おお、なんかオシャレな感じだなぁーおい!」

億泰「用意する物はこれだぜっ!

パスタ    一人分
エビ     食べたいだけ  イカ、鮭などでも可
にんにく   一欠片
タマネギ   4分の1
ホールトマト 半分(カットのほう)
生クリーム  40cc
オリーブオイル 適量
塩コショウ 適量
白ワイン   適量
粉チーズ   適量

億泰「まずはフライパンでニンニクとタマネギを炒めてよぉ~」

億泰「タマネギがしんなりしたら、塩コショウをしたエビを入れて、かるく焼き色を付けていくぜぇ~!」

億泰「そのあと、白ワイン、ホールトマトを入れて5分ほど煮込んでいくぜっ!」

康一「トマトの酸っぱいイイにおいがしてくるねッ!」

仗助「今日は白ワインを使うんだなぁ」

億泰「5分煮込んだら、生クリームを入れて、軽く混ぜたら、パスタを入れてよぉ~」

億泰「盛りつけて粉チーズをふったら、完成だぜッ!」



康一「わあ、とってもおいしそうだッ!」

仗助「おお、トマトの酸味とクリームの甘味がいい具合にマッチしてんなぁ~」

康一「・・・でも、よく考えたらこういうコッテリしたパスタって、ジョースターさんには合わないんじゃあ・・・」

仗助「・・・まあ、あのじじいなら、食えそーなモンだけどなぁ~」


億泰「なら、次はあっさりしたスパゲッティーでも作ってみっかぁ~」

康一「それってどんなの?」

億泰「次はよぉ~ッ和風ペペロンチーノを作るぜッ!」


仗助「どういう風に和風なんだよ?」

億泰「まあ、見てなって」

億泰「用意する物はコレだぜッ!」

パスタ        一人分
ちりめんじゃこ   適量(しらすでも可)
水菜         半束
にんにく       一欠片
唐辛子        適量
塩 コショウ     適量
醤油         適量
オリーブオイル   適量


康一「確かに材料も和風だねッ!」


億泰「まずはにんにくとちりめんじゃこ、輪切りにした唐辛子を炒めてよぉ~」

億泰しっかり炒めたら、水菜を入れて少しだけ炒めるぜェ~ッ!」

仗助「水菜とパスタってのは、あうのかよぉ~?」

億泰「意外と合うもんだぜッ!」


億泰「そしてそこにスパゲッティーを入れて、軽く混ぜたら、・・・」


億泰「醤油と塩、コショウで味付けをしていくぜッ!」

億泰「お皿に盛って、じゃこと水菜をチョイとのせたら完成だぜッ!」


仗助「確かにさっきの2皿よりもあっさりしてるかもなぁ~!」


康一「で、でも、醤油とにんにくでシッカリと味が付いていて、とってもおいしいよッ!唐辛子の辛さもちょうどいいねッ」

億泰「おれ、辛いのダメだったのに、トニオのスパゲッティーで味に目覚めたんだよなぁ~」モグモグ





億泰「この調子でどんどん作っていくぜぇ~、仗助ェ!しっかりメモしろよなッ!」


仗助「ま、まだ作るのかよぉ~!!」


康一「・・・・・も、もうオナカいっぱいだあ・・・」ゲップ

億泰「さ、さすがに10種類はいっきに作りすぎたか・・・」


仗助「あ、あたりめーだろ・・・もう食えねーぜッ・・・」

康一「でも、仗助くん・・・どれをジョースターさんに作るか決めた?」

仗助「・・・・・・ああ、『コレ』にするぜッ!」

億泰「なんで『コレ』なんだぁ~?」

仗助「ああ、それはよぉ~・・・・・・」

ジョセフ「・・・・・・」
数日後

承太郎「大丈夫か、ジジイ。もうすぐ着くぜ」

ジョセフ「・・・! おお、そうか。仗助は元気にしとるかのぉ~」

承太郎「ああ、電話の声を聞く限りでは、元気そうだったぜ」

ジョセフ「それならいいんじゃが・・・」

静「・・・・・・きゃきゃ」

ジョセフ「おお、よしよし、もうすぐ着くからのぉ~」

承太郎「・・・・・・」

エコーズact1『あっ!承太郎さん、ジョースターさん!久しぶりですね!」ドッギュウゥゥゥゥン


承太郎「!  ああ、康一くんのエコーズか」

ジョセフ「おお、久しぶりじゃの~」

エコーズ『へへへ、サイッコーのスパゲッティーを用意したんで期待してくださいね!!』

承太郎「?」

上陸

ジョセフ「おお、元気じゃったかのぉ~仗助くんに億泰くん、康一くん」

億泰「おうよッ!ピンピンしてるぜッ!」


仗助「アンタも元気そうじゃあねースか」

承太郎「・・・・・・」

静「あば・・・あば」


康一「アレッ、静ちゃん大きくなってるねッ!」

ジョセフ「ああ、最近ダッコするのも大変になってきてのぉ~」

億泰「将来、美人なオンナノコに育ってそうだなぁー」

仗助「おいおい億泰ぅー、まさかお前今からねらってるんじゃあねーだろうな!?」


億泰「ば、バカいってんじゃあねーッ!そんなわけねーだろうがよッ!」


ギャハハハハハハハ

承太郎「・・・ところで仗助、頼んでおいた店は見つかったか?」


康一「ニヒヒ!」

億泰「へへへ」

承太郎「?」

ジョセフ「そうじゃのー、長い船旅でお腹も空いたし、うんまいスパゲッティーが食いたいのぉ・・・」

仗助「あ、あのよぉ~・・・」テレテレ


康一「もうッ!仗助くんたらッ!何恥ずかしがってんの」

仗助「そんなわけじゃあねーよ・・・」

億泰「さっさと言っちまえよッ!」

承太郎「話が見えてこないな・・・店がみつからなかったのか?」

仗助「スパゲッティーならよぉー、オレが作ってやるからよぉ・・・食ってみてくんねーか・・・」テレテレ

ジョセフ「!?」

承太郎「・・・なるほどな」ニヤリ

ジョセフ「じょ、仗助くんが作るのかの?」

億泰「そんなわけだからよぉ~ッ、早くおれんちにいこぉーぜッ!」


康一「早く行きましょうよッ!」

ジョセフ「わ、わかっちょるよ・・・」

億泰ほーむ


仗助「じゃ、じゃあよぉ~、おれは料理作ってくるから、ちょっと待っててくださいよぉー」

康一「がんばってねっ!仗助くん」

承太郎「しかし、まさかあの仗助が料理をするなんてな・・・」

ジョセフ「とっても驚きじゃのォ~」

承太郎「しかし、誰かに習ったのか?東方朋子か、もしくはトニオか・・・」


億泰「へっへ~~ん!仗助に料理を教えたのは、この億泰サマよぉ~!」



承太郎&ジョセフ「・・・・・・」




承太郎「何ッ!!?」

ジョセフ「!!?」

康一「や、やっぱり意外ですよね」

承太郎「お、億泰・・・お前・・・料理なんかできるのか・・・?」

億泰「なんなんすかぁ~!その反応はッ!おれの料理はスッゲーうまいんだからなッ!」

康一「まあ、そこは僕も保証しますから・・・」

承太郎「・・・・・・」
(やれやれ、康一くんはああいっているが、ちょっぴり不安になってきたってヤツだぜ・・・)

仗助「おう、できたぜッ!億泰、康一ィ!運ぶの手伝ってくれよッ!」


億泰「おう!」
康一「まかせてッ!」

仗助「何を作るかスッゲェ~迷ったんスけどね・・・」

ジョセフ「・・・!!これは!」

仗助「仗助くん特製、イカスミスパゲッティーだぜッ!!」ドォォォォォーーン

康一「でも、仗助くん・・・どれをジョースターさんに作るか決めた?」

仗助「・・・・・・ああ、『コレ』にするぜッ!」


億泰「なんで『コレ』なんだぁ~?」


仗助「ああ、それはよぉ~・・・・・・」




仗助「かなり昔なんだがよぉー・・・おふくろがじじいの話をしてくれた時があってよ、そのときに・・・・・・」

仗助「じじいがイカスミスパゲッティーを食って、めちゃくちゃ驚いたっつー話をしてたって言ってたんだよなぁ~」

             , -───- 、
        ,..‐'´         `ヽ、
       /::              ヽ
      /:::::::::  ,,:‐'''"゙´     `゙''‐、 i
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     |..::::::::::::... ,. -─- 、  , -─- 、|

    ,r'⌒ヽ====i r' @ } l⌒i (@ ヽ }^i      
     ! ::`ヽ :::::::::::ヽ,~ '~_ノ __ヽ ~し、ソ、ノ     
     ヽ::::(:::::::::::::::;ィ  ̄,J    `ヽ ̄j )ヽ   
     {. :::::::::::::::r'´ ,u'~    、__,丿・! (、 l   
  _,.. ‐'`iー'!:::::j  ( 。  ノ ,ゝj~`U ヽ ~:J |     

康一「そうか、それなら思い出のスパゲッティーなのかもしれないね!」

億泰「確かに、コレは初めて見たらびっくりするかもなぁ~」

仗助「ま、別にじじいの食うもんなんて何でもいいんだケドよッ!」テレテレ

康一「もう、素直じゃあないなぁ~!」

~~~~~~~~~~~~

承太郎「ま、マジでコレを仗助が作ったのか・・・?」

仗助「まあ、食ってみてくれよ」テレテレ

ジョセフ「そうじゃのう・・・せっかく作ってくれたんじゃから・・・食べてみるとするかの・・・」

康一&億泰「いただきまーす!」

モグモグモグ

康一「お、おいしい!イカスミのコクとスパゲッティーが絡み合ってる!」

億泰「ヘッ、仗助もやるじゃあねーかッ」

承太郎「・・・!こ、これはマジに美味いぜ・・・」モグモグ


仗助「じじい・・・その。。。美味いッスか?」

ジョセフ「・・・・・・」モグモグ

ジョセフ「このイカスミ・・・スパゲッティー、ネーロ、は、ワシの思い出の料理での・・・」

ジョセフ「ワシが初めて戦友に出会ったとき、そこで食べたものなんじゃよ・・・」

ジョセフ「まあ、はじめはその戦友のことをいけ好かないクソヤローなんて思ったりもしたんだがの・・・今でもおぼえておるわい」

仗助「・・・・・・」

ジョセフ「しかし・・・このネーロは・・・その時食べたものよりも・・・何倍も・・・美味い」ポロポロ

ジョセフ「ありがとうの・・・仗助くん・・・」ポロポロ


仗助「な、何泣いてんだよぉ~!ほ、ほら、コレで拭きなよッ!」

ジョセフ「おお、すまんの・・・あまりに感動してしまって・・・」

承太郎「・・・・・・」ニコリ

承太郎(よかったな・・・ジジイ)

億泰「うう~おれってこういう場面に弱いんだよなぁ~!コッチまで泣けてきやがる!」

康一「も、もうッ!億泰くん!今は静かにしようよっ!いいところなんだから!」シィーッ

仗助「ほ、ほら、まだあるからよぉ~!どんどん食ってくれよなッ!」

ジョセフ「ホホ、それではたくさんいただこうかの」ニカッ

仗助「ははは、じじい!歯が真っ黒ッスよぉ~!」ニカッ

ジョセフ「仗助くんだっておんなじじゃよぉ~」

仗助「えッ!?」


ドッハハハハハハ

3日後


ジョセフ「それじゃあの、仗助くん」

仗助「ああ、またいつでもきなよ・・・歓迎するぜ」ニヒヒ

康一「静ちゃんも元気でね!」フリフリ

億泰「今度合うときはしゃべれるようになってっかなぁ~!」

静「きゃは!」

承太郎「おい、ジジイ、そろそろ時間だぜ・・・」


ジョセフ「それじゃあ行くとするかの・・・おお、そうじゃった。今度は財布をとられんようにせんと・・・」

仗助「あ、あれは悪かったって!もうしねーよッ!」

仗助「元気でなぁ~!!!」フリフリ


ジョセフ「・・・・・・」フリフリ

承太郎「・・・気が済んだか?」

ジョセフ「ん?どういうことじゃ?」

承太郎「今回のことも、静の話は建前で、本当は仗助に会いたかったんだろう?」

ジョセフ「はは、ばれておったか」


承太郎「やれやれだぜ・・・ばあさんが怒らねーようにしねーとな」


ジョセフ「・・・しかし、今回はいい冥土のみやげができたの・・・」

承太郎「そういうなら冥土のみやげにせずに、、また何度でもきたらいい。来年も再来年も・・・・・・そのまた先も」

ジョセフ「そうしたいもんじゃな・・・またの。仗助」


ザザー

数日後


トントン  ジャバジャバ

仗助「・・・・・・」

ジュージュー コトリ

バタン!!

仗助「!!」

朋子「ああーもう!アッタマくるわッ!なんでこんな時間まで会議があるのよっ!」

仗助「おう、おかえり、おふくろ」

朋子「ああ、仗助、ちょっとまっててね。スグにご飯の支度するから・・・」


仗助「い、いや、それなんだがよ・・・今日はオレが作ってやったからよ・・・まあ。食いなよ・・・」コトリ

朋子「え、こ、これカルボナーラじゃあない!こ、これアンタが作ったの?」

仗助「あ、ああ。マズイってコトはねーと思うんだけどよぉー・・・」


朋子「きゃはははははは!アンタが料理!?キャラじゃないわよ!」


仗助「う、うるせぇーなぁ・・・食わねーんならおれが全部食っちまうぞッ!」

朋子「ごめんごめん!  さてと!!」スタン  モグモグ

朋子「・・・!!おいしいじゃない!!」


仗助「まあ、ならよかったよ」

朋子「アンタがこんな物作れるようになるなんて・・・ありがとうね、仗助」ニコリ

仗助「べ、別にかまわねーぜッ!」テレテレ

朋子「あれ、アンタ照れてんの?」

仗助「そ、そんなわけねーだろうがよぉー!」テレテレ

朋子「久しぶりに『ママ』が『あーん』ってしてあげようか?」ニマニマ

仗助「いるかッ!そんなもん!早く食っちまえよッ!」テレテレ

朋子「やっぱり照れてるじゃあない、アンタ」ニマニマ


仗助「だから!そんなんじゃあねーっての!」カオマッカ


第 4 部    完

というわけでローストビーフな>>1でした。
読んでくれた皆様、ありがとうございました。
億泰の料理スレはこれにて終幕となります。
みんなも料理を楽しんでみてね!

イカスミちょっとまっててね

億泰「ここからは本編で紹介できなかったイカスミパスタ、ネーロの作り方を紹介するぜぇ~」

億泰「用意する物はコレだぜッ!」


パスタ   一人分
コウイカもしくはアオリイカ   一杯
白ワイン   適量
ニンニク   1欠片
唐辛子    適量
オリーブオイル 適量
粉チーズ   お好みで


億泰「まずはイカをさばいて、身、墨袋、肝、その他に分けてくれよな」

億泰「はっきり言って難しいぜぇ~」

億泰「そしたらにんにくと唐辛子をオリーブオイルで炒めて、色が付いたらイカの切り身を入れて日を通していくぜッ!」

億泰「イカスミと肝をしごいて中身を出したら、白ワインで少し溶いておいてくれよなぁー」

億泰「それをフライパンに入れて一煮立ちさせるぜぇ~」

億泰「最後にフライパンにパスタをいれて、イカスミを絡めてくれよなぁ~」


億泰「そうしたらさらに盛って、粉チーズをかけて完成だぜッ!」

億泰「みてくれてありがとよぉ~」フリフリ

イカスミはホタルイカじゃあスミが少なすぎて、色が付かない
コウイカは高い (700円でした)
アオリイカ  見つからなかった

なので、手に入ればイカスミペーストがあると楽だそうです。

今回実は最初ローネは、イカスミペースト見つからないし、コウイカ、アオリイカも魚屋にないしで、作らない予定だったんだけど、

昨日行きつけのスーパーに運良くうってました。

コレは荒木神のお告げか、と思い、作ったんだけど、
ホタルイカと違って裁くのが難しい・・・


ともあれ、みなさんのおかげで楽しい時間を過ごせました。
ありがとね!   

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