P「だってさ、お花見行ったときとかさ、なにあの服。誘ってんじゃん」
ちひろ「寝言も大概にしてください」
P「ギリギリじゃん。見えそうで見えないじゃん。なんなんあれ」
ちひろ「知りません」
P「ていうか元々の警官服もどうかと思うよ。ミニスカポリスって」
ちひろ「仕事してくださいよ」
P「いや、仕事しながら言ってるから」
ちひろ「集中して仕事してくださいって意味なんですけど」
P「だってそうだもん」
ちひろ「こんなん本人に聴かれたらどうなるかなぁ……」
P「あー……もう……パンツ見たい」
ちひろ「結局それかよ!!」
P「あー……終わった終わった。仕事終わりましたー」
ちひろ「くっ……本当に終わってる……くっそ……」
P「それで、早苗さんのミニスカポリスの話なんですけど」
ちひろ「……」
P「あれもう、なんというか、早苗さんに逮捕されたいよね」
ちひろ「……」
P「スーパーとかでさ、万引きが捕まって
『なんでやったんだ』
『早苗さんに逮捕されたいからです』っていうやりとりが起こる程度には誘ってるよね」
ちひろ「何の話なんですか!!仕事してるんでから邪魔しないでください!!」
P「ああ……もう早苗さんとお酒飲んで俺が早苗さんを逮捕したい」
ちひろ「勝手に飲んでてください」
P「わかりました」
ちひろ「本当ですよ、全く……ん?」
P「もしもし、早苗さんですか?今夜飲みません?いや、オフなのはわかってます」
ちひろ(しまった……圧倒的……ミス……ッッ!)
P「ふぅ……」ヒ゜ッ
ちひろ「チッ……」
P「さーて……」
P「で、さっきの話の続きなんですけど」
ちひろ「ふああもう好きにしてください」
P「だってそうじゃないですか」
ちひろ「なにがですか」
P「やらしいじゃないですか」
ちひろ「知りません」
P「それでですね~……」
ちひろ(嗚呼……苦しい……好きな人に他の人がいかにいやらしいかを説明される苦しみが……)
P「……そういえば、けっこうちひろさんもやらしいですよね」
ちひろ「……は?」
P「ほら、クリスマスのときとか、コスプレしてたじゃないですか」
ちひろ「……はぁ」
P「……けっこう谷間ありましたよね」
ちひろ「ど、どこ見てるんですか!」
P「なかなか良い感じですよ、アレ」
ちひろ「そうですか……」
ちひろ「………」ク゛ッ
早苗「こんにちはー!」
P「あ、あれ?早苗さん?」
ちひろ「どうしたんですか?」
早苗「ほら、今夜飲み行くでしょ?どこで飲むかとか話し合いたくてねー……」
P「それはそれは」
ちひろ「すごい嬉しそうですね」
早苗「そりゃそうだよー!久しぶりに二人きりじゃない!」
ちひろ「………は?」
P「そういえばそうですねー。いつも志乃さんとか楓さんとかと一緒でしたからね」
ちひろ「侮っていた……ッッ!」
早苗「どこで飲む?」
P「そうですねー」
ちひろ「………くっそぅ」
ちひろ「………あー終わりました。」
P「仕事終わりました?」
ちひろ「仕事一緒に色々終わりました」
P「何がです?」
ちひろ「うるせぇ!一生飲んでろ!バーカ!」
P「なんなんだよ一体……」
ちひろ「はぁ……そうだよ……元々もっと積極的な子とかいっぱいいたのに私なんかが敵うわけがないんだ……」
P「どうかしたんですか?」
ちひろ「なんもかんも政治が悪い」
P「選挙の話ですか?」
夜
P「じゃ、お先失礼しまーす」
ちひろ「なんでお前変態のくせに仕事は速いんだよ……」
P「じゃあ行きましょうか!」
早苗「レッツゴー」
ちひろ「……なんかもうすごい仲良いし」
ちひろ「……あ、雪……東京なのに珍しいな……」
ちひろ「………仕事しよう」
早苗「それにしてもどうかしたの?急に二人で飲みに行こうなんて」
P「たまには落ちついて飲んでみようかと」
早苗「って言っても屋台のおでん屋だけどね」
親父「早苗さん、もしかして前言ってた気になる人って…」
早苗「しーっ!ね!」
親父「そうでしたそうでした、へへっ」
P「……?常連なんですか?」
親父「お得意様ですわ」
P「なんだぁ~こんないいとこ知ってるなら早く教えてくださいよ~」
早苗「いやぁ、もったいないじゃない!隠れ家よ!」
P「けっこういいお酒もありますし、本当に隠れ家ですね!」
早苗「でしょー?」
P「いや、ほんろ、いいところですよー……」
早苗「あれあれー?酔うの早くない?」
P「そうれすかねぇ……」
早苗「おやっさん、今日はここまでにしとくわ」
親父「へいへい、毎度どうも」
早苗「はーい行きますよー」
P「えー?もっと飲みましょうよぉ……」
早苗「ほらもう立ててないでしょ!全く……」
P「Zzz……」
早苗「全くもう……」ス゛ルス゛ル
翌日
P「あ゛ー……頭いってぇ……」
ちひろ「二日酔いですか?」
P「そうなんですけど……途中から記憶がなくて……」
ちひろ(ダメだぁ……エロ漫画でよくある展開だぁ……)
ちひろ(記憶はなくなってるけど襲っちゃってて責任とるやつだぁ……嫌だぁ……)
P「確か……早苗さんに担がれて……それから……なんだっけ」
ちひろ(しかも早苗さんが襲ってる側だぁ……もうダメだぁ……おしまいだぁ)
早苗「おはよー……いつつ……」
P「あ……早苗さん……昨日はどうも……」
早苗「いやいや、いいんだよあれぐらい」
ちひろ(感謝してるぅ……完全に婚約してる……)
ちひろ「嗚呼……」
早苗「どうしたの?詩吟詠いそうな顔して」
ちひろ「なんでもないんですよ。本当に、私にはなんにもなかった……」
P「昨日からあんなんなんですよ、おかしいっすよね」
早苗「疲れてるんじゃない?」
P「今夜も飲み行きましょうか。ちひろさん連れて」
早苗「そうしよっか」
夜
親父「おや、いらっしゃい。今日は三人ですか」
P「今日はこの人を励ます会です」
ちひろ「励まさんでいいですよ!もっと惨めになるじゃないですか!」
早苗「何の話?」
P「さぁ」
ちひろ「下手な慰めなんか……もっと人を傷つけることになるんだぁ……」
親父「もうダメそうなんですが……大丈夫でやすかね」
P「大丈夫なんじゃないですか?」
ちひろ「ダメなんだぁ……」
親父「……酔ってます?」
早苗「素面です」
ちひろ「はぁ……もういいですよ。普通に飲みますよ」
早苗「元気出してよ!何あったか知らないけど!」
P「そうですよ!けっこういいお酒ありますし!」
早苗「ほらほら、まず飲んで落ち着いて!」
ちひろ「ぐっぐっ……」
P「お、いい飲みっぷりですねぇ、俺も……」
早苗「いや、プロデューサーは……」
P「……ぷはぁぁぁ!!なんれすか?」
早苗「弱いんだから……」
2時間後
P「なんなんれすかぁ……もう……」
早苗「大丈夫?ほら水飲んで」
ちひろ「……」シ゛ッ
ちひろ(……完全に夫婦の息の合いかただ……付け入る隙がない……)
ちひろ「やっばり結婚してんだぁ……」ク゛ス゛ッ
親父「……,?」
翌日
ちひろ「…………」ス゛ーン
早苗「頭いったい……」
P「はぁ……」
早苗「けど、意外だったよねー。ちひろさんお酒強いんだ」
ちひろ「そうですね……おかげでずっと茶番見てる気分ですよ……」
P「また記憶が飛んだ……」
ちひろ「それでいいと思いました……」
早苗「やっぱり今日も飲みに行く?大丈夫?」
ちひろ「誘わないでください……死んでしまいます……」
早苗「……?」
P「まぁいいや。早苗さん、今日の仕事の話なんですけど……」
早苗「はいはい……」
ちひろ「………」カタカタ
まゆ「大丈夫ですかぁ……?気分が良くないようですけど……」スッ
ちひろ「うわっ、まゆちゃんいたの!?」
まゆ「うふふ、ひどいですねぇ……」
ちひろ「だってスっと出てこられると……」
まゆ「ごめんなさい……」
ちひろ「うん……大丈夫だよ?」
まゆ「そうですか?悩みでも抱えてそうですよぉ……?」
ちひろ「大丈夫!大丈夫だから!」
ちひろ(教えたら早苗さんといえどやられそうだ……)
まゆ「そうですかぁ……」トコトコ
ちひろ「……あれ、これ誰にも相談出来ないな……」
ちひろ「ああでも……誰かに言わないと何かが壊れる気がする……」
薫「ちひろさーん、だいじょうぶ?」
ちひろ「ああ……薫ちゃん……」
薫「せんせぇもきもちわるそうだったし……」
ちひろ「……あのね……」
薫「?」
P「ただいまー……」
薫「せんせぇぇぇぇぇぇぇ!!」カ゛シッ
P「おっ?どうしたんだ?」
薫「結婚しないでぇぇぇぇぇ!!」
P「は?」
サ゛ワサ゛ワ……
幸子「結婚するんですか……?」
楓「えっ、えっと……ダメだ思いつかない……」
瑞樹「わかるわ」
ありす「大丈夫ですよ、まだ結婚出来ませんから」
まゆ「え?なにを言ってるんですかぁ?年齢的にはもう結婚できますよぉ」
P「……え?何が?」
早苗「ただいまー」
薫「あ!早苗さん!ダメだよ!せんせぇはみんなのせんせぇ!」
早苗「え?」
瑞樹「……」シ゛ロッ
楓「……」
早苗「ああ、バレちゃったかー……」
サ゛ワサ゛ワ……
早苗「ま、いいよいいよ!みんなで今度行けばいいから!」
幸子「式なんか出たくないです……ああでもプロデューサーさんの晴れ姿……」
ありす「いやいやありえないですよ。ちゃんと約束してくれたんですから」
瑞樹「ちゃんと吹っ切って祝うのが大人っていうものなのよ」
千枝「……じゃあちゃんと祝います……」
まゆ「……」
早苗「死期の話かな」
P「そりゃないでしょう」
ちひろ「みんな……正直に祝いましょうよ……」
ハ゜チハ゜チハ゜チ
P「え?何が?」
早苗「あ、ありがとう……??」
瑞樹「さぁみんな!これから忙しくなるわよ!」
楓「なに着ていけばいいかしら……」
幸子「近くに綺麗な式場あるんですよ……ク゛スッ」
千枝「服見に行きましょうよ!」
P「………??」
早苗「……なに?何の話?」
ちひろ「……お二人の結婚の話ですよ」
早苗「は?なに言ってんの?結婚願望はあるけど誰と結婚するのよ」
ちひろ「は?」
P「俺結婚するなら専業主夫がいいなぁ」
ちひろ「……え?」
ちひろ「……結婚、しないんですか?」
早苗「しろっていうなら是非したいけどねぇ~」
P「ちょっとやめてくださいよぉ」
ちひろ「…………」
楓「………」
瑞樹「わからないわ」
ありす「やっぱりそうですよね」
幸子「ボクに断りもなく結婚するわけないですからね!当然ですね!」
まゆ「まゆは信じてましたよぉ……」
薫「ダメだよ!せんせぇはみんなのせんせぇ!」
ちひろ「あの……スタドリで、許してもらえますか」
ちひろは残業が続くようになった
P「あ、でも結婚すれば早苗さんを好きに出来るってことですか?それはそれで」
早苗「まず働いてもらわないと結婚はしないよ」
P「じゃあやめます。ちひろさんと結婚します」
P「やっぱり一番やらしいのってちひろさんだよなぁ」
終わり
微妙な展開でごめんなさい。読んでくれた人に自分の寿命で時間返したいです
幸子Pとして幸子の晴れ姿を提案します
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