櫻子「ちなつちゃんと仲良くなりたい!」(168)
櫻子「向日葵はマフラーの編み方を教えてから、いろいろ相談に乗ってるっぽい」
櫻子「あかりちゃんは言うまでも無くちなつちゃんと大の仲良し」
櫻子「私だけなにもない!」
櫻子「いや普通に仲良しだけどさ」
櫻子「私だけ特別な何かが無い!なんか寂しい!」
櫻子「というわけでどうやったらもっと仲良くなれるかな?」
撫子「私に聞かれてもなぁ……」
櫻子「だってねーちゃん頼りになりそうだしさー。いーじゃんいーじゃん」
撫子「はぁ。ま、かわいい妹のためだ。適当に考えてやるか」
櫻子「わーい、さすがねーちゃん!」
撫子「じゃあ>>5でもしたら?」
タイマンパジャマパーティー
撫子「じゃあタイマンパジャマパーティーでもしたら?」
櫻子「タイマン!?」
櫻子「タイマンっていうとあの1対1でガチの殴り合いするっていう」
撫子「パジャマパーティーを消すな」
櫻子「というと?」
撫子「要は、そのちなつちゃんにうちに泊まりに来てもらうなり」
撫子「ちなつちゃんちに泊まりにいくなりして、二人だけの時間を作って」
撫子「親睦を深めたらいいんじゃない?ってこと」
撫子「寝る前のパジャマ着てゆったりした時間なら、お互い気を許しあえるだろうし」
櫻子「おぉー!さすがねーちゃん!」
櫻子「さっそく電話してみる!」
――
―
ピッ
ちなつ「あ、櫻子ちゃんどうしたの?」
櫻子「ちなつちゃん、いきなりだけど明日うちに泊まりに来ない?」
ちなつ「>>11」
あかりちゃんと一緒ならいいよ
ちなつ「あかりちゃんと一緒ならいいよ」
櫻子「あかりちゃんと一緒かぁ」
ちなつ「あれ?ダメなの?」
櫻子「いや、ダメじゃないよ!」
櫻子(ただなぁ、今回はちなつちゃんと仲良くなるのが目的なんだよねぇ)
櫻子(でも断られたらどうしようもない、か)
櫻子「じゃあ明日、あかりちゃんといっしょに来てね!」
ちなつ「うん、わかった」
ちなつ「でもめずらしいね。櫻子ちゃんがお泊りに誘ってくれるなんて」
櫻子「え?あ、うん。あはは。なんかそんな気分だったの」
ちなつ「ふーん。そっか。じゃあ明日ね」
櫻子「うん、待ってるからねー」ピッ
櫻子「よっしゃー!とりあえず成功!」
櫻子「後は明日を待つのみ!」
~翌日~
ピンポーン
櫻子「来た!はいはーい!」ドタドタドタ
ちなあか「こんにちはー」
櫻子「待ってたよー、ささ、入って入って」
ちなあか「お邪魔しまーす」
ちなつ「櫻子ちゃんちに泊まるのって初めてたよね。楽しみ」
あかり「あかりもだよぉ。さそってくれてありがとね」ニコッ
櫻子「う、うん!喜んでくれて何よりだよ!」
櫻子「さて、みんな一息ついたところで、何かして遊ぶ?」
ちなつ「>>19」
あかり「>>21」
恋バナ
おにごっこ
ちなつ「そうだなぁ、やっぱり年頃の女子としては恋バナがいいかなぁ」
櫻子「こいばな……?」
ちなつ「だからぁ、みんなで恋愛がらみの話をしようってこと」
ちなつ「お泊りとかだといつもよりつっこんだ話とか出来るじゃない?」
櫻子「な、なるほど!」
櫻子(ねーちゃんの情報どおりだ。いつもより気が緩むものなんだね)
あかり「えっ!?あ、あかりはちょっとそういうのはずかしいかな」
あかり「……そうだ!おにごっこ!おにごっこがしたいよぉ!」
櫻子(おにごっこかぁ。でも今日はちなつちゃんが主役なんだよあかりちゃん)
櫻子「よし!それじゃ、おにごっこをやって、つかまった順に恋バナをするってのはどう?」
あかり「そのルールじゃ結局するはめになるよぉ……」
櫻子「30分……じゃ長いか、私が鬼やるからさ、15分逃げ切ったらあかりちゃんは免除してあげるよ」
あかり「ほ、ほんと?」
櫻子「うんうん!」
鬼ごっこ開始 あかりは逃げ切れたか >>26
し、死んでる!?
櫻子「あかりちゃん、つっかまっえたー!」
あかり「!?」
あかり「あ」
櫻子「あかりちゃん?」
あかり「」
櫻子「どうしたのぐったりしてー?」
ちなつ「……あかりちゃんの顔色悪くない?」
櫻子「え……。あ!し、死んでる!?」
櫻子「まさか捕まったショックで心臓麻痺とか!?」
ちなつ「うそっ!?じ、人工呼吸しなくちゃ!」
櫻子「私ねーちゃん呼んでくる!」
ちなつ「私はうろおぼえだけど、人工呼吸試してみる!」
櫻子「うん、お願い!」
――
―
撫子「とりあえずなんとか助かったみたいだね」
ちなつ「お姉さんのおかげですよ」
撫子「いや、ちなつちゃんの処置もなかなか適切だったよ」
撫子「あれが無かったらちょっとヤバかったかも」
ちなつ「そ、そうですか?役に立ててたなら嬉しいです」
櫻子(……私、何にも出来なかった)
櫻子(なんかへこむなぁ)
櫻子(ってあかりちゃんが無事だったんだから喜ばないと!)
あかり「ん……」
櫻子「あかりちゃん!気がついた!?」
ちなつ「よかったぁ、心配したんだから」ホッ
撫子「カクカクシカジカでちょっと大変だったんだよ?今日は大事をとって帰ったほうがいい」
あかり「そんなことが……」
あかり「>>35」
ちなつちゃんともっと一緒にいたいのに…///
あかり「ちなつちゃんともっと一緒にいたいのに…///」
櫻子「え?」
撫子(ほうほう)
ちなつ「あかりちゃん、何か言った?」
あかり「え?う、ううん、何も言ってないよぉ///」
ちなつ「顔色が悪くなったと思ったら、今度は熱っぽくなって……」
櫻子(あかりちゃん、ちなつちゃんともっと一緒にいたいのか)
櫻子(でも体調のことを考えると帰ったほうがいいし)
櫻子(それに最初の計画通り、ちなつちゃんと二人だけでお泊りになるし)
櫻子(……ってそれ、なんかそのためにあかりちゃん追い帰すみたいじゃん)
櫻子(どうしよう。あかりちゃんの気持ち考えたら、帰らせるのかわいそうだよね)
櫻子(でも……)
櫻子「>>40」
しょうがないなぁ
櫻子「しょうがないなぁ」
あかり「え?」
櫻子「帰りたくないんでしょ?」
あかり「あ、その……、うん」
櫻子「なら泊まっていきなよ」
櫻子「ただし絶対に無理しないこと!約束できる?」
あかり「約束するよぉ!」
撫子(櫻子の奴、てっきり返すものかと思ったけど)
撫子(ちょっと見直したかな)
撫子「おうちの人にもちゃんと連絡を入れてね」
撫子「ダメって言われたら残念だけど帰らないとね?」
あかり「わかりました!」
ちなつ「大丈夫かなぁ」
櫻子「ねーちゃんが反対しないんだから大丈夫だよ」
ちなつ「そっか。ふふ、よかった」
櫻子「あかりちゃんはお泊り続行の許可は降りたみたいだね」
櫻子「さて二人とも、晩御飯は済ませてきたんだよね?」
ちなあか「うん」
櫻子「お風呂は?」
ちなつ「まだだよ。入ってきたほうが良かったかな」
あかり「あかりも」
櫻子「そういう意味で聞いたんじゃないよ。ただ一緒に入ったほうが楽しそうかなって」
あかり「い、いっしょに!?」
櫻子「3人は無理だから、2人で入ることになるんだけど」
櫻子(2人と1人に分かれるとすると、具合の悪いあかりちゃんを1人に出来ないから)
櫻子(自動的に私とちなつちゃんのどっちかはあかりちゃんと入ることになるよねぇ)
櫻子(せっかく二人でいられそうなお風呂タイムが無理とか……)
櫻子(なんかいい方法無いものかな)
櫻子(>>47みたいな方法はどうだろ)
櫻子(銭湯とかどうだろう)
櫻子(よし、ダメもとで言ってみるか!)
櫻子「ねえ、近くに銭湯あるんだけどさ、行ってみない?」
櫻子「よく考えたらさ、せっかくだからみんなで入ったほうが絶対楽しいし」
櫻子「あかりちゃんは移動が難しいなら私がおぶって行ってもいいしね」
櫻子「ほら、どんな組み合わせになっても、残った1人がなんか寂しいかなって」
あかり「うん、そうだね。あかりも近くなら大丈夫だと思う」
ちなつ「あかりちゃんがいいなら。……実を言うと、銭湯ってどんな感じか興味あったんだ」
櫻子「よしっ、じゃあ決まり!」
――
―
櫻子「というわけで銭湯行ってきまーす」
撫子「また無茶なことを……。仕方ない、私もいっしょに行くよ」
撫子「安心しな。別に邪魔しないから。あかりちゃんが具合悪くなったときのためだよ」
櫻子「ねーちゃんさんきゅー!」
~銭湯~
ちなつ「ここが銭湯かぁ。けっこう人がいるね」
あかり「あかり恥ずかしいかも……///」
櫻子「こういうところでは、恥ずかしがってると余計恥ずかしくなるもんだよ」
あかり「そ、そうなの?」
櫻子「私みたいにバーンと脱いじゃえばいいんだよ」
あかり「櫻子ちゃんは豪快すぎだよぉ!」
ちなつ「せっかく銭湯に来たんだから、私も櫻子ちゃんを真似てみよっか」
あかり「ち、ちなつちゃんまでっ///」
あかり「じゃ、じゃあ、あかりも」
櫻子「よしよし!これぞ裸の付き合いってもんだよ!」アハハ
櫻子(そういえば、私達3人はみんなおっぱい同じくらいって思って安心してたけど)
櫻子(実際、どうなんだろ……。ちょっとチェックしてみるか)
櫻子(どれどれ……。ちなつちゃんは>>55。あかりちゃんは>>57)
私よりはあるわ
たまらん
櫻子(どれどれ……。ちなつちゃんは私よりある。あかりちゃんは、たまらん!)
櫻子(ちなつちゃん、私よりあるんだ……)
櫻子(ま、まあ、今日はちなつちゃんが主役だし)
櫻子(……なんの慰めにもならないけど)
櫻子(それに対してあかりちゃん、なに、あの恥らいっぷり)
櫻子(なんかたまらないというか、ぐっとくるものが……!)
櫻子(これが色っぽいって奴?ってなにを言ってるんだ私は!)
櫻子(でもおっぱいのサイズを超えた希望のようなものを感じた気分)
ちなつ「櫻子ちゃん、鼻血出てない?」
櫻子「うそっ!?」グイッ
ちなつ「きゃー、もしかして櫻子ちゃんに視姦されちゃってる?///」
櫻子「しかん?ていうかなんか嬉しそうだね」
撫子(ちなつちゃんもけっこう困った子だねぇ)ハァ
あかり「うぅ、恥ずかしいよぉ……」
櫻子「それじゃ洗いっこしよ!誰が誰を洗う?」
櫻子・ちなつ・あかりそれぞれ誰を洗うか >>63
櫻子→ちなつ
撫子→あかり
撫子「あかりちゃんは私が洗ってあげるよ」
あかり「え、あの」
撫子「良くなってきたとはいえ、具合がいつ悪くなるか心配だしね」
撫子「年長の私が近くにいるのが一番ってこと」
あかり「……は、はい」
櫻子(ねーちゃんありがとう!)
櫻子「じゃあ私がちなつちゃんを洗ってあげるね!」
ちなつ「じゃあお願いしちゃおっかな」
ちなつ「エッチな洗い方しちゃダメだからね?」ニヤニヤ
櫻子「し、しないよっ!///」
櫻子「それじゃ始めるよ」ゴシゴシ
櫻子(やっぱりちなつちゃん、肌白くて綺麗だよねぇ)
櫻子(髪もピンクで可愛いし)
櫻子(ってせっかくだから何か話さなきゃ)
櫻子「ねえ、ちなつちゃん。>>69」
かゆいところはございませんか
櫻子「ねえ、ちなつちゃん。かゆいところはございませんか」
ちなつ「ぷっ、なにそれ」
櫻子(唐突にいい話題が思いつかなかった……くぅ)
ちなつ「そうだなぁ、右の肩甲骨のあたりって言い方で分かるかな?」
櫻子「わかるわかる!ここらへんかな?」ゴシゴシ
ちなつ「あ、気持ちいい。ふふ、上手だね櫻子ちゃん」
櫻子「うん。花子、妹を洗ってあげてたからね」
櫻子「最近はいっしょに入りたがらないんだどさー」
ちなつ「そうなんだ。お年頃なのかな?」
櫻子「さぁ、昔より生意気になったのは確か。まったく」
ちなつ「あはは。いいねえ」
櫻子「何がいいんだか、いっつも馬鹿にされて腹立つよもう」
ちなつ「ほら私、妹いないからさ、どんな話でもなんかうらやましくって」
櫻子「へぇ、そういうもんなの?」
ちなつ「そういうもんなの。ふふっ」
ちなつ「なんか櫻子ちゃんとこういう話するのって始めてかも」
櫻子「確かにそうかも」
ちなつ「なんか新鮮で楽しいね」
櫻子「う、うんっ!」ゴシゴシ!
ちなつ「いたたっ!強くこすりすぎっ!」
櫻子「あっ、ごめん」
ちなつ「じゃあ仕返しに私が洗ってあげるから覚悟しなさい」ニヤリ
櫻子「う……!お、お手柔らかに」
ちなつ「さぁ、どうだろうなぁ」アハハ
ちなつ「このくらいの強さでいい?」ゴシゴシ
櫻子「あ、うん、いい感じ。てっきり思いっきりゴシゴシされるかと」
ちなつ「乙女の柔肌にそんなことしませんって」
櫻子「そ、そうだよねっ」ホッ
ちなつ「そういえばさぁ、>>75」
櫻子ちゃんって私のこと好きなの?
櫻子ちゃんはなんで最初に私だけを誘おうとしたの?
ちなつ「そういえばさぁ、櫻子ちゃんって私のこと好きなの?」
櫻子「?」
櫻子「うん、好きだよ」
ちなつ「……そういうところ、あかりちゃんと櫻子ちゃんて似てるよねぇ」
櫻子「そう?よくわからないけど」
ちなつ「私が言ったのはさ、恋愛対象として好きなのかってこと」
櫻子「恋愛対象?それって……。え?えぇぇぇぇ!?」
櫻子(そ、そんなこと考えたことも無いよ!)
櫻子(確かにちなつちゃんともっと仲良くなりたいって思ったけど)
櫻子(それは……)
櫻子(あれ?そういうことなの?)
櫻子(よくわかんないよ……!)
ちなつ「櫻子ちゃん?」
櫻子「え、えっと、>>81」
わかんないよぉ!
櫻子「え、えっと、わかんないよぉ!」
ちなつ「!?」ビクッ
櫻子「あ、ごめん、大きな声出しちゃって……」
櫻子「でも私、あの、恋愛とかそういうの考えたことなくって」
ちなつ「……櫻子ちゃん」
ちなつ「ふふっ、私のなんとなく聞いただけの質問、真面目に考えてくれてたんだ」
櫻子「う、うん。まぁ」
ちなつ「そっか、わかんない、か」
ちなつ「それってさぁ、好きって可能性があるってことだよね?」
ちなつ「だって、ぜんぜんそんな気が無かったら、『無い無い』でおしまいだもん」
櫻子「そ、そうなるの?」
ちなつ「そ・う・な・る・の」ニッコリ
櫻子「……う/// も、もうっ!洗う手が止まってるよちなつちゃん!」
ちなつ「あっ、ごめんごめーん!お詫びに前も洗ってあげるね!」ゴシゴシ
櫻子「ひゃっ……!いいって!前はいいってー!」
キャッキャウフフ
あかり(楽しそうだなぁ……)
撫子「ん?あかりちゃん、ああいうスキンシップ羨ましいの?」
撫子「お姉さんでいいなら、前洗ってあげるよ?そらっ」ゴシゴシッ
あかり「きゃっ……!///」
あかり「やめてくださぁい!」
~大室家~
櫻子「楽しかったね、銭湯」
ちなつ「うん、また行きたいね」
あかり「あかりは……」チラ
撫子「あはは、ごめんごめん」
あかり「あかりもまた行ってみてもいいかな」
櫻子「そっか、みんな満足してくれてよかったよかった」
櫻子「さて、寝る時間までもうちょっとあるけどどうする?」
ちなつ「そうだなー。>>89」
そういえば、まだ恋バナしてないよね?
いいよいいよ
ちなつ「そうだなー。そういえば、まだ恋バナしてないよね?」
櫻子「おぉ、たしかに!」ポン
あかり「みんな忘れてくれてたのかと思ったのにぃ」
櫻子「あかりちゃん、知ってて言わなかったの?ずるーい」
あかり「だってぇ……!」
ちなつ「じゃ恋バナね!きっまりー」
ちなつ「それじゃあさ、雰囲気出すためにお布団しこうよ」
櫻子「そだね、んじゃ準備開始ー」
セッセセッセ
櫻子「完了!それじゃみんな布団に入ってー」
ちなつ「いいねえ、この感じ。じゃあ誰から話す?」
あかり「あ、あかりは後でいいかな?」アハハ
櫻子「私も、うん、……ね!」
ちなつ「……二人ともヘタレだなぁ。仕方ない、じゃあ私からね」
ちなつ「>>96」
京子先輩が好きなんだ
ちなつ「京子先輩が好きなんだ」
あかり「え……」
櫻子「あれ、船見先輩が好きだったんじゃなかったっけ?」
櫻子(……ちなつちゃんに好きな人がいるって知ってるのに)
櫻子(なんだろ、この感じ。……変なの)
ちなつ「うん。まあ、ちょっとね」
ちなつ「よく考えたらさ、私にちゃんと好きって言葉に出して伝えてくれるのって」
ちなつ「京子先輩だけなんだよね」
ちなつ「毎日、好きだって言われてたらなんかね」
ちなつ「その言葉がなんていうのかな、心に染み込んできたっていうか」
ちなつ「はっきり好きって言っていいのか自分の中でもあいまいな感じ……なのかなぁ」
ちなつ「ま!あの人のことだから、どこまでが本気か分からないんだけどね」アハハ
ちなつ「って感じでおしまいっ!」
櫻子「な、なんかドキドキしちゃった」
あかり「……そうだったんだ」
ちなつ「次は誰かなー?」
ちなつ「やっぱり話した私に決定権あるよねー?」
ちなつ「って言うわけで」
櫻子「……」ゴクリ
あかり「……」
ちなつ「次の番は、>>105!」
あかり
ちなつ「次の番は、あかりちゃん!」
あかり「あ、あかり……なの?」
ちなつ「うん!」
ちなつ(まあ、あかりちゃんには期待してないけどねぇ)
ちなつ(みーんな大好き!でおしまいの可能性もありうるよね)
ちなつ(っていうか8割がたそれだよきっと)
櫻子(あかりちゃん、恋バナなんて出来るのかな)
櫻子(私なんて銭湯でちなつちゃんに言われるまで、恋なんて考えたこと無かったもん)
あかり(好きって言葉が心に染み込んだ、か)
あかり(どうしよう)
あかり(……)
ちなつ「ほらー、はやくはやくっ」ツンツン
あかり「う、うん」
あかり「>>111」
結衣ちゃんが好き
あかり「結衣ちゃんが好き」
櫻子「え!?」
櫻子「ちょ、それ、あの、や」
櫻子(やばくない?)
櫻子(ちなつちゃんも船見先輩が好きで、あかりちゃんも船見先輩が好き……)
櫻子(しゅ……なんだっけ?……そうそう、しゅらば!修羅場になっちゃうよ!?)
櫻子(あ。でもちなつちゃんは今、歳納先輩のことがなんとなく好きなんだっけ)
櫻子(船見先輩のことはちょっとね、で済まされちゃったからよくわからないし)
櫻子(でもあかりちゃん、ちなつちゃんといっしょにいたいとか言ってたよね)
櫻子(私の聞き違いだったのかな?)
櫻子(ちなつちゃんは……)
ちなつ「それで、早く続き続き」
櫻子(……意外と普通。このまま見守るしかないか)
あかり「うん……、それでね。>>117」
昨日は結衣ちゃんのアナル拡張したよぉ
あかり「昨日は結衣ちゃんのお尻をおっきくしたよぉ」
櫻子「え?え?」
あかり「毎日えっちなことしまくりで、変態さんみたいなことまでし始めちゃった」
あかり「あかり悪い子だよねぇ」
櫻子「あ、あかりちゃん……」
あかり「だから結衣ちゃんはもう、ちなつちゃんとくっついたりなんてしないんだよっ!」
あかり「そ、それに、あかり京子ちゃんともお付き合い始めたんだよ?」
あかり「結衣ちゃんだけじゃ物足りなくなっちゃってさ」
あかり「これからいーっぱいえっちなことしちゃう予定なんだぁ」
櫻子「あかりちゃん、何言ってるの……?」
あかり「楽しみだなぁ」
ちなつ「……そっか。それ、本当なんだよね?」
あかり「……っ」
あかり「ほ、ほんとだよっ!ほんとにほんとなんだからねっ!」
ちなつ「それなら……、うん、それならいいんだ」
ちなつ「さて、すっごい告白聞いちゃった後で大変だろうけど」
ちなつ「櫻子ちゃん、最後の締めお願いね?」
櫻子「いやいやいや、おかしいって!」
櫻子「ちなつちゃん、何納得しちゃってんの!?」
櫻子「どう考えても、いつものあかりちゃんじゃないよ!」
ちなつ「……うん、そうだね」
櫻子「じゃあなんで」
ちなつ「あかりちゃん、私に嘘付かないから」
あかり「……!」
ちなつ「だからね?あかりちゃんがほんとだって言うなら……ほんとってことなんだよ」
ちなつ「ね?」ジッ
あかり「……ぅ」ウルッ
櫻子(あかりちゃん、泣いちゃいそうじゃん……)
櫻子「あかりちゃん!だまってないで何か言ってよ!さっきの嘘だって言ってよ!」
あかり「>>127」
ホントは撫子さんと付き合ってるよぉ
う、嘘だよぉ
あかり「ホントは撫子さんと付き合ってるよぉ」
櫻子「あかりちゃん……」
櫻子「そんな嘘、すぐわかっちゃうじゃん」
櫻子「ねーちゃんは隣の部屋にいるんだよ?」
櫻子「今聞きに行けば、本当かどうか確かめられるんだよ?」
あかり「うん」
あかり「ね、ちなつちゃん。わかったでしょ?」
あかり「あかりはね……?嘘つきなんだよ?」
あかり「ちなつちゃんが思ってくれてるような、あかりじゃないんだ」
ちなつ「……」
あかり「これまでも、ずっとずっと嘘をついてきたの」
あかり「自分の心に嘘をつきながら、ちなつちゃんの傍にいたくて……」
あかり「ちなつちゃんを応援してきたの」
あかり「結衣ちゃんとうまくいってほしくないのに」
あかり「うまくいくといいね、なんて。そんな嘘、もう何回ついたかわからなくなっちゃった」
/\___/ヽ
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| 、_(o)_,: _(o)_, :::| うわぁ……
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\ /( [三] )ヽ ::/
/`ー‐--‐‐―´\
_| ̄|_ //ヽ\
| '|/ / ノ "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
|__|'' ̄! ! / 丶 |
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ヽ-''" 7_// _/^ 、 `、
┌───┐ / / 、_(o)_,;j ヽ|
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└┘ ノ ノ |/ ,r' / ̄''''‐-..,>
// { i' i _ `ヽ
 ̄フ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
n / 彡 l /''"´ 〈/ /
ll _ > . 彡 ;: | ! i {
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|l { 彡|. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
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|! |! |! l彡| ::. `ー-`ニ''ブ
o o o l :. |
ちなつ「そっか」
あかり「……怒らないの?」
ちなつ「……うーん、後回しかな」
ちなつ「それで……、嘘つきなあかりちゃんは」
ちなつ「この嘘ばっかりな恋バナに、どんなオチをつけてくれるのかな?」
あかり「……」
あかり「……そうだね」
櫻子(あかりちゃん……)
あかり「ちゃんとお話は終わりにしないとね」
あかり「……もうあかりが何言っても嘘になっちゃうだろうけど」
あかり「>>140」
でも結衣ちゃんが好きなのはホントだよ
あかりの、こんな変な話聞いてくれるお友達が好きなんだよぉ
あかり「あかりの、こんな変な話聞いてくれるお友達が好きなんだよぉ」
あかり「ありがとう、櫻子ちゃん」
櫻子「う、うん!」
あかり「ありがとう……」
あかり「ほんとうにありがとうね……、ちなつちゃん」
ちなつ「あかりちゃん……」
ちなつ「ふふっ、うん」
ちなつ「私もありがとね。いろいろぶつけて来てくれて」
ちなつ「ちょっとうれしかったよ、あかりちゃん」
あかり「あ……///」
あかり「うん!」
櫻子「ま、まあ、とりえあえずまるくおさまった……のかな?」
ちなつ「それでいいんじゃない?ね、あかりちゃん!」
あかり「う、うん。お騒がせしました……」
ちなつ「っていうわけで、ラストの櫻子ちゃんの番でーす!」
櫻子「え!?」
櫻子「もういいんじゃない?もう時間もそれなりに経ったし」
あかり「だめだよぉ!あかりだってあんなに大恥かいたんだから!」
櫻子「それはあかりちゃんが勝手に自爆しただけじゃん」
あかり「……ぅ。忘れてよぉ!」
櫻子「自分で振ったんじゃん!いやまあ、その気持ちは分かるけど」
ちなつ「はいはい、寝たいならさっさと話す話す」
櫻子(そうは言っても、ほんとに話すネタが)
櫻子(ちなつちゃん絡みの話をちょろっとしてお茶を濁す?)
櫻子「わ、わかったよ。私だけパスとかズルイもんね!」
あかり「その意気だよ櫻子ちゃん!あかりちゃんと聞くからっ」
櫻子「もう寝てもいいんだよ?」
ちなつ「いいから話す!」
櫻子「う……、期待しちゃダメだよ?」
櫻子「>>147」
お風呂でちょっと話したけど、もしかしたら私ちなつちゃん好きかもしんないや
櫻子「お風呂でちょっと話したけど、もしかしたら私ちなつちゃん好きかもしんないや」
あかり「え!?」
櫻子「あかりちゃんのすごい話の後に言うのはなんとなく気が引けるんだけどさ」
あかり「あ、あの……、正直に引いたって言ってくれてもいいんだよ?」
櫻子「引いてなんか無いよ?」
櫻子「あかりちゃんのおかげで、人を好きになるってすごいことなんだなって」
櫻子「ちょっとだけ分かった気がする」
櫻子「あんなパワフルなあかりちゃん、初めて見たもん」
あかり「うぅ……///」
櫻子「それといっしょにね」
櫻子「私の知らなかった、ちなつちゃんのすごいところ、知ることができて……」
ちなつ「すごいって……私何かした?」
櫻子「何かしたってわけじゃないけどさ」
櫻子「あかりちゃんが大嘘広げまくってたとき、ちなつちゃん、
落ち着いてあかりちゃんの話、ちゃんと聞いてたでしょ?」
櫻子「私はぎゃーぎゃー大騒ぎしてたのにさ」
櫻子「あの時は、なんであんなに落ち着いていられるのか分からなかった」
櫻子「そんなちなつちゃんに、腹立ててさえいたけど」
櫻子「でも、今はなんとなくわかる」
ちなつ「……」
櫻子「ちなつちゃん分かってたんでしょ?」
櫻子「最後には、あかりちゃんが、嘘じゃない本当の気持ちを話してくれるって」
櫻子「だから、あんなに落ち着いていられたんでしょ?」
ちなつ「あはは、櫻子ちゃんてば買いかぶりすぎ!」
ちなつ「単にあかりちゃんにドン引きしてただけだよ」
あかり「ひどいよぉ!」
あかり「……いや当然だよねあはは」
櫻子「そういうちょっと口の悪いところも嫌いじゃないよ?」ニコッ
ちなつ「な、なによっ///」
櫻子「とにかく、そんなわけで私のちなつちゃんの株は爆上げしたわけです」
ちなつ「まじめに言われると恥ずかしいからやめてよっ!///」
櫻子「あー、言いたいと言っちゃうのって気分いいね!」
櫻子「そうだ、臆病な誰かさんが言っちゃう前に、もう一回ちゃんと言っておこうかな」
あかり「?」
櫻子「私はちなつちゃんが好き!」
ちなつ「っ///」
あかり「あーっ!」
櫻子「かもしれませんので、よろしくね?」ニッコリ
ちなつ「ちょっとぉ、ふっきれすぎじゃない?」
櫻子「ほらもう9時過ぎてるよ?あかりちゃん、もう眠いんじゃない?」
あかり「う……、ね、眠いけど眠くないよぉ」
櫻子「えへへ、私は快眠できそうだよ」
あかり「ずるーい!」
あかり「いいもん、あかりはちなつちゃんとお布団隣同士だもん」
櫻子「ずるい!」
ちなつ「……なにこれ?」
――
―
櫻子「ちなつちゃん、もう寝た?」
ちなつ「ううん」
ちなつ「あかりちゃんはぐっすりだけど」
櫻子「あはは」
櫻子「……」
櫻子「ね、ちなつちゃん」
ちなつ「ん?」
櫻子「迷惑だった?」
ちなつ「なにが?」
櫻子「……好きかも、なんて言っちゃってさ」
ちなつ「……」
ちなつ「迷惑」
ちなつ「なんて言えるわけ無いでしょ?」
櫻子「そ、そりゃそうか」
ちなつ「でもやっぱり、正直迷惑……かな」
櫻子「ぅ……」
ちなつ「好きかも。なんてさ」
ちなつ「本気で向き合っていいかわかんないもん」
櫻子「え」
ちなつ「だってさ、もし。もしもだよ?」
ちなつ「私が真に受けて、櫻子ちゃんのこと好きになってから」
ちなつ「やっぱり勘違いでした、なんて言われたらどうすりゃいいのよ」
櫻子「た、たしかに……」
ちなつ「だから、ハッキリさせてよね?」
ちなつ「私って結構モテるみたいだから」
ちなつ「ね?」ニコッ
櫻子「うんっ!」
ちなつ「ま。私が振るパターンもあるんだけどねー」
櫻子「え、うそっ」
ちなつ「ふふっ」
ちなつ「ほら、もう寝ましょ。明日もみんなで遊ぶんでしょ?」
櫻子「そうだね、おやすみ!」
ちなつ「うん、おやすみ」
ちなつ「……」
ちなつ「今日は誘ってくれてありがとね」ボソッ
――
―
櫻子(はー。今日はすごい一日だったなぁ)
櫻子(……いやすごいのはあかりちゃんの恋バナだけか?)
櫻子(ううん、それだけじゃない。今まで考えたことの無いことで
櫻子(頭の中がごちゃごちゃしてる……)
櫻子(でも、わくわくした気持ちでいっぱい)
櫻子(これが恋してるってことなのかな……?)
櫻子(だったら……いいな)
櫻子(おやすみ。ちなつちゃん)
櫻子(また明日、いっぱい遊ぼうね)
櫻子(……)
櫻子(聞こえないからいいよね?)
櫻子(……)
櫻子(……)
櫻子(……)
櫻子(……)
櫻子(……大好き、だよ)
おわり
あかりの恋バナで時間食いすぎて焦ったけど
とりあえず時間的にもここでおわり
向日葵は、うん
付き合ってくれた人ありがとう
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