ちひろ「私よく事務仕事と営業はするんですけど」
P「はい」
ちひろ「アイドルたちがどんなお仕事をしてるのかって全然知らないなって気が付いたんです!」
P「はぁ」
ちひろ「正直な話……あの子たちがライブ以外で一体どんなお仕事をしているのか気になって……」
P「いや、意外とふつうですよ?あの子ら色々特技ありますし、
それぞれ個性も豊かですし」
菜々「おはようございまーっす♪」
P「おはよう菜々」
ちひろ「おはようございます。菜々さんも混じります?」
菜々「何の話ですか?」
P「お前らがどんな仕事してるのか聞きたいんだって」
菜々「なるほど!それは菜々も興味ありますね」
P「菜々知らなかったっけ?」
菜々「逆に全員のお仕事知ってるのはプロデューサーだけじゃないですか……?」
安部菜々(永遠の17歳)
千川ちひろ(?歳)
P「そうですねぇ……うちは幅広いアイドル層を使っての様々なお仕事がメインですから、
いかんせん何から話せばいいのか」
ちひろ「そうですね、だったらまず>>5ちゃんのお仕事の話とかどうでしょうか」
菜々「あ、それは菜々も気になります!」
P「ああ、その子なら……」
太田優
智絵里
あつみん
P「智絵里ですか」
ちひろ「はい!あの子の普段が気になります!」
菜々「気になります!気になります!」
P「チタンダエルじゃないんだから」
菜々「プロデューサーって省エネ主義ですか?」
P「流石菜々ネタ対応ばっちりだな。智絵里は主にドラマがメインですね」
菜々「ドラマですか……」
P「うむ。ここに智絵里が出演したドラマのDVDがあるから少し見てみよう」
ピッ
―――――
智絵里「……なんで」
主人公「え?」
智絵里「なんで、お兄ちゃんは死ななければならなかったんですか!!」
主人公「……ッ!!」
智絵里「なんで……なんで……」 ガクッ
ピッ
P「……という」
ちひろ「は、迫真の演技ですね……」
菜々「思わず謝りそうになりました」
P「今回は、推理モノですね。兄が連続殺人犯に殺された妹の役です。
最終的に兄は妹を守るために死んだという微妙な心情を、うまく演じ切りましたね」
ちひろ「智絵里ちゃんすごい演技できるんですね……」
P「いや……俺としてもドラマに出す気はなかったんですよ」
菜々「え?」
P「ただ、チョイ役のお仕事が来まして。それがちょっとあまりにも上手すぎて、
ドラマに抜擢されるようになったみたいですね」
ちひろ「はぁ……」
P「アイドルがドラマっていうのは良くある話ですが……智絵里は主役よりも脇役が多いですね。
というかそっちの方がうまいですね」
ちひろ「なんかアイドル引退後の地盤を着々と固めているような……?」
菜々「(智絵里ちゃん……恐ろしい子!!)」
P「ドラマのお仕事と……あとたまにN○Kに出てますね」
ちひろ「え、何でですか?」
P「どうやら草花に対する知識が豊富なようで。
というかN○Kには多数アイドルが出演してます。実は」
菜々「なんかN○Kって意外ですね……もっとバラエティとか」
P「意外とバラエティの方が少ないぞ」
菜々「え!?そうなんですか!?」
P「ああ、バラエティで看板を持ってるのは少ないな。幸子なんかは結構レギュラーが多いが、
アレは特例だな」
菜々「ああ幸子ちゃん……」
ちひろ「智絵里ちゃんって草花詳しいんですか?」
P「『アイドルのお宅訪問』で四葉のクローバーで満たした部屋があって、カットされた事もありますよ」
菜々「ちょっとしたホラーですね」
笑美や鈴帆しゃんがいるから芸人アイドルは意外と多いぞ
P「あとはバレンタインイベントの露出が多いですね。
チョコレート作りもできますし、『ドキッアイドルだらけのバレンタイン』っていう番組で、
誰が一番チョコを可愛く渡せるかというイベントで審査員を骨抜きにしていました」
菜々「ああ……」
P「ついでに『彼女がいない』と嘆いていた視聴者からのおたよりで、
チョコをチョップで叩き割ったのが大うけした」
ちひろ「……なんか、想像つきますね」
P「それにより、チョコレートを貰えない可哀想な男子たちが
『智絵里割』といって二つに割れたチョコレートを買うのが流行ったとか」
菜々「……ああ!?なんか売ってると思ったら!」
ちひろ「あれ智絵里ちゃんのせいだったんですか!」
P「あくまで発端ですかね。あれからツイッターで『チョコ割ったったwwww』というのが流行ったのがきっかけです」
菜々「なんかすごいですね智絵里ちゃん」
P「まぁ優秀ですしあの子」
P「智絵里に関してはそのくらいでしょうか。他にも色々やってますけど」
智絵里のお仕事(一部抜粋)
推理ドラマ 15本 被害者の妹 アリバイ作りに加担した少女 さわらわれた少女役 等
戦隊ヒーロー 2本 人の心を操ることのできる少女役 等
ドラマCD(ボイスCD含む) 33本
アニメ、ゲーム声優 4本
等。
P「で、次は誰がいいんですか?」
菜々「菜々、>>26が気になります!」
P「キニナリマスキニナリマス」
菜々「このー木なんの木……」
P「菜々、古いぞ」
菜々「え!?」
ちひろ「……(息ぴったり)」
乃々
先輩
P「泰葉ですか」
ちひろ「あの子はまぁ……幼いころからアイドルみたいですから、普通にドラマとかでしょうか」
菜々「幼稚園くらいの時から知ってますよ。可愛い子役って有名でしたよね」
P「一応、あの子が五歳の時……菜々は6歳のハズだがな」
菜々「……はっ!?えーとあの!私記憶力すごいいんですよ!」
P「まぁあの子も……幅広く仕事とってきますからね」
ちひろ「やっぱり一番メインはドラマですか」
P「え?違いますよ?」
ちひろ「えっ」
P「ドールハウスマスターです」
菜々「えっ」
ちひろ「えっ」
P「きっかけはTVチャンピオン、『ドールハウス名人決定戦』ですね」
ちひろ「そんなのあったんですか」
P「当初、有名子役として勝ち抜いた泰葉に『ヤラセだろ』とか
『大人が作ってる』とかいろいろ言われたんですけど」
菜々「芸能界って大変ですねぇ……」
P「決勝戦の映像として、泰葉がドールハウスを作る様子をきっちり撮影したんですよ」
ちひろ「え、そんなにできるんですか」
P「できるなんてもんじゃないですね。時々思いますが、アイドル達の趣味は一体どこまで高めれば気が済むのかと思うくらいです」
菜々「……み、見たことあるかも」
ちひろ「えっ」
P「(確か6年くらい前だけど、まぁ17歳でも許容だな)」
P「そこでヤラセじゃなくガチであることがわかって、ファン急増。
ドールハウス関連から手先の器用さを買われあちこちで登場しています」
ちひろ「なんか意外ですね……」
P「ライブ以外では、個性や趣味を仕事にしてる奴が多いですからね。紗南なんてその典型で」
菜々「あーゲームレビュー」
P「じゃ、ここにこの前の番組の映像があるんで、少し見てみましょうか」
ちひろ「(さっきから何であるんだろう……)」
菜々「(もしかして全員分ストックしてあるんじゃ……)」
ピッ
―――――――――
司会者「で、泰葉ちゃんはドールハウス作りが凄いとか!」
泰葉「いえ、趣味の一環という程度ですので……」
司会者「というわけで、今回はこのつまようじを使ってドールハウスを作ってもらいましょう!」
泰葉「ええ!?」
―――― 30分後
泰葉「できました」
司会者「……えっ」
出演者「……えっ」
司会者「すみません……これはなんですか」
泰葉「エスカレーターです」
芸人「快適だなwwwwwwww」
出演者B「えーかわいー!これ動くんですか?」
泰葉「この爪楊枝を回すと動く仕掛けになってます」
クルクル
出演者C「ガチだ……」
泰葉「ここをこうすると二世帯住宅になります」
芸人「マジパねぇ!?」
―――
P「という」
ちひろ「ちょっと待ってください、なんか人間やめてません?」
P「わかりません、一時期のめり込んでいた時期があったらしく、気が付いたらできるようになってたらしいです」
菜々「もはや趣味ってレベルじゃねーぞ!」
この先輩は芸能界に戻って来なくてもこの一芸で食っていけたかもわからんな
P「菜々、そのネタは若干古い」
菜々「うっ、平成だと思ったのに」
ちひろ「(そこの問題?)」
P「もちろんドラマなんかにもいまだに出てますね。
ただやっぱり、一番ギャラが高いのは、看板番組『DOLL HOUSE M@STER』ですね。
毎回泰葉がドールハウスを作るだけという番組です」
菜々「そんなので番組成り立つんですか!?」
P「いやそれがむちゃくちゃ面白いんだ。おたよりを参考に作る番組でな
『金閣寺っぽくしてください!』『ダブルオークアンタが住みやすい住宅でお願いします!』
『耐震構造のしっかりしてるものを作ってください!』とかいう無茶振りに完璧にこたえきるんだ」
ちひろ「やっぱり人間やめてますよね」
P「明らかにボケと思えるようなおたよりにガチで挑戦する様が凄く人気で。
泰葉が辞めない限り続くでしょうね。あれは」
菜々「皆思いのほか人間離れしてたんですね……」
P「(お前も人の事言えないけどなぁ……)」
ちひろ「(菜々さんも人のこといえませんけどねぇ……)」
このプロダクションは確かに魔窟だわ
泰葉のお仕事(一部抜粋)
DOLLHOUSEM@STER 司会者。看板番組
ドラマ8本(うち主役一本)
テレビの美術スタッフ 10件(ひと月あたり)
他バラエティ番組多数
等。
P「泰葉はこんな感じですね。他はだれのお仕事が聞きたいんですか?」
ちひろ「そうですねぇ……お仕事が想像つかない、>>55とか!」
菜々「おお、そのチョイスとは……」
P「チョベリグ」
菜々「……古い!って、あれ、突っ込んでも大丈夫ですよね!?」
ちひろ「……大丈夫だと思いますけど」
菜々「(やっぱり敬語……!?)」
上条さん
乃々
ちひろ「春菜ちゃんのお仕事が想像つきません!」
菜々「そうですよ!なんで眼鏡会社のCMに出てないんですか!?」
P「ああ……確かに、眼鏡アイドルを『メガドル』として売り出したのはあの子がきっかけですけど」
菜々「眼鏡関係のお仕事無差別にやってるのに、何故CMだけ?」
P「いや、依頼は来てるんだよ。たくさん」
ちひろ「ですよねぇ。よく電話受けますし」
P「ただ、全社から電話がきていて……ちょっと逆に、受けるに受けられない状態に」
ちひろ「!?」
菜々「!?」
P「この前の『アイドルSASUKE決定戦』でのことは知ってるだろ?」
菜々「ああ……あのアイドルたちがガチで障害物競争をする」
ちひろ「たしか、そこで何故か春菜ちゃんが凄いって騒がれたんですよね」
菜々「何でですか?」
P「あいつだけ、メガネチェーンなしで、メガネをかけたままSASUKEをやりきったんだよ」
菜々「!?」
けっこう良い乳の上條さん
ちひろ「は……?あの全力疾走が基本、宙返りから水泳まであるあのSASUKE決定戦でですか……?」
P「はい。謎の魔力でもあったかのように」
菜々「……いや、物理的に無理ですよね?『全力ロッククライミング』とかみんなコンタクトかメガネチェーンありましたよ!?」
P「あいつだけは……何故か、春菜だけは、チェーンなしでやりきったんだよ」
ちひろ「(やっぱり人間やめてる……)」
P「それどころか、メガネに傷一つつけず、何故かドロも眼鏡だけ確実に躱して、曇らせる事すらなくゴールしたんだよ」
ちひろ「それは物理的に不可能なのでは……?」
P「でしょうね。でも実際やりきったんですよ。そこから一気に『彼女こそ真のメガドル』と言われだしたんですね」
>>73
http://i.imgur.com/n70NXJD.jpg
この衣装ヤバイよね
P「とりあえず何がすごいって、それ以外にもバラエティで色々あったんですよ」
ちひろ「色々って?」
P「『眼鏡好きなんだって~?』みたいな感じで、バラエティで無茶な企画をやらされたんですよ」
菜々「あ、なんかありましたね」
P「『五つの眼鏡を会社名で並べ替え』とか『臭いでフレームの形あて』とか」
ちひろ「どんどん意味不明になっていってますね」
P「まぁ全部が全部正解しちゃうんですから」
ちひろ「怖い!」
P「最終的に『目を瞑って、何人が眼鏡をかけているか、その形と値段を当てる』で終わりましたね」
菜々「ひぃ!!」
P「まぁ普通に有名になったんでお仕事としては手広くやってますね。
レポーターなんかもありますよ」
ちひろ「あれ、意外ですね」
P「眼鏡好きもありますが猫好きなんですよあの子。動物番組なんかにもたまに出てます。眼鏡アイドルのイメージが強いからわかりづらくはありますがね」
ちひろ「アイドルってすごい」
これはアイドルよりそんな異能者ばかり引き当ててくるPがヤバい
春菜のお仕事(一部抜粋)
各地眼鏡店での販売促進 15件(ひと月あたり)
朝番組のレポーター 1本
声優 2本
ドラマ 3本 眼鏡屋の店員、猫好きの少女など
広告、雑誌 22本 (インタビュー等)
等。
P「春菜に関してはそのくらいですね。格眼鏡会社がどんどん値段を上げてきてるので、
そろそろ決めないといけないんですが……」
菜々「春菜ちゃん効果は恐ろしいんですね……」
ちひろ「……(やっぱりここのアイドルってちょっと人間やめてるような)」
菜々「菜々、次は>>90のお話聞きたいです!」
P「ああ、いいぞ」
ちひろ「いいですねぇ……」ゴクリ
アーニャ
P「アーニャか」
ちひろ「モデルのお仕事が多めに入ってるのは知ってますけど」
菜々「あー……アーニャちゃんキレイですもんねー」
P「確かに、モデルのお仕事が多いですね。でも一番のメインはやっぱり朝の
『アーニャと学ぶロシア語講座』ですよ」
ちひろ「やっぱりですか」
菜々「本当にN○K多いんですねウチ」
P「ロシア語講座、色々挑戦してたらしいんですけど、
なんかアーニャをアシスタントにした途端視聴率があがったとか」
ちひろ「あー」
P「DVDの売り上げも上がったとか。ロシア語人気なんですかね」
菜々「あー」
P「あとは教育講座の『毎日天体』です」
ちひろ「え?」
P「あいつ天体観測が趣味なんですよ。実は」
菜々「そうだったんですか!?」
P「そこでアーニャと司会者、あとゲスト一人がひたすら天体のお勉強をするだけの番組です」
ちひろ「アーニャちゃんもやっぱり詳しいんですか?」
P「もちろん。異常なまでに詳しいですね」
菜々「(やっぱり)」
P「どこから覚えてきたのか、すっごいマイナーな星座まで言えますよ。望遠鏡無しで大体目視できるのは、
事務所でもアイツだけですね」
ちひろ「視力良すぎじゃないですか!?」
P「いえ、なんとなくわかるんだそうです。時期で」
菜々「あ、ああ……」
P「その他には、とにかく何でもできるって感じですかね。万能ですよ。
バラエティで『脱走中』っていうのがあったんですけど、逃げる側じゃなく追いかける側で出てました」
ちひろ「そっち!?」
P「なんか足早いんですよ。飛び箱も22段余裕でしたとか言ってたし」
菜々「(特にスポーツキャラでないアーニャちゃんでこれなら茜ちゃんはどうなるのか)」
P「あと、やっぱり単純な売り上げで一番良いものと言えば、
『ロシア語でいちゃいちゃするCD』ですね」
ちひろ「なんですかそれ」
P「いや……よくわからないんですけど、なんか、CDを聞くだけで彼女とデートした気分になれるCD
みたいなのが流行っていたらしく」
菜々「あー、ありましたね!羊数えるやつ持ってますよ!」
ちひろ「(持ってるんだ)」
P「それで会社から『ロシア語バージョンをアーニャちゃんで作ってくれないか』と依頼が」
菜々「なんでロシア語なんですか?」
P「……さぁ。まぁ外国語勉強CDはいくらでもあるから、それはわかるんだが」
ちひろ「そういえば事務所に依頼の電話がよくくると思ったら」
P「はい。これがまた爆発的大ヒット。『ロシア語の勉強すんだよ!!』というPOPでアニメイトに平積みされていました」
菜々「あー……(察し)」
ちひろ「なんとかなるんですかそれで」
P「学生からの売り上げで、オリコンチャートに入れればトップになる枚数くらい捌けました」
菜々「すごい!?」
P「一部大学の教材にされました」
ちひろ「何でですか!?」
P「いや……何か、場合によるんですけど、その教材でやった場合、ロシア語の習得速度が
他教材より10倍以上速いデータが出ちゃったとか」
菜々「恐るべし……アーニャちゃん」
P「本人も『何でこんなに売れてるんですか……?ヤー……わかりません』って言ってた」
ちひろ「うわぁ……」
P「最近ファンからのコールとか応援ファンレターがロシア語に変わったとか」
菜々「訓練されてる……!!!」
P「とにかく最近の外国語ブームと萌えCDブームにうまく乗った結果ですかね。
最近はそれっぽいオファーが色々来るようになりました」
ちひろ「(この事務所潰れたら全業界に影響するんじゃ)」
アーニャの仕事(一部抜粋)
教育番組 7本
バラエティ 10本 (上記のような黒服役も含む)
モデル 5件
教育系雑誌、または単行本 13件
国立天文台キャンペーンガール
等。
菜々「皆意外といろんなお仕事してるんですね……」
P「お前も結構いろいろやってるとは思うがな」
菜々「そうですかね?」
ちひろ「次は……>>130が聞きたいですね!」
P「いいですよ。そろそろ最後ですかね……?」
菜々「えー!もっと聞きたいですよー!」
茄子さん
流石幸運茄子さん、安価争いなんか屁でもないぜ
>>144
ほたるちゃんを指定したら周りの時空が歪みまくるんですかね…?
P「茄子ですか」
ちひろ「茄子ちゃんはすごいお正月にみかけるイメージが……」
P「いや、アイツの本番は……二月とか三月ですよ。確かに一月も仕事ありますけど」
菜々「なんで月が決まってるんですか?」
P「受験だ」
ちひろ「あー……」
菜々「あー……」
P「様々な番組に出演する茄子だが、そこでも幸運は本当に折り紙つき」
菜々「お正月特番のアイドル格付けとかすごかったですよね」
P「あれはもう反則だろ」
ちひろ「……『わからないから適当に選びますねっ!』で全問正解でしたっけ」
P「はい。ヤラセかと思われるくらいでしたが、生放送でも的確に幸運を引き起こし」
菜々「偶然隕石が落ちたんでしたっけ」
P「おう。的確に茄子に被害がかからないところでな」
ちひろ「100年に一度しか見られない珍しい植物の撮影に成功したとか」
P「もう撮影する度に意味もなく幸運が降りかかる」
菜々「もはや無差別ですね……」
P「最近では特に必要はないけど『なんとなく』という理由だけでホラーにひっぱりだこだからな」
ちひろ「あー…‥ホラー系はよく、出演者や監督に事故が降りかかるって」
P「確かに、何故かどんなホラーでも茄子が収録に参加しただけで事故が起きません」
菜々「!?」
P「もうあの能力はマジだ。たまたま茄子が休んだ日はロケバスが横転した」
ちひろ「ひぃぃいいい!?」
P「幸い死者や重症者はでなかったが……それすら茄子と共演したからと思ってしまうくらいだ」
菜々「なんなんですかそれ……」
P「もちろん出始めの頃は『ヤラセだろ』『ねーよww』と煽られたが、
帰れま10で百発百中、生放送で謎の生物に一発遭遇、どんな危険な撮影でも事故回数0、
次第に信じる人は多くなり……今ではもう、テレビで茄子を見ただけでその日一日はいい事があると言われている」
菜々「ジンクスレベルですか……」
P「それ以来、受験期に茄子をつかった番組の視聴率は圧倒的だ」
菜々「……あ、圧倒的、ですか」
P「ああ、普段4%でもその日だけ15%に上がる」
ちひろ「もはやちょっとした奇跡ですね」
P「確かに……歩く奇跡、そんな言われ方もあるとか」
菜々「ひぃ……」
P「あいつがレポートしたお店はむちゃくちゃ繁盛するしな」
ちひろ「ええ!?そんなことも!?」
菜々「でも理論的ですよね、それ」
P「ああ。『茄子さんが座った席に座れば、今後人生が幸運で満ち溢れる』という噂がながれているから……」
ちひろ「なるほど、そのお店は必然的に……」
P「あいつがブログで『このお店美味しかったです♪』と書くだけでもう一気に」
ちひろ「それで仕事が増えることによりうちのプロダクションにも利益が……」
菜々「本当に凄まじいですね茄子さん……」
他の事務所がPに対して引き抜きか暗殺仕掛けるレベル
茄子さんの仕事(一部抜粋)
営業(神社、お寺、スーパー、その他もろもろ) 55件
広告、雑誌 44件
ホラー映画、ドラマ 11本(『そこにいるだけ』も含む)
レポーター 3本
等。
P「まあ茄子の仕事はこんなもんでしょうか。あいつはすごく幅広いですけど……
見た目もいいのも相まって受験生の女神と呼ばれてます」
菜々「茄子ちゃんマジ女神……」
P「おい、茄子は一応ハタチだぞ」
菜々「はっ!か、茄子さんマジ女神!」
P「ちなみにいつも事務所に送られてくる差し入れは大半が茄子がらみです」
ちひろ「……や、やっぱり!?」
菜々「お野菜からお菓子まで、なんか幅広いと思ったんですよ……」
P「……またお礼言っておくか。む、まだ時間ありますね。もう一人いっときます?」
ちひろ「なら、>>185で!」
薫
愛媛っ子! 愛媛っ子じゃないか!
P「薫ですか」
ちひろ「薫ちゃんは!薫ちゃんは流石に人間やめてませんよね!」
P「まぁ薫は普通ですね」
菜々「(逆に人間やめてる人がほとんどってどんな事務所……)」
P「ただ教育番組というか、子供向け番組のオファーがぶっちぎりですね」
菜々「あー……なんとなくわかります」
ちひろ「そもそも、普段から『せんせぇ』ですもんね」
P「『なぜなに科学』『おとうさんといっしょ』『はじめてのこうさく』
『ひとりでできるかな』『たのしいおつかい』みたいな、子供のための番組に、
たまに司会者としてまで出てます」
ちひろ「ちょっとまってください、司会者ってなんですか!?」
P「いや……最初はノリだったんですよ。
『じゃあ薫ちゃん司会者やってみようかーww』みたいな簡単なノリでやらせたら、思いのほか受けたんですよ」
菜々「な、なんという……」
P「芸人のギャグに対してのガチ心配で、バラエティ番組なのに『うわあああ薫ちゃん可愛いいいいい』っていう視聴者が出ちゃったり」
ちひろ「あー……やりそう、あの子すっごいやりそう」
P「あとは子供とのコミュニケーションがとれるところもですね。
子供だけで成り立つバラエティなんて薫じゃないとやってられませんよ」
ちひろ「子供だけで成り立つバラエティがあるんですか」
P「まぁ教育番組枠ですけどね。基本的な構造は一緒ですよ。
単に出演者が5~10歳というだけで」
菜々「わっかぁああっ!!」
P「(17歳からすれば……うんまぁふつうだな)」
ちひろ「よ、よくできますね……」
P「あとはあの天然のあざとさ。あれで大きなお友達も引き込んでいるので、
単純に複数の層に人気というのが強いですねぇ……」
菜々「なるほど、小さな子供から大きなお友達まで……」
P「うむ。幼稚園児から、お母さんお父さん、あとは高校生と大学生に人気だ」
ちひろ「最後のはちょっと不安ですね」
P「何故か薫が水着で遊んでるだけのDVDは凄まじい売上だったしな……何故だ……」
菜々「(あちゃージュニアアイドル路線いっちゃったかー)」
ちひろ「(あちゃー大きなお友達掌握しちゃったかー)」
P「まぁここに番組の一部が……」スッ
菜々「(マジでこの人どんだけきっちりしてんだ)」
ちひろ「(アイドル愛しすぎだろ)」
ピッ
――――――
芸人A「ってなんでやねーん!」
パッシーン!
芸人B「あいたああああ!」
ドッ ワハハハハ
薫「ね、ねぇ!」
芸人B「なんや?」
薫「大丈夫……いますごい音したよ……?」
芸人B「大丈夫や!俺の頭は鋼鉄製やからな!」
ドッ
薫「い、いたいのいたいの、とんでけー……」
芸人A「……」
芸人B「……」
シンッ……
薫「……えっ、えっ」
ワァアアアアアアアアアアアア!!
薫「えっ!?」
ワァアアアアアアアアアア
パチパチパチパチパチ!!
芸人A「……俺らこんなに思いやられたことあったっけ」
芸人B「うう……幼女の優しさが目にしみる……」
薫「えっ、えっ」
ワアアアアアアアアアア
――――――――――
P「これ以来、芸人から圧倒的な支持を得ている。
ボロクソ言われた後でも『でも薫ちゃんは優しい!』というのが定番となる」
菜々「薫ちゃん人間やめてませんけど影響力はやっぱ人間やめてますね」
ちひろ「でも……芸人でその扱いされると嬉しくて泣くのは何となく理解できますねぇ……」
P「普段は全く労われない立場ですからね。無垢な優しさはしみるでしょう……」
菜々「この前の楽屋ドッキリが一番凄かったですよね」
P「あれは凄かったな」
ちひろ「何があったんですか?」
P「いや、完全にドッキリで薫を撮影してたんですけど……」
ピッ
―――――――
仕掛け人「いいかい薫ちゃん、ここにはいろんなおもちゃがあるけど、勝手に触っちゃだめだよ?」
薫「はい!」
『さて、薫ちゃんは果たしておもちゃを触らずに我慢できるのだろうか……?』
薫「……」
スッ バサッ
『おや?薫ちゃんが何かを取り出したぞ……?』
薫「この後はいつもの番組の収録なんだよね……みんなにお手紙、書かなきゃ」
『薫ちゃんは何かを書き始めた……別視点で良く見てみよう』
○○さんへ
いつも きょうえん してくれて ありがとう ございます
かおるは いつも きんちょうして うまくしゃべれてないけど
ちゃんと フォローを してくれるので……
『……』
仕掛け人達「……」
――――
P「という」
ちひろ「い、いい子……」ポロポロ
菜々「ちひろさんが泣いてる!」
P「まぁあそこまで純粋ないい子いませんからね」
菜々「本当凄まじいですね……ドッキリなんてしようとした側が心が痛く」
P「ああ、結局薫はおもちゃに手を付けず、共演者全員にお手紙を書ききったところで
種明かしだ。仕掛け人は土下座した」
ちひろ「ドッキリなんてやったのが間違いだって思えるレベルですね」
P「その時番組に来たおたよりが凄い。ドッキリ企画なのに何もしなかったという暴挙をしでかしたが、
『薫ちゃん可愛い』『忘れていた何かをおもいだした』『ありがとう』などのメッセージであふれたそうだ」
ちひろ「浄化されてますね……」
菜々「やっぱり薫ちゃんも気持ち人間離れしてると思うんです」
P「確かにな……何か犯罪者が自首したってニュースも聞いたわ」
ちひろ「やっぱ人間やめてるじゃないですか1!」
薫ちゃんのお仕事(一部抜粋)
教育番組 11本(うちレギュラー4本)
子育て、教育雑誌 5件
ラジオ 一本 (薫がリスナーの悩みを聞くだけ)
営業(スーパーでお菓子を食べる等) 14件
等。
ちひろ「私……何か間違っていた気がします。
これからは心は入れ替えますけど商売は商売なのできちんと線引きします」
P「ブレない。流石ちひろさん」
菜々「やっぱそこは譲らないんですね」
ちひろ「もちろん!今日もエナドリ、スタドリは特別セールですよ!今ならガチャも!」
P「……え、遠慮」
ちひろ「そんな、ひな祭りを走りきるにはスタドリが必要ですよ!?」
P「うう……じゃあ400本だけ」
菜々「あれ!?単位が!!」
P「さて、いい時間になってきましたけど」
ちひろ「あら本当ですね。長い事話してたんですね」
菜々「……確かに、菜々も腰がゲッフン!じゃなく目がしばしばしてきました」
P「そろそろやめますか?大分アイドルの事も話したと思いますし」
ちひろ「そうですね、じゃあ>>235で」
菜々「(サロンパスあったかな……)」
やめる or やめない。
『やめない』を選ぶ場合、アイドル名記載も可。
>>227
鬼さんと悪魔さんへの悪質な風評被害は即刻中止せよ
姉御
>>230-231
親愛10で即特訓な
続行姉御了解
姉御にかわいい系の仕事を回すのは楽しいけどたまには姉御好みな仕事も回してあげてください
P「拓海ですか」
ちひろ「拓海ちゃんは想像できませんね。特攻隊長ですか?」
P「いえ、バラエティがメインですよ」
菜々「!?」
P「拓海はあのキャラですからね。やっぱいじりがいがあるんですよ」
ちひろ「あー……」
P「ああ見えて上下関係を凄い理解しているので、絶対に司会者に逆らったりしないんですよ」
菜々「え、拓海ちゃんが逆らわないんですか!?」
P「菜々、拓海は18だ」
菜々「はっ……たた拓海さんが!?」
ちひろ「(菜々さんホント最近ゆるいなぁ……)」
P「司会者にいじられて、すごいリアクションをみせるが、逆らいはしない。
バラエティで最高の反応を示してくれるんだよ……」
ちひろ「あー……なんとなくわかるような」
仕事台詞に「オイどうすんだよこの空気……」とかある姉御かわいい
P「本当に拓海はなんというか……薫の真逆というか」
ちひろ「ドッキリのしがいがあるってことですね」
P「そう!ドッキリ!もう凄いオファー来てるんですけど、『ドッキリ』っていう仕事上、
あんまりできないんですよ……」
菜々「あぁ……すごい良い反応を見せてくれそう」
P「一番好きなのは『とにかく無茶振り!』っていうドッキリバラエティでな」
ちひろ「タイトルからしてとにかく無茶振りしてきそうですね」
P「そう。もう普通なら絶対わかるような明らかにおかしい無茶振りに、
拓海は何故か全部信じて完璧に答えるんですよ……」
菜々「……あー」
ちひろ「騙されやすいタイプ……」
P「ちょっとこちらの映像を」
菜々「(やっぱあるんですね)」
ピッ
http://i.imgur.com/IacfOYg.jpg
http://i.imgur.com/ewC4Z3J.jpg
龍崎薫(9)
http://i.imgur.com/oh5vxiB.jpg
http://i.imgur.com/u76eysR.jpg
向井拓海(18)
―――――――
通行人A「す、すみません!」
拓海「……何だよ?」
通行人A「このウェディングドレスを着て『結婚式に来てほしいにゃ♪』と言ってほしいのですが……」
拓海「はぁ!?何言ってんだ!?」
通行人A「病気の妹がどうしてもと……」
携帯電話『お兄ちゃん……早く……ゴホッ!!ゴホッ!!』
通行人A「ああああああ!!妹ぉぉー!!」
拓海「……!!仕方ねぇ!待ってろ!!」
バッ
――――― 8分後
拓海「……着てきたぞ!」
通行人A「本当ですか!?じゃあそこの台に立って、『結婚式に来てほしいにゃ♪』と言ってください!」
拓海「仕方ねぇ……!け、『結婚式に来てほしいにゃ』!」
ドッ ワハハハハハ……
姉御は純粋かわいい
―――――――
P「という」
ちひろ「ぷっ……くふっ……ゲホッ!ゴホッ!」
菜々「……ほ、本当にヤラセじゃないんですか!?プフッ」
P「ああ、完全に信じ切っていたんだ」
ちひろ「まぁ確かにブフッ、この表情本気ですもんねゲホッ」
P「芸人でも途中で気づいちゃうくらいのこの無茶振り番組。
結局拓海は気が付かずに全部の無茶振りをこなしてしまったんだ」
菜々「ブフゥ!で、他にはクフッなにがあったんですか?」
P「『フライパンの上で熱がる焼き魚のモノマネ』『タクシーを止めて、「前の車を追って!」』
『偶然職務質問されてスリーサイズを言わされる』『のっぺらぼうとにらめっこ』だ」
ちひろ「絶対気づくじゃないですかそれブフッ!」
P「いや……気が付かなかったんだ。拓海が『妖怪かよ……流石に喧嘩したことねぇぜ!!』
はもうスタジオ大爆笑ですからね」
菜々「お台場になんで妖怪が出てくるんですかゲホッゴホッ」
ちひろ「もうそれ天然とかそういうレベルじゃないじゃないですかゴホッ」
これはもう古巣のレディースがOG巻き込んで追っかけになるレベル
拓海のお仕事(一部抜粋)
バラエティ番組 10本(うち4本レギュラー)
バイク雑誌、広告 5件
ドキュメンタリー雑誌 2件
特別編集版DVD 一本(姉御のドッキリを集めただけ)
ボイスCD 5件
等。
P「拓海はまぁこんな感じですね。バイク雑誌や不良的なお仕事ももちろんありますが、
やはりバラエティのオファーには負けますね。ドッキリ系列は一通りやったんじゃないでしょうか。
毎回新鮮な反応をしてくれるので……」
菜々「本当にアレ素なんですか……?」
P「奇遇だな。同じ事を拓海に言ったら殴られた。めり込んだぞ」
ちひろ「(何が!?)」
地方局の仕事とか多いし(震え声)
P「さて、そろそろ仕事ですね。行くぞ菜々」
菜々「はーい」
ちひろ「あ、私も発注した商品が届いてるはずなので見てきますね」
ガチャバタン
P「……しかしさ」
菜々「はい?」
P「一番謎なのって、ちひろさんの仕事じゃないか」
菜々「……」
P「知らない方がいい事ってのもあるよな!」
菜々「ですね!!」
ちなみに。
菜々の仕事:
『うさみんの昭和青春グラフティ』、『昭和歌謡ショー』、『なつかしの『あの人』は今』 等。
終わり。
流石に手が疲れたw画像先輩サンクス!またな!
乙
乃々で安価取れなくて残念です
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません