妹「イケメンなお兄ちゃんとの会話」 (9)

兄「イケメンでも自分好きって言われるとそうでもない」

妹「どゆこと?」

兄「例えば阿部寛と高橋克典が居るとしよう」

妹「うん」

兄「両方かっこいいだろ」

妹「そだね」

兄「恐らく二人共かっこいいと持て囃されて自分がイケメンの部類であることは自覚しているだろう」

妹「ほう」

兄「だが実は阿部寛は高橋克典に高橋克典は阿部寛になりたかったのだ」

妹「イケメンにも理想の顔ってのがあるんだねー」

兄「イケメンという存在はいい虫取りあみに似てる」

妹「どゆこと」

兄「いい虫取りあみってなんだと思う?」

妹「リーチ長いとか網の範囲が広くて丈夫とか?」

兄「そう、異性を虫に例えた時イケメンという存在はそんな感じの網だ」

妹「自分から網にかかるような虫はバカってことだね!」

兄「そして振らなきゃ基本的に当たらない」

妹「じゃあかわいい女の子はー?なんか例えてよ」

兄「虫の寄ってくる木だ。カブトムシみたいなイケメンも来るが大体Gとかカナブンとか、希に蜂のような危ないやつも寄ってくる。ブスは枯れ木な」

兄「好きになった子に限ってイケメン扱いしてくれない」

妹「っていうか特別扱いせず接してくれる子を好きになってるだけなんじゃ」

兄「」

妹「ジレンマやねぇ」

兄「何故か万能とおもわれてる」

妹「実際結構なんでもできるじゃん」

兄「努力してるからな」

妹「でも欠点あってもそこが可愛いってなるんでない?」

兄「明るいやつは大体そうなるが俺みたいに暗いとそうもいかない」

妹「女の子って難しいね」

兄「小さい頃にジャニーズ入れと女みたいってよく言われてた」

妹「あー、言われてた!お兄ちゃん女の子に美形美形って追いかけられたりもしてたね」

兄「その頃は意味わからなかったから恐怖でしかなかったわ。今やられても怖いけど」

妹「イケメンあるあるだね」

兄「中の上くらいが一番持てる」

妹「そうなの?私V6の岡田くんとか好きだけど」

兄「でもあんなイケメン学校にいたら浮くだろ?」

妹「女の子独占するんじゃない?」

兄「一番人気になるのは間違いないだろうが案外そうでもない」

妹「えー」

兄「女も身の程を弁えるからな、上の上はレベルにもなると最初から諦められることも多い」

妹「あー。岡田くんは確かに無理かもなー」

兄「下手に手を出そうものならローカルルールの激しい女同士の制裁もありうるしな」

妹「で、なんで中の上がモてるの」

兄「日本人は出る杭叩くからな。出てない範囲で優秀ってのが現実的でウケるのよ」

兄「聞いてもないのに真のイケメンは~とか言う奴が出てくる」

妹「真のイケメンって?」

兄「そう言う奴は大体が外人か筋肉を以上に崇拝しているな。酷いのは兼ね備えている奴だ」

妹「まぁベッカムとかどこかの王子とかかっこいいけど」

妹「ガリガリも考えものだけどムキムキマッチョは怖いなぁ私日本人だし」

兄「何を好こうが本人の勝手だけどな、肉体美を否定するわけじゃないし」

妹「ただ、いきなり比べられるのは辛いねーイケメンって大変」

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