佐天「女子力レベルを★の数で表示する能力かぁ」(147)

初春「えーと…女子力ですか?」

佐天「うん、簡単に言うとどれだけ女の子らしいか表示する能力だよ」

初春「へぇ…星の数って言うと?」

佐天「えっと、説明めんどくさいから実際に初春のを表示しよっか」

初春「ふぇ?」

ういはる:おんな
ぶりっこ
★★★★


佐天「お、中々のレベル」

初春「え、ぶりっこってなんですか佐天!?」

佐天「だいたいあってると思うけどなぁ」

初春「そんな事ありませんから!! このくらいが普通なんです!!」

佐天「まぁまぁ、そんなに怒んないでよ初春、あたし自身が決めてる訳じゃないんだし」

初春「…佐天さんの能力なのに佐天さんが決めている訳じゃないんですか?」ジトッ

佐天「うん、勝手に付くんだよね」

初春「……なんですかそれ」

さんつけ忘れた

初春「…まあ良いですけど、星4つですか…これどのくらいなんですか?」

佐天「んー…普通くらいかな、★×5以上なら女子として一人前なんだけどね」

初春「半人前って事じゃないですか、それでも普通なんですか?」

佐天「うん、クラスのみんなはだいたい星3つから5つくらいだったよ?」
初春「なるほど…私の場合は良くも悪くも平均的なんですか…」

佐天「そういう事だね」

初春「普通なら良いです、なんか釈然とはしませんけどね」

佐天「低いよりは良いしね」

黒子「…なんの話ですの?」

初春「あ、白井さん」

佐天「こんにちはー」

黒子「ごきげんよう二人共、なにやら話し込んでいた模様ですがなんですの?」

初春「佐天さんの能力の事ちょっと」

黒子「佐天さんの…ですの?」



黒子「……はぁ、女子力…ですの?」

佐天「はい」

初春「私は星4つだったんですよ」

黒子「……こういうと佐天さんに対してアレではございますけど、別にそんなもの気にしても仕方ないのでは?」

佐天「えー、せっかく獲得した能力なのに白井さんきっついなぁ…」

初春「白井さんはそういうの気にしてる様子ないですからねぇ」

黒子「女の魅力というのは計測して比べるようなものではありませんわよ二人共?」

黒子「女性としての気品や淑やかさを力と表記するのにはちょっとばかり抵抗がありますわね、せめて魅力とすべきですの」フフン

佐天「ふむふむなるほど…流石白井さん常磐台のお嬢様、さぞや女子力高いんだろーな…えいっ」

くろこ:おんな

ちじょ




初春「………」

佐天「………」

黒子「………」


初春「………1つ、ですか」

佐天「しかも、ちじょ…」

黒子「………」

黒子「……ふ、ふん…別に良いですの、わたくしはわたくしの淑女としての気品をですね、ええ」

初春「ちょっと御坂さんのも気になりますよねこれ」
佐天「そうだね、御坂さんの所行こっか初春」

初春「はい、行って見ましょうか!!」

黒子「…………」グスン

……

美琴「あれ?どうしたのみんな」

佐天「御坂さんの女子力を計測させて下さい」

美琴「え、女子力?」

初春「御坂さん自分が女の子してるかって気になったりしないですか?」

美琴「女の子してるかどうか?なにそれ?」

黒子「………」

佐天「かいつまんで説明するとですね、女の子らしさを★の数で表示出来るんですよ♪」

美琴「…女の子らしさか…ふーん?」

すまん急用できた。一時間くらいかかる

ただいま

美琴「…よし、やってみて佐天さん!!」

佐天「お、けっこう乗り気ですね…んじゃ」


みこと:おんな

しょうじょしゅみ
★★★★



佐天「お、★4つかぁ」

美琴「ねぇねぇ、これどうなの?けっこう良いの?」ソワソワ

佐天「普通ですよ?初春と同じです」

初春「御坂さんならもう少し行くと思ったんですけどねぇ」

美琴「普通…か、うんまあそんなもんか…」

黒子「………」ズーン

美琴「あー安心したわ…良かった低かったらどうしようかと思ったわ」

佐天「なかなか居ないですって、そんなに極端に低い人なんて」

初春「………」チラッ

黒子(´・ω・)………


初春「………白井さん」

黒子「くやしくありません」ウジウジ

上条「……あれ、なにしてんだ御坂?」

禁書「短髪かも」

美琴「ん?あんたこそこんな所で何してんのよ?」

上条「こんなとこって、一応ファミレスだぞここ…飯食いに来たんだよ」

禁書「とうまが珍しく外で食べるって言ったから来たのかも」

美琴「ふーん?」

上条「席隣で良いか、空いてるし」ガタッ

美琴「………」ジィ

禁書「ふぇ?なにかな?」

美琴「…佐天さん佐天さん、あの子にもやってみてお願い」チョイチョイ

禁書「…?」キョトン

佐天「良いですけど?なんでです?」

美琴「いや、ちょっと気になるから…さ」

初春「気になる…ですか」

黒子「………」

いんでっくす:おんな

おこさま



禁書「なにこれ?」


佐天「…あー★1つか、残念」

美琴「……ヨッシャ」グッ

初春「御坂さんこっそりガッツポーズしてどうかしたんですか?」

美琴「え?なんでもないわよ?」

禁書「ねぇ?説明してほしいんだよ!!」

黒子「……」スタスタ

禁書「ふぇ?」

黒子「握手致しましょうか、仲間同士」ギュッ

禁書「……?」キョトン

上条「…お前らさっきからなにしてんの?」

美琴「うん、ちょっとね」

禁書「…星1つとおこさまってなんの事なのかな?」

初春「えっと、女子力ですよ」

禁書「じょしりょく?」

上条「……なるほど」


禁書「なにそれ?」

美琴「ああ良いのよ、知ってもいい気分しないだろうし気にしない気にしない」

上条「…インデックスに女子力なんて代物があるわけねーだろ」

佐天「…えーと…」

かみじょー:おとこ

モテかわヒーロー
★★★★★★

美琴「えっ」

初春「えぇ?」

黒子「はい?」

禁書「…?」

佐天「おお…男の人で見た中ではダントツだ…」

初春「え…男の人も表示出来るんですか?」

佐天「あれ?言わなかったっけ?」

美琴「」

黒子「このメンバーの中ででもダントツではないですか…」

上条「え?女子力…だよな?」

禁書「とうまは男だけれど?」

佐天「いや、名前の隣に性別分けの部分あるじゃないですか、男の人にも女子力ってありますよ?うん」

上条「……こんなもん高くても嬉しくねぇぞ」

佐天「男の人からかわいいとかって言われたりしません?」

上条「しねぇよ!!」

美琴「」

禁書「とうまは星6つ?ねぇこれは何の意味があるのかな?」

初春「…えと…」

黒子「…この中で一番女の子らしいと言う意味ですの」

禁書「……とうまは女の子じゃないんだよ?」

佐天「えーと…言いづらいけどその女の子じゃない人より女の子らしくないって事なんだよね…」

禁書「へ?」

美琴「」

上条「……せめて男らしさなら喜べるのに」

美琴「」

禁書「」

佐天「みんなショック受けてるなぁ」

初春「……男の人に負けるのは流石にあれですからね…」

美琴「」

黒子「特にお姉様が痛恨の一撃食らっておりますの」

禁書「…………あ、わたしが星1つと言う事は……あぅ…」ズーン

佐天「あ、気が付いてショック受けてる」

黒子「………」

…翌日

美琴「…と言う訳で作戦会議よ!!」ウルウル

禁書「議題は『とうまより女の子らしくなる為には』かも!!」バンッ!!

佐天「すんごい気合い入ってますね」

初春「よっぽどショックだったんだ…」

黒子「……お姉様…」

美琴「そこ!!黒子!!憐れむような目を向ける暇あったらなんか考えなさいよ!!」バンバンッ!!

禁書「くろこだって星1つなんだから他人事じゃないんだよ!!なんでも良いから言ってみるんだよ!!」ベンベンッ!!

佐天「はいはいテーブル叩かない叩かない、イライラしてたら余計レベル下がりますよ?」

初春「…あの」

美琴「はい初春さん、なに?」

初春「えと、女子力が高い人に助言を貰うと言うのはどうでしょうか?」

美琴「…なるほど、採用するわ初春さん、流石ね」

初春「えへへ、いえいえ」テレテレ

禁書「その高い人は誰なのかな?」

初春「それは…えーと…」

佐天「はーい」

美琴「はい佐天さん」

佐天「みんなで女子力高そうな人を呼びあうのはどうでしょうか?1人につき最低1人って事で」

美琴「なるほど、採用するわ佐天さん、流石だわ」

…数時間後

婚后「御坂さんに呼ばれて来ましたけれど…なにかご用ですの?」

みつこ:おんな
たかびー
★★

禁書「不採用なんだよ」

初春「低いですね」

佐天「残念でした」

婚后「え?」キョトン

美琴「ごめん婚后さん…やっぱり帰って良いや」

黒子「次ですの次」

婚后(´・ω・`)

……

木山「初春くんに呼ばれて来たが…何をすれば良いんだ?」

はるみ:おんな

ぬぎおんな


美琴「不採用」

禁書「だめだめかも」

佐天「…初春…木山先生に女子力なんて期待しちゃダメだよ」

初春「…すいません」

黒子「見れば分かるでしょうに…あ、もう結構ですので帰っても宜しいですわよ?」

木山(´・ω・`)…?

……

結標「…街で偶然白井黒子と会ったと思ったらこんな所に連れてきて…なんなのよまったく」

あわきん:おんな

ようかいちちさらし
★★★★

禁書「うーん…不採用かも」

美琴「同レベルの奴に教わる事は無いわね」

黒子「もう帰って良いですの」

初春「…ちちさらしってなんの事ですかね?」

佐天「さあ?」

結標(´・ω・`)

………

神裂「緊急の用があると言うので赴きましたが…えーと?」

ねーちん:おんな

うぶ
★★

禁書「かおりなら大丈夫だと思ったのだけれど…」

美琴「不採用」

佐天「おつかれさまでーす」

初春「すいませんわざわざ」

黒子「次いきましょう」

神裂(´・ω・`)

……

美鈴「丁度用があったから来たよ美琴ちゃん♪」

みすず:おんな

ダイナマイトセクシー
★★★★★★★★


禁書「採用なんだよ!!」

佐天「凄いレベルMAXですよ御坂さんのお母さん」

美琴「…………」

初春「御坂さんどうかしました?」

美琴「マm…いや母親に頼むのはなんか違う気がする、呼んどいてあれだけど…」

黒子「…お姉様はそういう所お堅いですからねぇ…」

美鈴「で私は何をするのかな?」

佐天「あ、帰っていいですやっぱり」

美鈴(´・ω・`)

………

一方「…………なンか用かよ」

せろり:おとこ?

ロンリーピュアハート
★★★★★★

禁書「やっぱり」

美琴「……ああまあ、そうなのかなとは思ってた」

一方「…あァ?」

佐天「どうします?採用ですか?」

禁書「保留なんだよ」

美琴「うんそうね」

初春「なんで男の人なのにこんなみんな高いんですかね…」

一方「………おい説明くれェしろよ」

……

固法「それで私にお鉢が回ってきた訳?」

みい:おんな

ぎゅうにう
★★★★★★

美琴「…採用!!」

禁書「異議無しなんだよ」
初春「初めから固法先輩に頼めば良かったですね」

佐天「そうだね」


黒子「それでは固法先輩、ご指導の程宜しくお願い致しますの」

固法「…んー…ちょっと待って?」

禁書「ふぇ?」

美琴「どうかしたんですか?」

固法「女子力…で良いのよね? それなら佐天さんの方が高いんじゃないの?」

佐天「うっ!?」ギクッ

美琴「佐天さん?…あ」

初春「そういえば佐天さんのは見てません」

黒子「…佐天さん、見せて下さいまし」

佐天「………うー…仕方ないか…」

るいこ:おんな

ふぁっしょんもんすたー
★★★★★★★

禁書「星7つなんだよ…!!」

初春「佐天さん…どうして今まで言ってくれなかったんですか」

佐天「…だって…あたしじゃ何を教えれば良いかなんてわかんないし」オドオド

禁書「いいから教えて欲しいかも!!」

美琴「佐天さんお願い!!佐天さんのファッションもんすたーっぷりを見せて!!」

佐天「……そんなのわかんないですよぉ…えーと…」オロオロ

初春「佐天さんの着こなしとか仕草とか振る舞いとかチェックすればあるいは…!!」

黒子「観念して教えろ下さいですの!!」

佐天「あーうー…えー、その…」オロオロ

佐天「…っ!!そうだ!!みんなあたしくらいで満足して良いんですか!?あたしは確かにレベル高いけどそれでもMAXレベルではないですよ!?」

美琴「…でも、星8この奴なんてそうそう居ないでしょ?」

佐天「…いや、あたしは知ってますよ、御坂さんの知り合いにレベルMAXになってそうな人いるの!!」

美琴「え、私の知り合いで?」

初春「そんな人が?」

黒子「……まさか」

……

食蜂「御坂さんに呼ばれてたら来るしかないかしら?めんどくさいけど恩を着せるチャンスだしぃ?来てやったゾ☆」テヘペロ

みさきち:おんな

モテかわ系のめがみさま
★MASTER

佐天「…MASTERとか初めて見た」

禁書「…すごいかも」

初春「全身から女子力が溢れだしてますね」

黒子「…駄々漏れ過ぎて不快なレベルですの」

食蜂「ひっどーい!!せっかく来てあげたのに!!」プンスカ

美琴「………」

美琴「……佐天さん、やっぱり佐天さんが教えてよ」
佐天「えっ」

食蜂「えぇ~?わたしじゃダメなの御坂さん?」

美琴「はっきり言うわね?無理。何が無理ってここまでこびこびのキャラを私がやるとかそれが無理」
禁書「…同じくなんだよ」
初春「…私もちょっと」

黒子「キャラ崩壊なんてレベルじゃなくなりますの」

佐天「…えー…いやまあ確かに…はぁ…わかりましたよもう…」

美琴「よーし、じゃああんた帰って良いわよ、おつかれ」

食蜂(´・ω・`)

…数日後

上条「……インデックス…何してんの?」

禁書「……お、お洋服の着合わせを試してみたのかも」

上条「………」

禁書「………」

上条「………」

禁書「………」

上条「……安全ピンの位置が違うだけじゃんか…動きづらそうだから元に戻しとけ、な?」

禁書「…………ふぇ」ジワッ

禁書目録・敗北(敗因、服が無かった)

………

上条「……インデックス…なんだったんだよ一体…」スタスタ

美琴「………」コソコソ

上条「……ん?」クルッ

美琴「うっ!?」ビクッ

上条「御坂か、なんだよコソコソして?」

美琴「…えーと、す、スカートめくり!!」スカッ

上条「………え?」

美琴「…っ!?ち違うコイツはスカートなんか履いてなかった…!! えーっとえーっと…!!」オロオロ

上条「……何がしたいんだよ」

上条「………」

美琴「…えーと、えーと…!!」オロオロ

上条「…おい御坂?」


美琴「…っ!!」ハッ






美琴「……そうか、代わりにズボンを脱がせば!!」

上条「っ!?」ビクッ

美琴「…よしじゃあ…って逃げんなこらぁぁぁぁ!!」

上条「ふざけんななに考えてやがるてめぇ!!変態かよ!!」ダダダッ!!

美琴「仕方ないのよ!!佐天さんの仕草とか真似なきゃいかないんだから!!」タタタッ

御坂美琴・敗北(敗因、女の子らしからぬ行動により★の数激減の為)

……

佐天「…だからあんまり教えたりするのしたくなかったんだよなぁ…はぁ」

初春「佐天さんはあんまり悪くない気がしますけど…」

黒子「…お姉様…居ないと思ったらまったくもう…」

佐天「白井さんはレベル上がったのにね」

黒子「…佐天さんの言う通りに下着変えただけですの…」

くろこ:おんな
愛されジャッジメント
★★★★★★

初春「白井さん良かったですね?」ニコリ

黒子「えぇ、そうですわね」

佐天「あの二人もレベル早く上がると良いねぇ?」

おわる

すごいねむいからねるおやすみ

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