宮永家、早朝
咲「お姉ちゃん、起きて」ユサユサ
照「今日は休日…」ゴロン
菫「おい、バカ!卒業旅行に遅刻するだろうが!」
咲「お姉ちゃん、お菓子は適当に鞄に入れといたからね」
照「プリンはお菓子に入りますか…むにゃむにゃ…」
菫「早く起きろ!」ガバッ
鶴賀駅周辺(適当)
蒲原「ワハハー、後は白糸台の三年生だけか。まだ宮永さんの家に居るなら迎えに行こうか?」
久「あっ、メール来たわよ。もうすぐ着くって」
ゆみ「おーい、久、竹井。久しぶり」ブンブン
美穂子「う、上埜さん。お久しぶりです///」ペコリ
久「美穂子は、先週会ったじゃない。ゆみは、久しぶりね」
ゆみ「あぁ、そうだな。髪切ったのか?」
久「まぁねー。春に向けて、気持ちの切り替えをね」
30分後
菫「み、みなさんどうもお待たせしました」ペコペコ
照「ぐーぐー」
久「これで全員揃ったわね。照は、これでも食べてなさいよ」ポイッ
照「…」クチャクチャ
照「まずっ…、ブラックガム?」
久「そうよ。じゃあ、蒲原さん。運転お願いね」
蒲原「ワハハー、任せろ」
ゆみ「私も免許取ったから、疲れたら交代するぞ。いや、むしろ私が運転しようか?」
大阪
セーラ「おい、タレ目。後ろ乗れや」
洋榎「なんやねん、騒々しい…。これ原チャやんけ、アホか」
セーラ「原チャちゃうわ!スズキのアドレスV125や。二人乗り出来るんや!」
洋榎「見た目、原チャやないか!これで阿知賀まで行くんか?」
セーラ「せやせや、奈良までとかバイクで行けるやろ」
洋榎「園城寺の車の方がええんやけど…」
セーラ「タレ目の癖に俺に文句つけるとは、何ちゅー事や!」
セーラ「ははーん、さてはお前、バイクに乗るのが怖いんか?」ニヤニヤ
洋榎「はぁ~~~~~!?誰に向かって、物言うてるんや、この男女!」
京太郎SS書いたら百合豚現れて、百合?書いたらふんふむ現れて…、俺呪われてるな
怜「さて、アホ二人が着いてないけど、出発するで」
恭子「メールが来て主将は、バイクで奈良に向かったみたいです」
由子「もう主将って呼ぶの辞めた方がいいのよー」
竜華「ちゃうか、怜が運転!?大丈夫なん?」
怜「未来視使えるうちに事故はありえんでー。まぁ、奈良までそんな遠くないしな」
恭子「あぁ、すいません。清水谷さん、助手席がいいですか?」
竜華「…う、うん///」コクコク
阿知賀
宥「玄ちゃん、今日は忙しくなるよ」
玄「わかってますのだ。お姉ちゃん達のお友達がいっぱい来ますからね」
玄(おもちが…、ひーふーみー…、うひひ…、これは楽しみですのだ)
憧「宥姉は、今日くらい休みなさいよ」
穏乃「そうですよ、私達が臨時バイトとして、今日は働いてるわけですから」
憧「あれ、灼は?」
玄「灼ちゃんは、調理場だよ」
高速の料金所
セーラ「なんでや!?このバイクで高速乗れんのか!?」
オッサン「無理だよー、125だろ?高速乗れないよ」
洋榎「あぁ~~~~~、うちら下道で奈良に行くんかいな!?何時間かかんねん…」
セーラ「くっそ…、洋榎。お前は電車で行けや。電車やと、バイクより早いやろ」スッ
一万円札を出すセーラ
洋榎「アホ、お前一人で阿知賀まで辿り着けるか!うちが、おらな何も出来んやろー」
セーラ「はぁ!?道わからんくても、辿り着けるし!」
洋榎「うちが、後ろでナビしたるちゅうねん!その一万円で地図買うで」
セーラ「…ふん、礼は言わんでタレ目」
怜「着いたわ、竜華。駐車場どこか聞いて来て」
竜華「はいなー!」タッタッタ
由子「実は阿知賀には初めて来たのよー」
恭子「そうなん?晩成との練習試合とかで来なかったっけ?」
由子「その時は一軍じゃなかったのよー」
・
・
・
玄「ようこそ、松実館へ」ペコリ
憧「いらっしゃいませー」ペコリ
穏乃「みなさん、お久しぶりです」ペコリ
大広間
怜「あかん、運転で疲れた…」フラッ
竜華「よっしゃ、膝枕パワー充電や!」ポンポン
宥「ほ、ホントにいいの?」
玄「うん、今日のお客様は顔見知りばっかりだし、穏乃ちゃんや憧ちゃん灼ちゃんも居るからね」
憧「今日くらい休んでよ」
宥「うーん…、お言葉に甘えて…、着替えて来るね」パタパタ
私服に着替える宥
怜達が到着して五時間後
宥「ろ、ロン」
恭子「なるほど、赤い牌だけではないと」メモメモ
竜華「引退してるのに、なんでメモなんかしてるんや」
由子「恭子は真面目なのよー」
恭子「大学で対決する事もあるかもしれんからな。一応、メモしとかないと…」
宥「ご、ごめんなさい。私、大学へは進学しないので…」
怜「勿体無いなぁー。松実さん、かなり麻雀上手いのに」
ブロロロロロ
穏乃「車の音だね。竹井さん達じゃないの?」
玄「駐車場へ案内しないと」
久「ふ、袋…、袋ちょうだい…」ヒューヒュー
照「お菓子が…、出ちゃう…」ウプッ
菫「ゆ、宥さんの前で吐くわけには…」クラクラ
ゆみ「私は慣れてしまったようだ…」
蒲原「ワハハー、休憩無しのノンストップは流石に不味かったかな」
美穂子「おええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」ビチャビチャ
お風呂場
美穂子「上埜さんの前で吐くとか…、もう死にたい…」ウルウル
玄「まぁまぁ、仕方ないですよ」
美穂子「ま、松実さん!?」ガタッ
玄「おもち観察…ではなくて、お背中流すサービスを松実館はしてますので…、良かったら…」ワキワキ
美穂子「ひっ…」タジタジ
灼「夕飯の仕込み終わったから、誰か手伝って欲しい」
穏乃「あれ、玄さんは?」
憧「お風呂場の掃除するって言ってたけど?」
宥「あっ、私が手伝うよ」
恭子「はー、食った食った…」ポンポン
怜「美味しかったでー」
竜華「せやな、これで料金も友達割して貰って、かなり悪いな」
宥「いえいえ、いいんですよー。私なんかを卒業旅行に誘って貰えたんだし…」
玄「お姉ちゃんは友達が居ないですのだ!」
菫「なんだと!?阿知賀女子の人達の目は節穴だな!」ガタッ
照「食後のデザート欲しいかも…」ボソッ
久「まだ食べるわけ?スイーツとデザートは別腹?」フフフ
穏乃「ありますよー、チャンピオンが好きって言うのでプリンを作りました」
憧「私達、阿知賀女子特製プリンよ!」
照「プリン!プリン!プリン!」
穏乃「配りますから、少し落ち着いて下さい」アセアセ
蒲原「ワハハー、チャンピオンってゆみちん系かと思ってたけど、麻雀してないと衣に近いような」
ゆみ「麻雀してる時は、カッコいいのにな」
久(困ったわ、私、プリンアレルギーなのよねぇ…)
美穂子(ふふふ…、颯爽と上埜さんのピンチを救う私。これで、上埜さんフラグは私が貰ったも同然ね)
久「…」カパッ
照「…」ハフハフ、ガツガツ
照「おかわり下さい」
憧「一人一個です…」
菫「私の半分あげ…久「照、あーん」
美穂子「!?」ガタッ
美穂子「…ぐっ」カイガン
蒲原「ワハハー、ミッポが冷えてるぞー」
宥「暖かくない…」ブルブル
照「…」モグモグ
久「私の食べていいからね。あーん」
照「いい所あるじゃん」パクパク
久「やっぱり咲と似てるわね。何か咲に食べさせてあげてるみたい」
照「咲ちゃんに手を出したら、腹パンコークスクリューだぞ」モグモグ
美穂子「白ご飯おかわりです!」バン
玄「ご、ご飯はおかわり自由ですのだ…」
美穂子「大盛りで!」
美穂子「…」ガツガツ
恭子「そう言えば、洋榎と江口さんは?」
由子「もうすぐ着くみたいなのよー」
ゆみ「夕飯終わってしまったが…」
蒲原「ワハハー、私が車でカップラーメンでも買って来るよ」
宥「わ、私も一緒に行きます」
菫「駄目だ!宥さんの体に万が一の事が…。代わりに、松実妹!」
玄「は、はい」
菫「君が行きなさい(迫真)」
玄「…」コクコク
お風呂キンクリ
久「いい湯だったー」ホカホカ
菫「お前、私の体を妙に見てなかったか?」
久「とっても美しい体だと思ってね。あっ、もちろん他の子の体もちゃんと見てたけど」
美穂子「…」ゴゴゴ
宥「福路さん、暖かい~」
ゆみ「嫉妬の炎だけどな…」ハァ
セーラ「はぁ、何が悲しゅうて、卒業旅行初日でカップラーメン食べなあかんねん」ズルズル
洋榎「お前のせいやろ!」ズルズル
穏乃「まぁまぁ、たまにはカップラーメンもいいじゃないですか」ハフハフ
憧「シズ。私、ダイエット中だからチャーシューあげる」ヒョイ
灼「カップラーメンはメンマが少ないよ」ズルズル
玄「自分達のご飯の用意忘れてたとか…、もう~」グスン
団体客用の部屋、布団が敷いている
久「こんな大きな部屋があるのねー」
宥「はい、稀に修学旅行生とか来られますからね」
菫「おい、照。そこ代われ、そっちの方が宥さんに近い」
照「ちっ…、菫は卒業してもうるさいな」
蒲原「ワハハー、寝相悪いけど、ごめんな?」
恭子「いえ、うちも隣で寝てる人のデコに落書きするかもしれませんし…」
セーラ「さて、俺らは仲良く川の字になって寝るか」
竜華「だが、断わる!うちは怜の隣がええんや」
照「…」ゴソゴソ
怜「なんや、チャンピオンやないか。一緒に寝たいんか?」
照「…」コクコク
由子「洋榎、なんでそんなに離れてるのよー」
洋榎「男女が近くにおったら、襲われるやろ?」
セーラ「アホか!仮に襲うとしても、お前みたいなブザイク、誰が選ぶかー!」
洋榎「うっさいわ!ち○こ生えてるくせに!」
セーラ「一緒に風呂入ったやろ!?何なら、もっかい見せたるわ」ヌギヌギ
ゆみ「こら、二人ともはしたない…」
由子「この二人はいつもそうなのよー。ノリが男子小学生なのよー」
美穂子(加治木さんに相談して上埜さんの隣をキープしました…)
美穂子(でも、上埜さんが隣に居て、私寝れるのかしら?)
久「寝る前にゲームやろっと…」ゴソゴソ
蒲原「ドンキで何か買ってたと思ったら、そんなの買ってたんだ。ワハハ」
久「じゃーん、みんな注目よー」
美穂子「はい!」クルッ
久「これ頭につけてね」キュキュ
ゆみ「なんだこれ…」
蒲原「ワハハー、小さい風船だぞ」
久「そして…、松実さん」
宥「はい、言われたとおり、新聞紙持って来ましたけど…」バサッ
久「新聞紙を丸めます」クルクル
セーラ「おっ、チャンバラごっこか!?」
久「その通り、これで自分以外の頭の上の風船を割ります」
竜華「うち、運動神経もええんやで」
怜「…チャンピオン、どこ触ってるんや」ハァハァ
照「おもち」モミモミ
久「で、ただ割られてはい終了じゃ、つまんないでしょ?」
由子「確かになのよー」
久「女の子達が盛り上がる話と言えば…」
洋榎「食い物の話やな」
恭子「主将はからあげの話ばっかりじゃないですか」
久「恋話よ!」ドン
みんな「ッッ!?」
久「割られた人は、好きな人を白状する!どうよ?」
菫「こ、こ、困るよ///好きな人がバレたら…」チラッチラッ
宥「好きな人…、玄ちゃんじゃ駄目だよねぇ…」ウーン
美穂子「その勝負、ノりました!(大声)」
セーラ「おい、タレ目。負けるのが怖いなら、阿知賀の一年生達の部屋で震えてろや」
洋榎「ふん、チャンバラでもお前には負けへんわ。麻雀と同じようにな」
セーラ「おい!麻雀で俺がいつ負けたんや!?」
竜華「…個人戦」ボソッ
久「まぁ、好きな人が居ないなら居ないでいいわよ。さぁ…、ゲーム開始よ」
美穂子「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ゴッ
美穂子(狙いは…、上埜さんのみ)
セーラ「タレ目の好きな人とか興味ないけどな!」
洋榎「それはうちの台詞や!ただ、ボコる!徹底的にボコる!」
バン!バン!バン!バシーン!
怜「うち、もう疲れたわー。竜華、叩いてええで」
竜華「はいよ、かたじけのうござる」ポコン
怜「うわー、風船が破れたー(棒読み)」
怜「いつも膝枕してくれる人が好きです。さて、寝る」
竜華「ときいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」ウルウル
竜華「さて、チャンピオン。全国大会での怜のカタキ取らせて貰うで…」ギロッ
照「うぅ…、清水谷さんが怖い…」ブルブル
蒲原「ワハハー、かたじけのうござるかたじけのうござる」
バシーン、バシーン
由子「のよー」パン
恭子「あかん、作戦すら立てられへんかった」パン
由子「だ、代行が好きなのよー///」
恭子「はぁ!?あんな性悪女のどこがいいんや!?」
由子「いい所もあるのよー。恭子は?」
恭子「善野監督に決まってるやん!」
蒲原(ワハハ、好きな人聞いても全くわからん)
ゆみ「はい、隙アリ」
バシーン
蒲原「ワハハ、割られてしまったぞ。私は、天江衣が何となく好きな気がするぞー」
ゆみ「そうか、意外だな。妹尾かなと睨んでたが」
竜華「うちは!チャンピオンが泣くまで、叩くのを辞めないッッ!」
バンッ!バンッ!バンッ!
照「痛っっ…、も…、もう…、風船割れてるから…」ビクビク
バシーン!バシン!
それでも叩き続ける竜華
菫「すまんが、その辺にしてやってくれ。これ以上、照の頭が悪くなると私が苦労するのでな」
バシーン
竜華「あちゃー、割られてしもた…」
竜華「う、うちの好きな人はなぁ///」モジモジ
照「言わなくても、みんな知ってる」
菫「そうだな。言わなくてもいいぞ、知ってるから」
宥「うんうん、鈍感ってよく言われる私でも気付くよ」
竜華「言わしてーや!?」
久「へへっー、隙アリっと。かたじけのうござる」ドタドタ
美穂子「待ちなさーい」ドタドタ
バン!バン!
菫「しまった…」
宥「あぁ~」
菫「…」チラッチラッ
宥「…?」キョトン
宥「私は一番メールしてる相手が、弘世さんなので…。弘世さんが好きだと思います」
菫「な…、なんだと…」カタカタ
菫「我が生涯に一片の悔いなしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
菫「…」
菫「…」
照「あっ、気絶してる。この女、毎日松実さんの話ばっかりしてるよ。もうラブだよ、ライクじゃなくてラブ」
宥「えっ///」カアァァァァ
セーラ「はぁはぁ…」
洋榎「ぜぇぜぇ…、決着つかへんな…」
ゆみ「はい、隙アリ」
バン!バン!
セーラ「なっ…、伏兵とか!?」
洋榎「うちとした事が…」
ゆみ「二人は相思相愛なんだろ?一応、宣言しとくか?まぁ、みんな驚かないと思うけどな」
セーラ「相思相愛!?」
洋榎「あ、アホな事言うなや…、うちかて…、好きな人を選ぶ権利くらい…」チラッ
ゆみ「まぁ…、言う決心がついたら…、言えばいいさ」
セーラ「お、お前から先に言えや」
洋榎「お前からや!」
ゆみ(時間かかりそうだな…)
久「おっ、残ったのは長野の私達ね!」
美穂子(加治木さん!)クワッ
ゆみ「わかってるよ」
バシーン
自分の頭を叩くゆみ
ゆみ「疲れたのでな。終わらせて貰う。私はモモが好きと言うか、付き合ってるしな。二人とも知ってるだろ?」
久「あーあー、なんてノリの悪い…」
ゆみ「知らん。もう疲れた。蒲原」
蒲原「ワハハー、これゆみちんの歯ブラシ」ポイッ
ゆみ「歯磨き終わるまでに決着つけといてくれよ」
久「…美穂子。あんた、さっきから本気で私を叩こうとしてない?」
美穂子「ま、まさか…。ただのお遊びじゃないですか…」
美穂子(本気の本気ですけどね)
久「さぁ、どこからでもかかってらっしゃい」クイクイ
美穂子「だあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ブン!ブンッッ!
横から、上から、下から。全力で薙ぎ払う美穂子
久「松実さん、貴方の新聞紙貰うわよ」
宥「へっ…」
久「二刀流よ!」シャキーン
バン!バン!バン!
美穂子の攻撃を器用に二本の新聞紙で全て受け流す久
美穂子「流石、上埜さん!運動も得意でしたか!」
久「それなりにね!」
美穂子「しかし…、私は…、絶対に負けません!」
美穂子「上埜さんが二刀流なら…、弘世さん、宮永さん」
照「なに?」
美穂子「新聞紙投げて下さい」
照「いいよ、菫の分も、はい」ポイッ
美穂子「三刀流…、鬼斬り(おにぎり)」
美穂子「かたじけのうござる」
パン!
久「あっ…、割れちゃった…」ガクッ
久「あーあー、三刀流なんて考慮してるわけないじゃない」
美穂子「ふぇのしゃん」モガモガ
久「新聞紙、口に咥えたまま喋らないでよ…」
竜華「うち、あんたの好きな人気になるなー」
恭子「せやせや、はよ白状してや」
由子「気になって寝れないのよー」
美穂子「…」ドキドキ
竹井「実は居ないんだなー、これが」アハハ
竜華「ずこーーーーーー」
宥「自分で提案しておいて…、暖かくない…」
ガラガラ
蒲原「あれ、終わったの?」
美穂子「」
ゆみ「おーい、福路。福路。何があったんだ…」ユサユサ
美穂子「」サラサラ
朝、お風呂場
美穂子「まぁ、一晩経ったけど、よく考えたらこれはチャンスかしらね」
美穂子「上埜さんに好きな人が居ないってわかっただけでも収穫だったし…」
美穂子「お友達になって半年も経ってないのね…、あっと言う間の半年だったわ…」
ガラガラ
玄「おもち、お・も・ち」ルンルン
美穂子「ひっ…、松実さん!?」
宥「あのー、私も居ますよ」
玄「ふぅーむ、なるほどなるほど。お姉ちゃんの出番ですのだ」モミモミ
美穂子「あの…、胸触るの辞めて貰えませんか…」ハァ
宥「任せて下さい!旅行中に必ず竹井さんと進展させて、暖かくなって貰います」
玄「そうです!松実館は、縁結びの旅館。ハッキリわかんだね」モミモミ
美穂子「はぁ…、それは有難いですけど」
宥「松実姉妹に…」玄「お任せあれ!」
久「今日って、どこに行くのかしら?」
ゆみ「京都だぞ」
竜華「京都は、うちと怜が詳しいから、うちらに任せといてー」
怜「せやせや、京都は庭や」
恭子「明後日は、大阪なんですか?」
蒲原「ワハハー、そうだぞ」
セーラ「明々後日は神戸か。まぁ、兵庫は俺と洋榎が詳しいから…」
照「二人でよくデートしてるの?」
洋榎「チャンピオン、寝言は寝てから言え」
洋榎「それより原チャ、ここに置かして貰えや」
セーラ「原チャちゃう言うてるやろ!バイクや、バイク!」
玄「それくらい、預かりますよ」
菫「なに!?宥さん、車の免許持ってるのか!」
宥「はい、奈良は車がないと不便なので…」
美穂子「お願いします、蒲原さんの代わりに運転して下さい」
由子「さて、そろそろ時間なのよー」
久「みんな、行くわよ!」
みんな「おー、いざ京都!」
終わり
>>5
ゆみ「おーい、久、福路。久しぶり」ブンブン
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