マミ「カラオケに行ってみたいわ!」 (49)


マミ「か、かなめさん!」

まどか「は、はい!?なんですかマミさん?」

マミ「き、今日の放課後カラオケ行かないかしら!?」

まどか「いいですよ、さやかちゃんとかも誘っていきましょう」

マミ「やったわ!ありがとう!」

まどか(今日のマミさんなんか変だ…)

マミ「やったわ!私もカラオケデビューよ!」

QB「おめでとう、マミ」

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~放課後~

QB「マミはどんな曲を歌うんだい?」

マミ「ふ、普通の曲よ」

QB(アニソンばっかなんじゃないかな…)

まどか「マミさーん、こっちです」

マミ「あら、皆そろってるわね」

さやか「まどかに誘われちゃって~」

ほむら「私もね」

杏子「カラオケってなんだ?食えるのか?」

店員「ラッシャイー」

まどか「5人で予約してた鹿目です」

店員「機種はドシマスカー」

まどか「DAMで」

マミ(だむって何かしら?)

杏子「おー、ポテトとか食えるのか!」

さやか「カラオケのポテトは高いからイマイチだよ」

ほむら「あ、フリードリンクで」

マミ(みんな慣れてるわね…)


マミ(ついに来たわ…カラオケルームっ!)

まどか「じゃあ誰から歌おうかな」

さやか「やっぱりここはマミさんでしょ!」

マミ(最初は緊張するわ…)

マミ「え、え~…どうしようかしら」

杏子「マミ、緊張してるのか?」

ほむら「いるわね、そういう人」



さやか「じゃあ私がお先に!」


マミ(た、助かった)


マミ(いや、だめよ巴マミ。こんなとこで緊張してちゃ)


マミ(ちゃんとJPOPも覚えてきたんですもの!)


まどか「あ、採点入れるね」


さやか「おけー」


マミ「採点?」


ほむら「あら、知らないの?」


マミ「え」ドキ


ほむら「ひょっとして、カラオケは初めて?」


マミ「そそそんなことないわ!あ~採点入れるんだ~的な?」


杏子「採点ってテストか?」


ほむら「まぁ入れない人もいるわね…機械が歌の上手さを測ってくれるのよ」




まどか「キーどうする?」

さやか「あー一つ下げて」


さやか「二人で~写真を撮ろう~♪」


マミ(う、うまい!?)


ほむら「美樹さやかは最初いつもこれね」


マミ「え、美樹さんとカラオケ行ったことあるの?」


ほむら「ええ、結構な頻度で行ってるわ」


まどか「金曜日の放課後にいつも行くんです」


マミ「へ、へ~」(私は誘われてない…)


まどか「今日金曜日だったから、ちょうど都合が良かったんです」



さやか「いつま~で~も そばにいて~♪」


まどか「さやかちゃん上手だよ!」


さやか「へへー。さぁ、結果はどうかな~」


85点 -少し高音域が苦しいようです。のどを開けると歌いやすくなりますー


さやか「う~ん、最初はこんなもんか~」


ほむら「まだのどが開いていないものね」


マミ(85点っていい方なのかしら?)


杏子「なーポテト頼んでいいかい?」


ほむら「じゃあ次は私が歌うわ」


まどか「マミさんも曲入れておいてください」ティヒヒ


マミ「そ、そうね」(この機械、どうやって使うのかしら…)


さやか「キーは?」


ほむら「原キーでいいわ」


マミ(キーって何かしら)


ほむら「今年最後の 雪の華が~♪」


杏子「なぁマミ、あいつって上手いのか?」


マミ「え!?…まあまあじゃないかしら…」



89点 -部屋いっぱいに響き渡る歌声ですー

ほむら「89か…おしいわね」ホムゥ


さやか「うーやっぱ上手いな」


まどか「ほむらちゃん、私たちの中で一番うまいからね」


ほむら「巴マミ、曲は入れたかしら?」


マミ「あ、まだなの。ちょっと迷っちゃって…」


まどか「じゃあ私が先に歌っちゃいます!」


マミ「え、ええ」


まどか「もう我慢ばっか してらんないよ ♪」


さやか「杏子も曲入れなよ」


杏子「う~ん、カラオケ行ったことないし、曲もあんまり知らないぞ」


さやか「あ~そうなんだ・別に何歌っても大丈夫だよ」


杏子「そうか…じゃあ」



83点 -音程が正確になると、良くなりますー


まどか「う~ん、初めて歌う曲だとこんなもんか」


マミ(初めてだと80点くらいなのね、じゃあ大丈夫だわ)


マミ(私だけへたくそだと、先輩として示しがつかないもの!)


さやか「杏子、キーはどうする?」


杏子「よくわかんないし、適当でいいよ」


さやか「う~ん、じゃあ原キーで」




杏子「交わした約束~ 忘れないよ~」


ほむら「初めてと言っていたけど、上手いわね」


杏子「めざめたこ、ころ~は?? 走り出した―?」


まどか「慣れない曲だと、ああなっちゃうよね」クスクス


81点 -音程は完璧です。曲を聞き込みましょうー


さやか「すげー、音程90%超えじゃん!」


ほむら「ビブラートもできてたわ、才能あるわね」


杏子「そーなのか?普通に歌っただけなんだけど」


さやか「あれー、マミさん入れてないんですか?」


マミ「ご、ごめんさい、忘れてたわ!」ピピポ


さやか(噛んだ)


マミ「じゃあ、私歌うわね!」


ほむら「巴マミはどれくらい上手いのかしら」


まどか「楽しみだね」

テレーレレー テレーレレレー
マミ(すごい緊張してきたわ…)


マミ「…」


杏子「マミー、始まってるぞ」


マミ「え、あ!?  いっつーか君が! 瞳にともす!」


ほむら(うわぁ…)


さやか(これは…)


マミ「ここっろにー! ゼェハァ… ふぃりかざすー願いぃいぃぃいい」


まどか(力んで息切れしてれる…ロングトーンも不安定だし)





ほむら(典型的な初心者の歌い方ね)


さやか(マミさん、カラオケ初めてだったんだ…)


まどか(だから歌うの嫌がってたんだ)



マミ「いのちを 作るのはぁぁ ねがいいいぃぃぃぁあ!」


マミ(すごい!歌うのってこんなに楽しいのね!)ドヤ


47点 -曲を覚えましょうー


マミ「」



杏子「あははは!マミへったくそだなー!」


マミ「そ、そんな…」


さやか「ちょっと、杏子!)


杏子「あ、…しまったつい)


マミ(47点って…皆は80店出してるのに…)



さやか「気にすることは無いですよ、最初はそんなもんですから!」


まどか「そ、そうですよ!私も、初めて採点した時は50点でしたし!」


ほむら(採点のこと知らなかったあたり、やはり初めてだったのね)


マミ「あ、ははー。さっきは調子が悪かったかな~・‥なーんて…」


マミ(終わった…先輩としての威厳が…)


杏子「なーポテト頼んでいいか?」


ほむら「!…いいわよ。歌うの疲れちゃったし」


さやか「そうだねー、あ私ジュース入れてくるね!」


まどか「一回休憩にしよっか!」プルルル


まどか「あ、405ですけで、ポテト5人分お願いします」


マミ(良かった…これで歌わなくてすむわ)



マミ「カラオケで食べるポテトっとおいしいのね!」


ほむら(良かった、元気になったみたいね)


まどか(ねーどうする?5時間フリーにしちゃったよ…)


さやか(マミさんのためにも、早めに切り上げよっか?)


マミ(食べたら元気になってきたわ)


マミ(さっきは緊張してうまく歌えなかったんじゃないかしら?そうに決まってるわ!)


マミ(焦ってアニソン入れちゃったし、ここで名誉挽回しましょう!)


マミ「じゃあ私曲入れていい?」


まどか「え!?はい、どうぞ…」


マミ(今度こそ、上手に歌ってみせる!)


マミ「あなたーの いちにちーが♪」


さやか(さっきよりはマシになったかな)


ほむら(でも、御世辞にもうまいとは言えない…)


杏子(やっぱ下手だな、マミは)



55点 -音程が不正確です。曲を覚えましょうー


マミ「…」





マミ「つ、次は美樹さんよね!?」ズイ


さやか「は、はい!」


マミ(どうして、本気で歌ったのに…!!)


さやか「全力で少年だった~♪」


88点 ー個性があって、面白い歌い方ですー


マミ「う…」


まどか「リ、リライトして~♪」


91点 ー音程もリズムもパーフェクトですー


まどか「やった90オーバー!…あっ…」


マミ「うう…」


ほむら「~♪」


93点 -ほぼ完ぺきですー


マミ「」


杏子「お、91点だ」


ほむら「初めてで90越されるとは…くやしいわ」


まどか「杏子ちゃんすごいや!」


マミ「次は私の番ね…」


マミ(佐倉さんは初めてで90点、私は50点…)


まどか(マミさん歌うんだ…)


ほむら(もう意地になってるわね)


さやか(意地?)


ほむら(ここで歌わなかったら、下手だと認めたも同然でしょ)


さやか(あー…採点切っちゃう?)


ほむら(ダメよ。彼女がへたくそだと言ってるようなものじゃない)


まどか(どうしよう。やっぱ強引にでも切り上げた方がよかったのかな)


ほむら(私に考えがあるわ)


ほむら「キーはどうするの」ポチポチ


マミ「あ…2つ下げてもらえるかしら…」


ほむら(自分の音域も知らないのに…完全に強がっているわね。でも…)ポチポチ


マミ「会いたくて 会いたくて 震える~…」



90点 -とても響きのある、素晴らしい歌声ですー

マミ「へ?」


さやか(うそ!?)


まどか(どうして?)


ほむら(接待モードよ。どんな下手な歌でも、90点が出るようになってるわ)


マミ「90点…私が90点…」


まどか(マミさん、半泣きになってる)


さやか(よっぽど嬉しかったんだろうね)


杏子「えー、さっきの下手じゃムグゥ


杏子(何すんだよ!)


ほむら(今は調子を合わせて!)ギュウ




まどか「すごいじゃないですか、マミさん!」


さやか「突然上手になってびっくりしちゃいましたよ~」


マミ「えへへ…そうかしら!」


ほむら「あなたにも才能があったみたいね」


マミ「才能…私に歌の才能が///」


ほむら(ほら、あなたもマミのことを誉めなさい)


杏子(え~?) 「う、上手かったな、さっきのは」


マミ「ありがとうみんな///」


まどか(わかりやすいなぁ‥マミさんは)


ほむら(まどか、次はわざと下手に歌ってちょうだい)


まどか(へ?)


ほむら(全員90点を出したら怪しまれるわ)


まどか(なるほど)


まどか「ー♪」


73点 ー音程は取れています。抑揚をもっとつけましょうー


まどか「あ、あれ~。なんかイマイチダナー」


マミ「そうね…なんていうか、迫力が無かったわ」


まどか「そうですね~。もっと頑張らなきゃな~」




ほむら「~~♪」


67点 ー急ぎ過ぎです。もっとゆっくり歌いましょう」


ほむら「あー私としたことがついやってしまったわー」


マミ「ドンマイよ!暁美さん!」


杏子「~♪}


86点 ー歌詞を覚えれば、得点がアップします!-


マミ「やるわね…」


杏子「何か急にみんな下手になってないか?」


ほむら(佐倉京子はそのままにしといた方がいいわね。彼女まで下手だと不自然だし)


マミ「次は私の番ね!」


マミ「~~~♪」


まどか(音程があっていない事に気づいてないよ!)


さやか(元気になった分、破壊力が大きい…)


ほむら(ドヤ顔音痴、誰もが通り道ではあるけど…)


杏子(やっぱへたくそだよな)


95点 ー抑揚もビブラートも完璧です」


マミ「ふふっ」ドヤァ


こうして私たちは、マミさんのドヤ顔音痴を聞かせれ続けたのでした。

マミ「今日はとっても楽しかったわ!」ホクホク


まどか「ええまぁ…」


さやか「そだねー」


マミ「?皆疲れてるのかしら。私も歌い過ぎて疲れちゃったわ」


ほむら(喉声で思い切り歌えばそうなるわよ…)


ほむら「それは大変。早くのどを休めないと」


マミ(私ってカラオケの才能あるのね!)

~翌週~

マミ「鹿目さん、今日もカラオケ行きましょう!」


まどか「え、あ、今日は私歯医者に行かないといけないんです!」


さやか「わ、私も恭介のお見舞いに行かないといけないから…」


マミ「あらそう…残念だわ」


ほむら「じゃあ、ヒトカラはどう?」


マミ「ヒトカラ?」


ほむら「一人カラオケよ。上達したいときなんかに行くわね」


マミ「ヒトカラ…いいわねそれ!ありがとう暁美さん!」タタッ



さやか「あ~…カラオケ大好きになっちゃてるよ」


ほむら「ヒトカラでなんとか上手くなって欲しいわ」


まどか「大丈夫かなぁ、マミさん」


マミ「ヒトカラに来たわ!」


QB「マミは歌が上手いらしいね」


マミ「ふふ、私才能があるみたいなの!…採点を入れてっと」ポチポチ


QB「期待してるよ、マミ」


マミ「~♪」


45点 ーまず曲を覚えましょうー


マミ「」


QB「ははは!へたくじゃないか!」


マミ「そ、そんな…」


それから何度かカラオケに行きました。一人の時は悪い点しか出ないけど、

皆と行くと、なぜか高い点が出ます。一人で歌うより、皆とうたった方が楽しいもの!

だから高い点が出るのね!私はもう、一人ぼっちじゃない!怖いものなんてない!


マミ「89点、はじめての曲はこんなものかしら…」


まどか「初めてでそれだけ出ればすごいですよ~…」


マミ「ふふ、そう?さぁって次はっと…」ポチポチ


まどか・さやか・ほむら(((帰りたい…)))


杏子「やっぱ下手だよな~?」

おわり                 

くぅ~wありがとうございました

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