霞「お料理ルンルン♪」 (57)

ID:tqZPOSti0の代行

>>1さんありがとうございます
書き溜めなのでさっさとはっていきます

霞「初美ちゃーん、ご飯出来たよー」

初美「…今行きます」

初美(最近、霞ちゃんが料理に目覚めたとかで積極的に作ってくれるのはいいんですけど…)

初美(はっきりいって、ゲロまずいんですよ!)

霞「今日のは自信作なんですよー」ウキウキ

初美(でもこんな楽しそうな霞ちゃんにまずいなんていえない…)

初美「そ、そうなのですか?」ヒクヒク

初美「ところで、他のみんなは?」

霞「さあ?探してみたんだけどみんなどこかに行ってしまったようで…」

初美(逃げましたね)

霞「さあさあ、冷めないうちに」

初美「は、はい」

初美(だ、大丈夫。もう霞ちゃんが料理にはまってから一週間、少しは上達しているはず)

初美「いただきます」

初美(なんてどす黒いスープ…これは一気に飲み込むしか)

初美(ええい、やってみるさ!毒を食らわば皿まで!)

初美(……)グチュグチュムチャギチャガギ

霞「ど、どうですか?」

初美(い、いつもの三割増しでひどい!今まではまだまともな食材に洗剤や硫酸が入っていた程度だったのに)

初美「あ、あの…霞ちゃん?」

霞「何ですか?」キョトン

初美「今まで味わったことも無いような触感なんですけど…これは何ですか?」

霞「今日は世界の料理を参考にして作ってみたの!サソリやクモなどを入れてみました!」テヘッ♪

初美(…このBBA、絶対命を狙ってきているのですよ)

霞「お、おいしくなかった?」ウワメズカイ

初美「うっ!」

皿の方が美味しそう

初美(こんな霞ちゃんに真実を言うのは気が引けるけど…流石に命に関わることですし)

初美「あ、あのね霞ちゃん」

小蒔「お待たせしました!」バン

霞「わ!小蒔ちゃん、お帰りなさい」

小蒔「霞ちゃん…はっきり言いましょう、霞ちゃんの料理は兵器です!」

霞「え?」

小蒔「つまり、不味くて食えたものではありません!」

初美「あの、姫様。そこまで言わなくても…」

小蒔「いえ、こればっかりは否定できません」キッパリ

霞「小蒔ちゃん…そうだったのね。私はご迷惑を」ウルッ

霞「ごめんなさい、もう作るのは控えるから…」

小蒔「大丈夫です」ガシッ

霞「ふぇ?」

小蒔「私達は仲間じゃないですか。料理ならこれから上達していけばいいんです。私達も精一杯協力します」

霞「小蒔ちゃん…」

小蒔「そのために私達は助っ人を探してきました!」

巴「大変だったのよ」

春「…がんばった」

霞「みんな…」

小蒔「私達は霞ちゃんの手料理、とても楽しみにしているんです」

初美「そうですよー諦めないでください」

霞「わかったわ!やってみる!」

小蒔「それではまず私が探してきた第一の助っ人、小瀬川 白望さんです!」

シロ「だる…」

小蒔「自分で歩いてください~」ズリズリ

霞「…いきなり乗り気ではないようなのだけれど」

小蒔「もう!助っ人なんですからしっかりしてください」

シロ「なんで私が…」

小蒔「あれれ~?私のサイン、豊音さんにあげたくないんですか~?」

小蒔「あ~あ、豊音さん悲しむだろうな~。」

シロ(料理は出来ないわけじゃないけど…だるい)

シロ(でも豊音、神代さんのサイン楽しみにしていたもんな…)

シロ「…はあ、わかった。ついてきて」

小蒔「分かればいいんです。ささ、霞ちゃん」

霞「よ、よろしくお願いします」

>>7
妙に笑った

テス

シロ「で?何を作る?」

霞「え~っと、和食をなにか」

シロ「お味噌汁とか、焼き魚とかでいいの?」

霞「もっと凝ったやつがいいですね。煮物とか個人の味がでると思うんだけど」

シロ(そういう和食はだるい…でも豊音のためだから)

シロ「わかった、作ろう」

霞「一生懸命頑張ります!」

~煮込み中~


シロ「…待つのは、だるい」

霞「そうですね」

シロ(まあでもあとは火加減を見ながら完成を待つだけだし大丈夫かな)

シロ「じゃあ完成まで私は少し休んでるから、時間になったらよんで」

霞「わかりました、お任せあれ!」フンスッ

シロ(もう…寝そう…)

シロ「zzzzz」

霞「ふんふむ、残りは待つだけですか…」ソワソワ

霞「…ちょっと味見をしてみましょう。もしかしたら改善点があるかもしれないわ」

霞「…味が薄いわね…これは少し味を加えた方がいいかもしれないわ」

霞「さっきと同じでは薄いままだろうし…そうだ!西洋も合わせるということでコーヒーを入れましょう」

霞「他にもエスカルゴで触感を変えたり、香辛料で香りを変えましょう」ドバドバ

霞「あとは待つだけね♪」


………………………………………………


霞「小瀬川さん、時間になりましたよ」

シロ「…わかった。出来は…」

シロ(おかしい、嗅いだことも無いような匂いがする)

シロ「あの…何かした?」

霞「ええ!私なりに少し改良をね!」グッ

シロ(間違いなく改悪だ…どうしよう)ダラダラ

初美「できましたかー?」

小蒔「調子はどうですか?」

霞「ばっちりokよ!自信作だわ」

小蒔「本当ですか!?ありがとうございます、小瀬川さん」

シロ「い、いや…その…」

小蒔「お礼の色紙です。受け取ってください」

シロ(…目的のものは抑えたか)

シロ「ありがとう、感謝する。それじゃあ私はこれで」ビューン

初美「はや!よっぽど豊音さんに色紙をあげたかったんですね」

小蒔「…」

霞「それじゃあ、どうぞ召し上がって」

小蒔「…一番霞ちゃんの料理を楽しみにしていたのは初美ちゃんでしたから、お先にどうぞ」

初美「本当ですか!それじゃあお先にいただきまーす」パクッ

初美(うんうん、今まで味わったことも無いような味?…いや、ここ最近にどこかで…)ムギャムギャ

初美「ごべば!」ベチャ

霞「だ、大丈夫!?初美ちゃん!」

小蒔「どうやら、全く上達していなかったようですね」

霞「え?私、言われたとおりにやったのに…」←大嘘

小蒔(あのアマ…だるいとかいって途中を疎かにしやがったな…)ビキビキ

小蒔「だ、大丈夫です!助っ人はまだ二人います」

小蒔「次は巴さんが連れてきた助っ人、どうぞ!」

エイスリン「マカセテ!」

霞「えっと、エイスリンさんでしたっけ?」

エイスリン「yes!」

霞「私はできれば和食料理を作りたいのだけど、出来ますか?」

エイスリン「ワタシ、リョウリシタコト、ナイ!」

霞「え?」

小蒔「は?」

エイスリン「デモダイジョウブ!ワタシニハ、コレアルカラ」カキカキ

小蒔「巴さん…これは麻雀を楽しませてあげないといけませんね」スタスタ

霞「あの、料理を教えに来てくれたんじゃ?」

エイスリン「ソウ!デモマズハ、イメージ、ダイジ!」

霞「イメージ?」

エイスリン「トニカク、カク」カキカキ

霞「わ、分かりました先生」

エイスリン「イメージ、ダイジ!リョウリハ、ミタメカラ!」

霞「こんな感じで、どうですか?」バッ

エイスリン「カスミ、ウマイ!」

霞「ありがとうございます」

エイスリン「ソレジャア、ジッセン!」

霞「もうですか?」

エイスリン「ダイジョウブ、ジブンヲシンジテ!」

霞「そうですね、このイメージ通りにつくればいいんですもの!」

~料理完成~


霞「…ちょっと私の絵より黒くなっているような?」

エイスリン「マカセテ!」ヌリヌリ

霞「わあ~書いた通りです!流石先生!」

エイスリン「エッヘン!」

霞「でも絵具って料理に使って大丈夫なんですか?」

エイスリン「ウン!ゴウセイチャクショクリョウミタイナモノ!」

霞「ふんふむ、そういえば加工食品にはよく入っているって聞くわね。それなら安心ね」

小蒔「ふう。すみません霞ちゃん。処理にちょっと手間取っちゃって」パッパ

小蒔「次は大丈夫です!春さんにきちんと確認をとってきましたから」

霞「小蒔ちゃん…実は、出来たのよ」

小蒔「へ?」

霞「じゃじゃ~ん!完成品でーす!」

小蒔(これは…確かにおいしそうですね)

霞「どう?すごいでしょ」エッヘン

エイスリン「ワタシノ、シドウノオカゲ!」エッヘン

小蒔(でも何だろう…神様の警告が聞こえるような…)

初美「うう、ここは?」フラフラ

小蒔「初美ちゃん!」ガシッ

初美「は、はい?姫様?」

小蒔「さっきはごめんなさい。お詫びにこれを」つ料理

初美「…また三途の川を見に行くのですか?」

小蒔「よく見てください、これは成功作です」

初美「おお!これはおいしそうですよー」

小蒔「はい!ささ、ぐーっと」

初美「いただきまーす」パクッ

初美「うっ!普通にまずいです」

霞「そんな…」

エイスリン「シッパイ」ガックリ

小蒔(どうやら被害は味だけのようですね)

小蒔「だ、大丈夫ですよ!今回は初美ちゃんも倒れてないですし、兵器ではなくなりまし

た」

小蒔「それでは私も…げばぁ!」バタン

霞「小蒔ちゃん!?」

小蒔「は、図ったなぁ…!」

初美「え?倒れるほどですか?」

初美「でもおかしいですね、見た目だけはおいしそうでしたのに」

エイスリン「トウゼン!」エッヘン

霞「実は見た目も悪かったんですけど…エイスリンさんに手を加えてもらって」

エイスリン「ガンバッタ」カキカキ

小蒔(絵具…まずは食べ物を入れてください)

初美「え?なんで私は大丈夫なの?」

初美(まさか耐性ができたなんてことは…)

小蒔「仕方ありません、これが最後の助っ人です」ヨロヨロ

小蒔「いでよ!春ちゃんの助っ人さん!」

久「はろはろ~」

霞「清澄高校の部長さんでしたっけ?」

久「そうよ。春に頼まれちゃってね。料理を教えてもらいたいんだったかしら?」

霞「はい、そうです」

久「いいわよ。料理ができる子はモテるからね~。私も練習したものよ」

小蒔「今回は期待が持てそうですね」

霞「それでは先生、よろしくお願いします」

久「そうね…まずは私の料理を参考にして貰おうかしら」

久「実際に作ってみるわね」

絵の具で色付けるってむかーしメシマズ嫁スレで見たことあったけどほんとにやっちゃう人いるんだな

~調理終了~


久「まあこんなものね」

霞「流石ですね」

初美「おいしそうですよー」

小蒔「これはこれは」

久「まあ簡単なものだけどね。これを並べておいてくれる?私は飲み物入れてくるから」

霞「飲み物なら私がやりますよ?」

小蒔「ちょ!余計な心配増やさないでください」アセアセ

初美「私がやりますよー」アセアセ

久「まあまあ、飲み物も私特性のものだから期待していいわよ」

初美「そうですか?なら待っていますねー」

小蒔「ほら行きますよ、霞ちゃん」

久「…さてと」

久「飲み物は…アイスティーでいいか」サーッ

久(本物の巫女、それに姫様なんてこんなチャンス逃せないわ)ククク

久(これで神代家は私の物よ)

久「お待たせ。アイスティーだけど、いいかな?」

霞「はい、かまいません」

小蒔「それではいただきましょうか」

初美「ふ~。おいしかったのですよー」

小蒔「ご馳走様でした」

久「はい、お粗末様」

霞「味は掴みました!これで私もできるはずです」

小蒔「では引き続き霞ちゃんの指導もお願いします」

久「…その必要はないわ」

小蒔「え?」グニャ~ン

初美「急に眠気が…」フラフラ

霞「zzz」バタン

小蒔「いったい…何を…?」

久「大丈夫よ、私に身をゆだねて…」

春「やったね、久」

久「ありがとね春」チュ

小蒔「そん…な…」ガクッ

久「さーて、誰からいただこうかしら」ジュルリ

春「久、いいものがある」スッ

久「何かしら?」

春「これを飲めば絶倫間違いなし。これから連続で相手をするんだから飲んでおいた方が

いい」

久「なにこれ?すっごい禍々しいんだけど」

春「良薬は口に苦いから」ニッコリ

久「う…でも…」

春「信じて」ウルウル

久「…わかったわ。ありがとう」ゴクゴク

春「どう?」

久「う…うげぇ!」

久「は、春…なんで…?」

春「さっきのは嘘。それは霞の特製、霞汁」

久「」ガクッ

春「もう聞こえてないか…これで久は私の物」

春「さて、たっぷり調教してあげる」フフフフ

霞「…ん?私寝てしまっていたの?」

霞「初美ちゃんに小蒔ちゃんまで…まったく仕方ないわね」パサ

小蒔初美「zzzz」

霞「そうだわ、竹井さん…あれ?どこにいったのかしら?」

霞「まあいいわ。さっきの料理を参考に私も作ってみましょう!」

霞「そうですね…先生方のいいところを集めたような料理を…ちょっと改良して…」ブツブツ

初美「もうこりごりですよー」ムニャムニャ

霞「どうぞ、召し上がれ」

俺「流石霞さん。おいしいです」ニコッ

霞「…うそ」

俺「え?」

霞「知ってるんです。俺さんが無理してるってこと」

俺「霞…さん…?」

霞「私の前では霞さん可愛い、若いとかいって、見てないとこれではあらたそ~とか言っ

ているの気づいてないと思ってたんですか?」

俺「な、なんでそのことを」

霞「咲さん、末原さん、透華さん、あらたそ~が好きだなんて…やっぱり私のことをから

かっていただけなんですね」ウル

俺「そ、そんな…俺は…」

霞「さようなら」

カン

えっ!?

理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である(ヘーゲル)

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