あかね「安価であかりを振るわ」 (59)

あかね「どうしたの?あかり、改まって」

あかり「えっとね....その」

あかり「あかり、お姉ちゃんの事が好きなのっ、だから付き合って下さいっ」

あかね「え?」

あかり「だめかな?」ウルウル

あかね「いや、その....」

あかね(願ったり叶ったりだけど、でも....そうなったら将来あかりに困難が....)

あかり「えっと、出来ればお返事聞かせて欲しいな」

あかね「>>5

明日まで待ってちょんまげ

あかね「ごめんなさい、明日まで待ってもらえるかしら」

あかり「うん、分かった、お姉ちゃんもいきなり告白されてビックリしてるよね」

あかね「ごめんね、あかり、変な事言って.....」

あかね「ううん、私の返事はともかくあかりが私の事を好きになる事は悪い事じゃないわ」

あかり「ありがとう、お姉ちゃん、それじゃあおやすみなさい」ガチャ

あかね「うん、おやすみなさい」

バタン

あかね「・・・」

あかね「あかりが私の事好きか....」ボソリ

あかね「明日返事するのよね」

あかね「どうすれば良いのかしら」

あかね「確かに私はあかりの事が好きだし、付き合えるってなったらとても嬉しいのだけれど...」

あかね「それで、あかりにも何か辛い事があったら....」

あかね「明日はどういう方向で返事していこうかしら」

>>10

だめよあかり……私とあかりは、女の子同士なのよ?

あかね「よく考えれば姉妹だからじゃなくて女同士が普通はおかしいのよね」

あかね「こっちの方があかりも傷つかないだろうし」

あかね「それじゃあ、明日はこういう方向で断りましょう」

あかね「さて、それじゃあ私も寝ましょうか」

カチッ

あかね「・・・」

あかね「ごめんね.....あかり」ボソッ

次の日

あかり「おはよう、お姉ちゃん」

あかね「ええ、おはよう、あかり」

あかり「それで、昨日の事なんだけど」

あかね「その事でよく考えたんだけれど」

あかね「やっぱりだめよあかり……私とあかりは、女の子同士なのよ? 」

あかり「やっぱり、そう.....だよね」グスン

あかね「あかり.....」

あかり「ごめんね、お姉ちゃんあかり、気持ち悪かったよね」

あかね「そんな事」

あかり「こんな妹でごめんね...」フルフル

あかね(あかり....何か言ってあげたいけど、なんて言ってあげようかしら)

あかり「あかり、>>15

去ぬ

あかね「あかり、去ぬ」

あかり「どういう意味?」

あかね「これは昔の言葉でどっか行っちゃうって意味なの」

あかり「え?」

あかね「じゃあね、あかり」

あかり「い、いやだよ、どこにもいかないでっ」ギュッ

あかね「あかり....」

あかり「もう、好きになったりなんてしないから、だから」ポロポロ

あかね「>>20

報われない愛ってこういうことなの

あかね「ねえ、あかり」

あかり「なに?」グスン

あかね「報われない愛ってこういうことなの」

あかり「でも、これからはお姉ちゃんの事は...「だめよ」

あかね「それじゃあ、あかりだけが辛すぎるもの...」

あかり「お姉ちゃん....」

あかね「それじゃあ、じゃあねあかり」

あかり「じゃあね....」

あかね(これで、良かったのよね....)ツーッ

あかね「あれ、涙が....」ゴシゴシ

あかね「さて、お母さん達に一人暮らしするって言ってこなくちゃ」

あかねが家から出て行って数日後

あかり「」シューン

結衣「なんかこの頃あかりの様子が変だな」ボソボソ

ちなつ「結衣先輩も思ってましたか」ボソボソ

京子「うーん、そうかな?」

結衣「お前って奴は....」

ちなつ「でも何であんな風になってしまったんですかね?」

結衣「分からない」

京子「わかんないなら聞いてみれば良いじゃん」

ちなつ「そんなことできるわけ...」

京子「おーい、あかりー」

結衣・ちなつ「な!?」

あかり「えっと....なに?」

京子「この頃元気ないぞー、何か会ったのか?」

あかり「な、なんでもないよ」アセアセ

京子「うおー、バレバレ」

結衣「あかりも聞かれたくない事があるだろうしあんまり聞いてやるなよ」

京子「でもさー」

あかり(どうしよう、京子ちゃんたちに一回相談してみようかな?)

あかり「>>25

ううん、なんでもないよ

あかり「ううん、なんでもないよ」ニコッ

京子「本当かー?」

結衣「おい、やめろ」ポコッ

京子「イテッ」

結衣「でも、あんまり詮索はしないけど何か困ってる事があったら言ってくれよ?」

ちなつ「そうだよ、いつもあかりちゃんは助けてくれるし」

あかり「うん、ありがとう、あかり今日は早く帰るね」

結衣「分かった、じゃあな」

ちなつ「また明日ね」

京子「おう、気を付けて帰れよー」

あかり「じゃあねー」

帰り道

あかり(お姉ちゃん、どこ行っちゃたんだろう)

あかり(あかりが告白しなかったらお姉ちゃんも居なくならなかったなのかな?)

あかり「また会いたいよぉ、お姉ちゃん...」グスン

アリガトウゴザイマシター

あかり「あれ?あの店員さんって....」

あかね「セットでドリンクなどはいかがですか?」

あかり「お姉ちゃん?」

あかり(やっぱりお姉ちゃんだ...)

あかり(今なら声を掛けられるかな?)

あかり(でも、お仕事中みたいだし)

あかり(どうしよう)

>>30

バイト終わるまで待つ

あかり(お仕事が終わるまで待ってよう)

あかり(その間にお仕事してるお姉ちゃんの事見てようかな?)

あかり(お姉ちゃん、元気そうだなぁ)

あかり(お姉ちゃんはあかりが居なくても平気なのかな?)

あかり「」グスンッ

あかね「先に上がります、ありがとうございました」

あかね「ふーっ」

あかり「お姉ちゃんっ」

あかね「えっ、あかり?」

あかね「どうしたの?こんな時間に」

あかり(怒るよりも先にあかりの事心配してくれるんだ....///)

あかり(じゃなくて)ブンブン

あかり「あかり、お姉ちゃんとお話がしたくて待ってたの、ごめんなさい」

あかね「あかり...」

あかり「それで、お姉ちゃんに聞きたい事があるんだけど...」

あかね「いや、ちょっと待っててね」

あかり「う、うん...」

あかり(やっぱり、お話ししてくれないのかな?)グスン

あかね(どうしましょう、今話をしたら抑えが利かなるかもしれないし)

あかり「ハクション」

あかね「あかり、大丈夫?寒くない?」

あかり「うん、ありがとうお姉ちゃん」

あかり「それで、お話は...」

あかね「>>35

ここでは寒いし家に行こう

あかね「ここにいたら風邪引いちゃうわ」

あかり「大丈夫だよ、どこか行くと迷惑になっちゃうし」

あかね「あかりはやっぱりいい子ね」ナデナデ

あかり「えへへへへ///」

あかね「そうね、なら家に来て話をしましょう」

あかり「家って、お姉ちゃんの家?」

あかね「そうよ、それなら大丈夫でしょ?」

あかり「いいの?」

あかね「ええ、大歓迎よ」

あかり「分かった、お姉ちゃん家でお話ししようかな」

あかね「それじゃあ、行きましょうか」

あかり「うん」

あかり「ここから近いの?」

あかね「ええ、結構広くていい家よ」

あかり「そうなんだ....ヘックション」

あかね「あかり大丈夫?」

手ギュッ

あかり「あっ」

あかり(お姉ちゃんの手、暖かい)

あかり「うん、大丈夫だよっ」

あかね「そう、よかったわ」

ガチャッ

あかね「ここが私の家よ」

あかり「うわあ、凄い、綺麗」

あかね「それじゃあ、私は何か飲み物入れてくるから、奥の部屋には入っちゃだめよ」

あかり「うん、分かった」

テクテクテク

あかり(お姉ちゃん、行っちゃった)

あかり(今のうちに、なんてお姉ちゃんに伝えるか考えておこう)

あかり(あかりは>>42って伝えなくちゃ)

>>41

あかり(あかりはまたお姉ちゃんと一緒に暮らしたい)

あかり(それが、あかりが望んだ関係じゃなくても)

あかり(あかりは、それを言う為にここに来たんだ)

あかね「おまたせ、おいしいココアを入れたわよ」

あかり「うん、ありがとう」ニコッ

あかね「それで、早急で悪いんだけど...」

あかり「まずはその話だよね....」

あかね「急かしてしまってごめんなさい」

あかり「大丈夫だよ、あかりの方こそいきなり会いに来てごめんね」

あかね「別に良いわ」

あかり「ありがとう」

あかり「ええっとね、その」

あかね「焦らなくてもいいわよ」

あかり「うん、分かった」

あかり「スーハースーハ」

あかり「お姉ちゃん、お願い、帰って来て」

あかね「え?」

あかり「あかりの望んだ関係じゃなくてもいいから...」

あかね「あかり....」

あかね(あかりはこう言ってくれている、なら私はどうすれば良いのかしら?」

あかね「>>48

あかりと二人暮らしする

あかり「ねえ、あかり」

あかり「な、何?」ドキッ

あかね「私と一緒に暮らさない?」

あかり「え?」

あかね「この家、思ったより広くて一人じゃさびしいの、だから」

あかり「でも....」

あかね「お母さん達の説得なら私も手伝うから」

あかり「わかった、あかりも一緒に住むよぉ」

あかね「ありがとう、あかり」ナデナデ

あかり「えへへ」

あかね「それじゃあ、早速「その前に」

あかり「一つ聞いて良い?」

あかね「.....なに?」

あかり「お姉ちゃんは、何であかりと一緒に住みたいと思ったの?」

あかね「だから一人じゃ「そう言う意味じゃなくて...」

あかり「そう言う意味じゃ、なくて....」

あかね「あかり.....」

あかね(多分、あかりが言っているのは......恋人か家族か)

あかね(多分これが最後の質問ね...)

あかね(わたしは...)

あかね「>>55だからよ」

家族

あかね「だって、あかりはたった一人の私の妹だもの、ずっと一緒に居たいのは当たり前だわ」

あかり「そう、だよね....」

あかね(ごめんね....あかり)

あかり「それじゃあ、あかりは一回家に帰るね」

あかね「ええ、今日は泊まりに行くって言って来なさい」

あかり「うん、わかったよぉ」

あかね「それじゃあ」

あかり「うん、後で」

バタンッ

あかり「お姉ちゃん....」

あかり(何でだろう、もう、分かり切っていたことなのに...)

あかり「お姉ちゃん」グスッ

あかり「ふぇぇえええええん」ポロポロ

あかり「うぇぇぇぇぇえええ」ポロポロ



あかね「ごめんね、あかり...」

あかね「私が、もうちょっと強ければ」グスン

あかね「だめね、私まで泣いちゃうなんて」グシグシ

あかね「お姉ちゃん......何だから」

こうして、あかりの初恋は終わった

数年後

あかり「お姉ちゃん、起きてよー」ユサユサ

あかね「ううーん、おはよう、あかり」

あかり「まったく、今日はあかりの恋人さんを紹介するって言っておいたのに」

あかね「いいじゃない、明日でも」

あかり「だめだよ、今日しか休みが取れなかったんだから」

あかね「はいはい、支度してくるわよ」

あかり「それじゃあ、恋人さんを迎えに行ってくるね」

あかね「行ってらっしゃーい」

私の選択は間違ってなかったと思う、何故ならあの後あかりは自分の傷をいやしてくれる相手を見付けたのだから
我慢した私だけだったのだから
そんなやせ我慢みたいな台詞を吐きながら

あかね「ふう、それじゃあ頼れる姉になりますか」

私は今日も我慢する

おわり

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