櫻子「櫻子様ゲーム♪」 (19)
京子「というわけでやってまいりました!」
櫻子「やったー。やってまいりましたー♪」
京子「本日は、大室櫻子さんのお誕生日!」
櫻子「わーい。うやまえー♪」
京子「というわけで櫻子様ゲームを開催します!」
櫻子「やったーーー」
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櫻子「で、櫻子様ゲームってなんですか?」
京子「王様ゲームって知ってる?」
櫻子「王様をくじ引きで決めて、命令するやつですよね?」
京子「その通り!今日はさくっちゃんのお誕生日!」
櫻子「です!」
京子「そこで櫻子様ゲーム…ということは!?」
櫻子「ま、まさか、櫻子様をくじ引きで決めて…」
京子「さくっちゃん…いや、櫻子様がみんなに何でも命令できるゲームだーーー」
櫻子「おほーーー!」
櫻子「え!?本当に何でもいいんですか!?」
京子「うん。いいよ。今日はさくっちゃんの誕生日なんだし」
櫻子「やったーーーーーっ」
京子「ちなみに今の状況を説明すると、さくっちゃんの誕生日パーティー中です」
結衣「誰に説明してるんだよ…」
ちなつ「結衣先輩ーお茶持ってきましたー♪」
あかり「櫻子ちゃん。ケーキ切ってあげるねー」
松本「…」
西垣「え?私たちの出番はこれだけだと?何をバカな。まだ爆発もしていないというのに」
綾乃「歳納京子!櫻子様ゲームってなに!?私聞いてないんだけど!」
千歳「歳納様ゲーム…素直になれない綾乃ちゃんと歳納さんが…」ドバドバ
向日葵「鼻血!?」
櫻子「じゃあ、命令します!」バーン
京子「どんどんぱふぱふー」
櫻子「向日葵!」
向日葵「はいはい。なんですの…」
櫻子「おっぱい返せ」
向日葵「無理!というかあなたのじゃありませんわ!」
櫻子「今日は櫻子様の日だぞ!おっぱいもげ!」
向日葵「出来る事と出来ない事がありますわよ!」
櫻子「じゃあ、肩もんで」
向日葵「はぁ…わかりましたわ」
もみもみ
向日葵「もういいかしら?」
櫻子「おっけー」
櫻子「じゃあ、次は腹筋して」
向日葵「はぁ!?」
櫻子「あれれー。今日は何の日だっけー?」
向日葵「んぎぎぎぎぎ」
* * *
向日葵「はぁはぁ…も、もういいですか?」
櫻子「えーと、じゃあ次は土下座!」
バキッ
櫻子「うぅ…痛い…今日は櫻子様の日なのに…なんでだ…」
向日葵「調子にのりすぎですわ!」
結衣「うーん。確かにこのゲーム改良が必要かも…」
京子「そうだ!」
* * *
京子「はい!まずはみんなでくじ引きします」
向日葵「番号が書いてありますわ」
京子「そのあと、さくっちゃんが番号と、命令する内容をいいます」
ちなつ「なるほど。王様だけが決まってる王様ゲームというわけですね!」
綾乃「まぁ、こっちの方がまだ楽しめるかもね」
千歳「大室さん!プッキーゲーム!プッキーゲームやで!」
櫻子「それ面白そうですわね!」
綾乃「ちょっと千歳!?変な知識を与えないで!」
* * *
櫻子「じゃあ、1番が一発ギャグを」
京子「1番だれー?」
ちなつ「私じゃないですね」
あかり「あかりでもないよー」
結衣「よかった…私じゃないな」
向日葵「……」
綾乃「古谷さんどうしたの?真っ青……」
千歳「古谷さんが1番やね…」ボソッ
櫻子「!!」
綾乃「私の番号と交換しようか?」ボソボソ
向日葵「で、でもそれは…」ボソボソ
綾乃「気にしなくても、いいわよ。可愛い後輩の為だもの」
向日葵「杉浦先輩…」
千歳(綾乃ちゃん…でも、綾乃ちゃんも顔真っ青…ここはうちが!)
櫻子「やったー1番は向日葵かー」
向日葵「さ、櫻子!」
櫻子「さあ、向日葵!やれ!」
向日葵「で、でも、な、なにを」
櫻子「ほら、ギャグだよ。もうダジャレでもなんでもいいからさ」
向日葵「そ、その…」オロオロ
櫻子「はぁ…向日葵は…だからダメっぱいなんだよ!」
向日葵「そ、それは…」
櫻子「仕方ないから櫻子様が手本を見せてやるよ」
向日葵「え?」
向日葵(あ、櫻子が丸くなって…)
櫻子「契約して、ぼくと魔法少女になってよ!」バーン
向日葵(み、みんな反応に困ってますわ…。セリフも微妙に違うし…)
向日葵(ま、まぁ、声だけは似てましたが…ウリ二つレベルに)
櫻子「…」
向日葵「さ、櫻子?」
櫻子「つぎ!」
向日葵「え?」
櫻子「次やる!」
向日葵「あっ、はい」
* * *
櫻子「3番が4番をお姫様だっこ!」
ちなつ「よっしゃーーーーーーーーーーーーーーー!!」
あかり「ち、ちなつちゃん!?」
ちなつ「結衣先輩!3番ですよね!3番!むしろ3番以外ありえませんよね!?」
結衣「え?あの…1番…」
ちなつ「∵」
京子「…」ジー
ちなつ「Σ∵」
京子「えへっ♪」
「ちなつちゃんが逃げ出したぞーーー」
「櫻子様の命令だーーーーー追えーーー」
* * *
櫻子「じゃあ、次は3番と5番が歌って」
綾乃「え?私?」
結衣「あっ、私も」
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櫻子「次は5番が1番を壁ドンね」
綾乃「また私…」
京子「あっ、私が5番」
綾乃「え!?」
京子「ふふふふふ。覚悟しろよー綾乃ー」
千歳「きゃああああああああ」
「千歳ー鼻血がーーーーーー」
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櫻子「お腹ペコいからクッキー買ってきてー1番ね」
向日葵「私…はぁ…ちょっとコンビニ行ってきますわ」
櫻子「早くしろよ!ダメッぱい!」
向日葵「うっさいですわ!」
* * *
綾乃「もう時間がないわ、日付も変わるし、ラストにしましょう」
櫻子「じゃあ、1番と2番。プッキーゲームで」
綾乃「って、最後にそれ!?」
結衣「だれだ?1番と2番。」
ちなつ「結衣先輩と私じゃないとか………………ちっ」ボソッ
京子「ち、ちなつさん…?」
あかり「あっ、あかりが1番だよ」
千歳「うちが2番や」
結衣「あかり、無理しなくていいからな」
あかり「うん。ありがとう結衣ちゃん」
綾乃「千歳も悪ふざけしないようにね」
千歳「大丈夫やでー」
櫻子「さあ、開始ーーーーーー!!」
千歳「じゃあ、食べるでー。もぐもぐ」
あかり「あかりも負けないよぉー。もぐもぐ」
綾乃「…」
綾乃「……」
綾乃「って、プッキー…チョコ!?ダメーーーーーーー千歳ーーーーー!!!」
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向日葵「ふぅ…ようやくクッキーを買ってきましたわ…」
向日葵「って、あれ?部室は…」
櫻子「…うぅ」
向日葵「さ、櫻子、どうしましたの!?」
櫻子「池田先輩が暴走しちゃって…西垣先生が持ってた『唇の形した爆弾』にキスして、爆弾が爆発しちゃって…」
向日葵「え?言ってる意味が…」
バタン
向日葵「って、櫻子!?気絶!?」
* * *
■帰り道
櫻子「あ、あれ?向日葵?」
向日葵「はぁ…ようやく気づきましたわね」
櫻子「って、なんで私を背中に背負ってるの!?」
向日葵「ほら、おろしますわよ」
スッ
櫻子「そうだ!爆弾が爆発してそれで…」
向日葵「まったく、あなた以外みんな起きて帰りましたわよ」
櫻子「そうだったんだ…」
向日葵「帰るのが遅くなると、撫子さんたちが心配しますし…それで私が…」
櫻子「まぁ、櫻子様は軽いから楽勝だったよね♪」
向日葵「いいえ、人間は重いんですのよ。まったく私がどれだけ苦労したか」
櫻子「ありがとう向日葵♪」
向日葵「はぁ…どういたしまして」
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向日葵「ねえ?」
櫻子「ん?」
向日葵「今年の誕生日はどうでした?楽しかったですか?」
櫻子「うーん…」
櫻子「うん!いろんな人に祝ってもらえて楽しかった!」
向日葵「そう…なら良かったですわね」
櫻子「うん♪」
向日葵「では、今度は私が祝う番ですわね」
櫻子「お、おぉ!」
向日葵「夕飯作りますから、うちで食べていきなさいな」
櫻子「わぁーい。和牛ステーキー」
向日葵「はいはい」
櫻子「え?いいの?やったーーー♪」
終わり
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. い: : : :i、l ` ハヘ! ヾ' }:.;': : :lノ
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. ; : i:ヘ: :、 、、、 、、、 ノ: : :,:l さーちゃん。お誕生日おめでとー♪
,'、: i: : ヾ、 _ , 'イ: ノ:ハ、
;!ヘ: i: :l`:.>. ( ノ イ'´: ;ハ
{!.ヘ: : :i: : : :≧_-.,r-、-、..≦: : : :ソ l:}
` ノヘ: `、-‐;'´ `,。,'、'-'、'、¨ 、:.,r' リ
,'`、 ヘ (。,ー'、゚'-'ノ ,'ハ
. ,' ハ `ー ,ヘ_ィ,イー' ' ハ
ヽ__ .ハ ./ <::::::〉 _, ィ
ハ  ̄ マノ r'ル'´ヘ ,' /
ヘ ,.' ノ: : ハ ヽ .,'
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