憧「ご、ごめんシズ」
灼「憧、何で穏乃の指舐めてるの・・・?ちょっと気持ちわる・・・」
憧「な、何勘違いしてんのよ!?これはそういうんじゃ・・・」
穏乃「憧にお菓子食べさせてたんですよ灼さん。そしたら、憧の口に指が入っちゃって」
憧「そうそう。だから何もおかしいことなんてないの!」
灼「ふーん・・・」ジローッ
憧「な、何よ」
灼「別に。ところで、さっき甘いって言ってたけど」
憧「そう!それなのよ!シズの指が、何と甘いの!」
灼「バカらし・・・」
穏乃「アハハ・・・」
憧「ムッ・・・。そんなに言うなら灼も舐めてみなさいよ!」
灼「そんなの別にいいよ」
憧「証明できなきゃあたしが変態みたいじゃない!いいから、ほら、舐めてみなさいよ!」グイッ
穏乃「あっ、おい憧!?」
灼「ムググッ・・・!?」
灼「・・・・・・!?」
憧「フフ、気付いたみたいね、灼も」
灼「あむあむ・・・」
穏乃「・・・・・・ッ///」ピクン
憧「シズ?」
憧「ちょっ、灼!あんたいつまで舐めてんのよ!離れなさい!」グイッ
灼「・・・プハッ。ごめん、穏乃」
憧「で、感想は?」
灼「甘かった・・・」
憧「でしょ?これであたしの言ったこともわかったでしょ」
灼「でも何で・・・。穏乃、どうしてその手が甘いのかわかる?」
穏乃「いや~、私にもちょっとわからない・・・。アハハ・・・」
玄「どうやら穏乃ちゃんの手の秘密に気付いた人が現れたみたいですね」
憧「クロ・・・!?」
灼「何か知ってるの?」
玄「知っているといえば知っています。これでも穏乃ちゃんとは幼なじみですから」
穏乃「えっ、玄さん私の手が何で甘いか知ってるんですか?」
玄「ですが知らないといえば知らないのです」
憧「どっちなのよ!?」
宥「そこから先は私が」
灼「宥さん!?」
宥「玄ちゃんから聞いたことを検証してみてわかったことがあるのだけれど・・・」
憧「何!?」
宥「みんなは毒手って聞いたことあるかしら?」
玄「・・・」フルフル
穏乃「わかんないです」
灼「まさか穏乃の手に毒が!?」
宥「ううん、毒はないから安心して」
憧「ふぅ・・・。驚かせないでよ宥姉」
宥「ごめんね、憧ちゃん。それで毒手っていうのは毒草・毒薬・毒虫を配合して入れた瓶を拳で突き、長い年月をかけて徐々にその毒を増強していくことで完成するなんだけど・・・」
穏乃「ええっ!?で、でも、そんな修行したことないよ!」
宥「穏乃ちゃんは山にいつも遊びに行くでしょ?そこで季節の木の実なんかをおやつにしてる」
穏乃「ま、まあ多少は・・・」
宥「穏乃ちゃんはよく蜂の巣からハチミツを奪って食べてるから、その繰り返しでおそらく・・・」
憧「シズ!あんたまだ蜂の巣なんか襲ってたの!?危ないからやめなさいって言ってたでしょ!」
穏乃「ご、ごめん憧・・・。で、でも高校入ってからはもうしてないよ!ほんとだから!」
灼「まあまあ。でも、まさか穏乃の手にそんな秘密が・・・」
玄「フフン♪」
憧「何で誇らしげなのよクロ」
玄「私は小学校のときに気付いてましたよ」
憧「ムム・・・」
穏乃「ま、まあとにかく謎は解けたってことでこの話は終了に・・・」
灼「待って、穏乃」
穏乃「?」
灼「穏乃はそのままでいいの?」
穏乃「そのままって?」
灼「そのままの手で、ってこと。色々と日常生活で不都合があるんじゃない?」
穏乃「別に不都合なんて無いけど・・・」
憧「ははぁ~ん、なるほどね」
灼「・・・・・・」
玄「おにぎりを握るときに困るんじゃないかな?」
灼「他にも色々とね」
穏乃「そ、そうかな~?」
宥「今まで困ったことなさそうだし、私はそのままでいいと思うけど・・・。じゃ、私は旅館の手伝いがあるから先に行くわね」
穏乃「あ、はい。それじゃまた」
灼「それでなんだけど、穏乃。私が・・・」
憧「待ちなさいよ!シズ、私がその手を治してあげるわ!」
灼「憧!私が先に・・・!」
玄「はぇ~・・・・・・?」
穏乃「ま、いいや。当分はこのままでいいよ。私達も帰ろ」
玄「そうしましょう。お腹が空いてしまいました」
憧「・・・・・・・・・」
灼「・・・・・・・・・」
憧「シズの手はあたしのだから」
灼「寝言は寝て言って欲し・・・。それに、穏乃の手は穏乃自身のもの」
穏乃「おーい、二人とも、置いてくぞー?」
憧「・・・しばらくは休戦といかない?」
灼「そっちが休戦を守るなら」
憧「わかった。じゃあ一週間の休戦で。色々と調べたいこともあるしね」
灼「休戦中の穏乃の監視には玄をつけるけど、それで構わないでしょ?」
憧「ええ。それじゃ」
憧(なーんて言ったけど、こういうのは先手必勝なのよ。さっそくシズにメール送ろっと)
てろーん
憧(送信終了っと。シズの手は病気の可能性があるからあたしに診せないとダメって送っといたから、シズも不安になって返信してくるでしょ)
憧(で、そこを上手く懐柔してシズの手を美味しく・・・。フフ・・・)
ぽいーん
憧「お、早速返信が来たわね」
憧「えっと、なになに・・・」
ごめんアコ
灼さんからもそういうメールが来て、今夜は灼さんの家に泊まって診てもらうことになった
っていうか、ケータイのバッテリー切れそうだからまた明日ね
って、今日は金曜だからまた来週か
こんなことなら充電器持ってくればよかった
じゃあねアコ
憧「あわわ・・・、シズが危ない!?」
憧「ど、どうしよう・・・」
穏乃「わぁ、灼さんの部屋って何だか大人っぽいですねー」
灼「そうかな?狭いとこでごめん。ベッドにでも腰掛けて」
穏乃「はい、すみません」
灼「飲み物はアイス・ティーでよかった?」
穏乃「あ、はい。何でもいいです」
灼「そ。はい、どうぞ」
穏乃「ありがとうございます」
穏乃「ふぅ・・・」
灼「それで、部屋に呼んだ理由なんだけど」
てろろろろろろ
穏乃「あ、灼さん、携帯鳴ってますよ?」
灼(多分誰からかは予想つくけど・・・。着信は・・・憧からか)
灼「ちょっと電話に出てくる。何もない部屋だけどのんびり待っててくれる?」
穏乃「はい。あ、私のことは気にしないでいいんでお電話に出て来て下さい」
灼「ありがと」
灼「もしもし」
憧『灼、あんた抜け駆けは禁止って・・・!』
灼「それはお互い様。さっき穏乃から聞いたけど、憧も似たような内容のメールを穏乃に送ってる」
憧『そ、それは・・・ただ純粋にシズが心配で・・・』
灼「私もそう。咎められる理由はないと思・・・」
憧『う、嘘!絶対嘘よ!ねえ、灼!あんたシ』
灼「・・・・・・電話は切ったけど、またかかってくるかもしれな」
てろろろろろ
灼「電源切っておこ・・・。穏乃が待ってる、部屋に戻ろう」
灼「お待たせ」
穏乃「全然待ってないですよ灼さん。それで・・・」
灼「うん。手、見せて」
穏乃「はい。・・・どうぞ」
灼「見た目は普通か」
穏乃「ええ。色が変わるとかはないみたいです」
灼「あのあと、宥さんが言ってた毒手っていうのを調べてみたんだけど、毒手は手の色まで変色するみたいだった」
穏乃「怖・・・」
灼「でも、穏乃の手はちっちゃくて綺麗なまま・・・。何か秘密があるに違いない」
穏乃「秘密といわれても・・・」
灼「ちょっと舐めるけどいい?」
穏乃「あ、はい。一応綺麗にしてきたんで舐めても大丈夫だと思います」
灼「ぺろっ・・・」
穏乃「く、くすぐったい・・・」
灼「やっぱり甘い・・・。美味しい・・・。ねえ、穏乃、聞きたいことがあるんだけど」
穏乃「なんですか灼さん?」
灼「穏乃は普通にお風呂とか入るよね?」
穏乃「当たり前じゃないですか」
灼「いくら蜂の巣を襲撃してハチミツを奪ってたといっても、毎日お風呂に入ってるっていうのに味が染み付いたままなんてありえるのかな・・・?」
穏乃「う~ん、謎なんですよね・・・。それに、憧や灼さんは甘いって言いますけど、私は慣れてるのか何も感じませんし」
灼「えっ・・・?」
穏乃「だから、私は甘いなんて感じないんですよ」
灼「そんなはずな・・・」
灼「ちょっといい?」
穏乃「あっ・・・」
ペロペロ
灼(やっぱり甘い・・・。でも、穏乃は甘さを感じない・・・?そんなまさか・・・)
灼「穏乃、ちょっと自分の手を舐めてみて」
穏乃「別にいいですけど、味なんてしませんよ?」ペロッ
穏乃「・・・ほら、やっぱり」
灼「ごめん、失礼」
穏乃「あっ、灼さん、舐めたばかりで汚な・・・」
灼「はむはむ・・・」
灼「!?」
灼(やっぱりだ・・・。穏乃の唾液が付いたとこが一際甘い・・・!)
灼「謎は解けたよ、穏乃」
穏乃「えっ、わかったんですか!?」
灼「うん。穏乃の手が甘いんじゃない。甘いのは穏乃の唾液だったんだ!」
穏乃「えぇーっ!?って、そんなまさか。だって、そんな甘かったら口の中が甘くていくらなんでも気付きますって」
灼「穏乃は慣れてるのかも。おばあちゃんの知り合いの農家さんから果実用の糖度測定器借りてきたんだ。これで試してみよう」
穏乃「う~む・・・、まあそこまで言うのなら・・・」
灼「・・・よし、この穏乃の唾液を測定。え・・・そんな・・・」
穏乃「ほらね。やっぱり人の唾液が甘いなんてありえないんですよ灼さん」
灼(そんな、さっきは確かに甘かったはず・・・。何で・・・)
灼「ペロッ・・・」
穏乃「わわ、検査用の唾液舐めるだなんて灼さん、汚いですよ・・・///」
灼「ううん、穏乃の唾液は汚くなんかないよ」
灼(今舐めて確信した。やっぱり穏乃の唾液は甘い)
灼(おそらく穏乃の手が甘かったのは、自分で舐めて綺麗にしていたから)
灼(でも、そうなるとハンディタイプの糖度計に引っかからなかった疑問も出てくるけど、多分それはこういうことなんだと思う)
灼(私は穏乃のことを好きなんだ・・・)
ふんふむ
灼(人間の脳は恋をすると錯覚を見せるっていう・・・。あばたもえくぼって言うしね。恋が甘いっていうのがまさかこんな形で出てくるとは・・・)
灼(憧が穏乃を好きなのは誰から見ても明らかだし、やっぱり私は穏乃のことが・・・)
灼(でも、穏乃はどうなんだろう・・・)
灼「ねえ、穏乃。ちょっと実験したいんだけどいいかな?」
穏乃「へ?ああ、勿論構いませんよ」
灼「私の唾液を舐めて欲しいんだけど」
穏乃「えっ・・・。えぇ~~~!?灼さんの唾液をですか?」
灼「もちろん気持ち悪かったら舐めなくても構わない。でも、多分これで穏乃の唾液が甘い謎が解けるかもしれない」
穏乃「うぅ~・・・。わかりました。灼さんは私の手だけじゃなく色々してくれましたもんね」
灼「じゃあ、私も穏乃みたく自分の手を舐めるから、その手を舐めてみて」
穏乃「なるほど。同じ条件で実験ってわけですね灼さん」
灼「それじゃ・・・」
穏乃「な、舐めますね・・・」ペロッ
穏乃「!?」
穏乃「う、嘘・・・。甘い・・・。甘いですよ灼さん!」
灼(良かった・・・。じゃあ、穏乃も私のことを好きってことなんだ・・・)
穏乃「あ、でも待てよ。もし灼さんがあらかじめ手に何か甘いのを塗ってたとしたら・・・」
灼「そんなことしないよ。穏乃、腕貸して」
穏乃「ええ、どうぞ・・・って、ひゃぁ///」
穏乃「何舐めてるんですか、もう」
灼「今の場所舐めてみて」
穏乃「う、うん・・・。甘い!?じゃ、じゃあ灼さんお唾液は甘いってこと!?」
灼「うーん、これは唾液が甘いっていうよりは・・・」
穏乃「教えて下さいよ灼さん!」
灼「あ、あのね、穏乃・・・。落ち着いて聞いて欲し・・・///」
穏乃「え・・・?は、はい」
灼「穏乃は自分の唾液には何も感じなかった・・・」
穏乃「ええ、そうですけど」
灼「でも、私の唾液を甘いと感じる・・・」
穏乃「確かに。私自身不思議なんですけど」
灼「私も同じ。自分の唾液は何も感じないのに、穏乃の唾液は甘いと感じた・・・」
穏乃「うん・・・。つまり・・・・?」
灼「その・・・つまり、私達はお互いに恋をしてると思われ・・・」
穏乃「なるほど、私達はお互いに恋を・・・って、恋ですか///」
灼「うん・・・///」
灼「そう考えればつじつまが合う・・・。恋は甘いっていう。機械では測れなくても、お互いが甘さという形で認識してる」
穏乃「えぇ~!?そ、そうだったの・・・。気付かなかった・・・///」
灼「私も今日になるまで自分の気持ちに気付かなかった・・・。だから、穏乃が気付かなくても無理はない」
穏乃「確かに、灼さんはクールでカッコイイし、落ち着いてて冷静で頼りになるから憧れてた部分もあるけど・・・。そっか・・・言われてみれば確かに・・・」
穏乃「うわぁぁぁぁぁ!!!」
灼「ど、どしたの穏乃?」
穏乃「だって、恥ずかしくて。そんなことも知らないで灼さんに手を舐めさせたり、唾液を舐めさせたりして。これじゃ私・・・///」
灼「いいんだよ、穏乃。その、私だって恥ずかし・・・///」
穏乃「・・・・・・・・・///」
灼「・・・・・・・・・///」
灼「あの、一つ提案が」
穏乃「な、なんですか?」
灼「お互いの唾液を間接的に舐めてあれだけの甘さなのだから、直接舐めたらきっとすごい甘いんじゃ・・・///」
穏乃「直接っていうと・・・き、キス・・・!ですか・・・///」
灼「う、うん」
穏乃「で、でもでもでも、そういうのはお互い好きじゃないと・・・!」
灼「お互い好きなのは唾液が証明してくれてると思・・・///」
穏乃「で、でも、責任っていうか、その・・・」
灼「もちろん穏乃の人生に責任は持つ。私にはこのボーリング場があるから穏乃の人生を支えていける」
穏乃「灼さん・・・」
灼「私はこのボーリング場を継いで穏乃と一緒に暮らしたいと思ってるけど、穏乃に別な未来があってそれを目指すっていうのならボーリング場よりそっちを支えていく覚悟もある」
穏乃「あ、私・・・」
灼「結婚を前提に付き合ってくれないかな、穏乃」
穏乃「はい・・・///」
灼「その・・・好き・・・です///」
穏乃「ありがとう・・・。私も大好き・・・///」
穏乃「で、でも、赤土先生はいいの・・・?その、好きだったんじゃ・・・?」
灼「ハルちゃんは尊敬する人で、憧れの選手ってだけ。穏乃こそ、憧のことは?」
穏乃「憧は大切な幼なじみ」
灼「穏乃・・・目、閉じて・・・」
穏乃「うん・・・」
灼「私が穏乃だけを好きだって証明する」
穏乃「私も・・・」
灼「いくよ」
穏乃「はい・・・///」
ちゅっ
灼「んっ・・・」
穏乃「・・・ふっ・・・」
灼(穏乃の口の中、すごく甘い・・・!頭がおかしくなりそ・・・///)
穏乃(すごい・・・こんなに灼さんとのキスが甘いなんて・・・///)
灼「ちゅっ・・・んっ・・・」
穏乃「んくっ・・・っ・・・」
穏乃「はぁ・・・はぁ・・・すごく甘かった・・・です///」
灼「穏乃だって・・・///」
穏乃「えへへ・・・」
灼「ふふ・・・」
穏乃「何だか幸せですね」
灼「うん、そうだね」
穏乃「そっか・・・恋ってこんな甘かったんだ・・・」
灼「でも、穏乃とだけ」
穏乃「私だって灼さんとだけですよ、こんな甘いの」
穏乃「あ・・・でも・・・」
灼「どうかしたの?」
穏乃「憧、私の手が甘いって言ってた・・・」
灼「それは・・・」
バンッ
憧「お邪魔するわ」
灼「憧・・・。何でここに・・・」
憧「灼のお婆ちゃんに言ったら部屋に上がってもいいって言われたからね」
穏乃「あ、あの、憧・・・」
憧「なあに、シズ?」
穏乃「私、灼さんと付き合うことになったから・・・」
灼「穏乃!?」
穏乃「ううん、いいの」
憧「あ・・・あはは・・・何よそれ・・・」
穏乃「憧は大切な幼なじみだから最初に伝えようと思って・・・」
憧「で、でも・・・だって、シズは・・・」
穏乃「憧、私の手を舐めてみて。それで多分わかると思う」
灼「穏乃・・・」
憧「・・・それじゃ舐めるわよ」
穏乃「うん」
憧「・・・・・・・・・」
穏乃「どうだった?」
憧「苦い・・・かな・・・。あはは、おかしいよね。・・・あんなに甘かったシズの手が・・・今は苦い・・・」
灼「憧、その・・・」
憧「言うな!あたしが惨めになるだけでしょ!」
穏乃「憧、私・・・」
憧「わかってる・・・。幸せになりなさい、シズ」
穏乃「うん・・・。憧もありがとう」
憧「何がよ?」
穏乃「私のこと心配して来てくれたんだろ?」
憧「ば、バカ!そんなんじゃないわよ。ただ、あんたの指が気になっただけで、これっぽっちも心配なんかしてないんだから・・・///」
穏乃「うん・・・ありがと」
一番最初に甘いって気づいてた玄ちゃんが完全に蚊帳の外なんですがそれは
憧「灼、シズを泣かせたら許さないから」
灼「わかってる」
憧「さて、それじゃあたしは帰るとしますか。何だかんだでうちの神社も忙しいのよ。ほら、あたしって才色兼美の看板巫女だから」
穏乃「憧、私さ、憧のことずっと憧れてたよ」
憧「・・・・・・っ」
憧「その言葉で十分よ。それじゃ、ね」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
玄「ほぇ~、それじゃあ穏乃ちゃんと灼ちゃんが付き合うことになったのですか~?」
灼「う、うん///」
穏乃「えへへ///」
憧「はいはい、そういうのはどうでもいいからさっさと打と?大会終わったからって気ぃ抜き過ぎ」
宥「憧ちゃんも頑張ったわね」
憧「な、何よ・・・あたしは別に・・・///」
玄「でも、一つ気になったことが」
灼「何か?」
玄「憧ちゃんが最後に穏乃ちゃんの指を舐めたら苦くなったっていうのはどういうことなんですか?」
憧「そ、それは・・・///」
宥「く、クロちゃん、それはね・・・」
玄「私も試してみたいのです。ちょっと失敬」ぱくー
穏乃「はわわ」
玄「んむんむ・・・これは・・・何の味でしょう・・・。今までとはまた違った・・・」
穏乃「ごめんなさい玄さん!」
玄「はひ?」
穏乃「・・・さっきトイレ行って手、洗ってませんでした」
玄「Oh・・・」
完
おつおつ
( )
i ニlニ○ _L/、 / (⌒ ⌒)
{ cト ´ | ノ ⌒ ーノ{__ノ て人_)
. ―― ..
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{: /.! :|.:.:..::|:/ -- _}:/ノ' /十/,「:..ハ:.i
rぅ' ,|::.|::.:.|:;{z≦三 三ミメ.|:/|:.ト{ \
/:{ V:|::.|::.:.|´i `|:: |:.|
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{i:{:: :ハ::.: 込{. __ (__ ノ .ィ}:リ|: 穏乃ちゃんのおしっこ
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