P「田舎に帰って農業をやります」(81)
P「今までお世話になりました」
小鳥「いいですねー。わたしも田舎でゆっくりしたいなぁ」
P「社長には前から言ってあったんで、あと二週間ですがよろしくお願いします」
小鳥「こちらこそよろしくです」
P「仕事に影響が出るといけないんでアイドルのみんなには最後の日まで秘密にしてくれると助かります」
小鳥「はいはーい」
P「・・・」カタカタ
小鳥「・・・あのー」
P「はい?」
小鳥「ネタばらしはまだですか?あんまり引っ張られるとこっちも困るっていうか」
P「ネタばらし?」
小鳥「田舎に帰るどうこうとか」
P「はい」
小鳥「?」
小鳥「ジョークですよね?」
P「はい?」
小鳥「はいじゃないが」
P「本気ですよ。というよりもう決まってますから」
小鳥「またまたー」
P「そうだ、冷蔵庫とかいります?捨てるくらいなら誰かに使ってもらったほうが」
小鳥「ちょうど調子が悪かったのでありがたいですーっておい!」
P「?」
小鳥「・・・いい加減にしないと流石のわたしでも泣きますけど?」
P「えっ、泣く?」
小鳥「そういうタチの悪い冗談は良くないと思います」
小鳥「そもそもいきなりあと二週間とか、冗談以外のなんだって言うんですか!」
P「新人が見つかったら言うつもりだったんですけど・・・なかなか見つからないらしくて。すいません」
小鳥「なら辞めちゃ駄目です」
P「そう言われても・・・」
小鳥「みんなはどうするんですか?頑張ってやっとトップアイドルになったのに!」
P「もう俺がいなくても大丈夫ですよ。押しも押されぬアイドルですから」
小鳥「じゃあわたしは!?」
P「えっ?」
小鳥「この歳でまた新しい出会いを探せって言うんですか!?」
P「それこそ俺に言われても・・・」
小鳥「泣きますよ!?いいんですか!?ほらもう視界が霞んできた!」ジワッ
小鳥「あーダメだ、これ泣いちゃいますね。早く田舎になんか帰らないって言わないと間に合わなくなるなー」フルフル
P「・・・もう決めたんです」
小鳥「・・・・・・」
P「すいません」
小鳥「う・・・うぅぅぅぅぅぅ・・・あうぅ・・・」ポロポロ
P「・・・」
ガチャッ
響「はいさーい!」
小鳥「えぐっ・・・うぅ・・・ひっく」
響「あ、あれ?」
P「おはよう響」
響「う、うん・・・なにかあったのか?」
小鳥「ぷ、ぷろっ・・・さーが、ひっく」
響「プロデューサーがなにかしたのか?」
P「いや、あのな」
響「黙ってて!」
小鳥「しごっ、や、やめっ、えぐっ」
響「うんうん、ゆっくりでいいぞ」ナデナデ
小鳥「しごとをっ、やめっ」
響「仕事やめて?」
小鳥「い、いなか・・・かえるってぇぇ!ぐすっ」
響「そうかー。プロデューサーが仕事辞めて田舎帰るのか」
小鳥「うぁぁああああああああああああん!」
響「よしよし」ナデナデ
響「・・・ん?プロデューサーが仕事辞めて田舎帰る?」
P「まあ・・・そういうことだ」
響「仕事辞めて?田舎帰る?」
響「自分よくわからないぞ?仕事を辞めるってどういう意味?」
P「そのままの意味だ」
響「仕事って、プロデューサーを?」
P「あぁ」
響「あはははは、プロデューサーがプロデューサー辞めたらそれはもうプロデューサーじゃないさー!」
P「そうだな」
響「あははははは、もー面白いこと言うんだから」
小鳥「ひっく・・・ぅぅっ・・・」
P「・・・」
響「・・・・・・嘘だよね?」
P「これからはもう俺がいなくても大丈夫だよな?」
響「・・・・・・あはは」
響「・・・」プルルル
響「もしもし・・・緊急事態、うん・・・みんなに声かけて、うん・・・本当に緊急事態だぞ」
P「あの、響?すまんがこのことはみんなには」
響「・・・」
P「湿っぽいのとか苦手だしな。出来れば辞める時まではさ」
響「そんなの知らない」
P「響?」
響「・・・」
小鳥「ぐすっ・・・」
バターン
千早「おはようございます」
P「おはよう。今日はオフじゃなかったか?」
千早「事務所で大変なことがあったと聞いたので」
アイドル達ブチ切れたり泣いたり大変なことに
↓
Pの意志は変わらず
↓
小鳥も付いていくと言い出す
↓
アイドルも言い出す
↓
収集がつかなくなる
↓
Pが辞める日がくる
↓
事務所には誰も現れず
↓
Pは寂しく帰郷
↓
実家に着いて数日後、戸を叩く音が
終わり
P「いや、そんなわざわざ呼び出す程の事じゃ…」
千早「…響、説明してくれる?」
響「その…、プロデューサーが…」
P「はいストップ響。この話やめやめ。電話した子達にも…」
小鳥「ぷろっ、ぷろぢゅーさーざんがっ、しごとっ、やめるって……」
千早「…………は?」
千早「…もう一度聞きますよ?プロデューサー、どういう事ですか?」
P「いや、もうお前たちは立派なトップアイドルになっただろう?あ、そうそう千早、オリコン一位おめでとう」
千早「ありがとうございます。で、プロデューサー。仕事を辞めるというのは、一体、どういう事ですか?」
P「…それでだ。お前たちは業界とのコネクションももう十分過ぎる程持ってる。容姿や魅力はもう言うまでもない。俺がいなくたって何も問題ないだろ?」
響「プロデューサー!!」
千早「響、少し黙ってて」
響「でっ、でも!!!」
千早「…それで、今後私たちにはどうしろと?」
P「実はまだ見つかってないんだが、後任のプロデューサーを今探してる。竜宮の仕事があるとは言え律子もいる。それにいつまでも俺がプロデュースしてたらやっぱりアイドルとしての視野も狭まると思うんだよ。それで……」
千早「………本気で、言ってるんですか」
あ、ちなみに乗っ取りでぷちます程度しか知らんから不安になったらそっ閉じでよろしく
P「ち、千早…?」
千早「私がっ!私たちがっ!!貴方がいなくなってからもっ、そのまま何の問題もなくアイドルを続けられるとっ!プロデューサーはっ、本気でそう思ってるんですかっ!!!」
小鳥「ちはや、ちゃっ…」
P「お、おいおい落ち着けって。今やお前はCDを出したら常にランキング上位に載る程のアイドルだぞ?俺が…」
千早「プロデューサー、貴方は非常に優秀なプロデューサーだと思っていました。私たち全員のプロデュースをしながらそれぞれの体調などにも気遣い、私たちが常に全力を出せるように支えてくれていた」
P「い、いやそんな、俺はプロデューサーとして当たり前の事を」
千早「しかし、それはどうやら間違いだったようです。プロデューサー、貴方は自分が与える影響というのをまるで理解していない」
千早「はっきりと断言しますが…。プロデューサー、貴方が765プロ去れば、765プロは間違い無く崩壊します」
ああ文章グチャグチャだな…。睡魔も限界だし寝る。ニートだから保守しといてくれりゃ明日書く
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