恒子「すこやんって結婚願望あるの?」 健夜「あるよ! 超あるよ!」(251)

恒子「あ、そうなんだ……」

健夜「ご、ごめん……」

恒子「うぅーん、実はさ、新しい企画の話が降りてきてて」

恒子「すこやんの婚活を後押ししようってやつなんだけど」

健夜「え、なにそれは」

恒子「早い話が、局の方で婚活パーティーを開催して、それにすこやんが参加する様子を番組にしたいってこと」

健夜「晒し者だよそれ……」

恒子「うーん、でも一応テレビ局っていう権力のもとで婚活メンバーを集めるから、結構お買い得かもよ?」

恒子「普通の婚活じゃ出会えないようなハイレベルな人が揃うだろうし」

健夜(うーん……そう言われるとなぁ……)

健夜(最近お父さんとお母さんからの催促も露骨になってきたし……)

健夜「うん、とりあえず受けるだけ受けてみるよ……」

恒子「え、いいの?」

健夜「え?」

恒子「……いや、すこやんがいいなら、そっちの方向で話進めとくね」

…さて、この物語にはまだ続きがあります。
主人公は誰ですかって?

それはこのSSを読み切ったあなた方1人1人です

今の世の中、たくさん辛いこともある。たくさん嫌なこともある。もう誰も信じられない、信じたくない。そう思っている人がたくさんいるでしょう。

私もかつてその1人でした。でもこのSSの「男」のように(というかモデルは作者自身だったり…)懸命に生きて、今では細々とですが暮らしています。

開けない夜は、ありません。

これが、このSSで伝えたかったことの全てです。

最後の最後に、登場人物たちからのメッセージをお聞き下さい。

男「おう!まあなにやら辛いこともあるが、生きてみようぜ!開けない夜は、ないってな!」

作者「ちょっ、俺のパクったな!」

女「やれやれね、この二人は…クスッ」

友「見てくれて、ありがとな!お前らも頑張れよ!…イテッ!」

作者「(友の頭をはたきながら)読者様にお前らとか言うな!失礼だろが!」

まあなにはともあれ…

全員「読んでくれてありがとう!」

ありがとうございました!(続編をもしかしたら投下するかも…ゴホンゴホン)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―雀テレビ―

健夜「あれ……婚活パーティじゃなかったの?」

恒子「あ、言い忘れてたけどこの企画の目玉は『劇的!ビフォーアフター ~アラフォー雀士の華麗なる羽化~』だから」

健夜「なにそれ!? 全く聞いてないよ!」

健夜「っていうかアラサーだよ!!」

恒子「まぁまぁ」

恒子「だって、すこやん今までの人生で、恋人すら出来たことないでしょ?」

健夜「う……それは」

恒子「そんなすこやんがいきなり婚活に向かおうったって無理無理」

健夜「うぅ……」

恒子「ということで、パーティーの前にすこやんを婚活に耐えうるように改造するのが重要なんだよ」

恒子「ってことで、まずはすこやんを>>5って感じで改造しちゃおう!!」

おもち大増量

健夜「おもち大増量!?」

恒子「そうそう、まずは女の最大のセックスアピールであるおもちを増やそう!」

健夜「増やそうって……どうするの?」

恒子「パーティは今日の夜だから、豊胸手術は間に合わないよね……」

健夜「時間があったらさせるつもりだったの!?」ガクガク

恒子「うーん、じゃあ>>11の方法で」

腹筋

健夜「ふっ……きん?」

恒子「そう! 超回復でもとのバストサイズを大幅アップさせるんだよ!」

健夜「いやいや……まず間に合わないし、そもそもそれってお腹は関係ないよね?」

恒子「大丈夫だって、さぁ今から局内のジムにいって思いっきり鍛えてこよう!」ガシッ

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

健夜「に、じゅう……さん……だめぇ」バタ

恒子「すこやん……これが老いか……」

健夜「恒子ちゃん……あとで覚えておいてね……」ハァハァ

恒子「まぁこれで何とかすこやんのダブついてきたお腹をシェイプアップし、おもちの……」

恒子「……増えてないか、しょうがないから詰め物だね」

健夜「最初からそうしようよ!!」

恒子「じゃあ、次の魅力値アップは>>18で!」

悌毛

恒子「剃ろう!」

健夜「え?」

恒子「だから、剃毛だよ剃毛!」

健夜「え? その……胸毛の処理はちゃんとしてるけど……」

恒子「違うよすこやん、こういう時に剃毛って言ったらしたの方をツルツルにすることだよ」

健夜「は、え!? ななななにいってるのこーこちゃん!」カァァ

恒子「パンツを履かないことが主流のこの世の中で、下の毛は腋毛くらい見苦しいものなんだよ?」

健夜「そんなの初めて聞いたよ!」

恒子「じゃあ早速シャワールームへ行こう!」ガシッ

健夜「え、こーこちゃんも来るの!?」

恒子「あったりまえじゃん! ほら行くよ!」

胸毛…

健夜「うぅ……自分で剃るからいいって言ったのに……」

恒子「おー、童顔だとは思ってたけど、こっちもかなり……」ジー

健夜「そんなに見ないでよ……もうやだぁ……」

恒子「じゃあシェービングクリーム塗るよ?」シュー

健夜「うっ……」ビクン

恒子「……」ゴクリ

恒子「じゃあ……行くよ?」スー

健夜「ひゃあ!」ビク

恒子「……」ゾクゾク

恒子「……」スー スー

健夜「ぁ……ぅ…………ふぅ……」

恒子「……ねぇ、すこやん」

健夜「な、なに?」

恒子「濡れてる?」

健夜「なっ!?」カァァ

>>24
胸毛そって欲しかったのか……スマンかった

健夜「そ、そんなわけ無いでしょ!!」

恒子「そっか、なんか滑りが良かったから……ごめんね」

恒子「はい、終わり」

健夜「やっとおわ……ってぇぇええええ!?」

健夜「ぜ、全部剃っちゃったの!?」

恒子「? そりゃそうでしょ」

健夜「ひどい……もうお嫁に行けない……」シクシク

恒子「その相手をこれから見つけるんだって!」

恒子「じゃあ最後の改造! >>35で!」

顔面ピアス

恒子「顔にピアッシングしよう!」

健夜「……え」

恒子「若さを見せつけるために、顔にピアスをしようってことだよ」

健夜「じょ……冗談だよね……?」ガクガク

恒子「大丈夫だって、衛生面に気をつけていれば問題ないから!」

健夜「いや……お願いこーこちゃん……」ブルブル

恒子「……」ゾクゾク

恒子「ホントに大丈夫だから……今はイタリアからの技術輸入で医療も進歩してるし、その気になったら治せるって……」

恒子「だから……ね?」ガシ

健夜「いや……いやあああああああああああ!!」

健夜「う……ひっく……」

恒子「左の眉に二つ、右のまぶたに1つ……うん、悪くない悪くない!」

健夜「ひどい……あんまりだよ……」

恒子「でも痛くないでしょ? 最新の技術で空けたからそういう不快感はないはずだよ?」

健夜「お母さんに叱られちゃう……どうしよう……」グスグス

恒子「大丈夫だって! お金は局から出るんだから、また治せばいいじゃん……」

恒子「それに……家に帰れなかったら私の家に来なよ……」ボソ

健夜「…………ふん」プイッ

恒子「!」ガーン

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―雀テレビ大ホール―

恒子「えー、ではこれから雀テレビ主催の婚活パーティーを始めたいと思います」

パチパチパチパチ

恒子「今みなさんが座っていただいている席ですが、15分ごとにローテションする形で移動していただきます」

恒子「自己紹介の際には、先ほど用意していただいたアピールカードを正面の方に渡していただきます」

恒子「そのあとは時間まで親交を深めてください」

恒子「では、始めさせていただきます」

健夜(えっと……この人の名前は……>>51さんかぁ)

アカギ

いやどっちでもいいんだけど
どうしよう
安価とった人が決めてください

アカギで書き始めた

健夜「えっと……赤木しげるさん、ですか」

赤木「あぁ……」

健夜(えっと……「職業:代打ち」?)

健夜(え……国際麻雀協会の要求で、これだけ賭博が規制されてる今、代打ちって……)

健夜(詐称かな……でも……)チラ

赤木「……」ゴゴゴゴゴ

健夜(この人……できる……)

赤木「小鍛冶プロ……か」

健夜「……はい」

赤木「こんなくだらない宴会じゃなく、卓を挟んで会いたかったな……」ククク

健夜「…………確かに、そうですね」ゴゴゴゴゴゴ

健夜・赤木「「…………」」

恒子「はい、時間になりましたので、名残惜しいでしょうがここで移動していただきます」

赤木「ふっ…………もう終わりか」

健夜「みたいですね」

赤木「じゃあな……運があればまた会えるだろう……」

健夜「楽しみにしてます」

赤木「あと……なかなか奇抜なピアスだな」

健夜「!?」

健夜(わ、忘れてたー!!)

赤木「ククク……」

健夜(ぅう……みんなこーこちゃんのせいだ……)

健夜(えっと……次の人は>>70

霞さんじゅうななさい

健夜「石戸霞さん……あれ?」

健夜「そういえばインハイ……永水女子の」

霞「あら、小鍛冶プロ程のお方に覚えていただいてるなんて……光栄です」

健夜(なに……? この圧倒的な慈愛オーラは……!)

健夜(と、とても17歳が……私よりも年下が醸し出せるモノだとは思えない……)

健夜「えっと……まだお若いのに、どうして婚活に?」

霞「私の家は代々神職を生業としていまして、私も高校を卒業したらすぐに家業に就くのですが」

霞「そうなってしまうとこれから先、出会いが期待できないんです」

霞「でも、学校では結局理想の伴侶は見つけられず、やれることはみんなやっとこうと思ってここに参加させていただきました」

健夜「なるほど……ちゃんと将来のことを考えて……」

霞「……できれば、子孫に力のある者を残したい……ですから、今日はここにそういった人を求めてきたんですが……」

霞「ふふ……収穫があったみたいですわ……」ネットリ

健夜「!?」ゾク

健夜(こ……この娘……)

霞「ふふふ……」

恒子「はい、時間です。では席を交代してください」

霞「では、また……」スッ

健夜「は、はい……」

健夜(麻雀で強者に当たった時とは違う……全く違う種類の……生物としての本能が告げている)

健夜(“アレはヤバイ”と……)ブルッ

健夜(えっと……次は……>>85


申し訳ありませんが飯食ってきます……

健夜「竹井さん……あれ、あなた、インハイ団体戦優勝校の」

久「あら、小鍛冶プロに覚えていただいているなんて光栄ですね」

健夜(これ、さっきも言われたような……)

健夜「あなたの活躍は見させて貰っていましたから」

久「ありがとうございます」

久「それにしても……ふーん……」

健夜「な、なんですか?」

久「いえ、想像していたよりもハジけてる方だったんだなぁって」

健夜「?……あっ」

久「婚活パーティーに来るのに、顔面にピアスしたままって人はまずいないですよね」クスクス

健夜「あ、あの……これは……その」

久「でも似合ってますよ? センスのあるピアスだと思いますけど」

健夜「そう、ですか……」

久「ええ……その色……とっても健夜さんのイメージにあってると思います」

健夜(な、名前で呼ばれた……)

久「こういったら失礼ですけど、今まで健夜さんに対しては麻雀が強いって印象しか持ってませんでしたね」

久「でも……こうして会ってみると、とても女性的な魅力がある方なんだなぁって……」フフ

健夜「!」ドキ

久「それに、地元の人たちのために栄光の道を自ら降りるなんて……普通の人には、いえ、その道で生きていればいるほど、できるものじゃなかったと思います」

久「それをあえて降りる勇気、力だけじゃない人間性……健夜さんのそういうところ、私すごく惹かれます」ウットリ

健夜(こ、これは……)ドキドキ

健夜(もしかしたら、かなりの好感触……?)クラ

健夜(それにこの娘、かなり大人びてて甲斐性もありそうだし……もしかしたら、イケる?)クラクラ

恒子「はい、交代の時間になりましたー! では皆さん、お席の移動をお願いします」

久「あら、意外と短かったですね……名残惜しいわ……」

久(無理心中しようとする娘から逃げて、偶然きちゃった会場だけど、これは大きい獲物を見つけられたわね……)

久(この人の暮らしぶりなら、まず間違いなくお金を持ってるだろうし……これは要チェック物件だわ)

健夜「あ、その……」

久「カードの裏に、連絡先が書いてあります……」ヒソ

健夜「!……あ」ペラ

久「ふふ……」ウインクッ

健夜「!!」ドッキーン

久「あ、あと……」

久「パッドの詰め方は、もう少し練習したほうがいいわよ?」ヒソ

健夜「!」カァァ

健夜(これ……すごいドキドキする……)

健夜(……アリかも)

健夜「はっ……いけないけない」

健夜(とりあえず次の人……えーっと>>110

うたさん

健夜「あれ? 咏ちゃん?」

咏「すこやんじゃん! こんなとこで合うとは……世の中わっかんねー」フリフリ

健夜「こっちのセリフだよ……どうして咏ちゃんはここに?」

咏「こーこちゃんに誘われてさー、気づいたらここに居たんだよ」

健夜「ああ、そういう……」

咏「それにしても……また随分と攻めたねー、知らんけど」

健夜「……触れないで」グス

咏「すこやんの相手を探すための企画なんだって? コレ」ヒソ

健夜「うん……」

咏「それでいじられたわけか! いやー不憫だねぃ、知らんけど」ケラケラ

健夜「もう放っておいて……」

咏「で、どうなのさ」

健夜「うん……今のところハズレっぽい人はいないかな」

咏「そーじゃなくてさ、私が」

健夜「え? ……咏ちゃんが?」

咏「そーそー、私は小鍛冶プロのおメガネには叶うのかなって」

健夜「え、えっと……いきなりそんな……」

咏「でもさ、私とすこやんの間に出来た子供、すっげぇヤツになると思わね? 知らんけど」

健夜「うん……まぁ」

咏「それにさ……」ズイ

健夜「?」

咏「私、夜の闘牌にも結構自信あるんだよねぃ」ボソ

咏「すこやん……味わってみたくね? すっげー気持いいって評判なんだぜ? しらんけど……」ボソ

健夜「!?」ズザッ

恒子「はい、では交代してください」

咏「ふっふっふ」

健夜「///」

健夜(咏ちゃん……まさかあんなキャラだったなんて……)

健夜「えっと……次の人が最後か……>>130

ハギヨシ

京ちゃん

ハギヨシさんが結婚してくださいって言われたらホモだから遠慮しますって切り返すの期待してたのに…

健夜「須賀……京太郎君か……」

京太郎「はい、よろしくお願いします!」ガチガチ

健夜(なんか今回、初めて私より緊張している人にあった気がする)

健夜(でも、結構イケメンだなぁ)

健夜(年齢は……16か)

健夜(11も離れてるのか……ちょっとショックだなぁ、老けた気がして)

健夜(特技は……雑用?)

健夜「あの……この特技のところって」

京太郎「はい、麻雀部に在籍しているんですが、雑用ばっかりやらされていまして……」

京太郎「それで、気がついたら家事全般が得意に……」

健夜「そう……苦労してるんだね」

京太郎「でも、今日はまさか小鍛冶プロに会えるとは思ってませんでした!」

健夜「そうかな? そう言ってもらえると嬉しいけど」

京太郎「あの……あとでで良いんですが、サインをいただけないでしょうか?」

健夜「いいけど……もしもこのあと私と須賀くんが成立しちゃったら、サインなんていらないんじゃないかな?」クス

京太郎「! え、あ……そそうっすよね! ははは! で、でもそんなことはありえないっていうか……その」

健夜(なんだろ……男の子なんだけど、可愛いなぁ)

恒子「はい、そこまででお願いします」

京太郎「あ、ありがとうございました」ペコ

健夜「いえ、こちらこそ」ペコ

恒子「では、いよいよ運命のジャッジメントのお時間です!」

恒子「最もいいと思った相手の名前を書いて、相手も自分の名前を書いていてくれた場合、その場でカップルが成立となります!」

恒子「さあ皆さん! よーく考えて、カードに名前を書いてください!」

①アカギ
②霞さん
③久
④咏たん
⑤京ちゃん
⑥まさかのこーこちゃん
⑦完全に売れ残る。現実は非情である。

25分になって最初のレスで

健夜(いろんな人がいて……結構好きになれる人もいたけど)

健夜(私にはやっぱり……この人しか考えられないよ……)

健夜「…………」ストン

健夜「ふぅ……」

健夜(まぁ、かないっこないんだけどね……)

恒子「では、みなさんの投票が終わったようなので、誕生カップルを祝福したいと思います」

恒子「残念ながら! 今回の成立カップルは1組だけでした」

恒子「しかし、全力で祝わせていただきましょう! おめでとうございます!」

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカ

恒子「成立したのは…………赤木しげる・須賀京太郎ペアー!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

健夜(やっぱりあの二人だったか……いい雰囲気だとは思ってたんだよね)

恒子「おめでとうございます! 早速ですが、このお相手を選んだ理由をお聞かせ願えますか?」

赤木「……こいつは、モノになる男だ……そう感じた」ククク

京太郎「えっと……その……目、ですかね、やっぱり」

京太郎「あの鋭く尖ったアゴに、鷹のような目……尋常じゃないギャンブラーのオーラ……」

京太郎「すべてが俺を捉えて離さなかったんです……///」

恒子「やはり一流の雀士は、ほかの雀士の心を掴んで離さないということでしょうか!おめでとうございます!」

恒子「では、最後にこのお二人には、幸せなキスをしてこの場をしめてもらいたいと思います!」

京太郎「えぇ!? こんなに人が見てる前でそんな……」

赤木「ククク……いいぜ、狂気の沙汰ほど面白い……!」グイ

京太郎「あっ! んむぅ!!」

赤木「ん……(きたぜ。ぬるりと……)」

恒子「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!! 今まさに!! ふたりの愛が買わされましたあああああああああ!!!」

健夜(はぁ……帰ろ……)トボトボ

ハギヨシ「許せない…私から須賀君を奪うなんて…」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

健夜「…………はぁ」

健夜(よく考えたら、これって番組になったのかな……)

恒子「すーこやん」

健夜「……こーこちゃん」

恒子「ピアスやめちゃったんだ、似合ってたのに」

健夜「何言ってるの、まったく……」

恒子「ねぇ……すこやんは最後、誰の名前をカードに書いたの?」

健夜「……そんなの、こーこちゃんに関係ないでしょ」

恒子「まぁ、テレビの企画も一気に赤京へ方向転換したから、あんまり重要じゃないんだけどね」

恒子「いやあ、あの二人は盛り上がらせてくれたなぁ! ね?」

健夜「私……疲れたから帰るね」

恒子「『こーこちゃん』」

健夜「?」

恒子「って、書かれたカードが1枚入ってたらしいんだけど……誰だと思う?」

咲父「京ちゃんのビッグマグナムは私を魅了したのに…」

健夜「っ!」

恒子「私ね……最初この企画をすこやんに言うの、すっごく嫌だったんだ……」

健夜「え?」

恒子「しかも、結構すんなり引き受けてくれちゃってさ……ちょっとショックだったんだ」

恒子「でもね、カードを見て、ぶっちゃけ飛び上がるほど嬉しかった」

健夜「こーこちゃん……」

恒子「それで、大慌てで外に行ってさ……これ、買ってきたの」

健夜「これ……指輪……」

恒子「すこやんと比べたら、私の年収なんてちっぽけなもんだから、大したものは買えなかったけど」

恒子「小鍛冶健夜さん……私と、結婚してくださいっ!」

健夜「…………」

恒子(すこやん……?)チラ

健夜「…………」ポロポロ

恒子「!?」

健夜「っ……ばかっ!」ガバッ

恒子「うわっ、ちょ……!」

健夜「いいよ! 結婚してあげるよ!」ポロポロ

健夜「そのかわり……絶対に離してやらないんだからね!?」ギュウ

恒子「……うん、お願いします」

健夜「んっ……」

恒子(これっ……キスをねだるすこやん……くぁわいいいいいいいいいいいいいいい!!!)

恒子「はむっ!」

健夜「……ん……ふぁ」

恒子「ぷはっ……はぁ」

健夜「……」フゥ フゥ

恒子「ねぇ、すこやん……」

恒子「ホテル、行こっか」

健夜「……」コクン

キンクリすんなよ

>>216
アカンのか……
頑張るわ

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

恒子「すこやん……綺麗だよ……」

健夜「……朝見たくせに」

恒子「もう、私のものになったすこやんは……もっと綺麗に見えるってこと」

健夜「……///」

恒子「ココ……私が剃ったんだよね……なんかすっごくエロいよ……」

健夜「そ、そんなに見ないでっ!」

恒子「そういえば、あの時やっぱり濡れてたでしょ?」スル

健夜「んっ…………」

恒子「だって、今みたいな感じでヌルヌルしてたもん……」スッ スッ

健夜「ふっ……ふっ……」

恒子「言わないであげてたけど……クリもおっきくなってたんだよ?」ツプ

健夜「はぁっ! そ、そんな…………」

健夜「はぁっ! そ、そんな…………」

恒子「ねぇ、私に下の毛剃られて、感じちゃってたの?」ススス

健夜「そっんなこと……ないっ……あ」ハァハァ

恒子「ふぅん……じゃあ今のコレも、感じてないってことなんだ……」ネトッ

恒子「……じゃあ、感じてもらえるまで、前戯頑張らないと」

恒子「濡れてない状態で挿入れるのも可愛そうだし」スルスルスル

健夜「そんな……ひゃぁ!」ビク

恒子「おっぱいの先っぽもこんなに尖ってるのに……感じてないんだぁ……」クリクリ

健夜「あっ……あっ!」

恒子「これは……本番まで時間がかかりそうだなぁ……」チュウゥ

健夜「あひっ……ひゃ……ふっ……」

恒子「……」コリコリ カリカリ

健夜「か、感じてました! 感じてるから! もっと激しくシてぇ!」

恒子「ふふ」クチュ

恒子「そこまでオネダリされたら、ぜぇんぶ可愛がってあげなきゃね」クチュクチュ コリコリ クリクリ

健夜「はぁぁぁあ!!」ビビクン

健夜「はぁ……はぁ……」

恒子「んっ」クチュ

健夜「ん」

恒子「はやりんに教えてもらったんだけどね……貝合わせってコツがあるみたい……ん」クチュクチュ

健夜「え、なにっ……っはぁ!」

恒子「ん………んぁ……」クチュ クチュ クチュ クチュ

健夜「ふぁ……ああ! ダメ! イったばっかり!」ガクガク

恒子「私だって……我慢してたんだか、っら!」クチュ クチュ クチュ クチュ

恒子「やばっ……キそうっ……うぁ!」

健夜「あっ……あ、こーこちゃ……!」ハァハァ

恒子「すこやん……いいよ……すこやっ……」クチュクチュ

健夜「ああああぁぁ!」ビビクン

恒子「っ……くぅ!」ビクン

健夜「あ……はぁ…………」ハァハァ

恒子「…………すこやん……愛してるよ」ハァハァ

健夜「うん……私も……」ハァ ハァ

恒子「…………起きたら、またシようね」

健夜「……うん……えへへ」

※参考画像
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=32371790

槓!

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