兵士「うおおおー！」
ｽﾞﾊﾞｱｧｯ
兵士「がふっ」
女剣士「はぁ…はぁ…」
騎士「だいぶ息が上がってきたようだな、女剣士よ」
女剣士「くっ、まだ、まだ…！」
騎士「いい加減に諦めればいいものを、我が王国騎士団の慰み物にしてやると言うのだぞ」
女剣士「ふざけるな！でやああああ！！」
ｻﾞｸﾞｯ
女剣士「がっ…！」
騎士「つけあがるなよ雌豚が」
女剣士「あっ…あああっ…」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀｯ
騎士「捕まえろ」
兵士「はっ！」
女剣士「くそっ…！」ﾌﾗﾌﾗｯ
騎士「ほう、あの傷を負ったまま逃げるか」
――――
女剣士「はぁっ…はぁっ…ダメだ、どこへ逃げても血が目印になってしまう」ﾎﾞﾀｯﾎﾞﾀｯ
女剣士「どうすれば…どうすれば…」ｻﾞｯｻﾞｯ
兵士「いたぞー！捕まえろー！」
兵士B「口と下の穴さえ無事なら四肢は切り落としても構わないらしいぜ！」
兵士「そりゃやりやすいぜ！」
兵士B「どりゃあああ！！」
女剣士「しまっ…」
ｻﾞｼｭｯ ｺﾞﾄｯ
兵士「あっ、あああっ！！
兵士B「おおおお俺の腕えええええ！！！！」
女剣士「…あ、あなたは？」
旅人「通りすがりの旅人ってやつだよ」
兵士「貴様ぁっ！王国騎士団に手を出した罪は重いぞ！」
旅人「そうなのか、それよりこのナイフやるよ」ﾋｭｯ
ｻﾞｸﾞｯ
兵士「ｹﾞｪｯ…」ﾄﾞｻｯ
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