otoko「俺のマイクラがぶっ壊れた」 (189)

題材   マインクラフト
ジャンル 擬人化

多分

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390328690

クリーパー(女体化「お帰りおにいちゃん!!」

otoko「しゃべった!?」

クリーパー(CV阿澄佳奈「お兄ちゃんどこいってたの?」

otoko「……」(なんか変なMOD入れたっけかな)


クリーパー「ねぇねぇ? おにいちゃん?」トコトコ

otoko「う、うわああああぁぁぁぁ!!」スタタタ

クリーパー「なんで逃げるの?」

otoko「に、逃げるだろ普通!」

クリーパー「どうして!? 

      私はこんなにもお兄ちゃんのこと大好きなのに!」

otoko「歩く破壊兵器に愛されて平気な奴はいない」

クリーパー「兵器だけに?」

otoko「ブフッ  う、うるせぇ!!」

クリーパー「す き あ り ♪」シュー

otoko「あ」

クリーパー「オニイチャンシュキシュキシュキーーーーーー!」シューーーーー

otoko「オワタ」

ドカン

otoko2014 blew up




………………


リスポーン地点

otoko(……くそー、ベッドまで破壊しやがって……)

otoko(しかも、俺の拠点の座標メモしてないし!!

  ああ、俺のダイヤ……レッドストーン……
  
  フォーチュンピッケル……)ボケー……




otoko(ええい、今から俺の目標は、『拠点へ帰ること』とする。

  そのためにもまずはここに野営地を作るしかない!)










ガボガボガボ

otoko(……リスポーン地点、海だったの忘れてた)

otoko2014 drowned



………………


陸地

木材→加工→作業台→木斧

otoko「久々だな。これやるの」

クリーパー「ねー、懐かしいよねー」

otoko「ああ。あの時は歩き回るだけでも面白かったなぁ」

クリーパー「そのせいで拠点にするところ適当に決めちゃったんだよねー」クスクス

otoko「ははは、だから今こうやって苦労してるんだけどな」








otoko「……」ジーッ

クリーパー「なぁに?」

otoko「いいか、女体化したからといって俺がお前との戦闘で躊躇することはまずありえな」

シュー

otoko「っ」スタタタタ

ドカン

otoko2014 blew up

………………


リスポーン地点

otoko「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!! 

  またおよぐのかよおおおおお!!!」ザップザップ……


………………


リスポーン地点近くの陸地

otoko「ぜー はー……」

クリーパー「お帰りおにいちゃん!」

otoko「……」

斧「スッ」

クリーパー「……」

otoko「……ふ、ふふふ……まぁ、いいさ。

  要するにお前はどうあっても俺について回りたいらしいな?」

クリーパー「……えへへ」


otoko「それならそれでいい。

  下手に手出しすれば逆に爆発するんだろ?

  じゃあかえって黙って受け入れたほうがマシだ」

クリーパー「わーい!」ガバッ

otoko(見た目的にはまんざらでもないんだけど……)ニヤニヤ



クリーパー「オニイチャンシュキシュキー」シュー




otoko(あれ? デジャブ?)

ドカン

otoko2014 blew up



………………


リスポーン地点近くの陸地


otoko「……」ギロッ

クリーパー「……ご、ごめんね、お兄ちゃん」

otoko「お前の取り扱い方は良く分かった」

クリーパー「だって、お兄ちゃんのこと考えると私っ!」シュー








otokoのぬくもりの残る地面ブロック「……」

クリーパー「……あれ?」シュ……



………………




otoko「はぁ、はぁ……クリーパーには、

  見つかったら終わりてことだな」

otoko(ぶっちゃけ殴れそうもないし……関わるのはやめておこう)






木斧→伐採

otoko「とりあえず建物を作るか……」

otoko(豆腐建築でも作っておけば外敵から身は守れるだろ)

クモ(女体化「……」ジーッ

otoko「っ!?」ビクッ






otoko(クモ、か。

  何してるんだ、あんなところで)

クモ(CV後藤(弱)「……あ、あの、何してるんですか?」

otoko「しゃべった!?」

クモ「しゃべれますよ……」

otoko「あ、ああ、そういうものか」

クモ「あの、私、この木の上に住んでて……」

otoko「ん?」

クモ「この木、切られると困るんですけど……」オズオズ

otoko「……あー……」


otoko(まぁ、必要な木材はもう取れたし。

  植林場でも作ればこの木を切る必要はないな。

  それにこいつはなんだか話が通じそうだ)

otoko「ああ、すまん。見通し良くして悪かったな」

クモ「いえ! 分かっていただければ、いいんです」

otoko「少し苗木植えていくよ」

クモ「あ、ありがとうございます」




otoko(……俺のマイクラ萌え化した系?)


木材→豆腐建築

otoko(いや、まぁ、まんざらでもない感は否めないけど)

otoko「さて、まぁこれだけあれば夜を越すのは簡単だろう」

クモ「……」チラッ

otoko(また見てるし……)

クモ「……」ササッ

otoko(待てよ?

  どうしてこういうことになったのか

  こいつに聞けば分かるかもしれない。

  それにどうせなら萌キャラと会話がしたい(本音)

otoko「おい、あんた……えっと、クモの人」

クモ「は、はひゃい!?」ビクッ


otoko「なぁ、聞きたいことがあるんだけど……」

クモ「な、なんでしょうか……?」

otoko「……俺、昨日までこのゲームはもっと、こう

  堅気な感じの、女の子がいない感じのゲームだと思ってたんだけど……」

クモ「……は、はぁ」

otoko「一夜にして一体何が……」

クモ「……」キョトン

otoko(あー、だめだねこの反応。こいつもなんも知らなさそう

  自分で解決するしかないってことか?)


クモ「あの、心当たりあるには、あるんですけど」

otoko「……え?」

otoko(マジか!? やっぱり聞いてみるもんだな!)

クモ「……」

otoko「ん?」

クモ「あ、いえ。話、長くなっちゃいそうなので

   どうせでしたら私の家でどうですか?」

otoko「お、おおう」

otoko(うっひょーww)

クモ「どうぞ、こちらです。

   ついでにお食事もしちゃいましょう」

otoko「ああ、いやいや、そんなお構いなく……」










クモ「いえいえ、そんなことおっしゃらずに。

   大丈夫ですよ、痛いのは最初だけですから」

otoko「え?」




    日     没





otoko「あ」

クモ「じゃ、いただきます」






otoko2014 was slain by Spider



………………


リスポーン地点近くの陸地



クリーパー「ウォォニィィチュァァワワァァァァッァアン!!」ズドドドドド

otoko「ウワァァァァン!!」ズドドドド

………………


ジャングル



otoko「森は……だめだ」ザックザック

otoko「それに、木とかで、建築、したら、(ザックザック

  家だって、バレバレ、じゃん?(ザックザック

  伐採するのにも、時間、かかるし」ザックザック

otoko「原始的で良い。横穴を作って、と」



木材→木スコップ

土彫る→横穴式住居完成



otoko「ここをキャンプ地とする!(元ネタ見てないけど!」ドドン






ヤマネコ(女体化「えらく殺風景だねぇ」



otoko「ひっ!?……いつの間に?」

ヤマネコ(CV沢城「っと、邪魔したねぇ」シュタッ

otoko「……」ホッ






otoko「そっか、ヤマネコは襲ってこないもんな」

otoko「……」(モンモン

otoko(猫耳娘か……)




ガサゴソ

otoko(魚で手なずけるにはまず釣竿……があるわけないよな。

  えっと、レシピはー……)



レシピ「木の棒3 クモの糸2」



otoko「……」

レシピ「木の棒3 クモの糸2」



otoko「……」

レシピ「ク モ の 糸」








otoko「まぁ、猫なんて飼う余裕などないのであった」ポイッ

レシピ「アッー!」

~~~~~

深夜

クリーパー「ヲォニィィチャアアアァァァァァァン………… ドコオォォオォォォオオォォ……?」

土くれの中のotoko「……」モクモク

木材→木ピッケル→石採掘→石ピッケル→採掘

……


~~~~~




otoko「生き残った……

  よし、このままなら土の中で採取した石炭も持って帰れるな」

スコップ→土壁破壊

クリーパー「お に い ちゃ ん」シュー

ドカン
















otoko「はっはっはっ!……そう何度も即死していられないんでね」キリッ

石剣→ガード







クモ「……」ジーッ

otoko「っ」ビクッ

クモ「……」

otoko「日が高いと、襲ってこないんだな」

クモ「っ」スタコラ



otoko「ふぅ、やけに長い一日だった気がする……」

otoko「……ん?」



兄「やぁ!」



otoko「……」

兄「どうしたんだいマイブラザー?

  俺のサーバー内で迷子にでもなったのかな?」

otoko「……」


兄「ん? どうして兄をそんな、

  仇敵を見つけて復讐心を思い出した主人公のような眼差しで見るんだい?」

otoko「とりあえず、兄さん。何かしたか?」



兄「ああ! 面白いだろう!

  昨日出所不明の擬人化MODっての入れてみたんだ!



  でもウイルスかかってたみたいなのな!!



  ためしに昨日クモをコマしてみようかと思ったんだけどね、


  俺擬人化萌えなかった!


  そんでちょっとクモに申し訳なかったから、

  お詫びにお前のこと紹介しといたんだ!!」





otoko「……」チャキッ






兄「ははは、そんな石剣構えて、鉄装備の兄に勝てるとでもおも」

ani2014 was slain by otoko2014

………………


otoko「鉄装備ゲットだぜ!」

兄「ははは、兄のお下がりがそんなに嬉しいか弟よ」

otoko「そういえば、兄さん。拠点までつれてってくれないか?」

兄「ははは、殺した上に利用するとか、極悪非道だな!

  だがこの兄、そう易々と利用されるだけの男ではない!!」

otoko「どういうことだ?」


兄「まず一つ! 

  俺もお前と同じ! 今から拠点に戻るため頑張っていたところなんだ!」

otoko「……はぁ……」

兄「そしてもう一つ!」

otoko「もういいよ。はよ行くぞ」




兄「兄は仕返しのタメに破壊兵器を用意しました!」

クリーパー「ううううぉぉぉぉにイイイィィィィチュゥゥワアアアァァァァァン!!!!!!」






otoko「え」







ドカン

otoko2014 blew up

ani2014 blew up






………………


リスポーン地点

兄「かくして、俺たち兄弟の苦難の旅路が始まるのであった」プカプカ

otoko「あああああ、もう、なにがなんだか……」

クリーパー「さ、張り切っていこう!」

otoko「……はい」

………………



横穴式住居(仮拠点)付近


otoko「まずは、だ。兄さんには整地を頼みたい」

兄「整地は任せろ」

otoko「うん、そうだな。兄さんはここから『X:800』地点くらいまで10マス単位で整地していってくれ。

   床は丸石でな。

   山も平らにするんだぞ」

兄「アイアイサー!」スタタタタ







クリーパー「……おにいちゃん。ここって大体『X:0 Z:0』地点だけど、

    ここから800×10の整地させて何をするつもりなの?」

otoko「とりあえずこれで半日は戻ってこないだろうから、その間に仕事を進める」

クリーパー「えぇぇぇ……」

otoko「お前もどうやら意外と話は通じるみたいだな」

クリーパー「お兄ちゃんが逃げるから追いかけちゃうだけだよぉw」


otoko「よし、じゃあ、お前にも仕事を頼もうか。

   ……ってかできるのか?」

クリーパー「ナメないでよね! お兄ちゃんのためなら何でもできるんだから!!」

otoko「じゃあ、鉄の採掘と石炭ヨロ」

クリーパー「うい」

otoko「俺はその間に当面の探索用の食料を確保するために牧場を作る」

クリーパー「牛?」

otoko「とりあえず開始早々この辺に豚が転がってた気がするからそいつらを繁殖させようかと」

クリーパー「そっかぁ、じゃあいってらっしゃーい!

    そして彫ってきまーす!!」






otoko(あいつも意外に言うことを聞くんだな。こんなにすんなり出かけられるとは……

    ……ああ、ていうかあそこに戻るしか選択肢がないから、
  
    大人しく行かせたって感じか?
  
    怖いこと考える奴だなぁ)




クリーパー(お兄ちゃんのためにエンヤコラサすれば!

    きっと帰ってきたときにナデナデモフモフカリカリシューシューしてくれるはず!!

    よし!ナデナデモフモフズコバコのためにガンバルゾー!!)フンスフンス




………………


ある日

otoko「お」

森の中

ヤマネコ「ようよう、そこの子豚ちゃん……

   美味しそうな子だねぇ」ジュルリ

豚さんに

豚(女体化「ああ、おやめください……!」

出会った

otoko「……なんだこの状況」

ヤマネコ「いいじゃねぇかよぉ……ちょっと味見させてくれたって」

豚「ああ、おやめください……そんな、ご無体な……」フルフル






otoko「そういえば、ヤマネコは動物食うんだったな。

    アブねえアブねぇ」





ガサッ

otoko「シッ シッ」

ヤマネコ「っ!?」ズザッ

ヤマネコ「……なんだ、あんたか」

otoko「お、あのときのヤマネコか」

ヤマネコ「チッ、晩飯食い損ねたか。

   覚えとけよー!」シュタッ






otoko「……ふぅ。大丈夫かい?」


豚「あ……」

otoko(しかし、やっぱり豚も擬人化かぁ……

  こりゃ流石に食えないな)

otoko「………………」(長考






otoko「ま、まぁ、無事でよかったな。それじゃ」

豚「お待ちください……」


otoko「いや、こちとら名乗るほどのものでは……」



豚「なんてことをしてくれたんですか!!」





otoko「え」ビクッ

otoko(なんだなんだどうした? 助けたのに叱られたぞ?

   な、なんかごめんって言いそうになったけど、

   そりゃないんじゃないの?)
 


兄(弟よ、弟よ)

otoko(兄さん! モノローグに語りかけるのはやめろとアレほどいったじゃないか)


兄(お前が今までやってきたゲームを思い出せ。

  こういうパターンでは、どういう状況が考えられるk)ザシュッ




ani2014 was slain by Spider  チーン




otoko(にいさーーーん!!!? しっかりクモに仕返しされてるじゃないかああああ!!!)




otoko(ともかく、こういう場合。助けたのに叱られるパターンは……

  1 実は相手はマフィアのボスだった

  2 実は逆にとって食うつもりだった

  3 因縁の対決を邪魔した

  こんなところか)


豚「あなたがあの方を追い払ったせいで……」

otoko「……」ゴクリ






豚(CV小林ゆう「私の体の疼きが、未解決のままじゃないですか!」

otoko「豚は豚でもメス豚だったぁぁぁぁぁぁ!!??」




豚「どうしてくれるんですか!?」

otoko「どうもこうも知ったこっちゃありませんよ!」

豚「そう、そうだわ! あなたが代わりに私を叩いてください!」

otoko「いやだぁぁぁ! なんか確実に道を踏み外してる感じがする!」

豚「さぁ! このいやらしいメス豚を調教してください!

  またがってひん剥いて……豚だけにぶったたきなさい!」ハァハァ

otoko「絶好調だなあんた!?」




兄「ふぅ、間に合ったようだな」スタッ



otoko「兄さん?」(ま、まさかこの状況を何とかしてくれるのか?)

兄「任せろ」キラっ

otoko(ああ、もう豚をあきらめて畑を作るつもりだったから

    正直帰ってきてくれてすごく迷惑だけど……

    正直、前の水流式の畑を108段まで増やしてくれたことには軽い殺意が沸いてるけど、

    いざというときは兄らしく、俺を助けてくれるって言うのか?)ホロリ

兄「さぁ、お姉さん。これを」スッ……








鞍「オッス。おら革製品」




豚「これは……!」

兄「……これで、メス豚調教生活の幕開けさ!

  どうせまたがるなら、乗り心地がいいほうが……ね」キラッ






otoko「……」スッ (兄→正座

otoko「……」スッ (兄の膝の上に鞍

otoko「……」スッ (丸石2スタック→兄の膝の上






兄「くぁwせdrftgyふじこlp」

otoko「わざわざ話をこじらせに来るんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」



豚「……」キュン



otoko「拷問にときめくな!」ペシーン

豚「い、いたぁぁぃい……♪」キュンキュン

otoko「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あああああああああ!!!!!!」


………………


仮拠点

otoko「ぜぇ、はぁ……何とか、振り切ったか……」

クリーパー「396-!」

otoko「……お、おお、やってるな」

クリーパー「お兄ちゃん! あ、待っててね。

    あと4回くらいやったら一段楽するから」


otoko「そのカウントって、まさか、鉄の数か!? すごいじゃないか!」



クリーパー「ううん、爆破だよ!」



otoko「………………」



クリーパー「私、お兄ちゃんのために自爆しながら穴を掘ってるんだよ!

    ねぇ、ねぇ! ほめて!」

otoko「………………」




ギュッ

クリーパー「お、お兄ちゃん!?

    いきなりハグだなんてそそそそそんな」(////

otoko「そんな涙ぐましい努力はしなくていいんだぁぁぁぁぁ!!!」




















シュー

otoko「あ」



otoko2014 blew up


………………


仮拠点

クリーパー「でも鉄1スタックたまったよ?」

otoko「はいはい、偉い偉い」

クリーパー「ほめてほめて!」

otoko「安い自己犠牲払う子は褒めてあげませーん」

クリーパー「ナデナデしてー」

otoko「……」

クリーパー「モフモフしてよー」

otoko「……」

クリーパー「ズコバコもー」

otoko「……」(////

豚「ズコ……バコ……」(////

otoko「恥ずかしいなら言わないでくださいよ!」













otoko「……ん?」

豚「どうも」ペコリ








otoko「ここの生物は皆神出鬼没だな」

クリーパー「あはは-w お兄ちゃんってば今更ー?」

豚「otokoさんにしつけてもらう為に、私、時々顔を出しに来ますね」クスクス

otoko「勘弁してつかぁさい……」


~続く~


otoko「……気を取り直す。

   とりあえず、村だ。村を探そう!」

クリーパー「村人でも捕獲するの?」

otoko「いや、ジャガイモがほしい」

クリーパー「ジャガイモー」

otoko「焼くだけでたいした食料になる。

    396体の犠牲の結果、石炭は結構溜まったしな」

クリーパー「鉄装備作るの?」

otoko「いや、死にながら探すから装備はいらん。

    ついでに羊も探す」

クリーパー「ついにベッドを作るんだね!」

otoko「ああ、そろそろ死ぬたびに泳いで走るバイアスロンするのも疲れた」

クリーパー「ベッドはクイーンサイズがいいな!!

    一緒に寝るんだよね、ね?」

otoko「ああ分かったよ。お前のために特注の部屋作ってやる」トンテンカンテン

クリーパー「一生その中で一緒に暮らしたいってことね!」

otoko「うんうん、寂しいなら豚さんと一緒に入れてやるよ」トンテンカンテン

豚「監禁プレイ……っ」ビクンビクン



otoko「黒曜石の部屋でよければな」




………………


黒曜石の部屋

クリーパー「もうおにいちゃんたら恥ずかしがりやさんなんだからぁ!」

豚「はぁ、はぁ……息苦しい……窮屈……

  ムラムラしてきたわ……」ハァハァ




………………


otoko「……ふー、これでOK」

兄「ははは、こりゃまた立派な豆腐建築だな」

otoko「兄さんに頼んでおいた黒曜石のおかげだよ」

兄「ははは、てっきりネザーゲート作るものかと思ってたがな」

otoko「開通より封鎖の目的だったわけだけどな」

兄「ともかく、村と聞いてやってきたわけだが、喜べ弟よ。

  整地した土地から見える範囲に村があったぞ!」

otoko「おお、よくやった」

兄「探索と整地を同時にこなさせるためにあんな莫大な土地を整地させたんだろう?

  先見の明とか言う奴だな。流石俺の弟」

otoko「あーはいはい。じゃあそこまでいくか」

兄「うむ、案内しよう」

………………


兄の無駄整地ロード

otoko「お、あれか?」

兄「うむ。砂漠のど真ん中にオアシスとは、なかなか洒落た土地だとは思わないか?」

otoko「よし、行ってみよう」

兄「時に弟よ。

  マイクラ砂漠あるあるの一つなんだがな」

otoko「歩きながら話せ」テクテク


otoko「歩きながら話せ」テクテク

兄「うむ。

  砂ブロックって浮遊できないだろう?」テクテク

otoko「ああ」

兄「でも、マイクラ的には描画したらいったんはその座標に砂ブロックが表れるんだけど。

  たとえばその下の空間が空洞だったりしたらどうなると思う?」

otoko「どうなるもなにも、らっかするんじゃないのk」フワッ↓↓↓







otoko2014 hit the ground too hard


………………


otoko「なんだ!? 嫌がらせか何かか?」ギリギリギリ

兄「ははは、兄は何も知らないぞー?

  強いて言うならば最近ここを整地していたときに

  どこかから爆破音が鳴り響いていたことくらいしかなぁ」

otoko「爆破……?」

クリーパー「まさか、犯人はこの中にいる!?」

otoko「ああ、間違いなくお前だな

    ていうかなんでここにいる?」

クリーパー「ナンだと!? 証拠は、証拠はあるのかお兄ちゃん!」シュー

otoko「自分の胸に聞いてみろ!!」

クリーパー「あ、そういえば鉄探して爆破しまくってたっけ」

otoko「そのせいで地盤沈下したんだよ! 地図書き換えるような大破壊じゃないか!」


兄「いいや、悪いことばかりでもない。

  見ろ、こんな幻想的な光景、なかなかないぞ」キリッ

otoko「……うわー、
    
    村が中に浮いてるよー

    これであの村世界から隔離されたな」(棒

クリーパー「あ、村人落ちた」












クリーパー「……あ! ジャガイモ!!」




………………


空に浮く村

otoko「わざわざ丸石で橋を作らなくちゃならないのが面倒だな」

クリーパー「別に土でも良かったんじゃない?」

otoko「お前が爆発したら一発で崩壊するだろうが。

   とりあえずジャガイモ分けてもらおう」

村人「ここは天空の村です」

otoko「……お、おう。

   あの、もしよろしければジャガイモを……」

村人「ここは天空の村です」


クリーパー「あれ、お兄ちゃんこれアレじゃね?

    RPGの村の入り口で村の名前だけしゃべるNPCじゃん」

otoko「……RPGになっただと?」

クリーパー「情報収集するなら酒場だね!」

otoko「別に今更何があってもって感じではあるけど……

    ていうか、俺ジャガイモほしいだけなんだけどなぁ」


クリーパー「あ!畑あったよ!」

otoko「お、どれどれ」


~~~~~

ジャガイモを見つけた。

ジャガイモを持っていきますか?

つ はい   ピッ
  いいえ

~~~~~


otoko「よし、これでジャガイモゲットだぜ!

   後は植えなおして……」


~~~~~

otoko2014 は 名前が dorobo になった。

~~~~~


dorobo「いやいや! ややこしいことになるから!

    それにそれRPGじゃなくてアクションゲームが元ネタだから!!」

村人「死んでもらう!」

dorobo「そういうのいいから!!」


………………



仮拠点へ移動中

otoko「さて、紆余曲折あって名前も元に戻ったが……」

クリーパー「そういえば羊探すくだり忘れてたね」

otoko「そういやそうだったな。

   まぁ、畑作ったら探しに行くさ」

クリーパー「そっかー」

テクテクテク



otoko「……ところで、仮拠点はどこだったかな?」

クリーパー「え?」

otoko「いや、俺の記憶が正しければ、仮拠点は確か、

   森の中にあったと思ったんだけど

   一向に森にたどり着かない件について」

クリーパー「やだなーおにいちゃん! 私がどうしてここにいるのか考えれば分かることだよぉ!」

otoko「……」


**********回想

otoko「ああ分かったよ。お前のために特注の部屋作ってやる」トンテンカンテン

クリーパー「一生その中で一緒に暮らしたいってことね!」

otoko「うんうん、寂しいなら豚さんと一緒に入れてやるよ」トンテンカンテン

豚「監禁プレイ……っ」ビクンビクン



otoko「黒曜石の部屋でよければな」


**********回想終了



otoko「……」

クリーパー「もう! 大変だったんだからねっ

    黒曜石を破壊するためにどれだけの破壊力が必要なのかわかんなかったんだから!」

otoko「……ってことは、この更地、っていうかクレーターは」

クリーパー「もちろん! 仮拠点だよ!

    加減が分からなくて、つい!」

otoko「お前……いや、もう、なんか、いいや。

   って、あ、そういうことはまさか……!」

クリーパー「そうだった。お兄ちゃん、はいこれ!」

ボトッ

クリーパー「お土産だよ」

豚肉「ボトッ」


豚肉「ボトッ」




   豚   肉   「  ボ   ト    ッ    」
    










otoko「豚さああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!」




豚肉→かまど→焼き豚

otoko「はっ! つい流れ作業で……」

クリーパー「フフッ」

otoko(しまったぁぁぁ、やはりこいつヤンデレだった……っ!)



otoko「うぅ……豚さん。せめて」

チーン

豚肉「ホックホク」

otoko「せめて、美味しくいただきます……」ナムナム



豚「どうせだったらこっちのお肉も召し上がってくださらないかしら……」ウットリ


otoko「すみません。俺、雑食ですけど生きてるものは専門外なんで」

豚「噛 ん で」チラッ

otoko「ある程度は予測してたけどやったりピンピンしてるじゃねぇか!!」ペシーン

豚「あぁぁーーん♪」

クリーパー「慣れて来たねお兄ちゃん!」

otoko「慣れたくねぇよ!!」ペシーン

兄「愛しき弟よ」

otoko「キモい!」ペシーン

羊(女体化「あのー」

otoko「誰だ!?」ペ










otoko「……誰だ!?」


羊(CV井上喜久子「うふふ、何を隠そう。羊でーす」

otoko「お、おおう。

    そのようですね」

羊「なんだか大きな物音がしたので来てみたんですけどー」

otoko「えーっと、爆発的な?」

羊「うふふ。それはもう」

otoko「……」ダラダラ

羊「あら、大変っ。汗をたくさんかいていますよぉ?」

otoko「いえいえ、何でもありませんよ。ありませんとも、ええ」チラッ



otoko(あ、あいつらさっさといなくなりやがった!! ずるい!!)


羊「あのぉー、私もしかして道に迷ったんでしょうか」

otoko「え、ぁぁあ、いやぁ……そうなんじゃないんですかね」

羊「うふふ、そうですよねぇー! 私の両親が居るお家が、

  見るも無残に焼け野原になんてなってないですよねぇ?」

otoko(おうふ!!)

羊「……」

otoko「……」



羊「ねー♪」

otoko「……シリマセンヨ」











羊「じゃあ、あそこに転がっている羊毛はなんなんですかぁ?」


otoko「ヒッ!?」

羊「うふふ、おかしいですねぇー」

otoko「は、はひゃ……す、すびません……」

羊「いえぇ、所詮私たち羊ですからぁ

  どちらかというと支配される側ですから文句なんてありませんよ」フッ

otoko「……」

羊「でもどうせなら私たち役目全うしたいんですよ」

otoko「……え」

羊「羊毛。二つじゃ足りませんよね?」

otoko「い、いや、ほら、ベッドなんてなくても生きていけるし……

   そんなことより羊毛を大事にしていただいたほうが……」

羊「いいえ、でもこれから死ぬ私にとって必要のないものですから」

otoko「死ななくていいし!!」

羊「いえいえ、今までは両親の言われるとおりに暮らしてきたので、

  狼から身を隠して生きて来れましたけど、

  この若輩者の脳みそではどうあってもいつか狼に食べられてしまいます。

  でも狼は羊毛を有効利用してくれませんし……」

otoko「ていうか流れ的にリスポンしないのか!? 羊は!?」

羊「どこでリスポンするのか知らないんですよ、私。

  これからリスポンするたび狼に食べられるだけの迷える子羊なんです。うふふ」

otoko「うふふじゃねーし!!」






クモ「これはもう、飼うしかありませんね」

otoko「ひぃっ! いつの間に!?

    何か用なのか!?」

クモ「いえいえ、だって


   森 消し飛びましたし?」


otoko「あ」


クモ「羊さん良かったですね。

   この人はよその家を解体して自分の家を作る天才ですから」

otoko「人を極悪非道の輩みたいに言うなぁ!!」

羊「まぁすばらしい! モンゴルの血筋ですか?

  ジンギスカン食べます?」

otoko「あざとすぎるまでの自虐ネタはおやめなさい!!」

クモ「とりあえず、そうですね。

   私は松の木の家を所望します。

   暗い家、好きなんで」

otoko「あれ、あんたも?」




クモ「嫌なんですか?もうすぐ日没ですけど」クスクス




otoko「……雪原の方向だけでも教えてもらえませんかね……」

羊「私は柵の中でもいいですよ。 所詮羊、家畜、商業用動物……」

otoko「ちゃんとお家作ってあげるから! 親見つかるまで飼うから!!」

クリーパー「迂闊に爆発してもいいように黒曜石の部屋が良いなぁ」

otoko「どうせまた爆発するんだろ!?」

豚「狭い部屋がいいです!」

otoko「穴掘って挟まってろ!」

兄「やぁ、愛しき弟よ」

otoko「キモい!」



otoko「このくだり何回目だ!?」




兄「ははは、お約束に敏感な弟をもって兄は安心してボケにいけるな」

otoko「兄さん今ボケてすらなかったじゃないか!!」

兄「それよりも、話は聞いた!

  どうやらお前は責任を取らなくてはいけない立場のようだ」

otoko「こじ付けがほとんどだと思うけどなぁ?」

兄「そこで、お前にプレゼントしにきた!」

otoko「……何を?」

兄「800×10のだだっ広い土地だ!」

otoko「……まさか、本当にもう彫り終わったのか」

兄「ああ! ちょっと断崖絶壁作ったところもあるけど、まぁ気にするな!」

otoko「お、おお」



クモ「どうやら、素敵な長屋が出来上がりそうですね」ニヤニヤ

豚「もちろん拷問部屋は用意されるんですよね? ねぇ!?」ハァハァ

クリーパー「わーい! お兄ちゃんと一つ屋根の下ー!」ピョンピョン

羊「うふふ。ベッドが全員分出来上がるまで刈り取られる運命なんですね。分かります」クスクス



otoko「……」

兄「良かったじゃないか弟よ! まるでギャルゲーみたいだ!!」

otoko「……」


羊「うふふ、今、鋏用意しますねぇ」

otoko(笑顔ネガティブ)

豚「鞭は作れないんですか? 三角木馬は……? ギャグボールは?」

otoko(メス豚)

クモ「ああ、これから楽しみですねぇ」クスクス

otoko(肉食系(物理)

クリーパー「お兄ちゃんと一緒だって考えるだけで毎晩爆発しちゃいそう」ハァハァ シュー

otoko(核弾頭)







otoko「濃すぎるよ……このギャルゲー」

兄「寧ろ最近の深夜アニメみたいだな!」

otoko「っ く、くそぉぉ!!」ダッ




クリーパー「お兄ちゃん!? ど、どこ行くの!?」

otoko「ついてくるんじゃねぇぇぇぇぇぇっ!!!」スタタタタタ……

クモ「あ、逃げた?」

クリーパー「ウォォニイイィィチュワァァァーーーン!!」ズドドドド……


羊「……あの、この看板とチェストボックスは?」

兄「hm、俺のものではないな。 愛しき弟のものだろう」

豚「……『探さないでください』」

クモ「あらあら……」



豚「『松ノ木を探してきます

   それと、ジャガイモは青くなる前に植えてください』」



兄 豚 羊 クモ(……意外とやる気なんだなぁ……)




続け

………………

雪原

クリーパー「ゆーきぃやこんこん

    あられやこんこん」

otoko「……」

クリーパー「降っても降ってもまだ降り止まぬ」

otoko「寒い……な」

クリーパー「いきなり告白するなんて、おにいちゃんてば大胆!!」

otoko「……あぁ?」

クリーパー「寒い→暖まりたい→私暖かい→抱きたい→好き」

otoko「言葉の錬金術士か、お前」

クリーパー「寧ろ炎の錬金術士がいればお兄ちゃんの助けになったのにね」パティーン


otoko「抱きしめたりしたら絶対お前爆発するだろうから、

    凍死するにしても孤独死確定な」

クリーパー「ふふーん、いいもーん。たとえ凍死してもお兄ちゃんの亡骸は私が回収します」


otoko「リスポンするからむーりーでーすー」

クリーパー「リスポンする直前まで犯しつくしますー」


otoko「とりあえずな、俺は松の木とって来るから、お前は邪魔するなよ」

クリーパー「手伝おうか?」

otoko「爆発にトラウマができそうだから、できれば大人しく雪だるまでも作っていてくれ」

クリーパー「チェー」

otoko(カボチャは持ってないから、大丈夫だろ……)




………………


otoko「よし、こんだけやりゃいいだろ」



otoko「おーい、帰るぞ」

クリーパー「終わったのー?」

otoko「ああ、OKOK」

クリーパー「ちょっとまっててー」

otoko「ん? ちょ、まて、そのカボチャどこから……っ!」



クリーパー「完成!! 雪だるま!!!」

otoko「……」



ガシッ

クリーパー「んぇ?」

otoko「走れ!!」スタタタタタタ

クリーパー「お、お、おおおおおにいちゃん!?」トテトテトテ……



………………


仮?拠点

otoko「ぜー、はー……」

クモ「半日もかけてよく松の木のためだけに往復してきましたね」

otoko「あんたのせいだろ!」

兄「そこは『お前の為』って言っておいたほうが、高感度アップだぞ☆」キラッ

クモ「だぞっ」ニヤァッ

otoko「せめてぶりっ子するならちゃんとやってくれ……」

クモ「あら、だめでした?」

otoko「ああ、働かされるにしてもあんたに可愛げがあったほうがやりがいがある」

クモ「……」



クモ「っ」キャピッ

otoko「お、おお」ドキッ


クリーパー「なーにー? お兄ちゃんに色目使ってるの?」ヌッ

otoko「んひぃ!?」

クリーパー「……」ジーッ

クモ「大丈夫ですよー、クリ子ちゃん。

   私はこの人のことを食べたいだけですから」

クリーパー「私だって食べたいよ!!」

クモ「あらクリ子ちゃん肉食だったかしら?」

クリーパー「お兄ちゃん相手ならバリバリに肉食だよ!!」

羊「うふふ……肉食獣が二匹……チンギスハンが一人……

  やっぱり私がジンギスカンになるしかありませんね」

otoko「やめて、俺の鉄装備でジンギスカンしようとするのやめて」

豚「ふぉれにひへもはえっへふるのははいへふね」

otoko「ギャグボールをはずせ」グイッ

豚「それにしても帰ってくるの早いですね」

otoko「ん、ああ。ちょっとな……

   これ以上キャラが増えられても困るというか……」

………………



長屋建築開始

otoko「とりあえず一日やそこらではできないだろうし、まずは仮住居を」

兄「ははは、その心配はないぞ!

  もう丸石の豆腐建築が終わっているからな!」

otoko「チッ……」

兄「ははは、感じ悪いぞー?」

otoko「ちょっと現実逃避したかっただけだよ。

   分かった分かった。じゃあ建築範囲を沸きつぶしするのに松明おいてくるわ」

兄「それはクモ子さんがやってくれたみたいだ」

クモ「クスクス もしかして迷惑だったかしらねぇ?」ニヤニヤ

otoko「……ってことは、屋根用の階段とか作るの、」

豚「済ませてしまいましたよ?」

otoko「………………べ、べっどとか」

羊(短髪「うふふ、女性の変化に気がつかない殿方は嫌われますよー?」

otoko「あ、ああ、サーセン」



otoko「わーかーりーまーしーたー!

   おら、お前ら自分の部屋の希望を書き出せこん畜生!」

クリーパー「わーい! ダブルベッドー!」

羊「……」ジーッ

………………





otoko「仕方ない……」トンテンカンテン

otoko「遠因は……俺にある……」トンテンカンテン

otoko「……多分」トンテン……



カランコロンッ

スケルトン(女体化「ふっふっふ……どうやら私のテリトリーに入り込んだ奴がいるようね」


遠くのotoko「ブツブツ……」トンテンカンテン

スケルトン(CV:新谷良子「ふん、無様ね。狙われているとも気づかずにっ」スッ

弓「キリキリキリ」

スケルトン「あんたを殺して、その建築物を私の住まいとする!

   これぞ狩猟民族の本領!」

矢「キラーン」




スケルトン「さぁ、覚悟しろぉ!!」




遠くのotoko「喋りすぎだろ!」

otokoの雪球→投擲→スケルトン命中

スケルトン「うぐぅ!!」ボスッ



………………


スケルトン「何てことするんだ!!」

otoko「こっちの台詞だ!」雪球

スケルトン「ボフッ!  ちょ、私は弓を構えているんだぞ!

   せめて戦うなら武器を……!」

otoko「お前ら相手にしてるとろくなことにならないことが多いんだよ!

   だからせめてもの慈悲だ。早くいなくなってくれ」

スケルトン「なめるなよ。私たちスケルトンは狩猟民族。

   この弓があればお前ら人間など恐るるに足らん!」

otoko「……置いてきてるんじゃん」

スケルトン「……あれ?」スカスカ

otoko「初めて見たぞ、丸腰のスケルトン」

スケルトン「お、おっかしいな、さっきまで……」ワキワキ





雪だるま(女体化(以下:雪女)「……」ジーッ




スケルトン「っ!?」ビクッ

otoko「っ!?」ビクッ

雪女(CV:林原めぐみ「……これのこと?」スッ つ弓

スケルトン「え、あああ!? な、何であんたが持ってるのよ!」

otoko(ていうか誰だよ?)



雪女「……どう、して?」

スケルトン「そ、そう、どうしてかと、聞いてるんだ!」

雪女「……危ない、から?」

スケルトン「聞き返すな!! 返せ!」

雪女「……」スサササッ→男の後ろ

otoko「おお?」

雪女「……」ピトッ

otoko「……というわけで、どうやらこいつは味方みたいだが……」ニヤニヤ

スケルトン「っ……く、くそぉぉぉぉぉ! 覚えてろよおおおお!!

    クモ子にいいつけてやるぅぅぅ!!!」カランコロンカランコロン……

otoko「く、クモ子!? ちょ、待て! やめろ!  あ、いっちまった……」



………………


otoko「いやぁ、なんか分からんけど助かったよ」

雪女「……別に」

otoko「……ていうか、お前、雪だるまだよな?

   多分、あの時の……」

雪女「……」コクン

otoko「……はぁぁ……」

雪女「……」ジーッ

otoko「どうせ、こうなるかもしれないとは思ってたさ……」

雪女「……」ジーッ

otoko「なんか喋れよ……」

雪女「……マスター」

otoko「……なんつった?」

雪女「マスター」

otoko「……それは、どういう意味でのマスター?」

雪女「ご主人様」


otoko「ど、どうしてだ!? お前を作ったのはクリ子だろ!」

雪女「……クリーパーを使役する貴方の命令で私は作られた。

   貴方に従うのが道理」

otoko「道理も何も自由に生きてくれて結構だよ!」

雪女「……」

otoko「……」

雪女「……」

otoko「ど、どうしたいんだ?」

雪女「……自由……?」キョトン

otoko(だめだ、分からん……!!)

雪女「……強いてあげるなら、マスターの役に立ちたい」

otoko「お、おおう?」

雪女「……私を作ったクリーパーは、常にあなたへの愛を囁いていた。

   そのせいで、感化されたのかもしれない」

otoko「えー……あー……ふーん」

雪女「……手伝う」

otoko「……まぁ、それならそれでいいけど……」




………………


元クモ子の巣

スケルトン「くっそぉぉ!!」ドバターン

クモ「あら、珍しいお客さん」

スケルトン「クモ子! 糸頂戴!!」

クモ「また弓壊しちゃったんですか?

   お馬鹿さんなんですか?」

スケルトン「壊してない! 馬鹿じゃない!」

クモ「じゃあなくしちゃったんですか?

   お馬鹿ちゃんですか?」

スケルトン「なくしてない!

   お馬鹿ちゃんじゃない!!」

クモ「じゃあ奪われたんですか?

   おばかちゃんでちゅか?」

スケルトン「うっ……うっく……うえぇ……」ポロポロ


クモ「ふぅ……

   で、誰に奪われたんですか?」

スケルトン「雪女……と、人間」グスン

クモ「……人間。

   地下に潜ってブランチマイニングしている残念イケメンですか?

   それとも地上でブツブツ言いながら建築している人ですか?」

スケルトン「……地上でブツブツ」

クモ「あらそう。

   なら、そいつはあきらめなさい」

スケルトン「何で!?」

クモ「糸あげるから大人しくしてるといいですよ」


スケルトン「なんでさー、人間だよ? そこはクモとしては食べようよー」

クモ「お馬鹿さんね。

   あの人は今私の家を作ってくれてるんですよ?」

スケルトン「い、家ぇ!?」

クモ「そう。松の木で作る、暗い感じの家です」

スケルトン「……じゃ、じゃあそれ作った後にでもやっつけるもん!」

クモ「それも許しません」

スケルトン「はぁぁ!?」

クモ「いいですか? 私、あの人に結構入れ込んでるんです」

スケルトン「……え?」

クモ「平たく言うと結構気に入ってるんです」

スケルトン「………………」

クモ「だって、彼ってば……

   とっても、美味しいんですもの」

スケルトン「ちょっと安心したよ」

クモ「だからあの人は私が独り占めしたいのよ」

スケルトン「そ、そう、なんだぁー……

   で、でも、あいつあんたのこと結構怖がってたみたいだよ?

   嫌われてんじゃない?」

クモ「お黙りなさい」ギロッ

スケルトン「っ……!」

クモ「だから貴方はその辺にあいてる穴から降りていって、地価の残念イケメンでも倒してらっしゃい。

   無駄に行動力ある日とだから今頃大きな採掘場ができてるはずよ」

スケルトン「よ、よっし!

   じゃあそこをねぐらにするもんね!!」

クモ「……ふぅ……」



………………


翌朝



クリーパー「何でおにいちゃん雪まみれなの?」

otoko「だから、雪だるま仲間にするのは嫌だったんだよ……!

   絶対雪の家作ることになるって分かってたし……!」ガクガクブルブル

雪女in雪の家「……」キラキラ

豚「あら、新入りさんですか」

羊「うふふ。隣に住んだら凍死してしまいそうですね……

  保存用に冷凍でもしたいんですか?」

otoko「まぁ、とりあえず家はできたし、おまいら仲良くやってくれよな」




クモ「あら、立派な松の木の家……」

otoko「っ! お、おおう、クモ子か……」ビクッ

クモ「……やっぱり私のこと怖いんですか?」

otoko「あ、当たり前だろ! 捕食されたの忘れてないぞ!」

クモ「……はぁ……それもそうですね」



クモ「……」

otoko「まぁ、とりあえず家はできたから」

クモ「……ふぅ、やっぱり、分からないですかね?」


otoko「はぁ? 何がd」

グイッ

クモ「……」ジーッ

otoko「え」

otoko(食われる!? た、助けて兄さん!!)



ani2014 was shot by skeleton



otoko(にいさぁぁぁん!?)

クモ「あのですね。私確かに貴方を捕食対象としても見てますけど、

   それだけだったら別にこうしてわざわざ会いに来たりしませんよ?

   どうでも良かったら他に寝床作りますしね」

otoko「……へ」

クモ「どうでも良くない相手だってこと、こうすれば分かってもらえますかね?」

グイッ

チュッ




クリーパー「------っ!!?」ズガボガン

豚「あらぁ?」ビックリ

羊「うふふ……」ニヤニヤ

雪女「……」ジーッ



クモ「ごちそうさまでした。

   家、使わせてもらいますね」

otoko「……お、おう」

クモ「いつでも遊びにいらしてくださいね」

otoko「は、はい」



ガチャ バタン







豚「……意外なところから来ましたね」

羊「うふふ、意外だったかしらぁ?」

雪女「マスター……」

羊「ところで、クモ子さんがotokoさんを捕食して、otokoさんが私を捕食するとしたら、

  クモ子さんにとって私って何になるんでしょうね? うふふ」

豚「いや、分かりませんよ……」




クリーパー「……あ、あばばばば……」シュー





雪女「!」スタタタ

ガシッ

雪女→クリーパー掴む→黒曜石の家に放り込む

ポーイ……バタン!

ドカン!!



雪女「……セーフ」

羊「うふふ。ずいぶん楽しそうなことになりそうですねぇ? うふふ」



続くといいのにな

………………



豚「あら、こんにちは」

otoko「ん、おっす」

豚「時に」

otoko「はい?」

豚「調教部屋はまだ作ってくださらないんですか?」

otoko「……マジですか?」


豚「ええ、それはもう。

  私としては密閉された空間もなかなか味わい深かったんですが、

  たまには刺激的な拷問も恋しくて……」

otoko「密閉された空間なんて作りましたっけ?」

豚「いえ、最近クリ子ちゃんが思い出したように爆発するので、

  クリ子ちゃんの部屋で待っていると定期的に部屋を密封されるんですよ」

otoko「……密封される?」

雪女「どいて」スタタタタ

otoko「おわっと!」

スタタタ……



豚「……」

otoko「……」




スタタタタ……

雪女「……」スタタタタタ

クリーパー「……ブツブツブツ」ズーン↓↓ シュー

スタタタタ……

黒曜石の部屋→クリーパー→放り投げる

雪女「……」ペイッ

黒曜石→封鎖




ドカーン!




雪女「……ふぅっ」キラッ


otoko「……クリ子の奴は……やっぱりこの間のことで怒ってるのか?」

豚「そうみたいですねぇ……

  でも、私としては黒曜石の部屋の端っこにいると徐々に爆風で身を削られて……

  それはそれで快感なんですよねぇ」

otoko「……じゃあそれでいいじゃないですか」

豚「良くありませんよ! 

  時々勢いあまって一発で死んだりするともったいないって思いますし、

  何より雪女さんの視線が……」




雪女「……」ジーッ

otoko「っ」ビクッ

豚「っ」ビクッ



雪女「どけよメス豚が」ペッ



otoko「ひっ!?」ビクッ

豚「あひぃんっ!」ビクンビクン




雪女「……」スタタタ……

otoko(無口なだけかと思ってた……

    このためにあの声なのか)

豚「も、もう、たまらないですねぇ……」

otoko「あ、困ってるわけじゃないんだな」

豚「いえ、流石にこのままだと雪女さんに本当に嫌われてしまいますので、

  適度なところで妥協点を設けたいんですよ。

  そこでお願いなんですが、ピストン式トラップを作ってほしいんです」



otoko「……拷問用ピストントラップ?」



豚「ええ」


otoko「ふふ、実はそう言うだろうと思って答えはもう用意してあるんだよ」

豚「え!? まさか……っ!」

otoko「さぁ、これを読むんだ!」タテフダァン!!

豚「……えっと、何々?

  ……『嫌です』?」

スタタタタタ……

豚「あっ……!  逃げられてしまいました……」


………………


クモ「あら、ちょうど良いところに」スルスル↓

otoko「げっ……!」

クモ「げっ、とはなんですか」

otoko「あ、いや、なんでもないっ!」スタタタ

クモ「お待ちなさいな」

otoko「ぬおーーー!! クモの巣が!?」ネバネバ……

クモ「別にとって食うつもりもないですし、

   セクハラしようってわけでもないんですし、

   少し落ち着いてくれませんか?」

otoko「絵的には捕食直前にみえないか、これ?」ネバネバ……

クモ「……お望みとあらば」

otoko「お望まん!!」ネバネバネーバーレッツラブゴー……

クモ「残念です」アイワナラブサムバディトゥナイ


otoko「とりあえず逃げたのは謝るけど、何の用だ」

クモ「ええ、実は私からプレゼントがありまして」

otoko「……え?」

クモ「家を作っていただいたささやかなお礼とでも言いましょうか、

   こちらなんですが」

釣竿「オッス」


otoko「え、い、いいのか?」

クモ「ええ。受け取ってくださいますか?」

otoko「お、おう。ありがとな」

クモ「ああ、もちろん、言うまでもないと思いますが」

otoko「?」

クモ「その釣竿は私のクモの糸を使ってますので、

   命削って作った代物です」

otoko「……」

クモ「……」

otoko「……」(////



クモ「ポイント稼げましたか?」

otoko「ぬぁー!! そういうんじゃねぇし!!」


クモ「クスクス」

羊「うふふ……なんだかラブ米の芳醇な香りがしますね」

クモ「ええ。実り多い季節だと思います」

otoko「実ってねぇよ!」

クモ「釣り、お好きなんですか?」

otoko「ん、ああ、まぁ好きだぞ」

兄「ははは、我が愛しき弟はな、釣り用の基地を作るくらい釣り好きなんだぞ」

クモ「あらあら、ってことは釣果に期待しても良いんですかね?」

羊「うふふ、お腹が空いたのであればお食事の用意でもいたしましょうか?」

otoko「兄さん! 羊子の持ってる鉄のヘルメットを没収して!!」ネバネバぁ……



………………


otoko「釣りかぁ……いいなぁ。

    もしかしてこれアレか? 高感度稼ぐとアイテム貰えるイベントか?」

豚「……」

otoko「ん、どうかしたか?」

豚「ってことは、クモ子さんはお魚を欲しがってましたし、

  そういうことなんですかねぇ?」

otoko「ほー、そういうことか……

   プレゼントとか言いながら魚せびってきたのか?

   次にもらえるのはクモの糸シリーズで来るとしたら、弓とかかな?」

豚「それはやってみないとわかりませんねぇ」クスクス


otoko「まぁ、釣りもしたいし、せっかくだからクモ子に魚でも持っていくかな」

豚「ところで、私も結構貴方への高感度溜まってるんですけど」

otoko「……そういう言い方をされるとなんだか微妙だな」

otoko(ていうかこの人も攻略対象なのか?

    ……ていうか攻略できるのか? ギャルゲ的に)

豚「というわけでプレゼントです」



首綱「よう」





otoko「……」

豚「これで、私のこと連れまわしてくれても良いんですよ」モジモジ

otoko「わー、これがあったら市中引き回しの刑ができますねぇ」

豚「はいっ!」キラキラ

otoko「引き回すのはもったいないんでこのシチューは食べてください」つキノコステュー

豚「……いただきます」



………………


otoko(というわけでクモ子に魚を渡して、

    俺も久々に釣りを満喫してそれはそれで楽しかったんだが

    翌日になって)

クリーパー「ねぇねぇ、お兄ちゃんは昨日何してたの?」

otoko「んー、釣りだよ」

クリーパー「へぇー! お兄ちゃん釣り好きなんだぁ!

    私もやってみようかな、
    
    ヨッ ホッ!」ブンブン

otoko(意外にクリ子が元気だった)



otoko「そんなんじゃ遠くまで飛ばせねーぞ」ニヤニヤ

クリーパー「えー、じゃあお兄ちゃんが教えてよー!」

otoko「まぁそれもいいけどなぁ。

   ……実は、今日はクモ子を連れてく話になってるんだが」

クリーパー「ゲッ」

クモ子「ごきげんよう、クリ子ちゃん」

クリーパー「クモ子……っ

    べ、別にぃ、クモ子が一緒だろうと関係ないし!

    私のほうがお兄ちゃんと仲良いんだもん!」

otoko「おいおい……」

クモ子「それも確かにそうですけどね。

    でも私だって負けたくないですし、いろいろがんばりますよ?」

クリーパー「っ……! フンッ」プイッ


otoko「あんまギスギスするなよ。
   
   せっかくの釣りなんだからさ」

クモ子「ええ。まぁ、そのために和ませ役といいましょうか、

    もう一名、呼んでおりますので」

otoko「羊さんか?」

兄「それとも兄さんかな?」

otoko「兄さんは釣り嫌いだろ」

兄「ははは、この兄、苦手なことなどないが待つだけの仕事は好きではない!」

otoko「だったら黙って新たなブランチマイニングでも研究していてくれ」



クモ子「では、いらっしゃいな」

ヤマネコ「オッスオッス、久しぶりだな!」シュタッ

otoko「あんたは……!」



クリーパー「で、誰が来たって言うのよ?」クルッ

otoko「あ……」




ヤマネコ「よう、初めましてだな、お嬢ちゃんは」ニカッ

クリーパー「っ!」


クリーパー「ギャアアアァァッ! 猫ォォオオオ!!」ズドドドド……

otoko「あー……」

クモ子「あらあら、そういえばクリ子ちゃんは猫嫌いでしたねぇ?」

otoko「うわ、知っててやったのかよ」

クモ子「そう思います?」

otoko「そう思ってほしくなけりゃそのニヤケ面をやめろ」

クモ子「あらあら」ニヤニヤ




続いて

………………

………………


otoko 自室



ヤマネコ「よう、兄さん」

otoko「ん、おう。猫か

    ……あれ、お前そういえば、飼い猫になってないのか」

ヤマネコ「ん、まぁそこはいいじゃんさ」

otoko「まぁ、いいけどさ」

ヤマネコ「そういうことで、っと」ヒョイッ

otoko「ん?」

ヤマネコ「あれ、釣りするのってあんただよね?」

otoko「そうだけど、魚ないぞ?」

ヤマネコ「……チェッ」スタタタタ……

otoko(近寄ってきてすぐいなくなる辺りはヤマネコっぽいな)


クリーパー「……いなくなった?」

otoko「うぉっ! いたのか」

クリーパー「いたわよ、せっかくお兄ちゃんのところに遊びに来たのに

    猫の気配がしたから隠れてたんだよ」

otoko「そりゃしょうがねぇな」

クリーパー「ねぇー……おにいちゃん、せめてお兄ちゃんの部屋だけでも猫禁止にしてよ」

otoko「えー、俺猫好きなんだけど」


クリーパー「猫耳くらいなら私がつけてあげるわよ!」スチャ

otoko「な、なんだよそれ、追加アイテムか?」

クリーパー「ニャーニャー!」

otoko「よし、じゃあこの部屋を猫禁止にしよう!」

クリーパー「ヤッター!!」シュー

otoko「というわけで、猫耳娘も禁止な!」

クリーパー「にゃんですと!?」

otoko「雪女さんお願いします!」

雪女「了解」

ガシッ

クリーパー「計ったなああぁぁぁぁぁ……!」ズルズルズル……















ドカーン










トテテテ……

雪女「豚ステーキ食べる?」

otoko「かまどに突っ込んどいてくれ」


………………


兄「弟のためにエンヤコラサー」

兄「エンチャント台をエンヤコラサー」スッ

otoko「本棚まだ作ってないサー」

兄「なんくるないさー

  こちらでご用意しましたサー」

otoko「ありがとサー」

兄「俺のことはサーと呼ぶな兄と呼べ!」

otoko「急に素に戻るなよ」(これが素なのも嫌だけど

兄「まぁ、そういうわけでエンチャント台を作ったんだ」

otoko「あらまホント、きれいにサトウキビ畑も作っちゃって……」



otoko「ん? 本棚?」

兄「ははは、本はいくつかできてるけどな」

otoko「牛ってどうした?」

兄「ははは、そんなことか……

  どうしたも何も、剥いたに決まってるだろ!」

otoko「……」

兄「牧場見るか!?」

otoko「いや、やめておこう」

兄「どうした顔色が悪いぞ?」

otoko「巨乳のお姉さんが皮はがされてる光景は見たくない」




スケルトン「おい! 貴様! 今日こそ決着をつけるぞ!」

otoko「ひぃぃ!! 兄さん!! あんたなんて人だ!」

スケルトン「あ?」


otoko「皮だけじゃなくて乳までそぎ落としたのか! この鬼畜! リョナラー!!」

スケルトン「皮はある!! 乳もある!!」

otoko「まるでないじゃないかぁ!」

スケルトン「貧乳とかいうなぁ!!」

スコン


otoko2014 was shot by skeleton


………………


otoko「で、だ。乳偏差値マイナスはもう帰ったか?」

兄「俺的にはマイナスでもないんだがなぁ」

スココン

otoko「……ヘルメット常備しておいて良かったな」

兄「ははは、しかもあやつエンチャントしてらっしゃるようで結構な被ダメ」

otoko「で、牛はどこだ?」

兄「ああ、牛はあっちだよ」






檻の中の牛(ミノタウルス)「そこの御仁」

otoko「……」


牛(CV:安元「そう、そこの一角獣の君だ」

otoko「……いや、うん。これ角じゃなくて矢ね?」

牛「そうか、これは失礼を。

  ところで、単刀直入に言わせてもらうが、

  この檻を取り払ってはいただけないだろうか」

otoko「申し訳ありませんが檻に入れられている生物を解き放つということの意味を考えると、

    空恐ろしい結末が待っていそうなので御免こうむります」

牛「チッ 人間風情が一端に頭を働かせおって

  この檻を破った際には貴様から血肉の限り甚振り尽くしてくれる」

otoko「にいさぁぁぁあん!? こいつなんかすごくやばそうなんですけどぉぉおおお!?!?!?」


兄「ははは、そうだなあ、捕まえてくるときに襲い掛かってきたから二三頭やっつけてみたけど、

  それ以来こんな調子なんだよねぇ。

  どうしてかなぁ?」

otoko「兄さんの思考は人の子に育てられた生物の考えなのか時々不思議になるねぇ!?」

兄「ははは、そんなにほめるな!」

otoko「んっぐぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙っ!! はなしにならねぇぇぇぇ!!!」

牛「おい、人間、これは脅しでもなく事実だ。心して聞け。
  
  我らが女王がこの事実に気づいた際には、貴様らの血肉、血縁者、関係者諸々は、

  すべて土にすら返らぬものと知れ」

otoko「……で、でも、牛……だよな?

   そそそ、そんな、牛なんかがマイクラの世界で幅利かせられるわけ……」





ザッザッザッザッザ……

八頭のミノタウルス「えっさ ほいさ えっさ ほいさ」

ザッザッザ……

その前方の二頭のミノ「とまれぇいい!!」

ザッザ!!

八頭のミノタウルスが担ぐ神輿に乗って現れた牛姫(女体化「……」ジーッ

otoko 兄「……」ジーッ

牛姫(CV:田村ゆかり「誰ぞえ? そこな無様にか弱き人の手により捕らえられておる愚物は?」



otoko(またちょっとやばそうなの来ちゃったああぁぁぁー!!!)




つかまってるミノ「女王様!」

兄「ははは、この幼女が牛姫様か。

  牛の割におっぱいはちっぱいのでがっかりだな? 弟よ」

牛姫「やれ」

前ミノ「は!」つ斧

ファッ ドヒュッ

ani2014 was killed by minotaur

otoko「おmg」

牛姫「……して、そちは何者じゃ?」


otoko「……は、はっ! 私めはこの、えーっと、えと、

    御牛様の解放を求め、狼藉者に抗議をしておりました者で、

    決して怪しいものではありません!!」

牛姫「左様か」ニコッ

otoko「……」ホッ



牛姫「これ、お前ら。

   そこな愚物を


   燃やせ」




ミノ’s「はっ!」

ボッ

捕まってたミノ「ん゙も゙ぉ゙お゙お゙ぉぉぉおおおおおお!!!!」

ペッ 牛ステーキ
ペッ 革


otoko「お、おおぅ……」

牛姫「さて、そちに褒美を取らす」

otoko「……え?」

牛姫「その牛肉を最後の晩餐として食すことを認めようぞ?」

otoko「……」

otoko(この人の倫理、多分俺とだいぶ違う……――っ!)




otoko「それよか、今持ってるものをボックスに収納していいですかね?」

牛姫「ならん」

otoko「デスヨネー」

牛姫「さて、我らにたてついた人間の血縁であり、

   更に自らの素性を偽った罪でこの男を処刑するぞ」

otoko「……救いはないんですかね?」

牛姫「そうじゃのう。運びながら考えるとするか」

ミノ's「ハッ!」

ザッザッザ

otoko「oh no ……」

牛姫「運べ」




ザッザッザ……



??「……」スッ





………………


otoko「すみません。お願いがあるんですが」

牛姫「なんじゃ?」

otoko「せめてこのダイヤピッケルだけでも家に返してもらえませんかね?」

牛姫「そのダイヤは分解してわらわのアクセサリーにしてくれようぞ。

   無駄にはならぬから安心しろ」

otoko「あー、そーですかー」






木の上



クモ「へぇー、こういうこと……」

ヤマネコ「なー、どうするんだよ? あいつこのままだと食われちまうぜ?」

クモ「大丈夫よ。牛って草食でしょ?

   なんかの儀式に使われて終わりに決まってるわ」

ヤマネコ「……」

クモ「どうしたのよ?」

ヤマネコ「いやぁ、一概に草食とも限らないって言うか……

   だってあれ首から下人間だし」

クモ「……」

ヤマネコ「あの肉のつき方からして、完全草食ではなさそうな感じがする」

クモ「……」

ヤマネコ「……」

クモ「これ以上物理的肉食キャラを増やしちゃ困るわね」

ヤマネコ「姐さんは性的にも肉食キャラ立ててきたんじゃなかったかにゃ?」

クモ「ええ、ええ、そうですよ。肉食ですから気に入らないと貴女も食べちゃうかもしれないわよ」

ヤマネコ「物理的肉食系が許されるのはこれがマイクラだからって自覚しよーなー」

クモ「貴方こそ、食料の安定供給のためには

   私とあの人をくっつけることがどれだけ有意義かおぼえてるわよね」

ヤマネコ「釣竿→otoko→魚→余す→猫」

クモ「ドヤァ」

ヤマネコ「わかってるよ」




丘の上



クリーパー「牛女め……」

羊「あらぁ、食べられちゃうのはあの人が先だったみたいね」

クリーパー「そんなに食べられたいならラム肉でもドロップしなさいよ!」

羊「そのうちでますよぉ。鉄鍋だってクラフトできるようになりますって」

クリーパー「ジンギスカン鍋?」

羊「鉄インゴットをバケツの逆三角で配置するとか」

クリーパー「専用じゃないと焼けないって不便でしょ」

羊「そんなことよりどうするんですか?」

クリーパー「最悪全員消し飛ばして助けるわよ」

羊「あらあら? 助かってはいないような……気が」

クリーパー「ダイヤピッケルが戻ってくればそれでいいのよ」

羊「それを回収するのが私なんですか?」

クリーパー「そうよ、最悪食われて終わりだけどね」

羊「あら素敵」







………………



otoko「これからどうなるんだ?」

牛姫「まずは縛る」

ミノ's「オス!!」

縛り付けられたotoko「……そのあと?」

牛姫「知りたいか?」フフン

otoko「覚悟くらいは決めたいなぁ、って」

牛姫「そうじゃのう……お主次第とも言えるの」

otoko「できれば選択肢を用意してください」

牛姫「ふーむ……」





木の上


クモ「さて、臆病風か天然か、それともこちらに気づいているのか、

   あの人はうまく時間を稼いでいるみたいね」

ヤマネコ「全員が一瞬でも後ろ向いてくれればねぇ。もうちょっとギリギリまで待ってみようか」

クモ「ここまであの人を連れてきたら後は私が何とかするわよ」





丘の上


クリーパー「っしゃぁー……タイミングはいつでもいい」

羊「作戦は?」

クリーパー「行って 爆ぜて」

羊「取って 帰る?」

クリーパー「……報告も忘れないでよね?」

羊「あらあら、分かってますよ」クスクス







牛姫「ヌシに提示する選択肢は

   1 ステーキ

   2 ハンバーグ

   3 ペット

   じゃな」

otoko「kwsk」

牛姫「1 焼く

   2 百叩き

   3 わらわのペット」

otoko「……ペット、ときたもんだ」



木の上

クモ「……怪しいわね」

ヤマネコ「雲行きが?」ニヤニヤ




丘の上

クリーパー「まさか……」

羊「あらあら」





牛姫「まぁ、3が無難じゃろうなぁ?

   少しはいい思いもできるかもしれないぞえ?」クスクス

otoko「……?」

牛姫「要領を得ない男じゃの」

グイッ

otoko「! あっ! まさか……」

牛姫「……」ニヤリ










「ちょっとまったぁぁぁ!!!!!」



ミノ's「!?」

?「独り占めはずるいんじゃないかしら?」

牛姫「ふむ? ライバル出現、とゆうことかの?」

?「さぁ、どうかしらね。ただ少なくとも言える事は、そこにいるべきなのは私だということよ」

ミノ「何奴!?」

?「何者か? この格好を見て分からないかしら?」

otoko「お、お前は……!」









縛られて着火準備すらされている豚「そう、

           
                 私こそが、         

                 何を隠そうメスブタです!!」ドドン!




otoko「……」

牛姫「……」

ミノ「……」

メスブタを連れて来た雪女「……」

クモ「……」

ヤマネコ「……」

クリーパー「……」

羊「……」

兄「……」








兄「ほい」チョキン

縄「ハラリ」


otoko「シメた!」ダッ!

牛姫「あ! 逃げるぞ! 追え!!」

ミノ's「ブンモォォオオオオ!!!!」

otoko「いやああぁぁぁぁぁぁ!!!!」





クモ クリーパー「こっちよ!」

otoko「え?」










クモ「こっちのクモの巣に突っ込みなさい

   牛程度、保存食にしてあげる」

   (ただしお前はメインディッシュだ)



クリーパー「こっちに逃げてきたら後は任せてお兄ちゃん!!」

   (跡形もなく心中しましょうお兄ちゃん!)


otoko「っー……!」スタコラ

兄「ははは、悩んでいるようだね!」スタコラ

otoko「お、おおおまえ! ありがとうだけどここからどうすればいい!?」

兄「ははは、そんなこと考える余裕なんてなかったよ!

  懸案事項を抱えていてね!

  とりあえずこいつを見てくれ、こいつをどう思う?」クイッ

斧で四つに割れた尻

otoko「OH NOooooooooooo!!!」

兄「ははは! さぁどっちに逃げる?」

otoko「救いはないんですか?」



otoko(どっちにしても死ぬんじゃ困るんだが……
    
    いや、最悪死んでもダイヤピッケルさえ残ってれば……)



クモ「いらっしゃい」

クリーパー「ウォニィィチャァァァン!!!」






otoko「!」

otoko「クモ子! 糸くれ糸!!」

クモ「観念したようね」

シュルルル……

ミノ’s「ブモー!」

otoko「ぐわー! クリ子! 助けてくれー!」

クリーパー「この節足動物がああぁぁぁぁぁ!!! 味噌たらしながらおっちねぇぇぇぇぇ!!!」シューーーーー

クモ「……チッ」

otoko(シメた! クモ子が警戒しているうちに……!)

バケツ水→だばぁ

兄「考えたな! クモのを素を水で溶かしたか! だがどうして兄を置き去りにする?」

otoko「ミノの攻撃範囲に入ってるのは一人でいいだろ?」キリッ

兄「はかったな!!」

ドヒュ ドヒュ ドヒュ

ani2014 was killed by minotaur


otoko「フゥーハハァーーーー!!」

クモの巣に引っかかったクリーパー「ぬわー!」シュー

クモ「ちょっ もうここにあの人はいないわよ!」

クリーパー「お兄ちゃんを返しなさいこの泥棒猫!」

ヤマネコ「呼んだ?」

ミノ’s「ブモー!」



ドカーン!!







otoko「ふ、ふふふ……やってやったぜ」

メラメラメラ……


otoko「クリーパーの爆発で全員道連れだ。

   今まで何度も殺されてきたんだ、これくらいの復讐はありだろう」

雪女「……牛は?」

羊「あらあら、私、ダイヤのつるはし回収するはずだったのに

  いつの間にか牛肉回収係になってません?」

otoko「そういう手はずだったのか……相変わらず猟奇的だな」

シュタッ

ヤマネコ「アブねぇアブねぇ……

   ったく、クモ子の近くにいると命がいくつあっても足りないぜ」

otoko「……猫には命が九つあるっていうけどな」

ヤマネコ「言えてるね。あたしも何度か死にかけてるけど」




牛姫「けほッ ケホッ……なんなのじゃ! 今の爆発は!」





ヤマネコ「……そーいやー……牛には胃袋は四つあるらしいが……?」

雪女「……命のほうは、いくつあるのかしらね」

羊「あらあら、牛肉また一つ増えちゃうんですか?」



牛姫「っ……!? ヒッ……!」



otoko「あーいやいや、ちょっと待て、

    牛は需要があるんだ」

ヤマネコ「チッ」

雪女「すきやき……」

羊「お肉でしたらここにたんまりありますけれどね、うふふ」

牛女「……ホッ」

otoko「……そ、そういうわけで、

   なんか絵的に幼女買うみたいでかなり犯罪臭がするんだけど

   牛ゲットだぜ!!」


牛姫「貴様ら、このままで済むと思うなよ!

   今に私の仲間が集まってくるぞ!!」

兄「ははは、それは難しい話だな!」

otoko「さらっと帰ってくるね」

牛姫「何を馬鹿なことを……この周辺のミノタウルスは

   すべてわらわの支配下じゃ。

   わらわがつかまったと聞けばすぐさま……」

兄「ははは! すまないね!

  そのミノタウルスたちなんだが……そのー……

  先日沸きつぶしに周辺を練り歩いたときに、だね」



otoko「……兄さん、牛牽引するの苦手だったよね、そういえば」

兄「苦手だなんてとんでもない! 

  お前にやらせようと思っていたからガン無視で殴り殺していただけさ!」

otoko「……まぁいいけど」





牛姫「っ!」

兄「ははは、安心しろ牛姫様!

  君のファンであるミノさん達は今頃どこかで第二の生を謳歌し始めているところだよ」

otoko「……てことはもしかしてさっきのがまた襲ってくるかもしれないってことか?」

兄「ははは! その辺はノープロブレムさ!

  彼らの主目的である牛姫様のお仕事さえこなさせてやれば皆満足さ」

otoko「仕事?」

ヤマネコ「乳でも搾るか?」

otoko「それは絵的にまずい」

兄「いいや、美味しそうだ」

otoko「話を進めよう」



兄「まぁ、牛姫様はアイドルなんだよ。ミノさん達は皆そのファンってわけだ」

雪姫「……アイドル?」


otoko「歌って踊っちゃう感じの?」

牛姫「左様」

兄「というわけだ、弟よ。

  牛姫様を俺たちでプロデュースしてやろうじゃないか」

otoko「おっと、話が飛躍してないか?」

兄「いや、実はだね。

  ミノさんから革と肉を集めるのは至難の業だろう?」

otoko「まぁ、毎回命がけで収穫するのは骨が折れるな」

兄「折れてもいい骨の仲間を作って狩をさせようともしたが……

  その結果については最近の俺を見れば分かると思う」

otoko「あの貧乳か」

スコン


otoko(一輪挿し「交渉決裂と?」

兄「そういうこと。

  で、だ

  俺たちが牛姫をプロデュースする代わりに、

  ミノ達には同胞の死体から皮を剥いでもらうという、

  そういうビジネスをするのはどうだろう?」

otoko「……おいおい、このゲームはマイクラだったはずだ」

兄「大丈夫! 兄はプロデューサーもしたことあるぞ!」

otoko「……ど、どうだろう?」

牛姫「フンッ、そっちのイケメンもどきは信用ならん」

otoko「だとよ」

牛姫「しかし、ミノ共は肉体ばかりで頭が足りぬ」

otoko「……ふむ」


牛姫「……よし、お前、名は?」

otoko「otokoだけど」

牛姫「otoko! おぬしをわらわのプロデューサーとして認めてやろう」

雪女「アイドル……!」キラキラ

羊「……あらあら? 家畜仲間が増えると思ったんですけど……」

otoko「……光栄だよ、とでも言えばいいのか、この場合?」

兄「ははは! 話はまとまったな! じゃあ詳しいことは俺が教えてやるし、

  お前は兄の言うことを是か非か判断すればそれで良いだろ!」

otoko「そういう感じで頼むよ。アイマスは途中で投げたんだ」



ヤマネコ「……」






……………………


後日

クリーパー「お兄ちゃん……なんか長屋がまた大きくなってるんですけどー」

クモ「なんだか乳臭いわぁー……お子様がいるとここまで臭ってくるのねぇ。

   それとも個人の悪臭かしらぁ?」

otoko「お前らの不機嫌全開だな!? どうした?」

クリーパー「どうしたもこうしたも、

    最近お兄ちゃん、牛にかまいすぎじゃねーの? っていう」

クモ「ええ、そうねぇ。おかげで貴方のお肉まで乳臭くなっちゃいそう」

otoko「待ってくれよ……舞台作ったり

    現地までのトロッコつないだり大変だって言うのに……」

クリーパー「かまえかまえー!」シュー

クモ「構わん構わん……」ユラァリ……

otoko「だぁぁぁー!」






ヤマネコ「っす! って、なんだ修羅場か?」ヒョイ

羊「あらあら、こんにちは。

  もう少しで爆発すると思うので近づかないほうがいいですよ?」

ヤマネコ「そうみたいだね、っと。  (シュタッ

   まぁ、その修羅場のおかげでこっちは一仕事できたけど」





ヤマネコ「ああ、牛乳飲むかい?」

羊「あら、いいんですか?」

ヤマネコ「魚のために先行投資、と思ったけど、今渡してもすぐ無駄になりそうだしな」

ドカーン

otoko2014 blew up


ヤマネコ「ん」

羊「……では、いただきますね」ニコッ

ゴクゴク

羊「ところでこれ、ミノさんからの収穫、ですかね?」

ヤマネコ「……」

羊「……え?」



牛姫「ヤマネコォォォ……!! はぁ、はぁ……んっく…… き、きさまぁぁぁ……!」ヨロヨロ

ヤマネコ「ありゃりゃ、見つかっちまったねーっと」スタコラ

牛姫「ま、まてへぇぇ……」ヘナヘナ……




羊「……え?」

牛姫「はぁ、……はぁ……んふ……っく……

   あの、泥棒猫め……好き勝手しおって……!」バンバン

羊「……あ、あのぉ……」

牛姫「! き、貴様! そのビンは!!」

羊「え!? こ、これはぁ……」

牛姫「飲んだのか!? 飲んでしもうたのか!?」

羊「……えとぉー……

  

  お、美味しかったです!」ペコリ




牛姫「……~~~~っ!!!」(////





いつか続く

………………




………………






兄「よし、建設現場の雪かき完了!」

otoko「雪かきなんてする必要あるのか?」

兄「さて、牛姫様のライブ会場建設についての会議なわけだが」

otoko「当面必要な素材は大体そろったけど」

兄「肝心なものが用意できてないだろう?」

otoko「……そう、だな」

兄「そう、今必要なものは照明用のグロウパウダー!」

otoko「……そう、だな」

兄「……いいたいことは、わかるな?」

otoko「……そう、だな」

兄「ところで弟よ、後ろを見て欲しい」

クルッ



otoko「……ネザーゲートだな」

兄「左様!」

otoko「これだけ準備がいいと本当にいらいらするなぁおい?」

兄「ははは! 装備は用意した!

  さぁ! 行くぞ勇者よ!

  伝説の粉、グロウパウダーを見つけてくるぞ!」




otoko「……お?」

兄「今回は、俺とお前と大五郎!」

otoko「久々だな」



………………


ネザー

otoko「暑い!」

兄「ははは、何のこれしき!」

otoko「いや、溶岩の海だぞ、暑いってレベルじゃないし」

兄「新党滅却すれば日本また涼しいって言うだろ?

  苦しい未来を思い描けば心も寒くなるさ!

  明日からはお財布の寒さも3%増しだしな!」(2014.3.31

otoko「そういう話はノーサンキューだ」

兄「それよりも、まずはグロウパウダーだ!

  早く見つけて早く帰ればそれだけ暑いのも短いぞ!」

otoko「それもそうだな。早いところ探索するか」



テクテクテク


テクテクテク


ボトボトボト……



otoko「ん? 兄さん何か落としてるぞ」

雪ブロック「オッスオッス」

otoko「……このための雪かきか」

兄「ははは! 何のことやら」

otoko「よこせ!! 俺にも、冷涼な空気を!!」ドタバタ

兄「ははは! くっつくなくっつくな!」ドタバタ



???「……」ジーッ




otoko「ん?」

兄「何か?」

otoko「なんだか?」

兄「まぁ、あれだ。今日はネザーが騒がしいからな、うるさくすると視線が集まるぞ」

otoko「うお……そうだな」



ゾンビピッグ『ウー』マン(女体化)の群れ「……」ゾロゾロ('A`)ヴァー



otoko「しかし、こいつらはこんな一心不乱に何かを求める動きをしていたかな?」

兄「まずは『ウー』に突っ込まなくなったお前に感心するとして……

  そうだなぁ、こういう行列は記憶にはある」

otoko「どこで見たんだよ?」


兄「うーむ……

  この暑さと言い、女性の行列、それもさも一つの目的に集うかのように……」

otoko「……ん?」



兄「……あぁ、あれだ!

  あのお祭りの一日目だ!」



otoko「え」

兄「腐女子だけに、ゾンビだし?」

otoko「……」


兄「さて、お腐れあそばせていらっしゃる方の行く道はどこでしょうかね」

otoko「いいよ。早いところ帰ろうぜ」

兄「ははは! ちょっとした寄り道だ。 いいじゃないか」

otoko「……別にいいけど、それだったらやっぱりさっきの雪ブロックよこせ。

   お前だけ涼しいのは許せん」

兄「こいつが欲しかったらここまでおいでー」ウフフ

otoko「こら待てー あはは」つ弓

ビョンビョンビョン

兄「いたたたたたたたた」



???「……」






otoko「さっきからなんなんだ!?」

ハリネズミ兄「なにがなんなんだなんだ?」

otoko「あの女だよ!!」



ゾンビ(女体化「……っ!」ビクッ



otoko「……」

兄「……」










otoko「なんでネザーにゾンビがいる!?」

ゾンビ(CV:高山みなみ「ふ、ふふ、すみませんね。なんだか」



otoko「あれか? 兄さんクリエイトモードでモンスター出したりしたか?」

ゾンビ「いえいえ、私は自分の意思で来ただけですよ。

    腐っても足はありますからね。ふふふ」

otoko「……ってことは、何か目的があって来たんだよな?」

ゾンビ「ええ、もちろんですよ、ふふふ。

    とはいっても、そちらの御仁はもう既に分かっていそうですけどねぇ、ふふふ」

otoko「こちらの御仁ですか?」

兄「どちらの御仁ですか?」

ゾンビ「どうして話をくどくするんですか?」

兄「茶化してるだけです」


ゾンビ「……まぁ、いいですけど」

otoko「やめろやめろ、兄さん。腐女子相手にするのが不得意だからと批判的になるのはやめろ」

兄「ははは! こやつめ!」

ゾンビ「おや、男の方にしては珍しいですね。

    腐ってても平気なんですか?」

otoko「実害なければどうでもいいだけだよ。
 
   メンズのオタクと言動そう変わらないしな」



兄「隙を見せるな弟!」ファッ

otoko「ウホッ!」バキィッ

兄「この腐女子、俺たちで妄想してたみたいだぞ!」

ゾンビ「……っ」ギクゥッ

兄「つまり、こいつは俺とお前に及第点をつけている!

  三次元萌できる生物だ!!」

ゾンビ「ふふふ……」

兄「お前、優しくすると、惚れられるぞ!!!」



otoko「んな簡単にフラグが立ってたまるか!!」



ゾンビ「紙棒□
    □棒□
    □棒□」



兄「ほれ見たことか!! 無理やりフラグをクラフトし始めたぞ!」

otoko「な、なんだと!?」


ゾンビ「ふふふ、いえいえ、そんなそんな。

    私ごときなんかがフラグだなんて恐れ多いですよぉ……」フッ

otoko「ああ、さいですか。

   とりあえずさ、俺達はグロウパウダーを探しにきたわけなんだが」

ゾンビ「グロウ、パウダー……」

兄「ああ、これ知ってるフラグですわ」

otoko「知ってるのか?」

ゾンビ「ええ、まぁ。正確にはお客さんが、ですが」

otoko「お客?」

ゾンビ「ええ。これからネザー同人協会の即売会なので」

otoko「……マジか」

ゾンビ「もちろん。お客さんはあちらの方々ですから」

ゾンビピッグウーマン「ゾロゾロ」

otoko「hm」

ゾンビ「この辺の地理には詳しいかと思いますよ」


兄「よし、一人残らず拷問だ」

otoko「やめてくれ、それは俺も巻き込まれるフラグだ」

ゾンビ「紙棒□
    □棒□
    □棒□」

otoko「それももういいから!」



兄「MODが適応されてから、
 
  もしかしたらゾンビピッグマンの設定も変わったかもしれない」

otoko「何を根拠に……」

兄「スケルトンだって執拗にストーキングしてくるようになったじゃないか」

otoko「hm、とはいえわざわざ地雷を踏みに行くのは勘弁な」

兄「ははは! それもそうだな! ひんぬー一匹でも手を焼いているというのに!」

ヒュッ 

兄「神回避!!」スカッ








ドスッ

矢付きゾンビピッグウーマン「!?」Σ(゚A゚)ヴァー!?





otoko 兄「あ」

兄「……これは」

otoko「もしかして、俺たちの攻撃だと誤認されたか?」






ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー








otoko「っ! に、逃げるぞ!!」ダッ


兄「ははは! 逃げるよりは今殺されたほうが、忘れた頃に殺されなくて済むぞ」ダッ

otoko「フォーチュンピッケル持ってるんだよ! 死にたくない!」スタコラ



兄「恋する?」サッサ

otoko「恋する フォーチュンピッケル」

兄「資材は そんな多くないよ」

ゾンピの群れ「へいへいへい」('A`)ヴァー

兄「ツキを呼ぶには?」




otoko「手堅く生きること」つ丸石→建築→豆腐





兄「hm、考えたな。丸石で即興の砦を作ったか」


otoko「壁を作ったところで帰れるかどうかは別だけどな」

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー

ゾンピ「ヴぁー」('A`)ヴァー





otoko「とりあえず、道具さえ無事なら一回死んだほうがいいな」

兄「クラフトボックスを作ろう。そしてチェストボックスに道具を保存するんだ」

ゾンピ「……」('A`)

ゾンピ「……」('A`)

ゾンピ「……」('A`)





otoko「ったく、戻るとまたクモ子とクリ子から隠れてこなくちゃいけないからなぁ……」

兄「ははは! 浮気する夫みたいだな!」

ゾンピ「……」ピクッΣ(゚A゚)

ゾンピ「……」ピクッΣ(゚A゚)

ゾンピ「……」ピクッΣ(゚A゚)


兄「さしずめ、俺との愛の逃避行か?」キリッ

ゾンピ「……!」

otoko「フォーチュンピッケルで人を殺したらドロップ二倍になるのかなぁ? 兄さん」つフォーチュンピッケル

ゾンピ「ホモキタ?」(゚A゚)ザワ

ゾンピ「ホモキタ?」(゚A゚)ザワ

ゾンピ「ホモキタ?」(゚A゚)ザワ



otoko「?」

兄「?」




ゾンピ「ホモマダ?」(゚A゚)ザワザワ

ゾンピ「ホモマダ?」(゚A゚)ザワザワ

ゾンピ「ホモマダ?」(゚A゚)ザワザワ



otoko「……」

兄「……」




ゾンピ「ホモクレー」(゚A゚)

ゾンピ「ホモクレー」(゚A゚)

ゾンピ「ホモクレー」(゚A゚)



─(゚A゚)─スッ

┌(゚A゚┐)┐ダンッ

┌(^o^┐)┐ホモォ



otoko 兄「!?」





ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ
ゾンピ「ホモクレー」┌(^o^┐)┐ホモォ




otoko「う、う、わわぁぁ……」

兄「は、はは……」



???「待ちな!」

ゾンビ「っ!」スタコラサッサ

otoko「え……?」

ゾンピ「……」┌(^o^┐)┐ピタッ

ゾンピ「……」┌(^o^┐)┐ピタッ

ゾンピ「……」┌(^o^┐)┐ピタッ

???「パンピーに迷惑かけたらアカンて言うてますやろ?」

ゾンピ「……」┌(┌^o^)┐スタコラ

ゾンピ「……」┌(┌^o^)┐サッサ

ゾンピ「……」┌(┌^o^)┐ホモォ……

???「はいはい、はよ会場入りせな二次元のホモも逃げてしまいますよー」

┌(┌^o^)┐サッサ
┌(┌^o^)┐サッサ
┌(┌^o^)┐サッサ

otoko「……」

兄「……」


???「すんませんねぇ。生来のゾンビピッグウーマンとしての性質がまだ残ってるみたいで……」

otoko「い、いえ、ともあれ助かりました」

兄「ははは! 奇妙なものだ!

  ゾンピに襲われたのにゾンピに助けられるとはね!!」

ゾンビピッグウーマン(女体化「統制が不完全ちゅう不備は詫びますわ」

otoko「統制、っていうと、もしかしてあんたは、結構偉い感じの人なのか?」

ゾンピ「まぁ、便宜上『ショーグン』とでも呼んでつかぁさい!」

兄「ゾンピの将軍か、さぞかし妄想逞しいのであろうな!」

将軍(CV:久川綾「そんなのを口にせぇへんのが腐女子のたしなみやで」

otoko「……で、迷惑料ついでに教えてもらいたいことがあるんだが」

兄「そうだそうだ!

  われわれにグロウパウダーの場所を教えろ!」

将軍「グロウパウダー?

   グロウパウダーが欲しいか? 欲しけりゃくれてやる!」

otoko「……そのネタ最後まで言うと、壮大な海賊ファンタジーが始まりそうだな」

将軍「まぁ待ちんしゃい。私らもこの広いネザーのどこに何があるかわかっとるわけでもないんですよ」

将軍「何せ、今回の会場整備であらかたグロウパウダーは採り尽くしてしまいましてん」

兄「無駄足か……」

otoko「おいおい、あきらめるのが早いんじゃないか?」

兄「ははは! あきらめもするさ! 何せゾンピの群れが会場を作ったとあれば、

  その資源はネザーの広範囲に及ぶこと必至!

  俺たちの脚でたどり着ける範囲に目的物があるかも怪しくなったってことだ!」

otoko「あー……」

将軍「いやいや、でも心当たりはありますねん」

otoko「お?」

将軍「言うてゾンピどもはアホの集まり。細かい作業はさせられませんので、

   溶岩の上とかの危険箇所での作業は極力避けとりますのや」

otoko「ということは、溶岩のあるあたりを探せと?」

将軍「そうやもしれまへん」

兄「ははは! そういうことなら話は早い!

  今回のサブタイトルは決まったな!」

otoko「サブタイトル?」

兄「otoko「俺のマイクラがぶっ壊れた」

  part?

  ~マグマダイバー~」

otoko「縁起でもないこというなよ!!」



………………


将軍「溶岩はこっちらへんですわ」

兄「浅間山なう と」カコカコ

otoko「そろそろスマホにしたらどうだ?」

兄「パズドラ厨乙」

otoko「わ、悪いかよ!」

兄「暇なときにマイクラでパズドラのステータス妄想してるとか、
  
  かなり重度ですわ」

otoko「うぐぅ……」

将軍「ほいほい、んじゃ後は勝手に掘って持ってってかましまへんよ」

兄「ははは、それじゃ遠慮なく!」

将軍「ガストには気ぃつけやー」

otoko「お、案の定グロウストーンは天井に張り付いてるわけで……」

兄「そうだなぁ、丸石詰んで足場作るか」

otoko「久々に普通の作業だなぁ……」




***作業BGM(兄選曲)~恋するフォーチュンピッケル~***


ダイヤのことが好きなのに
チェストにまるで残ってない
何度目かの採掘の準備

Yeah! Yeah! Yeah!

まわりを見れば大勢の
怖いゾンビがいるんだもん
他の仲間は気づいてくれない

Yeah! Yeah! Yeah!

テキスト流れるMessage
瞬間見てみたなら

知らぬ間に仲間は死んで
つま先からマグマダイブ

止められない落ちる勢い
カモン カモン カモン カモン ゾンビー
恨みますよ

恋するフォーチュンピッケル
ダイヤは
そんな多くないよ

Hey! Hey! Hey!

ツキを呼ぶには
手堅く生きること

ダイヤのフォーチュンピッケル
効率 今日よりもよくしよう

Hey! Hey! Hey!
Hey! Hey! Hey!

アイテム残ってないかと戻り
あっと驚く奇跡は起きず
匠と闇夜で愛し合える予感




すぐエンチャントしてみたい
だけど結果に自信ない
耐久つくの想像つくから

Yeah! Yeah! Yeah!

効率いいのがいいなんて
みんなは言うけど

クオリティがアドヴァンテージ
でかすごい 建築物が

表示しきれず 一々止まる
フリーズ フリーズ フリーズ オーマイガー
スペックを見て

恋するフォーチュンピッケル
その箱(PC) 新しくしてみよう

Hey! Hey! Hey!

先ゆくものは
リアルじゃ持ってない

涙のフォーチュンピッケル
リアルに ネガティブにならずに

Hey! Hey! Hey!
Hey! Hey! Hey!

世界は金で何とかなるよ
悲しい出来事それは金欠
明日は明日で飯がないと思う

カモン カモン カモン ボンビー
占ってよ

恋するフォーチュンピッケル
マイクラ
そんな重くないよ(現実逃避

Hey! Hey! Hey!

ツキを呼ぶには
お金を稼ぐこと

リアルののフォーチュンピッケル
財政(リアル
今日よりもよくしよう

Hey! Hey! Hey!
Hey! Hey! Hey!

人生捨ててもマイクラやる
あっと驚く建築できる
リアルとどこかでわかり合えぬ予感




******


otoko「ひどい替え歌だな!!!」

兄「ははは! 渾身の出来だぞ!」

otoko「俺も結構な妄想癖があるがあんたも人のこといえたもんじゃないぞ!!」

兄「それはさておき弟よ!

  グロウストーンの準備は整った! 

  これで『丑姫さま~ひとり~ ウインターライブコンサート』の会場作りが捗るぜだぜ!」

otoko「あー、分かった分かった。はよもどって建築しる」

将軍「あ、兄さんら終わりました?」

otoko「ん? ああ、どうもどうも」

兄「ははは! 十分な収穫を得たり!」

将軍「ホンマですかー! よかったですわーw

   案内した甲斐がありましたわ」ウンウン

otoko「アザッシター!」ペコリ

将軍「別にええですよー」

otoko「お礼といってはなんですが」つケーキ

将軍「ウホッ!(歓喜)」

兄「じゃあ俺は羊毛と木材を三個ずつ」

otoko「それをネザー住みの人に与えるのは宣戦布告とみなされるぞ兄さん」

将軍「なんや、あんたも大変やな……」

otoko「ともかく、そろそろ帰るぞ」

兄「ははは、それもそうだ!」

アザッシター×2




………………


ゾンビ「ったく、イベント当日まで上司と一緒とか、やってられないっての」

将軍「……」

ゾンビ「わひゃぁっ! い、いつの間に?」

将軍「確かに私らは性的嗜好も違うし、立場も違うけど、

   そんな嫌われるほどでもないと思うんやけどなぁ……」

ゾンビ「その立場の違いが、上司と部下であることが問題なんですよ……」

将軍「私のこと嫌いぃ?」スッ

ゾンビ「どえらい至近距離に寄ってくる女性は苦手ですねぇ」ススッ

将軍「ちぇっちぇちぇのちぇー……

   と、まぁ、本題はこれくらいにしてもう一つ用があるんやけど」

ゾンビ「そっちのが本題なんでしょうに……」

将軍「……実はね、例の人らに会ったんよ」

ゾンビ「……例の人、ですかぁ。ふふふ、すっかり忘れてましたよぉ」

将軍「残念イケメンと突っ込み上手なフツメン。報告どおりだった」

ゾンビ「……ん?」

将軍「あれ? 君も会った感じ?」

ゾンビ「……まさか、ですけど」

将軍「まぁ、今ネザーに来れる人間なんてたかが知れてるやろ?」

ゾンビ「ふふ、ふ……そうですねぇ。目先の祭のせいで失念していましたよ」

将軍「というわけで、しばらくは様子見やけど、分かっとるな?」

ゾンビ「そうですねぇ。一応指示には従いますが、所詮こちとらゾンビですから、

    期待に沿えるかどうか分かりませんよ?」

将軍「まぁ、いざとなったら御大将が動いてくれますやろ。

   私らの役目はそん時を早めることだけ。そうやろ?」

ゾンビ「それすらも、どうかと思うんですけどねぇ……

    兄のほう、やたら面倒くさい性格してますよ?」

将軍「ホンマにの……」





続く
……………………

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