幼馴染ABCDE「男くん一緒にお風呂はいろ?」男「ファッ?!」 (19)

どれがいい?

幼馴染A…「ちゃんと水着着てるにきまってるでしょ///」金髪ツインテでツンデレ
幼馴染B…「おばさんに落ち込んでるって聞いたよ?何で私に言ってくれないの?」茶髪セミロングで面倒見いい
幼馴染C…「子供の頃入ってたから問題ないだろう(男くんの裸////)」黒髪眼鏡でクールエロ
幼馴染D…「男っち元気ないねー!背中流してやっから入ろ?」ショートでボーイッシュ
幼馴染E…「男同士だから問題ないよ…ね?」男の娘

じゃあE

バイトで失敗して落ち込んでた俺に、幼馴染(男)が風呂に入ろうという。
男同士だから問題ないでしょと言われたものの…幼馴染はいわゆる男の娘だった。
しかも並みの女よりも可愛くて評判だ。

男「(男同士とはいえ風呂入るの何年ぶりかだしEの見た目がアレだしなんか緊張する…。)」
E「男くん、おまたせ」(ガラッ)
男「ちょEなんで女ものの水着着てくるんだよ!似合ってるけど!」
E「え…だって恥ずかしいし…」
男「(余計恥ずかしいだろ…)」

女もののビキニの水着で現れたEは(自分から誘ってきたくせに)
妙に恥ずかしがってるのが生々しい。顔も声も女としか思えないEも
水着になると腰のくびれや胸のラインがやはり女とはどこか違う。
腰はストンとまっすぐな少年の身体で胸の平板さは貧乳の女のものではない
あえて股間に目を向けないようにする。

E「男くん…そんなにジロジロ見たら恥ずかしい…」
男「あ…ごめん。」
E「ぼく…やっぱりヘンかな…。男の子なのにヘンだよね。」
男「そんなことねえよ。」

うなだれるEを励ますと「男くんやっぱり優しいんだね。」と
どんな太陽のように美少女にも敵わない位愛らしくニッコリと笑った。

E「男くんはずっとぼくの憧れだったんだ…」

Eは風呂で上気しているせいかほんのりと赤い顔で呟く。

E「ぼく、男なのにずっと女の子の格好の方が好きで。でも誰にも言えなくてさ。」
男「小学校の時か。いきなり言われた時はびっくりしたよ」
E「でも男くんがどんな格好でもお前はお前だろ?って言ってくれてほんとに嬉しかった。」
男「そんなこと言ったっけ?覚えてないけど。」
E「うん、言ったんだ。ぼくが生まれてきて一番うれしい言葉だったよ?だからおばさんに男くんが落ち込んでるって聞いて、今度はぼくが男くんを元気にしたかったんだ。」
E「E…」

Eは急に湯船からザバリと上がると洗い場で俺の方に背中を向けてビキニのブラの紐を外した。
はらりと落ちるブラ。

E「ねえ…男くん。背中流しっこしよ?」

男「下は脱がないのか?い…いや、脱げって言ってるわけじゃなくてだな…」
E「…脱いでほしい?」
男「い…いや、お前がいいならそれでいいよ」
E「男くんほんとに優しいんだね。やっぱり男くんはぼくの…。
男「E?どうした?」
E「ううん?何でもない。背中流してあげる。座って?」

洗い場の椅子に腰掛ける。泡のたっぷりついたスポンジの感触がどこかくすぐったい。

E「男くんの背中、やっぱり広いね。男の人の背中だね。」
男「いや、普通だろ。別にそんなガタイ良くねえよ」
E「僕も男くんみたいな身体だったら男らしくなれたのかなあ…。」
男「Eは男らしくなりたかったのか。」
E「んーどうだろ。今は女の子の格好の方が好きだし。男くんと一緒に歩いたら男くんのカノジョみたいでちょっとくすぐったいけどね。」

確かに、並の美少女より可愛いEと一緒に行動するようになってから
毎年一個か二個は貰ってた義理チョコもほとんどなくなったしただでさえモテないのに
ますます女っ気なくなった気はするけど…まさかな。

E「男くん…。」
男「ん…?ちょっE!」

急に後ろからEに抱きしめられる。頬にEの髪の毛の当たるサラサラした感触と
男にしては柔らかいEの身体。体温。Eの石鹸ともシャンプーとも違う甘い香りがした。

E「昔さ…ぼくが転んだり膝すりむいたりした時にさ、いつも男くんにこうやってよくおんぶしてもらったよね。」
男「お…おう。Eは泣き虫だったからな。」
E「男くんの背中、あったかくて逞しくてほんとに憧れだったなあ…。」
男「おいおい、今は違うみたいに聞こえるぞ」
E「今はね…今は。ふふっナイショだよ?背中冷えちゃったね。湯冷めしちゃったらダメだからお湯かけるね。」
男「なんか気になるな…」

E「」

男「前は自分で洗うからいいよ。」
E「ええー。男同士だから大丈夫だよ。」
男「(こっちが大丈夫じゃねえんだよ!)」

Eのスポンジを奪い取るように取り上げると慌てて前を洗う。

E「じゃあ、次はぼくの背中流してくれる…?」
男「わかった。」

入れ替わると次はEの背中を流す。Eがさっきまで使っていたスポンジに
ボディシャンプーを染みこませて泡立てると力を入れないように
そっとEの白くて華奢な背中を洗う。

E「あ…っあん…っ。」
男「ちょっ!Eどうした?!」
E「男くん…くすぐったいよ…。」

Eの顔は見えないがピンクに上気した背中は湯気のせいだろうか。それとも…。

男「ごっ…ごめん。」

E「男くんっておじさんの背中流したことないの?」
男「あるけど親父タワシ派だから」
E「タワシ…?」
男「そうそう、亀の子タワシで背中洗ってんの」
E「へ、へー?!おじさんらしいっちゃらしいけど。」
男「うちの親父江戸っ子の頑固親父だからな。」

うちの親父は典型的な下町の頑固親父でやたらデカい声でガハハと笑う。ガキの頃からよくイタズラしては殴られてたっけ。そんな親父もEにはまるで女の子のように丁寧に扱っていて。
しょっちゅう冗談交じりに「男でも女でもEちゃんだったらうちの男のヨメさんになってやってくれよ」とか言ってたっけな。

E「ぼくの家、お父さんいないからなあ…。」
男「ああそうだったな。」
E「お母さんずっと働いてたし誰かの背中流したりするの男くんが初めて…かも」

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