モバP「ひな祭り、楽しみにしておけよ!」(164)

一週間前




P「比奈! 少し来てくれないか?」


比奈「どうしたんでスか、プロデューサー」


P「クリスマスも終わったし…そろそろ新しい衣装、欲しいだろ?」

比奈「本当ッスか!?」

P「もちろんだ。お披露目の日に合わせてイベントも用意してある…『ひな祭り』、楽しみにしておけよ?」

比奈「…やった…ハイっス! ありがとうございまス、プロデューサー!!」

P「おいおい、はしゃぎすぎるなよ…?」

比奈「えへへ…やったッス…!」

P(聞いてないな…でも、なんか…可愛いな)

現在
───3月3日




P「さて、会場到着っと…」

比奈「大っきいホテルッスね…プロデューサー…」


P「ま、まぁな…社長に無理言って借りた訳だし…」

比奈「うぅっ、ッ…緊張するッス…」

P「大丈夫だって! 比奈なら、上手くやれる」

比奈「ほ、本当ッスか?」

P「あぁ…俺を信じろ、比奈」

比奈「…ハイッス!」

P「えーっと、控室は…ここだな」

比奈「そういえばどんな衣装なんッスかね、プロデューサー?」

P「あぁ、お雛様の…な。いわゆる十二単ってヤツだ。驚かせようと思って言って無かったけど───」

比奈「やっぱりッスか」

P「へ? もしかして、知ってた?」

比奈「いや予想はしてたッスよ、そりゃ…」

P「…もしかして、…だったのか?」

比奈「いや、その……」

P「???」






比奈「それ、最近じゃあ有名人が結婚する時に着たりするモンなんでスけど…」

P「ぅへぁ!?」

P「あ、いや、その、なんていうか、ごめん」

比奈「そ、そんな! 願ったり叶ったりッスよ! プロデューサー!」

P「いやぁ、以前先輩Pに和久井さんが『結婚式前にウェディングドレス着せるなんてどういうつもりなんだ』って問い詰めてた所見たことがあるからさ…」

比奈「べ、べべべべべべ別に婚期なんか気にしてないッス!!!!!」

P「比奈…」

比奈「ぅ…」



P「…も、もし逃したら…男雛は…」

比奈「もっと大きい声で言って下さいッス。聞こえないッス」

P「…なんでもない。忘れてくれ」

───
──



P「…それにしても…」

比奈「遅いッスね。衣装」

P「今回のはそれ専門の業者に頼んでるからなぁ。普段みたいにパッと準備できるものでも無いし…」

比奈「…少し待ってれば来まスよ。東京、渋滞とか多いッスから」

P「…ちょっと電話してみる」





prrrrrrr

prrrrr

prrrrr



───おかけになった電話番号は、現在使われておりません───

P「………は?」

P「ふざけんなよ、オイ! 昨日までは通じたぞ!!」

比奈「…ぷ、プロデューサー? どうしたんスか…?」

P「…いや、大丈夫だ比奈。なにも問題はない……………」



prrrrrr



ちひろ『はい、ちひろです。どうされました、プロデューサーさん』

P「ちひろさん、この前の衣装の件覚えてますよね? 業者に連絡が着かないんですが…」

ちひろ『………ちょっと、本当ですか? それはおかしいです…少し待って下さいね、すぐに確認しますから…後で掛け直します!』





P「オイ…嘘だろ…なんかの冗談と言ってくれ…」

比奈「………っ」

prrrrrrrr

P「はい、Pです! ちひろさん、どうでした!?」

ちひろ『大変ですプロデューサーさん、業者に夜逃げされました!』

P「夜逃げぇ!?」

ちひろ『たまたま業者の所在地の近くにいたプロデューサーにお願いして、事業所を見てもらいに行ったんですが、もぬけの殻なんですよ!』

P「そんな! 何ヶ月も前から予約して、準備してきたのに今更だなんて…!」

ちひろ『とにかく、貸衣装の業者に片っ端から連絡してみます! プロデューサーさんは現場で待機していて下さい!』

P『了解! ありがとうちひろさん!』

ちひろ『これぐらいは朝飯前です! それでは!』




P「…十二単、着替えるのにどれくらい時間がかかると思ってるんだ、糞業者め…!」

比奈「プロデューサー…大丈夫っス。きっとなんとかなりますから…」

http://i.imgur.com/ZwoSEud.jpg
http://i.imgur.com/ES8o5gC.jpg
http://i.imgur.com/VPsflU0.jpg
荒木比奈(20)

───
──



P「……っ、イベント開始まであと五分だぞ……もう会場はファンで溢れかえってる、どうするんだよ…」

比奈「じ、自分ちょっと壇上に出て謝ってくるッス! そしたらお客さんも許して…」

P「いや、比奈が悪い訳じゃない。俺たち───いや、俺が悪いんだ。他の業者より少し安い所を選んだばっかりに…信頼が一番の価値だってのにな…あはははは、馬鹿みたいだ」

比奈「それで、どうするッスか、プロデューサー! このままじゃ間に合わな───」



貸衣装業者「ちわッス! 荒木比奈の控室ですねっ!? すぐに準備してください! こっちもマッハで準備するんで!」

P「比奈!」

比奈「わ、わわ分かったッス!」




P「それじゃあ、俺は…!」

P「…会場は…」



ファン「…まだ始まらねぇのかよ…」

ファン「よくあることだって。気にすんな」

ファン「まぁトラブルは付き物だしな」



P「…良かった、まだ荒れてな───」



酔っ払い「オイ!! いつになったら始まるんだよ! こっちはもう何時間も待ってんだよ!」



P「…なっ!?」

P(…ちくしょう、どうする…どうする!? 俺だってまだプロデューサーになったばかりだし、こういうのの対処は慣れてないんだぞ!?)

ホテル従業員「すみません、あちらのお客様が他のお客様の迷惑になるので、お引き取りして貰うようにご説得頂いてよろしいですか?」

P「あっ…は、はい!」



酔っ払い「きーてんのかよ、オイ! 誰か出て来いよ、あぁん!?」

P「…すみません、お客さん! 他のファンの方の迷惑になるので───」

酔っ払い「お前は誰だよ、偉そうにすんなボケ!」

P「わ、私は…荒木比奈のプロデューサーで…」




ファン「………………は?」

P(…っ、しま…………!!)

ファン「比奈ちゃんまだかよ!」

P「すみません、もうしばらくお待ちください!」

ファン「どうでもいいから早く見せてくれよなー」

P「申し訳ございません! なるべく早く準備致しますので!」

酔っ払い「人の話聞いてんのかよ!」



ドン!



P「ぐっ、ぁ……!」

P(みぞおち…入った…)

P「申し訳、ありま…」

酔っ払い「もういい! こんなくだんねーイベント、潰れちまえ!」

P(…くっ、これで…ひと段落…か…)

ファン「…なんか気分悪いな…俺も帰ろう…」

ファン「元々そんなに好きじゃないし…CDもまだだしな、引き際か…」

P「っ! 皆さん待って下さい! もうまもなく開場ですので…ッ!」





ファン「…なんか萎えた。ファン辞めるわ」




P「待って…下さい…」

───
──



比奈(おかしいッスね。会場から何も聞こえないッス)

比奈(いつもなら歓声とか名前呼ばれたりするんでスが)

比奈「…とりあえず、行かなきゃ始まらないッスね…」




比奈「みんな! 待たせてごめんなさいッス! 荒木比奈ッス!」





P「…比奈…」




比奈「ぷ、ろ、でゅー、さ………?」

比奈「プロデューサー! どうしたんスか! 全身水浸しッスよ!」

P「危、なっ! 比奈その格好で走るな!」

比奈「…っ、いゃあ!?」

P「…比奈!? 顔面から行ったな…!」




比奈「いたたた…ごめんなさいッス、プロデューサー…」

P「比奈、比奈! どこも痛くないか、顔は…大丈夫だな、良かった…」

比奈「そ、それは問題ないッスが…これはどういう事、なんスか…? ファンのみんなは…」

P「それが…」

───
──



比奈「そう、なんでスか」

P「………すまない。対応を誤った」

比奈「…良いでスよ、今まで来てたファンの人はみんな優しい人だったッスから。慣れてなかったんでスよね?」

P「………地下アイドルクラスの知名度から、メジャークラスの知名度に上がるに連れて…こういう事態が増える事は予想出来たはずだ。知らなかったです、では済まされないよ…」

比奈「…プロデューサー…」



P「…………ごめん、比奈」



P「イベントは、中止だ」




比奈「…はい」

───
──




P「えぇ、はい…申し訳ありません。チケットは次回のイベントで…いえ、返金は…」

ちひろ「はい、こちらモバプロで…荒木比奈のイベントの件ですか!? はい、はい…」

先輩P「すみません、返金は出来ない事になっておりまして…チケットの裏側に───チッ、切られた…!」

社長「こちらの不手際でして…はい、はい! 担当のプロデューサーは…今出払って居りまして…申し訳ありません!」




比奈「…ぅっ…ひぐっ…ひぐっ…」

楓「…比奈さん、大丈夫です…人の噂は四十五日くらいで収まりますから…」

雪美「………泣かないで………」

http://i.imgur.com/iGpyEnd.jpg
http://i.imgur.com/CVCWXlV.jpg
高垣楓(25)

http://i.imgur.com/1Bt3hSS.jpg
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佐城雪美(10)

P「申し訳、申し訳…ありません………はい…………っ、ぅ……」

先輩P「…くっ、ようやくひと段落だな…オイ後輩! メソメソすんな! お前が泣いててどうすんだ!」

ちひろ「…プロデューサーさん、今警察に逃げた業者の捜索をお願いしていますから、捕まればなんとかなりますよ!」

社長「プロデューサーくん、君はまだ若い…こう言った事も、経験の一つだ…次に活かせ! 私からはそれだけだ!」

P「は、はぃ"っ…ずみま、ずみまぜん…」



比奈「…………………ぅぇっ、ん…………」

雪美「………ぎゅーっ………」

楓「よしよし……また次がありますから…」

P「…ゔっ、ぐずっ…ひ、なぁ…」

比奈「ぷ、ろでゅー、さー…ごめ、んなさいっ…ス…」

P「泣かないでくれ…よ、比奈は何も悪くないから…」

比奈「私が嫌われるのは良いんスよ…でも、プロデューサーが悪く言われるのは…耐えられない、っ、ス…」

P(…そういえば…他のプロダクションの子だけど、前川みく…彼女も同じ事を言って居たな…前に偶然聞いちまったのを思い出すよ…)

比奈「自分…もう、アイドル辞めたいっス…」

P「比奈ぁっ! まだ、まだ諦めるな! この程度じゃ、まだ問題ない!!」

比奈「もう、この前からずっと、胸が痛いんでスよ…ネットの掲示板で叩かれて、プロデューサーの体にビール掛けてる画像なんか出回ってて…私の、プロデューサーなんでしなければ、こんな事には…ぁ、っ!」

P「ひ、な………………」

先輩「二人とも、少し良いか?」

P「は、はい…」
比奈「はい、ッス…」

先輩「もう、今日はいい…上がってくれ。ここに居ても、辛いだけだろ…」



P「いえ、俺は残ります…まだ」
先輩「黙れ。口答えするな」



比奈「…っ!?」



先輩「お前が強がったって、何も解決しない…………もう、そういう次元の問題じゃあ、無いんだ…無理に背負う必要、無いからさ」

P「…はい」

先輩「…後は、俺と社長とちひろさんでなんとかしておくからさ。気持ちを落ち着けて…それから、帰って来い」

P「分かりました…」

P「…比奈、送っていくよ…」

比奈「………今日はいいッス」

P「…そうか」

比奈「………楓さんとかと話しておきたい事あるんで、先に帰っていて下さいッス」

P「………分かった。お疲れ様っしたー……」


ちひろ「はい、お疲れ様でした、プロデューサーさん!」
先輩「おう! 元気してろよ!?」
社長「うむ、君にはこれからも期待しているぞ!」



P(………………正直、重いよ。そういうの、さ…)

比奈「………」

比奈(目元…真っ赤。こんなんじゃ、アイドルなんて…出来ないッスね…)

楓「……もう、大丈夫ですか?」

比奈「…はいッス。ご迷惑をおかけしましたッス」

楓「それは良かった…あ、そうだ!」

比奈「…どうしたんスか…」

楓「比奈さん、確か20歳でしたよね?」

比奈「…そーでスけど、それがどうかしたんスか?」

楓「ふふっ、比奈さん…今夜飲みに行きませんか?」

比奈「…あー、今日は遠慮しておきまス。また今度誘って下さいッス………お疲れ様ッスー………」

楓「あっ、比奈………さん…」





比奈(………酒で忘れられたのなら、それに越した事、無いんスよ………)

───
──



比奈「…………」

比奈(なんだかんだで女子寮まで来ちゃったッス…送って貰えば早かったのに………)

比奈「………はぁ………」

由里子「比奈ぁー! 帰ってくるの待ってたじぇー!!」





比奈「………………あー、由里子さん。どもッス………………」

由里子「あ、ららら………?」

比奈「………………どうしたんスか」

由里子「あー、えー、そのー」

由里子(なにこの闇のオーラ…ユリユリ呑まれそう…………)

比奈「………用が無いなら、失礼しまス」

由里子「ぁっ、その、この前出た漫画のカップリンクを描いてもらい…………」





比奈「………………………そんな気分じゃ、無いッス」

由里子「あ、そうごめんなさいだじぇ。さらばだじぇ」





由里子(こぇー!? なにあれ!!)

http://i.imgur.com/r9AAPsv.jpg
http://i.imgur.com/DZPI30c.jpg
大西由里子(20)

由里子(…何かあったんだとは思うんだけどネ…あの塞ぎっぷりは始めて見たわ…)

由里子「…ネットで調べて見たらわかるかも…ポチッとな!」



罵詈雑言批判暴言噂話



由里子「ああっ、これはダメね」

由里子「ユリユリでも首吊るレベルだね」





比奈「……死にたい………………」

比奈(………とりあえず、寝よう。全部…それから、考えることにしよう…)

───
──



prrrrrr


先輩「…はい、俺です。こちらはお任せ下さい。クレーム対処くらいでなんとかなりそうですし、第一そんな仕事をさせるわけには行かないですから。そっちは…そうですか、はい…」

先輩「…信用していますよ。何せ、新入りのメンツが掛かって居るので…」

先輩「…っ!? いや、新入りの評判が落ちれば我がプロダクションの評判もおちますし、引いては俺の評判も…!」

先輩「からかわないで下さいよ! もう、
本当に! …切りますよ!」


先輩「………本当に解決するのかな…」

───
──


P「…ヒック、ぅ…それで、俺が言ってやったんスよ!! 比奈の会場で騒ぐなこのヤローってぇ!!」

留美(それ逆に問題あるような気がするけど…さっきから酔いで話を盛ってるわね、これは)

P「そしたら酔っ払いが絡んで来てどかっ、と…殴られたんスよ!? はらぁ!」

留美「分かった、分かったからP君…少し落ち着いて、ね? 周りのお客さん、見てるから…」

P「すみませんわくいさん…んで! おれはすかさずはんげきを…」

留美(これダメね)

───
──



楓「…ということなんです」

瑞樹「新人故のミス…わかるわ」

美優「………可哀想、ですね………」

志乃「なんとか元気付けてあげられないかしらね」

礼子「本人たち次第じゃ無いかしら? こういう問題は、外野が口出して解決出来るとは思えないけど」

千夏「問題ないわよ、二人なら。若いから」

あい「…私たちも、まだまだだと思うが…」



一同「………はぁ………」




店員(なにあの席こわい)

───
──


比奈「………………もう、朝?」

比奈(…………今日は、確かレッスンの日ッスよね…やる気になれないっス…………)

比奈「…んっ、これ…メール…?」



FROM:千川ちひろ
件名:今日のレッスンですが
本文:ちひろです(^^)
体調の方、大丈夫ですか?
今日のレッスンですが、トレーナーさんの方にはお休みの連絡を入れてあります
しっかり休んで、また元気な顔を見せて下さいね


(`・ω・´)ちひろより(´・ω・`)



比奈「………ありがたいッス………」

───
──


P「…ぅ、ぁ…飲みすぎた…もう朝か…」

AM10:14

P「」


P「やべぇ遅刻だああああああああああああ!?」

P「やば、死にたい死にたい死にたい! スーツよしカバンよし携帯よし…行って来きます!」

P「はっ、はっ、は…そうだ、事務所に連絡を…あ、メール入ってる…!」


FROM:千川ちひろ
件名:今日のお仕事ですが
本文:ちひろです(^^)
体調の方、大丈夫ですか?
今日のお仕事ですが、比奈さんには休むように伝えてあります。
プロデューサーさんも、今日は休んで下さい。
・・・その代わり、来た時にはしっかり働いて下さいね!

(`・ω・´)ちひろより(´・ω・`)


P「…走って損した」

比奈「………仕事、無いと………」


P「………やること無いな………」


比奈「………そうだ、プロデューサーさんは………」


P「………今、比奈は………」



P「何をしているんだろう…」
比奈「何をしているんでスかね…」





「「会いに、行こう」」

───
──


P「…そう思って、なんでこんな所来ちゃうかな…」

メイド「メイド喫茶、播磨灘です! ご主人様、休憩とかどうですか?」

P「…いや、良いよ…仕事頑張ってね」

メイド「あ、はい! また今度お越し下さい! メイド喫茶播磨灘です! ご主人様───」

P「………この街は平日でも、騒がしいな…」

オタ「デュフフフフフフwwwww幸子タソハァハァ…うっ!」

P「……秋葉原」





P「…比奈と、出会った街」

───
──


一年前


P「はぁ、プロデューサーとして入社したは良いけど…始めての仕事がアイドルのスカウトだなんて…」

P「…声なんか掛けられるわけ、無いじゃん…俺なんかが…」

P「それも、可愛い子に…」

P「…秋葉原に来てみれば、目立ちたがりの女の子とかにうっかり会えちゃったり…とか考えたけど…おっ、あの女の子なんかいいな…」

P「すみません、ちょっといいで───」

JK「………」

P「……はぁ」

P「何処かに、何処かに…俺でも声が掛けられそうな女の子は…………」

比奈「…とりあえずメロンで新刊買ったッスから…ゲーセンうるさいし出よ…」

P「…んっ?」

比奈「…あっ!」

P「わっ、すいません! 本が散らばって…」

比奈「あ、その…ごめんなさいッス! 余所見してて…」

P(…んー、なんか陰気そうな女の子…アイドルには向きそうに無いな…)

比奈「えっと、その…私の顔に、何かついてまスか?」

P「いや、その…眼鏡、ズレてるなっ、て…」

比奈「…わわっ、ありがとうございまス…」






P「…なんだ…………今の…………!?」

比奈「…えっ?」

P「………君!」

比奈「あ、はいッス…!」

P「…眼鏡外して、こっちを見てくれないか…?」

比奈「…え?」

P「…頼む!」

比奈「え、ぁ、その…」

P「それだけでいい、お願いだ!」

比奈「ぅ…わ、分かったッス…………」






P「………………君だ」

比奈「………はい?」

P「君こそが、シンデレラだ…………」

───
──


P「…そうそう、ここだ。ゲーセンがあって、モニターがあって…んんっ、今日写ってるのはシューティングかぁ…」

P「…下が本屋、なんだよな…本屋? いや、同人ショップか」

比奈「………一緒に行きまスか、プロデューサー」

P「あぁ、そうだな…比奈の事をもっと良く理解する為にも、こういう所がどういった物を扱ってるか知っておきたいしな」

比奈「…そうっスか。それじゃあこっちッス」

P「あぁ…」





P「………比奈?」

比奈「…そうでスけど?」

P「…比奈………っ!!」

比奈「きゃぁっ!? ぷろ、でゅーさー! こんな所で…駄目ッスよ!」

P「そのジャージじゃバレないさ…どうしてここに?」

比奈「その、プロデューサーを探してたら…ここに…」

P「………比奈も、か………」

比奈「もしかして、プロデューサーも…てっきり、始めてあった時の事なんて、忘れられてると思ってたッス…」




P「………忘れるわけ、無いだろ」

比奈「………でスよ、ね」

P「…へぇ、今はこんなのが流行ってるのか…」

比奈「これはちょっと前の作品ッス。戦車の奴ッスよね?」

P「あはは、俺はミリタリーはさっぱりだよ」

比奈「私もッス。女の子はとっても可愛いッスけど…」

P「…こっちのは?」

比奈「推理モノッスね。一年以上前の作品ッスけど、まだまだ人気ッス」

P「へぇ…なんかこの子、目が大きくて凄いな」

比奈「あくまで絵でスからね。元々、本編でも大きく描かれてまスけど…個性があるんで描くの楽でスから、私も何度か描いたッス」

P「へーぇ…比奈は詳しいな」

比奈「えへへ…そうでも無いッス…」

比奈「…久しぶりに、こんなに買ったッス…」

P「…そうか」

比奈「…その、プロデューサー…今日はこれから、どうするんスか? スーツ着てるって事は…仕事中、ッスよね?」

P「あー、いやこれは早とちりの賜物だ。気にするな」

比奈「…そうっスか」

P「それで、これからだけど…うち、来ないか…?」

比奈「…えっ、その…良いんで、スか?」

P「あ、ああ…少しなら酒もあるし…コンビニで買えば良いし…何よりも、だな…」





P「………今は、比奈と、一緒に…居たいんだ」

比奈「…私もッスよ、プロデューサー」

すみません少しご飯食べて良いですか

───
──


比奈「………お邪魔しまス」

P「どうぞ、寛いでくれ」

比奈「…なんかプロデューサーの部屋、私の部屋並に汚いッス」

P(そういえば最近…片付けるの忘れてたな)

比奈「…まぁ、プロデューサーでスから良いでスけど…」

P「うー、そうか…」

比奈「そうッスよ…ってプロデューサー! なんでドリームキャストが現役で動いてるんスか!」

P「えっ、変?」

比奈「変ッスよ!」

P「…比奈…」

比奈「もう一戦ッス」

P「…良いぞ」

比奈「…次は勝つッス。全力で来て下さいッス」

P「…分かった」






比奈「ああああああっ!!! なんなんスかあのホーミングはっ!」

P「あや、その、なんだ、ごめんなさいッス」

比奈「前ビ刺さって痛いッス! 次もやるッスよ!」

P「…はいッス」

P「…ひ」
比奈「もう一戦ッス!!」

P「比奈、その…機体、変えて良」
比奈「駄目ッス!!」

P「片手縛りでや」
比奈「全力出して欲しいッス!!」




P「あー、比奈さん? 風呂湧いたから先に入って良いですよ?」

比奈「…プロデューサー先に入って下さいッス…ちょっとトレーニングモードに篭るっス…」

P「分かりました、はい」

───
──


比奈「…LRを上手く当てて…」

比奈「…誘導生かしたいッスね…」

比奈「…キャンセルを、そうそう…」


比奈「…はぁ、疲れたッス…少し横になろ…」





比奈「………ってこれは………」

比奈「プロデューサーの………パンツっスか………」

比奈(…プロデューサー、多分まだ上がって来ない…ッス、よね…)

比奈(……ちょっとだけ……ちょっとだけッス……)

比奈「………くんくん………」

比奈(…ぅ、ぁ…やだ、これ…頭くらくらする…)

比奈「ぅん…すぅ、はぁ…」

比奈「ぷろ、でゅーさー…んん…」

P「はい」

比奈「はぁっ…んぁ、これ…ぼぅっとして…」

比奈「んんっ、ぅ…ひぁ…」


比奈「プロデューサー」

P「はい」

比奈「居たんでスか」

P「はい」

比奈「風呂入って来まス」

P「行ってらっしゃいませ」

P「…さて、俺もトレモ篭ろう…」

P「…これ外れるよな…」

P「…ジャンプキャンセルから…」

P「…お、綺麗に決まった…」



P「…さっき見た物は間違いだった」

P「………心の中に閉まっておこう」

比奈「ふぅ…良い湯だったっス…」

P「そうか、それは良かった。あぁ、いい忘れてたけど、俺は湯船に浸かってないから安心して良いぞ」

比奈「…マジッスか」

P「?」

比奈「いやなんでも無いッス」

P「そうか」

比奈「…しばらくアーケードモードやって良いッスか?」

P「どうぞどうぞ」

比奈「…コレの対策って何でスか?」

P「ぷぅっ、はぁ…んー、両肩レーザー照射にさえ気をつけておけば弾速遅いから大丈夫」

比奈「そうッスか。当たりましたッス」

P「不用意にダッシュしすぎだよ…ほら、貸してみ?」

比奈「えっ、ちょっと…ひゃん!」

P「左前ダッシュジャンプから………」

比奈(プロデューサーが…私の背中から手を回して…両手、握って…)

P「センターは誘導するから………」

比奈(…やだ、これ…さっきより、過ごくて…)

P「…どうしたの、比奈。飲みすぎた?」

比奈「…ぁ、その…そうかもしれないッス! あははは…」




比奈(…………ばか)

訂正

比奈(…やだ、これ…さっきより、過ごくて…)

比奈(…やだ、これ…さっきより、凄くて…)

比奈「…少し、横になってまス…あ、今日買った本取って貰って良いッスか?」

P「ん、これか。はい」

比奈「どもッス」

P「それじゃあ俺はテレビでも見てるな」

比奈「分かったッス」

P「んー、今日の番組は…お、懐かしいなぁ。この映画、原作ゲーム良くやったよ」

比奈「あー、避け切れなくてサイコロステーキになる映画っスか?」

P「…間違っては無いけど、その表現方法はどうかと思うぞ…」

P「あー、この人序盤で噛まれちゃうんだよなー」

比奈「そういやそんな話でしたッスねー」

P「走ってる走ってる」

比奈「………」

P「うわぁ、相変わらずグロいなぁ」

比奈「………くくっ…」

P「あっ、列車に…あぁ、間に合わなかったか…でも良い判断だな」

比奈「………わかってるッスね…作者………くくくっ………」

P「ああ、この傷が元で…」

比奈「………………………………」

P「そうか、ここで終わっちゃうんだ…二作目に続くんだよなぁ」

P「はぁ、面白かった…もうシリーズ出過ぎで追う気しないけどこれは面白いからいーや…」

比奈「………ははっ………」

P「…………」

比奈「………このネタいいッスね………」

P「………比奈」

比奈「………………………胸糞悪いッス………」

P(…楽しそうにしてるなぁ…少し、邪魔するか…)

比奈「………………ふふっ………」




P「ひーなー」

比奈「んくっ!?」

比奈「ど、どうしたんスかプロデューサー!」

P「んー、比奈が俺を無視するからー」

比奈「よ、呼んでたんでスか!? すみませ…んぁっ…ぁ!」

P「漫画と俺、どっちが好きなのー?」

比奈「そんなこと言わなくても…んっ、プロデューサー酔って…っ…くぁ…!」

P「んふふー、今の俺は酔ってるからノーカンー。で、どうなの?」

比奈「プロデューサー! プロデューサーですから!だから 服の中に手を入れちゃ…ぃゃん!」





P「…比奈…」

比奈「えっ、プロデューサー…?」

比奈「もしかして、シラフ…だったんでスか?」

P「…その、からかおうと…ごめん」

比奈「ぅ…乙女の純情を弄んで…最低ッス!」

P「いや、そんなことは…」

比奈「弄んでまスよ、十分」

P「…そうかな…」

比奈「そうでスって!」

P「えっと、その…今は眼鏡掛けてるけど、似合うぞ」

比奈「誤魔化そうとしないでくださいッス!」

P「………ぅ、すまん…」

比奈「…どうして、くれるんッスか…これ…」



P(これ? これって何だ───)

比奈「………切ないッスよ、プロデューサー………」

P「…っ、これ…」

比奈「替えとか、持って来て無いッス」

P「う、ぐぐ…」

比奈「何度もこんな気分にされて、悔しいッス」

P「…その、すまん…」

比奈「責任取って欲しいッス」

P「それってつまりは…」

比奈「何度同じことを言わせるんでスか」

P「…………良いのか?」

比奈「…プロデューサーにしか出来ない事ッス…」

P「…俺も男だ」

比奈「…そうッス……うん、知ってる」

P「我慢、しないぞ」

比奈「……うん、良い…よ」

───
──




P「んっ、んん…えっ? もう朝?」

P(…なんか、昨日の記憶が曖昧で…)

比奈「………ん、起きた? プロデューサー…」

P「起きたよ………って、比奈…その格好は…」

比奈「昨日…ほら、ジャージ…汚れちゃったから…プロデューサーのカッターシャツ、貸して貰っちゃった…ごめんね?」

P「ああっ、別にそれは良いが…」



P(裸シャツ…やば、これは…というよりなんだあの喋り方は…!?)

比奈「…んっ、どうかしたの…プロデューサー?」

P「いや、その…あっ、わぅ…」

比奈「…そういえば、いい忘れてた…」

P「…な、ななななななにをだんだ?」




比奈「…おはよう、プロデューサー」



P(あ、これはダメだ)

P「…っ、比奈…」

比奈「ぁ、んっ…プロデューサー…!」

P「可愛いよ、比奈…本当に…!」

比奈「ん…もっと、乱暴にして…」

P「比奈っ…比奈ぁぁぁっ…!!」

比奈「ぅぁ、やだ…痺れ…立てな…んぅ…」

P「もっと、もっと比奈を感じたい…」

比奈「私も、私もです…プロデューサー…!」



prrrrrrrrrr

prrrrrrrrrr

比奈(あ、ケータイ鳴って…)

P「あ、はいもしもし。Pですー」


比奈「」

比奈「ぷ、ろ、でゅー、さー…そんな…」

P(…っ、しまった…体が反射的に…!)

比奈「やだぁ…切ないです…放置しないで下さぃ…」

先輩『よう後輩。この前逃げた奴らが捕まったらしいから、ちょっと出勤してくれないか?』

比奈「もう…一人でしちゃいますよ…?」

P「あっ…はい、分かりまし…た…」

先輩『…どうした、まだ元気…無いのか』

比奈「んっ、大好きです、プロデューサー…んぁ…!」




P(むしろ元気有り余ってまスよ、せんぱぁい!)

P「いー、いえー! そんなことは無いッスよー! もう半休頂いて完全に回復しちゃいましたッスよー! もう元気モリモリパネェッスよアハハー!」

比奈「…ふぁっ、んん…プロデューサーのパジャマ、凄く良い匂いで…」

先輩『そいつは良かった…ん? 誰かそばに居るのか?』

比奈「…プロデューサーぁ…プロデューサーぁぁ…ゃぁ、ふぁ…ぅん…んんっ!!」

P「違いまッスねー! そんなこと無いッスよー! えーとってもとってもでスー!」

先輩『…? まぁ、とりあえずそういう事だから…切るぞ』

P「あー、はいッスー! 分かりましたッスー!」





比奈「…プロデューサー…」

P「ごめんなさいッス」

P「その、新入社員の鉄則として電話に出る速度はなるべく早く、と…」

比奈「…ふんっ」

P「ごめんなさいッス」

比奈「…知りません、そんなプロデューサーは」

P「…ぁ、う…」

比奈「…これはお仕置きが必要ですね…」

P「…へ? 比奈、ちょっとそこは…わわっ!?」

比奈「踏まれて、気持ちいいですか…プロデューサー?」

P「なんだ、これ…刺激強過ぎだろ…っ!」

比奈「すぐに元気になって…ふふっ、このまま…」

P「んぁっ、ふぁ…ああっ…!!」


prrrrrrrr

P(あ、ケータイ鳴って…)

比奈「あっ、どもッス! 比奈ッス!」

P「」

ちひろ『あ、比奈さん! おはようございます! 今大丈夫ですか?』

P「指で挟んで…くぅ、上下…こんなの、何処で…」

比奈「あっ、その…だただた大丈夫ッス! どうしたんでスか?」

ちひろ『朗報です! この前夜逃げした業者が捕まったんですよ!』

P「ぁう、ぁぁ…ああっ!! もっと早く…もっと…頭おかしくなりそうだ…くーっ!」

比奈(実況しないで下さいッスー!)

ちひろ『…どうしたんですか? そこに誰か、居るんですか?』

P「ぅ、すご、きも…ち、いいっ…上手いよ比奈ぁっ、ああああっ!!!」

比奈「居ない居ない居ない居ないばあっスよあはははははははー! ここ女子寮でスからー! それじゃあ失礼しまース!」

p





P「…比奈…」

比奈「…おあいこッス」

───
──



P「…朝弱い比奈を俺が迎えに行って、そのまま出勤という事にすれば」

比奈「同伴出勤でも怪しまれないッスね」

P「…よしこれで行くか」

比奈「…了解ッス」

P「…比奈」

比奈「…なんスか」

P「なんで急に口調が変わったんだ」

比奈「…たまたま読んでた薄い本の真似ッス」

P「ふぅん…そうか…」

比奈「ええ、えーっと…自分からも質問、いいっスか?」

P「…どうぞ」

比奈「どうだったッスか?」

P「…何が、だ」

比奈「あの喋り方…可愛かった、ッスか?」

P「そりゃ、もちろん」

比奈「そう…ッスか。試して見て良かったッス」

P「あぁ、そうだよ…可愛かったよ、凄く…だけど」

比奈「…だけど?」





P「何時もの比奈が、一番可愛いかな…眼鏡掛けてても、な」




比奈(あ、これダメッス)

───
──


P「さて、着いたぞ」

比奈「…そうッスね」

P「…うう、エレベーターのボタン一つでこんなに緊張するなんて…」

比奈「何にビビってるんでスか?」

P「…同伴出勤バレないかなぁって…」

比奈「…こういう時は臆病なんでスから…ほら、エレベーターきたっスよ!」

P「…あぁ」

P「……うぅ」

比奈(…妙にそわそわしてるッスね…)

P「…はぁ」

比奈「あー、もう…プロデューサー!」

P「はいっ!?」

比奈「少し、こっち向いて…ね?」

P「あぁ、うん─────」




比奈「んっ…ちゅ、はぁ……はむ、っんん…」

P「…あっ、む、んん…んあ…」

ちひろ「ふう、これで一軒ですね」

先輩「いや、ちひろさんの人脈には恐れ入りますよ…俺が最初お願いした時なんて一瞬で却下されましたし」

ちひろ「いえいえ、これも事務員の役目ですから…あ、誰かエレベーター乗ってますね…あの二人でしょうか?」

先輩「時間的にそろそろくる頃ですしね…あ、開いた」





P「んぅ、ちゅ…あっ、ふぁ…」

比奈「ちゅ…ん、吸って…もっと…」





ちひろ「」

先輩「」


エレベーターのドア「」

ちひろ「…エレベーターのドア、閉まっちゃいましたね」

先輩「そうですね」

ちひろ「これ超法規的措置取らなきゃダメですよね」

先輩「そうですね」

ちひろ「そうだ、私は見なかった事にしよう!」

先輩「そうですね」

ちひろ「そういえばかかかかえでさんとかまだ来てませんね」

先輩「そうですね」

楓「…そういえば例の業者、捕まったそうですよ」

留美「それは良かったわ…これで彼に管巻かれずに済むしね」

美優「………これで、全部元通りになると………良いですね………」

志乃「今頃彼、どんな顔してるかしら」

礼子「確か泣いてたんでしょ? 青いわぁ…食べ応えがありそうね…」

雪美「………食べちゃう………」

千夏「あまり小さい子の前でそんなこと言っては…」

あい「教育に良くないな…」

瑞樹「ふふっ、いずれ分かるわ…あ、エレベーター来たわね」




比奈「んっ、ぁ…もっと、もっと…もっとちゅ、るるっ…んぅ、ぅ…はっむ…ん!」
P「はうっ、んんん…むぅ…んああっ…!」


一同「」

エレベーターのドア「」

楓「…留美さん」

留美「雪美ちゃんへの目隠し、間に合ったわ」

雪美「………キス………」

志乃「…全く間に合って無いけど…」

美優「………全部、元通りになっていて………良かったです………色々と………」

礼子「…元通りどころか発展してなかった?」

千夏「してたわね」

あい「してたな」

瑞樹「わかるわ」

P「…比奈…」

比奈「………これで、事務所公認…ッスね、プロデューサー…」

P「ぁ、ああ…」

比奈「………私は、後悔…してないッスよ?」

P「…俺も…だけど、心臓が高鳴ってヤバイ」

比奈「自分もッス…触って見て下さい…ッス…」

P「比奈………本当だ、凄い…」

比奈「…これからも、プロデューサーと一緒なら…どんな事でも、胸がドキドキするくらいで、済むと思うんでス…」

P「………あぁ、俺もだ」

比奈「だから、これからも………」

P「比奈と、一緒に………」

比奈「いて」
P「あげるよ」


P「おはようございます! ちひろさんッ、先輩ッ!」
比奈「おはようッス!!」

END

───
──



エンディングより数時間前
AM3:20


早苗「…どう、片付いたかなー?」

アーニャ「ダー。歩哨六名を排除しました。あとは主犯格がいるこの部屋の扉を蹴り破るだけです」

早苗「…そう、じゃあ後は楽しんで良いのよねっ♪」

アーニャ「…お好きにどうぞ…」

早苗「さーて、久しぶりに悪い子を逮捕しちゃうぞー♪ ウキウキして来たわっ♪」

アーニャ「そうですか、こちらは少し眠いです…スー、ナミ、ボーク…」

早苗「んー? 今なんて言ったのぉ?」

アーニャ「…神が共にあらん事を、と言いました。突入前のお祈りです」

早苗「へぇー、ロシア語はサッパリわかんないわ…それじゃあ、行こっか♪ …うるさい口を、塞ぎに…ね」

アーニャ「物理的に、ですね…ダー!」



ドンッ!



業者「な、なんだお前らは!」

二人「動くな! 警察だ!」


END

結局さ
比奈さ
ひな祭りSR出なかったわけよ
期待してたのよ
出なかったのよ
どうしてくれんの
ほんとさあ
自給自足だよねこれ
どうしてくれんの
どうしてくれんの

http://i.imgur.com/2WLxnfD.jpg
http://i.imgur.com/6ANraBX.jpg
片桐早苗(28)

http://i.imgur.com/m4ZiiZ8.jpg
http://i.imgur.com/Hnj9kel.jpg
アナスタシア(15)

気付いたらクール事務所になってた
何故や

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