杏子「マミの卒業式」(470)
杏子「なんだかんだ言って、もうあたしたちがこうして手を組むようになって結構経つよな」
マミ「そうね……」
ほむら「あなたたちの協力があったおかげで、誰ひとり欠けることなくこうして生きていられるのよね」
ほむら「改めて、ありがとう」
さやか「何?らしくないじゃんほむら」
ほむら「わたしだってたまにはこうして素直になることくらいあるわよ」
杏子「何度でも言うけどな、あたしたちはあたしたちなりに守りたいものを守ったってだけだ」
マミ「………」
まどか「……?マミさん、どうかしたんですか?」
マミ「え?」
まどか「なんだが元気がないような気がしたんですけど……」
マミ「そんなことはないわ、いつも通りよ?」
まどか「そう、ですか……?」
マミ「え、えぇ。紅茶のおかわり、淹れて来るわね?」トコトコトコ
まどか「やっぱり、マミさん元気ないよね?」
ほむら「確かに……いつもはこうしてお茶会を開いている時はとてもうれしそうにしているのに」
さやか「なんか、悩みでもあるのかな?」
杏子「そりゃ、あとひと月でこの町から離れるんだもん、元気もなくなるだろうよ」
まどか「え?」
ほむら「ちょっと杏子、どういうことっ?」
支援
杏子「どういうも何も……マミは3月にゃ見滝原中学、卒業するんだぞ?」
さやか「う、うん。マミさんは三年生だし、そりゃ当然だけど……」
杏子「高校にあがるとなったら、一人暮らしのマミは寮のある高校にあがるだろうよ」
まどか「………」
杏子「見滝原に、寮ありの高校なんてねぇだろ?」
さやか「そ……そう、だね」
杏子「あたしたちともそれで離ればなれだろうし、またマミは一人ぼっちに逆戻りさ」
ほむら「っ……」
杏子「マミもあたしたちに相談しないとこを見ると、それを受け入れてるんだろうけどな」
まどか「そんな……」
ほむら「杏子、あなたはマミがどこの高校に進学するか、知っているの?」
杏子「いや、聞いてねぇな。マミの口から相談されるのを待つしかねぇと思うぞ?」
さやか「そっか……マミさん、見滝原を離れちゃうんだ」
マミ「お待たせ、淹れてきたわ」トコトコ
まどか「……」
ほむら「……」
さやか「……」
マミ「ど、どうかしたのかしら?なんだかみんな暗くない?」
まあ先生とかからの勧めもあるんだろうな
女の子の一人暮らしとかそうとうあれだし
まどか「ねぇ、マミさん……」
ほむら「!」
さやか(まどか?)
マミ「何かしら?」
まどか「マミさんは、その……中学を卒業したら、どうしようとか……考えてるんですか?」
マミ「!」
まどか「見滝原を……離れちゃうんですか?」
マミ「ええと……そう、ね。高校は、寮制のところへ行こうと思っているから……見滝原を離れることに、なるわね」
まどか「寂しくないんですか?」
マミ「寂しいけれど……こればかりはしょうがないわよ。わたしが一人になった時から、こうなることは決まっていたんですもの」
杏子「………」
夜―――
マミ「それじゃ、みんな、気をつけて帰るのよ?」
まどか「はい……」
さやか「ごちそうさまでした、マミさん」
ほむら「……またね、マミ」
バタン
マミ「はぁ……」
QB「どうしたんだい、マミ?ずいぶんと元気がないみたいだけれど?」
マミ「あら、キュゥべえ」
QB「?」
マミ「キュゥべえは……わたしが見滝原を離れても、ついてきてくれるわよね?」
QB「え?マミは見滝原を離れるつもりなのかい?」
マミ「ええ。高校に進学する時に、離れるのよ」
QB「それじゃあ、ほむらたちとは離ればなれになるんだね」
マミ「そう、なるわね」
QB「心配しなくても、僕は魔法少女の近くにはいつもいるさ」
QB「グリーフシードを処理するのは、僕の役目だからね」
マミ「キュゥべえがいてくれるんなら……一人でも、少しは寂しさは紛れるかな」
QB「この家……というか、マンションだね。ここはどうするつもりなんだい?」
マミ「高校を卒業したら、またこの町に戻ってくるつもりだから……それまでは、もぬけの殻になっちゃうわね」
帰り道―――
まどか「マミさん……」トボトボ
杏子「なんでまどかがそんなに落ち込んでるんだよ?」
まどか「だって、マミさん、また一人っきりで魔女と戦うことになるんだよ?」
ほむら「新しい町で、またインキュベーターが魔法少女の契約をするかもしれないわよ?」
さやか「うーん……マミさんの性格を考えると、それはないと思うな。魔法少女の真実、知っちゃってるし」
ほむら「………」
杏子「そんなにマミのことが心配かよ?」
まどか「そうに決まってるよ!」
杏子「心配すること、ねぇと思うけどな」
まどか「え?」
杏子「マミは、お前らが思ってるほど弱い奴じゃねぇよ。現にお前らと会うまでは、一人で戦いぬいて来たんだぞ?」
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
>>13
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じのキュゥマミ誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
まどか「それ、は……」
さやか「ならさ!」
まどか「!」
さやか「マミさんの卒業式に、ワーッとお祝いしてあげようよ!」
杏子「マミの卒業式、か……」
さやか「そう!ここにいるみんな、少なからずマミさんの影響を受けてるでしょ?」
さやか「あたしはマミさんの志を受け継いで、この町で魔法少女を続けていく!」
杏子「あたしも、マミとは昔コンビを組んでた仲だな」
ほむら「一人っきりの孤独な戦いというのは、確かに共感できるところがあるわね」
まどか「わ、わたしは……」
ほむら「引け目を感じることはないわよ、まどか?」
まどか「……うん」
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
虚淵が大人アニメで言ってたけど「マミはひとりだと無茶苦茶強い」らしいね
たぶん仲間がいると浮かれるのか、気を遣いすぎるのか、どっちかなんだろうね
さやか「期間はあとひと月もあるんだし!いいんじゃないのかな?」
杏子「そうだな、賛成だ」
ほむら「わたしもその案に乗らせてもらおうかしら」
まどか「……わたしも、賛成!」
さやか「よしっ、決定だね!」
ほむら「詳しい話は、わたしの家ですることにしましょうか」
さやか「マミさん、喜んでくれるといいなぁ」
杏子「ついでに、あたしたちもマミからの卒業ってことになりそうだな」
さやか「おっ、杏子詩人だね!」
杏子「はん、マミの影響を受けてるからな」
ほむら「詳しい話は、また明日ね」
杏子「だな。もう今日は遅いし」
ほむら「明日の放課後、わたしの家に集まってくれるかしら?」
さやか「了解っ!」
杏子「ああ、わかった」
まどか「ウェヒヒ、サプライズパーティだね!」
さやか「どんなのにするか、悩みどころだねぇ」
まどか「わたし、お父さんに教わってケーキでも作ってみようかな?」
さやか「ん、いいねぇそれ!普段はいつもマミさんが作ってくれるし、たまにはアリだね!」
翌日、放課後―――
まどか「わたしだけ掃除で遅くなっちゃった……ほむらちゃんの家に急がないと」タッタッタ
マミ「あら?鹿目さん?」
まどか「っ!」ピタッ
マミ「そんなに急いで、どうかしたの?」
まどか「い、いえ、別に急いでるわけじゃ……」(どうしよう、マミさんにばれるわけにはいかないんだけどな……)
まどか「そ、そういうマミさんは何をしてたんですか?」
マミ「わたしは、いつも通り魔女退治の為のパトロールよ」
まどか「パトロール中だったんですか」
マミ「ええ。こればかりはサボるわけにもいかないもの。それじゃ、わたしは行くわね?」
まどか「はっ、はい!気をつけてください!」
マミ「ありがとう、鹿目さん」ニコッ
ほむらの家―――
ピンポーン ガチャ
ほむら「待っていたわ、まどか」
まどか「お邪魔します!」
杏子「おせぇぞ、まどか!」
まどか「ごめんごめん、杏子ちゃん」
さやか「マミさんに見つからなかった?」
まどか「ここに来る途中、パトロール中のマミさんに会ったけど、ばれてはいない、と思うな」
ほむら「わたしたちも、後でパトロール行きましょうか。マミ一人に負担をかけるわけにはいかないものね」
さやか「それじゃ!第一回、マミさんからの卒業式会議、始めるよ!」
ほむら「テンション高いわね……」
さやか「こういうのはしんみりしたら負け!元気よく行こー!」
杏子「そうだな、あたしもそれがいいと思うぜ!」
ほむら「とりあえず、会場はわたしの家にしましょう。飾り付けとかは、わたしがやるわ」
杏子「あたしもほむらの手伝いだな。一人じゃ大変だろうし」
まどか「わたしはね、ケーキを作ろうかなって思うの」
杏子「ケーキ!」
さやか「あたしはまどかの手伝いかな。ケーキの他にもお菓子とか用意してさ!」
杏子「やべぇ、今から楽しみだ……」
ほむら「杏子、よだれ出てるわよ」
杏子「おっと、やべぇやべぇ」フキフキ
さやか「パーティグッズとかも用意しよう!クラッカーとかヒゲメガネとか!」
杏子「もちろん、付けるのはさやかだな!」
さやか「えっ!?」
ほむら「いいわね、似合いそうだわ」
さやか「それを似合いそうと言われて、あたしは喜べばいいんでしょうか!?」
まどか「うーん……ヒゲメガネをつけてるさやかちゃん、かぁ……」←想像中
まどか「………プッ……あははは!」
さやか「ひどっ!?まどかひどっ!?」
まどか「ご、ごめんごめん……でも、ぷふっ……だ、ダメだ、笑っちゃうよ!」
アハハハ……
町外れ―――
マミ「っ……はぁ、はぁ……」
使い魔「」シュウウウウウゥゥゥゥ……
マミ「使い魔なのに、こんなに強いなんて……」
マミ「この使い魔の本体、相当強力な魔女ね……」
マミ「この町には本体はいないみたいだけれど……」
マミ「これからはわたし一人になるんだから、もっと強くならなくっちゃ……」
マミ「そうよね……今までも、一人だったんだもの……頑張らなくっちゃ」
二週間後―――
使い魔「」シュウウウウウゥゥゥゥ……
杏子「……なぁ、ほむら」
ほむら「ええ、わかっているわ」
杏子「なんだろうな……ワルプルギスの夜とはいわねぇけど、それを彷彿とさせるような不安感があるぜ」
ほむら「………大丈夫よ。わたしたちは、そのワルプルギスの夜を乗り越えたんですもの。どんな魔女だって、わたしたちが協力すれば、倒せるわ」
杏子「嫌な時期に来るなよな、魔女の野郎……」グッ
ほむら「愚痴っていても仕方ないわ。とりあえず倒すことは出来たのだし、帰りましょう。パーティの準備をしないと」
杏子「ああ、わかってるよ」
商店街―――
さやか「どうだっ!?」バッ
まどか「うんっ、似合う似合う!やっぱりほむらちゃんの言った通りだね!」
さやか「うーん……やっぱり複雑な気分だね。果たしてこれを似合うと言われてあたしは喜べばいいのか否か……」
まどか「似合うって言われて、悪い気はしないでしょ?」
さやか「まぁそりゃそうなんだけどさ……っ!」
まどか「ど、どうかしたの、さやかちゃん?」
さやか(魔女の気配……?いや、それにしては弱い……使い魔、かな……?)
まどか「ま、まさか……魔女?」
さやか「ううん、多分使い魔だと思う。ごめんまどか、これ、買っておいて!」
まどか「あ、さやかちゃん!」
さやか「心配しなくっても、不覚は取らないって!」タッ
裏通り・廃工場―――
さやか「この辺り……!いた!」
使い魔「アハハハハハハ!」
さやか「例え使い魔だろうと、手加減しないよ!」パァァァ
さやか「てぇいっ!」ブンッ!
使い魔「アハハハ!」ヒョイッ
さやか「あ、このっ!」タンッ
使い魔「アハハハハハハ!」ゴッ
さやか「うくっ!?」グラリ
使い魔「アハハハハハハハハハ!」シュルルル
さやか「しまっ……!」
ワル夜クラスの魔女出現?
しんみり感動モノかとおもってたが予想外の展開
ドドドン!!
使い魔「アハハハ!?」バスバスバス!
さやか「っ!?」パラリ
マミ「大丈夫、美樹さんっ!」タンッ
さやか「マミさん!」
マミ「またあの使い魔なのね……」
さやか「またって……?」
マミ「最近、この町に頻繁に姿を現しているのよ。使い魔なのに、結構手ごわいの。油断しているとやられるわ!」
さやか「っ、はい!」
使い魔「アハ……アハハハ……」シュウウウウウ……」
さやか「倒した……」
マミ「嫌な予感がするわね……」
さやか「くそっ、なんでこんな時に限って……!」
まどか「さやかちゃん!」タッタッタ
さやか「まどか!」
まどか「あっ、マミさん!?」サッ
マミ「鹿目さんも一緒だったのね。二人でお買いものしてたの?」
まどか「あ、えっと……」
さやか「使い魔だったけど、マミさんがいてくれなきゃまずかったまずかった!あはは、不覚は取らないって言ったのに恥ずかしいね、こりゃ!」
マミ「あまり心配させないでよ?わたしがいなくなったらと思うと不安になるわね……」
マミ「それじゃ、ここでお別れね」
さやか「はい、また明日!」
マミ「ええ、気をつけて」
まどか「ちょっと焦ったよ……」
さやか「でも、勘付かれてないっぽいし、よかったよ」
まどか「あと二週間、なんとか気付かれずにやれるといいんだけどね……」
さやか「大丈夫大丈夫!ほむらと杏子の方も準備進んでるみたいだし、隠し通せるって!」
まどか「卒業式まで、あと二週間だね……」
さやか「……ん、そうだね。まどか、卒業式当日に泣くなよ?」
まどか「ちょっと自信ないかな……あはは」
さやか「まどかは泣き虫だからねぇ」
ツププッ……
チャラ男「はーいマミちゃん卒業おめでとぉーw」
チャラ男2「大人のオンナになれてよかったねマミちゃん」
マミ「う、うぅ……」
みたいなスレかと思ったのに
卒業式前日―――
ほむら「いらっしゃい、上がって」
まどか「お邪魔しまーす、と……」
杏子「おっ、来たか、さやか、まどか」
さやか「おおおおぉぉぉ……だいぶ進んでるね!」
ほむら「後は、メイン看板を作ろうと思うの。真ん中に大きく『マミさんの送別会』って書いて、周りにはわたしたちの寄せ書きを書いて」
さやか「そんなことしたら、マミさん感動して泣いちゃうよ!?」
ほむら「ふふ、いいじゃないの。泣かせるのが目的だもの」
まどか「ほむらちゃん、ちょっと笑顔が黒いよ!?」
ほむら「マミが泣いたら、この写真に収めて茶化してあげようと思うの」
杏子「おっ、いいなそれ!」
さやか「それじゃ!第5回にして最終会議、始めますか!」
まどか「今回は、段取りの最終確認だよね?」
ほむら「ええ。わたしと杏子は、先に家に帰ってきてスタンバイ。マミの迎えには、さやかにお願いしようと思うわ」
さやか「おぉう、主賓の送迎か……責任重大だなぁ」
杏子「まどかは、家に帰ってケーキを焼いて来るんだよな?」
まどか「うん。生地作りから全部わたし一人だから、ちょっと時間かかっちゃいそうだけど」
ほむら「そういうのは一人でやらなければ意味ないものね、頑張りなさいまどか」
まどか「うん!」
杏子「んで、マミがここに来た時に、最初に全員でクラッカーを鳴らしてお出迎えだ」
さやか「クラッカーはたくさん用意してあるからね!もうドンドンうっちゃってくださいな!」
ほむら「鳴らす時に『ティロ・フィナーレ』とでも言ってあげたらよろこぶかしら?」
杏子「その案、いただきだな!」
まどか「い、嫌がらせにならないかな?」
ほむら「ふふふ、マミは嬉々として撃つもの、喜んでくれると思うわ」
さやか「んじゃ、その方向でいこっか!」
アハハハ……
マミ「………暁美さんの家、ずいぶんと賑やかね……」
マミ「……っ!また、あの使い魔……?」
マミ「行かなきゃ……」タッ
卒業式当日―――
『卒業証書、授与』
まどか「マミさん、ホントに卒業しちゃうんだ……」
さやか「ん……魔法少女としても、学生としても、先輩だったもんなぁ、あたしから見たら」
まどか「新しい町に行っても、マミさん、元気でやってくれるよね?」
さやか「そりゃ当然っしょ。魔法少女としての、あたしの憧れだし」
『巴マミ』
マミ「はい」
『あなたは本校の過程を終了し―――』
まどか「マミさん……っ」ウルウル
さやか「まだ、泣くのは早いよ、まどか?」
まどか「わかってる、けど……っ」
校門前―――
女性徒「巴さん、新しい町に行っても元気でね……」ポロポロ
マミ「ええ、あなたたちも、元気でね?」
女生徒「メールとか、するから」
マミ「ありがとう」ニコッ
さやか「同じクラスの子、かな?」
まどか「そう、みたいだね……」
さやか「ちょっと、声掛けづらいね……」
ほむら「………」
女生徒「じゃあね、巴さん……」
マミ「ええ……卒業、おめでとう」
女生徒「巴さんも、卒業、おめでとう……」タッ
マミ「………」
さやか「あ、あの、マミさん……?」
マミ「? あら……鹿目さんに美樹さん、暁美さんまで……」
ほむら「卒業、おめでとう」
マミ「ありがとう」ニコッ
さやか「これで、ホントにマミさんとはお別れになっちゃいますね」
マミ「そうなるわね。わたしがいなくなった後の見滝原を、お願いね?」
ほむら「あなたがいなくったって、守って見せるわ」
マミ「うふふ、それだけの大口をたたけるなら安心ね?」
ほむら「ええ。安心して、新しい地に行きなさい」
マミ「そうね……あなた達なら、安心して任せることが出来るわ」
マミ「この校門からの光景も今日で見納めだと思うと、少しだけ寂しいわね……」ウルウル
ほむら「泣きたいなら泣いてもいいのよ?」
マミ「っ……後輩の前で涙を見せる先輩がどこにいるのよ」ゴシゴシ
さやか「マミさんもなかなか素直じゃないねぇ」
マミ「こう言う時くらい、先輩らしいカッコいいところ、見せなくっちゃ……」
まどか「っ……マミさぁんっ!」ダキッ
マミ「!」
まどか「寂しいよ、マミさんっ……」ギュッ
マミ「ふふ、ありがとうね、鹿目さん。わたしの為に泣いてくれて……」ナデナデ
まどか「グスッ……」
マミ「暁美さんや美樹さん、佐倉さんをお願いね?」
まどか「……はい」ポロポロ
杏子「卒業式、終わったんだな」
マミ「佐倉さん。来てくれたのね」ニコッ
杏子「そりゃ、仮にもあたしの師匠の卒業だもんな、こねぇわけにはいかねーよ」
マミ「ありがとう。あなたたちみたいな後輩に囲まれて、わたしは幸せ者ね」
ほむら「あなたの人柄に惹かれたのよ、みんな」
マミ「そうだと嬉しいわね……」
マミ「そうだ!あなたたち、今日は暇かしら?よければわたしの家で、お祝いしない?」
まどか・さやか・ほむら・杏子「!」
マミ「何か、用事あるかしら?」
ほむら「ごめんなさい、わたしはパスね」
さやか「あ、あたしもちょっと、用事あるからパス!」
杏子「悪いな、あたしもパスだ」
まどか「えと、わたしは……」
ほむら(気にすることないわよ、まどか。ここは断っておきなさい。じゃないと、予定が狂うわよ?)
まどか「……ご、ごめんなさい…わたしも、ちょっと大事な用事があるので……」
マミ「あら、そうだったの……残念ね」ショボン
まどか(心が痛むよっ!)ズキズキ
ほむら(も、問題ないわ)ズキズキ
杏子(ごめんな、マミ……)ズキズキ
さやか(あとで、お出迎えするから、待っててくださいマミさんっ!)ズキズキ
まどか「ただいまーっ!」バタン
知久「おや、お帰りまどか。これから、前に言っていたケーキ作りかい?」
まどか「うんっ、そうだよ!」
知久「やっぱり、僕も手伝ってあげたほうが……」
まどか「ダメって言ってるでしょ、パパ?わたしの先輩へのお祝いなんだから、わたし一人で作るの!」
まどか「パパは、タツヤの面倒見ててあげて?」
知久「うん、わかったよ。頑張れ、まどか」
まどか「うんっ!」
サプライズ系はこういうトラブルは仕方ないよな
ただいやなフラグがビンビンしてるのが……
ほむらの家―――
ほむら「これで、準備完了ね」
杏子「後は、まどかがケーキを持ってくるのを待つだけだな?」
ほむら「ええ。さやかはまどかの手伝いをして、ここに来る時に分かれてマミの家に迎えに行くことになっているわ」
杏子「楽しみだな!」
ほむら「わたしたちは待ってる間に、飲み物でも用意しましょうか?」
杏子「マミなら、やっぱ紅茶が喜ぶんじゃねえのかな?」
ほむら「紅茶ね……わたし、淹れたことないのだけれど」
杏子「あたしは昔からマミが紅茶淹れるとこ見てるし、見よう見真似でならなんとか出来ると思うけど……」
ほむら「うーん……やっぱり、普通の飲み物を買いに行きましょうか」
杏子「ん、そうだな」
マミの家―――
マミ「はぁ……」ショボン
QB「元気ないね、マミ?」
マミ「今日はお祝いする気満々だっただけに、誰も来てくれなかった時の事は考えていなかったわ……」
QB「卒業後に一人って言うのも、寂しいものだね」
マミ「言わないで、言わないでキュゥべえ……」ブワワッ
マミ「………っ!」パァァァァァ
マミ「魔女の気配……!?」
QB「かなり大きな反応だね」
マミ「今まで出没していた魔女の本体かしら?とにかく、行きましょう!」スクッ
マミの家―――
マミ「はぁ……」ショボン
QB「元気ないね、マミ?」
マミ「今日はお祝いする気満々だっただけに、誰も来てくれなかった時の事は考えていなかったわ……」
QB「卒業後に一人って言うのも、寂しいものだね」
マミ「言わないで、言わないでキュゥべえ……」ブワワッ
マミ「………っ!」パァァァァァ
マミ「魔女の気配……!?」
QB「かなり大きな反応だね」
マミ「今まで出没していた使い魔の本体かしら?とにかく、行きましょう!」スクッ
QB「他のみんなに連絡はしないのかい?」
マミ「みんな、用事があるらしいの!」タッタッタ
QB「一人で勝てるのかい、マミ?」
マミ「一人でもやらなくちゃいけないでしょう?」タッタッタ
マミ(それに……今後はまた一人きりの戦いが、待っているのだし)タッタッタ
マミ(一人でも……いえ、一人でやらなければならないのよ、巴マミ!)タッタッタ
町外れ―――
マミ「………ここ、ね」パァァ
ズアアアァァァァァ………
うわぁぁぁ
結界内―――
マミ「ティロ・フィナーレ!」バシュウウ!
ドォォォォン!!
使い魔「アハハ!?」シュウウゥゥゥ
マミ「はぁ、はぁ……くっ、使い魔一体一体が強いわ……!」
QB「これは、本体はかなり強力な魔女だね。やはり、一人では厳しいんじゃないのかい?」
マミ「でも、ここで逃したら被害者が出てしまうわ……!ここで、一人で仕留めるっ!」タンッ
ドドドン!!
この世からの卒業か…
>>70
おいやめろ
スーパー―――
ほむら「……!」
杏子「おいほむら!」
ほむら「魔女の気配……!?くっ、なぜこんな日に限ってっ!」
杏子「マミが一人で向かってるかもしんねぇ!あたしたちも行くぞ!」
ほむら「ええ、わかっているわ!」
鹿目家―――
さやか「っ!」
まどか「さやかちゃん、どうかしたの?」
さやか「魔女の気配が……!」
まどか「えっ!?」
さやか「ごめんまどか、後ここお願い!あたし、行かなくっちゃ!」タッ
まどか「う、うんっ!気をつけてね!」
魔女「オオオオオオオヲヲヲヲヲヲヲヲヲ………」ゴォォォォッ!!
マミ「ぐぅっ!!?」ビュオオオオ!!
マミ「くはっ……!」ズザザァァァ!!
魔女「オオオオオ!!!」ブゥン!!
マミ「くっ!?」タンッ
ドガガガガガガ!!
マミ「はぁ、はぁ……強い……っ!?」
使い魔×2「アハハハハハ!!」ガシガシッ!
マミ「しまっ……!?」
魔女「ヲヲヲヲ!!!」グワッ!!
マミ「――――――!!!」
oh…
グルグルグル!!
魔女「……!?」グググッ……
マミ「はぁ、はぁ……!」ババッ
使い魔「アハハハ!?」
マミ「はぁぁぁっ!!」ブゥン!!
バギバギッ!!
マミ「ふっ!!」ジャキッ ドドン!!
バスバス!!
使い魔「」シュゥゥゥ……
マミ「あ、危ないところだったわ……っ」
魔女「ヲヲヲヲヲヲ!!!」ブチブチブチ!!
マミ「拘束魔法を力づくで引きちぎるなんて……!」
間に合ってくれ
マミ「佐倉さん…私の…ケーキ…」
杏子「マミー!」
アスラン「ニコルー!」
マミ(わたしのマスケット銃じゃ、クリティカルヒットでも本体にダメージは与えられない……せいぜい、使い魔を仕留める程度……!)
魔女「オオオオオオ……!!」ゴゥッ!!
マミ「くぅっ!」タンッ
マミ(接近戦でダメージを?いえ、ティロ・フィナーレならダメージを与えられるかも……!)シュルルルル ボンッ
魔女「オオオオオオオ!!」
マミ「食らいなさいっ!!ティロ・フィナーレ!!」バシュウウウ!!
ドガァァァァン!!
マミ「はぁ、はぁ……ど真ん中に命中……!これで……っ!?」
魔女「オオオオオォォォォォ!!」ブワアアアアアァァァァァ!!
マミ「そ、そんな……少しだけ傷をつけただけなんて……っ!」
マミ「くっ……」
使い魔×2「アハハハ!!」スタスタッ
マミ「後から後から使い魔が出て来る……キリがないわっ……!」
QB『やはりここは一時撤退した方がいいよ、マミ!』
マミ「いえ、でも……っ」
マミ(迷いは行動を遅らせるわ!引いちゃダメよ、わたし!)グッ
使い魔×10「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタッ!!
マミ「……くそっ!!」
杏子「マミーっ!!」
マミ「……えっ!?」
流石あんあん!
ほむら「よかった、間に合ったのね!」スタッ
杏子「ったく、こんだけ強力な魔女ならあたしたちを頼れっての!!」
マミ「あ、あなたたち……!?」
ほむら「……よくも、わたしたちの計画を邪魔してくれたわね、魔女」
魔女「オオオオオオオオ!!」
ほむら「今、わたしはかなり頭に来ているの」キィン ポイッ
ドォォォォォン!!
使い魔×2「アハハハ!?」ドガァァァン!!
杏子「ちょっと、手加減出来そうにねぇな!!」ブゥゥゥゥン!! ドガガガガガ!!
使い魔×5「アハハハハハハ!!?」ズググググッ
杏子「くたばれぇぇ!!」ズバァァン!!
マミ「ど、どうしてここに!?二人とも、用事があったんじゃ……!」
杏子「話は後だ!あいつを倒すぞ!!」
ほむら「さっさと片付けて、準備の続きをしなければならないものね」
マミ「え?え?準備?」
杏子「あーーーもうっ!!マミの身以上に大切な話なんかねぇっての!!それで納得しろっ!!」
マミ「あなたたち……」
さやか「はぁ、はぁ……間に合ったね!」
杏子「さやか、おせぇ!!」
さやか「ご、ごめんごめんって!その分、きっちり仕事させてもらいますからねっ!」
マミ「………」
ドガガガガガガガガ!!
これは熱い展開だな
マミ(わたし……バカだったわ……)
杏子「おらぁ!!」ザシュッ
さやか「ていっ!!」ズバズバッ!!
マミ(そうよね……わたしはもう、一人じゃないものね……)
ほむら「はっ!!」ドドン
マミ(例えみんなとは離れても……わたしには、大切な仲間がいるじゃないの)
魔女「オオオオオヲヲヲヲ……」
杏子「マミ!トドメだ!!」
マミ「………ええ!」
マミ「ティロ・フィナーレッ!!」
ドガァァァァァァァン!!
魔女「オオオオオオオオオヲヲヲヲヲヲヲヲ……」シュウウウウウウ……
ズアアアアアァァァァァ……
コンコンコン……コロコロコロ……
さやか「あー、しんどい……」
杏子「一番後に来たのに何がしんどいだ!根性見せろ!」
さやか「全力疾走後に全力の戦いだよっ!?しんどくないわけないじゃん!!」
ほむら「それはわたしたちも一緒よ」
さやか「先輩方はきついっすねぇ……」
マミ「……ありがとう。あなたたちが来てくれなければ、やられていたところだったわ」
杏子「ったく、なんでもかんでも一人で背負い込むな。あたしたちん中だったら魔法少女としては一番の先輩だろうけどな」
杏子「甘えられるときは遠慮しねぇで甘えろっての」
あんこちゃんはやっぱりお姉さん気質あるよな!
マミ「……ええ、そうね」
杏子「マミは一人にしちゃ心配だな……あたしも、マミについてった方がいいか?」
マミ「え?」
ほむら「そうね、それもアリかもしれないわ。杏子がいなくなっても、わたしとさやかが残るし」
マミ「い、いいの?佐倉さん?」
杏子「気にすんな。あたしは、基本的にゃ根無し草だからな」
マミ「………ありがとう、佐倉さん……」ポロポロ
杏子「お、おいおい泣くなよマミ!?」
マミ「じゃあ……わたしと、一緒に来てくれる?佐倉さん」ゴシゴシ
杏子「ああ、いいぜ。一人ぼっちは、寂しいからな!」ニカッ
イイハナシダナー(´;ω;`)
マミ「……あら?何かしら、これ」ガサッ
ほむら「!?」
マミ「飲み物……ね。誰かが買ったのかしら?」
杏子「あ、あー……それは、な」(おいほむら!どうすんだ!?)
ほむら(目のつくところに置いておいたのは失敗だったわね……)
ほむら「そ、それはわたしがここに来る前に買ったものよ」
マミ「ずいぶんと大量に買っているけれど……」
ほむら「それは、その……」
さやか「もう言っちゃっていいんじゃない?」
ほむら「……そうね。これ以上隠しても、あまり意味はないでしょうし」
マミ「?」
ほむら「とりあえず、わたしの家に行きましょう」
マミ「え?でもあなたたち、用事があったんじゃ……」
さやか「いいからいいからマミさん!」
杏子「ほむらの家にいきゃわかるって!」
マミ「……?」
まどか「うーん……みんな、大丈夫かなぁ」←ケーキの焼き上がり待ち
ッチーン
まどか「あ、焼き上がった!」ガチャ
ホクホク……
まどか「いい匂いだよ!ティヒヒ、マミさん喜んでくれるといいなぁ♪」
まどっちかわいいなぁ
ほむらの家―――
ほむら「上がって、みんな」
さやか「お邪魔しまーっす!」
ほむら「あ、マミはちょっと玄関で待っていてくれるかしら?」
マミ「え、ええ……?」
杏子(ほれ、ほむら、さやか!クラッカー!)ポイポイッ
ほむら(ええ)パシッ
さやか(ほいきたっ!)パシッ グイッ
さやか(あ)
パァァァン!
マミ「!?」
杏子(バッ、何やってんだよさやかっ!?)ヒソヒソ
ほむら(どこまで愚かなの、美樹さやか!?)ヒソヒソ
さやか(だ、だってだって!紐の部分で受け取っちゃったんだもん、しょうじゃないじゃんっ!!)ヒソヒソ
ドタドタドタッ
マミ「な、何の音!?」ガチャッ
杏子「あ」
ほむら「あ」
さやか「あ」
マミ「……あら?」
gdgdであるw
この子ららしいちゃらしいなw
マミ「……これ、は……?」
杏子「あーもうっ!!さやかの馬鹿野郎!!」
ほむら「あなたのせいで何もかも台無しよ、美樹さやか!!」
さやか「全部あたしのせい!?大体、杏子がクラッカーを投げて渡すから……!」
ワーワー ギャーギャー
マミ「え、ええと……?」
看板『マミさんの送別会』
マミ「わたしの、送別会……?」
杏子「ばれちゃしょうがねぇな!そうだよ!今日のみんなの用事ってのは、これだよ!」
さやか「あたしって、ホントバカ」
ほむら「反省しなさい、美樹さやか」
改めて、ええこらやなぁ
ほむら「まどかがまだ来ていないから、来るまで待とうかと思っていたのだけれど……」
杏子「このバカがクラッカーを誤爆させたのが一番の失敗だな」
さやか「うう、ごめんなさい……」
マミ「あなたたちは、本当にもう……」ポロポロ
ほむら「っ!杏子、デジカメ用意!」
杏子「おうよ!」
マミ「なによ、わたしの泣き顔撮影まで予定していたの……?」ポロポロ
ほむら「これは予定のウチよ。さ、マミ。顔をよく見せなさい」
マミ「っ……ええ、ありがとう」ニコッ
パシャッ
10分後―――
ピンポーン
まどか「だいぶ遅くなっちゃった。みんな、待ってるだろうなぁ」
ガチャ
ほむら「来たわね、まどか」
まどか「うん!ほら、ケーキ!うまく行ったんだよ!」
ほむら「……非常に残念なお知らせがあるわ、まどか」
まどか「……え?」
マミ「こんばんは、鹿目さん」ニコッ
まどか「お、遅すぎた……?」
杏子「心配すんな、責任は全部こいつにあるから」
さやか「もう許してよ……」
さやかちゃんはドジっこかわいい
さやか「さて、それじゃ改めまして……」コホン
さやか「マミさん、卒業おめでとーっ!!」パァァァン!
ほむら「卒業おめでとう、マミ」パァァァン!
杏子「おめでとう!」パァァァン!
まどか「おめでとう、マミさん!」パァァァン
マミ「ありがとう、みんな。こうしてわたしがお祝いしてもらえるなんて、夢にも思わなかったわ」ハラハラ
杏子「ははは、紙まみれだぞ、マミ?」
ほむら「ここでも記念に一枚撮っておきましょうか」パシャッ
まどか「ほら、マミさんのお祝いに、ケーキ焼いて来たんだよ!」
さやか「おおおっ、おいしそうだね!」
まどか「チョコにメッセージを入れるのに苦労したんだぁ。ほら、これ!」
マミ(わたしは、本当に幸せ者ね。ありがとう、みんな……)
QB「なんだ、みんなここにいたのか」
マミ「あ、キュゥべえ!」
QB「何やら楽しそうな雰囲気だね」
ほむら「今日くらいは、あなたも同席してもいいわよ?」
QB「おや、今日はほむらも優しいね」
まどか「はい、キュゥべえの分のケーキ!」
QB「ん、これはまどかが焼いたのかい?」
まどか「うん、そうだよ!」
QB「ありがたくもらうことにするよ」
ほむら「……今回はまどかに契約を迫らないのね?」
QB「さすがにこう言う席でそういうことをするほど、僕も無粋じゃないさ」
杏子「ところで、さやか」ヒソヒソ
さやか「ん、何?」ヒソヒソ
杏子「なんか大切な事忘れてねぇか?」ヒソヒソ
さやか「大切なこと?」ヒソヒソ
杏子「ほれ、これだよ」ヒソヒソ
さやか「えー……ホントに付けなきゃだめ?」ヒソヒソ
杏子「せっかく買ったんだし、付けなきゃもったいないだろ?」
さやか「もう、しょうがないなー……」イソイソ
べえさんも空気読めるんだなw
マミ「おいしいわ、鹿目さん」モグモグ
まどか「ティヒヒ、ありがとうマミさん!」
杏子「マミ、マミ」チョイチョイ
マミ「?」モグモグ
杏子「さやかの方、見てみろ」クイックイッ
マミ「美樹さんを?」モグモグ
ほむら「……?」モグモグ
まどか「?」
さやか「ほいっ!ヒゲメガネさやかちゃんだよっ!」バッ
マミ・ほむら「ぶほっ!!?」
まどか・杏子・さやか「!?」
ムードメイカーさやかちゃん
イイハナシダー(:∀:)
マミ「っ、げほっ、げほっ……!」トントン
ほむら「ざや、がっ……げほ、げほっ!」
さやか「うははは、大成功!ってか、ほむらは知ってたはずじゃん!?」
杏子「大丈夫かマミ!?ほら、お茶!」
まどか「ほむらちゃん、お茶お茶!」
マミ「あ、ありがとう佐倉さんっ……」ゴクゴク
ほむら「っ……」ゴクゴク
ほむら「不意打ちとはいい度胸ね、美樹さやか」
さやか「いや、だからマミさんはともかくあんたは知ってるはずじゃ……」
マミ「うふふ、似合っているわよ、美樹さん」
さやか「も、もうヤケだ!似合ってるは褒め言葉だっ!!」
ほむほむは笑いの沸点低そうよねw
QB「やれやれ、なぜあの程度で吹き出すのか、やはり僕には理解できないね」
まどか「ティヒヒ、こう言う時は、楽しくやればいいんだよ?」
QB「まぁ、それは知識としてはわかっているけれどね」
まどか「もうひと月もしないうちに、マミさんはこの町を離れちゃうんだもん。こうやって騒げるのも、あとちょっとなんだなぁ……」
マミ「長期の休みには、わたしもこの町に戻ってくるわ。その時は、またこうしてお茶会を開きたいわね」
さやか「ホントですか!?いやー、早くも夏休みが楽しみになったねぇ!」
ほむら「あなたはいつも楽しみじゃないのかしら?」
さやか「むっ、どういう意味さ!?」
ほむら「言ったままの意味よ?」
さやか「ぐぬぬ……ほれほれ、もっとあたしの顔をよく見てみろほむらっ!」ズイッ
ほむら「や、やめなさいっ……」プルプル
三月の終わり―――
杏子「ん、あらかた荷物は片し終わったな!」
マミ「そうね。この家とも、お別れね……」
杏子「名残り惜しいか?」
マミ「それはそうよ。わたしが魔法少女となって、長い間お世話になった家ですもの」
杏子「ま、それも高校三年間の辛抱だな」
マミ「ええ……。暁美さんも、美樹さんも、頑張ってほしいわ」
杏子「さて、それじゃ行くかマミ!」
マミ「………少しだけの、お別れね」
駅―――
さやか「あっ、来た来た!」
マミ「みんな……」
ほむら「あなたがこの町を離れるとなると、寂しくなるわね」
まどか「新しい学校でも、頑張ってくださいね、マミさん」
さやか「元気があればなんでも出来る、ってね!」
マミ「………見送り、ありがとう。三年後には、わたしも見滝原に帰ってくるから。それまで、この町の平和をお願いね?」
ほむら「わたしはあなたの方が心配よ。いくら杏子がいると言っても、無茶はしないでね?」
ほむら「また見滝原で会える日を、待っているわ」
マミ「ええ。わたしも、楽しみにしているわ」
マミあんの新しい旅立ち的な感動があるね
杏子「……汽車、来たぞ」
マミ「ええ、わかっているわ……」
さやか「ファイトだ、マミさん!」
ほむら「杏子と二人、手を取り合って頑張りなさい」
まどか「うぅ、寂しいよっ……」ポロポロ
マミ「泣かないで、鹿目さん?」
まどか「っ……」
マミ「お別れは、笑顔で。ね?」
杏子「あたしがついてるからな。新しい街だろうとなんだろうと、うまくやっていけるさ」
まどか「………」コクッ
杏子「あたしも、しばらくはお別れかな。と言っても、あたしは別に学校に通うわけじゃねえから、その気になりゃいつでも帰ってこれるんだけどな」
さやか「杏子……マミさん、守ってあげてね?」
ほむら「あなたともお別れね。元気でやりなさい、杏子」
杏子「ああ、わかってるよ」
マミ「それじゃ、行きましょっか?」
杏子「ん!それじゃ、さやか、ほむら、まどか!元気でな!」タッ
マミ「また会いましょう」タッ
まどか「あっ……」
ピィィィーーーーーッ ガシャン、ガシャン……
イイハナシダナー(´;ω;`)
ナイテシマッター(;A;)
まどか「……行っちゃったね、マミさんと杏子ちゃん」
ほむら「彼女達とも色々とあったけれど……やっぱり、お別れは寂しいものね」
さやか「マミさーーーん!杏子ーーーー!!元気でやれよーーーーっ!!」ブンブン!
ほむら「またいつか、会いましょう……マミ、杏子」
さやか「……ふぅっ!それじゃ、ほむら!魔女退治のパトロールにでもいこっか!」
ほむら「早速ね、さやか」
さやか「マミさんに託されちゃったからね!頑張るしかないっしょ!」
まどか「あ、わたしも……ついていっていいかな?」
ほむら「え?でも、それは……」
さやか「まぁまぁ、たまにはいいじゃん!大丈夫、まどかはあたしとほむらが守るから!ね、ほむら?」
ほむら「……ええ、そうね」
まどか「……!ありがとう、二人とも!」
終わり
乙
乙、よかった!
汽車じゃなくて電車と言えばよかったか
スレタイで杏子がマミさんについていくと予想してた人もいるんじゃなかろうか
おまけ―――
マミ「この町は見滝原と違って、魔女の出現頻度が少ないわね」
杏子「おかげでグリーフシードは手にはいんねぇけどな」
マミ「あら、でも未使用のグリーフシードが2つあればしばらくは持つんじゃないの?」
杏子「そりゃそうだけどな……なんか、物足りねぇなぁ。マミの卒業式の時に出現したような魔女とか、でねぇかな?」
マミ「わたしはもう二度とごめんよ。あの時、一度本当に死ぬ思いをしたのよ?」
杏子「え?」
マミ「使い魔に両腕を封じられて、触手で腹を貫かれそうになったの。言わなかったかしら?」
杏子「き、聞いてねぇよ!?」
マミ「なんとか拘束魔法で脱出は出来たのだけれど……もう、あんな強力な魔女とは戦いたくないわ」
きたー!
>>1さんおまけまでマジぱねえっす
杏子「おぉう……そしたら、あたしたちが駆け付けなきゃマジでヤバかったんだな」
マミ「魔女相手に一時退却はわたしのプライドが許さないけれど、あの時はホントにそれを考えたわね」
杏子「マミは文字通りの正義の味方だからなぁ。それが原因で一度あたしとも袂を分かつことになったんだし」
マミ「まぁ、そんな昔のことはいいわ。つまり、平穏なのはいいことってことよ」
杏子「あー……でもやっぱり物足りねぇ!」ウズウズ
マミ「わたしが学校に通っている間にも、あなたはパトロールしているのでしょう?」
杏子「まぁ、あたしももう見た目高校生と同じくらいだし、今はバイトしながらだけどな」
マミ「え?」
杏子「え?」
おや?
マミ「あなた、バイトしていたの!?」
杏子「あれ、言ってなかったっけか?」
マミ「聞いていないわ!どこでバイトしているの?」
杏子「工事現場で、ひたすら穴を掘るバイトだな」
マミ「こ、工事現場……?」
杏子「ああ。最初はどっかスーパーとかがいいかなって思ったんだけど、それだと履歴書だとかなんだとかでめんどくせぇんだよ」
杏子「でも、工事現場だと言ったらその場で採用してくれてな。それに金も、日払いだし。これが結構割がいいんだよ!」
マミ「そ、そうなの……でも、女の子がそういう仕事って、大変じゃないかしら?」
杏子「魔法少女なんだから、んなことは関係ねぇよ。力だって人一倍だしな!」
マミ「頼もしいのね、あなた……」
杏子「ん、そろそろ時間だな」
マミ「今日も、これからバイト?」
杏子「ああ、そうだ。っと、サイフサイフ……」ゴソゴソ
マミ「あら、いいのよお金は。喫茶店くらいなら、わたしがおごるわよ?」
杏子「たまにはあたしにもカッコつけさせてくれって!おっ、あったあった!」ヒョイ
マミ「!?」
杏子「んー……2000円あれば足りるか?」
マミ「ちょちょちょちょっと待ってっ!?なんでそんなにサイフ分厚いの!?」
杏子「いや、働いてるウチにこんなになっただけだけど……?ほい、2000円」
マミ「え、ええっと……」アングリ
杏子「んじゃ、あたしは行ってくるからな!マミはゆっくりしてろって!今日、学校休みなんだろ?」タッタッタッ
マミ「そ、そうねっ!わたしはゆっくりさせてもらおうかしら……」
マミ「………工事現場……すごいのね」ゴクリ
おや、マミさんの様子が
杏子のアパート―――
杏子「ふいー、疲れた疲れた……」バタン
杏子「さて、飯食って寝るかな……あ、その前に風呂か」
杏子「………めんどくせぇな……」ボフッ
杏子「腹は減ったけど……明日は休みだし、このまま寝ても……」
杏子「………クカー………」
翌日―――
杏子「……ん」パチッ
杏子「ふあー……朝か……」ムクッ ポリポリ
杏子「……ん?」カミゴワゴワ
杏子「う、うわあああああああああたしの自慢の髪があああああああっ!!?」
あんこちゃん、まじ乙女
昼間―――
杏子「よ、よしっ……なんとか元のさらさらヘアに戻ったぞっ……」ファサッ
杏子「んー……っと」キュッ
杏子「さて、どうすっかな……仕事休みだし、魔女退治のパトロールでもいんだけど……」
杏子「マミは今日、学校だったな……」
杏子「たまにゃ、見滝原に帰ってみるかな……」
見滝原―――
杏子「見滝原よ、あたしは帰って来たあああっ!!」スタッ
通行人「ヒソヒソ…」
杏子「あん?何見てんだよ?」
通行人「いえ、なんでも……」
杏子「……とりあえず帰ってきたはいいけど、考えてみりゃまどか達も学校なんだよな……」
杏子「あれ?んじゃあたし帰って来た意味ない?」
杏子「………どうしよう」
杏子「!」パァァァ
杏子「魔女の気配!来た来た、やっぱこうでなくっちゃな!」
町外れ―――
杏子「この辺か……ふっと!」スパンッ
ズアアアァァァァ……
ヒソヒソされてたオチがきになるw
魔女「オオオオオオアアアアアア………」ボロボロ
ズアアアアアァァァァァァ……
ヒューーー………コンコン……コロコロ
杏子「うしっ!グリーフシードゲット!」ヒョイッ
杏子「」グゥゥゥゥ……
杏子「腹、減ったな……」
杏子「なんか飯でも食いに行くか!金はあるんだしな!」
杏子「食い逃げじゃねぇぞ?今、あたしはリッチなんだ!」キリッ
杏子「金があるって、こんなにも嬉しいことだったんだなぁ……」ジ~ン
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
夕方―――
杏子「んー……んめぇ」モグモグ
さやか「あれ?杏子……?」
杏子「?」クルッ
さやか「やっぱり杏子だ!」
杏子「さやか?さやかが普通に外にいるってことは……」
さやか「? そいやマミさんは?」キョロキョロ
杏子「やっべぇ!マミに断りなく来たんだった!もう帰んなきゃ!」
さやか「あ、ちょっと杏子~!?」
杏子「わりぃ、さやか!あたし、ゆっくりしてる暇ねぇんだ!んじゃな!」タッタッタ
さやか「……行っちゃった。なにさ、久しぶりの再会なんだし、もっとしんみりしてくれたっていいじゃん」
あんこちゃんまぃあんあん
夜―――
マミ「………佐倉さん……」グスッ トボトボ
タッタッタ―――
マミ「?」
杏子「はぁ、はぁ……悪い、マミ!」
マミ「佐倉さん!?今までどこに行ってたのよもうっ!一人で寂しかったんだから!」
杏子「わりぃわりぃ!休みで暇だったから、ちっと見滝原に帰ってたんだ!」
マミ「見滝原に!?ずるいじゃない!」
杏子「だから、悪かったって!」
マミ「もう……わたし一人で手に負えない魔女が現れていたらどうするつもりだったのよ」
杏子「あん時みてぇな強力な魔女なんて、そうそう現れねぇだろ?今日だって一体出たけど、あたし一人で倒しちまったし」
マミ「あなた、自由よねぇ……わたしも、あなたみたいな生活にあこがれるわ……」
杏子「んじゃ、一緒にホームレスでもするか?」
マミさん、あんこちゃんいなくて泣いてるとか可愛すぎるw
マミ「それは遠慮したいわ。第一、あなたももうホームレスじゃないでしょう?」
杏子「え?……あー……言われてみりゃそっか」
杏子「帰る場所があるのも、嬉しいもんだな」ニカッ
マミ「ええ、そうね。そしてそれは、わたしたちで言うところの見滝原もそれに当たるのよね」
杏子「そうだな。見滝原にゃマミのマンションがあるしな」
マミ「……わたしが高校を卒業して、見滝原に帰ったら……佐倉さん、一緒に暮さない?」
杏子「え?」
マミ「わたしも、今は寮生と一緒に暮らしているようなものだけれど、また一人暮らしに戻ったら寂しくなると思うの」
マミ「でも、誰かが一緒に暮らしてくれたら楽しくなると思わない?」
実質的にプロポーズか
杏子「んー……そうだなぁ……」
マミ「嫌かしら?」
杏子「それも悪かねぇかもな」
マミ「本当っ?」
杏子「ああ。マミがいいってんなら、一緒に暮させてもらおうかな」
マミ「ありがとう、佐倉さんっ!これで、もう何も恐くないわ!」
杏子「大げさだな……んで、これからどうすんだ?」
マミ「そうね、今日のパトロールもそろそろ引き上げようかと思っていたのよ」
杏子「そんじゃ、どっか飯でも食いに行くか!」
マミ「今度はわたしにおごらせてね?」
杏子「別に気ぃ遣わなくってもいいってのに……ま、たまにはいっか!」ニカッ
―――――
―――
―
マミ「夏休みよ、佐倉さんっ!」バンッ!
杏子「長かったなぁ」
マミ「さぁ、見滝原に帰るわよっ!」
杏子「気ぃ早っ!?」
マミ「あなたは鹿目さん達と会いたくないの!?」
杏子「いや、あたしは普段暇を見つけて……」
マミ「何かしら?」ギロッ
杏子「ナンデモナイデス……」
杏子「んなわけで……うん、うん……今から見滝原、帰るから……ん、そんじゃな」ガチャッ
マミ「鹿目さん、なんだって言ってた?」
杏子「お祝いの準備して待ってるってさ」
マミ「鹿目さんは優しいわね……今から会えると思うと、涙が出て来るわ」ホロリ
杏子「だから大げさなんだってマミは……」
さやか「今から帰ってくるって!?」
まどか「うん!さっき電話あったの!」
ほむら「夏休み初日から帰ってくるなんて……よっぽど寂しかったのかしら」
さやか「よし、クラッカーとお菓子を買いに行こう!」
ほむら「今度は誤爆させないでよ、さやか?」
さやか「いつまで根に持ってんのさっ!?」
夕方、駅―――
マミ「帰ってきたわよ、佐倉さんっ!」スタッ
杏子「あーそうだな、久しぶりに帰ってきたな」ボウヨミ
マミ「懐かしい空気だわ……わたし、帰って来たのね……」ホロリ
杏子「確か、ほむらの家で待ってるって言ってたな」
マミ「それじゃ、早速行きましょうか!」
杏子「え、でも荷物とかマミのマンションに置いてからの方が」
マミ「もう待ち遠しいのよっ!」
杏子(なんか寂しがり病が悪化してね?)
ほむらの家前―――
さやか「くそぅ、ほむらめ……」ブツブツ
ほむら『あなたはクラッカーを誤爆してしまうから、外でマミと杏子を誘導してちょうだい』
さやか「投げ渡されなけりゃ、あたしだって誤爆はさせないっての……」ブツブツ
杏子「おっ、あれさやかじゃねえ?」
マミ「あら、ホントだわ!美樹さーん!」ブンブン
さやか「おっ、来たね!マミさん、杏子。見滝原へおかえりっ!」
マミ「久しぶりね、美樹さんっ!」
さやか「そうだねぇ、3月の終わりからだから、3か月ぶりくらい?」
マミ「もうホントに寂しかったのよっ!佐倉さんはたまに帰ってるって言ってたけど、わたしは帰る暇ないしで!」
杏子「悪かったって言ってるのに……」
マミさんどんどんさびしん坊悪化してるのかw
さやか「ほむらとまどかは家の中で待ってるよ。あたしは誘導係」
マミ「二人にも会いたいわ!」
さやか「それじゃ……」ガチャッ
ほむら(来たみたいね)ヒソヒソ
まどか(ティヒヒ、驚いてくれるかなぁ?)ヒソヒソ
ほむら(きっと驚いてくれるわ)ヒソヒソ
QB「何をやっているんだい、二人とも?」
まどか(きゅ、キュゥべえ!?)
QB「ん、これはなんだい?」グイッ
ほむら(ちょっ)
パァァァン!
さやか・マミ・杏子「!?」
まどか(キュゥべえのばかああああああああっ!!)
QB「ま、まどがっ……く、苦しっ……キュップイ」ガクッ
ほむら(この淫獣がっ!!)
マミ「……え、ええっと……」
杏子「今の音は……?」
さやか「あ、あははははは!ちょ、ちょっと待っててっ!」ダッ
さやか(何やってんのさ、二人とも!?)ヒソヒソ
QB「」
ほむら(暴発させた愚か者を処分したところよ)ヒソヒソ
まどか(あ、改めて二人を連れて来てくれるかな?)ヒソヒソ
さやか(が、合点っ!)
さやか「ご、ごめんごめん!なんか、ごたごたがあったみたいで!もう大丈夫だよっ!」
QB「全く、あれくらいで殺されちゃたまらないね」
マミ「キュゥべえ!?あれ、でもわたしの住んでる町にいるのとは別個体よね?」
QB「そうだよ。今僕がここに来たのは、この家にいた個体がやられちゃったから来たんだ」
杏子(さやかの次はキュゥべえか……全く、計画通りにはいかねぇんだな)
さやか「と、とにかく!中入ろう、中!」
スタスタ ガチャ
パァァァン! パァァァン!
まどか「お、お帰り、マミさん!杏子ちゃん!」
ほむら「こうしてまた会えてうれしいわ」
マミ「あ、ありがとう……あはは……」
杏子「く、クラッカーまで用意してくれるなんて、優しいな、あ、あはは……」
さやか(微妙な空気……くっ)ブワワッ
やはりgdgdにw
QB「なるほどね、この紐を引っ張るとこうして大きな音と一緒に紙吹雪が出る仕組みになっているんだね」グイッ パァァァン!
QB「しかし、これに一体なんの意味があるんだい?」
ほむら「感情のないあんたには永久にわからないでしょうね。とにかく、今後はこれに触れないで頂戴」
QB「手厳しい意見だね」
マミ「ああ、こうしてみんなでお茶していると、本当に帰って来たって気がしてくるわ」
まどか「高校生活はどうですか、マミさん?」
マミ「ええ、高校でも新しい友達は出来たし、これからもうまくやっていけそうだわ」
さやか「向こうには、魔法少女はいないんですか?」
マミ「そう言えば、どうなのかしら?見掛けたことはないわね」
QB「今マミがいる町には、魔法少女はいないはずだね」
QB「と言うよりも、魔法少女の素質を持っている人がいないと言えばいいのかな?」
QB「まぁ、あの町自体魔女の出没頻度が低いから、別にいなくても問題はないんだけどね」
まどか「うーん……見滝原が異常に頻度が高いのって、何か理由あるのかなぁ?」
ほむら「ワルプルギスの夜が来るくらいだもの、何かありそうよね」
QB「それは僕たちインキュベーターにもよくわかっていないんだよね。ただ、この町にはなんらかの因果が絡んでいるのは間違いなさそうなんだ」
QB「それを突きとめるのも、僕たちの仕事のひとつかな」
ほむら「あなたたちインキュベーターの仕事なんて興味ないわ」
QB「ならなんで聞いたのさ?」
ほむら「話のタネ程度ね」
QB「酷い話だ」
すまん飯食って来る
べえさんwww
ほ
さやか「!」
ほむら「魔女の気配……ね」
マミ「久しぶりね、この感覚も」
まどか「向こうで魔女いなくって、ソウルジェムは大丈夫なんですか?」
杏子「ん、魔女が現れねぇからな。そもそも魔力自体つかわねぇんだよ」
マミ「それに、わたしが言っているのはそういうことではないわ」
まどか「え?」
マミ「こうして、四人揃って魔女退治が、ね。懐かしいのよ」
さやか「あー、そうだね。あたしもほむらと二人でってのが最近の日常だったし」
ほむら「背中から撃たないだけ感謝して欲しいものだわ」
さやか「あたしたち仲間じゃなかったっけ?」
ほむら「さぁ、行きましょうか」スクッ
さやか「スルー!?」
きたー!
正座して待ってた
結界内―――
さやか「てやっ!」ズバッ
杏子「そらっ!」ズグンッ
魔女「ケタケタ……」ボロボロ……
マミ「これでトドメよ!ティロ・フィナーレ!」バシュウウウ!
ドォォォン!!
魔女「ケタケタケタ………」シュゥゥゥゥ……
ズァァァァァ…… コンッ…コロコロ……
さやか「いやぁ、久しぶりに聞いたね、マミさんのティロ・フィナーレ!」
マミ「見世物じゃないのよ?」ヒョイッ
ほむら「そのグリーフシードはあなたたちが持って行くといいわ」
マミ「あら、いいの?」
ほむら「わたしなりの、お祝い、ってことにしておいてちょうだい」
まどか「ほむらちゃんも、素直に言えばいいのに。会えて嬉しいって」
ほむら「そ、それなら最初に言ったじゃない。何度も言うと、言葉の重みが薄れるのよ?」
マミ「わたしは何回言われても嬉しいけれど?」
杏子「ほれ、マミもこう言ってることだし、もう一回くらい言ってやれって」
ほむら「あ、あまりわたしをいじめないでくれるかしら?」
さやか「恥ずかしがりだねぇほむらは」
ほむら「あなたにだけは言われたくなかったわ」
さやか「なんかあたしにだけ当たり強くない?」
さやかちゃん、それはあるいみ信頼の裏返しみたいなもんや
マミ「さて、それじゃそろそろ帰りましょうか?」
杏子「だな。久々にマミの家がどうなってるかも見てみてぇし」
ほむら「あら、残念ね。『せっかく久しぶりに会えて嬉しい』っていうのに」
まどか「なんか言葉に違和感が……」
さやか「無理矢理言った感がバリバリだね」
ほむら「くっ……」
マミ「いいのよ、暁美さん?無理に言わなくても」
ほむら「そ、そう?そう言ってもらえるとわたしも助かるわ」ホッ
マミ「それじゃ、みんな。また会いましょう!」
さやか「じゃあね、マミさん、杏子!」
まどか「ばいばーい!」
ほむほむ結婚しよう(提案
―――――
―――
―
マミ「あっという間に夏休みが終わってしまった気がするわ……」
杏子「まぁまぁ、学校が始まればまた学校の友達と会えるんだろ?いいことじゃねぇか」
マミ「そういうあなたはどうなのかしら?」
杏子「あたしはまた工事現場に戻るさ。ひと月近く休み貰っちまってるからな」
杏子「明日からはまた穴を掘る仕事が待ってるのさ……」フッ
マミ「あなたもなんだかんだで苦労しているのね……」
七ヶ月後―――
マミ「今度は、わたしが鹿目さんたちの卒業式を見送る番なのね……」
杏子「準備は終わってるか、マミ?」
マミ「ええ、終わっているわ」
杏子「よし、んじゃあいつらの泣き顔でも見に行くか!」ニカッ
見滝原中学―――
マミ「ああ、この校舎を眺めるのも久々だわ……」ウルウル
杏子「お前が泣いてどうすんだよ!?」
マミ「ごめんなさい、なんだか感慨に耽ってしまって……」ゴシゴシ
杏子「ああもう、ほら行くぞ!もうすぐ式始まっちまう!」
マミ「っ……ええ、そうね」
マミマミあんあん
『卒業証書、授与』
杏子「えーと、さやか……は、『美樹』だからまどか達んなかだったら一番最後だな」
杏子「最初はほむらか」
『暁美ほむら』
ほむら「はい」
杏子「おっ、さすがほむら。キリリッとしてるな」
マミ「暁美さん……卒業、おめでとう」グスグス
杏子(っておいマミ!?泣くの早すぎだろ!?)
マミ「ううっ、後輩の卒業姿なんて……眩し過ぎるじゃないのっ……」グスグス
杏子(ああもう……ほら、ハンカチ)
マミ(ありがとう、佐倉さん……)グシグシ
夫婦すぎるw
『鹿目まどか』
まどか「はいっ……」
杏子「まどかはちっとだけ緊張してるけど、問題なさそうだな。やっぱこういう場ではさやかが一番期待できそうだな」ニヤニヤ
マミ「鹿目さん、卒業おめでとう……」グスグス
杏子「お前、涙腺弱すぎるぞ……」
マミ「感傷に浸りすぎるのね、わたし……」グシグシ
『美樹さやか』
さやか「は、はいっ!」
杏子(うははは!見てみろマミ!あいつ、ガッチガチに緊張してるぜ!)
マミ「卒業おめでとう、美樹さん……」グスグス
杏子(ダメだ聞いてねぇ)
更におまけ(と言うか順番間違えた)
『上条恭介』
恭介「はい」
杏子「ん……あいつは確か、さやかの幼馴染の……」
マミ「上条恭介くん、ね。そう言えば、名前は聞いていたけれどこうして姿を見るの初めてね」
杏子「ふーん……悪かねぇけど、あんな男のどこに惚れたんだかねぇさやかは」
マミ「恋と言うのは、そういう物差しでは測れないものなのよ?」
杏子「あたしにはわかんねぇな」
『志筑仁美』
仁美「はい」
杏子「あいつは……さやかの幼馴染を寝取ったって言う……」
マミ「ちょっと佐倉さん、それは失礼よ」ヒソヒソ
杏子「はん、別にいいじゃねえか。間違ってねぇだろ?」ヒソヒソ
教室―――
和子「みんな、卒業おめでとう!高校にあがる人、働き始める人、色々いるでしょうけど!」
和子「ここから巣立っても、元気でやんなさい!」
中沢「ぜんぜぇぇ!!」ボロボロ
和子「こら、中沢君!男の子なんだから泣かない!」
中沢「ううっ……」ゴシゴシ
和子「それじゃ、最後のホームルームもこれにて終了!元気でね、みんな!」
校門前―――
ほむら「うぅっ……まどかぁ……」エグエグ
まどか「卒業、おめでとうだね、ほむらちゃん」
ほむら「まどかも……卒業、おめでとう……」エグエグ
さやか「全く、ほむらはこういう時には弱いんだねぇ」
ほむら「っ……うるさいわねっ!いいじゃないの、泣いたって!」エグエグ
ほむほむかわゆす
仁美「わたしとは進学する高校が違いますから、これでお別れですわね」
さやか「そうだね。せいぜい、恭介とよろしくやんな!」
恭介「あっはは、さやかは手厳しいなぁ」
さやか「うっさい!あんたなんかもう知らないっての!」
恭介「それじゃ……暁美さん、鹿目さん、さやか。卒業、おめでとう!」
さやか「ん!恭介も仁美も、卒業おめでとう!」
仁美「これからも、メールとか送りますわ」
さやか「オッケーオッケー!」
恭介「行こうか、仁美さん?」
仁美「ええ……」
さやか「はぁ……恭介と仁美も、幸せでやんなさいや……」
さやかちゃん、軽口たたけるレベルまで吹っ切れたんだな……
杏子「おつかれさん、さやか」ポンッ
さやか「! 杏子、マミさん……」
マミ「晴れ姿、しっかりと見させてもらったわ……」
さやか「うん、ありがと……って!マミさん、目真っ赤ですよ!?」
杏子「マミの奴、式の最中ずっと泣いてたんだぜ?」
マミ「卒業式は、涙と別れの式ですもの……」
まどか「わたしたちの為に、泣いてくれたんですね、マミさん」
マミ「ううっ……わたし、どうしてこんなに涙脆いのかしら……」
ほむら「マドカァ……」
杏子「んで、ほむらはいつまでまどかにひっついてるんだよ?」
まどか「今、顔を見られたくないんだって」
ほむら「うう……」グスグス
杏子「せっかくデジカメもって来たのになぁ……」
デジカメ持参……やはり夫婦か
さやか「あんた、それ……まさか、万引き……」
杏子「んなわけねぇだろ!?ちゃんと働いて稼いで買ったんだよっ!」
さやか「そっかそっか!それなら、一枚撮ってもらおうかな!ね、まどか、ほむら?」
まどか「うん、そうだね!」
ほむら「マドカァ……」
杏子「おら、ほむら!記念に一枚撮るんだから、まどかから離れろ!」
ほむら「っ……」パッ
杏子「うし、それで……」
ほむら「……な、何よ……?」
杏子「………プフッ!あっはははははははははははは!!ほ、ほむら、顔っ……ひ、ひはははっ……く、苦しっ……!!」ダンダン
ほむら「わ、笑わないでよっ!!だから顔見られたくなかったのに……っ!」
杏子「ひぃ、ひぃ……!」
マミ「ええと……佐倉さんが再起不能になったみたいだから、わたしが撮るわ」
さやか「あ、あははは……お願いします、マミさん」
まどか「これで、わたしたちもこの校舎での生活最後だね」
ほむら「そうね………ホント、この学校では色んな事があったわ」
マミ「暁美さん、もうちょっと鹿目さんの方に寄ってもらえるかしら?」
ほむら「え、えぇ……」
マミ「それじゃ、撮るわよ。はい、チーズ!」
パシャ
俺もこんな青春送りたかった…
杏子「あ~笑った……もう腹筋痛くてこれ以上笑えねぇってくらい笑ったぜ……」
ほむら「杏子……覚えておきなさい」
杏子「おおこわっ!でも、泣き虫ほむらちゃんも可愛かったぜ?」
ほむら「ちゃ、茶化さないでよっ!」
杏子「なんならまた泣いてくれたっていいんだぜ?そしたら、今度こそデジカメにほむらのメモリアルが増えるからな!」
ほむら「今後、意地でもあなたの前では泣かないわ」
杏子「ちっ、つれねぇな」
マミ「あなたたち、今後の進路は決まっているの?」
まどか「わたしとさやかちゃんは、地元の高校にあがるんです」
さやか「ん、もう二人とも合格通知もらってるしね」
ほむ…?
杏子「ん?まどかとさやかはってことは、ほむらはどうすんだ?」
ほむら「わたしは、一度両親の所へ帰ろうと思うの」
マミ「え?」
ほむら「元々、わたしは心臓が弱かったから病院に入院していたのだけれど、もう今ではすっかり元気になったから」
ほむら「一度両親の元に帰って、それから改めてこの町に戻ってくるつもり」
まどか「だから、ほむらちゃんは高校は受験してないんだよね?」
さやか「途中編入は難易度高いぞぉ~?」
ほむら「心配しなくても、わたしはあなたと違って成績は優秀だもの。難なく突破してみせるわ」ファサッ
さやか「嫌み入りましたー!」
まどか「さやかちゃんは合格ラインギリギリだったもんね?」
さやか「よく受験戦争を生き残れたなぁあたし。自分で自分を褒めてやりたいよ」
マミ「わたしの通っている高校には来ないのね……」ショボン
まどか「マミさんの行ってる高校はレベルが高すぎて、その……」
マミ「?」
まどか「わたしは狙えなくもない感じだったんですけど……」
さやか「ピュ~ピュ~♪」
杏子「なるほどな。さやかがちょっとあれだった、と」
さやか「うっ」グサリ
ほむら「ちなみにわたしも狙えたわ」
さやか「ううっ」グサグサ
マミ「ま、まぁ無理して見滝原を離れることはないわよね、ええ」
さやか「そ、そうそうその通り!いやぁマミさんはわかってるなぁ!」
ほむ父「病弱で大人しくかった娘が何か異常な程大人びてクールキャラになっていた…」
ほむ母「一体見滝原で一体何が…」
さやか「そんなマミさんに朗報です!」ビシッ
マミ「?」
さやか「あたしやまどか、ほむらはこの町の高校に進学するけど、あたしたちの知り合いで二人、マミさんと同じ高校にあがる人がいます!」
杏子「ほう?」
さやか「それは、なんと!仁美と恭介で~す!」
マミ「ああ、あの二人が……」
まどか「もし学校内で見掛けたら、よろしくお願いします、マミさん」
マミ「そうね……あなたたちの友達なら、わたしとも仲良く出来そうね」
杏子「あたしはよろしくしたくねぇな……」
さやか「そんなこと言わないで、仲良くしてやってよ!二人とも、いい奴だからさ!」
杏子「まぁ、さやかがそう言うんなら……」
ト、 ______)
「::::\┐ _,,. --──- 、..,,_ `ヽ. で 泣 早
r-‐'へ::::::::!_'´ __,,,,......,,,,,__ `ヽ、 ', す い く
> :、:;::::::>''"´ `"'' 、 ':, i. よ て 続
└─ァ''" / `':., ',. !! る け
,:' / / ,' / ,' i. ', ':, i ',! i. |. 子 て
/ ,' .,'`メ、!,_,/ ./! 、i__,,!イ .|. i ,ゝ | |. も .下
,' i ,!/,.-ァー;' / !/ァ;ー'-r'、 ! /__」 | | い さ
i ! ハ!イ i `ハ i `'ハ Y/ i/ ; | |. る い
└'^iー! ,iヘ ':,_ン ':,__ン ノ!' | i. i ,' ん ! !
,:' .!.7,.,., ' .,.,., ,'! .! | |∠,_ ________
o ゜/ ,:'. ト、 r‐,-‐ ''"´`ヽ. / ; | ! ! `Y´ ̄
,' .// i. `i:.、.,!/ ,.イ,:' ,' | ,'i .|
レヘ_/ヽ. !ァ''"´ `ヾi、ー=''"/ヨ___,/、___!へr三/) (ヽ三/) ))
/ ヾ!二へ/:::::ト,.-'‐'^ヽ(((i ) ___ ( i)))
,' ',l>く}:::7 rノ/ / \ ヽ \
K_ _,r-イYン/ムi:::::/ ,ノ´く / (●) (●) \ > )
/Y>ベ´ '';:::::io:/ ,イ\ `/::::::⌒(__人__)⌒:::::\' /
,.:':::::ヽ、ン':, ヽ/ ,イ /゙,ー、 |  ̄ |/
/:::/:::::::::::::::::ヽ. ' ,.;'ヾ/、/_/ノ \ /
,く:::::::/::::::::::::::::::::::::`ヽ、___,.,.イi `'ー'^''‐'/ \ :::::/
マミ「それじゃ、わたしたちもそろそろ帰りましょうか、佐倉さん?」
杏子「ん、そうだな」
まどか「マミさんが卒業するまで、あと二年かぁ」
マミ「ふふ、一年があっという間だったんですもの、二年なんてすぐよ。ね?」
さやか「ほむらも一時期帰るみたいだし、その間はあたし一人かぁ……ちょっと不安だな」
QB「呼ばれた気がしたから参上したよ」ヒョコッ
ほむら「呼んでいないわ、消えなさいインキュベーター」
QB「さやかがお困りのようだね。さあまどか、今こそキミの願いでエントロピーを」
ほむら「聞こえなかったのかしら?」ジャコッ
QB「こんな町中でそんな物騒なものを構えないでくれよ」
ひと月後、マミと杏子の住む町―――
魔女「」シュゥゥゥゥ……
マミ「ふぅ、魔女退治、完了ね」
杏子「んじゃ、帰るか」
マミ「そうね」
杏子「……ん?あれは……」
マミ「志筑さんと上条くんだったわね」
仁美「……あら?あなたたちは確か、さやかさんとお友達の……」
マミ「ええ。巴マミよ。こうして話すのは初めてね?」ニコッ
おまけ終わり
乙
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
更におまけ―――
杏子「高校も卒業、だな」
マミ「ええ………名残り惜しいわ………」
杏子「さすがに泣きはしないんだな?」
マミ「そりゃあ、ね。わたしももう大人ですもの」
杏子「やっぱ、見滝原に帰んのか?」
マミ「そうね。わたしの帰るべき場所だもの」
杏子「そんじゃ、荷造り始めなきゃなぁ……」
マミ「今回は、サプライズで連絡を入れずに帰りましょうか?」
杏子「お?マミも捻くれた考えをするようになったな」ニッ
マミ「ふふ、いつも仕掛けられてばかりじゃ格好つかないものね」
!!?
お前って奴は!!(マジキチスマイル
一週間後―――
マミ「ありがとう、この町ともお別れね……」
杏子「三年も住んでりゃ、愛着も湧くよな」
マミ「ええ………さようなら、ね」
杏子「これからは、マミはOLしながら魔女退治ってことになんのか」
マミ「さすがにもう少女とは呼べないわよね……」
杏子「おいおい、そんな複雑な心境になること言うなよ!」
マミ「わかってるけれど……」
QB「心配することはないよ、マミ」ヒョコッ
マミ「キュゥべえ?」
QB「ここまで長生きした魔法少女は初めてだからね、僕もちょっと心配になって本星に連絡を入れてみたんだ」
マミ「初めて……って……喜べばいいのか複雑ね……」
QB「そしたらね。どうやら僕たちの魔法少女システムというのは、人間で言うところの成人を越えた時点で壊れてしまうみたいなんだ」
杏子「ど、どういうことだ?」
QB「簡単に言うとね、マミは今十八歳だろう?」
マミ「え、ええ」
QB「二十歳を越えると、ソウルジェムがその形を保てなくなるらしいんだ」
QB「つまりどうなるかと言うと……元の人間に戻る、ってことらしいね」
マミ・杏子「!?」
>>362
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
ほう…!
QB「もちろんそうなった場合、キミ達人間は喜ぶだろう?」
マミ「と、当然じゃないの!」
QB「その際に生まれるエネルギーも、ソウルジェムがグリーフシードに変換される時に採取できるエネルギーにはわずかに劣るけれど
それなりのエネルギーが採取出来るらしい」
杏子「そんな設定があったのか……」
QB「僕自身、驚いているよ。だから、マミはあと二年、さやか達はあと三年頑張れば無事魔法少女としてのノルマ達成ってことになるね」
マミ「希望が見えて来たじゃないの……!」
QB「そうだね。僕自身も、マミ達には頑張ってもらいたいかな」
QB「これだけ長い間付き添って来た魔法少女は僕自身初めてだからね」
QB「さすがに魔女化するのは見たくないかな」
マミ「こうしてはいられないわ!早く帰ってこの事を報告しなくっちゃ!」
QB「僕としても残念だ。この事をもっと早く知っていれば、まどかとの契約も出来たかも知れないのに」
杏子「いや、それでもほむらが許さねぇだろ?」
QB「この売り文句は使えるよ。今後新しい魔法少女を勧誘する際には、これも付け足すべきだね」
マミ「何をしているの、佐倉さん!早く荷造りをするのよ!」
杏子「そんな慌てなくったって、見滝原は逃げねぇよ……」
マミ「見滝原は逃げなくても、早いに越したことはないのよ!」
杏子「ああわかった、わかったよ……」
QB「よかったね、マミ、杏子。あと二年だよ」
杏子「……ああ、そうだな。キュゥべえとも色々あったけど、今となっちゃ感謝の気持ちのがでかいかもな」
QB「感謝されても僕が出来ることは何もないよ?」
なんと
見滝原―――
マミ「お帰りなさい見滝原!ただいまわたし!」バッ
杏子「テンションたけぇなオイ……」
マミ「今は何もかもが輝いて見えるわ!」
杏子「ははは、大げさだな……」
マミ「さあ、早くわたしのマンションに帰ってお祝いの準備をしなくっちゃ!」
杏子「その前に、スーパーとかで買いものしなきゃなんもねぇんじゃねぇか?」
マミ「そうね!それもしなくっちゃ!」ウキウキ
杏子(ホントにテンション高い……ま、嬉しい気持ちはわかるけどな)
翌日―――
マミ「出来たわ!今世紀最大のお祝いケーキよっ!」ジャンッ
杏子「でけぇっ!?」
マミ「さぁ、鹿目さん達を呼びましょう!」ピ ポ パ
プルルルル プルルルル ガチャ
まどか『はい、鹿目です』
マミ「あ、鹿目さん!わたしよ、巴マミ!」
まどか『マミさんですか!?電話して来たってことは、もうすぐ見滝原に帰ってくるんですか!?』
マミ「うふふ、実はもう帰ってきてるのよね」
まどか『えぇっ!?』
マミ「今から美樹さん、暁美さんを連れてわたしの家に来れるかしら?」
まどか『わ、わかりました!すぐに向かいます!』 ガチャ
マミ「これで準備完了ね!」
杏子「今度こそ、暴発させずにクラッカーを鳴らしてぇな」ニカッ
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
さやか「えっ!マミさん、もう帰ってきてるの!?」
ほむら「行動が早いのね……」
まどか「すぐにマミさんの家に来てほしいって電話があったんだ!行こう、さやかちゃん、ほむらちゃん!」
さやか「おっし、行こう!」
ほむら「ふふ、元気でやっていたみたいね、マミと杏子も。安心したわ」
マミの家前―――
杏子「ふんふ~ん……っと。おっ、来たな!」
さやか「杏子~!久しぶり~」ダキッ
杏子「おう、さやか達も無事でなによr……!?」
ほむら「? どうかした、杏子?わたしの顔に何かついている?」
杏子「だ、誰だよお前っ?」
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
ほむら「え?わたしよ、暁美ほむら」
杏子「ほむらぁっ!?え、なんでお前眼鏡なんか……」
ほむら「ああ……そう言えば、眼鏡を掛けているところは初めてだったかしら?」スッ
ほむら「これで、わたしに見えるかしら?」
杏子「あ、あ……ほむらだ……」
ほむら「わたし、元々目が悪いのよ。昔はコンタクトだったけれど、今はまた眼鏡を掛けているの」
まどか「ティヒヒ、赤い縁の眼鏡を掛けたほむらちゃんも可愛いよね?」
杏子「なんてーか、眼鏡を掛けただけでそこまで印象が変わる奴もすげぇな……」
ほむら「似合っているかしら?」
杏子「もはや別人だな、うん」
メガメガほむほむ
マミ「まだかしら、みんな……」ソワソワ
QB「僕もこうしてクラッカーを持っていいのかな?」
マミ「え?いいじゃないの別に」
QB「でも、今後は触れるなってほむらに言われているんだけれど?」
マミ「暴発させなければ大丈夫よ」
QB「うーん……まぁ、いいか」
杏子「んじゃ、中入るか。中でマミが今か今かと待ってるはずだぜ?」ガチャ
まどか「お邪魔しまーす!」
さやか「うーん、マミさんの家も久しぶりだねぇ」
ほむら「お邪魔するわ」
マミ(来たわ!来たわよキュゥべえ!)ヒソヒソ
QB「言われなくてもわかっているよ」
ガチャ
マミ(今よ、キュゥべえ!)
QB「え?」
パァァン!
ほむら「?」
まどか「?」
さやか「?」
杏子(なんでひとつしか音しねぇんだ……?)
QB「わけがわからないよ。ここで鳴らせばよかったのかい?」
マミ「………」
マミ「ひ、久しぶりね、みんな!」(もうヤケよっ!!)パァァァン!パァァァン!パァァァン!
杏子(マミ……やっぱりキュゥべえに任せたのが失敗だったな……)
まどか「あ、ま、マミさん!ま、またクラッカーを用意してくれてたんですね!」
さやか「いやぁ、気が効くなぁ、あ、あはは、あははははは!」
ほむら(正視に堪えないわ……)ブワッ
QB「僕は毎日のように顔を合わせているけれど……」
マミ「いいから鳴らしてよ!わたし一人で恥ずかしいじゃないの!」パァァァン!パァァァン!
QB「やれやれ、仕方ないな」パァァァン!
マミ「ところで、そっちの女性は誰かしら?」
ほむら「わたしよ、マミ」スッ
マミ「……!?暁美さん!?」
まどか「杏子ちゃんと同じ反応するんだね」
さやか「まぁ、普通はそうなるよね~。あたしたちも最初見た時は誰だあんた状態だったし」
ほむら「仕方ないじゃないの……両親がコンタクトのわたしを見て、反応してくれたかったんだもの……」
杏子「それはそれで辛いな……」
さやか「っつーか、あたしとしてはマミさんが誰だあんたって感じですよ!」
マミ「え?」バイーン
さやか「特に胸!どんだけ成長してんですか!?」
まどか「すごい……大きいですね、マミさん……」
ほむら「…………………」ペターン
マミ「そ、そうかしら?別に普通じゃないかしら?」
ほむら「それを普通と呼ぶのは、世の中の全女性を敵に回すに等しい愚かな発言よ、マミ」キッ
マミ「え?え?」
まどか(ほむらちゃん、やっぱり胸のサイズ気にしてたんだ……)ヒソヒソ
さやか(そりゃそうだろうね……下手したら、ちょっと鍛えてる男の人の方がバストサイズありそうだし)ヒソヒソ
ほむら「今、ものすごく失礼な発言をされたような気がするわ。特にあなたから」ギロリ
さやか「あ、あははははは!な、なんのことかな~?」
杏子「さやか達は、ほむらの眼鏡以外には特に変わりないみたいだな」
まどか「そんなことないよ!わたしたちだって、背ぇ伸びてるんだから!」
さやか「いや~、さやかちゃんもね、最近バストサイズがちょっときつくなってきたかな~なんて」
ほむら「わたしに喧嘩を売っているのかしら?」
さやか「なんでもないですすみません」
マミ「さぁ、立ち話もなんだし、座ってみんな!特大ケーキも用意してあるんだから!」
さやか「うわ、でかっ!?」
ほむら「切り分けが楽しくなりそうなサイズね」ホムッ
まどか「すごいです、マミさん!」
QB「僕の分もちゃんと切ってくれよ、マミ」
マミ「ええ、もちろん!さあ、お祝いしましょう!」
カンパーイ
マミ「それでね、今日はみんなに嬉しいお知らせがあるの!」
さやか「? なんふぇふか、マミふぁん?」モグモグ
ほむら「口の中のモノを飲み込んでから喋りなさいよ……」
マミ「うふふ、実はね……」
~~~状況説明中~~~
さやか「それ、本当ですか!?」ダンッ
QB「嘘はないよ。僕が本星に確認を取ったことだからね」
ほむら「……意外ね。そんなことがあるものなのね……」
QB「僕は嘘はつかないよ。嘘をついたって、僕には何のメリットもないからね」
まどか「なら、今からでもわたし、契約しようかな……」
ほむら「万が一と言うことがあるわ、やめておきなさいまどか」
QB「そうだね、それに今となってはまどかの素質もそれほど魅力的じゃなくなっているよ」
まどか「え?そうなの?」
QB「言っただろう?第二次性徴期にある少女が一番望ましい、と」
QB「もうまどかは第二次性徴期は終わってしまっているからね。今となっては契約してもそれほどエネルギー採取にはならないのさ」
まどか「なぁんだ……」シュン
QB「ローリスクハイリターンは何事にも成立しないってことさ」
QB「魔法少女として契約する時に叶えてあげられる願いだって、タダじゃないんだ」
QB「残念だけれど、まどかはもう諦めてもらうしかないね」
ほむら「ということは、わたしとさやか、杏子もあと3年ってことね……」
杏子「さすがに二十歳越えてまで魔法少女ってのも勘弁して欲しいからな、ちょうどいいと思うぜ」
さやか「うー……もっと早くに知れていれば……」
ほむら「今となっては後の祭りね」
さやか「ま、もういいんだけどね、あんな奴のことなんて」
杏子「言うようになったな、さやか」
さやか「さすがにもう何年も前だからねぇ、あたしもそこまで引きずるほど執念深くないって」
夜―――
まどか「それじゃマミさん、ごちそうさまでした!」
さやか「いやぁ、マミさんのケーキおいしかったですよっ!」
ほむら「わたしにも作り方、教えて欲しいわね」
マミ「あら、言ってくれればいつでも教えてあげるわよ?」
ほむら「本当っ?」
マミ「ええ。ただし、わたしは厳しいわよ?」
ほむら「望むところよっ!」ホムッ
杏子「んじゃな、三人とも!気ぃ付けて帰れよ!」ブンブン
さやか「はいはい~!」ブンブン
マミ「本当に帰って来たって気がするわね……」コト
杏子「またこうして賑やかに過ごせるのも、嬉しいもんだな」ニカッ
マミ「そうね、本当に嬉しいわ……もう、随分前からわたしは一人じゃなくなっているものね」
マミ「わたしも、来月からは社会人か……」
杏子「あたしはもうとっくに社会人ってことになるけどな」
マミ「いつまでもバイトじゃダメよ、佐倉さん?」
杏子「わかってるわかってるって!マミも小うるさくなっちまったなぁ……」
マミ「わたしはあなたのことを心配して言っているの!」
杏子「ん~……ま、あたしはあたしで頑張るさ!」ニカッ
QB「………」
二年後―――
マミ「ティロ・フィナーレ!」バシュウウウ!
ドォォォォォン!!
魔女「」シュゥゥゥゥ……
コンコンコン……コロコロコロ……
マミ「ふぅ!今日も魔女退治、完了ね!」シュンッ
杏子「おつかれさん、マミ」
マミ「……あら?ソウルジェムが……?」パァァァ
QB「どうやら、お別れみたいだね、マミ」
マミ「キュゥ、べえ?」
QB「明日は確か、キミの誕生日だろう?」
マミ「え、えぇ……そうだけれど……」
QB「二十歳となることで、ソウルジェムもその形が保てなくなるって話は前にしたよね?」
マミ「ま、まさか……?」
QB「そう……キミの魔法少女としての人生も、今終わりを迎えるところだ」
マミ「………」
QB「僕の姿を見ることが出来るのは魔法少女と、魔法少女としての素質を持った少女だけだ」スゥ…
マミ「キュゥべえ!?あなた、体が……!」
QB「透け始めているんだろう?ソウルジェムが、肉体に戻り始めている証拠だ」スゥゥゥ……
QB「おめでとう、マミ!キミは見事、魔法少女としての責務を果たしてくれた」
マミ「そんな……それじゃ、もうキュゥべえとは会えなくなるの……?」
QB「悲しむことはないよ、マミ。例えキミが僕の姿を見ることが出来なくなっても、僕は確かにこの世界にいるからね」
QB「ただ、もうキミと話すことは、出来なくなるね」
マミ「………っ」ポロポロ
QB「どうして泣いているんだい?」
マミ「だってっ……ずっと一緒だったじゃないの、キュゥべえ!」ポロポロ
QB「……僕には、感情はないからね。キミがどうして泣いているのかも、わからないよ」
杏子「マミ………」
QB「それに、マミが僕の姿を見ることが出来なくなっても、あと一年はほむらやさやか、杏子には僕の姿が見えるんだ」
QB「彼女たちを通して、僕とも意思の疎通は出来るよ、マミ?」
マミ「キュゥべえ……」ポロポロ
QB「――で、一緒―――かったよ、マ―」フッ
マミ「……」パキンッ……キラキラ……
杏子「マミのソウルジェムが……砕けた、のか……?」
マミ「………」サラサラサラ……
杏子「でも、マミがは死んだわけじゃない……ってことは、やっぱりキュゥべえの言ってたことは、ホントだったんだな……」
マミ「今も、キュゥべえは、ここにいるのかしら……?」ポロポロ
杏子「……ああ、いるよ、そこに」
マミ「なら、聞いて、キュゥべえ。あなたに出会えて、本当によかった」ポロポロ
マミ「あなたがいなければ……わたしは、とっくの昔に死んでいた身だものね」ポロポロ
マミ「ありがとう、キュゥべえ……」ポロポロ
マミ「……っ」ポロポロ
杏子「……帰ろうか、マミ。今まで、ホントにおつかれさん」ポンッ
マミ「っ……ええ」スック
マミの家―――
マミ「スゥ……スゥ……」
杏子「泣き疲れて、寝ちまったか……」
QB「僕との別れが、そんなに悲しかったのかな?」
杏子「そりゃ、そうだろうなぁ。マミはホントにキュゥべえの事が好きみたいだったから」
QB「……悪い気は、しないね」
杏子「感謝されるのも、悪かねぇだろ?」
QB「そうだね……今までこの星で、ここまで感謝してくれた子はいなかった」
QB「キミ達も、あと一年だ。……どうか、魔女化せずに頑張ってくれ」
杏子「……そうだな。マミはもう、魔法少女じゃなくなっちまったからな」
QB「ああ、そうだ。ひとつだけ、言い忘れてたことがあったね」
QB「誕生日、おめでとう、マミ……」
ホントに終わり
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
>>447
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
半分以上がスレタイとは関係無い話になってしまった…
まぁ、たまにはこういうのもいいもんだ
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