この道の先にダンガンロンパSSの続きがあるから
※ダンガンロンパのSSだった気がします
※1・2・ゼロのネタバレあります
※ややキャラ崩壊注意
※独自設定注意
※むしろ時間帯を30分間違えてそうなテンション注意
キュア力の高いスレ
左右田「プリティでキュアキュア?」☆1スレ目
左右田「プリティでキュアキュア?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386329050/)
左右田「プリティで?」葉隠「キュアキュア!」☆2スレ目
左右田「プリティで?」葉隠「キュアキュア!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386942336/)
左右田「プリティで!」日向「キュアキュアだ!」☆3スレ目
左右田「プリティで!」日向「キュアキュアだ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387985674/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389847819
ここまでのあらすじ
オレの名前は左右田和一。
ある日突然白い猫の凪斗に連れられて、プリティでキュアキュアな戦士になってしまった。
なんでもゼッツボーウとか言う奴らが、願いを叶えるダンガンストーンを狙ってこの世界に来ているらしい?!
そしてそれを倒すため、オレはなんか知らんけど立ち上がる。
その後なんだかんだありながら、葉隠・日向・桑田・九頭龍と仲間を増やすオレ。
残るダンガンストーンはあと2つ。
全てを取り戻して、ゼッツボーウを倒すんだ!
そしてオレ達は今、超高校級のモブ達の美食を味わっていた。
愉快なキュア戦士達
◯左右田…キュアソーダ→マキナ
本作の主人公。本作の主人公。(大事な事なので2回言いました)
相変わらず愉快な仲間達のせいで主人公然とした扱いをされずに焦っている。そしてちょくちょく絶望する。
さらにちょくちょく敵に惚れるが、ソニアは田中の思い人だったし、罪木は葉隠とフラグ立ててた。
前スレで進化し、機械の名を得た。多分パワーアップ…したんじゃない?
テーマカラーはピンク、武器はヤリ(ゲイボルグ)。
◯葉隠…キュアミント→リーフ
ムードメーカー。何を考えてるのかたまに分からないが、準主役級の活躍をしたりしなかったりする。
戦闘で役に立たないとか言われていたが、新アイテムのにわとりを得てからは別人のような働きっぷり。
進化後はさらにムチ裁きに磨きがかかった模様である。植物の力は偉大。
テーマカラーは緑、武器はムチ(髪の毛を束ねたムチ)
◯日向…キュアホープ→カオス
予備学科。なので一緒に行動している事は少ないが、戦闘になるとちゃんと来てくれる優秀な人物。
葉隠の策のせいで、霧切の息子(?!)だと学園長から誤解されている。よく考えれば違うって分かりそうなもんなんだけど。
また、カムクラと言うもうひとつの人格を持っている。進化後はカムクラの力を十全に引き出せるようだ。
テーマカラーは白と黒、武器は要石。結界を張ったり、石の剣を出す。
◯桑田…キュアヒット→ピッチ
戦闘能力が一番高い人。エースだから仕方が無い。だが本家にもエースが存在する。
本作随一のツッコミ属性持ちのため、桑田が仕事を放棄すると色々とめんどくさい事になったりする。
なお、女のまま大きくなった十神に惚れた(詳細は後述)。
進化する前から戦闘能力は高かったが、進化後はさらに突出している。
テーマカラーは赤、武器は金属バットと硬式の野球ボール。
◯九頭龍…キュアジンギ→バレル
クールな二枚目?加入が一番遅かったものの、メンバーを引き締める役として馴染んだ。
辺古山と言う恋人がいる、が、当人達は恋人ではないと否定している。また、正月からなぜかセレスの亡霊に取り憑かれた。
他のメンバーが荒くれ者のため目立たないが、戦闘の口火を切るのは彼がほとんどである。
テーマカラーは黄、武器は銃。
その他、愉快な仲間たち
◯凪斗(ナギト)
本来は白い猫のような姿をしているが、今は白髪の青年の姿。
希望厨であり、2年前の事件は誠が失態を犯したせいであると思い込んでおり、誠に厳しい。最近葉隠にも厳しい。
左右田をキュアキュアさせた張本人。裏切りフラグが立っている。
◯誠(マコト)
白い猫のような姿が本性だが、現在は背の低い青年の姿をしている。
2年前、この世界が怪人に襲われた際に希望の園から現れた妖精だが、その時は世界の絶望を消しきれていない。
◯不二咲さん
2年前にこの世界で活躍したキュア戦士のひとり。だが、最近まで記憶を失っていた。
現在は【超高校級のプログラマー】として学園に通いつつ、平和に暮らしている。
◯七海千秋
2年前に活躍したキュア戦士のひとり。
以前の戦いの最終局面で、敵を道連れにしようとしたが失敗。そのまま絶望と一緒に封印されていた。
その後左右田達によって倒され浄化された。が、ゲームネタがあるところにたまにいる。
◯いぶき
元敵だが、判定が成功したからちっこなって復活し、仲間になった。
みんなのマスコットキャラ。桑田の部屋に居候している。
◯十神
コンマの死神。
最初絶望しかけているところを発見され、無理やり幼女の姿にされてしまった。
いぶきとも仲良くなって行ったが、元に戻れない事で苛立っていた。
のちに実は元に戻れないのは「自らに呪いをかけていたため」と判明、呪いを解き放ったが、巨乳の美人な女になった。
そのほか
◯大神さくら
みんなの憧れ、伝説のメイド。
強いしかわいいしメイドである。
日向のリスペクト対象、葉隠が恋する?相手でもある。
怪我してたけどプロテインで治った。
◯辺古山
九頭龍の彼女?らしいが、本人は否定している。
戦闘能力は高く、九頭龍を守る事を使命だと感じているらしい。
最近は九頭龍から可愛い洋服をいっぱい買ってもらってる。
◯セレスの亡霊
元敵のはずだった存在。今は九頭龍に取り憑いている。
ギョーザを一定期間食べないと成仏してしまうので、たまに九頭龍を操っている。
◯石丸
【超高校級の風紀委員】だが、今作では単なる空気読めない丸に進化した模様。
◯スーパー斑井ブラザーズ
一式から八式までいる。
二式は前回、左右田に(アッー!)されてアブノーマルに目覚めた。
実は六式だけおバカ。
◯モブ本科生
超高校級のタイムキーパー。なおその能力が何に使えるかは
◯デパート店長の息子
陽介ぐへへへへ
◯モブ生徒
ミキはね、おっぱいが大きいの
☆敵・ゼッツボーウ
現在確認されているのは
「???」ソニア
真の姿=???
「希望の女神」舞園(消滅済)
真の姿=全身に目のある黒い魔女
嫉妬を力に変えて戦う
「超音波(ハウリング)」西園寺(消滅済)
真の姿=本編の姿にコウモリの羽
超音波使う、超強い
「絶望の音撃」澪田(ちっこなった)
真の姿=斬鬼
西園寺とは違い、音そのもので攻撃する
「運命の輪(ホイールオブフォーチュン)」セレス(九頭龍に取り憑きなう)
真の姿=ゾーマ風な姿
ルーレットと賭けで不規則な攻撃をする
「狩り撮る者」小泉(消滅済)
真の姿=小林幸子的な舞台装置
写真を撮られた相手は体力を奪われる
「二次元殺法(アウトディメンション)」山田(弾けて混ざった)
真の姿=そんなものない
二次元を三次元に召喚する
「百獣大行進」田中(消滅済)
真の姿=ミブロック・バラカン
動物を操る技と、冷気を使って敵を凍らせる技を使う
「薬物依存」罪木(消滅した)
真の姿=サイヒルのナース
薬物注射とメス攻撃する
幹部
「コンバット」戦刃(消滅済)
真の姿=重火器にまみれた姿
「???」??
ラスボス
霧切さんは探偵なのでこんなキャラ紹介なんかには載りませんが誠のヒロインです
このスレのおやくそく
◯安価とコンマ判定がよくあります
◯不定期な更新、書き溜めなしなので若干の鈍足は勘弁勘弁
◯負けてるからって十神のせいにしない
◯ひどい結果でも十神のせいにしない
◯安価が悪いからって十神の(ry
◯メタ、他作品ネタも稀によくあります
◯なお実は単一シリーズ4スレ目は初めてだから緊張を隠せず、構ってちゃんに拍車がかかった1さんである
◯大体なんでもやりながら決めます
ここまでがスレのテンプレ、なげェよ!?
質疑応答や雑談感想叱咤激励、なんでもお待ちしてます
前スレ1000の言うことは可能な範囲で実行
ようやくプリキュアらしいプリキュアが活躍するのねん
あと(祝)4スレ目(おめでとうございます)
久しぶりにスレ見かけてまだやってた事に驚きを隠せない。
>>14
正直に言おう、僕も驚いてるよ
さいっかいっ!
というわけで早速選択多数決
1モブたちの料理を振る舞う続き
2日常編から
3そろそろ十神を
4メイド喫茶
↓
この矢印が出たら多数決、最初にだいたい3レス入ったものを採用
2日常編把握だべ
今回の日常編、誰が主役にしましょーか
>>35
日向
そしてここでもハブられる十神
そろそろいぶきちゃん泣いちゃうぞ
>>40
いぶき「貧乳じゃないびゃくやちゃんはびゃくやちゃんじゃないっす」
俺達の学園は、なんだかんだいって平和だ。
今日は俺、日向が見たものを報告しようと思う。
斑井「なんだ、またお前か」
斑井「学生と分かった途端良く会うな」
日向「何でだろうな?」
桑田「知らねーよ……」
斑井「そもそもお前この学園に出入り出来ないんじゃなかったのか」
日向「ああ、それは前回学園長にお願いしたらなぜかOKが出た」
葉隠「何が起きた…」
斑井「お前本当に何をした」
斑井「ところでお前、左右田を知らないか」
桑田「オメー二式か」
二式「俺…左右田に会いたくて会いたくて震えていてな…」
日向「左右田……本当に報われないな」
二式「左右田……左右田、どこなんだ左右田…!」
凪斗「おや?そこで騒いでいるのは斑井兄弟と日向クンと桑田クン?」
葉隠「あと俺もいるけど」
凪斗「見えなかったし聞こえなかった事にしました」
葉隠「」
凪斗「誠クンを知らない?ボクさ、彼とダンガンストーンを探してたんだけど」
凪斗「あまりにも使えないから千本ノックの刑に処したら逃げちゃったんだよね」
桑田「千本ノック?」ぞくぞくっ
日向「お前そんな事してたのかよ」
霧切「え?誠君がどうかしたの?」
日向「!?」
葉隠「いつからそこに!?」
霧切「私は誠君の名前が聞こえるところにはどこにだって現れるわ」
桑田「ちょっと人外すぎんだろ……」
霧切「……ところで日向君、と言ったかしら?」
霧切「学園長には話をつけておいたわ。…ここまで言えば分かるわね?」
日向「ああ、誠をお前の部屋に連れて行けばいいんだな?見つけたらすぐに連れて行く」
凪斗「へぇ…彼、そんな事するんだ…どうやら自分の立場を分かってないみたいだね」
葉隠「凪斗が悪役の顔をしてるべ」
霧切「ああ、ところで…あなた達の仲間を厨房で見たわよ」
日向「俺達の仲間?なんだって厨房に……」
霧切「……やけ食いじゃないの?あなた達、前回私達にあんな姿見られたから……」
桑田「お、俺はもう恥ずかしくねーからな!あのキュアスーツ!」
葉隠「声が上ずってるべ、桑田っち?」
日向「俺は……とりあえず厨房に行ってみる」
六式「厨房にカレーはあるか?」
日向「それは知らない」
二式と六式だけで
途中でいっちゃった
二式と六式だけで斑井ブラザーズの出番食いそう
目覚めた二式に馬鹿な六式…
この兄弟って全体的に駄目な感じなん?
……厨房
誠「く、九頭龍クン、さすがに食べ過ぎなんじゃ……」
九頭龍「黙れ雄猫がぁ!」
誠「」
九頭龍「食べないと、ぎょ、ギョーザを食べないと…体が……」がくがく
誠「罪木さんに何かされたの?」
九頭龍「だまらっしゃい!」
誠「」
日向「九頭龍!……って誠もここだったのか」
誠「ああ、日向クン!九頭龍クンがおかしくなっちゃって……」
九頭龍「私はおかしくなんてありませんわ」もぐもぐ
日向「これはおかしい(確信)」
九頭龍「なっ……」
日向「そもそも九頭龍は私なんて言わない…お前、誰だ」
九頭龍「……私は九頭龍くんに憑いた霊…、セレスとお呼びください」
日向「敵だろ」
九頭龍「今は味方ですわ」もぐもぐ
九頭龍「現に彼の戦闘のサポートもしていましてよ?九頭龍くんとは意思疎通も取れております」
日向「……九頭龍はそれでいいのか?」
九頭龍「………まぁ、こいつもなんで俺に憑いてるのか分かんねーしな。消し方も分かんねーし」
誠「ねえ、ボクを置き去りにして話を進めないでよ!今どういう」
日向「あ、誠。お前、霧切に探されてたぞ」
誠「ほ、ほんと!?」
凪斗「ボクも探してたけどね」
誠「」
>>48
原典での斑井ブラザーズの事なら、
生徒会潰されたことにキレてるためわりと優秀
ただし人並みの能力しかないっぽい描写もされているため、
最終的には戦刃に一蹴される程度の多胎児
日向「お前達の話はお前達でやってくれ…ん?」
左右田「あれ、日向?オメー、なんで本科のとこに」
日向「霧切が根回ししてくれたおかげだ」
左右田「つーかそれ以前に、主人公のオレのセリフがここで初登場っておかしくね?」
九頭龍「敵にホモプレイかました罰ですわ」
左右田「オレだってやりたくてやってんじゃねェんだって!なぜか記憶だけはっきりと残ってるし!」
日向「どんまい(笑)」
左右田「笑うなよ!」
凪斗「でもね、左右田クン。君がまた絶望を乗り越えたおかげで、再び希望の力が強まってるんだ」
誠「…す、すごいじゃないか!」
左右田「あ?そ、そ…うなのか?」
日向「きっとすごいんだって」
たらふく餃子食いたくなった
九頭龍「しかしこの学園のギョーザは美味ですわね」はむはむ
六式「全くだ」はむはむ
日向「いやなんでいるんだ六式」
六式「カレーが食いたくなってな」
左右田「知らねェよ!オメー来ると話がややこしくなんだよ!」
日向「……」
そこで俺は見てしまった……。
厨房の外にいる、斑井二式の姿を……。
日向「……そっとしておこう」
誠「と、ところでさ、斑井クン達はどうして罪木さんのボディガードなんてしようと思ったの?」
六式「それなんだが……実は何故なのかさっぱり覚えていないんだ」
左右田「……は?」
六式「俺達が覚えているのは、金色の髪の女の事だけだ。その女に何かされた後から、俺達は絶望してしまったらしい」
六式「そして言いなりになってしまった。……言われた事を、罪木を守る事を遂行していたわけだ」ぱくっ
九頭龍「テメー何人のギョーザ食ってやがる!死にてぇのか!?」
六式「こんなところにギョーザを置いているお前が悪い」
>>50
最終的に残姉に倒されたのは知ってるの
このスレでの二式、六式以外の班井さんのことなの
言葉不足だったよ…
わざわざ安価付けて貰ったのにごめんねダベミ
>>54
このスレでの斑井ブラザーズでしたら
二式がホモに目覚めて六式がアホ以外は特に原典の斑井ブラザーズと変わりない、はずです
全ては安価次第
左右田「はー………まァいいか。オレちょっと帰るわ」
日向「あ、ああ」
しかし俺は見てしまった。
左右田の後ろをこっそりとついて行く斑井二式を………。
二式「左右田、お前がいけないんだ」
二式「お前があの時、俺にあんな事をするから…俺は、俺は…」
三式「お前、あの時かなり嫌がってたらしいが…どうしてそうなったんだ」
一式「分からん……罪木蜜柑がいれば、あいつに治療してもらうんだが…」
石丸「大丈夫!僕も彼女には及ばないが、保険の知識は備えているつもりだ!」
二式「……もうお前でもいいかもしれない」
三式「戻ってこい二式!お前がそう言うキャラだと!俺達は見た目が同一なんだから!!」
霧切「ところで誠君…あなたにはまだ聞いていない事がたくさんあるわ」
霧切「洗いざらい吐いてもらうわよ」
霧切「2年前の、真実を。」
誠「……ボクで話せる事なら」
日常編終わり、終わりったら終わり
なお二式と左右田がどこまでイった♂かはご想像にお任せします
アギ、じゃなくて次
コンマ奇数で日常編もっかい
偶数でいよいよソニアさん
直下
ソニアさんほんと出てこないなー
日常編、どれにしましょ
1みんなで今までを振り返ってだべる
2なんとかして十神編
3誠君がついてない
4石丸編(?!)
5ほか
>>71
このメンバーで魔改造
1
1 十神関連は選択肢から外そうぜダベミ
>>75
は?(威圧)
十神の名に賭けて、断じてそれは許さん(キリッ
>>70
魔改造はこれ終わったらやるつもりでした
そろそろ原点回帰が必要だと思うの
桑田の部屋にコタツとミカンが配置されました
桑田「だからなんでまた俺の部屋なんだって!?」
日向「ここが一番いやすいんだから仕方がないだろ」
葉隠「つーわけでここいらで一度、今までを振り返ってみようぜって事だべ」
桑田「振り返るったってよ、オメー……」
九頭龍「オレが入ったのは随分遅いからな。ここらで情報をまとめるのもありじゃねーか?」
左右田「ただ男5人でコタツ入りながら今までを回想するってなんだこれ」
日向「いいんじゃないのか?たまにはコタツとミカンなんてのも」
桑田「あー……もう、突っ込む気力もねーって。で?何を回想すんだ?」
葉隠「そりゃ今までの敵だろ?」
九頭龍「そういや今までの敵ってのはどんなのだったんだ?」
左右田「一番最初の敵は日向と葉隠も思い出深いだろ」
日向「俺はあいつに利用されたからな…」
葉隠「劣等感強すぎたんだべ」
この流れだと存命している敵はソニアと黒幕だけなの?
左右田「そう、本当の最初はソニアさんなんだけど!だけど!オレ戦ってねェしさ!」
九頭龍「それでよく惚れられるなテメーは」
左右田「…とにかく、一番最初の敵は、舞園だった。あいつは…最初は葉隠を利用してオレを潰そうとしてきた」
葉隠「なんかなし崩し的に俺もキュア戦士になった上、最初逃げられたんだよな」
葉隠「左右田っちとの添い寝もそん時か……懐かしいな」
日向「そのあと再生した舞園は、俺の「本科生への嫉妬心」を糧に再度戦いを挑んだんだが」
葉隠「俺が日向っちを目覚めさせたんだべ」
左右田「ただ日向の変身アイテムは箸置きだったぜ」
桑田「箸置きて」
日向「うるさい!も、もしかしたら進化したんだし変身アイテムも変わったっておかしくないだろ!」
左右田「そういやァその辺はなんにも決まってなかったな…なァ、変身アイテム変えられねェの?凪斗」
凪斗「いきなり話振らないでよ」
凪斗「出来ない事もないから考えておくね。と言うか最近変身アイテムを取り出す描写しなさすぎなんだよ」
桑田「それはともかく…次は?」
左右田「不二咲と誠に会ったんだったか?」
日向「その頃から左右田は、ずっと自分が主人公らしくない事に悩んでたな」
左右田「変身アイテムも銀の匙って…葉隠が皿だし…」
葉隠「そしてその頃、岸監督がP3の映画でやらかしてたんだな」
左右田「おいオメー内容と関係ねェとこまで思い出してんじゃねェ!」
日向「……そうだ、西園寺はその時に会ったんだ!」
九頭龍「西園寺?随分前からオメーらと会ってたんだな」
左右田「あ?あー……確かに。あいつはかなり長い間再戦の機会がなかったな」
葉隠「そのあとはメイド喫茶行ったりして忙しかったなー…」
桑田「え?もう俺の出て来るとこまで回想した?」
左右田「ぶっちゃけ桑田加入まではかなり早かったよな」
葉隠「あれなんであんな早かったん?」
(注:桑田加入まで、つまり4人目までが1スレ目で終わってます)
桑田「知らねーよ!俺だってかなりなし崩し的だったっつの」
日向「その時に出て来たのが」
いぶき「そうっす!澪田唯吹っす!」
九頭龍「そういやテメーは最初敵だったんだな」
左右田「あの時は大変だったよな?」
桑田「ああ、確か日向の中身が」
日向「」そっと目を逸らす
九頭龍「……なんかあったのか」
いぶき「いぶきは、創ちゃんと一緒に始めてのおつかい出来て楽しかったっすよ?」
左右田「あ、デパートの店長の息子に会ったのがそこだ」
葉隠「随分無駄な事覚えてるべ………」
日向「あの時はすまなかった。そのせいで、次の小泉の時はいけなかったし…」
左右田「葉隠は武器強くなったくせに一発で死ぬし、がっかりだったわ」
葉隠「仕方ねーべ!?あんなカメラで写真撮られたら魂抜けるべ」
桑田「はいはい……あん時のオメーほど使えねーもんはなかったぜ」
葉隠「」
九頭龍「ほんと色々体験してきてやがるな、オメーら…そのあとは?」
桑田「ナンパだ」
九頭龍「は?」
左右田「な、ナンパ……」がたがた
葉隠「嫌な事件だったね…」
桑田「……悪かったと思ってっけど、それ以前に凪斗があんなに忠告してくれたのにあんなのと一緒にどっか行くオメーも悪いからな」
左右田「いや、い、や……そうなんだけどさ…あと風ちゃんはオレの嫁」
葉隠「俺は海ちゃん派だべ」
九頭龍「ナンパで何があったんだオメーら」
桑田「触れないでやってくれ……そのあと山田も倒して、ダンガンストーンも手に入れたんだし」
日向「あんなにバタバタしてたのに、俺の試験勉強に付き合ってくれてありがとう。助かったよ」
左右田「十神がさらっと出て来たのがそこか。……なんで学園にオーガ呼んでんだよ」
葉隠「よんだらきたから、じゃね?」
日向「試験は無事に済んだんだが、その後が無事じゃなかったな」
左右田「あァ、七海の世界に引き摺り込まれてたな」
凪斗「みんなで添い寝したけどあんなのもう二度とごめんだよね?」
葉隠「当然だべ……何が悲しくてあんなのしなきゃならんのかと」
桑田「つらら刺さってなかった?オメー」
葉隠「あ、刺さってた」
左右田「オメーらのおかげで七海を改心させられたから結果オーライだ」
日向「その次が戦刃だったな?」
左右田「ぶっちゃけ戦刃?って人の印象はあんまりないんだけど」
葉隠「あ、それ分かるべ。なんでだろうな?幹部なのに速攻やられたから?」
桑田「いや、改心フラグ折れたからじゃね?」
みんなで回想中ですが寝落ちそうなので今日ここまで
回想終わったらいよいよソニアさんでしょうか?
おやすみなさい、おやすみなさい
なお
>>81
もしかしたら終里とか朝日奈には資格あるかも…知り合いが敵になるなんて絶望的ですね
1日ぶりだな!元気にしていたか!ふはははは!!
ちなみに優しいオーディエンスのおかげでオチまで無事に思いつきました、そこまで突っ走ります
再開は約1時間後じゃぞ、よろしくじゃぞ
1時間後と言ったか、あれは嘘だ
九頭龍「どこまで話した?」
左右田「九頭龍出て来るとこまで」
九頭龍「……あ?」
葉隠「戦刃っちが出て来たところではもう九頭龍っちは出て来てたべ。萌え萌えきゅんでニヤついてたって誠っちが」
九頭龍「死にたいらしいな葉隠」
葉隠「またまたご冗談を」
桑田「つかさ、まだ回想すんの?俺もう飽きたんだけど」
いぶき「なんでそんな中途半端なとこで辞めるんすか!諦めたらそこで試合終了っすよ!?」
左右田「そのあとが十神のロリっ子化とかあってややこしいからだよ!!」
1まだ回想続ける
2別な話題、テーマも
3そろそろ本編に
↓
1進行
日向「そもそも何で十神はロリっ子になったんだったっけ?」
いぶき「誠ちゃんが人型になったからっす」
左右田「暇だったしな、あん時」
桑田「そんで左右田が何言うかと思ったら、サウナに戦士をナンパしに行くとか言い出してよ」
九頭龍「オレの部屋出た後そんな事してたのかオメーら」
誠「呼ばれた?」
葉隠「今見ても誠っちはモテそうな顔つきしてるべ」
左右田「だからサウナにナンパしに行ったんだろ(錯乱)」
日向「俺はお前が時々怖いよ、左右田」
九頭龍「そのあとは?」
左右田「あー、セレスとかってやつじゃなかったか?」
九頭龍「セレスティア・ルーデンベルク…セレスティア・ルーデンベルク…うふふふふ」
桑田「」ぞくっ
九頭龍「……あの野郎…ペコを利用しやがって……!」
葉隠「九頭龍っちが愉快な状態になってるべ」
誠「どうでもいいけど、メイド喫茶行く時間がなくなるから巻きでお願いねみんな」
桑田「そっち優先!?」
日向「……ところで、セレスと言えば……お前達が戻って来るのが遅すぎて、俺達は全滅しかけてたな」
左右田「あれはマジですまんかった」
いぶき「びゃくやちゃんがスマホでパズドラばっかりやってるからっす…最近はサウザンドメモリーズ?ってやつやってるみたいっす」
葉隠「ステマはやめとけよ」
九頭龍「結局来てみればもう桑田も日向もやられてるし…最初はなんにもやる事なかったな、オレ」
桑田「あの回に関してはほんと最初から最後まで、九頭龍をせっかく呼んでも使わないって展開だったな」
左右田「つかなんで凪斗は、あんな興奮してたんだよ」
凪斗「だって十神クンはみんなの希望だよ!?」
日向「そのりくつはおかしいぞ」
葉隠「それよりも、あの時セレスっちが言ってたブルータス……って何なんだべ?」
左右田「あァ、そんなの言ってたな。あれは……」
葉隠「ブルーチーズ?」
桑田「ブルーまでしか合ってねーからそれ」
九頭龍「そのあとすぐクリスマスイブになってな……」
左右田「あ!そうだ九頭龍!辺古山と旅行は?」
九頭龍「まだ行ってねーよ。旅行してたら戦士やれねーだろうが」
葉隠「……九頭龍っちって優しいのな」
九頭龍「や、やめろクソがっ!燃やすぞ!」
桑田「また随分嫌な戦闘方法だな」
日向「……なぁ、ひとつ気付いたんだけど」
左右田「ん?どした日向」
日向「………俺達、ダンガンストーン……まだ5つしか持ってない、よな…」
葉隠「ん?それがどうかして……」
日向「前回も…その前も、ダンガンストーン、集まらなかったよな……?」
九頭龍「おい、なんかわかんねーけどやめろ日向」
日向「だ、だけど!」
九頭龍「それに…回想ももうすぐ終わる。改めて対策立ててあいつらをボコるぞ。いいか?気合入れやがれ」
日向「………」
葉隠「日向っちが黙ったべ…」
左右田「………回想っつってもな、そのあとって言うと?」
桑田「えーと、ようやく西園寺との決着をつけたんだったな」
霧切「私も登場したのよ」
誠「」
葉隠「き、霧切っち……いつから……!?」
左右田「ど、どうやってここに……」
霧切「合鍵を作ったの。我ながらナイスアイディアだったわ」じゃらっ
桑田「いやここ俺の部屋だからその鍵は俺の部屋の鍵だけどいいの?」
九頭龍「………ああ、そうか。西園寺ってあのちっせぇのか」
桑田「そ。つまりオメーの加入のとこまで話が進んだわけだ。」
葉隠「にわとりの初登場もここだべ」
にわとり「おう」
九頭龍「なあ凪斗、なんでまつぼっくりだぅたんだ?オレの変身アイテム」
凪斗「坊ちゃんっぽい……から?」
左右田「どこが!?つか、から?って聞くなよ!オメーの仕業だろうが!」
誠「そのあともやたらと裏切りフラグ立ててくるしさ」
日向「俺の誕生日はなかった事にされたし」
桑田「オメーはネタになっただけまし。リアルに忘れられてたのは俺の方だから」
日向「あっ」
葉隠「んでそのあとすぐに田中っちかいな…そう考えるとなんか早いな」
桑田「あの、俺凍らされたりしたんだけど、そこほとんど描写ないよね…」
左右田「田中は強かったな、それ以上にカムクラが強かったけど」
カムクラ「僕には日向君の肉体を十全に使いこなす才能があります」
左右田「つーかオメーさ、消えたんじゃなかったのか?」
カムクラ「消えたと明言されてはいませんでしたよね?それに、あの時日向君が驚いていたのは、僕と同じような感覚を扱えるようになったからです」
葉隠「要するにネタにマジレス乙だべ」
九頭龍「どこかだよボケが」
桑田「話戻すぞ!で?田中だよな?……つかさ、そこでパワーアップだったよな?」
日向「再戦した時だな」
左右田「オレ達はパワーアップの代わりに、ソニアさんに這い寄る動物好きがいる事実を知って傷を負ったんだよな」
桑田「負ったのオメーだけだから」
九頭龍「傷を負ったっつー話なら、オレもメイド喫茶でゴスロリ着せられてよ…」
日向「あれは似合ってたじゃないか、九頭龍!」
葉隠「そうだぞ?男であんなにゴスロリをキュアキュアに着れるんは九頭龍っちくらいだべ!」
九頭龍「褒められてる気がしねーんだけど」
桑田「で、十神がでかくなった。…体も胸も…胸も…(鼻血)」
いぶき「うわぁ…」
誠「桑田クンの好感度が下がったよねあれ」
??「桑田君に好感度なんてあったんですか?」
葉隠「ひっでぇ!」
左右田「待て今の誰だよ」
桑田「………あれ、っつーか、あれ?そのあとが罪木と斑井ブラザーズだよな?あれ、もう回想終わり?」
日向「な?思ったよりも早く終わっただろう?」
左右田「ここまでで約一ヶ月か……」
凪斗「左右田クン、劇中時間はもうちょっと経ってるはずなんだけどなぁ」
誠「メタメタしいよふたりとも…」
展開さらに選択
1希望の園についての話を聞く
2左右田が主人公らしくなる方法
3本編
4番外編
5ほか
↓
左右田「あ、あのさ、今だから聞くんだけど」
誠「何?」
左右田「………ぶっちゃけ、結局希望の園ってどんなとこなんだ?」
葉隠「希望の園………ってなんでしたっけ?」
九頭龍「オレも初耳だな」
凪斗「希望の園はね、この地球とは違う次元にあるんだけど」
誠「ボク達みたいな、あらゆる世界の希望の概念が形になった存在が多数いる場所…だった、よ」
葉隠「…概念?イマイチよくわからん…」
桑田「つか、だった、って?」
誠「…うん、希望の園は、ゼッツボーウによって半壊状態になったんだ」
凪斗「残っている住人達もいるみたいだけど、ほとんど希望の妖精は死に絶えてしまったんだ…」
九頭龍「テメーらの仲間のほとんどが死んだってのか」
凪斗「ボク達は、君達みたいに希望の生徒達が触れている分には何も起きないけれど、」
凪斗「一応希望の妖精だからね。絶望達には存在自体が毒なのさ」
誠「ボク達がいたから2年前はふたりで戦えてたとも言えるし、だからこそ脅威だったとも言えるし…」
日向「俺達が希望?」
凪斗「キュア戦士と言う存在は、あらゆる絶望を払拭する希望の存在なんだ。そして今や君達が希望ってわけだよ」
↓ほか何か質問あれば3レスくらいなら凪斗さんが答えるかもしれない
日向「…それよりもひとつ気になる事がある。お前達は希望の概念なんだよな?そんな場所を崩壊させたゼッツボーウの怪人って誰なんだ?」
誠「……実はまだ分かっていないんだ」
桑田「はぁ?!」
凪斗「これはほんとだよ?気がついたら絶望が溢れてたんだ。まるで空気みたいに自然にね」
誠「…もしかしたら、希望の妖精を絶望させる方法があるのかもしれない」
左右田「つーか、希望の園のトップは無事なのか?」
誠「…園の長(オサ)なら、その時の襲撃で…みんなを守るために…」
左右田「…マジかよ」
凪斗「でもボク達には姫様が残っているよ。君達にも合わせてあげたいなぁ、姫様に」
九頭龍「つーことは、今の希望の園の頭(トップ)はそいつなんだな?」
誠「危ないからみんなで守っているんだ。希望の園に残った、唯一ゼッツボーウが立ち入れなかった場所でね」
日向「…もし、今の戦いが終わったら…お前達はどうするんだ?」
誠「………そうだね…、希望の園の修復に当たるよ」
凪斗「ボク達にはダンガンストーンがある。これが7つ揃い、世界の希望が集まれば、またすぐに復活するさ」
葉隠「概念こえーなおい!…つーか、2年前に何があったんか、まともに聞いてないんすけど」
誠「………2年前、この世界に絶望の怪人…今現れてるゼッツボーウとはまた別の怪人が、世界を絶望させるために現れた」
誠「ボクは、この世界の希望がなくならないためにひとりでここに来て…そして、素質ある子供に力を貸したんだ」
誠「それが不二咲クンと七海さんだよ」
凪斗「前にも少し話したかもしれないけど、その時はまだ希望の園も健在だった上にダンガンストーンも無事だった。だから」
凪斗「誠クンは充分に希望の力を行使出来たし、不二咲クン達も強かった…って聞いてるし、見てたよ」
左右田「………それがなんで、七海があんな事に」
誠「うん、それは…絶望怪人の悪あがきから始まったんだ」
2年前
「うぷ、うぷぷ、うぷぷぷ………」
不二咲「はぁっ、はぁっ…」
七海「不二咲君…大丈夫?」
不二咲「僕なら無事だよぉ…七海さんは?」
七海「私も…!」
七海「危ない!!」
不二咲「え?」
「うぷぷぷぷ」
「ボクが倒せると思ったのかい?」
「ディスペアーを舐めないで欲しいなぁ全く!」
誠「………」
左右田「………誠」
誠「………その時、敵の数は一向に減らなかった。どんどん増えてた」
誠「………」
不二咲「う、うわあああっ!」
「はれれ?もう終わりなの?」
不二咲「……っ…!」
マコト「千尋クン!」
不二咲「………やっぱり、僕じゃ………」
マコト「…だめ、千尋クン…諦めないで!絶望しないで!」
不二咲「でも、でももう…」
七海「………大丈夫」
ぎゅっ
不二咲「………七海、さん?」
七海「不二咲君を絶望させるやつは…みんな倒しちゃうから」
ぱああああっ
七海「………私の、全てをかけて」
マコト「千秋さん!そ、れは…まさか、まさか!」
マコト「キュア戦士としての!人間としての!全ての希望を使い果たすつもりなの!?」
七海「私が、ここにいる絶望をみんな惹きつけるから!」
七海「私が絶望になるから、お願い不二咲君!」
七海「君だけは絶対に………」
七海「絶望しないで!」
不二咲「そん、なのって………!」
七海「もう、これしか…方法が…」
「うぷぷ…」
「………ぷぷぷー」
「うっぷぷー…」
「………うっ」
ずずずずず………
七海「っあああああ!」
七海「は、やく!ここにいる絶望が消えれば……この世界から絶望は……、ディスペアーはいなくなる!」ずずず
不二咲「……でも!」
七海「…っく…もう、これしかないから…」ずずず
七海「お願い、不二咲君…私ごと、絶望を…」
不二咲「いやだよ…出来ないよぉ、僕は、僕じゃ……」
七海「………不二咲、君」
不二咲「………え?」
ちゅっ
不二咲「………!」
七海「大好き、だよ」
マコト「………っ、千秋さぁぁぁんっ!!」
不二咲「僕は、僕は…!」
七海「………」にこっ
マコト「うわあああああああ!!」
誠「………彼女は倒せない。けれど、野放しにも出来ない。」
誠「その後は…無我夢中で、ボクが使える力の全てを使ってたよ…」
凪斗「結果は見たとおり、倒したわけじゃなくて単に封印しただけだったんだけどね」
左右田「………誠」
九頭龍「それが、2年前か」
誠「………今まで黙ってて、ほんとにごめん」
左右田「………」
葉隠「つーか……なんつーか……その、話が壮大すぎんべ」
桑田「雲を掴むような話になって来たよな…全然実感わかねーの」
誠「ははは、だよね……」
凪斗「…ボクは、だからこそボクは誠クンをまだ許してないんだ」
凪斗「絶望を倒せてさえいれば、こうやってゼッツボーウに付け入る隙なんて与えなかったのに…園は滅びなかったのに」
左右田「…ん?その、ディスペアー?ってのが前の敵なんだよな…それとゼッツボーウは別もんなのに、どうしてそうなるんだよ」
凪斗「前も説明した通りさ。彼らのような絶望の概念は、世界に絶望がある限り生まれる」
凪斗「とどめをさせていれば、もしかしたらこの世界に対する絶望の概念はなくなっていたかもしれないね」
左右田「………それはそれでつまんねェ世界になってただろうな」
凪斗「………」
日向「随分と湿っぽくなったな…」
桑田「湿っぽくはねーぞ」
いぶき「………もうしゃべっていいっすか?」
桑田「お、いぶきよく我慢出来たな」
いぶき「もう限界っす!いぶきは飽きたっす!」
葉隠「つーかダンガンストーンの残りふたつってどこにあるんだろうな?」
誠「それは任せて、必ず見つけるから、」
誠「………必ず。」
左右田「誠?」
その誠の表情は誰よりも硬くて、固くて。
オレはもっと早く、こいつの頑なな意志に気付いてやればよかったんだなって、思わされる。
けれどもそんな事を思った時にはいつだって時間は流れてしまっていて、
そんで………
いつだって取り返しがつかないところまで、オレ達は歩いてきちまってるんだ。
次はソニアさんと戦います、断言します
説明回だったので説明セリフがえげつないですがおかげでようやくエンディング見えてきた感じ
分かりにくいところあればご指摘お願いします
残り短いですが、キュア戦士達の行く末を眺めてやってください
寝そうなので今日ここまで
質疑応答は誠クンが明日します
おやすみなさい、おやすみなさい
ダンガンストーンを7個集めると願いが叶うらしいゾ
それで生き返らせればいいから死んでも大丈夫、ヘーキヘーキ
>>147
辺古山「147…それは本気で言っているのか…?」
というわけでオーディエンスいるでしょうか
さぁ!みんな!今日もお姉さんと一緒にあのヒーローを呼んでみよう!せーの!
願いはいつか叶うもんなんだと誰かは言った。
そのいつかがいつなのかまでは誰も教えちゃくれねェもんだけど。
運命も必然も、奇跡も魔法も世の中にはきっとあるんだろう。
ソニア「………あら?どこかでお会いしましたか?」
左右田「」
だからオレはこれはきっと運命なんだと思っている。
…まさか敵の幹部が、オレの一目惚れしたその相手が
………なんでデパートで普通に買い物してるんですかねェ。
その日は偶然にも、部屋の中にオレが愛飲するコーラがなくなってしまって、仕方がないんで買いにきたところだった。
しかし、なんつか、タイミングがいいんだか悪いんだか。
一目で、ソニアさんだって分かった。
そして気付いた時にはもう、オレはソニアさんに声をかけてしまっていたわけで。
そう、敵なのだ。
倒さなきゃならん敵なのだ。
ソニア「」はっ
左右田「………えェと、そ、ソニアさん…って言いましたっけ?」
ソニア「控えおろう!」
左右田「!?」
ソニア「これ以上わたくしに近寄らないでください!」
左右田「………え」
ソニア「あなたはわたくしの敵です!憎むべき敵なのです!ですから寄らないでください!」
だからこんな反応が返って来て当たり前なのだし、なによりそもそもこのシチュエーションがおかしい。
つーかなんでオレから声かけてんだよ、バカか!と言われても仕方がない位の状況なのだ。
が、しかし。
オレの目からは、その人は離れてはくれなかった。
桑田「要するに敵幹部を見つけてストーカーしてたって話だろ」
左右田「そんな風にまとめるんじゃねェ!オレとソニアさんの甘い思い出は虹色だっつーの!」
九頭龍「テメーの頭ん中は花畑牧場か?敵だっつってんだろ、ボケが」
数時間後、もう恒例になった桑田の部屋での作戦会議。
この数日、凪斗と誠は真剣な顔で敵幹部の気配を探っていた。
どうもゼッツボーウの幹部は残り少ないらしい、と凪斗が言いだしたんで、残りが一体どこにいるか探してたってわけだ。
そしてオレ達はと言うと、キュア力を高めつつも、来るべきその戦いのために作戦会議を何度も行なっていたわけで。
誠「ここ3日位のボク達の頑張りが…」
凪斗「仕方が無いよ…」
凪斗「………それに、もしかしたら、って事もあるしね」
葉隠「ん?もしかしてだけど?」
凪斗「今は言わないけど…とにかく」
桑田「まずゼッツボーウと戦う前にここにいる犯罪予備軍をどうにかしようぜ」
左右田「うっせ!うっせ!!オレのおかげで、敵の居場所も分かっただろうが!」
日向「………って言ってもな」
誠「ソニアさんがいる場所が>>158だなんて…」
杜王町
誠「ソニアさんがいる場所が『杜王町』だなんて…」
桑田「わっかんねーけどよォォォー…こいつはさいッこーーにクレイジーな戦いになりそうだよなァァァーー!」
凪斗「その空気に当てられるのはいいんだけど、ほんとに参ったね」
葉隠「つーか左右田っちがS市まで行ったとか驚愕に値するべ」
左右田「その辺はあれだ、オレの作った愛車(かなりエンジン制御してる版)でなんとかした」
日向「なあ、超高校級ってすごいんだな」
誠「ボクもそこまでとは思わなかったよ」
九頭龍「………どうすんだ、カチコミすんのか?」
日向「え?」
桑田「敵の場所が分かってんだから、突っ込むっつーのはありだな…」
葉隠「けーどよぉ、そこまで行ってたら結局相手のホームで戦う事になるべ?不利だろ」
左右田「とにかくソニアさんに会えればそれでいいんだけどな、オレは」
凪斗「キュア戦士の自覚持ってもらっていいかな?左右田クン」
誠「………確かに杜王町まで行くのは危ないかもしれない。あそこは『引かれ会う』町だし…」
誠「インターネットで調べて見たけど、どうやら観光客にもかなり厳しい街みたいだよ。したらばでも意見は半々ってとこかな」
日向「お前、かなり使いこなしてるな…パソコン」
左右田「オレの愛車(かなりエンジンry)がありゃ多分すぐ行って返って来れると思うけど…なァ!乗らねェか?」
桑田「オメー帰ってきてから数時間横たわってたじゃねーか!」
葉隠「あんなあぶねーもんに乗れってんなら、インスピレーション占い止める方が簡単だべ…」
左右田「そんなに?!」
九頭龍「グダグダ喋っててもどうしようもねーぞ、左右田」
凪斗「それにあいつらの事だ。君達を潰すためにきっと近くここに来るに違いない」
ソニアさん襲撃判定、コンマ末尾
1ほど早く9ほど遅い
あまりにも遅いと日常編が入ります
なお0は?
直下
どんだけ会いたくないの、ソニアさん…
左右田クンはどうやらデパートで運を使い果たしたようですね
日常編の主役多数決
1やっぱり左右田君
2たまには大神
3日向とカムクラ
4九頭龍・辺古山
5ほか、自由記入
↓
多数決とは何だったのか
左右田さんが泣いてるから誰か左右田さんに入れてやってくれさい
というか左右田さん視点での↑までのキャラでいいっすか?
ソニアさんが来ない。
ソニアさんが、来ない。
何日待ったか分かんねェけど、相変わらず来ない。
恐らく、凪斗がドヤ顔で「そのうち来るかもしれないよ(ねっとり」とか言って一週間は経っていた。
そんなある日の、平和なオレ。
9:30
石丸「聞いているのかね、左右田くん」
左右田「………なにが?」
石丸「何が、ではないだろう?全く、本当に何も聞いてなかったのかね?」
石丸「今日はテストの日だと以前から言っていたじゃないか」
左右田「テスト?」
石丸「ああ、そうだ。君が日向くんにドヤ顔…ドヤ顔が何かは知らないが…で語っていた、と以前に桑田くんから聞いたぞ」
石丸「超高校級にテストがない?バカを言うんじゃない、今日がテストの日だ」
左右田「………テスト?いや、実技テストなら昨日ry石丸「記述式のテストだ」
石丸「君が最近、あまりにもやる気がないので…先生が君のために作ってくださったんだぞ」
先生「左右田ちゃんがちゃんとテストしてくれると、先生嬉しいですよー」
左右田「合法ロリか…それで喜ぶのは日向だけだな」
石丸「何を言っているのかね?!とにかく先生の代わりに僕が、君のテストを見届ける事になっている!」
左右田「えっ」
石丸「ペンの用意はいいかね?制限時間は1時間設けよう、ここに5教科分のテスト用紙がある…解いてもらうぞ、左右田くん」
左右田「いや1時間で5教科は厳し」
石丸「スタート!!」
左右田「話聞け!!」
それから1時間、ほんとに石丸に監視されながらテストをやる事に…ふ、不幸だ。今日休みじゃねェのかよ…。
とは言えオレ、実は元ガリ勉なので勉強だけは出来た。自己採点の結果も5教科オール100点だ、大丈夫だろう。
10:45
どんっ
左右田「いって、オイどこ見て歩いて…」
美女「………っ」
左右田「…あ、やべ、美女じゃねェか…緊張して…あば、あばばば」
美女「おい」
左右田「………あ?」
美女「うるさいぞ。その口を閉じておけ…無理だと言うならホチキスを持ってくるが?」
左右田「」
美女「大体、お前からぶつかっておいて謝りもしないとはどういう神経をしているんだ?」
美女「髪の毛の色と言い、その不躾な態度と言い…」
美女「これだから愚民は…」
左右田「」
美女「………なんだ、何を見ている」
左右田「オメー…十神なのか?」
美女「黙れ…!」
左右田「」
美女「結局お前もそうか、左右田。人間を見た目でしか判断しない、その醜悪な対応…どこが希望だ、何がプリキュアだ」
美女「一度天国にでも送ってもらった方がいいかもな」
左右田「」
美女「二度と『私』の視界に入るな、左右田和一」
すたすたすた
オレは思った。
左右田「………あいつ、女に染まってきてんな」
桑田「十神見なかったか!?」
12:00
左右田「」コーラブーッ
葉隠「うおっ!?きったね、向こう行け左右田っち!」
左右田「わ、わりィ…ちょいびっくりして」
桑田「マジでさ、左右田…知らね?」
左右田「………なんで?」
桑田「何でも、だよ」
葉隠「はぁ、最近桑田っちはそんなんばっかだな」
桑田「当たり前だろ!それに!俺の行きつけの美容院のお姉さんに似てるし!ただの美女だと思い込めば抱ける!間違いない!」
??「そうだね!あんな巨乳に(アウトー!)させる事を想像するだけで僕の(ちーん)が進撃の巨人に大変身するよ!」
葉隠「おい何だべこいつ」
左右田「ほっとけ、多分ただの変態だ」
桑田「とにかく左右田頼む、俺と十神をなんとかくっつけてくれ」
左右田「断る。……それによく考えろよ、女だとしても十神だぞ?冷静になれ、桑田」
葉隠「そうそう、なーんでオメーはあんなのが好きなんかね」
桑田「………葉隠ぇ、テメー言ったな?ついに人の趣味に対してあんなのって言ったな?」
左右田「オメーの趣味はおかしいだろ」
桑田「オメーには言われたくねーわ、左右田!毎回毎回敵に惚れては絶望しやがってアホが!!」
葉隠「だよな、やっぱ左右田っちは絶望しすぎなんだっての。これで乗り越えたとか嘘としか思えんぞ」
左右田「るせーな!オメーらも悪いんだからな…リア充、リア充は爆発しろ…グスン」
葉隠「しかしなぁ、女だからって十神っちを狙うのはどうかな桑田っち」
桑田「まだ言うか」
神代「いいんじゃないの?男と女が同じ空間にいればやる事はひとつでしょ?…ここまで言えば分か」
左右田「だからオメー誰だよ、あといきなり話に入ってくるなよ!」
神代「おおっと、僕の事を知らないの?中学生が朝勃ちを初めて見た時みたいな顔しないでよ」
葉隠「………ん?なんて?」
桑田「とりあえずさ、俺…女の子と付き合いたい!付き合いたいんだって!」
神代「僕も女の子とパンパンど突き合いたい!!」
左右田「オメー黙ってろ!!選択肢にもいなかっただろーがっ!!」
葉隠「……ところで、左右田っち…午後って暇?」
左右田「…んだよ藪から棒に?」
神代「下の毛がボーボーって話?」
左右田「ああもう!!オメーうぜェ!」
食堂での男子トークに花が咲き誇った。
とは言え殆ど神代…とか言うやつのエグい下ネタを聞かされる事になったのが正直辛いが、まァ…いい。
13:15
誠「………き、霧切さん?い、いつから」
霧切「だから言ってるじゃない、私は誠君がいる場所にはいつだってどこだって現れるのよ」
霧切「そうね…例えるなら私は誠君の妖精」キリギリッ
誠「」
霧切「…と言うのは半分冗談で」
誠「半分は本気なんだね」
霧切「最近あなたの顔色が悪そうだから心配してるのよ。…何か隠していない?」
誠「そんな事は…」
ずいっ
誠「!」
霧切「ねぇ」
霧切「さっき彼も行っていたわ…男と女が同じ空間にいればやる事はひとつ…そうでしょう?誠君」
誠「つまりここが食堂だと分かっていてあえてボクにそんな事を聞いてきてるんだね霧切さん?」
霧切「当然よ。愛に場所は関係ないわ」
神代「そうだね!愛があるからどこを触ったって愛撫だよ!」
誠「」
霧切「あら、つまり愛があれば誠君は私の愛撫で喜んでくれると言う事かしら?」
神代「あれ、君も性欲が強いんだね!僕には及ばないけど!」
霧切「ふふっ、そうね…誠君の事を考えると震える位には強いかしら、性欲」
誠「」
左右田「あいつオレ達の話飽きたのか」
桑田「ただ女がいるところに行きたかっただけじゃね?」
変態と誠は置いてきた。
なんていうか、よろしくやっててくれ。
リア充爆発しろ。
14:30
モブ生徒「今日は全授業おやすみなの」
本科生「なんでも学園長がすごい事を企んでいるらしいぞ、知ってたか?」
店長息子「はぁ?つか、学園長も元気だよなー…何してるかは知らねーけどよ」
本科生「いや、俺の聞いた話によると…予備学科にも試験を作って、認められれば本科に転入出来るようにするらしい」
ミキ生徒「でも学園の上層部が首を縦に振らないから困ってるらしいの、ミキも助けたいけどこればっかりは無理なの」
店長息子「つか俺達も大した肩書きで入った訳じゃねーから、意外と本科に転入する奴増えるんじゃねーか?」
本科生「そうだといいんだが…あ、左右田!」
左右田「お?珍しいとこで会うな」
本科生「聞いたか左右田、予備学科の話?」
左右田「予備学科?…がどうしたんだよ?」
予備長瀬「予備学科から本科に転入出来るようになるらしっすよ」
左右田「へー…ってオメー誰だよ!?」
予備長瀬「オレっすか?えーと、ちょい高校級の」
店長息子「あんまスゴくねぇ!?超高校級な!?」
左右田「おいただでさえモブ増えすぎで元ネタなんだよ、ってなってんだからこれ以上増えんな!」
モブ生徒「仕方がないの、もうモブでくらいしか遊ぶ要素ないの」
左右田「あとオメー!予備学科がなんでここに!普通に立ち入れるのは日向だけじゃねェのか!?」
予備長瀬「えー?オレは予備学科から本科への転入が実際に可能なのかのテストのために来たんすよ」
本科生「つまり俺の掴んだ情報は正しかったってわけだ」
左右田「それからオメーだけ元ネタないらしいな、適当すぎるぞ本科生」
本科生「しゃーないやろ」
モブ生徒「学園長は新しい生徒を発掘しにサイコロ転がして日本中旅してると聞いたの、無茶なの」
左右田「…さすがに嘘だよな?」
予備長瀬「どこ行くんですかゲームじゃないんすか?」
左右田「懐かしいなおい!」
店長息子「とりあえずさ、左右田?」
左右田「あんま絡みねェのに呼び捨てすんなよ!…いやいいけど!なんだよ!」
店長息子「こないだお前んとこにいた、金髪で眼鏡の子って…お前の知り合い?よかったら紹介してくんない?」
左右田「oh…」
なんだこの猛烈な十神推し。
オレは遠慮させてもらうぞ。あいつに関わって不幸になりたくねェし…。
そして午後、なぜかオレは葉隠に呼び出されていた。
15:55
葉隠「つーわけで」
左右田「何がつーわけで、だ。何が悲しくてオメーとふたりっきりで茶店なんて入ってんだオレは」
葉隠「仕方ねーべ?」
左右田「…で、なんだよ。オレひとりだけ呼び出すってのは相当重要な話なんだろ?葉隠」
葉隠「………俺な、オメーに会えてよかったって思ってるべ」
左右田「………葉隠?」
葉隠「最初はその、キュアキュアってなんだよとか思ってたけどさ。オメーはいつでも自分より他人で、自分犠牲にして頑張って」
葉隠「確かに絶望しっぱなしのオメーだけどさ、それって他人の弱さも強さも、全部飲み込んでやれるって事だと思うんだ」
葉隠「そんなオメーにだから相談してー事があるんだよ。…聞いてくれっか?左右田っち」
左右田「葉隠………」
左右田(ちょっと泣きかけた)ぐすっ
左右田「な、んだよ!そんな改まって言う事じゃねェっつーの。オメーの悩みならいくらでも聞いてやるよ」
葉隠「…オメーはほんと優しいな。ありがとう、恩に着るべ」
左右田「で?相談ってなんだよ。あ、武器が弱ェとかそんな大した事ない相談だったら帰るからな」紅茶ずずーっ
葉隠「おう、んじゃ言うわ」
葉隠「俺今日オーガに告白する」
左右田「」
………え?
16:00
葉隠「だから、俺今日オーガに告白するべ!」
左右田「」
葉隠「…左右田っち?」
左右田「」ごくり
左右田「お、おう、大神にな…いや、なんで今日?」
葉隠「俺の占いがそう言ったべ…今日が一番いいとな!」
左右田「ああ、さいですか」
葉隠「それでこっからが相談なんだけどな?」
左右田「………あァ」
葉隠「オーガってその…何あげたら喜ぶか……お、俺ひとりじゃなんも思いつかんかったべ」
葉隠「頼む!こう、告白しつつオーガにプレゼントを渡したいからその…一緒に選んでくれ!」
左右田「リア充死すべし慈悲はない」ボソッ
左右田「つ、つーかオメーには来世で同じ国に生まれる予定の罪木がいるじゃねェかよ!」
葉隠「でも…でも!このラブアクチュアリーは止められねーんだ!」
左右田「なんだよ!なんなんだよオメーは!モテるなよ!主人公補正を上回るなよ!!」
葉隠「………頼むっ、この通り!」ソファの上で土下座っ
左右田「~~~~っ!」
左右田「あー、もう!わかった、分かったよ!行けばいいんだろ行けば!!」
その後約1時間に渡って、葉隠の「オーガに何渡したら喜ぶべ?」トークに付き合った。
もちろん買い物にも行ったぞ?
大神が好きだと思ったもの、つまり………さらしだ!大神はさらしが好物のはずだ!
と言うわけでさらし片手に、俺と葉隠はいつものメイド喫茶に向かって………
17:30
ケンイチロウ「やはりお主は我が生涯で唯一の好敵手よ」
大神「ふっ…我もそう思っていたところだ」
からんころん
大神「しかし…何だろうな、この感情は…」
大神「主と召使…それ以上を望んでしまう我がいるのだ、ケンイチロウ…」
ケン「………大神」
葉隠「」
左右田「」
メイドA「あ、今は休憩中でして…あっ」
大神「我は………我はお主が好きだ、ケンイチロウ」
大神「どうか、あなた様が死すその時まで…我に仕えさせてはくださいませんか…?」
ケン「……ふ、さすが最高の従者よ」
ケン「気に入ったぞ大神、俺のメイドになってくれ」
ケン「いや……俺の専属メイドになってください。」
大神「………!!」
葉隠「」
左右田「………あー、なんだその………ドンマイでちゅ」
知らない間に知らない奴が出て来て知ってる奴に告白して付き合い始めた。
なんて絶望。
その後葉隠が真っ白に燃え尽きたので、オレはあいつを部屋まで送り届けたのだった。
何か言おうとしたオレに、あいつは一言「今はそっとしといてくれ…」とだけ呟いて、扉の向こうに消えた。
18:25
誠「………もういいでしよ?霧切さん…」
霧切「いやよ。今日は誠君と一日中手をつなぐ日と私が決めたの」
誠「でも、それを口実にトイレまで来られたら困るんだってば!」
霧切「それにしても意外だったわね、妖精もお手洗いに行くだなんて」
誠「」
神代「え?誠君は妖精だったんだ?じゃああと15年くらい童貞を貫けば魔法使いになれるよ、頑張ってね!」
誠「」
左右田「まだやってんのかよ!オメーら飽きないのな!?」
予備長瀬「その点トッポってすごいよな、最後までチョコたっぷりだもん」
左右田「オメーもまだいたのか!?」
誠「左右田クーン…なんだか霧切さんが変なんだよー…」
左右田「変っつってもなァ、そいつの誠への変態行為は今更すぎるし…」
霧切「失礼ね。これは愛撫よ」
神代「愛撫は性行為のためにも必要だからたっぷり行わないといけないんだよ☆」
予備長瀬「相武紗季ちゃんっすか?」
左右田「話が噛み合わなくなるからお互いボケるのやめてくれ!」
誠「そっちの予備学生は天然だと思うよ、多分」
そのあと食堂で飯を食おうと思ったんだが、予備学生と変態のボケ合戦が終わらなくて大変だった。
なんか霧切も言いたい事だけ言ってくるし。
つーか九頭龍に会ってねェな、今日。
日向もいねーし。
どうなってんだ?
19:30
左右田「………あー、疲れた」
左右田「朝から石丸にテストさせられるわ、十神が美人だわ…桑田が十神狙うわ、葉隠が大神狙うわ」
左右田「色々起こりすぎだろォが」
左右田「………」
左右田「なんつーか、ひとりって久し振りだな」
左右田「寂しいような悲しいような…でもま、楽っちゃ楽?」
イベント判定
30以下で敵、70以上で左右田さんおめでとう
それ以外はカオス
なおぞろ目で二式
直下
本当に何もなく何事もなく、一日が終わる。
そんな日もあったっていいじゃねェか。
そんな日ばっかりだっていいじゃねェか。
まだまだ明日は続いてんだから。
20:20
かぽーん
左右田「………」
左右田「寂しくてつい大浴場来ちまったけど、誰もいねェなおい…」
左右田「………あんまりいすぎると逆上せる……」
がららっ
左右田「!」
葉隠「ララァ……俺を導いてくれ……」
桑田「葉隠、いい加減目ぇ覚ませって」
神代「むむ…かなり錯乱してるね。睾丸が縮み上がる程辛い体験したのかな?」
日向「…お前達、この一日で何があったんだ?」
九頭龍「神代…テメーここにいたのか」
神代「辺古山さんの着替えてるところを覗いてたのは謝るよ!まあ覗いてたと言うよりは僕がいるところで辺古山さんが脱ぎ始めt」
九頭龍「テメーは今すぐ殺すっ!」
葉隠「待てって九頭龍っち…愛だべ……」
予備長瀬「ハウンドドッグっすか、渋いですね」
日向「…で、なんで予備学科のはずの長瀬がここに?」
店長息子「つかこれってカオスじゃねぇの?」
日向「!」
葉隠「…あ、左右田っち」
本科生「左右田?こんなところで何してるんだ?」
石丸「全く…君はいつもそうだな!皆の輪を乱そうとする!」
…ああ、そっか。
オレにはもう仲間がこんなにいるのか。
神代「女の子の乳輪だったらいつでも乱したくなっちゃうよね!」
予備長瀬「乳輪って乱すもんなんすか?」
店長息子「やめとけ!そこ触れると長くなる!」
神代「全くだよ…触れられるなら女の子がいいし、触れるなら(ちーん)がいいな!」
花村「んふふ、君はまだまだだね…ぼくは男も女も歓迎だけどな!」
桑田「また厄介なの出てきた!?」
毎日なんもねーけど、騒がしいけど、
なんつーか、これがオレの日常なんだなって。
そんな風に今は、くだらないこの瞬間がひどく愛おしく感じたんだ。
…何もない日常こそ幸せなんだろうな。
それを実感出来ただけ、今日はいいとするか…。
テレッテー!
おめでとう、左右田はまたひとつ大人になった!
…え?締まりがない?
21:44
江ノ島「あー、超お腹減ったしー!」
ソニア「とおっしゃると思いまして、今日も買い物に行って参りましたわ!」
江ノ島「今日は?…どれどれ…」
ソニア「キャベツが特売だったので、たくさん買って来て見ました!」
江ノ島「むしろキャベツしかないよね!なんて絶望的な食卓なの!?」
ソニア「かつてキャベツは色々な料理に応用出来ると聞いた事がありましたので…」
江ノ島「はーあ、こりゃ当分キャベツ料理だな…絶望的ィ…」
江ノ島「…こんな何もない毎日が絶望的なんだなって思えただけいいとするか…」
ソニア「ワオ!」
江ノ島「つーかソニア?いつあいつらのところに行くんだよ」
ソニア「………行きたくないと言ったら怒られますか?」
江ノ島「は?」
ソニア「まだ見終わっていないトレンディドラマがたくさんあるのです!」
江ノ島「」
左右田の長い一日終了
………あれ、今日はここまでなのにソニアさん…?
次回、やれたら明日夜から
判定なしでソニアさん出します、じゃないともうソニアさんが左右田のところに来ない
この中に乙、感想、叱咤、激励、質問、雑談がいたらすぐ私のところに来なさい、以上
おやすみなさい、おやすみなさい
左右田左右田!
ソニアさんを放置するなんて俺にはできないぜ!
ふざけるなテメェら!ソニアさんの登場をことごとく先送りやがって!
俺はソニアさんの美しいお姿を見ていたいんだよ!!
左右田の一人称はオレだから>>233と>>234は多分左右田になりすました絶望(適当)
ソニア「というわけで来ましたわ」
左右田「」
九頭龍「」
葉隠「………何があったん」
話せば長くなる。
ものすごく簡単に纏めろと言うならば、
ソニア「要するに、もうゼッツボーウのトップが飽きているのです」
ソニア「そしてわたくし自身飽きました」
ソニア「あなた方の成長しなさに!!」
詳しくは一旦寝てから
何かしらのコンマ判定、末尾
1ほど悪く9ほどよくて0だと異次元
寝ます
あっ、ちょ、直下!!
よく寝ました
判定:8…めっちゃいい
ソニア「わたくしも気は長い方なのですが、もう激おこぷんぷん丸なのです!」
左右田「………は?」
突然だった。
本当に突然、彼女は現れた。
その日、オレ達は未だにその姿を見つけられない絶望達をなんとか探していたところで。
…向こうも気配を消す術を持っているのか、凪斗や誠の索敵を難なく交わしていたらしい。
それは凪斗がそう予測したからだ。どうして、こんなに見つからないのかと理由を考えて。
それはいい。
むしろ、そんな気配を消す技がない方が怪しい。
だが、彼女はあろうことが、オレ達が全員揃っているところに、単騎で突っ込んできた。
誰かを絶望させるでもなく、誰かを利用するでもなく。
ソニア「わたくしは!ゼッツボーウ最後の刺客として!ブシドー精神で戦いに来ましたの!」
九頭龍「こいつ、どう言う事だ…?何が狙いだ、テメー」
ソニア「狙いなんてありませんわ、今お伝えした通りです。わたくしはただあなた方と正々堂々と勝負しにきました」
ソニア「みなさんまとめて倒してあげちゃいます!」
葉隠「武士道精神つーならタイマンの方がいいと思…」
日向「向こうは単騎で乗り込んでくるような女だぞ、葉隠。恐らく手練れだ」
桑田「遠慮なく全員で戦うって事だよアホ!」
ソニア「ええ、そうしてください。わたくしは…ただ、わたくしは…」
左右田「いや女を全員で囲んで戦うなんてキュアキュアしてねェって!ですよね、ソニアさん!?」
ソニア「みなさんでかかって来てください!」
左右田「」
日向「プリキュア!メイクアップ!!」かっ
左右田「………そ、ソニアさん、オレ達は…分かり合えないんですか」
ソニア「ええ、少なくとも敵に敬語を使うような正義のヒーローは、見た事がありませんわ」
左右田「……ッ」
桑田「左右田!一目惚れは分かったから…さっさと戦えよ!」
左右田「でも」
会えない時間が愛を強くする、なんて聞いた事がある。実際そうなのかもしれない。
そしてオレは、この目の前の人物に一目惚れしているのだ。
例えどんなに辛く当たられても、例え彼女が敵だろうと、
オレのハートはエンジン全開で血液をばくばく送り出している。
カオス「俺がキュアカオスだっ!」カッ
九頭龍「ちっ、 変身するぞ!桑田!葉隠!」
葉隠「言われなくても……」
左右田「ま、待ってくれ、オレは…」
桑田「オメーはこの世界と絶望、どっち取るんだよ!アホ!!」
左右田「………」
分かんねェよ。
こんな風に思ったの初めてだし。
何より一目惚れに理由なんかねェし。
バレル「早速だが食らってもらうぜ、ソニア!」ガチャッ
リーフ「オメーを倒して!俺達は全て終わらせる!」
ピッチ「いやまだ終わらねーよ!?」
カオス「おおおおっ!」
ソニア「さあ来いキュア戦士ー!と言うやつですね!」
左右田「待ってくれ」
オレの体は無意識に動いていた。
ソニアさんと4人の間に割って入るように立ち塞がる。
たったひとりで。
ピッチ「あ!?」
ソニア「…本当にあなたにはがっかりさせられています、キュアマキナ…左右田和一」
左右田「………頼む」
カオス「左右田!お前のソニアを倒したくない気持ちは分かる!だがこいつは…」
左右田「倒すよ」
バレル「なに?」
左右田「…ソニアさんは、オレが、倒す。ひとりで、倒す」
左右田「頼む、後生だから」
左右田「それがオレのけじめなんだ」
リーフ「…左右田っち」
バレル「オレ達に手ぇ出すなっつーのか」
左右田「………信じられねェとは思う。けど、オレの気持ちに整理、付けさせてくれ」
ピッチ「左右田…そこまで言われても、俺達は」
バレル「………分かった」
ピッチ「はっ?」
雪道で転んで左膝にダメージを負った1はこちらです
バレル「仁義通すのがオレ達極道だ」
しゅううぅ←変身を解いた時に聞こえてくるSE
九頭龍「………テメーでテメーの尻拭いするっつってんのを止める義理はねぇ」
ピッチ「いやいや、それで左右田が負けたらどうすんだよ!?」
九頭龍「そん時ゃそん時だろうな。負けるほど弱ぇ左右田が悪い」
カオス「九頭龍…」
左右田「………」
ソニア「わたくしの意思は無視なのですね…?けれど、こちらの方がブシドーっぽいのですか!わっくわくのどっきどきですわね!」
九頭龍「左右田が負けたら煮るなり焼くなり好きにしろ」
しゅううん
葉隠「そう言う事なら俺はソニアっちに賭けるべ!間違いねーべ!」
左右田「いやオメー今までの流れ聞いてましたか!?」
しゅううっ
日向「そこまで言うんだから信じるぞ、左右田?………負けるなよ」
左右田「当たり前だろ?」
しかし無情にも戦闘判定
このレスと直下レスのコンマを比べ合い、直下が上回れば左右田優位
数値が上回れば上回る程いい感じ、逆も然り
なおぞろ目はボーナスです
戦闘レス:69
直下:17
69-17=52
50以上離れてるため、圧倒的な(敗北の)ナンバー
左右田「オレは、オレのために………」
ぎゅっ、と銀の匙を握る。
左右田「あなたを倒します!ソニアさん!!」
ソニア「その希望、砕いて差し上げます!」
左右田「プリキュア!メイクアップ!!」
カッ!
マキナ「うおおおっ!ゲイボルグ!乱れ突き!!」
ソニアさんの能力は得体がしれない。
一番最初に出会ったあの時、少しだけ味わったあの能力。
恐らく言霊で人を操る事が出来るんだろう。
ソニア「………はぁ、あまり気が進みませんが仕方がありません」
見誤っていた。
ソニア「『止まりなさい』」
マキナ「な…」びたっ
九頭龍「!」
日向「左右田!何してる!?」
違った。
人を操るなんて、生易しい能力じゃねェ。
これは、このソニアさんの能力は…!
槍が空中で、まるで静止画になってしまったかのように止まっている。
どころか、オレの体自体が動かない。
マキナ「う、ご…か……」ぎぎぎぎ
ソニア「……ですからあまり気が進まないのです。これでは戦闘と言うより、虐殺です」
九頭龍「あいつ、こんなもん隠してやがったのか…!」
マキナ「ぐ、ぎぎぎ……!動け……動けオレェ……!」ぎぎぎ
ソニア「………始めましょうか」
誠「左右田クン!」
日向「誠…凪斗!」
凪斗「一番戦いたくない相手が遂にきたんだね…」
葉隠「つーか今までどこに行ってたんだべ!」
凪斗「え?この付近にゼッツボーウがいないか探していたのさ」
凪斗「………まさか、こんな風に気配を消して特攻されるなんて思ってなかったからね」
桑田「そんな喋ってる場合かよ!左右田が…」
九頭龍「黙って見守れアホが…」
桑田「でもこのままじゃ左右田が!」
九頭龍「オレも行きたいのは山々だ。が……これを選んだのは左右田自身だ。やらせてやれ」
葉隠「死ぬかもしれんぞ」
九頭龍「その時はその時だ。左右田が弱いのが悪いんだし」
桑田「九頭龍、テメー…!」
誠「とにかく言い争ってる場合じゃないよ!」
凪斗「状況がよく分からないけど…つまり左右田クンが自ら望んで一騎打ちをしてるんだね?」
日向「けど…あれが、あんなものが、一騎打ちなわけないだろう…!」
ソニア「まず左の足の甲にナイフ」ざくっ
ソニア「右足にもナイフを刺しておきましょう!」ざくざく
ソニア「その槍もいりませんわね?『消えなさい』」ひゅっ
マキナ「く、そ……っ!」ぎぎぎ
ソニア「人を消すなんて、絶望がない事はしませんわよ?あなたには絶望と共に死を与えます」
ソニア「ですから」
ソニア「『バラバラになりなさい』」
マキナ「……ま、さ……か…!?」
ソニア「そのまさかです、ミート君?」
マキナ「」
あ、これ死んだな。
ソニア「………どうです?キュアマキナ」
ソニア「体がバラバラになる感覚は」
マキナ「」
ソニア「聞けばあなたは分解するのが得意だそうですね」
ソニア「どうですか?わたくしに分解された気分は」
ソニア「きっと田中さんも、死の間際同じような感覚だったのだと思います」
ソニア「なぜあの方が死ななければならないのですか……!」
ソニア「………なんて、なんて」
ソニア「なんて!絶望的!」
左右田「」
ソニア「………」
ソニア「………あれ?死んでしまいました?」
左右田「」
……いや、正確には生きてる。
ただ言わせて欲しいのは、生首が喋ってるのは果たしてキュアキュアと言えるのかと。
だからこうしてだんまり決め込んでる。
どういう状態か言おう。
オレの体はなぜか、ソニアさんの命令でバラバラになっていた。
かまいたちの夜の一番最初に見つける死体みたいな、あるいは、ダンガンロンパ霧切の一番最初に出てきたバラバラ死体のような、
そんな体がバラバラの状態だった。
それでも生きていた。
つまりだ。
ソニアさんは、この能力で人は殺せないらしい。
それはいいんだけどオレさ、これさ、動けねェんだけど。
…どうしよう。
と言うかかなり斬新だ。
敵に戦闘中に体分解されて逆転の一手を考え続ける主人公。
なかなかいねェだろうなァ。
しかもキュアキュアとか言ってんのに、今のオレは生首だからなァ。
なんにもソソる要素がねェよな。
…いや、マジでどうしよう。
体は…動かない、のか?
いや、動いたとしてそのあとどうする?
かっこ悪いけど、やっぱりみんなに頼むしかねェか?
左右田「」
なんだこの画は。
シュールすぎる。
ソニア「と言うわけで飽きました。」
ソニア「死んでください、左右田さん」
誠「左右田クンはまだ…死んでない!」
桑田「つか、バラバラになって死なないってどういう事だよ!?」
葉隠「くっそ…左右田っち!」
日向「みんな!」
1左右田を信じよう!
2左右田を連れて逃げるぞ!
3ソニアにも弱点があるはずだ!
4その他。かわい左右田は流します
>>260
4ソニアに総攻撃だ
日向「………俺は左右田を信じたい。でも」
カッ!!
カオス「仲間がこんな風にされて黙ってられるような人間でもいたくない!」
誠「………日向クン」
カオス「全員でソニアに総攻撃だ!」
九頭龍「あいつの能力だ……総攻撃でも勝てるかどうか怪しい」
葉隠「でもやるべ…やるしかねーべ!」
ソニア「……あら、今度はあなた達ですか?」
左右田「」
ソニア「ふふふ…どんと来い!です!」
桑田「あー、もう!だから言ったろ、一騎打ちなんてやめとけって!!」
左右田「」
ごめんね、和一、大事な時にやられる子でごめんね。
…じゃねェよ!オレだってこうなるのは予想してなかったってんだよォォォ!!
カオス「ソニアあああああっ!!」
ソニア「返り討ちです!」
判定、コンマ末尾
9ほどボコスカ、0は弱点看破
直下
判定…4Deathか!?
ソニア「とりあえず…『止まりなさい』!」
カオス「またそれかっ!だが俺には…」
ピッチ「」ぴたっ
リーフ「」ぴたっ
バレル「」ぴたっ
カオス「!?」
ソニア「あら?なぜあなたには効かないのですか?」
カオス「まさか今ので全員を止めたのか!?そんなバカな…」
誠「………そんな!」
凪斗(たった一度の言霊で4人も狙えるのか…いや、普段の彼女じゃ無理なはず)
凪斗(恐らく、彼女はダンガンストーンを持っている。そしてその力でブーストをしているんだろう)
凪斗(ボク達が非戦闘員だからって言霊を使ってこなくて助かったよ)
凪斗(…それにしても、どうして日向クンには効かないのかな?やっぱり予備学科には、彼女の言葉の重みが理解出来ないのかな?)
カオス「みんな!しっかりしてくれ!」
ピッチ「し、っかりと…」ぎぎぎ
リーフ「言っても…」ぎぎぎ
バレル「か、らだが…っ!」ぎぎぎ
ソニア「はあ…『跪きなさい』」
ピッチ「うおっ!?」がくん
カオス「……ソニア!何をするつもりだ!」
ソニア「わたくしに忠誠を誓っていただくのですわ!そして」
ソニア「彼らの手で、あなたを殺します。」
カオス「なっ…!?」
ピッチ「そんな、事…誰が…!」
ソニア「するのですよ?あなたが」
ピッチ「しねーよ…アホ…!!」
ソニア「いえ、してもらいます」
バレル「悪趣味だな、ソニア…!」
ソニア「………何とでも言って下さい」
ソニア「わたくしの心は、この程度では安らぎません」
リーフ「…田中っちの事、引きずってんのかいな…!」
ソニア「………『命令に従いなさい』」
ソニア「『キュアカオスを殺してください』」
バレル「………クソが……!」ぎぎぎ
ピッチ「ダメだ、体がぜんっぜん言う事利かねー!日向ぁ!」
カオス「…万事休す、か」
カオス(………いや………!)
カオス(諦めるな、俺………!)
カオス(逆境ならいくらでも乗り越えて来ただろ!)
バレル「日向っ!」がぢゃんっ
リーフ「頼むって!もう、俺らの事はいいから逃げてくれ!」
ピッチ「………日向ぁ!」
カオス「………っ!」
???の判定、直下コンマ
高ければ高いほどぶっ生き返す
ここに来てこの引き、まさしく主人公ではなかろうか
判定:09
あかん(あかん)、このスレ始まって以来の大ピンチです
>>270
今回は「直下コンマ」であって「コンマ末尾」判定じゃないのでかなりヤバイです
これあれだ、全滅覚悟しないとだめだ、ってやつ
カオス(考えろ!考えろ、考えろ、考えろ…!)
カオス(思考を止めるな、考えろ!)
カオス(俺はどうやったらこの状況を覆せる!)
カムクラ(…日向君)
カオス(カムクラ!)
カムクラ(現状を覆すのはかなり厳しいでしょう…悔しいですが)
カオス(…っ…それでも、俺は…)
カムクラ(君と僕だけは彼女の言霊が通じない。ここはひとまず逃げるしかないでしょう)
カオス(………でも!)
カムクラ(…どうしても、引く気はないようですね)
カムクラ(分かりました、日向君)
キイインッ
カムクラ「君がどうしてもと言うなら…僕が応えます」
カムクラ「日向君。君の希望の象徴として生み出された僕が」
バレル「百式!」バババババッ!!
ピッチ「日向あああっ!」びゅんっ
リーフ「ちくしょう!避けてくれぇ!」ひゅんっ
カムクラ「………当然です」
どがああああんっ!
カムクラ「」ふらっ
ソニア「あの攻撃をかわしたのですか!?ワンダフルですわ!」
カムクラ「………ツマラナイ」
ソニア「!?」
カムクラ「君達絶望が生み出すものなんて何もありません…」
ひゅん
どがっ
ピッチ「が、はっ…!?」
リーフ「み、ぞお、ち…」
バレル「……カムクラ、か…!」
どさどさどさ
ソニア「なっ、3人まとめて!?」
カムクラ「凪斗君!時間を稼いで!誠君!左右田君を!」
凪斗「え?」
カムクラ「逃げますよ!」
ソニア「させるとお思いですか!?」
カムクラ「ええ、させると思っています…もしくは」
カムクラ「あなたの方から『逃げてくれる』んじゃないかと」
ソニア「!」
凪斗「コマエダフラッシュ!」キラッ☆
誠「凪斗君、何それーーー」
カッ!!
カムクラの判断は、正しかった。
仲間が全員操られてる上、ひとりバラバラにされてんだ。
このまま普通に当たって勝てる要素はゼロに近かった。
ゆえに、一旦体制を立て直すと決めたカムクラは偉い。
どうしても日向が譲りたくなかったのは、
オレの覚悟とかなんか、そんな感じのものがないがしろにされてしまうような、そんな気がしたからだろう。
けれどそんな事言ってる場合でもねェし。
ソニアさんの弱点が分かってりゃ、日向ひとりでもなんとかなったんだろうな。
そう言うわけで、オレ達は廊下を走っていた(オレは誠に体の色んな部分を抱きかかえられてたわけだが。つーか、誠って小さいのにオレの体全部持てたのかよ!?)。
行く先は普段通りの、桑田の部屋だ。
まだ少し距離がある、と思った矢先。
ソニアさんからある程度離れた、その時。
体に、違和感が走った。
左右田「ん?一体何が………」
たったったったっ
カムクラ「………なるほど、やはりそうだったのですね」
誠「え?」
カムクラ「誠君」
左右田「………あー、何でオレは誠にお姫様だっこされてんだ?」
凪斗「左右田クン!?バラバラになってたんじゃ!」
左右田「あ?ああ、そういや確かに……」
ソニアさんの弱点はもう分かったかな?と言うかソニアさんの能力は分かったかな?
強すぎるやろ…さすが最後の刺客
というわけで前代未聞の追い詰められた戦闘です、戦闘はまだ終わりません
今日ここまで
明日もオレと希望ヶ峰学園で握手!
おやすみなさい、おやすみなさい
戦闘は終わらないぞぉぉぉ!!
ぬぉぉぉぉお!
はい、再開
ちなみにみんなはどれが好きかな?
1いぎだいっ!(どんっ!)
2凜っ!
3なん…だと…?
4覚めろ覚めろ覚めろ覚め(ry
4だけわからないんだけど何の作品だっけ?
…オレはバラバラにされてたんじゃなかったのか?
そう、キン肉マンのミート君よろしく、ハリケーンミキサーを食らったような形になっていたんじゃないのか?
しかし今のオレは元気も元気。
体はしっかりと全てくっついており、もちろん自分の意思で動かせる。
何もしてねェ。
いや、していたとするならずっと考えてたかもしれねェけど。
誠「………左右田クンって思ったより軽いんだね」
左右田「えッ」
凪斗「どうやらそうも言ってられないみたいだよ」
カムクラ「…早いですね、随分」
左右田「おい、オメー何の話を…」
と、視線を前にやって。
間も無く階段へ辿り着けるかと言った辺り。
寄宿舎の階段へと続いている、広いフロアのその辺り。
ドレスに身を包んだソニア・ネヴァーマインドは立っていた。
(…名前はストーカーした時に知った。う、うっせ!まだ手ェ出してないから大丈夫だ!)
カムクラ「さすがの僕も、男性三人引きずるように走るのは限界です」
左右田「えッ、オメー三人も抱えてたのかよ」
カムクラ「右手で九頭龍君、左手で桑田君、髪の毛で葉隠君を…」
左右田「オメーの髪の毛どうなってんの?」
ソニア「このままおめおめと引っ込むわけにはいかないですわ!」
カムクラ「…くっ、ここで戦えば他の生徒にも被害が及ぶ可能性が…」
凪斗「かと言って戦うかい?」
左右田「ちィ…」
ソニア「わたくしのターン!『イバラのトゲに刺されなさい!』」
誠「また言霊!?」
カムクラ「………これは」
ソニアさんが声を上げ、硬い床をこんこんと靴底で叩く。
すると、叩かれたその場所からしゅるしゅると、器用に奇妙に蔦が生え始めた。
それも、凄まじい勢いで。
蔦「」シュルッ
凪斗「う、わ……!」
カムクラ「かわせ……」
左右田「…っ!」
まさかやられるのか、オレ達。
こんなにキュアキュアやってきたのに、こんなところで!
しかも蔦って!
「触手プレイですか…そそりますね」じゃねェよオメー誰だよひっこめよ!!
しかしそんなオレ達が見たものは。
>>288
トラウマイスタで検索、検索ぅ♩
蔦の目の前に立ちはだかった誠だった。
誠は全身が光り輝いている。
誠「」
…は?ひ、光り輝いてる?
誠「………」
まるで線香花火が落ちる寸前に一度ぱっと輝くような、淡い印象。
誠「…今が、その時なんだね」
そう呟いた誠の顔は強張っていて、怖がっていて。
ソニア「な、何をしましたの?!わたくしの蔦が!」
誠「……命かければなんだって出来るさ」
凪斗「誠クン!ダメだ!」
誠「いいんだよ、凪斗クン…このタイミングじゃないと、もう君達に恩返し出来ないから…」
左右田「なに?これどうなってんだよ?誠!オメー何する気だ!」
誠「ボクが…ソニアさんと戦う。だから君達は逃げて」
左右田「………は?」
選択多数決、それなりに重要
1「置いてけるわけねェだろ!」
2「誠……絶対に、死ぬなよ!」
3「だったらオレだって……!」
4そのほか…いい感じのあれば
↓
もうちょっとだけ待ってみて2多ければ2進行
すいません、調子に乗りました
2誠、死ぬなよ!(誠を置き去りルート
3だったらオレだって!(全員で反抗ルート
で再投票お願いでごわす
↓
トラウマイスタ懐かしい!
あれ、ダベミさまはサンデー派?
あと2で霧切さん暗躍期待
先に2に集まったので2進行
参加してくれたオーディエンスありがとうございました
>>304
あの頃のサンデーが好きです、アーティストアクロとトラウマイスタは特に単行本集めてた
誠が、ダンガンストーンを必ず見つけて見せるとオレに言ったあの時の表情に似ていた。
そうか。
あの時見た表情は、これだったのか。
オレはこのギリギリのタイミングで気付かされた。
つまり誠は、
いつ自分がオレ達のために犠牲になってもいいように、あの時覚悟したのだ。
きっと誠はオレ達を逃がす、などと言わず、刺し違えるつもりだ。
ソニアさんと。
本当ならその役目はオレが代わってやりたい。
けれども、彼女の能力はオレにはまだ解明出来ていない。
…なんだよ。
オレ、なんも出来ねェじゃん。
カムクラ「………左右田君」
カムクラ「彼の気持ちを無駄にしてはいけません」
ソニア「!」
カムクラ「行きますよ…今のうちに!」
ソニア「逃がしませんわ!」
誠「ここは通さないっ!!」
左右田「………けど」
カムクラ「誠君の意思を汲んでください!」
ソニア「はあああっ!」
誠「うおおおっ!」
左右田「………っ!」
拳を固く握っていた。
左右田「誠……絶対に、死ぬなよ!!」
そのセリフを吐いて、情けなく、けれど誇り高く、オレはただ背中を向けて逃げるしか、出来なかった。
誠「………行ったね………」
ソニア「あなたっ…!なんて事を!」
誠「今彼らを倒されるわけにはいかないんだ…!」
ソニア「許しません…あなたは!許しませんよ!」
誠「………もう少しだけ、保ってくれ…ボクの、体!」
がしっ
ソニア「?」
誠「はぁ…はぁ…っ」
ソニア「一体何の真似です?」
誠「………君は知ってる?世の中にはね…」
みょんみょんみょん
ソニア「な、何ですか?!この変な効果音……はっ!?」
誠「自分の命をかけてでも守り通したいものってのがあるんだよ…!」
みょんみょんみょん
ソニア「な、光が…さらにつよ、く」
みょんみょんみょん
誠「………さよなら、プリキュア。」
ソニア「わたくしは!こんなところで死ぬ訳にはーーー」
ーーーオレ達は、校舎に逆戻りしていた。
寄宿舎の方が生徒への被害が大きいと踏んだんだ。この時間はどいつもこいつも、自分の部屋にいやがるだろうし。
慌てながらも、カムクラを始め、全員でもう既に主がいなくなってしまった保健室になだれ込んだ。
整然とした部屋は清潔感溢れている。
真っ白のシーツが張られた綺麗なベッドに、オレ達それぞれが全員ぐったりと倒れこんだ。
………誠は、どうなっただろうか。
まさかとは思うけど、本気で死ぬ気だったのか?
…オレは、また救えなかった。
また掬えなかった。
七海にわざわざ頼まれたのに、だ。
オレに力があったら、まだなんとかなったかもしれないのに。
そんな悔しさが、切なさが胸を押しつぶす。
カムクラ「さすがに僕も、限、界……」どさっ
桑田「」
九頭龍「」
葉隠「」
凪斗「………!」ぴくっ
左右田「う、う…なんだよ、なんだってんだよ……」
左右田「今までなんとかやってきたじゃねェか……」
左右田「それがこんなにもあっさり、オレらって負けんのかよ……!」
凪斗「………左右田クン」
凪斗「この絶望は君をきっと強くする」
左右田「凪斗…なに言ってんだ」
凪斗「光も影も、それだけでは意味がないんだ」
凪斗「楽しい事も悲しい事も、それだけでは意味がない」
凪斗「山と谷を繰り返し歩いていくのが人生なんでしょ?」
左右田「………でも」
凪斗「誠クンだって、きっと幸せだよ」
左右田「どこがだよ!オレが弱ェせいで!オレがソニアさんに惚れてたせいで!」
左右田「追い詰められた!追い込まれた!オレの弱さで!オレの甘さで!!」
凪斗「だったら!」
左右田「っ」びくっ
凪斗「だったら……」
凪斗「………」
イベント判定
コンマ43以下で凪斗激おこ
66以上でまさかの再登場
44から65、もしくはゾロ目でダビーンな事に
直下
判定:00ダビーン、クリティカルですね
左右田さん、絶望のお時間ですよー
凪斗「だったら…彼の行動を褒めてやってよ…」
左右田「………」
凪斗「だって彼は、誠クンは自分を犠牲にソニアさんを」
ソニア「わたくしがどうかしましたか?」
凪斗「倒し」
凪斗「………」
左右田「………え?」
保健室の扉を開けて、彼女は自分の足で立っていた。
全身がボロボロになっていて、身体中から血液を垂らしながらなお、正気だった。
白い肌に、白いドレスに、赤が交わってより明るく見える。
そしてオレは、あろうことかオレは、そのソニアさんに見惚れてしまって。
凪斗「…そ、んな…!?」
ソニア「……最後のあの技は危なかったですが……しかし、わたくしが死ぬはずはありませんわ」
ソニア「………それにあなたも可哀想な人ですね、左右田さん」
左右田「なん、だよ」
ソニア「わたくしの言霊に、あなたの感情を揺さぶらせただけですのに」
ソニア「あなたが一目惚れだと思っているそれはわたくしの能力なのですよ?左右田和一」
左右田「……あァ、そうかよ……けどな、オレは後悔しねェぞ」
オレはいつの間に、ベッドを降りていた。
赤と白にまみれたソニアさんの前に立つ。
ソニア「可哀想な人……偽りの愛でも、いいと言うのですか」
左右田「あなたにとって嘘でも、偽りでも……オレの感情は嘘じゃないんですよ、ソニアさん」
ソニア「………そうですか」
左右田「あなたが敵じゃなかったらよかったのに」
ソニア「ふふ…そうですか……、わたくしはあなたが敵でよかったです」
左右田「…ソニアさん」
左右田「オレはやっぱりあなたが」
江ノ島「あなたが?」
左右田「あなたが好きだ、ソニアさん」
ソニア「わたくしはあなたが嫌いですよ」
江ノ島「そして私様もあなたが嫌いです」
ソニア「え?」
凪斗「え?」
江ノ島「え?」
江ノ島「え?え?え?」
ソニア「…な、なぜあなたが」
江ノ島「飽きたんだよウゼーんだよいつまでべらべらくちゃくちゃ喋ってこんな意味も理屈も絶望もねー戦闘をあーだこーだ言いながらコンマと安価に委ねて続けてんだよ中身も感動も興奮もあったもんじゃねーんだボケがこんな内容糞食らえだファァァァァァァック!!!」
どす
江ノ島「というわけですので、消えてください。ソニアさん。」
ソニア「は?わたくしはーーー」
ぼんっ
びしゃっ
目の前で大好きな女の子が爆発した。
目の前で大好きな女の子が爆発した。
目の前で、大好きな女の子が、
………爆発した。
左右田「………」
意味が分からない。
え、なに、これどういうこと?
はぁ?おかしくね?
いや、え?
え?
ソニアさんが、爆発した?
清潔なはずの白い壁が、
床が、シーツが、
今ではおおよそ見るに堪えない赤に染まっていた。
おい、待てこら。
キュアキュアしてねェぞ、こら。
江ノ島「うーん、これですっきり☆つーかあの子正直めんどくさかったっしょ?」
江ノ島「ほら、あの言霊の能力!気付いてるとは思うけど、あれは自分の言葉を周囲に思い込ませる能力なんだよねー」
凪斗「な、なんなんだ…なんなんだお前は…!?」
江ノ島「あとさー、誠クン?とか言うやつ?あいつは残念ながら蘇生しておきましたー☆」
江ノ島「命をかけた特攻?何それウケる腹痛い。」
江ノ島「私様は、お前達人間の」
江ノ島「誇りも、弱みも、愛も、憎しみも、」
江ノ島「………全て破壊して、絶望させてやるよ。」
身体から力が抜けて行くのを感じた。
膝から崩れ落ちる。
視界が少し低くなる。
そうして映ったオレの視界には、
果たしてこれが本当に人間ひとり分なのかと見間違うほどの血溜まり。
ちょっとしたにわか雨でもあったんじゃねェかと錯覚する。
その周りに、それが何であったかを理解してはいけない塊が、いくつか落ちていた。
喉の奥から何かせり上がってくるのをなんとか堪えて、必死に視線を持ち上げる。
………ソニアさん。
ソニアさん……オレにかかった魔法は、まだ解けないみたいです。
呆然とするオレと凪斗の前で、その女は狂ったように笑っていた。
笑い尽くしてから、彼女は何か投げてくる。
江ノ島「ほら左右田君?君の探してたダンガンストーンですよー?」
江ノ島「これで6つ目だね!やったね和一ちゃん!」
江ノ島「最後のひとつは!なんと私様が持ってるゾー(笑)」
左右田「………あァ、そう」
何も感じない。
なんにも。
江ノ島「じゃ、最後は派手にやろうね!」
江ノ島「………でもでもー、全員揃ってないプリキュアになんかやられてもつまらないですぅ」
江ノ島「つーわけでよ!オメーらの回復を待ってやるよ!」
江ノ島「私は完璧に完璧すぎるゼッツボーウの絶望的すぎる絶望的な首領ですので、その程度は絶望的にハンデにもなりません」
江ノ島「オレは今日は帰るぜ!」
江ノ島「………そのうち、招待状を送るよ。今度こそ、最終決戦だよ…ねぇ、凪斗とか言ったっけ?」
江ノ島「以前はどうだったか知らないけど」
江ノ島「今度こそ」
江ノ島「世界を絶望に満たす」
凪斗「………やってみろよ、絶望……」
左右田「………」
江ノ島「………はぁ、飽きた。じゃーね」
そして、今までがまるでうそみたいに、
そう、夢か幻か、あるいはソニアさんが生み出したものだったのか、
嘘みたいに静まり返り。
そこには、オレ達と、愛すべきはずだったものだけが、残った。
………夢なら、覚めてくれ。
桑田「左右田!」
信じたくない。
オレは、こんな現実信じたくない。
九頭龍「何がどうなってやがる!…なんだ、これは……」
葉隠「うう……まだ身体いてーべ……」
いやだ、いやだよ。
おれは
しんじたく、ない。
日向「………凪斗!」
凪斗「初めからこれが狙いだったんだ…」
凪斗「あいつは!江ノ島盾子は!」
凪斗「これが目的だったんだよ!」
桑田「あ?ちょっ、と待て…江ノ島?」
凪斗「左右田クンを壊すために、それだけのために、」
凪斗「………ソニアさんを、仲間を殺した」
そにあさんがしんだ?
そんなわけねえよ。
まだしんでない。
きっとどこかにいるんだ、そうだろ?
そにあさん。
そにあさん。
そにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさんそにあさん
選択多数決
1デイドリーマー左右田の安価いっぱいわくわくDeathルート
2葉隠で息抜き番外ルート
3凪斗と誠のシリアスルート
4そのた
↓
先に入ったから3進行
そにあさん爆破は決めてた事とは言え辛かったDeath
誠「」
凪斗「………誠クン」
誠「」
凪斗「すごいや、傷一つない…はは、確かに君はあの時」
凪斗「…自爆したんだよね?」
凪斗「どこかの神社の宮司よろしく、犬死にするところだったのに」
誠「」むくっ
凪斗「」びくっ
誠「………やめてよ、それ何の話か分からないでしょ…」
凪斗「…無事なんだね」
誠「ちなみにその宮司が突っ込んだ相手はすぐ蘇生したんだっけ?」
凪斗「知ってるんだね、誠クン」
誠「それはともかく…」
誠「………『これ』は何?」
凪斗「………」
誠「すごいよ……聞いているボク達ですら一緒に絶望してしまいそうな」
誠「…テレパシーでひしひしと伝わってくる、絶望している、この声は」
凪斗「左右田クンだよ」
誠「………江ノ島…盾子の仕業か…!」
凪斗「やられたよ…何も出来なかった、なにもね」
誠「…左右田クンは、今度こそ壊れちゃうよ……」
凪斗「もしかしたらボクらに会う前から、とっくに壊れてたのかもしれないね」
誠「それって、一体………」
凪斗「いいや、他意はないよ。ただ、左右田クンの絶望は深い…底が見えない」
誠「………」
凪斗「ボクや仲間が一筋の光になれればと思ったけど…難しいみたいだ」
凪斗「ずっとずっと奥の方、今の左右田クンの意識は……絶望の奥底にいる」
凪斗「海の底のように深い場所でたゆたっている」
誠「………」
凪斗「絶望を乗り越えた先の希望に辿り着くのは、左右田クンの力だ」
誠「………ボク達は」
凪斗「見守るしかないかもしれない」
誠「………」
凪斗「それでも」
凪斗「それでも君がもし、左右田クンを助けたいのなら……」
凪斗「一緒に落ちる覚悟が、君にはあるかい?誠クン」
誠「………」
誠「………ボクは」
桑田「アホかオメーら」
葉隠「そう言う事なら俺達にも協力させろっての」
凪斗「……桑田クン、葉隠クン」
誠「だ、ダメだよ!そんな……常人でも乗り越えるのが難しい絶望なのに!」
九頭龍「乗り越えるの手伝ってやるのが仲間だろうが、ボケ」
日向「俺達は左右田に光を示してもらったんだ…今度は俺達の番だろ?」
凪斗「九頭龍クン…日向クン!」
誠「君達が思うようなものじゃないんだ!左右田クンの絶望は、想像を逸して……」
九頭龍「やる前から諦めるやつがどこにいるっつーんだ」
誠「!」
葉隠「むむっ!今回はちゃんと全員で左右田っちを立て直せると占いに出たべ!」
桑田「オメーの占いあたんねーから黙ってろよ」
葉隠「いいや桑田っち!今回の俺の占いは100パー当たるぜ?」
日向「ああ、俺達がいるからな!」
誠「………み、んな………」
凪斗「はぁ………仕方ないな………」
葉隠「方法はどんなんか知らんけどよ、凪斗っち?肝心な時に寝転がってた俺達の罪滅ぼしとでも思って欲しいべ」
葉隠「俺達に出来る事、やらせてくれ。」
書いている私がダビーンしてきた
選択多数決
1左右田視点でわくわくDeathルート
2葉隠視点でわくわくDeathルート
3ちょっと番外やろう
4十神と遊ぼう?
5いや、てるてると遊ぼう?
6まさかの陽介ぐへへへへ
7ほか
↓
先に言っておきます
1・2はどちらにせよやりますが、左右田メンタル崩壊状態なので
書く側も読む側も相当辛い文章になる事が予想されます
予めご了承ください
じゃあ番外編やろう!(白目)
どんな番外がみたい?ねぇ>>355?
神代&花村
うわあああああ(AA略
神代「僕は昔、SSは好きなキャラクターを使ったオナ◯ーって言われた事があるんだよね、それを聞いたら納得しちゃったよ。だってオ◯ニーするなら気持ちいい方がいいでしょ?だから僕は◯ナニーをみんなに見せつけ」
花村「ごめん、その気持ちは分かんない」
番外
神代「女の子こそ至高で最高、そう思わない?」
花村「何言ってるの?男の子にもいいところはあるんだよ?」
神代「いいところって何だろうなぁ…おや、こんなところにいい巨根」
花村「弐大くんの股間をズームした写真なんだ!」
神代「うわぁ」
花村「うん、これはいい!きっと素敵なホワイトソースが絞り出せるよ!」
神代「分かってない、分かってないよ!女性器から溢れ出すオリーブオイルの方が素敵に決まってる!」
花村「それは確かに素敵だね!それに、蜜って言うくらいだし甘くてとろとろ」
神代「いや、それほどでもないよ?」
花村「」
神代「ほら、見てごらん?霧切さんがいるね。」
花村「手袋以外を脱がせるなんて夢のプレイがしたくなるよね」
神代「これを」
ひゅん
神代「こうじゃ」
つ「霧切のパンツの写真」
花村「」!?
神代「僕ってほら、存在感が薄いんだよね。やりすぎた高校生のオ◯ニー後の精液みたくさ」
花村「なごむわーずんずんなごむわー」
神代「」?
花村「こんなふうに!パンツの写真を取られても!!ちっともありがたくないよ!!」
神代「なん………だと………」
花村「パンツは!パンチラしてこそのもの!!でしょ!!!」
神代「あ、あ………(崩れ落ちる」
花村「アブリルラビーン!!」
神代「僕が………間違ってました………!(涙を流しながら土下座」
今日は番外編だけにしよう(適当)
↓5レスくらいまで番外編のテーマとか募集
陽介さんまさかの躍進
プリキュアロンパ番外
霧切は見た!~希望ヶ峰学園事件簿ファイル
誠「やっぱり体が痛い」
凪斗「そりゃーそうだよ、自爆したんだから」
誠「あははは…ですよね」
霧切「そう言う事なら私が看病するわ」びゅん
誠「」
凪斗「どこから来たの、霧切さん…」
霧切「そうね…誠君がいるような気がして走ってきたわ」
誠「怖いよ!もはやカンが鋭過ぎるよ!?」
霧切「ああ、そういえば保健室は使えないんだったわねーじゃあ私の部屋に行きましょうかー(棒読み)」
誠「えっ」
凪斗「さすがに女の子の部屋に男の子(?)が行くのはどうかと」
霧切「当身」どん
凪斗「」
誠「えっ」
霧切「行きましょうか、誠君?」
誠「…えー?」
霧切の部屋
霧切「ほら、誠君。遠慮せずに寝て頂戴」
誠「霧切さん」
霧切「………何かしら?」
誠「どこまでが君の本心なの?」
霧切「………」
誠「君は自分の本心を隠すために、わざとそうやって大袈裟に振舞っているよね?…どこまでが、君の本心なの?」
霧切「そそそそそんなことないわわわわわ」
誠「動揺しすぎだよ」
霧切「これは影分身よ」
誠「余計に動揺が隠せてないよ………」
霧切「と、にかく。…寝て頂戴。あなたに倒れられたら、不二咲さんが悲しむわ」
誠「………霧切さん」
霧切「それとも私の添い寝がないと寝られないのかしら」
誠「ひとりでねます」
霧切「………そう………」
にあ………そ………あ………
そ………にあ………
………
田中「フハハハハ!暗黒より蘇りし希望!キュアアニマ!」
ソニア「そしてわたくしがキュアドラマ!」
左右田「ちくしょおおおおお!オレゼッツボーウ入る!」
桑田「はぁ!?俺達今までキュア戦士として上手くやってきただろ!」
左右田「いやじゃいやじゃ!オレは田中とソニアさんがいちゃこらしてんの見るくらいなら、絶望してやんよ!」
葉隠「はぁ、全くこれだからガキは嫌いだべ」
九頭龍「………全くだな、失恋ごときでビャービャー喚くな」
日向「草餅パラダイス」
桑田「なんだあれ」
田中「貴様らの仲間になった印に!この魔界より俺様が持ち帰った魔術書をくれてやろう!」
田中ガンダムの☆ハムスター入門~みんなと仲良くなりたいでチュー~
桑田「」
………………
………
…
誠「うーんうーん」
霧切「うなされているわね…どんな夢を見ているのかしら」
いぶき「まーたシリアス続きでいぶきの出番が忘れ去られてるっす」
いぶき「今日くらいは出しゃばるっすよ…あれ、びゃくやちゃん!」
十神「澪田か」
いぶき「もー、随分探したっすよ?なんでいぶきのところに来てくれないっすか!」
十神「いろいろあったんだ…い、言わせるな!その……あれだ、女としての初めてを様々経験したところなんだ!」
いぶき「いろいろ…すか」
十神「………なんだ」
いぶき「いや、びゃくやちゃん、うしろうしろ」
十神「うしろ?」
店長息子「………お、おう、っす」
いぶき「っす?」
十神「何しに来た。こっちはお前と話す気は無いぞ」
店長息子「いやぁ、その、あはは……なんつかその…俺やっぱお前と一緒にいたいっつーか、なんつーか…」
十神「………」
店長息子「この通りだ!俺と付き合ってくだ十神「断る、死ね」
店長息子「」
いぶき「………うっわ、うっわ」
十神「そもそも「私」は男だ。男と付き合う気は無い……帰れ」
店長息子「綺麗なのにな…お前」
いぶき「………さらっと私って言ってるっすよびゃくやちゃん」
十神「そんな事はない!わt………俺は十神白夜だ!」
店長息子「……あー………分かった、帰るから………」
十神「………」
いぶき「ちょっとあのこ見てくるっす」
十神「あまり校舎をうろつくなよ、澪田」
厨房
モブ生徒「また花村君が振られたの、ミキは見てたの」
店長息子「 見 る な よ 」
モブ生徒「あふぅ………そんなの自分の運のパラメータが伸びない事を恨めばいいの、作中随一の伸びなさなの」
石丸「む?ふられた?旗か何かの話かね?」
二式「ふられた……そうだ、俺も左右田にふられたよ」
三式「おい待て二式、突っ込みが追いつかない」
モブ本科生「過ぎた事をどーこー言っても仕方が無いだろ?なぁ花村」
花村「呼んだ?」
モブ生徒「あー………こっちの変態な方も花村さんなの……」
神代「おっと!こんなナニを変態って言うんなら僕も変態と呼んでもらわないと!」
店長息子「呼んでねー!帰れよ!」
千枝「どーん!」
店長息子「お前どっから来たんだよ!?怒られるぞアトラス的な意味で!!」
モブ本科生「………とにかく、陽介を励まそう」
花村「ハゲ?うん、守備範囲だよ」
店長息子「お前はだいだら,のマスターとでもよろしくやっとけ」
弐大「ワシの出番はまだかのう」
朝日奈「えへへ、ここぞとばかりに出て来ちゃった」
三式「おい二式、これはどういう事だ。俺は突っ込み専門じゃないんだぞ」
二式「じゃあ俺に突っ込むか?(意味深)」
神代「僕は朝日奈さんに突っ込みたいな」
朝日奈「なにそれ」
石丸「なんだか収集がつかなくなってきたが…ひとまず食事にしよう!何を食べるか言ってくれたまえ!」
花村「じゃあ君のフランスパンを」
店長息子「言わせねぇよ!?つか、そんな我が家的な事やってる場合じゃねーからな!?」
神代「やるなら我が家でやりたいよね!」
花村「坪倉なら抱ける(確信)」
三式「桑田連れてきてくれ…」
いぶき「」
いぶき「………おとなのかいわって深いなぁ」
いぶき「きゃぴきゃぴしてるっすね」
不二咲「あれぇ、君は………?」
いぶき「!」
いぶき(しまった、見つかったっす………)
いぶき「い、いぶきはいぶきはなんでもない生き物なんっす!」
不二咲「?」きょとん
いぶき「………えーと、れ、レオンちゃんの友達っす」
不二咲「れおん…桑田君かなぁ」
いぶき「そ、そっす!」
不二咲「そっかぁ、じゃあいい子だよね?きっと…実はね」
いぶき「………?」
不二咲「取り戻した記憶を頼りに、パソコン上で動くアプリケーションとして……僕の友達をモチーフにしたものを作ったんだ」
不二咲「今はまだ大した事ないソフトだけど、これからもっと容量の大きなソフトに……アルターエゴって言うのにしようと思ってるんだ」
不二咲「ああ、アルターエゴって言うのはパソコンのOS上で動く疑似人格アプリケーションの事でね、今SIRIとかあるでしょ?あれのもっとすごい版だと思ってよ」
いぶき「」
いぶき(まったくわからん)
霧切「………不二咲君が幼女を誘拐している………!?」
後日ちょっと揉めた
今日ここまで
陽介ぺろぺろ…はっ!け、刑事さん違うんです、これにはわけが
次回、プリキュアロンパ
デイドリーマー
いよいよ次回が、山場です
書き切れるか、読み切れるか心配ですがお付き合いください。出来れば明日!
何かあればいつでもどうぞ、雑談好きです
おやすみなさい、おやすみなさい
夜再開までに選択多数決
1左右田視点、バンバンDeath
2葉隠視点、思い出ロード
3第三者視点、ジェットコースターロマンス4ほか…十神は出ません(断言
↓
重いわー十神のせいで気が重いわー
嘘です
今夜は23時すぎるかもしれません
良い悪夢を
誠と凪斗の会話に出てくる「神社の宮司~」のくだりはドラバラでググるとなんとも言えない気持ちになるからオススメ
よーし、いくよー
………あとどれだけ絶望すれば、
オレは、
この気持ちを拭えるんだろう。
胸ん中にぽっかり空いた穴がふさがらなくって。
オレ、おかしくなっちまったみたいだ。
なにをしても、なにをみても、
なんにもかんじねぇんだ。
………そして見たのは
ゆがんだ空、だった。
左右田「………は?」
まるで幼稚園児が描いたみてェな空。
笑顔が眩しい雲。
こちらに手を振ってくる太陽。
とり「ちゅんちゅん^_^」
くさ「wwwwwwwww」
圧倒的に、おかしい。
子供が描いたならまだ可愛いんだけど、けれど、なんか…怖い。
オレのいる空間だけがまるでクレヨンで描かれたように、ぐちゃぐちゃだった。
左右田「…あ、そーだ、オレは…」
そこで思い出す。
オレは確か、ぽっかり空いてしまった胸の穴が痛くて、
どうしたらそれを忘れられるか考えてたところだった。
…多分。
左右田「…つーかどこだここ、なんでオレはこんなとこに?」
と、辺りを見回していると…>>407がそこにいた。
tasさん(無理なら↓)
tasでググろうとしたら田代まさしが出てきた件、安価下やな(ゲス顔)
七海がそこにいた。
七海「あれ、左右田君?こんなところで何してるの?」
しかしよく見て欲しい。
相変わらず巨乳ゲフンゲフン
…つーか、なんでいるんだよ!?
左右田「は!?いや、え?オメー消えたんじゃ」
七海「…なに言ってるのか分からない…と思うよ」
左右田「いや、あの…だから、七海…」
七海「そんな事よりね、左右田君?」
小首をかしげる七海は、前に会った時とおんなじくらい可愛い。
つっても、まァ…そんなに話してはねェけどさ。
七海「左右田君はこんなところにいちゃだめだよ。みんなきっと心配してるよ?」
左右田「…オレの心配?そうか?」
今後の展開とかなんかしらに使うので、
なんかしら好きなワード>>412
「りんご」とか「花村さんカッコイイー!」とか
陽介×花村
左右田「オレの心配なんか誰もしてねェって」
七海「そうかなぁ…」
七海は何か考えるような素振りをする。
そして、一度頷いた。
七海「…うん」
そのあとオレは、耳を疑う事になる。
七海「そうだね。自分を信じてあげられないような左右田君は希望でもなんでもないし、誰も心配なんかしないよね」
左右田「………あー?」
おまえはなにをいっているんだ。
と思っていたら、さらにおかしな事になる。
七海「そうだ、ちょうどいいところにネシカ台があるから対戦しようよ」
左右田「はい?」
七海「やっぱりペルソナ4は面白いよね、初心者もA連打でコンボ出来るシステムが最高だと思うよ。ゴリr…千枝ちゃん強いし、あと足立実装はよ」
左右田「最後ただの願望じゃねーか、つかなんでゲーム!なんでペルソナ!」
七海「いいからいいからー、七海を信じてー」
左右田「」
そして次の瞬間、
オレの目の前に、苦無を両手に持った学生が現れた。
え、あの、ゲームは?
その学生はオレの目の前に立っていた。
もはや液晶から飛び出していた。
いやー、日本の技術ってすご…いやいやいや!
七海「テンタラフーってガーキルするから嫌いだな」
陽介「苦無だ!」
左右田「」
いやオレ動かしてませんけど。
オレを置き去りにして話は進む。
進むったら進む。
学生の手から極めてスピーディに、そして極めて正確に放たれた苦無は
七海「やっぱり陽介は早」
ざくざくっ
七海「………い」
左右田「………は?」
七海「………」
左右田「は?いや、えっ…と、はぁ?」
七海「」どさ
左右田「え?え?」
七海「」
それはそれは綺麗に、台の向こう側にいたはずの七海に直撃し、
体の中心にどすどすと無慈悲に刺さった。
左右田「………なな、み」
七海「」
左右田「………あ」
死んだ。
七海が死んだ。
圧倒的に意味の分からない状況で、
圧倒的に意味の分からない展開で、
完全に完璧に七海に落ち度はないのに、
七海が死んだ。
意味が分からなかった。
左右田「これ、どういう事だよ」
左右田「なんだよ………意味わかんねェよ………」
七海が死んだ。
七海が死んだ。
目の前で七海がまた、死んだ。
なんで七海なんだ。
どうして七海なんだよ。
オレの胸の穴は埋まらない。
むしろ大きくなったような気さえする。
…もっと別な何かで満たせば、これは埋まるのだろうか。
七海「」
左右田「………ななみ」
七海「呼んだ?」ひょこ
左右田「」
あれ?
左右田「ななみ?」
七海「うん、七海千秋だよ」
左右田「オメー、さっき死んだんじゃ」
七海「うん?左右田君が何を言ってるのか分からない…と思うよ」
左右田「………」
七海は死んでない。
七海が生きてた。
七海は生きてた。
よかった。
左右田「………よかった。」
七海「よくはないよ?苦無って痛いんだから」
左右田「」
……あァそうだ、これはきっと悪夢だ。
死んだと思った人間が生きてたと思ったらやっぱり死んでたんだ。
左右田「………」
現に七海の体には、
………刺さってるじゃないか、苦無が。
読みづらいことこのうえない事をお詫びします
七海「左右田君、左右田君」
左右田「………」
七海「そう、だ」
左右田「………っ!」
なん、だ、これ。
オレは気付けば、七海から逃げるように走り出していた。
怖くて、辛くて。
その場にいたたまれなくなって。
なぜかは分からないけれど、でも、七海はオレが殺したのだ。
守れたはずだ。
あまりにも突拍子がないから何も出来なかった?
そんなの言い訳じゃねェか。
違う。
違うんだ。
オレは七海を守れたはずなのに
何もしなかったんだ
左右田「………はぁ……っ、つか……いつまで続いてんだ!この草原!」
くさ「wwwwwwwwwww」
とり「とりっぴー」
左右田「なんだよ、なんなんだよ……!」
どんっ
左右田「うおッ!?」
突然、目の前に誰かがいた。
その場にぽんと現れた、と言う感じか?
……それは>>423だった。
葉隠
もう言っちゃいますけど
左右田の(目の前で仲間が)Deathルートです☆
…それは葉隠だった。
あいつデカイし、がたいそこそこいいし、ぶつかると痛いし。
オレじゃ当たり負けるわけで。
左右田「って!」どさっ
葉隠「んお、左右田っちじゃねーの?こんなとこでなにしてんだべ」
左右田「あのいやオメーこそ何してんだこんな大草原で!?」
葉隠「俺か!俺はこの大地のエネルギーを吸収してみようとだな」
左右田「無理言うなよオメー」
葉隠「なんでもやってみりゃ出来るもんだぞ?やってみるか?」
左右田「どうしてそうなる……つーか話聞いてましたか!?」
唖然とするオレの意見など知ったこっちゃないと言わんばかりの葉隠は、にやにやしながらオレを見ている…。
何かしらのキーワード>>429
かませ
かませと言えば森崎と若林
葉隠「オメーの意見なんて知ったこっちゃねーべ」
ですよねー。
……と言うかオレは正直嫌な予感がする。
さっきも突然現れた七海に不幸が訪れたわけで、
おいおいまさか葉隠にも何かしらおきるんじゃないだろうな?
などとオレは不謹慎ながら考えてしまっていた。
葉隠「………おい、聞いてんのか?」
左右田「え?だからオレはやらねーよ?そんなうさんくせェ」
どす
左右田「……は」
見ればオレの足元に包丁が!
…あ、足に刺さってないだけマシだな。
つーかこれ一体どこから?
視線を上げて、そして後悔した。
葉隠「いいからさっさと俺と一緒にガイアの力を感じるべ」
………葉隠が包丁持ってた☆
えっ、いや、あの、どこから突っ込もう!?
かませ
脅迫威喝ノ一般手段。〔第三類 犯罪行為〕
脅迫、恐喝の一般手段を云ふ。
脅迫、恐喝の一手段。
ーーー以上、出典:隠語大辞典。
左右田「どうしてこうなった」
葉隠「ほれ、ほれ、さっさと寝ろ。で大地のエネルギーを感じるべ」
左右田「」
葉隠「………返事は?」
左右田「」
葉隠「耳が聞こえなくなったんかな?おーい左右田っちー」ざくざく
左右田「いてぇいてェ!?普通に刺してきやがった!?いっ、て……!」
このやろう!…耳たぶ刺された。多分裂けてるな。
葉隠「はっはっは、なーんだ聞こえてるんじゃねーかー」
左右田「………」
違う!
こんなの葉隠じゃねェだろ!?
いや、うーん、じゃあどんなのだと言われても困るんだけどな!
でもこんなんじゃねェのだけは確かだ!
………あー、うん、刺しては来ないはずだ!
オレの体は無意識に動いていた。
葉隠の持っていた包丁をひったくり、それを両手で持って構える。
思いのほか簡単に、それは奪えた。
ちくしょー、右耳がなんか痛いぞオイ。
左右田「う、動くなよ葉隠!」
葉隠「おおっと」
左右田「つーか、オメーほんとに葉隠か…?明らかにおかしいだろ、オメー」
葉隠「いんや、俺は葉隠だぞ?」
なんだか痛みを感じなくなってきたような気がした。
現実、この場を乗り切ろうと冷静になろうと努力しながら考える。
……それにしても、なんでこんな事に。
意味も理由も分からないこの空間。
相変わらず草が生えている。
葉隠「…なあ左右田っち、いつまでそうしてるつもりだよ。それとも」
左右田「い、や!動くな!動くな!!」
葉隠「俺も殺すか?七海っちみたいに」
左右田「な、んで、それをっ」
ずぶ
葉隠「こうやって」
左右田「………は」
………油断していた。
この空間が理不尽すぎて、不可解すぎて。
オレが持ってる包丁の刃が葉隠の腹にずぶずぶとねじ込まれていた。
オレから動いたのではなく、葉隠から刺さりに来る形で。
左右田「あ、」
バカかオメーは!
なんで死に来るんだよ!
………しかし、そんな言葉が喉に詰まってエンストしていた。
左右田「……うわあああああああっ!!」
もう半分は刺さっているだろう包丁の柄を手放して、オレはその場から逃げ出した。
後ろから亡者のような声が聞こえてくる。
オレを呼んでいる。呼んでいる。
なんなんだよ、これ!
考えても考えても、意味が分からない。
オレが見ているこれはきっと夢なんだ。
夢に違いないんだ。
そうさ、きっとそう………。
がちゃん
左右田「………は、」
左右田「なんだよ、これ」
オレはいつの間にか、椅子に座らされていた。
両手に両足に枷がある。
頭の向きすら変えられないように、固定されている。
白昼夢にしては出来が悪すぎるし、夢見が悪いなとオレは思った。
けれどこれがもしも夢なら、これはオレが望んでいる事なのだ。
ぽっかり空いた穴を塞ぐために、誰かの死で鬱憤晴らして賄おうとしているのだ。
「その通りさオレ、気付くの遅かったな」
「つまりオメーはな、オレ。ソニアさんを助けられなかった腹いせに、オメーの夢の、妄想の中で」
「仲間を殺してるんだ」
聞き馴染んだその声は文字通りのオレの声。
「絶望で絶望を贖うなんて、驕り高ぶりもいいところだよなァ…だろ、オレ?」
そうして、オレの目の前には>>440
日向
ここからはただの左右田さんの憂さ晴らしタイムです
オレの目の前には日向が。
日向「なっ、ここはどこなんだ…!」
きゃりきゃりきゃり
オレの事は見えていない様子だ。
「当たり前だ、オレ。これはオレの妄想なんだから」
きゃりきゃりきゃり
日向「………何の、音だ?」
きゃりきゃりきゃりー
日向「ん?歯車?」
ぱみゅぱみゅ
日向「………とまった?」
きゃりきゃりぎゃりりりぎゅぐぢゅるるるるるるるぐちょべちょ
べちゃっ
左右田「」
日向が、すごいスピードで近寄ってきた歯車に引かれて原型がなくなった。
そんで顔になんか付いた。
保健室での一件を思い出して、思わず何かが口の奥から出てきそうになる。
オレは、オレ自身は、
………こんな光景望んでるのか?
本当に、望んでるのか?
「だから言ったろ、オレ?」
「オメーははなっから絶望側なんだよ」
目眩がしてくる。誰か助けてくれ、と喉の奥から叫びたくなる。
「助けなんかない、救いなんかない」
「誰も掬えないオメーに救いがあるわけねェだろ」
左右田「………」
「七海はなんで死んだ?」
「ソニアさんはなんで死んだ?」
「葉隠はどうして助けられなかった?」
「日向がこんな目にあったのは誰のせいだ」
「全部オメーのせいだ」
「ぜーんぶオメーが悪いんだ」
左右田「………」
左右田「………あァそうだ」
左右田「全部オレが悪いんだ」
オレが悪いんだ。
オレがちゃんとしていないから。
オレが弱いから。
だからみんな死んだ。
だから何も守れない。
誰も掬えない。
オレが、弱いからだ。
「全部オメーのせいだろ?な、オレ」
左右田「………七海…、悪かった」
左右田「ソニアさん…あなたと分かりあいたかったです…」
「そうオメーのせいでみんな死ぬ」
「こうやって簡単に死ぬ」
「そしてオメーは自分を責める」
「そしてオメーは、また誰も守れない」
左右田「………」
胸が痛い。
罪悪感が、後悔が、トラウマが、オレの恐怖たる恐怖の全てがせり上がってくる。
それでもまだ、暗黒のステージはまだ終わらなくって。
本当にオレが望んでいるのなら、もう終わって欲しかった。
けれど、オレの目の前に>>448
ksk
オレの目の前に花村がいた。
あ、苦無持ちの学生じゃねェ方。
花村「んふふ、みんな!集まって!」
店長息子「お?」
いやオメーもいるんかい!
と思ったら、
ぱっ、と世界が変わる。
そこは、オレの中では一番のトラウマが詰まった場所だった。
………希望ヶ峰学園に通う前行ってた、高校の教室だ。
有り体に言えばオレはイジメられていた。
友達だと思ってたヤツに裏切られ、
オレのメカも壊され、自慢の愛車(超エンジンすごい版ただし未完成)も盗まれ、
うちの実家の自転車屋のサドルだけ盗まれるようになり、たまにオレのチャリもパンクさせられたりしていた。
そんな、トラウマばかりのある教室だ。
そしてそこに花村(と苦無持ってる方のやつ)と
………かつての、オレが信頼していたはずのクラスメイトが周りに立っていた。
花村「今からこの左右田君で、みんなで保健体育をしようね!」
男子1「おおっ!」
男子2「ブフォwwwwwリアルBLンゴwwwww」
男子3「草餅パラダイス」
左右田「は?」
店長息子「とりあえずこれ咥えとけ、な」
左右田「ちょ、オメーら何す、むぐっ」
オレの体は相変わらず椅子に固定されていて動かない。
顔をどこかに向ける事すら出来ない。
口にタオルを咥えさせられて、言葉を発する事も出来ない。
オレはただなすがままにされていた。
左右田「~~~~!?」じじーっ
花村「ほら!これが左右田君のスパナだよ!」
男子2「んんwwwww」
男子1「うわー、もうでかくなってるー」
なんだか既視感がある。
昔こんなイジメにあったっけ。
くちゅくちゅ
………そうそう、オレは嫌がっていたけれど、整理現象を抑える事は出来ない。
生き物だからな。
くちゅくちゅ
気持ちいいわけじゃない。
胸の中の穴はまだ埋まらない。
男子1「やっぱ男に触られても気持ちいいんだな、さすが左右田は変態だ」
花村「ぼくを差し置いて変態なんてひどいね!」
………頼む、夢であってくれ。
こんなの間違ってる。
過程は割愛しよう。
いや、どっちかと言うとオレが記憶から消した。
ただ、嘲笑の中でオレは子種を盛大にぶちまけさせられた。
それだけは記憶に刷り込まれて離れてくれない。
ぐるぐると、毒のように嫌な思い出が頭の中を回って行く。
吐き気がする。
………オレはもう心身ともにズタボロにされていた。
仲間が死んで、大事な人が死んで。
嫌な思い出のある場所に行かされて。
嫌な思い出の中でイカされて。
もう嫌だ。
もう嫌だ。
何が希望だ、絶望だ。
オレはもう知らねェよ。
左右田「………死にたい。殺してくれ、オレ」
後生だから。
なんでこんなに辛いのに生きなくっちゃならねェんだよ。
選択
1そこに颯爽と凪斗が
2そこに颯爽と誠が?
3そこに颯爽と大神が!?
4そこに颯爽とその他、十神はいません
人によってはDeathルート脱出
↓
本当に見にくくて、ついでに意味が分かりにくくて本当にすまないと思っている
オーディエンス、ご迷惑おかけします
今日寝るんご
起きて再開出来たらするんご
おやすみなさい、おやすみなさい
多数決1進行
「いいや、大丈夫」
その声は、突然空間に響いた。
「もう自分を責めないでいいんだ」
「だって君は知っているから、世界で生きていく事の辛さを」
まるで落ち着いたその声が、近づいて来る。
「絶望を知っている君だから、希望だってちゃんと知っているでしょ?」
………凪斗。
凪斗「大丈夫」
凪斗「今まで君が見たものはただの白昼夢」
凪斗「苦無の刺さった七海さんも、ぐちゃぐちゃになった日向君も」
凪斗「こんな世界も、濡れた君の体も、」
凪斗「君の涙も僕の涙も」
凪斗「誰かの涙も、全部ニセモノだから」
だから、なんだと言うんだろう。
この夢の中がニセモノだとして、この感情もニセモノなのかよ。
じゃあオレは、オレのこの気持ちは、
………もうどうすりゃあいいんだよ。
苦しくて苦しくてどうしようもない。
凪斗「左右田クン」
凪斗「じゃあ、死ぬ?」
左右田「………オレは」
死ぬのは、怖い。一瞬で終わってしまうから、止まってしまうから。
でも生きるのは辛い。ずっと続いて行くから、救われないから。
じゃあこの夢の中にいるのか?何でも出来る残酷な天国で立ち止まるのか?
オレは…
1恐ろしいがすぐに終わる死
2辛いけれど逃げ出さない生
3どっちも選べねェよ…
4まだオレは白昼夢に溺れていたい
>>469
4
まだオレは白昼夢に溺れていたい。
それがオレの出した答えだった。
凪斗「左右田クン…君はそうして逃げるんだね」
凪斗「生からも死からも」
凪斗「希望からも絶望からも」
凪斗「………ソニアさんへの気持ちからも」
でも、それでいいんだと。
それで、いいんだ、と。
今のオレはそう思えて仕方がなかった。
辛いのに、怖いのに、どうしてそうする必要があるのだろうか。
上じゃなくたって、下じゃなくたって、横にだって道はあるんだと、誰かが歌ってた。
逃げじゃない。
それは違う手段で、停滞なのかもしれないけど、必ずしも無意味じゃない。
少なくとも、オレには。
左右田「だからオレは、まだこの白昼夢に溺れていたい。この世界が夢なら、オレはこの夢を幸せにしたい」
左右田「何でも出来そうな気がするから」
凪斗「………それが君の、答えなのかい」
左右田「いつでも前に進めるわけじゃねェよ、人間は」
左右田「…そんなに簡単な生き物じゃねェんだよ」
目の前の凪斗が、ゆらっと揺らめいて、消えた。
難易度選択
なおどれを選んでも最終的に、仲間たちに救われるエンドの模様
1そろそろ左右田に救いを
2今のままのカオスで
3さらに読むのが辛いダーク
4逃げるなら今のうち、リスキー
↓
ここが終わればあと一本道なんや……がんばるんやワイ…あと左右田…
かわいそうだなのに3ってみんなおにちくですね、3進行ですね
気が付いたらそこは見覚えのある桑田の部屋だった。
左右田「………ここは」
桑田「なんでまた俺の部屋に来てんだよ」
九頭龍「居心地いいからに決まってんだろ」
葉隠「桑田っち、みかん取って」
罪木「呼びましたかぁ?」
桑田「蜜柑違い!つーか何でいるんだよ!」
凪斗「とりあえず呼んでみたよ」
日向「全くお前ら、何を考えてるんだが分からないな」
舞園「あ、私にもみかん取って下さい、桑田君」
桑田「………さやかちゃんがそう言うんなら取ろっかな?」
小泉「こら桑田!贔屓しないの!」
………あ、れ?
大神「しかしよくこの人数が一部屋に収まったものだな………」
モブ本科生「」むぎゅー
桑田「明らかに収まってねぇぇぇ!おい本科生!死ぬな名もなき本科生ー!!」
戦刃「可哀想に………戦場で気を抜くからこうなる」
店長息子「ここ戦場じゃありませんけど!?」
澪田「うっひょー!いっぱい人がいるっす!ここはオリエンテーション会場かなー?」
誠「一応桑田クンの部屋だよ」
桑田「もう俺の部屋とは呼べないよこれ」
二式「宴もたけなわだ…桑田、やらないか(真顔」
桑田「えっ」
田中「フハハハハ!貴様らは知らないのだ…この宴には魔力を俺様に補充する作用がある…そして魔力がまだ溜まり切ってはいない!すなわち」
予備長瀬「帰りたくないって事っすか?」
予備太一「初めて自分の本心が知られた時、どう思った?」
魔法少女「やめたげてよぉ!」
桑田「また増えるな!」
七式「それはともかく、どうしてこうなった」
朝日奈「こっちが聞きたいよ!なんで桑田の部屋に呼ばれたわけ?」
花村「んふふ、これからパーティをするのさ!」
神代「なるほど!これだけの男女が集まるパーティとなると、乱交だね!」
藤原竜也「な"ん"でそ"う"な"る"ん"だよ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!」
桑田「だから増えるな!これ以上は!!」
七海「ところで誰か忘れてないっけ?」
十神「………誰がだ?」
七海「うーん、誰がひとり忘れてるような、忘れてないような」
大和田「あ?こんだけ人数いるんだぞ、誰か忘れるなんて事ぁねーだろ」
過負荷『そうだね』『僕でもあるまいし』
モブ生徒「ミキは自分にそんな事言う人は苦手なの」
石丸「そうだぞ、そこの過負荷くん…名前を教えてもらってはいないが!しかし!」
にわとり「ぴゃー」
セレス「うるさいですわよ、あなた達…山田君?ギョーザを取っていただけませんか」
山田「喜びすぎてー!」
桑田「うおっ!?おい、元・俺の部屋をぐっちゃぐちゃにすんな!」
店長息子「お前もうこの部屋取り戻すの諦めたの!?」
九頭龍「はっ、こんだけ荒らされてるんだ…まぁ普通の部屋が帰ってくる事はねーな」
辺古山「片付けならあとで手伝ってやろう」
1「うちの片付けも手伝ってほしいんだけど」
辺古山「断る死ね」ずばーっ
桑田「元・俺の部屋で死人出すな!」
店長息子「お前の部屋とか関係なしに殺人ダメ絶対!!」
西園寺「ぷぷーっ!ねえねえ人が死んでるよー!くすくす」
ジェノ「死体だ!死体が転がってやがるぞ!フヒヒヒヒヒ!!」
カムクラ「超高校級の草餅職人の才能で楽しんでいるところに何をしてくれてるんですか」
葉隠「もはやピンポイントすぎるべ!つーかなんだその才能!」
不二咲「みんなぁ~、遅れてごめんねぇ~」
舞園「不二咲君!遅いですよー」
ソニア「みんなで心配していたところですわ」
七海「あ、いないひとりって不二咲君の事だったんだね。よかった、思い出せて」
凪斗「全員集まってるよね?」
誠「あー…ごほん」
誠「みんなの力で、この世界にようやく希望が取り戻せたよ」
誠「ほんとうに…本当にありがとう」
弐大「だがのう、本番はここからじゃろう?」
九頭龍「まぁそうだな。あとは絶望してるやつらを叩いて」
終里「んじゃあオレがそいつらを殴ってきてやるよ!」
江ノ島「ところがどっこい!その叩かれた人はまた私が絶望させるのデースwwwww」
日向「悪趣味だなおい!」
小泉「全く、盾子ちゃんは相変わらず意味わかんないジョーク言ってるね」
戦刃「ううん…盾子ちゃんが本気を出したら可能だよ」
六式「ソースは俺」
花村「六式君のソースを出してもいいって事かい!?」
二式「ああ…次は放尿だ…」
ジェノ「煮えたぎるー!!」
山田「やるなら向こうでやってくだされ…」
桑田「向こうでもダメだろ!?」
マツコ「そういうのが偏見って言うのよ!」
店長息子「そしてお前は誰だよ!?」
カムクラ「草餅パラダイスを作るので黙ってもらってもいいですか?」
美食家「この草餅を作ったのは誰だぁ!」がばっ
桑田「収集つかねーよ!もういいよ!黙れよ!!」
先生「みんな仲良くしてくれると、先生嬉しいですよー」
学園長「とりあえず!レーション祭りを開催しよう!」
戦刃「かねてからの悲願でした!!」
十神「いちいちうるさいやつらめ…」
モブ本科生「あのー、本筋がどこかに迷子なんだけど」
クマ「そんな事よりパーティ抜け出すクマ」
六式「あまーーーーい!!」
桑田「だからまた増えるなぁぁぁぁ!!」
そこは、
オレだけがいない部屋だった。
前に進めなかったから、
後ろに戻れなかったから。
この世界にとどまると決めて、居座ってしまったから…
この世界に嫌われたんだ。
オレの夢なのに、オレの自由にならないっておかしくね?
でも。
前を見る。
…ソニアさんがいる。
ソニアさんが生きてる。
ソニアさんがこうして、生きて楽しそうに笑っている。
それを見ると、どうしても胸の高鳴りが止まらない。
それが例え、彼女にかけられた魔法だとしても。
舞園「誠くーん!」
誠「」びくっ
霧切「させないわ」ひゅ
舞園「!?」
舞園が生きてる。
小泉が生きてる。
山田も田中も、西園寺もセレスも生きてる。
戦刃?とかって人も生きてる。
七海が生きてる。
ソニアさんが、生きてる。
ソニアさんが生きてる。
生きていてくれる。
ソニアさん、ソニアさん。
ソニアさんソニアさんソニアさん。
桑田「だー、もう!いい加減にしろ!」
終里「ん?なんだ?もう終わりなのか?」
弐大「おわりだけにのう!」
西園寺「つまんなっ」
霧切「というか既視感があるわね」
葉隠「デジャブ?デジャヴ?」
九頭龍「そのセリフもデジャヴだな」
店長息子「どっちでもよくねぇ!?」
豚神「じゃあ僕はまず自己紹介から始めようかな」
日向「今更かよ!?」
腐川「と言うか本筋に出てないのに出番ここって…ど、どう言う事よ…」
辺古山「それを私に聞かれても困るのだが」
葉隠「このままスルーするのはちょっとアレだったんだべ、しかたがねーべ」
朝日奈「でも本編にはもう登場機会ないんでしょ!?ひどい!」
一式「それは大体の人間が思っている事だ、黙っておけ」
十神「待て、そこの私の偽物は誰だ」
澪田「白夜ちゃんっすよ?男の」
江ノ島「わしが十神を育てた」
桑田「どうでもいいよ!」
セレス「いいから黙れって言ってんだよこのビチグソがぁぁぁぁ!!」
にわとり「あっふー」
モブ生徒「あふぅ…」
花村「あんっ…」
神代「うん、ミキちゃん優勝。その声で今日抜くから後で録音させて?」
早見あかり「嫌です」
桑田「オメーには聞いてn…いや元ももクロ!?いや!それ以前にほんとに収集が!つかないから!!」
賑やかな部屋に、オレだけがいなかった。
けれどオレの事に気付く人はいない。
オレがいない事に気付く人はいない。
夢だからか。
ああ、そっか。
これは夢なんだ。
でも、オレはこの夢に浸る事を選んだ。
ソニアさんが、いるから。
そうだ。
ソニアさんは生きてるじゃねェか。
こうしてみんな生きてるじゃねェか。
絶望とか希望とか、きっと嘘だったんだ。
誰も死んでないし、戦ってもないんだ。
ソニアさんは生きてるんだ。
よかった。
ソニアさんは生きてた。
ほんとうによかった。
ソニアさん、ソニアさん。
あなたがいれば、オレはもうなんでもいいです。
ソニア「田中さん!その四天王をもふもふする権利をわたくしにください!」
田中「いいだろう!だがこやつらは魔界でも指折りの実力者…手荒な真似をすれば、反撃を食らうぞ」
店長息子「つまり噛まれるって事な」
辺古山「わ、私にももふもふさせてくれ」
九頭龍「!?」
ソニア「あはは、やっぱり四天王さんはいつみても可愛らしいですわね!」
ソニア「控えおろう!」
四天王「ちゅー」
田中「フハハハハハハハハ!!」
ソニア「あははははははははっ!!」
…ソニアさんがいる。
だからおれもここにいる。
もうたたかうひつようもないし、いみもない。
ずうっとここにいる。
にげじゃない、ていたいなのかもしれない、けれどあくではない。
ぜつぼうもきぼうもしったこっちゃない。
おれはそにあさんがひつようなんだ。
そにあさんそにあさん、そにあさんそにあさんそにあさん
ここにはゆめがあるから。
おれがみたいものがあるから。
もういい、もういいよ。
おれなんてどうせ、だれにもひつようとされてないんだろ?
だからおれははくちゅうむのなかでおぼれていることにする。
だれにもめいわくはかけないし、だれにもじゃまさせない。
たとえそれがおわりでも、はじまりでも。
もう、いいよ。
ほうっておいてくれよ。
桑田「オメー、それ本気かよ」
………?
桑田「ほっといてくれとか、オメーの事誰も必要としてないとか!それ本気で思ってんのかよって聞いてんだ!」
なに、このひと?
だれ?
なにしにきたんだ?
おれになにをいいたいの?
日向「いつまでも目を背けてる場合じゃないだろ、左右田!」
どうして?
どうしてそうやって、げんじつをみせようとするんだよ。
げんじつにもどったって、なにもないのに。
葉隠「勝手にひとりでへこんで、勝手にひとりでどっか行って!…言っただろ、俺はオメーに会えてよかったって!!」
うそだ。
うそだ、うそだうそだうそだ。
そんなことほんしんでいうやつなんか、このよにいねぇんだ。
たったひとり、あいされたかったひとにすらひていされたおれなのに。
九頭龍「それでもテメーは生きてんだろーが、ボケが。」
凪斗「見つけたよ、ようやく!」
誠「君の絶望!この夢を終わらせに来た!」
………なんで、そんなことしにきたんだよ。
もうほっといてくれよ。
おれなんて、だれにもうけいれられないんだよ。
だからもういいんだ。
凪斗「そう思わされているだけだ!」
桑田「絶望してんじゃねーぞアホ!」
うるせーよ。
うるせーよ。
ひとのゆめにまでかってにどそくではいってきて、きれいごとならべて、なんだかんだいってきて、
………うざいよ。
しねよ。
九頭龍「おい、凪斗…本当にこれで左右田を元に戻せんだろうなぁ!?」
凪斗「………多分」
葉隠「はぁ!?あん時は大丈夫だって!」
凪斗「分の悪い賭けなんだよ、これは!」
桑田「つーか、いきなり場面転換しすぎなんだっつーの!」
日向「しかたがないだろ、ここは夢の世界なんだ」
葉隠「………あの、夢なんだよな?じゃ、目の前から迫ってくる武器の雨あられも夢、だよな?」
誠「刺さったら痛そうだね」
日向「と言うか絶対痛いだろ?」
凪斗「………てへぺろ」
九頭龍「だあああっ!いい加減に目ぇ覚ましやがれ左右田ぁぁぁ!!」
桑田「避けれねぇぇぇ!!ああああもう!!」
ざくざく、ざくざく。
どすどす、どすどす。
しゅぱ、しゅぱ、しゅぱ。
いっぱいのぶきでさされてきられて、
これでもうおれのまえにはでてこないだろ?
うっとおしいやつなんて。
日向「………それでも………」
………!
日向「それでも、俺は……俺はお前を……」
どす
日向「ーーーぅ!」
葉隠「…にゃろ、仲間に手ぇ出すとは……偉くなったな、左右田っちよぉ…」
桑田「まだくたばってねぇな、全員……」
凪斗「もちろん……あぶなかったけどね」
誠「どこが危なかったのさ!凪斗クン迷わずボクを盾にしたよね?!」
凪斗「元気そうでなによりだよ」
誠「ひどい!」
九頭龍「っつー…、大した傷じゃねぇ。それより左右田、テメーいい加減にしろ」
葉隠「そうだぞ!こんな訳の分からん夢見てる事自体、江ノ島盾子の術なんだべ!」
桑田「部屋の隅っこで体育座りしてるテメーなんかもういい加減見てられねーんだよアホが!」
日向「俺達は今、お前だけに語りかけている。頼む左右田、お前は弱くない。誰にも必要とされてないなんて、それこそ嘘だ」
凪斗「君の悲しみが君を強くした。君の絶望が今の君の希望を作った!だからもういいでしょ…!」
誠「現実は確かに、辛いよ。わかるよ。でも、それでも、生きてるじゃない」
葉隠「オメーがいなかったら色々つまんねーんだよ」
桑田「この夢も飽きたし危ねえし!」
九頭龍「さっさと戻ってこい、クソが」
日向「左右田…」
日向「>>494」
日向「草餅パラダイス」
桑田「」
九頭龍「」
葉隠「」
日向「………俺は草餅がないと死んでしまいそうな気持ちになる………でも!」
日向「誰だってそうだろ!?好きなものが好きなだけあればいい、って思うんだ!」
日向「俺だってそう思う!草餅パラダイスを作りたい!」
日向「……でも、それじゃだめなんだ」
日向「いい事ばかりでも、悪い事だけでも、人間はダメなんだ」
日向「左右田、分かるか?」
左右田「分かるわけねェだろーーー!!」
なに?飽きたの?
バカじゃないの?
なんだよ、草餅パラダイスって。
で、草餅パラダイスを作りたい?
つ く り た い って言いましたよこのひと?!
左右田「人が死にそうになってるっつぅのに!」
左右田「ふざけてんじゃねェぞ!」
左右田「オメーらやる気ねーだろ!?」
ああでも、オレの仲間は
いつだってそんなやつばっかりだったわ。
………オレにも、帰る場所があっていいのかなァ。
左右田「………っちくしょー!!」
凪斗「今だ!みんなで左右田クンの精神を引っ張り上げるよ!」
日向「災い転じて福となす…だな!」
桑田「だな、じゃねーわ!オメーマジふざけんなよ!?ふざけんなよ!?」
葉隠「とりあえず今は左右田っちを!」
九頭龍「とっとと目ぇ覚ませゴルァ!!」
誠「せーの!!」
………そこは、いつもと何ら変わりのない、桑田の部屋だった。
あー………。
疲れた。
なんだか日向のせいで、悩んでるのが馬鹿らしくなってきた。
ソニアさんはもういないけど。
オレはやっぱりここで生きてるんだな。
どうしようもなく、どうにもならなく、
オレはここで生きている。
凪斗「左右田クン、おかえり。」
日向さんの演説すごいすごーい(棒読み)
次
1江ノ島と最終決戦
2日常
3息抜き程度の短編
↓
色葉さんも出せるなら出したいけど完全オリキャラです、です
普段はおちゃらけてるけど実はやばいみたいな例えるなら道化師→欲望ルートみたいな…ね…?
2進行把握、再開深夜
恐らく最後?の日常になります
どんな話にしよっか?ねぇ>>520?
水曜どうでしょうvsハナタレナックス
誰得
ナレ「一体誰が分かるのか!?ローカルバラエティ頂上決戦が始まる!?」
ナレ「しかしここで無情の安価下となってしまった…残念!」
>>520
そのうち違うところでやります、必ずやります、私シンを倒します
なお左右田は戸次ポジションの模様
左右田「草餅パラダイスって…」
オレはそれを言い出せずにいた。
なんせそんなアホなセリフに踊らされたのがオレだからだ。
ぷちっと切れて、夢から覚めさせられて。
なんてかっこ悪いんだオレ!
しかし、それが現実。
それが事実なのは変わらない。
だから本来オレは、左右田和一は、日向に礼を言うべき立場だった。
…が。
花村「ほら、じゃんじゃん運ぶよ!」
モブ本科生「どうしてこうなった」
葉隠「それはこっちが聞きたいべ」
左右田「いや、あの、ほんといいぜ?オレが悪ィし、今回はほんとに」
日向「いいんだよ、お前がこうして戻ってきてくれた…それだけで俺は嬉しいんだ」
神代「僕もさ!初めて射精した時と同じくらい嬉しいな!」
左右田「気持ち悪ィ事言うんじゃねェ!」
………左右田和一おかえりパーティなるもので、もてなされていたわけで。
これは姉さん、事件です……。
左右田「いや、ほんとね?オレは本来むしろ迷惑をかけたオメーらに謝らないとならん立場だし?」
日向「それは違うぞ!」論破ァ
朝日奈「ほんと心配したんだからね…ばかっ…!」ぽろぽろ
桑田「あー……それにだ。草餅パラダイスについてはあの後俺がしっかり絞っといたから」
九頭龍「嘘言え、オメー最終的に言いくるめられてただろーが」
桑田「ち、ちげーし!あれはただちょっと眠かっただけだし!」
店長息子「いや、でもさ?左右田が倒れたっつーから焦ったんだぜ?」
辺古山「私達は、形はどうあれお前に救われたからな、左右田」
不二咲「そうだよぉ、いなくなっちゃったら…どうしようかって…!」ぽろぽろ
………あァ。
やっぱりオレにも、帰る場所があったんだ。
それは、ほんのささいな事だけれど。
それは本当に、幻みたいだけど。
でも、オレにも帰る場所があった。
それだけで充分だ。
左右田「………ゥ」
葉隠「んあ?どした、左右田っ………」
左右田「あ…りが、ど………」ぼろぼろ
葉隠「」
凪斗「おや、泣き出しちゃったね」
霧切「誠君の涙や汗なら舐めとりたいのだけれどね」
誠「地味に怖い事言わないでくれる?」
十神「とにかく俺達が今お前に言えるのはひとつだけだ」
モブ本科生「ああ!」
「おかえり、左右田!」
左右田「………う、ああう」
左右田「な、んっだ、よ…あほォ……」
左右田「初めてだわ、そんなの言われたのォ………!」ぼろぼろ
葉隠「…左右田っち」
日向「よし、今日は盛大に祝うぞ!ほら、草餅食うか?」
左右田「うんっ、うん…っ!」ぼろぼろ
左右田「いただきます……!」ぼろぼろ
桑田「しかし草餅すげぇな、まさか左右田を一瞬で正気に戻すとは」
九頭龍「いや、あれは草餅パラダイスって言い方が悪かった気がするけどな」
日向「何でだよ!草餅パラダイスっていい響きじゃないか!」
誠「…パラダイスの部分がパチスロっぽくてダサい…」
日向「」
二式「全く、何の反応もないお前と繋がっても意味がないだろう…」
三式「左右田安心しろ、未遂だ」
石丸「ところでパチスロとはなんだ?」
モブ生徒「空気委員は知らなくていいものなの…あふぅ……」
不二咲「実機はないけど、シュミレート台なら幾つか持ってるよ。やる?」
葉隠「アホか!ああいうのはあの場でやるのが意味あんだべ!シュミレート台なんてのはダメダメ!」
九頭龍「……へぇ、分かってるじゃねーか。葉隠」
左右田「………」
あれ。
速報、オレ氏いきなり空気化。
なお、間に合わん模様。
左右田「あの、オレのお帰りは」
日向「もうやったからな。あんまり心配かけさせるなよ?」
朝日奈「そうだよ!なんか大変なのは分かるけどさ!」
霧切「………ねぇ」
と、突然、
霧切が本当に突然、重苦しい雰囲気で口を開く。
霧切「あなた達……どんな敵と戦ってるの?左右田君をああして幻覚に閉じ込めるなんて」
霧切「………勝てるの?」
正直言おう、勝てる気しない。
本気で自信ない。
でも勝たないといけない。
勝たないとならない。
そうしなければ、オレ達に明日がないんだから。
左右田「………ああ、勝つよ」
絶対に。
命をかけてでも。
………なんて言えなかった。
霧切「………そう」
霧切「あなたが命をかけてでも倒す、と言わんばかりの顔をしていたから不安になったわ」
左右田「」!
霧切「けれどきっと大丈夫よね」
予備長瀬「ん?それってどう言う事っすか?」
がららららばんっ
本科残念「おい!ここに左右田ってやついる!?」
桑田「もう増えないでください、お願いします」
本科残念「いやなんでもいいんだけどよ…なあ、江ノ島とかって言う女から、左右田に渡せって手紙貰ったぞ」
左右田「………江ノ島が」
誠「ということは」
凪斗「いよいよ…最終決戦、だね」
物事は始まれば、いつか終わる。
人は生まれていつか死ぬ。
スタートがあったら、どこかに必ずゴールが存在する。
そしてこのオレ達の、一風変わった青春グラフィティの終わりは、
このストーリーの終着地点と言うのは、
やはり江ノ島を倒すところなのだ。
オレは受け取った手紙を開いた。
「いよいよ終わるぞ、お前達」
そんな一文から始まる、あまりにも突拍子がなくて、
そしてとても高飛車な文書の羅列が
………そこにあった。
今日ここまで
デイドリーマーに対する質問とか疑問、意見は本当に欲しいです、あったらください
次回…最終回の、序章
あと少しのおつきあいですがよろしくお願いします
おやすみなさい、おやすみなさい
途中で出てきた凪斗は本物だったの?
やるよ!最終決戦、やーるーよー!
オーディエンスいてもいなくても再開だーよー!
>>530
残念ながら偽物でした
拝啓
いよいよ終わるぞ、お前達。
実に約1ヶ月もぐだぐだうだうだよくもやってくれたな、お前達。
私様の飽き性を知っていてそんな苦行をもたらすとはな!
まさかだったぞ。
4スレとかほんとまさかだったぞ。
九頭龍が変身しないで3スレ目終わった時はもう、ね。いつまでやってんだと思ったよね。
私にとって一番効いたわ、あれ。
だが。
もうその地獄のような、退屈な日々も終わるんだ。
お前達を倒して、ハッピーエンドで。
正義が必ず勝つ王道なストーリーはもう飽和してる。
だからお前達は私様が直々に、
叩き潰す。
希望も絶望も全部ごちゃ混ぜにしてやる。
さて、早速だが最終決戦の場所は
(続きが省略されました…全部読むには課金してくださいですぅ)
左右田「なんだよこの手紙ィ!」
予備残念「連邦のモビルスーツは化け物か…!?」
凪斗「封筒に普通に2枚目が入ってるけど」
葉隠「どれどれ?…んー?」
日向「なんて書いてあるんだ?」
【最終決戦の場所は、お前達にハンデをくれてやる】
【そこはかつての】
葉隠「き、希望の園…?」
凪斗「希望の………」
誠「……園…!」
モブ生徒「つまりこのふたりの生まれ故郷なの、ミキも大きくなったら行きたいの」
桑田「いやそうやって気軽に行ける場所じゃねーからな!?」
日向「でも、なんでだ?明らかに不利だろう?そんな場所で戦うなんて…」
誠「………まさか、希望の園をボク達の目の前で壊すつもりなんじゃあ……!?」
凪斗「急ごう。江ノ島が希望の園に行く手段を得たって事だからね…早く行かないと!」
左右田「で、その行き方は!」
誠「>>537」
3回まわってワンという
誠「わん………!」
左右田「!?」
誠「3回回ってワンと言う…これが希望の園への行き方だよ………!」
桑田「希望安いな!」
日向「だが………」ちらっ
葉隠「意外とこう、なぁ」ちらっ
左右田「………」
九頭龍「あ、ああ…その、何というか」ちらっ
桑田「いざやろうとするとなぁ」ちらっ
左右田「………」
凪斗「そんなー誰かが三回回ってワンと言わないと希望の園に行けないよー」
凪斗「うわーん」
桑田「あざといなおい!?」
左右田「………」
ああ分かりましたよ!
やればいいんだろ!?
3回回ってワンを!
結果
コンマ30以上なら希望の園へのゲート出る
直下
まさか出だしからコケるとは思ってなかったよ
オレは………
やった、やってのけた。
爽やかな笑顔と……
素晴らしい動きで………
左右田「ワン!」
ばひょーん
たまねぎ「」
凪斗「うわ、なんか出た…気持ち悪い………」
桑田「な、凪斗のテンションがいつもと違うぞおい!?」
九頭龍「そしてなぜたまねぎなのか」
葉隠「たまねぎって犬に食わすと死んじまうんじゃなかったか?」
誠「つまり………」
日向「今の左右田のワンは死に値する、と……!?」
左右田「ちくしょおおおおお!!!」
凪斗「ちなみに希望の園へのゲートはボクが作っておいたよ」
葉隠「お、ほんとだべ。なんかキラキラしてる魔法陣的なのがいつのまにかあるぞ」
左右田「」
桑田「それに乗れば行けるんだな?希望の園!」
誠「のはずだよ。凪斗クンが作ったんだから問題なく作動するはず」
左右田「」
桑田「いよいよ最終決戦か…」
葉隠「にしてもここまでほんと長かったべ」
九頭龍「テメーら、気合入れろよ…こっから先は負けられねぇぞ」
桑田「当たり前だろーがアホ」
凪斗「さぁ、行くよ!」
誠「………希望の園に!」
左右田「………」
ばにゅーーーーん
左右田「………えっ、ナチュラルにオレ置いてく気かよ!?」
ばにゅーーーーん
左右田「いや!ちょっ!オレは!オレ主人公だからァ!置いてかないでーー!!」
ばしゅん
【Welcome to Horp World】
トンネルを抜けるとそこは雪国………なんて情緒溢れる場所は全くない。
オレ達は謎の空間にどっさどっさと叩き落とされていた。
左右田「いたたたた!…乱暴だなおい…」
桑田「………っつーか…いてて、ここほんとに希望の園なんだろうな?」
日向「確かに…暗すぎないか?」
そこには、空を分厚い雲に覆われた、廃墟と化した街並みがあった。
誰かが住んでいたのだろう、希望と幸せに包まれていた家の数々が悲惨な姿に変わっている。
屋根が崩れ、窓が割れ、壁が剥がれ落ち、ポストに雑草が詰め込まれ、玄関は南京錠でがちがちに止められている…
左右田「なんじゃこりゃ」
家の中に貞子的なのがいた気がしたけどうん、見なかった事にしよう。
オレはここで何があっても知らないし見てない、っと。
…いや、本気で!
凪斗「これが…江ノ島とゼッツボーウに壊された、希望の園だよ」
左右田「………」
なにがあったら、こうなるんだよ。
誠「そしてこれからボク達が向かうのは城…ボク達の長と、そして姫様がいる城だよ」
葉隠「つーか、なんかその、妙に静かすぎんべ……」
凪斗「この辺りに妖精がひとりでくる事はもうほぼないからね……」
九頭龍「ケッ、気味悪い。さっさと行くぞ」
<がたんっ
日向「!?」
凪斗「な、何!?今の音は!」
左右田「あばばばばばばば」
九頭龍「……誰だ!」
ねこ「にゃー」
葉隠「………ねこ、だべ」
日向「あ、ああ、ねこ………だな」
<がたんっ!!
桑田「おい、またかよ!?」
左右田「あぼぼぼぼぼ」
誠「左右田クン!しっかりして!」
九頭龍「今度は誰だ!?」
>>550「にゃー」
松田
松田「にゃー」
葉隠「なんだ人か…」
日向「人だな…」
左右田「あばばば、は、人?」
松田「………」
左右田「………」
誠「………誰?」
左右田「あばばばばばば」
松田「…噂にたがわぬうるささだな、キュア戦士。俺は松田夜助」
松田「お前達を迎えに来た。あのブs………江ノ島盾子がお前達をもう待っている」
九頭龍「待てやコラ。テメーは江ノ島の手のものって事か?」
松田「………」
凪斗「黙秘、かい」
日向「江ノ島盾子の仲間なんだろう、お前!俺達は騙されないぞ!なぁ、左右田!」
左右田「え?あ、ああ…」
このまま松田に
1ついていく
2ついていかない
3とりあえず殴る
4ほか
>>555
友好的に話してみる
お前らさぁ…キュア戦士なんだと思ってんの…そんな、いきなり変身してリンチなんか出来ねェよ…って左右田が
>友好的に話しかけよう!
左右田「……なぁ松田、とか言ったよな」
松田「なんだ」
左右田「松田は江ノ島のところに連れて行ってくれるんだよな?」
松田「ああそうだ。お前達も江ノ島との決戦を望んでるんだろ?」
左右田「いやまァそうなんだけど………」
松田「どっちなんだ?はっきりしろ」
左右田「あーの、うーんと」
>おめでとう、
>左右田の【口下手】は【コミュ障】にランクアップした!
松田「………」
松田「………」
松田「………お前」
左右田「あ?」
松田「江ノ島を絶望させるのか、させないのか、どっちなんだ…はっきりしろ、あいつもそんなに辛抱強くないんだ」
桑田「なぁこいつさぁ、やっぱ敵じゃね?」
葉隠「うう、こえーべ…さっさとついてって話終わらせるべ」
左右田「罠だったらどーすんだよ!」
直下判定
コンマに4・9どっちか入ってたら罠
直下89、見事に罠です
松田「とにかく来い」
葉隠「ひいい、命だけは!命だけは!!」
松田「………いやまだ来いとしか言ってないぞ」
九頭龍「めんどくせぇ…。敵だったらその場でボコりゃいいだろ?とにかく行くぞ、こいつに着いて」
左右田「えェ?そんな簡単に信じていいのかよ…」
日向「今はとにかく信じるもなにも、着いて行ってみるしかないだろ」
凪斗「………とにかく行こうよ。松田クン…だったよね?さあ、あの江ノ島のところに連れて行ってよ」
松田「ああ…もちろんだ」
誠「………」
すたすた
オレ達は歩く。
誰もいない町の中を。
先頭に松田、そしてその後ろにオレ達が団体でぞろぞろとついていくような感じ。
それにしても、姫の場所知ってんならなんで誠も凪斗も案内しねェんだよ。
たわいのない会話を繰り返しながら、オレ達は歩く。
歩いて
歩いて………
誠「……いつ、着くのかな?江ノ島さんのところには」
………狭い路地裏のようなところに差し掛かって、やっと誠が口を開いた。
誠「やっぱり君は嘘をついてるよね?どうしてそんな事を…」
松田「………お前達に、江ノ島の、あいつの邪魔はさせない」
日向「こ、こいつっ……!?」
そこで、はっと気付いた。
いつのまにか!オレ達は囲まれていた!
しかも………
そいつらは、
「お久しぶりですね、みなさん」
「くすくす、念願のボスラッシュだよ、やったね!」
「ぐふふ、これで二次元から三次元を再び渡り歩けるのですな!」
どこかで見覚えがあって、
「今度こそパシャパシャ撮っちゃうからね!」
「ふはははは!ソロモンよ!私は帰ってきた!」
「わ、私も頑張りますぅ………」
最強で最恐で最狂な、
「お控えなすって!!」
左右田「………ソニアさん」
ボス達だった。
松田「とはいえ、見た目だけの別物だ。記憶は…俺が適当に作って入れておいた。ただ、こいつらは強いぞ」
日向「ははは………バーロー…」
桑田「希望の園に希望はもうねぇのかよ…!?」
葉隠「何にせよやるっきゃねーんか!」
九頭龍「どうせ一回死んでるんだ、偽物は黙って死んどけ!」
左右田「………ソニアさんを………」
左右田「弄んでんじゃねェこらァァァァ!!」カッ!!
戦闘判定
直下コンマ末尾、1ほど苦戦し9ほど瞬殺
0だと松田さんもさようなら
連戦だから体力残しておきたい
直下末尾2…さすがボスラッシュ……
宮川大輔「いやこれあかーーーーーーーん!!」
左右田「プリキュア!メイクアップ!」カッ
ソニア「?…弄ぶ?何の事だか知りませんが……『弾けなさい』!」
ぱちーん!
ピッチ「いってぇ!ちょ、あいつ何か飛ばしてきた!」
田中「ふはははは!トウモロコシだ!」
リーフ「つまりポップコーンだべ……うめー」
カオス「食ってる場合か!?」
小泉「はーいみんな、こっち見てー」
バレル「ってやべぇぞテメーら!?」
マキナ「と、とりあえず!」
西園寺「よけれるわけないじゃーん!キャハハハハ!!」ばきっ
バレル「ぐ、っ……!」
ピッチ「てっめぇ、やったな…!この野郎!」E:金属バット
ひゅっ
西園寺「かわして…」
ピッチ「げっ」
がし
西園寺「ゼロ距離超音波あああ!!」
ピッチ「~~~~!!?」キィィィィンッ
マキナ「させねェ!ゲイボルグ!」ひゅんっ
西園寺「!?」ずどどどっ
小泉「日寄子ちゃん!?」
リーフ「うおおおおお!ドレッドウィップ!一発かますっ!」
罪木「だっ、ダメですぅ!西園寺さんを狙うなら私を狙ってくださぁい!」
リーフ「う、つ、罪木っち…!?」
バレル「よしテメーら、全員動くな」
ガチャチャ
九頭龍がいつのまにやら多数の銃口を罪木に向けている!
リーフ「ちょ、九頭龍っち…!」
バレル「敵に情売ってる場合かテメーはっ!そいつはテメーと分かりあった『あの罪木』じゃねーんだぞ!」
リーフ「………っ」
バレル「…テメーがやれねーならオレが撃つ!」
ずだだだだだだだだっ!!
罪木「きゃあああっ!」
ピッチ「☆☆☆」
その頃桑田の頭の中には星が浮かんでいた………ダメだこいつ、なんとかしないと………。
小泉「食らえ!私の!写真撮影!!」
カオス「っ!しまっ……」
ぱしゃっ!
カオス「う、うわあああっ!」しゅー
マキナ「ちっ、こっちはこっちで!」
リーフ「くそぅ、いっぺんに戦うとキリが……」
舞園「キリがありませんか!?」びゅん!
山田「触手プレイキタコレ」
凪斗「みんな!」
誠「そ、そん…な、ここまで圧倒的だなんて……」
マキナ「あんまりやりたかなかったが…ここは必殺技を使うしかねェ………!」
バレル「ちっ、出し惜しんでも仕方ねぇか」
ピッチ「ここで負けるくらいならやるしかねぇ!」
舞園「まだ何かするつもりですか!?」
ソニア「無駄です……あなた方はわたくし達に負けます!」
マキナ「うっせ!うっせ!!オレ達は成長したんだよ!」
誠「そう!みんなの希望の力を一つにする事で………」
凪斗「全員の力を最大限引き出し」
リーフ「全員で敵を倒すって大技がまだ残ってんだよ!」
小泉「表現が曖昧すぎない!?」
ピッチ「うるせー……な!」
西園寺「きゃはははっ!死にたいんだね、みんな!」
田中「地獄の業火に焼かれろ!」
マキナ(正攻法じゃ勝てねェ…体力使い切るかもしれねェけど、やるぞ…)
マキナ(必殺技を!)
キュア戦士達が編み出した全員での必殺技
>>578
11037
ヤクザキック
スマホからだからか?ダベミとIDかぶっちまった
ヤクザキック #とは
格闘技における蹴り技の一つ。別名『ケンカキック』 立って体を正面に向けたままたまま、脚の曲げ伸ばしによる反動だけで放つキックのこと。 ヤクザのがらっパチな蹴りのように見えるため、こう呼ばれる。 プロレスでは蝶野正洋選手が得意技としている。
以上出典、ピクシブ百科事典
つまりオレ達は…
九頭龍のごとく…
ヤクザになったのだァァァァッ!
マキナ「おいこら山崎ゴルァ!」
罪木「誰ですかぁ!」
バレル「馬鹿野郎、今は月亭だろ!」
舞園「余計に誰ですか!?」
リーフ「田中、タイキックー!!」
田中「なっ、何故だっ!?」
ソニア「毎年の恒例行事ですわ…くっ、これは逆らえません!」
山田「えっ」
カオス「行くぞお前達!!」
うおおおおおお…!
マキナ「はい、どん」キック
小泉「い、痛い!絶妙に痛い!!」
マキナ「バカめが!このキックはな」
マキナ「必殺技…なんだぞ!」
小泉「地味に痛いだけじゃない!」
バレル「違うな…この蹴りはオレ達の希望が全て詰まった蹴りだぜ」
リーフ「どうなるか分かるか!?」
西園寺「な、なによ…なによぉ!」
小泉「え?な…体が光って」ぴかー
罪木「ふえぇっ!?小泉さぁん!」
田中「な、なにが起きているのだ!」
リーフ「そしてオメーにはタイキックだー!!」
田中「タイの格闘家が蹴れなければタイキックとは…ぐあああああ!!」バシィィ
凪斗「小泉さんにはもうヤクザキックの効果が出てきたよ」
誠「希望の力に包まれた小泉さんは」
1巨乳に!
2幼女に!
3天に召された
4消滅した
5そのほか
>>587
偽物ですし4
さるになるよ
再開するよ
小泉「私!もしかして!巨乳になtt」ぼっ
誠「………現実見ようよ、小泉さん」
凪斗「それはともかく小泉さんは消滅したね」
誠「まぁ偽物だからね。これで倒れてくれなきゃ困るよ」
※割と最初からこんなノリです
リーフ「ちなみにさっきのタイキックにも同様の効果が!」
田中「なん…だと………!?」しゅうううう
マキナ「ただし……ぜぇ、ぜぇ……」
リーフ「一発でこの辛さ……まじ俺死ぬ……」
そして5人はなんやかんやあって偽物を退治した
マキナ「退治のくだり適当すぎない!?」
凪斗「女の子にヤクザキック繰り出すヒーローの図なんて長々見るものじゃないよ左右田クン」
誠「精神教育に悪いし」
バレル「ともかく、あとはお前だけだな…松田」
ピッチ「」
カオス「」
松田「死にかけのお前らと戦うのは気が引けるんだが」
松田「………まぁいい、お前達は俺が始末s江ノ島「遅かったな人間!」
松田「………江ノ島」
江ノ島「あらやだ松田君!もしかして私の手を煩わせないようにーとか考えてくれちゃってた?」
江ノ島「私の夢ぶち壊そうとするなんて………絶望的ィ………!」
松田「はぁ…これだからお前が来ると話がややこしいんだ、ブス」
ピッチ「………今どういう状況?いきなり江ノ島でてきてコンニチハしてるけど」
江ノ島「じゃー、もう飽きてるしさっさと説明するね!」
江ノ島「希望の園のお姫様は私様が誘拐しました!」
江ノ島「今からお城で最終決戦します!」
江ノ島「勝てば絶望は消滅!」
江ノ島「負ければ希望が爆散!」
江ノ島「あと聞きたい事ある?!」
↓………ある?3レスくらい
カオス「なぁ………江ノ島!」
リーフ「こいつ、オメーのなんなんだ?」
江ノ島「愛人です」
松田「」
江ノ島「ま、当たらずも遠からず…正解は幼馴染でしたー☆そして今では私のよき部下!絶望的な怪人を作り出すためのタネを作ったのも彼なのです!」
バレル「…つまりやっぱり」
マキナ「敵なんだな……ソニアさんを!あんな風にした!敵!」
ピッチ「おい、最終決戦の相手って誰だよ?」
江ノ島「私様と松田君、そしてみんなのモノクマさんです」
モノクマ「やっはろー」
ピッチ「誰だよ!?」
誠「あ、ああ………!あいつは!2年前の……!」
凪斗「!」
バレル「なるほどな、見えてきたぜ…」
モノクマ「うぷぷ…何が?君が何に気付いたかしらないけど、意味ないよ?」
誠「姫は…姫はどうした!」
マキナ「つーか姫って誰?」
凪斗「誠クンの妹」
マキナ「」
凪斗「………誠クンの」
マキナ「い、いや、聞こえてた」
江ノ島「っていうかグダグダだからさ?」
江ノ島「最終決戦はこう、派手にやろうぜ!」
江ノ島「そうだなー?」
江ノ島「とりあえずお城にワープしよっか?」
マキナ「わ、ワープ?」
江ノ島「せーのでジャンプすればいいから!ね!」
松田「往年のやつだな」
凪斗「今更やる人いたんだね」
リーフ「しかも文字だけなのにな」
江ノ島「うるせーガキ!クソして寝ろ!!」
カオス「ああもう!この時間がグダグダなんじゃないのか!?」
江ノ島「せーの!」
マキナ「はえーよ!!」
ーーおしろーー
すたっ!!
江ノ島「はい到着」
松田「カメラさんの技術が問われるぞ」
リーフ「いや知らんけど」
バレル「このパターン、しばらく見てねぇぞ」
マキナ「………な事ァどーでもいい!江ノ島!テメーは倒すっ!」
モノクマ「果たしてそれが世界のためになるのかな!?」
バレル「うぜぇクマだな…あいつからやるか?」
凪斗「でも、注意して…この空間、絶望には入れなかったはずなのに、入れるようになってる。つまり」
カオス「こいつらにいいようにされるかもしれないのか!?」
江ノ島「えー、それでは………決めた!最終決戦はね」
江ノ島「>>611で勝負します」
ポケモソ
江ノ島「ポケモソで勝負します」
マキナ「ポケモン?」
ポケモソ
ポケモン
ポケモソ
マキナ(ポケモソだーーーー!!)
江ノ島「そりゃポケモンの方でやったらほら、任天堂に消されるから」
誠「これもギリギリアウトだと思うけどなぁ!」
松田「いいから説明を聞け、アホ」
リーフ「なんでそんな冷静なん!」
バレル「…おい、ポケモソって何の略だ」
モノクマ「ポケットモソモソだよ?」
カオス「」
モノクマ「ポケットモソモソして、何も出てこない方が勝ちだよ?」
マキナ(しかも超つまんなさそうな戦いだったーーーーー!!)
江ノ島「こちらは私様・松田君・モノクマしかいないから…」
江ノ島「あとふたりばかり調達してきてもいいかしら?」
ピッチ「調達!?出来るのかよ、つーかそれ以前に調達するもんなのかよ!?」
江ノ島「>>620とか>>622とか連れてくるからだいじょぶ!」
バレル「だいじょうぶとかだいじょうぶじゃないとかそういう意味じゃなくてな」
江ノ島「とりあえずテメーらは松田君と戦ってくださいっと」
松田「…だそうだが。誰が戦うんだ」
凪斗「それ以前に…その、この大事な戦いをそんなので決めていいの?」
マキナ「無粋だな、凪斗は…」
カオス「まぁいい、最初は俺が行くよ」
こまる
七海
江ノ島「調達完了っと…っていうかポケモソするんだから変身解けゴルァ」
マキナ「マジでこれで決める気だな、オメー!?」
第一回戦
松田バーサス日向
立木「これは目が離せないーっ!!」
ファイッ!
日向「…ほんとにいいんだな?最終決戦がこれでいいんだな?」
松田「俺に聞くな…決めたのは江ノ島だ。言うならあいつに言え」
日向「言っても意味がないからお前に言ってるんだよ」
ポケモソ判定
↓1が日向
↓2が松田
コンマが高い方が勝ち、何も出てこない
日向84、松田52
松田がなんか持ってる
日向「俺の学生服は…」ごそごそ
モノクマ「こらー!自分でモソモソやったら不正し放題でしょ!ボクがやります!」
日向「…えっ」
松田「やれ、やってやれモノクマ」
モソモソ…モソモソ…
日向「………」
モソモソ…モソモソ…
桑田「……お、おい、日向のやつ…」
葉隠「ああ、なんも持ってねぇべ!」
九頭龍「なぁ、ほんとにいいのか?」
モノクマ「じゃあ次は松田君だね、そーれ」モソモソ
モノクマ「ん?なんだこれ?」もそっ
松田「! そ、それは!だめだ、やめろ!出すな!!」
つ全裸江ノ島の壁紙が設定されたスマホ
左右田「oh………」
江ノ島「きゃー/////」
松田「」
桑田「こ、これがポケモソ…」
左右田「想像してたよりハードだぞ、これ」
誠「ただ世界を揺るがす戦いなのにこんなのでいいのかな?」
江ノ島「………あのねぇ、いつだって世界はこんなちっぽけなことで変わるんですよ?」
凪斗「いい事を言ってるようで言ってないね、江ノ島盾子」
桑田「つか、さっさとやっちまいたいな…俺やるわ、次」
葉隠「ふーん?桑田っちのポケットの中ねぇ……」
モノクマ「ちなみにうちの二番手はこまるちゃんです」
こまる「お兄ちゃーん!」
誠「」
凪斗「姫様なんでそっちに!?」
江ノ島「来ないと兄貴殺すよ?って言ったら来た」
九頭龍「………誠、どんまい」
ポケモソ
↓1が桑田
↓2がこまる姫様
コンマが高い方が勝ち、何も出てこない
桑田25・こまる34
桑田がなんか持ってる
モノクマ「じゃあ次はこまる姫からね」
こまる「わ、私は何も持ってないよ!さっきまで捕まってたし!」
誠「マッチポンプじゃないか!」
モノクマ「勝てればいいんだよ、勝てればなぁ!」
左右田「外道じゃねェか!」
葉隠「マジで持ってない…これで桑田っちのポケットから何も出て来なければ」
つ桑田が練習して書いたサインボール
凪斗「」
誠「これはwwwwwwww恥ずかしいwwwwwwwwww」
桑田「はぁぁあ?!こんなもん俺入れてねーって!いつの間に、つーか笑うなよ!」
葉隠「その、桑田っち、うん…」
九頭龍「売れるといいな、サインボール」
桑田「いたたまれない目で見るのやめろ!!」
松田「」
桑田「」
江ノ島「犠牲が2人になったところで、次はモノクマが出るよ!」
モノクマ「ぶひゃひゃ!」
日向「待て!こいつにはポケットがないじゃないか!」
モノクマ「いや…実はあるんだよ、この辺(ヘソの下あたり)にね!」
九頭龍「それはそれで怖くねぇか…?」
葉隠「………んなら俺と勝負するべ!モノクマ!オメーは俺が倒す!」
左右田「オメーのポケットもある意味こえーよ!」
江ノ島「同意と見てよろしいですね!?」
誠「しかしほんとにいいのかなぁ、最終決戦がこんな緩くて」
凪斗「いいんじゃない?対決列島みたいで面白いし」
モノクマ「おまえはなにをいっているんだ」
ポケモソ
↓1が葉隠
↓2がモノクマ
コンマが高い方が勝ち、何も出て来ない
葉隠51・モノクマ66クリティカル
葉隠さんご臨終
日向「モノクマが出るんだから、代わりに俺がモソモソするぞ………っておい!モノクマ!ポケットなんてないじゃないか!」
モノクマ「だからこの辺だってこの辺…あっ、どこ触ってるんだい!そこじゃなくっ、てっ…あ、あーひゃひゃひゃ!!」
桑田「………カオスすぎるだろ」
左右田「しかもなんにも出て来ねェし」
日向「はぁ……じゃあ次は葉隠だな……」
モソモソくちゃっ
日向「………何の音だ?」
葉隠「ん?どした?」
つバラバラに砕けた虫の死骸
日向「まさか今俺が握り潰し…」
九頭龍「………それ以前に………なんでポケットに虫が入ってんだよオメーは」
葉隠「ありゃ?こんなもん入れた覚えがないべ…反対側はどうなってんだ?」
つとある政治家に押させた誓約書
葉隠「」脂汗だらだら
江ノ島「………なんでふたつも出てくるのかな?かな?」
日向「………」
左右田「………とりあえずさ、葉隠………キュア戦士失格」
葉隠「」だらだらだら
日向「とりあえず手を洗わせろ」
凪斗「ごめん、ウェッティしかないや」
九頭龍「あの誓約書なんだったんだ?…まぁいい、次はオレがやる」
江ノ島「と言うと思ってたよ!こっちはこの子を出すぜ!」
七海「何故か呼ばれた……と思うよ」
左右田「七海!?」
日向「な、なんでお前が…!」オテテフキフキ
七海「この私は、松田って人の作った偽物だから……記憶も偽物だし。だから気にしなくていいと思うよ」
葉隠「せ、誓約書は持ち帰るぞ………」
江ノ島「あんたのだから持って帰っていいよ?」
九頭龍「ちっ、めんどくせぇ……とっととやれ、モノクマ」
モノクマ「もちろんですとも!」
ポケモソ
↓1が九頭龍
↓2が七海
コンマが高い方が勝ち、何も出て来ない
69…期待できる数字ですね
九頭龍88クリティカル・七海69
七海はゲーマーの鑑
>>655
神代「ほんとだよね」
モノクマ「んー………」モソモソ
九頭龍「オレのポケットからは何も出てこねぇな?」
モノクマ「うん、残念ながらね」
日向「残念って言うな」
七海「次は私かな?」
モノクマ「行くよー……あれ?」モソッ
つメモリーカード
七海「あれ?ゲームキューブのメモリーカードだ」
葉隠「いつから持ってんだよそんなもん」
モノクマ「待って、まだ出てくる」モソモソ
つメモリースティック
つポケットステーション
つPS用のメモリーカード
つネシカカード
つアイムカード
つ三国志対戦のカード(糜竺)
つ筐体のスティック
つ大量の100円玉
モノクマ「どこにどれだけ入れてたの!?って言うか勝つ気あったの!?」モソモソ
つブラジャー
モノクマ「!!?」
左右田「どうやって入れてた!?」
日向「お前のポケットは四次元にでも繋がってるのか?」
七海「あれ?なんだろこれ」
つ明らかなエロゲーのチラシ
モノクマ「」
左右田「」
葉隠「俺よりすげーなぁ七海っち」
九頭龍「テメーも大概だぞ」
江ノ島「そして勝負は大将戦までもつれ込んだわね、左右田和一!」
左右田「………どんなにくだらねェ戦いでも、どんなにアホな終わり方になっても」
左右田「テメーは絶対に許さねェ…江ノ島!テメーはオレが倒すっ!」
左右田「そしてそのためにーーー」
左右田「ポケットをモソモソしてもらうんだ!!」
日向「締まらないなー、全然」
葉隠「どこもキュア要素が」
凪斗「言っちゃダメだよ」
誠「頑張れ、左右田クン…頑張れ!」
江ノ島「覚悟はいいか?これが泣いても笑っても最後だぞ、人間!」
左右田「あァ、いつでもいいぜ」
左右田「かかってこいよ、江ノ島。…テメーのその自信満々のツラ、ゆがませてやる」
江ノ島「へぇ、こんな戦いになっても闘志は燃えてるねー。すごいすごい!」
モノクマ「行くよ!ふたりとも!!」
モノクマ「これが最後のポケモソだ!」
↓1が左右田
↓2が江ノ島
コンマが高い方が勝ち、何も出て来ない
左右田65・江ノ島73
えっ
モノクマ「左右田クン!君のポケットには何が………」モソモソ
つ自作のサウンドドロップ
モノクマ「………ん?」
<オヒカエナスッテ!
<タナカサン!タナカサン!
日向「いつ録音したんだ」
左右田「さっき」
葉隠「ここに移動する間に作ったのか」
左右田「ごめん………ごめん!オレ、オレ………」
左右田「どうしても、聞きたくて………!ソニアさんの声が、聞きたくてっ…!つい、出来心でっ……!!」
江ノ島「じゃあまぁ私様の勝ちって事なんで、その、なんて言いますか」
江ノ島「全員死ね」
日向「俺達、ここまで来て終わるのか………」
凪斗「ほんとくだらない戦いだったね…」
誠「やめろ!こまるには!こまるにだけは手を出すな!!」
左右田「わー誠かっこいーい」
葉隠「破れかぶれになるなーっ!」
桑田「つーかマジでこれで終わりなんだろ?ヤバくね?」
九頭龍「だな。オレ達が勝てなかった以上、もうどうしようも………」
「それは違うよぉ!!」
江ノ島「………!?」
ばきっ
松田「ぐ、はっ………!?」
江ノ島「え、ちょ、松田君!?」
どがっ
江ノ島「ぐえっ…!」
すたっ!
不二咲「そんなの僕がさせないよぉ!」
左右田「」!!
葉隠「不二咲っち!?」
九頭龍「なんでテメーが!?」
不二咲「うん、みんなが魔法陣?に吸い込まれたあと…乗ったら僕も来れたんだ」
誠「そんな、希望の戦士じゃないとあれは動かせないはず!」
不二咲「そう、今の僕は希望の戦士の力を取り戻したんだよ!」
凪斗「まさか………」
不二咲「プリキュア!メイクアップ!!」
かっ!!
不二咲「紡ぐ未来のメッセージ!キュアメモリ!!」
江ノ島「!?」
誠「ばかな!妖精の補助なしで、キュア戦士の力を取り戻したのかい!?」
凪斗「す、すごい、ははは…君が、君こそが………」
真の希望の戦士だ
不二咲「うわあああ!七海ちゃんの偽物………許さない!」
不二咲「あの時は倒せなかったけど!今なら倒せる!!」
モノクマ「くそおお!また、またなのかい!僕の目の前に立ちふさがって!!」
不二咲「行くよ!エンドオブディスペア!!」
辺りが眩しい光に包まれて行く!
不二咲「あの時、僕は自分の力を解放しきれなかった……」
不二咲「でも、今なら………」
不二咲「七海さんの気持ちを背負った、今なら………!!」
江ノ島「ば、かな…!?私の、私様の絶望が!溶かされていく!」
ころんころーん
松田「ダンガンストーン、が……うわああああ!」ぼじゅう
江ノ島「松田くうううううんっ!!」
不二咲「もう終わらせよう!江ノ島さん!モノクマ!!」
不二咲「………この世界には、君達だって必要なはずなのに………!」
きらーん
………。
なんか、おい、眩しいなおい。
オレが目を開けると、そこには、
左右田「………晴れ、てる」
一面に輝く青空があった。
………おい、豪華な天井に穴開けんなよ………。
そして城の豪勢なカーペットの上で、不二咲が大の字になって倒れていた。
松田と江ノ島…そして、モノクマは、もうすでに影も形もない。
七海は偽物だったのか、同じくこの場にはいないようだ。
凪斗「………終わったんだね………」
誠「うん、ようやくね………」
左右田「オレ達、何にもしてねーけどな………」
<オヒカエナスッテ!オヒカエナスッテ!
左右田「…は、はは……やっぱヒーローとか主人公、オレには向いてねェわ」
平穏が取り戻されたその城で、オレはひとり、なぜか笑顔でそう言った。
救うとか救われるとか、そんな事ばっかり考えてたけど、違うんだ。
やっぱ違うんだよ。
手を取り合う事こそ大事なんだって、今ならそう言える。
オレは情けなくも嬉しく、不二咲のところに走って行った。
<おわり
くぅー疲れ(ry
3スレ目1000でちーたんが復活するのが決まってからエンディングはずっとこれで行こうと決めてました
左右田は自分の事を分かってる、と言うか、やっぱキャラ的に主人公じゃないって自分でもわかってそうと言うか
単に面白そうだからなんですけど、結局
エピローグ
左右田「結局オレ達ってなんだったんだろうな…」
九頭龍「………過ぎた事をグダグダ言っても仕方ねーだろ」
左右田「だけどさァ、最後まで持ってかれるとか…」
凪斗「みんな!敵が出たよ!」
葉隠「…しかも、敵はまだいなくなってねーってのがまた、なぁ」
誠「いいんじゃない?君達キュア戦士の戦いはこれからも続く!って感じで」
日向「また不二咲にいいところ持って行かれるだろ!」
桑田「で、次の敵はどんなのなんだよ!」
誠「うん、村雨って名乗ってる、すごいオーラをまとってる子だよ…この学園の学生みたいだね」
左右田「よし…はぁ、そいつ倒しに行くか…」
凪斗「ちなみに次なる敵の名前はコーアクジャルって言うらしいよ」
桑田「なにそれ、時とか止めてきそうなんだけど!?」
…ゼッツボーウは消えた。
だけどこの世界には、まだまだ絶望や負の感情が残っている。
そしてそれらは世界を破滅させようとする。
そんなわけで、まだまだオレ達のキュアキュアライフは終わらないのであった…。
つづかない
終わりました(真顔)
もう少しだけ続きそうでしたし、ちーたんが抑えて最後えのじゅんと和一の一騎打ちでもよかったのですが
こいつ負けてるしって事で大目に見てほしいにゃん
ほんと長かった、ここまでお付き合いいただきまして本当にありがとうございました
全部見てくださった方も、途中見てたよと言う方も、途中で飽きたよと言う方もありがとう
明日辺りやれたら新スレ
ご希望ご要望質問あればいつでも、雑談大好きです
おやすみなさい、おやすみなさい
セレスのブルータス云々って結局何だったん?ブラフ?
とりあえず乙~
ダンガンロンパの笑ってはいけないを
見てみたいです、お疲れさまでした!
乙!
魔改造楽しみだわ
ダベミ自身が今まで書いてきたやつで気に入ってるssってどれ?
今気付いた…たった数レスの間に本科残念が予備送りされてるやないか…まぁ残念だから仕方ないね
改めて本当にありがとうございます、次今日の夜
それまで次なにやるかわくわくしながらご歓談をお願いします
>>683
ぶっちゃけ凪斗にはずっと裏切りフラグが立ってました、最後ポケモソに左右田が勝ってたら
江ノ島「こんなの認めない!」→凪斗「中途半端な絶望はshine」江ノ島「」→凪斗「ボクが君達の希望を輝かせる!」
とエクストラステージ進んでました、多分
最後にはちーたんに持ってかれます
>>684
支部かどっかに既にあるらしいです
>>689
全部思い入れ深いです
記憶に残ってるのは舞園さん添い寝、個人的に頑張ったのはしゃべくり
色々と考えさせられたのが今回です
こっちももうちょっとだけ続くんじゃ
エクストラステージとして
○もし江ノ島に勝ってたら
○後日談、まだ続く戦い
○モブたちのその後とか
全部書くのはむつかしいので、どれかひとつだけ
↓
いぶき「びゃくやちゃんびゃくやちゃん、同数っすよ」
十神「どちらも書け」
1「で、ですが、どちらもと言うのは時間が…」
十神「俺の言う事が聞けないのか、お前」
十神「この十神白夜に逆らうとどうなるか知りたいか?」
1「お慈悲を…お慈悲を…」
いぶき「慈悲はない」
書き溜めなし、安価コンマなしの番外です
ごゆるりとご覧ください
>>658らへんの続きから
左右田「どんなにアホな戦いに見えてもこれが最後なんだ、オレは…」
左右田「負けねェ!」
いや、あるよ?一番最後の、大ボスとの戦闘がなんで持ち物検査なんだよ、とかってのは確かにあるよ?
でも仕方がなくね?
これじゃないと平和に穏便に終わらせられなくね?
…オレはオレ自身にそう言い聞かせてなんとか納得出来るようにしていた。
ほんとなら変身して、こいつをボコボコにするのが筋ってもんだと思う。
普通のプリティでキュアキュアな戦士ならそうしてるんじゃねェかと思う。
けれど、これはやっぱり、不運で不幸で、ちょっとだけ主人公なオレの、そんなちっぽけで幸運な物語なんだ。
つまり、一筋縄で行くわけない。
モノクマ「………うん、左右田クンからは何も出てこないよ」モソモソ
葉隠「よし!っつー事は、これで江ノ島っちからなんか出てきたら…」
日向「ああ、俺達の勝ちだ」
江ノ島「ふふん、この絶望たる私様がポケットにモノを突っ込んだままにしているなんてありえ」
つダンガンストーン
江ノ島「あ」
モノクマ「あ」
左右田「あ」
誠「そう言えば最後のひとつは自分が持ってるとか言ってたね……」
凪斗「ふ、ふふ、くくく………あははははははは!!」
江ノ島「そんな、まさか…私様が………!」
しかし、その時江ノ島は
江ノ島「………ない」
左右田「あ?」
江ノ島「認めない、認めないっ………!」
江ノ島「こんなの茶番じゃないですか、やだー!」
江ノ島「そもそも!私様がポケットにダンガンストーンを入れていたのは自明の理…つまりこれはノーカンになるべき」
江ノ島「ノーカン、ノーカンっ…!」
江ノ島「やり直しだっ……、試合のやり直しを……要求するっ………!」
それはあまりにも見苦しい言い訳だった。
負けたんだからさっさと負けを認めなさいよ、江ノ島。
しかし今ので負けを認めるのも釈然としない、と言う気持ちは確かに分かる。
オレでもきっとちょっとはゴネるんじゃねェだろうか。
全員がその状況に呆れており。
桑田「往生際悪ぃんだよアホ!オメーは負けたんだ、消滅しろ!」
江ノ島「やだやだ矢田亜希子!!」
日向「懐かしいな!」
松田「江ノ島がこういうんだ、お前達にはもう1ラウンド付き合ってもらう」
江ノ島「さあ、次の対戦をーーー」
「もういいよ」
どすっ
江ノ島「………え?」
江ノ島盾子が、倒れた。
左右田「………は?」
何が起きたのか、オレも仲間も意味が分からなかった。
だって、それをしたのは、
凪斗「中途半端な絶望で希望を輝かせようなんて………」
江ノ島「………っ」
凪斗「虫酸が走るよ」
その手に、見た事もない剣を握った凪斗だった。
誠「……凪斗、クン?」
凪斗「こんな絶望じゃ希望は育たないよ」
凪斗「希望を輝かせるために必要なのはもっと大きな絶望だ」
凪斗「だからね、みんなーーー」
日向「凪斗…何をするつもりなんだ!」
凪斗「……ボクを倒して見せて」
九頭龍「意味わかんねぇぞ、ボケが!」
そうして凪斗は、いつの間に江ノ島の唇を奪っていた。
松田「………!?!?」
江ノ島「~~~!?」じたばた
凪斗「………」ちゅううう
桑田「ちくしょー!綺麗なおねーさんとキスか!」
左右田「リア充だな!オメーもリア充爆発リスト入り決定だ!」
こまる「そんな事言ってる場合じゃありませんよ、みなさん!」
日向「何が起きてるんだ!…希望のはずの凪斗が、なぜ絶望の江ノ島に口づけを!」
葉隠「……いや、あれは単なるキスじゃねーべ…」
九頭龍「何でテメーがそう言い切れる」
誠「だって、見てよ…あの江ノ島の表情…」
松田「江ノ島…え、江ノ島ぁ!」
江ノ島の表情がどんどん苦痛にゆがんで行く。
対して凪斗は恍惚とした様子で、頬を赤らめながら、まるで貪るように江ノ島に食らいついていた。
江ノ島は………何されてんだあれ。
と、しばらくして、その江ノ島の体が何度か痙攣し、
やがて動かなくなった。
誠「…絶望の怪人にとって、希望は猛毒だからね……」
誠「生きられないんだ…あんな眩しい光の中では……」
松田「江ノ島ぁーー!!」
凪斗「ごちそうさま…もらったよ、君の大事なもの」
松田「お前……お前っ!よくも江ノ島を」
凪斗「うるさいよ」
直後、一閃。
左右田「な、ま、マジかよ……」
桑田「なぁ、さっきまでのおちゃらけ感なんだったんだよ、ほんとに!」
葉隠「いきなりハードモードだべ」
九頭龍「なんだっていいぜ…今は目の前の敵を倒すしか、オレ達に残された道はねぇんだ」
凪斗「よく分かってるじゃない、みんな」
ゆらり、と。
それまでオレ達には見せた事のないような、ゆがんだ笑顔を凪斗が見せる。
体がどす黒く、真っ黒く、変異して行っているのをオレ達はその目で見た。
凪斗は、自分の意思で、自らを絶望の妖精に変えたのだ。
凪斗「思わなかった?なんであんなに簡単に希望の園が潰されたのかなって」
凪斗「考えなかった?そもそも2年前、どうしてディスペアーが現れ、さらに同じ場所に今度はゼッツボーウが来たのか」
凪斗「おかしいなって、ちっとも思わなかったの?」
誠「まさ、か」
左右田「いやいや、ないだろ?」
九頭龍「…ディスペアーの頭が、そこにいるモノクマなんだろ?そこまでは分かる、が…」
凪斗「じゃあもうクライマックスだし、ネタバレしてもいいよね?」
にやりと、笑って。
凪斗「この希望の園にいた妖精を絶望させたのは、ボクだよ」
そんな事を、さらりと言ってのけた。
誠「………君が………君が、仲間を、みんなを…長を…絶望させた……!?」
誠は信じられない、と言いたげな顔をして、明らかに困惑していた。
無理もない。仲間だと思ってたやつが、まさか裏切り者だったなんて。
自分の故郷を潰した相手が、まさか仲間だったなんて。
挙句オレ達をずっと前から騙していたわけだ。
怒りの前に、迷いがあった。
誠「うそだよ、ね?嘘だと言ってよ、凪斗クン…?」
凪斗「残念ながら本当だよ。思い出してよ、あの時の事を」
凪斗「だって、ボク達の居場所自体、彼らは知っているわけないんだから。なぜ来れたの?」
凪斗「それに、いくら絶望だって希望の園に無傷で立ち入れるわけないじゃない?」
凪斗「だから先に妖精の何人かを絶望させて、園に溢れた希望を薄めておく必要があったんだよね」
誠「なんで!なんでそんな事を!」
凪斗「だから、もっと強い希望のためさ」
誠「………!?」
凪斗「2年前の戦いをボクは見ていた。そして、その時…君は絶望を倒し損ねた。君の希望じゃあ絶望に勝てなかった」
凪斗「その時気付いたんだ。今の希望の園は希望にうつつを抜かしているんだって」
凪斗「希望はいつもそこに溢れている」
凪斗「だからそれを信じる力が弱まっているんだって」
凪斗「そこから早かったよ」
ボク達は希望と言う概念から生まれる妖精だ。
だから、希望さえ持てばどんな事だってほとんど叶う。行動制限なんてあってないようなものなんだ。
それを知っていたから。
希望をさらに強くするために、一度園を潰そうと考えた。
もちろん、この「絶望の先に希望がある」理論は、それを実行した時にはまだ弱かった。
凪斗「ーーー左右田クン、君のおかげでこの理論は正しかったんだって思ったよ」
左右田「オレ?」
凪斗「君は果たして、正義だったけれど希望ではなかった。他人を信用していなかったし、信用されていなかった。そんな君が希望ではなかった」
左右田「」
桑田「ひでぇ」
凪斗「けれど、実際君は絶望した人を助けたよね?ゆえに信頼され、ゆえに君の絶望を取り払うために人が集まった。」
凪斗「君は間違いなく、今は、ちゃんと、希望の戦士なんだ。」
そういや、ベートーヴェンの話がそれに近いかもしれないなと、オレは思っていた。
耳が聞こえなくなってなお、名曲を創り上げたベートーヴェンの話ーーー間違いなく、こいつも絶望を超えて希望を見たんだろう。
なんでそんなもんを今のタイミングで思い出したか、今のオレには分かりやしないのだけれど。
凪斗「………ボクはこの世界にはびこる絶望を全て消し去りたい。そのためになら命だってかけられる」
凪斗「だからボクが悪になる。だからボクは絶望に染まる。全ての絶望を飲み込みながら……」
日向「矛盾してる…希望のために絶望するなんて!」
凪斗「けれど誰かがこうしなければ、この世界はやがて絶望だけになってしまうんだ」
凪斗「偽善的で偽悪的な、そんな偽物だらけの世界になってしまうんだ」
凪斗「この絶望から、ねぇ、みんな……」
凪斗「希望を作り出して見せてよ」
誠「…く、くる!?」
桑田「これマジでやらないといけねーのか!?」
九頭龍「何度も言わせんなボケ!あいつがやるっつってんならやるしかねーだろ」
左右田「………くっそ、くっそォ!」
………メイクアップ!
かっ、とその場に5つの光が放たれる。
全てを飲み込むような、凪斗の闇夜を切り裂くように。
バレル「めんどくせぇんだよ、テメーは…その辺でぶっ倒れとけ!」
カオス「凪斗…なんでなんだ、凪斗!」
オレ達だってやりたくはない。
けれど、道は始めから違えていた。
ピッチ「だーっ!難しい話すぎる!つまりオメーは敵だな!」
リーフ「………オメーの気持ちは分からんでもないけどな……!」
乗ってたレールが違った、
目指してたゴールが違った。
だから、最後にはこうしてぶつかるしかない。
どちらかが譲らなければ、どちらとも終着出来ないんだから。
マキナ「それでも!やっぱり!テメーは間違ってるっ!」
凪斗「おいでよ、キュア戦士……ボクが作り出した、絶望を超えて希望を掴み取るための戦士」
マキナ「うおおおおおおっ!!」
凪斗「まずは……」
凪斗が、持っている剣を地面に突き刺した。
そこからマグマのように溢れ出したのは、真っ黒い霧の塊のような蛇の頭…が8つ。
マジかよ。
八岐大蛇かよ。
凪斗「やっぱり悪と言えば八岐大蛇!滅びてもらおうか!」
こまる「みなさん!気をつけて!!」
びゅんっ
まるでその姿からは想像出来ない速度で蛇が、しかも8つも!オレ達に迫る!
リーフ「…だけど!今の俺らの相手じゃねーよな!」
ピッチ「分かってるじゃねーか、葉隠!」
リーフ「ドレッドウィップ……」
ピッチ「……真・一本足打法!!」
葉隠のムチは、華麗に……華麗にって表現もどうなんだ?ただのポニテだぞ?まァそれは置いておいて…とにかく八岐大蛇の頭を叩き落とす。
そこに桑田が全力の、渾身の力を乗せたフルスイングをかました。
普段は何考えてんだか分かんねェ葉隠だけど。
いつもは努力とか練習を嫌っている桑田だけど。
それでもこのふたりは、オレ達の希望に違いない。
リーフ「っち、まだ終わってねぇんか!桑田っち、定番のあれ言うぞ!」
ピッチ「あれだな!任しとけ……お前ら!ここは俺達に任せて先に行け!」
カオス「随分余裕だな!お前達!?」
大蛇「ぎゃおーーーん!」
びゅんびゅんっ
リーフ「余裕はねーけどな!」
マキナ「………行くぞ!」
凪斗「ふぅん、そう来るんだ?じゃあ」
凪斗は少し悩んだような様子をしたが、けれど、すぐに表情を戻した。
凪斗「これで、どうかな?」
バレル「っ!?」
カオス「何を………!?」
もわっ、とオレ達の視界を黒い煙が覆う。
そしてその前に現れたのは……。
辺古山「………坊ちゃん」
七海「残念だったな、また私だ」
大神「お前達はここで潰える運命……」
霧切「私達は単なる偽物、けれど貴方達の記憶の中の私達を具現化した存在」
店長息子「そんな俺らとは戦えねーだろ!?悪ぃけど先には進ませねぇ!」
いぶき「って事っす!つまりみんなここで死ぬっすよ!」
予備長瀬「その点トッポってすげぇよな、最後までチョコたっぷりだもん」
二式「左右田、左右田……はあはあ」
つまり仲間達オールスターである。
マキナ「一番最後のだけは会いたくなかったわ…」げんなり
辺古山「さあ!いざ尋常に勝b」めぎょぉっ
大神「!?」
オレが二式の偽物にげんなりしていたちょうどその時、辺古山の偽物が吹っ飛んだ。
バレル「………テメー、こんな事してただで済むと思ってんのか?ぶち殺しだ、ぶち殺し確定」
カオス「く、九頭龍!?ああもう、俺も加勢する!」
明らかに九頭龍がキレている!まあ無理もない、自分の大事な人がまさか偽物を作られてるんだから。そして、慌てて日向もそこに加わった。
大事なものはひたすらに守れる九頭龍だって。
自分を最後まで信じ抜く事が出来る日向だって。
こいつらだってオレ達の希望に違いない。
バレル「ちょうどいい、こいつらはオレがやるぜ…左右田、テメーはひとりで行け」
マキナ「え」
カオス「主人公なんだろ?主人公らしく、物語に幕降ろして来い!」
その言葉が、オレの足を進ませる。
みんなの気持ちが、オレの力を強くする。
マキナ「………ああ、ありがとよ。オレはオレの物語を、終わらせてくる」
大神「行かせぬ……!」キィンッ
カオス「残念、そっちは通行止めだ」
店長息子「結界かよ!でも!」
バレル「黙って死ねよテメーらはぁ!」
………うん、あれでも希望だ、希望なんだ………絶対に………。
そしてオレは、なんだかんだで足を進めていた。
目の前には、全身真っ黒くなってしまった凪斗が、不敵な笑みを浮かべながらオレを見ている。
その手に握られているのは、装飾美しい大剣だ……名前は知らん。
凪斗「君ひとりで来たの?」
マキナ「………ああ」
凪斗「主人公然としていてかっこいいね…感動的だよ、だが無意味だ」
マキナ「オレは、あいつらに信じてもらってる」
マキナ「…そんでオレもあいつらを信じてる。あいつらならあんなもん、すぐ倒す」
凪斗「………始めからひとりだった君は、終わりまでひとりなんだね?」
マキナ「もうオレは迷わない、挫けないーーー絶望なんかしない」
マキナ「信じて進めば、世の中はそれほど大変じゃねェって、あいつらが教えてくれた」
凪斗「例えその傍らに、人がいなくても?」
マキナ「最終的に生きて行くのはひとりなんだ……だから」
凪斗「哀れだよ、左右田クン…好きな人に拒絶されて、好きだと言っても届かなくて、友達もいなくて、絶望ばかり見ていて、」
凪斗「もともと絶望であったはずの君が、」
凪斗「そうして、ありもしない希望にすがっているのは、哀れだ」
マキナ「希望は!」
ぎりっ。
擬音が聞こえてくるほど、オレは歯を食いしばった。
理想論かもしれなかったけど、言わずにはいられなくって。
どんなに綺麗事でも、それが事実だから。
マキナ「希望は!自分で!テメーの腕で、足で!作って!作り出して!」
マキナ「自分で叶えるもんだろォが!」
マキナ「………ゲイボルグ!」
オレは手に、真っ黒い機械式の槍を構える。
それに相対した凪斗は、やはりまだ不敵な笑みのままで大剣を眼前に構えた。
凪斗「相容れなかったんだ、愛入れなかったんだ、君とボクは」
マキナ「あァ、オメーを信じてたオレがバカだったわ」
凪斗「もう、終わらせようか」
マキナ「望むところだ」
そうして、幕が上がった。
凪斗の剣は、はっきり言ってとても稚拙だった。
勢いに任せて、縦に唐竹割を仕掛けて来る。しかし、モーションですぐに分かったオレは、がら空きの腹に蹴りをお見舞いした。
ぐっ、と唸って凪斗が少し離れたが、今度は飛び込みながら剣でなぎ払いを仕掛ける。
これは避けず、オレはゲイボルグで一度受け止めて、次は体を捻りわき腹への蹴りをかました。
正直、体力のほとんどはボスラッシュで使い切っている。
短期決戦しか、今は勝機を見出せない。
手数出してる場合じゃねェが、剣に慣れていない凪斗に優勢を保つにはこれしかない。
ん?
…何かが引っかかった。
そもそもおかしいんだ。
凪斗はまるでこの剣を使いこなせていなかった。
そう、まるでーーー
倒してください、と言わんばかり。
気付いてしまった。
その意図に、狙いに、感づいてしまった。
そしてそれしか方法がないし、それが凪斗の願いであり希望なのだ。
オレは、果たして実行出来るんだろうか。
少しだけ不安になって、
けれども体力は限界に近い。
霞みそうな目をごしごし、しっかりとこすってから前を見る。
凪斗「っ…そんな蹴りばかりじゃ、ボクは倒せないよ!」
また大振りの構えだ…分かってる。
こいつを倒すしか、もう手段はないんだってのは、分かってる。
でもそれが正解なのか、まだ分からない。
凪斗「早く!ほら、この絶望に打ち勝って見せてよ!」
なるほどな。
これが絶望か。
オレは
どすんっ
凪斗「………あ、ああ………」
マキナ「その絶望、安すぎんだろ」
………ためらいなく、凪斗の胸に槍を突き刺した。
深々と、これ以上ないくらいに、致命的になるように。
マキナ「絶望ってのは、もっと……」
その槍が光り出す。刺されている凪斗も徐々に輝き始める。
マキナ「絶望ってのは!もっと!もっとどうしようもねェんだよ!」
………爆音。
カオス「今の音は!?」
バレル「知らねぇよ…大方、左右田が上手くやったんだろ」
辺古山「」しゅうううう
カオス「! 偽物が消える………」
バレル「…よかったじゃねーか、主人公」
リーフ「マジもう無理!リスカしよ!」
ピッチ「そんなテンションで言っても嘘でしかねーよ!」
大蛇「」しゅうううう
ピッチ「ってあれ?蛇が消える?」
リーフ「もしかして左右田っち、やったんか…!?」
こまる「ああ、あの人が、あの人こそが希望の戦士なんだね、お兄ちゃん…」
誠「でも…でも…そんなのって、仲間を倒してでしかいけないハッピーエンドなんて…」
マキナ「………どーだ、効いたろ」
凪斗「うん、とても…ね………」
凪斗の全身はぼろぼろと崩れ落ちていた。
今までの絶望怪人を倒した時のそれによく似ていた。
つまり、やっぱりこいつは、自分で自分を絶望にしたのだ。
このために、このためだけに。
これが凪斗の狙いだった。
最初から最後まで、オレ達は凪斗の狙い通りに動かされていたんだ。
槍が刺さったままの状態で、凪斗は少しずつ崩壊している。
けれど、その姿はもう黒くはない。
今までの普段通りの、真っ白い姿の凪斗に戻っていた。
凪斗「………ありがとう、左右田クン………」
凪斗「この近辺の絶望はボクがあの時、全て吸い込んだ…だから……」
凪斗「あとはボクが消えれば……絶望も同時に消える……」
マキナ「………」
凪斗「どうしたの?なんで…泣いてるの?」
凪斗「喜んでいいんだよ?君は………勝ったんだ、ボクに……」
笑えるわけない。
笑っていいはずがない。
オレは負けてたんだ。
最初から最後まで。
凪斗の意図を気付けなかった。
2年前の謎を解けなかった。
凪斗を救う方法を見つけられなかった。
だから、負けなんだ。
マキナ「だっ、でぇぇ……」ぼろぼろ
しかしそんな事を全て説明出来るわけもなく、オレはひたすら泣いていた。
悔しかったし、悲しかった。
凪斗「………左右田クン」
モノクマ「お楽しみのところ悪いんだけどさ」
凪斗「!」
マキナ「………なんだよぉ…」ぼろぼろ
モノクマ「ボクが残ってるよ?まだ絶望と言う概念が残ってるよ?どーすんの?」
マキナ「い、う、ァ……あァ……」ぼろぼろ
……ぶっちゃけ忘れてた。
マキナ「う、うわァァァァァァ!!」
モノクマ「もういいや、ボクも飽きたから死んでよ」
マキナ「あああ!うああああああ!!」ぼろぼろ
モノクマ「泣き顔が汚い!汚いよ!!」
モノクマ「じゃ、そう言う事で………死ね」
「それは違うよぉ!!」
ばきっ
モノクマ「!?」
マキナ「な…誰だ!?」
不二咲「………僕だよ」
ってなんでオメーが!?
マキナ「不二咲!?」
凪斗「……そうか、君は………」
不二咲は、どうやらあの時残された魔法陣に乗ってここへやってきたようだ。
不二咲「思い出したよ、取り戻したよ。僕の…僕だけの、希望」
モノクマ「まーた君かい?君じゃどうしようもないって、なんで分からないの?」
不二咲「ううん、今の僕なら……」
ぱあああああ
不二咲「………キュアメモリ、と呼ばれてたあの時の僕なら!」
凪斗「そんな、妖精なしに…戦士の力を取り戻すなんて…君は、君は……」
マキナ「キュア、メモリ………」
メモリ「そうだよ…僕の、あの時背負ったその名前はキュアメモリ」
メモリ「名前ってね、意味を込めてつけるものでしょ?僕はこの名前に、こんな意味を込めたんだ」
メモリ「………メモリー…つまり、みんなとの楽しい希望の思い出を「記憶」していきたい…みんなとの「記憶」を守りたい、そんな気持ちで」
マキナ「不二咲………」
モノクマ「べらべら喋ってる場合ですかぁ!?」
メモリ「左右田君」
マキナ「ん?」
メモリ「そんな僕の思いを、この力の全てを、君に託すよ」
マキナ「………え?」
凪斗「………つまり、もう君はキュア戦士としての資格を無くす…それでも、いいの?」
メモリ「うん、これが…希望の戦士の力に頼ってばっかりの僕への決別。そして七海さんのためにしてあげられる事だから」
不二咲の体から光が抜けて行き、オレの方に寄ってくる。
光が、広がった。
その場が眩しく包まれて行く。
オレなんか光ってない?
なんかあれだ、なんとか神みたいになってない?
でもなんか何かしらのセリフを言えと言うプレッシャーを感じたので、オレはつぶやいた。
それが正解かどうか、最後まで分からなかったけど。
「………キュアオーラ、マックスエボリューション」
かっ!
まるで、その衣装はウエディングドレスのような優雅な姿に変わっている。
いや、男がウエディングドレスはどうだろうか。
そういやウエディングドレス、本家の映画で主人公着てなかった?
とかなんとか思ったが、オレはたった一言しか言わなかった。
マキナ「デウス・エクス・マキナ」
その意味は、からくり仕掛け。
直訳なら「機械仕掛けの神」と言う意味なんだそうだ。
しかしそれを言った瞬間、モノクマが、地面から伸びてきた機械仕掛けのからくり腕に掴まれた。
え、なにこれ。
モノクマ「なにこれ!?」
オレも同意見なので黙っておいた。
がぼっ、と地面が開く。
いつの間に、そんな仕掛けが用意されていたんだが知らねェが。
その中には、ごうんごうんとけたたましく鳴っている歯車があった。
モノクマ「はっ!?も、もしかして!?」
もう誰も何も言わない。
きっとそう言う事なんだ。
モノクマはそこに押し込まれて行く。
飲み込まれて行く。
その場の誰もが、唖然としてそれを見ていた。
モノクマ「なるほどね、なるほどね!君がたった一度切りしか使えない大技なわけだ!」
モノクマ「確かにこうすれば、ボクと言う絶望の概念は打ち砕かれるね!」
モノクマ「でもね、無駄だから!ボクが死んでも代わりがい」
バキバキバキバキ、めき、ぐしゃ。
凪斗「………おわっ、たね……」
マキナ「………あァ」
凪斗「ボクも、もう、……げん………か」
マキナ「それは違ェよ」
凪斗「………え?」
マキナ「テメーは希望の妖精だろうが、希望があれば復活するんだろ?」
凪斗「………左右田クン、君は何を………」
不二咲「うん、それが正しいと思うよ…君が信じる希望が」
そして………
………ここは希望ヶ峰学園。
日本のありとあらゆる高校生の中でも、特に優れた才能を持つ者を「高校生を超えた高校生」として、
【超高校級】と言う肩書きと一緒にスカウトしている、希望の学園。
「オメーらさぁ、いつまで俺の部屋にいるの?」
こいつ、桑田怜恩、人呼んで【超高校級の野球選手】。
野球も練習も嫌いで努力が苦手だが、これでも甲子園でエース4番、打って投げて大活躍したんだそうだ。オレ、野球興味ねーから知らなかったけど。
「だから居心地がいいんだよ……コタツも入れさせてくれたじゃないか」
こっちは日向創。創と書いてはじめ……こいつは超高校級じゃないけど、なんやかんやあってここにいる。
あ、ちなみに二重人格。
「そうだべ。ほんとに嫌なら断ってもいいのに…あ、ミカン取って」
で、これが葉隠康比呂。嘘くさいけど【超高校級の占い師】だそうだ。
なんか、直感(本人はインスピレーション占いと言い張るが)でどんな事も3割当てれるんだと。ぼったくりですよね?
「ミカンくらいテメーで取りやがれ。ボケが」
そっちのが九頭龍冬彦、又の名を【超高校級の極道】。
日本でも最大級の組の跡取り息子ってやつだ。本人はその七光りを否定したがっていて、常に悪ぶってる…が、結局いいヤツ。
「それにしても平和になってよかったよ」
のほほんと微笑んだのは、誠。この学園の外から来た希望の妖精。
なんだけど、事件が終わった今もなぜかここに居着いている。
「…でも、またいつ絶望が現れるかわからないよ?」
ふふっ、と不敵に笑うのが凪斗。誠と同じく妖精。で、オレ達がキュアキュアする原因作ったやつ。
…オメーも帰れよ。希望の園はすぐ復活したじゃねーか!
「それにしても、未だに信じられないよ」
「………ん?何が?」
「だってさ、まさか…あんな、一生に一回打てるかどうか分からない大技で……」
「…凪斗クンを治しちゃったからね」
「よかったじゃねーか。素直に喜んどきゃいいんだよ、テメーは」
「そうかもしれないけど」
「つーかあいつ遅くね?いつまでやってんだよ」
「もうすぐ帰ってくるべ?」
がちゃっ
「悪ィ!その、デパート混んでたんだよ…ほら日向、草餅買ってきたから怒るなって!」
そして、このパシられてるのが、
オレ、主人公の…主人公のはずの、左右田和一。
【超高校級のメカニック】なんだぞ。
すげーんだぞ。
なのにもかかわらず、じゃんけんで負けたから買い出しだよ。
かっこ悪ィな、オイ。
日向「おい、左右田!これは桜餅じゃないか!」
左右田「知らねェよ!草餅って書いてあったから買ってき」
葉隠「左右田っち、ミカンはー?」
左右田「はあぁ!?オメーあん時ミカンなんて言わなかったじゃねェか!」
九頭龍「かりんとうはあるんだろうな?」
左右田「これはちゃんと買ったっての」
九頭龍「………まぁ、合格だ、オレはこっちよりも高級な方が好きだけどな」
左右田「無茶言うなー!」
桑田「だからなんで俺の部屋に持ってくるんだよ!オメーらのせいでスペース無くなるわ!」
左右田「オレは財布の中身がなくなってんだよ!文句言うな!」
誠「………あー、揉めてるところごめんね、みんな」
凪斗「ほら、左右田クンがさ…ダンガンストーンが7つ集まった時に、言ったじゃない?」
凪斗「オレ達はどんな困難があっても立ち上がって見せるーって」
左右田「言ったっけ?」
葉隠「全然覚えてねーべ……」
日向「誰だよ、そんなの言ったヤツ」
凪斗「いや、それでさ」
誠「………また絶望の気配が、この学園にあるんだけど………」
左右田「はァ!?こないだ倒したばっかりじゃねェか!?」
凪斗「いや、こないだのとは違うやつが…」
左右田「あー、くそっ!ゆっくり休ませろってのな!」
九頭龍「テメーだけコタツに入っててもいいぜ?」
左右田「それはそれでキュアキュアしてねェよ!」
桑田「片付けてから行けよ、オメーら!」
誠「残念なのか、ありがたいのかわかんないけど………」
………どうやら、オレ達のキュアキュアライフはまだまだ終わらないらしい………。
けれど、まァいいかと、今は言える。
だって。
やっぱり、絶望だけでも希望だけでも、人は生きてはいけないんだから。
<おわり
真エンド完了です
もうほんとにおわり、これにておわり
彼らの戦いはまだまだ続く、はずです
後日談書くスタミナは切れたので魔法石を買ってください
こっちはもう少しだけ続くんじゃ
後日談は魔改造が終わったらです、多分……魔法右が集まれば早くなります
メモリーストーンが50個集まりましたので10連ガチャを実行します
書き溜めなし、安価なし、そして続きはなし
本当にこれで最後、最後です
それは世界の全ての希望が形どられた石
「これが7つ集まれば、どんな願いも叶うと言われてるんだ」
「マジかよ…」
それは人々の希望を結晶化した石
「そしてこれを、今ゼッツボーウと言う邪悪な存在に奪われてしまって…」
「残りはあと2個、ってわけか」
「そうなんだ…」
それは、この世に光を当てる石
「---ねぇ、左右田クンだったら」
「あ?」
「いや、もしもそんなものがあったら、左右田クンはどんなお願いをするのかなーって」
「っつっても…おとぎ話すぎて全っ然思いつかねェよ」
「………そっか」
もしも、そんなものが願いを叶えてくれたとしたならば………
村雨「ぐあああー!原作ではそれなりに喋っていたけど尺の都合でたった一言で倒されるぞ、キュア戦士ー!!」
ちゅどーーーん!
桑田「ここまでほんと長かったな!」
日向「ああ、朝日奈をドーナツの洗脳から解いたり、デパートに現れた謎のクマの着ぐるみを退治した時は骨が折れるかと思った…」
葉隠「般若の面被った三つ編みのおねーさんにハリセン二刀流で追っかけられた時はさすがにどうしようかと」
桑田「しかもあれで洗脳なしってのがこえーよな」
九頭龍「ボケが…早足で動くだけで分身する自称生徒会長もヤバかったろ」
左右田「あとあれな、名もなき超高校級」
桑田「あー、あったあった」
日向「あいつとだけは戦いたくなかったんだがな」
葉隠「その間に左右田っちは二式とドンパチやってたべ?」
神代「ドンパチ(意味深)」
左右田「なんもしてねェよ!つかさりげなく出てくんな神代!黙ってろよ!」
日向「………待て、神代の様子がおかしい」
神代「あれ?よく分かったね!もしかして僕が勃起してるから?」
日向「」
…お久しぶりです、左右田です。
あれからのオレ達ですが、未だにキュアキュアな戦いの日々は終えられず、学業と戦闘を繰り返しています。
まもなく卒業を控えています。オレ以外は大丈夫なんでしょうか。
知りませんが。
神代「そうさ!僕が、いや僕の中に入っているこれこそが!今回の諸悪…ホンノウンの大ボスなのさ!」
始めからクライマックス。
これを読んでいる方はそう思うでしょう。
しかしこの話は、そこに至るまでがまぁ身がない話なのです。
神代「ふはははっ!見ろ!人がゴミのようだ!」
日向「神代が巨大化した!?」
神代「そして僕のムスコもビッグになってね!」
葉隠「ほれ、ああいうのは左右田っちの」
左右田「ちげーよ!」
九頭龍「………はっ。テメーはオレ達に勝てると思ってんのか?」
桑田「あ、そうだそうだ!俺達はな、希望の園に合宿行ったり、滝に打たれたり、ワカサギを生で食ったり、牛乳早飲みさせられたりしてここまで来たんだ!」
誠「今考えると、最後の方は全く意味なかったね」
凪斗「ダメだよ誠クン、最後まで黙ってなきゃ」
左右田「つーかやっぱ意味なかったのかよ!?」
神代「何をごちゃごちゃ言ってるのかな!?僕のビッグバン(意味深)を受けてもらうよ!」
日向「バカ言うな!俺達は…強くなった!」
葉隠「オメーなんかにゃー負けねーぞ!」
左右田「ああ、行くぜ!」
プリキュア!メイクアップ!!
カッ!!
左右田「オレ達が!オレ達こそが!」
日向「プリキュアだっ!!」
神代「さぁ来いキュア戦士!実は僕のこの股間を全員でキュアキュアに攻撃されると、一撃で死ぬぞー!!」
誠「フラグだね!」
九頭龍「だがテメーは本当にここで死ぬ!」ずどどどどどど
葉隠「模擬刀の先制攻撃だべ!」どがっ
桑田「これが大リーグボール11037号!」どひゅん
にわとり「うち、屋上あるんだけどさ…(焼き鳥)焼いてかない?」
HARA「話をスムーズに進めたい。(戦闘がダイジェストでは)いかんのか?」
こんな風に遊んでられるのも、この学生の身分の間だけなんだろうなって全員が思ってた。
超高校級だとか大した肩書きもらってて、そいつが大した実力があろうが、
結局は社会に出ればひとつの歯車であり、コマであり。
その辛さだとか、苦しさってのは、実際稼ぎをしてた葉隠や、家業を間近に見ていた九頭龍が覚えていた。
きっとオレ達も、今はこんなにもキュアキュアで、希望に輝いていて、誰かを希望の中に救い出せるような、そんなヒーローみたいな存在だけど、
いつかはそんなすがるものも忘れて、ひとりになって汚れてしまうんだろう。
左右田「………トドメだ………首謀、セイヨーク!」
神代「そんな……まだこの世界の女子を全員孕ませると言う夢が……酒池肉林が…」
左右田「ひとりでイッとけ!デウス・エクス・マキナ!!」
そしてオレはあの時と同じ技を繰り出していた。
世界を司る神が作ったカラクリの技を。
ギギ、ギギギ……
神代「いやだ……まだ消えたくない……まだ…人々の欲望を解放していない…!」
神代「キュア戦士!今はお前達には分からないんだろうけど…でも、人に大切なものは結局欲望なんだ!」
神代「何かしたい、何か欲しい、ねむたい、たべたい、やりたい、やりたい、ずっこんばっこんしたい!」
神代「本能!欲求!欲望!人間はそれには勝てないんだよ!!」
左右田「………それでも人間は!」
どこからか現れたカラクリ仕掛の腕に神代が連れて行かれる。
先に待っているのは、いつかモノクマを倒した歯車だった。
箱のように開いた地面の中に、神代が押し込まれて………消えた。
九頭龍「ようやく終わった…な」
凪斗「今度こそね」
左右田「長かったー!もうこんなのこりごりだぜ…」
ぱああああっ
誠「………見て!ダンガンストーンが!」
葉隠「うおっ!まぶしっ!」
日向「な、ダンガンストーンが光ってる!」
桑田「凪斗!どーゆー事だよ!」
凪斗「分からないけど、神代クンを倒した事で、この世界に押し込められていた希望が一気に飛び出して来たんじゃないかな」
左右田「ご都合主義だなおい」
誠「いいんじゃない?たまにはそんなご都合主義な展開でも」
九頭龍「今までが脱線しすぎなんだよ」
凪斗「ねぇ、みんな」
凪斗が輝くダンガンストーンを見ながらオレ達に言う。
凪斗「きっとこれからも希望と絶望の戦いは続いて行く。けれど、きっと君達と戦えるのはこれが最後だと思うんだ」
桑田「それって……」
凪斗「君達は卒業するでしょ?そうすると離れ離れだ。そんな君達に無茶言って集まってもらう事は出来ないよ」
左右田「マジかよ…あれが最後、か」
誠「そこはほら、言いっこなしで…」
凪斗「………ダンガンストーンは、7つ集まると願いが叶うと言われている石だ。それはみんな知ってるよね?」
日向「ああ、それはいつか聞いたな」
凪斗「そしてそこに、君達の戦士としての希望を重ねれば……」
葉隠「………重ねれば?」
少しだけ楽しそうに、
そしてちょっぴり不敵に。
凪斗は笑顔で言った。
凪斗「もしかしたら、世界も作り変えられちゃうかも」
誰も言葉にせず、しかし力強く頷いて。
そしてオレ達は、石へと意思を込めた。
ゆっくりと、自分達の中から色んなものが消えていくのが分かった。
それが、きっと戦士としての希望。
つまり、オレ達はキュア戦士の資格を放棄したってわけだ。
使い古してしまった、あの機械式の槍ももう出せないだろう。
………もちろん、それだけ叶えたい事があったっつー事でもある。
オレにもあった。
一回だけでいい。
きっとオレの事は嫌いだろう。
振り向いちゃくれねーんだろう。
けれど、それでも、やっぱり。
もう後悔したくない。
もう一度、出来るならばあの人に……
眩しい光の中で目を開けると、凪斗と誠が笑顔で立っていた。
凪斗「本当にさよならだね、キュア戦士」
九頭龍「………ああ、今までありがとよ」
葉隠「なぁ、これってもしかして…」
誠「資格を放棄するって事は、もうボク達の事は感じられなくなってしまうんだ…」
桑田「そんな………なんでだよ!俺はそんなの認めねー!いやだ!」
凪斗「あはは、ありがとう!そんな風に言ってもらえたら…嬉しいよ」
日向「くそっ…なんとか出来ないのか!」
誠「本当に……ありがとう……みんな、希望の戦士………」
左右田「誠!凪斗ーー!」
光の中で、誠も凪斗も段々輪郭がなくなっていく。
そして次第に薄くなってーーー
凪斗「あ、今は実体化してるから大丈夫だった」
左右田「オレの涙を返せェーーー!!!」
………そして、時は流れ。
左右田「卒業かー」
店長息子「お、左右田?珍しく考え事か?」
モブ生徒「あふぅ…律子………さんに追いかけられてたの見たの、災難だったの」
桑田「卒業だなー」
店長息子「無視かよ!?」
花村「なんか左右田くん達の戦いの日々は終わったし、あと左右田くんは卒業制作で追われてたし……」
石丸「ああ、桑田くんも卒業するとプロ野球のチームに入る事が確約されている…そのための試験があったようだな」
朝日奈「九頭龍はー?」
石丸「彼は家業を継ぐそうだ。覚悟が出来たんだろうな!はっはっは!」
九頭龍「何ごちゃごちゃ言ってやがる」
辺古山「坊ちゃん、いつまでも側に…」
大和田「婚約指輪か、勝ち組だな」
葉隠「………」
左右田「………」
日向「………」
桑田「………あー、その」
店長息子「どんまい、っつーか……」
石丸「何を言うか…日向くんは予備学科だから試験を通れば卒業だし、葉隠くんも実施研修の成果次第で卒業じゃないか」
日向「でも、そう言う事じゃない、よな」
葉隠「ああ、世の中は間違ってるべ」
左右田「ほんとだよな………」
左右田「ちくしょー!」
葉隠「桑田っちの裏切り者ー!」
日向「愛の馬鹿野郎ー!」
桑田「ちょ、俺関係ねー!」
朝日奈「って言うかどこ行くの!?」
左右田「あーあ……結局オレ達って」
葉隠「最後の最後まで報われねーってか?」
日向「そんな事はない、と思うぞ?」
葉隠「そうか?」
日向「だってあの時、間違いなく俺達は願いを叶えてもらったはずなんだ」
左右田「あ、そう言えば」
葉隠「ちなみになんてお願いしたん、日向っち」
日向「世の中で絶望的な事件なんて起こらずに平和に過ごしたい」
左右田「………うげ、マジかよ?」
日向「………」
葉隠「………」
左右田「………うそ、なんだな」
日向「い、言えるわけないだろ!あんな局面で自分の私利私欲を叶えようとしてたんだから!」
七海「それってどういう事、かな?」
日向「そ、それは………」
左右田「………」
葉隠「………へぇ」
七海「………あ、久しぶりー」ぴこぴこ
日向「………」
日向「罵ってくれ!あの場面で、もう一度でもいいから七海に会いたいとか思った俺を!」
七海「人生は神ゲーだって日向君が言うから、その体感ゲームをやりにきたよ」
左右田「………ははっ、そんなのって」
葉隠「ほんとに、作り変わっちゃったのかもなぁ、世界」
日向「………七海!」
七海「うん、一緒に帰ろっか」
左右田「リア充爆発しろ」
葉隠「どうせオメーも似たような事考えてたんだろ」
左右田「」ぎくっ
葉隠「その点俺は、金が欲しい金が欲しいと強くだな」
日向「お前の方が汚れてるぞ」
その時、
目の前を通りかかった途端がらっ、と教室の扉が開いた。
葉隠「って、うおっ!?」
「きゃあ?!」
左右田「なっ、何してんだよバカ!」
葉隠の上に女子生徒が乗っかっている。ちくしょー羨ましいリア充圧死しろ。
葉隠「いてて………おい、怪我してねーか?」
ーーー君達の戦士としての希望を重ねれば
「………はい」
ーーーもしかしたら
葉隠「あ………」
ーーー世界も作り変えられちゃうかも
罪木「今度は、希望を希望して来ましたよ、葉隠さん」
罪木「世界中の花を持って、あなたに愛されに来ました」
葉隠「………罪木、っち」
日向「お前達、いい加減廊下に寝転がってないで立てよ」
罪木「ひゃあ!す、すみませぇん……」
ぎゅう
葉隠「いや、もうちょっとこのまんまでも…」
罪木「………葉隠さん」
葉隠「罪木っち……」ぎゅう
左右田「オメーもオレの爆殺リスト入りだ、おめでとう葉隠」
葉隠「そしたら罪木っちと一緒に星になって光の中で過ごすべ」
罪木「葉隠さぁん!」
日向「………七海、俺達もその……」
七海「マリカーで勝ったらいいよ」
日向(ハードルが高い)
カムクラ(ゲーマーの才能くらい僕にもありますよ)
葉隠「このあとめちゃくちゃセックスした」
左右田「やっぱ殺す、今すぐ殺す!」
おおおおおおい!
オレはァァァァァ!?
一応、主人公!
主人公!!
日向も葉隠も、会いたかった人物が実体化して学園の生徒に転成してましたエンドだろ!!
オレはァァァァァァ!!!
左右田「くっそー………」
いや、分かってたっちゃ分かってた。
オレが望んでも、オレの目の前には現れてくれないんだ。
それがあの人で、それだからあの人で。
そして、未だにその呪縛は解けていなくって。
日向「………左右田」
葉隠「む?いや、なんかぴーんと来たぞ」
左右田「いいよ…もういいよ………どうせオメーなんて3割だし…」
葉隠「いや、幸せ効果で今は10割だ」
日向「またうさんくさいな」
七海「日向君、早くマリカーしようよ。私はブレーキとアイテム縛るから」
左右田「それに全員幸せエンドだし……」
オレは顔を上げた。
何のタイミングだったかは分からない。
けれど、頭を上げた。
………ふと、目の前から誰かがやってきた。
「すみません、人を探しているのですが」
左右田「………あ………」
日向「ああ、どうした?…ああ、こいつか」
「ええ、これから話をしに行くのです!」
左右田「………ああ………」
視界が揺らぐ、思考が霞む。
ただ一度会えたら、と思っていたその人が、目の前に現れてくれたその事実だけで、オレは、
ソニア「桑田さんと言う方と、我がチームのお話を!」
左右田「」
………うん、でも、まァ、
幸せ、だ。
うっせ、泣いてねェよ……泣いてねェって!だからほっとけよ……いいんだよ、オレはソニアさんに会えただけで!
桑田「このあとソニアとめちゃくちゃセッ」
桑田テメーも爆殺リスト入りだ。
老人「………めでたしめでたし」
子供「どこもめでたくねぇ!?」
老人「仕方がないじゃろー、そう言う話なんじゃい」
子供「そのソーダってやつ最後まで可哀想だよ!」
老人「ま、あの後そいつはNASAにお呼ばれしてロケット開発に携わってかわいい金髪のおねーちゃんと結婚したそうな」
子供「やっつけすぎる!ひでーな!」
老人「おや、もうこんな時間だ。お前はもう寝なさい」
子供「………イマイチ消化不良………」
老人「いいから寝るんじゃ」
子供「………おやすみなさい」
老婆「またあの話をしてたんですかぁ?」
老人「なんで子供はファンタジーが好きなんだべ?」
老婆「………それは、きっと………」
その想像の中に、希望が溢れているからですよ………。
End
終わりました
この後日談の終わらせ方は昨日の夜、辛味噌ラーメンを食べてたら思いつきました
辛味噌ラーメンにお礼を言いたいと思います
辛味噌ラーメンさん本当にありがとう
これからもよろしくお願いします
長々とここまでこんな文章にお付き合いいただきまして本当にありがとうございました
色々とグダグダな部分や、目も当てられないような部分も多かったと思いますが、
それでもなんとか終われました
本当にありがとうございます
ダンガンロンパという作品に関わる全ての人に最上のリスペクトを
そして見てくれたオーディエンス、感想くれたオーディエンス、ロム専の方etcに最上の感謝を
現行で進んでるスレも同じくグダグダですが、なんとか終われるように頑張ってみます
そっちも興味あればお願いします
では長くなりましたが、キュアキュアな左右田の戦いはこれにて閉幕
お疲れさまでした
乙!それで安価下にしといていつかやるって言った水曜どうでしょうvsハナタレナックスはいつやるの?(ゲス顔)
霧切さんが裏ボスかと思ったらそんなことはなかった
つまり苗木爆発(ry
結局いぶきと十神にはノータッチか
十神はもしかしたら左右田の嫁になってるのかもだが…
せっかくだから俺は
あと答えてなかったけど私が一番好きなチャプターは1の6章、直前に通信簿集め切ったからか葉隠がマジ好きになった
>>785
ど、どう言う感じで書けばいい着地になるのか全く思い浮かばないんす
水どう班と奇跡のおっさん4人で対決すればいいん?
>>787
霧切さんは誠クンからしたらボスかもしれない
>>791
あっ………
素で忘れてたのか(驚愕)
>>793
いぶきは桑田の部屋の描写がないと確実に出て来れないので、今回は本気で諦めました
ちなみに脳内では、桑田の部屋にいつまでも居候してて、卒業後も着いてってます
いぶきがデカくなったら桑田と結婚…するんじゃない?(適当)
十神は忘れてた
>>792
ひとしきり対決して疲れきった後にやっぱりおにぎりあたためますかが一番って結論に至るオチでいいんじゃない?(適当)
個人的にはダンロンキャラがどうでしょう派とハナタレ派で別れて対決するのも見てみたいけど
>>798
そのときは
苗木「ローカル番組最強は水曜どうでしょう」霧切「それは違うわ!」
みたいなので立てますね!いつになるかわかんないけど!
なお一部ブギ専派がいるがすでに番組は終了している模様
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