【ラブライブ!】Love LIVE! A LIVE (46)

ラブライブ!キャラを使ってライブアライブを進めたら面白そうだという発想が発端です
稚拙な文章な上に行き当たりばったりでラブライブのキャラ崩壊はするわ捏造するわではありますがよろしくお願いします。
基本百合な上にライブアライブの主役級キャラは置き換えてますライブアライブのキャラが見たい方はごめんなさい。
脇役はライブアライブのキャラを使わせていただくことがあります、目立った活躍はしませんが名前がついてる人間が出てくるのがいやという方ごめんなさい。

Love LIVE! A LIVE

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390914574

シナリオ選択

世界に点在する
あらゆる格闘技の奥義を見につけ
『最強』の座を手に入れようと野心する若者の激闘!

ムエタイ・プロレス・ルチャ・骨法・サンボ・スモウ……
すべての格闘技の必殺技をその肉体で受け 修得するのだ!

よろしいですか
ニアはい
いいえ

ピッ

星空凛「にゃー!」





格闘家ならば誰もが一度は夢見る言葉がある

-世界最強の座-

『凛は今 戦いの旅に出る』

『世界の頂点に立つため』

凛「いちっ にっ さんっ しっ」

最強の座を得るためには日々の鍛錬を欠かしてはならない。
バランスよくかつ、効率的なトレーニングが必要である。

凛「ごっ ろくっ しちっ はちっ」

腹筋は相手のブローのダメージを軽減するため、欠かすことのない日課だ。
いくら最強といえど、一方的に攻撃はできない。

凛「にっ にっ さんっ しっ」

攻撃を受けつつ体勢を崩さない、そのために必要な腹筋だ。
加えて体にひねりを加え、パンチの威力も上げるまさに攻防共に鍛えられる、効率的な筋トレといえよう。

凛「ごっ ろくっ しちっ はちっ」

『攻撃を受け、相手の技を知り、相手の強さを知る。』
『そして、あらゆる格闘技の必殺技を手に入れる旅に出るのだ!』

凛「いち に さん し」

スクワットは主に下半身を鍛える筋トレだ。
攻撃を受け、よろけないため、またケリの威力を向上させるため必要なトレーニングである。

凛「ご ろく しち はち」

空手という格闘技においては極限まで鍛えられたケリはパンチの約3倍の威力を持つと言われている。
先ほどの腹筋によりひねりをくわえ、更にスクワットによって鍛えた足の筋肉でケリの速度を上げ威力を極限まで高めていく。

凛「に に さん し」

しかし何も足の筋肉はケリだけを強化するのではない。
より強い踏ん張りが効くようになり、引っ張られるようにパンチの速度も上がるのだ!

凛「ご ろく しち はち」

『さて世界の格闘家の奥義を手に入れるとはいえ相手も格闘の世界に己の人生をかけている者達だ。』
『奥義を教えてくれと頼んだからといってだれもそんなことを してはくれない。』

凛「いーち にー さーん しー」

バタフライマシンは大胸筋を鍛えるのに効果的である。
大胸筋は体の大部分を占める筋肉であるため、上半身全体の強化としても、有効である。

凛「ごー ろーく しーち はーち」

フックやアッパー、組み技における引きの強さ、そして打たれ強さを鍛えるのにうってつけであるためやはりトレーニングは欠かせない。

凛「にー にー さーん しー」

また大胸筋を鍛えることは、なんでもバストアップの効果もあるらしい
ちょっぴり大きさが気になる年頃、最強といえど乙女心を忘れて、はたして真の最強といえるだろうか。
ボーイッシュとか男まさりとかぺったんことか言われるけど、凛だってかよちんみたいなかわいいおんなのこになりたいもん!


凛「ごー ろーく しーち はーち」

『奥義を得るにあたっては、やはり拳を交えて、自分の身を晒して相手の技を誘い出すしかないだろう。』
『そうすれば 戦いの中からきっと何かがつかめるに違いない。』

凛「いっちっ にっい さぁっん しっっっい」

バーベルは上腕二頭筋を鍛えるのに有効と言われている
上腕二頭筋といえばやはりパンチであろうこれを鍛えて高速のパンチを繰り出せば相手は即ノックアウトだ!

凛「ごっっお ろっく しぃっちっ はぁっっち」

また肩を鍛えるのにも効果的である。
肩を鍛えることでアッパーなどの角度のついたパンチの軌道を安定させ、また威力を向上させる事ができる。

凛「にっい にっいっ さぁっん しっっい」

またバーベルには上腕三頭筋を鍛える効果もある。
これは相手を押すときに効果のある筋肉だ、張り手やパンチの威力も上げるのに効果的である。

凛「りん りん りん がべーーーーーーーー」

『うまくいけば 相手の技をものに出来るかもしれない』

シュッシュ シュッシュ

シャドーボクシングで切る風が熱い
想像するのはいつだって最強の自分

彼女の隣に立つ自分


シュッシュ シュッシュ

『持ち前のポジティブさで凛は世界の頂点をめざすにゃーーーー』


バシン バシン 

サンドバックが繰り出すケリで 繰り出すパンチで大きく揺れる
覚悟も気合も勇気も強さも乙女心も準備万端だ

まっててね かよちん

バシン バシン






ー 星空 凛 ー

『この私の名前が 世界に轟くか それとも ……』



『全てはこれから始まる長い戦いの数々が教えてくれる』




現代編

『 最 強 』


対戦相手を選んでください


ナムキャット
グレート・エイジャ
トゥーラ・ハン

ニア小泉花陽
マックス・モーガン
ジャッキー・イヤウケア

ピッ

小泉花陽
日本古来から伝わる 素手の殺人技「骨法」の伝承者である凛の幼なじみ。
あとかわいい
かたいヨロイを つらぬいて、人体に内部からダメージを与える「通し」などの奥義を持つ。
あとかわいい

必殺技 痛打 あびせ蹴り

あとかわいい

花陽「り、凛ちゃん、ほ……本当にやるの……?」

凛「かよちん!凛は本気だよ」

凛「世界で一番強くなってかよちんを迎えに行くから」

凛「かよちんの直伝のこっぽーってやつを教えてほしいにゃー」

花陽「で、でも……これは殺人技だから、凛ちゃんにつかってほしくないよ……」

凛「武術は心!最強なら殺人技も救う道になると思うよ!」

凛「それにね、凛は誰よりも優しいかよちんに武術の伝承者って立場に縛られてほしくないの」

凛「二人で背負えば荷物は半分こだよ、だから、おしえてほしいにゃ」

花陽「凛ちゃん……」ウルウル

すみれ色の瞳がゆれる
やっぱりかよちんはかわいいにゃ!

凛「よろしくね、かよちん!」

花陽「う、うん……」

教えてもらうのは、かよちんのうちにある道場にすることにした。

思い返すと、かよちんは子供の頃よく泣いていた。厳しい親の元で骨法の修行をさせられていたから。
修行終わりに泣いているところに凛は駆け寄ってよく色んな話をしたのが強く思い出に残っている。
最初は大粒のナミダを流しながら俯いてる姿も凛が話すとだんだん涙が小さくなり
そして最後にくすぐったそうに涙声で花がさくように笑うのだ



その笑顔が凛はどんなものより、それこそラーメンよりもずっとずっと大好きだった。



かよちんは痛いのは嫌だけどそれより痛くさせるほうがよっぽど痛いと言っていた。
だれよりもやさしいかよちんは誰よりも傷つきながら、その家の呪いをうけ、耐え、そして伝承者となるまで、骨法をマスターしたのだ。

花陽「じゃ……じゃあ行くよ凛ちゃん」

凛「うん!よろしくお願いします!」

それは一瞬だった、凛の五歩先にいた花陽が音もなく擦り寄り二歩前ほどに来たと思うと
身構える時間なんてないままパンっと言う大きい音を出した

思わず目をつむってしまう

凛「あっ」

戦いの途中で目をそらしてはいけない、基本中の基本である。
だがそんなことを凛が考えているうちに花陽は更に一歩踏み込みパンチの間合いに立った。
凛が目を見開いた瞬間、申し訳無さそうな顔をした花陽が目の前に居る。

凛「ま、まずっ」

次の瞬間ヒュッっと風を切る音と同時にダダダいうと連撃が凛の体を襲った。

凛「がっ……っは……」

ただのパンチよりも重いそれは体の奥深くに響く。
ふらつく体を抑え、なんとか気合で踏ん張る。

凛「き、気合を入れなおして体勢を」

と一歩引くとそれは花陽のケリの間合いであった。

花陽「凛ちゃん……ごめんね」

容赦無いあびせ蹴りが凛の体をつらぬいた。花陽も最初の打撃で十分だと思い追撃など止めようとしていた
しかし染み付いた習性が、呪われた殺人技が、その好機を逃すわけがなかったのであった。

凛「う……ぁ……」

バタン

遠ざかる意識のまえにわんわん大声で泣きながら凛ちゃん凛ちゃんと叫ぶ彼女がいた。
ああ、やっぱりかよちんはかわいい、絶対に、絶対に助けるから
だからもうすこしまっててね






YOU LOSE

花陽「凛ぢゃん……凛ぢゃん……コ"メ"ン"ナ"サ"イ"」

目を覚ますと眼の前にあったのはいつか見た時と全く同じ泣き顔で

凛「大丈夫だよかよちん」

今の私よりもよっぽど痛そうな顔をしていて

凛「まだ凛の修行が足りなかったから倒れちゃっただけでもっと強くなるから」

だから自分の体の痛さなんか全然つらくなくって

凛「もっともっと強くなってかよちんの隣に立つからまっててね」

凛は泣いてる花陽を抱きしめた。

こんなにも温かい彼女を包む過酷な運命から今だけでも守るかのように。

もっと強くなりその運命をこじ開けることを決意するように。

お、雑談スレですぐ話題流されて悲しかったけど立てたのか、期待

>>13

訂正 ×痛打
    ○通打

>>22

中世編の話を聞いて居ても立ってもいられず妄想が捗りすぎて立ててしまいました
SS書くの初めてなのでどうも痛い表現しかできなくてげんなりしますすみません。

痛くはないといったものの体の方は正直で、アドレナリンが切れた瞬間からものすごく痛かったのでその晩はかよちんのうちに泊まることになった。

ザ、女の子といった感じの部屋はパステルカラーに包まれていて可愛らしいという言葉以外出てこない。

花陽「凛ちゃん……調子は……どう?」

自分が傷つけてしまったことがすごく気にかかってるのか、いつもより更に控えめに怯えたように聞いてくる。

凛「大丈夫、大丈夫、ここで気合ためてればそのうち治るよ」

花陽「き、気合いためで治っちゃうの!?」

凛「凛の気合いためはすごいんだよ!この前試しに毒キノコを食べた時も……」

よし大丈夫だ、かよちんの声から怯えが取れ、いつもの様に戻っていく

花陽「そ…それでね、いくら気合いためでなおるとはいっても…凛ちゃん今体が辛いと思うから…消化に良さそうなおかゆを作って…きたの」

花陽「でね…付け合せはこんぶ…にしてみたけどたべられそう?」

凛「わーい、凛かよちんのごはん大好きだからだーいじょうぶだにゃー」

うふふ、とわらうかよちんがいてやっぱり胸が痛む。
アイドルの話をしてるかよちん、ごはんの話をしてるかよちんを見る度に
いつまでも笑ってほしいと思うから、あんな顔してほしくないから。だから凛は最強にならなきゃならないんだ。

凛「ねえ、かよちん」

花陽「なあに凛ちゃん」

今までずーーっと一緒だった凛とかよちんだけど、凛はもう決めたんだ。だからちょっとの間ごめんね。

凛「凛は少し旅に出ようとおもうにゃー」

茶化しながら言ったものの、真剣さは伝わったようで、かよちんが息を呑むのが分る、ああ、また彼女を泣かせてしまう。

花陽「ごめんなさい……いっぱい傷つけてごめんなさい……」

そんな顔させたいわけじゃないのに……ちがうよ、ちがうんだよかよちん。
だから私は本気で嘘をつく。

凛「ちょっと各地のラーメンがたべたくなっちゃったのにゃー」

花陽「えっ、そんな理由だったの!?」

凛「そんな理由とは失礼な!」

世界中の格闘家を倒して、最強になって帰ってくるから!

凛「あ、そうだ、かよちん」

花陽「なあに凛ちゃん」

凛「海未ちゃんとにこちゃんに帰ってきたら大胸筋一緒に鍛えようねって伝えておいて」
花陽「???」

対戦相手を選んでください

ナムキャット
グレート・エイジャ
ニアトゥーラ・ハン

[小泉花陽]今は選べません
マックス・モーガン
ジャッキー・イヤウケア

ピッ


トゥーラ・ハン

さる超大国の特殊部隊において素手による殺人技の研究に取り組んでいる男。
人体の唯一鍛えられない場所「関節」を意のままに極める。

必殺技 アームロック C(クロス)・H(ヒール)・ホールド

ということでロシアにいると言われている関節技の達人トゥーラ・ハンを倒し最強への一歩を歩むことにした。

日本の格闘家とは色々と戦ったことがあるもののかよちんには及ばない相手であったし、鍛え抜かれた正拳と回し蹴りがあれば基本的にノックアウトが出来ていた。

だがこれから戦う相手達はこれまでとは違う。
各技のスペシャリスト達である故に、これまでのようにやすやすとはいかないだろうと、飛行機に乗っている間思っていた。

ロシアにつくとつんざくような寒さに体の芯から冷え込んでしまう。
まともな防寒具を持たずにくるのが悪いのか真冬のロシアは本気で人を殺しにきていた。

ある意味かよちんより

いったいここが人間の生活するところなのかと思わず疑ってしまうが日本とは少し違う街並みにぽつぽつと人が歩いていることから人類の生活圏内ではあるようだ。

凛「そういえば、絵里ちゃんってロシアの血が流れてるんだっけ。」

金髪でポニーテールなしっかり者の仲間の姿を思い浮かべひとりごちる。
仲間たちは……かよちんは、日本で元気にやってるだろうかなんてノスタルジックに浸っていると見知った金髪が遠目で揺れていた。

凛「あ、あれ、寒すぎて幻覚が……」

世界最強といえど苦手なものは苦手だし勝てないものには勝てない。いや、何にでも勝つから最も強いんだろうが何も打ち勝つだけが勝利ではない。と思うことにした

凛「例えば体の10倍以上もある魚なんかに襲われたら流石に最強とはいえ勝てる気がしないにゃー」

魚苦手だし

絵里「いやなによ、その妄想」

凛「ついに幻聴まで、本格的にまずいにゃー」

絵里「失礼ね、というか凛!色々聞きたいことはあるけどまず、その格好でロシアとか死ぬ気なの!?」

凛「半袖なのは流石にまずかったかな?」

絵里「はぁ……真冬のロシアを半袖でふらつく人類がどこにいるのよ」

凛「人類最強ならなんでも出来るよ!少なくともかよちんはもっと寒い時に余裕で過ごしてたよ!」

半裸でなんて付け加えると

絵里「凛の考える人類最強って……って花陽!?ちょっちょっとその話を聞かせ、いや、と、とりあえずうちにきなさい服くらい貸すわよ。」

凛「ありがとー絵里ちゃーん大好き」

絵里「まったく凛ったら」////

紆余曲折あり絵里ちゃんのうちにお邪魔することになった。
なんでも絵里ちゃんはお祖母様の誕生日の為に一時帰国をしていたというはなしであったが、そんな時におじゃまして良いのかと聞いたところ

絵里「いいのよ、ほら人が多い方が誕生日って楽しいでしょ!それに、いつかお祖母様に学校の友達や仲間を紹介したかったの」

なんて嬉しそうに語った。
亜里沙ちゃんも凛が来たとことに驚いていて、ロシアで会えるなんて嬉しい海未さんと結婚したい
素晴らしいサプライズですね、あと海未さんと結婚したいハラショーと言っていた

祭りもたけなわ一通りパーティが終わりお風呂に入り、さて寝るかという前に絵里ちゃんの寝室に呼ばれた

絵里「それで花陽だけど、一体何が……」

どうやらずっとあの話を聞きたかったようでパジャマパーティという二次会が始まった。

凛「あれは数日前の話……とっっても寒い日があったでしょ」

絵里「大寒波が来た日ね……東京でマイナス20℃を体感する日がくるとは思わなかったわ」

凛「あの日にかよちんのうちに行ったんだけどね」

絵里「よくいく気になるわね!?あ、でも希のうちにお邪魔したら合法的に……はっ、それでそれで?」

凛「窓全開にして服を脱いでベットの上で夜通し正拳突きをしたの」

絵里「は?」

凛「熱くて一杯濡れちゃったけど(汗で)吹き込んでくる風と正拳突きが気持ち良くてそれでね」

絵里「ハラショー!」

凛「凛が先にばてちゃったんだけど、そしたらね、かよちんが優しく拭いてくれたの、かよちんやさしかったにゃー」

絵里「ハラショー!!」////

凛「それでね、いつもは凛が腕枕をして二人で寝るんだけど、この前はかよちんが腕枕してくれてね、真冬のロシアを半裸で過ごした時の方が寒かったっていってたよ!」

絵里「ピ…ピロートーク……いやおかしくない?そのピロートークおかしくない?」

凛「あ、もうそろそろ寝ないと明日にこたえるにゃおやすみー」

絵里「まって、このままだと花陽の印象がいやそれよりもっと詳しく」

なにかいってたようだけど凛はもう眠いのにゃー

視点は移り日本で……

シーンジテコーコロガトーキメーイター

希「ふぁー、もう!朝っぱらからなんなん?」

希「あ、絵里ちからのメールや、起きて絵里ちの言葉が真っ先に見られるのは幸せやなぁ」

希「そういえば絵里ち、今ロシアやったな、時差があることを忘れてるんかな」クスッ

希「まぁ、そんなちょっと抜けてる所も可愛いんやけど、で、どれどれ内容は?」

From.絵里ち

To.希

ロシアで凛にあったんだけど
凛いわく凛と花陽は夜通しびしょびしょになりながら熱く全裸で正拳突きをする仲らしい
……………………


希「は、はらしょー」

絵里ちゃんのお祖母様にご飯をいただいたことと一晩泊めてもらったことに礼をいったところ、構わないということと、これからも絵里ちゃんや亜里沙ちゃんと仲良くして欲しいと、言っていた。
当たり前だにゃーなんて言ったらお祖母様は嬉しそうに笑い絵里ちゃんも亜里沙ちゃんもくすぐったそうに笑った。


そこでふと思い立って駄目元でトゥーラ・ハンの話を聞いて見た所、絵里ちゃんと亜里沙ちゃんの席を外させお祖母様は、少しずつ、ゆっくりと語ってくれた。
どうやらトゥーラ・ハンはお祖母様のかつての部下だったらしい
腕っ節ばかり強くなって、それでいて足りてないからまだまだ新兵の気が抜けないなんて苦々しそうに語っていた

凛「凛は最強になるためにトゥーラ・ハンを倒さなきゃならないにゃ」

というとふっと何かを悟ったのか穏やかな笑みを浮かべ一本電話を入れ、話をつけてくれた。
どうやら一時間後に戦えるらしい、ということで決戦会場まで向かうことにした。

凛「じゃあねー絵里ちゃん亜里沙ちゃん、ありがとーにゃー」

絵里「えぇ、気をつけてね」ハナヨガセイケンヅキデウミサンウミサン

なにかモゴモゴ言っていたがそれどころじゃないにゃ、急がないと遅れちゃう

軍の施設の一角
どうやらここで試合をするらしい
観客はいない、一対一の大勝負

トゥーラ・ハン「打撃など しょせんはこどもの喧嘩だ……」

トゥーラ・ハン「私に触れればたちまちお前の関節をきめてやろう」


ゴングはならない、レフリーさえも居ない戦いの火蓋が切って落とされた。
風格をみればわかる、相手も十分な猛者だ
だが、いや、だからこそ乗り越えなければならない。他の誰のためでもなくかよちんのために!

迫る腕を払い蹴りを払い、一進一退の戦いが続く、向こうの攻撃を捌き、こっちの攻撃を入れようとしても捌かれる

ぐぐぬ、じれったいにゃーと思っていたら隙だらけの攻撃がとんでくる、これは好機

凛「カウンターにゃーーーーーー」

だがその目論見は甘かった、焦れていたのは向こうも同じ、あえて甘い攻撃をすることで大降りのカウンターをねらったのだ
目の前の巨漢がニィと薄く笑う

しまった

トゥーラ・ハン「甘いぞ ホシゾラ」

カウンターのために接近した所を逆手に取られた!
甘い攻撃はブラフか……やつの狙いは……

《アームロック》

ギリギリと腕の関節が締め上げられる、ま、まずい

凛「ぐぁっ……」

ぐぎっ


関節技をきめられ思うように腕が動かせない、だが見えたぞ!

『凛はアームロックを覚えた!』

トゥーラ・ハン「一気に決めるっっ」

凛「ぐっ、気合をためて回復にゃ」

『凛の気合いため』

極められた関節が回復した、体力が少し回復した
レベルと攻撃翌力が少し上がった

トゥーラ・ハン「なっ、だがっ……」

凛「この距離は凛も得意にゃー!」

凛の胴回し回転蹴りがトゥーラ・ハンを襲う

がっ、浅いっ

トゥーラ・ハン「危ない!しかし、これで」

出した足が掴まれた、これではっ!

ギリギリと関節が極められる、奴は関節技のプロだ

好機があればすぐにきめられてしまう

ばぎっ

《C・H・ホールド》

凛「に゛ゃあ゛」

足の関節がやられた!蹴りはできなくなるし動けなくなってしまう!

だがこれで掴めたっ

『凛はC・H・ホールドを覚えた』

トゥーラ・ハン「この足ではもう動けまい、後は距離を離して……」

凛「甘いにゃ!」

『凛の反撃 アームロック!!』

一瞬隙を見せた相手を手繰り寄せギリギリと関節を締める、コツさえ掴めば凛だってできるんだ!

トゥーラ・ハン「ま、まさかこの短時間で、いやそんなバカなっ」

バギッ

相手の関節がきまった。もう戦闘中に腕は動かせまい
気合も十分、この距離なら足が動かなくたってあたる
喰らえ!ずっと鍛えてきたこの拳

『凛の烈風正拳突き!!』




凛の渾身の一撃で勝負はついた



YOU WIN!!

トゥーラ・ハン「私の関節技を見切るとは……完敗だよ……」

凛「おじさんつよかったよ!かよちんとはまた違ったつよさだったにゃー」

トゥーラ・ハン「カヨチン?もしかしてハナヨ コイズミか?」

凛「そ、そうだにゃ!おじさん知ってるの!?」

トゥーラ・ハン「ああ、アレは5年前の同じくらい寒い冬だった……」

トゥーラ・ハン「今のおまえよりも小さかったコイズミは私をまるで赤子の手をひねるかのように倒していった」

凛「!?ロシアに行ったっていうのはつまり!?」

トゥーラ・ハン「おそらく修行の旅にでも出されたのだろう、こてんぱんに私をやっつけたくせにごめんなさい、ごめんなさいって泣くものだから、こちらのほうが自分の弱さを恥じたよ……」

トゥーラ・ハン「そうか、あの子の知り合いか、今はどうしてる」

凛「今も泣いてるよ、その時と同じように、苦しそうに、痛そうに……」

トゥーラ・ハン「だからお前はここに来たのか」

凛「うん!」

トゥーラ・ハン「強くなれよ、リン ホシゾラ、彼女を……頼んだぞ」

凛「うん!ありがとうおじさん!」

トゥーラ・ハン「まだおじさんって年じゃないんだけどなぁ」ポリポリ

凛「そうだおじさん!近所にラーメン屋ってある?」

トゥーラ・ハン「ラーメン?ヌードルの一種か?それなら……」



おじさんに教えてもらったラーメン屋はすさまじく不味かった

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom