ミカサ「マクドナルドが1番」(24)
ミカサ「…なのに何故貴方たちは嫌うの?」ギロッ
アニ「ふん!あんなの食べてるから腹筋ばっかり成長したんじゃないの?」
アニ「ロッテリアが1番に決まってるでしょ?マクドナルドみたいな中途半端に高くて他と比べて1番安いような微妙なハンバーガーはアンタみたいな微妙な女がお似合いさ!」
ミカサ「ロッテリアほどろくにドライブスルーも出来なくて駅前や食堂くらいしか棲息してない融通の聞かないハンバーガー屋は無い。融通が聞かないという点と店舗を幅広く展開できないチキンという点では貴方に共通する」
アニ「誰がチキンだって?」ギロッ
ミカサ「貴方に決まっている。鳥肉女はロッテリアでも貪っていればいい…」ギロッ
クリスタ「全く……2人とも低レベル過ぎるよ…」
ミカアニ「は?」
クリスタ「モスが1番!」
アニ「クリスタ、表出な!」
ミカサ「今のは聞き捨てならない。モスバーガーなんて私達マック派が最も忌み軽蔑する存在」
クリスタ「それはマクドナルドのハンバーガーの見た目がモスバーガーと比べものにならないくらい悪いからでしょ?」ニヤッ
ミカサ「!?」
クリスタ「それにアレ何?メニューの写真と商品が全然違うじゃん!ていうか別物だよね?あんなの詐欺だよ!」
アニ「あ~、それ私も思う」
ミカサ「くっ……あれはカメラマンの技術がすごいだけで……商品が悪いワケじゃない……」
クリスタ「それってただの言い分けだよね?結局現物の見た目が悪いからカメラマンの技術で見た目誤魔化そうとしてるんでしょ?詐欺じゃん」
アニ「それだけならまだいいよ、いざ食べるときに包み紙開けてみると具とパンがズレてるんだよね。作り方もすごい雑」
ミカサ「…………」
クリスタ「どうなの?」
アニ「ほら、1番なんでしょ?言い返してみなよ」
ミカサ「…………」
ミカサ「貴方たちは…嫌っている割に詳しい。どうして?」
アニクリ「!」
ミカサ「それは何だかんだでマクドナルドを食べているからでしょ?文句があるならモスバーガーでもロッテリアでも好きなのを食べればいいのに。どうして?」
アニ「そ、それは……」
ミカサ「それは?」
アニ「それはホラ、……敵陣偵察……みたいな?ね?」
クリスタ「そ、そうだよ!それに私達消費者には選ぶ自由があるし!」
ミカサ「私が今マックのポテトを美味しく食べていたら貴方はそれを見るなり叩き出した。都合の良い時だけ消費者になるなんておかしい」
ミカサ「マックのバーガーが気に入らないなら食べなければいい、マックのポテトが気に入らないなら食べなければいい。口ぶりから察すると結構な頻度で食べている」
ミカサ「自分から食べておいて叩くのはおかしい」
クリスタ「何言ってるの?改善して欲しい所を言ってるだけじゃない!叩くなんて人聞き悪いよ!」
アニ「そうさ!少なくともこの件は消費者をおちょくった品を提供してるマクドナルドが悪い!」
アニ「確かに!何回かマック買って食べたよ!?」
アニ「でもさ、アイツら結構な確率で商品入れ忘れるんだよ!?それはマックが悪いでしょ!?一回や二回の話じゃないし!」
クリスタ「それ分かるぅー!私もチーズバーガー頼んで食べようとしたらさ!チーズ入ってなかったの!チーズ無しのチーズバーガーってハンバーガーでしょ!?レシート見たらチーズバーガーの料金でお金取られてるし!」
アニ「まだマシだよ!!私のチーズバーガーなんてチーズの包み紙のゴミ入ってたんだよ!?即刻苦情出したけど!!」
クリスタ「これでもマクドナルドを庇う?」
アニ「私もそこんとこ聞きたいね」
ミカサ「くっ………2人がかりはズルい……」
ミカサ「いつか貴方たちはマクドナルドの大きな力に消される」
アニ「はいはい、わかったから。脱落者はそこの冷めてしなしなになったポテト食べてな」
ライナー「何の話してるんだ?」
アニ「KFCは黙ってな」
ライナー「は?なんでKFC?」
クリスタ「何言ってるの?KFCはあのメガネの教官でしょ!?カーネル的な意味で!」
アニ「見るからに油ギトギトで暑苦しいライナーがぴったりでしょ」
クリスタ「確かに」
ライナー「何で俺いきなりKFCと抱き合わせでディスられてんの!?」
ミカサ「ライナー」
ライナー「ん?どうした?」
ミカサ「一緒に戦おう。KFCとマクドナルドが手を組めば敵は無い」つポテト
ライナー「いや、そんな萎びたポテト要らねぇよ……それに俺は別にKFC信者じゃねぇし…」
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