No.157:綾乃「今年もいい年になりますように」
ザワザワ
千歳「それにしても賑やかやな~」
綾乃「初詣だし人が多いのも仕方ないわね」
千歳「そういえば綾乃ちゃんって、神社で何をお願いするん?」
綾乃「え?」
千歳「やっぱり歳納さんの事なんやろー?」ニヤニヤ
綾乃「な、なんで歳納京子の事なんか!」
千歳「うっそや~ん」
綾乃「もう!…生徒会の事よ」
千歳「え?」
綾乃「今年も去年と同じくらい楽しい生徒会でありますようにってお願いしようと思ったの」
千歳「…」
綾乃「な、何よ」
千歳「ううん、ありがとう綾乃ちゃん。うちもそのお願い事にする」
綾乃「ありがとう…千歳もお願いしてくれるなら絶対に叶うわね!」
千歳「うふふ、今年も1年楽しみやわ~」
綾乃「そうね♪」
綾乃「あっ、でも喋っちゃったらお願い事が叶わないかも…」
千歳「せやねー」
千歳「…そや、今年は去年以上に楽しくなりますようにってお願いすればいいんちゃうかな?」
綾乃「ふふ、そうね。でもまた喋ったら意味はないわね」
千歳「じゃあ、良い願い事を賽銭箱までに黙って考えんとあかんな~」
綾乃「そうね…ってあれは古谷さん!?」
千歳「え?どこ?」
向日葵「巫女服の櫻子も最高ですわーーーーー」
櫻子「親戚の手伝い中なんだからスリスリするの禁止っ//」
向日葵「で、でも…櫻子が可愛すぎますし…もっと私見ていたいですわ!」
櫻子「はいはい、おばさんにお願いして持って帰るから…あとでね//」
向日葵「うーですのー//」
櫻子「その代わり!」
櫻子「向日葵の分も用意するから…着てね//」
向日葵「し、しょうがありませんわね。櫻子がそこまで言うなら着てさしあげますわ//」
綾乃「∵」
千歳「うふふ、二人とも元気やな~」
あかり「さくひま、ひまさく短篇集、はっじまるよ~」
No.158:櫻子「私の方が大きいもんね!」向日葵「櫻子には負けませんわ!」
櫻子「朝の登校って寒いよね」
向日葵「はぁ~、息が真っ白…今朝も寒いですわね」
櫻子「はぁー…よし!向日葵より私の方が大きいね」
向日葵「何が大きいんですの?」
櫻子「ほら、白い息…はぁー…やっぱり私の勝ち!」
向日葵「まったく、子供なんだから…はぁ~」
櫻子「あっ、大きい」
向日葵「本気を出せばこんなものですわよ。私の勝ちのようですわね」
櫻子「なんだと!はぁーーーー」
向日葵「なっ!大きい…はぁ~~~~」
櫻子「はぁーーーーーーーーーーーー!!!!!」
向日葵「はぁ~~~~~~~~~~~!!!!!」
結衣「おはようって、二人は何をしてるの?」
京子「わからいの?息をお互いに掛けあってイチャイチャしてるんだよ」
結衣「ああそうなのか。二人とも朝から仲良しだね」
向日葵「な、ななななな//」
櫻子「ち、ちげーーし//」
No.159:綾乃「二人は実は付き合ってるんですか?」
綾乃「二人は付き合ってるんですか?」
櫻子「え?」
向日葵「べ、別に櫻子となんか付き合ってませんわ!!」
櫻子「そ、そうですよ、何で向日葵と…//」チラッ
向日葵「何で顔真っ赤にして私を見ますのよ//」
櫻子「見てねーし//」
綾乃「え?…ごめんね、西垣先生と会長がって意味だったんだけど…」
西垣「ほほう、さっきの杉浦の話ですぐ反応するとは…やはり二人は意識しあっているのかな?」
松本「…」
千歳「あらあら、うふふ」
向日葵「な、ななななな//」
櫻子「ぐぬぬぬぬぬ//」
No.160:綾乃「二人は実は付き合ってるんでしょ?」
綾乃「二人は実は付き合ってるんでしょ?」
櫻子「え?」
向日葵「櫻子とですか?」
綾乃「ええそうよ」
櫻子「はぁ~、向日葵となんかありえませんよ」
向日葵「そうですわ、冗談としても面白くないです」
綾乃「じゃあ、何で二人は手をつないでるの?」
向日葵「え?」
櫻子「別に女の子同士なら普通じゃないですか?」
向日葵「ええ、外は雪が降っていて寒いですし」
櫻子「それに学校から家が遠いんです」
向日葵「本当は嫌なんですが、手をつながないと凍死してしまいますわ」
綾乃「そうなの、じゃあ私の手袋を二つ貸してあげるわね」
櫻子「…へ?」
向日葵「それは先輩に悪いですわ」
綾乃「ほら、遠慮しないで」
櫻子「…」
向日葵「…」
綾乃「うん、二人とも似合ってるわよ」
向日葵「あ、ありがとうございます」
櫻子「……ます」
綾乃「二人が満足してくれたようで、何よりよ」
綾乃「…で、二人は何で恋人マフラーしてるの?」
櫻子「これは私がマフラー忘れちゃって、向日葵のを貸してもらおうとしたんですが…向日葵がケチで…」
向日葵「はぁ!?あなたに貸したら私が寒いでしょうが!」
櫻子「お前にはおっぱいがあるだろう!役に立たないなら外せ!削げ!そのおっぱい!」
向日葵「意味がわかりませんわ!!」
綾乃「はいはい、私の予備のマフラー…これを貸してあげる」
櫻子「…え?」
向日葵「あ…はい」
綾乃「これで解決ね…って今度は何をしているの!?」
櫻子「あっ、向日葵の唇が乾燥していたので舐めてました!」
向日葵「すいません、私の唇が乾燥しやすくて」
櫻子「本当だよ!これも全部向日葵が悪いんだからね!」
向日葵「うっ…こればかりは否定できませんわね…」
櫻子「あっ、口の中も乾いてるっぽい」
向日葵「え?そ、そうかしら…」
櫻子「口開けて…あーん」
向日葵「あーん」
櫻子「舌が乾燥してる…」
向日葵「あーん」
櫻子「その…今から…舐めてあげるね//」
向日葵「//」コクリ
綾乃「そこまでよ!!」
櫻子「な、なんですか!」
向日葵「どうしたんですか?」
綾乃「やっぱり二人は恋人同士だったみたいね」
向日葵「ち、違います!」
櫻子「そうですよ!どうせならあかりちゃんあたりと」
向日葵「私も吉川さんあたりがいいですわ!」
綾乃「…はぁ~。あのね最近苦情が多いのよ」
向日葵「え?」
綾乃「『授業中にイチャイチャしてます、どうにかしてください』『トイレの個室から二人の声がします、どうにかしてください』『テスト勉強を一緒にやってたらいつの間にかイチャイチャしてました』『4人でお泊り会やったらいつの間にか二人が布団で(ry』」
綾乃「とかとかとか、生徒から先生まで!」
綾乃「いろんな人からの苦情が生徒会室にたくさん届いているのよ!」
櫻子「まったく風紀が乱れてますね」
向日葵「何年何組の方なのかしら?」
綾乃「あなた達よ!!」
櫻子「…へ?」
向日葵「わ、私たちはケンカはしますが、イチャイチャなんかしてません!」
櫻子「そうですよ!私たちはこんなに仲が悪いのに!」
綾乃「…そう…で?」
向日葵「…はい?」
綾乃「大室さんは何をしているのかしら?」
櫻子「え?」
綾乃「何で大室さんは古谷さんの胸に顔を押し付けてるのかしら?」
櫻子「今日はとっても寒いんで顔が冷えたんです。だから暖を取ろうと向日葵の胸に顔をうずめていたんです!」スリスリ
向日葵「まったく、櫻子ったら子供みたいなんだから」
櫻子「ちげーし、向日葵の方が体温が暖かいから仕方なくなんだからね//」
向日葵「はいはい//」
綾乃「だから、それがイチャイチャしてるって言ってるのよーーーーーーーー」ダダダダダダダダ
千歳「綾乃ちゃん!?どこに行くん!?」
No.161:櫻子「最近、向日葵が冷たい…」
綾乃「大室さん?今日は元気がないわね、どうかしたの?
櫻子「実は…最近、向日葵が冷たいんです!」
綾乃「そうなの?どんなふうに?」
櫻子「あーんしてって言えば真っ赤にして無視してくるんです!」
綾乃「…え?」
櫻子「他には寒いから手を繋ごうとすれば真っ赤にして怒るし!」
櫻子「朝、寝ぼけて向日葵の布団に入ったら、目を見開いて悲鳴をあげるし」
櫻子「この前なんか、たまには向日葵に背中を流してもらおうと、向日葵の入浴中に乱入したら顔を見てくれなかったし」
櫻子「それにそれに!一緒に寝ようとお布団に入ったら、『ねぇ櫻子…私眠れないの…どうしてかしら』って眠らせてくれないし!!」
櫻子「杉浦先輩!どうしたら向日葵がもっと優しくしてくれると思いますか!?」
綾乃「∵」
向日葵「櫻子?ほら一緒に帰りますわよ」
櫻子「うん!今日こそは手を繋いで帰るんだからね!」
向日葵「…まぁ、手ぐらいなら」
櫻子「やったー」
向日葵「でも、昨夜みたいに下着で私の布団に来るのは止めてくださいね」
櫻子「えぇー、でも向日葵も後で喜んでたじゃん」
向日葵「と、とにかく!ほら早く帰りますわよ」
ギュッ
櫻子「えへへ~、今日の向日葵は優しいね」
向日葵「ま、まぁ…昨夜の一件で恋人同士になったわけですし//」
櫻子「じゃあ、もっとしたらもっと優しくしてくれる?」
向日葵「こら、調子に乗るんじゃありません」
櫻子「えへへー//」
櫻子「あっ、杉浦先輩、今日はありがとうございました!」
向日葵「先に失礼します」
綾乃「∵」
No.162:櫻子「…触ってみる?」向日葵「//」プニプニ
ちなつ「櫻子ちゃんのほっぺたって卵みたいにツルツルで滑らかだよね」プニプニ
あかり「うらやましいな~」プニプニ
櫻子「そうかなー」テレテレ
ちなつ「ほら、向日葵ちゃんも触ってみて、すごいよー」
あかり「気持ちいいよぉー」
向日葵「で、でも私は…その」
櫻子「ほら空気読めよ、櫻子様が触っていいって言ってんだから」
向日葵「じゃあ、ちょっとだけ…」
プニプニ
櫻子「//」カァー
向日葵「な、何を赤くなってますのよ//」
櫻子「向日葵だって赤くなってるじゃん!キンモッ//」
向日葵「なってませんわよ!!!」
櫻子「なってるよ!ばーーーーーか!」
ちなつ「もう!二人とも給食中だよ!」
向日葵「そ、そうですわね、また先生に注意されてしまいますわ」
櫻子「向日葵が静かにしないからいけないんだ!」
ちなつ「それにしても、櫻子ちゃんったら」
ちなつ「好きな人にほっぺたを触ってもらっただけで赤くなるなんて…子供だねー」
向日葵「好きな人!?//」
櫻子「ちげーーーし//」
No.163:櫻子「うーですのー♪」
.、 _
ミ ヽn ノ`'´彡
. 7ヽ. ソ! , ‐  ̄ ` 、 ./ゝ ,r-
l`-'.:.:.:.V ヽ /:.:.:.:.:.:)
ヽ:.:.:.:.:.ヽ /| li i. iヘニ、/:.:.:.:.:./
i:.:.:.:.:.:.ヽl└' '`ー'-'ー'` /:.:.:.:.:/ うーですのー♪
ヽ:.:.:.:.:`,, ⌒` '⌒ {:.:.:.:.ノ
( ヽ::::::::::/、 i. ゝノ _ イ、: :/、
) `f゙''" :`)::、 ´::l 冫 、ヽ
`7_ ,ノ ヽ、 ヽ::::::ノ 〈 ヽヽ }'
'( 弋r、, i `d iノv')ノ
` `l : i!:.:i!. l
¦ : i!:.:.:i! l、
/ . i!:.:.:.:.i! l
/ i!:.:.:.:.:.i! l
/ i!:.:.:.:.:.:.:i! ヽ
/ i!:.:.:.:.:.:.:.:.i! ヽ
櫻子「うーですの…だって…バカみたい」ケラケラ
向日葵「櫻子!!」
櫻子「何だよ」
向日葵「少しは自分が可愛いって自覚を持ったらどうなんですの!?」
向日葵「私の理性もそろそろ限界なんですのよ!」
向日葵「それなのにさっきの『うーですのー♪』!?」
向日葵「何よあれは!可愛すぎて私どうにかなっちゃいそうですわ!」
櫻子「え…えぇぇぇ//」
向日葵「他の方々が理性をなくす可能性があるから、少しは自重してくださらない」
櫻子「あっ…うん、向日葵以外の人には気をつけるね//」
向日葵「え?わたくし…いがい?」
櫻子「向日葵になら…理性がなくなってもいいよ//」チラッ
向日葵「さくらこーーーーー!」
ちなつ「二人とも自習中は静かにしてよ!」
No.164:向日葵「何よ!」櫻子「何だよ!」
向日葵「ぐぬぬぬぬ!」バチバチバチバチ
櫻子「ぎぎぎぎぎぎ!」バチバチバチバチ
楓「また二人がケンカしてるの…」
花子「楓、大丈夫だから心配しない方がいいし」
撫子「そうだよ」
楓「でも、毎日ケンカしてるよ?」
撫子「ほら、ケンカしてるふりして櫻子はひま子の胸を触ってるし、ひま子は櫻子の頭ナデナデしてるし」
花子「求愛行動みたいなもんだし」
向日葵「ちっ//」
櫻子「ちげーーーしっ//」
撫子「ほら、息もぴったり」
花子「ケンカするほど仲がいいって言うし」
楓「わーい、おねえちゃん達が仲良しで嬉しいの♪」
向日葵「仲なんて」
櫻子「良くないもん!」
No.165:櫻子「もぐしっ…節分♪」向日葵「落ちた豆を食べないで!」
櫻子「鬼はーそとー、福はーうちー」
向日葵「いたっ!…何で私ばっかり狙うんですの!」
櫻子「やーい、向日葵の鬼ー♪」
向日葵「ぐぬぬぬぬぬぬ!」
撫子「ひま子、櫻子の好きにさせてやってくれないかな?」
向日葵「撫子さん!?」
撫子「櫻子はね、毎年ひま子に当たった豆だけ食べるんだ」
撫子「ほら櫻子がずっと目線を外さない豆があるでしょ?」
撫子「あれはひま子の唇に当たった豆で後で味わって…」
櫻子「わーわーわーわーわーわー//」
向日葵「な、ななななな!あなた何をしてるのよ//」
櫻子「なんでねーちゃんが知ってるんだよ!」
撫子「あれ?冗談のつもりだったんだけど…」
花子「櫻子…」
櫻子「わぁぁぁぁぁぁ//」
向日葵「//」
No.166:櫻子「ひぃーまーちゃん♪」向日葵「さぁーちゃん♪」
櫻子「ひまちゃん大好きー」ダキッ
向日葵「さーちゃん大好きー」ギュー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
櫻子「昔のビデオ…懐かしいなぁ~」
向日葵「なっなななななんですの!このビデオは//」
櫻子「はぁ~、昔の向日葵のおっぱいはあんなに小さかったのに」
向日葵「え?そこ?もっと他に問題点がたくさんあったでしょ!?」
櫻子「…水泳の授業とかあると…みんな向日葵ばっか見てるし」
向日葵「まったく…そんな事を気にしてましたの?」
櫻子「そんな事じゃないもん!」
向日葵「大丈夫、私はあなただけのものですわ」
櫻子「え?」
向日葵「だからっ!私はあなた専用ですのよ!他の誰にもあげませんわ」
櫻子「…私専用になってくれるの?」
向日葵「もう!何度も同じ事を言わせないでくださる//」
櫻子「えへへ、ありがとう向日葵」
綾乃「ねぇ、千歳?…生徒会議中に何でビデオを見ているのかしら?…誰か教えてよ…ねぇ…」
千歳「綾乃ちゃん!ファイトやで!」
向日葵「さーちゃん好きですわ!」
櫻子「私もひまちゃんが大好きぃー」
綾乃「もう、嫌ーーーーーー!」
No.167:櫻子「子供ってかわいいよね」向日葵「ですわよね」
櫻子「生徒会のボランティアで保育園って最初大変って思ってたけど」
向日葵「子供たちと遊ぶのも楽しいですわね」
園児「わかせんせーこっちであそぼー」
園児「わかせんせーだっこー」
園児「ねえ、せんせいはなんでおっぱいないのー?」
櫻子「みんな可愛いねーどっかの花子とは大違い」
向日葵「…でも、あなた…櫻子の方がもっと可愛いですわ」
櫻子「えぇ//」
向日葵「櫻子…将来保育園が作れるくらい子供を作りましょうね」キリッ
櫻子「向日葵//」
綾乃「∵」
No.168:櫻子「やっぱり冬は玄米茶!」向日葵「それは私のですわ…」
向日葵「お茶が美味しい季節ですわね~」ゴクゴク
櫻子「ああーそれ、私が飲もうと楽しみにしてたのにー」
向日葵「え?そうでしたの?私の前に置いてあるからてっきり」
櫻子「私の前は書類が置いてあるから向日葵の前に置いてたの!」
向日葵「書類?お菓子の山の間違いじゃなくて?」
櫻子「何だとー!」
向日葵「それはさすが理不尽な反応ですわよ!」
西垣「なぁっ!!!!」
向日葵・櫻子「」ビクッ
綾乃「どうかしたんですか?先生?」
西垣「古谷が飲んだお茶は、最初に見た人を好きになってしまう『ほれ薬』だ!」
西垣「あとで松本にプレゼントしようと思ってそこに置いていんだが…」
松本「//」ポッ
綾乃「って、何をやってるんですか!」
櫻子「向日葵!大丈夫!?」
向日葵「と、特に異常は…ないみたいですわ…」
西垣「…」
綾乃「失敗したようですね、よかった…って、生徒で実験しないでください!」
西垣「いやな、実験は松本でやっているから本物の『ほれ薬』だぞ?」
櫻子「え?でも向日葵は何ともないですよ?」
西垣「ああ、それは好きな人を見ても、既に惚れているからなんともないのさ」
向日葵「きゃーーーーーーーーーーー!!」
向日葵「先生!何を言ってるんですの!?」
櫻子「??」
綾乃「ああ、はいはい、そういうことね」
向日葵「うぅ//」
櫻子「????」
No.169:櫻子「スケート♪」向日葵「運動神経だけは無駄にいいんですから」
■スケート場
向日葵「む、難しいですわ…」ヨロヨロ
櫻子「簡単~♪簡単~♪」スイスイ~
向日葵「櫻子も今日が初めてなのにすごいわね…きゃっ」
櫻子「向日葵!危ない!!」
ガシッ
櫻子「まったく向日葵は運動はダメなんだから…」
向日葵「あ、ありがとう」
櫻子「ほら手を繋いであげる…練習の特訓だから!」
向日葵「ふふふ、練習の特訓ってなによ」
櫻子「ほら、いいから!」
……………………………………
千歳「あらあら」
綾乃「二人とも手を繋いで一緒に滑ってるわ。仲良しね~」
あれ?なんか見たことある……
No.170:櫻子「生徒会選挙!」向日葵「負けませんわよ!」
■生徒会選挙スピーチ中
櫻子「私が当選したら、来週から向日葵のおっぱいを解禁します!!」
ザワザワ
>>43
前にどっかのスレに似たようなのを投下したのがいくつか混ざってる
■数日後
櫻子「わーい♪生徒会長になったー」
綾乃「大室さんは副会長に立候補したのになんで…」
千歳「あ、綾乃ちゃん…」
櫻子「ひっまわりー、副会長おめでとう♪」
櫻子「でも私は会長!私の勝ちだね…って何をしてるの?」
向日葵「うぅ…来週からみんなが私の…を求めてきますわ」
櫻子「え?」
向日葵「すでに予約も始まっていて…私の放課後のスケジュールもいっぱいなの」
櫻子「向日葵を泣かせるなんて許せない!」
櫻子「会長特権を使って向日葵を守ってあげるから泣かないで!!」
向日葵「櫻子…頼りになりますわね…」
櫻子「ふふーん、生徒会長櫻子様だからねっ!」
向日葵「ありがとう…櫻子」
向日葵「お礼にあなただけに、私のおっぱいを解禁しますわ//」
櫻子「ひっ向日葵!?」
……………………………………
櫻子「えへへ~、おっぱいかいきーん」ムニャムニャ
綾乃「あらあら、幸せそうな寝顔ね」
向日葵「って、どんな夢を見てますの!?」
No.171:櫻子「生徒会選挙!」向日葵「負けませんわよ!」
■生徒会選挙スピーチ中
向日葵「私が当選した暁には、副会長の特権を使って櫻子ともっとイチャイチャしたいですわっ!」
櫻子「べ、別に当選しなくてもイチャイチャすればいいじゃん//」
向日葵「櫻子っ//」
ダキッ
櫻子「もうっ!みんなが見てるよ//」
生徒「∵」
No.172:櫻子「私だってやればできるもん!」
櫻子「最近、向日葵より私の方がダメな子という風潮がある」
撫子「風潮というか事実だよ」
花子「だし!」
櫻子「こういう勘違いがおきない為にも、私がバレンタイン用にチョコを作ってやるし!」
撫子「寝言は寝て言うといいよ」
花子「だし!」
櫻子「ふふふふふ!これなら大丈夫!!」バーン
櫻子「お店の子供コーナーに売ってあった300円くらいのチョコづくりセット!」
櫻子「チョコは最初から溶かしてあって、歯磨き粉みたいなのに入れてあるから、これを型にいれて冷蔵庫に入れるだけ!」
櫻子「これで300円は安いし!」
撫子「ああ、園児でも簡単に作れるやつね」
花子「花子も小さい頃作ったことあるし」
櫻子「よし!これでおいしいチョコのできあがり~♪」
櫻子「6個あるからみんなと一緒に食べよう!」
櫻子「ふふふ、これでみんなも驚くぞー」
■次の日
あかり「えぇっ!?櫻子ちゃんの手作り!?」
ちなつ「櫻子ちゃんもすごいね」
櫻子「えへへ、ただ、1個しかないけどね」
櫻子(味見してたらついつい食べちゃった…)
向日葵「…」
向日葵(櫻子の手作りチョコって聞こえましたわ)
向日葵(…1個しかないようですから赤座さんにあげるんでしょう)
向日葵(………別にどうでもいいですけど…)
向日葵(今日はバレンタイン…櫻子の手作り…欲しい…別に欲しくなんかないですもん!)
櫻子「ひっまわりー、チョコを作ってみたんだけど食べる?」
向日葵「え?櫻子が?チョコを?」
櫻子「べ、別に向日葵のために作ったわけじゃないんだからね!あまったから持ってきただけだし!」
向日葵「さくらこ」
櫻子「早く食べてみてよ♪昨日味見したら美味しかったんだから!」
向日葵「私ったら…本当に幸せものですわね」グスッ
櫻子「??」
-------それは幸せの味でした-------
No.173:あかり「ちなつちゃんきらいっ」ちなつ「」ガーン
ちなつ「っていう遊びを娯楽部でやってたんだ」
櫻子「へぇー」
ちなつ「あかりちゃんに『嫌い』って言われる…これが意外とショックなんだ…」
あかり「大げさだよぉー」
櫻子「そうそう、大げさ大げさ、演技ってわかってれば別にどうってことないよ」
ちなつ「へぇ~、そんな事言うんだ」
ちなつ「じゃあ、向日葵ちゃん言ってみてよ『櫻子ちゃん嫌い』って」
向日葵「え?私が?」
ちなつ「いいからいいから」
櫻子「ドンと来い!」
向日葵「その…櫻子なんて嫌いですわ」ボソッ
櫻子「…」
櫻子「…ぇ」
ちなつ「もっと大きい声で」
向日葵「櫻子なんて嫌い、大嫌いですわ」
櫻子「…」ポロポロ
向日葵「さ、櫻子!?」
櫻子「や、やっぱりちなつちゃんは大げさだよ、べつに…どぉってことない…もん」ポロポロ
ギュウウ
櫻子「ひまわり?」
向日葵「バカね、私があなたの事を嫌いになるわけないでしょ?」
櫻子「本当?本当に本当?」
向日葵「ええ、本当ですわ」
櫻子「だったらナデナデして」
向日葵「はぁー、櫻子は甘えん坊さんですわね」ナデナデ
櫻子「ふぇ…え…えへへ」
ちなつ「∵」
No.174:向日葵「さくらこ!」櫻子「ひまわり!」
向日葵「櫻子!またここの公式が間違ってますわ!」
櫻子「何で私が間違ってるって決め付けるんだ!向日葵が間違ってる可能性だってありえるもんね!向日葵のバカ!」
向日葵「バカはあなたでしょう!このバカ娘!」
櫻子「なんだとー」ムニャムニャ
向日葵「なによー」ムニャムニャ
綾乃「あの子たち…寝言でもケンカしてるわ」
千歳「うふふ、通じあっとるなー」
向日葵「さくらこぉー」ムニャムニャ
櫻子「ひまわりぃー」ムニャムニャ
No.175:向日葵「櫻子にキスをしないと死ぬ体になりましたわ」
櫻子「え?なんて言ったの?もう一回言って?」
向日葵「櫻子に1日1回キスをしないと死ぬ体になりましたわ」
櫻子「…え?」
向日葵「櫻子に1日1回キスをしないと死ぬ体になりましたわ」
櫻子「…死ぬの?」
向日葵「ええ、西垣先生の薬のせいですわ」
櫻子「じゃあ、仕方ないね」
向日葵「ええ、しょうがありませんわ」
チュッ
櫻子「えへへ//」
向日葵「ふふふ//」
綾乃「ぐわぁぁぁってあなた達、今までも何回も何百回も何千回もキスしてたじゃない!」
櫻子「杉浦先輩!これは違うんです!」
向日葵「そうですわ!西垣先生のおかげで今度から公衆の面前でも、堂々とキスできるようになったんですわ!」
櫻子「もうっ、堂々なんて…照れるじゃん//」
向日葵「ふふふ、離しませんわよ櫻子//」
綾乃「∵」
No.176:向日葵「さくらこー」櫻子「わんわん」
向日葵「ふふふ、櫻子ったら単行本の9巻で犬になりたいなんて…」
向日葵「というわけで、ダンボールですが犬小屋を作ってきましたわ!」
向日葵「さぁ、櫻子!お入りなさい!」
櫻子「飽きた」
向日葵「…え?」
櫻子「ほら、最近の夜は…私が犬が多いじゃん//」
向日葵「ふふ、じゃあ、今夜は私が犬をしますわね//」
綾乃「∵」
No.177:櫻子「ひまさく喫茶」向日葵「ですわー」
向日葵「さっきから何をやってますの?」
櫻子「うん、うちの喫茶店ってさ、向日葵の洋菓子はおいしいけど、コーヒーと紅茶が普通でしょ?だから特訓」
向日葵「ふふ、あの役立たずだった櫻子がこんなに出来るようになるなんて」
櫻子「むっ、お菓子作り以外はほとんど私がやってるでしょ」
向日葵「冗談ですわ、櫻子は本当に頼りになりますものね」
櫻子「まぁ、向日葵のつまだし、このくらい当たり前だもんね!」
向日葵「うふふ、そうですわね」
櫻子「あっ…ねぇ向日葵、これ飲んでみてよ」
向日葵「…んっ…おいしい…今までのより全然おいしいですわ!」
櫻子「コーヒーって奥が深いね、ちょっとブレンド変えただけなのに…」
向日葵「これでも人気店には負けますが…今までよりは断然ですわね!」
櫻子「よし!これを明日からお客さんにだそうよ!」
向日葵「わかりましたわ、じゃあ、作り方を…」
カランカラーン
向日葵・櫻子「いらっしゃいませー」
あかり「こんにちはー」
櫻子「あかりちゃん、久しぶりー♪」
あかり「二人ともお久しぶりだよぉ~」
向日葵「私とは櫻子との結婚式依頼ですわね」
櫻子「あかりちゃん、あかりちゃん、ちょうどコーヒー入れたんだ!飲んで行ってよ」
あかり「わぁい」
あかり「えへへ、このコーヒーもケーキも美味しいね」
向日葵「そう言ってくれると嬉しいですわ」
櫻子「えー、私毎日言ってるじゃん」
向日葵「あたりまえですわ!櫻子が食べるご飯やお菓子は、私の愛情がたっぷりなんですもの!」
櫻子「そっかー、じゃあ美味しくてあたりまえだね」
向日葵「その通りですわ」
櫻子「えへへ」
向日葵「ふふふ」
あかり「相変わらず仲いいねぇ~」
櫻子「当たり前だし!」
向日葵「私たちはケンカしらずの最強の仲良しですわ!」
櫻子・向日葵「ねー」
あかり「…そうなんだ…ケンカしないんだ…」
櫻子「あかりちゃん?」
向日葵「どうかしましたの?」
あかり「うん、実は…その…ちなつちゃんと大ケンカしちゃったの」
向日葵「…そうなんですの」
櫻子「あんなに仲良しだったのに…どうしてケンカしちゃったの?」
あかり「うん…あかりとちなつちゃんが一緒に住んでるのは知ってるよね?」
櫻子「うん、聞いてる」
あかり「最初はとても嬉しかったの、ちなつちゃんから『一緒に暮らさない?』って言われた時はとても嬉しかったの」
あかり「でもね、もう1年半年ぐらい立ってるのに…それ以上の進展がないんだ…」
あかり「それであかり不安になっちゃって…それでちなつちゃんとケンカしちゃった…」
あかり「ちなつちゃんは将来どうしたいの?あかり何もわからないよって」
櫻子「あかりちゃん」
あかり「うん、わかってるよ、あかりが勝手に不安になって、一方的にちなつちゃんに言って、ちなつちゃんを傷つけた事…」
あかり「でも最近…進展がないのが怖くなっちゃって…」
あかり「えへへ、それでね家を飛び出してきちゃった」
向日葵「赤座さん…それは…」
あかり「わかってるの…わかってるの…あかりが勇気を出して、『結婚しよう』って言えばいいって…」
あかり「でも怖いよぉ…ちなつちゃんに振られたら…振られたらどうしようって思うと…」
あかり「ちょっと一緒に住んだだけで、調子に乗った面倒な女だって思われたらどうしようって」
あかり「そう思ったら不安で不安で…」ポロポロ
櫻子「そんな事ないよ!あかりちゃん!!」
あかり「え?」
櫻子「私も最初、向日葵に告白する時は怖かったの!」
向日葵「…」
櫻子「だって、ずっと幼馴染で一緒のクラス、席もずっと隣…友達以上…でも恋人未満…」
櫻子「私だって進展したかった!でも告白して失敗したら…今までの関係が壊れちゃう!」
櫻子「私も怖かった怖くて怖くて…それで告白するのが高校3年生の卒業式になっちゃって…」
櫻子「でもね!私考えたの!」
櫻子「告白して成功したら、とってもとっても今まで以上に幸せになれるって!」
櫻子「私バカだから、失敗を忘れて成功した時の事ばかりを考えたの」
櫻子「だって幸せになりたいから、もっと一緒にいたいから告白するんでしょ!?」
櫻子「だから失敗ばっかり考えるのはおかしいって、成功した時の事を考えようって!」
櫻子「それでね、私出来たんだ、向日葵に告白…今はとっても想像を絶するくらい幸せだよ!」
向日葵「櫻子…」
櫻子「だからね、告白は幸せへの第一歩なの!あかりちゃんとちなつちゃんには幸せになって欲しいの!」
櫻子「だから、だから!あかりちゃん頑張れ!!もっと頑張れ!あかりちゃんならできるよ!」
あかり「…………」
あかり「………………」
あかり「……………………えへへ」
櫻子「あかりちゃん?」
あかり「ありがとう、櫻子ちゃん、あかりね勇気を貰えたよ」
あかり「櫻子ちゃんは凄いね!あかり頑張るよ!」
向日葵「当たり前ですわ、だって私の『つま』なんですもの」
櫻子「もうっ!向日葵ってば…照れるじゃん//」
あかり「えへへへっ」
カランカラーン
向日葵「あっ、お客様ですわ」
櫻子「いらっしゃいませー」
ちなつ「あかりちゃん!」
あかり「ちなつちゃん!?」
櫻子「ちなつちゃんどうしたの急に!?」
向日葵「私がこそっとメールで呼びましたの」ボソボソ
櫻子「そうだったの?」ボソボソ
ちなつ「あかりちゃんごめん!ごめん!あかりちゃん!」
あかり「ちがうよ、ちなつちゃんは悪くないよぉ、悪いのはあかり!あかりこそごめんね、ちなつちゃん!」
ちなつ「だから、結婚しよう!あかりちゃん!!」
あかり「それでね、あかりとっても大切な話が………………え?」
ちなつ「あかりちゃん、私と一緒になってください!」
あかり「…えぇ!?」
ちなつ「あの…これ指輪…、ごめんね、プロポーズの順番無茶苦茶で」
ちなつ「私、実は指輪ずっと用意してたの…」
ちなつ「あのね、プロポーズが…うまい方法思いつかなくて…遅くなっちゃって…」
ちなつ「昨日、あかりちゃんに『将来どうしたいの?』って言われて…私ね…でも、うまい方法がわからなくて…」
あかり「ちなつちゃん…」
ちなつ「もし、こんな私でもよろしければ…その…一緒になってくれませんか?」
あかり「…」
向日葵(赤座さんが指輪を受け取りましたわ)
スッ
櫻子(あかりちゃんがちなつちゃんの左手の薬指に指輪を!?)
ちなつ「…え?」
あかり「こんなあかり…こんな私でよかったら、よろしくお願いします」
ちなつ「ぁ……」ポロポロ
あかり「もう!泣かないでよちなつちゃん」
ちなつ「だっ、だぁってぇ…わたしぃ、うれしくて…」ポロポロ
あかり「あかりだって嬉しいよぉ…嬉しいよぉ~」ポロポロ
ダキッ
ちなつ「あかりちゃん」グスグス
あかり「ちなつちゃん」グスグス
あかり「幸せになろうね」
ちなつ「うん、私も頑張る!頑張るよ!」
パチパチパチパチ
ちなつ「?」
向日葵「おめでとうございますわ」
櫻子「おめでとう二人とも、私感動しちゃった」
ちなつ「あれ?いたの?」
櫻子「いたよ!!」
向日葵「いましたわよ!!」
あかり「えへへへへ」
櫻子「ふぅ~、今日はいい1日だったね」
向日葵「本当ですわ…私もちょっと泣いちゃいましたわ」
櫻子「えへへ、泣いちゃう向日葵も可愛いねー」
向日葵「あら?涙ぐんでいた櫻子も可愛かったですわよ」
櫻子「ところでウェディングケーキ作れるの?」
向日葵「まだ式の日よりは決まってないですが…親への挨拶とかもあるでしょうし、作るのは当分先ですわ」
向日葵「それまでには作れるようにしておきますわよ」
櫻子「じゃあ、味見がんばらないとねっ!」
向日葵「はいはい、頑張ってね櫻子」
櫻子「しかもうちの喫茶店で二次会やるんでしょ?絶対に幸せな二次会にしようね!」
向日葵「はいはい、頑張ってね櫻子」
櫻子「何言ってんだよ、向日葵も頑張るんだよ」
向日葵「あらら、そうでしたわ」
櫻子「うちの喫茶店でもっとみんなが幸せになるように頑張ろうね!向日葵!」
向日葵「ええ、頑張りますわよ!櫻子!」
No.178:向日葵「抱きつき、1回100円!?」
向日葵「何ですって!?」
櫻子「だからー、100円くれれば1回だけ私が抱きついてあげるよって」
向日葵「ああああああああああああああああああなた、何を言っているかわかってますの!?」
櫻子「ちょっとお金が欲しくてさ」
櫻子(向日葵へのバレンタイン用なんだよね)
櫻子「…だから、どう?1回しない?」
向日葵「ちなみにいくら欲しいんですの?」
櫻子「1000円くらい」
向日葵「はい1000円」
櫻子「な、ななななななっ//」
向日葵「?」
櫻子「向日葵!そんなに私に抱きついてほしいの!?」
向日葵「か、勘違いしないでくださいます!?」
向日葵「私は…あーちょっと櫻子に抱きついて欲しいな~って…」
向日葵「…じゃなくて!」
向日葵「櫻子が変態に抱きついたりして、危険な目に合わないようにするために」
向日葵「しょうがなく!しょうがなく!!しょうがなく!!!」
向日葵「私が1000円払ってあげるんですからね!」
櫻子「そうだったんだ、ありがとう。…じゃあ抱きついてもいいかな」
向日葵「ど、どうぞ」
櫻子「うん//」
ギュウウウウウウウ
向日葵「//」カァー
櫻子「//」カァー
櫻子「もう無理!」バッ
向日葵「あっ…」
櫻子(なにこれ…向日葵が近すぎる…心臓がやばい//)
向日葵「ところで一回につき何秒ですの?」
櫻子「え?えーと…10秒くらい?」
向日葵「では、私は1000円払っていて、今3秒くらいでしたから」
櫻子「残り1000秒?」
向日葵「残り1時間くらいですわよ」
櫻子「あ?あれ?そうなの?」
向日葵「そうですわ、ちゃんとストップウォッチで計りますから安心してね」
櫻子「う、うん…じゃあ、行くよ!向日葵!」
ダキッ
向日葵「」くんかくんか
櫻子「何してるの!?」
向日葵「いえ…その…なんというか…いいにおいですわ」
櫻子「嗅ぐなっ!」
■10分後
櫻子「もうだめっ!」
向日葵「ハァハァ//」
櫻子「どう?1分ぐらいたった?」
向日葵「…10秒くらいですわね」
櫻子「そんなはずねーし!絶対今のは長かったし!」
向日葵「人の感覚なんてそんなものですわ」
向日葵「幸せな時ほど時間を長く感じるものなんですわよ」
櫻子「え?そうなの?」
向日葵「ふふ、『幸せな時間』を否定しませんでしたわね、櫻子も気持ち良かったのかしら?」
櫻子「なっ//」
向日葵「あら嫌な時間でしたかしら?」
櫻子「嫌じゃないもんっ//」プイッ
向日葵「それにしても、これじゃ時間がかかりすぎますわね」
櫻子「そうだね」
向日葵「しょうがありませんから、ベッドで一緒に寝ません?」
櫻子「なんでだよ」
向日葵「私に抱きつきながら寝て…朝になれば1時間は絶対に過ぎてますわ」
櫻子「そっかー、それなら楽かも」
向日葵「ええ、だから今晩私に抱きつきながら寝てくださいね」
櫻子「じゃあ、また夜にくるね」バビューン
向日葵「うふふふふふふふふ」
■深夜
向日葵「さぁ、寝ましょう!」
櫻子「って、何で下着姿なの!?」
向日葵「あら?櫻子は寝る時は全裸?」
櫻子「いやいやいやいや、ちなつちゃんの家でのお泊まり会の時はパジャマだったじゃん!?」
向日葵「わかりましたわ、あと1000円だしますわ!」
櫻子「お金の問題じゃないしっ!」
向日葵「うぅ…しかたありませんわ、このまま寝ましょう」
櫻子「いや、服着ろよ」
向日葵「じゃあ、櫻子お願いしますわ」
櫻子「う、うん」
ギュウウウウウウウウウウ
向日葵「//」
櫻子「//」
櫻子(くぅっ、向日葵は下着姿だから…うぅ//)
櫻子「じゃあ、寝るね…おやすみなさい…向日葵」
向日葵「櫻子…私寝れそうにないですわ…」
櫻子「え?」
向日葵「櫻子…キスしていい?」
櫻子「えぇ!?」
向日葵「嫌なら、逃げて…」
櫻子「…わ、私は…」
チュッ
向日葵「//」
櫻子「//」
向日葵「今日は櫻子の部屋…他にはだれもいませんわ…」
向日葵「だから、もっと先を……ね?」
櫻子「え?え?向日葵?」
■朝
向日葵「ふわぁ…櫻子?起きてます?」
櫻子「起きてる」
向日葵「その…昨晩は…あの//」
櫻子「お金っ!」
向日葵「え?」
櫻子「さっき携帯で計算したら、1000円で100秒じゃん!うそつき!」
向日葵「あっ…えーと…おいくらかしら?」
櫻子「私、初めてだったんだから!!その…一億円で勘弁してやる!」
向日葵「一億!?そんなの無理ですわよ!冗談が過ぎますわ!」
櫻子「だったら、向日葵はずっと私の下僕だからね!」
向日葵「え?」
櫻子「一生!私の為に働いて返せって言ってるの!」
向日葵「……あっ//」
櫻子「お腹ペコい!なんか作れ//」
向日葵「わ、わかりましたわ」
櫻子「言っておくけど」
櫻子「ずっと絶対、お金を返すまで一生離さないんだからねっ」
向日葵「はいはい、ずっと櫻子と一生一緒しますわ」
向日葵「ふふふ//」
櫻子「えへへ//」
終わり
これで終わりになります。
支援&見てくださってありがとうございました
また機会があればよろしくお願いします。
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