P「たかね酒?」貴音「はい」(167)

ピヨピヨ

貴音の入ったお風呂の残り湯飲み干したい

貴音「あなた様!私のお酒が飲めないとでも!」

P「もちつけ」

貴音「餅なんてついていられませぬ!さあさあ!」

はよ

貴音にお酒でうがいさせて顔面にぺっぺしてほしい

貴音「すたいるを指定してください」

P「え? どういうことなんだ」

貴音「なんと、一見さんでしたか」

P「むしろリピーターがいるのかと」

貴音「仕方ありませんね……では」スルスル

P「おい」

貴音「はて?」

P「目のやり場に困るからよせ」

貴音「初めてであれば、これはおすすめのすたいるです」

P「そうなのか?」

貴音「それはもう」キリッ

P(全裸でうつ伏せになった貴音がお尻のYゾーンに冷酒を注いでいる……)

>>20
続けて

貴音「どうぞ、ずずいと」

P「いや、絵的に色々マズいだろ……」

貴音「あなた様に飲み干していただけなければ、動けませんゆえ」

P「誰か来たらどうする」

貴音「ですから誰かに見られる前に、です」///

P「うん、いまさら照れるか」


※事務所です

たかねはやらしいなぁ

貴音「ご安心ください。日ごろからご注文に備えて身を清めております」

P「そうはいっても、な」

貴音「信じられませんか? 私とあなた様の仲でしょう」

P「えー」

貴音「ささ、早くしないと、こぼれた雫がそふぁに染み入ってしまいますよっ……」

P(うつ伏せのまま微かに震える貴音は口ぶりこそ飄々としているが、その肌には薄っすらと朱が指し込み――)

P「備品、だからな」

貴音「はい」

P「汚したらことだ」

貴音「はい……」

P「今日だけ……だぞ……」キリッ

貴音「秘め事、でございますね」///


P(そっと舐め下ろすように貴音の双丘に目をやる
  今や冷酒を零すまいと張りつめた器は解放を待ち望むように静かに振るえ――)

お秘めちん

P「これが貴音のフラワーガールなんだな」ペロッ

貴音「そ、そのような形容はとても恥ずかしく……」

P「でも、嫌じゃない。そうだろう?」 ニコッ

貴音「……ッ」 コクッ

P「もうダメだ……交わすぞ……トップシークレット……その先に在る杯を」




ガラッ

伊織「はー、疲れたわねー」

律子「ただいま戻りましたー」


「「「…………………」」」」

  \
:::::  \            Pの両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\:::::  \

 \::::: _ヽ __   _     アイドル、ひいては芸能界との連絡を断ち切る契約の印だ。
  ヽ/,  /_ ヽ/、 ヽ_
   // /<  __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・
   || | <  __)_ゝJ_)_>    こんな事・・・しちゃったのかな?」
\ ||.| <  ___)_(_)_ >
  \| |  <____ノ_(_)_ )   とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
   ヾヽニニ/ー--'/        震える彼の掌を濡らした。

    |_|_t_|_♀__|
      9   ∂        「いおりんの通報マジ天使のさえずり!」
       6  ∂
       (9_∂          Pは声をあげて泣いた。



おしり

なんてこったい

P(765プロに入社して、貴音のプロデュースを始めて数年……)

貴音「あなた様、私、成人いたしました」

P「うん、そうだな。おめでとう貴音!」

貴音「ありがとうございます。……ということで、前々から一度、試してみたかったことがあるのですが」

P「試してみたいこと? なんだ?」

貴音「あの……、お酒を……」

P「ああ、酒か……いいんじゃないか? 暴れたりしてスキャンダルにならない程度なら」

貴音「なんと、それは真ですか!」パァァ

P(わざわざ俺に許可を取らなくてもいいのに……でも、
 大人になったってことがそんなに嬉しいのかな。貴音も意外と、子どもっぽいところがあるんだなぁ)


数時間後

貴音「……んっ……」ズイッ

P「……ん、って……ち、近い近い顔が近い!」

貴音「のんひぇくだひゃい、こほへてしまいまう(飲んでください、零れてしまいます)」

P「……ど、どうしてそうなるんだ……!?」

きたか!

P(……最初は、ごく普通だったんだ)

P(俺は音無さんのロッカーの中に、いただきものの割と高級な清酒が隠されていることを知っていた。
 だから、『それじゃあ貴音の成人祝いに開けちゃおうか』ってことになって、それで……)


トットット……

貴音「……これが、お酒なのですね……!」

P「気分が悪くなったら、すぐ言うんだぞ」

貴音「はい! それでは……、あなた様?」

P「うん……乾杯」

チンッ……

貴音「ふふふ……では、いざ!」グイッ

P「お、おいおい! 一気飲みなんて……」

貴音「……ふふっ。真、美味でございます」

P「あ、意外といける口なのか……? 味なんてわかるの?」

貴音「ええ……なんとなく、ですが」


P(という感じで、このときの貴音はいつも通りだったんだけど……)

ピヨピヨ

貴音「あなた様も……」

トットット……

P「ああこりゃすまないね。あはは、アイドルにお酌してもらうなんて、
 プロデューサー冥利に尽きるというか……役得だなぁ」

貴音「ふふっ、何を言っているのですか……」

P「世界一美味いよ。ああほら、貴音も……」


……


貴音「……あなたさま」

P「だ、大丈夫か? 目がとろーんとしてきてるけど」

貴音「ふふっ、ふふふふっ! わ、私、なんだか、気持ちが高ぶってまいりました」

P「……もう、この辺にしておいたほうが」

貴音「何を言っているのですかっ! わたくしはまだ……、ひっく」

P「……」

P(可愛い)

P(明日はオフだし……もう少し様子を見るか……)

貴音「……ふふ」

P(ほんのりと色づいた頬。潤う瞳……。
 いつもだったら陶器のようにすべすべで真っ白な首が、少しだけ汗ばんで赤くなっている)

P(いつにも増して……色っぽい……)


貴音「あなた様、猪口が空になっておりまひゅ」

P「え? お、俺はもういいよ。明日も仕事だし……」

P(嘘だけど……万が一、ふたりとも泥酔してしまうわけにはいかないからな)

貴音「……そう、ですか」

P「う……」

貴音「では私は、ひとりで……」

P「う、嘘嘘! もう少し付き合うよ!」

貴音「……ふふっ、ふふふ……あなたさまなら、そう言っていただけると、私、信じておりました♪」

P「あはは……」

 
……

貴音「はやー……」コクッコクッ

P「貴音、舟漕いでるぞ……もう眠いんじゃないのか?」

貴音「ん……」フルフル

P(か、可愛い……。貴音はロリ属性だったのか。でも……)

P「……さすがに、ここらでお開きだな。家まで送っていくよ」

貴音「……いやです」

P「だけど……」

貴音「……」

貴音「……申し訳、ござ……せん。でも……」

P「……」

貴音「せめて……あと、一口だけ……ひっく。そうしたら、あなた……ま、の言うとおりに……」

P「……うん、わかった」

 
……ピチョンッ

P「これで……最後か。あはは、音無さんに怒られちゃうな」

貴音「……」ポー

P「……貴音? 本当に大丈夫か?」

貴音「……あなたさま」

P「ん?」

貴音「私達が、初めて出会ったときのこと……覚えて、おりますでしょうか」

P「……ああ、もちろん」

貴音「ふふっ、ふふふ……私、つい、あなた様のことを、
  ヘンタイ、なんぱ様などと勘違いしてしまって……」

P「あはは……そりゃあまぁ、仕方ないよ。俺、あんな風にまじまじと見つめてたんだから」

貴音「……でも、あのとき、私は……あなた様の視線を、心地良いと感じておりましたよ」

P「……」

貴音「……そして、それは……あれから数年経った、今でも……変わりありません。
  いいえ、むしろ、より……一層……わ、私は……」

P「た、貴音……?」

貴音「……ふふ。お酒というのは、真、面妖な飲み物ですね」

貴音「普段、秘めているようなことも、心に留めておくことが出来ず……
   ついつい、口から零れそうになってしまいます」

P「貴音……」

貴音「……あなた様。私は、たしかに……あなた様の言うとおり、酔ってしまったのかもしれません」

P「……そうだろうな。顔も真っ赤だ」

貴音「体が、ふらふらします。これではダンスも踊れません、歌も……歌えません。
   私は……アイドルになれません……」

P「……」

貴音「……ですから」

貴音「今から出る言葉は……アイドルの四条貴音ではなく……」

貴音「……ただの、貴音自身の言葉として……聞いてください」

P「……うん」

貴音「……あなた様」

貴音「少しだけ……、お体を借りても、よろしいでしょうか……?」

P「……ああ。こんな俺でよければ」

貴音「……こんな、などと言わないでください。
   他でもないあなた様がそんなことを言ってしまうと、私、自分がみじめになってしまいます」

P「な、なんで貴音が?」

貴音「……」プイッ

P「あの……」

貴音「……初めてふたりでお月見したあの夜から、ずっと……相も変わらず、あなた様はいけずです。
   私の気持ちにも、本当は気づいていられる癖に……」

P「あ、あはは……なんのことだか」

貴音「……ふふっ。でも……」

トスン……

P「……!」

貴音「そんなあなた様だからこそ……わたくしは……」

P「……」

P(……貴音が、熱く火照った身体を、俺の体に寄りかけてきた)

P(女性にしては背が高く、いつも堂々としている貴音だけど……
 このときだけは、なんだか……いつもより随分、小さくて……、まるで少女のように、感じられてしまった)

お姫ちんが可愛すぎて生きるのが辛くない

貴音「……あなた様に抱かれて飲むお酒。一体、どのような味がするのでしょうか」

P「さ、さぁ……きっと、変わらないと思うぞ」

貴音「……ふふっ。では……確かめてみるといたしましょう」

クイッ……

貴音「……」コク

P「……? 全部、飲まないのか? てっきりさっきみたいに、一気飲みするのかと」

貴音「……今は、少しでも長く……このお酒の味を、味わっていたいのですよ。それに……」

P「それに……?」

貴音「……それに、これを飲み干してしまったら……」

貴音「この、夢のような時間が……、終わってしまいますから」

P「……」

貴音「ふふっ、ふふふ……♪ 真、美味でございます……♪」

P(もうどうにかなっちゃいそう)

貴音「……あ」

P「ど、どうした?」

貴音「私としたことが……申し訳ござ……ひっく。せん……」

P「え? なんのこと?」

貴音「……わたくしばかりが……お酒を楽しんで……あなたさまのこと、考え……ずに」

P「いやいや、気にしなくていいよ。俺も、もう十分飲んだし……
 それに、結局、貴音が持ってる猪口の中の酒で最後だしさ」

貴音「それは、いけませんっ! ひっく……」

P「……なんか、また急に、酔いが深くなってないか?」

貴音「…………そう、かもしれませんね。
   私は何よりも、この状況に、酔っているの……かも……ふ、ふふふっ、ふふっ♪」

P「お、おい……大丈夫か──

貴音「あなた様っ」

P「え……」

貴音「……私、良いことを思いつきました。少し、じっとしていてくださいませ……」

P「は、はい……」

貴音「……」クイッ

貴音「……ん……」

P「……?」

P(……残ったお酒を口に含んだと思ったら、じーっと、こっちを見つめて……)

P「な、何をしてるんだい?」

貴音「……んっ……!」ズイッ

P「……ん、って……ち、近い近い顔が近い!」

貴音「のんひぇくだひゃい、こほへてしまいまう(飲んでください、零れてしまいます)」

P「……ど、どうしてそうなるんだ……!?」

貴音「……いっひょに、おひゃけ……(一緒に、お酒……)」

P「い、いんですかっ!?」

P「じゃなくて! さ、さすがにまずいだろ! そんなことしたら、く、口が……」

貴音「……」

貴音「……わたくひは……」


貴音「しょれでも……かまいまひぇん……」

イッキ!イッキ!

ハァーーーー↑ンッ

P「……ごくり」

P(……た、貴音から、目が離せない)

P(い、いいのか? 本当にこんなこと……いいのか!?)

???(いいんですよ)

P「え……?」

???(据え膳食わぬは男の恥です。あなたはこれまで、随分頑張りました。だから……いいんですよ。
   たまには良い思いをしたって……バチは当たりません)

P「あなたは……」

???(俺のことはいいんです。それじゃあ……ご健闘を祈ります。チャオ☆)



P「……貴音」

貴音「はひ……」

P「……覚悟を決めたよ」

貴音「そ、しょれでは……」

P「ああ……いただきます……!」

貴音「……!」コクリ

いったれ

貴音「……」

P「……」


ちゅっ……


貴音「……んむ……!」


P(……貴音の唇の柔らかさを、この唇で感じる)

P(頭がボーっとする。気持ちがよくて……、たったこれだけで、酔ってしまいそうだ)


ちゅ、ちゅぷ……


P(でも、これじゃあ……なかなかお酒が飲めないな)


P「……っ、たか、ね……」

貴音「……?」

P「……唇、閉じたままじゃ……飲めないから。口、開けてくれるか?」

貴音「……!」

夜ご飯食べる

おい

sie
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4025870.jpg

>>98
すんばらすぃ!

VIP安定した?っぽいから、再開します
保守させてすみませんでした

IDが変わってる……だと
すみません、証明することも出来ないけど、一応さっきまで書いてたので、書きます

貴音「……」

貴音「…………あー、ん……」

P「……」

貴音「……っ、……」


こくっ、こく……


P(貴音の口内に含まれた酒が、唇を伝って、少しずつ俺の口の中に入ってくる)

P(……不思議だ。さっきまで飲んでいた酒と、なんら変わらないはずなのに……美味い。
 これまで飲んだ、どんな酒よりも……美味しいよ)


ぽたっ……


P(でも、こんな飲み方なんて初めてだから、やっぱり中々うまくいかないな)

P(……貴音の唇の端から、お酒が零れてしまっている。もったいない……)


ぺろり


貴音「……!!!」

貴音「あにゃひゃさま……!? ひゃっ……な、なにを……!?」

P「喋っちゃだめだよ。口の中、まだお酒が少し残ってるんだろ?」

貴音「……」

P「ちゃんと全部、一緒に飲もう。だから……」

貴音「…………かひこまり、まひた……」


ちゅぷ、つつー……


貴音「んっ……や、やぁ……!」


P(唇の端から、あごにかけて)

P(首すじにも……)

P(……貴音は今、どんな顔をしているんだろう?)チラッ


貴音「……っ! ……!」


P(……可愛いな。いつもはどちらかというと、綺麗とか、美しいって言葉が似合うけど)

P(目を細めて、お酒が零れないように一生懸命口を押さえている今の貴音は……、本当に、可愛らしい)

 
ぺろっ……

貴音「ん、んんっ……!」ゾクゾク

P「……貴音」

貴音「……?」

P「それじゃあ、今度こそ……最後まで、飲ませてくれるか?」

貴音「……、……ん……」コクン


……


ちゅっ、……つぷ

貴音「はぁ……はぁ……! あ、なた様……」

P「ん?」

貴音「いかがですか……貴音、酒の……お味は……」

P「たかね酒?」

貴音「……はい」

P「……最高だよ。夢中になりそうだ……」

P(……気が付いたときには、もうすっかり、貴音の口の中にはお酒が無くなってしまった。
 ついつい、夢中になりすぎてしまったみたいだ)

P(だけど……まだまだ、味わいたい。でももう酒も無いし……どうしたらいいかな)

P(──そうだ!)ティン


P「……貴音」

貴音「え……?」


にゅるっ


貴音「……!!」ピクッ


P(……口内に残った酒を舐めきるために、舌を伸ばしてみたら、
 貴音は意外にも、すんなりと受け入れてくれた)

P(いや、違うか。ほんの少しだけ、貴音の身体が固くなった……気がする)


貴音「あ、……なた、さま……! い、いけません、それ……以上は……!」

P「でも、まだ酒の味がするし。最後まで飲ませてくれよ」

貴音「……、……!」

 
P(……ぷるんと弾む、潤った唇)

P(ときおり絡めてくる、ざらざらとした貴音の舌……)

P(つるつるとした歯茎、柔らかな頬の内側……)


貴音「……あ、い、……いけ、ません……っ」


P(そのすべてから、酒の味がする)

P(世界中のどんな酒よりも、俺を酔わせる……貴音の、酒の味だ)


貴音「わ、私……もう……」

P「……何がいけないんだ?」

貴音「で、ですから……──!」


ぴくんっ……


貴音「……! あ、あ、……あなた様っ!!」

 

貴音「だ、抱きしめてくだっ……さいっ!」

貴音「抱きしめて、頭を……撫でて……!!」

P「……ああ」

貴音「あなたさま……!」



貴音「……────っ!!」



──────
────
──

 

  *  *  *


貴音「…………」

P「あの……」

貴音「……私、あのような羞恥を人前でさらしたのは……初めてでございました」

P「……すみませんでした。俺、酔ってたみたいで……調子に乗りました」

貴音「あ、あなた様という人はっ!」キッ

P「はいぃいっ!」

貴音「……どうして、謝ったりするのですか……」

貴音「たとえ酔いがあったとしても、一度言ったことには、行動したことには……
   黙って責任を持つというのが、男というものです。
   私のプロデューサーは、そのようなお人のはずですっ。それなのにここにきてまた……!」クドクド

P「ごご、ごめん! あ、ああいや違う! ごめんじゃないな、えーっと……」

貴音「……」ジトッ

P「……ごほん! えー、それじゃあ、貴音……」

貴音「……! は、はい……」

 
──────
────
──

貴音「……♪」

P「……ご機嫌だな」

貴音「ええ、それはもう……」


ぎゅっ


貴音「……私は、本当は……、ずっとこうしていたかったのかもしれません」

P「……こう、って?」

貴音「……こうやって、あなた様と手を繋ぎ……、隣り合って、同じ道を歩むことを……」

P「……そっか。本当のことを言うとさ、俺も──」

貴音「あなた様」

P「……」

貴音「ふふっ、それ以上は、今はお止めください。
   私、胸がいっぱいで……飛んで行ってしまうかもしれませんから」

 
貴音「ハートがきゅんきゅん……いつか、あなた様が言っていましたね。
   恋焦がれ、胸が締め付けられる様子を、こう表現するのだと」

P「あはは、そんなことも言ったっけな」

貴音「あの頃の私は、ただなんとなく、納得したつもりでいましたが……
   今の私なら、それがよくわかる気がいたします」

貴音「……この胸に生まれた気持ち。今も大きくなっていく、
   私の心を締め付ける、この気持ちこそが……恋であり、愛なのであると」

P(こ、こんなに積極的に、自分の思いを口にする子だったっけ?)

P(……まぁ、そっか。だって貴音はまだ、二十歳になったばかりの……女の子なんだもんな)


貴音「……ふふっ。あなた様。もうすぐ、また、春がやってまいりますね」

P「……うん、そうだね」

貴音「冬が終わり、桜が咲き誇る頃になったら……
   私達が出会った、あの場所で……お花見でも、いたしましょう」

P「お、いいな。今度はまた、酒でも持っていって……花見酒でもしようか」

貴音「……ふふふっ、楽しみにしております♪」

P(なんて言って……今や貴音も有名なアイドルだから、そうそう簡単にはいかないだろうけど)

P(……でも、今は。面倒くさいことを考えず、夢だけを語っても……、いいよな)


P「……ところで、貴音」

貴音「はい」

P「もう酔いも覚めたのか? さっきあんなにふらふらだったわりには、
 意識もはっきりしているみたいだし、普通に歩いてるけど……」

貴音「……あなた様」

P「え?」

貴音「私を、ここまで育ててくださったのは……他でもない、あなた様ではありませんか」

P「うん? どういうことだ? えーっと、俺が育てたって……それはつまり……」

P「……」

P「……あ、あはは! もしかして、さっき酔ったように見えたのも、全部、演技だったりしてな!」

貴音「……ふふっ、それは……」


貴音「とっぷしーくれっとですよ、あなた様。ふふ、ふふふっ……♪」

おわり

たかね酒と聞いてワカメ酒が浮かんだけれど、お姫ちんにはまだ生えてないからこういう形になりました
支援してくれた方保守してくれた方ありがとう

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