上条「麻利ってもう温泉に入っても大丈夫か?」麦野「温泉?」(751)

麦野「唐突に何を言い出すの?」

上条「いや、浜面からメールがきてさ、向こうでそういう話題で盛り上がってるみたいなんだよな」

麦野「温泉・・・ 大浴場ってこと?」

上条「プライベートルームみたいなのも予約できるみたいだからその・・」

麦野「この体を衆目に晒す必要もないってことね」

上条「トイレの不安もあるしなぁ さすがに大浴場はあれだけど沈利さんと麻利がよければってさ」

麦野「お風呂かぁ・・・ 温泉の質にもよるのよね、まだまだ肌が敏感だから不安は残るわね」

上条「施設と病院に問い合わせてみるしかないな」

麦野「そうね」

上条「沈利さんとしては賛成ってことでいいのか?」

麦野「ええ、たまには広いお風呂っていうのも悪くないもの」

打ち止め「お風呂? ってミサカはミサカはふと聞こえたキーワードに即座に反応してみる」

麦野「あら、地獄耳?」

一方通行「みっともねェことすンじゃねェ」

打ち止め「いやいや、そんな楽しそうなイベントを聞きつけてじっとしてるほうが無理ってミサカはミサカは堂々と胸をはってみる」

上条「言っておくけどまだ確定したわけじゃないぞ?」

打ち止め「えー、ミサカはぜひともまりりんとお風呂に入りたい!!」

一方通行「ったくこのガキィ・・・」

麦野「パパも大変ね」

一方通行「ケッ、だァれがパパだ」

上条「この二人の保護者としてうちに来てればそういう扱いになるのはしょうがないだろ?」

番外個体「まーりりーん」カランカラン

麻利「きゃぁっ!」

まだ続くのか
長すぎ

一方通行「ンなこと言ってっとここに黄泉川つれてくンぞ?」

上条「それだけはやめてくれ、そんなことになったら一発で俺の担任にまで話が行っちまう」

麦野「でも、そんなことはしないんでしょ?」

打ち止め「もちろん、この人はこの幸せを壊すなんてこれっぽちも考えてないから」

一方通行「てめェらがおとなしくできねェからここに来てンだろォが」

打ち止め「って言いながらまりりんに会うのをひそかに楽しみにしてたりするのをミサカは知っている」

一方通行「何か言ったかァ?」ギロッ

打ち止め「えへっ」

番外個体「笑ってるまりりんはかわいいなぁ」カランカラン

麻利「あぁっ!わぁぅっ!」

SS速報でやれよ
いい加減

なんでこの前落ちたんだっけ

打ち止め「それでそれでお風呂はいつ行くの?ってミサカはミサカは瞳を輝かせてみる」

上条「来週末だってさ」

番外個体「え、来週何かやるの?」カランカラン

上条「みんなであっちの学区にできた総合温泉施設に行かないか?っていう話が持ち上がったところだ」

打ち止め「はいはいはい!!ぜひとも参加させてください!!」

番外個体「ミサカも!!まりりんとお風呂いきたい!!」

麦野「まだ確定じゃないわよ?」

打ち止め「大丈夫大丈夫、きっとうまく行くってミサカはミサカはおおはしゃぎ!」

一方通行「ちったァ遠慮ってもンを覚えられねェのかこいつらは」

上条「二人が参加ってことは当然一方通行も参加するわけで」

麦野「えーっとあいつらが全部で5人だから全員で10人?」

上条「ちょっとした団体になっちまうな」

麦野「そもそもその温泉ってのはどのくらい離れてるの?」

上条「車で30分くらいだってさ」

麦野「いつもの病院より少し遠いくらいか」

上条「そのくらいなら大丈夫じゃないか?」

打ち止め「まりりんちゃん車きらいなの?」

麦野「嫌いってわけじゃないけど終始そわそわしてるわね」

番外個体「だいじょうぶー、ミサカがまりりんといっしょにいるからー」カランカラン

麻利「きゃっ!きゃいぃっ!」

麦野「一緒に車に乗るつもりかしら?」

上条「そうみたいだな」

打ち止め「その時はもちろんミサカもいっしょに!」

一方通行「ざけンな、てめェら二人は俺とタクシーで現地まで移動だ これが守れねェならてめェらの小遣い抜きだ」

番外個体「うわぁ・・・ひどぉ・・・」

打ち止め「なんというひどいパワハラ」

一方通行「当たり前のことだろォが」

某国 某所

 「くっくっく、どうやら情報どおりのようですね」ニタァ

 「何でわざわざ明かり消してロウソク一本なの?」

 「このほうが雰囲気が出るんだってさ」

 「何だそれ」

 「こほん、こうして集まってもらったのはご存知のとおりあの男のことです」

 「あー、うん、知ってる知ってる」

 「あの男、こともあろうに既に娘がいるという話ではないですか、ならば我々がやるべきことはひとつですよね?」

 「我々とかじゃなくて一人でやってほしいんだけど」

 「そうそう」

 「正直巻き込まないでほしい」

 「ええいなんというヤる気の無さ!それでも魔術師か!?」

 「魔術師は関係無いと思う」

 「あの男をこちらの味方につける絶好の機会だというのがわからないっていうんですか!?」

 「ろくなことにならないからやめておいたほうがいいと思う」

 「情けない、あの男の妻になる人は学園都市のレベル5の一人だというのに・・」

 「それってかなり手ごわいってことでしょ?」

 「君子危うきに近寄らずというやつで」

 「君たちはわからないのかね?幻想殺しと学園都市の最高の超能力者、おまけに二人の血を引く子をわれらの仲間にすることがどれほどのことであるかを」

 「それは仲間になってくれれば大きいけどそのために何をするつもり?」

 「やつらから入手したアレを使う」

 「どう考えても人の幸せぶち壊す結果にしかならないと思うんだけど」


>>8 10分ほど席はずしてたら不覚にも落としてしまいました。長いこと支援してた人にも悪いのでリベンジしたいと思います

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

 「なあに、それはほんの一瞬のこと、すぐに一夫多妻のすばらしさに目覚めるというものです」

 「私なんでこんなやつと一緒にいるんだろ」

 「同感」

 「既成事実を作った後きちんと説得をすれば必ずうまくいきます」

 「どう説得するつもり?」

 「日本にも正室と側室という伝統的なシステムがあります。日本男児ならきっと夢見ているにちがいありませんからね」

 「どうしよう、とばっちり受ける前にどこかに逃げておいたほうがいいのかな?」

 「私らが何するってわけでもないしほっといていいんじゃない?」

 「うん、どの道一人でやるつもりみたいだし」

 「そこで今日はみんなでどういう格好をすればあの男がムラムラするのかについて話し合いたいと思います」

長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!

キリカ「ようこそ魔女スレへ! こんなSSかどうかも分からないモノに付き合ってくれるキミ達は、セヴァンの恩人さ」

シズル「注意書きにはしっかり目を通すでござるよーwwwww 拙者との約束でござるwwwデュフフwwwwwww」


・このスレの>>1はSS初心者です。誤字や脱字があることはもちろん、書き溜めもろくに出来てません。

・魔女の性格とかはかなり想像の物と違う物かと思われますし、魔女の友好関係や過去も完全な妄想です。

・オリジナルキャラが何十人も登場します。さらに他作品のキャラや他者様のSSのネタが混じることも多々あります。

・原作設定は在って無いようなものです。まどか☆マギカの二次創作である事は考えずに読んだほうがいいと思われます。

・さらに未来世界編では魔法少女とかの娘とか出てきちゃいます。大体は女の子同士で出来た子供です。

・番外編では、気まぐれでえっちぃ展開などがあります。できるだけ直前に注意書きをしていくつもりです。

・自己満足になりがちですが、リクエストをして頂ければ出来るだけそれにお応え致します。 たまに安価も取ります。

・本編には登場しませんが、レスへの返答や番外編の時に度々>>1や読者の方々が登場します。ここ重要です。

・新規読者は容赦なく登場人物入りさせられます。それが嫌ならRomに徹してくれればそれで構いません。

・物語の進行が非常に遅いです。なのに番外編やレス返答ばかりでスレが埋まっていきますが、気にしてはダメです。

・以上のように、原作ブレイカー極まりないです。この注意書きで嫌悪感が出た場合は読まない事をお奨めします。

久々に禁書ssを見た
前作(?)のスレタイplz

終わったーーーーーーーーーーーーーー!!

自分史上最長スレになってしまった。
以下反省。

・謎解き(?)パートの部分は、ア ド リ ブ です。
バクマンでやってた過去の描写をむりやり伏線にするって奴をやってみました。
面白かった?
・決まっていたのは、えるたその結婚と夢オチだけでした。
・夢パートが書いてて胃がいたくなるくらい救いがなさすぎたので
 現実ではゲロ甘にしました。砂吐いた人がいたら>>1の勝ちっ!

長々と語ってしまいました。

保守、支援、本当にありがとうございました!!








another ending from >>526...?

 このSS、コンセプトは独孤譚と同じく「本編で不満があったところを潰していこう」でした。ゲームをしていて、意味の繋がら
ないテキスト、突拍子のない展開などなどで、プレーヤーを置いていく事が多かったと思いますが、それを何とか補完し、「本
当はこうだったんじゃないのか」と言う好意的解釈で書いていった物語でした。
 結果、全てのイベントを入れて、セリフも原典を殆ど改編せずに構成となると、やはり限度があったなぁ、と。そして致命的な
のが、戦闘なんかはともかくとして、恋愛シーン。……元々苦手なところに、補完しろとなると、もう無理の一言……。
 まぁ、愚痴ばかり言っていても始まらないので、少し思い返してみましょう。

 まず、伊波飛鳥。
 考えてみると、デフォルトの名前をそのまま使うのは、Red&Ravenで発表している中では初めてだったんですよね。結果、
どうも突き抜けたもののない、中庸と言う感じになったかと思います。それでも、ゲーム中の存在感の無さを考えると、この程度が丁度いいのかという気もしますが。
 本編でも感情入力が少ない彼ですから、モノローグが多めにしてみました。他人の意見を聞く耳を持っているけれど、生来の
消極性から今ひとつ実行に移せない主役。伽月の突拍子のない行動は、全て飛鳥を守ろうとする使命感からと設定し、
その分、積極的に動かないキャラにしました。
 イマイチ、書いていて楽しい主役ではなかったのですが、私自身の「こうなんじゃないのか?」と言うのを代弁させるには、丁度、いいキャラでした。
 しかし「主役なんだ」と言う部分で、もっとクローズアップして行けたのではないかとも思うんですが……まぁ、ココはこれからに活かせれば、と。

 「・・・・」

 「あの男が手篭めにした女性は年上のお姉さんタイプということ、一説によると女王様気質もあるのではないかとも言われています」

 「あーうん、それじゃあボンテージと鞭でいいんじゃないかなー」

 「生ぬるい!!」ドンッ

 「うわっ!」

 「こらっ!ロウソクが倒れたら火事になるだろうが!!少しは考えろ!!」

 「ライバルが年上のお姉さんということなら同じことをしても負ける可能性のほうが大きいということがわからないのかね!?」

 「正直どうでもいいです」

 「帰りたい」

 「ちっ、これだから女を捨てたやつらは・・・」

 「おい、そろそろいい加減にしようか」

 「さすがに今のは聞き捨てならないわ」

俺も前作から読みたいな
貴重なむぎのんと上条さんのSみたいだし

作者「おはつおめにかかります」

作者「このたびFate/zeroのSSを書かせていただこうと思いスレを立てた作者です」

セイバー「このスレタイだけではではStaynightかZeroか判断できませんね」

作者「はい。それを説明したかったのがご挨拶の本当の目的だったり…」

パァン

作者「はうっ!?」バタッ

切嗣「目標の殲滅に成功…」

セイバー「いったい何が!?まさかアサシンのサーヴァント!?」

作者「いや…魔術師の戦いに銃なんて…切嗣かな…」

作者「でも切嗣に殺されるなら本望かも(´∀`*)」

セイバー「何を言っているんですか…」

作者「だって好きなんだもん!!」

作者「う、それはそうと…次のレスからSSが始まります…どうかお楽しみいただければ幸いです…」パタリ

セイバー「マスター!!」スゥ(消滅)

396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/10/07(金) 02:15:48.07 ID:P/bO3VYOo

新章は近々始めますが、それにあたって作者からお願いがあります。
といっても、単に「作品の連載中、読んでる人は随時コメントをして欲しい」という、それだけです。
連載が終わってから纏めて、とかではなくて、“連載中に”コメントが欲しいのです。

ここでもmixiのコミュニティでも再三言ってることですが、私はSSの作者として、
「SSとは読者とのインタラクションの中で作っていくものである」というポリシーを持っています。
つまり、読者からの声がなく、作者が淡々と書いて投下しているだけという状況では、全く意味がないということです。
それなら「書かない方がマシ」といっても大袈裟ではありません。

特にこの都道府県SSは、本来3年前に終わっている作品を、需要があると言われて新たに書き続けているものです。
投下しても1件2件しかコメントが付かないのでは、その「需要」があるのか否かさえ曖昧になります。

全ての読者にレスを求めるのは酷な事だと思いますが、出来る限り「ROM専」というのはやめて下さい。
少なくとも、一夜投下する度に10~20件くらいのレスは付いてほしいです。
この数字は、私の考える、SSが正常に連載の体裁を保てる最低限度のレス数です。

連載を続けるにあたり、そのことだけは、皆さんにお願いします。


397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/08(土) 11:45:51.88 ID:zR80sq/vo

で、無視……と。

このスレで連載する必要はもうなさそうですね。
以後はmixiとサイトだけでやっていきます。

 「ここはせくしぃ路線を捨てて逆をいくのが覇道というもの つまり白スク水にニーソ、髪型も幼い感じでいくのが一番だと思わないかね?」

 「そこまで決めてるんなら私ら集まる必要なかったんじゃないの?」

 「何事も形が大事なのですよ。うっかり見落としがあったら大魚を逃すことになりかねません」

 「顔が変形するまで説教パンチくらってこい」

 「え?いやさすがにそういうプレイっていうのはちょっとしんどいんですけどまああの男が望むならそれも少しは有りかもしれませんね」

 「いっそ学園都市に骨を埋めてくればいいのに」
 「何であんなのに協力しちゃったんだろうね?」

 「鼻の下伸ばした男をおちょくるのが楽しかったばっかりに・・・」

 「お酒入ってたとはいえあんなにちょろいとねぇ?」

 「そうだ、思い出すんだ、男を手玉にとる優越感を!」

 「でもそれとこれとは別」

 「うん」

 「と、いうわけで一人でがんばってね」

 「言われるまでもないわ! 目指せ第二夫人!目指せ第二子! 見よ!!東方は赤く燃えているぅっ!!」

 「がんばれー」

 「期待してるー」

どう言う痛さだよ
取り敢えず物理的に痛そうなの

数年前、ランチを買いに大雨の中コンビニに行った。

自動ドアが開き、店内に入ろうとしたら足が滑り、カーリングの石を投げる人のような格好で入店。
大慌てで立ち上がろうとするも、靴が滑ってうまく起きられない。
ぐっと力を込めた瞬間バキャッという音とともに180度大開脚。

あまりの痛さに「アァォ!」と大声一発。
パニック状態で上体をひねったら、その格好のままクルーっとターン。
床にひれ伏すようにして足を戻し、ガニマタになりながら退店。

自動ドアが閉まる音と同時に店内にいた十数人の爆笑が聞こえた。
恥ずかしかったです。

ふぅ~シコりましたw これにて早漏です!
実は、オ●ニーしたらセ●クスの話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は今夜のオカズなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのオナネタで挑んでみた所存ですw
以下、チ●コ達のみんなへのメッセジをどぞ

チ●コ「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと包茎なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

ア●ル「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

金玉「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

乳首「見てくれありがとな!
正直、オ●ニーでイった私の気持ちは本当だよ!」

陰毛「・・・ありがと」モサ

では、

チ●コ、ア●ル、金玉、乳首、陰毛、俺「皆さんありがとうございました!」



チ●コ、ア●ル、金玉、乳首、陰毛「って、なんで糞俺が!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に射精

打ち止め「あーあ、もう帰らないとだめかぁ」

番外個体「もっとまりりんといたいのにぃ」

一方通行「今生の別れじゃねェンだからけじめをつけやがれ」

上条「遊んでもらってぐっすり寝ちまってるな」

麦野「ほんと、いい寝顔してるわ」

麻利「くー・・・・」

一方通行「毎度邪魔してわりィな」

麦野「いろんな人と接することはいい経験になるもの、私は気にしてないわ」

上条「麻利も楽しそうにしてたし二人のためにも悪いことじゃないんじゃないか?」

一方通行「人様ン家で無遠慮にはしゃぐことが何になるってンだ」

麦野「はしゃぐってこと結構大事なことなのよ?本音の感情が出せるから」

一方通行「チッ」

上条「お前も次は麻利と遊んでみたらどうだ?二人の楽しさがわかるかもしれねえぞ?」

一方通行「ざけンな、俺の柄じゃねェ」

「おめぇ、……戦略、戦術、…そして戦闘、…全て三拍子揃ってるぜ。
 ……お前みたいなヤツが俺の役をやるべきなんだよ…。山狗みてぇなクソどもの隊長をな…!」
「ははん。ごめんだね、あんたらみたいな根暗そうな秘密部隊の隊長なんて!」

 魅音が笑い捨てる。 小此木もそれを笑って受けた。
 謙遜でなく、それは純粋な反応だと思った。

「……へへへ、そうだな。お前ほどの器なら日本の不正規戦部隊長なんてもったいないぜ…。
 SASでもデルタでもスペツナズでも、…どこでも最高の人材になれるだろうぜ。何しろ、」
「はははは、あっははははははは!!! SASぅ? デルタフォースぅ?
 下らないねぇ! そんな退屈なところじゃあ、私を飼いならせやしないよ!!」
「……へっへへははははは! そうだろうな。そうだろうよ。
 ……なら聞かせてくれ。お前ほどのヤツなら、何の隊長を望む!」
「隊長なんて興味ないね。部長でいいね。」
「……部長…。英国情報部辺りってとこか、…ふ、妥当だな。」
「だめだめだめ、なってないね! あのねぇ、私がやりたい部長はたったひとつ!!
 雛見沢分校の我が部の部長だけさッ!! 罰ゲームのない戦いなんてごめんだね!
 口先の魔術師、前原圭一! かぁいいモードの竜宮レナ!
 萌え落としの梨花ちゃん!!
 そして期待の新人、古手羽入!! これだけ揃ってりゃ、世界のどこだろうと退屈だねッ!!」
 「…………勝てねぇ…。……勝てねぇよ……。…こんなヤツが隊長だったんじゃ、
 …勝てるわきゃねぇやな…。へへへへはははははははは!!」

麻利「くー・・・・」

麦野「それにしても賑やかな子たちね」

上条「俺たちとは成長の過程がまったくちがうからな」

麦野「あの大きな子が顔ほころばせてるところなんて外見からは想像もつかないものね」

上条「すっごく楽しそうにしてるからなぁ」

麦野「今まで身内だけだったからあの二人やあいつらと接することは麻利にとっても悪いことではないわね」

上条「たま~にだけど神裂や天草式の連中もわざわざ麻利の顔見にきてくれるもんな」

麦野「本当、愛されてて親としてもうれしいわ」




>>29 >>25
麦野「当麻、麻利をお風呂に入れてくれる?」上条「任せろ」
麦野「当麻、麻利をお風呂に入れてくれる?」上条「任せろ」 - SSまとめ速報
(ttp://www.logsoku.com/r/news4vip/1357106738/)

上条「んじゃ、行ってくる」麦野「麻利、パパがでかけるわよ」
上条「んじゃ、行ってくる」麦野「麻利、パパがでかけるわよ」 - SSまとめ速報
(ttp://www.logsoku.com/r/news4vip/1357200224/)

初スレ立て…ども…

俺みたいな中3で2ちゃん見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは

今日のクラスの会話
あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか
ま、それが普通ですわな

かたや俺は電子の砂漠で死体を見て、呟くんすわ
it'a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。

好きな音楽 eminem
尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)

なんつってる間に10時っすよ(笑) あ~あ、義務教育の辛いとこね、これ

麦野「天草式といえば何かお返しとか考えておいたほうがいい?」

上条「出産祝いと婚約祝い、その他もろもろで手作りの梅干とか結構世話になっちまってるしなぁ」

麦野「あのすっぱいのには世話になったわ」

上条「でも俺たちから何かするとまた神裂のやつが気を使うだろうし・・・」

麦野「おじぎマシーンと化すのが思い浮かぶわ」

上条「やるならもう少し落ち着いてからでいいんじゃないか?」

麦野「そうね、この間のやつからもまだ一月も経ってないものね」

上条「色々あったけどあれからかなり賑やかになっちまってるからなぁ」

麻利「くー・・・・」

麦野「毎日が楽しいのはいいことよ」

上条「そうだな、これからもずっと楽しくやっていけるといいよな」

謝れとは言いませんがこちらもちょっと大人げないのですがムカついたので
友達のハッカーに頼んで あなたの個人情報を探ってもらうことにしました。

あ、もう遅いですよ。もうすでに友達解析始めちゃってますから・・・(^^;

ちなみにこれは自慢じゃないんですがその友達は日本でも5の指に入るくらい凄腕のハッカーです 。
この前彼の家に遊びに行ったらものの5分で他人の個人情報を抜き取っていました。
彼にとってお赤子の指をひねるくらいの行いなんですよね(爆)
これであなたもいっかんの終わりってやつですね(^^;
まあせいぜい後悔してくださいね。
それからもう二度とストーカーはしないこと(その友達はストーカーが大嫌いらしいです。
ネットストーカーを見つけたら即解析に入るみたいです(^^;)
それでは、う~ん二日後くらいかな?またここ来てくださいね。

あなたの住所本名住所その他もろもろのせておきますんで(笑)
あ、警察とかに言ったって無駄ですよ。あなたはストーカーなんだから
通報したところで捕まるのはアナタですし友達は掲示板のログを自在に操ることができるんです。
と、いうことでbye♪(^0^)/~~

問 次の文を読み、下線部の言葉を発したときの『お前ら』の心情を答えよ。

              ̄ ̄ ̄
  ○←DQN                お前ら
(( (ヽヽ                   ↓

  >_| ̄|○←お前らの嫁       ○| ̄|_

お前らの嫁「あへえ!DQNのおち●ぽ気持ちいい~!」
お前らの嫁「オ●ニーばっかりしてきた童貞の貧相な包茎ち●ぽと全然違う~!!!」
お前らの嫁「たくましいDQNのおち●ぽに子宮口ズンズン叩かれてるよぉお!」
お前らの嫁「ああ!気持ちいいのぉお!も、もうらめ、私もうこのおち●ぽなしじゃ生きられないよぅ~!!」
お前らの嫁「ねえ見てるぅ?ごめんね!私のオマ●コ、もうキミのおち●ぽなんかじゃ満足できないから、私、DQNのエ口性奴隷になりまーす!」
お前らの嫁「あ、あへへええ!おっぱいもクリ●リスもDQNの手で可愛がられて何度もイッちゃうよぉおおお!おほおおおお!」
お前らの嫁「あ……あ……ああ!!出されてる!DQNの精子、子宮に出されちゃってるよぉおっ!私のDQN専用オマ●コにたっぷりザ●メンお恵みくださいましぇええ!」
お前らの嫁「私、孕みますからぁ!DQNの子供なら喜んで妊娠して出産して立派に育てますからぁ!あへええええ!」
お前らの嫁「あへええ……き、気持ちいひいいよぅう……ねえ、見て見て~!これがキミに一度も見せたことのない私のアヘ顔だよ!いえ~い!」
お前らの嫁「せいぜい記憶に刻み込んで、頑張って一生一人でオ●ニーしてね!あはは!」

お前ら「あ……ああ……ああ……!そんな、そんなぁぁぁ……!こんなの、嘘だ、悪夢だァァ……!」ジョロロロ(絶望発狂失禁)
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

iPhone買ってきたぞ!おすすめアプリ教えろ!使い方わかんね!買ったけどクソだろ!
これ変換してみろ!脱獄の仕方教えろ!脱獄自慢するぞ!ホーム画面晒せ!ケース何使ってる?

……もう、いいかげんにしろよマジで。
iPhone買って嬉しいのはわかるけど、その度にいちいちスレ立てやがってiPhonerの品位に関わるだろ。
そんなんだから、今や持ってる事自体が恥ずかしい情弱専用機なんてレッテル貼られんだよ。
俺自身3Gの頃から溺愛していた生粋のiPhonerとして、本当にガッカリしてる。
頼むからiPhonerは節度と慎みのある対応をして、
「あ、iPhonerは紳士的なんだな」「カッコいい!」
「iPhoneを持つという事は、立派なことなんだな……」
って思われるようにして行こうぜ……?
みんなで、変えて行こうぜ……?

麻利「くー・・・・」

上条「なあ」

麦野「何?」

上条「疲れたまってないか?」

麦野「まさか、あの子たちが相手してくれてるから十分休めてるわよ」

上条「ならいいけどさ、疲れたらちゃんと言ってくれよ?」

麦野「わかってるわよ」

上条「家事なら俺がいつでも代わってやるからな」

麦野「はいはい、心配性なパパですね~」

麻利「くー・・・・」

在日が逮捕される
 ノヽ人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
 )
 )  /ネトウヨ \  在日チョンはもれなく犯罪者だと実証されましたw
 )  .|/-O-O-ヽ| 
< 6| . : )'e'( : . |9 はやく日本からでてけゴキブリ民族が!!
 )   `‐-=-‐ ' 
 )
 ⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V

在特会が逮捕される
 ノヽ人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
 )
 )  /ネトウヨ \  一部の犯罪者をもちだして
 )  .|/-O-O-ヽ|  さも全体がそうであるかのように言うとか
< 6| . : )'e'( : . |9 糞チョン低能すぎだろw
 )   `‐-=-‐ ' 
 )
 ⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V

てかモンハン馬鹿にしてる奴なんなん?
俺はMHP2Gが小学生の時に出てからやってる古参だが(てかダチん中で1番長いしw)
悪いけど俺達はアンタらがファミコン、64と成長してきたように
俺達はモンハンと一緒に大きくなってきたんだ……
なんつぅかな……wモンハンを馬鹿にしてる奴を見ると俺の親を馬鹿にされてる感じがしてね
……ちっと厚くなりすぎちったなスマソ
なぁ……今度の3は俺の仲間にとって小学校最後のモンハンになるんだ……
おまえらも分かるだろ?ダチとやるモンハンの楽しさが?(ちなみに俺達はようつべやニコにも動画挙げたことあるしw再生数軽く500いったが何か?サーセーンw)

中学行っても……いぃやw高校仕事年寄りになっても俺達仲間とモンハンは爪痕を残し続けてやるぜ!!ここに誓う!!
我 等 狩 友 永 久 超 絶 不 滅

上条「学校に行ってる間もなるべく気にしないようにしてるけどつい気になっちまうんだよな」

麦野「気持ちはわかるけど私としては授業に集中してほしいわね」

上条「そりゃもちろんノートもちゃんと取ってるしわからないところは都度質問はするけどさ 何か頭に浮かんでくるんだよな」

麦野「これも父親の宿命ってやつかもね」

上条「で、帰ってきて二人が無事だとすっげぇほっとするんだよな」

麦野「それは私も同じね、当麻が帰ってくるとうれしくなっちゃうもの」

上条「なぁ、沈利さん」

麦野「なぁに?」

上条「その・・・ 今夜いいか?」

麦野「いいわよ お風呂に入ってからね?」

上条「今夜こそは沈利さんにそこまで負担かからないようにするからさ」

麦野「期待しないでおくわ」

あとがき
『ヘタな鉄砲数打ちゃ当たる』という諺がありますが、
実はこの有名な諺を自分はあまり好きではありません。
なぜなら数打ちゃ当たるってのはあくまでも打ってる側と
獲物にのみ焦点を置いた言葉でしかないからです。
二十発打って、最後の一発が偶然獲物を仕留めたからと言って
十九発が当たらずに一発しか当たらなかったとのたまうなら
ちゃんちゃらおかしいと自分は思います。
なぜなら先んじて獲物を仕留め損ねた十九発も
獲物以外のなんらかの物体に当たっている筈ですから。
シューティングゲームの弾みたいに、画面外に行ったらそれで消えてなる
なんてことは当然ありはしません。
一発は地面をこそぎ、一発は大木を削り、一発は葉を貫き、
一発はもしかしたら狙っていた獲物とは
別の動物を仕留めてるかも知れません。
少なくとも虚空に消えることなどなく、
その弾丸はなにかを傷つけています。
けれどなぜか人間はそれらには目を向けず、
まるで世界に自分と獲物しか存在せず
それから外れた弾はなかったかのように振舞います。
明後日の方向に飛んだ弾が通りすがりの人間の
こめかみを貫通したかも知れないのに、
そういった可能性には目もくれません。
そして当たった側の人間は運が悪かったの一言で済まされてしまいます。
確かに運は悪かった。それは事実でしょう。
ですが、銃を持つならそういった所に責任を持って欲しいと思います。
まったく関係ありませんが、
真上に打ってなににもぶつからず
そして自分の下に戻ってきた弾丸が欲しいとか思います。
まぁ地球が回っている以上真上に打っても自分の下に戻っては来ませんけどね。

1(二)俺に死ねと言っているのかよ
2(遊)世界はなぜ僕を追い詰めるのか
3(一)チンポしゃぶった口から出る音を俺に聞かせたのか
4(左)耳に精子がかかる
5(三)こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった
6(右)近くの心療内科に行ったら急性ストレスによる適応障害って診断された
7(中)今後誰かが同じ過ちをしない為にも、ここは徹底的に叩くのが正解
8(捕)完全に娼婦の声になってる
9(投)処女膜から声が出ていない


1(中)完全にキレた 事務所に抗議してくる 今の私は阿修羅をも凌駕する存在だ
2(二)ねえ嘘って言ってお願い 神様お願いします もし嘘ならなんでもいたしますから なんでも差し上げます
3(三) これ、うちらが訴えたら宮野終わりだよ。勝つ要素が宮野には1つも無いもん
4(一)お腹の赤ちゃん今すぐ死んで!
5(DH)その精子を私にも分けて欲しかったよ…
6(遊)額に666でも刻印しとけ、悪魔の子
7(左)どうせ相手の女、円kかなんかだろ。きっと性病持ちだよ。とっとと死ね
8(捕)相手の女、一生恨んでやる。でも真守のファンであり続けていくよ
9(右)流産はしろ。仕事も失え。お前がどんだけ恵まれた環境にいたか後悔しろ。本気でむかついてるわ。
(投)え・・・マジネタじゃんなにこれ。・・・何が真正面から向き合う?最低の背徳じゃん 流産しろよ悪魔の子

建宮「あれ?」

浦上「どうしました?」

建宮「いやな、上条当麻の一件の発端になったアレをどこへやったかなぁと探しているわけだが・・・」

対馬「みつからないんですか?」

建宮「あぁ、女教皇様から処分しておくようにときつく言われてただちにと答えたまではよかったが はて?」

香焼「はて?じゃなくて見つからないとかかなりやばくないすか?」

諫早「どこかで悪用されるようなことがあればまた・・・」

建宮「お、おいおい物騒なことを言うな、ここから持ち出してはいないんだ、必ずあるはずなのよな

海老名運動公園 投稿者 カツジ さん 2001年9月25日(火) 23時52分 [P]

さっき、川原でやった六尺兄貴凄かったです!ガチムチの色黒兄貴がオッス連呼で
張型ケツにぶちこまれ腰振ってました。俺もくわえさせられて浣腸食らい無様に
排便さらしました。バリカン出されたときは一瞬引いたけど、兄貴の「いやなら
止めていいんだぜ!」の一言で覚悟決め、生まれて初めて丸刈りになりました。そ
の後、脇・チンゲも刈られてビンビンのマラ、思いっきりしごかれ派手にガチムチ兄貴の顔に飛ばしました。
スッゲー男らしく気持ちよかったです。また行くとき
カキコして下さい!帰ってから丸刈りの頭見て、また感じまくってます!

現職K官とやらないか? 
投稿者:淫乱ポリス(1月12日 22時34分26秒)

俺は174*83*27、柔道三段・剣道四段・空手二段、ガチムチの機動隊員
日夜激しい訓練と任務に明け暮れてる
だから股間のピストルはいつも暴発寸前だ!
お前の菊門に発射させろ!
25~35くらいの同体型の短髪雄野郎、激しく盛ろうぜ!
捕縛術の心得もあるので緊縛プレイを求めてるM野郎歓迎だ!
特に希望があれば制服プレイも可
複数も可
非番の日なら都内なら連絡寄越せばすぐ逮捕しに行く!
ケツマンおっぴろげて神妙に待ってろ!

建宮「まずい・・ まずいのよな・・・」

浦上「ちょっと本当に見つからないんですか?」

建宮「見ればわかるだろ、これは非常にまずいのよな」

諫早「あーあ」

香焼「しーらねっす」

対馬「これは厳罰も覚悟しておいたほうがいいですよ」

建宮「ああああそんな暢気に言っている場合か!お前らも探すの手伝ってほしいのよな!」

牛深「あれ?何してるんですか?」

野母崎「そんなに血相かかえてまた何か起こったんですか?」

建宮「大変だ!!アレが見当たらない!!」

牛深「アレって?」

建宮「アレだよアレ! 上条当麻の一件のアレだ!」

俺の正月の体験だ。
俺は大晦日から元日にかけて滝行を行う。
東北地方のある山地に篭り誰も知らない滝で六尺一本になって滝に打たれる。
滝は寒さで半ば凍りつきこの冬はとりわけ寒いので氷柱が何本も勃った幻想的な
光景になっている。
俺は般若心経を唱えながら滝に打たれる。
零下の気温の中で冷たい水に打たれるのは想像を絶する苦痛で寒さで金玉も魔羅も
縮こまっている。
明け方ブウォーという法螺貝の音がとこからともなく響いてきた。
今年も来たな。
俺は思った。
滝壷の前に山伏姿で天狗の面を被った男が現れた。
男は山伏装束を脱いだ。
六尺一本の逞しい身体が現れた。
冬だというのに肌は浅黒く濃い体毛が胸から下腹に続いていた。
男の股間は隆々と盛り上がっていた。
天狗男は六尺も解いた。
天狗の鼻のような魔羅がビンと飛び出した。
俺の縮こまっていた魔羅も鎌首をもたげ始めた。
「よ、よう。いい体してんな。お、お、俺と爽快なホモセクロスでハメ狂わねえか?」
天狗と分かってる奴に声を掛けるのは初めてで、不覚にも声が震えた。
「いいぜ。実は俺は天狗なんだ。俺のすげぇマラでヒィヒィよがらせてやるよ。」
俺の妄想では、天狗野郎はこう言う筈だった。しかし、現実は甘くない。
「なんなんですかあなた。気持ち悪い。警察呼びますよ。」
やはり駄目だったか……。天狗野郎は俺を睨みつけると、どこかへ行ってしまった。
まだ俺自身無垢な修現者だった頃を思い出し、俺の目から涙が溢れた。

糞まみれで 投稿者:変態糞親父 (8月10日(木)14時30分56秒)

先日、二回目になるが例の浮浪者の親父と川原の土手でひさしぶりに会ったんや。
高架の下で道路からは見えないとこなんで、
2人で真っ裸になりち●ぽを舐めあってからわしが持って来た、
いちぢく浣腸をお互いに入れあったんや。
しばらく我慢していたら2人とも腹がぐるぐると言い出して69になり
お互いにけつの穴を舐めあっていたんだが、
わしもおっさんも我慢の限界が近づいているみたいで、
けつの穴がひくひくして来たんや。おっさんがわしのち●ぽを舐めながら 
ああ^~もう糞が出るう~~と言うまもなく、わしの顔にどば~っと糞が流れこんできた、
それと同時にわしもおっさんの口と顔に糞を思い切りひりだしてやったよ。
もう顔中に糞まみれや。お互いに糞を塗りあいながら
体中にぬってからわしがおっさんのけつにもう一発浣腸してから
糞まみれのち●ぽを押し込みながら腰を使い糞を手ですくいとり、口の中に押し込むと舐めているんや。
お互いに小便をかけあったり糞を何回もぬりあい楽しんだよ。
最後は69のままお互いの口に射精したんや。
3人や4人で糞まみれでやりたいぜ。おっさんも糞遊びが好きみたいじゃ。
わしは163*90*53、おっさんは、165*75*60や一緒に糞まみれになりたいやつ連絡くれよ。
岡山県の北部や。まあ~岡山市内ならいけるで。
はよう糞まみれになろうぜ。

野母崎「え?どこにやったんですか?」

建宮「わからん、どこかにやるようなことは絶対に無いはずなんだが・・・」

牛深「・・・・ちょっと待ってください」

建宮「何だ?」

牛深「えーっと、記憶が定かじゃないのではっきりとはいえないんですが・・・・」

建宮「もったいぶらずに言ってみろ、今はどんな些細な情報でも役に立つかもしれないのよな」

牛深「はい、ぶっちゃけると俺たちって先月合コンしましたよね?」

建宮「合・・・コン・・・」

野母崎「あ!!」

牛深「その時確か・・・ 勢いで何かあげちゃった記憶がうっすらとあるんですけど・・」

建宮「ま、まさか・・・・」

野母崎「そのまさかかもしれませんね・・・・」

 (((こいつら何してんだよ・・・・・)))

やったぜ。 投稿者:変態糞土方 (8月16日(水)07時14分22秒)

昨日の8月15日にいつもの浮浪者のおっさん(60歳)と先日メールくれた汚れ好きの土方のにいちゃん
(45歳)とわし(53歳)の3人で県北にある川の土手の下で盛りあったぜ。
今日は明日が休みなんでコンビニで酒とつまみを買ってから滅多に人が来ない所なんで、
そこでしこたま酒を飲んでからやりはじめたんや。
3人でちんぽ舐めあいながら地下足袋だけになり持って来たいちぢく浣腸を3本ずつ入れあった。
しばらくしたら、けつの穴がひくひくして来るし、糞が出口を求めて腹の中でぐるぐるしている。
浮浪者のおっさんにけつの穴をなめさせながら、兄ちゃんのけつの穴を舐めてたら、
先に兄ちゃんがわしの口に糞をドバーっと出して来た。
それと同時におっさんもわしも糞を出したんや。もう顔中、糞まみれや、
3人で出した糞を手で掬いながらお互いの体にぬりあったり、
糞まみれのちんぽを舐めあって小便で浣腸したりした。ああ~~たまらねえぜ。
しばらくやりまくってから又浣腸をしあうともう気が狂う程気持ちええんじゃ。
浮浪者のおっさんのけつの穴にわしのちんぽを突うずるっ込んでやると
けつの穴が糞と小便でずるずるして気持ちが良い。
にいちゃんもおっさんの口にちんぽ突っ込んで腰をつかって居る。
糞まみれのおっさんのちんぽを掻きながら、思い切り射精したんや。
それからは、もうめちゃくちゃにおっさんと兄ちゃんの糞ちんぽを舐めあい、
糞を塗りあい、二回も男汁を出した。もう一度やりたいぜ。
やはり大勢で糞まみれになると最高やで。こんな、変態親父と糞あそびしないか。
ああ~~早く糞まみれになろうぜ。
岡山の県北であえる奴なら最高や。わしは163*90*53,おっさんは165*75*60、や
糞まみれでやりたいやつ、至急、メールくれや。
土方姿のまま浣腸して、糞だらけでやろうや。

建宮「ま、まずいまずいまずい!! これは非常にまずいことになったのよな!!」

浦上「どこの誰にあげちゃったんですか?」

野母崎「えーっと、どの子だったっけ・・・」

牛深「ロシアの子・・・じゃないな・・・ えっと・・・日本人の観光客の子・・じゃないし・・」

香焼「つまり特定できないってことすね

諫早「何といっていいやら・・・」

対馬「いやそもそもここに保管してあるものを誰かにホイホイあげちゃうとか何考えてるんですか」

建宮「あああもう!!今はそういうことじゃなくていかに女教皇様に知られずに回収する方法をだな!」

牛深「そう、それが大事です!!」

野母崎「女教皇様にだけは知られては!」

神裂「ほう、私に知られるとまずいことをしでかしたということですか?」

「「「ひぃっ!!!」」」ビクッ

(((終わったな・・・)))

アンチ連呼  投稿者:タカシ (9月12日(火)19時45分11秒)

おいオメェら!
いつまでも変わりばえしないチ●コチ●コセンズリセンズリ連呼してて満足か?
俺にしてみりゃちゃんちゃら可笑しいな。
チ●コをセンズリしてることなんざ見りゃ分かるっつの。
どいつもこいつも、個性も捻りも皆無だな。反吐が出るぜ!!
オメェは存在意義はチ●コだけなのか?
…じゃあその髭は何だ、その鯔背な角刈りは何だ、その鍛え込まれた肉体は何だ、
チ●コ以外のそれらがあってこそオメェなんだよ。だから自分を出せ、個性を出せ。

俺はセンズリの時も連呼なんざしねぇ。
チ●コ扱きながらその時その時に腹の底から湧いてくる言葉を吐き出す。
「漆黒に焼けた肌からほとばしるセンズリ汁の色の白さよ」
「夏の夜の熱い思いが染み込んだ六尺の香が男の証」
「新宿のネオンサインの隙間から忍び寄る手がチ●コをしごく」
どうだ?そんじょそこらの安っぽい連呼野郎と一緒にすんなよ。
そんな俺だが、俺をも驚かせる言葉の使い手が現れるのを待っている。
毎週金曜21時頃はだいたい******の大部屋にいる。163*65*30の髭ソフモヒ、興味ある奴は声かけてくれ!
俺と張り合う自信が無くたっていい。いくらでも言葉責めして鍛えてやる。
平凡な連呼のぬるま湯に浸る奴らに鉄槌をカマそうぜ!!!

神裂「・・・・」

建宮「・・・・」ダラダラ

野母崎「・・・・」ダラダラ

牛深「・・・・」ダラダラ

神裂「ふぅ・・・・」

浦上(あちゃー、ものすごく怒ってらっしゃる・・・)

香焼(ことがことっすからね~)

神裂「つまり、あれだけの騒動を起こしたアレをどこの誰にあげたかすら思い出せないということですよね?」

建宮「は、はいっ!!」

神裂「あ な た が た は ぁ・・・・」

建宮「た、たたたただあちに思い当たるところへ行ってみる所存です!!」

野母崎「そ、そうそうそうそう!! こうしちゃいられないんですよ!!」

牛深「マッハで!!マッハで行ってきますですはい!!」 神裂「お待ちなさい」

「「「はい・・・」」」ゴクリ

大丈夫。オレもホモだから 2011/12/20(Tue) 19:32

オレは大学で野球してる。野球ユニ大好きで野球やってる変態野郎です(笑)
特に野郎ストッキングが大好きで、やるときは必ずストッキング着用させるバリタチです。
この前、練習試合やったとき、相手の大学でめっちゃかわいい子がいました。
その大学のストッキングは水色と白のストライプ柄。オレにとってはよだれもの(笑)
ちなみに、うちのストッキングは水色一色です。試合終わってから思い切って声かけてみました。
そしたら、意外とナヨ系だった。
そしたら、そいつの先輩と思われる奴が「そいつ、ホモだから気をつけた方がいいですよ」だって!
その先輩と思われる奴に冗談っぽく「大丈夫。オレもだから」って言ったら、いきなり2人とも顔色急変。
「おっ!」って思ったら、案の定そいつらできてんの(笑)
「これはチャンス!」と思って球場の道具小屋に誘ったら、簡単にオッケーってなりました!
道具小屋に入ったとたん、そいつらすげーディープキスし始めた。
オレのチ●コはもうビンビン!すぐにオレも混ざってキスしまくり。
当然、そいつらのユニの上からチ●コ触りまくり。
そいつらも触ってきたから、オレが一番先にチ●コ出したらそいつらそろって「でけぇ!」だって!
二人まとめてしゃぶらせた。
ストッキングフェチのオレはそいつらのストッキングをペロペロレロレロ。
もうギンギン!
とりあえずかわいい奴の下ユニだけ脱がしてストッキングはかせたまま挿入。
そしたらかわいい方は超もろ感!「ひーひー」言うもんだから、ストッキング舐めまわしながら中出し!
そしたら先輩と思われる奴まで「お願い!入れて!」だって。
だからそいつも下ユニだけ脱がしてストッキングはかせたまま挿入。
あっけなくストッキング舐めまわしながら、そいつにも中出し!
最高のエッチだった!

俺はセンズリの時は必ず六尺を締めてやる。
そのまま発射するから六尺には雄汁がたっぷり染み込む。
それを一回も洗濯しないからチ○コが当たる部分は変色し茶ばんで、
臭いもすげぇ雄臭くなっている。
昨夜もその六尺締めてセンズリした。
臭いが逃げないように六尺は密封ケースの中に仕舞ってあり、六尺二丁が生乾き状態で、
蓋を開けただけでムワッと雄臭え臭い立ち昇ってきて俺の性欲を刺激する。
全裸になって素早く六尺を締める。縦褌がケツにギュッと食い込むほどきつく締める。
六尺一丁の姿を全身鏡に映して眺める。週4でトレして日焼けマシンで焼き込んでる
ゴツクて浅黒い肉体が我ながら雄欲をそそる。
既に前袋の中では痛いほどチ○コが勃起して盛り上がり先走りの染みがひろがっている。
俺はいろいろポージングして己の肉体美を観賞する。
雄臭ぇ。たまんねぇぜ。
俺は前袋ごとチ○コを揉みしだく。
うぉっ!いいぜ。
長く楽しむために発射しそうになると手の動きを止める。
俺は交互に使ってるもう一丁の生乾きの六尺を顔に押し当て臭いを嗅ぐ。
臭ぇ臭ぇ。ギンギンのチ○コからさらに先走りが溢れる。
こうやってじっくり楽しみながらいよいよ発射の時が来る。
褌マッチョ野郎!雄臭えぜぇー!と叫びながら六尺に中出しする。
六尺はドロドロベトベトになり部屋中に雄臭が漂う。
六尺を解いてすぐ密封ケースに仕舞う。今夜もまた世話になるぜ。よろしくな。

神裂「探すというのなら三人で行くよりも全員で行ったほうが早いし効率的ではありませんか?」ニコ

対馬(目が笑ってないなぁ・・・)

建宮「そ、そのとおりでございます!!」

神裂「あなたたちはアレを渡した可能性のある人物の名前や特徴、出会った場所、その他いかなる些細な情報でもかまいません、すみやかにまとめて全員に配布しなさい」

野母崎「はいいいいい!! ただちにいいいい!!!」

神裂「万が一、万が一アレを悪用されて御覧なさい、あなた方にはそれ相応の償いをしていただきますからね」

牛深「ち、ちなみに、償いとは・・・!!」

神裂「潔く腹を切っていただきます」

「「「えっ・・」」」

エロ本買いに行って・・・  投稿者:けい  投稿日:2008/10/08(水) 00:44:31

自分ちから少し離れたところにエロ本の自販機があって、
どんなもんがあんのか興味あったんで夜中見に行ってみた。
期待はしてなかったんだけど、えっ!これいったい何十年前よ!
みたいな本だかビデオばっかり。
帰ろうとしたら入れ替わりに出稼ぎ風の外国人が
「オニイチャン、スケベスキ?ボク、コレスキ。」
なんて言ってジーパンの上から股間をもんできた。
ちょっとビックリしたけど、その外人のアケスケなエロさにチ●コが反応(笑)
少し場所を移動して立ったままたっぷりしゃぶってもらった。
「…ウ…ン…チ●コオイシイネ…オシリ…キモチイイネ」なんて言うと、
俺のチ●コにワセリンみたいのをたっぷりつけて、
うしろ向くとケツを丸出しにして俺のチ●コに押し当ててきた。
「Oh…チ●コオオキイ…オシリキモチイイ」
俺のほうはもちろんヤる準備なんかしてないから当然ナマ。
少し溜まってたし、いいや、このまんま中に出しちゃえ!
なんてズコズコそいつのケツマ●コ犯して、中にたっぷり種放出。
「イ!イクッ!!」外人マ●コ野郎も俺とつながって
ガニ股のまんまマラをしごいて地面に大放出した。
「ン…アリガトネ。」なんてティッシュで俺のチ●コのあとしまつすると、
種マ●コのままチャリこいで帰っていった。
ああやってたまーに種回収して楽しんでんのかなーあいつ。
ズリネタは無かったけど代わりに気持ちいい事できた夜だった。

あれは私が18歳の頃地元でも有名な心霊スポットへ行った時のことでした
当時私は同じ学年の男子と付き合っており、その他のカップル達とグループ交際をしていました

3組のカップル、計6人で山の中にある古いトンネルに向かいました
トンネルの前にあるスペースに車を止め、静かに中へ

中は驚くほど静かでした、私はあまりにも恐かったので彼の腕にしがみ付き眼を閉じていました
私たちの前では他のカップル(仮にAとBとします)
A「やだ~B、恐いよー」
B「大丈夫だって、いざって時は俺が守ってやるから・・・」
A「B・・・私Bがいれば恐くない!」
などとバカップル振りを発揮し、ずっとイチャイチャしていました
A「んーBがキスしてくれれば恐くなくなるかも・・・」
B「えーしょうがねーなー・・・」Bがキスしようとしたその時
「オエエェェェ!!」誰かが吐くような声が聞こえて来ました
みんながシン・・・としていると今度は明らかに私たちの後ろから
「ッチ!」と舌打ちする音が聞こえてきたのです。
私たちはすっかりパニックになってしまい急いで車に飛び乗り家に帰りました

その後霊感の強い知り合いに話を聞くと
「あそこは危ない、特に女性を連れてるとその人は大体不幸な目にあうから『雌殺しトンネル』って呼ばれてるんだ」
と教えてくれました。
幸い私たちは全員男だったので事無きを得ましたが、もし私が女性だったら・・・と今でも鳥肌が立ちます。

建宮「は、はははっはらですとぉ!?」

神裂「左様」

野母崎「そんな時代錯誤なことって」

神裂「いえ、数年ほど前日本で当時のボクシング世界チャンピオンをゴキブリ呼ばわりしたチャレンジャーが世界戦に負けたら切腹すると豪語してチャンピオンに挑戦」

神裂「終始汚い反則に徹し、ボクシングではありえない投げ技まで披露し当然のごとく敗北、父親の介錯で見事に切腹を済ませています」

牛深「そ、それとこれとは」神裂「ご安心なさい」

神裂「せめてもの慈悲にこの私が苦しまぬようきちんと介錯してあげましょう」

建宮「探します!!何としても探しだしますから!!」

野母崎「この命に換えても!!」

牛深「絶対に!!絶対に取り戻してみせます!!」

神裂「期待していますよ」

この前ズリダチとタイマン勝負したことを書くぜ。
互いに六尺姿でまずは威嚇、腕組みヤニ咥えガン飛ばし、
大股で筋肉と勃起誇張して、野郎比べだ。
雄臭ぇポーズで挑発しあう。腰突き出し勃起を振り回し、
オラオラ節で興奮に火が付く。
やわらオイルをタップリ仕込んで、いよいよズリ戦開始だ。
胴ズリ、逆ズリ、雁ズリ、玉ズリ、上ズリ、下ズリ。
野郎うなぎ責め、腰砕けの手マ●コ、野郎泣かせの亀頭責め。
片手技と両手技の競り合いで、雄の粋と艶を比べ合う。
ズリ見せ根性丸出しでな。
一息入れる時にゃ、奴の胸板めがけて、勃起ションベン。
ビシバシ痛ぇくらいに、照射すりゃ、雄の征服感が全身を
快感となって駆け回る。

さらにオイルを仕込んで2R。
今度は俺のズリビデオ見せながらのダブルズリ攻撃さ。
ラッシュ飛ばして、ド淫乱野郎に変獣し、チ●コ・センズリ・押忍の連呼。
俺達はまさに、チ●コ、ズリ、男意気を激しく比べ合う戦闘士だ。

寸止めのエロい表情も相手を落とす神技、何度も食らう度に金玉の
引きつる痛みさえ新たな快感に変わる。

その時、ほんの少しの気の緩みで奴は快感のコントロールを失い
射精の痙攣に突入。

2回に渡るファイトはいずれも俺の勝利、最後は奴のチ●コめがけて、
野郎征服の快感に酔いながら勝利の照射!
3時間勝負は俺達ズリ舎弟の絆を更に固めたぜ!

数日後

上条「持ち物これでいいか?」

麦野「そうね・・・最低限必要なものはそろったわね」

上条「俺たちの洗面用具はボディタオルくらいでいいんだよな?」

麦野「ええ、一通りはそろえてあるみたいだからいらないわね」

麻利「あー」

麦野「何、麻利も楽しみ?」

上条「そういやウチの風呂以外は初めてだよな?」

麦野「病院のやつくらいね」

上条「麻利~ この部屋よりもおっきいお風呂だからな~」

麻利「きゃぃ」

小生がまだ女の色も知らなかった学生の頃の事を話そう。
文武両道を地で行く優等生筆頭、精悍なマスクと鍛えぬかれた体躯を誇った小生は、全女学生の憧れの的であった。
赤ら顔の乙女から恋文を渡される事日に十度(何処で小生の事を知ったのか分からないが、他校はおろか他県からも熱い恋文を頂いた)はザラで、
恋道に迷った乙女から、“処女を是非貰って欲しい”と懇願された事も日常茶飯事であった。
しかし、色道よりも硬派道、漢道を驀進していた小生は、“女色に溺れるは硬派が捨たる。”と、乙女達の要求を無下に断っていたのだ。
(そんな態度が乙女達を更に狂わせてしまったのは誤算だったが(笑))

ある日、そんな小生の人生を大きく変えた事件が起こった。
小生の母校と対立している不良グループのボスが決闘を挑んだのだ。
相手は小生と優るとも劣らぬ体躯と喧嘩根性の持ち主だが、卑劣にも小生の舎弟を人質に取り、小生に対して決闘を要求した。
「廃工場で決着をつけよう。決闘に来なければ舎弟の命は無い」
奴等の漢道に反する卑劣極まりない挑戦状が小生の怒りの導火線に火をつけ、決闘場へと足を運ばせた。

(中略)

「ああッ!いいッ!リキさンの鉄マラ、最高ッス!」
小生は初めて味わった身を千切る程の快感に、思わず声をあげた。
「硬派野郎気取りが男女郎丸出しじゃねぇか。そろそろトコロテン花火を吹き上げ晒せや」
「いいッ!ア、アーッ!」
小生はリキさんのストロークに絶えきれず、漆黒の夜空に白い大輪の花火を打ち上げた。

それ以来、小生はリキさんの男女郎として日々を過ごしている。
こうして筆を取り、思い出に馳せていると自然と菊が疼き、マラは膨張する。
リキさん…
今宵も可愛がって下さい…

ピンポーン

麦野「もう来たみたいね」

上条「俺出てくるよ」

麦野「お願いね」

麻利「ばぁ」

麦野「またいつもの騒がしいやつらと一緒よ がっかりした?」

麻利「・・・」

麦野「何何、もう少し静かにしてほしい? 残念だけどそれは無理よ」

麻利「・・・あぃ」

麦野「わかったわかった、後でちゃんとおもちゃで遊んであげるから我慢しなさい」

昨日我が家に宿泊した友人と飯をかけて金玉攻撃3本勝負した。
1本目・・・・・金玉を1発づつ叩きギブした方が負け
2本目・・・・・金玉を片手で握り何秒何分耐えられるか?時間の短い方が負け
ココで2本先取していれば勝負がつく。
3本目・・・・・センズリ勝負先にイッタ奴の勝ち。
この3本勝負をした。
1本目・・・・・全裸で仁王立ち。ブラブラの金玉を下から掬い上げるように叩く
1発目は男の痛みが腹に来て苦しいが数発もらうと快楽も感じてくる。
17発目相手の野郎が『もうダメ金玉痛い』とギブした。
2本目・・・・・タイマーを入れながらまず俺が野郎の金玉をにぎりる実話俺は金玉握りが
得意相手をプレー中に悶絶させる事が多々ある。 ここって攻めを心得ているつもりだ。
タイマーが動いた僅か6秒野郎は『潰れる金玉金玉ギブギブ・・・・』を連発。
金玉を抑えてエビのように丸まった。
相手の金玉握りを6秒耐えれば俺の勝ちだ、相手は大きめ俺の金玉を手のひらで持て余す
ような感じで金玉を圧迫しきれていない。  時間は10秒を過ぎ俺の勝利だ。
先ほどの握りの痛みがあるようで、野郎は『金玉痛てぇ~~』を連呼していた。
2本先取したので3本目の射精を行わない予定だったが、俺が罰ゲームだと言って
全裸の野郎のマラをシゴキ始めた、金玉痛くてセンズリどころじゃなぇーと言っていたが
マラがビンビンになり、身体は善がり始め、快楽の顔になり『イキそう』を唱える
しかしここで動きを止める『あっ!先輩やめないで、やめないで・・・』
しかし俺は手を止める『あぁ~~先輩気持ち良いシゴイてシゴイて・・・』
俺の手が再度野郎のマラをシゴク、『あぁ~~気持ち良い、気持ち良い、イク、イク・・・』
またも止める『先輩、マジ続けて、続けて・・・あぁ~~やめないで・・・』
俺の手が再度シゴキに入る『あぁ~~イク、イク、イク、イク・・・・・・』
野郎は思いきり射精した。
金玉痛い射精気持ち良い、痛みの中から搾り出す精子最高!
勝負に勝った俺は焼肉をご馳走になった(^^)
後輩は金玉のどこかがまだ痛いっすと言うていた。
対戦掲示板でこんな相手探さないと・・・・・

┏━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┓

┃般│  │多│呪│多│得│想│掛│所│亦│無│耳│不│是│異│蘊│観│摩┃
┃若│  │呪│田│是│阿│究│礙│得│無│意│鼻│増│舎│色│皆│自│訶┃
┃心│  │即│除│野│耨│部│無│故│老│識│舌│不│利│色│空│在│般┃
┃経│  │説│一│神│数│涅│高│菩│死│界│身│減│子│即│度│菩│若┃
┃  │  │呪│切│呪│羅│人│礙│和│盡│無│意│是│是│是│一│薩│波┃
┃  │  │曰│苦│是│三│三│故│薩│無│無│無│故│諸│俊│切│行│羅┃
┃  │波│  │真│大│藐│世│無│陀│苦│明│色│空│岡│空│苦│深│蜜┃
┃  │羅│羯│実│明│坊│諸│有│依│集│亦│聲│谷│空│即│厄│般│多┃
┃  │僧│諦│不│呪│菩│聡│恐│般│滅│無│香│無│相│是│舎│若│心┃
┃  │羯│羯│虚│是│提│依│怖│若│道│無│味│色│不│色│利│波│経┃
┃  │諦│諦│故│無│介│般│遠│波│無│明│觸│無│生│受│子│羅│  ┃
┃  │  │  │説│上│知│祐│離│羅│智│盡│法│受│不│想│色│蜜│  ┃
┃  │菩│波│般│呪│般│波│野│蜜│亦│乃│無│想│滅│行│不│多│  ┃
┃  │提│羅│若│是│若│羅│切│多│無│至│眼│行│不│識│異│時│  ┃
┃  │薩│羯│波│無│波│蜜│顛│故│羽│無│界│識│垢│亦│空│照│  ┃
┃  │婆│提│羅│等│羅│多│倒│心│以│老│乃│無│不│復│空│見│  ┃
┃  │訶│  │蜜│等│蜜│故│夢│無│無│死│至│眼│浄│如│不│五│  ┃
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麻利「・・・」

フレメア「にゃあ!」

絹旗「まりりん、超久しぶりです」

麦野「一昨日会ったばかりだろうが」

滝壺「私たちは毎日まりりんと会わないと切なくなる病気にかかっている」

上条「何だそれ」

フレンダ「つまりこの病気を何とかするにはまりりんをお持ち帰りするしかないってわけよ」

麦野「ざけんな、誰がそんなことさせるかってんだ」

麻利「うぅ」

絹旗「おっと、まりりんが超車に乗りたがっています。ちゃっちゃと乗っちゃいましょう」

上条「こわがらねーかな?」

麦野「やってみるしかないわ、どうしても無理そうならいつもどおりタクシーにしましょ」

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| VIPじゃなきゃヤダヤダーってか?ww .|
|_____________| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  w wwwww ||       |専用の板でやれ。 |

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |        |________|
このスレ何番煎じ?|二=- -=二  | |   wwwwwwwwww.  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~|
⌒ヽ__________| . __-=ミ;彡⌒`丶、~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|パートスレ立 て ん な |

^ω^)|馴れ合いシネ   |      ̄ ̄ ̄ ̄ |:::`丶今すぐ消えろ  |__________|
_つO  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|.VIPを乗っ取るな.|::::::::::ヽ______|   ||
/  |なんでここでやる|_______.lノン:::::::l _∧ ||   /⌒ヽ ||
=二・二=-       (^ω^)-┐ ュ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|∀`○ニ( ^ω^#)ニ⊃

    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┗-ヽ ノ ィ赱、 i| VIPでやるな.| ノwww ヽ  ノ
 w .| とにかく邪魔 ┏┘,   `"" ,l______.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|,_ ,ィ''。_。ヽ、_,. /_ン'(.|. 迷  惑  |
 |定期で落ちた糞スレを返せ| `""`|. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|______|

 |___________ |www.|場違いスレ死ね|
  |              | w w.w|_______..|
ww.ヽ(`Д´)(`Д´)(`Д| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|∀・)

     (__)メ(__)メ(_|  VIPから出て行け  |氏ね| / ̄ ̄ ̄\
      ハ   ハ  ハ |__________| ̄||   | ^     ^ .|
   www  w   ww    | |( ゚д゚ )      w( ゚д゚ )| .>ノ(、_, )ヽ、.|
 w w   モウクンナ     w (つ とノ   ww    (_゚T)w ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|_
ww -=二・二=- -=二・二=-w(⌒) | w w  w ww゚ ゚̄ あまりVIPPERを  rニ─`、
      ww www       ̄`J      / :::::::::::|怒らせないほうがいい`┬─‐

滝壺「それじゃあ誰がまりりんの隣に座るかじゃんけんで決めようと思う」

絹旗「超望むところです」

フレメア「負けない にゃあ」

フレンダ「これだけは妹といえど譲ってあげるわけにはいかないってわけよ」

 さーいしょーはぐー じゃーんけーん ぽんっ

麦野「やってるやってる」

上条「沈利さんが抱っこするのになぁ」

浜面「すまねえな大将、いっつも騒がせちまって」

上条「いや、賑やかだから俺は気にしてねぇぞ」

麦野「それより浜面、運転でヘマしたらわかってんだろうな?」

浜面「大丈夫だって、いつにも増して安全運転で行くからよ」

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麻利「う~ ぅ~」バタバタ

フレメア「にゃぁぁ・・・」

絹旗「足ばたばたさせてますよ どうしたんですか?」

麦野「車に乗るとこんなもんよ まだ慣れてないから落ち着かないんだと思うわ」

浜面「すまねぇな大将、助手席でナビさせちまって」

上条「車出してもらってるんだからこのくらいはどうってことねえよ」

滝壺「まさか負けるなんて」

フレンダ「帰りに期待ってわけよ」

フレメア「これだけ足をバタつかせているということは将来は水泳選手になる にゃあ」

絹旗「いやいや、サッカー選手かもしれませんよ?」

麦野「足バタつかせたくらいでそこまで言うか」

滝壺「だってむぎののまりりんだもの」

フレンダ「運動神経抜群にちがいないってわけよ」

男「まずこのssにて注意していただきたいことが」

1、 >>1はss初心者。「いくらなんでもこれはないわ」とか「キモ過ぎる」
とか思った人はブラウザの戻るを押してください。
2、メタ発言があります。ご容赦ください。
3、更新が遅くなります。

男「まあこんぐらいか。あとは…まぁキャラの設定としては >>1の知り合いなどが使われている。
ちなみに主人公の設定はほとんど作者だ。」

男「次から口調かわる」

男「じゃぁ温かい目で見てやってください。はじまりはじまりー」

実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました。

上条「スポーツ選手かぁ・・ 俺はスポーツ選手よりも女の子らしいことしてほしいんだけどなぁ」

浜面「茶道とかか?」

上条「いやいや、正座ってのはあんまりよくないらしいからそういうのじゃなくてこうバレエとかピアノとかだな」

浜面「お嬢様っぽいな・・・ 麦野もそんな感じだけどさ」

上条「そういや沈利さんはピアノとかできないのか?」

麦野「できないことはないわ」

絹旗「と、いうことはできるってことですよね?」

麦野「まぁそういうことになるけど、ピアノのレッスンって何か堅苦しいし肩こるからいやなのよね」

フレンダ「麦野らしいってわけよ」

おっさんカキコwwwwww

俺みたいな四序Hで2ch見てるお茶目野郎、他に、いますかっていっぱいいんだろ?wwwww

今日の会社の会話
あーいいんじゃない?いい具合にやっといて! まあ任せるわ!なんかあったらヨロシク! とか
ま、お任せですわな

そして俺は電子の桃源郷で女体を見て、呟くんすわ
うーんマンダムwwwwwwwそれ、誉め言葉ね。

好きな音楽 スーダラ節
尊敬する人間 植木 等(タイミングにC調に無責任!YES!)

なんつってる間に終業っすよ(笑) あ~あ、管理職の幸いとこね、これ

にきびおいしいです
タッパーに540粒くらい貯まってます
ふたを開けると にきびのすっぱいニオイがして
食欲をそそります
赤く腫れた大にきびを指で挟んで
ブチュ!って潰すと
赤黒い血と脂が混じったネバネバが飛び出します
すかさず指ですくって 白いにきびの芯に塗って
食べるよ
にきびヨーグルトににきびソース
やめられません ハァハァ

打ち止め「うー、おそいー」

番外個体「まだかなまだかな」

一方通行「だからはえェって言っただろォが、一時間前に到着してぼやいてンじゃねェ」

打ち止め「だってだってだって待ち遠しくてじっとなんてしてられないってミサカはミサカは断言してみる!」

番外個体「そう!この気持ちは誰にも止められないんだから!」

一方通行「黄泉川と芳川に内緒にしちゃァいるがてめェらがそンなンだと怪しまれンだからな?」

打ち止め「大丈夫大丈夫、二人ともそんなに気にしてないみたいだよ」

番外個体「そうそう、ミサカも最終信号もヒーローさんの生活を脅かすようなヘマはしないよ」

一方通行「だといいがな」

流れ無視してちょっと愚痴らしてもらっていいっすか?

あの…ここってVIPってとこで間違いないっすよね? 殺人予告とかで有名な  なんか、イメージとだいぶ違うんすけど?


俺、正直期待してたんすよ…VIPってのに  なんかギルメンに最初話聞いた時にここだったら分かり合えるっつーか、

同じ匂いのする奴に会えるんじゃねーか?とか………正直、ちょっとがっかりでした(糞ガキが生言ってすいません…)

俺、思うんすけど、まわりで言われてるより狂気が足りない?てか、狂気のふりした奴らばっかじゃねぇすか? 

あいつら何にも分かってねぇよ…糞っすよマジで

なんか匂いが違うんすよ、本物とは 本物の狂気ってマジヤバいっすよ? 

俺、そんな奴らにVIPなら会えるんじゃねーか?ってわくわくしてた

馬鹿でした
俺が馬鹿すぎでした
やっぱ学校にもキルドにもVIPにも分かり合える奴なんていないんだな…


あんまり愚痴とか好きじゃないんだけど、この流れの雰囲気見てたらつい発言したくなっちゃいました
すいませんもう帰ります

上条「次の信号右に曲がってくれ」

浜面「あいよ」

麻利「あいぃ!! きゃぅっ!!」

麦野「あらら、何か興奮しちゃってるわね」

フレメア「楽しいにゃあ?」

麦野「だといいんだけどね」

絹旗「少なくとも怖がってる感じはみられませんね」

フレンダ「きっと私たちの熱い視線に照れているわけよ」

滝壺「これもあいどるの宿命というもの」

麦野「いつの間にアイドルになったんだよ」

麻利「あぁぅっ!!」

ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説11巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期決まって良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる?
表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアン様ぁあ!!セ、セイバー!!シャナぁああああああ!!!ヴィルヘルミナぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルケギニアのルイズへ届け!

マジレスするとお前がのどっちと思えばそれがのどっちのタルタル美味しいよぉ!んほぉ!どぴゅっ!
のどっちのおちんちんきもちいい!きもちいい!おちんちんのどっちきもちいい!
タルタルいっぱいでたねっ!のどっちのタルタル濃すぎて脳が焼けちゃうのぉおおおお!んぁぉ!
のどっちタルタルを口移しでのどっちに飲ませたい!口から白いのが垂れてるのどっちかわいいよぉぉぉぉ!
口から垂れたのどっちタルタルを掬い取ってペロって食べたらのどっちがはにかんで恥ずかしい…って赤らめた顔がにゃあああああああ
タルタルでちゃいます!僕のタルタルもでちゃいます!のどっちも僕のタルタル食べてくれるよね!食べたね!
のどっちがタルタルを喉に通す音でまたおちんちん気持ちよくなっちゃうよぉ!のどっちのおちんちんも気持ちよくなっちゃうね!
のどっちと僕のおちんちんこすり合わせてタルタル大盛り出来ましたぁっ!二人で犬みたいにタルタルぺろぺろしあたいね!
ぺろぺろしてるね!今ぺろぺろしてるよ!のどっちちんちんビクビクさせながらタルタルごくごくぺろぺろごくごくしてる!
のどっちのおちんちんこすこすしながらのどっちがもうタルタルでないって言ってるけどまだのどっちタルタル食べたりないのぉ!
どぴゅどぴゅしてりゅ!のどっちタルタルどぴゅっ!って出てるね!特濃のどっちタルタルで僕のおなかもいっぱい!ごちそうさまでした!

Louise!Louise!Louise!Louiseeuuuuuuwaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaah!!!
ahaaaaaa...aa..ah!yeah! ahaaaaaa!!! LouiseLouiseLouiseeuuwaaaaaa!!!
aah!whinewhine!whinewhine!whinewhine!is a good smell...whine
gosh!i want to smell the smell of the hair of the peach color blond of louis francoisetan!whinewhine!ah!!!
mistook!want fluffy and soft!fluffy and soft!fluffy and soft!hair is fluffy and soft!gnaw,fluffy and soft…haw-haw haw-haw haw-haw!!
Louisetan of 11 novels was lovely!!ahaaaa…aaa…aha aaaaaa!!yeahaaaaah!!
it was good to be decided the Louisetan animation 2 term!ahaaaaaa!lovely!Louisetan!lovely!ahyesh!
i am glad to put the 2nd volume of a comic on the market…nooooooooo!!!mewwwwwwww!!yipesssssssssssssss!!
ughhhhhhhhhhh!!!actual in a comic!!!!oh…novel and animation are considered well…
Is Louis actual?mewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwh!!ughhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh!!!
NOOOOOOOOOO!!eeeeeeeeeeeeeeeek!!yikessss!!Halkeginiaaaaaaa!!
This!pah!stops!!Stop in reality et.R..trus!?look...ing?Louise of a cover picture is looking at me?
Louise of a cover picture is looking at me!!!Louis is looking at me!Louise of a cover picture is looking at me!!
Louis of animation is speaking to me!!!was good...world is not given up yet!!!
Yesssssssssss!!!I have Louuuuuuise!!was good ketty!!it can do alone!!!
Yeah!Louise of a comiiiiiiiics!!geeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!
AhaahMsUneAh!!SaSaber!!Shanaaaaaaaaaaa!!!Wilhelminaaaaaaa!!
Hummmmmm!!My thought is a report to Louise!!It is a report to Louis of Halkeginia!

上条「あとはここから200m行けば左手に見えてくるはずだ」

浜面「よーし、あと一息か」

フレメア「お風呂ついたら私が洗ってあげる」

絹旗「フレメアにはまだ早いです、ここは私が」

フレンダ「絹旗にも早いってわけよ ここは私が」

滝壺「ふれんだだとさばのにおいが気になるからここは私が」

麦野「またか」

麻利「うぃぅ うぅぅあ」

上条「麻利もずっとそわそわしてるな 泣かないだけまだいいけど」

浜面「泣かれるとなぁ、さすがに気が散りそうになっちうまう・・・ っとあそこにいるの一方通行じゃねぇか?」

上条「お、本当だ あの白い頭はあいつ以外にありえないからな」

ガチャッ

上条「よう、待たせたか?」

一方通行「いや、こいつらが好きで待ってただけだから気にすンな」

浜面「どのくらい待ってたんだ?」

一方通行「一時間弱ってとこだ」

上条「そりゃまぁ・・・」

浜面「お前も大変だな」

一方通行「ほっとけ」

ぼくはまっすぐに、わき目もふらずにライトノベルコーナーに向かいます。
そこには様々なライトノベルで溢れています。隅っこに”ゼロの使い魔”を発見!困ったことに、棚にさされています。
危険信号!
本はおおよその場合”ひらづみ”でないと売れないのです。直立不動で待ち続けます。そうこうするうちにお客さんがやってきます。
そこでいよいよ”販促”の開始です!本をパラパラとめくるお客さんに聞こえるか聞こえないかの声で、小さく呟きます。
「ゼロ」
するとお客さんは、怪訝な顔で僕を見つめます。食いついてきました!そこですかさず、再び呟くのです。
「の使い魔」
僕は棚にさされたゼロの使い魔を取り出し、お客さんの前に突き出します!
「はい?」
「女の子。可愛い。犬。魔法」
そんな素敵ワードをサブリミナルのように呟きながら、ぐっとお客さんの手に”ゼロの使い魔”を握らせます。
「な、なんですか?」
「いいから」
「よくないですよ。なんですかこれ」
「ゼロの使い魔」
「いやタイトル聞いてるわけじゃなくて」
「ルイズちゃん」
「何それ」
「出てくるから」
「だから・・・・・・」
「ルイズちゃん」
「あのね?」

「ル  イ  ズ  ち  ゃ  ん」

このような地道な努力が実を結び、ゼロは125万部を突破しました。他の作家さんに真似されたら大変なので、あまり公にはできませんが・・・・・・。


  『ゼロの使い魔』原作者 ヤマグチノボル

麻利「ぷぅ」

打ち止め「わーいまりりーん!」

番外個体「今日もかわいー」

麦野「こらこら、囲むな囲むな」

絹旗「いやはや、まさか第一位とこういうところにくることになるとは思いもしませんでしたよ」

滝壺「うん、目も赤いしちょっと怖い」

フレンダ「でもあの女の子二人といっしょにいるところを見ると実はいいやつとか」

麦野「今のところむやみに誰かを攻撃したりってことはないから安心しなさい」

フレメア「久しぶり」

打ち止め「あ、あなたは!」

フレメア「そろそろブラをつけられるようになった?」

打ち止め「ぐ、ぐぬぬぬ・・・・」

滝壺「よくわからない戦いが繰り広げられている」

自分が生涯愛すと決めた姉ケ崎寧々には、私をここまで愛狂おしい気持ちにさせる理由がある。
まず一つに、彼女からあふれ出る大人の雰囲気と、それに負けない優しさのオーラが挙げられる。
休日、私と彼女の愛を深めるため逢瀬を楽しんでいる最中、「ありがとう」や「気を遣ってくれてる」等の、
言ってしまえば何の根拠もない言葉をかけてくるときがある。実際に私が彼女に気を遣っている訳でもない
なのに彼女は自分を下に置くような発言をするのである。
そのような言葉をかけられてしまうと、(諸君もわかるだろうが)そうなのであろうか、とあたかも自分が自分でないような気持ちに陥り
更には「あぁ、自分は彼女に気を遣わせてしまっているのかな」と逆に思い悩み、もはや彼女の事しか考えられなくなってしまう。
その気持ちはやがて確実に『愛』そのものに変わり、彼女への想いを更に強めてしまうのである。
大人の雰囲気、優しさを兼ね備えた人の例に『母親』がある。母親というのは、私達にとっても暖かく、
自分に最も愛を注ぎ込んでくれる故、私達が最も安心感を示すことのできる存在である。
私達がそのような唯一無二の存在に抱く愛以上の感情が、彼女と多くの部分で重なるのである

二つ目に、その独特なセンスからくる、『安心感』がある。
彼女は時折、ユーモラスな事柄を私に質問したり、何の前触れもなく口走ったりする。
それをいきなり聞いたとき、私はその発言について自分なりに理解しようとするのだが、
そこには彼女独特の感性のあらわれがあり、彼女、かの、か……ん?え、何……?
あ、ネネさん!?あああ!ごめんね無視してて!!ごめんねごめんね!!
え、何?あ、6時?そっか!ありがとう教えてくれて!ネネさんありがとう!!服可愛いね!服!ふ!く!可愛いね!!
ああ、ネネさん好きだ!あ、好き、好きだわ!これすっごく好き!!大好きだわ!!あれ!?すごいわこれ!!
弾ける!弾けちゃうよネネさん!ネネさー!!ねぇ、好きな色は!?好きな動物は!?ねぇ!!
ネーネさん!よし、じゃんけん!じゃんけんしよう!パー!パー!パーだよパー!はははははは!!
よーし、次は勝つぞ!絶対勝つ!ご褒美もらうんだよ!負けられない戦いなんだよ!!とりにいくよネネさん!!
あああもう!!ネネさんの可愛さは無限大!僕のネネさんへの想いも無限大!!よって宇宙!!ネネさんと僕でダブル宇宙!!!

上条「本当にいいのか?」

麦野「ええ、女だけでプライベートルーム行ってくるわ、当麻はここの温泉堪能してきなさい」

上条「何なら俺が麻利と一緒でもいいんだぞ?」

麦野「そんなことあの子たちが許すと思う?」

上条「えーっと・・・」

 超勝負です!誰がまりりんを洗うか!

 絶対に負けないよってミサカはミサカは

 結局、最後に勝つのは私ってわけよ

 にゃあ

上条「確実に暴動が起こりそうだな」

麦野「そういうわけだから、テストのこととかも忘れてしばらく男同士で裸のつきあいってやつをやってきなさい」

上条「なんかあんまりいい響きじゃねえな」

麦野「そういうのは意識するほうが負けなの」

自分を蝶に見立てて解説するとこうなるな。

卵・・・幼少期に惰性でテレ東のアニメを見る。
同時期に重甲ビーファイターや超光戦士シャンゼリオンなどの特撮にはまる。
ウェディングピーチやレイアースは見ていたがなぜかセーラームーンは見ていなかった。
当時好きだったアニメ・・・超者ライディーン、勇者指令ダグオン、魔法騎士レイアースなど

幼虫前期・・・小学校入学、まだ惰性でテレ東のアニメを見る。
この頃、親が買ってきたスーパー戦隊超全集を見て戦隊の歴史にどっぷりとはまる。
また、メダロットにはまりポケモンとともにGBCでプレイしまくる。
当時好きだったアニメ・・・トランスフォーマー・ビーストウォーズ、小さな巨人ミクロマン、メダロットなど

幼虫後期・・・テレ東のアニメをあまり見なくなる。その代わりに日曜朝のアニメ・特撮を毎週欠かさず見る。
このとき本放送で見ていなかったセーラームーンに衝撃を受ける。ゲームのやりすぎで視力が低下。小学校でなぜか龍騎ごっこが流行る。
そしてたまたま見た東京ミュウミュウの第2話で自分の中の何かが覚醒する。
当時好きだったアニメ・・・デジモンアドベンチャーからのデジモン4部作、電脳冒険記ウェブダイバーなど

蛹・・・中学校入学、やっと平成ライダーシリーズの話の内容についていけるようになる。
TSUTAYAで90年代前半の戦隊のDVDを借りて見る。
ネットを始めたことがきっかけで萌えアニメをかじる(ローゼンメイデンやネギまあたりはネットで知った)。
当時好きだったアニメ・・・特撮を見ているかゲームをしているかの記憶しかない、見た記憶があるのはケロロ軍曹ぐらい

羽化の前兆・・・高校入学、入学式の後に小学校時代の友人と遭遇、そいつが覚醒していたことに驚愕。
ネットでハルヒが流行っていることを知り見て羽化の兆候を見せる。

成虫・・・小学校時代の友人の中学校時代の友人(♀)と知り合い、秋葉原のメイド喫茶に連れて行かれる。完 全 覚 醒

現在・・・高校の友人に紹介された科学部の副顧問がディープな人だったことを知り文系であるにもかかわらず入部、
同じ趣味の奴ら(非部員の同級生にも大量にオタクが存在)が集まる。
今では立派なコミケ常連、ニコ厨です、はい

浜面「おー、いい湯だな」

上条「そうだな、熱すぎずぬるすぎずほどよいのがうれしいな」

一方通行「少しあちィ」

浜面「いやー、まさかこの三人で風呂に入る日が来るとは思わなかったぜ」

上条「一緒に風呂に入るって発想がまず無いからな」

一方通行「ったりめェだ」

浜面「日ごろうるさいあいつらからひと時でも開放されるってのはやっぱり気分がいいぜ」

上条「その中に滝壺さんも入ってるのか?」

浜面「まさか、滝壺だけは当然別格だぜ」

見終わったったああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとう!!ありがとうウィッチーズ!!僕は君たちを忘れない!!忘れられない!!
ここまで愛した君たちを記憶の中からかき消すなんて真似は僕にはできないんだ!!!
ありがとうペリーヌ!!なんだかんだいってとっても優しい子だねぇ君は!!最高に愛してる!!
ありがとうサーニャ!!いつも僕達を温かい気持ちにしてくれてありがとう!!最高に愛してる!!
ありがとうエイラ!!いつもサーニャとの絡みでニヤニヤさせてくれて僕は大変です!!最高に愛してる!!
ありがとうシャーリー!!そのおおらかな気概が場の全てを明るいものにしてくれた!!最高に愛してる!!
ありがとうルッキーニ!!言ってることわけわかんねぇけど可愛いよ!!最高に愛してる!!
ありがとうミーナ!!厳しくもいつだって皆のために動いてくれたそのありがたさを僕は忘れない!!最高に愛してる!!
ありがとうエーリカ!!パンツは盗んじゃいけないってことを僕に教えてくれたね!!最高に愛してる!!
ありがとうゲルトォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!もう妹にしてくださいホント!!
そしてその唸る両腕で僕を締め上げてください!!
大尉!!大尉にそんなことされたら私めは・・・はっあっあっいやぁああああああああああんんん!!!!!!!!最高に愛してる!!
ありがとうもっさん!!貴方がいたおかげで芳佳はここまで立派になれた!!
あなたのあの大空へ羽ばたくような笑いを僕は忘れない!!最高に愛してる!!
ありがとうリーネ!!君はいつだって芳佳を応援し、支えてくれていた!!
君たちの友情は、決して綻びることなく、更なる高みへと導くだろう!!最高に愛してる!!
ありがとう芳佳!!私にもできること、君はそれを教えてくれた!!
君の勇気は全世界の生きとし生ける物へ力を与えてくれることだろう!!最高に愛してる!!
ありがとうストライクウィッチーズ!!また逢う日まで、僕は僕の出来ることをやってみるよ!!!

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上条「そうかそうかぁ、確かに女の子って人数いるとちょっとはしゃぐところあるからなぁ」

浜面「一方通行のとこはどうだ?」

一方通行「やかましくてかなわねェがお前と違って下僕扱いはされてねェから幾分マシだ」

浜面「うわぁ、ひっでえけど反論できねぇ」

上条「なんだ、幸せな日々を過ごしてるのは俺だけか」

浜面「そんなこと言ってると反抗期で泣きをみるぞ?」

上条「何・・・」

一方通行「目が合ったら舌打ちとかされっかもなァ」

上条「やめてくれ、そんなことになったら俺絶対に泣いちまう」

浜面「一人だけ幸せになった罰だ、ぞんぶんに苦しんでしまえ」

上条「くそっ、なんてひでぇやつらだ」

一方通行「苦しめとは言わねェが順風満帆に行くとは思わねェこった」

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上条「だけどまだ麻利がそうなると決まったわけじゃねえ、お前たちの予想を覆す穏やかでやさしい子に育つ可能性だってあるんだ」

浜面「穏やかでやさしいって・・・ ちょっと無理があるぞ?」

上条「何でだよ」

浜面「だって麦野が母親だろ? 穏やかってのは違うんじゃないか?」

上条「ふっ、お前は沈利さんのやさしさに触れたことがないからそういうことが言えるんだよ」

浜面「あ、やべ ここからのろけタイムになるわ」

一方通行「馬鹿が」

上条「あれはそう、俺が勇気を出して食事を食べさせてもらおうとした時のことだ」

浜面「学園都市第一位の頭脳で何とかならねえか?」

一方通行「学園都市第一位の馬鹿のしでかしたことなンざ知るか」

麦野「麻利~、脱ぎ脱ぎするわよ~」

麻利「きゃぅ」

滝壺「この人数だと少し狭いかもしれないって思ったけどおふろがみっつもあれば十分だね」

絹旗「ですね、これはこれで楽しめそうです」

フレメア「ふふん、どう?このブラ」

打ち止め「ぐぎぎぎぃ・・・ 今だけはお姉さまをうらませてもらうよぉ・・・」

フレンダ「さすが我が妹、同年代からは余裕でリードしているわけよ」

番外個体「でも姉がこれだと将来性は最終信号に分があるんじゃない?」

フレンダ「ぐっ」

打ち止め「おお!そういえばそうかも!今はその優越感にひたっているがいい!!」ビシッ

フレメア「にゃ、お、おねえちゃんだってそのうちおっきくなるに決まってるんだから!! だから当然私も!!」

フレンダ「そうだそうだ!私もおっきくなるに決まってるんだ!!」

絹旗「むぅ、私だって・・・」

滝壺「?」

麦野「はい、脱ぎ脱ぎおわり」

麻利「あー」

滝壺「なんというぷにぷにのお肌」

絹旗「超つるつるです」

フレンダ「麦野は脱がないわけ?」

麦野「えーっと、悪いんだけどみんな先に入っててもらえる?」

フレメア「にゃあ?」

打ち止め「何で何で?ってミサカはミサカは素朴な疑問をぶつけてみる」

麦野「あのね、赤ちゃん産む時っておなかがおおきくなるのはわかるわよね?」

番外個体「うんうん、まりりんも何ヶ月か前までお腹の中にいたわけだしそれはわかるよ」

麦野「大きくなったお腹っていうのはそうそうすぐに戻るわけじゃないの、だからえっと」

麦野「だらしなくたるんだお腹見られるのって当麻にも許してないからさ、あんたらにも見ないでほしいのよ」

滝壺「これは気がつかなかった」

絹旗「でも湯船の中でバスタオルはマナー違反ですよ?」

麦野「わかってるわよ、ある程度は仕方ないけど堂々と見せるってのは嫌なのよ」

フレンダ「それじゃあ私たちは先に体洗っとくわけよ」

フレメア「にゃあ」

打ち止め「まりりんをきれいにするためにはまず自分の体から」

番外個体「まりりーん、ミサカがきれいにしてあげるからねー」

麻利「・・・・」

麦野「どうしたの?裸の人がこんなにたくさんいるのが不思議?」

麻利「・・・・」

麦野「うんうん、そんなにじろじろ見られると何か嫌って?そうかそうか」

麦野「ほらほら、麻利もこう言ってることだからさっさと入りなさい」

絹旗「ふっふっふ、あとでいやというほどみつめてあげますからねー」

滝壺「そのすべすべのおはだをきれいきれいしてあげよう」

上条「そこで俺は掃除用のブラシを片手にこう言ったわけだ」

浜面「うわぁ、熱く語ってくれるぜ・・」

一方通行「こいつの得意分野だろォが」

上条「だが沈利さんも俺の意見を尊重しつつだな」

浜面「これどうすれば終わるんだ?」

一方通行「知るか、てめェが起こしたことだからてめェで何とかしろ」

浜面「何とかってなぁ・・・ どうしろってんだよこれ・・・」

上条「わかるか浜面、これこそがやさしさってやつなんだよ」

浜面「え? あ、うん すげーな麦野」

一方通行「付き合ってらンねェから俺は水風呂に入ってくる 二人で続けてろ」ザパッ

浜面「あ、おい待てって 大将、俺たちも水風呂に行くぞ」

上条「水風呂?」

浜面「そうだそうだ、水風呂と交互に入ると代謝にいいって話だからな」

打ち止め「ミサカはミサカは一番のりでシャワーをばしゃー!」

絹旗「おおはしゃぎですね」

滝壺「うん、私も大きいお風呂はテンションが上がる」

フレンダ「フレメアー、こっちで頭洗ってあげるわけよ」

フレメア「じ、自分で洗えるから!」

打ち止め「おやおやー、実は自分じゃ洗えなかったりしてー」

フレメア「そ、そんなことない! 大体、いつも自分でやってるにゃあ!」

番外個体「まりりんまだかなー」ゴシゴシ

絹旗「この後だれかがざぱーんって飛び込むと思いませんか?」

滝壺「うん、確実にやるね」

フレンダ「フレメアー」

フレメア「自分でやるの!」

シュルッ

麦野「はぁ、まだまだかかりそうね、このお腹」ムニ

麻利「あぃ」

麦野「ん?大丈夫よ、きっと前みたいに戻してみせるわ」

麻利「うぁ」

麦野「だから麻利は大きくなることだけ考えてればいいのよ」

 むぎのー まだかかりそうー?

麦野「もうすぐよ、だからせかさないの」

 まりりーーん、はやく一緒にお風呂ー

麻利「ぷぅ」

麦野「だってさ、もてる女はつらいわね」

ジャプッ

一方通行「ン」

浜面「うおぉっ つめてぇ」

上条「なんだこりゃ・・・ 一気に鳥肌が・・・」

一方通行「だらしねェやつらだな」

浜面「おい、これって本当は一気にいくんじゃなくて徐々にやらなきゃだめなんじゃねえのか?」

上条「言われてみればそうだな、心臓に負担がかかってよくなかったはずだ」

一方通行「浜面はともかくてめェがこンなことでくたばるわけねェだろォが」

浜面「おぉ~~ さっむぅ~」

上条「いやマジでずっと入ってると震えてくるって」

一方通行「ンなもン慣れだ、我慢しろ」

上条「お前寒くねえのか?」

一方通行「悪くねェ」

浜面「マジかよこいつどういう神経してんだよ」

上条「だけど少しずつ我慢できるようになってねえか?」

浜面「そ、そりゃ確かに最初よりは耐えられるけど俺そんなに長くもちそうにねえぞ」

一方通行「だったらさっさとここから出てあちィ湯に入ってこい」

浜面「それだと俺が一番ヘタれみたいじゃねーか」

一方通行「ンなもン知るか」

浜面「絶対にお前らには負けねえからな!!」

上条「こいつ何熱くなってんだ?」

一方通行「さァな」

今日こそ第三部完結させてくれ

浜面「さ、さむ・・・さむ・・・・」

上条「おー、慣れた慣れた、案外気持ちいいもんだな」

浜面「まじで・・・どうなってんだよ・・・」

一方通行「てめェが震えンのはわかったから少しは黙れ、気が散ンだろ」

上条「この中で一番脂肪ありそうなやつがガタついてるってのも妙な光景だな」

一方通行「言われてみりゃそうだな」

浜面「お、おれはデリケートなんだよ」

一方通行「どの面下げて言いやがる」

浜面「あー、もうだめだ、こうなりゃ気を紛らわせるために大将にゃ色々と話してもらうぜ」

上条「ん?何だ?」

浜面「夜の性生」上条「あほか!」

ゴスッ

浜面「いってぇ!!」

一方通行「馬鹿やろォが」

さるくらってました 落ちたらSS速報でやりたいと思います

上条「お前ってやつは聞いていいことと聞かないほうがいいことの区別もつかねぇってのか!?」

浜面「いやだって俺そういうのに興味ある年頃だからさ、ぶっちゃけまだ滝壺とそういうことしてねぇし」

上条「だからって何で俺が沈利さんとのことをお前に話してやらねーといけねーんだよ!!」

浜面「うるせぇ!あの赤ん坊のおかげでなんとなく俺があいつらの会話に加われない日々がどれだけ続いてると思ってるんだよ!!」

一方通行(あいつらも黄泉川芳川の前じゃ抑えているが暇さえあればその話題ばっかだな)

上条「おい、うちの麻利に文句でもあるのか?」イラッ

浜面「い、いやそういうわけじゃなくてだな こうほら、なんというか変に女の子が赤ん坊のこと意識するってことはその・・・ 変に色めくっていうかなんていうか・・・」

一方通行(そォいやあいつらも ”赤ちゃんの仕組み” とかいう本買ってやがったな)

浜面「えーっと、俺たちはまだ10代であって大将のようなケースになるのはちと・・・」

上条「だったらお前が一人別居でもすりゃいいだけの話だろうが、そんなことでつっかかられてたまるか!」


>>141 完結までいければいいのですがこのペースだと明日の夜までかかりそうなのでさるさん的にも難しいかと思われます
未完ならSS速報ということだけ把握しておいていただければありがたいです
最初からあっちでやればよかったのかもしれませんがこちらで支援していただいてる方にもわかりやすくするためにこちらに立てた次第です

浜面「いや、たしかに、たしかにその通りだけどさ、ここは経験者として後輩の俺たちにアドバイスのひとつでもくれてもいいんじゃねえのか?」

上条「アドバイス?」

浜面「俺だっていつかは滝壺と結婚したいと思ってるしその・・・ 滝壺も・・・」ゴニョゴニョ

上条「何だ?」

浜面「最近 『あかちゃんほしい』 ってストレートにつぶやくんだよなぁ・・」

上条「あー・・・」

浜面「大将が悪いわけじゃねーけどさ、そういう雰囲気でこらえるってのも結構辛いんだぜ?あいつまだ体万全じゃねーし」

一方通行(あいつらも口に出しちゃいねェがそういうオーラはかもし出してンな・・・)

浜面「だからだ、ふと聞いてみたくなる気持ちってもんもわからないもんじゃねえだろ?」

上条「そりゃまあ・・・ わからないこともないけどよ・・・」

浜面「ぶっちゃけると今日は二人でプライベートルームでヤるのかと思っ」上条「馬鹿野郎!!」

ゴガッ

浜面「ぐはっ!!」

上条「てめえ何考えてやがる!! 俺たちはそんなに盛ってるように見えるのか!!」

浜面「だ、だってよ!! そういう気持ちになるもんじゃねえの?四六時中二十四時間暇さえあれ」上条「いい加減にしろ!!」

ドゴスッ

浜面「ぅっごぉ・・・」

上条「お前にはお前の悩みとかあるのかもしれねーけどこっちはこっちでいっぱいいっぱいなんだよ!!ふざけるのもいい加減にしやがれ!!」

一方通行(馬鹿ここに極まる か)

浜面「ぎ、ギブギブギブギブ・・・ すまねぇもう言わねぇ」

上条「ったく・・・」

上条(まあ週に1,2回はしてるけどさすがに毎日やれるほど俺にゆとりなんてねーしな)

一方通行「馬鹿かてめェは、学校にバレないように勉強しながら子育てもするなンざどれだけのもンか想像できねェだろォが」

浜面「ま、まあそりゃ・・・」

一方通行「おまけに二人とも働いてるわけじゃねェときたもンだ、これで気苦労なくヤるだけの生活送れると思えるなンざてめェの頭の中には何が詰まってりゃそういう発想ができンだよ」

浜面「くっ、ぐうのねもでねぇ」

上条(勉強子育て家事の手伝い、沈利さんに頼りっぱなしでふと気がつくまで自分の性欲にも気づかないくらいだからなぁ・・・)

上条「・・・・」

上条(それにしてもプライベートルームで沈利さんと・・・)


麦野「ちょっと、湯船の中で!?」

上条「そ、こういうのってここじゃないとできないだろ?」

麦野「だめよ お湯よごれちゃうじゃない」

上条「大丈夫大丈夫、入浴剤混ざってるからバレないって」

麦野「そういうことじゃないってのこのスケベ」

上条「スケベ上等、この状況で興奮しない男はいません」

麦野「なら、せめて麻利の見てないとこでしなさいよぉ」

上条「いやいやほら、何かあったときすぐに対応しないといけないわけであって」

麦野「この・・・ 馬鹿・・・」


上条(確かに・・・ ヤってみてぇな・・・)

ガラッ

麦野「麻利~、お風呂よ~」

麻利「・・・あぅ」

麦野「おや、この光景にあっけにとられてるか」

滝壺「待ってたよむぎの」

麦野「待ち構えてたでしょ?」

絹旗「そうとも言いますね」

麦野「で、誰が麻利を洗ってくれるの?」

滝壺「私は腕」

絹旗「私は足です」

フレンダ「私おなか」

フレメア「胸にゃあ」

打ち止め「ミサカ背中」

番外個体「ミサカは頭とお顔」

麦野「細かすぎるんじゃないの?」

滝壺「みんな仲良くってやるとこうなるんだよ」

絹旗「そうです、独り占めは超ゆるせません」

フレンダ「で、麦野、早速あらってあげたいんだけどどうすればいいわけ?」

麦野「ボディタオルとかはまだ刺激がつよいからだめ、手に泡つけてなでるようにして洗ってあげて」

フレメア「にゃあ」

麻利「・・・あぁ~」モゾモゾ

打ち止め「嫌がってる?」

麦野「う~ん、ちょっと不安なのかもね、こういうお風呂初めてだしお風呂でこれだけの人数に囲まれるの初めてだから」

番外個体「ひとりひとり順番にやってあげたほうがいいってこと?」

麦野「そうしてくれるとありがたいわ」

滝壺「ではさっそくまりりんを洗いたいと思います」

打ち止め「わーい」

麦野「私横で見てるから丁寧にやってあげるのよ?」

滝壺「もちろん」

打ち止め「洗面器にお湯をじゃばーっと」

滝壺「あ、むぎの どれくらいの温度がいいの?」

麦野「それも私が見るわ」

打ち止め「うーんと、熱すぎない人肌で・・ これくらい?」

麦野「どれ」ジャブ

麦野「あと少しだけ水入れてくれる?」

打ち止め「はーい」ジョバッ

絹旗「みんなでお風呂って超楽しいですね」

フレンダ「うん、女同士の裸の付き合いってのも悪くないわけよ」

番外個体「おっきいお風呂ってきもちいー」

 にゃっはー!! ざっぱーん!!

絹旗「あー、やると思ってました」

フレンダ「こらフレメア!みっともないことしない!!」

 だってこれすっごく楽しい!

番外個体「いいなぁ、ミサカもやってみたいなぁ」

絹旗「いやいや、麦野に負けず劣らずの年齢でそういうことされるとですね」

フレンダ「私らもやっても許される的な空気になっちゃうわけよ」

滝壺「まりり~ん、あわあわ~」

麻利「あぅぅ ふぁぁぅ」モゾモゾ

打ち止め「笑ってる くすぐったいのかな?」

麦野「気持ちいいのかもしれないわね、少なくとも嫌な感じじゃないみたいね」

滝壺「まりりんかわいい このまま全部洗ってあげたくなる」

麦野「こら、くだらないことで喧嘩になるような原因作るんじゃないの」

滝壺「まさにこれこそわかっちゃいるけどやめられねえというやつ」

打ち止め「でもがまんしないとだめだよ?ってミサカはミサカは念をおしてみる」

滝壺「これは自分とのたたかい」

麻利「ばあぁぁ」

滝壺「まりりんの肌きもちいい」

麦野「あんまりやりすぎないでね?少しでいいんだから」

滝壺「うん、もう流すね」

打ち止め「次はいよいよミサカの番」

ざっぱぁーーーーん!!!

絹旗「ぶはっ!!」

フレンダ「やばっ!これ楽しい!!」

番外個体「でも底が浅いから気をつけないと膝とかぶつけちゃいそうだね」

フレメア「大体、みんなまだまだお子様 にゃあ」

絹旗「いやー、誘惑に勝つってのは難しいってことですよ」

フレンダ「そうそう、フレメアも大きくなればわかるわけよ」

番外個体「もっと広ければ泳げるのになぁ」

絹旗「そうなったらもう温水プールに行ったほうが早いですね」

フレメア「裸で泳ぐのってちょっと違和感ある にゃあ」

打ち止め「わー、すごいことになってる」

滝壺「きぬはた、わーすと 交代だよ」

絹旗「待ってました!!」

番外個体「やっとまりりんをきれいきれいできる!」

麦野「ゆっくり流してあげてね」

番外個体「うん」パシャパシャ

絹旗「まりりんのお肌超ぷにぷにのすべすべです」

麻利「あぃぁぅ」

麦野「ほらほら、しつこいって言われてるわよ?」

番外個体「えー、そんなー」

絹旗「だまされてはいけません、これは麦野の罠です まりりんはそんなこと一言も言ってませんから」

麦野「冗談抜きでシャンプーでそんなに時間かけてなでてあげる必要ってないのよ 本当に軽くでいいんだから」

麻利「ぴゃっ」

絹旗「ちっ、しょうがないですね、今日のところはこのくらいにしておいてあげます」

番外個体「何か一気に悪役っぽくなってる」

フレンダ「そろそろ終わった?」

麦野「もうちょっとよ」

フレメア「早く洗ってあげたい にゃあ」

打ち止め「えーいばしゃばしゃばしゃーってミサカはミサカは思いっきり足をばたつかせてみる」

滝壺「上手だよらすとおーだー」

絹旗「おやおや、もっとすごいことになってますね」

番外個体「うん、ざっぱーんてやるのと同じくらいはしゃいでるね

滝壺「らすとおーだーが泳いだことが無いっていうからつい」

番外個体「嘘だ、前にみんなでプールに連れていってもらったじゃない」

打ち止め「あ、あれれー 何のことだったかなーってミサカはミサカは視線をそらしてとぼけてみる」

絹旗「バタ足も悪くはありませんけどちゃんと周り見ないと足ぶつけちゃいますからね?」

番外個体「もういっそプール行こうかなぁ」

絹旗「いい考えですがまりりんにはまだ早いですよ?」

番外個体「大丈夫、まりりんはボートに乗せてミサカが押してあげるから」

絹旗「ほうほう、それはいい考えですね さっそく次の企画として練ってみましょう」

麻利「あぁぃ きゃぅ」

麦野「よしよし、きれいにしてもらえてよかったわね~」

フレンダ「感激ってわけよ」

フレメア「にゃあ」

麦野「さて、湯船に入れてあげたいけどうどうしようかな、私まだ体洗ってないし」

フレンダ「私やってあげるってわけよ」

フレメア「私も!」

麦野「お願いしたいところではあるけどお湯の質が会わなかったらいけないからその大き目の洗面器に麻利を入れて少しずつお湯入れてみてくれる?」

フレンダ「よしきた、まりりん、お風呂の第一段階だ」ヒョイ

麻利「ばぁぅ?」

フレンダ「おっと、ちょっと重い・・・」

フレメア「お湯汲んでくるにゃあ」

チョロチョロ

フレメア「そーっとそーっと」

麻利「あぃ」パチャパチャ

フレンダ「おお、水面を叩いてるわけよ」

麦野「どうやら問題なさそうね、それじゃあお願いしてみようかしら」

フレメア「私が一番!」

フレンダ「しっ 大きな声出さない」

フレメア「にゃあ?」

フレンダ「みんなにバレないようにこっそりと私たちで楽しむわけよ」

フレメア「お姉ちゃん天才 にゃあ」

麦野「何でもいいけど胸より上まではお湯に浸からないようにするのよ?」

フレンダ「つまり半身浴ってわけね」

麦野「お湯もぬるめだからこのくらいなら長めに入ってても問題なさそうだけどぐずったりしたらすぐにお湯から出してあげてね」

フレメア「了解 にゃあ」

チャプ

フレンダ「まりりーん お風呂よー」

麻利「ぁ・・・」ギュッ

フレメア「お姉ちゃんにしがみついてる にゃあ」

フレンダ「やっぱり怖いみたいね」

フレメア「大体、まりりんじゃこの深さだと沈んじゃう にゃあ」

フレンダ「そりゃ怖いのも当然か、気をつけないとね」

麻利「・・・ぷぅ」

フレメア「まりりん、あったかい?」

麻利「・・・・」

フレンダ「いい湯加減ってわけよ」

フレメア「にゃあ」

麻利「あぅ・・」

フレンダ「ほっぺが赤くなってきたわけよ」

フレメア「にゃあ、かわいい」

麻利「・・・・」

フレンダ「すべすべでもちもちでちっちゃくて・・・ ほんとまりりんはかわいいわけよ」

フレメア「お姉ちゃん、私もやりたい」

フレンダ「しょうがないなあ、やさしくね?」

フレメア「わかってる にゃあ」

ジャプ

麻利「きゃぃ」

フレメア「まりりん、しずかに にゃあ」

フレンダ「下手すると奪い合いになるわけよ」

フレメア「お湯のおかげでまりりんがすごく軽くなってるにゃあ」

麻利「あぁ~うぅ~」パチャパチャ

フレンダ「お風呂気にいってるみたいね」

フレメア「こうしてると私お母さんになったみたい」

フレンダ「まだ早いわよ。麦野ですら本当は早いんだからね?」

フレメア「うん・・・」

麻利「・・・・」 パチャパチャ

フレメア「お母さんになったら赤ちゃんにご飯あげるんだよね?」

フレンダ「そうね それがお母さんの役目ってわけよ」

フレメア「こうかな・・・」ムニッ

麻利「ぁい」

フレンダ「こら、何やってんのよ」

フレメア「えへへ、お母さんごっこ にゃあ」

麻利「ん・・・ ん」チュ

フレメア「に゛ゃ゛あ゛っ゛!!!」

フレンダ「わっとと」

麻利「あぁぁぁ~~ あぅぁあぁぁ~~」

フレメア「び、びっくりしちゃにゃぁ・・・」ドキドキ

滝壺「む!二人ともそこで何してるの?」

フレンダ「え?いやーあはははー」

絹旗「まりりんを抱いて入浴とか超ずるいです!」

フレメア「ばれちゃった にゃあ」

打ち止め「でも一緒に湯船に入ってたのはわかるけどさっきの声は何だったの?ってミサカはミサカは単純に疑問をぶつけてみる」

フレンダ「え、えーっと何でもないわけよ うん」

番外個体「いやいや、何かないとああいう声は出せないから」

フレメア「え、えっとえっとえっと、そう!まりりんにお湯かけられちゃっただけ にゃあ」

打ち止め「ものすごく言い訳っぽいってミサカはミサカは納得できずにじっとみつめてみる」

フレンダ「まあまあまあ、まりりんに何かしたわけじゃないからそう詮索しないでほしいわけよ」

絹旗「そうですね、今はまりりんと一緒にお風呂に浸かることのほうが超大事です」

麻利「うぅぅ~ あいぃぃ~」

滝壺「ぐずってる?」

番外個体「熱いのかもしれないよ 出してあげなきゃ」

フレンダ「おっと、のぼせちゃ大変ってわけよ」

ザパッ

滝壺「きぬはた、いすもってきて」

絹旗「はい」

打ち止め「ミサカはもう少しぬるいお湯を用意するね」

ちょこん

麻利「あぁぅぅ~ ぃぁぃ~」

絹旗「変化無しですね」

番外個体「ぬるいやつかけてみる?」

滝壺「うん、そっとやてみよう」

打ち止め「それじゃあミサカがやさしくぱしゃぱしゃって」パチャパチャ

フレンダ「びっくりした?」

フレメア「うん、すごく」

フレンダ「まさかいきなりあんなことになるとは思わなかったわけよ」

フレメア「もしかしたらまりりんお腹すいてるのかもしれない」

フレンダ「あ、そっか そう考えるのが自然か」

麻利「うぅぅ~ あぃぁぅぁぃ」

打ち止め「どうしよう、まりりんが何かを訴えてるけどミサカにはよくわからないってミサカはミサカは困惑しちゃう」

絹旗「仕方ありませんね、ここは麦野にお任せするのが一番です」

番外個体「ミサカたちじゃ何してあげればいいのかわからないもんね」

フレンダ「こほん、これはきっとお腹がすいているにちがいないってわけよ」

絹旗「何でそういいきれるんです?」

フレンダ「え?えーっとその」

フレメア「なんとなく、なんとなくにゃあ」

滝壺「そっか、まりりんはお腹がすいてるんだね」ヒョイ

麻利「ぴゃぅぁぅ~」

ぎゅっ

滝壺「まりりん、召し上がれ」

 「「「えっ?」」」

麻利「ん」チュ

滝壺「ん・・何かくすぐったい・・」

絹旗「な、何してるんですか滝壺さん」

滝壺「まりりんにおっぱいをあげている」

番外個体「って出るの?」

滝壺「出るような気がする」

麻利「ん んぅぅ~」

フレメア「でも不満そうにしてる にゃあ」

フレンダ「結局、滝壺じゃだめってわけよ」

滝壺「残念、いけると思ったのに」

番外個体「じゃあミサカがやってみる!」

打ち止め「いやいやどう考えても無理ってミサカはミサカは冷静に現実をお知らせしてみる」

麦野「何やってんのよあんたら・・・」

滝壺「むぎの、まりりんおなかすいてるみたい」

麻利「ぁぁぁ~~ ぁぁぁ~~」モゾモゾ

麦野「あらほんと?じゃあ脱衣所で飲ませてくるわ」

打ち止め「ここでやらないの?」

絹旗「さすがにそれはけじめというかいろいろ考えるべきところでしょう」

フレンダ「言えてるわけよ」

番外個体「えー、おっぱいあげてるとこみたーい」

麦野「見世物じゃないわよ」

フレメア「見たことないの?」

打ち止め「うん」

番外個体「だからぜひ一度お目にかかりたくて」

麦野「はぁ、ま、いっか 見たけりゃついてきなさい さすがに風呂場でやるってわけにはいかないからね」

打ち止め「わーい」

番外個体「やったー」

浜面「う~~ふるえてきやがるぜ」

上条「だったら出ればいいだろ?

浜面「いや、少なくともお前らより早く出たら男がすたるから嫌だね」

一方通行「どンな価値観だそりゃ」

浜面「話してねえとますます冷えちまうな、大将、ちょっと聞かせてほしいんだけどよ」

上条「何だ?話題によっては殴るぞ?」

浜面「やめてくれって、今度はそういうことじゃねえからさ」

上条「どうだか」

一方通行「気配りなンぞお前にできたか?」

浜面「うわ、信用ねえな俺 まあいいやあたってくだけろずばっと聞くぜ、麦野が暗部に所属してたこと知ってるよな?」

上条「うわぁ・・・」

一方通行「まァたこいつは・・・」

浜面「なんだよ!そんな顔すんなよ!これも気になってたことなんだからな!」

上条「まあお前がいいたいのはあれだろ?人殺しちまってるとかそういうことだろ?」

浜面「そうそう、そういうこと」

上条「上の命令で美鈴さん殺そうとしたお前が言うことか?」

浜面「うぐっ」

一方通行「・・・」

浜面「ま、まあえーっとそういうこともあったけどよ、今はちょいと無視してだ 大将はそういうの気にならなかったのか?」

上条「そりゃ暗部の存在やそこで何があったかってのは大体知ってたけど 実際に沈利さんから色々聞いた時は確かに衝撃的だったな」

浜面「でも、それでも平気で一緒にいられる感覚ってのがちょっとな」

一方通行「おい馬鹿」

浜面「何でこうストレートに馬鹿って言われないといけねえんだよ」

一方通行「お前俺が何人殺してきたか知らねェのか?」

浜面「あ・・・」

和「ああ……これが……咲さんの花園ですか……」

咲「あ……恥ずかしいよ……和ちゃん……そんなにじろじろ見ないで……」

和「だって……綺麗なんですから……もっと見させてください……」

咲「あううう……////」

和「咲さん……こんなに真っ赤で……とても美しいです……」

咲「和ちゃん……」

 ――――――

和「そんなオカルトありえません!」ガバッ

祝・アニメ追加放送ッ!

・阿知賀も頑張ってるので咲SSです。

・内容、喋り方、方言、打ち筋、能力に違和感、矛盾あるかもですすいません。できる限り本編準拠にしたかったのですが、能力不明、能力相性などの都合上、オリジナル要素も出てきます。

・話の構成をしたのが二ヶ月前なのと、資料が単行本しか手元にないため、最新話を完全に反映することができていません。すいません。主に阿知賀編大将ズ、淡の能力や姫子の学年などがその被害を受けています。

・微妙に手牌描写があります。萬子:一二三、筒子:①②③、索子:123、字牌:白發中、赤:[]つき、鳴き:/で区切る、となっております。

・ルールは、喰いタンあり、赤四枚(五、5、⑤、⑤)、ダブロンあり、ダブル役満なし、大明槓からの嶺上開花は責任払い、その他細目は適宜説明ありとなっております。

・嫁のことはぜひ応援してあげてください。

・順位予測・獲得点数予測・強さ議論などはご自由にどうぞ。あ、展開だけは読めてもそっと胸に収めてくださると嬉しいです。

・では、長々と見苦しくてすいません。始まります。

 二十一世紀。

 世界の麻雀競技人口は一億人の大台を突破。

 我が国日本でも、

 大規模な全国大会が毎年開催され、

 プロに直結する成績を残すべく、

 高校麻雀部員達が覇を競っていた…………。

 これは、

 その頂点を目指す、

 少女たちの――あるかもしれない――軌跡!!

<咲――その花は受け継がれる――>

 インターハイを終えて、一週間後、昼下がり。

 清澄高校麻雀部、部室。

和(わ……私ったらなんて夢を……!!?)

咲「あ、和ちゃん、起きた」

優希「のどちゃん、人が話してる最中に転寝とかいい度胸だじぇっ!」

 咲と和はベッド。優希は部室の中央に突っ立っている。部室には三人しかいない。

和「すいません、ちょっとうとうとしていたので、もう一度最初からお願いします。えっと……なんの話でしたっけ?」

咲「優希ちゃんが、どの学年が一番強いかって話をしてたんだよ」

優希「そうだじょ!! のどちゃん、寝てる場合じゃない!!! これは由々しき問題だじぇ! 我ら清澄一年トリオは全国の一年生代表として声高に言うべきなんだじょ! 清澄の活躍は一年生トリオによるもの! ゆえに、一年最強!」

咲「優希ちゃん、こないだの優勝インタービューのこと、まだ気にしてるの?」

和「そういうことですか……。優希、部の代表として上級生二人がインタビューを受けるのは当たり前のことですよ」

優希「うう……二人は個別のでっかい記事があるからそんなことが言えるんだじぇ!」

咲「それは……まあ、和ちゃんはインターミドルチャンピオンで、地区大会のときから取材を受けてたし……」

和「咲さんは大将として優勝を決めた人で、インターハイのMVPでしたから、記事になるのは当然です」

優希「二人ともひどいじょ! 私の活躍は!? 先鋒戦で全国王者を粉砕した私の成果がなぜ記事にならないんだじぇ!?」

咲「お姉ちゃんを粉砕……してたっけ?」

和「いえ、東一局でお義姉さまが『見』に回っている隙に親倍をツモったくらいです」

優希「もう泣きたいじょ……」

咲「あ、で、でも! お姉ちゃんを相手にほぼ無傷で帰ってきたじゃない!」

和「それだけじゃありません。優希は玄さんにドラを抱えられている状態でも、しっかりと高い手を和了っていました。大丈夫です。私たちは優希の強さをわかってますから」

優希「二人だけにわかってもらっても嬉しくないじぇー! 世間に知らしめたいじぇー!」

和「もう……どうしたいんですか?」

優希「あの眼鏡の記者に記事の差し替えを要求するじぇ!」

咲「えっと、どんな風に?」

優希「見出しはこうだじぇ! 『インターハイ優勝校・清澄! その大躍進を支えたのは、三人の一年生《ニューカマー》!!』」

咲「ニューカマーって……」

優希「MVP・咲ちゃん、全中王者・のどちゃん、そして、そんな二人に一目置かれている清澄の切り込み隊長・片岡優希の対談形式だじょ!」

和「一目置かれているって自分で言っちゃいますか」

優希「これをメインに持ってきて、残りを、例の部長と染谷先輩の記事で埋める。完璧だじぇ。のどちゃんと咲ちゃんは、存分に私の強さを語ってくれていいじょ!」

咲「……対談形式か……そうだね……あんまり目立たなくて済むからいいかも……」

和「えっ!? 咲さん?」

咲「いや、だって、私一人の記事とか……雑誌に載るの恥ずかしいから……。ほら、個別のインタビューで見栄えがするのって、お姉ちゃんとか和ちゃんくらいだと思うし。それだったら三人で……和ちゃんと一緒に……記事になりたいなーって……」

和「……なるほど。わかりました」

優希「決まりだじぇ!!」

 優希、右手を高々と突き上げる。

優希「清澄の活躍は我ら一年ありき! 一年最強! ゆえに我最強! この事実を大衆に叩きつけてやるじぇー!!」

??「聞き捨てならないわね」

 計ったようなタイミングのよさで麻雀部の扉を開け放ち、姿を現したのは――

優希「ぶ、部長!? いつから!?」

久「わりと最初のほうから」

咲(あっ、部長が悪い顔してる)

和(嫌な予感しかしません)

久「黙って聞いていれば、なに? 一年生が最強? それはちょっと言い過ぎじゃないかしら。
 あなたたちが強いのは認めるし、あなたたちがいなかったら清澄はインターハイに出場することすらできなかった。
 けれど、それだけで一年生が強いみたいな、ちょっと調子に乗ってる感じの話になるのはいただけないわねぇ。
 そんなのが記事になったら、部長の私の指導が行き届いてないみたいになるじゃない。それは困るわ」

優希「で、でも! 一年生が活躍してたのは清澄だけじゃないじょ。阿知賀ものどちゃんのお友達が引っ張ってたチームだったじぇ。
 それに、あのしらたき糸こんにゃくだって、大将は一年生だったじょ!」

久「阿知賀の一年生コンビの話なら私も聞いたけれど、あれって要するに、あの二人が阿知賀がインターハイに出場するきっかけを作った、ってことでしょう?
 チームを引っ張る引っ張らないはまた別だわ。白糸台の大星淡に関しては、うちと同じ、ただの戦略よ。なんなら個人のデータをまとめてみましょうか?
 もちろん、あなたたちのように活躍した一年生もいるけれど、総合的には三年生のほうがいい結果を残しているわ」

優希「ふん、総合なんて言葉を持ち出す時点で部長は負けを認めているようなもんだじぇ。大衆が求めているのは話題性だじょ!
 のどちゃんのおっぱいがある限り、我ら一年生が最強であることは間違いないんだじぇ!」

久「あら、胸の大きさで比べるなら、私たちの学年には怪物がいるわ。あなたも知ってるでしょ? 永水女子――石戸霞」

優希「……咲ちゃん! 今すぐのどちゃんのおっぱいを揉むんだじょ!!」

咲「えええ!?(揉みたいけど////!)」

和「優希、怒りますよ!!(そういうことは二人のときに////!)」

久「とにかく、麻雀の強さも、話題性も、私たち三年生があなたたち下級生に劣る要素は何一つないわ」

??「下級生……とは大きく出たな、清澄の!」

??「その思い上がりは訂正してさしあげなくてはなりませんわねっ!」

 開け放たれた扉の向こうから、颯爽と姿を現す二つの影――

透華「麻雀の強さ? 話題性? それらを兼ね備えているのはわたくしたち二年生の他にいませんわ! そうですわね、衣?」

衣「清澄の大言壮語には笑止千万。有象無象の他学年など、衣たちの敵ではない!」

久「……あら、二人とも、早いのね」

咲(スルーした!? 龍門渕さんたちの挑発をあっさりスルーした!?)

和「部長、早いってどういうことですか?」

久「ああ、あなたたちには言ってなかったわね。今日呼び出したのはコクマ関連で話があったからなの」

和「そんな大事な話なら事前に説明してください」

透華「清澄、わたくしたちを無視するとはいい度胸ですわね」

久「ああ、ごめんなさい。ま、あなたたちの言いたいことはわかるわよ。なんたって去年のインターハイを騒がせた学年だものね。
 天江さんに、神代小蒔と荒川憩……今年の咲や和たちに負けずとも劣らない活躍だったわ」

透華「わかってるなら、話は早いですわね」

久「それでも、私はやっぱり三年が最強だと思うの」

咲「あの……部長の言ってる最強って、もしかしてお姉ちゃんのことですか?」

和「ああ、確かにお義姉さまは、強さも話題性も十二分ですからね」

久「いやいや、もちろん宮永照は私たちの学年の誇りだけれど、それはそれだわ。私はあくまで、三年生が、下級生に負ける要素なんて、ないってことがいいたいの。
 ねえ……あなたもそう思うわよね?」

??「えっ……? それは……その……」

 久に呼ばれ、両手にバスケットを抱えておずおずと現れたのは――

美穂子「勝ち負けはなんとも言えませんが……。ただ、チームをまとめる最上級生として、きちんと責任を果たそうと心掛けてはいます」

久「長野最強は謙虚なのね、虚勢を張ってばかりのお子様たちとは違うわ。ところで、その手に持ってるのは?」

美穂子「あ、クッキーを……。皆さんで食べれたらいいと思いまして」

久「ふ~ん、いい匂いね。いっただきっ! うん、美味しいわ。さすが美穂子」

美穂子「ふふ、上埜さんのお口に合って何よりです」

透華「そこ! いちゃつくのは後にしてくださいまし!!」

久「そういうことだから、続きはまたあとでね、美穂子」

美穂子「はい、上埜さん……/////」

透華「きーーー!!」

久「まあまあ、そんなカリカリしないで、龍門渕さん。えっと、どこまで話したかしら?」

透華「わたくしたちの学年が最強だというところまでですわ!」

久「そうだったわね。それで、優希たちは一年生が最強だって言うのよね?」

優希「もちろんだじぇ! 上級生なんてまとめてけちょんけちょんにしてやるじょ!!」

久「で……私は三年生として、二人の言うことをそのまま聞き入れるわけにはいかない、と」

 不敵な笑みを浮かべ、周囲を見回す久。

久「なら、勝負しましょう!!」

全員「!!?」

久「自分の学年が最強だって言うのなら、その最強の学年の中の選りすぐりでチームを組んでみればいいわ。
 学年ごとにチーム分けをして、正々堂々麻雀で白黒つけましょう!」

衣「清澄の、それはどこまで本気で言っている……?」

久「どこまでも本気よ。選抜の範囲だって長野県だけなんてセコいことは言わないわ。どうせやるなら派手にいきましょう。全国規模でやるの。
 インターハイ優勝校・清澄主催、全国選抜学年対抗戦!!」

衣「……面白い。ルールは?」

久「競技ルールは基本的にインターハイと同じ。ただし、対抗戦というからには大人数でやりたいわよね。
 そこで考えたんだけど、先鋒戦、次鋒戦、中堅戦、副将戦、大将戦……それぞれ一人じゃなくて、二人が半分ずつ戦うのはどう?
 例えば、私が中堅戦の前半を戦ったとしたら、後半は美穂子、みたいな」

透華「つまり、各対局の前後半戦をそれぞれ別の人間が戦う――東南戦を十回やるということですわね?」

久「ま、大体そんなところ。だから、各チームは総勢十人になるわけね。学年対抗というからには、少人数の化け物だけで力比べをするんじゃ、みんな結果に納得できないでしょう?
 だって、天江さんと咲と宮永照が同じ卓を囲んで、その結果三人のうち誰かが勝ったとして、それがそのままその人の所属する学年が強いだなんてことになる?
 そういうのは個人戦でやればいいの。これはあくまで、学年対抗の『団体戦』なのよ」

和「あの……それって結局、部長が最初におっしゃっていたように、総合力で勝る三年生が有利なんじゃ……?」

久「わかってるわ。だから、当然私たち三年生チームにはハンデを設ける。とりあえず、宮永照は使わない」

咲(お姉ちゃん……自分が除け者になったら寂しがるんじゃ……)

久「ま、もっと言えば、インターハイの団体戦決勝にいた私以外の三年生は選ばないわ。要するに、白糸台、阿知賀、臨海の三年ね」

和「まあ……それが妥当と言えば妥当なのでしょうか」

久「他のみんなはどうかしら? 成り行き上、私と美穂子が三年チーム、龍門渕さんと天江さんが二年、優希と和と咲が一年チームの代表者ってことでいい?」

衣「異議無し」

優希「望むところだじぇ!」

久「いい返事ね。じゃあ、対抗戦の会場とか、日程とか、各学校への通達とか、そういう事務作業は私がなんとかしとくから、あなたたちは好きなようにチームメンバーを集めるといいわ」

咲「えっ、今日はコクマの話があったんじゃ?」

久「もうコクマどころじゃないでしょ。今日はこれで解散よ! お疲れ様!!」

咲「えー……」

優希「こうしちゃいられないじぇ! 咲ちゃん、のどちゃん、作戦会議に行くじょ!!」

和「え、わっ、ちょっと優希!?」

透華「わたくしたちも一旦うちに帰りましょうか。みんなの意見を聞きたいですわ」

衣「うむ。やるからには必勝! 全力で敵を蹴散らすまで!」

 各々、部室を飛び出していく。残された久と美穂子。久は、美穂子のクッキーを摘んで、すたすたとベッドへ向かう。ついていく美穂子。

美穂子「上埜さん、初めからこのつもりで……?」

久「今回の全国で活躍したメンバーの中から、いずれ世界の舞台で戦う選手が出てくることを考えると、全国の有力選手同士が戦う機会は多いほうがいいと思うのよ。
 コクマも大事だけど、そういう公式の場だけじゃなく、非公式の場でも自由に卓を囲みたいじゃない」

美穂子「なるほど。あ、でも、あの、一つ質問が……」

久「なに?」

美穂子「学年対抗ということは、全部で三チームですよね? 残りの一チームはどうするつもりなんですか? まさか、プロを集めるとか……?」

久「いくら私でも、学生の遊びにプロを十人も呼んでこれないわよ。大丈夫。全国は広いもの。もう一チームくらい簡単に出来上がるわ」

美穂子「そうですか。まあ、上埜さんがそう言うなら」

久「それより、美穂子。私たちも作戦会議をするわよ。けど……どこで誰が聞いてるかもわからない。耳元でそっと囁いてあげるから、もっと近くに来なさい」

美穂子「……はい///」

 こうして、全国選抜学年対抗戦の火蓋は切って落とされたッ!!

 二時間後、清澄高校麻雀部、部室。

 静かな室内に、扉を蹴破るような勢いで飛び込んでくる者が一人。

??「お前ら待たせたなっ! 本日の主役の登場だし!!」

 ネコミミを立てて登場した彼女を出迎えたのは、しかし、一人で頭を抱えるワカメ色の眼鏡っ娘だけだった。

??「なんじゃ……風越の大将、お前さんもお呼びが掛からんかったか」

 暗い顔でそう言ったのは、清澄次鋒・染谷まこ。

池田「お前も、ってどういうことだ? お呼びが掛からない?」

まこ「わしらは選考漏れってことじゃ」

池田「? 何言ってるんだし」

まこ「いいから、これ読んでみぃ」

 雀卓の上に置いてあった一枚の紙片をぺらりと掲げる、まこ。

池田「全国選抜学年対抗戦……? 混成チーム代表のみなさんへ……?」

まこ「うちの一年トリオ、龍門渕の天江衣と龍門渕透華、それに久とあんたらんとこのキャプテンさんがそれぞれ代表になって、全国から選抜したメンバーで学年対抗戦をするんじゃと。
 で、わしらにはなんの連絡もなく、久から連絡を受けた通りの時間にのこのこやってきた。要するに、そういうことじゃ」

池田「すまん、意味がわからないし」

まこ「もともと今日は長野の有力選手がここに集まることになってたんじゃ。じゃけど、その学年対抗戦の企画が急に持ち上がった。
 各チームの代表者からお呼びが掛かったメンバーは、そっち優先ってことでここには来ない。
 ここに来るのは、長野の有力選手ではあっても、全国選抜には漏れるような、間抜けだけってことじゃ」

池田「それは……なんだ、あたしたちは、天江衣が率いる二年生チームから、外されたってことか?」

まこ「ほういうことじゃ。ま、確かにうちの学年は他の学年に負けず劣らず化け物揃いじゃからのう。わしらを誘うくらいなら、真っ先に神代小蒔か荒川憩をメンバーにするじゃろ」

池田「…………マジ許すまじだし、天江衣っ!」

まこ(おーおー完全に久の読み通り燃え滾っとるのう……)

まこ「……で、そんな風越の、あんたに朗報じゃ。その紙、最後のところをよく読んでみぃ」

池田「『ここにやってきたあなたたちが、学年対抗戦の残り一枠――混成チームの代表者です。全国の選考漏れ選手たちをかき集めて最強のチームを作ってね☆』……ってなんだしこれ!!!」

まこ「各学年選りすぐりの最強軍団に、余り者が徒党を組んで喰らい突いてみろってことじゃろ」

池田「上等だし!! 華菜ちゃんを二年選抜に入れなかったこと、後悔させてやるし!!」

まこ(単純じゃの……。いや、しかし、正直、わしとこいつの二人じゃ役者不足もいいところなのは否めん……せめてもう一人、まともな協力者がいれば……)

 そんな思いを見透かすように、まこの携帯が鳴る。久からのメール。その内容は――、

『まこ、感謝しなさい。長野で最も頼りになる人を、あなたたちにプレゼントするわ』

まこ(どういうことじゃ……?)

 首を傾げるまこ。直後、部室の外から足音が聞こえる。やってきたのは――

??「あっれー? おかしいな。集まってる面子はこれだけかー?」

 彼女は、ワハハ、と軽く笑った。

まこ(ええ……!? 久……これのどこが『長野で最も頼りになる人』じゃ……!)

池田「……鶴賀の中堅、お前もお呼びがかからなかったのか?」

蒲原「お呼び……? ワハハ、なんのことやら。ま、確かに私は今日のコクマの説明会には呼ばれてないぞー。私はただの付き添いだー」

まこ(ん……?)

 落胆していたまこがはっと顔を上げる。蒲原は、廊下の向こうにいる誰かに声を掛ける。

蒲原「おーい! なんか愉快なことになってるみたいだぞー。そっちはなんか聞いてないかー?」

 蒲原が声をかけた人物が、ふらりと、まこたちの前に現れる――

??「愉快なことってなんだ……? んー……ああ、そう言えばさっき久から『よろしくね』って意味不明なメールが来たな。って、なんだ、これだけか? どうなってる?」

まこ(ああ……確かに、こりゃ色んな意味で頼りになるのう。混成チームなんて寄せ集めの司令塔にはもってこいじゃ……!)

池田「いいところに来たな、鶴賀の大将! 一緒に魔物退治といこうじゃないか!!」

 池田は、まこから渡された紙を、後からやってきた彼女に見せる。

 彼女は、一通り紙を読むと、うんざりしたように肩を落とした。

かじゅ「久のやつ……『よろしく』ってこういうことか……」

 全国選抜学年対抗戦、最後の一チームも、始動!

@一年選抜チーム

咲「じゃあ、とりあえず全国区のメンバーはおいおい集めるとして、まずは長野から、誰か選抜チームにいれたい人はいる?」

和(咲さん、意外と乗り気ですね)

優希「咲ちゃん、意外と乗り気だじぇ」

咲「あ……いや、一応ね。成り行きとはいえ一年生の代表になったわけだから、負けないように頑張らないとなーって(お姉ちゃんが参加してないところで負けるわけにはいかないよね……)」

和「私は……県内では、一人だけ、全国に連れて行きたい人がいます」

優希「私も同じくだじぇ。あ、たぶん、のどちゃんとは別人だから、安心するがいいじょ」

咲「それって……まあ、たぶん私も知ってる人なんだろうけど、和ちゃんと優希ちゃんは、その人が全国でも通用するくらい強いと思う?」

和「思います」

優希「間違いないじぇ」

一方通行「ンなもンこの学園都市の裏じゃいくらでもあることだってのはテメェにもわかンだろォが」

浜面「そうだけどよ、でも大将は」上条「浜面」

浜面「む・・」

上条「沈利さんにせよ一方通行にせよ自分の楽しみのためだけに人を殺し続けてきたわけじゃないんだぞ?」

一方通行「・・・」

上条「俺も魔術師とかいろんな連中とドンパチやってきたけどさ、俺だって戦いの中で誰かを殺してしまうことだってあったかもしれねえんだ」

浜面「そう・・だよなぁ・・・」

上条「学園都市っていうのは平和に見えても外から武器持ってやってくる連中や危ない力を外に持ち出そうとするやつらがわんさか出てくるじゃねえか」

上条「だから人を殺すことが必要かどうかは今議論することじゃねえけどさ、沈利さんや一方通行がやってきたことって」

上条「結局学園都市の中の誰かがやらされてきたにちがいないと思うんだよな」

咲「わかった。これで五人だね。あと五人……全国のチームの中から、味方にしたい人はいる?」

和「私は、やはり阿知賀の穏乃と憧ですかね。旧知ということもありますし、実力も申し分ありません」

優希「実力で言うなら、しらたき糸こんにゃくの大将がぶっちぎりだじぇ」

咲「高鴨さん、新子さん、大星さんね。あと……二人か」

和「こうして十人も集めるとなると、全国で私たちが対戦した一年生って思ったより少ないんですよね。他の一年生にも聞いてみましょう。
 私、穏乃たちに連絡してみます。反対側のブロックで、誰かいい人はいなかったかって」

咲「うん。私も、お姉ちゃんを通して大星さんに連絡とってみる」

優希「そっちは任せたじぇ。私は長野の二人のところに話をつけてくるじょ!」

@二年選抜チーム

透華「というわけで、十人のうち五人はわたくしたち龍門渕のメンバーでいいとして……」

純「バカかお前は。長野の県大会で優勝できないようなチームを丸ごと組み込んで、全国選抜に勝てるわけねえだろ」

一「そうだね。ボクも、うちのチームからは透華と衣だけでいいと思うよ。自分たちが弱いとは思わないけれど、全国は広い。声を掛けるなら、長野より他県を優先したほうがいいと思う」

衣「ならば、今すぐにでも全国行脚の準備をするか?」

ともき「ちょっと待って。一人だけ。長野の二年で、推薦したい人がいる……」

透華「……智紀、あなた、それはもしかして彼女のことですの……?」

ともき「そう。ある意味で……彼女は長野県最強の二年生」

透華「まあ……智紀の言いたいことはわかりますけど。確かに、彼女みたいな人もチームに一人くらいはいたほうがいいのかもしれませんわね。
 いいですわ、智紀と純と一は、彼女を迎えにいってくださいまし。わたくしと衣は、ハギヨシと全国に飛びますわ!」

純「一応聞いておくが、永水の神代小蒔は誘うよな?」

一「三箇牧の荒川憩も、だよね?」

衣「当然至極」

透華「彼女たちを除いてわたくしたちの学年は語れませんわ」

純「容赦ねえなぁ。三年は宮永照を使わないって宣言してるのに」

一「正直、衣と神代小蒔と荒川憩のいるチームとなんて、ボクは戦いたくないよ」

ともき「地獄絵図」

透華「ふふ……去年のインターハイを思い出しますの。宮永照がデビューした一昨年よりも、清澄が湧かせた今年よりも、全国の舞台が荒れに荒れていた……去年のことを――」

 透華の身体から、冷たい空気が、じわりと広がる。

透華「わたくしたちの学年が最強だと、今一度世間に知らしめてやりますわ」ゴッ

@三年選抜チーム

美穂子「よかったんですか、加治木さんを手放して」

久「まあ、私が長野から連れていくのは、美穂子かゆみのどっちかだけにしておくつもりだったから」

美穂子「どうして……私を選んでくれたんですか?」

久「ゆみは、敵に回すほうが面白いからよ」

美穂子「私は敵に回しても面白くないと?」

久「違うわよ。美穂子はゆみと逆。味方にしておくほうがおいしいの。こうして手作りのクッキーが食べられるわけだしね」

美穂子「お上手ですね、上埜さんは」

久「……さて、ピロートークはこれくらいにして、本題といきましょうか」

美穂子「はい」

久「ま、ベストフォーが選べないわけだから、順当にベストエイトから摘んでいくのがいいわよね」

美穂子「千里山、姫松、有珠山、新道寺の四校ですか」

久「ただ、正直、有珠山に声を掛けるのは……あれよね」

美穂子「はい、あれですね」

久「そこで、これは対戦経験があるから贔屓目になっちゃうのかもしれないけれど、シード校の永水、それに、全員が三年っていう宮守を選考対象に入れるっていうのはどうかしら?」

美穂子「いいと思います。その二校なら、私も上埜さんを見るついでに観戦してましたから、強さは十分に知っているつもりです」

久「決まり。じゃあ、早速連絡を取りましょうか! まずは洋榎からっと……」

美穂子「……上埜さん、やっぱり対戦者の連絡先はゲットしてるんですね。本当に、浮気者です」

久「ふっふーん、なんのことかしら~」

@奈良県某所

憧「うん! オッケー、わかった。あっ! じゃあ、こっちはこっちで私から連絡してみるよ。うん、じゃ、またあとでね~」

初瀬「憧、どうしたの?」

憧「いや、ちょっと面白イベントが起きる感じなの! うーん、明日の部活が楽しみ~」

初瀬「なになに? 麻雀関係のことなの? 教えてよー」

@阿知賀女子麻雀部・翌日

穏乃「憧、和から連絡来た?」

憧「来た来た!」

穏乃「参加、する?」

憧「もちろんでしょ!」

穏乃「だよねー!!」

玄「二人とも、そんなにはしゃいでどうしたの?」

穏乃「あっ、玄さん! 実は今度、和たちが中心になって、全国選抜学年対抗戦ってのをやるみたいんです! それで、私と憧が一年の選抜チームに誘われたんですよっ!!」

憧「学年対抗戦だから、出るとしたら玄や灼は二年選抜だね」

灼「ふーん……」

宥「あれ? みんな集まって、どうしたの?」

憧「あ、宥姉! なんかね、今度、全国選抜学年対抗戦ってのがあるらしくてさ!」

宥「学年対抗……? ってことは、もし呼ばれても……私だけはみんなと一緒のチームにはなれないんだね……」

穏乃「あっ、でも、なんか、宥さんは呼ばれないみたいですよ!」

宥「えええっ?」

穏乃「三年選抜チームはハンデとして、インターハイの決勝出場校からメンバーを選ばないそうなんです! だから、宥さんは呼ばれません!!」

宥「」

宥「…………寒い」

玄「えっ!? おねーちゃん、待って!? どこ行くの!? おねーちゃーーーん!!」

憧(穏乃……あんたねえ!)

穏乃(そ、そんなつもりじゃ……)

@白糸台高校麻雀部

菫「聞いたか、照。全国選抜学年対抗戦の話」

照「聞いた。咲から連絡来て、そのことで淡と話したいって」

菫「ああ、なるほどな。淡はどうしてる?」

照「たぶん、そろそろ戻ってくる」

淡「あー! テルー、携帯ありがとー。なんかねー、私を一年選抜のメンバーにしたいって、サッキーが!」

菫「サッキーって……お前らいつの間に仲良くなったんだ?」

淡「そりゃテルの妹だもん。会った瞬間からマブダチだよね!」

照「咲は……一年選抜チームは、どんな感じになってるか聞いた?」

淡「いやー、特に興味なかったから。たぶん、のどっちとシズノンは入ってるんじゃない? あと、テルにラッキーパンチかましたタコスの子」

菫「ああ……片岡のことか。原村と阿知賀の高鴨は知り合いみたいだし、そうすると新子もメンバーになるのか……。随分と偏ったチーム編成になりそうだな。大丈夫か?」

淡「大丈夫、大丈夫ー」

菫「余裕だな、淡」

淡「そりゃー、だって、まー……」ウネウネ

淡「三年生ハンデってやつでテルが参加しないんでしょ? だったら他の選抜チームがどんな人を連れてきたって私一人いれば楽勝だってー。
 しかも今回はサッキーも味方だしね! 負ける理由がない!」

菫「……と、淡は言ってるが、お前らはどうだ?」

尭深「…………」ズズズ

誠子「私たちには選抜の誘いなんて来てないですよ」

菫「そのことだが、三日後に龍門渕高校の天江さんと龍門渕さんがうちにいらっしゃるそうだ。二年選抜チームの代表者だよ。たぶん、お前たちをメンバーに誘うつもりなんだと思う」

尭深「…………」ズズズ

誠子「どうですかね、正直、その龍門渕の――天江衣……あいつの目に適うとは思えないですが」

菫「なんだ、二人して。自信がないのか?」

尭深「…………」ズズズ

誠子「うちの学年は、天江衣、神代小蒔、荒川憩が飛び抜けてますから。淡じゃないですけど、あいつら三人が揃ったら負けはないと思いますよ。あとは人数合わせです」

菫「おいおい……これから白糸台を背負って立つやつが何を弱気なこと言ってんだ」

淡「テルー、神代ってあの巫女さんのことか? あの人テルより強いのか? 天江衣とか荒川憩ってのは?」

照「うーん。そうだな……私の口からはなんとも。ただ、単純に去年のインターハイの結果を言うなら……」

 照、少し遠い目をして、去年のことに思いを馳せる。

照「荒川さんは、私の次に強い選手だった。天江さんは、私より点を稼いだ選手だった。神代さんは、私から見ても異質な選手だった。これは、事実」

 照の静かな言葉に息を飲む面々。

 そのとき、不意に、白糸台高校麻雀部の門を叩く者が現れた。

菫「ん、誰だ……? 龍門渕さんたちにしては早過ぎるような……」

 果たして、門を開けた菫を待ち構えていたのは――

@姫松高校麻雀部

洋榎「おー! 出る出る!! あっ、ちょっー待ってーな。恭子ー! 由子ー? おるかー!?」

末原「なんやねん、騒々しい」

由子「なんなのよー?」

洋榎「清澄の久から連絡あってな、今度、全国選抜学年対抗戦っちゅーのをやるんやて。で、あいつら、うちと千里山、それに新道寺と永水と宮守の三年に声をかけとるそうなんや。
 なんでも総勢十人のチームらしいで。恭子、由子、せっかくやし三年チームに一緒に出ようや!」

末原「出ぇへんわ! 私はええから、永水のおっぱいお化けとか、宮守の巨人を紹介せえよ。無理無理!!」

由子「ってゆーか三年の選抜なら白糸台はー? 宮永照と弘世菫は鉄板っしょー? それに臨海の辻垣内までおらんっちゅうのはどういうわけなのよー?」

洋榎「そこはな、なんか下級生へのハンデなんやて。白糸台と阿知賀と臨海の三年は選抜に入れへんのやて」

末原「なんのハンデやねん。学年対抗って、一年なら宮永咲と大星淡、二年なら神代小蒔と荒川憩と天江衣が出てくるんやろ?
 そんなやつら相手に宮永照抜きなんてハンデやない。ただの自殺行為や」

洋榎「うちがおるやん。一、二年なんぞに負けへんよ」

由子「なんか言うてはりますけどー?」

末原「言わせとけ。まあ、とにかく洋榎は出たらええわ。なんの文句もない。姫松の主将でエースやからな。けど、うちは堪忍してな。うちより強い三年ならいくらでもおるて」

洋榎「そんなんやってみんとわからん思うけどなー」

末原「わかるて。ちなみに、うちで声掛けられたんはあんただけか?」

洋榎「みたいやな。ま、三年代表は久やからな、姫松いうたら愛宕洋榎ってイメージなんやろ。ああ、あと二年のほうもな、これから龍門渕の連中が視察に来るんやて」

末原「龍門渕……天江衣か。誰か目当てがおるん?」

洋榎「いや、目当てはたぶんないで。あちこち見て回ってから決めるゆーてたわ。
 阿知賀を通って、うちに来たあとは、三箇牧、千里山、新道寺、永水って回って、最後に飛行機でトンボ帰って白糸台に行くんやと」

由子「三箇牧と永水……本格的なのよー」

末原「天江衣と荒川憩と神代小蒔が揃うわけやね。恐ろしいわー」

洋榎「やから二人とも二年相手にビビり過ぎやろー。しゃーないやっちゃなー。ほな、久には恭子と由子はパス言うとくわ。
 代わりに、永水の石戸と宮守の姉帯な。オススメしとくわ。他に誰かええやつおるかー?」

末原「そらまーやっぱ千里山やろ。あそこの三年なら、誰を引っ掛けても間違いないわ」

洋榎「わかった。言うとくー」

由子「ほな、頑張ってなのよー」

末原(ちゅーか、学年対抗戦って……ようわからんけど四チーム目はどないなっとんのやろ……あとで調べたろか……)

@千里山女子

セーラ「なあ、誰が出るー?」

怜「じゃんけんで決めたらええやん」

竜華「じゃんけんて、んな適当な。三人とも出るんはあかんの?」

セーラ「姫松が愛宕の洋榎さん一人なんやて。やから、千里山からも一人のほうがええかなって。大阪三年枠二人ってことやな。
 それ以外のメンバーは他県で埋めてもらうことにしたんや。せっかくの全国選抜やしなー」

怜「ほなセーラでええやん」

竜華「せやな。セーラ、頼むわ」

セーラ「膝枕されてるやつとしてるやつが言うても、サボリたがってるようにしか聞こえんわ」

怜「いや、セーラしかおらへんて。洋榎さんが姫松のエースなら、セーラは千里山のエースやもん」

竜華「せやせや。ぶちかましてきてやー」

セーラ「……ほな、とりあえず麻雀するときは制服着てなくてもええか聞いてみるわ。ダメやったら二人どっちか出てや」

怜「うち、病弱やからー」

竜華「わっ、出たで! 病弱アピール!」

セーラ「だーもー、真面目に話聞けやー!」

 と、そんなはしゃぎまわる上級生を遠目に見ている下級生が、二人。

泉「……先輩方、楽しそうですね」

Q「まあ、お祭り好きやしな」

泉「船久保先輩も、さっき龍門渕の方と話してはりましたよね」

Q「いやいや、うちの学年はな、例の三人がおる以上、選抜ゆうても他は所詮人数合わせやねん。色んなとこ回ってから決める言うてたし」

泉「私、連絡すら来ないんですけど……ベストエイト入りしたチームの一年やのに……」ズーン

Q「ド、ドンマイやって……!!」

@宮守女子麻雀部

豊音「えー! ちょー行きたい! ちょー出たい!! えっ……? 宮永照は除外…………? あっ! でも、神代さんは? 原村さんは!? たぶん出る!!? 行く行くちょー行くー!」

塞「え、なに、なんの騒ぎ?」

エイ(血みどろの合戦の絵)

塞「え? ええっ?」

胡桃「なんか、全国選抜学年対抗戦をやるんだって」

シロ「ダルい……」

豊音「ねー! 三年選抜にうちから二人出してほしいんだって! 誰出るー!?」

胡桃「とりあえず、豊音、行きなよ」

豊音「うん! だから、もう一人!」

塞「私、パス。全国選抜なんて化け物大集合なイベント、モノクルの予備がいくつあっても足りないわ」

胡桃「私もパスかなー。三年生集めてるのってあの清澄の主将でしょ? きっと姫松のうるさい人も誘われてるんだろうし。マナー注意するのが大変」

シロ「私もパス。ダルいから」

エイ(くじの絵)

豊音「ハイ、じゃあみんなでアミダを引きましょうー!」

@永水女子麻雀部

霞「うちは三年生が三人いるわけだけど、どうしましょうか」

初美「姫様の敵ですかー。ちょっと興味ありますー」

巴「はるるのほうは、なんか連絡来た?」

春「」フルフル

巴「そっか……。じゃあ、一緒に姫様の応援しよっか」

春「」コクコク

霞「あら、巴ちゃんは姫様の味方なの?」

巴「いや、いくらカスミンとハッちゃんでも姫様には敵わないでしょ」

初美「なんですかー? 巴には三年のプライドがないんですかー?」

巴「別にそういうわけじゃないけど……どっちにしろ私には姫様を敵に回すなんて真似はできないよ」

霞「そう言えば、世間では人気投票とか一位予想とかやってるそうよ。この学年対抗戦。テレビでも放送されるんですって」

巴「一位予想って、どの学年が勝つか、ってこと?」

霞「そう。思ってる以上に色んな人に見られてるみたいなの。一般の人もそうだし、プロの方々にもね。だから、相手が誰だろうと、下級生相手に三年生が負けるわけにはいかない……と私は思うのよね。初美は?」

初美「モチのロンですよー。上等ですー。一、二年に賭けてるやつら、まとめて吹き飛ばすですよー」

霞「じゃあ、そのように伝えておくわね。ところで、当の姫様の姿が見当たらないけど……どちらに?」

巴「ああ……それなんだが……」

霞「?」

巴「いま、龍門渕の天江衣さんと龍門渕透華さんがいらしててな……その、奥の神殿のほうで……」

初美「あー……。道理でさっきから寒気が止まらないってわけですねー。いやいや、これに勝つのは骨が折れそうですよー」

春「」ブルブル

霞「ちょっと、様子を見てきましょうか……」

巴「えっ!? おい、ちょっと待て、カスミ――!?」

 瞬間、霞の身体から禍々しい気配が溢れ出る。

霞「ごめんなさい。あとでお祓い……お願いね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

@新道寺女子麻雀部

すばら「全国選抜学年対抗戦……? それに……私が……ですか?」

すばら「ええ……ええ。はい。喜んで! 私なんかでいいのなら!! ええ、こんなすばらなことはありません!!」

すばら「はい……力不足だとは思いますが。精一杯、頑張ります!! よろしくお願いします! はい、では!!」

すばら「こんな……こんな大役……! 任されましたっ!!」

哩(花田は誰と何を話しとん……?)

姫子(さあ……)

江崎(なんもかんも新政府が悪い……)

美子「あのーなんか清澄の竹井さんから電話きとっとよー」

@劔谷高校麻雀部

友香「あっれー? 先輩一人ですかー?」

美幸「そーなのよーもー」

友香「お茶淹れます?」

美幸「もらうもー」

友香「先輩は、全国選抜学年対抗戦の話、聞きました?」

美幸「聞いた聞いた。けどなーうちらベスト16だからもー二年と三年は声掛からないっしょもー」

友香「おっ、なんですか、一年は声掛かるかもしれないって?」

美幸「知らんのもー? 案外一年生レギュラーって貴重なのよもー? インターハイで活躍した高校の一年を上から取っていけばぎりぎり友香か莉子くらいまでは……って思うのよもー」

友香「ま、でも私ら、主催してる清澄とは直接戦ってませんからね。あ、どうぞ、ダージリンですー」

美幸「どーもー」

@鶴賀学園麻雀部(混成チーム事務所)

 各々が選りすぐりの猛者を集めている中――

 順調に行き詰まりを迎えている、混成チームの面々。

かじゅ「いや、正直、これは無理だ」

まこ「そらそうじゃろ」

かじゅ「めぼしいところは全部押さえられてる」

まこ「本当に余り者軍団になりそうじゃな」

かじゅ「せめて……勝つのは無理だとしても……噛ませ犬になるとしても……インパクトを残して散りたい」

まこ「今のままじゃただ地味なだけのチームじゃからのう」

かじゅ「誰か……誰か……強くなくてもいい。みんなの記憶に残るような選手が……!!」

 そのとき、全国各地を飛び回っていた池田、帰還。

池田「よう……待たせたな……!!」

まこ「おう、風越の。あんまり期待しとらんが、どうじゃった?」

池田「ふっふっふー」

かじゅ「なんだ? 頭のネジが飛んだか?」

池田「飛んでないし! ってそんなことより! 見つけたんだよ! 最強の助っ人を!!」

まこ「なんと!?」

かじゅ「それは本当か!?」

池田「ああ……全国に行くような有名チームは全滅だった。だけど……各地を回っている途中であたしは気付いたんだ。
 うち――風越と同じように、全国には惜しくも予選大会で涙を飲んだ強豪校が無数にあるはずだって……そして、見つけた!」

まこ「なるほどのう、全国に出て来てない有力チーム……それは盲点じゃった!!」

かじゅ「言われてみれば……今年の荒川憩や天江衣がそうだ。全国の団体戦には姿を見せていない。だが強い。そういう面子が集まれば……或いは最強のチームを作れるかもしれない!」

池田「そういうことだし!」

まこ「それで、その最強の助っ人とやらは!?」

池田「既に電話で連絡を取ってある。じきにここに来る!」

かじゅ「見たことのない強者……楽しみだ!」

 やがて……鶴賀学園麻雀部の扉を開く者が現れる。

池田「この気配……! 来たな……!!」

 扉の向こうから姿を現す――縦ロールッ!!

??「ふふ……全国選抜とやら……この私に声を掛けないとは、どうやら三年代表の竹井久というのはとんだニワカのようだな!!」

 その者、幼き頃から麻雀に親しみ、鍛錬を重ねし指には――マメすらできないッ!!

まこ(これは……逸材じゃ……!! 誰じゃかわからんが……すごく……すごく……オーラを感じる!!!)

かじゅ(こんな……これほどのオーラを全開に出来る者など……確かに全国の舞台ではお目にかかれない!!)

小走「安心しろ、お前たち!! この小走やえが来たからには、お前たちに負けはないっ! 大船に乗ったつもりでいろ!!」

まこ・かじゅ(す――凄まじい『噛ませ』のオーラッ!!!)

池田「小走さんは三年生で、奈良県の伝統校・晩成で先鋒を務めていた方だ。
 今年、清澄とともに大躍進をして伝説になった阿知賀女子を最も苦しめた――最初にして最大の敵。それが、晩成高校だし。ちょうど、清澄が風越に苦戦したように!」

まこ(風越に苦戦した覚えはないんじゃが……)

かじゅ(どうしよう……さすがにメンバーに入れる前に、とりあえず一局今いる面子で打ってみようか……)

小走「ん、なんだ? 私じゃ不満か? ま、ニワカに私の王者の資質を見抜けといっても無理があるか。そう思って、お前たちが喜びそうな、わかりやすい土産を持ってきた」

池田「土産……ってなんですか、小走さん!?」

小走「王者には王者の匂いがわかる……! 来る途中、この私が唯一、王者の中の王者として認めているお方を、ここに連れてきた!」

池田「だ、誰ですか!?」

小走「逸るな二年坊。弱く見えるぞ?」

池田「は、はいっ!」

小走「おっ、と……いらっしゃったようだな。どうぞー! こっちでーすっ!!」

 小走に促されて、一人の人物が部室に現れる。

 その人物を、当然、まこもかじゅも池田も知っていた。

 否、今年のインターハイに関わる者で、彼女を知らない者などいないだろうッ!

??「えーっと、なんて言っていいか……」

 王者の中の王者……それ即ち、白糸台高校麻雀部の――!!

菫「私ですまんな」

 弘世菫ッ! 王者の中の王者! 白糸台のシャープシューター!!

かじゅ「いやいやいや! そんなことは全く……! こちらこそ本当になんか申し訳ない!」

浜面「あー・・・」

上条「たとえばだ、少し違うかもしれないけどアフリカとか中東とかで国の中や国同士でドンパチやってるところがあるだろ?」

上条「そういうところで人殺してきた人間が目の前でニコニコしてるの見たらお前はどう思うんだ?」

浜面「・・・・・」

上条「それに、俺は沈利さんにもうそういうことは絶対にさせないって決めたからな、今後沈利さんが命のやり取りをすることなんてさせねえよ」

浜面「すまん大将、俺が悪かったぜ」

一方通行「これだから馬鹿は困ンだよ」

菫「ああ……本当に、大丈夫。えっと、清澄の染谷さんは……先日はどうも。それと、鶴賀の加治木さんと、風越の池田さんでよかったか。
 その、学年対抗戦の話は私も聞いてる。話を聞いたときから四チーム目はどうするのかと気になっていたが、なんだか、やはりというか、大変そうだな」

かじゅ「ありがとうございます。全国区の有力選手はほとんど他チームが押さえていて……弘世さんのような力のある人に協力してもらえて……本当に嬉しいです」

菫「あ、いや……そのことなんだが……」

かじゅ「なんでしょう?」

菫「私は、今回の対抗戦は遠慮しておくよ」

かじゅ「え……?」

小走「弘世さん、そんな……!」

菫「代わりと言ってはなんだが、まあ、身近に出たそうなやつがいたので、連れてきた」

かじゅ「え……? あの……一応心の準備をしておきたいので先に聞いておきます。それは……誰ですか?」

菫「それはだな……」

 そのとき! 麻雀部の部室に、夏だというのにコートを着てマフラーを巻いて手袋をつけた不審人物が入ってきたッ!!

??「寒い……」ガタガタガタ

小走「ああっ! お前! あいつの姉!!」

宥「寒いよ……寂しいよ……私も……仲間にいれて……」

 そう言い残して、宥はばったりと倒れた。

まこ「こいつは阿知賀の松実宥……? そういえば、白糸台と同じで、阿知賀も三年は除け者じゃったのう」

かじゅ「なるほど……さすが弘世さん、渋い人選です。私も機会があって対局したことがありますが、松実宥さんなら申し分ありません」

菫「ん、ああ、まあ確かに彼女は私も強いと思うが……しかし、助けなくて大丈夫か?」

小走「おい池田、なんか毛布とかもってこい!」

池田「え!? は、はいっ!」

 小走にパシられて従順に走り去っていく池田。ややあって、足音が戻ってくる。

まこ「ん……風越の、えらく早いな」

 ぐったりとしている宥を看ていたまこ、顔を上げる。

??「どーも。ここが学年対抗戦の混成チームの事務所でええんか?」

??「あの……先輩? そろそろ事情を説明してくれませんか? これはなんの罰ゲームなんですか?」

 足音の主は池田ではなかった。関西弁を話す彼女たちは――!!

まこ「あんたら……姫松の?」

末原「正解や、清澄の染谷まこ。うちは姫松の大将をしとった末原恭子。こっちは先鋒の上重漫。
 で、混成チームの代表者にお願いがあって来たんやけど……えーっと……この倒れとるんは……? もしかして阿知賀の松実宥……? と……白糸台の弘世菫!? …………と誰?」

小走「ふん、私を知らんとは底が知れる。ニワカにもほどがあるな!」

末原「はあ?」

かじゅ「ああ、なんでもない! なんだかごちゃごちゃしていてすまないな。皆さんはるばる長野まで来てくれて疲れているんだ。
 それで……どこから話せばいいのか……。一応、私が混成チームの参謀をしている、鶴賀学園の加治木ゆみだ」

末原「おう、よろしくな。えっと、鶴賀の加治木……ああ! 知っとるわ! 長野の県大会で宮永咲と戦っとった三年やん!
 いやービデオで見させてもろたわー! 親近感やわぁ……大将戦はごっつーメゲるやろー? そっちも天江衣と宮永咲で魔物二人やもんなー!
 あ、そういやさっき、大将戦に出てたもう一人――ニャーとか言う変な子とすれ違ったわ。あっちは全然気付けへんかったけどな」

かじゅ「それで、末原さん、お願いというのは?」

末原「せやせや。あんたら混成チームにな、この子を差し上げに来たんや」

漫「ええっ!? 末原先輩!? なに言うてはるんですか!?」

末原「混成さんはきっと人手不足やろー思てな。はるばる大阪から持ってきてん。お願いやから受け取ってーな」

かじゅ「それはもう! 喜んで! やったぞ清澄の、まさか姫松から二人もうちに来てくれるなんて!」

まこ「ほうじゃな! これはひょっとするとひょっとするかもしれんのう!」

末原「え……? あ、いや、うちは……」

漫「先輩……一緒とちゃうんですかー? ようわからんですけど、どうせ麻雀やるんやったら……うち末原先輩と一緒やないと嫌ですわー……」

末原「うーん……」

かじゅ「末原さん……私からも頼む。実は……私もあなたに親近感を持っていたんだ。準々決勝では清澄を応援しつつ、こっそり姫松も応援していた」

末原「ホンマかいなー」

かじゅ「魔物退治は確かに疲れる。心が折れそうになる。でもそれ以上に……」

末原「……オモロイねんな」

かじゅ「……じゃあ!」

末原「ええやろ。加治木さん、あんたとは気ぃ合いそうや。学年対抗なんてもんに興味はあらへんかったけど、魔物退治なら付き合うたる。
 なんや、結局ミイラ取りがミイラっちゅーか、こんなことなら生贄をあと二人も用意せんでよかったかもしらんなー」

菫「生贄……とは?」

かじゅ「二人も?」

末原「せや。魔物退治にうってつけの面子、ちょーっと来るついでに拾ってきてん。うちの漫ちゃんと、もう二人。今は旅の疲れで保健室で寝とるけどな」

かじゅ「一体誰なんだ……その二人というのは」

末原「うちが連れてこれんのなんて大阪人だけや。ただ、姫松やない。北の大阪代表や」

まこ「千里山女子……!!?」

末原「そゆことや。ま、期待してくれて大丈夫やで。うちよりもずーっと強い人らやから」

 と、部室の外からバタバタと足音が聞こえてくる。全員が入り口のほうに振り返る。部室に走りこんできたのは、池田。その手には、毛布。

池田「も、毛布もらいに保健室に行ったら……なんか関西弁の女が二人でいちゃついてたし……!!」

 息を切らす池田。その後ろから近付いてくる、痴話喧嘩の声。

??「アホ、本気で心配したやんか! 貧血の真似ってなんやねん!」

??「せやからごめんてー。それに疲れてたのはホンマやもん。ほんで、膝枕してもらおー思て」

??「思て、やあらへん。もう二度と膝は貸さん!」

??「えええ!? それだけは堪忍してや!」

 池田の背後から現れた、夫婦漫才コンビ――!!

末原「どや、加治木さん? 大物やろ?」

かじゅ「ああ……これは驚いた!!」

怜「あっ、どーもよろしくです。千里山の園城寺怜いいます」

竜華「同じく、清水谷竜華や。うちの怜がやっぱ対抗戦出たい言うから連れてきました。
 って……うわっ!? 白糸台のシャープシューター!? えらいビッグネームがおるやん!! 誰や、混成なんて余り者集団やから大活躍できるゆーたの!」

末原「うちうち」

菫「あ……いや、私は混成チームには参加しない」

竜華「なんや、そうなん?」

かじゅ「弘世さんは、松実宥さんを紹介するために、ここまでいらっしゃってくれたんだ」

怜「松実宥ってあの阿知賀の松実宥……? どこにおるん――って、これか!? この毛布の塊か!!」

菫「あ、あの……」

竜華「そっかー。白糸台と組むんもそれはそれでオモロい思たけどなー。なんや、王者はこういうお祭りは嫌いなん?」

菫「いや、そのだな……」

かじゅ「どうしました、弘世さん?」

菫「とりあえず、重要な勘違いを一つだけ訂正させてほしい」

かじゅ「はい」

菫「小走さんに拉致された私が連れてきた私の代わりというのは、松実宥さんではない」

かじゅ「と……言いますと?」

各学年のポジション別
1年
先鋒・・・片岡優(清澄)
次鋒・・・二条泉(千里山)
中堅・・・文堂星夏(風越)、新子憧(阿知賀)、滝見春(永水女子)、水村史織(越谷)
副将・・・原村和(清澄)、東横桃子(鶴賀)、森垣友香(剣谷)
大将・・・宮永咲(清澄)、高鴨穏乃(阿知賀)、大星淡(白糸台)、安福莉子(剣谷)

2年
先鋒・・・井上純(龍門渕)、津山睦月(鶴賀)、松実玄(阿知賀)、上重漫(姫松)、神代小蒔(永水女子)、花田煌(新道寺)
次鋒・・・染谷まこ(清澄)、沢村智紀(龍門渕)、吉留未春(風越)、妹尾佳織(鶴賀)、依藤澄子(剣谷)
中堅・・・国広一(龍門渕)、渋谷尭深(白糸台)
副将・・・龍門渕透華(龍門渕)、深堀純代(風越)、鷺森灼(阿知賀)、亦野誠子(白糸台)、愛宕絹恵(姫松)、船久保浩子(千里山)
大将・・・天江衣(龍門渕)、池田華奈(風越)、鶴田姫子(新道寺)、八木原景子(越谷)

3年
先鋒・・・福路美穂子(風越)、宮永照(白糸台)、辻垣内智葉(臨海女子)、園城寺怜(千里山)、小瀬川白望(宮守)、
     新井ソフィア(越谷)、椿野美幸(剣谷)、小走やえ(晩成)
次鋒・・・松実宥(阿知賀)、弘世菫(白糸台)、真瀬由子(姫松)、狩宿巴(永水女子)エイスリン・ウィッシュアート(宮守)、
     安河内美子(新道寺)、浅見花子(越谷)
中堅・・・竹井久(清澄)、蒲原智美(鶴賀)、愛宕洋榎(姫松)、江口セーラ(千里山)、鹿倉胡桃(宮守)、江崎仁美(新道寺)、
     古塚梢(剣谷)
副将・・・薄墨初美(永水女子)、臼沢塞(宮守)、白水哩(新道寺)、宇津木玉子(越谷)
大将・・・加治木ゆみ(鶴賀)、末原恭子(姫松)、清水谷竜華(千里山)、岩戸霞(永水女子)、姉帯豊音(宮守)

菫「私のチームメイトがどうしても対抗戦に参加したいと駄々をこねてな。一緒に連れてきたんだ。
 で、ちょっと寄り道すると言って途中で分かれて……そろそろ来るはずなんだが……もしかすると道に迷っているのかもしれん」

まこ「弘世さんのチームメイトで……道に迷うって…………まさか!!」

菫「ん? なんだ、清澄のも迷子体質なのか?」

かじゅ「………………弘世さん、その、改めて聞きますけど、あなたの代わりに来る人というのは、一体誰なんですか……?」

菫「ああ、たぶん、みんな知ってるやつだと思うが――」

 菫は、その場にいる全員を見回してから、言った。

菫「宮永照だ」

 一方その頃、長野某所――。

照(うう……ちらっとでいいから咲に会いたかっただけなのに……ここ……どこ?)

 インターハイチャンピオン――宮永照は涙目でさ迷っていた。

@全国各所

「私が……全国選抜に?」
「面白いっすね。乗ったっす」
「一年選抜に!? 私を? うっそマジでー? なんでー?」
「一年選抜!!? ホンマですか!? これ夢? 夢じゃないですよね!?」

「ええええっ! 二年選抜!? わ、わた、私なんかでいいんですか!?」
「……選抜……選ばれてしまった……」
「えええ、うちがですか? それは……もう、やります! やらせてください!」
「はあ……それホンマでっか? まあ、ええ機会やとは思てましたから。ほな、よろしくです」
「わっ、本当に誘われちゃった!? どど、どうしよう……!」
「ま、やるだけのことをやろうよ」

「部長、私って二年ですけどよかですかね……?」
「よかよか。それくらいの無理はねじ込むけん」

 こうして、全国選りすぐりの猛者四十人が東京に集う――!!

 インターハイ会場。実況室。

すばら「さあ!! 始まりましたっ! 全国選抜学年対抗戦!! 一週間の準備期間を経て、ついにここ、東京・インターハイ会場にて開催と相成ります!!
 あっと、申し遅れました! 私はこのたび『声』を買われて実況を務めます、新道寺高校二年、花田煌です! 以後、よろしくお願いします!! すばらっ!」

すばら「さて、今回の競技ルールですが、基本的にはインターハイと変わりありません。ただし、参加者は倍の十人。
 先鋒戦から大将戦までの各対局を、二名で半分ずつ行う形式となります。要するに、各戦の前後半で選手が変わるということです!」

すばら「では、早速選抜選手の発表といきましょう……とその前にっ! 今日は解説として各学年から一名ずつ計三名の方をお呼びしております!
 まずは三年生からこの方、白糸台のシャープシューター! 弘世菫さんっ!」

菫「弘世菫です。本日はよろしくお願いします」

すばら「弘世さんは、注目している選手はいますか?」

菫「とりあえず、うちの一年坊がはしゃぎ過ぎないか心配です」

すばら「なるほどっ! 後輩を見守るために解説を引き受けてくださったのですね。すばらな先輩心です!」

菫(同学年にも心配なやつはいるが……)

すばら「続いては二年生。龍門渕高校から、卓の流れを操る男! 井上純さん!」

純「井上純だ。まず言っておく、オレは女だ」

すばら「井上さんは、注目している選手はいますか?」

純「ま、オレもそっちの弘世さんと同じで、チームメイトの動向が気になるな。あと、何人か全国区じゃない長野の面子が混じってるようだが……そいつらが全国レベルを相手にどう戦うのかも、オレ的には見所だ」

すばら「主催が清澄さんだからというのもあるのでしょう、確かに今回は全国選抜と言いつつ長野県勢が多数を占めてますね。なぜか臨海や有珠山からは一人もエントリーされていませんが、それについてはどう思いますか?」

純「臨海の面子はのきなみ帰国中、有珠山も有珠山で外国みてえなもんだから仕方ねえだろ」

すばら「北海道のみなさんすいませんっ!! さて、解説最後の三人目を紹介するといたしましょう。初々しい一年生です。晩成高校より、岡橋初瀬さん!」

初瀬「初瀬です。なんで呼ばれたのかわかりません。でも頑張ります」

すばら「晩成高校というと、昨年までずっと奈良県の代表だった強豪校ですね!」

初瀬「はい。今年は阿知賀に負けてしまいましたが、伝説はそう何度も起きません。来年は晩成が奈良県王者に返り咲きます」

すばら「さて、そんな晩成高校からは一名だけエントリーされていますが、そのことについて何かコメントはありますか?」

初瀬「たぶん……私が憧から聞いた話をうっかり言っちゃったからだと思います。
 出るって聞いたときはびっくりしましたけど……でも、先輩なら全国区の人たち相手でも勝てるって信じてます!
 あ、もちろん、憧や穏乃さんの活躍も、同じ一年生として期待しています!」

すばら「同じ高校の先輩と、同じ学年の友人……もし両者が直接戦うことになったら、どちらを応援しますか?」

初瀬「もちろん、先輩を応援します!」

すばら「言い切りました! すばらな迷いのなさだと思います! 以上、解説の弘世さん、井上さん、初瀬さんでした!!」

菫「じゃあ花田さん、そろそろ選手の発表をお願いします」

純「みんな待ってるぜ」

すばら「わかりました! それでは行きましょう、まずは一年選抜チームからっ!! 以下の十名となっております!」

@一年選抜チーム

 宮永咲、原村和、片岡優希(清澄)

 南浦数絵(平滝)

 東横桃子(鶴賀学園)

 高鴨穏乃、新子憧(阿知賀女子)

 大星淡(白糸台)

 二条泉(千里山女子)

 森垣友香(劔谷)

すばら「パッと見た感じでは、順当にインターハイで活躍した一年生を集めてきたという印象を受けます。弘世さん、いかがでしょう?」

菫「私も同じ感想です。ただ、何名か長野の選手が混じっているようですね」

すばら「南浦選手と東横選手ですね。井上さん、何かご存知ですか?」

井上「東横ってのは、県大会でうちの龍門渕透華と清澄の原村和を相手に区間一位を取った鶴賀の隠し玉だ。
 南浦ってのは個人戦だけに出てきたやつだな。確か、福路、原村、宮永咲、竹井に次いで五位だったはずだぜ」

初瀬「南浦というと、プロの南浦選手を思い浮かべますね」

井上「ああ、なんか孫らしいって噂だな」

菫「ほう……」

すばら「いずれにしても強力な選手であることに間違いはないようです。これは期待が高まりますね。では、二年選抜チームの発表といきましょう! こちらの十名です!!」

@二年選抜チーム

 天江衣、龍門渕透華(龍門渕)

 妹尾香織(鶴賀学園)

 松実玄、鷺森灼(阿知賀女子)

 渋谷尭深(白糸台)

 神代小蒔(永水女子)

 荒川憩(三箇牧)

 愛宕絹恵(姫松)

 船久保浩子(千里山女子)

すばら「見事にビックネームが揃いましたね!」

初瀬「天江衣選手、神代小蒔選手、荒川憩選手ですよね。去年、私は中学生でしたが、あんなに興奮したインターハイは初めてでした」

菫「火力の高い選手と手堅い選手の二種類に大別できる気がしますね」

井上「オレは安定したやつと不安定なやつの二種類に見えるけどな」

すばら「ふむ、不安定……といいますと?」

井上「永水の神代小蒔は確かに強いが、打ち筋にブレがある。阿知賀の松実玄も諸刃の剣みたいなもんだし、うちの龍門渕透華もデジタル派のくせにムラっ気たっぷりだ。
 極めつけは、鶴賀の妹尾香織」

初瀬「東横選手と同じ高校の、長野の選手ですよね。どういった方なんですか?」

井上「簡単に言えば、ド素人だ。県大会には人数合わせで参加していた」

菫「ド素人って……よくそんな選手をこの選抜対抗戦に起用しましたね、龍門渕さんは」

井上「ま、理由は見てりゃわかるし、或いは、わからずに終わるかもしれねえ」

すばら「非常に意味深な発言が飛び出しましたっ! 気になるところですが、先に進みましょう! お次は三年選抜チームの発表!! こちらの十名です!!」

@三年選抜チーム

 竹井久(清澄)

 福路美穂子(風越女子)

 愛宕洋榎(姫松)

 江口セーラ(千里山女子)

 石戸霞、薄墨初美(永水女子)

 白水哩、鶴田姫子(新道寺女子)

 小瀬川白望、姉帯豊音(宮守女子)

すばら「いやはや……ハンデを背負ってなお、この層の厚さ! さすがの最高学年(まあ姫子さんは二年生なんですけど部長と一心同体だから三年生みたいなもんですよね!!)ですっ!! すばらっ!!」

初瀬「ハンデってなんですか?」

すばら「インターハイの団体戦決勝に出た三年生は選抜チームに入れない、というハンデです。ただし、代表の竹井選手は例外となりますが」

初瀬「あっ、だから弘世さんがこちら側にいらっしゃるんですね!」

弘世「ま、ハンデなんてあってもなくても私は傍観しているつもりでしたが……」

井上「しかし、改めて眺めると本当に隙のねえ面子だな。なんつーか、例えば強さランキングってのがSからEまであったとして、ランクAの選手だけを集めましたって感じだ」

すばら「このチームを崩せる隙があるとしたら、どこでしょう?」

初瀬「ランクAの人たちが揃っているっていうなら、それを超える、ランクSの人たちが鍵、ですかね?」

菫「いや、それはどうでしょうか……」

すばら「弘世さん、何か?」

菫「私見ですが、このチーム編成は下級生への挑戦状なんだと思います。全国から選りすぐったランクAの集団――言い換えれば、各チームを牽引する主将・エースの集まり。
 このチームは、下級生にとって一つの壁なんだと思います。ラインと言ってもいい。それを超えられなければ、全国に出るようなチームを引っ張っていくことはできない。
 だから、なんとかして打ち倒してみろ――そんな後輩へのメッセージが読み取れます」

井上「なるほどな。言われてみると、見事に各校の顔みたいなやつらが集まってやがる」

菫「ま、そんな感じです。というわけで、私はむしろランクAに届かない――ランクB以下の選手たちが、いかに『先輩』という牙城を崩せるのか。
 そこに、このチームを倒す鍵があると思います」

すばら「弘世さん、すばらな解説、ありがとうございました! やはり、三年生のことは三年生が一番よくわかっているんですね!」

菫「ああ、じゃあ、わかるついでにもう一つ」

すばら「なんでしょう?」

菫「このチーム編成からは、何よりも三年生たちの『絶対に後輩には負けたくない』という意地が感じられます。要するに、三年生が一番ガキっぽいということです。
 チェスの駒が全部クイーンだったらいいのに、って考える子供みたいなもんですよ。いや、実際よくこんな飛車角だらけのチームを作ったと感心しています」

すばら「なるほど! では、綺麗に落ちたところで、最後のチームを発表いたしましょう。今回の全国選抜学年対抗戦の影で蠢いていたアウトロー集団!
 混成チームの十名です!!」

@混成チーム

 染谷まこ(清澄)

 池田華菜(風越女子)

 加治木ゆみ(鶴賀学園)

 宮永照(白糸台)

 松実宥(阿知賀女子)

 園城寺怜、清水谷竜華(千里山女子)

 末原恭子、上重漫(姫松)

 小走やえ(晩成)

井上「とりあえず、晩成の小走やえってのは何者なんだ?」

初瀬「小走先輩は、我が晩成の先鋒を務めていました。打ち筋はスタンダードと言いますか、王道を貫くタイプです。
 また、とても経験豊富な方で、場面によって打ち筋を変化させる、といった柔軟性にも優れています」

菫「私は、風越女子の池田華菜選手、それに鶴賀学園の加治木ゆみ選手について聞きたいですね」

井上「池田も加治木も、県大会の大将戦で清澄の宮永咲とうちの天江衣を相手取った選手だ。負けこそしたが、あの魔物どもと戦って心が折れなかった――そのメンタルの強さは全国レベルだと思うぜ。
 池田は猪突猛進な高火力タイプで、バカだ。加治木は変幻自在なオールマイティ雀士で、切れ者だな」

すばら「どなたも実力は十分ということですね!」

菫「実力で言うなら、阿知賀の松実宥選手は非常に安定しています。清澄の染谷まこ選手も隙のない良い打ち手です。私は先のインターハイで二人と卓を囲んみました。とても手強かったです」

初瀬「そう言えば、これで清澄高校、阿知賀女子学院、千里山女子高校は、レギュラーの五人が全員どこかのチームに選抜されたことになりますね。次に多いのは、姫松の四人ですか」

菫「清澄・姫松、阿知賀・千里山は、準々決勝、準決勝と、都合二度戦っていますからね。なにかと因縁めいたものがあるんでしょう。うちと新道寺みたいなものです」

すばら「その節はどうもでした」

菫「ああ、花田さんのお気持ちはわかりますよ。公式戦であいつと二連戦というのは、かなりのプレッシャーだったでしょう」

すばら「いえ、光栄なことです。あの方と二度も戦えたという事実は、私の麻雀人生の中でずっと輝き続けると思います。
 ……ということで、いい加減、このチームで一際目立つあの方について触れましょうか!!」

菫「宮永照か」

井上「宮永照だな」

初瀬「宮永照選手ですね」

すばら「皆さんに率直に聞きます。全国王者・宮永照を擁する混成チームが、他の学年選抜を『喰う』可能性は、どれくらいあると思いますか?」

初瀬「私には異次元過ぎてなんとも……」

井上「オレは、まず混成チームそのものがけっこう強いと思うぜ。少なくとも、当初想定していただろう噛ませ犬的なチームとは程遠い。
 そこにあの宮永照が加わってるんだ。他学年の選抜チームは、せいぜい足元をすくわれないように気をつけたほうがいいだろうな」

すばら「弘世さんは、いかがですか?」

菫「私は、もちろん照の存在は大きいと思いますが、絶対ではないとも思っています。
 現に私たち白糸台高校は清澄高校に破れたわけですから。照がいれば勝てるなんて、そんなことは信じてはいないですよ。
 ただ、一つ言わせてもらえば……」

すばら「なんでしょう?」

菫「照と同卓することになる人間は、死線をさ迷うことになります。お気をつけて」

すばら「おっしゃる通りですっ!!! 冗談抜きで死に掛けますからっ!!!」

菫「以上」

すばら「はい! ありがとうございました! それでは、オーダー発表までもうしばらくお待ちください! 全国選抜学年対抗戦、先鋒戦は、これから一時間後となります!!」

 全国選抜学年対抗戦・開会式

 インターハイの組み合わせ抽選会が行われたステージ。

 壇上には、実況の花田。そして各チームの代表者の計五名。

 フロアには、残りの対抗戦メンバー、解説の面々、その他、対抗戦には参加しないがチームメイトを応援しに来た強豪校のレギュラー……総勢六十人ほどの雀士たちが、思い思いに集まってそれを眺めている。

すばら「皆様お待たせいたしましたぁ!! 各チームオーダーが出揃った模様です! 間もなく先鋒戦開始となります!!
 がっ!! その前に各チームの代表からご挨拶ですっ! まずは……どなたから行きましょう!?」

かじゅ「じゃあ……トリになる前にさっさと終わらせておくとしよう」

すばら「お願いしますっ!!」

かじゅ「えー……私たち混成は、最初はただの寄せ集めだった。が、なんの因果か全国の有力選手が次々に加わり、ついには宮永照を獲得するにいたった。正直、持て余している」

かじゅ「先のインターハイで、私は長野の鶴賀学園の大将として出場した。
 新設校ということもあり、私ともう一人の三年を中心に、集まってくれた面子だけで県予選を戦い、ついに私たちは決勝まで駒を進めた。
 出来すぎもいいところの結果だ。私は、実際、決勝に出れただけで満足した。が……しかしだ!」

かじゅ「あのときも……そして今も、こうして戦いの舞台に立つと、欲が出る。勝ちたいと、強者を打ち負かしたいと、本気で思う!」

かじゅ「私たちは、学年対抗とやらに興味はない! ただ己が勝つためにここに来た! 鶴賀は県予選の決勝で破れたが……今日――この混成チームでは勝たせてもらう!
 以上、混成チーム代表、加治木ゆみだ!!」

怜「ひゅー! よう言ったでー加治木代表ー! うち病弱やけど任しときー!!」

竜華「やから、あんたはさり気なく病弱アピールすな!!」

末原「やめやアホ。加治木さんがせっかくええこと言うたのに、あんたらのせいで関西勢以外全員引いとるやん。チャンピオンなんかぴくりとも笑てへんで」

漫「先輩、それ元々ちゃいます?」

照「………………」

宥・小走「…………ぶふっ!!」

まこ・池田(うわっ! 奈良の人たち今チャンピオンを笑った!!?)

久(ふふ……さすがね、ゆみ。もうチームメイトから信頼を得てる。やっぱりゆみは敵に回してこそだわ)

美穂子(あ、上埜さん……楽しそう。加治木さんカッコいいからなぁ……)

モモ(先輩……学年対抗には興味ないって……私は……強くなった私を先輩に見てほしくてここに来たのに。
 先輩は混成チームで麻雀するほうが楽しんスか……? 宮永照みたいな……鶴賀より強い仲間に囲まれてるほうが欲張れるんスか……?
 そんなの……私は認めたくないっす……!)

かおりん(加治木先輩が敵かぁ……。部内では何度も対局してきたけど、今日は練習とは違うんだ。わたし……頑張らなきゃ!)

すばら「加治木ゆみさんの痺れる挨拶でした! さて、二番手はどなたでいきましょう!?」

久「私でいいかしら?」

すばら「どうぞっ!」

各チームの元ポジション

       1年  2年  3年  混成
先鋒   1    2    2    4
次鋒   1    1    0    2
中堅   1    1    3    0
副将   3    4    2    0
大将   3    1    3    4
他     1   1    0    0

久「どうも皆さん。三年選抜代表の竹井久です。三年も前の話だけど、上埜久のほうが通りがいい方もこの中にはいるのかしら?
 いえ、やっぱり竹井よね。なんたって、全国優勝したチームの主将で、唯一の三年生なわけだから……」

まこ(おお、煽っとる煽っとる)

咲(部長遊んでるなー……)

久「ま、とは言うものの、この中には私より強いって自信満々の一、二年生もいっぱいいるでしょうね。けど……強い弱いだけで麻雀をしていられるのなんて今のうちだけなのよ?
 一、二年生のみなさんはまだわからないと思うけど、三年生になるっていうのはね、あなたたちが思ってる以上に大変なことなの。
 自分自身の引退も近い。後輩は言うことを聞かない。先生や他校の人とも付き合わなくちゃいけない。みんなの期待にも応えなきゃいけない……」

久「かく言う私もインターハイの準々決勝ではプレッシャーに負けたわ。自分らしさを見失った。ま、一人で立て直したけどね」

久「チームを代表するということがどういうことか。チームを率いるということがどういうことか。チームを背負うということがどういうことか。
 それを、これから先輩になっていく――今はまだ後輩であるあなたたちに教えてあげるわ。そのために今日は全国から最高のメンバーを集めたつもりよ。
 もちろん負けてあげる気はさらさらない。全力で叩き潰してあげるから、あなたたち死ぬ気でかかってきなさいっ!!」

優希「上等だじぇえええ部長! 絶対負けないじょー!!」

穏乃「うおおおお! なんか燃えてきたあああ!!」

憧「あ、なんかあの二人似てる。中身が」

和「! やっぱり憧もそう思いますか!?」

久「以上! 三年選抜代表、清澄、竹井久でした!!」

豊音「わー竹井さーん! ちょーカッコいー! サインちょーだいー!」

シロ(うわーダルい……って思ってるの私だけ……?)

美穂子(上埜さん……素敵です……!)

洋榎(久のやつ言うことだけは一丁前やの。ま、うちレベルともなれば言わずとも背中で語れるんやけどな)

セーラ(清澄の三年はたった一人……ここまで来るのは大変やったんやろなぁ。もし……うちに怜や竜華、それに他のみんながおらんかったら……あかん。全国どころか府大会で負けてまう気ぃするわ)

霞(あらあら……なんだか青春っぽくていいわね。うちだと普通の先輩後輩関係は作れないから、ちょっと羨ましいわ)

初美(清澄の部長は何を言っても裏がある気がしてならないですよー)

哩(清澄、竹井久か。五人しか部員がおらん小さなとこの部長やのに……しっかりしとんなぁ。公式戦で一度打ってみたかったと)

姫子(さすが……全国優勝するようなチームの部長ともなると……貫禄があるとです。ま、うちの部長ほどやないですけど……!!)

すばら「心に沁みる挨拶をありがとうございました! この不肖・花田、戦いには参加できませんが、先輩方の熱き思いを実況席から受け取りたいと思いますっ!
 では、続いては――」

 瞬間、開会式の会場が、闇に包まれるッ!!

すばら「すばっ!? えええ!? なんでいきなり停電…………って、うええええええ!???」

 闇の中、光を放つ金色の魔物が、一人ッ!!

衣「前座大儀。下がっていいぞ、清澄の……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

久(あらあら、また一段と張り切ってるわねぇ……)

透華(衣……楽しそうでなによりですわ)

咲(すごい……まだ午前中なのに……!)

淡(へえー……)

 衣、壇上の中央に進み出て、仁王立つ。

衣「二年選抜代表……龍門渕高校、天江衣だ」

すばら「え……えっと、ど、どうぞっ!!」

衣「初めに断っておくと、衣は二年生だが、先輩はいない。後輩もいない。なぜなら、衣たち龍門渕高校麻雀部は、元々校内にあった麻雀部を力で圧倒し、追い出し、その上に新しく作り上げたものだからだ。
 ゆえに、衣は学年を超える繋がりというものが、よくわからない」

衣「そんな衣は他の三チームに対してなんの言葉も持たない。だから、ここから先は、敵ではなく味方――二年選抜の全員に向けた言葉になる……」

衣「お前たち……今日は好きなように打つがいい。結果がどうなっても誰も何も咎めることはない。衣が願うことはただ一つ。
 全員が、己が納得できるような麻雀を打ってほしい! 最後まで自分の麻雀を貫いてほしい! それだけだっ!!
 学年に拘る者は拘ればいい。勝敗に拘る者は拘ればいい。みな……それぞれにこの対抗戦に思うところはあるだろう。その思いを――全力でこの戦いにぶつけてほしい!」

衣「その結果……! もし我ら二年選抜が勝つようなことがあれば――それは全員で勝ち取った勝利だ! 各々胸を張って母校に帰るがよかろう!!
 いいか、お前たち!! 今日は祭りだッ!! 楽しんだ者が勝者ッ!! みな……今日は一緒に心ゆくまで遊ぼうではないかッ!!」

 電気、復旧ッ! 拍手、喝采ッ!

一方通行「これ以上馬鹿にゃ付き合ってらンねェな」ザパッ

上条「温まっていかねえのか?」

一方通行「サウナ」

上条「冷えた体を温めるには絶好だな」

浜面「お、俺も行くぜ、この凍えるからだをポカポカにしねえとな」

一方通行「てめェはここで凍り付いてろってンだ」

浜面「いやいや、失言がひどかったのは確かに悪かったけどさ、そう邪険にしなくてもいいじゃねえか」

一方通行「だったらてめェはこれ以上口開くな、今度余計なこと言いやがったらその口ベクトルで開かなくしてやっからな」

浜面「わ、わかったよ」

上条「お前もどうせなら自分の話すればいいのな」

浜面「そうするわ、何か今日は調子狂うぜ」

かおりん「天江さんカッコいいです……!!」パチパチパチ

小蒔「いいご挨拶でした……」パチパチパチ

玄「なんかわからないけど感動した……」パチパチパチ

灼「同じ学年とは思えない貫禄……」パチパチパチ

憩「衣ちゃん、のっけからはしゃぎすぎやでー」パチパチパチ

絹恵「なんやー天江さんってイメージとちゃうなー? ごっつええ人やん。浩ちゃんどう思う?」パチパチパチ

Q「せやな。もっと唯我独尊な感じやと思っとったけど、ちゃんとうちらのことまで考えてくれてたんやな。意外や」パチパチパチ

尭深(……さすが……)パチパチパチ

衣「以上! 二年選抜代表、龍門渕高校、天江衣!」

すばら「怒涛のご挨拶ありがとうございました! 私も仲間として聞いてみたかったところではあります! ええ、精進しますとも!
 あっ、停電と発光には何もツッコみませんよ!! さて……最後になりましたが、一年選抜の代表挨拶をお願いします!」

咲「あ……ああ、えっと、一年選抜代表、清澄の宮永咲です。ええ、本日はお日柄もよく……」

優希「咲ちゃん全然ダメだじぇ! マイク貸すじょっ! あーあー。えー!! 我は清澄高校一年、片岡優希! 先輩方みたいに長々話す気はないじょ!
 言いたいことは一つ! 我ら一年最強! 上級生は全員顔を洗って待ってるといいじぇっ! はい、じゃあせっかくだからみんな言いたいこと言えばいいじょっ!」

 優希、マイクがワイヤレスなのをいいことに、壇上を飛び降りて、フロアを駆け抜ける!

 一年選抜、次にマイクを受け取ったのは――!

南浦「え……? あ、えー。私のことなど全国区の方々は誰も知らないと思う。しかし、今日私と戦う者は、きっと一生忘れられない名になるだろう。
 平滝高校、南浦数絵。……はい、どうぞ」

友香「えっ? これ全員回すパターンでー? あーあー。劔谷高校の森垣友香です。よろっ!
 えっと、私が負けて劔谷が弱いみたいに思われるのは嫌なんでー、今日は一年というか劔谷を代表して、絶対に皆さんに勝ちたいと思いますんでー。ハイ、次あなたね!」

泉「あーあー。どうも、千里山の二条泉です。千里山はレギュラーが全員この場におるんで、あんま滅多なことは言えないですけど、私も負ける気はありません。
 特に三年生の方々にはインハイで苦い思いをさせられたので、きちんと借りを返すつもりでいます。以上です。えっと、あ、じゃあどうぞ……」

憧「いや、すっごい恥ずかしいんだけどコレ……!? えっーと、阿知賀の新子憧です。えー、私は、自分が所属する阿知賀女子麻雀部の全国出場を、十年前と今年の二度で終わらせるつもりはありません。
 なので、今の上級生がいなくなっても阿知賀が全国にいけるよう、これからも頑張っていくつもりです。先輩方は私の目標であり、超えなければいけない壁です。
 今日はその壁に、体当たりでぶつかっていきたいと思います。できれば倒します。はい、シズ、パス!」

穏乃「ううおおおおおおお!!! 二年生!! 三年生!! 一年生もっ!!! 今日は強そうな人たちいっぱいで興奮してますっ!!!
 こんなところで勝てたらきっと気持ちいいだろうなああああ!! だから勝ちますっ!! 阿知賀、高鴨穏乃! えっと、次は……!」

モモ「鶴賀の東横桃子っす。とにかく勝つっす。今日はそのためだけに来たっす。見ていてください……以上っす。じゃ、どうぞ」

淡「やっほーい! 年寄りの雑魚ども! 私は白糸台の大星淡だよ!! お願いだから簡単にやられちゃわないでよねー?
 みなさんせいぜい私を倒せるように頑張ってくださーい。そんだけー。じゃ、サッキー、戻すねー!!」

 淡、フロアから壇上目掛けてマイクをパス。マイクは放物線を描いて、綺麗に咲の手に収まる。

咲(わー戻ってきたー……みんなの痛い視線と一緒にマイクが戻ってきたー……)

 咲、少し漏れそうになる。助けを求めるように、和に目線を送る。

咲「ごめん、和ちゃん、うまいこと収めて。お願い」

和「はあ……わかりました」

 和、少しうんざりしたような様子で、壇上へ。マイクを受け取って、いつの間にかピリピリと剣呑な雰囲気に変わってしまった会場内を見回す。

和「えー、これは、この対抗戦の話が持ち上がったときから個人的にずっと気になっていて……今も黙って話を聞いていれば、三年生が強いだとか、一年生が強いだとか、二年生こそは……などと皆さんちらほら言われていますが……」

和「そんなオカルトありえません」

和「麻雀の強さと学年が比例するなんてことはないんです。差があるとしたら、純粋に経験の差でしかありません。
 十分に経験があれば一年生でも強い人は強いですし、たとえ三年生であっても弱い人は弱いでしょう。それだけです。
 もちろん、こんな一回限りの大会で強さの序列は決められません。これで勝ったからどうだということもないでしょう。ただ、もちろんやるからには負けるつもりはありません」

和「名目が学年対抗戦であろうとなんだろうと、私はいつも通りに打って勝ちたいと思います。相手が何年生の誰であろうと関係ありません。
 全力を尽くして戦いますので、どうか、皆さんよろしくお願いします。清澄、原村和でした」

 ぺっこりんと頭を下げる、和。

 しかし、場の空気は回復するどころか、ぴきりと凍りついていた。

すばら「(和、相変わらずのエアーノーコントローラーっぷり! すばらくない!!)えっと………………じゃあもうさっさと先鋒戦を開始しましょうか!!?
 選手のみなさんは一旦控え室に戻ってくださいっ!!」

@一年選抜控え室

友香「みなさーん、お茶淹れましたんでー。飲むー?」

淡「もらうもらうー」

泉「ほな、うちもいただきます。おお、ええ香りですねっ!」

憧「咲はどう思う? あの二人勝てそう?」

咲「(いきなり呼び捨て!? 和ちゃんのお友達アグレッシブ!!)え……? うん、大丈夫だと思うよ」

和「穏乃……さっきから何をやってるんですか?」

穏乃「いや……この隅っこのほうから……いい匂いがするんだけど……あっ!! これだ!! うおおおおなんだこれ!! 見えないけどなんかぷにぷにしてる……!?」

モモ「あの…………私の胸に何か用っすか?」

穏乃「あっ!? 鶴賀のモモさんじゃないですか!! インターハイではお世話になりましたっ!!」

@二年選抜控え室

玄「走っていっちゃったね。転ばないかな……?」

小蒔「先鋒戦をモニターで見るなんて、ちょっと不思議な感じです!」

玄「あ、それわかりますー!」

Q「っちゅーか、あの二人が先鋒なんは勿体無い気がするなぁ。普通に大将でええやん」

灼「まあ、先鋒に強い人っていうのはセオリーだから、間違ってないとは思うけど」

憩「そんな細かいこと考えてるんとちゃうよ、どうせ早く遊びたいだけやねんて」

かおりん「あの……インターハイを見てたときから気になってたんですけど、なんでいつもお茶飲んでるんですか?」

尭深「…………ノーコメント」

絹恵「コラそこ、ちゃんと応援しいや」

@三年選抜控え室

久「みんな、このオーダーで不都合はなかったかしら?」

美穂子「私は上埜さんの言うことに従います……たとえそれがどんなことでも////」

洋榎「うちは文句ないで。先鋒もあの二人でええと思うしな」

初美「私も問題ないですよー。どこに置かれても仕事はきっちりしますからねー」

姫子「ばってん、竹井さん。むしろ竹井さん自身は大丈夫とですか? けっこう思い切ったオーダーですけど……」

哩「思うところがあるんやろ。心配はしとらんけん、好きにしたらよか」

霞「みなさんリラックスしてるわねぇ。あっ、鹿児島から持ってきたお土産があるのよ。どうぞ召し上がってー」

セーラ「おおっ!! お土産やて!? さすが霞姐さんは気ぃ利くなぁー!!」

霞「姐さん……? 同い年なんだけど……」ゴゴゴゴゴゴ

@混成チーム控え室

まこ「本当にあの二人で大丈夫じゃろか。先鋒でトビ終了ってことはないと思うが」

かじゅ「まあ……いくら全国クラスとは言え、半荘二回で十万点を削り取れる者は限られている。そのうち一人はうちにいるしな」

照「…………」

末原「さっきからチャンピオン全然喋らへんけど、もしかして人見知りしてはるの?」

照「……………………」

漫「先輩っ!! これ図星ですよっ! 顔真っ赤になってますやん!」

怜「意外やなぁ。チャンピオンて外から見んのと内から見んのでこんなちゃうんや。あ、よく見たら膝が空いて……」

竜華「あんた浮気か!? 早速浮気か!?」

宥「あの……みなさん、そろそろ始まりますよ~」

すばら「それでは!! お待たせいたしましたぁ!! ついに全国選抜学年対抗戦、先鋒戦が始まります! 各チームのオーダーは以下の通りです!!」

@一年選抜:片岡優希(清澄)・南浦数絵(平滝)

優希「数絵、まずは私から行くじぇ!」

南浦「わかった。トバなければ私がなんとでもする」

@二年選抜:龍門渕透華(龍門渕)・天江衣(龍門渕)

透華「ま、わたくしが様子を見てきますわ」

衣「じゃー衣は後半からだなー!」

@三年選抜:小瀬川白望(宮守女子)・姉帯豊音(宮守女子)

豊音「はいはーい! 私、天江さんと打ちたいっ!」

シロ「お好きにどうぞ……」

@混成:池田華菜(風越女子)・小走やえ(晩成)

池田「天江衣が後半か……なら、あたしも……!」

小走「いや、池田、お前は前半に出とけ」

@実況室

すばら「対局者は席についてください! ペアの方は、こちら実況席の隣に特別観戦室を設けておりますので、そちらへどうぞ!!」

菫「へえ……そうなのか」

純「場合によってはここに呼べるように、ってことか」

初瀬「あ、私に言っていただければいつでも呼びにいきますね」

@対局室

東家:片岡優希(一年選抜)

優希(知った顔ばっかりだじょ。残念……どうせなら初めてのやつをぶちのめしたかったじぇ!)

南家:池田華菜(混成チーム)

池田(惜しいな……天江が先鋒だっていうから借りを返せると思ったのに。ま、小走さんには小走さんの考えがあるんだろうし……とにかく目の前の敵を倒すし!)

北家:龍門渕透華(二年選抜)

透華(風越と清澄は……ま、いいですわ。宮守の三年――ひとまずはあなたが敵でしてよ!)

西家:小瀬川白望(三年選抜)

シロ(三人ともやる気満々かぁ……ダルいなぁ。清澄もまた起家……けど、あのときは神代がいたからな……それに比べると楽できるかな……?)

 それぞれの思惑を胸に、意地とプライドを懸けた戦いが今――始まるッ!!

すばら『先鋒戦、スタートですっ!!!』

優希「そっれじゃー! 今日一発目のサイコロを回すじぇー!!」

 先鋒戦前半――開始ッ!!

@実況室

すばら「さあ、配牌も終わり、一年選抜・片岡選手から第一打が放たれました!! とうとう麻雀が始まりましたね、弘世さん!!」

菫「そうですね。対抗戦の話が持ち上がってからここまで……長かったです。やっと戦いが始まったと安心しています」

純「まだ試合はほとんど動いてないけどな」

すばら「井上さんは、この四人の中では、誰が最初に動くと思いますか?」

純「いやいや、そんなのオレに聞くまでもないだろ。ここにいるやつは全員こないだのインターハイを見てんだろ? 最初に仕掛けるやつが誰かなんて、わかりきってることじゃねえか」

すばら「これはこれは、失礼いたしました!」

菫「決勝の先鋒戦前半――東一局、私は控え室から見ていましたが、いや、やられたと思いましたよ」

純「あいつもあいつで大した化け物だからな。長野県の個人戦――予選は東場だけだったが……その結果がありありと物語ってるぜ。
 こと東場に限れば、あいつは間違いなく全国トップクラスの打ち手だ」

初瀬「あっ――! 今、点棒ケースを開きました! たぶん、千点棒を出すんだと思いますっ!!」

すばら「おおおおっと!! 早くも試合が動きます!! 最初に仕掛けるのはやはりこの人ッ!! 一年選抜・清澄高校・片岡優希だああああ!!」

@対局室

東一局・親:優希

 六巡目

優希「リーチだじぇっ!!」タァンッ

シロ(んー、そろそろかなと思ってたけど、やっぱ来ちゃったか……)

透華(きー! 目立ちやがって、ですわ!! 原村といい嶺上使いといい、清澄の一年は本当に腹立たしいですの!!)

優希「対抗戦最初のリーチはいただきだじぇ!! そしてこの対抗戦――東二局は来ないッ!
 最後のリーチも私がいただいて、一年が最強であることを世に知らしめてやるじぇ!!」

 優希、トラッシュトークッ! 池田、苦笑ッ!!

池田「いや……いくらお前が強くても、さすがにそれは不可能だし」

優希「むっ……? 風越池田、いまさり気なく私のことを『強い』って言ったか?」

池田「まあな。あたしがこんなことを言うのはアレだけど、お前ら清澄は普通に強いし。そりゃみんな認めてることだ。インターハイはマグレで優勝できるような大会じゃない。
 そんなインターハイの優勝校で先鋒を務めて……チャンピオンとも立派に戦ったお前のことを、強くないなんて思ってるわけないし」

優希「今日は妙に話がわかるじゃないか、池田! その通りだじょ! 私は強いんだじょ!! もっとちやほやされていいと思うんだじょ!」

池田「ああ……ま、そうかもな」

シロ(話してないで早くツモれって。いや、それとも……ツモる必要がない…………とか……?)

池田「けど悪いな、清澄の! お前の先制リーチはお預けだし! 東二局もすぐに来るし!! だから――今すぐその目障りなリー棒を引っ込めろし!!!」

優希「は……?」

池田「ロンッ!! 平和赤一……2000!!」

優希「じょーーーーーー!!!?」

シロ(ふーん……風越・池田……知らない選手だったけど、東場の片岡の速さを上回れるのか……長野は魔物の巣窟だなぁ)

透華(池田華菜……衣相手の情けない姿ばかり見ていましたけれど、こうして戦ってみるとなかなか厄介な相手ですわねぇ……。負けちゃいられませんわ!)

池田(我ながらダサい和了だなぁ……。いつもなら先制リーチが入っても和了り拒否して高めを狙うんだけど。
 清澄の片岡……こいつにそれは通じないだろう。ここで和了っとかなきゃ……きっと先に和了られてた。それくらい東場のこいつはブレなく強い……けどっ! 華菜ちゃんはもっと強いんだし!!)

優希(池田ァ!! やってくれるじぇ!! 東場でこのまま負けるわけにはいかない……すぐ巻き返すじょ!!)

タ:98000透:100000白:100000池:102000

@実況室

すばら「決まったああああ!! 学年対抗戦最初の和了りは――混成チーム先鋒・池田選手のダマ平和っ!!」

純「セコくて地味な和了りだな」

初瀬「池田選手は実は四巡目からテンパイしていましたよね。どうしてリーチをかけなかったんでしょうか?」

菫「もっと高めを狙える……そう考えたんでしょう」

初瀬「あ、いえ、それはわかるんですけど……。でも、あの形から狙える高めって要するに断ヤオですよね?」

 池田手牌:二三四[五]六七45⑦⑧⑨②②:ロン3:ドラ③

初瀬「この手で六筒を待つくらいだったら、先制リーチを掛けて裏を狙ったほうが無難だと思います。
 確かに断ヤオがつけばリーチツモで満貫に届きますが、今みたいに手替わりを待っている途中に和了り牌が出てきたら、せっかくの満貫もたったの2000点にしかなりません。
 なら、リーチを掛けて3900を確定させておき、満貫は裏ドラ期待……少なくとも、私ならそう打ちます」

純「初瀬さんの意見はもっともだな。筋は通ってるし、かなり現実的だとオレも思う。で、それに白糸台の三年生はなんと答える?」

菫「初瀬さんの思う『狙える高目』と、池田選手の思う『狙える高目』が、同じだとは限らない」

初瀬「えっ……? でも、一通や三色は面子を崩さないとダメだし……一盃口も遠過ぎますよ?」

菫「いや、もっと簡単な方法でいいんですよ。手っ取り早く飜数を上げられる方法――例えば、雀頭にドラを重ねるとか、五索を赤ドラに切り替えるとかね」

初瀬「そ、そんな都合よく引けますか?」

菫「さあ、どうでしょう。ま、仮に赤五索、六筒、三筒、三筒と都合よく引いたとしましょう。そうすれば、あの2000の手がたった四巡で断ヤオ平和ドラ二赤二――ダマッパネに化ける」

初瀬「いや、確かにそうですけど……」

菫「で、万が一一発ツモなんてことになれば、あっという間に倍満です。先制リーチで手堅く3900を狙うか、数巡待って最大16000をものにするか……池田選手は恐らく後者を狙っていたんだと思います。
 『裏はめくらないでおいてやる』とか、そんなことを言いそうな顔をしていました」

初瀬「信じられません……」

菫「信じる信じないはまた別の話ですよ。ただ、自分の手がどれくらい高い手になるか、今見えている手にどんな可能性があるか――そういうイメージをどれだけ具体的に描けるかで、実力に大きな差が生まれます。
 池田選手はたぶん、そういうイメージ力に優れた選手なのだと私は思いますね」

純「言い得て妙だな」

すばら「すばらっ!! たった一度の和了りを見ただけでかなり深いところまで切り込んでくれました!! これが白糸台高校のシャープシューター!! 目の付け所がシャープです!!」

菫「初瀬さん、麻雀はより多く点を稼いだ者が勝つ競技です。あんまり早い段階で自分の手を見限っては手牌が可哀想ですよ。狙える高めはどんどん狙ったほうがいい」

初瀬「勉強になります!!」

すばら「さあ! そうこうしている間に東二局がじわじわ進行しております!!!」

@対局室

東二局・親:池田

 七巡目

優希(タコスチャージもばっちり……配牌も三色確定ドラ二……勢いは削られてない……でもあと一歩テンパイが遠いじょ)タンッ

池田(清澄はまだ張ってないのか? それともダマで十分な手だとか……。ま、どっちだったとしても押せ押せだしっ!!)タンッ

シロ(んー……清澄はそろそろ危ないかな……風越さんはまだ……龍門さんは……果たしてどう出るか)タンッ

透華(さあさあ、いらっしゃいましっ! と……来ましたわねっ!! タンピンテンパイ……しかし、テンパイ即リーはさすがに早計もいいところ。
 状況はまだ動くかもしれませんし、三色への変化も決して無茶ではない……。がっ!! しかし、ですわ!!)

 透華のアホ毛、回転ッ!!

透華(ここでリーチをしないわけにはいきませんわ。先制リーチにはそれだけの価値がありますの。それに、3900だってわたくしにとっては十分大きいですわ。今は満貫やハネ満は必要ない。
 何より……このままダマで通して……もしなんの変化もなくロンでもしようものなら……さっきの風越とどん被りですわ!! しかも点数まで風越と同じ!
 どうせ解説の純が『セコい』だの『地味』だのこき下ろすに決まってますの!! そんなことになるくらいなら……わたくしが『対抗戦初リーチ』をいただきますわよっ!!)タンッ

 透華、力強く、捨て牌を曲げる!

透華「リーチですわっ!!」スチャ

優希(じょーー!? 初リーチ盗られたじぇ!? でもこっちだってイーシャンテンだじょ。追っかけリーチしてやるじぇ!!)

シロ「ポン」タンッ

透華(一発消されたですわ!!)

優希(ツモ飛ばされたじぇ!!)

シロ(これで流れてくれればいいけど……そうはいかないか……?)

 透華、ツモ牌を見て、歯軋り。

透華(く~~~宮守の! なんだか手の平の上で転がされたような感じがしますわ! けど……まあ、もらえるものはもらっておきますの!)

透華「ツモですわ。リータンピンツモ、裏は……なし。1300・2600ですの」パラララ

シロ(うわ、和了られたか……これは一番ダルいパターンになりそうだな)

優希(じょー……ツモさえ飛ばされなければ……!)

池田(束の間のトップだったな。ま、清澄がいる以上、東場が安く早く回るんなら、それはそれで悪くない)

タ:96700 透:105200 白:98700 池:99400

@実況室

すばら「二年選抜・龍門渕選手! 手堅く5200の和了りで暫定トップに立ちました!!
 これは先ほどの池田選手とは対照的に、龍門渕選手はテンパイ即リーしてきましたね。井上さんはチームメイトとして、この和了りをどう評価しますか?」

純「ただ目立ちたかっただけだと思うぜ。間違いなく『対抗戦初リーチ』がしたかっただけだな。あと、ダマで和了ったらさっきの池田と被ると思ったとか。
 ま、あそこは先制リーチがデジタル的にも正解だったんじゃねえの? 変化はできるが、現実的には期待値が低過ぎる。5200なら上出来だ」

すばら「目立ちたい欲求とデジタルを両立した和了りということですね!」

純「透華らしいっちゃらしいな」

初瀬「あの、見てて一つ気になることがあったんですけど」

すばら「はいっ、どうぞ!」

初瀬「今の小瀬川選手のポンなんですが……あれは一発消しにしては少々雑ではなかったですか? あのポンで小瀬川選手はほぼ役がない状態になってしまいました。
 普通、一発消しをするにしても、自分が和了れる形を残すと思うんですが……」

純「役無しでも強引に鳴くことはあるぜ。相手にいい流れがいきそうだったら、オレは鳴く。ただ、これはオレだからできることであって、あんま一般的じゃない。
 小瀬川ってやつも、オレ寄りの人間なのかもな」

初瀬「流れ……オカルトですか。私は苦手分野ですね。うまくできる気がしません」

菫「私もオカルトは苦手ですが、今の小瀬川選手の鳴きなら、理解できなくもないですよ」

すばら「と、言いますと?」

菫「いや、単純な経験則です。今の龍門渕選手の和了り牌――あれは元々片岡選手のツモ牌であり、同時に有効牌でした。
 仮に、小瀬川選手の鳴きがなければ、イーシャンテンだった片岡選手は龍門渕選手の和了り牌を手牌に組み込んで、追っかけリーチに走ったでしょう。
 小瀬川選手はむしろそちらを警戒していたんじゃないでしょうか」

井上「ありえる話だな。実際、片岡と小瀬川はインターハイで対戦してる。東場の片岡を直に感じたことがあるなら、オカルトに頼らなくても張ってるか張ってないかくらいは経験的にわかる……かもしれねえ」

初瀬「確かに、対戦しているうちに相手の癖や打ち筋が見えてくる、というのはわかる気がします。じゃあ、さっきの小瀬川選手は、過去の対戦経験から、片岡選手の放つ危険な気配を感じ取っていたんですね?」

菫「そんなところだと思います。で、龍門渕選手のリーチが入ったところで、小瀬川選手はそれを利用することにした。
 ツモ番を飛ばして片岡選手を焦らせ、他家のリーチというプレッシャーで以てペースを狂わせ、あわよくば流局に持ち込む。
 流局であれば、役はなくとも形式テンパイさえ作っておけばマイナスにはなりません。ま、鳴いた直後に龍門渕選手が和了ったことについては、小瀬川選手も予想外だったのかもしれませんが」

純「言われてみりゃ、和了った透華を面倒臭そうな顔で見てたっけな」

初瀬「お二人とも……よく対戦者を観察していらっしゃるんですね」

純「オレは得意だからな、そういうの。場の流れも読めるし」

菫「対戦者をよく観察するのは勝負の基本ですよ、初瀬さん。私たちが戦っているのは機械じゃない。生きた人間です」

純(機械みたいな打ち方をする最強のデジタルが一人いるけどな)

菫「かく言う私も、先のインターハイでは自分でも気付かないような癖を見抜かれて苦戦しました。
 初瀬さんも、敵の牌譜を見るときは、時間の許す限り映像で確認したほうがいい。得られる情報はただの紙よりずっと多いはずです」

純(映像を見てるほうが逆に混乱を招くステルス女もいたっけな)

初瀬「勉強になりますっ!!」

すばら「お三方!! お勉強もすばらですが!! 東三局が開始早々とんでもないことになってますよ!?」

@対局室

東三局・親:シロ

 洗牌中。

シロ(清澄は当然要警戒だけど……長野の二人も気を抜ける相手じゃない……困ったな。アミダで負けたから出てみたものの……下手な全国大会よりよっぽどダルいぞ……これ)

 浮き上がる山牌。回る賽。

シロ(先鋒戦に出たのだって……さっさと終わらせてあとはのんびり観戦したかったからなのに……裏目裏目だなぁ。いや、それとも、この卓は今日のオーダーの中ではマシなほうなのか……? わからない……)

 配牌、理牌。

シロ(ただ……一つ言えることは……)

 シロ、視線を手牌から、卓を囲む面子へと向ける。

池田「龍門渕っ! 初リーチくらいで調子に乗るなし! すぐにトップ奪い返してやるから覚悟しろし!!」

透華「好きなだけ吠えてるといいですわ、風越。そのまま吠え面かかせて差し上げますわよ!!」

優希「お前たちっ! もう私に勝った気でいるとはおめでたいやつらだじょ! 東場はまだ終わってないじぇ!! ここから先は、ドンタコス優希の独壇場だじょ!!」

シロ(この卓の面子が今日トップクラスにウザいのは間違いない…………豊音じゃないけど……ちょーダルい……もう帰りたい)

 シロ、溜息とともに、第一打。

シロ(別に私が頑張らないでも豊音が適当にやってくれるから先鋒戦は大丈夫だろうし……このままゆるゆる打ってようかな……)

 透華が牌を切り、ツモ番がシロの対面に坐す優希に回る――!

優希「ふっふっふ……」

シロ(何笑ってんだ……? って、まさか……)

優希「お前たちの活躍もここまでだじぇ! 東場の神が私にもっと輝けと囁いているのが聞こえるじょ!!」タァン

 優希、その第一打を――曲げるッ!!

優希「対抗戦……最初で最後のダブルリーチだじぇ!!」

シロ(いや、最後のかどうかはわからないだろ……)

 そして、ツモ番がシロに戻ってくる。

シロ(こんなの振り込んだってただの事故だけど……清澄の場合は振り込まなくてもツモってくるだろうからなぁ。
 一発親っ被りなんて勘弁だし……うーん、せめて被害を最小限に……この辺りで、どっすか……?)タンッ

 シロ、強引に中張牌を切る。ロンの声はかからない。

 同様に、鳴きの声も入らない。

シロ(……………………あれ?)

麻利「ん ん」ゴク ゴク

麦野「よしよし、そんなにおなかへってたか」

打ち止め「わぁ~~」

番外個体「あかちゃんがおっぱい飲むのみるとなんかこう・・・」

打ち止め「あったかくなるね」

麻利「ん ん」ゴク ゴク

麦野「見られててもおかまいなしか、私は恥ずかしいというのに」

番外個体「命を感じるって言っていいのかな?ちょっと恥ずかしいけど」

打ち止め「ないない、恥ずかしくなんてないよってミサカはミサカは和んでみる」

麻利「ぷは」

麦野「もう終わり?全部吸い出されるかと思ったわよ~?」

麻利「あぁぁぅ」

番外個体「笑ってるね」

打ち止め「うん、すごく愛らしい」

@実況室

すばら「小瀬川選手っ!!! 片岡選手のダブリーに対していきなりド真ん中から切っていったぁ!! 全く引く気が見られませんっ!!」

初瀬「これは……でも、ただ強気というにはやっぱり少し違うような」

純「そうだな。小瀬川は今度こそ一発消しをしたかったんだと思うぜ。つーか、第二打であんだけ的確な牌が切れるとか、あいつどこまで見えてんだよ」

菫「偶然もあるのでしょうが、小瀬川選手の一打は、確かに他家が鳴けるところを出しました。
 ですが、どうやら他家がその意図を理解していないようですね。ぴくりとも反応しません」

純「ま、あいつらならそうだろうなぁ。小瀬川白望は判断を誤った。龍門渕透華と池田華菜に共闘なんて概念はない。目立ちたがり屋と、自己中バカだからな」

すばら「さあ!! 小瀬川選手のすばらプレーも不発に終わり、清澄が一発目をツモります!! 果たして本当にここで和了るのかっ!!」

@対局室

シロ(もしかして……こいつら……!)

透華(ダブリーなんてただの運。だからなんだって感じですわ。安牌が増えるのを待ちつつ、いつも通りに和了りを目指しますわよ!!)メラッ

池田(恐がってばかりじゃ東場の清澄には勝てない! ダブリーなんて華菜ちゃんが和了って蹴散らしてやるし!!)ニャー

シロ(こいつら……! 自分が和了ることしか考えてない……!?)

 シロの思い、届かず! 優希、ツモ牌を見て、高らかに笑う!

優希「来たじぇ来たじぇー!! お前たちっ! 反撃の狼煙をその目に焼き付けろ!! タブリー一発ツモドラ一……裏一!! 3000・6000だじょ!!!」

シロ(ほーらツモったー……親っ被りとか……最悪だ……ダル過ぎる)

 頭を抱えるシロ。

シロ(こうなったら……どうしよっかな……うーん……なんか変な気がするけど……今よりはマシだ……こっちも本気でいこう……)

 のらりくらりと先鋒戦を終わらせようとしていたシロ。が、あまりに空気が読めない面子に囲まれて、むしろ全力で戦ったほうがダルくないと方針を急転換!!

 あくまで自分のことしか考えていない長野勢、その変化には気付かない!

シロ(こいつら全員……ヘコませる……!!)ゴゴゴゴゴゴ

 岩手の眠りたがりの獅子が、ここに目覚める!!

タ:108700 透:102200 白:92700 池:96400

東四局・親:透華

透華(さあっ! この親で稼ぎますわよ!)タンッ

優希(東場でトップを譲るわけにはいかないじょ……この局もいただきだじぇ!)タンッ

池田(龍門渕も清澄も配牌からよさげな感じだな……けど、実は華菜ちゃんもいい感じなんだし!)タンッ

シロ(…………)タンッ

@実況室

すばら「長野勢っ! 全員が開始早々リャンシャンテンと好配牌に恵まれています! まだ和了りのない小瀬川選手には苦しい展開ですね!」

初瀬「小瀬川選手はさきほどから防戦一方ですね。どうしたんでしょうか」

菫「宮守の小瀬川選手はこの対抗戦に乗り気じゃなかったそうですよ。クジで負けたからここに来た、と姉帯選手が言っていました」

初瀬「クジって……じゃあ、小瀬川選手はこのまま何もせずに半荘を終えるつもりなんですか?」

純「ああ……だからあんなやる気のねえ打ち方だったんだなぁ。原点で姉帯に回せば十分って感じだったぜ。ま……少なくともさっきまでは」

初瀬「えっ? さっきまでは?」

菫「ハネ満の親っ被り……というよりはその直前の打牌で鳴きが入らなかったこと――あれで小瀬川選手の顔つきが変わりました」

純「長野の面子があまりに空気読めないからキレたんだろ」

初瀬「はあ……しかし、やる気を出したとしても、現状苦しいことに変わりはないですよね。どうするつもりなんでしょうか?」

菫「どうにでもしますよ。ひよっ子三人を黙らせるくらい、小瀬川選手には造作もないことでしょう」

すばら「おおおおおっと!! 早くも場が動く模様っ!! これはまさに掴み合っての殴り合いとなりそうです!!」

@対局室

 六巡目

透華「リーチ、ですわ!!」タンッ

優希「(龍門渕の親リー……望むところだじぇ! 今度こそ追っかけで粉砕してやるじょ!)こっちもリーチだじぇっ!!」タンッ

池田「(二人とも仕掛けてきたか。華菜ちゃんもテンパった……ここはダマでは済まされないしっ!)リーチだしっ!!」タンッ

 三家同時リーチッ!!

シロ(…………)タンッ

 しかし、シロに動揺は見られない!!

 ノータイムで危険牌を手出しッ!!

透華「(今度こそ一発ツモでしてよ!!)ツモ…………! ならずですわっ!!」タンッ

 透華、一発来ず!

優希「(二度目の一発いただきだじぇ!!)来るじぇ来るじぇ…………ってなんでそこなんだじょっ!?」タンッ

 優希、一発来ず!!

池田「はは……お前らじゃ所詮役不足(誤用)なんだし! この華菜ちゃんが一発の見本を見せてやるっ! にゃあ~~~~っ!! …………これじゃないし!!」タンッ

 池田、一発来ず!!!

 三人が三人とも一発を逃し、場につかの間の静寂が訪れるッ!

 それを見計らったように、シロ、盛大に溜息ッ!!

シロ「はぁぁぁぁ…………」

透華・優希・池田(溜息!?)

 三人の視線が集まる中、気だるげに山牌へ手を伸ばすシロ。

 ツモを手牌に収め、不要牌を河に置く。

 打ち出された牌は――横向き!!!

シロ「あのさぁ……熱くなるのは勝手なんだけど……」

 ロンの声は――掛からない!!

シロ「もう少し静かに打ってくれないかな……ダルいから」

 シロ、点棒ケースから千点棒を取り出して、場に置く。

シロ「リーチ……誰も和了らないなら、この場はこれで仕切り直しってことで……」

透華・優希・池田(~~~~!!)

タ:107700 透:101200 白:91700 池:95400 供託:4000

@実況室

すばら「四家立直いいいいいいいい!! 三家同時リーチから、小瀬川選手の機転でまさかの流局ですっ!!」

初瀬「驚きました……好配牌だった他家の手に追い付くスピードもそうですし、いくら場を流すためとはいえ、あの状況で躊躇なく危険牌を切れる判断力もすごいと思います」

純「さっきまでの小瀬川なら、間違いなくオリて他家が潰し合うのを傍観してただろうな」

菫「普通に考えればそれが無難でしょう。打ち合いなら他家で点のやりとりがあるだけで、自分はマイナスにならないですから。
 しかし、小瀬川選手は自分以外の誰かが和了ることをも嫌った。これ以上他家に点を与えるつもりはない、という宣戦布告ですね」

@三年選抜控え室

久「もう、白望ったらやる気になるのが遅いんだから。困ったもんだわ」

美穂子(上埜さん……どんどん呼び捨ての人が……私のライバルが……増えていく)

洋榎「ま、いくらマイナスになろうとうちがなんとかしたるけどなー」

姫子「私らは反対側のブロックですけん、よう知らんのですけど、宮守の小瀬川さんはどげん強かとですか?」

初美「うちの姫様相手に区間一位を取ってたですよー。まあ、あくまでただの結果ですけどー」

霞「豊音さんにも驚いたけれど、やっぱり宮守のエースと呼ぶべきは彼女じゃないかしら。安定して強いし、結果を残してるものね」

哩「なんや、やっぱ強かね。今日の味方はいっぺん打ってみとうやつばっかと」

セーラ「せやけどなぁ……強い強い言うても清澄の一年は止まらなそうやで。ホンマに大丈夫かいな?」

久「どうでしょうね。初美さんたちが評価してる通り、白望は強いわ。けれど……それで簡単にやられちゃうほど、うちの子たちはヤワな鍛え方はしてないつもりよ」

洋榎「お前はどっちの味方やねん。……って、おい? 久? どこ行くんやー?」

久「ちょっと野暮用~」

@対局室

東四局一本場・親:透華

 八巡目

シロ(まあ……やる気を出したところで、私は豊音みたいな便利能力を持ってるわけじゃないからなあ……配られた牌と来る牌で戦うしかない)タンッ

透華「チー、ですわ!」タンッ

シロ(親の龍門さんがこれで二副露……鳴きを駆使したデジタル打ちか。スピード重視で連荘狙い。この人……天江衣の親類ってわりにはかなり手堅い打ち手なんだな……意外だ)

 シロ、今更ながら、倒すべき他家を観察。

シロ(天江衣と言えば……こっちのネコっぽいのも縁があるんだったか……県大会の決勝で二度も戦って……二度ともボロ負けしたとか)

池田「リーチだしっ!!」スチャ

シロ(けど……このテンパイ率とテンパイ速度……エイスリンほどじゃないけど、十分全国上位レベルじゃないのか……? 火力も高そうだし……こんなやつをトバすとか天江衣ってどんだけ……)ツモッ

 シロ、ツモ牌を手牌の上に置き、長考。

シロ手牌:三四四五五六七八九九白西西・ツモ二・ドラ一

シロ(んー……二萬か……ここが分かれ道っぽいなぁ……風越さんのリーチが入ったばかり……なんか引っかかる……ま、じゃあこっちにしてみようか……)タンッ

 シロ、打、四萬ッ!

@実況室

すばら「小瀬川選手っ! なんとあの状況から四萬切りいい!! 不可解な打牌ですっ!! 一体彼女には何が見えているんでしょうかっ!!」

初瀬「池田選手の和了り牌を読んだということでしょうか?」

 池田手牌:①②③一一一三七八九123・ドラ一

純「いや……そういうのとはまた違う気がする。もし池田のリーチを警戒しているなら、まずは池田の安牌である字牌から切ればいい。そうすりゃ清一も見えてくるしな」

菫「小瀬川選手はたまにこういうセオリー外の打牌をしますね。急がば回れというか、一見して不合理な打牌を選ぶことで、結果的により高い手で和了ることが彼女の得意技のようです。
 ただ、狙ってやっているというよりは、迷っているうちになぜかそうなってしまう――という感じなのだそうですが」

純「なぜか、ねえ。確かに、小瀬川はなぜか安牌の字牌ではなく四萬から切った……それを今うちの透華がポンしたわけだが、それによって池田の一発は消えた。ツモ順もズレた。結果論だが、随分と流れが変わったような気はする」

すばら「池田選手はツモならず! そして……注目の小瀬川選手にツモ番が回ってきますが……おおお、これは――!!」

@対局室

シロ(さーて……張ったなぁ)

 四萬切りから四巡後、山から五筒、六筒、一萬、赤五萬を引き入れ、シロの手はがらりとその雰囲気を変えていた。

シロ手牌:一二三四五五六七八九九⑤⑥・ツモ[五]・ドラ一

シロ(ここは……リーチしたほうがいいもんかな……どうだろ。微妙だな……)タンッ

 シロ、打、九萬ッ!

 リーチ、せずッ!!

シロ(この巡目……三副露の親に、明らかに高めの手でリーチをかけてる上家……突っ張るのはさすがに無理。この手ならダマで和了っても十分だし。それに……さっきから清澄が静かなのが……気になるな)

 シロ、対面の優希に目をやる。

 優希、ちょうど山から牌を引いたところ。シロの視線に気付き、顔を上げる。

優希「……なんだじょ?」

シロ「いや、別に、見てただけ」

優希「ははーん、わかったじょ。さては貴様……今頃になってやっとテンパったな?」

シロ「対局中にそういうこと言うのはどうかと思う」

優希「対局なら――もう終わりだじぇ!」

シロ「は……?」

 優希、ツモ牌を卓に叩きつけ、手牌を倒すッ!!

優希「ツモ!! ツモ、東、赤二っ! 2000・3900は2100・4000だじょ!!」

 シロ、晒された優希の手牌を見て、前局とは別種の、感嘆に似た溜息を漏らす。

シロ(ああ……同じ待ち、か。確かにこりゃ……一歩遅かったなぁ)

 優希手牌:五六六六七[⑤]⑥[5]67東東東・ツモ④・ドラ一

優希「ほれ見たことかだじぇ。東場の主役たる私が、お前みたいな手抜き眉毛にやられるわけがないんだじょ」

シロ「私の眉毛は手抜きじゃない」

優希「眉毛は手抜きじゃなくても麻雀は手抜きだったじぇ。そんなやつに負けるほど、私は安くないんだじょっ!!」

シロ「ま、それはごもっとも」

 シロ、手牌を伏せて、ふうっと気持ちを切り替えるように息を吐く。

シロ「けど、清澄の。ここからはこっちも本気だ。そっちの苦手な南場で稼がせてもらうよ。せいぜい、インターハイのときみたいな不用意な振り込みには気をつけるといいさ」

優希「ふふふ……だからお前は二流なのだ、手抜き眉毛!」

シロ「はあ……?」

優希「さっき言ったはずだじょ。お前と私の対局はこれで終わりだじぇ。なぜなら……南場の主役は――私じゃないからだじょ!!」

 優希の掛け声とともに、開く対局室の扉!

 瞬間、吹き抜ける、一陣の風ッ!!

シロ(なんだ……? 暖かい……風……?)

 シロ、風上――優希の後方に目を向ける。

 そこに立っていたのは――、

南浦「さあ……南場を始めましょう」

タ:120900 透:97200 白:89600 池:92300

@実況室

すばら「これはまさかのおおお!!? ここで南浦選手が片岡選手との交代を要求っ!!! これはルール的には問題ないのでしょうか!!?」

菫「『先鋒戦から大将戦までの各対局を、二名で半分ずつ行う』――我々は半分の切れ目を前後半で考えていましたが……例えば二度の東場と二度の南場、これもある意味半分です。
 東南戦中に交代してはいけないというルールは明言されていないので、アリといわざるを得ないでしょう」

純「このルールを作ったのってあの清澄の部長だよな……この状況……あいつの狙い通りなんじゃないか?」

初瀬「わ、私、ちょっと竹井選手を呼んできます!」

久「もう来てるわよ」

初瀬「うわっ!!? こ、こんにちは!!」

久「こんにちは」

すばら「竹井選手っ!! ずばりこれは計画通りですかっ!?」

久「まさか。こんな奇策は想定の範囲外よ。びっくりして飛んできたの」

純(嘘つけ……このタイミング、明らかにこいつ南浦が出てくる前から控え室を出てたろ)

すばら「そ、それで、どうするんですか!? この選手交代は認められるんでしょうか!?」

久「ルール上は問題ないわけだから、この先鋒戦だけ認めてあげたら?
 ただ、あんまりほいほい対局者が変わるのは気が散っちゃうだろうから、今後は普通に前後半で分けることにしましょう。いかがかしら?」

すばら「そ……それで他の方が納得できればいいですが……おおっと!! やっぱりというかなんというか、対局室が揉めておりますっ!!」

菫「ま、そうなるでしょうね」

@対局室

透華「あなたたちっ! 卑怯ですわよ!! そんな……ルールの穴をつくようなこと!!」

池田「東南戦は東南戦で一つだろ!? 切り離してやっていいわけがないし!!」

優希「別にそんなことないと思うじょー」

南浦「途中交代を禁止する、というルールはないわけですし」

シロ(この南浦って人は知らないけど……まあ清澄は南場が苦手なんだし……こういう交代も作戦的にアリな気がするけど……。
 なんか龍門さんと風越さんの反応を見る限りそれだけじゃない気がするなぁ……さっきの『風』のこともあるし……)

 シロ、騒がしく子供っぽい優希と、落ち着いて大人らしい南浦の、どこか正反対な雰囲気を見て取って、合点がいく。

シロ(ああ……そういうことか。この南浦さんって人は……本当に清澄と逆なのか……)

 東風戦限定で長野最強の打ち手――片岡優希。

 県大会の個人戦の結果から、それは誰もが認めるところである。

 しかし、そんな優希が、東南戦になった途端に土をつけられた相手。

 それが――南浦数絵。

 彼女の牌譜を見た者なら、一目でその特異性に気付くだろう。

シロ(彼女は南場に強いのか。話では、長野の個人戦で五位だったってことだけど……もし南風戦なんてものがあれば……たぶん一位になるような選手なんだろうな。
 なるほど。それで龍門さんと風越さんはあんなに突っかかるのか……)

 収集のつきそうにない言い合いを続ける長野勢。

 と、傍観していたシロが、不意に口を開く。

シロ「私は長野県民じゃないからさ……正直、長野の面子なんて清澄の五人と長野一位の福路さんしかまともに知らない……。
 その、南浦さんって人も、なんかすごいのか知らないけど……全国から見ればまったく無名なわけだ。そんな選手が南場だけ出てきたところで……何かが変わるとは思えないんだけどな……」

 わかりやすいシロの挑発に、優希と南浦は微笑み、透華と池田は絶句するッ!

シロ「だからさぁ……いくらでも交代すればいいんじゃない? なーんか見ててダルいんだよね。上級生が揃いも揃ってバタバタと……別に騒ぐようなことじゃないでしょ。一年の小細工くらい認めてあげようよ。
 東南戦を二人で戦うなんて……二人で一人前の……一人じゃ半人前の一年のやることだろう? それともあれかな……龍門さんと風越さんは、南場の南浦さんがそんなに恐いわけ?」

 シロの言葉に、いとも簡単に臨界突破する透華と池田。

透華「上等ですわ!!! やってやろうじゃありませんかっ!!」

池田「暫定ラスのやつが何を偉そうなこと言ってんだし!! お前に言われなくたってそんなことわかってたんだしっ!!!」

荒々しく席に戻る透華と池田。

 シロは悠然と背もたれに身体を預けて、正面に立つ優希にだらだらと手を振る。

シロ「清澄、これで私らは一勝一敗ってことにしとく。続きはまたどっかでやろう」

優希「ふん、いつでも相手になってやるじぇ!」

 火花を散らすようにぶつかる二人の視線ッ!

 その間に割って入る――南浦数絵ッ!!

南浦「宮守の三年生……もう次の戦いのことを考えているんですか?」

シロ「んー。そんなことはないよ? 実は、今けっこう楽しんでる」

南浦「そうですか……それはよかったです。手抜きの相手に勝っても、私の目的は果たせませんから」

シロ「へえ……大した自信だなぁ」

南浦「あなたの言う通り、私はまだまだ全国から見れば無名です。だからこそ、今日は名を上げるためにここに来ました」

 南浦、睨むようにシロを見つめる。

南浦「宮守の三年生……あなたを倒せば、私の名前はどれだけ上がりますか?」

 先鋒戦前半、南入――ッ!!!

南一局・親:南浦

 五巡目

南浦「……リーチ」チャ

池田(こいつ……いくら南場に強いからって速過ぎだし……!)タンッ

シロ(速いだけで済めばいいけど……たぶんそうじゃないんだろうなぁ……。なら……試しにちょっと揺さぶってみるか……)

シロ「……リーチ」スチャ

透華(宮守もリーチですの!? 親リー含めた二家同時リーチを相手に突っ張るのはいくらわたくしでも厳しいですわ。なのに……なんですの!? この安牌のなさっ!?)タンッ

南浦「それ、ロンです。リーチ一発……裏二。12000」パララ

透華「」プスプス

シロ(あちゃあ……リー棒が無駄になったか。それにしても……本来ならただ速いだけのリーのみが一発と裏で親満かぁ。
 どんな打ち方をしても南の風が味方してくれる……だから強気の打牌ができるって感じかな。呆れるほどの好循環だ……)

池田(南浦数絵……個人戦ではうちのみはるんがお世話になった……その借りはきっちり返すし!)

南:133900 透:85200 白:88600 池:92300

南一局一本場・親:南浦

 八巡目

南浦(生牌の中……鳴きたければ鳴けばいい)タンッ

池田「それ、ポンだし!」タンッ

南浦(これくらいは想定内。こちらも形は悪くない。十分に勝負できる)

シロ(風越さん……役牌か。点差とこの人の打ち筋を考えれば、役牌のみなんてことはまずないはず。なら……ここは少し働いてもらおうかな)タンッ

透華(落ち着くのですわ、龍門渕透華! これくらいの劣勢……はねのけて見せますの……!)タンッ

シロ「ポン」タンッ

透華(宮守の鳴き……食いタン狙いですの? さすがに食いタンのみとは思えませんが……ドラは九索だから使えない……赤が固まっているとか? なんにせよ、ツモが二連続で回ってくるのは助かりますわ!)ツモッ

透華(来ましたわ……! 混一ドラ一テンパイ! ただ……捨て牌からして染め手とバレバレ……ここはヤミで通したほうが無難かもしれませんわね……)タンッ

南浦(龍門渕の手が進んだ……? 宮守の鳴き……あれで多少風が乱れましたか。ここで筒子は切れない……)タンッ

池田「それロンだし。中ドラ三、8000は8300」パラッ

南浦(む、安めかと思ったらドラを固めていましたか……)

池田「注意散漫だな、南浦数絵。名を上げたいなんてほざくなら、まずはこのあたしを倒してからにしろし!」

シロ(なんかそれっぽいこと言ってカッコつけてるけど……それってつまり自分は三下ですって言ってるようなもんじゃ……?
 あと、注意散漫って、三萬で和了ったっていう駄洒落? まぁ……ツモ順をズラした甲斐はあったかな。予想通りドラを抱えていた……そんなんツモられるのは勘弁だしね)パタッ

透華(風越・池田……地味に強いですわね。ずっと冗談で大将をやってるんだと思ってましたわ!)

南:125600 透:85200 白:88600 池:100600

南二局・親:池田

 十二巡目

池田「リーチだしっ!」スチャ

南浦(風越……またですか。東場南場関係なく攻めてきますね)

透華(これは……今度こそオリですわね)

シロ(走ってるなぁ……この感じ……放っておくと手がつけられなくなるか……)

 次巡

シロ「それ、ロン」パラッ

池田「にゃーー!?」

シロ「タンピンドラ一……3900」

シロ(勢いに乗れば強いタイプ……。けど、周囲を見ずに走り過ぎだな。そのへんが付け入る隙ってことで)

南:125600 透:85200 白:93500 池:95700

南三局・親:シロ

 五巡目

シロ(オーラスも近い……今のままじゃ原点回帰も危ういかもなぁ。さすがにマイナスで豊音に回すのは忍びない。できれば連荘したいとこだけど……うーん……これ……何切ろう……)タンッ

 十巡目

南浦「リーチ……」スチャ

池田(にゃ……イーシャンテンなのに……! 仕方ない、一旦回るし)タンッ

シロ(みんな本当に打ち合いが好きだなぁ……リーチした数で競ってるんじゃないんだから……先制リーチに拘らず……慌てず騒がず手を作るのも大事だって言ってやりたい……)タンッ

透華(く~……ままなりませんわねぇ……去年の全国を思い出しますわ……!)タンッ

 十七巡目

シロ「っと……これはまた……随分と深いところに埋まってたな」パラララッ

南・池・透(なっ……宮守……!?)

シロ「ツモ……三色三暗刻……4000オール」

南:120600 透:81200 白:106500 池:91700

@実況室

すばら「決まったあああ!! 三年選抜・小瀬川選手!! これまでの分を取り戻すような二連荘! ラス親で二位浮上ですっ!! すばらっ!!」

初瀬「捨て牌がまたわけのわからないことになってます……。序盤、私なら平和三色を狙うかなと思って見てたら……五巡目でいきなり方向を変えました。
 まさか、あの平和手から……三暗刻にシフトするとは」

菫「分かれ道はいくつもありました。平和三色に行く道、鳴いて食いタンを狙う道、対々を目指す道……捨て牌を見る限り、そのどれもがよくてイーシャンテン止まりです。
 最悪、溢れた牌で南浦選手に振っていた可能性もありました。小瀬川選手は、数ある道の中から、最も安全で、最も高い手をものにした……拍手を送りたいですね」

純「あの和了りは真似できる気がしねえな。マヨヒガじゃないが……小瀬川だって狙ってやってるとは思えねえ。迷っているうちに宝の山にたどり着いた……そんな打ち方だった」

すばら「さあ、ここから小瀬川選手の連荘となるのか!! それとも南浦選手がリードを守りきるのか!! 他家の巻き返しはあるのか!! 注目ですっ!!」

純(透華がラスか。この状況……さすがに小瀬川や南浦を出し抜くのはきついか……? いや……それでも透華なら……)

麦野「それじゃあいつものやつね」トントン

麻利「げふっ」

打ち止め「あ、本で読んだやつだ」

番外個体「げっぷだよねミサカも読んだ」

麦野「そうよ、あんたたちのとこってそういう本があるの?」

打ち止め「まりりんと正しく接するためにお勉強してるの! ってミサカはミサカは胸を張ってみる」

麦野「そりゃ勉強熱心なことで」

番外個体「まりりんこの後はおねんね?」

麦野「う~ん、それもあるけどそろそろトイレが近いかもしれないわね」

打ち止め「ってことはまりりんお風呂タイム終了?」

麦野「そうなるわね」

番外個体「ムギノまだお風呂入ってないよね?」

麦野「そうね、でも体きれいにできたし特にこだわりはないわよ」

@特別観戦室

優希「こらー数絵! あんな手抜き眉毛に負けるんじゃないじょっ!! さっさと突き放すじぇ!!」

豊音「いやー片岡さん、うちのシロはそんな簡単じゃないよー?」

小走「同感だな。ニワカにはわからんだろうが、あの打牌……ありゃ相当打ってる。あいつを攻略するのは私でも骨が折れそうだ。池田も頑張ってるが、ま、厳しいだろう」

衣「お前たちの目は節穴か? これまでの戦いなど、あの場に龍を呼び込むための誘い水でしかなかったというのに……」ゴゴゴゴゴゴ

小走(こいつ……このプレッシャー……本当に人間か……?)ゾッ

衣「お前たちは感じないか? 大河の底に巣食う龍が……水面から顔を出そうとしているのを……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

@対局室

南三局一本場・親:シロ

シロ(なんか……今局は場が落ち着いてるな。それに……なんだろう……この背筋が凍りつきそうな悪寒……神代が何かを降ろしたときにも似てるような……)タンッ

透華(…………)タンッ

南浦(おかしい……風が凪いでいる? それに……寒い? 身体の震えが止まらない……清澄の嶺上使いと対峙したときも……これほどではなかったはずだが……)タンッ

池田(みんな急に大人しくなったな……お腹でも壊したか?)タンッ

シロ(来た……テンパイ。さっきと矛盾するようだけど、ここは素直にリーチかな。これで……トップをまくる……)

 シロ、捨て牌を掴み、リーチと発声しようと、口を開く。 その――刹那ッ!

シロ(っ――!?)

 鉄砲水にでも飲まれたような衝撃が、シロの身体を突き抜けるッ!

 シロ、思わず、振り返るッ!!

 そのプレッシャーを放つ『主』――龍門渕透華のほうを……ッ!!

透華()ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

シロ(今のは……なんだ……? なんというか……龍に喰われるみたいな……)

 シロ、対面に目を向ける。南浦も異常に気付いた様子。目を見張って透華を見ている。

シロ(他のやつも気付いてるのか……? 豊音や清澄の宮永咲、永水の石戸も大概化け物だと思うけど……こいつは……或いはあいつら以上かもしれない)

南浦(冷たい……深い川底に引き込まれたような……芯から凍る冷たさ。静かな水面ほど……深いところは激流になっているというが……ちょうどそんな感じだ。
 この落ち着いた河の底には……龍がひそんでいたというのか……?)

池田「? おい、なにしてんだし、切るなら早く切れよ」

 池田、鈍感ッ!!

シロ(こいつ……! このレベルのプレッシャーになんも感じてないのか? 実はけっこう大物なんじゃ……。いや、まぁ冗談はさておき……)

 シロ、透華を横目で観察するも、正体見えず。

シロ(……ここは……少し様子を見たほうがよさそうだな……)

 シロ、川の温度を指先で確認するように、ゆっくりと河に牌を捨てる。

 その――直後ッ!!!

透華「ツモ……断ヤオ赤一ツモ……1000・2000は……1100・2100」

シロ(やっぱり……あのまま普通にリーチを掛けていたら振り込んでいた。にしても不気味なくらい地味な和了りだな。
 とりあえず親っ被りの被害は小さくて助かったけど……それとも……ここからチャンピオンよろしく地獄が始まるとか……?)

南浦(龍門渕透華……私の支配をまるで受け付けていない。ラス親……連荘はさせない。先に和了って断ち切る……!)

池田(ん? 二人ともなんで龍門渕のこと見てんだし)

南:119500 透:85500 白:104400 池:90600

@実況室

すばら「小瀬川選手! リーチするかに思えましたが……なぜか面子を崩して放銃を回避しました!!」

初瀬「最初は普通にリーチって言おうとしてましたよね。それから、龍門渕選手のほうを見て……なにか驚いたような表情をしていました。
 なんにせよ、あそこでテンパイを崩すのは意味不明です」

純「さすがに小瀬川はいいカンしてやがる。しかし……まさかここで目覚めちまうとはな。確かに、今日は強えやつがわんさか集まってるから……ありえるかもとは思っちゃいたが……」

菫「目覚めた……というのは龍門渕選手の変化のことですか? なにか心当たりが?」

純「あぁ……オレたちは『アレ』を、便宜的に『冷たい透華』と呼んでいる」

初瀬「冷たい……?」

純「そうだ。雪解け水が流れる春の川のような……日の当たらない地下を伝わる水無し川のような……触れるものを凍てつかせる冷たさだ」

すばら「よ、よくわかりませんが!!! 何やら不穏なことになっているようです!! が、場はあくまで穏やか進行していますっ!!!」

@対局室

南四局・親:透華

南浦(なんだこれは……東場でもないのに配牌がバラバラ……? ツモも最悪……まるでテンパイに持っていけない……)タンッ

南浦(優希に聞いた話では……確か天江衣がこういった重たい場を作るという話だったが……龍門渕透華……これもまた人外の何かなのか……?)タンッ

南浦(テンパイに持っていけない上に……鳴くチャンスもない……ありえない……南場の私と……先ほどまで好調だった岩手の小瀬川白望……それに場に関係なく勢いのある風越の池田華菜……私たち三人を同時に押さえ込むなど……不可能なはず……)タンッ

南浦(よ……よし……!! なんとかテンパイまで持っていくことができた……!! 相変わらず鳴きも何もなく静かな場だが……私なら……この凪いだ場でも風を起こすことができる……!!)

南浦「リー……」

透華「ロン……」パラララ

南浦(なあっ……!? 直前で待ちを切り替えている……!? 不自然過ぎる……まさか……私への直撃を狙って……!!?)

透華「發ドラ一……3900」

南浦「……はい」

シロ(不自然な待ちの切り替え……さっきの私のときも……普通にリーチをかけていれば振り込んでいた……リーチ宣言牌で和了るとか……そういう感じの……豊音の背向と似たような能力……?
 けど……それだけではこの重たい場を説明できない……鳴くこともできないし……一体この人はなんなんだか……)

南浦(わけがわからない……しかし……このまま終わるわけにはいかない……!!)

池田(んー……? この手の重さ……なんかデジャヴだし……)

南:115600 透:89400 白:104400 池:90600

南四局一本場・親:透華

シロ(リーチ宣言牌で和了る能力だとしたら……対策は豊音の先負と同じ……リーチしなければいいだけのこと……素直に手を進めていくと……たぶんさっきみたいなことになる……だから……ここは少し回り道をしてみるとしようか……)タンッ

シロ(ちょっと情報が足りな過ぎるな……できれば……鳴いたりして場を引っ掻き回したいんだけど……それを封じられてるっぽいし。
 まあ……オーラスだから……一回和了ればそれで終わる……あと二、三回くらい連荘されるのはもう仕方ないとして……突破口を見つけることに尽力しようか……必要なら他家のアシストに回ってもいい……)タンッ

シロ(けど……まさか豊音と同じ多重能力者ってことはないよね……? あれだと突破口を見つけた途端に別の能力で刈り取られる……そうすると手がつけられない。
 まあ……天江衣の能力から類推すると……場を支配する系の何か……って……それって一番突破しにくいやつだよな……。
 宮永照の連続和了とか天江衣の海底と同じ……目立った特長として見えるものはほんの氷山の一角で……本当に恐るべきはそこに持っていく圧倒的な支配力……うわ……ダル過ぎる……)タンッ

 十三巡目

シロ(さて……散々回り道して……役無しだけどテンパイ……ここは……リーチをかけたほうがいいのか……かけないほうがいいのか……わからないけど……とりあえず様子見でツモ狙いかな……)タンッ

透華「ツモ……チャンタツモ……2000は2100オール」

シロ(げ……うわ……そういうことするのか……)

南浦(直前の宮守の捨て牌を見逃してツモ和了り……? こちらは相変わらず一向聴から先に進めなかったというのに……随分と余裕じゃないか……!)

池田(んー……打点は低いけど……この一向聴から動けない感じ……間違いなく天江衣と同じ何か。
 そういえば……龍門渕透華と天江衣は従姉妹なんだっけか……偶然じゃないとしたら……そろそろなんとかしないと全部持っていかれるし……!!)

南:113500 透:95700 白:102300 池:88500

南四局二本場・親:透華

シロ(そっか……少し……見方が違ったみたいだな……この人は豊音じゃない……条件付きで支配力を発揮するタイプじゃなくて……常時発動型の能力……リーチ宣言牌で和了るとか……そういう発想ではこの場の謎を紐解くことはできない……)タンッ

シロ(さっきの……私の捨て牌を見逃して……直後にツモ和了……あれで……少しだけど見えた……この人……リーチ宣言牌で和了る能力じゃない……リーチできない場を作る能力なんだ……。
 そう考えると……このやけに静かな河も頷ける……となると……たぶん……リーチだけじゃない……もし……この穏かな河を生み出すことがこの人の力なら……恐らく……)タンッ

透華()タンッ

南浦()タンッ

池田()タンッ

シロ「チ……」

透華「ロン……三暗刻……4800は……5400」パラララ

池田「にゃっ!?」

シロ(やっぱり……そういうことか……この人が何を支配しているのか……これでおおよそ把握できた……けど……もし私の考えが正解だとして……一体どうやって止めればいいのやら……)

南浦(これといった特徴のない安手で四連荘……!? わからない……宮永咲のときはカンを封じればいいという対応ができたが……私には……これが能力なのかそうでないのかも区別ができない……どうする……どうすれば……!)

池田(龍門渕……連荘で巻き返してきたな。それに比べて華菜ちゃんは……一人沈み!? そんなの絶対嫌だし!!)

南:113500 透:101100 白:102300 池:83100

@実況室

すばら「またまた和了りましたあああ!! 龍門渕選手!! オーラスで猛ラッシュです!!」

純「このまま他家が何もできなけりゃ、この対抗戦もこれで終了かもな」

初瀬「それは……この先も龍門渕選手が和了り続けるってことですか? そんな無茶苦茶な」

菫「いや、龍門渕選手はあの天江選手の親族だと聞いています。初瀬さんも、全国で三校を同時にトバすなんてことをやらかした天江選手の無茶苦茶さは知っているでしょう?
 それと似たようなことを、龍門渕選手もできるとしたら?」

初瀬「……いったい龍門渕選手は何をしているんですか?」

すばら「井上さん、できれば解説をっ!!」

純「まあ……詳しいことはオレもわからんが……透華のあれは、衣の『場の支配』ってやつと似てるとこがあるな」

初瀬(天江選手の『場の支配』ってのが私は初耳なんですが……ま、まずは話を聞きますか……)

純「『治水』とでも言えばいいのか。透華は……川を支配してるんだよ」

菫「川……『河』ですか」

純「そうだ。なんつーか、きちんと整備された川ってのは、決まってるルートを淡々と海へ向かうだけだろう? 透華はその『流れ』を支配してるんだ。『河』の有り様を決定してるっつーのか。
 たとえその流れに逆らおうとしても、その流れを乱そうとしても、河の主――『龍』の支配がそれを許さない。透華以外の何人も……『河』に『手出し』ができなくなる」

初瀬「『河』に手が出せないって……鳴けないってことですか?」

純「鳴けないで済めばまだいいんだがな。あの『龍』は……『河』から牌を掬うことすら許さない」

菫「ロン和了りができない……と?」

純「そういうことだ。『河』を支配する『龍』は頑固でな。鳴くことも、和了ることも許さない。リーチや暗槓すら、『河』を乱すこととして押さえつける。
 他家は、ただ静かに……河の流れが終着の海に行き着くのを見ていることしかできない」

初瀬「鳴けないしリーチも無理でロンできないって……。で、龍門渕選手だけは河に出た牌で自由に和了れるんですよね。あまりに一方的な状況……どうやって攻略すればいいんですか?」

純「例えばだが、うちの衣みたく『河』ではなく『海底』から牌を掬えるやつは、あの支配の中でも和了れる。
 あとは……永水の石戸なんかがそうだと思うんだが……『山』を支配できるなら、牌を『河』に流れる前に掘り出せるわけだから、普通に対抗できるはずだぜ。
 と、ま、決して無敵ではないんだよ。透華自身だって無限に和了れるってわけじゃないから、案外プラス五万くらいで『龍』が引っ込むかもしれねえし」

初瀬「五万って……。というか……今の話だと、なんのオカルトも使わないで和了るのはどうやっても無理ってことになりません?」

純「どうだろな。たとえオカルトに頼らなくても、相当の豪運と、龍の支配を逆手にとるような奇策でもあれば……なんとかなるのかもしれん。
 去年のインターハイでは、透華がロンする一瞬の隙を突いて、強引に頭ハネで他家をトバしてたやつがいたな」

すばら「聞けば聞くほど大変な状況のようです!! 果たして龍門渕選手は止められるのでしょうか!? 止めるとしたら、それは一体誰なのでしょうか!?
 先鋒戦前半オーラス!! 引き続き目が離せません!!」

@対局室

南四局三本場・親:透華

シロ(まずいな……もし仮に……龍門さんが河を支配する能力を持っていたとすると……こちらはリーチができない……さらには鳴けない……恐らくはロン和了りすらできない。
 ということは……この重たい場で龍門さんを止めるには……龍門さんより早くツモる以外に方法がない……)タンッ

シロ(けど……河を支配するということは……こちらの捨て牌を支配するということで……捨て牌を支配されてるということは……手牌を支配されているのと同じだ……そんな状況で龍門さんより早く和了れるとは思えない。
 敢えて逆らっても手が遅くなるだけ……無理に崩して誰かに差し込んだり鳴かせたりとかしようとすると……たぶんそれこそ龍門さんの思う壺……さっきの風越さんがそうだったように……その瞬間に出和了りされる。
 参ったな……これはダルいじゃ済まされない……)タンッ

 一方、南浦。

南浦(く……南場だというのに……! せめて鳴くことができれば……再び風が私に吹くはずなのに……!!)タンッ

南浦(上家が龍門渕透華だからだろうか……さっきから鳴くこともできない……かといって門前で進めても一向聴から抜け出せない……この場を意図的に作り出しているのか……化け物め……!)

 一方、池田。

池田(この感じ……もう何度も体験した……あの最悪の地獄だ……さっき……どうにか場を乱そうとして……宮守の手が進みそうなところを出してみたけど……それを狙われた。
 どういう理屈で何が起こってるのかはよくわからないけれど……わかるのは……普通に打ったら……また負ける……!!!)タンッ

 池田、辛酸ッ!

池田(負けるのか……また負けるのか……あたしは……! 去年も今年も天江に負けて……個人戦では結果を残せなくて……何が風越のナンバーツーだ……! あたしは……弱い……!!)タンッ

池田(キャプテン……あたし……どうしたらいいんですか……キャプテン……!!)

 ――回想・風越女子麻雀部・インターハイ県予選後――

久保「ああ……? 今なんつった、池田ァ!」

池田「ひっ……いや……その……次期キャプテンの話は……光栄なことなんですけど……あたしに務まるか自信がなくて……」

久保「自信がないだァ……? 何を甘えたこと言ってんだ、池田ァ!!」パァン

池田「っ……!! すいません……!!」

久保「テメェがなんと言おうと……次期キャプテンはテメェ以外にありえねえんだよ! 自信がねェ? バカかお前。福路は自信を持ってキャプテンになったとでも思ってんのか?
 テメェはこの一年あいつから何を学んできた!?」

池田「キャプテンから……学んだこと……」

久保「いいか? 福路の全国個人戦が終わったら問答無用でテメェが新キャプテンだからな。それまでに……その根性を叩き直してこい。拒否することは許されねえ」

池田「は……はい……」

 *

美穂子「あら……華菜……どうしたの?」

池田「あ……キャプテン……あの……その……」

美穂子「?」

池田「えっと……なんでもないです……!」ダッ

 ――――――

池田(結局……キャプテンには何も言えなかった……言えるわけない……あの人に……もう引退するあの人に……これ以上迷惑なんて掛けられない……これまで……あたしはずっと守ってもらってきたんだから……)タンッ

池田(そう……キャプテンは……ずっとあたしたちを守ってくれていた……弱音なんて吐いたところ……見たことなかった……だから……あたしは決めたんだ……あたしもそうなろうって……!
 コーチの言う通り……きっとキャプテンだって……自信がなくなったり……辛いときもあったんだ……けど……それを後輩のあたしたちには見せなかった……あたしも……そういう風にならなくちゃいけないんだ……!!)タンッ

池田(そのためには……まず……勝つ……!! 強くなる……!! そのために……今日あたしはここに来た……!!)タンッ

池田(けど……これが現実……! 天江と恐らく同種類の魔物……龍門渕透華……どういうわけか豹変したこいつに……今のあたしじゃ歯が立たない……!!)タンッ

池田(悔しい……悔しい……っ!! なんであたしはこんなに弱いんだ……!! なんであたしは……キャプテンみたいに強くないんだ……!!
 これからは……あたしがキャプテンになるのに……!!!)タンッ

池田(でも……ただでは終われない……決めたんだ……今年……天江に負けたとき……! 誰に見られても恥ずかしくない打ち方をする……どんな状況でも諦めない……何事も……前向きに楽しんでいくって……!!)タンッ

池田(笑ってやる……!! 最後まで……負けたって……あたしは笑ってやる……!!)タンッ

池田(だって……それくらいしか……今のあたしが自信持てることなんてないから……!!)タンッ

 池田、笑顔ッ!!!

池田(さあ……海の底が近い……これで海底なんて和了られたらトラウマフラッシュバックだし……! けど……そうじゃなければ……!!)ツモッ

 池田、十七巡目、ラスツモは手牌にまったく絡まない字牌ッ!!

池田(そうじゃなければ……違う未来がある……! もちろん……これで……あたしの負けは確定なんだけど……! 本当に……やってらんないし……!!)タンッ

 池田、前進ッ!!

 一方、シロ、南浦、苦戦ッ!!

シロ(んー……この一枚だけある南…たぶん……南浦さんが鳴けるんだろうけどなぁ……間違いなく龍門さんの待ちだろうしなぁ……)タンッ

透華(…………)タンッ

南浦(ダメだ……また……手ができなかった……! これでは……ずるずると……静かな水面の下……冷たい激流に……溺れてしまう……!!)

 静かに流れゆく川の水は、やがて、海の底へと辿り着く。

 海底牌を手にする南浦、しかし、どうにもならず。安牌を龍が支配する河へ流す。

 龍、不動。

 和了りの出なかったことにひとまず安堵の溜息を漏らす、南浦とシロ。

透華「テンパイ……」

シロ「ノーテン(やっぱり……七対子南待ち……困ったな……)」

南浦「……ノーテンです(く……こんなことが……!!)」

 手牌を晒す三人。

 親のテンパイ流局で、連荘は確定。

 各人、南四局四本場の戦いへと、思考を切り替える。

シロ(龍門さんに隙がなさ過ぎる。回り道すれば先にツモられる……無茶をすればロンされる……普通に進めても手の平の上……しかも……今みたいに出したらそこで終了みたいな不要牌を掴まされたら……完全に身動きが取れなくなる。
 ぎりぎり思いつく範囲で頭ハネならロンできそうだけど……今回のルールだと……頭ハネは採用してないからなぁ……どーすんだろこれ……ダル……)

南浦(落ち着け……私。この場は龍門渕に支配されている……そう考えて打ったほうがいい。
 けれど……そういう相手は個人戦にはいなかった……団体戦に出れなかったことがこんな形で響いてくるとは……ここは……宮守が何かを掴んでいる風に見える……彼女の意図を読み取って協力するのが一番か……)

 しかし、そうではない者が――場に一人だけ残っていた……ッ!!

池田「だから……お前らは一体どこ見て麻雀やってんだし。どうして再重要危険人物である華菜ちゃんを無視して場を進めてるんだしっ!!」

透華(………………)

南浦(風越……何をぐだぐだと言っている?)

シロ(無視するとかしないとかじゃなくて……海底を誰も和了らなかったんならそれで対局は終わりでしょうに……)

 池田、『それ』に気づく様子のない三人を見かねて、立ち上がる。

池田「とにかく……先鋒戦前半はこれで終わりだし!」

シロ「いや、いつ先鋒戦の前半が終わったんだって……」

池田「ちっ、ちっ、ちっ。宮守の三年、観察力が足りないし。河をよく見てみろよっ」

 池田に促され、河を眺めるシロと南浦。

 鳴きもリーチもなく、静かに流れた河。

 最初に気づいたのは、シロ。

 続いて、南浦が息を飲む。

池田「本当は九種九牌で流そうと思ったんだけどな。さっきから誰も鳴きを入れないから、モロバレ国士よりはマシかと思ってやってみたら、まさかの大成功だし!!
 つーか、お前ら河くらいちゃんと見とけよ。終盤のほう、華菜ちゃんずっと鳴かれるんじゃないかってひやひやしてたのに」

シロ(いや……たぶん気付いたとしても鳴けなかっただろうけど……まさかそれを逆手に取るとはね……!)

南浦(そもそも鳴きがどうこうではなく……こんなの……やってみようと思ってできる役ではないはず……なんという強運……!!)

 池田の河から浮かび上がってきたのは、さながら燈篭流しの如く、龍の支配を逆手にとって紡がれた、十七の光――!!

池田「流し満貫……!! 2000・4000の三本場は、2300・4300だしっ!!」

 流し満貫――その成立条件は、以下の二つ!!

 流局時の捨て牌を全てヤオ九牌で構成することッ!!

 そして――自身の捨て牌を一度も鳴かれないことッ!!!

池田「ま、なかなか楽しい麻雀だったし。また次打つときがあったら、今度は負けないから覚悟しろしっ!!」

 点棒を受け取って、笑顔で対局室を後にする、池田。

 シロと南浦は、溜息でその背中を見送る。

 透華はといえば――予期せぬ反撃に龍が鎮まり、池田の点数申告を受けて元の透華に戻っていた。

透華(あれ……わたくしは何を……? って!? 先鋒戦前半が終わり!? なにがどうなってるんですの!!? なんか点棒が勝手に増えてますわ!?)

シロ(いやいやいや……まさか本当に原点で豊音に回すことになるとは。本音を言うと……どんな打ち方をしようとプラスで終われると思ってたんだけど……それだけ手強い面子だったってことか。
 ホント……ダルい。ま、少しは楽しめたからいいけどさ)

南浦(一応優希のリードを守った形ではあるけれど……私自身はマイナス。悔やんでも悔やみきれない。これではいい道化だ。次こそ……誰が相手だろうと勝ってみせる……!)

 全国選抜学年対抗戦・先鋒戦前半――終了ッ!!

<結果>
一位:優希・南浦+11200(111200)
 >優希(+20900)・南浦(-9700)
二位:小瀬川白望+0(100000)
三位:龍門渕透華-3200(96800)
四位:池田華菜-8000(92000)

@会場某所

 流し満貫で先鋒戦前半に幕を引き、笑顔で対局室をあとにした、池田。

 しかし、対局室を出るやいなや、池田は控え室ではなく、トイレのほうに走った。

 その目には――涙。

池田(負けた……! また負けたし……!!)

 脳裏に過ぎるのは、先の県大会。

 団体戦も個人戦も、池田の成績は、決して満足できるものではなかった。

 池田は、ただ美穂子の背中を遠くから眺めているだけだった。

 自他共に認める風越のナンバー2。

 しかし、ナンバー1との差は、あまりに大きい。

池田(あたしが……! 新キャプテンのあたしがもっと強くならないと……キャプテンが安心して引退できないのに……!! どうしてあたしは……こんなに弱いんだ……!!)

 池田、トイレの鏡の前に立って、情けない自分の泣き顔を見る。

 手など抜いていない。決して恥ずかしい打ち方などではなかった。最大限の力で、真正面から敵を倒しにいった。

 例えば、美穂子なら、或いは久保でさえも、池田の成長と健闘を称えてくれるかもしれない。

 それでも――負けは負け。

池田(清澄の片岡も龍門渕も……平滝の南浦ってやつも……あたしが卒業するまで……ずっと長野で戦い続けることになる相手。
 天江衣も……清澄の大将だって……長野を制するためには絶対に倒さなきゃいけない相手だ……!)

 鏡の中、ライバルたちの顔が浮かんでは、消える。

池田(本当に……この先……あたしはあいつらに勝てるのか……? あたしは……風越の新キャプテンとして……堂々とあいつらの前に立てるのか……?
 また清澄や龍門渕や鶴賀と決勝をやったとして……本当にあたしは風越を優勝に導くことができるのか……? こんな……負けてばっかりのあたしが……?)

 圧し掛かる、結果という、現実。

 福路美穂子は、勝ち続けた。

 池田華菜は、負け続けた。

池田(悔しがってる暇はないのはわかってる……! コーチの言う通り……自信がなくても弱くても……キャプテンになるあたしは前に進んでいかなくちゃいけないんだ……!!
 けど……けど……!! キャプテン……あたし……どうやったらキャプテンみたいに強くなれますか……!? あたし……できる限り頑張るつもりなんです……!! 胸を張って前を見て……楽しんでいくつもりです……!!
 でも……このままじゃ……こんな弱いあたしのままじゃ……麻雀を楽しむことだって……いつか……できなくなってしまいそうです……)

 池田、前を見ていることも辛くなって、俯く。

 と、背後に人の気配――

小走「池田……? こんなところで何をしている?」

 顔を上げる池田。鏡の中には、小走やえの姿。

池田「こ……小走さん……!?」

小走「なんだ……池田。泣いてたのか?」

池田「え……う……その……」

小走「別に恥ずかしがることじゃない。負けたら誰だって悔しいものだ。それに……私と池田はこんな機会でもなければまともに会うこともないだろうからな。
 よかったら……私に話してみろよ。これでも私は三年、ニワカ二年の悩み相談などお手のものだ」

池田「小走さん……すいません……ありがとうございます」

小走「で……どうした、池田」

池田「はい……なんだか、弱い自分が情けなくて」

小走「弱い……? お前が? まあ……さっきはさすがに相手が相手だから力不足の感はあったが……決して内容は悪くなかったと思うぞ」

池田「でも……負けは負けですから。あたし……今日だけじゃなくて……今年の県大会からずっと負けっぱなしなんです。
 そんなあたしが……今度……風越の新キャプテンになるんですけど……これから……本当にこんな弱いあたしが風越を引っ張っていけるのか……不安で……」

 小走、腕を組んで、少し考える。

麻利「うぅぅ うぅぅ」

麦野「どうやら早速トイレみたいね」

番外個体「ミサカも手伝う!」

打ち止め「ミサカも!」

麦野「え?汚いわよ?」

番外個体「そりゃ最終信号のは嫌だけどまりりんのなら嫌じゃないもん!」

打ち止め「ちょっとそれどういうこと? ってミサカはミサカはミサカよりも幼い妹の発言に暗いついてみる」

麻利「ぅぅぅぅ~~」

麦野「話してる暇はないか、手伝うつもりなら私のロッカーの下の段におしりふきがあるからそれ持ってトイレにおいで」

打ち止め「ラジャー!」タタタ

麦野「走ると危ないわよ?」

番外個体「わかりました ボス!」

麦野「誰がボスだ」

滝壺「う~~ん、どうやったら出るようになるんだろう」ジー

絹旗「本当に出すつもりですか?」

滝壺「きぬはたはまりりんにおっぱいあげたくないの?」

絹旗「やってみたいかどうかでいえばやってみたい気持ちはありますけどいくらなんでもこれは・・・」

フレンダ「結局、こういうのは母親の特権ってわけよ」

滝壺「残念、きっとむぎのとは変わった味がするはずだからまりりんも味の変化を楽しめると思ったのに」

フレメア「味変わるの?」

滝壺「そんな気がする」

フレンダ「それじゃあ滝壺と麦野のお乳の味の違いは?」

滝壺「むぎののはちょっとコクが強いけど私のは少し苦味がある」

絹旗「苦いんですか?」

滝壺「うん、たぶん体晶の影響」

フレンダ「妙に生々しいわけよ」

フレメア「大体、赤ちゃんできないとおっぱい出ないんじゃないの?」

絹旗「ん~、ホルモンの影響で妊娠しなくても出る人もいるって聞いたことありますけど専門家じゃないので超曖昧です」

滝壺「つまり出せないことはないんだね?」

フレンダ「やめといたほうがいいわけよ、例えだせたとしても麦野がそう簡単に滝壺に譲るとは思えないわけよ」

滝壺「むぅ」

フレメア「う~ん」

絹旗「どうしましたフレメア、そんなに難しい顔して」

フレメア「大体、赤ちゃんってどうやったらできる にゃあ?」

フレンダ「 」

絹旗「 」

滝壺「えっとね、男の人のおち」フレンダ「ストオオオオオオップ!!!!」ガバッ

滝壺「もがもが」

フレメア「にゃあ?」

絹旗(そういえばフレメアはまだ9歳でしたね、知ってるか知らないか超微妙なお年頃です)

フレンダ「えっとあれよ!結婚すれば赤ちゃんできるようなるから!深く考えない!」

フレメア「大体、麦野も上条も結婚してないし上条は高校に通ってるじゃない」

フレンダ「くっ、わが妹ながら鋭いわけよ」

絹旗「こほん、仕方ありませんね、ここは私がおしべとめしべのお話をしてあげましょう」

フレメア「それ学校で習った。受粉の話でしょ? はぐらかさないでほしいにゃあ」

滝壺「もがもがむぐ」

絹旗「あー、フレンダ、とりあえず滝壺さんを放してあげてください、割と苦しそうですよ?」

フレンダ「おっと」パッ

滝壺「やっとおしゃべりできる」

フレメア「ねえねえ、どうやったらできるの?」

滝壺「男の人の」フレンダ「滝壺は口を開かない!!」クワッ

滝壺「きぬはた、ふれんだがこわい」

絹旗「ま、まあフレメアのことですからこれは仕方ありません」

フレメア「・・・何で教えてくれないの?」

フレンダ「ま、まだ早いわけよ!」

フレメア「でもいつかは知るんでしょ?」

フレンダ「そりゃいつかはだけど・・・」

フレメア「お姉ちゃんが教えてくれないなら麦野と上条に聞く!」

フレンダ「いやいやいやいやいやいやいや!!だめだめだめだめそれだけは絶対にだめ!」

絹旗「何と恐ろしい発想を・・・」

フレメア「じゃあ教えて?」

フレンダ「ど、どうすれば・・・ どうすればこのピンチを・・・」

滝壺「ふれんだ、教えてあげよ?」

フレンダ「まだ早いわぁ!!」

絹旗「とは言いますがそろそろ知る年齢であることも事実です。知ったからと言ってすぐにどうこうってわけじゃないでしょう」

フレンダ「ぐぬぬ・・・」

フレメア「お姉ちゃん、教えて?」

絹旗「フレンダ、あきらめが超肝心です」

滝壺「正しく教えてあげることは何も悪いことじゃないよ?」

フレンダ「はぁ、しょうがないなぁ フレメア、まじめに聞くのよ?」

フレメア「やった!」

ジャバー ゴボゴボ

麻利「あぃ」

麦野「たくさん出したわね、すっきりした?」

打ち止め「ミサカ人のを見たの初めて・・・」

番外個体「においもきついね・・・」

麦野「はっはっは、私も当麻も最初はそんな反応だったから気持ちはわかるわ」

打ち止め「でもこんなことでしょげるミサカじゃないのだ!」

麦野「お、ポジティブね」

番外個体「こんなことで負けてたら赤ちゃん育てられないもんね!」

麦野「その通りよ、これも育児にはつきものだもの」

打ち止め「では早速まりりんのおしりをきれいにするのだ!」

番外個体「おー!」

麻利「うー」

浜面「うわぁ・・・あっちぃ・・・」

上条「こりゃ呼吸するのもつらいな」

一方通行「あン?言うほどか?」

浜面「お前こっそりベクトル使ってないよな?」

一方通行「使って俺に何のメリットがある」

浜面「俺つえー っていうのをアピールするため?」

一方通行「よォし浜面、お前はここで死ね」

浜面「うわっ!冗談だって!冗談!」

一方通行「こっちも冗談ですゥ」ニタァ

浜面「お前がそういう物騒なこと言うと冗談にきこえねえんだよ!」

上条「そうだぞ一方通行、仮に今浜面が死んだら俺たちどうやって帰ればいいんだ?」

一方通行「そンときゃ俺がタクシー代出してやる」

上条「そうか、じゃあ好きなときにやっていいからな」

浜面「色々と待ってくださいお二人とも」

ふきふき

打ち止め「これってこのまま流してもいいの?」

麦野「もちろんよ、じゃないと色々きついでしょ?」

番外個体「ゴミ箱にポイってわけにもいかないもんねー」

麻利「あー!」

麦野「よかったわね、きれいにしてもらえて」

番外個体「まりりんも喜んでる」

打ち止め「この後はお昼寝?」

麦野「多分ね」

打ち止め「あーあ、まりりんと一緒にお湯に浸かりたかったなー」

番外個体「ミサカもー」

麦野「また来ることもあるわよだからそうがっかりしないの」

麦野「さて、いつまでも裸のままじゃ麻利も私たちも風邪ひいちゃうからさっさと着替えるわよ」

打ち止め「ミサカたちはいいけどムギノはじっくりお湯に浸かるべき ってミサカはミサカは気遣ってみる」

麦野「そうは言っても麻利がお昼寝するかもって時にのんびり入浴ってのもちょっとね」

番外個体「じゃあ二人でまりりん見とくから っていうのじゃだめ?」

麦野「そうできればいいんだけどね、私この子のことが気になってしょうがないのよね、せめて見えるところにいてくれればいいんだけど・・・」

麻利「ぁー」

打ち止め「見えるところ・・・」

番外個体「それじゃあこの入り口のドア開けっ放しにしちゃう?」

麦野「発想は悪くないわね」

打ち止め「じゃあいっそ浴場の出口に椅子出してそこでまりりんを抱っこしとくのは?」

番外個体「おお、それならムギノも見てられるから安心だね」

麦野「服が湯気で少し湿るかもしれないけどタオルでくるんであげれば心配ないか それでいきましょう」

「「わーい」」

フレンダ「と、いうのが赤ちゃんのできるしくみなわけよ」

フレメア「 」

絹旗「何か私まで恥ずかしい気持ちになってきました」

滝壺「でも誰もが通る道」

フレンダ「わ、わかったかなぁ?大人になるまでこういうことはしちゃだめだぞぉ?」

フレメア「う、うん・・・」

フレメア(そんなことするなんて・・・ じゃあドラマとかでたまにみるあれも・・・)

絹旗「さすがにショックだったみたいですね フレンダはフレンダで口調が超おかしくなってますし」

フレメア「はぁ・・・」

フレンダ「い、以上で説明終わり!何か質問ある?」

フレメア「・・・・ 大体、麦野と上条はどんな風にしてるの?」

フレンダ「 」

絹旗「 」

フレンダ「そ」

フレメア「そ?」

絹旗「そ」

フレメア「そ?」

滝壺「そーは青い空だよ」

フレメア「ドレミの歌?」

 「「そんなこと聞けるかああああああ!!!!」」

フレメア「にゃあっ!!」ビクッ

フレンダ「いい!フレメア!他人のプライベート、特に男女の秘め事に首を突っ込んだらただじゃすまないわけよ!」

絹旗「しかも麦野ですからね!?私たちがそんなこと聞こうものなら殴られるじゃ済まないんですよ!?」

フレメア「え、じゃあ聞かないでおく にゃあ」

滝壺「それがいいよ きっとむぎのも恥ずかしいから言いたくないと思う」

フレンダ「そういうレベルじゃないわけよ」

絹旗「ですね」

ガラッ

フレンダ「ん?」

フレメア「うわさをすれば麦野」

麦野「いくらプライベートルームだからってでかい声で叫ぶんじゃないわよ 何かあったの?」

絹旗「え?いやちょっとフレメアにマナーというか色々話してたところです」

麦野「ふーん」

コトッ

打ち止め「これで準備完了!」

番外個体「さあまりりん、一緒にママのお風呂を見守るよー」

麻利「ぅ~」

絹旗「あれ?三人とも既に着替えてますね」

滝壺「むぎの、まりりんはお風呂終わり?」

麦野「食事も終わってトイレも終わり、次に来るのはお昼寝タイムよ だからもう着替えさせたのよ」

フレメア「えー、がっかり」

フレンダ「また次があるわけよ で、麦野。何であの二人も着替えて椅子に腰掛けてるわけ?」

麦野「私をお風呂に入れたいんだってさ 私が麻利のこと気になるから抱っこして見えるところにいてくれてるのよ」

フレンダ「粋な計らいってわけよ」

絹旗「私たちもそろそろあがりますか?」

滝壺「うん、私少しのぼせてきた」

フレメア「お風呂上りに牛乳飲みたい」

フレンダ「自販機にあったはず、みんなで一緒に飲もっか」

フレメア「うん!」

浜面「っがぁぁぁ~~ 肌にヒリヒリくるぜ」

一方通行「辛抱できねェならとっとと出ろ、目障りだ」

上条「そうそう、無理してぶっ倒れられても運ぶの面倒だからな」

浜面「何でそういう発言しかできないわけ君たちは、もう少し優しさとかないのかよ」

一方通行「うるせェ、サウナってのは入りてェやつが入るところだ、横で苦しそうにうなられてうざったくねェわけがねェだろォが」

浜面「そりゃそーだけどよー」

上条「無理に俺たちに対抗意識燃やされてもなあ」

浜面「対抗意識とかじゃなくてなんていうかこう、絆?」

一方通行「ホモかてめェは、ンなもンいらねェっての」

浜面「おいおい、何でホモとかそういう話になるんだよ」

上条「裸の男が絆とか言い出したら誰でもそう思うだろうが」

絹旗「それじゃあ麦野、超ゆっくりしてくださいね」

麦野「ごめん、気遣わせちゃった?」

滝壺「ううん、私たちはもう充分堪能したから」

フレンダ「そうそう、これ以上入ってたら茹蛸になるわけよ」

フレメア「ぽかぽか にゃあ」

麦野「そうか、それならみんなの好意に甘えて少しのんびりさせてもらうとしましょうか」

フレンダ「麦野も牛乳飲む?飲むなら用意しとくわけよ」

麦野「いいわね、それじゃあフルーツ牛乳お願いね」

フレンダ「わかったわ そっちの二人は何がいい?」

番外個体「ミサカノーマルなやつがいい」

打ち止め「ミサカはイチゴ牛乳!」

フレメア「やっぱりお子様だね、私はコーヒー牛乳にするというのにイチゴ牛乳とか」プフ

打ち止め「な、何おうっ!コーヒー牛乳のほうが砂糖が多いんだぞ!ってミサカはミサカは歯噛みしながら言い返してみる」

フレメア「そ、それでもコーヒーという大人なチョイスをするだけ私のほうが大人というもの」

打ち止め「ぐぬぬぬ・・・」

絹旗「ほらほら、そんなにいがみ合ってるとまりりんが怖がりますよ」

フレメア「おっと、それはいけない」

打ち止め「この勝負預けておこう ってミサカはミサカは軽い憤りを感じつつもまりりんの様子をチェックしてみる」

麻利「・・・・」

番外個体「まりりんねむいのかな?目が細くなってきたよ」

フレンダ「ほうほうどれどれ」

滝壺「ふれんだ、体を拭いてからにしないとまりりんが濡れちゃうよ?」

フレンダ「おっと、そりゃいけないわ さっさと髪までかわかして着替えてこないと」

チャプ

麦野「はぁ・・・ 気持ちいぃ・・・」

麦野「やっぱりうちのお風呂とは違うわね もちろん入浴剤なんかとも」

バチャバチャ

麦野「お湯の質も何かこう・・ なめらかというか肌に染みるというか」

麦野「うちのマンションも掘り進めればこういうの出てくるのかしら?だとしたら第一位さまにお願いするのも有りかもしれないわね」

麦野「でもさすがにお願いしたくらいで動くヤツじゃないか」

麦野「あ~~ このまま溶けて流されちゃいそうね」

上条「じゃあ俺そろそろ汗流してあがるわ」

一方通行「おゥ、俺はもう少しここで汗流してるからな」

上条「で、お前はどうするんだ?」

浜面「俺?うーん・・・どうするかなぁ・・・」

一方通行「どっちについていこうか考えてンのか?やっぱりてめェはホモだな」

浜面「ちげーっての、お前らが散々罵倒するから俺も一人になりたくなったっての」

上条「まあ何するかは好きにしていいけど向こうがあがったら呼びに来るからな」

浜面「え?こういうのは女のほうが長いもんじゃねーの?」

上条「麻利のことがあるからな、麻利が昼寝でも始めたら沈利さんは風呂どころじゃないだろうし」

一方通行「となるとうちのガキ共も付き合うだろォな」

浜面「じゃあひょっとしてもう俺たちを待ってるかもしれねーってことか?」

上条「それを確かめる意味でも俺はあがるんだよ。まだのんびりしてるかもしれねーからお前は気にせず好きにしててくれ」

浜面「はぁ~~~」

上条「何だ?」

浜面「やっぱ父親になると変わるもんなんだな」

上条「そりゃ二人のことがいつも頭に浮かぶからな」

浜面「すげえな世の中の父親が全部大将みたいな男だったら虐待とかなくなって皆幸せになれるるんだろうな」

上条「大げさすぎるだろ」

一方通行「虐待はなくなっても鉄拳と説教があることにはかわりねェンだぞ?」

浜面「おっと、そいつを忘れてたぜ」

上条「・・・色々言いたいことはあるが聞き流しておいてやる 何かあったら呼びにくるからな」

一方通行「ン」

ごくごく

絹旗「ぷはっ やっぱりお風呂あがりは牛乳ですよねー」

フレンダ「うん、全国の酪農家のみなさんに感謝ってわけよ」

滝壺「ふれめあ、おいしい?」

フレメア「少しにがい・・・」

絹旗「見栄張って砂糖抜きにするからですよ」

フレンダ「結局、無理して飲んでもおいしくないってわけよ」

フレメア「む、無理してない! 大体、これはこれでおいしい にゃあ」

フレンダ「ならもう一本買ってあげるから打ち止めの前で同じこと言ってみるといいわけよ」

フレメア「にゃ・・・」

滝壺「嫌?」

フレメア「じょ、上等!私の大人力を見せ付けてやるんだから!」

絹旗「超意地っぱりです」

ふきふき

上条「携帯のほうは・・・」ピッピッ

上条「音沙汰なしか、まだゆっくりしてるみてーだな」

上条「今はまだいいけどこれが大きくなったらどうなるんだろうなぁ」

上条「友達がたくさんできて土日俺や沈利さんと遊んでくれなくなったりとか・・・」

上条「いやいや、それなら友達とはできないようなことをしてやればいいわけであってだな」

上条「パパと遊ぶのつまんないとか言われないようにもっと遊び方というのを考えて・・・って」

上条「今の俺はちゃんと勉強していい大学に受かることだけ考えねーと 焦りすぎだぞ俺」

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麻利「くー・・・・」

番外個体「予想通りまりりん寝ちゃったね」

打ち止め「うん、お風呂でぽかぽかしておなかもいっぱいになったから気持ちよさそうに寝てるね」

ガラッ

フレンダ「牛乳持ってきたわけよ」

打ち止め「しーっ まりりんお昼寝中だよってミサカはミサカは静かにお話してみる」

フレンダ「おっと、ごめんごめん」

フレンダ「はい、イチゴ牛乳とノーマルな牛乳」

打ち止め「待ってましたー」

番外個体「ミサカ今手が離せないからストローさして口のところまで持ってきてくれる?」

フレンダ「ん、いいわよ」プスッ

打ち止め「ん」チュー

打ち止め「おいしい」

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絹旗「お、まりりんお昼寝ですか」

フレメア「大体、ぐっすり にゃあ」

滝壺「ふれんだ、何してるの?」

番外個体「ん」チュー

フレンダ「寝てるまりりんを起こさないようにがんばってるワーストのお手伝いってわけよ」

滝壺「ふれんだがお世話してるみたい」

フレンダ「こんなに大きい子は私の手に余るわけよ」

番外個体「ぷはっ うむ、苦しゅうない」

フレンダ「こらこら、誰が家来だ」

番外個体「えへへ、冗談言ってみただけ」

フレンダ「こやつめ」

麻利「くー・・・・」

打ち止め「ごちそうさま ってミサカはミサカは紙パックをきれいに折りたたんでみる」

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麦野「あら、気がついたらすっかり取り囲まれてるわね」

麦野「あの様子じゃとうとうお昼寝はじめちゃったか」

パチャッ

麦野「ここのお風呂も楽しめたことだしもう少ししたらあがるとしますか」

パチャパチャ

麦野「結構時間経ってるから当麻たちもとっくに着替え終わってる可能性もあるわね」

麦野「ま、それならそれで何かやって暇つぶしててくれるでしょ」

パシャッ

麦野「卓球とかゲームとかそういうのやってるかもしれないか」

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ガラッ

浜面「はーっ、いい湯だったぜ」

上条「お前すっかり真っ赤になっちまってるな」

浜面「おう、熱めの湯にたっぷりと浸かってきたからな」

上条「そりゃ結構なことで、ほらほら、さっさと体ふいちまわねえとその辺に水溜りできちまうぞ」

浜面「わかってるよ」

ガラッ

一方通行「なンだ、てめェと同じタイミングか」

浜面「奇遇だな」

一方通行「ン で、ヒーロー、あいつらから連絡はあったか?」

上条「いや、今のところ何も どうやら向こうは向こうでのんびりしてるみたいだな」

一方通行「結構じゃねェか、なら何か飲ンで連絡待つとすっか」

上条「そうだな」

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麦野「麻利は?」

滝壺「お昼寝中だよ」

麻利「くー・・・・」

麦野「よしよし、それじゃあ私は着替えてくるとしますか」

フレンダ「じゃあ私は麦野のフルーツ牛乳を用意するわけよ」

麦野「ありがと、甘えさせていただくわ」

絹旗「それにしても寝ているまりりんを抱っこしてるのは超うらやましいですね」

フレメア「わたしも抱っこしたいけど起きちゃうかもしれないし・・・」

打ち止め「今は我慢の時ってミサカはミサカはうらやましがりながらぐっとこらえてみる」

番外個体「えへへー、ミサカがひとりじめー」

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_つO  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|.VIPを乗っ取るな.|::::::::::ヽ______|   ||
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浜面「悪いな、俺までおごってもらっちまって」

一方通行「気にすンな、ただのついでだ」

上条「それにしても流石学園都市、牛乳以外は見事にわけのわからない飲み物ばかりだぜ」

フジマジャナクテトウマダニャーン♪

上条「お、沈利さんからだ」ピッ

浜面「向こうはどうだって?」

上条「麻利がお昼寝中、みんな着替え終わったところだってさ で、俺たちが何かしてるなら合流するんだと」

一方通行「時間も時間だからいっそメシにすりゃどォだ?」

浜面「そういやもうそんな時間だな」

上条「じゃ、そう伝えておくか」ピッピッ

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 「ふっふっふ、ついに来ましたよ学園都市・・・」

 「まず目指すはあの男、ロシア以来ですから一年以上ぶりになるわけですね」

 「あのころにくらべて腰もくびれてますますせくしぃになった私の魅力でメロメロにしたあとにアレでとどめをさしてあげましょう」

 「もちろん第一夫人とも仲良くするにこしたことはありませんからその辺は抜かりなく」

 「『新たなる光』の一員レッサーちゃんが上条当麻を見事手篭めにしてあげましょう」

レッサー「待っていやがれ上条当麻!お前はもう逃げられないからなぁ!!はーっはっはっはっはっは!!」


前半 完

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ものすごく眠いので区切りをつけたいと思います寝て起きて残っていたらここでやりますし落ちていたらSS速報にスレ建てたのでそっちでやります

 ↓
上条「麻利はいつ見てもかわいいなぁ」麦野「この親馬鹿め」
上条「麻利はいつ見てもかわいいなぁ」麦野「この親馬鹿め」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358618763/l50)


後半は割りと胸糞悪い感じになるかもしれませんが鬱エンドにだけはしません

このスレでやろうとしている内容が完結できたとしてもSS速報のほうでは小ネタとかやっていこうと思いますので楽しんでいただければと思います

それでは長い間支援ありがとうございました おかげさまで一度しかさるを食らうことがありませんでしたし途中で落ちることもありませんでした

残っていればまた昼前くらいにでも

おはようございます

残していただいたのでこちらでやりたいと思いますので11時までお待ちください

パカッ

上条「いただきまーす」

吹寄「今日は卵焼きとしょうが焼き、それに炒めた野菜のシンプルなお弁当ね」

青ピ「でもめっちゃうまそうやないか」

姫神「梅干がひとつのアクセント。一目見てわかる。これは確実にすっぱい」

土御門「うらやましいぜい」

上条「お前ら相変わらず俺が弁当開けると寄ってくるんだな」

吹寄「こんなおいしそうなものを目の前にパンをかじる私の気持ちが貴様にはわからないの?」

上条「知るか、自炊しろ」

青ピ「カミやんいつの間にこんなに冷たくなったん?」

姫神「きっと私たちのことを忘れてしまったにちがいない」

土御門「薄情なやつだぜい、俺たちとの思い出はいらないものだってのか?」

上条「うるせえな、弁当くらい味わってじっくり食べさせてくれってんだ」

もぐもぐ ごくん

上条「ごちそうさまでした」

上条(沈利さん、今日もうまかったぜ)

吹寄「パンと健康飲料はおいしいわー」

青ピ「コンビニのお弁当おいしいわー」

姫神「購買で買ったパンも負けてない」

土御門「持ち帰りの牛丼は最高だにゃー」

上条「何でこっちを見ながら飯を食うんだよお前らは」

吹寄「おいしそうなお弁当を見ながら食事をとることで少しでも粗末なパンをおいしく食べようという工夫がわからないみたいね」

青ピ「そうそう、見るだけでもご相伴にあずかりたいやん。なぁ?」

姫神「うん」

土御門「だというのにそれにすら文句を言われるとは悲しいぜい」

上条「人を囲みながら飯を食うことの非常識さをさっさと自覚しろ」

上条「ふぅ、お茶がうまいぜ」

土御門「優雅だにゃー」

姫神「この余裕に何かが含まれていることは確実」

青ピ「つまりカミやんのお弁当に何か秘密が?」

土御門(おっと)

上条「秘密?そんなもんは自炊を極めればどうにでもなるんだよ」

吹寄「学校が終われば真っ先に帰宅」

青ピ「遊びに誘ってもたまーにしかつきあわへんし遊んでもそんなに長いこと遊んでへんからなぁ」

上条「そりゃ勉強してるに決まってるだろ?この間の俺のテストの結果見せてやったじゃねーか」

姫神「確かに。一年の時の上条君からは想像もできない良い成績」

吹寄「あれだけ学校をさぼっていた男に何があればここまでできるようになるのか疑問だわ」

上条「いやいや、留年するかもっていう危機にはじめてこのままじゃヤバいって思ってやりだしただけだって」

青ピ「にしては成績の上昇が半端ないもんなぁ」

上条「そりゃやる気になれば何でもできるもんだって、お前らもあれこれ悩む前に手を動かすことが大事だぜ」

吹寄「小萌先生に質問している感じもないのに独学でここまでできるかしら?」

姫神「補習の常連だったのに」

青ピ「この学校の七不思議やで」

土御門「それこそ現役で難関大学に合格しようものなら伝説になっちまうぜい」

土御門(そりゃ学園都市のレベル5がマンツーマンで教えてくれりゃあ成績アップは当然だろ)

上条「お前ら人の努力を何だと思ってるんだよ」

姫神「これは努力だけでは片付けられない。超常現象」

上条「くそっ、言いたい放題言いやがって」

吹寄「この謎を解明するためには上条の家に乗り込むことも考えないといけないわね」

上条「ぶふっ!!」

青ピ「うわっ!きたなっ!!」

姫神「む。動揺している」

青ピ「つまりカミやんの部屋には何か秘密があるってわけやなぁ」

上条「そ、そんなもんあるわけねーだろうが!」

吹寄「怪しい」

土御門(ピンチだなあカミやん、いつものろけを聞かされているお返しとして今はこの状況を静観させてもらうでえ)

上条「うちに来て何しようってんだよ!」

青ピ「カミやんの勉強を見せてもらうでえ」

上条「んなもん見てもおもしろくもなんともないだろうが」

姫神「十分おもしろい」

吹寄「決まりね、今日の放課後は上条の家で勉強会よ

土御門「いやー、楽しみだにゃー」ニヤニヤ

上条(このやろう・・・いつか殺す・・・)

上条(考えろ、とりあえずあのアパートはカムフラージュのために最低限の家具とかは残しているが教科書とかはどこにもねえ)

青ピ「そういや僕カミやんの部屋始めてやわ」

姫神「私は何回か行ったことがある」

土御門「でもここ1年くらいはご無沙汰だろ?」

姫神「そう。ん?」

姫神(そういえばあのシスターがいなくなってから上条君の部屋に行ってない。あれ?つまりあのシスターが全部悪かっただけ?)

姫神(ご飯もちゃんと食べられるようになってるし不幸って言わなくなったし成績も安定。これはどう考えても・・・)

吹寄「姫神さん、どうかした?」

姫神「・・・・いや。上条君も苦労してたんだなって改めて思っただけ」

青ピ「あれだけ小萌ちゃんと放課後に二人っきりでいられてどこに苦労があんのかと問い詰めたいわぁ」

上条「あれを幸せに思えるのはお前くらいなもんだろうが」

上条(最悪あのアパートに泊まることになるとして隙を見て何とか沈利さんに連絡しておかねーと・・・)

上条(はぁ、今日は二人の顔を見られないかもしれねーのか、憂鬱だな)

吹寄「そういえば土御門、貴様は上条の隣の部屋に住んでたわね?」

土御門「まあな」

吹寄「何か変わったことはない?」

土御門「変わったことかぁー どうだったかにゃー」チラッ チラッ

上条「ぐぬぬぬ・・・」

吹寄「つまり、何かあることは確定ね 上条、今日は貴様の年貢の納め時よ。観念して私たちを案内しなさい」

青ピ「なら寒いしカミやんの部屋で鍋やらへん?」

姫神「賛成」

上条「ちょっと待て、何でそうなる!」

姫神(上条君には悪いけどみんなでお鍋するのは楽しいからここは我慢してもらう)

土御門「鍋はいいとしてだ、味付けは何にする?」

吹寄「私は何でもいいけどみんなは何かリクエストある?」

青ピ「うーん・・・」

上条「あ、ちょっと待て、俺の部屋カセットコンロも土鍋もねーぞ?」

土御門「カミや~ん、それは俺の部屋にあるから心配するない、何なら箸やらコップやら足りないものは何でも貸してやるぜい?」

上条「そォですかァ アリガトゥ土御門くゥン・・」ギリギリ

上条(土御門おおおおおおおおおおお!!!!!)

姫神「何だろう。上条君の口調に違和感が」

土御門「なーに、いつも一人で、そう ひ・と・り・で さびしくお勉強してるから皆と仲良くできてうれしいんだよなぁ?上条君」ポンポン

上条「てンめェ・・・」

土御門「うれしいときは笑うもんだぜ?上条」

吹寄「鍋に入れるものとしてはつくねはかかせないわね」

青ピ「僕は牡蛎がええなあ」

姫神「私は豚肉が入ってればいい」

土御門「ならみっつとも入れてしまえばいいな。牡蛎は食中毒が怖いからよく熱を加えないといけないぜい」

吹寄「野菜は何入れる?」

青ピ「ねぎと白菜があればあとは・・・」

姫神「お豆腐入れたい」

土御門「ゆでた大根とにんじんも入れてみるか?ちゃんこみたいでうまいぞ」

上条「ああ、俺の意思を無視して次々と決まっていく・・ ここに神はいねえのか・・・」

麻利「あいぃ!」

麦野「ん?どうしたの?」

麻利「・・・」

麦野「呼んでみただけ?」

麻利「・・・」

麦野「何か言ってほしいにゃーん」ツン

ぷに

麻利「ぅぅぅ」モゾモゾ

麦野「くすぐったい?」

麻利「ぷぅ」

麦野「そうかそうか、こそばゆいのか ごめんね~」

フジマトイウゲンソウヲブチコロス♪

麦野「おや、こんな時間に当麻からメールってのも珍しいわね」ピッピッ

麻利「あ~・・・」

麦野「・・・・・」

麻利「ぱぁぅ」

麦野「はぁ 麻利~、パパが今日帰ってこないかもだってさ」

麻利「・・・」

麦野「ん?怒りで言葉も出ない?」

麻利「・・・」

麦野「でもしょうがないのよね~~ クラスメイトにここに来られるわけにもいかないもんね~」

麻利「きゃっ」

麦野「そうかそうか、パパを許せないか、でもパパはパパなりにがんばってるんだから許してあげようね~」

ピンポーン

麦野「あら、誰かしら?」

麻利「ぁぁぃ」

麦野「麻利は誰だと思う~?」

麻利「う!」

麦野「ん?どうせいつものやつらだって?私もそう思ったところよ」

麻利「・・・」

麦野「安心しなさい、今日はよってたかって体まさぐられるなんてことにはならないわよ」

麻利「ばぁ」

麦野「はいはい、今日は久しぶりに私が洗ってあげることになりそうだから期待しておきなさい」

ガチャッ

打ち止め「こんにちはー!ってミサカはミサカは元気にご挨拶!」

麦野「はい、こんにちは」

番外個体「今日もまりりんと遊んでもいい?」

麦野「いいわよ。今起きてるからたっぷり遊んであげて」

 「「わーい」」

一方通行「毎度悪ィな」

麦野「気にしなくていいわよ。それよりそっちは大丈夫なの?」

一方通行「あン?」

麦野「赤ちゃんにすごく興味があるみたいだけどそっちの教育はちゃんとしてるのかしら?パーパ」

一方通行「うるせェ、てめェじゃなきゃ殴ってるところだぞ?」

麦野「あはは、少し冗談めいてるけど真面目なのよ?」

一方通行「・・・言われるまでもねェよ」

さる食らったので少しペース落とします

麻利「ぁあぅっ!! ゃあぃぁぅ!!」

番外個体「いつもより喜んでおりまーす」

打ち止め「そしてこっちはいつもより多くまわっておりまーす」カランカラン

麦野「はぁ、平日の昼間になんて楽しそうなことで」

一方通行「学校に行かせるわけにもいかねェからこンなもンだ」

麦野「生活費とかそういう野暮なことはおいといて、このまま何もさせないってのも考え物じゃないの?」

一方通行「わかってる こいつらにもいずれやりたいことができりゃァそンときゃ支援するつもりだ」

麦野「やっぱりパパは偉いわねー」

一方通行「うるせェ」

麦野「あ、そうだ 今日は当麻帰ってこないかもしれないから晩御飯食べていく?」

番外個体「いいの?」

打ち止め「やったー!」

一方通行「ざァけンなクソガキ共ォ!! どこまで迷惑かけりゃ気がすむンだ!!」

麦野「こら、大声出すな」

麻利「えぅっ・・」フルフル

番外個体「あ、まりりんが泣きそう」

麻利「ぁぁぁぁ~~~ うぁぁっぁぁぁ~~~」

打ち止め「あーあ、まりりんかわいそ~ ってミサカはミサカはジト目でにらみつけてみる」

一方通行「てンめェらが世話かけさせるからだろォがァ・・・」

麦野「カッとなるのはわかるけどせめて麻利の前では控えてほしいわね」

一方通行「悪ィ」

番外個体「よ~しよ~しまりり~ん ミサカがついてるよー」

打ち止め「だからもう泣いちゃだめー」

麦野「私は気にしないんだけど何か都合でも悪いの?」

打ち止め「今日はヨミカワもヨシカワも遅くなるから外で済ますつもりだったからナイスなタイミングかもってミサカはミサカはご相伴に預かれる喜びに満ち溢れている!」

麦野「ってことはパパに作ってもらうってことはないの?」

一方通行「パパはやめろォ」

番外個体「まさかまさか、この人がエプロンつけて包丁握ってるところが想像できる?」

麦野「うーん・・・怖いわね」

番外個体「でしょ?」

一方通行「言ってろ、それよりあいつは何でまた帰ってこねェ」

麦野「ちょっと面倒なことになっててね、実は・・・」

麦野「ってわけで当麻のクラスメイト達がここに押し寄せるのを回避するためにやむなく前のアパートへ行くことになりましたと」

番外個体「電気やガスは止まってないの?」

麦野「完全に止めちゃったら怪しまれるかもしれないからね、月に何回かは当麻が様子を見に行ってるわ」

打ち止め「世を忍ぶのはつらいんだね ってミサカはミサカは二人の苦労にハンカチをそっと取り出してみる」

一方通行「おい」

麦野「何?」

一方通行「その話じゃヒーローの部屋に行くっていう目的が無くなればいいンだよなァ?」

麦野「うーん、そうなるわね、でも変に怪しまれないようにするのは難しいわよ?」

一方通行「少々荒っぽい上に少し面倒なことになるが責任は俺が持つ」

麦野「何するつもり?」

一方通行「そいつァ見てのお楽しみってやつだ」ニタァ

麦野「こわっ、その顔で麻利を見つめないでよ?また泣いちゃうから」

一方通行「ケッ」

 ・・・・・

打ち止め「どこかに電話かけてるね」

麻利「ぁぅ うぅ」

番外個体「よしよし怖かったねまりりん、ミサカが涙をぬぐってあげよう」

 俺だ、今から俺の言うとおりにしろ、さもないとてめェの体を愉快なオブジェに変えてやる

麦野「二人は今日何が食べたい?」

番外個体「ミサカハンバーグがいい!」

打ち止め「ミサカはそこに目玉焼きをトッピング!」

 そォだ、すぐに手配しろ、お前に拒否権はねェ

麦野「よしよし、それなら材料があるから買い物に行かなくてもできるわね」

番外個体「デザートにプリンがほしい!」

麦野「あ、ごめんプリンはなかったわ」

打ち止め「もう、それは欲張りすぎでしょ?ってミサカはミサカはあきれてみる」

 あン?何で知ってるかって?ンなもンてめェにゃ関係ねェだろォが!!

土御門「ちくしょう・・・何であいつが知ってんだよ・・・」

青ピ「つっちー、どないしたん?」

土御門「いやー、あはは何でもないですたい」

土御門(上条当麻の部屋でガス爆発が起こったかのように見せかけるから隠蔽工作に協力しろ?相変わらず無茶苦茶いいやがるぜ)

吹寄「味付けは醤油ベースでいいわね」

姫神「本当にちゃんこ鍋っぽい。でもそれがおいしい」

青ピ「どこで買い物するん?」

吹寄「駅前でいいんじゃない?そこまで高くないし」

姫神「荷物が多くなりそうだけどこれだけ人数がへっちゃら」

上条「ちくしょう不幸だ・・・」

一方通行「ンじゃちっと出かけてくらァ」

麦野「いってらっしゃい、お帰りは何時ごろ?」

一方通行「知るか、俺は飯も外で済ませてくるから悪ィがアイツらの面倒頼む」

麦野「あら、冷たいパパね 一緒に食べればいいのに」

一方通行「旦那がいねェ間に他の男と飯なンざ食うンじゃねェ、アイツが泣くぞ」

麦野「うわ~、ここまで硬い男だったなんて驚きね」

一方通行「ほっとけ」

バタン

打ち止め「あれ?あの人はお出かけ?」

麦野「みたいね、ご飯も外で食べてくるんだってさ」

番外個体「みんなで一緒に食べれば楽しいのにねー」

麻利「ぁぅ」

>>541
×姫神「荷物が多くなりそうだけどこれだけ人数がへっちゃら」
○姫神「荷物が多くなりそうだけどこれだけ人数がいればへっちゃら」

上条宅 道路を挟んで向かいのビル 屋上

レッサー「ほうほう、あちらに見えるのが第一婦人と第一子ですか」

レッサー「かわいいお嬢さんですねえ あの子たちが遊んであげたくなる気持ちもわかりますね」

レッサー「そしてさっきまでいたのは噂の第一位に間違いありませんか」

レッサー「上条さんは今この時間は学校で授業を受けているはず。つまり狙いは下校時ということ」

レッサー「ふっふっふ、上条さんの身も心も見事にかっさらってあげましょう」ニヤリ

小萌「これで今日一日が終了なのです、皆さん、気をつけて帰りましょうねー」

 「「「はーい」」」

上条「はぁー、終わった 俺の平穏が」

吹寄「何をため息をついているのよ上条当麻、さっさと買い物に行くわよ」

上条「わかってるって」

姫神「どれだけ買えばいいんだろう?」

青ピ「白菜は一玉で足りるとして、ネギは5本くらいあればええかなぁ」

姫神「土御門君はどう思う?」

土御門「え?そ、そうだにゃー、鍋の材料ってのは余っても困るものでもないから少し多めがいいと思うぜい」

土御門(今頃あの部屋は一方通行に破壊されてるんだけどな)

麦野「最初に聞いておくけど嫌いな食べ物ってある?」

打ち止め「ぜんぜーん」

番外個体「何でも食べるよ」

麦野「そうか、えらいわね」

打ち止め「まりりんも好き嫌いしたらだめだよ~」カランカラン

麻利「あぃぃ! きゃぅぅ!」

麦野「わかりましたってさ」

番外個体「元気にお返事できてるねー えらいえらい」

麦野「さて、それじゃあちゃっちゃと下ごしらえしちゃうか」

番外個体「ミサカも手伝っていい?」

麦野「できるの?」

打ち止め「お手伝いくらいならへっちゃらだよ!ってミサカはミサカはできる子をアピールしてみる!」

番外個体「まりりんと遊ぶの交代交代でお手伝いするね」

麦野「これは頼もしいわね それじゃあお願いしちゃおうかな」

麦野「まずはピーラーで人参の皮を剥いてくれる?」

打ち止め「はーい ってミサカはミサカは人参をぎゅっとにぎりしめてみる」

麦野「わかっているかもしれないけど説明させてもらうわね 持つ手はこうやって」

打ち止め「こう?」

麦野「そうよ で、この上のほうにピーラーを当てるわけだけど人参を持つ手は動かしちゃだめよ?」

打ち止め「固定するんだね」

麦野「そのままピーラーを滑らせるようにゆっくりとよ」

打ち止め「ゆっくり・・・」シュパッ

麦野「上手よ その調子でゆっくり皮をむいていってね」

打ち止め「りょうかーい」

トントン

番外個体「ま~りり~ん、ムギノママがおいしいごはんをつくってるよ~」

麻利「・・・」

番外個体「やっぱり気になる?」

麻利「ぁー」

番外個体「はやくまりりんも一緒にご飯食べられるようになるといいね~」

麻利「・・・」

番外個体「なんかぼーっとしてきたね、疲れてきたのかな?」

麻利「くぁ」

番外個体「あらら、あくびしたってことはおねむが近いみたいだね」

美琴「呼ばれた?」

五和「呼ばれましたね」

打ち止め「皮剥き終わったよ ってミサカはミサカはきれいにむけた人参をびしっとみせつけてみる」

麦野「上手にできたわね それじゃあこのフードプロセッサーの中に入れてボタンを押してくれる?」

打ち止め「はーい」ポイッ

麦野「ちゃんと蓋閉めないと動かないから気をつけてね」

番外個体「ねえねえ、まりりんそろそろおねむだよ?」

麦野「さすがに遊ぶのに疲れてきたか、それじゃあベビーベッドに寝かせてくれる?」

番外個体「やったー まりりんおねむー」

打ち止め「むぅ、何かずるい」

麦野「なら一緒にやってあげればいいじゃない、ハンバーグはすぐに作らなきゃいけないものじゃないのよ?」

打ち止め「ではお言葉に甘えてミサカもまりりんの元へ!」

麦野「ほんと、モテモテね」

上条「なあ」

吹寄「何かしら?」

上条「何で俺が荷物を全部持たないといけねーんだよ。何かおかしいだろこれ」

青ピ「じゃんけんで負けるのが悪いんやで」

上条「い、いくら何でも全部ってのはひとくねえか?白菜ひとつだけならまだしもよ」

姫神「大丈夫。上条君ならこのくらいどうということはないはず」

土御門「そろそろ折り返し地点だぜい、ファイトだカミやん」

上条「気楽に言ってくれるぜちくしょう・・・」プルプル

吹寄「ほら、さっさと歩きなさい、時間は限られてるんだからね」

上条「だったらこの罰ゲームを終わらせたほうがはやいだろうが」

土御門「わかってないなぁ、こうやってがんばるカミやんを見守るってのもひとつの余興なんだぜい?」

上条「そんな余興はいらねえってんだよ」

上条「この・・・手に食い込んできやがる・・・」

吹寄「うーん、さすがに重かったかしら?」

青ピ「ジュースもたくさん入ってるからなぁ」

姫神「上条君のことよりも心配しなくてはならないことがあると思う」

土御門「何だ?」

姫神「それは」

ブチッ

上条「あ」

姫神「袋の紐」

ガランガランゴロンドッシャンガラン

上条「だあああああああ!!!!!ジュースがあああああ!!!」

吹寄「これは盲点だったわね」

土御門「まったくだぜい」

青ピ「うわー、これはひどいわー」

吹寄「しょうがない、こぼれちゃった分はかばんの中に分けていれるしかないわね」

上条「そんなことより早く拾わないと誰かが踏んだりしたら怪我しちまうだろ」

土御門「やれやれ、カミやんにも困ったもんだぜ」

姫神「無駄口たたかないで拾う」

上条「あー、結構離れたところまで転がっちまってる・・・」

青ピ「ん?何や女の子が拾ってくれてるで」

吹寄「あら、本当」

上条「女の子・・・・ ってあいつは・・・」

土御門(ありゃ魔術師じゃねーか、わざわざこんな所にまで何しにきやがったんだ?)

レッサー「ふぅ、こっちのほうに転がってきたのは全部拾っておきましたよ?」

上条「レッサー!!」

レッサー「あれえー かみじょうさんじゃないですかぁーきぐうですねえー」

姫神「上条君、知り合い?」

上条「えーっとそのー まあ知り合いっちゃ知り合いなんだけどさ」

青ピ「はぁ、この子もカミやん病の患者ってオチは簡便やで?」

土御門「あきらめろ、カミやんの知り合いの女の子は全員患者に決まってるですたい」

レッサー「みなさん初めまして、私はレッサーって言って上条さんとは熱い一夜をともに過ごした仲です」

上条「おいこら!何をわけのわからないことをぬかしやがる!!」吹寄「ふんっ!」

ゴチン!

上条「ってええ!!」

吹寄「まったく貴様というやつは、とうとう女の子に手を出す獣に成り果てていたというのね!」

上条「誤解だ!!俺がそんなことするわけ」青ピ「見損なったでカミやん!」

ボカッ

上条「いでっ!」

青ピ「そんなうらやま いやけしからんことゆるさへんで!」

レッサー「そんな!あの夜のことを忘れたとは」上条「いい加減にしろ!今の俺はお前に手加減する気なんかこれっぽっちもないんだからな!!」

レッサー「やだなあ、ちょっとした挨拶じゃないですか、そんなに怒ってたら高血圧で早死にしますよ?」

上条「誰のせいだ!!」

レッサー「やあん、上条さん怖いですぅ」

上条「こ・い・つ・・・」

青ピ「なんや、冗談だったんか、ぼかぁカミやんのことを信じてたで」

姫神「さすがにそれは無いと思う」

土御門「吹寄も何か言うことは無いのか?」

吹寄「む、確かに私が悪かったけど上条は普段がだらしないからこういうことになるのよ!」

上条「くそっ、不幸だ・・・」

上条「はぁ、とりあえず俺は今から学校の友達と食事をする予定だからお前の相手をしている暇は無いんだけどな?」

レッサー「えー、わざわざ上条さんを頼りにここまで来たっていうのにそれはあんまりですよー」

上条「・・・・おい」ボソッ

レッサー「はい」

上条「魔術絡みのことか?」ヒソヒソ

レッサー「そのとおりです。ちょっとやっかいなことが起こりましてね」

レッサー(こう言えば必ず協力してくれるはず。上条さんの性格をうまく利用させていただきますよ)

上条「ならここじゃまずい、後にしてくれるか?」ヒソヒソ

レッサー「ふふん」

上条「ん?」

レッサー「みなさん、私もご相伴に預かりたいのですがよろしいですか?」

上条「ぶふっ!!」

上条「お前いきなり何言い出すんだよ!」

レッサー「えー、だって私もお腹ペコペコなんですよー」

青ピ「僕はええと思うで、女の子が増えればそれだけ華やかやん」

吹寄「ま、何だか知らないけど人数が多いほうが鍋は楽しいものね」

土御門「カミやんがいいなら俺は何も言わないぜい」

姫神「珍しい。いつもなら大興奮のはずなのに」

土御門「俺のタイプじゃないからにゃー」

土御門(こいつが何を考えているか気になるからな)

レッサー「それでは決定ですね あ、荷物半分持ちますよ」

上条「こいつ、人のプライベートに関ろうとしがって・・・」ジロ

レッサー「にらまないにらまない、笑顔笑顔」

番外個体「こねこね」

打ち止め「ミサカはおっきいのを作ってみる」

麦野「あまりにも大きいと熱が伝わらなくておいしく焼けないわよ?」

打ち止め「おっと、それはいけない」

麦野「表面黒こげ中は生っていう何ともいえなくなっちゃうと目もあてられないわ」

番外個体「ハンバーグが無駄死にになっちゃうんだね」

麦野「そうよ だから無駄に大きいのつくるよりは二口くらいの大きさのをいくつか作るほうが効率はいいかもしれないわ」

打ち止め「なるほど、勉強になるね」

麦野「そういえば目玉焼きだけど焼き加減はどうするの?」

番外個体「はいはい!半熟がいいでーす」

打ち止め「ミサカも!」

麦野「わかったわ。ハンバーグが焼けたら用意するわね」

上条と土御門の学生寮

風紀委員「すみません、ここから先は立ち入りを遠慮してほしいのですが」

上条「え?何かあったのか?」

風紀委員「はい、最上階の一番奥の部屋でガス爆発らしきものがあったみたいで今消防と一緒に事故原因を調査しているところです」

土御門(一方通行のやつ、やりすぎてないだろうな)

青ピ「つまりどういうことなん?」

土御門「運悪くカミやんの部屋で爆発が起こってとてもじゃないが入れる状況じゃなくなったってことですたい」

吹寄「タイミング最悪ね」

レッサー「えー、そんなー」

姫神「これも上条君の不幸体質のせい」

上条「不幸だ・・・」

上条(いや、これで鍋とか俺の部屋での勉強とかの話が流れることになるからある意味ついているのか? いやしかし・・)

青ピ「ここまで来てどうするん?つっちーの部屋でやる?」

土御門「いやー、俺の部屋もカミやんの隣だからな、ガス爆発ってことは俺の部屋にも影響出てるかもしれないからやめといたほうがいいぜい」

吹寄「まったく、とんだ肩透かしだわ」

姫神「仕方ない。ここは小萌の部屋に行く」

レッサー「コモエ?」

上条「俺の担任の先生のことだ」

土御門「ま、事情を話せばあの先生なら協力してくれるだろうなぁ」

吹寄「先生に迷惑をかけるのは気が引けるけどこの際しょうがないわね」

上条(待てよ、これを口実にここから抜け出すこともできるんじゃねーか?)

上条「悪いけど俺今日はパスさせてもらっていいか?部屋があんなことになっちまったからいろいろとやることあるだろうし」

青ピ「そうやなぁ」

吹寄「しょうがないわね、少し気が引けるけど食材を無駄にしないためにも今日のところは私たちだけでやりましょう」

上条「そうしてくれ」

上条(やったぜ!)

青ピ「カミやん泊まるとことかどうするん?」

上条「まだ部屋に入れる状況かどうか確認してねーけど無理そうなら何とかするさ」

レッサー「何なら私の泊まってるホテルに行きます?部屋まだ空いてたはずですよ」

上条「それもいいかもしれねえなあ」

姫神「上条君には痛い出費」

上条「まったくだぜ」

上条(ひゃっほおおお!!沈利さんと麻利が待ってる家に帰れるぜええええ!!!)

土御門「カミやん」ポン

上条「ん?」

土御門「あの魔術師の狙いは何だと思う?」ヒソヒソ

上条「さあな、それを今から確認することになるだろうな」ヒソヒソ

土御門「知り合いだろうと気を緩めるなよ?これは忠告だぜい」ヒソヒソ

上条「わかってるって」ヒソヒソ

ジュウー

番外個体「わぁー、いいにおい」

打ち止め「これどれくらい焼けばいいの?」

麦野「このまま蓋をしてあと5分くらいってところね」

番外個体「待ち遠しいなあ」

打ち止め「ふふん、待つのも修行のうちなのだ ってミサカはミサカは悟りを開いてみる」

麦野「これが焼き終わったら目玉焼き作るから冷蔵庫から卵出してボウルに割っておいてくれる?」

番外個体「はーい」

打ち止め「でも上手にできるかなぁ」

麦野「変に力入れすぎなければ難しいことじゃないわよ 握りつぶさないようにね」

打ち止め「うん」

土御門「おい、言われたとおり裏に手は回しておいたぞ」

 『ご苦労だったな』

土御門「ったく何で俺がお前の尻拭いをやらされにゃならねんだよ」

 『てめェが一番近いところにいたからだ、文句があるなら同じ高校に通ってることを恨め』

土御門「ったく、この借りは今度返してもらうからな」

 『覚えてたらなァ』

土御門「こいつ・・・ 人がコネを尽くして融通の利く連中を現場に手配するように仕向けたってのに・・・」

 『わァかった、今度てめェの仕事ひとつ手伝ってやっからそうぼやくなってンだ』

土御門「何が悲しくてお前と仕事しなきゃならねーんだ、勘弁して・・・ っと、ひとつ大事なことを伝えておかないといけないことがあったぜ」

 『何だ?』

土御門「たった今上条当麻に接近する女の魔術師が一人、知り合いみてーだが狙いはわからん」

 『・・・そいつの情報をよこせ』

土御門「そう言うと思ったぜい、今からその筋に問い合わせるから少しだけ待っててくれ」

 『チッ まァた面倒なことになりそうだぜ・・・』

イギリス 天草式

ダテンシエロメイドデゴホウシダニャー♪

神裂「ん? 土御門から・・・・」ピッピッ

神裂「・・・・・建宮」

建宮「は、はいっ!!」

神裂「この少女に見覚えは?」

建宮「・・・ああああっ!!」

神裂「あなたちも見なさい」

牛深「えっと・・・」

建宮「こいつだ」

野母崎「あ!!この子ですよ!!俺たちがアレをあげたの!!」

神裂「ふぅぅぅ~~~・・・・・」

建宮「しかもよく見ればこいつ『新たなる光』の・・・」

野母崎「レッサーっていいましたよね、確か」

神裂「今の今までなぜ思い出せなかったのですか?」

牛深「あの時は最初の合コンがうまくいかなくて軽くヤケ酒してて・・・・」

野母崎「で、すご~くいい気分になったところで声をかけられて・・・」

建宮「そのまま朝まで飲んでたのよな」

神裂「そうですか、事情はわかりました」

野母崎「それでこの子がどうしたんですか?」

神裂「上条当麻の前に現れたそうです」

 「「「えっ」」」

建宮「そ、それつまり・・・」

神裂「今二人仲良く学園都市にいるようですね」ニコ

野母崎「あわわわわ・・・」

神裂「誰か」

対馬「はい」

神裂「短刀と白装束。首桶の手配をお願いします」

建宮「お待ちください!!われら今すぐ学園都市へ向かいますので!!」

神裂「私を含め今からあなたたちにできることがあるとは思えません。あなたたちにできることは精々辞世の区を考えておくことだけです」

野母崎「女教皇様!!急いで彼に連絡をすればまだ間に合うのではないのですか!?」

神裂「それも今現地で土御門がやっています」

牛深「な、なら私たちにも何か」神裂「くどい」

神裂「覚悟を決めて辞世の句を考えておくように。私からあなたたちに言えることはこれだけです い・い・で・す・ね?」

 「「「はい・・・・」」」

上条「で、何で俺はお前と二人で味気の無いハンバーガーとポテトを口に運ばないといけないんだ?」

レッサー「えー、そんな冷たいこといわないでくださいよー ロシア以来でこう懐かしさとかあるじゃないですか」

上条「そんなものはねえ、俺は今すぐ帰りたいんだよ」

レッサー「ほうほう、そんなに妻と子が大事ですか?」

上条「・・・・やっぱり知ってたんだな?」

レッサー「そりゃ上条さんはイギリスの魔術師界隈じゃ有名人ですからね。その上条さんが薬のせいとはいえデキ婚となればねえ?」

上条「そんなにか?」

レッサー「ええ、今のところイギリスから外には流れてないみたいですけどそれも時間の問題でしょうね」

上条「うわぁ・・・・」

レッサー「で、妻と子と三人でひっそりと暮らしながら高校生やるのってどんな気分ですか?」

上条「おいこら、一応隠してるんだからこんなところででかい声で話すんじゃねえ」

レッサー「明らかにまずそうにハンバーガーを口に入れてるところを見るとかなり料理が上手なんですね?」

上条「そりゃもちろん、朝も夜も昼の弁当だって一度として残したことは無いからな」

レッサー「お互いにあーんって食べさせたりとかしないんですか?」

上条「食べさせてもらったことあるけどすげえこう照れるっていうか おい」

レッサー「それでそれで?」

上条「それでそれで? じゃねえよ。お前ここに何しに来たって言ったっけ?」

レッサー「そう、緊急事態なのです」

上条「だってのに何でこんなところで二人で食事しながら俺の家庭の話をしてるんだ?どう考えてもおかしいだろうが」

レッサー「いやいや、日常生活のことってのは大事なことなんですよ」

上条「それとこれと何が関係あるっていうんだよ」

レッサー「ありますあります。大有りですよ」

上条「レッサー」

レッサー「何ですか?」

上条「緊急事態ってのは嘘だな?」

レッサー「いいえ、嘘じゃありません」

上条「だったらお前にとっての緊急事態ってのをさっさと俺に教えてくれよ もうすっかり暗くなっちまってんだぞ?」

レッサー「わかりました。それではお話しましょう」

上条「よし、手短に頼む」

レッサー「手短に?女の子のお願いを聞く時男というものはもっとこうどっしりとベッドの上で聞かせてもらおうくらいの度量があってしかるべきじゃないのかね!?」

上条「いきなり何をわけのわからないことを言い出すんだお前は!!俺はお前の問題ってやつを解決してさっさと沈利さんと麻利が待ってる家に帰りてーんだよ!!」

レッサー「ええい貴様それでも男か!!男なら妻と一緒に面倒見てやるから俺について来いくらい言うところだろうが!!」

上条「なんで俺がお前の面倒を見ないといけねえんだよ!ふざけんのもいい加減にしろ!!」

レッサー「ふざけているのはどっちだ!貴様ここをどこだと思っていやがる!学園都市一番のラブホ街だぞ!?」

上条「ぶっふうううううう!!!!」

レッサー「その入り口でこうやって男女が食事をとる!!そしてあたりはすっかり暗くなっている!!この状況でヤることヤらないとかお前はそれでも人間か!!」

上条「な、何だって・・・」キョロキョロ

レッサー「窓の外をようやく見る余裕が出てきたようだなぁ」ニヤニヤ

上条「てめえ・・・」

レッサー「ほらほら、去年よりも少し胸がおおきくなったんだぞー?」ムニュッ

上条「・・・・」イライラ

レッサー「ほらほら、さわってみ」上条「ざけんな!!」

ゴスッ

レッサー「がはっ・・・・」

「「ごちそうさまでしたー」」

麦野「おいしかった?」

番外個体「すっごく。うちで食べるのよりもおいしかったよ」

打ち止め「うんうん、肉汁が熱くてやけどしそうになったのは少し驚きだったぜ」

麦野「ゆっくり食べないからよ」

番外個体「それにしてもヒーローさん帰ってこなかったね」

麦野「しょうがないわ、この生活を守るためだもの」

打ち止め「あの人が何とかするような雰囲気だったけど結局だめだったんだね」

ピンポーン

番外個体「お?もしやヒーローさん?」

麦野「まさか、当麻だったら自分で鍵開けて入ってくるわよ」

打ち止め「ってことはあの人かも! ミサカはミサカは突入する特殊部隊のように静かにかつ速やかに駆け出してみる」

ガチャッ

一方通行「悪ィ、遅くなっちまった」

打ち止め「おかえりー」

番外個体「こんな時間まで何してたの?」

麦野「ご飯まだならあんたの分もあるんだけど」一方通行「それどころじゃねェ、今すぐ出るぞ」

麦野「はい?」

一方通行「話はタクシーの中でやる。とにかく急いで外に出ろ」

麦野「何があったのかわからないけど」一方通行「ヒーローが危ねェ!!」

麦野「・・・信用してもいいのね?」

打ち止め「だいじょうぶ、この人は嘘をついてないよってミサカはミサカは真剣にお伝えしてみる」

麦野「はぁ・・・ 一難去ってまた一難か、悪いけど麻利のことお願いしてもいい?」

番外個体「うん、ミサカが責任持ってまりりんをお世話する」

麦野「何かあったらすぐに連絡お願いね」

番外個体「もちろん!」

レッサー「いったぁ・・・・本気で拳骨たたきこみやがって・・・」

上条「おいレッサー、お前まさかこんなくだらないことのためにわざわざ学園都市まで来たってのか?」

レッサー「くだらないだと!?何を言っているんですか!こっちはロシアでも今も大真面目だ!」

上条「つまり俺を怒らせることしか頭にないってことだよな?」

レッサー「怒らせるだなんてとんでもない!私は上条さんの本能に訴えているのだよ!!見ろ!このヒップのラインを!」

上条「見てどうしろってんだよてめぇは・・・」

レッサー「発情しろよ!!押し倒せよ!!それが男と女ってもんだろうが!!お前の股間についているものが飾りじゃないことはお前もわかっているだろうが!!」

上条「オーケーレッサー、お前とはもう言葉を交わす必要が無いみたいだな、ここから先はお互い拳で語ろうぜ」

レッサー「拳だと!?お前はまだ男の本能に火がつかないのか!ここはベッドの上で語り合うところだろうが!!」

上条「お前ってやつは俺ばかりか沈利さんまで馬鹿にしてるんだな?」

レッサー「妻がいる!子がいる!だからどうした!目指せハーレム!目指せ愛人!男の夢が今ここに!」

上条「表へ出ろ、久しぶりに血液が沸騰しそうだぜ」

レッサー「ふっふっふ、そんなに熱くなって私を倒せると思っているのかね?」

上条「うるせえ、お前なんて拳一発で十分だ」

レッサー「まあまあ、落ち着きたまえ、これは上条さんの覚悟を試すためにわざとやったことなのだよ」

上条「あん?」

レッサー「大事な妻や子を狙う魔術師が現れた時、その時どう立ち向かうか、それが見たかったんですよ」

上条「ってーことはお前の今までの発言は俺を煽るためのものだったと?」

レッサー「その通りでございます」

上条「このっ!」レッサー「ストップストップストップストップ!!!暴力反対マジやめて!おねがい(はあと」

上条「くそっ!思いっきりイライラさせやがって!」

レッサー「ほらほら、イライラしたときは冷たいジュースをいっきにぐいっと」

上条「ん」ゴクゴク

ドクン

上条「ん!? お、おい・・・これ・・・」

レッサー「ふっふっふ、甘いよ狼君」

麦野「はぁ?当麻が女と?」

一方通行「あァ」

麦野「何よそれ、どういうこと?」

一方通行「女のほうの狙いはわからねェがちょいと気になることを耳にしたンでな」

麦野「気になること?」

一方通行「この間のあのカンザキってェのが言ってた秘薬ってやつをその女が持っている」

麦野「・・・あれを?」

一方通行「あァ」

麦野「えーっと、女と当麻が顔見知りでその女があの薬を持ってて当麻と一緒にいて・・・で、どこにいるんだっけ?」

一方通行「ラブホ街だ。ヒーローに教えてやりてェが携帯はおそらく電池切れ。食いもンにでも混ぜられたら一発でアウトだ」

麦野「じゃ、じゃあ・・・・・」

一方通行「そうならねェように片っ端から当たる。手遅れにならねェうちになァ」

上条「ぐっ・・・・ぐぁぁ・・・体が・・・・」

レッサー「すごおく熱いでしょ?そして女の体がほしくなってくるでしょ?」

上条「天草・・・式の・・・・」

レッサー「そう、懐かしいでしょ?あれを使わせてもらいました」

上条「くそっ・・・・なんで・・・」

レッサー「簡単なことですよ 幻想殺しはもちろんのことうまくいけば学園都市のレベル5の一人、さらに二人の血を継ぐ女の子まで仲間にすることができるかもしれないんですよ?」

上条「そんなことの・・・ために・・・・お前は・・・ぐぅぅぅ」

レッサー「まあ上条さんは悪い人ではありませんしどちらかといえば好きなほうですから私としても嫌々ってよりは結構ノリノリなんですよねー」

上条「あ、あついぃぃ・・・・」

レッサー「私は第二夫人のポジションでかまいませんしぃ、これでもしもデキちゃったらそれはそれで楽しみが増えるというかですね」

上条「ちく・・・しょう・・・」

レッサー「と、いうわけでえ、二人で激しく愛し合おうではないか!!レッツ!!メイクラブ!!すなわち子作り!!」

ガチャッ

一方通行「ここで待ってろ」

運転手「かしこまりました」

麦野「この中から当麻を探し出すって言うの?」

一方通行「該当のところに設置してある監視カメラにハッキングして大体の位置は特定する、その後はまさしく草の根わけてってやつだ」

麦野「あああもうどうしてこんなことになってんのよ!!なんで当麻ばっかりこんな目に!!」

一方通行「気持ちはわかるが少しは冷静になれ、オマエにもそれはわかンだろォが」

麦野「・・・・」

麦野「わかってるわ」

一方通行「それでいい」

ホテル

上条「あつい・・・体が焼けそうだ・・・・」

レッサー「ふっふーん、どうやらもう抵抗する気力もなくなったみたいですね」

上条「やめろ・・はなせ・・・・」

レッサー「えー、いやですぅー それにここは嫌だって言ってませんよ?」ナデナデ

上条「うおおおおお!!!」

レッサー「もう本当これでもないくらいかっちかちじゃないですか、ズボンの上からでも微動だにしませんし」

上条「だ、だれが・・・だれがおまえなんかとぉ・・・・」

レッサー「はいはい口だけ口だけ、まずは邪魔な衣服を取っ払ってしまおうか!!そりゃ!!」

シュルッ ガッチャガチャ ジー シュパッ

上条「やめろ・・・やめろお・・・・」

レッサー「ぐえっへっへっへ、いいモノ持ってるじゃないですかぁ・・・」ジュルッ

上条「やめろ・・・たのむ・・・・」

レッサー「やめろ?何を言ってるんですか?私はこれ以上何もしませんよ?」

上条「な・・・に・・・」

レッサー「そりゃここで上条さんから子種を採取すれば赤ちゃんはできますよ?でもそれじゃあ上条さんは私のものにならないじゃないですか」

上条「なら・・・」

レッサー「そう、もう我慢できないでしょ?か弱い子羊が目の前で食べてくださいって誘ってるんですよ?」

上条「ぐ・・・」

レッサー「襲っちまえよ上条当麻、お前が悪いんじゃなくて秘薬なんてものがあるからいけないんだよ」

上条「ひ・・・やく・・・」

レッサー「そう、だから私を押し倒してそのいきり立ったモノで私を犯したとしてもただの事故じゃないですか」

上条「はぁっ・・・はぁっ・・・・」

レッサー「欲しいだろ?雌の肉が むさぼりたいだろ?私の誰にも見せたことのないここを」パンッ

上条「れっ・・・・さぁ・・・・・」

レッサー「と、いうわけでぇ、狼に食べられるウサギちゃんということでウサ耳はもちろん白スク水とニーソまでつけちゃいましたぁ」

上条「はぁ・・・はぁ・・・・」

レッサー「いい目になってきたじゃないか狼さん、女がいいって言ってるのに何を遠慮してるんだ?据え膳食わぬはなんとやらとは日本のことわざだぞ?」

上条「ぐ・・・くぉ・・・・」

レッサー「それじゃあ襲いやすいように縫いであげよっか、男は半脱ぎのほうが興奮するっていうしぃ 入れやすいようにこう」シュル

ポロン

レッサー「どうだ、嫁に比べればボリュームは劣るがいい形してるだろ?」

上条「あ・・・あ・・・」

レッサー「ほら、触ってみろ。嫁とは違った女の味をその手で舌で味わってみろ」

上条「お、おおお・・・・・・おおぉぉ・・・・がああっ!!」

ガバッ

レッサー「わっ!」ドサッ

上条「はぁ・・・はぁ・・」

レッサー「ようやくその気になったか、てこずらせやがって」

上条「う・・・・ふぐぅ・・・・・」

レッサー「おいこら、押し倒して硬くなったのを私に押し付けながら何動きを止めている」

上条「ぐ・・・ぎぃ・・・・・・」

レッサー「こぉんなに鼻息を荒くしておいて寸止めできると思っているのか?」

上条「が・・・あぁぁ・・・・くぅ・・・・」

レッサー「やれやれ、まあ最後の一押しっていうのをやってあげればいいだけのことか ほい」

むぎゅっ

上条「っはぁ・・・はぁ・・はぁはぁ・・・」

レッサー「ほら、私と肌を触れ合わせることでお互いの鼓動を感じるだろ?」

上条「っはああああぁぁっ!! ぁあぁぁぁぁっ!」

レッサー「んちゅっ ほら、ほっぺなんかにキスされてもぜんぜん物足りないだろ?」

上条「ああっ!! ぐあああっ!!」

レッサー「だ・か・らぁ・・・ 我慢してないでぇ」

上条「ふっふうっ くぅあっ!! あぁぁっ!!」

レッサー「犯せ」

一方通行「絞り込めた、この通りの中のどこかにあいつらはいる!」

麦野「私は左手を当たるわ」

一方通行「俺は右だ」

麦野「特定したら問答無用で殴りこむわよ!」

一方通行「当然だ」

麦野「なんとしてでも当麻を救い出して見せる!!」

一方通行「らしくなってきたじゃねェか、第四位」

一方通行(女は強い・・・か・・・)

麦野「無駄口叩かない!」

一方通行「ン」

ごしゅっ!!

レッサー「へ?」

上条「ぐ、ぐぅぅ・・・・」ボタッボタッ

レッサー「自分の顔面に拳を・・・・」

上条「っがああああああ!!!!ああああああ!!!!」ガバッ

レッサー「な、何何、何を始めるつもりですか?」

上条「ああああああ!!!!」

ゴツンッ!!

レッサー「じ、自分の頭を壁に・・・」

上条「お・・・・おお・・・ あああああああ!!!!」

ゴシュッ!! ベシャッ!!

レッサー「あ、あああありえない、何やってるんですか上条さん・・・・・」

上条「ああああ!!! ああああ!! らあああ!! っがああああ!!!」

ミスりました >>669の前にこれが入ります 

上条「お・・・い・・・」

レッサー「はい?」

上条「俺を・・・・なめるな・・・」

レッサー「と、いいますと?」

上条「これしきの・・・・ことで・・・・」

上条「これしきのことで沈利さんと麻利と三人で歩き出した道を阻めると思ったら大間違いだ」

レッサー「やれやれ、手間がかかりますねこの狼さんは」

上条「何が狼だ、何が仲間だ、人の弱みに付け込んで俺や沈利さんや麻利でさえイギリスのための駒にしようとするやつに一服盛られたくらいで・・・」

上条「沈利さんの夫であり麻利の父親でもある俺がそう簡単にお前の思惑通りにお前とヤるとでも思っているんなら」

上条「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!」

レッサー「やめて・・くださいよ・・・」

上条「おあああ!!! っだああああ!! ああああ!!!」

ゴツッ!! ビチャッ!! ドガッ!!

レッサー「やめてください!!お願いですから!!これ以上は死んじゃいますよお!!」

上条「うるせえ!! 俺の覚悟を甘く見るんじゃねえ!! おおおお!!!」

レッサー「やめてくださいってば!!こんなことして何になるっていうんですか!!」

上条「離せ!!俺に触れるな!!俺に触れていいのは沈利さんだけだ!!そして俺が守るのは沈利さんと麻利だ!!」

上条「だからこんなくだらねえ秘薬なんてものには負けるわけにはいかねえんだよおおおおお!!!」

レッサー「誰かああああ!!!誰かとめてえええええええ!!!!」

ドガァァンッ!!!

上条「はぁ・・・・はぁ・・・」

レッサー「あ・・・」

麦野「当麻」

上条「しず・・・り・・・さん・・・・・」

麦野「ひどい顔ね、そんな顔してると麻利に泣かれるわよ?」

上条「ぉ・・・ぅ・・・・」

麦野「あーあー、素っ裸で血まみれなんてこれ魔術の儀式ってやつなの?」

上条「あぁ・・・たぶん・・・・」

麦野「あっははははっ、そんなのあるわけないでしょうが、頭の血が抜けすぎてありえないってことがわからなくなってるわね」

上条「かも・・・・な・・・・・」

麦野「さ、帰りましょ? 今日は打ち止めと番外個体が手伝ってくれたハンバーグに目玉焼きのトッピングつきよ?」

上条「うま・・・そう・・・だ・・・・」

麦野「だからほら、そんなところに立ってないで・・・おいで」

上条「ぅ・・ん・・・・」ヨロッ

上条「ぁっ」クラッ

麦野「おっと」

ぎゅっ

上条「し・・ず・・り・・」

麦野「こら、もたれかかるな 重いっての」

上条「さ・・・ん・・・」

麦野「ったく聞いちゃいないか、この体勢ってのもバランス悪くて・・・・」ヨロッ

どさっ

麦野「ったくやるんなら麻利くらい軽くなってからやれっての」

上条「 」

麦野「でもま・・・これはこれでかわいいか・・・」

ぎゅっ

麦野「あったかいなぁ当麻は」



麦野「ほんと・・あったかい・・・」ポロッ



麦野「でも・・・馬鹿ね・・・」ポロポロ



麦野「心配かけてこんな怪我までして・・」ポロポロ



麦野「人がいいにもほどがあるわよ・・・この馬鹿・・・」ポロポロ



麦野「ありがとう・・・ 大好き・・・」チュッ

レッサー「あ・・・・あ・・・・・・」

レッサー「何・・・これ・・・・・・」

一方通行「何だァ?みりゃわかンだろ、仲良し夫婦に決まってンじゃねェか」

レッサー「ぃひぇっ!!」ビクッ 一方通行「おっと」ガシッ

レッサー「むぐっ!!」

一方通行「愉快なオブジェになりたくなかったらそれ以上声を出すな、一度しか言わねェからよく聞きやがれ」

レッサー「む・・・ぐむ・・・」

一方通行「金輪際あの二人とあいつらの娘に近づくな、視界に入るな。それを破れば俺がオマエを殺す」

レッサー「ん!ん!」コクコク

一方通行「わかったら今すぐてめェのもン持ってこっから消えろ ただし薬は置いていけ」

レッサー「んん!!んん!!」

一方通行「行け」

レッサー「はっ、ははっ はぁあぁっ」

一方通行「・・・・」

一方通行「ったく、見せつけやがって・・・・ 吐き気がすンぜ」

翌日 イギリス

神裂「はい・・・そうですか・・・ またご迷惑を・・・」

建宮「いやー、何かあっという間だったなー 俺の人生」

牛深「そうですねー」

野母崎「なんか現実味が無くて家族に別れとか済ませてないんですけどねー」

建宮「俺もだ、辞世の句はもうできあがってるんだけどなぁ」

牛深「俺もです。普通に朝食とって普通にここまで着ましたからねえ」

神裂「いやしかしそれではあまりにも・・・・ はい・・・」

建宮「ま、われらの女教皇様の手にかかって死ねるんだからある意味幸せなのかもな」

牛深「ですね、どこの誰とも知らない魔術師と戦って命を落とすよりはよっぽどマシですね」

野母崎「汚点といえば汚点ですけどもう何か気持ちが和らいできましたよ・・・」

神裂「わかりました・・・ではそのようにいたしますので・・・はい、また後日・・・」ピッ

(((いよいよか・・・)))

神裂「三人共着替えは済んでいますね? これよりあなたたちに罰を与えます」

建宮「はい」

牛深「いつでも」

野母崎「よろしくお願いいたします」

神裂「良い顔つきです。見苦しく泣き喚いたりしないところはさすがといったところでしょう」

神裂「短刀を一本ここへ」

対馬「はい」

神裂「首桶に湯を入れて石鹸を用意しなさい」

浦上「かしこまりました」

神裂「まずは建宮からです。あごを下へ引いて首元がよく見えるようになさい」

建宮「はっ」

浦上「女教皇様、用意できました」

神裂「では・・参ります・・・・」

建宮(動くな動くな動くなせめて地理際は潔くなのよな)

ショリッ トサッ

建宮「く・・・・」

建宮(そうか、髪があると邪魔だからそこを取り除いているわけか・・・)

神裂「動いてはいけませんよ?」

建宮「は・・・・」

ショリッ ショリッ ショリッ

建宮(首元にひんやりとしたのが当たるのは覚悟を決めていても恐怖心を煽られるのよな・・・)

トサッ トサッ トサッ

建宮(あああ~~~せめて行き着けの飲み屋のジェニファーちゃんと最後に・・・・)

ぺたぺた

建宮「ん?」

神裂「うん、いい仕上がりですね」

建宮「はい?」

「「あれっ?」」

 ぷ・・・くくく・・・・ くすくす・・・

建宮「うわぁ~~ ひんやりするのよなぁ~~」

神裂「見事な光沢です。よく似合っていますよ建宮」

建宮「あの、女教皇様、つかぬことをお伺いしますが切腹の前には頭を丸めるのが作法なのですか?」

神裂「いいえ、そのような作法はありません」

建宮「ではなぜ、切腹だけでは済まされず最期に笑いものにしようと」神裂「そうではありません」

建宮「は?」

神裂「こほん、此度またも我々の不始末で上条当麻と彼の家族を不幸にしてしまうところでした。私は責任の所在を明らかにするとともに厳正に罰することをお伝えしたのですが」

神裂「彼と、特に彼の妻の意向により切腹を改め一年間頭を丸めるという条件で許しを得ることができました。よってあなたたち三人は今後一年間毎日頭を剃り上げ頭を隠すことを許しません」

建宮「は、はぁぁぁ~~~~~」ヘタッ

牛深「たすかったぁ~~~~~」

野母崎「あああああ生きてるってすばらしいいい!!」

神裂「ほら、あなたたちもやってしまいますからそこを動かないでください これは罰なのですからね?」

牛深「はい!!髪の毛程度なら喜んで!!」

野母崎「いくらでも剃り落としてください!」

諫早「いや~ハラハラしたなぁ~」

香焼「ほんと、グロいもん見なくてよかったす」

浦上「でも女教皇様本当に切腹させるつもりだったのかな?」

対馬「わからないわ。でも事と場合によってはひょっとしたら・・・」

神裂「あなたたち、そこでおしゃべりをしてないで手伝っていただけませんか?」

諫早「はい、ただちに」

香焼「俺散らばった髪を片付けるす」

浦上「私はお湯を新しいのに」

対馬「私は・・・記念撮影の用意でもしましょうか?」

神裂「いいですね、お願いしましょうか」

建宮「お~さむっ 何か髪の毛が無いだけで寒さがぜんぜん違うのよな」

野母崎「頭出しっぱなしってことはしもやけとかになったりするんですかね?」

建宮「かもなぁ」

神裂「では次はあなたです。動かないでくださいね?」

牛深「はい!」

学園都市 病院

上条「ま、まりぃ~~ パパだぞぉ~~」ニコ

麻利「あぁ!」クルッ

麦野「即行で顔そらされてやんの」

上条「ああ、何かすっげぇ傷つく・・・・・」

麦野「そりゃ顔中包帯グルグルだったら顔そらしたくもなるわよ。泣かれないだけマシね」

上条「ちくしょう。早く包帯取りてえなあ」

麦野「3日我慢してそこから先はフェイスマスクだってさ」

上条「サッカー選手とかがしてるやつだよな?それで学校通うとか恥ずかしくてしょうがねえんだけどな」

麦野「恥ずかしいだけじゃ済まないわよ多分風紀委員や警備員に不審者扱いされるわね」

上条「げえ、マジかよ」

麦野「だから暗くなる前にさっさと下校すること。いいわね?」

上条「いつもそうしてるんだけどなぁ」

麦野「またクラスメイトがついてくるようなことになったらどうするの?」

上条「病院と偽ります」

麦野「よろしい」

上条「そういえばここに来るのもかなり久しぶりだな、一年くらいず~~っと平和だったからなんだか懐かしいぜ」

麦野「こら、パパになった男がここを懐かしんでちゃだめでしょ?もうここには来ないつもりでいてくれないと」

上条「わかってますよ~」

麻利「・・・・」

麦野「ほら、麻利も期待の眼差しで見つめてるわよ?」

上条「麻利、パパもう怪我しないからな~」

麻利「ゃぃ!」クルッ

麦野「あはは、嫌われてる」

上条「ぐすん」

麦野「さて、あんまり長居することはできないからもう行くわね」

上条「今日ってあいつらが来てるんだよな?」

麦野「ええ、8人で私のためにご飯作ってくれてるわ。どういう風のふきまわしなんだか」

上条「はぁ、今日ほど入院することを不幸だと思ったことはなかったぜ」

麦野「検査のためなんだから我慢しなさい。何もなければ明日には退院できるんだから」

上条「ま~り~ 帰ったらパパがお風呂に入れてあげるからな~」

麻利「ぴゃう!」モゾモゾ

麦野「おとといきやがれだってさ~ あはははは」

上条「ちくしょう、笑わないでくれよぉ」

麦野「はいはい、退院したら何かおいしいもの作ってあげるから我慢しなさい」

上条「おいしいものか~~」

麦野「そう、何かリクエストある?」

上条「そうだな~~」

上条「う~~ん」

麦野「何よ。ずいぶん悩むわね」

上条「あのさ、怒らないで聞いてくれるか?」

麦野「なぁに?」

上条「沈利さんがほしい」

麦野「こら、まだ薬が残ってんのか」

上条「いやいや、薬はもう残ってないけどさ。久しぶりにあの体のそこから燃え上がるような思いをするとこう・・・」

麦野「はぁ、こんなに盛ってると来年にはお腹の仲に麻利の兄弟がいるかもしれないわね~」

麻利「ぶぅ」

上条「そこはもちろん自重しますんで、はい」

麦野「このエロ当麻、盛ってんじゃないわよ~~だ」

上条「エロでかまいません、どうかこの盛った愚夫をお慰めください」ペコリ

麦野「うわぁ~、ここまでか、こりゃ覚悟しとかないといけないわね」

上条「あ~~もう今すぐ退院したいくらいだぜ」

麦野「・・・我慢できるわよね?」

上条「え?そりゃまあ」

麦野「ムラムラしたのでナースに手を出しましたってことになったら・・・」上条「ならないならない!!それだけは絶対にならない!!」

麦野「うん、じゃあ安心ね」

上条「だって俺沈利さんじゃねえとだめだからさ・・・その・・・」

麦野「私もよ・・・私も当麻じゃなきゃだめ・・・」

上条「沈利さん・・・・」

麦野「当麻・・・」

ちゅっ

麻利「あいぃぃ!!」

上条「おっと、二人だけで盛り上がるなってさ」

麦野「ふふふ、麻利もこう言ってることだし続きは退院してから。だからちゃんと安静にしとくのよ?」

上条「おう、帰ったらこれでもかってくらい俺の愛をぶつけてやるから覚悟しといてくれよな!」

麦野「ま~た懲りずにそういうこと言う しょうがない、ちゃんと受け止めてあげるからいい子にしてなさい」

上条「あ~~もう沈利さんマジで愛してるぜ!!」

麦野「私もよ。当麻」

上条「じゃ、また」

麦野「ええ、明日」

麻利「ちゅぅ」


おわり

長い時間支援していただいてありがとうございましたおかげさまでばいばいさるさんを2回で抑えることができました

今後は予定通りSS速報のスレでたまにやっていきますのでそちらをご覧いただければと思います

どうもありがとうございましたこれにて失礼します

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