マミ「カラオケに行ってみたいわ!」 (49)
マミ「か、かなめさん!」
まどか「は、はい!?なんですかマミさん?」
マミ「き、今日の放課後カラオケ行かないかしら!?」
まどか「いいですよ、さやかちゃんとかも誘っていきましょう」
マミ「やったわ!ありがとう!」
まどか(今日のマミさんなんか変だ…)
マミ「やったわ!私もカラオケデビューよ!」
QB「おめでとう、マミ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389878468
~放課後~
QB「マミはどんな曲を歌うんだい?」
マミ「ふ、普通の曲よ」
QB(アニソンばっかなんじゃないかな…)
まどか「マミさーん、こっちです」
マミ「あら、皆そろってるわね」
さやか「まどかに誘われちゃって~」
ほむら「私もね」
杏子「カラオケってなんだ?食えるのか?」
店員「ラッシャイー」
まどか「5人で予約してた鹿目です」
店員「機種はドシマスカー」
まどか「DAMで」
マミ(だむって何かしら?)
杏子「おー、ポテトとか食えるのか!」
さやか「カラオケのポテトは高いからイマイチだよ」
ほむら「あ、フリードリンクで」
マミ(みんな慣れてるわね…)
マミ(ついに来たわ…カラオケルームっ!)
まどか「じゃあ誰から歌おうかな」
さやか「やっぱりここはマミさんでしょ!」
マミ(最初は緊張するわ…)
マミ「え、え~…どうしようかしら」
杏子「マミ、緊張してるのか?」
ほむら「いるわね、そういう人」
さやか「じゃあ私がお先に!」
マミ(た、助かった)
マミ(いや、だめよ巴マミ。こんなとこで緊張してちゃ)
マミ(ちゃんとJPOPも覚えてきたんですもの!)
まどか「あ、採点入れるね」
さやか「おけー」
マミ「採点?」
ほむら「あら、知らないの?」
マミ「え」ドキ
ほむら「ひょっとして、カラオケは初めて?」
マミ「そそそんなことないわ!あ~採点入れるんだ~的な?」
杏子「採点ってテストか?」
ほむら「まぁ入れない人もいるわね…機械が歌の上手さを測ってくれるのよ」
まどか「キーどうする?」
さやか「あー一つ下げて」
さやか「二人で~写真を撮ろう~♪」
マミ(う、うまい!?)
ほむら「美樹さやかは最初いつもこれね」
マミ「え、美樹さんとカラオケ行ったことあるの?」
ほむら「ええ、結構な頻度で行ってるわ」
まどか「金曜日の放課後にいつも行くんです」
マミ「へ、へ~」(私は誘われてない…)
まどか「今日金曜日だったから、ちょうど都合が良かったんです」
さやか「いつま~で~も そばにいて~♪」
まどか「さやかちゃん上手だよ!」
さやか「へへー。さぁ、結果はどうかな~」
85点 -少し高音域が苦しいようです。のどを開けると歌いやすくなりますー
さやか「う~ん、最初はこんなもんか~」
ほむら「まだのどが開いていないものね」
マミ(85点っていい方なのかしら?)
杏子「なーポテト頼んでいいかい?」
ほむら「じゃあ次は私が歌うわ」
まどか「マミさんも曲入れておいてください」ティヒヒ
マミ「そ、そうね」(この機械、どうやって使うのかしら…)
さやか「キーは?」
ほむら「原キーでいいわ」
マミ(キーって何かしら)
ほむら「今年最後の 雪の華が~♪」
杏子「なぁマミ、あいつって上手いのか?」
マミ「え!?…まあまあじゃないかしら…」
89点 -部屋いっぱいに響き渡る歌声ですー
ほむら「89か…おしいわね」ホムゥ
さやか「うーやっぱ上手いな」
まどか「ほむらちゃん、私たちの中で一番うまいからね」
ほむら「巴マミ、曲は入れたかしら?」
マミ「あ、まだなの。ちょっと迷っちゃって…」
まどか「じゃあ私が先に歌っちゃいます!」
マミ「え、ええ」
まどか「もう我慢ばっか してらんないよ ♪」
さやか「杏子も曲入れなよ」
杏子「う~ん、カラオケ行ったことないし、曲もあんまり知らないぞ」
さやか「あ~そうなんだ・別に何歌っても大丈夫だよ」
杏子「そうか…じゃあ」
83点 -音程が正確になると、良くなりますー
まどか「う~ん、初めて歌う曲だとこんなもんか」
マミ(初めてだと80点くらいなのね、じゃあ大丈夫だわ)
マミ(私だけへたくそだと、先輩として示しがつかないもの!)
さやか「杏子、キーはどうする?」
杏子「よくわかんないし、適当でいいよ」
さやか「う~ん、じゃあ原キーで」
杏子「交わした約束~ 忘れないよ~」
ほむら「初めてと言っていたけど、上手いわね」
杏子「めざめたこ、ころ~は?? 走り出した―?」
まどか「慣れない曲だと、ああなっちゃうよね」クスクス
81点 -音程は完璧です。曲を聞き込みましょうー
さやか「すげー、音程90%超えじゃん!」
ほむら「ビブラートもできてたわ、才能あるわね」
杏子「そーなのか?普通に歌っただけなんだけど」
さやか「あれー、マミさん入れてないんですか?」
マミ「ご、ごめんさい、忘れてたわ!」ピピポ
さやか(噛んだ)
マミ「じゃあ、私歌うわね!」
ほむら「巴マミはどれくらい上手いのかしら」
まどか「楽しみだね」
テレーレレー テレーレレレー
マミ(すごい緊張してきたわ…)
マミ「…」
杏子「マミー、始まってるぞ」
マミ「え、あ!? いっつーか君が! 瞳にともす!」
ほむら(うわぁ…)
さやか(これは…)
マミ「ここっろにー! ゼェハァ… ふぃりかざすー願いぃいぃぃいい」
まどか(力んで息切れしてれる…ロングトーンも不安定だし)
ほむら(典型的な初心者の歌い方ね)
さやか(マミさん、カラオケ初めてだったんだ…)
まどか(だから歌うの嫌がってたんだ)
マミ「いのちを 作るのはぁぁ ねがいいいぃぃぃぁあ!」
マミ(すごい!歌うのってこんなに楽しいのね!)ドヤ
47点 -曲を覚えましょうー
マミ「」
杏子「あははは!マミへったくそだなー!」
マミ「そ、そんな…」
さやか「ちょっと、杏子!)
杏子「あ、…しまったつい)
マミ(47点って…皆は80店出してるのに…)
さやか「気にすることは無いですよ、最初はそんなもんですから!」
まどか「そ、そうですよ!私も、初めて採点した時は50点でしたし!」
ほむら(採点のこと知らなかったあたり、やはり初めてだったのね)
マミ「あ、ははー。さっきは調子が悪かったかな~・‥なーんて…」
マミ(終わった…先輩としての威厳が…)
杏子「なーポテト頼んでいいか?」
ほむら「!…いいわよ。歌うの疲れちゃったし」
さやか「そうだねー、あ私ジュース入れてくるね!」
まどか「一回休憩にしよっか!」プルルル
まどか「あ、405ですけで、ポテト5人分お願いします」
マミ(良かった…これで歌わなくてすむわ)
マミ「カラオケで食べるポテトっとおいしいのね!」
ほむら(良かった、元気になったみたいね)
まどか(ねーどうする?5時間フリーにしちゃったよ…)
さやか(マミさんのためにも、早めに切り上げよっか?)
マミ(食べたら元気になってきたわ)
マミ(さっきは緊張してうまく歌えなかったんじゃないかしら?そうに決まってるわ!)
マミ(焦ってアニソン入れちゃったし、ここで名誉挽回しましょう!)
マミ「じゃあ私曲入れていい?」
まどか「え!?はい、どうぞ…」
マミ(今度こそ、上手に歌ってみせる!)
マミ「あなたーの いちにちーが♪」
さやか(さっきよりはマシになったかな)
ほむら(でも、御世辞にもうまいとは言えない…)
杏子(やっぱ下手だな、マミは)
55点 -音程が不正確です。曲を覚えましょうー
マミ「…」
マミ「つ、次は美樹さんよね!?」ズイ
さやか「は、はい!」
マミ(どうして、本気で歌ったのに…!!)
さやか「全力で少年だった~♪」
88点 ー個性があって、面白い歌い方ですー
マミ「う…」
まどか「リ、リライトして~♪」
91点 ー音程もリズムもパーフェクトですー
まどか「やった90オーバー!…あっ…」
マミ「うう…」
ほむら「~♪」
93点 -ほぼ完ぺきですー
マミ「」
る
杏子「お、91点だ」
ほむら「初めてで90越されるとは…くやしいわ」
まどか「杏子ちゃんすごいや!」
マミ「次は私の番ね…」
マミ(佐倉さんは初めてで90点、私は50点…)
まどか(マミさん歌うんだ…)
ほむら(もう意地になってるわね)
さやか(意地?)
ほむら(ここで歌わなかったら、下手だと認めたも同然でしょ)
さやか(あー…採点切っちゃう?)
ほむら(ダメよ。彼女がへたくそだと言ってるようなものじゃない)
まどか(どうしよう。やっぱ強引にでも切り上げた方がよかったのかな)
ほむら(私に考えがあるわ)
ほむら「キーはどうするの」ポチポチ
マミ「あ…2つ下げてもらえるかしら…」
ほむら(自分の音域も知らないのに…完全に強がっているわね。でも…)ポチポチ
マミ「会いたくて 会いたくて 震える~…」
90点 -とても響きのある、素晴らしい歌声ですー
マミ「へ?」
さやか(うそ!?)
まどか(どうして?)
ほむら(接待モードよ。どんな下手な歌でも、90点が出るようになってるわ)
マミ「90点…私が90点…」
まどか(マミさん、半泣きになってる)
さやか(よっぽど嬉しかったんだろうね)
杏子「えー、さっきの下手じゃムグゥ
杏子(何すんだよ!)
ほむら(今は調子を合わせて!)ギュウ
まどか「すごいじゃないですか、マミさん!」
さやか「突然上手になってびっくりしちゃいましたよ~」
マミ「えへへ…そうかしら!」
ほむら「あなたにも才能があったみたいね」
マミ「才能…私に歌の才能が///」
ほむら(ほら、あなたもマミのことを誉めなさい)
杏子(え~?) 「う、上手かったな、さっきのは」
マミ「ありがとうみんな///」
まどか(わかりやすいなぁ‥マミさんは)
ほむら(まどか、次はわざと下手に歌ってちょうだい)
まどか(へ?)
ほむら(全員90点を出したら怪しまれるわ)
まどか(なるほど)
まどか「ー♪」
73点 ー音程は取れています。抑揚をもっとつけましょうー
まどか「あ、あれ~。なんかイマイチダナー」
マミ「そうね…なんていうか、迫力が無かったわ」
まどか「そうですね~。もっと頑張らなきゃな~」
ほむら「~~♪」
67点 ー急ぎ過ぎです。もっとゆっくり歌いましょう」
ほむら「あー私としたことがついやってしまったわー」
マミ「ドンマイよ!暁美さん!」
杏子「~♪}
86点 ー歌詞を覚えれば、得点がアップします!-
マミ「やるわね…」
杏子「何か急にみんな下手になってないか?」
ほむら(佐倉京子はそのままにしといた方がいいわね。彼女まで下手だと不自然だし)
マミ「次は私の番ね!」
マミ「~~~♪」
まどか(音程があっていない事に気づいてないよ!)
さやか(元気になった分、破壊力が大きい…)
ほむら(ドヤ顔音痴、誰もが通り道ではあるけど…)
杏子(やっぱへたくそだよな)
95点 ー抑揚もビブラートも完璧です」
マミ「ふふっ」ドヤァ
こうして私たちは、マミさんのドヤ顔音痴を聞かせれ続けたのでした。
マミ「今日はとっても楽しかったわ!」ホクホク
まどか「ええまぁ…」
さやか「そだねー」
マミ「?皆疲れてるのかしら。私も歌い過ぎて疲れちゃったわ」
ほむら(喉声で思い切り歌えばそうなるわよ…)
ほむら「それは大変。早くのどを休めないと」
マミ(私ってカラオケの才能あるのね!)
~翌週~
マミ「鹿目さん、今日もカラオケ行きましょう!」
まどか「え、あ、今日は私歯医者に行かないといけないんです!」
さやか「わ、私も恭介のお見舞いに行かないといけないから…」
マミ「あらそう…残念だわ」
ほむら「じゃあ、ヒトカラはどう?」
マミ「ヒトカラ?」
ほむら「一人カラオケよ。上達したいときなんかに行くわね」
マミ「ヒトカラ…いいわねそれ!ありがとう暁美さん!」タタッ
さやか「あ~…カラオケ大好きになっちゃてるよ」
ほむら「ヒトカラでなんとか上手くなって欲しいわ」
まどか「大丈夫かなぁ、マミさん」
マミ「ヒトカラに来たわ!」
QB「マミは歌が上手いらしいね」
マミ「ふふ、私才能があるみたいなの!…採点を入れてっと」ポチポチ
QB「期待してるよ、マミ」
マミ「~♪」
45点 ーまず曲を覚えましょうー
マミ「」
QB「ははは!へたくじゃないか!」
マミ「そ、そんな…」
それから何度かカラオケに行きました。一人の時は悪い点しか出ないけど、
皆と行くと、なぜか高い点が出ます。一人で歌うより、皆とうたった方が楽しいもの!
だから高い点が出るのね!私はもう、一人ぼっちじゃない!怖いものなんてない!
マミ「89点、はじめての曲はこんなものかしら…」
まどか「初めてでそれだけ出ればすごいですよ~…」
マミ「ふふ、そう?さぁって次はっと…」ポチポチ
まどか・さやか・ほむら(((帰りたい…)))
杏子「やっぱ下手だよな~?」
おわり
くぅ~wありがとうございました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません