東方曲放人 [習作] (5)

水溜まりを踏む音に土を蹴る音が聞こえる。
酸素の補給を訴える荒い息遣いもバン!という音と複数の足音に掻き消される。
先を走る少年の目は恐怖のみに支配され、歯はガチガチと音を鳴らした。
ブシュッ!という音とともにその足から血が放射される。
少年の体が地面に叩きつけられた。そのまま後ろに目を向ける。そこにはひとつの細長い鉛の塊を捉え、意識を無くした。

至らぬ点があればアドバイス等お願いします。

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人気のない獣道を抜けた先の長い石段を上った先にある神社。
そこにいる一人の女性、博麗霊夢。
彼女は眠たげな目を擦り一つ欠伸をすると顔を洗いに井戸のある境内に歩き出した。

「ん?何かしらあれ。」

彼女が目を向ける先には人血まみれで倒れていた。
自分より一、二つ上だろうか、少し大人びた顔立ちに目から頬に通った一筋の切り傷以外には軽く自分や友人の魔翌理娑に似たような顔立ちだ。
自分が来ている服に短い袖付けたようなを白い服に自分が腕につけている自分と同じ袖。
そして袴に付いた黒い刀。明らかに外の人間の服ではない。私は彼を抱えあげた。

「ちょっと!大丈夫!?」

瞬間、彼から流れ出た血が蛇のように傷口に流れこみ傷口を塞いだ。
私の手に着いた“固まった血もろとも。
そして一瞬、目が開いたように見えたのは気のせいだろうか?その顔は安らかに眠っているのだから。

「とりあえず寝かせて起きましょうかしら?」

如何せん初めての経験なのでよくわからない。

目を閉じている感覚、どうやら自分は生きているようだ。
鼻先を燻る甘い匂いに違和感を覚えながら目を開ける。

「ここは、、、なんの実験だ?」

実験、この言葉を呟いて思い出すのは決まって“あの時の光景、血生臭い匂い、鉄の味。そして

ーーーーーーそれでいいんだ。

“屑”の声。
そして感傷に浸りながら思う事、それは。

「何この爆発音!?」

実験は大抵“喰らい禍げる”事。
そこに放り込まれるのは手足を削がれた自殺志願者や無抵抗な子供。
抵抗が無に等しいからからこそ爆発音等聞こえない筈だ。

「、、、外に出るか。」

この爆発音がなる場所へ行く等自殺行為に等しいのだろう。だが、彼は“喰らい、禍げ、墮とす”事ができる。

ーーー体をかすぞ?
ーーー任せて。

瞬間、彼の“眼”が変わった。

赤、青、黄の光が境内を照らす。
彼女、博麗霊夢は涼しい顔でそれらを避けていた。

「どうしたの魔翌理娑、いつもより弾幕うすいじゃない。」

「あーもう!うっさいぜ!」

苛立ちを表現するように髪を乱暴にかきむしる彼女、霧雨魔翌理娑、彼女がカードを取り出すと声高らかに叫ぶ。

「恋符ッ!」

ゴアッ!と言う音が聞こえる程に力が高まる。それを一気に放出し、叩きつけようとした。

「マスタースパアァァァァクッ!」

ドウン!と物凄い音が聞こえ、霊夢がそれを結界で逸らす。同時に結界が割れた、そのまま逸れた光線は彼に向かっていき、

「ーーーーー邪魔。」

禍がった。

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