あかり「安価でチョコつくるよぉ」(120)

あかり「明日はバレンタインデーかぁ」

あかり「えへへ、あかりもチョコ作らなきゃ」

あかり「今年は>>5ちゃんにチョコあげるんだぁ」

ジョルノ・ジョバァーナ

あかり「今年は汐華初流乃ちゃんにチョコあげるんだぁ」

あかり「ギャングスターになるって言ってたけど、今なにしてるのかなぁ」



あかり「初流乃ちゃん、イタリアに引っ越しちゃったんだ…」

あかり「流石にイタリアじゃ届けようがないよぉ」

あかり「でも誰にもあげないってのもさみしいよね…」

あかり「どうしようかな…」

あかり「そうだ、>>10ちゃんにあげよう」

千歳

あかり「初流乃ちゃんは諦めて池田先輩にあげようっと」

あかり「えへへ…池田先輩喜んでくれるかなぁ」

あかり「そうと決まればさっそくお買いものだよぉ」

あかり「チョコの材料を買いに行かなくちゃ」

あかり「えっと…チョコを作る時って、何を買えばいいんだろ?」

あかり「>>15ちゃんに聞いてみようかなぁ」

キムタク

あかり「キムタクに聞いてみようかなぁ」

あかり「さっそく電話しようっと」ピッピッ 

プルルルルル ガチャ

あかり「あ、もしもし?」

キムタク「よぉあかりじゃん」

あかり「いきなりごめんね、今大丈夫かなぁ?」

キムタク「いや、休憩中だったから暇だったし」

あかり「そっかぁ、よかった~」

あかり「あのね、キムタクに聞きたい事があるんだけど…」

あかり「あかり、学校の先輩にバレンタインデーのチョコをあげるんだぁ」

あかり「それでチョコ作りたいんだけど、なにがあればいいのかな?」

キムタク「>>22

草なぎ

キムタク「剛いれば大丈夫っしょ、あいつ料理上手いし」

あかり「うん、じゃあ聞いてみるね!」

キムタク「ところで俺にもチョコくれんの?」

あかり「え?あげないよぉ」

キムタク「え?」

あかり「じゃあねぇ~」

キムタク「ちょ待」ガチャ

あかり「じゃあ草薙君に聞いてみるよぉ」



あかり「って言うわけでチョコを作るんだけど、何があればいいのかなぁ?」

草薙「やっぱ>>30じゃない?」

カカオとココアバター

草薙「やっぱカカオとココアバターじゃない?」

あかり「へぇ~草薙君物知りだね!」

草薙「まぁ週一くらいでオーダー受けたりしてるからね」

草薙「それじゃ切るね、頑張って」ガチャ

あかり「カカオとココアバターかぁ」

あかり「よぉし、早速買いにいくよぉ」



あかり「うぅ…どこ行っても売ってないよぉ」

あかり「本格的すぎて普通のお店じゃ売ってない…七森じゃダメなのかなぁ」

あかり「どうしたらいいんだろう…」

??「あかり、どうしたの?」

あかり「あ、>>38ちゃん!」

まり

まり「あかりおねーちゃん、どうしたの」

あかり「あ、まりちゃん!」

まり「おなか空いたの?まり、うに持ってるよ」

あかり「うぅん大丈夫だよぉ、ありがとう!まりちゃん」

あかり「あのね、お姉ちゃんちょっと探し物してて…」

まり「じゃあまりも手伝う!なに落としたの?」

あかり「落し物でもないんだよぉ」

あかり「カカオ豆が欲しくって…まりちゃん、カカオ豆が買えるところ……知らないよねぇ」ハァ

まり「>>45

香取慎吾

まり「しんごママなら知ってるかも!」

あかり「え?しんごママってあのしんごママ!?」

まり「うん!忙しいママの為に朝ごはん作ってくれるしんごママ!」

あかり「好きな飲み物はマヨネーズな、あのしんごママ!?」

まり「そーだよ」

あかり「まりちゃんすごいねぇ!しんごママと知り合いなんてあかりびっくりだよぉ」

まり「電話して聞いてみよー!」

あかり「うん!」ピッピッ



しんごママ「え?カカオ豆?」

あかり「なんとか七森町でカカオが買えるお店って……ないですよねぇ」

しんごママ「>>53

七森町には無いからイタリアに行ってジョルノ・ジョバァーナに聞け

しんごママ「さすがに七森町には…ちょっと…」

あかり「ですよねぇ…とほほ…」

しんごママ「そもそも日本じゃカカオ豆は難しいわ…」

しんごママ「外国ならあるいは…と思うけどね」

あかり「外国……そうだ!」



あかり「…ってわけなんだよぉ、初流乃ちゃん…カカオ豆持ってない?」

ジョルノ(久しぶりに日本から電話が来たと思ったら…あの影の薄い女か…)

ジョルノ「それにしても、カカオ豆…」

あかり「持ってるの!?」

ジョルノ「>>65

ふぇぇ・・・

ジョルノ「ふえぇ…わかんないよぉ…」

あかり「は、初流乃ちゃん!?」

ジョルノ「初流乃、イタリアにいるのにいきなりカカオなんてわかるわけないよぉ」

あかり「は、初流乃ちゃんっ…ごめん、ごめんねっ!!」オロオロ

あかり「そうだよね、イタリアにいるのに南アメリカ原産の植物のことなんて分からないよね」

あかり「あかりが悪かったよぉ、ごめんねぇ…」

ジョルノ「ふえぇ…分かればいいよぉ」

あかり「本当にごめんね、もう電話切るから…」



ジョルノ「……『わかるわけないよぉ』と言ったが、スマンありゃウソだった」

ジョルノ「だがその話、乗れば時間の無駄だって事は分かりきってたからな…」

ジョルノ「日本のゆるいゆりの話に付き合ってる暇はないんだ、なぜなら僕は『男』だからな…」

ジョルノ「『男』が『ゆるゆり』に絡むのは『無駄』なんだ、無駄だから嫌いなんだ…無駄無駄」


← To be continued... 

あかり「気を取り直してカカオ豆探しを続けるよ!」

あかり「まりちゃんも帰っちゃったし…他に話を聞ける人は…」

あかり「あっ、>>78ちゃんなら知ってるかなぁ」

ちなつ

あかり「ちなつちゃんなら知ってるかも!」

あかり「さっそくちなつちゃんお家に行ってみるよぉ」


七森町
 吉川さんち

ちなつ「あかりちゃん、いきなりどうしたの?」

あかり「ちなつちゃんに聞きたい事があって来たんだよぉ」

ちなつ「なぁに?私に分かる事ならなんでも言って!」

あかり「あかり、バレンタインデーのチョコを作ろうと思うんだけど…」

ちなつ「結衣先輩じゃないよね」ギロッ

あかり「ゆ、結衣ちゃんじゃないよ!?」

あかり「…それで、作るのにカカオ豆が必要なんだけど」

あかり「ちなつちゃんもチョコ作るよね?カカオ豆、どこで買った?」

ちなつ「>>86

歌舞伎町の薄暗い路地裏

ちなつ「え?カカオ豆?それなら歌舞伎町の薄暗い路地裏で買ったよ」

あかり「東京!?なんでそんなところで…」

ちなつ「この前お姉ちゃんと一緒に東京に遊びに行ったの」

ちなつ「そしたら路地裏で『恋が叶うバレンタイン専用カカオ豆』っていうのを売ってて…」

ちなつ「それで、今年は絶対結衣先輩を落としたいから買ってきたわ!!」

あかり「えええええええそれ絶対怪しいよぉ!!」

ちなつ「大丈夫だよ!恋が叶うって書いてあったもん!!」

あかり「それ信じちゃうの!?」

あかり「…とにかく、東京で買ったんじゃもう間に合わないよね…」

ちなつ「うーん…今から東京行って、買って、帰ってきてチョコ作るっていうのは…難しいよね…」

ちなつ「他の子はどこで買ったか聞いてみたら?>>94ちゃんとか」

向日葵

ちなつ「向日葵ちゃんに聞いてみれば?」

あかり「うん、そうするよぉ」


七森町
 古谷さんち

向日葵「赤座さんがうちに来るなんて珍しいですわね」

あかり「いきなりごめんね?」

向日葵「いえ大丈夫ですわ、クッキーがありますけどいかが?」

あかり「わぁい向日葵ちゃんのクッキーあかり向日葵以下略」

あかり「って違う、今日は遊びに来たんじゃないんだよぉ」

向日葵「?」

あかり「向日葵ちゃん、チョコ作るのに使うカカオ豆ってどこで買った?」

向日葵「>>100

西垣先生から

向日葵「カカオなら西垣先生から頂きましたわ」

あかり「先生?」

向日葵「えぇ、生徒会全員に一つずつくれましたの」

あかり「そ、それってあかりも貰えるかなぁ!?」

向日葵「えぇ大丈夫だと思いますわ、先生は家にカカオの木を持っているらしくて…」

向日葵「カカオは木にいっぱい実るから、私達の分を差し引いても余ってるはずですわ」

あかり「あ、あかり…先生のお家行ってくる!!」ドタバタ

向日葵「えぇ、お気をつけて」

あかり(やっと…!やっとカカオに辿り着いたよぉ!!)

あかり(急がなくちゃ、早く貰って…池田先輩にチョコ作らなくちゃ!)


七森町
 西垣先生んち

西垣「なるほど、それで私の家にカカオを貰いに来たと言うわけか」

あかり「お願いします先生…!あかり、どうしても池田先輩にチョコをプレゼントしたいんです!」

西垣「>>107

いいだろう。このカカオ(実は特製媚薬入り)を好きなだけもっていけ

西垣「勿論構わんよ」サラッ

あかり「あ…ありがとうございます、先生っ!」

西垣「赤座君も年頃だもんなぁ、好きな人にチョコの一つや二つ渡したくもなるだろう」

西垣「いいだろう、このカカオを好きなだけもっていくといい」

あかり「こ、こんなにたくさん!?チョコがいっぱい作れちゃうよぉ」

あかり「先生、ありがとうございましたー!!」

西垣「はは、達者でなー」

りせ「…………」

西垣「ん?どうした松本」

西垣「あのカカオは特製媚薬入りじゃなかったのかって?」

西垣「そうだが」

りせ「………」バシッ

西垣「ははは」

七森町
 赤座さんち

あかり「さっそくチョコ作るよ!」

あかり「原料はカカオと、あと砂糖とミルクがあればOKだよねっ!!」

あかり「えっと…まずはどうすればいいのかな」

あかり「カカオ豆から作るチョコ作りかた…>>115ちゃんに聞いてみようっと」

ひだまり荘のヒロさん

あかり「ヒロさんに聞いてみようかなぁ」

あかり「さっそく電話っと…」ピッピッ


ひだまり荘
 101号室

ヒロ「あかりちゃん、チョコ作るの?」

あかり「で、ヒロさんに作り方を教えてもらいたくて…」

ヒロ「うふふ、あかりちゃんも好きな子にチョコを作ってあげる歳になったのね」

あかり「え、えへへ…」

ヒロ「もちろんいいわよ、あかりちゃんが最高においしいチョコ作れるように教えてあげるから!」

あかり「わぁい!」

ヒロ「…おいしくて、それでいてカロリーひかえめなやつ!」

あかり「わぁい!!」

ヒロ「…で、冷蔵庫で冷やしておけば完成よ」

あかり「……できた!できたよヒロさぁん!!」

ヒロ「お疲れ様♪きっとおいしいチョコができるわよ!」

あかり「ヒロさん…ありがとうございます!!」

あかり「おいしいチョコが出来たら、ひだまり荘のみんなにも送りますね」

ヒロ「絶対おいしくなるわよ、大丈夫!あかりちゃんの気持ちがいっぱい詰まってるんだから!」

あかり「…はいっ!!」

ついにあかりは特製バレンタインチョコを完成させたのだった
その後、余った材料で友チョコを作りひだまり荘に送ったあかりは、
カカオを求めて歩き回り、疲れた体をベッドの中で休ませた…

目を覚ましたらあかりはチョコを持って学校に行き、千歳にバレンタインの告白をするのだろう
そして千歳はその想いを受け止めて、あかりのくれたチョコを口にするだろう

その中に仕込まれた西垣奈々謹製媚薬が即座に回り、あかりは大人の階段を登る
…それはまだ見ぬ明日の、バレンタインデーの話だ

バレンタインデーは今はまだ始まってもいない
頑張れあかり 負けるなあかり
今は何も考えず、休めあかり


おしまい

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