ほむら「さあて、今日も、どんな悪事をしてやろうかしら…」
ほむら「悪魔らしく、淫靡で背徳感のある事をやるのもいいかしらね…」
杏子「やっべ!寝坊したー!遅刻ー!遅刻ー!」
ほむら「何そんなに、急いでいるのよ杏子」
杏子「ほむらも、急がなくていいのかよ!」
ほむら「私は遅刻なんて気にしないわ、だって悪魔だもの」
杏子「何言ってるかわかんねーけど、あたしは先に行くよ!それっ!ダッシュ!」
ほむら「不良女子の杏子も前の世界を思えば真面目になったわね…そんなに足を上げてスカートをヒラヒラさせて走るなんて、滑稽ね…っえ!!」
ほむら「杏子!!パンツ!パンツ見えてるわよ!!はしたない!」
杏子「え!何?」
ほむら「だから、パンツ!パンツ見えてるわよ!隠しなさい///」
杏子「何でだよ?」
ほむら「何でって、あなた…女子中学生がパンツ見えるのを全く気にせず走るなんて恥ずかしいと思わないの?恥を知りなさい!」
杏子「別にいいじゃん。あんな布切れ。パンツ見られるのが、どこが恥ずかしいんだよ?」
ほむら「何て破廉恥な…男子が見てるわよ!」
ざわざわ
「おい、見たかよ」
「ああ、白だった」
「今日は良いもん見れたな」
杏子「?喜んでるみたいだから、いいんじゃない?」
ほむら「男子に見られて喜ぶなんて、痴女なの!?」
杏子「なんだよ、痴女って?」
ほむら「え!?」
ほむら「えーと、痴女って言うのは…///」
杏子「うん」
ほむら「私にこんな恥ずかしい事を言わそうとするなんて、なんて卑劣な!!」
杏子「何で、そうなるんだよ!!」
ほむら「とにかく、パンツ隠しなさい!」
杏子「そんなの気にしてたら、走る事さえできないよ!じゃあな!」
ほむら「こら!待ちなさい!」
学校での授業中
和子「焼き鳥には塩ですか?タレですか?はい!中沢くん!」
中沢「ど、どっちでもいいんじゃないかと…」
ほむら「本当に杏子ったら、はしたないにもほどがあるわ…私達は中学生なのよ、小学生じゃないんだから…」
ヒソヒソ
ざわざわ
「見えてるよな…」
「ああ」
ほむら「うん?」
杏子「授業だるいな…お昼ごはん、まだかなー」
ほむら(女子中学生がパンツ見えるの気にせず、股を開いて座ってる!!)
ほむら(いくらなんでも、あの子、破廉恥すぎるわよ!!)
ほむら(羞恥心というものがないのかしら…)
ほむら(そういえば、前の世界での普段着は短パンだったわね…)
ほむら(スカートに慣れてないのかしら…)
ほむら(お古のパンツの価値もわかってなかったし、性に無頓着なのかもしれないわね…)
放課後
ほむら「話があるのだけれど、さやか」
さやか「おお!悪魔に呼び出された!まさか、ついに決着か!天使と悪魔、勝つのはどっちだ!まどかはあたしが守ってみせる」
ほむら「あなたとの決着も気になるけど、今はそれより大事な事があるわ」
さやか「何さ?」
ほむら「杏子よ」
さやか「!!まどかだけじゃなく、杏子も狙っていたなんて!おのれ、悪魔め!淫乱ビッチめ!うちの子は渡さないぞ!」
ほむら「そういう話じゃないわよ!!」
ほむら「ねえ、あなた杏子と一緒に住んでるんでしょ」
さやか「うん、そうだよー」
ほむら「あの子にどういう教育しているのよ?」
さやか「へ?」
ほむら「パンツが見えるのも躊躇せず、走りまわったり、股を開けたり、もう恥ずかしいにもほどがあるわ!」
さやか「ああ、あれね…」
ほむら「どういうしつけをしてるのかしらね、この飼い主は!」
さやか「いや、ペットじゃないし」
さやか「まさか、悪魔のあんたにこんな事言われるなんてね…」
ほむら「いくら、悪魔でも見すごす事の出来ない事だってあるわ…」
ほむら「秩序を守るのが天使の役目なのに、全然守れてないじゃない」
さやか「たははは、めんぼくない。あたしも、再三注意してるんだけどね…」
ほむら「その注意が甘いんじゃないの?」
さやか「天使のさやかちゃんは、きつい事言えないのだ」
ほむら「はいはい」
ほむら「とにかく、今は休戦よ」
ほむら「優先すべきは、杏子の教育。しっかりパンツを隠す淑女にしつけてあげないと」
さやか「わかったよ、それにしても…」
ほむら「何?」
さやか「パンツがあたし達を休戦に導くなんてね…」
ほむら「そういう事言わないの!」
さやか「さて、どうやって杏子がパンツを隠す淑女にしてやろうか」
ほむら「あなたも私も再三注意しても、杏子はパンツを隠す気はないわ」
ほむら「だから、注意ではなく、逆にご褒美を上げるというのはどう?」
さやか「どゆこと?」
ほむら「まあ、見てなさい」
ほむら「杏子!」
杏子「何だ、ほむらにさやか」
ほむら「これから、ゲームをしない?」
杏子「ゲーム?」
ほむら「名付けてパンツ隠しゲームよ」
さやか(何、そのネーミング)
ほむら「あなたは先に10点を持ち点として与えられるの」
杏子「うん」
ほむら「パンツ見られるごとに、-1点」
ほむら「できるだけ、高得点で1日をすごす事ができれば、賞品をあなたにあげるわ。賞品の内容は、次の日のさやかの弁当のおかずよ」
さやか「ちょっ!」
杏子「まじか!よっしゃ、やってやるぞ!」
次の日
杏子「遅刻ー!遅刻ー!走れー!」
ほむら「杏子、パンツ見えてるわよ!-1点」
杏子「あちゃー!やっちまったー」
さやか「もう、杏子ったら、さっそく見られてやんの。これじゃあ、先が思いやられるわ」
ほむら「パンツを隠さないうんぬんより、遅刻癖をどうにかした方がいいんじゃないかしら?」
さやか「確かにね」
ほむら「というか、このままじゃ、あなたも遅刻よ」
授業中
和子「クリームシチューはご飯にかけますか?かけませんか?はい!中沢くん!」
中沢「ど、どっちでもいいんじゃないかと…」
ざわざわ
「うわあ、佐倉さん、おっぴろげすぎるよ」
「誰か言ってあげなくていいの?」
「いや、このままにしておこう」
「今日はピンクか」
杏子「うにゃ~、クリームシューはご飯にかける派~ZZZ」
ほむら「居眠りして、股を開けてパンツを見られるなんて、無防備すぎるわよ、杏子!-1点」
さやか「あたしはかけない派だな」
ほむら「というか、パンツうんぬんより、杏子は生活態度に問題がありすぎるわね」
杏子「さやかー!まどかー!鬼ごっこしようぜー!」
さやか「おーけーだぜ!」
まどか「うん、いいよ」
杏子・さやか・まどか「じゃんけん・ポン!」
杏子「あたしが鬼だ」
杏子「あたしから逃げられると思うなよ!」
まどか「こわ~い!」
さやか「鬼さんこちら!」
ほむら「杏子、またパンツが見えてるわよ。-1点」
杏子「ちえっ!パンツなんか気にしてたら、鬼ごっこなんてできるかよ」
和子「というか、あなた達、廊下で鬼ごっこは止めなさい」
放課後
ほむら「今日のパンツ隠しゲーム、結果を発表するわ」
杏子「ゴクリ…」ドキドキ
ほむら「じゃんじゃんじゃんじゃん…」
さやか(何、その音!?)
ほむら「今日の杏子の得点は…」
ほむら「1点でした!」
杏子「うわー!少ない!」
ほむら「あなた、やる気あるのかしら?全然隠す事ができてなかったわよ」
杏子「そう言われたって、急にパンツを見せないようにするなんて無理だよ」
ほむら「まあ、明日から頑張る事ね。得点は1点だったから、明日、さやかの弁当から何かおかずを一つ取りなさい」
杏子「よっしゃ!からあげ、もらおうっと」
さやか「おおい!?」
さやかの家
さやか「お母さん!明日、お弁当のからあげ、一つ増やして!」
「急にどうしたの?」
さやか「杏子にとられちゃうんだよ!」
「?」
杏子(…さやかのお弁当を全部たいらげたい…)
杏子(そのためには、パンツを隠さないと…)
杏子(そうだ!思いついたぞ!)
次の日
杏子「遅刻!遅刻!」
ほむら「また走って…そんなんじゃまたパンツが…ってえ!?」
ほむら「スカートの下にジャージをはいてる!?」
杏子「どうだ!これじゃあ、パンツ見えないだろ!寒さもしのげるし、一石二鳥だ!」
ほむら「駄目!駄目!駄目よ!女子中学生がスカートの下にジャージなんて!」
杏子「ええー…」
ほむら「だらしないにも、ほどがあるわ!ジャージはなし!」
放課後
ほむら「今日の得点は2点よ」
杏子「よっしゃ!1点増えた!」
ほむら「この調子で得点を上げなさい」
杏子「明日は何、もらおっかな…」
さやか「…」
さやか「ねぇ…ほむら」
ほむら「何、さやか」
さやか「この調子だと、杏子はパンツをたいして隠さないようになると思うよ」
ほむら「何故!?」
さやか「そのうち、5点ぐらいに満足して、五つもあたしのお弁当のおかずを食べれる事で妥協しちゃうと思うんだよね」
ほむら「確かに、それはあるわね…少しぐらいならパンツ見られてもいいやと思うかもしれないわ」
さやか「決して、あたしのお弁当のおかずが取られる事を嫌がってるわけじゃないからね」
ほむら「じゃあ、どうするのよ」
さやか「今度は逆にしない」
ほむら「逆というと?」
さやか「罰ゲーム方式」
ほむら「なるほど」
ほむら「今回からゲームのルールを変えるわ」
杏子「お!賞品が増えたりするのかな」ワクワク
ほむら「逆よ。罰ゲーム方式。パンツを一回見られるごとに、あなたのお弁当のおかずが無くなる」
杏子「ええええ!!!どういうことだ、おい!」
ほむら「そっちの方が、あなたもやる気を出すと思ってね」
さやか「おかずはあたしが食べさせてもらうよ」ニヤニヤ
杏子「ふざけんな!!あたしがそんなゲームに乗ると思うのか!」
さやか「じゃあ、いいよ。あたし、お母さんに頼んで、杏子のお弁当抜きにしてもらうから」
杏子「うう…卑怯だぞ、さやか…」
ほむら「それじゃあ、次の日からスタートよ」
次の日の放課後
ほむら「今日のパンツ隠しゲーム、結果を発表するわ」
杏子「ゴクリ…」ドキドキ
ほむら「じゃんじゃんじゃんじゃん…」
ほむら「今日の杏子の得点は…」
ほむら「2点でした!」
杏子「ギャー!!!」
さやか「つまり、-8点!8個も杏子のお弁当のおかず、食べれるんだ…選り取り見取りだねぇ」
ほむら「私も分けてもらえるかしら」
さやか「いいよ」
杏子「ひぇー!」
次の日の昼休み
さやか「いやあ、こんなにもお昼ご飯食べれるなんてね!さやかちゃん、幸せ!」
ほむら「さやか、私にも」
さやか「はい、あ~ん」
ほむら「パクっ!うん、美味しいトンカツだわ!」
杏子「…こんな程度のお弁当じゃ、満足できないぜ…」ぐ~
まどか「杏子ちゃん、私のお弁当のおかず食べる?」
さやか「駄目だよまどか!そんな事をしたら、杏子のためにならないんだよ!」
ほむら「さやかの言うとおりよ」
杏子「鬼ー!悪魔ー!」
ほむら「そうよ、私は悪魔だわ」
さやか「あたしは天使だよ」
次の日の朝
杏子「やだ!学校に行きたくない!」
「どうしたのよ、杏子ちゃん?急に学校行きたくないとか言いだすなんて!」
杏子「だって、さやかが!あたしのお弁当取るんだもん!」
「何ですって!」
「さやか、ちょっとお話いいかしら…」ゴゴゴゴ
さやか「」
さやか「…という事があったんだよ」
ほむら「そうなると、罰ゲーム方式も駄目ね…」
さやか「代わりに、どうやったら杏子がパンツを隠すようになるかな…」
ほむら「そうね…」
ほむら「恥ずかしいと思わせるしかないわね」
次の日の放課後、ほむホーム
杏子「何だよ、急に呼び出して」
ほむら「あなたに、見てもらいたいものがあるのよ」
杏子「何だ?」
ほむら「VTRスタート!」ピッ!
「キャー!」
「いやーん!」
「スカートが///」
「パンツ見えちゃう///」
杏子「何これ!?」
ほむら「深夜アニメで、女の子がスカートめくれてパンツ見えちゃって、いやーん!恥ずかしい!なシーンを集めたのよ」
さやか「あんたも豆だね」
ほむら「最近の深夜アニメは、パンツ見られても動じない、むしろ見せようとする痴女ばかりだったから、苦労したわよ」
さやか「深夜アニメにこだわらなければいいのに」
ほむら「これで、パンツを見られるのが恥ずかしいという事がすりこまれるはず」
次の日
ほむら「まだまだ、私の作戦は続くわ」
杏子「遅刻!遅刻!」
さやか「こらー!走るなー!パンツ見えてるぞ!」
杏子「へへーん!パンツなんて気にしてたら、遅刻しちまうよ」
なぎさ「恥ずかしいのです」
杏子「え!?」
なぎさ「中学生になってまで、パンツを隠さないなんて、恥ずかしいにもほどがあります!」
ゆま「パンツ見えて許されるのは、幼稚園児までだよねー!」
杏子「…」シュン
ほむら「流石に、小学生に言われちゃ、恥ずかしいでしょうね」
さやか「これは恥ずかしいわ…」
授業中
和子「カレーライスには醤油ですか?ソースですか?はい、中沢くん!」
中沢「ど、どっちもないんじゃないかと…」
杏子(お腹すいたな…)
ひそひそ
「また、佐倉さん股開けてる…」
「恥ずかしいにもほどがあるわよ…」
「何?男子に見せてるの?」
まどか「きょ、杏子ちゃん。あの…見えてるよ///」
杏子「あ///ご、ごめん…」ササッ
ほむら「さらに、周りの女子にも、杏子がパンツ見せてる行為が恥ずかしい事である事を言わせる。これは効果的だわ」
仁美「佐倉杏子さんの下着、なんて可憐なんでしょうか///」
さやか「一人、違う反応示してる女子がいるけど」
放課後
杏子「…」
その時、風が吹いた
杏子「キャー!!」
さやか「聞きました!!ほむらさん!あの杏子が!スカートめくれて、キャーって!!」
ほむら「しっかりスカートを押さえて、パンツを隠したわね!やっぱり恥じらいがあってこその女子よ!」
さやか「くー!萌えか!これが萌えなのか!」
ほむら「私の作戦は成功したようね」
さやか「これで、杏子はちゃんとパンツを隠す淑女に生まれ変わったわけだ」
ほむら「でも、一時的なものかもしれないわ。もう少し様子を見ましょう」
まどか「みんなー!今日は一緒に買い物に行こうよ!」
杏子「いいよー」
さやか「もちろん」
ほむら「ぜひ」
デパート
さやか「何か買いたいものがあるの?」
まどか「演歌のCDだよ」
ほむら「まどかはアメリカ帰りなのに、日本の文化をよくわかっているわね」
杏子「おい!ちょっと待て!」
ほむら・さやか・まどか「???」
杏子「ここのフロアは通る事ができない…」
さやか「何で?」
杏子「だって…見ろよ。床がツルツルじゃねーか!これだと、パンツが床に映っちゃう…」
まどか「杏子ちゃん、気にしすぎだよ」
杏子「そんな事ない!あたしはこの床を歩かないぞ」
ほむら「流石に自意識過剰よ、杏子。さあ、行くわよ」
杏子「嫌だ!引っ張るな!」ズルズル
杏子「いやー!!!パンツ見えてるー///やー!!!止めてー!!!恥ずかしくて死んじゃうー!!!」
ざわざわ
「何、あれ?」
「女の子が泣いてるぞ」
杏子「うう…みんなに見られた…お嫁にいけないよ…」
まどか「あたふた」
さやか「ど、どうしよう!」
ほむら「と、とにかくデパートを出ましょう!」
杏子「ぐすん、ぐすん…」
まどか「泣かないで杏子ちゃん。誰も見てなかったよ」
ほむら「まさか、私の作戦でこんな事になるとは…」
さやか「つうか、極端すぎるんだよ杏子は!」
QB「みんなー大変だ!魔獣が現れた!」
まどか「わ!変な生き物がしゃべってる!」
ほむら「しまった!」
さやか「何ですってー!こんな時に!」
まどか「あれ?この白い生き物どこかで見たような…」
ほむら「まどか、あれは魔法少女に契約を迫るインキュベーターなんかじゃないわ。見滝原のゆるキャラ、キュー君よ」
まどか「なんだ、そうだったのか!」
ほむら(後でキュゥべえにはお仕置きね)
QB(何か、寒気がした…)ゾクッ
さやか「まどかは先に帰ってて。あたしとほむらと杏子はちょっと用事ができたから!」
まどか「うん、わかった」
杏子「ぐすっ、ぐず…」
ほむら「ほらほら、泣かないの。行くわよ」
マミ「みんな、遅いわよ!」
さやか「ごめんなさいマミさん!」
魔獣「ガオー!!」
マミ「さあ、魔法少女に変身よ!」
マミ・さやか・杏子「ヘンシーン!!!」ピカーン
魔獣「グモモモモモ!!!」
マミ「さあ、魔獣!私達魔法少女が相手よ!」
さやか「あれ?ほむらは変身しないの?」
ほむら「悪魔が、人の手助けをすると思って?」
さやか「ぐぬぬぬ。つうか、戦わないなら来るなよ」
杏子「…」
杏子「…あたしの魔法少女姿って、こんなパンツが簡単に見えそうな衣装してたんだ…恥ずかしい///」
マミ「ティロ・ドッピエッタ!!」ドーン!
魔獣「ギャッ!!」
さやか「スクワルタトーレ!!」
魔獣「ギャアア!!」
杏子「あたしも…あっ!」
ほむら「あなたは攻撃しないの?」
杏子「攻撃したら、パンツ見えちゃうだろうが///」
さやか「へへーん。弱っちい魔獣だな」
マミ「油断しないで、美樹さん!」
魔獣「グゥアアアアアアアア!!!!」
魔獣の反撃!!ズバーン!
さやか「キャーーー!!!」
マミ「美樹さーん!!!」
さやか「ばたんきゅー…」
杏子「さやかが一発で!」
ほむら「カウンター型の攻撃を得意としている魔獣のようだわ。相手の攻撃を受けて、それを反撃のエネルギーとするのね」
マミ「ティーロ・フィナーレ!!」
ドカーン!
魔獣「グオッ!!」
マミ「くっ!何て固い装甲を持った魔獣なの!ティロ・フィナーレ一発でたいしたダメージになってないわ」
魔獣「ガアアアアアアア!!!」
魔獣の反撃!
マミ「キャーーー!!!」
杏子「マミー!!!」
ほむら「何ぼさってしてるのよ、すぐに助けに行きなさいよ!」
杏子「む、無理だよ。スカートめくれちゃう…」
ほむら「何カワイ子ぶった事言ってるのよ!」
杏子「つうか、お前が助けにいえばいいだろ!」
ほむら「無理よ!私は悪魔なんだから!」
杏子「何だよ、その理由は!!」
ほむら「助けに行きたくっても、助けにいけない立ち場なのよ!」
ほむら「昔のあなたは、パンツが見えようと、服がビリビリに破れようと躊躇せず戦う戦士だったわ」
杏子「それは、昔の話だろ。今は恥ずかしいんだ…」
ほむら「マミを見なさい、杏子」
マミ「強いわね、でも負けないわ!」
マミ「黄金の美脚!!」キック!!
魔獣「ウゴッ!!」
マミ「魔弾の舞踏!!」
ズガガーン!!
魔獣「ウガッ!?」
杏子「マミ!パンツ見えてるぞ!!見てらんない!」
ほむら「マミだって恥ずかしいはずよ」
杏子「じゃあ、何で!?」
ほむら「でも、そんな事を気にしたら、戦ってられない。誰も守る事ができない!」
杏子「!」
ほむら「確かに、マミの戦い方はパンツ見えまくりだし、おっぱいプルルン揺れまくりだし、恥ずかしいったらありゃしないわ」
ほむら「でも、恥ずかしがって、戦わない方が恥ずかしいんじゃないかしら」
杏子「…」
魔獣「ガアアアアアア!!!」
魔獣の反撃!
マミ「キャーー!!!」
杏子「マミー!!!」
ほむら「あなたも戦いたいんでしょ?そんな羞恥心のせいで戦えないあなたなんて、見てられないわ」
杏子「…そうだな。あたし、どうかしてたよ…」
杏子「マミー!お前は休め!魔獣の相手はあたしだ!」
マミ「佐倉さん!」
魔獣「ウゴゴゴ!」
杏子(恥ずかしがるんじゃねーぞ、あたし…)
杏子「とりゃああ!!」
魔獣「ウゴッ!」
杏子「!今、パンツ見えちゃったかな…」
ほむら(今日は白か)
マミ(白ね…)
さやか(白い…)
杏子「いや、恥ずかしがるなあたし!」
魔獣「ガアアア!!!」
魔獣の反撃!
杏子「そんな攻撃当たんないよ!」ひょいっ
ほむら(ジャンプして空中で回転…見えまくりね…)
マミ(パンツにリボンがついてるわ…)
さやか(可愛い)
魔獣「ウガアアアアア!!!」
バーン!バーン!バーン!
杏子「とろい!とろい!そんな攻撃じゃ、蚊でも当たんないよ!」
ほむら「流石の素早さだわ!見えまくりだけど」
杏子「三段突き!」
ズガガッ!!
魔獣「ギャッ!!」
杏子「鉄砕鞭!」
べチチーン!!
魔獣「グアアアア!!!」
杏子「魔女に与える鉄槌!!」
ドーン!
魔獣「ギャアアアアア!!」
マミ「何て目にも止まらぬ攻撃なのかしら!見えまくりだけど」
杏子「これでーとどめだー!!!」
魔獣「ヴァアアアアアアア!!!」
杏子の槍が魔獣の身体を貫いた!!
さやか「やったー!杏子が勝ったー!見えまくりだけど」
ほむら「それにしても、本当におっぴろげにパンツ見えまくりね…」
さやか「でも、まあ、この方が杏子らしいかもね」
マミ「やったわね、佐倉さん」
杏子「マミ、ごめんな…。あたしが恥ずかしがってたせいで、魔獣の攻撃を食らっちゃって」
マミ「いいのよ、誰にも間違いはあるんだから」
さやか「あたしにも謝ってよ」
杏子「さやかとほむらのせいで、見られるのが恥ずかしいと思うようになってしまったんだから、謝る必要はないな」
さやか「ぐぬぬぬ、そう言われると返す言葉がない…」
杏子「それにしても、凄いなマミは。あんなにパンツ見せまくっても、おっぱいプルルン揺らしても、全然恥ずかしがってないなんて!昔のあたしでも、あそこまでは無理だよ」
マミ「…恥ずかしい?むしろ、私の場合、見せてるんだけどね///」
さやか・ほむら・杏子(え!?)
数日後
ほむら「結局、元の木阿弥に戻ってしまったわね」
さやか「何回注意しても、パンツ隠さないんだから」
ほむら「せめて、少しぐらいは隠すようにしてもらいたいわ」
杏子「遅刻!遅刻!」
さやか「こらー!そんなに走ってると、パンツ見えるわよ!」
杏子「見えるわけないよーだ!」
さやか・ほむら「え!?」
チラッ
さやか・ほむら「は、はいてない!?」
杏子「どうだ!逆転の発想!パンツをはかない!これでパンツは見えないだろ!」
ほむら・さやか「あ、あ、アホかーーーー!!!!」
ほむら「は、破廉恥すぎるわーー!!!!」
さやか「何で、あんたはいつも極端なのよーー!!!!」
終わり
深夜までお付き合いいただきありがとうございました。
支援レスにも感謝です。
それじゃあ、おやすみなさい。
杏子ちゃんのパンツが見える夢が見れるよう寝ます。
このSSまとめへのコメント
乙乙!楽しかった!