幼女「今日からお前は私の奴隷だから」奴隷剣士「は?」 (48)

【王都】

幼女「ふぇぇ…」トテトテ

幼女「確かここだよぉ…」ドアガチャ

奴隷商「おっ客だいらっしゃい…って女の子?!」

幼女「ふえ?」ドアバタン

奴隷商「パン屋さんはお向かいでお菓子屋さんは二つ隣だよ?」

幼女「…」

奴隷商「おーい聞いてる?」

幼女「いいから案内しろ」

奴隷商「まったく…じゃあパン屋さんとお菓子屋さんのどっちに」

幼女「そうじゃなくて地下牢に案内しろ」

奴隷商「へ?」

幼女「おらチップだ」シュッ

奴隷商「おっと」パシッ

奴隷商「って金貨じゃないか!」

幼女「良いから案内しろ」

【地下牢階段】

奴隷商(なんかこいつ幼女らしさが全くないな…)テクテク

幼女「おい」

奴隷商「うひゃっ?!ってなんでしょう」

幼女「幼女らしさも何も私は見た目が幼女なだけだ後男のくせに驚くな」

奴隷商「へ、へい」(って俺が考えていたことが見透かされてるとか怖いな)

幼女「怖がるな」

奴隷商「は、はあ…」

【地下牢】

奴隷商「つきました」

幼女「いわなくてもわかる」

奴隷商「す、すいません…ここから右、左、前の三つの通路がありまして」

幼女「前方は性交要因、右は土木作業、戦闘要員、左は特に強い戦闘要員やその他の珍しい奴ってところだろ」

奴隷商「なんで知ってるんです?」

幼女「この程度の気配読み取れんでどうする」

奴隷商「達人のおっしゃることは違います」

幼女「左に案内しろ」

奴隷商「はい」

【地下牢 左通路】

幼女「おい」

奴隷商「はい」

幼女「強そうな奴を連れて来い」

奴隷商「はい」

―数分後―

大男「うがー」

奴隷商「こいつはどうでしょ」

幼女「…」

幼女「なんだこいつは、体がでかけりゃ強いくらいにしか考えてないただの脳筋じゃないか」

幼女「こんな肉塊に用はない、0.5点」

大男「なんだとこら」ニラミツケ

幼女「うわみるな私の体が汚れる」

大男「こ、この糞野郎…」コブシフリアゲ

奴隷商「まずい逃げて!」

大男「とうっ」ブンッ ドガア! 

 ケムリモクモク

大男「こんなやつ手ごたえもなく潰してやったz」

幼女「なーにが『手ごたえもなく』だ、当たり前だろからぶってんだから」

大男「なに?!後ろだと?!」

幼女「本当にどんくさい奴だ…0.1点だな」

大男「き、貴様…」プルプル

幼女「次は私からいかせてもらうよ」

幼女「斬裂魔法 ―滅―」カッ

 ズゴオオオオ!!!

奴隷商「な、に…?」

奴隷商「いっしゅんでひき肉にするだと…?」

幼女「お前にはほんと見る目がないようだ、私が探す」トテトテ

幼女「うーん」

幼女「とは言ってみたものの、ほんとに強い奴がいないな…」

幼女「ん?」ピタ

奴隷剣士「…」

幼女「…」ジー

幼女「おい奴隷商」

奴隷商「へい」

幼女「なんでこいつだけ帯剣して装備もそのままなんだ?」

奴隷商「あ、そいつは…」

奴隷商「この店に連れていくときに最後まで抵抗していて装備が外せずそのままなんっす」

幼女「こいつは帯剣しているんだぞ?なぜ連れてこなかった?」

奴隷商「もし牢から出したら切りつけられるかもしれないじゃないすか」

幼女「お前みたいな腑抜けは一回きり切りつけられといた方がいい」

奴隷剣士(以下剣士略)「…何か用か」

幼女「お前の実力が知りたい」

幼女「奴隷商、牢から出せ」

奴隷「…切るかも知れんぞ」

幼女「奴隷商は知らんがお前如きに切られる私ではないしその剣で1回や2回心臓を刺されたところで私は死なない」

奴隷商「ちょっと待ってくださいよなんで俺は軽視されるんスか」

幼女「良いから鍵外せ」

奴隷商「うーい」ガチャガチャ

 ガチャン キイイイ

奴隷(ドアが開いた!いまだ!) ダッシュ

奴隷「貴様はムカつくから先に切ってやる…死ねぇ!」シャキーン ビュン!

奴隷商「うわ!幼女さん!」

幼女「…フッ」ヒョイ

奴隷「何?!」

奴隷「クソっ!この!」ビュン ビュン

幼女「はっ、ほっ」ヒョイヒョーイ

奴隷(こいつ…強い!)

幼女「次は私ね」ビュン!

奴隷(体の動きが…早い!)

幼女「はっ、せいや!」ウデツカミー ヒネル!

奴隷「ぐっ…」カラン

幼女「剣士がこの程度で剣を落としたら駄目だろう?」ググッ

奴隷「ぐは…参りました…」

幼女「あ、そう」パッ

奴隷「うわっ」ヨロケテ…ドサッ

幼女「…」

幼女「…おい」

幼女「たて、いくぞ」

奴隷「え?」

奴隷「な、なんでですか?」

幼女「なぜってそりゃあ…」

幼女「今日からお前は私の奴隷だから」奴隷剣士「は?」

幼女「…奴隷商」

奴隷商「へい」

幼女「こいつを買う」

奴隷商「へ?あ、アアお買い上げですか、値段は金貨30…」

幼女「100枚だ」ヒョイ

奴隷商「えええ?!」キャッチ

幼女「あの肉塊を殺した分とこいつの装備代だと思えだと思え」

何だ誰もいないのか
まあ角の遅いし仕方ないか
寝る

いたんだね
続ける

【王都】

幼女「ふぇぇ」トテトテ

奴隷(普段はおさない振りしてるのか)

幼女「ここがお家だよぉ」

奴隷(王都のはずれにある森にあるのか)

奴隷(比較的に広いな)

幼女「はいって」

奴隷「はーい」

【幼女宅】

幼女「さて、なぜ貴様を買ったのかを教えてやろう」

幼女「それは…」

幼女「魔王を倒すためだ」

奴隷「は?」

奴隷「な、なんでですか」

奴隷「そんなの勇者か何かに任せておけば」

幼女「勇者は昔からずっとおる…」

幼女「にもかかわらずなんでまだ魔王がいるか知ってるか?」

幼女「あいつ等はまともに働いていないんだよ」

幼女「せいぜい村とかに魔物が入ってこないように結界を張る程度」

幼女「特に今代は女癖が悪くてムカつく」

奴隷「で、でもなんで魔王を倒すんですか」

幼女「それは…」

幼女「あいつにこんな姿に変えられたからだ」

奴隷「え?」

幼女「いや私はもともと普通の女の冒険者で魔王を倒して称号や富とか装備を手に入れようと思っていったんだけど」

幼女「あとちょっとの所でこんな姿にされちゃって」

幼女「その後は相手も巻き返してきて何とか逃げれた感じ」

幼女「私基本一匹狼だから仲間とかいなくて」

奴隷「で、俺を買ったと」

幼女「そう」

奴隷「だったらなんで酒場に行くなりしないんですか?そこで仲間でも作れば」

幼女「私を冒険者だと誰が信じる?」

奴隷「た、確かに…」

幼女「もうなんか厳かにするの疲れたー」

奴隷「なんで厳かにするんですか」

幼女「んー威嚇?みたいな」

奴隷「は、はあ」

幼女「私もう自分の部屋で寝るからお前も寝ろ、向こうの部屋を使え、食事は明日取れお休み」トテトテ バタン

奴隷「はーいお休みー」

奴隷「…」

奴隷「とんでもない奴に買われたな」

―翌日―

 チュンチュン

奴隷「んー、おはよー」ムニャムニャ

幼女「なんだその挨拶は、お前は奴隷だろうが」トントントン

奴隷「ん?何やってるんですか?」

幼女「朝食の用意だ」トントントン

幼女「もうそろそろできるから待ってろ」

奴隷「はーい」

―数分後―

奴隷「ウワ―おいしそー」

幼女「だろ?」

奴隷「頂きまー」(ハッ、まてよ、これはひょっとして超まずいっていう落ちなんじゃ…)

幼女「ん?どうした食え」

奴隷「は、はい」(もうだめだ…)パクッ

奴隷「…」

奴隷「お、美味しい…」パクパク

幼女「さあさあ、たんとお食べ」

幼女「これが最後の食事になるかもしれないから」

奴隷「はーい…って」

奴隷「どういうことですか?!」

幼女「今日から魔王城目指して旅するから」

奴隷「冗談じゃないですよ!魔王なんかに勝てるわけないじゃないですか!」

幼女「それは道中で鍛えればいいだけの話」

幼女「荷物は既にある」ドサッ

幼女「いくぞ」トテトテ

奴隷「…はい」テクテク

―数週間後―

【道中】

奴隷「はあ!」ザクッ

魔物「ギャース!」ドサッ

奴隷「ふう」

奴隷「俺もだいぶ強くなったかな」

幼女「まだまだじゃのう」

奴隷「何がまだまだなんですか!」

幼女「見ておれ…」

魔物×10「「「グワー!」

幼女「斬裂魔法 ―滅―」カッ

  ズゴオオオオ!!!

奴隷「すごい…」

奴隷「一瞬のうちに魔物が切り刻まれた…」

幼女「お前にもここまでとは言わぬがこれに近い技が使えるようになってほしいのう」

奴隷「頑張ります!」

【魔王城入口】

奴隷「ここからですね…」

奴隷「ここには数々のトラップや鍛え抜かれた魔物がいると聞いてます」

奴隷「だけど、私は負けな」

幼女「ここから裏口に通じていて魔王の部屋に一気に行けるんだよね~」ヒョイ

奴隷「…なんですかそれ」

【魔王の部屋】

魔王娘「『最近闘ってなくて暇すぎワロスwwwwww』っと…」カタカタ

幼女「よ」

魔王娘「あれ?幼女じゃーんおひさー」

幼女「おひさー」

奴隷「なんてほのぼのとしてるんだ」

魔王娘「え?何戦っちゃう感じ?」

幼女「ええ、この奴隷とともに」

奴隷「魔王意外と可愛いな…」

魔王娘「ほほう…ならかかってきてみなさい」ゴゴゴゴ・・・

幼女「斬裂魔法 ―滅―」カッ

魔王娘「斬裂魔法 ―滅―」カッ

 ゴッ!ガキイイイン!

幼女「くっ…」

魔王娘「くっ…」

幼女「やるわね」

魔王娘「そちらこそ」

幼女「次はこの件を受けてみなさい!」ヒュン!

魔王娘「はあ!」カキイン!

 ハッ ヤッ トオーー!! ガキイン!

奴隷「…ひまだ」

魔王娘「はあ!」ビュン!

幼女「くっ」ガキン

魔王娘「どうやら今回も私が勝ちそうね…」

幼女「…それは、どうかな?」

魔王娘「え?」

奴隷「はあ~」ゴゴゴ…

奴隷「斬裂魔法 ―滅―」カッ

魔王娘「きゃっ」

幼女「今だ!」

幼女「斬裂魔法 ―滅―」カッ

 ドゴオオオオン!!!

魔王娘「…参りました」

幼女「かった…」

幼女「やったかったあああああああ!!!」

奴隷「え、あ、うん…」

奴隷「もしかして、戻っちゃうのかな?元の姿に」

幼女「ええ…」

幼女「…ん?」

幼女「このままの姿がいいの?」

奴隷「あ、いや、その…」

幼女「…」

幼女「魔王娘、姿はもどさなくていいわ」

魔王娘「え?」

幼女「いいのよ」

奴隷「あ、ありがとう…」

奴隷「…あのさ」

幼女「ん?どうした?」

奴隷「この姿が一番…可愛いよ…///」

幼女「…」

幼女「ありがと///」

 chu

Happy End

やっとこのスレから解放されるやったー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 19:26:47   ID: 9P7UtnAb

つまんね

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom