八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている」雪乃「あなたを後輩にした覚えはないわ」 (367)




 このお話は、ぼっち界のアイドル比企谷八幡が、原作より一年遅く生まれた話。

 舞台は一学期後半、平塚静に呼び出されて腹を殴られた所から始まる。



 今回はゆるーく逝きます。



 




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奉仕部部室


八幡「……えっと…」

雪乃「平塚先生、ノックをしてくださいと何度もお願いしているはずですが?」

八幡(うわ、あれ雪ノ下雪乃とかいう先輩じゃねーか。眉目秀麗才色兼備を地で行くパーフェクト人間。関わりたくねー)

平塚「雪ノ下、今日からこの堕落一年生を入れてやってくれ」

雪乃「………」ジーッ

八幡(うわ、さすが総務高校ナンバーワン……俺の穢れた心が浄化されていくようだぜ…)

雪乃「お断りします」

八幡「だそうです。もう帰っても良いですか?」

八幡(これ以上この人と同じ空気吸ってたらきっと俺は天に召されちゃう)

平塚「異論は認めない。それに、この男の存在は君にとっても良い刺激になるはずだ」

雪乃「………」

平塚「じゃあ、私は行くが、比企谷。くれぐれも相手が先輩だということを忘れるな」

八幡「どういう意味だよ……」


雪乃「………」ペラッペラッ

八幡(こえー……無言でページめくり続けてる。新入部員で後輩がいるのに、何かに強いられてるのかこの人…)

雪乃「えっと……」パタリ

八幡「う、うす……」

八幡(やべー……俺先輩と関わったことないから上下関係とか分かんねーし)

雪乃「あなたに全く興味はないのだけれど、受け入れたからには説明の義務くらいは果たすわ」

八幡(うわ……この人キツイ……)

雪乃「あなたは無駄に人生を消化してきたでしょうから、この部活が何かすら分からないと思うのだけれど」

八幡「いや、奉仕部でしょ。平塚先生に説明くらい受けてますよ」

雪乃「………」

八幡(なんだ……)



雪乃「校庭10周」



八幡「へ?」

雪乃「先輩の指示が聞けないの? 校庭10周よ」

八幡「……まじ?」

八幡「……走ってきました」ハァハァ

雪乃「あら、意外に早いわね。ナメクジみたいな存在だから歩みも遅いのかと思ったわ?」

八幡「ていうか何で走る必要があったんですか?」

雪乃「ふふ、一年生には分からないことよ」

八幡「………っ」カチン

雪乃「それで、奉仕部の内容だけれど」

八幡「あーあ、先輩の癖に自分は走らないんだな」

雪乃「………っ」ピクッ

八幡「奉仕部って他人の抱えている悩みやトラブルを解決するところだから、奉仕部の部員として人から尊敬される存在じゃないといけないって憧れてたんだけどなぁ」

八幡(このエラそうな先輩に絶対ひと泡吹かせる!)

雪乃「わ、私は二年だから別に体力を鍛える必要がないのよ」フンッ

八幡「それじゃあ、体力の違いを見せてもらいましょうか」

雪乃「えっ?」




八幡「20周」




雪乃「」

校庭

雪乃「ぜぇぜぇぜぇ……」

八幡(まだ3周じゃねぇか……両腕ぶらーんってなってるし……)

雪乃(あの後輩……絶対泣かしてみせるわ)ゼェゼェ




雪乃「こひゅー、ま、まひゅー、こんひゅーもんひゅー」ゼェゼェ

八幡(まぁこんなものよって言ってるのかな、息切れすぎてわかんねーよ)

結衣「ゆきのーん、さっき校庭走って……ってうわっ、何その顔!?」

雪乃「べ、べつにんぐっ……はぁはぁ…何も…もんだい…」コヒュー

結衣「しゃ、喋るたびに変な空気漏れてるよ!」オロオロ

八幡「あ」

結衣「あれ? 八幡君?」

八幡「いいえ、人違いでございます」

八幡(ななな、なんでここにビチヶ浜先輩がいるんだよ)アセアセ

雪乃「し……はぁはぁ…しりあ…」ゼェゼェ


二人「あんたは「ゆきのんは休んでて」」



          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"


たぶん、原作とのキャラが違いすぎる部分があると思うので先に補足(現在出ている分)

八幡……原作より一年遅く生まれた。それ以外特に変更なし。

雪乃……八幡に対して妙に強気で出る。が、返り討ちにあう。

結衣……八幡に犬を助けてもらったのは一緒。それ以来八幡を可愛がる。

平塚……特に変更点なし。


結衣「いやー、八幡君も奉仕部に入ったんだねー」ナデナデ

八幡「……う、うす///」

八幡(何で頭抱えてナデナデしてんの? 俺を犬と勘違いしてる? それとも真正のビッチなの?)オロオロ

結衣「はうー、若さ吸収~」ニヘラ

八幡「い、一年しか違わないですよ」

結衣「それがずいぶん違うのよねー。おっぱいも大きくなったし」

八幡「へ?」パフパフ

結衣「あ……///」カァ



結衣「やだなぁ八幡君、エッチなんだから!」バシッ



八幡「ぶふぇっ!?」

八幡(だからこの人嫌いなんだ! 自分勝手ビッチ!!)



雪乃「………」ムクッ



結衣「あ、ゆきのん起きたんだ」

八幡「………」

雪乃「あら、死んだ魚のような目をしてどうしたのかしら比企谷君。やはり10周はしんどかったかしら」

八幡(マンボウみたいな顔になってたやつに言われたくねーよ……)

八幡「……うす…」

八幡(面倒そうだし、適当に流しておこう……)

雪乃「ふ、ふふっ、後輩はそうやって先輩の威厳にひれ伏してればいいのよ」



八幡「うっせーマンボウ(あ、言っちゃった)」



結衣「マンボウ?」

雪乃「……ど、どういう意味かしら」プルプル

八幡「いや、マンボウってすげー弱いらしいっす。たった5周であんなになった先輩にふさわしいかなって……」

結衣「ゆきのん五周であんなになったの?」

雪乃「………」プルプル

八幡「気にしないでください。マンボウ先輩」

雪乃「10周」

八幡「えっ」

雪乃「先輩命令よ」ドヤァ



八幡「マンボウ先輩のバカ野郎!」タッタッタ



結衣「律儀に走る所が可愛いよねー」ニヘラ

雪乃「誰がマンボウよ……」プルプル

結衣(マンボウゆきのん可愛い……)

翌日


戸塚「あ、ハチ君♪」キラキラ

八幡「戸塚先輩!」タッタッタ

戸塚「今日は食堂でご飯?」キラキラ

八幡「はいっ!」


結衣「見てゆきのん」

雪乃「ええ、悪夢だわ」


戸塚「あはは」キラキラ

八幡「えへへ」キラキラ



雪乃「私以外の先輩に色目を使うなんて」ギリッ



結衣「えっ、そこ?」

結衣(今度彩ちゃんに八幡君といつ知り合ったのか聞いてみようっと)

由比ヶ浜達のクラス

戸塚「え、ハチ君?」キラキラ

結衣(相変わらず眩しい笑顔っ///)ドキドキ

戸塚「あ、あのね……ハチ君はね…」モジモジ

結衣(あう……可愛い…)ドキドキ



戸塚「僕に告白してくれたんだ」ニコッ



結衣「」


八幡『戸塚先輩! 前からずっと好きでした!!』

戸塚『こ、困るよっ/// 僕……僕…』

八幡『なんでですか!? 僕はこんなにも先輩の事を!』

戸塚『……だって、僕……男なんだ』バッ

八幡『ついてる……』ゴクリ

戸塚『ごめんね。気持ちは嬉しいけど……』モジモジ

八幡『……問題ありません』

戸塚『えっ?』


八幡『愛に性別なんてかんけーないっす!』ギュッ


戸塚『ふぁぁ///』ビクビク



海老名「サイ×ハチ! いややはり王道のハチ×サイ!」ブシャァッ


戸塚「先輩っていつも部活頑張ってて尊敬してますって」

結衣「へー……(姫ちゃんも知ってたんだ八幡君の事…)」

戸塚「えへへ、嬉しいよね。告白されると」テレテレ///

結衣「う、うん……」

結衣(なんか悔しい! 八幡君は私の後輩なのに!)



放課後 奉仕部


結衣「八幡君! 私にも告白して!」

八幡「………は?」

雪乃「あら、あなたどこまで節操がないのかしら。一度牢屋に入って反省した方が良いわね」

八幡「マンボウ先輩は海に帰った方が良いですよ。死にますから」

雪乃「後で覚えておきなさい」

八幡「先輩が生きていたら覚えておきます」

雪乃「ぐぬぬ」

結衣(仲良い……ずるい…)モヤモヤ

八幡「こ、告白? 俺が戸塚先輩に!?」

結衣「え、違うの?」

八幡「あ、あれはただ、戸塚先輩が必死に壁打ちしてたの見てたら、話しかけられただけですよ」オロオロ

結衣「じゃあ、尊敬するっていうのは?」

八幡「あんなに壁打ちに没頭できるということはボッチの鏡なんだって、同じぼっちとして尊敬しますって」

結衣「彩ちゃんけっこうポジティブだからね……」

雪乃「そうやって他人を勘違いさせて、どうするつもりなのかしら」

八幡「マグロの代わりになってる赤マンボウ先輩には言われたくないです」

雪乃「許さないわ」ガバッ

八幡「はいはい」


雪乃「………」グルグルパンチ


八幡(うわぁ、力よえー……)バシバシ

結衣「二人ともずるい!」ガバッ

八幡「へ?」

結衣「私も八幡君と仲良くしたい!」


二人「「……え?」」


八幡「だからって、何で手を繋いで帰るんですか……」ドキドキ

八幡(やっぱビチヶ浜だビチヶ浜ビチだ。俺の心を惑わす悪魔だ……)

結衣「だって、私一人っ子だし」

八幡「理由になりませんが……」

結衣「ふぇ!? そ、そうかな!?」オロオロ

八幡(アホの先輩だ……)

結衣「ね、ねぇ八幡君」ドキドキ

八幡「……?」



結衣「いきなり恋人繋ぎはレベル高いかなーって」エヘヘ///



八幡「ぬぁっ////」

八幡(ボッチは手の繋ぎ方なんてしらねーよ!)アセアセ

結衣「ま、いっか」ギュッ///

八幡「………」コイツ…



 その後、前方に獄炎の女王先輩が現れビチヶ浜先輩はすぐに手を離した。

 良かった。好きになる所だった。


 それにしてもあのマンボウ先輩……どうにかしないと。


 

翌日

葉山「おっす比企谷君」バシッ

八幡「う、うす……」

戸部「今日もくれーなー」ナデナデ

八幡「………」クシャクシャ

大和「ジュースいるか?」

八幡「い、いえ……」

大岡「女紹介して欲しいのか? 俺もだー」アチャーッ

八幡「………」



八幡(何でこの先輩たち俺に関わってくんの?)



??「………」ゴゴゴゴゴ

※このいろはすは原作未読のため雰囲気いろはすです。だからキャラ変更はげしくても責めないでください泣きます。



いろは「ていっ」ゲシッ

八幡「いたっ!?」

いろは「ずるいじゃん比企谷君」ゲシゲシ

八幡「や、やめろっ、くそっ」バッ

いろは「葉山先輩と仲良くするなんて10万年早いのよ」リーリーリー

八幡「お前には関係ねーだろ……」ジリジリ



葉山「おーい、いろはー」

いろは「はーい先輩♪ 今いきまーす♪」タタタッ

八幡「………(あいつ苦手だ…)」

食堂

八幡(席いっぱいだな……)ハァ…

八幡(ぼっちを拗らせた俺に誰かと相席だなんて高等テク使える訳ないし……)


結衣「あ、八幡君!」ギューッ


八幡「おわっ、うどん落ちる!」ヨトト

結衣「ご、ごめんっ」

八幡「いきなりはビビるのでやめてください」

結衣「うん、今度からは前からいくね」ニコッ

八幡(やっぱビッチだ……)


三浦「結衣ー、早く決めろってばー」ブンブン


結衣「あ、うん、すぐいくー!」

八幡「じゃ、俺はこれで」

結衣「座る席ないでしょ、いこっ」ガシッ

八幡「ふぇ?」

八幡(嫌な予感……)

三浦「………」ゴゴゴゴゴ

一幡(こ、こえー……俺の名前が一幡になるくらい萎縮しちゃう…)

結衣「ごめんね優美子。八幡君、他人が苦手だから」

三浦「ふーん」ジッ

八幡「ひっ」

三浦「………」

八幡「………」ドキドキドキ



三浦「………」つ□



八幡(お、お揚げ?)

三浦「お前ちっせーから舐められるんだし。それ食ってでっかくなれ」モグモグ

八幡「………うす」モグモグ

結衣「………」ニコニコ

海老名(はわー、サイハチのハチがこんなに近くにー)ハァハァ///

八幡(変な視線を感じる……)ドキドキ

放課後


雪乃「あら、にやけたら犯罪者臭二倍よ比企谷君」

八幡「口をパクパクしてたらマンボウ度三倍マシですよ先輩」

雪乃「10周」

八幡「じゃあ、俺が10周するまでにあんた4周してみろよ」

雪乃「自信の無さが4という数字に見えるわね。5周でも良いわよ」




          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"



結衣「し、死んでる!?」

八幡「2周で倒れおった……」

こりゃあ良いスレだぜぇ!!

八幡「これ……」

雪乃「スポーツ飲料なんて渡して、中に何が入ってるか分からないわね」コクコクコク

結衣「飲むんだ……」

八幡「ちょっと海と成分違いますけど死なないでくださいね」

雪乃「………」ダバー

八幡「うわ、こいつ吐き戻しやがった!」

結衣「そんなにゴクゴク飲むから」



雪乃「仕方ないから半分あげるわ」グググ

八幡「いら、ねぇ……」グググ



結衣(自分の吐いた飲料水を飲ますなんてゆきのん変態だなぁ…)ドキドキ


小町「八幡帰るよー」


八幡「小町姉ちゃん!」タタタッ

結衣「あ、小町先輩」タタタッ


小町「にゃはー、結衣ちゃんやっはろー」

結衣「今日も可愛いなー小町先輩」

小町「やだなー、美人って言ってくれなきゃポイント低いよ~」アハハ

八幡「姉ちゃん早く帰ってご飯作って!」グイグイ

小町「はいはい」

結衣(仲良いなぁ…)

小町「あ、結衣ちゃんも食べにくる?」

結衣「えっ、良いんですか!?」ニパァ///

八幡「……マジか」

小町何歳だよ?

比企谷家

小町「じゃーん、今日はカレーだよ」

八幡「おお」

結衣「美味しそう!」




小町「八幡、口元にカレーついてる」

八幡「んっ、ごめん」

結衣「………」ドキドキ///

結衣(なんか制服同士だからカップルみたいだよぉ)

小町「? 口に合わなかった?」

結衣「い、いえっ、そそそ、そんなことないです」パクパク

小町「あ、結衣ちゃん」

結衣「へ?」

小町「口元についてるわよ」フキフキ

結衣「あ、ありがとうございます///」ゴニョゴニョ

八幡(うまい……)モグモグ




>>46 三年生……かな?

八幡一年生

原作主要メンバー二年生

小町・めぐり三年生


いや、ただ小町の居場所がなかっただけなんだ。

洗面所

八幡「………」シャコシャコ

八幡(そう言えばビチヶ浜先輩帰ったんだろうか…)シャコシャコペッ

八幡「……ん? 姉ちゃんこんなパンツ持ってたっけ…」

八幡(って、洗濯係だからって姉ちゃんの下着把握してる俺やべーな……)ピラッ

八幡「イチゴのパンツ?」ハテ


<キャッキャ♪

<イイオユダッタネー


八幡「え?」

結衣「きもちよか……」ガラッ

小町「ほんどだね……」

八幡「」つパンツ

結衣「………///」プルプル

小町「いやー、それは小町的にポイントマイナスだね-」アハハ…

小町の部屋


八幡「………」ドゲザ

結衣「もう良いよー」アハハ

小町「八幡の安い土下座じゃ意味ないしねー」アハハ

八幡「それじゃあ俺は……」

結衣「八幡のパンツ……見せろし」カァ///

八幡「」


小町「いやー、青春だねー」


八幡の部屋


八幡「………」

結衣「へー、これが男の子の部屋かー、案外綺麗なんだねー」

八幡(毎日男の部屋に入り浸ってる癖にビッチ)

結衣「ふんふん、ベッドの下にはエロ本なし」

八幡「ちょ、先輩……」

結衣「どこにあるのかなぁ」ムギュッ

八幡「や、やめっ」

結衣「ほらほらー、言わないと痛いよー」グリグリ

八幡(痛いというか気持ち良くてヤバいんですが!!)

小町「結衣ちゃーん、これが八幡のパンツだよー」ポイッ

結衣「あぶしっ」ベシャっ

八幡「あ……」

結衣「は、八幡君のパンツが私の顔に……」プルプル///

小町「大丈夫大丈夫、洗ってるから」グリグリ

結衣「やめてくださいよぉ///」オロオロ

八幡(ビッチのくせに純情ぶりやがって)



小町「あ」つ小町のパンツ



結衣「あ」

八幡「」

面白い
荒らせない

>>54 貴様にはこのスレを読む資格が無いな。

最近俺ガイルのスレを荒らしまくってるクソじゃねーか

八幡「」ドゲザ

小町「うーん、流石に小町もフォローできないなー」

結衣「は、八幡君、変態だよそれは!」オロオロ

八幡「洗濯ものが一緒になっただけです……」

小町「八幡、正直に言いなさい」

八幡「は、はい」



小町「エッチなことに使ったの?」



結衣「………」ドキドキドキ

八幡「………」カァ///

結衣「へ、へんた「やぁーーーん/// 可愛いーーー///」ギューッ

結衣「」

小町「小町のことそういう目で見てたん? それ超ポイント高いよ八幡」ムギュムギュ

八幡「」

小町「もう言ってくれれば小町のパンツくらい定期的に供給してあげたのにぃいい!」スリスリスリ

八幡「ち、ちが……」

八幡(ただ想像して顔が赤くなっただけなのに……)

結衣「………」プルプル

小町「八幡、お姉ちゃんと結婚する? 付き合っちゃう?」

八幡「そ、そんなこと」



結衣「わ、私のパンツも使っていいよっ!」カァ///



二人「「……変態?」」キョトン

結衣「うわぁあああああん」ダダダッ


        ____
        /     \
     /   ⌒  ⌒ \ >>56 何言ってんだこいつ
   /    (●)  (●) \
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| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|

翌日

結衣「うわーん、優美子ー」ギューッ

三浦「あーはいはいどしたん結衣ー?」

葉山「………」

結衣「あの、あのね……」

三浦「うん」

結衣「八幡君にパンツ渡す約束しちゃったぁー」ウワーン

三浦「」


戸塚(ぼ、僕のパンツもいるのかなぁ……)

葉山(比企谷……君はすごいな…)

>>58 お前が他で貼ったやつをそのまま貼ってやるよ(笑)

雪ノ下「>>58は黙りなさい!口を閉じなさいと言ったのが聞こえなかったのかしら?あなたには口ではなく息をピッタリ止めたほうが良さそうね、あなたガムテープ持ってない?口封じってのはよく言ったものね、存在を消すという意味が私の意思と息ピッタリだわ。あと彼のこと目が腐っていると言ったわね、確かに彼は目が腐っているわ、腐りすぎて腐臭が漂わないのが不思議なレベルよ。そう、良く解っているじゃない。あら初めてあなたと意見が合致したわね。意外だったわ私とあなた、もしかしたら意見が合うのかもしれないわね。私一人でいるのが好きなの、もちろん意見の合うあなたも一人が好きよね?私のことが好きなのだから私に合わせてくれるんでしょ?あら不満顔ね?嫌なの?私と一緒に孤高の道を歩んでみましょうよ。あ、でも一人だから一緒には無理ね。ごめんなさいあなた一人で独りの道を歩んでね、大丈夫、心配しなくていいわ、私奉仕部なの、あなたちゃんと独りになれるよう面倒見るわ、いい方法があるのよ。ただトラウマを量産するだけ、ちゃんと実績ある方法だから心配は無用よ。あなたあまり挫折したことがないんじゃないかしら?人は挫折を繰り返し人間的に大きくなっていくのよ、貴方の人間性が矮小で陳腐な理由はどん底に堕ちたことがないからだと思うの、だから私があなたに慈悲の心を持って挫折を味あわせてあげる。遠慮はいらないのよ、あなたの誠意ある告白への御礼なのだから、そうねまずはなんで自信を持っているのか理解できないその容姿についてかしら?よくよく見るとあなたその程度の容姿でよくも自信があるようなセリフを吐けるわね、吐き気がするわ、あとそのファッション、なんでズボンを腰まで下げているの?もしかしてカッコいいとか思って…、いえ流石にそこまで馬鹿じゃないわよね?気持ち悪いとからちゃんと穿いたほうがいいわよ。あとよく見るとあなた背が高いのね?えーとなんて言うのだったかしら?そう、木偶の坊!いえそれよりもウドの大木のほうが適当ね、あれでしょ?髪型も鳥の巣みたいにメチャクチャだけれど大木に巣食う鳥をイメージしているのよね?斬新だわ!私としたことがそのセンスに多少の興味を禁じ得ないわ。でももう一捻り欲しいわね、どうせ鳥ならいっそのこと鶏の頭のようにしていれば三歩歩くと忘れるという鶏の格言が頭の悪そうなあなたにピッタリなのにね。でもそれじゃ今せっかく与えられてるトラウマもすぐ忘れてしまうかもしれないわね?分かったわ仕方ないわね、もう少しだけ付き合ってあげる。あらまた不満顔ね、遠慮しなくていいのよ、さてさっきから変な匂いがするのだけれど、もしかしてあなたの体臭かしら?あなたの体臭ハッキリいって臭いわよ、もしかして香水なんてことはないわよね?そんな不快な匂いの香水、売っているワケないでしょうし、ちゃんとお風呂には入ったほうがいいわよ。あとその首に掛けてるシルバーの十字架だけどあなたクリスチャンなの?学生なのに普段から信仰厚い人はステキよ!まさかファッションでつけてるとかそんな恥ずかしいことではないのでしょう?偉いわ今度あなたの通っている教会教えてくれるかしら?あなたがいかに矮小で惨めな人間でも頑張って生きていけるように私もそこでお祈りさせてもらうわ。あらごめんなさい私あなたのためにもっと客観的評価とアドバイスを提言してあげたいのだけれど、あなたのその腐った外見くらいしか褒めてあげることができないの。お互いもっと中身を知れば他にも言えることがあるかもしれないけれどその薄っぺらい空虚な中身を知る時間が私にはもう残ってないのよ。あら少しだけ魅力的な眼になってきたようね、でもまだまだ彼のレベルには達していないわ、仕方がないわね、依頼を途中で投げ出すのは良くないわ、今度私と目があった時には今日の続きをするというルールにしましょう!」

>>56

        W'`´‘`´‘火ソ
        ノ..____ l ミ
      l |   ⌒ ⌒\ミ   
     ヾ.ノ   ((・  ・)) .|ミ !?
      ヾ.ノ     ∪   l,l.    ___________
       l,l    ー―  /  j゙~~| | |             |
__/ ̄ ̄ヽ____/ヽ  |__| | |             |
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| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_

昼休み

八幡「………」プルプル

三浦「えっと……比企谷…だっけ?」

八幡「………」コクリ



三浦「あーし、超怒ってんだけど」ギロ



八幡(うぇえ!? ななな、何で怒ってるのぉおお!?)オロオロ

三浦「あんた、結衣のパンツ欲しさに脅すなんてどういうつもりだし!」バンッ

八幡「ひっ!?」

八幡(この人怖すぎぃ!!)

三浦「理由を言ってみろし!」

八幡「……ぱ、パンツは無限だから」

三浦「は?」

八幡(俺がは? だよぉおお! 何言ってんの俺ぇええ!?)

八幡「ぱ、パンツください!!」ドゲザ

八幡(こうなったら、とことん嫌われて二度と関わらないようにされる作戦だ!)

三浦「………」

>>58 FA!!!

三浦「………」ゴゴゴゴゴ

八幡(や、やばい……これはヤバいんじゃないか?)

三浦「……顔上げろし」グイッ

八幡「ふぇっ!?」


――目の前に飛び込んできたのは、黒いパンツでした。


三浦「やることはできねーけど、あんたの熱意には負けたよ」

三浦(結衣は純粋なんだ。あーしが代わりにこいつの欲望を……)


八幡「うわ、ビッチくせ」


三浦「」




放課後奉仕部

雪乃「あら、顔面がナマコみたいになってるわよ」

八幡「やめてください。あなたと同じ世界に生きたくありません」ボロボロ

八幡(三浦先輩を怒らせてはいけない)カタカタ

雪乃「このこの!」ポカポカ

八幡(この人が可愛く見えて来た……マンボウは可愛いしな)

教室

いろは「比企谷ーー!」ツネッ

八幡「いたっ!? み、耳が千切れる!?」

いろは「お前葉山先輩にデート誘われたんだってーー!?」

女生徒達「「ざわっ!」」

八幡「ま、まてっ、誤解を生む発言をするなっ」

いろは「………」ハァハァ

クラスメイト「………」シーン

いろは(比企谷といると調子が狂うわ……)

いろは「で、デートには私も連れて行ってね♪」

八幡「嫌なんだけど」

いろは「ぶーぶー」

八幡(ぶりっ子モードの時は可愛いんだけどなー)

放課後 ゲーセン

葉山「比企谷、お前結衣のパンツ欲しかったのか?」

八幡「え、な、なんで!?」

戸部「いやー八幡君は変態だねー」ガシッ

大岡「でも分かる! 分かるぞ!」ガシッ

大和「パンツこそ男の真理……」

八幡「………」ホロリ


先輩一同(な、泣いた!)


八幡「という訳で……俺は別に欲しくなんかないんです…」

葉山「小町先輩の……」ハァハァ

戸部「パンツを……」ハァハァ

大岡「嗅ぎ放題……」ハァハァ

大和「そりゃ由比ヶ浜のはいらんわ」ハァハァ




小町「はっくちん」

めぐり「どうしたの小町ー」

小町「えへへ、弟に噂されてるかなー」

めぐり(相変わらず小町は弟ラブだなー)


葉山「……比企谷」ガシッ

戸部「八幡」ガシッ

大岡「八幡」ガシッ

大和「八幡」ガシッ


八幡「え、え?」


先輩一同「「今度君の家に遊びに行ってもいいかな」」ハァハァ


八幡「絶対に嫌です」




プロローグ こうして俺は先輩達の出会った 完



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俺は先輩たちの(パンツに)出会った

>>1
ゴミみたいな自治厨(笑)が沸いてるけど気にしないで続けてね。

おい、自治厨共。人のスレを無駄に埋めんな。
偽善者ごっこがしたいなら自治スレ(笑)でもなてて勝手にやってろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

>>80 自分のこと言ってるよこのアホは

登場人物

後輩グループ

・八幡……高校一年生。けっこう毒を吐いてしまう。基本草食だが、雪乃だけには厳しい。

・いろはす……雰囲気いろはす。葉山先輩のためならぶりっ子もいとわない。

二年生グループ

□女子生徒□

・雪乃……八幡に対して敵意を向ける奉仕部の先輩。でも基本活動しない。

・結衣……暴走する先輩。八幡大好き。でも想いは報われない。

・三浦……女王。八幡にパンツのことを馬鹿にされて以来可愛いパンツを探す。

・海老名……なぜか八幡を知っている妄想先輩。お気に入りはサイハチ。

□男子生徒□

・葉山……爽やかイケメン完璧男。モテまくり。

・戸部……葉山君大好き。

・大和……戸部に同じ。

・大岡……エロ担当。後々八幡に無駄な知識を与えるかも。

三年生グループ

・小町……八幡の姉。学校一のモテ女。

・めぐり……小町とクラスメイト。八幡に……。

その他

・平塚……教師。

戸塚が紹介されていないじゃないか!!

>>75の奴間違えた。

訂正:こうして俺は先輩たちに出会った


別にプロローグだから長い物語が始まるわけじゃないです。

続きー。

しまった。戸塚様がいなかった。次は入れます。



>>80

      ●      ●                                ●●●  ●●●     
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書き込みを消す方法ってありますか?
酉の#をつけ忘れて、本名が………
方法があったら誰か教えてくれませんか?

>>89 その前に自分を消す方法を探したほうがいいんじゃないですか?

休み時間 階段裏


三浦「……ほら」ピラッ


――純白のパンツ。


八幡「……うわ、あざと」ボソッ

三浦「………」カチン




放課後


雪乃「あら、イソギンチャクみたいな顔してるわよ」

八幡「そろそろ海から離れてくださいよ。腐ったマンボウみたいな顔して」

雪乃「10周」

八幡「3周」

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"


結衣「な、仲良く寝てる……」ガーン




 俺の先輩ガイル(略)始まるよー!

>>89
         __人_人,_从人_.人_从._,人_人_从.人_从

         )あなたの側にいる弁護士がいます (
         ) あなたの側にいる弁護士がいます(
         )あなたの側にいる弁護士がいます そ
         ろ あなたの側にいる弁護士がいます(
          )/⌒Y⌒Y⌒l/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
       ( (c :; ]ミ
      /   ヽ

      ||   ||
       し|  i |J=二フ
        |  | ノ
       し'し'

>>89
あ、そういうのいらないんで

>>94 あなたもいらないんで

>>93
三下の荒らしは引っ込め

雪乃「はぁはぁ……なかなかやるじゃない…」コヒューッ

八幡「……せ、先輩もね……」ハァハァ

結衣「ほ、ほら、これ飲んで」つポカリ

八幡「…んぐんぐ……」

雪乃「ちょっと、一人で飲み干すなんてずるいわよ。先輩に先に飲ませなさいよ」

八幡「………」ダバーッ

結衣「吐いた……」

八幡「………」つハイ

雪乃「まったく、分かれば良いのよ」コクコク


結衣(も、もしかしてこの人たち夫婦なの!?)アワワ…



        ____
        /     \
     /   ⌒  ⌒ \  >>95 何言ってんだこいつ
   /    (●)  (●) \
    |   、" ゙)(__人__)"  )    ___________
   \      。` ⌒゚:j´ ,/ j゙~~| | |             |
__/          \  |__| | |             |
| | /   ,              \n||  | |             |
| | /   /         r.  ( こ) | |             |
| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|

>>96 最底辺の荒らしは首を吊れ


        ____
        /     \
     /   ⌒  ⌒ \  >>98 何言ってんだこいつ
   /    (●)  (●) \
    |   、" ゙)(__人__)"  )    ___________
   \      。` ⌒゚:j´ ,/ j゙~~| | |             |
__/          \  |__| | |             |
| | /   ,              \n||  | |             |
| | /   /         r.  ( こ) | |             |
| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|

>>100

        W'`´‘`´‘火ソ
        ノ..____ l ミ
      l |   ⌒ ⌒\ミ   
     ヾ.ノ   ((・  ・)) .|ミ !?
      ヾ.ノ     ∪   l,l.    ___________
       l,l    ー―  /  j゙~~| | |             |
__/ ̄ ̄ヽ____/ヽ  |__| | |             |
| | /   ,              \n||  | |             |
| | /   /         r.  ( こ) | |             |
| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_

>>101

        W'`´‘`´‘火ソ
        ノ..____ l ミ
      l |   ⌒ ⌒\ミ   
     ヾ.ノ   ((・  ・)) .|ミ !?
      ヾ.ノ     ∪   l,l.    ___________
       l,l    ー―  /  j゙~~| | |             |
__/ ̄ ̄ヽ____/ヽ  |__| | |             |
| | /   ,              \n||  | |             |
| | /   /         r.  ( こ) | |             |
| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_

帰り道

めぐり「あれ、八幡君?」

八幡「うす……」

めぐり「いやー、小町の言うとおり可愛いねー」ナデナデ

八幡「や、やめてください///」

めぐり(と、言いながら逃げない八幡君可愛い)ナデナデ

八幡「小町姉さんは?」

めぐり「男の人と帰ったわよ」

八幡「殺す」ギロッ

めぐり「」



めぐり「う、嘘だよ」

八幡「良かった」ニコッ

めぐり(シスコン?)

八幡「めぐり先輩」

めぐり「ん?」

八幡「(僕は小町姉ちゃんが)大好きだから、やめてくださいねそういうの」ニコッ

めぐり「ずきゅーん///」

八幡「?」

めぐり「く、クラスメイトの弟君と……」アワワ…

八幡(何言ってんだこの人……)スタスタ

帰り道


鶴見「八幡!」

八幡「……えーっと…誰だっけ?」

鶴見「一つ下の幼馴染くらい覚えてろーーー!」ダンダンダン

八幡「冗談だよ留美」

鶴見「私も来年は総武高校行くから覚悟してろよ」

八幡「お前の頭じゃ無理だろ」

鶴見「………」ホロリ

八幡(けっこう気にしてた!)

鶴見「うわぁあああん、八幡のバカぁあああ」

八幡「あー、すまんすまん! お前なら絶対大丈夫だって!」

鶴見「……ほんと?」ピタッ

八幡「ああ、ほんとほんと」

八幡(中学三年生で泣いてる奴が受かる訳ねーだろ)

鶴見「じゃあ、手を繋いで帰ろ」スッ

八幡「意味分かんねーよ」




結衣「え、何あれ、ずるいし」カタカタ

小町(結衣ちゃんはいつもかわいーなー)アハハ




この八幡も目が腐っているのか?

翌日 八幡のクラス


いろは「ねーねー比企谷くぅん、今度葉山先輩を遊びに誘ってくれない?」

八幡「やだよ、あの人たちは敵だし」

いろは「えっ?」

八幡(姉ちゃんのことを狙う敵だ)

いろは「そ、それってどういう――」



――ガラッ!



結衣「八幡っ」ズカズカズカ

生徒(先輩だ……)

生徒(二年の人だ…)

生徒(なんか怒ってる…)

八幡「ふぇ!? な、なんでこんな所に!?」



結衣「私を差し置いて他の女の子と手を繋いで帰るなんてどういうつもり!」フガーフガー



八幡「」

生徒(修羅場だ)

生徒(修羅場だ)

生徒(ヒキオ死ね)



>>100
俺が悪かったです。
すみません。
だからこのssを無駄に埋めるのはやめましょう。
俺もやめるんで。

>>108 わかったよ。良スレだしおとなしく見届けようぜ。

>>106腐ってます! でも先輩補正で気にしてないです! なので同級生からは原作と同じ扱いを受けてます!


結衣「昨日見たんだから! 八幡が可愛い女の子と手を繋いで歩いてる所!」

いろは「えっ?」

いろは(こんな奴に彼女が!?)

八幡「……あいつはそんなんじゃねーっす」プイッ

結衣「じゃ、じゃあ、私とだけ手を繋ぐって約束してくれる!?」

八幡「は?」


生徒(羨ましい)

生徒(ヒキオ死ね)

生徒(おっぱいでかい)


いろは「………」

いろは脳内会議

葉山……モテル

八幡……モテル

モテル=モテル

葉山=八幡


  _人人人人人人人人人人人人人人人_
  >      葉山=八幡!!!  <
   ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄





いろは「先輩、八幡は私のモノですから手を出さないで欲しいですねぇ」バッ

八幡「」

結衣(な、何この可愛い子……)

八幡「お、お前何を……」

いろは「え、何言ってんのハチ君。今日も一緒にご飯食べるよね」

八幡「いや、食べたことねーし……」

結衣「ずるい! 私も一緒に食べる!」

いろは「年上は一緒に食べれませんー」

結衣「むきー、ずるいずるいずるい!」


生徒(あの先輩……)

生徒(あのおっぱい……)

生徒(あの人……)


一同((アホ可愛い……))


三浦「んで、ハチがいるのは良いとして、なんでこいつもいるし」

いろは「がるるるる」

結衣「し、知り合いだったんだ……」

葉山「な、なんか優美子と仲悪いよね」

三浦「こいつに一方的に敵視されてるだけだし」

いろは「そうでしょうか。私と葉山先輩の仲に嫉妬してるのはどっちですかねぇ」ギューッ

葉山「お、おい……」アセアセ

三浦「………」バキッ

八幡「あいたっ」ベシッ

三浦「ハチ……」

八幡「は、はい……」

八幡(謝ってくれるのかな……)


三浦「箸取ってこい」


八幡「はいただいま」ピューッ

いろは(今考えたら葉山先輩とハチ君に挟まれてる私は……)


いろは脳内ランキング


第一位☆一色いろは☆

第二位☆三浦優美子☆


チビイロハ<ワーワー!ワーワー!



いろは「勝った!!」ヨシッ

葉山「?」

三浦「なんかむかつく」

八幡「はい、箸です」

三浦「ハチはあーしのこと大好きだよねー」ナデナデ

いろは「………」ギロッ

八幡「………」

八幡(ど、どう答えるのが正解なんだ……)

いろは「ハチ君はいろはが好きなんですよ」

三浦「ふざけんなし。ほらハチ。本当のこと言ってやれ」

八幡「あ、あう……」




八幡「ビッチ共に興味ないんで!」ダッ




三浦「」

いろは「」

生徒達(ビッチなんだ……)

生徒達(ビッチなんだ……)

生徒達(ビッチなんだ……)

放課後 奉仕部

雪乃「あら、今日は男爵芋みたいな顔してるじゃない」

雪乃(大地の恵みで攻めてあげたわ)フフン

八幡「………」ジーッ

雪乃「な、何かしら……」

八幡「……先輩は良いですよね。悩みがなくて」ハァ…

雪乃「」



八幡(明日学校行きたくない……)



僕(僕も行きたくない)


戸塚「あ、あのぉ」ガラッ

雪乃「あら」

八幡「戸塚先輩!」

戸塚「あれ? 八幡君?」

雪乃「依頼かしら、戸塚彩加君」

雪乃(ここで先輩としての威厳を……)

戸塚「う、うん。そうなんだ」

八幡「戸塚先輩の悩みなら俺が解決します!」

戸塚「ありがとう八幡」ニコッ

八幡「♪」ニパー

雪乃(どうして私以外にはあんな可愛い笑顔を向けるのよ)ムーッ




戸塚「依頼っていうのは、テニスの事なんだ」




二人「テニス?」

翌日 昼休み テニスコート


          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"


戸塚「た、体力なさすぎるよっ」アセアセ

八幡「お役に立てなくて申し訳ないです」プルプル

雪乃「あひゅー、あ、あら、あなたも、ももう体力のごほっごほっ、……げ、げんかいかしら、なさけぜぇぜぇなさけないわね」ゼェゼェ

戸塚(雪ノ下さんお婆ちゃんみたいな顔になってる……)



三浦「あれー? ハチじゃん、何してんの?」

葉山「ほんとだ、戸塚も」

戸塚「あ、うん、二人に稽古をつけてもらってたんだ」ニコッ

葉山「そ、そうか///」ドキドキ



八幡「………」

三浦「ハチ、振ってみ?」

八幡「……うす」ブンブン

三浦「ちげーし、こうやって」プニッ

八幡「!!」

八幡(背中に当たる……二つの…山)ドキドキ

三浦「で、こっちに体重乗せて」グイッ

八幡「んっ///」ビクッ

三浦「こうっ!」グイッ

八幡「ぁんっ///」ビクッ

三浦「もう一回やるよ」グイッ

八幡「らめぇ///」ビクッ



雪乃「」コヒュー



葉山「カオスだ……」


戸塚「皆ありがとう、おかげで上手くなれそうだよ!」ニコッ

一同((結婚しよ……))


三浦「ハチ」チョイチョイ

八幡「?」タタタッ

三浦「一度しかいわねーからよーく聞けし」ガシッ

八幡「へ?」




三浦「あーしは誰とも付き合ったことねーよ///」ボソッ




八幡「………」

三浦「隼人ージュース買ってー」

葉山「おう、それじゃあ教室戻ろうか」

八幡「………」




八幡(付き合ってないのに男を食いまくってるなんて……やっぱりビッチだったのか)




 第一話 やはり先輩たちは報われない 完




登場人物

一年生グループ

・八幡……高校一年生。けっこう毒を吐いてしまう。基本草食だが、雪乃だけには厳しい。

・いろはす……雰囲気いろはす。葉山先輩のためならぶりっ子もいとわない。最近八幡が気になる模様。

二年生グループ

□女子生徒□

・雪乃……八幡に対して敵意を向ける奉仕部の先輩。でも基本活動しない。

・結衣……暴走する先輩。八幡大好き。でも想いは報われない。

・三浦……女王。八幡にパンツのことを馬鹿にされて以来可愛いパンツを探す。

・海老名……なぜか八幡を知っている妄想先輩。お気に入りはサイハチ。

□男子生徒□

・戸塚……誰からも愛される天使。本人は自覚なし。

・葉山……爽やかイケメン完璧男。モテまくり。

・戸部……葉山君大好き。

・大和……戸部に同じ。

・大岡……エロ担当。後々八幡に無駄な知識を与えるかも。

三年生グループ

・小町……八幡の姉。学校一のモテ女。

・めぐり……小町とクラスメイト。八幡に……。

その他

・鶴見……八幡の幼馴染。中学三年生設定。八幡が好き。でも素直になれない。

・平塚……教師。

ほんと前作教えて

                 ,、, j', ト、,
             yw,v'V ` '  v Vi ,、
          ,Jヾ           ' }v,
         _|               { 
        ≧  _,,,.... - - - - ...,,,,__ ≦
        ≧ |              |_ ≦
         Σ ; |  _,,,_    ,,,,,_  |ii <
         Z .i リ ´          ` | Σ   
         z、,' r'◎丶   r◎丶 ', _Z   
         { ',j             リ. }
         ヾ_|     、,,_,,,      ト/
          |    ー-----‐    ,'
           ',           /
          /:丶         ノ; `;、
        _,-'7: : : ト`‐ 、_,,,,-=彳: : : :ト- ,_
    , -‐´: :/: : : : :| `>─<´|: : : : 'i, : ::"'':ー--..、

   /: : : : : : :/: : : : : :|/〈x x x 〉、!: : : : : : 'i,: : : : : : : : |、
  <:ヽ: : : : : :`-,;._ : :i   Vx x/ ,〉: : : :_,;-' : : : : : ノ : ::〈
  〈: : : : : : : : : : ::/: : : i  }x x{,  !: : : : ヾ; : : : : : : : : :´: :〉
  }: : : : : : : : : :/: : : : ::i  |.x.x.| .i: : : : : : ヾ; : : : : : : : : : :|

  :|: : : : : : : : ::〈: : : : : : :i |x .x.|. i: : : : : : : ::〉: : : : : : : : : :|
  |: : : : : : : : : : \: : : : : i |x x.x|,i: : : : : : /: : : : : : : : : : ::|
 :|: : : : : : : : : : : : \: : : ::'|x x x.|: : : : :/: : : : : : : : : : : : : |

 |: : : : : : : : : : : : : : \: : :|x x x.|: : : /: : : : : : : : : : : : : : ::|

>>123

一作目
八幡(例え世界が間違っていると罵ったとしても)モノクマ「うぷぷぷぷ」

二作目
八幡「やはり俺のシンクロ率は間違っている」アスカ「は?」
八幡「やはり俺のシンクロ率は間違っている」アスカ「は?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389882643/)

三作目【エロ注意】
八幡「やはり俺の嗜虐心は間違っている」結衣「しがくしん?」
八幡「やはり俺の嗜虐心は間違っている」結衣「しがくしん?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390325217/)


です!

原作未読のせいか、基本相模んに厳しいです。

でもショートカットキャラは好きです!


今日最後

第二話 それでも先輩たちは諦めない




雪乃「………」タッタッタ

結衣「あれ? ゆきのん?」

雪乃「あら、由比ヶ浜さん。おはよう」ハァハァ

結衣「何で走ってんの?」

雪乃「……あの腐った魚に負けないためよ」ハァハァ

結衣「努力家だね……」アハハ…



放課後 奉仕部


雪乃「10周」

八幡「3周」


          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"

八幡「1周も持たない…だと?」

結衣(あー、朝で体力使っちゃったかー)


俺の先輩ガイル(略)始まるよー!

廊下


八幡「………」テクテクテク

相模「………」


――トンっ


八幡「あ、すみませ――」!?

相模「………」ゴゴゴゴゴゴ

八幡(何この短髪すげー睨んできてるんですがーーー!?)

相模(コンタクトないから視えねーし)

八幡「あ、あの……」

相模「な、何かな?」ニコッ

八幡(良かった……怒ってる訳じゃないんだ…)

八幡「ぶ、ぶつかってすみません」

相模「ああ、別に気にしなくていいし」ニコニコ

八幡(あれ? 案外良い人?)

ゆっこ「南ー」


相模「なぁに!?」ギロッ


八幡「」ダダダッ



ゆっこ「どうしたのその顔」

相模「いや、コンタクトなくて」

ゆっこ「不細工ww」

相模「あー、今の子に嫌われたかなー」

ゆっこ「別にいいじゃん。


 あんた、片思い中なんだから」


相模「ちょ、ちょっと言うなし」アセアセ///




相模「あの達観した目、一年なのに落ち着いた雰囲気、あの子は私の運命の人よ」キラキラ

ゆっこ「ごちそうさま」



八幡(怖かったぁあああ)

↑達観した目(腐った目)

↑落ち着いた雰囲気(ぼっち)


八幡「あの人には二度と関わりたくない……」

相模「私は絶対に諦めないから!」ゴゴゴゴゴ


放課後 奉仕部


雪乃「あら、今日は綺麗な顔じゃない。安楽死したみたいだわ」

八幡「マンボウは常に死と隣り合わせらしいっすね。校庭三周でバテる先輩にふさわしいっす」

雪乃「……今日からは違うトレーニングよ」

八幡「えっ?」

八幡(最近走るの楽しくなってきたのに……)



雪乃「これよ」つオセロ



八幡(黒)「………」パチッ

雪乃(白)「………」プルプル



黒33-白0



八幡(よわっ!? 途中で全部ひっくり返すのとか初めてやったし!?)

雪乃「………」プクーッ

八幡「なっ、ま、負けたからって!」

八幡(そんな露骨に悔しがらなくても!!)

雪乃「もぉいっかい……」ウルウル

八幡「………」



黒26―白0


雪乃「………」プルプル

八幡(この人いきなり角取らせたよ!? 何で勝てると思ったんだ!?)

雪乃「うわぁぁぁん」ガシャンッ

八幡「おわっ、ちょっ、散らばったじゃないっすか」

雪乃「ぐすっ……ひっく」ヒョイヒョイ

八幡(拾うわ拾うんだ……ん?)



――赤くて刺激的なパンツ



八幡「」ブフッ

雪乃「……ちょっと、いきなり鼻血出すなんてどんな卑猥なこと考え……」チラッ

雪乃「」



 一週間、マンボウ先輩は登校しなかった。

 やっぱりマンボウは刺激に弱いんだ。


昼休み

戸塚「ね、ねぇ八幡君っ」

八幡「戸塚先輩!」

戸塚「良かったら、今日一緒にご飯食べない? 僕お弁当作ったんだ」キラキラ

八幡「えっ、それって……」


戸塚「いっぱいあるから食べてね」ニコッ


八幡「は、はい!!」

八幡(こ、これは天国!!)




【ダークマター】



八幡「」

戸塚「ちょっと見た目は悪いけど、気にしないで」アハハ

八幡(それはあなたのキャラじゃないです!)ガーン

八幡「……こ、これは…」ヒョイ

戸塚「タコさんウィンナーだよ♪」キラキラ



タコ「よぉ」ウネウネ



八幡(い、生きてらっしゃるぅううう)

戸塚「僕は購買のパンで良いから、好きなだけ食べてね」エヘヘ

八幡「は、はい……」

八幡(た、タコは刺身で食べれるし、なんとか……)パクッ



ヒョウモンダコ「まいど」ブスッ




          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"




 入院した。

病院



八幡「うぅ……タコが…タコが襲ってくるぅ…」アウアウア



看護師「毎晩タコの夢にうなされてるらしいわ」

看護師「かわいそうに。どうやったらこんな陸地でヒョウモンダコに出会うのかしら」

雪乃「失礼します。比企谷八幡君の病室はどこでしょうか」

看護師「突き当たりを右に――」



雪乃「失礼します」ガラッ


八幡(排尿中)「」

雪乃「あら、思ったより元気そうね」テクテク

八幡「」チョロチョロ

雪乃「これ、お見舞いのタコせんべいよ」

八幡「」チョロチョロ

雪乃「どうしたの? 先輩がお見舞いに来たのだから少しは喜びなさいよ」

八幡「」プルプルっ

雪乃「終わったみたいね。捨ててくるわね」ヒョイ

八幡「」



八幡(僕はタコになりたい。擬態して一生引きこもれるから)




雪乃「戸塚君はお見舞いに来てくれた?」

八幡「はい、色々と良くしてくれました」

雪乃「そう、あなたが言うと不安になるわね」

八幡「病人に対しても容赦ないんですね」

雪乃「あら、これでもだいぶ抑えているのだけれど」

八幡「あ、そうすか」

雪乃「……早く帰って来なさい」

八幡「……うす」

雪乃「ああ、そうそう、病院は退屈だと思ってゲームを持ってきたわ」

八幡(もしかしてPSVITA!?)



雪乃「オセロよ」つオセロ



八幡「っ」ガシャンッ

雪乃「な、何をするの」ヒョイヒョイ

八幡(これ以上俺が強くなってどうす……)



―――中腰のせいで椅子に引っかかってめくれたスカート。



八幡「てぃ、てぃーば……」プルプル///

雪乃「えっ……?」チラッ



 その日以来、お見舞いには来なかった。

 俺は一人オセロでさらに技術を磨いた。

ちょっと話の途中になりましたが、眠気に負けたのでここまでにします!

続きはあーしさんのナース姿とか、いろはすのナース姿とか、小町のナース姿とか、あるかもしれないしないかもしれません!

おやすみなさい!!

支援ありがとうございます!がんばるます!

沙希先輩はもうすぐ出るかな?

戸塚は性別戸塚だったかorz

なんかゆきのんだけ性格がとびぬける……。


では、ゆっくりと続きー。



 ソウブ☆ハチマン


ソウブハチマンはチバのハチマンである。

そして彼はホウシブのホープでもある。

このホウシブではヘンタイがヘンタイによるヘンタイのための活動をしている。

この物語はそんな数奇な運命に導かれた死んだ魚のような目をしたハチマンの物語である。



 第二話Bパート コスプレは勘弁じゃんよ



病室

八幡「……何でナースなんですか?」

三浦「そりゃ、ハチに元気になってもらうためだし」ニコッ

結衣「八幡君はこの半年で二回も入院なんて運悪いね」アハハ

八幡「誰の所為ですか……」

八幡(ていうかこの人ら胸元広すぎ、スカート短すぎ!)チラッ


三浦「ん? 見たいん?」バッ


八幡「うわっ/// このビッチナース!///」

三浦「よく見ろ」アハハ

八幡(……水着?)

三浦「エロハチに見られても大丈夫なように水着できたんだよ」ニヤニヤ

八幡「いや、行為がビッチな時点で終わって――」

三浦「あ?」ギロッ


八幡「大変すばらしい夜のおかずをありがとうございます」ドゲザ


三浦「うむ」

結衣「ず、ずるい! 私も!」バッ


――クマさんパンツ。


八幡「………」タラーッ

三浦「結衣……あんた生パンだし…」

結衣「ふぇ!?」カァ///

八幡(クマさん……)モンモン

面白いかどうかは別にして
取り敢えずいろは出すんなら8巻だけでも読んどけよ
設定めちゃくちゃだからって
知らんキャラを知らないまま好き放題改変して
いろはすいろはす~は無いわ

八幡「あの人らが中々帰らないからトイレに行く暇がなかった」イソイソ

八幡(ていうかもう動けるからトイレでしたいなぁ……)つ尿瓶


三浦「あー、忘れ物したー」ガラッ


八幡「」チョロチョロ

三浦「ハチー、早く元気なれよー」ゴソゴソ

八幡「」チョロチョロ

三浦「隼人たちも寂しがってたから」ニッ

八幡「」プルプル

三浦「ん? 終わったん? じゃあ、片づけといてやるよ」ヒョイ

八幡「」

三浦「さきっぽ濡れてるし」フキフキ

八幡「」

三浦「じゃあな、また明日来れたら」バイバイ



八幡「 さ わ ら れ た 」ウワァァァァ!!



三浦(案外小さいんだな、初めてみた)

>>160 同級生キャラ欲しかっただけなので名前変えときますー。


八幡「……明後日退院か」

八幡(意外に時間かかったな)


いろはす改めボルヴィック「くおぇうぇうえうおー」


八幡「!?」ビクッ

ボルヴィック「冗談冗談、ボルヴィックだよ♪」ニヘラ

八幡「葉山先輩なら来てないぞ」

ボルヴィック「何言ってんの? 私は比企谷の見舞いに来たんだって」

八幡「……目的はなんですか」

ボルヴィック「そりゃあ、比企谷と仲良くなれば必然的に葉山先輩との接触回数も増える!!」

八幡「あそ」ゴロン

八幡(こいつのそういうとこ分かりやすくて良いな)

ボルヴィック「それじゃあ、葉山先輩きたらすぐに連絡しなさいよ」

八幡「へ? どうやって?」

ボルヴィック「ラ・イ・ンで♪」ニコッ

八幡「ラインって何?」

ボルヴィック「」



ごめん、ボルヴィックじゃ無理だわ。いろはすも出さないから許して。


戸塚「ごめんね八幡君」キラキラ

八幡「な、ナース服……だと?」ゴクリ

戸塚「なんか看護師さんに無理やり着させられたんだけど……似合うかな?」キラキラ

八幡「はい! 正直一生看護してほしいです!」

戸塚「えへへ/// うれしいな///」

八幡(やっぱこの人はあれか? 身体は男、頭脳は女ってやつなのか?)


戸塚「ねぇ八幡」ジッ

八幡「はい……///」

八幡(うわぁまつ毛なげー……)

戸塚「入院生活って色々溜まってると思うんだぁ///」

八幡「へ?」

戸塚「だから、僕でよければ……その…」モジモジ///

八幡「ま、まさか……」


戸塚「抜いてあげよっか?」ニコッ


八幡(え、なにこれ? 新たな世界の幕開け?)




戸塚「えい」パチ

八幡「………」パチ

八幡(息抜きのことかよっ!)


黒44-37白


戸塚「わーい勝ったー」ニコニコ

八幡(この人の笑顔の為ならわざと負けることもいとわない!)キリッ


八幡「今日でお前ともお別れか」つ尿瓶

八幡(お前の所為でいろいろと失ったけど、最後かと思うと寂しいな)スッ



鶴見「八幡ー、大丈夫……か!?」

八幡「」チョロチョロ

鶴見「/////」プルプル

八幡(あ、普通だ)チョロチョロ

鶴見「な、なんてもの見せるんだばかぁ!」タタタッ///

八幡「鶴見……お前はそのまま成長してくれ」トオイメ

八幡(俺はもう汚れちまったよ……)チョロチョロ



小町「あ、八幡おしっこ中だったかー。どれどれー?」

八幡「」チョロチョロ



勃起した。

放課後 奉仕部


結衣「それじゃあ、退院祝い」

雪乃「仕方ないわね」

八幡「……うす…」



結衣「かんぱーい」カチャンッ



結衣「やー、八幡君がいない総武高校なんてつまらないねー」

八幡「そ、そうですか?」

雪乃「そんなことはないわ。楽しすぎて放課後校舎を徘徊しまくったわよ」

結衣「暇だったんだね」

八幡「回遊魚じゃないくせに」

雪乃「退院しても生意気は変わらないのね」

八幡「やりますか?」



          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"


結衣「八幡君は病み上がりだから仕方ないとして、ゆきのんは何で一周でバテてるのー!?」

雪乃「あひゅ、あ、あひゅた……ぜぇぜぇ、……もぅムリ」バタリ

八幡(今までの苦労が全部水の泡かよ……)ハァハァ


帰り道

めぐり「………」

八幡「あ、あの……」

めぐり「んー?」

八幡「何で俺……」



八幡「先輩におんぶされてるんでしょう」



めぐり「病み上がりさんは気にしない♪」

八幡「男としての威厳が……」

めぐり(やっぱ好きな人には男として見てほしいのね)ウフフ///

八幡「先輩こんなに細いのに……」

めぐり「や、やだ、そんなことないよー///」アセアセ

めぐり(やや、やっぱりこの子私のこと大好きなんだー!)ドキドキ///

八幡「先輩……」

めぐり「………」ハァハァ

八幡「あの、家……」

めぐり「………」ハァハァ

八幡「通り過ぎました……」

めぐり「………」ハァハァ///


めぐり「今日も大変だったなー……ってなんで八幡君がここに!?」

八幡「……俺が聞きたいっす…」


手料理食べて帰りました。

職員室

平塚「最近どうだ?」

八幡「はぁ、別に」

平塚「奉仕部に入って変わったことはあるか?」

八幡「体力が増えたり減ったりしました」

平塚「?」

八幡「いえ、なんでもないです」

平塚「そうか、お前が後一年早く生まれていれば私もお前を貰ってやっても良いと思ってたんだがな」アハハ

八幡(笑えない……)

平塚「笑えよ」グイッ

八幡「ふひひ」



沙希「………」ジーッ



八幡「はぁ……やっと解放された」

沙希「なぁあんた」

八幡「へ?」

沙希「小町先輩の弟だろ?」

八幡「そうですけど……」

沙希「兄がお世話になりたいですって言ってたって伝えてくれ」

八幡「は?」

沙希「それじゃ」テクテクテク



八幡「絶対嫌だけど……」



沙希「………」ピッ

沙希「あ、大志お兄ちゃん♪ うん、私ー、お兄ちゃんの大好きな小町先輩の弟さんに会ったよ~♪ お兄ちゃんの恋が実るようにお手伝いしちゃった!」エヘヘ

八幡(ブラコン……)

沙希(あいつシスコンぽいからなー、念のため明日伝えたか確認するか……)



小町「えっ? 大志君が?」

八幡「うん、妹と結婚したいらしい」

小町「そっかー、小町と一緒だねー」ナデナデ

八幡「///」


後輩「葉山先輩! 好きです! 付き合ってください!」

葉山「うれしいよありがとう」ニコッ

後輩「はうぅ///」

葉山「でも、ごめんね。付き合えないんだ」

後輩「………」シュン…


戸部「あー、これで30人目かー」

大和「羨ましい……」

大岡「何で作らねーんだろうな、彼女」


小町「あれー? 葉山君?」

葉山「小町先輩!」ニパーッ

小町「おお、今日もイケメンだねー。ポイント高いよー」ナデナデ

葉山「あ、ありがとうございます!」イケメンスマイル

小町(八幡にもこれくらいの爽やかさがあればなー)





小町「八幡笑ってー」

八幡「こ、こう」ニマァ

小町「うん、八幡は普通でいいよ」ギュッ

八幡「う、うんっ///」エヘヘ




結衣「今日こそ八幡君に私が一番だって言わせてみせる!」

三浦「つーか、結衣って八幡のなんなん?」

結衣「ふぇ!? え、えっと、ペットの命の恩人だよ…」アワアワ

三浦「それってつまり、〝ただの他人”じゃね?」

結衣「」



放課後 奉仕部

結衣「ゆきのん! 私も奉仕部入る!」

雪乃「却下よ」

結衣「なんでぇ!?」

雪乃「今の私はあれを駆除することで頭がいっぱいなの」

八幡「マンボウなんて寄生虫飼ってんだから、いまさら気にしないで下さいよ」

結衣「えっ、寄生虫?」

雪乃「そ、そんなことないわ。だってマンボウはあんなに可愛いのよ」プルプル



八幡「………はい」つスマホ



結衣「?」

雪乃「何かしら」


【マンボウから寄生虫が出てきてる写真】


結衣「ゆきのん……ちょっと友達やめようかと…」

雪乃「ええ、私も自殺する方が世の為人の為になるような気がしてきたわ」

八幡(予想以上にダメージを与えてしまった……)


大志「好きだ比企谷さん」

小町「ええ、小町も(弟が)大好き」

大志「じゃあ、俺と付き合ってくれるか!?」

小町「さぁ? それは本人に聞いてみたら?」

大志「へ?」

小町「じゃあ、また明日ねー」バイバイ



大志「俺はあきらめないぞぉおおおおお!」



第二話 それでも先輩たちは諦めない  完


八幡「ゆきのん」

雪乃「………っ」ピクッ

八幡「ゆきのん」

雪乃「………っ」ピクピクッ

八幡「ゆきのん」

雪乃「………///」ポッ


八幡「はい1周」


雪乃「ぜぇぜぇ……」タッタッタ

八幡(照れたら負け勝負で10連敗ってこの人マジでマンボウだなー)




第三話 そして勘違いは加速していく。



体育館倉庫


三浦「これはどーよ」


――縞パン。


八幡「狙いすぎ」

三浦「ちょっと待てハチ」ガシッ

八幡「………」

三浦「逆にハチはどんなパンツだったら納得するんだ?」ア?

八幡「……ぱ、パンツ自体に価値はない」

三浦「え?」



八幡「ビッチが履いたらどんなパンツだって価値はないんだぁあああ!」ダッシュ



三浦「……え…」ポツン



八幡「つい……ビッチと言ってしまった」

八幡(しかも逃げ出すなんて……後で殺されるかも…)ガクガクブルブル

めぐり「少年、お悩みですかー?」

八幡「……ビッチについて悩んでいました」

めぐり「ふぇ!?」

めぐり(び、ビッチってあのビッチだよね!?)

八幡「正直、ビッチさん(三浦先輩)は好きだけど……、俺にかまってくれるのが不思議というか……」

めぐり(びびび、ビッチさんが好きぃいい!?)

めぐり「そ、そうなんだ……八幡君はビッチが好きなんだぁ……」プルプル

八幡「はい(先輩として)好きです」

めぐり(それはもう、大好きな私にビッチになれって言ってるようなもんー!?)

八幡「それじゃあ、俺行きます」

めぐり「う、うん……」コクリ

めぐり「………」ピッ



めぐり「陽乃さぁあああん! ビッチってどうすればなれるんですかぁあああ!?」



ごめん、ちょっと離れます!

そういえば三話の最初に陽乃さん出すつもりだったのに忘れてたwww

雪乃「すぐ死ぬけどおいしい?」ピクッ

八幡「喜ぶとこか?」


いろはす出せたら出します、すこーしだけ続きー

葉山のクラス

三浦「………」グスッ

一同((女王が泣いておられる……))ドキドキドキ

葉山「ゆ、優美子、どうしたんだ?」

三浦「は、はやとぉ~」ポロポロ

葉山「お前、すごい顔になってるぞ!?」

三浦「ハチが(あーしのパンツ)認めてくれない~」ウワァーン

葉山「えっ」

三浦「あんだけ(パンツ見せるの)頑張ってきたのにぃ~」ウワァン

葉山「優美子……そこまであいつのこと」

三浦「……ぐすっ」コクリ

葉山「………」

葉山(葉山隼人お前は優美子が好意を抱いてくれていると勘違いして、何を考えている? 仲間がこれだけ苦しんでいるのに、手を差し伸べないなんて本当に仲間と言えるのか?)

三浦「……隼人」クイクイ

葉山「?」

三浦「あーし……一途だよ?(ビッチじゃないよ?)」

葉山「!!」

葉山(そうだ! 優美子は一途に八幡を好きでいるんだ! 俺は嫉妬してる場合じゃない!)

葉山「優美子! 俺に任せろ!」ガシ

三浦「へ!?」



葉山「待ってろ八幡ーーー!!」ダダダッ



三浦「隼人……」キラキラ

海老名(ハヤハチ? ハヤハチくる!?)

八幡の部屋


八幡(うわー、絶対凹られる……)



――ガラッ!!



生徒たち「!?」

葉山「………」ハァハァ

いろは「先輩!」ニパァ

葉山「………」ズカズカズカ

生徒(うわー、相変わらずイケメンだなー)

生徒(いろはかなー)

生徒(私も連れ去ってくれないかなー)



葉山「八幡!」バンッ



八幡「………」ガクガク

八幡(また入院生活……)ブルブル



葉山「君は三浦優美子の事をどう思ってる!?」



生徒(また修羅場だ)

生徒(あいつどんだけ…)

生徒(三浦ってあの女王だよな…)

生徒(あの顔でどんだけ食ってんだよ…)

八幡「」オワタ…

葉山「………」ゴゴゴゴゴ

八幡「え、えーっと……良い先輩?」ニヘラ

八幡(こえー、目を合わせらんねー)ドキドキドキ

葉山「人間に先輩後輩なんてないんだ」

八幡「……うっ…」

葉山「君は三浦優美子をどう思っているんだ?」

八幡(くそ、ビッチ以外思い浮かばない……っ)



その他の意見

・交友関係が幅広い
・開放的
・誰とでも親しい



八幡(ビッチに繋がる意見しかねぇ!!)クソッ

葉山「………そうか」

八幡「えっ?」

葉山「君はそこまで真剣に優美子の事を……」

八幡「えっえっ?」




葉山「だが、簡単に優美子をやることはできん! 僕と勝負だ比企谷八幡!」




八幡「あ、そういうの良いんで」

葉山「」

いろは(あの人ばっかずるい!!)ムキーッ

体育館

海老名「赤コーナー、葉山ー隼人ー!」

ギャラリー<ワーワー!

ギャ<隼人くぅーん(ハァト)

葉山「………」ニコッ

海老名「青コーナー、比企谷ー八幡ー!」

八幡「………」

ギャ<ブーブー!

ギャ<ヒッコメー!

八幡(どんだけアウェイなんだよ……)グスッ

雪乃「ひっこめー」ブーブー

八幡「………」イラッ

雪乃「死んだ魚のような目をしやがってー」ブーブー

八幡「……無視だ無視…」

海老名「そしてー、勝利報酬は……」


三浦(ビキニ姿)「………///」パッ


海老名「三浦、優美子ーーー!」

ギャ<じょ・う・おう!

ギャ<ゆ・み・こ!


海老名「勝負は三種目、知力体力精神力を問われるまさに総合バトル! 運命の女神がほほ笑むのははたしてどちらでしょうか!」


葉山「八幡……実は君とは一度戦ってみたかったんだ」

八幡(俺は一生戦いたくありません)


海老名「最初の対決は精神力!」


【照れたら負けよゲーム】


海老名「おっとこれはいきなり見応え十分の対決だぁ!」

八幡(なにこれ流行ってんの?)

葉山「どういうゲームなんだ?」

海老名「そのまま、お互いになんでもいいから言葉攻めしてはぁはぁ/// お互いの心の恥部をはぁはぁ/// くすぐぷっしゃぁああ!」

葉山「……了解した」

八幡(やべー、この人何で照れるんだ?)



海老名「それじゃあ、先攻は葉山君!」

葉山「……いくぞ八幡」

八幡「………」ゴクリ




葉山「僕と結婚してくれないか?」キラキラキラ



ギャ<イヤァアアアアアアア!!

海老名「ま、まさに阿鼻叫喚! 葉山君がプロポーズ攻撃だぁあああ」

三浦「は、ハチは!?」

八幡「………」

一同「………」ゴクリ



八幡「全然効きませんね」



ギャ<ォオオオォォオオ!

海老名「ノーダメージだ! いったいどういう事でしょう!?」

平塚「うむ、比企谷は今まで様々な勘違いで自爆してきている。今更結婚詐欺攻撃など稚児の遊戯よ」

海老名「さぁ続いては比企谷君の攻撃だ!」

八幡「………」

葉山「………」ゴクリ

回想

 これは友達の友達の話だ。

 そいつはクラスでも目立たない方で、休憩中もいつもジッと座って動かなかった。

 ある時、クラスメイトの女子がこんな話をしていた。

女子「ねぇねぇ、孤独な人ってかっこいいよね!」

女子「わかるわかるー!」

女子「普段クールだけど、実は捨て犬拾ったり?」

女子「その犬に名前付けちゃったり!?」

女子「「わかるー!」」

 彼は、目からうろこだった。

 世の中にはぼっちでも輝ける場所がある。

 それを知った彼は、急いでトカゲを捕まえてきた。


 帰り道、昨日の話をしていた女子集団が下校する道を先回りし、トカゲを放す。


 そして、女子が現れた。

 彼は、小さくつぶやいた。


八幡「……お前も、苦しかったのか?」

八幡「そっか、ふふっ、気にするな。俺がいるだろ」

八幡「今日からお前はグリーンアイズブラックアリゲーターだ」


 女子達は言った。


女子「ヒキオ誰に向かって話しかけてんの?」

女子「きもっ」

女子「死ねばいいのに」


 俺は気付いた。

 トカゲもうどっか逃げてるじゃん……と。

八幡「次の日、黒板にはグリーンアイズブラックアリゲーターと書かれていた……」

葉山「………」

一同「………」

海老名「ひ、引き分けー」



八幡「ぬぁ!? 友達の渾身の恥ずかしい話が!?」

一同(こいつ……かわいそうな奴…)



海老名「次は、知力勝負ー!」

葉山「次は負けない!」

八幡「もう帰ってもいいすか……」

雪乃「………」グスッ

結衣「ゆきのん泣いてるの?」

雪乃「グリーンアイズブラックアリゲーターさん……」ホロホロ

結衣(たまにゆきのんが分からない……)


海老名「その勝負方法はこちら!」


【三浦優美子が答えを知っているが答えられない質問ゲーム】


一同「?」



海老名「勝負は簡単、賞品である三浦優美子に質問して、答えを知っているが答えられない質問をすれば勝利です!」


葉山「簡単じゃないのか?」

海老名「さぁ、どうでしょう? それじゃあ葉山君からどうぞー」

葉山「悪いな八幡。一発で決めるぞ」

八幡「………」

八幡(葉山先輩……あんたは勘違いをしている)



葉山「優美子、男女が子供を作るためにすることは?」



一同「!?」カァ///

海老名「右ストレートでたー!!」

三浦「………」プルプル

八幡(これは心の問題だ。答えを知っていて答えられないものは、逆に言えば〝答えたくない”もの。そんな卑猥な事を聞いても……)



三浦「し、しらねーし」プイッ///



海老名「おーーーっと! 三浦優美子は答えを知らなかったぁあああ!」

八幡(知らないふりをする……と)

葉山「そんな……」ガクッ

海老名「続いては比企谷選手の番でーす!」

八幡「………」

八幡(しかし……これはどうすれば良いんだ)

葉山「比企谷……」

八幡(三浦優美子はビッチにもかかわらずセックスという回答を拒んだ。ということは猥談はすべて弾かれると言っても過言じゃない。……答えを知っていて答えられないものは多い。しかし……)キリッ


一部女子+戸塚(八幡カッコイイ……///)


三浦「………」ドキドキ

三浦(変な質問したら知らないふりするからな!)

八幡「………


 世界的常識であり、高校生のおおよそ99%が知っているタイの首都の正式名称は?」


三浦「へ?」

一同「?」

雪乃「やるじゃない」

結衣「わ、わかんないよ……」オロオロ

三浦「………」

八幡(知っていると答えられるし、答えたくないものは知らないと言われるなら、

〝知らないけど知らないと言いたくない事”を聞けばいい。世界的常識で99%の人間が知らない事実ならきっとこの人は知ったかぶりをする!)

三浦「………」

八幡(勝った……)


三浦「クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカム・プラシット」


八幡「このクソビッチ!!」ファック!!


海老名「この勝負引き分けーーー!」

雪乃「わ、わたしももちろんわかったわよ」プルプル

結衣「ゆきのん……」

いったんここまで! では!

ただいまー。風呂入って少しだけ進めますー。

このssらしからぬ感動のオチになりますので楽しみにしておいてください(フラグ)

あらすじ

比企谷八幡はどこにでもいる普通のボッチ高校生☆

ひょんなことから先輩と勝負することになっちゃった☆

怖いし怖いし怖いけど、逆らったら余計危険なのでしたがっちゃうゾ☆

勝負は引き分けが続いていよいよ最終勝負☆


正直ビッチには興味ないので、負けちゃおう♪


第三話 そして勘違いは加速していく。Bパート始まるぞ☆




海老名「いよいよ勝負は最終戦! この勝負に勝った方が優美子をお持ち帰りできます!」


三浦「はぁ!?」

一同<うぉーーーーー!!

三浦「ふぇ!?」ビクッ

海老名「この方が盛り上がるんだから」ボソボソ

三浦「で、でもお持ち帰りって(妄想中……)」ボンッ///



葉山「正直ここまでやるとは思わなかったぞ八幡」イケメンスマイル

八幡「正直ここまでやれないとは思いませんでした先輩」ヘッ



海老名「最終種目はこちら!!」バンッ



【死ぬまで走れ! 耐久メロス!】



八幡「」

葉山「これは……」

葉山(運動部の僕に有利!)ニヤリ


雪乃「この日のために鍛えて来たのよ」フフフ

結衣「でも昨日は一周で倒れてたけど……」

雪乃「………」

結衣(無視された!!?)ガーン


葉山(サッカースタイル)「制服で良いのかい?」

女性陣<きゃー♪ 隼人様ーー♪

葉山「ありがとうみんなっ♪」イケメンスマイル

八幡「……うす…」

八幡(勝てるわけねーだろ。着替えに行くのめんどくさいくらい勝負見えてるわ)


海老名「さぁ、体育館を延々と走り続けるだけの地味な勝負! どんな感動が待っているでしょうか!?」


八幡(三周が限界か……)

葉山「………」グッグッ



相模「何これ……」タタタッ

相模(何で葉山君とあの子が戦ってるの!?)ドキドキ


相模妄想中。。。

葉山『比企谷、相模は僕のモノだ』

八幡『いいや、先輩。譲れないっすね』

葉山『そんなに大切なら奪ってみろ!』

八幡『言われなくても!!』


相模「はわわ///」カァ

ゆっこ(まーた南ちゃんが暴走してる……)



海老名「それではレディ……ゴーッ!」

葉山「………っ」ダッ

八幡「……はやっ」タッ


海老名「おーーっと、すごい! 猛スピードで駆け抜ける葉山隼人!!」


一同<キャーーーッ♪♪


葉山(八幡。君は良く頑張った。だから僕は全力で戦う!)



葉山「八幡! 僕は君に50周差をつけて見せる!!」

一同<キューーーーンッ///

八幡(それまでもたねーよ……)タッタッタ

雪乃「………」ハラハラ

結衣(ゆきのん心配性のお母さんみたい……)


10分後


葉山「………」タタタッ

八幡「………」ゼェゼェ


海老名「おーっと、これで葉山隼人が20周差!! 宣言通り50周の差をつけるかー!?」


八幡(あれ……俺何で五周も走ってんの?)ハァハァ

八幡「もう……諦めても…良いの……か?」ハァハァ




雪乃「………」スクッ

結衣「ゆきのん?」



雪乃「………」スゥ

結衣(何を言うつもり!? もしかして「私のために頑張れとか!?」)オロオロ





雪乃「いろは「ちんたら走ってるんじゃねーぞはちまーーんっ!!」ハァハァ///



八幡「……いろは?」ハァハァ

いろは「……カッコ悪いとこ見せたら怒るからねっ///」プイッ

八幡「………」ハァハァ




雪乃「」チーン

結衣(一応叫んだけど声量で負けたんだね……)

30分後


葉山「………」タタタッ

八幡「……ぜぇ、ぜぇ…」フラフラ


海老名「おーっと、これで60周差だ!」


ギャラリー「もう終われよー」ゾロゾロ

ギャラリー「つまんね」ゾロゾロ

ギャラリー「かえろかえろ」ゾロゾロ


八幡「……んぐっ、はぁはぁ…」フラフラ


三浦「……ハチ…」

三浦(そんなにあーしのことを……)キュン///



八幡「……っ!?」ズルッ

雪乃・相模・三浦・結衣・いろは・小町・めぐり・戸塚「「八幡!!」」



八幡「ぐっ……」グググ



三浦「もう……やめろし…」

八幡「ぐっ……」ヨタヨタ…

三浦「もう良いよハチ!!」

八幡「………」スタッスタッ

三浦「なん……で…」ポロポロ

三浦(あーしのこと……愛してるんだねハチ…)



八幡(おれ……な…に……してんだ?)フラフラ



 視界が歪む。

 世界が歪む。

 足が歪む。

 呼吸が歪む。


 ぐにゃりぐにゃり。


 もう訳分かんねー。

 なんで俺たおれねーんだ?



八幡(あ……そうか…)



 先輩たちの事が好きだから、気持ちで負けたくないんだ。



八幡「……ぐ…ぅ…」ヨタッヨタッ

葉山「八幡……もういい、良いんだ」ガシッ

八幡「おれ……は…せんぱ…い…と……」

葉山「………」



葉山(俺は先輩と付き合いたい……そうか、そこまで優美子の事を……)


八幡「………」コヒューコヒュー

雪乃「もう……やめなさい…」ツーッ

結衣「八幡君……やめて…」ポロポロ

相模「ダメだよ……」ポロポロ

めぐり「大好きだよ」ポロポロ

小町「ぽいんと高すぎだよぉ」ポロポロ

いろは「………っ」ウルウル

戸塚「ハチ君……」ウルウル




三浦「ハチーーーー! ここまで来い!!」




八幡「………?」フラフラ

八幡(誰かが……呼んでる?)

葉山「………」




葉山「行け八幡。優美子の所までたどり着ければ、君の勝ちだ」ポンッ




八幡(何言ってるのか全然わかんねー。適当に返事しとこう)ゼェゼェ

八幡「……うす…」コクリ


ギャラリー<頑張れーーー!

相模「へ!?」ビクッ

ギャラリー<後少しだぞー!

ギャラリー<かっこいいぞー!

雪乃「皆が……」

結衣「八幡君の熱意に戻ってきたんだ…」アハハ

めぐり「もう、君は最高だね」ニコッ

小町(今日は大好きな小町カレーだよっ)


八幡「………」ズリズリ


三浦「ほらハチ! 後少し! 後少しだ!」

ギャラリー<あっとすこっし!

ギャラリー<あっとすこっし!


海老名(なんか感動の雰囲気になってるけど、見た目は生まれたての子ヤギがお母さんの所へ行ってるみたい……)


八幡(後……すこ…し)グググッ



一同「「はちまーーーーん!!」」



八幡「うぉおおおおお!!」ギュッ

一同「!!」



三浦「お帰り……ハチ」ギューッ


八幡「……う、す」コクリ


一同<うぉぉぉおおおおおおおお!!


葉山「……全く、良い後輩を持ったよ」イケメンスマイル



海老名「特別ルールにより、勝者はちまーーん!!」



一同<はちまん! はちまん! はちまん!



八幡「………」ハァハァ

八幡(柔らかい……)

三浦「……大丈夫か? ハチ」ナデナデ

八幡(だい……じょうぶ?)

海老名「さぁ、勝利者インタビューと行きましょう!」

ギャラリー<うぉおおおおっ!


海老名「見事勝利の女神を射止めた八幡選手! 今の気持ちは!?」スッ


八幡「………」ゼェゼェ

八幡(答えなきゃ……先輩達が好きだから頑張れたって…)ゼェゼェ

三浦「大丈夫か? 吐き気とかするか?」

八幡(はき……け?)


ギャラリー「………」ドキドキ


八幡(吐き気はない……インタビューにも答えなきゃ…)


八幡「えっと……」

ギャラリー「!!」





八幡「ぷはっ……んぐっ……はぁはぁ…はかない……先輩……好きだから………がん…」ドサッ




ギャラリー「………」

三浦「………」

小町「………」

雪乃「………」

いろは「………」

葉山「………」

戸塚「………」

めぐり「………」

相模「………」

結衣「………


海老名「えっと……」





海老名「パンツ履かない先輩が好きだからガン見したそうでぇえええええす!!」



三浦「」

ギャラリー<うぉおおおおおおおおお!!

ギャラリー<ノーパン! ノーパン! ノーパン!

ギャラリー<ノーパン女王! ノーパン女王!




 こうして、ド変態一年生比企谷八幡と、獄炎の女王改めノーパン女王三浦優美子は、


 後に総武変態二大巨頭として後輩に語り継がれることとなるのでした。。。




第三話 そして勘違いは加速していく 完




女性陣(履いてないのが好きなんだ……)ドキドキ///

登場人物

一年生グループ

・八幡……高校一年生。けっこう毒を吐いてしまう。基本草食だが、雪乃だけには厳しい。 先輩たちの事が好き。変態の称号を得た。

・いろはす……雰囲気いろはす。葉山先輩のためならぶりっ子もいとわない。最近八幡が気になる模様。

二年生グループ

□女子生徒□

・雪乃……八幡に対して敵意を向ける奉仕部の先輩。でも基本活動しない。けっこうアホの子。

・結衣……暴走する先輩。八幡大好き。でも想いは報われない。最近は八幡の周りが女の子だらけで辛い。

・三浦……ノーパン女王。八幡大好き。ノーパン事件以来、八幡を連れ回す。

・海老名……なぜか八幡を知っている妄想先輩。お気に入りはサイハチ。 けっこう冷静な目を持つ。

・相模……勘違いの総合商社。八幡に片思い中。

・沙希……ブラコン。あまり八幡と関わりはない。

□性別戸塚□

・戸塚……天使。料理が究極的に下手。八幡を入院に追い込んだ(無自覚)。

□男子生徒□

・葉山……爽やかイケメン完璧男。モテまくり。 勘違いしやすい。

・戸部……葉山君大好き。

・大和……戸部に同じ。

・大岡……エロ担当。後々八幡に無駄な知識を与えるかも。

三年生グループ

・小町……八幡の姉。学校一のモテ女。 小町カレーは八幡の大好物。

・めぐり……小町とクラスメイト。八幡に愛されてると妄想している。

その他

・鶴見……八幡の幼馴染。中学三年生設定。八幡が好き。でも素直になれない。正統派ヒロインの素質を持っている。

・平塚……教師。




 この物語は総武高校の奉仕部比企谷八幡の日常を淡々と書き綴るものです。

 過度な期待はしない方が身のためです。

 後、画面からは少し離れた方が目のためです。




 ほう
 しぶ




八幡「俺は誰ポジション?」

雪乃「もちろん千秋ちゃんよ」

結衣「千秋ちゃんだね」

八幡「ぇえ……」




葉山「はーーーはっはー!」イケメンスマイル

いろは「今日の葉山先輩きもちわるい……」




※みなみけとのクロスssではありません。



八幡「………」スタスタ


生徒「おい、あれ見ろよ」ボソボソ

生徒「変態だ」ボソボソ

生徒「きゃー、パンツ見られるわよー」ボソボソ



八幡(どうしてこうなった\(^o^)/)



八幡のクラス

八幡「………」ガラッ

クラスメイト「………」ヒソヒソ

クラスメイト「………」ヒソヒソ

八幡(いいさ、慣れてる……)

クラスメイト「………」ヒソヒソ

八幡「………」ストッ




いろは「おはよう八幡♪」ニコッ




八幡「……うす…」

いろは「あれ? なんか元気ない?」スッ

八幡「お前の席そこじゃねーだろ」

いろは「やーん、私の席覚えててくれたの? 嬉しい♪」

八幡「……何が目的だ?」

いろは「やだなー、わたしはただ八幡と仲良くしたいだけだよ」ニコッ

八幡「……あそ」

八幡(今仲良くしてもお前が損するだけだ……。だからなるべくそっけなくして嫌われよう…)

いろは「………」

いろは「もう、仕方ないなぁ」スクッ

八幡「?」



いろは「みんなー、わたしのパンツ見たい人ー!!」



男子生徒「!?」ギュンッ

女子生徒「………」ポカーン

八幡「お前……」



いろは「あなた達と八幡と何が違うのかなァ?」ニコニコ



男子生徒「………」シュン

女子生徒「そ、そうよそうよ」

いろは「あなた達も普段葉山先輩のことで気持ち悪い妄想してるくせに、八幡をそんな風に扱えるのかなァ?」ニコニコ

女性生徒「………」シュン

八幡「……お前…」



いろは「分かったら謝罪!」



生徒達「「比企谷君ごめんなさい」」ペコリ

八幡「……うす…」ペコリ

いろは「………」ニコニコ

八幡(こいつ……すげーな…)



 他の知り合いも、同じようなフォローをしてくれたため、俺に対する冷ややかな目はすぐになくなった。

 むしろ、自分に正直な分好感が持てると、少しだけ評価が上がったくらいだ。



先輩達「比企谷くーん、一緒にご飯食べるー?」

八幡「……うす」ペコリ

先輩達「きゃーかわいー♪」

八幡「………」


八幡(神様が俺を殺しにかかってる!!)ドキドキ


 長年育てて来たマイナス思考はそんなにすぐに改善されることはなかった。


三浦「はーち♪」ギューッ

八幡「うぇ!?」ビクッ

三浦「もっと嬉しそうな顔しろー♪」ギュッギュ

八幡「う……うす…」

海老名「一年生にして伝説だね八幡君♪」

八幡「……汚名ですがね」ハァ…

三浦「あーしは気にしないしいいじゃん」ギューッ



雪乃「………」



放課後 奉仕部


雪乃「………」ペラッペラッ

結衣「八幡君、最近来ないねー」

雪乃「部活動もまともにできない人は来てもらわなくて結構よ」

結衣「でも、優美子に拉致されてるし、仕方ない部分もあるよねー」

雪乃「……興味ないわ…」プルプル

結衣「ゆきのん?」



雪乃「ぎょうびないヴぁぁ……」ポロポロポロ



結衣「号泣!?」ビクッ


雪乃「………」

結衣「落ち着いた?」

雪乃「わ、私はいつだって落ち着いてるわ」カァ///

結衣(なーんか、八幡君と出会ってからゆきのんって変わったよねー)

雪乃「……でも、このままもう辞めるって言われたら…」プルプル

結衣「そ、そんなこと言わないよっ」オロオロ

雪乃「そうかしら……」ウルウル

結衣「うっ///」ドキッ

結衣(ゆきのん可愛い……)ドキドキドキドキ




結衣「ゆきのん、そのままジッとしてて///」スッ




雪乃「ふぁ?」



結衣「涙がついてる」スッ

雪乃「ありがとう……由比ヶ浜さん」

結衣「結衣」

雪乃「?」

結衣「結衣って呼んで、“雪乃”」ハァハァ///

雪乃「 Σ(´ⅴ`lll) 」

結衣「雪乃って美人だよね」ハァハァ

雪乃(い、いつもの由比ヶ浜さんじゃないわ!?)

結衣「ねぇ、雪乃……触っても…良い?」ハァハァ///

雪乃(怖い!!)←ヘタレ

結衣「無言ってことは……良いんだね」スッ///



――さわっ。



雪乃「っ///」ビクッ

結衣「すごい……/// 雪乃の肌綺麗すぎるよぉ///」ハァハァ

雪乃「そ、そんなこと…///」ハァハァ

結衣「ねぇ、雪乃」ハァハァ///

雪乃「な、何かしら結衣」←律儀

結衣「!! 嬉しい」ペロッ

雪乃「ふぁ!?」ビクッ///

雪乃(首舐められたわ!?)ドキドキドキ





雪乃(結衣はドラキュラだったのね!?)






結衣「雪乃……可愛い」ハァハァ///

雪乃(怖い……食べられちゃう…)ガクガクブルブル

結衣「ふふ、怯えちゃって……



 食べちゃおっかな(はぁと)」



雪乃「」

結衣「ねぇ、目をつぶって」ハァハァ///

雪乃「………」ギュッ

雪乃(逆らったら食べられちゃう!!)

結衣「………」スッ




八幡「……うす………えっ?」ガラッ




結衣「」チューッ

雪乃「」チューッ


八幡「」ガラッ


結衣「ごごご、誤解だからぁあああ!」

雪乃(最近のドラキュラって口から血を吸うのね!?)ドキドキドキ


 ビチヶ浜さんにレズヶ浜さんの汚名がプラスされそうなので、今日はここまでにします!

 おやすみなさい!

帰り道

八幡「なんだよあれ……」トボトボ

八幡(別に二人がそういう関係なのはかまわんが、部室でやるなんて……)

鶴見「あ、はちまーん」タタタッ

八幡「そんなにキスって良いのか……」ボソッ

鶴見「へ?」ドキッ///

鶴見(ききき、キス!?)ドキドキドキ

八幡「ん? えっと、誰だっけ?」

鶴見「鶴見よ!」

八幡「おお、久しぶりだな」

鶴見「そ、それよりさっきキスって……」プルプル///

八幡「ああ、(関係的に)ディープなキスだ」

鶴見「はわわ!? ディープなキス!?」オロオロ



鶴見妄想

八幡『じっとしてろ』

鶴見『んっ///』ビクッ


 私の身体をなめまわすように見つめる八幡。

 その優しい瞳の奥には、私を犯したいという熱い性欲が見え隠れしていました。


八幡『……キス…するぞ』グイッ


 乱暴に抱き寄せられる私。

 強い鼓動を感じながら、私は目を閉じて彼を受け入れます。


 ちゅぷ、という水音がなんだか淫らに聞こえて、私は思わず声を――



鶴見「んっ///」ビクッ

八幡「………」

八幡(こいつ急に目をつぶってハァハァ言い出したぞ……)ドンビキ

鶴見(だ、ダメだよぉ、皆に見られるよぉ///)ハァハァ

八幡「帰ろう」テクテクテク


一時間後。。。


鶴見「らめぇっ///」

通行人「!?」ビクッ

家。


小町「はーちまん♪」ギューッ

八幡「な、なに?///」ドキドキ

小町「にゃー、最近優美子ちゃんとはどうなのかなー?」プニプニ

八幡「……良くしてもらってるよ」

八幡(姉ちゃんのほっぺた柔らけー……)

小町「もー、そんな答えはポイント低いぞ」スリスリ

八幡「だ、だって事実だしっ」

小町「ふーん……じゃあ、キスはしたのかな?」

八幡「き、キス!?」


結衣『雪乃……///』ハァハァ

雪乃『結衣……///』ハァハァ


八幡「……っ////」カァ

小町「………」

八幡「……姉ちゃん?」



小町「八幡のばーか!」ウワァアアアン///

小町(初めては八幡とって決めてたのにー!)ダダダダッ



八幡「な、何だったんだ?」

翌日。


葉山「………行くぞっ!」バシュッ

戸部「なーいす隼人くん!」パシッ


女生徒「きゃー♪」ドンドンパフパフ


葉山「………」フゥ…

いろは「はい、先輩っ♪ タオルです」

葉山「ありがとういろは」ニコッ

いろは「すごい人気ですねぇ」ニヤニヤ

葉山「そうかな?」

戸部「この前の一件でさらに株を上げたからなー隼人君は」

葉山「いや、あれは八幡の一人勝ちだよ」

いろは「そうですかー?」

葉山「知らない人の評価を上げるよりも、身内の評価を上げる方が難しい。いろはも彼を見直したんじゃないか?」

いろは「そ、そんなことないですっ///」プイッ

戸部「あれあれ!? なんで顔赤くしてんのぉ?」

いろは「………///」

いろは(別に……見直してなんか…)

昼休み。中庭。


八幡「たまには一人でパンでも食うかー」

沙希「おや? 小町先輩の弟じゃない」

八幡「……うす…」

沙希「パン? そんなので栄養とれると思ってんの?」

八幡「ほっといてくださいよ……」

沙希「ダメ。交換」

八幡「へ?」

沙希「これ食べて」つ弁当

八幡「これは……」

沙希「弁当だよ見て分かんないのかい?」

八幡「いえ……分かりますけど…」

沙希「さ、座って食べよう」

八幡「はい……」

八幡「美味しい……」パクパク

沙希「ありがとう、うれしいよ」

八幡「………」

沙希「ねぇ、わたしっていいお嫁さんになれると思わないかい?」

八幡「……そうですね」

沙希「もしよかったら、あんたが私を――」

八幡「………」ドキドキドキ



三浦「こんなところにいたっ」ガシッ



八幡「ふぇ?」

三浦「ほら行くよハチっ」グイグイ

八幡「………」ズルズル



沙希「………」チッ

沙希(八幡……お兄ちゃんが小町先輩を手に入れるために、いつかわたしと付き合ってもらうよ)



三浦「ほんと、ハチは油断するとすぐ他の女の所に行くし……」グイグイ

八幡「………」ズリズリ


 いろんな人に可愛がってもらえて、まんざらでもない八幡であった。


ぼっちとはなんだったのか

奉仕部前。

結衣「………」ウロウロ

結衣(あうー……気まずいよぉ…)

結衣「八幡君に会うのもそうだけど、ゆきのんとも気まずいかも……」うぅ…


八幡「あ」


結衣「八幡君……」

八幡「……うす」ペコリ

結衣「あ、あのねっ、その、き、昨日は」オロオロ

八幡「分かってます、分かってます」オロオロ

結衣「その反応絶対分かってなーい!」

八幡「二人が仲良いのは悪い事じゃないと思います」




結衣「私が好きなのは八幡君!!」




八幡「へ?」

結衣「あ……」カァ///

八幡「い、今なんて?」

結衣「………っ///」ダッ


八幡(お、俺の事が……)


波乱の後半へ続く。。。


一旦離れます!

>>263 たぶんリト先輩の魂が宿ったんだと(すっとぼけ)

奉仕部 部室


八幡「………」ガラッ

雪乃「あら、久しぶりじゃない。太平洋まで泳いでたのかしら」

雪乃(ふふふ、マンボウネタには負けないわよ。何せ海の生物大百科を購入したくらいですもの)

八幡「………」ボーッ

雪乃「………」モジモジ

八幡「………」ボーッ

雪乃「せ、先輩の言葉を無視するなんて、あなたやっぱり回遊魚だったのね。立ち止まれないのね」オロオロ

八幡「………」ボーッ

雪乃「………」プルプル

八幡「………」ボーッ

雪乃「そ、そんなに無視が好きなら、貝にでもなったらいいじゃないっ」プンッ

八幡「………」ボーッ

雪乃「………」チラッ



雪乃「……えぐっ…ひっく……」ポロポロ



八幡(俺の事が……好き?)ボーッ

結衣「やばいよやばいよー」タタタッ

結衣(緊張しすぎて好きって言っちゃったよぉおおお////)


――ドンッ


大志「おっと」

結衣「あ、川崎先輩」

大志「廊下を走ったらあぶねーぞ」

結衣「ご、ごめんなさい」

大志「あれ? なんか顔赤くないか?」

結衣「ふぇ!? そそそ、そうですか!?」カァ///

結衣(頭の中が八幡君でいっぱいだからだぁああ///)

大志(もしかして由比ヶ浜は俺の事……)ドキドキ

大志「もしかして……そうなのか?」ドキドキ

結衣「はうぁっ!? なんでわかったんですかぁあ!?」

大志「……そりゃ、見てれば…な」

大志(……だが、俺には小町ちゃんが…)



結衣「本当に好きなんですぅうううう!!」ダダダッ



大志「……後輩も良いな」キュン///

めぐり「んー、なんか最近、全然八幡君と会えないなー」

めぐり(せっかく、八幡君が見つけやすいように、放課後は校舎をうろうろしてるんだけどなー)

大志「………」ボーッ///

めぐり「あ、川崎君」

大志「……あ、城廻さん」ボーッ///

めぐり「どうしたの? 顔赤いよ?」ペタッ

大志「!?」ドキッ///

大志(男のおでこを手で!?)ドキドキ

めぐり「熱はないみたい……どうしたの?」

大志(ももも、もしかして俺、モテ期が!?)ハァハァ///

めぐり「息切れして……保健室、行く?」

大志「!?」

大志(ほ、保健室!! 個室!!)

めぐり「?」



大志「俺には小町ちゃんがぁあああああ!!」ダダダッ



めぐり「川崎君って変わってるなー」

小町「ふんふんふーん♪ 八幡におっにく♪ 八幡におっにく♪」

小町(昨日は取り乱したけど、愛があれば初めてのキスが誰でも関係ないよねっ♪ あ、今のお姉ちゃん的にポイント高い!)


――どんっ


小町「きゃっ」フラッ

葉山「おっと」ガシッ

小町「あ、葉山君」

葉山「だ、大丈夫ですか////」

葉山(小町先輩を抱きかかえてしまったー!!)カァ///

小町「ありがとねー♪ 今のポイント高いよー♪」バイバイ

小町(八幡におっにく♪ 八幡におっにく♪)


葉山「……僕は…恋をしたかもしれない……」ドキドキ///


夜。

雪乃「………」グスッ

雪乃(比企谷君のばか……)ポロポロ

陽乃「雪乃ちゃんにパンツ♪ 雪乃ちゃんにパンツ♪」ルンルン

陽乃「……雪乃ちゃん?」

雪乃「………」ゴシゴシ

陽乃(雪乃ちゃんが泣いてる!!)ガーン

雪乃「な、なんでもないの」ゴシゴシ

陽乃「なんでもないってことはないでしょ!? どうしたの言ってみて!?」オロオロ

雪乃「……ちょっと、後輩に構ってもらえなかっただけ…」モジモジ///

陽乃「……殺す…」ボソッ

雪乃「えっ?」

陽乃「ううん、なんでもない」ニコーッ

だったらスレ開くなよ

小町「じゃーん、今日はステーキだよー」

八幡「え、何で? 今日なんかの日だっけ?」

小町「やだなー、小町にとって毎日が八幡との大切な記念日だよー。あ、今のポイント高いっ♪」

八幡「………」コクリ



――ピンポーン



小町「はーい」

八幡(こんな時間に誰だ?)




結衣「………」モジモジ

八幡「」

小町「結衣ちゃんが遊びに来てくれたよー」

>>276 大丈夫。キモイは個性!(アヘ顔ダブルピース)
悪意のあるレスだなーと思ったらゆきのんを応援しよう!(提案)


小町「結衣ちゃんもステーキ食べるー?」

結衣「い、いえっ、ご飯食べてきたんで!」

八幡(こんな時間に来るなんて非常識な人だな……って前からか…)

小町「それじゃ、先にお風呂入ったら? 泊まってくでしょ?」

結衣「ふぇ!?」

八幡「!?」

小町「これ以上遅くなったら帰らせる訳にはいかないよー」アハハ

結衣「そ、それじゃあ……」コクリ///

八幡(ま、マジかよ……)


八幡「俺そういえば友達んちに遊びに行く約束がー」

小町「友達いないでしょ」

八幡「」

八幡の部屋

八幡「………」


――コンコン


八幡(どどど、どうする!?)オロオロ

八幡(ここにいるのはバレてる……かと言って出たら何言われるかわからない……心の準備が…)アワアワ

八幡「は、はいっ」

結衣「は、入ってもいいかなっ」

八幡「も、もちろんっ」

結衣「お邪魔しまーす」

八幡「………」

結衣「久しぶりの八幡君の部屋だー」

八幡「……うす…」

結衣「………」

八幡「………」


二人(気まずい……)

結衣「あ、あのね……その…」モジモジ

八幡「分かってます」

結衣「ふぇ?」

八幡「分かってますから」

八幡(こうなったら、なんとなく話を終わらせる作戦だ。俺が女子に話しかけても〝大丈夫”と〝分かってる”の2単語で会話を終わらせられまくりだったぜ!)

結衣「わ、分かってるって!?」カァ///

八幡「大丈夫」

結衣「大丈夫!?」

八幡「分かってる」

結衣「分かってる!?」

結衣(そそそ、それって、襲っても良いよってこと!?)オロオロ

八幡「大丈夫」コクリ



結衣「八幡!!」ギューッ



八幡「\(^o^)/」




割愛



朝。

八幡「」ボーッ

結衣「………///」ギューッ

八幡(ビッチに犯された!!)

結衣(結局、最後の一線は超えられなかったなぁ///)

八幡「………」

結衣「ねぇ八幡」ナデナデ

八幡「出て……」ボソリ

結衣「え?」

八幡「出てけぇ」ワーーンッ

結衣「は、八幡!?」



――バタンッ



結衣「……最後までできなかったのがショックで…」



八幡(危ない危ない……特異点意外と交われば内なる力が消滅してしまう所だった)



※高1八幡はまだ中2病が残っています。

登校。


八幡(穢れた魂を浄化するために歩いて行こう)

陽乃「ねぇねぇ、君が比企谷八幡君?」

八幡「あ、はい、そうで――」バチッ

八幡(え……)フラッ

陽乃「あらあらー、貧血かなー?」ダッコ




陽乃「よかったら私の家で休んでいきなよー」ニマァ




続く。。。

いったんここまで! もうすぐ最終章かなーとも思うので、そろそろメインヒロインを決めようかとも思っています!

では!

まさか
八幡「やはり俺の嗜虐心は間違っている」結衣「しがくしん?」
を書いていたとは!これは期待大

八股ってあるから、ハーレム期待だな

>>299
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい
キモい


>>1
無駄レスすまん



あぼーん多すぎわろえない

ただいまー。

中2設定は今回の八幡が童貞を守り抜けるように作った免罪符みたいなものだから気になる人はする―でお願いします。

ゆきのんマンボウ設定が気に入ってくれたなら>>1は嬉しいですよー。

>>285 ダンロン×ガイルも書いてる(ID違うけど)からそっちもよろしくー。

>>298 八股先輩は前作の八幡の通り名です。

>>301->>307 ケプコンケプコン!


つづきー



 最初に思ったことは、“冷たくて”“硬い”ということ。

 それが大理石の感触だと気付くのに、目で確認する必要があったのは俺が貴族じゃないからだろう。


 そして疑問が浮かぶ。


八幡(なんで大理石の上で寝てるんだ俺?)


 しかも、両手足はロープで縛られている。

 痛くもなく、それでいて全くほどける気のしないそれはプロの犯行だとすぐに分かった。……何のプロだ?


 カツカツカツ。


 大理石を踏み抜くヒールの音が耳に響いた。

 どうやら足の方向から来ているようだが、身体が動かせないので見えない。

 このまま待っていたら前方に回り込んでくれるかな。

 
 そう思った瞬間――、


八幡「ぎゃぁっ!?」


 ヒールの踵、面というより点であるそれが、ふくらはぎを突き刺した。

 思わずのけぞり、反動で顎を大理石に打ち込む。



 クスクスという笑い声の後、今度は逆側のふくらはぎにも同様の痛みが走る。



 思考が停止する。

 痛みを忘却しようと脳がフル回転する。


 突き刺す……その表現が大げさではないことは、ひざより先の感覚がないことを説明すれば分かってもらえるだろうか。


 俺は恐怖した。


 この後は“どこ”に突き刺さるのだろうと。


陽乃「………」クスクス



 しかし、それ以降痛みは襲ってこなかった。

 再び右方向でカツカツという音が鳴り響き、そして――、



 見たことのない女性が楽しそうに笑いながら現れた。



陽乃「やっほー、君が八幡君かな?」



 その顔を見て、俺が最初に思ったのは、



八幡(目が笑っていない)



 ということだけだった。

コンビニ行ってくるので離れます。ごめんねー。


八幡「……うす…」ズキズキ

八幡(いてぇ……)ズキズキ

陽乃「ひゃー、君死んだ魚のような目してるねー」グイッ

八幡「あぐっ」

陽乃「ねぇ、どんな気持ち?」

八幡「……どん…な?」



陽乃「雪乃ちゃん泣かせてどんな気持ちだって聞いてんだよ」ガツッ



八幡「ぐぅっ!?」ゴンッ

八幡(雪乃ちゃん……って、マンボウ先輩のことか!?)タラーッ

陽乃「ねぇ、聞いてんだけど?」

八幡(泣かせたって……いつ…)

陽乃「早く答えてくれないとぉ、陽乃ちゃん



 我慢できなくなっちゃう」ニコッ



八幡「っ!?」ゾクッ

八幡(この人やべぇ!?)

八幡「な、泣かせてないっ」

陽乃「泣かせてるからこんなことになってんだよっ!」ガツッ

八幡「ぐぁっ……」

八幡(大理石……かてぇ…)ダラダラ

陽乃「………」

陽乃「ねぇ、雪乃ちゃんが人生に何回泣いたことがあるか知ってる?」

八幡「………」



陽乃「あの時の一回だけ!!」



八幡(んなわけねーだろ……)

陽乃「私は雪乃ちゃんに立ちふさがるありとあらゆる障害を取り除いてきた。雪乃ちゃんが楽しく幸せに生きられるように全力を尽くしてきた」

八幡(だから……あんなに体力がないのか…)

陽乃「そんな世界で一番可愛い雪乃ちゃんをあんたは傷付けた」カツカツカツ

八幡「………」



陽乃「一回だけチャンスをあげる」ボソリ



八幡「………」





 そして、俺は解放された。

 いの一番にふくらはぎを確認すると、痣ができているだけで特に問題なさそうだった。


 心は……壊れかけていたけど。



 

八幡のクラス


八幡「………」ガラッ

いろは「八幡! 遅いじゃない!」

八幡「………」ストッ

いろは「八幡?」

八幡「………」

いろは「………」ムゥ…




いろは「これ以上無視したらキスするぞ」ボソリ///




八幡「………」

いろは「………」ドキドキ

いろは「………」スッ

八幡「……くそっ!」ガタッ

いろは「ふぇ!?」スカッ

八幡(……いや、ダメだ…)ストッ

いろは「………」プクーッ



クラスメイト(ここ……学校なんだけどな…)



昼休み


八幡「………」

めぐり「あ、八幡君!」ギューッ

八幡「離してください」

めぐり「えっ?」

めぐり(なんで? 私の事好きじゃないの……?)

八幡「……離して…ください」

めぐり「……うん…」

八幡「………」ペコリ



めぐり(……そっか、



  好きなのは私の方だったんだ……)ツーッ



八幡「……くそっ…」


三浦「ハチ! こんな所にいた!」

八幡「………」

三浦「なにを無視して――」

八幡「………」スタスタ

三浦「………」



三浦(あいつも悩むことあるんだなー)



三浦「良い嫁は待てる嫁ってね」ヤレヤレ

三浦(元気になったら存分に相手してもらうよハチ)



八幡「………」



放課後 奉仕部


雪乃「………」

結衣「今日は来るかなー」

雪乃(由比ヶ浜さんと二人きり……にんにくは用意したけど…)

結衣(……男の子だもんね、最後までしたかったに決まってるよね……)



――ガラッ



二人「!!」

八幡「………」

結衣「八幡!」パァッ

雪乃「……ふ、ふんっ、今更来たって…」



八幡「退部届、出しに来た」



二人「!?」

八幡「………」スッ

結衣「ちょ、ちょっと待ってよ! どうして!?」ガシッ

八幡「……離してください」

雪乃「……退部には正当な理由が必要よ」プルプル

八幡「………」

回想


陽乃「今日帰るまでに雪乃ちゃんとの関係を一切断って」

八幡「えっ……」

陽乃「同じ部活なんでしょ? じゃあ、部活辞めなさい」

八幡「部活を……辞める?」

陽乃「そう、辞めるの。でも、脅されたなんて言ったらダメだからね」

八幡「でも……」

陽乃「雪乃ちゃんは去る者を追わないわ。もし、止めようとしたら……」

陽乃(そんな存在を作る雪乃ちゃんが許せない)



陽乃「雪乃ちゃんに徹底的に嫌われなさい」



八幡「………」



八幡「先輩たちのこと、尊敬できないから」



二人「!?」

八幡「特にマンボウ。あんたは全く持って尊敬できない」

八幡(あの人はもし俺と先輩が少しでも関係を持っていたら、



 “先輩に矛を向ける”)



八幡「体力ないくせに体力で後輩を責める。オセロ弱いくせに偉そうにする。知識ないくせに本を読む。本を読む癖に知識ない」プルプル

雪乃「………」



八幡「そんな部長の下にいたって、何も成長できない」



結衣「八幡!!」

雪乃「いいの、由比ヶ浜さん」

結衣「ゆきのん!?」


雪乃「それが本心だと言うのなら、こっちの目を見て言いなさい」プルプル


八幡「………」クルッ

雪乃「………」ジッ

八幡(目が赤い……この人、本当に…泣くんだ……)ズキズキ

結衣「八幡、嘘だよね。何かのドッキリだよね……」



八幡「俺は……本当に…」

雪乃「こっちの目を見て言いなさい」

八幡「っ!!」






八幡「俺は口ばっかの偉そうなアンタが嫌いなんだ!!」





雪乃「………」

結衣「そんな……八幡…」

八幡「………」クルッ

雪乃「……比企谷君」

八幡「………」



雪乃「ふがいない部長で、本当に迷惑をかけたわ。ごめんなさい」ペコリ



八幡「………」プルプル

雪乃「……退部届は受理しておくから」

八幡「……うす…」ダッ

結衣「……そんなの…嘘だよ…」ポロポロ

雪乃「………」




 こうして、俺は……奉仕部を退部した。








八幡「………」ダダダッ



――ドンッ



葉山「おっと」

八幡「………」

葉山「よく人にぶつかる姉弟だな」

八幡「……うす…」

葉山「八幡、泣いてるのか?」

八幡「………」ブンブン

葉山「………」

八幡「…俺……かえらな――「わりぃ皆、俺ちょっと用事あるから帰るわ!」


八幡「………」

葉山「たまには男の先輩にも付き合えよ八幡」

八幡「………」コクリ

ファミレス


葉山「ここのポテトが美味しくてさ、けっこう寄っちゃうんだ」アハハ

八幡「………」

葉山「お前……なんか“昔に戻った”みたいだな」

八幡「……昔に?」

葉山「そうだな……



 奉仕部に入る前、俺たちが話しかけても口を開かなかった頃に」



八幡「……っ」

葉山「それが原因って訳ね……」

八幡「………」

葉山「別に聞かないよ」

八幡「……えっ…」

葉山「俺だって、クラスの皆に言ってない悩みなんていくらでもある」

八幡「葉山……先輩が?」

葉山「お前っ、俺に悩みがないみたいにっ」クシャクシャ

八幡「だ、だって……先輩は何でも持ってて…」

葉山「……ばーか。そんな人間いねーよ」

八幡「………」



葉山「あー美味しかったなー」

八幡「奢ってもらって……」

葉山「八幡ほとんど食べなかったじゃん」

八幡「………」

葉山「……まぁ、どうしても俺に相談したくなったら電話しろ」

八幡「……うす…」

葉山「じゃあな、気をつけて帰れよ」

八幡「………」コクリ



八幡(俺は……)





葉山「………」

葉山(雪ノ下さん絡みであそこまで追いつめられる……)

葉山「………」ピッ

葉山(俺の予想が正しければ……)prrrrr



陽乃『あれぇ? 隼人君どうしたの急に?』



葉山「……お久しぶりです。陽乃さん」


校庭


雪乃「………」フラフラ

結衣「ゆきのん! もうやめようよ!」

結衣(いつも三周持たないのに、もう五周も!)

雪乃「……はぁはぁ…」ヨタヨタ

雪乃(比企谷君は、私がふがいないから退部した……)

結衣「ゆきのん……」

雪乃(私が……もっとしっかりしてれば…)


雪乃(あの時、私はあなたに……)


回想

優美子争奪戦時

八幡『……ぜぇぜぇ…』フラフラ


雪乃(いけない。これ以上は彼の身体が危ない……)スクッ

結衣「ゆきのん?」

雪乃「………」スゥ



雪乃『もっと自分の事を大切にしなさい!!』


~~~





雪乃(私はがむしゃらに頑張ることが正しいとは思わない……)ズリズリ

雪乃(人は歩くスピードが違うから、目指す場所も違うから……)ゼェゼェ

雪乃(……でも、私は彼を……彼が私に向けてくれた“期待”を裏切った…)

雪乃(それは……先輩として、部長として情けない事…)



雪乃「……わ、たしは……もう…いち……ど――」ドサッ


結衣「―――!!」




 ―――彼の先輩に、そして、彼の部長になりたい。




雪乃(一緒に……また…部活を……)


               _,,..,,,,_
              / ,' 3  `ヽーっ
              l   ⊃ ⌒_つ
               `'ー---‐'''''"        


陽乃の家。


陽乃「久しぶり隼人君、元気だったー」

葉山「ええ、おかげさまで」

陽乃「このタイミング。偶然だとは思えないなー」

葉山「ええ、あなたが“また”雪ノ下さんに干渉した件です」

陽乃「その言い方はあんまり好きじゃないなー」

葉山「……じゃあ、言い方を変えます」





葉山「俺の後輩を傷付けた件できました」





陽乃「……良い男になったじゃない」ニコッ

葉山「……なぜ、そんなことを…」

葉山(それで哀しむのは雪ノ下さんだってことくらい……分かるだろうに)

陽乃「雪乃ちゃんは普通の女の子じゃないの。とーーっても可愛くて弱ーい子なの。


 だから私が守ってあげないと」


葉山「……間違ってます」

陽乃「そうかしら? まぁ別に間違ってても良いけど」

葉山「八幡は他人を本心から傷付けたりはしない!」

陽乃「隼人君は、通り魔で殺された被害者の家族にも同じ言葉を言えるのかしら」

葉山「えっ」

陽乃「心神喪失でまともじゃなかったから、個人を特定していないから、事故だから、



 そんな“下らない理由”で雪乃ちゃんを傷付けて良い訳ない!」



葉山「………」

陽乃「だから、彼のような人間は雪乃ちゃんに近づいちゃダメ。彼は他人の本心を剥き出しにする。無自覚にもね」

葉山「………」

陽乃「分かったら帰って。久しぶりに話せてうれしかったわ」

葉山「……最後に、一つ良いですか?」

陽乃「何?」



葉山「雪ノ下さんは、八幡と出会ってから、よく笑うようになりましたよ」



陽乃「……そう」

葉山「失礼しま―――」



prrrrrr



陽乃「はい……え?」

葉山「?」



陽乃「雪乃ちゃんが……倒れた?」

葉山「!?」

八幡の部屋

八幡「………」

八幡(俺は……)


 思い出す。

 平塚先生に無理やり部活に入れられた日。

 非の打ちどころのない雪ノ下先輩が俺に吐いた暴言。

 競争。そしてマンボウ。


八幡「……マンボウって…」ヘッ


 でも……マンボウは可愛い。

 俺は……先輩を可愛い人だと思う。

 体力がなくて、オセロが弱くて、その癖いつも強気で。



 そんな可愛い人を……傷付けた。



 俺は……ダメなやつだ。



八幡「……ぐすっ…」ウゥ…


小町「八幡?」カチャッ

八幡「………」ポロポロ

小町「やー、なんか様子がおかしいと思ったら」

八幡「姉ちゃん……」ギューッ

小町「あらあら、それは小町的にポイント高いかなーなんて」エヘヘ


小町「……陽乃先輩が…」

八幡「知ってるの?」

小町「ちょっとね……」

小町(完璧人間。雪ノ下陽乃先輩は皆の理想だった)

八幡「姉ちゃん……俺」

小町「ん?」



八幡「自分の事、嫌いになりそう……」グスッ



小町「はいはい、八幡は昔っから自分より他人が好きだったでしょ」ナデナデ

八幡「……え…」

小町「他人が好きで好きで好きすぎて、嫌な部分も見えちゃって、それで何にも拠り所がなくなった。でも自覚がないから他人を嫌ってることにして納得して。


 だけど、やっぱり他人の優しいところをちゃんと見てあげる八幡が小町は大好きだよ」ナデナデ


八幡「……ぐすっ…ふぐっ…」ポロポロ

小町「………」ナデナデ

小町(先輩……こればっかりは小町も許せないなー…)


prrrrr


八幡「?」

八幡(葉山先輩?)

八幡「はい…………え?」



―――雪ノ下先輩が……倒れた?




病院


八幡「っ!!」ダッ

葉山「八幡!」

八幡「……ぜぇぜぇ…」

葉山「走って来たのか」

葉山(走るの苦手なくせに……)マッタク…

八幡「せん…ぱいは?」ゼェゼェ



陽乃「ただの貧血だそうよ」



八幡「っ!!」ドキッ

八幡(まずい……俺が…)


陽乃「……雪乃ちゃんに会っていきなさい」


八幡「え……?」

陽乃「……私は…認めてないんだから……」カツカツカツ

八幡「………」

葉山「八幡」コクリ

八幡「………」コクリ



――ガラッ



雪乃「………」



 病室の白いベッドの上に座る先輩は、とても……とても綺麗だった。



八幡「せ……んぱい」

雪乃「……あら…忘れ物かしら?」ニコッ

八幡「………」ドキッ

八幡(な、なんだこの気持ち……)ドキドキ


八幡「あの……俺…」

雪乃「……ちょっと待ってくれるかしら」

八幡「……?」

雪乃「……もう一度謝らせて頂戴」スッ

八幡「な、んで……」

雪乃「私は、あなたという存在に甘えていた。先輩として、部長として失格だった」

八幡「……そんな…こと…」

雪乃「あるわ。だからたった5周で倒れちゃう」

八幡「ご……!?」

八幡(3周が限界の先輩が五周も!?)

雪乃「……ねぇ、覚えてるかしら。あなたが最初に入部した時のこと」

八幡「………」コクリ

雪乃「嬉しかったの」

八幡「……へ?」



雪乃「……私みたいなのに後輩ができて、……嬉しかったの」モジモジ///



八幡「そ、そんな……」

雪乃「……だから、つい先輩ぶって…」モジモジ

八幡「………」

雪乃「でも、あなたが面白い返しをするものだから、つい私も調子に乗ってしまったわ。本当にごめんなさい」

八幡「あ、謝ることじゃない!」

雪乃「いいえ、奉仕部は本来他人を助ける部活。自分の快楽を追及しているようじゃ部長どころか部員失格だわ」

八幡「違う」

雪乃「違わないわ。私は自分が楽しいからってあなたの気持ちを無視して、これは許されることじゃ――」



八幡「俺も楽しかったから!!」



雪乃「!!」

八幡「……俺も…先輩とのやりとり…楽しかったから」

雪乃「……それじゃあ、なぜあんなことを…」

八幡「………」

八幡(言えない……実の姉のこと…)




葉山「俺が命令したんだ」




雪乃「え……」

八幡「先輩……?」

葉山「俺が雪ノ下陽乃にされたことは知っているだろ」

雪乃「……あれは、申し訳ないと思っているわ」

葉山「謝罪の言葉なんていらない」

雪乃「……っ」

葉山「俺は雪ノ下陽乃を許すつもりもないし、妹の雪ノ下も対象だ」

八幡「な、何を言って……」



葉山「だけど、八幡を巻き込んだのは俺のミスだ。これじゃあ陽乃さんと一緒だ」



雪乃「………」

葉山「だから俺はもう雪ノ下家には関わらない。安心してくれ」クルッ

雪乃「葉山君!」

葉山「雪ノ下」

雪乃「………」

葉山「俺の事を本当に申し訳ないと思ってるなら、



 比企谷八幡をよろしく頼む」ガラッ



八幡「……っ!」ダッ

雪乃「………」



八幡「なんだよ! 今の!」


葉山「……なんだろうな」

八幡「自分を犠牲にして、それで良いと思ってんのかよ!」

葉山「……どうだろうな」

八幡「そんなのっ、そんなのあんたらしくない!」

葉山「ああ、そうだな」

八幡「……でも」

葉山「……?」



八幡「俺が先輩の立場でも、同じことをしてたと……そう思う」



葉山「……今度飯奢れよ八幡」テクテクテク

八幡「あざっす!」ペコリ


八幡「………」ガラッ

雪乃「……声が大きくて、全部聞こえてたわよ」

八幡「……しまった」

雪乃「ふふふ、仲が良いのね。羨ましいわ」

八幡「イケメンリア充先輩だから、仲良くして損はない」

雪乃「さしづめあなたはコバンザメってとこかしら?」

八幡「マンボウはサメに食べられることを妄想しただけで死ぬらしい」



雪乃「10周」

八幡「3周」


二人「………」プッ

雪乃「あなた、やっぱり生意気だわ」

八幡「先輩はやっぱり尊敬できねーや」

雪乃「あら、じゃあ何でここに来たのかしら」

八幡「なんでだろう……



 好き、だからかな」



雪乃「………」

八幡「?」






雪乃「ふぁぇ!?/////////」カァ

八幡(可愛い……)






 こうして、俺は再び奉仕部へと戻った。

 しかし――、


八幡「………えっと、何してるんですかねぇ」

雪乃「………共生よ。マンボウだもの」ギューッ

結衣「八幡がまた暴走しないようにしてるの」ギューッ

八幡「………」


八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている」

雪乃「あなたを後輩にした覚えはないわ」


八幡「えっ?」




雪乃「大切な、奉仕部の仲間よ」

八幡「くさっ」



雪乃「20周」

八幡「10周」



          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ    完
          `'ー---‐'''''"    

終わってしまった……(他人事)

ちょっととりあえず大きい方して風呂入ってきます!

はるのん悪役ばっかしてごめんなさい! 愛してます!(次も悪役にしよ)

ただいまー。

一応、頭の中にそれぞれのエピソードはあるんだけど、実は次の八幡が俺を出せとガイアが囁いてるってうるさいんだよね。でも、それは今まで以上に読み手を選ぶ可能性が高い……。

とりあえず今日は寝て、次どうするか考えときますー。

では、おやすみなさい。


          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"


新作です。

八幡「やはり俺の妹達は間違っている」優美子「あーしが?」
八幡「やはり俺の妹達は間違っている」優美子「あーしが?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391273221/)


こっちは明日にでもHTML化依頼しようと思います。読んでくれてありがとでした!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月27日 (日) 13:49:54   ID: 5n9DFEAy

おいwww最初www

2 :  SS好きの774さん   2014年09月20日 (土) 22:18:33   ID: eYTx3kRs

良かった

3 :  SS好きの774さん   2015年02月16日 (月) 16:40:25   ID: iZQVbWrj

すごい面白かった
こんなゆきのんもアリだね

4 :  SS好きの774さん   2015年03月06日 (金) 01:47:50   ID: RyxjcQsx

シリアスで笑ったの初めてかもしんねぇ

5 :  SS好きの774さん   2015年07月17日 (金) 01:50:40   ID: -Um4-NTB

この人のSS知らずないうちに網羅してたな。
うん、どれも面白かったよ。
このSSが一番かな

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